JP6158757B2 - 酸化ガリウム結晶膜形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化ガリウム(Ga23)からなる結晶膜を、サファイア基板のA面に形成する酸化ガリウム結晶膜形成方法に関する。
Ga23は、深紫外域まで透明なワイドギャップ半導体であることから、幅広い波長域における表示デバイスや光電変換デバイスへの応用が期待されている。また、Ga23は、Al23と同様に、多くの結晶構造を有する結晶多形であることが特徴の一つに挙げられる。非特許文献1によると、Ga23には、α、β、γ、δ、εの結晶相が存在することが知られている。各々の結晶構造に対応した物性が微妙に異なっており、適した応用目的も様々である。高温における安定相は、単斜晶系に属するβガリア構造のβ−Ga23であって、電界効果型トランジスター、高耐圧パワーデバイス、深紫外受光デバイスなどへの応用が有望視されている。
上記のβ−Ga23以外には、結晶構造として三方晶系に属するコランダム構造のα−Ga23と、スピネル構造のγ−Ga23とが、主なものである。α−Ga23は、半導体基板として広く使用されているサファイア基板と同じ結晶構造を持つため、エピタキシャル成長をベースとして製作するデバイスに適用するには最適である。一方で、γ−Ga23に関しては、微粒子の形態で得られる形成法が知られているため、ガスセンサーや触媒への応用が模索されている。
R. Roy, V. G. Hill, and E. F. Osborn, "Polymorphism of Ga2O3 and the System Ga2O3-H2O", J. Am. Chem. Soc. , vol.74, pp.719-722, 1952.
ところで、これまで様々な手法によりGa23膜の形成が試みられてきたが、ほとんどの場合、β−Ga23が生成することが報告されている。これは、β−Ga23が、熱力学的な最安定相であり、他の結晶相は800℃以上の加熱で、β−Ga23へと転換することが背景にあると考えられる。
α−Ga23やγ−Ga23を薄膜の形態で得られれば、β−Ga23とは異なった結晶形態に基づく物性を利用したデバイスの製作が可能となる。例えば、希土類イオンをドープするためのホスト結晶としてGa23を使う場合には、希土類イオンの発光効率が、占有するサイトに強く依存する。即ち、ホストの結晶構造が異なると、発光効率が違ってくる。あるいは、Ga23を触媒として用いる場合には、活性点の制御が重要であり、このためには触媒活性度の高い結晶相を使うのが有利である。
これまでに知られている代表的な形成手法は、GaOHやGaNの水和物やゲルを加熱分解してα−Ga23やγ−Ga23の結晶を得るものである。しかしこのように溶液を用いる方法では、薄膜の形態の結晶相を得ることはできない。また、上述したように溶液を用いる方法では、不純物の混入も危惧される。これらのことにより、現在、真空中のプロセスにより、β−Ga23以外のGa23の結晶相が形成できる方法が望まれている。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、真空中のプロセスにより、β−Ga23以外のGa23の結晶相が形成できるようにすることを目的とする。
本発明に係る酸化ガリウム結晶膜形成方法は、主表面をA面としたサファイア基板を400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱する加熱工程と、酸素ガスを含む雰囲気におけるGa23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、加熱されたサファイア基板の主表面にα−Ga23結晶からなる単相膜を形成する単相膜形成工程とを備える。
また、本発明に係る酸化ガリウム結晶膜形成方法は、主表面をA面としたサファイア基板をGa23が結晶化しない温度範囲に温度制御し、Ga23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、温度制御されたサファイア基板の主表面にGa23からなるGa23薄膜を形成する薄膜形成工程と、Ga23薄膜を400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱し、サファイア基板の主表面にα−Ga23結晶からなる単相膜を形成する単相膜形成工程とを備える。
また、本発明に係る酸化ガリウム結晶膜形成方法は、主表面をC面またはA面としたサファイア基板を常温に温度制御し、H2Oガスを含む雰囲気におけるGa23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、温度制御されたサファイア基板の主表面にGa23からなるGa23薄膜を形成する薄膜形成工程と、Ga23薄膜を加熱し、サファイア基板の主表面にγ−Ga23結晶からなる単相膜を形成する単相膜形成工程とを備える。
以上説明したことにより、本発明によれば、真空中のプロセスにより、β−Ga23以外のGa23の結晶相が形成できるようになるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1における酸化ガリウム結晶膜形成方法を説明するための説明図である。 図2は、本発明の実施の形態2における酸化ガリウム結晶膜形成方法を説明するための説明図である。 図3は、本発明の実施の形態1における形成方法で形成したα−Ga23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。 図4は、本発明の実施の形態2における形成方法で形成したα−Ga23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。 図5は、サファイアC面基板を用いて実施の形態1と同様の条件で形成したGa23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。 図6は、サファイアC面基板を用いて実施の形態2と同様の条件で形成したGa23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。 図7は、Si(100)基板を用いて実施の形態1と同様の条件で形成したGa23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。 図8は、本発明の実施の形態3における酸化ガリウム結晶膜形成方法を説明するための説明図である。 図9は、本発明の実施の形態3における形成方法でサファイアA面上に形成したγ−Ga23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。 図10は、本発明の実施の形態3における形成方法でサファイアC面上に形成したγ−Ga23結晶膜のX線回折パタンを示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における酸化ガリウム結晶膜形成方法を説明する説明図である。
まず、第1工程S101で、主表面をA面としたサファイア基板101を、400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱する(加熱工程)。後述するように、結晶膜の形成(成膜)はスパッタにより行うため、成膜を実施するスパッタ装置の成膜室内で、上述した加熱を実施すればよい。
次に、第2工程S102で、酸素ガスを含む雰囲気における酸化ガリウム(Ga23)からなるターゲットを用いたスパッタ法で、加熱された(加熱を継続している)サファイア基板101の主表面に、α−Ga23結晶からなる単相膜102を形成する(単相膜形成工程)。例えば、RFマグネトロンスパッタ装置を用いればよい。スパッタガスとして、主にアルゴンを用い、ここに酸素ガスを添加すればよい。以上の形成方法において、サファイアC面を用いると、β−Ga23が形成されるため、サファイアA面を用いることが要点である。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態2における酸化ガリウム結晶膜形成方法を説明する説明図である。
まず、第1工程S201で、Ga23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、主表面をA面としたサファイア基板201の主表面にGa23からなるGa23薄膜202を形成する(薄膜形成工程)。例えば、RFマグネトロンスパッタ装置を用いればよい。スパッタガスとして、主にアルゴンを用い、ここに酸素ガスを添加すればよい。ここでは、成膜(堆積)されるGa23が結晶化しない温度範囲に、サファイア基板201を温度制御することが重要となる。
次に、第2工程S202で、上述したように形成したGa23薄膜202を400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱し、サファイア基板201の主表面にα−Ga23結晶からなる単相膜203を形成する(単相膜形成工程)。以上の形成方法において、サファイアC面を用いると、β−Ga23が形成されるため、実施の形態2においても、サファイアA面を用いることが要点である。
以下、実施の形態1,2における形成方法の有効性を実証するために、スパッタ法により、サファイアA面、サファイアC面、およびSi(100)基板上へGa23膜を成膜し、これらの結晶構造を調べた。Ga23ターゲットを用いたRFマグネトロンスパッタ法により、Ga23膜を成膜した。また、アルゴンをスパッタガスに用い、酸素源としてO2あるいはH2Oを添加した。O2を用いる場合、O2ガス圧は3×10-2Pa とした。一方、H2Oを用いる場合、H2Oガス圧は2×1-2Paに設定した。また、基板温度を上げた成膜中の結晶化と、スパッタにより非晶質膜を成膜した後、真空中において300−800℃で加熱する固相結晶化を検討した。
図3は、O2ガスを酸素源に用いてサファイアA面上へ成膜したGa23膜のω/2θスキャンX線回折パタンである。基板の設定温度を、300℃,400℃,500℃の3条件とした。これらは、実施の形態1の形成方法に対応している。図3から分かるように、400℃あるいは500℃で成膜した場合には、Ga23結晶の回折ピークには、α(110)、α(220)だけが強く観測され、得られたGa23結晶は、ほぼα−Ga23単相であることが分かる。
図4は、図3と同様に、O3ガスを酸素源に用いてサファイアA面上へ成膜したGa23膜の、ω/2θスキャンX線回折パタンである。図4では、室温(常温)で成膜した後に、真空中にて400,600,800℃の3条件で加熱して結晶化している。これらは、実施の形態2の形成方法に対応している。この場合も、α(110)、α(220)回折ピークだけが強く観測されており、やはりα−Ga23単相の結晶が得られている。また、図3に示した結果と同様に、400℃で結晶化することが分かる。800℃においても、α−Ga23単相が得られているが、これ以上の温度になるとβ−Ga23結晶の生成が危惧されるため、温度は800℃以下にしておくのが望ましい。サファイア基板およびα−Ga23結晶ともに、コランダム構造を取ることから、上述した結果は、結晶構造を揃えたエピタキシャル成長になっていることを示している。
図3にはα(110)、α(220)以外のピークも出現しているが、図4にはα(110)、α(220)以外のピークはない。この結果より、固相結晶化により結晶化した方が、より良好なエピタキシャル成長が実現していることになる。固相結晶化の場合には、結晶相を決める要因として、基板の原子配列の情報が界面を通してGa23膜へ伝わる効果が主である。これに対し、成膜中に結晶化する場合には、プラズマ照射の影響など、別の効果も入ってくるため、上述した結果になったものと推察される。
これらのようなα−Ga23単相が結晶化することが、サファイアA面基板に特有な現象であることを示すために、サファイアC面基板上に、図3を用いた説明と同じ成膜条件でGa23膜を成膜した結果について図5に示す。図5は、成膜中に結晶化したGa23膜のω/2θスキャンX線回折パタンである。300℃、400℃、500℃のすべての成膜温度において、 β(−201)、β(−402)、β(−603)の回折ピーク強度が同程度の、(−201)方向へ優先配向したβ−Ga23単相が得られていることが分かる。
図6は、図4を用いた説明と同様に、成膜後加熱により結晶化したGa23膜のω/2θスキャンX線回折パタンである。成膜後の加熱温度300℃から800℃の範囲において、β−Ga23単相が得られていることが見て取れる。
基板の影響をさらに詳しく調べるために、非エピタキシャル基板として、Si(100)基板上へのGa23結晶膜形成を試みた結果について図7を用いて説明する。一般に、シリコン基板は容易に酸化されて表面にSiO3層が形成されるため、基板表面の原子配列はGa23の結晶相へ影響を与えない。図7は、O2ガスによるスパッタ成膜中において、基板温度400℃で結晶化したGa23膜のω/2θスキャン、および2θスキャン(ω=1.5°)X線回折パタンである。サファイア基板の場合に比べて結晶性が劣っているため、回折ピークの強度は、図3,4,5,6を用いて説明した結果よりも小さい。用いた測定装置では、ランダム配向した小さな結晶子をも高感度に検出するため、薄膜モードの2θスキャンによる回折パタンも取得している。両方の回折パタン中の回折ピークは、すべてβ−Ga23結晶に帰属されるため、ランダム配向のβ−Ga23単相膜が得られていることが明らかである。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態3における酸化ガリウム結晶膜形成方法を説明する説明図である。
まず、第1工程S301で、H2Oガスを含む雰囲気におけるGa23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、主表面をC面またはA面としたサファイア基板301の主表面にGa23からなるGa23薄膜302を形成する(薄膜形成工程)。例えば、RFマグネトロンスパッタ装置を用いればよい。また、スパッタガスとして、主にアルゴンを用い、ここにH2Oガスを添加すればよい。ここでは、サファイア基板301の基板温度を室温(常温)に温度制御することが重要となる。
次に、第2工程S302で、上述したように形成したGa23薄膜302を400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱し、サファイア基板301の主表面にγ−Ga23結晶からなる単相膜303を形成する(単相膜形成工程)。H2Oガスを用いることで、溶液プロセスに類似な環境で結晶成長が進行するものと考えられる。
以下、スパッタ成膜時に、H2Oガスを含む雰囲気とすることで、成膜時に供給する酸素源をO2とした場合に対して、結晶構造がどのように変化するかを調べた結果について説明する。H2Oガスを用いる場合、基板温度を上げると、薄膜中にH2Oが取り込まれることで結晶構造を変化させる効果が弱まるため、室温成膜の後に加熱する結晶化だけを試みた。図9は、サファイアA面上へ固相結晶化した場合の2θスキャンX線回折パタンを示す特性図である。また、図10は、サファイアC面上へ固相結晶化した場合の2θスキャンX線回折パタンを示す特性図である。
一般に、H2Oは結晶化の進展を遅らせる効果を有していることから結晶子は小さいため、薄膜モードのX線回折パタンで評価している。実際、回折ピークは弱く、ブロードであるが、γ−Ga23相が得られていることが分かる。これは、非特許文献1にあるように、溶液からのGa23結晶の析出において、γ−Ga23相の形成が報告されていることと整合している。H2Oや、H2Oがプラズマ中で分解したOHを非晶質Ga23膜中に取り込んでおき、後に加熱してして結晶化することで、溶液を用いるγ−Ga23結晶相の形成と類似の環境を真空中で実現できたことになるものと考えられる。この場合は、エピタキシャル成長でなく、膜中あるいは表面に結晶核が形成されてから結晶化が進み、ランダム配向のγ−Ga23結晶が得られるものと考えられる。但し、図9に見られるように、800℃においては一部β−Ga23結晶も生成しているため、加熱温度は800℃以下に設定する必要がある。
以上に説明したように、本発明によれば、真空中のプロセスにより、β−Ga23以外のGa23の結晶相が形成できるようになる。スパッタ法によりGa23膜を形成する場合、通常は、β−Ga23結晶しか得られないが、サファイアA面基板を用いることで、エピタキシャル成長したα−Ga23単相の結晶が得られる。この結果、本発明によれば、結晶相の特性を活かしたデバイス作製への道が開かれる。また、通常は溶液を利用したプロセスによってしか得られないγ−Ga23相を、真空中のプロセスによって基板上に実現できることは、センサーや触媒機能を有する固体デバイスに向けての発展に寄与する。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
101…サファイア基板、102…単相膜。

Claims (3)

  1. 主表面をA面としたサファイア基板を400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱する加熱工程と、
    酸素ガスを含む雰囲気におけるGa23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、加熱された前記サファイア基板の主表面にα−Ga23結晶からなる単相膜を形成する単相膜形成工程と
    を備えることを特徴とする酸化ガリウム結晶膜形成方法。
  2. 主表面をA面としたサファイア基板をGa23が結晶化しない温度範囲に温度制御し、Ga23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、温度制御された前記サファイア基板の主表面にGa23からなるGa23薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記Ga23薄膜を400℃以上800℃以下のいずれかの温度に加熱し、前記サファイア基板の主表面にα−Ga23結晶からなる単相膜を形成する単相膜形成工程と
    を備えることを特徴とする酸化ガリウム結晶膜形成方法。
  3. 主表面をC面またはA面としたサファイア基板を常温に温度制御し、H2Oガスを含む雰囲気におけるGa23からなるターゲットを用いたスパッタ法で、温度制御された前記サファイア基板の主表面にGa23からなるGa23薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記Ga23薄膜を加熱し、前記サファイア基板の主表面にγ−Ga23結晶からなる単相膜を形成する単相膜形成工程と
    を備えることを特徴とする酸化ガリウム結晶膜形成方法。
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