JP6159561B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、車両用シートに係り、特に、シートクッションに連結された回動リンクを回動させることで車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートに関する。
車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートは既に周知であり、その中で、車両内の床面に、シート設置面と、該シート設置面の後方に位置する格納用凹部とを設け、シートを、シート設置面上に位置するシート使用位置と、格納用凹部内に位置する格納位置とに移動可能とした車両用シート装置は従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、特許文献1の格納式車両用シートにおいて、着座者の尻部を支えるシートクッションのフレームは、左右一対のサイドフレームと、左右のサイドフレームの前端同士を接続する前部連結部材と、サイドフレームの後端同士を接続する棒状の連結パイプと、サイドフレームの前端部の上面間に架設された前部連結板とを具備している。
特許文献1の発明によれば、前部連結板を備えているので、シートクッションの剛性を維持できる。
特許第4226414号公報
しかし、特許文献1の発明では、前部連結板が、シートクッションフレームの前端から中央付近までを覆っていたため、使用位置と格納位置との間で車両用シートを移動させる機構の設計に制限が生じるおそれがあり、シートの移動機構を構成する部材との干渉を抑制し、シートの格納機構の設計の自由度を高めることが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、シートクッションのパンフレームが、車両用シートの収納及び展開動作に用いられる別部材の動作を干渉しない車両用シートを提供することにある。
前記課題は、請求項1の車両用シートによれば、使用位置から、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、枠状のシートクッションフレーム及び該シートクッションフレームによって区画される領域の前部に設けられるパンフレームを備えたシートクッションと、該シートクッションに一端側が連結され、前記シートクッションを前記収納位置と前記使用位置との間で移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、前記シートクッションに一端側が固定され、前記使用位置において前記シートクッションを支持すると共に、前記収納位置において前記シートクッションを支持不能な状態になる支持脚と、を備え、前記パンフレームは、前記支持脚を前記シートクッションフレームに連結する支持脚取付部を避けて配置されており、前記回動リンクは、前記使用位置において、前記回動リンクを前記車体フロア側にロックするロック装置を備え、前記パンフレームは、前記収納位置において、前記ロック装置が位置する領域を切欠いたロック装置領域切欠き部が設けられており、前記パンフレームは、前記収納位置にあるときに、前記ロック装置を避けるように、配置されていること、により解決される。
このように構成されているため、パンフレームが、使用位置においてシートクッションを支持すると共に、収納位置においてシートクッションを支持不能な状態になる支持脚を連結する支持脚取付部に干渉することを抑制できる。収納位置に収納可能な車両用シートの支持脚の回転に関わる装置との干渉を抑制しつつ、シートクッションフレーム前部の剛性を確保できるので、剛性の高いシートクッションフレームを備えて収納可能な車両用シートを実現できる。
また、前記回動リンクは、前記使用位置において、前記回動リンクを前記車体フロア側にロックするロック装置を備え、前記パンフレームは、前記収納位置にあるときに、前記ロック装置を避けるように構成しているため、パンフレームが、使用位置において回動リンクを車体フロア側にロックするロック装置に干渉することを抑制できる。収納位置に収納可能な車両用シートの使用位置と収納位置との間の移動に関わる装置との干渉を抑制しつつ、シートクッションフレーム前部の剛性を確保できるので、剛性の高いシートクッションフレームを備えて収納可能な車両用シートを実現できる。
さらに、パンフレームに設けられ、収納状態において、前記ロック装置が位置する領域を切欠いたロック装置領域切欠き部により、ロック装置と干渉することが抑制される。
このとき、請求項のように、前記パンフレームは、前記シートクッションフレームの屈曲部を避けた位置で、前記シートクッションフレームに支持されていると好適である。
このように構成しているため、車両用シート組立の作業者が、屈曲部を把持することができるので、シートクッションフレームの取付性が向上する。
このとき、請求項のように、前記シートクッションフレームは、左右側方に位置して前後方向に延びる一対の横枠部と、前方の前枠部と、を少なくとも有しており、前記支持脚取付部は、前記前枠部に取付けられて、シート左右方向に延在し、前記パンフレームは、一方の前記横枠部に取付けられて、前記シート左右方向に延びる左右方向延在部と、前記前枠部に取付けられて、シート前後方向に延びる前後方向延在部と、を備え、前記パンフレームの前記左右方向延部と前記前後方向延部とは、直交して相互に連続して形成され、前記支持脚取付部を避けるように設けられ、前記左右方向延部と前記前後方向延部の内側の辺が連続する部分は、該左右方向延部と前後方向延部に対して傾斜した斜辺を備えていると好適である。
このように、パンフレームの左右方向延部と前後方向延部とが、直交して相互に連続して形成されて、支持脚取付部を避けるように設けられているため、支持脚取付部とパンフレームとの干渉を抑制できると共に、左右方向延部と前後方向延部の内側の辺が連続する部分は、左右方向延部と前後方向延部に対して傾斜した斜辺を備えているため、パンフレームの剛性も確保できる。
このとき、請求項のように、前記シートクッションフレームは、複数の部材が連結されてなり、前記パンフレームは、前記複数の部材を相互に連結する連結部を避けて設けられていると好適である。
このように構成しているため、シートクッションフレームにパンフレームを組付け後であっても、シートクッションフレームを構成する複数の部材の連結部の確認が容易になる。
このとき、請求項のように、前記パンフレームの前端側は、下方に向かって屈曲していると好適である。
このように構成しているため、パンフレームの連結部の剛性を向上できると共に、パンフレームの連結部と、パンフレーム及びシートクッションフレームの上に載置されるクッションパッドとの間の干渉が抑制できる。更に、支持脚及び支持脚取付部との間の干渉も抑制できる。
このとき、請求項のように、前記パンフレームは、前記屈曲部に隣接する領域に切欠き部を備え、前記シートクッションフレームには、前記パンフレームの前記切欠き部に隣接する位置と、前記シートクッションフレームの他の位置との間に、前記切欠き部に沿うように架設された第一ワイヤ部材が取り付けられていると好適である。
このように構成しているため、シートクッションフレームのうち、パンフレームに切欠き部が設けられ、パンフレームによる剛性向上の効果が得られない部分の剛性を補うことが可能となる。
このとき、請求項のように、前記前枠部には、前記支持脚取付部が設けられた部分に沿って、第二ワイヤ部材が取り付けられていると好適である。
このように構成しているため、シートクッションフレームのうち、パンフレームに切欠き部が設けられ、パンフレームによる剛性向上の効果が得られない部分の剛性を補うことが可能となる。
なお、このとき、前記支持脚取付部は、前記前枠部に固定されると共に、該前枠部の後側に、前記前枠部の高さ方向の範囲内で延出したフランジ部を備えてもよい。
このように構成すると、シートクッションフレームのうち、パンフレームに切欠き部が設けられた部分のクッションの支持性能の低下を抑制でき、パンフレームに切欠き部が設けられた部分の着座フィーリングに違和感が生じるのを抑制できる。
また、請求項8のように、使用位置から、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、枠状のシートクッションフレーム及び該シートクッションフレームによって区画される領域の前部に設けられるパンフレームを備えたシートクッションと、該シートクッションに一端側が連結され、前記シートクッションを前記収納位置と前記使用位置との間で移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、前記シートクッションに一端側が固定され、前記使用位置において前記シートクッションを支持すると共に、前記収納位置において前記シートクッションを支持不能な状態になる支持脚と、を備え、前記パンフレームは、前記支持脚を前記シートクッションフレームに連結する支持脚取付部を避けて配置されており、前記シートクッションフレームは、左右側方に位置して前後方向に延びる一対の横枠部と、前方の前枠部と、を少なくとも有しており、前記支持脚取付部は、前記前枠部に取付けられて、シート左右方向に延在し、前記パンフレームは、一方の前記横枠部に取付けられて、前記シート左右方向に延びる左右方向延在部と、前記前枠部に取付けられて、シート前後方向に延びる前後方向延在部と、を備え、前記パンフレームの前記左右方向延在部と前記前後方向延在部とは、直交して相互に連続して形成され、前記支持脚取付部を避けるように設けられ、前記左右方向延在部と前記前後方向延在部の内側の辺が連続する部分は、該左右方向延在部と前後方向延在部に対して傾斜した斜辺を備えていると好適である。
さらに、請求項9のように、使用位置から、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、枠状のシートクッションフレーム及び該シートクッションフレームによって区画される領域の前部に設けられるパンフレームを備えたシートクッションと、該シートクッションに一端側が連結され、前記シートクッションを前記収納位置と前記使用位置との間で移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、前記シートクッションに一端側が固定され、前記使用位置において前記シートクッションを支持すると共に、前記収納位置において前記シートクッションを支持不能な状態になる支持脚と、を備え、前記パンフレームは、前記支持脚を前記シートクッションフレームに連結する支持脚取付部を避けて配置されており、前記パンフレームは、前記シートクッションフレームの屈曲部を避けた位置で、前記シートクッションフレームに支持され、前記パンフレームは、前記屈曲部に隣接する領域に切欠き部を備え、前記シートクッションフレームには、前記パンフレームの前記切欠き部に隣接する位置と、前記シートクッションフレームの他の位置との間に、前記切欠き部に沿うように架設された第一ワイヤ部材が取り付けられていると好適である。
請求項1の発明によれば、パンフレームが、使用位置においてシートクッションを支持すると共に、収納位置においてシートクッションを支持不能な状態になる支持脚を連結する支持脚取付部に干渉することを抑制できる。収納位置に収納可能な車両用シートの支持脚の回転に関わる装置との干渉を抑制しつつ、シートクッションフレーム前部の剛性を確保できるので、剛性の高いシートクッションフレームを備えて収納可能な車両用シートを実現できる。
また、パンフレームが、使用位置において回動リンクを車体フロア側にロックするロック装置に干渉することを抑制できる。収納位置に収納可能な車両用シートの使用位置と収納位置との間の移動に関わる装置との干渉を抑制しつつ、シートクッションフレーム前部の剛性を確保できるので、剛性の高いシートクッションフレームを備えて収納可能な車両用シートを実現できる。
さらに、パンフレームに設けられ、収納状態において、前記ロック装置が位置する領域を切欠いたロック装置領域切欠き部により、ロック装置と干渉することが抑制される。
請求項の発明によれば、車両用シート組立の作業者が、屈曲部を把持することができるので、シートクッションフレームの取付性が向上する。
請求項の発明によれば、パンフレームの左右方向延部と前後方向延部とが、直交して相互に連続して形成されて、支持脚取付部を避けるように設けられているため、支持脚取付部とパンフレームとの干渉を抑制できると共に、左右方向延部と前後方向延部の内側の辺が連続する部分は、左右方向延部と前後方向延部に対して傾斜した斜辺を備えているため、パンフレームの剛性も確保できる。
請求項の発明によれば、シートクッションフレームにパンフレームを組付け後であっても、シートクッションフレームを構成する複数の部材の連結部の確認が容易になる。
請求項の発明によれば、パンフレームの連結部の剛性を向上できると共に、パンフレームの連結部と、パンフレーム及びシートクッションフレームの上に載置されるクッションパッドとの間の干渉が抑制できる。更に、支持脚及び支持脚取付部との間の干渉も抑制できる。
請求項の発明によれば、シートクッションフレームのうち、パンフレームに切欠き部が設けられ、パンフレームによる剛性向上の効果が得られない部分の剛性を補うことが可能となる。
請求項の発明によれば、シートクッションフレームのうち、パンフレームに切欠き部が設けられ、パンフレームによる剛性向上の効果が得られない部分の剛性を補うことが可能となる。
請求項8の発明によれば、パンフレームの左右方向延在部と前後方向延在部とが、直交して相互に連続して形成されて、支持脚取付部を避けるように設けられているため、支持脚取付部とパンフレームとの干渉を抑制できると共に、左右方向延在部と前後方向延在部の内側の辺が連続する部分は、左右方向延在部と前後方向延在部に対して傾斜した斜辺を備えているため、パンフレームの剛性も確保できる。
請求項9の発明によれば、車両用シート組立の作業者が、屈曲部を把持することができるので、シートクッションフレームの取付性が向上する。
また、シートクッションフレームのうち、パンフレームに切欠き部が設けられ、パンフレームによる剛性向上の効果が得られない部分の剛性を補うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの使用状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの収納状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレーム及び脚部を後方から見たときの図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレーム及び脚部を車両外側斜め後方から見たときの図である。 本発明の一実施形態に係る固定ブラケットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレームの平面説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレーム及び脚部を車両内側斜め後方から見たときの図である。
<<本発明の一実施形態に係る車両用シートの概略構成>>
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る車両用シートについて図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、前後方向とは、車両の前後方向(全長方向)を意味し、車両用シートの前後方向に相当する。また、幅方向とは、車両の左右方向(横幅方向)を意味し、車両用シートの幅方向に相当する。
また、幅方向の外側とは、シートSが搭載される車両のドアに近い側のことであり、幅方向の内側とは、車両のドアから離れている側のことである。
また、以下に説明する各部材の位置や姿勢等については、特に断る場合を除き、車両用シートが使用状態、すなわち、着座状態にあるときの位置や姿勢等であることとする。
本実施形態に係る車両用シート(以下、単にシート)Sは、車両の後部座席を構成するものであり、本実施形態では図1に示すように幅方向において2つ並んで配置されている。幅方向に2つ並んだシートSについては、その横幅(幅方向における長さ)が異なっており、本実施形態では横幅の比が約4:6に設定されている。ただし、これに限定されるものではなく、横幅の比は任意に設定可能であり、例えば5:5であってもよい。
幅方向に2つ並んだシートSは、それぞれ着座部S1を備え、着座部S1は、乗員が着座するシートクッション1、乗員を背側から支えるシートバック2及び乗員の頭部を支えるヘッドレスト3からなる。また、図2等に示すように、各シートSの後方には車体フロアTに形成された凹型の収納スペースT1が設けられている。この収納スペースT1の内部が収納位置に相当し、各シートSは、収納スペースT1に収納可能となるように構成されている。
シートSの収納動作について概説すると、シートSが収納前の状態、すなわち、図2に図示の着座可能状態にあるときに乗員が図1の操作ストラップStを引っ張ると、矢印A1方向にシートバック2が前傾して着座部S1が折り畳まれるようになる。その後、折り畳まれた着座部S1は、矢印A2方向に向かって、後方に沈み込む方向へ移動する。そして、最終的には、図3に示すように収納スペースT1内にシートS全体が格納される。
そして、シートSは、上記の収納動作を実現するために着座部S1の下部にシート収納機構4を備えている。このシート収納機構4は、着座部S1を収納スペースT1内に向けて移動させるための機構であり、図2等に図示の支持脚としてのフットリンク10及び回動リンク20を主たる構成要素として備えている。
フットリンク10は、車体フロアTとシートクッション1との間に配置され、シートクッション1を含む着座部S1を支持する。このフットリンク10は、図5等に図示のロック機構10bを下端部に備えており、車体フロアT上に取り付けられた図5等に図示のストライカT2に係合する。フットリンク10がストライカT2に係合していることにより、着座部S1が着座可能位置に位置した状態でロックされる。反対に、フットリンク10とストライカT2との係合状態が解除されると、着座部S1を含むシートS全体は、移動自在となり、収納スペースT1内に向かって移動することが可能となる。
フットリンク10とストライカT2との係合状態は、不図示のロック解除機構により解除され、当該ロック解除機構は、シートバック2が前傾して所定位置に至ったときに作動する。
回動リンク20は、長尺状の部材であり、その延出方向一端部(上端部)がシートクッション1の骨格をなす図5,図7,図8に図示のシートクッションフレーム1aに連結している。また、回動リンク20の延出方向他端部(下端部)は、車体フロアTに対して回動自在に軸支されている。そして、フットリンク10とストライカT2との係合状態が解除された状態において、回動リンク20が後傾するように回動すると、着座部S1が収納スペースT1内に向かって移動するようになる。すなわち、回動リンク20は、着座可能位置と収納位置との間で着座部S1を移動させるために車体フロアTに対して回動する。
<<シートクッションフレーム1a及びシート収納機構4の構成について>>
次に、シートクッションフレーム1a及びシート収納機構4の構成について図4〜図8を参照しながら詳しく説明する。
シート収納機構4は、図4に示すように、後部座席を構成し横幅の異なる2つのシートSのそれぞれに対して個別に設けられている。ここで、横幅が短いシートSに設けられたシート収納機構4と横幅が長いシートSに設けられたシート収納機構4とでは、フットリンク10の個数が異なる等、若干の相違があるものの、基本的な構成については両機構間で同様である。したがって、以下では、横幅が短いシートSのシートクッションフレーム1a及びシート収納機構4の構成のみを説明する。
図1〜図3のシートクッション1は、図5,図7,図8に示すシートクッションフレーム1aに、公知のクッションパッドが載置され、更に公知の表皮材で被覆することにより構成される。
シートクッションフレーム1aは、左右に離間して配置され前後方向に延在する内側サイドフレーム31,ドア側サイドフレーム32と、内側サイドフレーム31,ドア側サイドフレーム32の前端を連結するパイプ状の前方フレーム33と、内側サイドフレーム31,ドア側サイドフレーム32の後端を連結する後方フレーム34と、により枠状に構成されている。
内側サイドフレーム31,ドア側サイドフレーム32は、板金をプレス加工して成形され、前方よりも後方が幅広で、中央部が下方に突出するように湾曲した略板体からなる。ドア側サイドフレーム32は、内側サイドフレーム31よりも前後方向に短く形成されている。
内側サイドフレーム31,ドア側サイドフレーム32は、それぞれ、シートSの車両の車室内側及び車室外側に配置される。
前方フレーム33は、金属製パイプが屈曲された略L字状体からなり、図5,図7,図8に示すように、前部33aと、前部33aから鈍角に後方に向かって屈曲した傾斜部33bと、傾斜部33bから更に後方に向かって鈍角に屈曲した側部33cと、から構成されている。
前方フレーム33の側部33cの後端側には、板金をプレス加工して断面略C字状に形成され、シート前後方向に延びるように配置された補助フレーム39が溶接固定されている。補助フレーム39は、略平面に形成された中央の面と、この中央の面の上下端が車両ドア側に向かって突出した上下のフランジ面とから構成され、中央の面と一対のフランジ面とで、前方フレーム33の後方の端部側を包み込むようにして溶接固定されている。
補助フレーム39の後端は、後方フレーム34に固定されている。
前部33aには、フットリンク10を取付けるための固定ブラケット35が固定されている。
固定ブラケット35は、金属板が略コ字状に曲げ加工されてなる。固定ブラケット35は、図5〜図6に示すように、上下方向で前後方向に延在する一対の横板35b,35cの前端が、前板35dによって連結されたコ字状からなる本体部35aと、本体部35aの横板35b,35cの下端側に固定された回動軸35gと、横板35b,35cの上端から屈曲し、幅方向外側に向かって延出するフランジ部35e,35fと、を備えている。
回動軸35gには、フットリンク10の上端部が支持されることにより、フットリンク10がシートクッションフレーム1aに対して回動可能に構成されている。
フランジ部35e,35fは、図5〜図6に示すように、フランジ部35e,35fの上面が前部33aと略連続するように、前部33aの高さ方向の範囲内に形成されている。また、フランジ部35e,35fは、前方よりも後方が幅狭で、幅方向外側の端部が前方よりも後方が横板35b,35c側に位置するよう、略台形状に形成されている。
また、フランジ部35e,35fの前方及び後方の幅方向外側の角部は、R形状となっている。
シートクッションフレーム1aの前部には、パンフレーム40が設けられている。
パンフレーム40は、内側サイドフレーム31と前方フレーム33との間に架設されている。
パンフレーム40は、金属製の略板体からなり、前方フレーム33の側部33cに幅方向外側の端部41aが固定されて左右方向に延びる左右方向延在部41と、前方及び幅方向内側の端部42a,42bがそれぞれ前方フレーム33の前部33a及び内側サイドフレーム31に固定されて前後方向に延びる前後方向延在部42と、が、後方内側で連続し、一体に形成された略L字状の略板体からなる。
左右方向延在部41の後部には、後方フレーム34との間で架設される3本のSバネ36を係止するための係止孔43が3つ設けられている。
L字状の左右方向延在部41と前後方向延在部42に囲まれる領域は、切欠き部44となっており、この切欠き部44の領域,すなわち、左右方向延在部41,前後方向延在部42,前部33a,傾斜部33bに囲まれる領域には、固定ブラケット35が設けられている。
左右方向延在部41と前後方向延在部42とが連続する部分は、切欠き部44側の辺が、左右方向延在部41及び前後方向延在部42に対して傾斜した斜辺47として形成されている。
また、前後方向延在部42は、中央より前方において、端部42a,42bで前方フレーム33及び内側サイドフレーム31に固定されているが、端部42bの後方は、切欠き部45において矩形状に切欠かれており、切欠き部45の領域では、前後方向延在部42は、内側サイドフレーム31から離間している。
切欠き部45は、シートSが収納状態にあるときに、回動リンク20のロック機構21cが位置する領域であり、切欠き部45が設けられることにより、収納状態において、ロック機構21cと干渉することが抑制される。
左右方向延在部41から斜辺47を経て前後方向延在部42に至るまでの部分の前方及びシート外側方向の端部44aは、下方に屈曲され、パンフレーム40の他の部分よりも低くなるように形成されている。端部44aは、切欠き部44に沿った部分である。
前後方向延在部42の内側前方端部であって、端部42aと端部42bの間の領域は、角部が略矩形に切欠かれており、切欠き部46が形成されている。
図5,図7,図8に示すように、前方フレーム33の前部33aの固定ブラケット35よりも幅方向において若干車両内側の位置から、ドア側サイドフレーム32に至るまでの間には、第一ワイヤ部材37が設けられている。
第一ワイヤ部材37は、鋼製の一体の線状部材からなり、前方フレーム33の前部33aに溶接固定される前部固定部37aと、前方フレーム33の傾斜部33bに溶接固定される傾斜部固定部37cと、ドア側サイドフレーム32に溶接固定されるフレーム固定部37eと、前部固定部37aと傾斜部固定部37cとの間で延びる前部37bと、傾斜部固定部37cとフレーム固定部37eとの間で延びる側部37dと、を備えている。
前部固定部37a及び傾斜部固定部37cは、前方フレーム33の前部33aの前斜め上方の面及び傾斜部33bの前斜め上方の面に取付けられている。
第一ワイヤ部材37の前部37bは、前部固定部37aから斜め前方に屈曲し、再度屈曲して、前方フレーム33の前部33aに平行な部分を備え、前部33aに平行な部分からサイド斜め後方に屈曲して、前方フレーム33の傾斜部33bに当接して延びている。
この傾斜部33bに当接した部分に、傾斜部固定部37cが設けられている。
また、フレーム固定部37eは、ドア側サイドフレーム32の側面に取付けられている。
第一ワイヤ部材37の側部37dは、前方フレーム33の傾斜部33bに沿った方向で延長して、前方フレーム33及びドア側サイドフレーム32よりも幅方向外側に突出している。ドア側サイドフレーム32の外側の位置で内側へ垂直に屈曲してドア側サイドフレーム32側に延びた後、ドア側サイドフレーム32の側面に当接した位置で再度垂直に屈曲し、ドア側サイドフレーム32の側面に沿って延びた位置において、フレーム固定部37eで、ドア側サイドフレーム32の側面に取付けられている。
第一ワイヤ部材37は、前方フレーム33のうち、切欠き部44に隣接する部分に沿って設けられており前方フレーム33の支持剛性を向上している。
また、図7に示すように、前方フレーム33の前部33aの前面には、固定ブラケット35が設けられた部分に沿って、直線状の第二ワイヤ部材38が設けられている。
シート収納機構4は、図5,図8に示すように、フットリンク10を備えるとともに、3つの回動リンク20として、内側リンク21、外側リンク22及びガイドリンク23を備えている。また、シート収納機構4は、図5,図8に示すように、付勢部材としてのピストンダンパ24を備えている。
フットリンク10は、板状の鋼材からなり、その両端を折り曲げることによりフランジ部10aを形成して剛性を確保している。フットリンク10は、図5,図8に示すようにロック機構10bを下端部に備えており、車体フロアTに取り付けられたストライカT2に係合する。
また、フットリンク10は、回動自在な状態でシートクッションフレーム1a側に連結されている。
つまり、図6に示すように、固定ブラケット35に固定されたフットリンク用の回動軸35gにフットリンク10の上端部が支持されている。これにより、フットリンク10は、図2の起立位置と図3の折り畳み位置との間を往来することが可能である。
なお、図6では図示していないが、回動軸35gには不図示のコイルばねが介装されており、当該コイルばねの一端は、フットリンク10の後面に締結され、当該コイルばねの他端は、固定ブラケット35の前板35dの後面に締結されている。これにより、フットリンク10は、起立位置に向かうようにコイルばねによって付勢される。
一方、フットリンク10には中継部材25の一端部が取り付けられており、回動リンク20(より具体体には、内側リンク21または外側リンク22)から駆動力が伝達されるようになっている。具体的に説明すると、回動リンク20が後傾する向きに回動すると、当該回動動作を利用して中継部材25がフットリンク10の上端部、厳密には35g回動軸35gよりも上方に位置する部分を前方に押圧する。これにより、フットリンク10は、上記のコイルばねの付勢力に抗して折り畳まれるように回動するようになる。
なお、図4に示すように、横幅が小さいシートSには、略幅方向中央部分にフットリンク10が1個取り付けられているのに対し、幅方向が大きいシートSには、幅方向外側及び内側にそれぞれ1個ずつ、計2個のフットリンク10が取り付けられている。
内側リンク21は、図4,図5,図8に示すように、略U字状に折り曲げられた2つの鋼板を組み合わせて角筒状にしたものであり、横断面が、閉断面形状となっている。
外側リンク22は、図4に示すように、円筒の金属パイプからなり、私用状態において上下方向に延びる部分と、この上下方向に延びる部分の下端から垂直に屈曲されて幅方向に延びる部分と、を備えた略L字状からなる。上下方向に延びる部分は、内側リンク21に沿っており、幅方向に延びる部分は、内側リンク21に向かって延出し、端部が、内側リンク21の下端部に溶接にて接合されている。
ガイドリンク23は、アングル型の鋼板からなり、内側リンク21及び外側リンク22の上下方向に延びる部分に沿うように設けられている。
内側リンク21、外側リンク22及びガイドリンク23は、いずれも、上端がシートクッションフレーム1aの後方フレーム34に回動可能に連結され、下端が、車体フロアTに固定された取り付けブラケットT3に、回動可能に連結されている。
内側リンク21は、シートSが使用状態にある際には着座部S1を支持し、シートSの収納時には着座部S1を収納スペースT1内に移動させる。外側リンク22は、シートSの収納時には内側リンク21と協働して着座部S1を収納スペースT1内に移動させる。ここで、内側リンク21は、幅方向において内側に位置し、外側リンク22は、幅方向において外側に位置している。
ガイドリンク23は、シートSの収納時にシートクッション1が所定の軌道に沿って収納スペースT1に移動するようにシートクッション1をガイドする。
内側リンク21の前壁には、図4,図5,図8に図示のロック機構21cが取り付けられている。このロック機構21cは、着座部S1を着座可能位置に位置した状態でロックするためのものである。
ロック機構21cは、着座部S1を着座可能位置でロックするために、車体フロアTのうち、収納スペースT1の前壁面に取り付けられた不図示のストライカに係合する。なお、ロック機構21cとストライカとの係合状態は、フットリンク10に設けられたロック機構10bとストライカT2との係合状態が解除されるタイミングで解除される。以上のように、内側リンク21の前側壁にロック機構21cが取り付けられているので、その分、内側リンク21の剛性がより高くなっている。
ピストンダンパ24は、その延出方向の外側に向かって付勢力を付与する付勢部材であり、本実施形態では、シートSが使用状態にあるときに着座部S1のうち、シートクッション1を上方に付勢する。このピストンダンパ24が設けられていることにより、着座者の荷重が掛かったとしてもシートクッション1が所定位置で良好に保持することが可能となる。かかる性能を発揮するため、ピストンダンパ24の上端部は、シートクッションフレーム1aの側壁に固定されている。
また、ピストンダンパ24は、シートSの収納時、回動リンク20(つまり、内側リンク21、外側リンク22及びガイドリンク23)の回動方向と同じ方向に回動し、回動リンク20とともに後傾する。すなわち、ピストンダンパ24は、シートクッション1を付勢しながら回動リンク20とともに車体フロアTに対して回動する。このため、ピストンダンパ24は、その下端部が不図示の回動軸に支持されている。
A1,A2 矢印
S シート
S1 着座部
St 操作ストラップ
T 車体フロア
T1 収納スペース
T2 ストライカ
T3 取り付けブラケット
1 シートクッション
1a シートクッションフレーム
1b 固定ブラケット
2 シートバック
3 ヘッドレスト
4 シート収納機構
10 フットリンク
10a フランジ部
10b ロック機構
20 回動リンク
21 内側リンク
21c ロック機構
22 外側リンク
23 ガイドリンク
24 ピストンダンパ
25 中継部材
31 内側サイドフレーム
32 ドア側サイドフレーム
33 前方フレーム
33a 前部
33b 傾斜部
33c 側部
34 後方フレーム
35 固定ブラケット
35a 本体部
35b,35c 横板
35d 前板
35e,35f フランジ部
35g 回動軸
36 Sバネ
37 第一ワイヤ部材
37a 前部固定部
37b 前部
37c 傾斜部固定部
37d 側部
37e フレーム固定部
38 第二ワイヤ部材
39 補助フレーム
40 パンフレーム
41 左右方向延在部
41a,42a,42b 端部
42 前後方向延在部
43 係止孔
44,45,46 切欠き部
47 斜辺

Claims (9)

  1. 使用位置から、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、
    枠状のシートクッションフレーム及び該シートクッションフレームによって区画される領域の前部に設けられるパンフレームを備えたシートクッションと、
    該シートクッションに一端側が連結され、前記シートクッションを前記収納位置と前記使用位置との間で移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、
    前記シートクッションに一端側が固定され、前記使用位置において前記シートクッションを支持すると共に、前記収納位置において前記シートクッションを支持不能な状態になる支持脚と、を備え、
    前記パンフレームは、前記支持脚を前記シートクッションフレームに連結する支持脚取付部を避けて配置されており、
    前記回動リンクは、前記使用位置において、前記回動リンクを前記車体フロア側にロックするロック装置を備え、
    前記パンフレームは、前記収納位置において、前記ロック装置が位置する領域を切欠いたロック装置領域切欠き部が設けられており、
    前記パンフレームは、前記収納位置にあるときに、前記ロック装置を避けるように、配置されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記パンフレームは、前記シートクッションフレームの屈曲部を避けた位置で、前記シートクッションフレームに支持されていることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記シートクッションフレームは、左右側方に位置して前後方向に延びる一対の横枠部と、前方の前枠部と、を少なくとも有しており、
    前記支持脚取付部は、前記前枠部に取付けられて、シート左右方向に延在し、
    前記パンフレームは、一方の前記横枠部に取付けられて、前記シート左右方向に延びる左右方向延在部と、前記前枠部に取付けられて、シート前後方向に延びる前後方向延在部と、を備え、
    前記パンフレームの前記左右方向延在部と前記前後方向延在部とは、直交して相互に連続して形成され、前記支持脚取付部を避けるように設けられ、
    前記左右方向延在部と前記前後方向延在部の内側の辺が連続する部分は、該左右方向延在部と前後方向延在部に対して傾斜した斜辺を備えていることを特徴とする請求項2記載の車両用シート。
  4. 前記シートクッションフレームは、複数の部材が連結されてなり、
    前記パンフレームは、前記複数の部材を相互に連結する連結部を避けて設けられていることを特徴とする請求項3記載の車両用シート。
  5. 前記パンフレームの前端側は、下方に向かって屈曲していることを特徴とする請求項3又は4記載の車両用シート。
  6. 前記パンフレームは、前記屈曲部に隣接する領域に切欠き部を備え、
    前記シートクッションフレームには、前記パンフレームの前記切欠き部に隣接する位置と、前記シートクッションフレームの他の位置との間に、前記切欠き部に沿うように架設された第一ワイヤ部材が取り付けられていることを特徴とする請求項3乃至5いずれか記載の車両用シート。
  7. 前記前枠部には、前記支持脚取付部が設けられた部分に沿って、第二ワイヤ部材が取り付けられていることを特徴とする請求項3乃至6いずれか記載の車両用シート。
  8. 使用位置から、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、
    枠状のシートクッションフレーム及び該シートクッションフレームによって区画される領域の前部に設けられるパンフレームを備えたシートクッションと、
    該シートクッションに一端側が連結され、前記シートクッションを前記収納位置と前記使用位置との間で移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、
    前記シートクッションに一端側が固定され、前記使用位置において前記シートクッションを支持すると共に、前記収納位置において前記シートクッションを支持不能な状態になる支持脚と、を備え、
    前記パンフレームは、前記支持脚を前記シートクッションフレームに連結する支持脚取付部を避けて配置されており、
    前記シートクッションフレームは、左右側方に位置して前後方向に延びる一対の横枠部と、前方の前枠部と、を少なくとも有しており、
    前記支持脚取付部は、前記前枠部に取付けられて、シート左右方向に延在し、
    前記パンフレームは、一方の前記横枠部に取付けられて、前記シート左右方向に延びる左右方向延在部と、前記前枠部に取付けられて、シート前後方向に延びる前後方向延在部と、を備え、
    前記パンフレームの前記左右方向延在部と前記前後方向延在部とは、直交して相互に連続して形成され、前記支持脚取付部を避けるように設けられ、
    前記左右方向延在部と前記前後方向延在部の内側の辺が連続する部分は、該左右方向延在部と前後方向延在部に対して傾斜した斜辺を備えていることを特徴とする車両用シート。
  9. 使用位置から、車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、
    枠状のシートクッションフレーム及び該シートクッションフレームによって区画される領域の前部に設けられるパンフレームを備えたシートクッションと、
    該シートクッションに一端側が連結され、前記シートクッションを前記収納位置と前記使用位置との間で移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、
    前記シートクッションに一端側が固定され、前記使用位置において前記シートクッションを支持すると共に、前記収納位置において前記シートクッションを支持不能な状態になる支持脚と、を備え、
    前記パンフレームは、前記支持脚を前記シートクッションフレームに連結する支持脚取付部を避けて配置されており、
    前記パンフレームは、前記シートクッションフレームの屈曲部を避けた位置で、前記シートクッションフレームに支持され、
    前記パンフレームは、前記屈曲部に隣接する領域に切欠き部を備え、
    前記シートクッションフレームには、前記パンフレームの前記切欠き部に隣接する位置と、前記シートクッションフレームの他の位置との間に、前記切欠き部に沿うように架設された第一ワイヤ部材が取り付けられていることを特徴とする車両用シート。
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