JP6157058B2 - 撮像装置及び通信制御方法 - Google Patents

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本発明は、撮像装置とレンズユニットとの間で通信を行いレンズユニットの制御を行う撮像装置及び通信制御方法に関するものである。
従来、レンズユニットを着脱可能な撮像装置(以下、レンズ交換式カメラとする)は、静止画撮影を主たる目的としており、装着されたレンズユニットを制御するための通信方式は、静止画撮影時に適した通信方式が用いられていた。
ところが近年では、レンズ交換式カメラでも動画撮影が可能な製品が望まれており、レンズ交換式カメラにおいて動画撮影時に適したレンズユニットの制御が求められている。
しかしながら、従来のレンズ交換式カメラにおけるレンズユニットとの通信方式は、静止画撮影時に適した通信方式であるため、従来の通信方式を用いたレンズユニットの制御は動画撮影時に適した制御とはいえなかった。
そこで、特許文献1では、動画撮影モード時は静止画撮影モード時より通信量が増大するため、動画撮影モードにおいて複数の通信方式を用いる方法が提案されている。
特開2009−258558号公報
しかしながら、特許文献1のように静止画撮影時と動画撮影時とで異なる通信方式を用いる場合、以下のような問題が生じる。例えば、動画撮影時と同じように撮像素子で逐次撮像を行って得られた撮像画像を連続して表示するライブビュー動作(以下、LV動作とする)中には、動画撮影時と同様の通信方式が適している。そして、LV動作中には、静止画撮影指示を受けることで静止撮影を行うことができる。そのため、LV動作時に適した通信方式と静止画撮影時に適した通信方式とを切替えるタイミングによっては、絞り等の駆動中に通信方式を切替えることになる。通信方式に応じて各種制御情報も異なるため、例えば、撮像装置から一方の通信方式の制御情報を用いた絞り駆動中に他方の通信方式の制御情報が送信される場合、制御情報が正確でなく意図する露出制御を行うことができない。動画撮影中に静止画撮影指示がなされて静止画撮影を行う場合も同様である。
そこで、本発明は、撮像装置とレンズユニットとの間の通信方式を切替える際にもレンズユニットを精度よく制御できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる撮像装置は、絞りを備えたレンズユニットが着脱可能であって、前記レンズユニットへ第1の絞り制御情報と、前記第1の絞り制御情報とは種類が異なる第2の絞り制御情報とを送信可能な撮像装置であって、前記撮像装置に装着された前記レンズユニットとの通信を制御する制御手段を有し、前記第1の絞り制御情報及び前記第2の絞り制御情報は、前記絞りの開口径を変更するのに用いる情報であって、前記制御手段は、前記レンズユニットへ前記第1の絞り制御情報を送信する第1の通信方式と、前記レンズユニットへ前記第2の絞り制御情報を送信する第2の通信方式とを切り換え可能であって、前記制御手段は、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第2の絞り制御情報を送信させず、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第2の絞り制御情報を送信させるように制御し、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第1の絞り制御情報を送信させず、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第1の絞り制御情報を送信させるように制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明にかかる通信制御方法は、絞りを備えたレンズユニットと、当該レンズユニットが装着され、前記レンズユニットへ第1の絞り制御情報と、前記第1の絞り制御情報とは種類が異なる第2の絞り制御情報とを送信可能な撮像装置との通信制御方法であって、前記撮像装置と前記レンズユニットとの通信を制御する制御工程を有し、前記第1の絞り制御情報及び前記第2の絞り制御情報は、前記絞りの開口径を変更するのに用いる情報であって、前記制御工程では、前記レンズユニットへ前記第1の絞り制御情報を送信する第1の通信方式と、前記レンズユニットへ前記第2の絞り制御情報を送信する第2の通信方式とを切り換え可能であって、前記制御工程では、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第2の絞り制御情報を送信せず、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第2の絞り制御情報を送信するように制御し、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第1の絞り制御情報を送信せず、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第1の絞り制御情報を送信するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置とレンズユニットとの間の通信方式を切替える際にもレンズユニットを精度よく制御できる。
本発明の実施形態にかかるカメラシステムの構成を示すブロック図。 撮像装置とレンズユニットとの通信線の説明図。 撮像装置とレンズユニットとの静止画撮影時に適した通信方式の説明図。 撮像装置とレンズユニットとの動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式の説明図。 動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替え制御のフローチャートを示す図。 静止画撮影時に適した通信方式から動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式への切替え制御のフローチャートを示す図。 LV動作中にシャッタボタンが操作された場合に撮像装置100側で実行する各種処理のフローチャートを示す図。 動画撮影中にシャッタボタンが操作された場合に撮像装置100側で実行する各種処理のフローチャートを示す図。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態にかかるカメラシステムの構成を示すブロック図である。図1におけるカメラシステムは、撮像装置100に記録媒体200とレンズユニット300とが着脱可能に装着されている。
まず、撮像装置100の構成を説明する。撮像素子14は、レンズユニット300の撮影レンズ310を通過した光を受光して、被写体の光学像を電気信号に変換する。シャッタ12は、撮像素子14の前方に配置されていて、撮像素子14の露光時間の調節に用いられる。
ミラー130、132は、レンズユニット300の撮影レンズ310を通過した光を反射して光学ファインダ104に導く。光学ファインダ104を覗くことで、ユーザは構図の確認を行うことができる。ミラー130は、静止画撮影時、動画撮影時及び撮像素子14で逐次撮像を行って得られた撮像画像を連続して画像表示部29に表示させるライブビュー動作(LV動作)時には、撮影レンズ310を通過した光が撮像素子14に到達するように光路から退避する。なお、光学ファインダ104がない構成あるいは光学ファインダ104にレンズユニット300とは異なる光学系を通過した光が導かれる構成であれば、ミラー130、132は必要ない。
A/D変換器16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号をデジタル信号にA/D変換する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御部50により制御され、撮像素子14、A/D変換器16、システム制御部50に制御信号を供給する。タイミング発生回路18の制御信号はシステム制御部50にも供給されるので、この制御信号からシステム制御部50は撮像制御のタイミングを知ることができる。そして、システム制御部50は、この制御信号に基づいて動画撮影時やLV動作時の垂直同期信号(以下、VD信号)を生成し、動画撮影時やLV動作時ではこのVD信号に同期して撮像素子14や画像処理回路20などを制御する。
画像処理回路20は、A/D変換器16あるいはメモリ制御回路22から出力される画像データに対して画素補間処理や色変換処理などの画像処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像素子14から出力されたアナログ信号をA/D変換器16でA/D変換して取得した画像データに基づき被写体の輝度を算出する。そして、システム制御部50は、動画撮影時やLV動作時には、画像処理回路20で算出された被写体の輝度に基づいてAE(自動露出)処理を行う。また、システム制御部50は、動画撮影時やLV動作時には、画像処理回路20で各種処理が行われた画像データに基づいて、AF(オートフォーカス)処理を行う。静止画撮影時も、動画撮影あるいはLV動作に連続して静止画撮影を行う場合には、画像処理回路20で各種処理が行われた画像データに基づいて、AF処理を行ってもよい。
なお、本実施の形態では、焦点検出部42及び測光部46をそれぞれ備える構成としており、静止画撮影時に、焦点検出部42及び測光部46からの出力を用いてAF処理、AE処理の各処理を行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16から出力される画像データは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介してあるいは直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。
画像表示部29は、例えばTFT LCDから構成されており、撮像素子14で撮像して得られた画像データに基づく撮像画像の表示を行う。なお、動画撮影時やLV動作時には、撮像素子14で逐次撮像を行って得られた画像データに基づく撮像画像を連続して表示することができ、ユーザは、画像表示部29に表示される画像を見て構図の確認を行うことができる。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納するものであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。また、メモリ30は、システム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮/伸長する回路であり、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
シャッタ制御部40は、システム制御部50からの指示に従ってシャッタ12の走行タイミングなどを制御する。
焦点検出部42は、撮影画面内の複数個所で焦点検出を行う焦点検出センサを有していて、焦点検出センサの検出結果を示す焦点検出部42からの出力に基づいて、システム制御部50は位相差検出方式のAF処理を行う。
測光部46は、撮影画面内の複数個所で測光を行う測光センサを有していて、測光センサの測光結果を示す測光部46からの出力に基づいて、システム制御部50はAE処理を行う。
表示部54は、システム制御部50でのプログラムの実行に応じて、動作状態やメッセージ等を文字・画像で表示出力/音声出力する。表示部54は、例えばLCD・LED・発音素子等の組み合わせから構成され、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数(或いは複数)設置されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されていてもよい。
シャッタスイッチSW1・62は、操作部70に含まれるシャッタボタンの操作途中でONとなり、シャッタスイッチSW1・62がONとなることで、システム制御部50は、AF処理、AE処理等の撮影準備動作を開始させる。
シャッタスイッチSW2・64は、シャッタボタンの操作完了でONとなり、シャッタスイッチSW2・64がONとなることで、システム制御部50は、撮影動作の一連の処理(露光処理、現像処理、記録処理)を開始させる。露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む。現像処理では、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いて行う。記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に書き込む。
操作部70は、静止画撮影を行うためのシャッタボタン、LV動作を開始及び停止させるためのLVボタン、動画撮影を行うための動画ボタン、電源スイッチ、撮影モードを切替えるモードダイヤル等を備える。
インタフェース部90は、撮像装置100と記録媒体200との間のインタフェースを司る。コネクタ92は、記録媒体200のコネクタ206と接続され、撮像装置100を記録媒体200に電気的に接続する。
インタフェース部120は、レンズマウント106内において撮像装置100をレンズユニット300に接続する。コネクタ122は、レンズユニット300のコネクタ322と接続されることで撮像装置100をレンズユニット300に電気的に接続し、撮像装置100とレンズユニット300との通信を可能にする。
レンズユニット300と撮像装置100とで、コネクタ322と122とを介して行う通信は、静止画撮影時に適した通信方式(第1の通信方式)と、動画撮影時やLv動作時に適した通信方式(第2の通信方式)とを有している。システム制御部50は、撮像装置100の動作モードに応じて通信方式を切替える。
次に、レンズユニット300の構成を説明する。レンズユニット300は、撮像装置100に着脱可能な交換レンズである。絞り312は、開口径を変化させることで撮影レンズ310を通過した光の光量を調節する。
レンズマウント306は、レンズユニット300を撮像装置100に対し機械的に結合するものであり、レンズユニット300を撮像装置100と電気的に接続する各種機能を含む。
インタフェース部320は、レンズマウント306内においてレンズユニット300を撮像装置100に接続する。コネクタ322は、撮像装置100のコネクタ122と接続されることでレンズユニット300を撮像装置100に電気的に接続し、撮像装置100とレンズユニット300との通信を可能にする。
絞り制御部340は、システム制御部50あるいはレンズシステム制御部350からの指示に従って、絞り312を制御する。
レンズ制御部342は、システム制御部50あるいはレンズシステム制御部350からの指示に従って、撮影レンズ310のフォーカシング及びズーミングを制御する。
レンズ操作部74は、撮影レンズの焦点距離を変更するためのズーム環やAFモード選択スイッチ等を有する。AFモード選択スイッチは、レンズ制御部342により撮影レンズ310のフォーカシング制御を自動で行うか否かを切り替えるスイッチである。
レンズシステム制御部350は、レンズユニット300全体を制御する。また、レンズシステム制御部350は、撮像装置100とレンズユニット300との通信方式を判断する。そして、静止画撮影時に適した通信方式と判断した場合には、撮像装置100から通知される絞り制御情報(第1の制御情報)は絞り312の駆動量であると判断し、通知された絞り制御情報だけ絞り312を駆動させるように絞り制御部340に指示する。また、動画撮影時やLV動作時に適した通信方式と判断した場合には、撮像装置100から通知される絞り制御情報(第2の制御情報)は目標とする絞り値(目標絞り値)であると判断する。そして、レンズシステム制御部350は、現在の絞り値から目標とする絞り値に変更するために必要な絞り312の駆動量を演算し、通知された絞り制御情報が表す絞り値となるように演算した駆動量だけ絞り312を駆動させるように絞り制御部340に指示する。
また、動画撮影時やLV動作時に適した通信方式を用いているときには、レンズシステム制御部350は、レンズ操作部74のズーム環の操作などに従って撮影レンズ310の焦点距離を変更することでレンズユニット300の実効開放値が変化するかを判断する。実行開放値が変化すると判断した場合は実行開放値の変化量を演算し、撮影レンズ310の焦点距離の変更に合わせて、絞り312が通知されている絞り値となるように演算した変化量に応じて絞り312を制御する。
レンズシステム制御部350は、コネクタ322を介して各種情報をシステム制御部50に送信する。静止画撮影時に適した通信方式においては、シャッタスイッチSW1・62の操作などに応じてシステム制御部50とレンズシステム制御部350とが通信する。動画撮影時やLV動作時に適した通信方式においては、撮像装置100が動画撮影やLV動作を行っているときに、VD信号に同期してシステム制御部50とレンズシステム制御部350とが双方向通信し、お互いの状態や命令の確認をする。
記録媒体200は、例えばメモリカードあるいはハードディスクから構成される。記録媒体200は、半導体メモリあるいは磁気ディスクから構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェースを司るインタフェース部204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
図2は、撮像装置100とレンズユニット300との通信線の説明図である。撮像装置100とレンズユニット300とはコネクタ122と322とを介して三線式同期通信を行っており、図2に示す信号線のうち上の二本がデータ信号線であり、一番下が同期クロック信号線である。Loutはレンズユニット300から撮像装置100への出力信号線である。これは、撮像装置100側では入力信号線になるのでCinと表記される。Linはレンズユニット300側では入力信号線であり、撮像装置100側では出力信号線となりCoutとなる。同期クロックの信号線はレンズユニット300側の表現ではLclk、撮像装置100側ではCclkとなる。この3本の信号線を用いて、静止画撮影時に適した通信方式と動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式とを実現する。
図3は、撮像装置100とレンズユニット300との静止画撮影時に適した通信方式の説明図である。図3における各信号線は図2に示した撮像装置100側の各信号線に対応している。
静止画撮影時に適した通信方式では、Busy期間を伴った1バイト単位の通信を制御命令毎に予め定めた必要な回数繰り返して行う。各ビットデータは同期クロック信号の立ち上がりのタイミングでお互いに確定する。静止画撮影時に通信で扱うデータの総量は数バイトが基本で、動画撮影時に通信で扱うデータの総量に比べれば比較的少ない場合が多い。
図4は、撮像装置100とレンズユニット300との動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式の説明図である。図4における各信号線は図2に示した撮像装置100側の各信号線に対応している。動画撮影及びLV時は、同期クロック信号を伴った期間Tcと同期クロック信号を伴わない期間Tとで構成され、期間Tcで64バイトの通信を行う。更に、期間Tcと期間Tとを合わせた期間を動画撮影時及びLV動作時の撮像信号の1フレーム期間との同期タイミングとしている。従って、同期クロック信号を伴わない期間Tがフレームレートにより異なる同期タイミングの調整役となる。各ビットデータは静止画撮影時と同様に同期クロック信号の立ち上がりのタイミングでお互いに確定する。毎フレーム通信を行う必要があるのは、静止画撮影時のように1枚の撮影時に絞り312を正確な位置に合わせるだけでなく、動画撮影時及びLV動作時は常に滑らかに絞り312と撮影レンズ310を制御する必要があるためである。
次に、図5を用いて動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替え制御について説明する。
図5(a)は、システム制御部50で実行される動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替え制御のフローチャートである。同様に、図5(b)は、レンズシステム制御部350で実行される動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替え制御のフローチャートである。
図5(a)に示したフローチャートにおいて、システム制御部50は、ステップS511にて動画撮影時及びLV撮影時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替えが必要か否かを判断する。通信方式の切替えが必要だと判断した場合、システム制御部50は、ステップS512にて図4で説明した動画撮影時及びLV動作時の通信における63バイト目のデータを0にしてレンズシステム制御部350に送信する。通信方式の切替えが必要でないと判断した場合、システム制御部50は、ステップS513にて63バイト目のデータを1にしてレンズシステム制御部350に送信する。
一方、図5(b)に示したフローチャートにおいて、レンズシステム制御部350は、ステップS521にて受信割り込み処理を行い、システム制御部50からのデータを受信する。そして、レンズシステム制御部350は、ステップ522及び523にて、通信方式の切替え情報である受信したデータの63バイト目が0か否かを判断する。レンズシステム制御部350は、受信したデータの63バイト目が0であれば、ステップ524にて通信方式を静止画撮影時に適した通信方式へ切替え、受信したデータの63バイト目が1であれば、レンズシステム制御部350は通信方式の切替えを行わない。
次に、図6を用いて静止画撮影時に適した通信方式から動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式への切替え制御について説明する。図6(a)は、システム制御部50で実行される静止画撮影時に適した通信方式から動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式への切替え制御のフローチャートである。同様に、図6(b)は、レンズシステム制御部350で実行される静止画撮影時に適した通信方式から動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式への切替え制御のフローチャートである。
図6(a)に示したフローチャートにおいて、システム制御部50は、ステップS611にて静止画撮影時に適した通信方式から動画撮影時及びLV撮影時に適した通信方式への切替えが必要か否かを判断する。通信方式の切替えが必要だと判断した場合、システム制御部50は、ステップS612にて図3で説明した静止画撮影時の通信で、予め定めた切替えコマンドをレンズシステム制御部350へ送信する。通信方式の切替えが必要でないと判断した場合、システム制御部50は、切替えコマンドをレンズシステム制御部350へ送信しない。
一方、図6(b)に示したフローチャートにおいて、レンズシステム制御部350は、ステップS621にて受信割り込み処理を行い、システム制御部50からのコマンドデータを受信する。続くステップ622にて、レンズシステム制御部350は受信したコマンドデータが通信方式の切替えコマンドか否かを判断する。レンズシステム制御部350は、受信したコマンドデータが切替えコマンドであれば、ステップS623にて通信方式を動画撮影時及びLV撮影時に適した通信方式へ切替え、受信したコマンドデータが切替えコマンドでなければ、通信方式の切替えを行わない。
次に、図7を用いて、LV動作中にシャッタボタンが操作された場合に撮像装置100側で実行する各種処理について説明する。
LV動作を行っていない状態でLVボタンが操作されてON状態になると、ステップS701にてシステム制御部50はLV動作を開始させる。すなわち、システム制御部50はミラー130を光路から退避させ、撮像素子14で逐次撮像を行って得られた撮像画像を連続して画像表示部29に表示させる。そして、ステップS702にてシステム制御部50は、LV動作時に適した通信方式を用いてレンズシステム制御部350との通信を開始させる。
ステップS703にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW1・62がON状態か否かを判定し、ON状態であればステップS704へ移行し静止画撮影の準備を開始させる。
まず、ステップS704にてシステム制御部50は、レンズシステム制御部350と通信を行い絞り312が駆動中か否かを判断する。システム制御部50は、絞り駆動中でなければそのままステップS705へ移行し、絞り駆動中であれば待機して絞り駆動が終了してからステップS705へ移行する。なお、システム制御部50は、レンズシステム制御部350からLV動作時に適した通信方式で送信される絞り情報(第2の絞り情報)に基づいて絞り312が駆動中か否かを判断する。例えば、絞り駆動中にレンズシステム制御部350が定期的に現在の絞り312の絞り値を表す情報を絞り情報として送信する構成であれば、システム制御部50は、送信された絞り情報が目標とする絞り値を表していると絞り駆動が終了したと判断すればよい。
なお、絞り駆動中に現在の絞り312の絞り値を表す絞り情報を送信するということは、絞り値の検出タイミングと絞り情報の送信タイミングとのタイムラグにより、絞り情報の表す絞り値と絞り情報が送信された時の絞り値とに誤差が生じることが考えられる。そこで、レンズシステム制御部350が、現在の絞り312の絞り値の表す情報とは異なる絞り情報として、絞り駆動が終了したことまたは絞り駆動を行っていないことを表す情報を送信するようにしてもよい。システム制御部50は、絞り駆動が終了したことまたは絞り駆動を行っていないことを表す絞り情報を受信して絞り312の駆動が終了したと判断することで、より精度よく絞り312の駆動終了を判断することができる。
ステップS705にてシステム制御部50は、図5(a)に示したようにして、LV動作時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替え制御を行う。続くステップS706にてシステム制御部50は、画像処理回路20で各種処理が行われた画像データに基づいてAF処理を行う。なお、ここでのAF処理は焦点検出部42からの出力に基づいて行っても構わない。その場合、ミラー130を光路に戻し、絞り312を開放にして、焦点検出部42により焦点検出を行い、撮影レンズ310を駆動させる。このとき、絞り312を開放にするために、システム制御部50は、現在の絞り値から絞り312を開放にするために必要な駆動量を表す絞り制御情報をレンズシステム制御部350へ送信する。その後、ミラー130を光路から退避させて、絞り312を焦点検出前の絞り値に戻して、LV動作を再開させる。
その後、ステップS707にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW2・64がON状態か否かを判断し、ON状態であればステップS708へ移行し、静止画撮影時に適した通信方式を用いて絞り312を静止撮影時の絞り値となるように駆動させる。このとき、システム制御部50は、静止画撮影時に適した通信方式を用いるため、レンズシステム制御部350には、絞り制御情報として現在の絞り値から静止撮影時の絞り値に変更するために必要な絞りの駆動量を表す情報を送信する。ここでの現在の絞り値とは、通信方式を静止画撮影時に適した通信方式に切替える前にLV動作時に適した通信方式を用いてレンズシステム制御部350に絞り制御情報として送信する絞り値である。
静止画撮影時の絞り値に絞り312を駆動させた後、システム制御部50は、静止画撮影動作を開始させる。
その後、ステップS709にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW2・64がON状態か否かを判断し、ON状態であればステップS708へ移行し再度静止画撮影動作を開始させる。シャッタスイッチSW2・64がON状態でなければ、ステップS710にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW1・62がON状態か否かを判断する。シャッタスイッチSW1・62がON状態であればステップS707へ移行し、シャッタスイッチSW1・62がON状態でなければステップS711へ移行し、LV動作を再開させる準備を開始させる。
ステップS711にてシステム制御部50は、絞り312が静止画撮影前のLV動作時の絞り値となるように、絞り312を駆動させる。これは、静止画撮影の前後でLV動作時の絞り値が異なると、LV動作時に表示される撮像画像の明るさが変化してユーザに違和感を与えてしまうからである。
そこで、ステップS711にてシステム制御部50は、レンズシステム制御部350と通信を行い絞り312が駆動中か否かを判断する。ここでは、システム制御部50は静止画撮影時に適した通信方式を用いており、絞り312が駆動中か否かを判断するために、レンズシステム制御部350に絞り312が駆動中か否かを問い合わせる。レンズシステム制御部350は、システム制御部50からの問い合わせを受けると、絞り駆動が終了した状態あるいは絞り駆動の必要がない状態であれば、絞り駆動中でないことを表す絞り情報を送信する。レンズシステム制御部350から絞り駆動中でないことを表す絞り情報が送信されない場合、システム制御部50は、レンズシステム制御部350に絞り312が駆動中か否かを再度問い合わせる。
レンズシステム制御部350から静止画撮影時に適した通信方式で送信された絞り駆動中でないことを表す絞り情報(第1の絞り情報)を受信すると、システム制御部50は、絞り駆動中でないと判断してステップS712へ移行する。
ステップS712にてシステム制御部50は、図6(a)に示したようにして、静止画撮影時に適した通信方式からLV動作時に適した通信方式への切替え制御を行う。
続くステップ713にてシステム制御部50は、LVボタンの状態を確認し、LVボタンがON状態であればステップS703へ移行し、LVボタンがON状態でなければ、LV動作を終了する。
以上のように、撮像装置100とレンズユニット300との間の通信方式を切替える際には、絞り312が駆動中か否かを判断し、絞り駆動中であれば絞り312の駆動が終了してから通信方式の切替え制御を行うようにしている。
本実施形態では、静止画撮影時に適した通信方式と動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式とは、絞り312を制御するために撮像装置100側から送信する絞り制御情報が異なる。具体的には、絞り制御情報として、静止画撮影時に適した通信方式では現在の絞り値から目標とする絞り値に変更するために必要な絞りの駆動量を表す情報を送信し、動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式では目標とする絞り値を表す情報を送信する。そのため、動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式で送信された絞り制御情報に基づく絞り駆動中に静止画撮影時に適した通信方式で撮像装置100側から絞り制御情報を送信しようとすると、撮像装置100側で正確な絞りの駆動量を演算できない。
一方、静止画撮影時に適した通信方式で送信された絞り制御情報に基づく絞り駆動中に動画撮影時及びLV動作時に適した通信方式で撮像装置100側から絞り制御情報を送信しようとすると、レンズユニット300側で正確な絞りの駆動量を演算できない。
絞りの駆動量が正確に演算できなければ目標とする絞り値とすることはできず、意図する露出制御を行うことができない。
そこで、上述したように、絞り312が駆動中か否かを判断し、絞り駆動中であれば絞り312の駆動が終了してから通信方式の切替え制御を行うことで、通信の切替え後に正確に絞りの駆動量を演算することができ、意図する露出制御を行うことができる。
なお、上記の実施形態では、LV動作中に静止画撮影を行う場合の通信方式の切替え制御について説明したが、動画撮影中に静止画撮影を行う場合であっても同様に通信方式の切替え制御を行えばよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、絞り駆動が終了してから通信方式の切替えを行う構成であったが、本実施形態では、第1の実施形態とは通信方式の切替えタイミングが異なる。具体的には、通信方式の切替えは絞り駆動中でも行うが、通信方式切替え後の絞り制御情報の送信は、絞り駆動が終了してから行う。これは、通信方式切替え直後に絞り制御情報を送信しなければ、絞り駆動中に通信方式を切替えても、正確な駆動量が演算できず目標とする絞り値に制御できないという問題が生じないからである。
なお、本実施形態は、第1の実施形態において図7を用いて説明した撮像装置100側の各種処理が図8に示す処理に変わるだけであり、撮像装置及びレンズユニットの構成、2つの通信方式などは第1の実施形態と同様なので詳細な説明は省略する。
以下、図8を用いて、本実施形態における動画撮影中にシャッタボタンが操作された場合に撮像装置100側で実行する各種処理について説明する。
動画撮影を行っていない状態で動画ボタンが操作されてON状態になると、ステップS801にてシステム制御部50は動画撮影動作を開始させる。そして、ステップS802にてシステム制御部50は、動画撮影時に適した通信方式を用いてレンズシステム制御部350との通信を開始させる。
ステップS803にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW1・62がON状態か否かを判断し、ON状態であればステップS804へ移行し静止画撮影の準備を開始させる。
まず、S804にてシステム制御部50は、図5(a)に示したようにして、動画撮影時に適した通信方式から静止画撮影時に適した通信方式への切替え制御を行う。
次に、ステップS805にてシステム制御部50は、レンズシステム制御部350と通信を行い絞り312が駆動中か否かを判断する。システム制御部50は、絞り駆動中でなければそのままステップS806へ移行し、絞り駆動中であれば絞り駆動が終了してからステップS806へ移行する。なお、ステップS805における絞り312が駆動中か否かの判断には、静止画撮影時に適した通信方式を用いており、判断方法は図7のステップS711と同様であるため詳細な説明は省略する。
続くステップS806にてシステム制御部50は、画像処理回路20で各種処理が行われた画像データに基づいてAF処理を行う。なお、ここでのAF処理は焦点検出部42からの出力に基づいて行っても構わない。その場合、ミラー130を光路に戻し、絞り312を開放にして、焦点検出部42により焦点検出を行い、撮影レンズ310を駆動させる。その後、ミラー130を光路から退避させて、絞り312を焦点検出前の絞り値に戻して、動画撮影を再開する。このAF処理に伴い動画撮影が中断された期間の動画像については、中断直前の画像を用いて補間すればよい。
その後、ステップS807にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW2・64がON状態か否かを判断し、ON状態であればステップS808へ移行し、静止画撮影時に適した通信方式を用いて絞り312を静止撮影時の絞り値となるように駆動させる。このとき、システム制御部50は、静止画撮影時に適した通信方式を用いるため、レンズシステム制御部350には、絞り制御情報として現在の絞り値から静止撮影時の絞り値に変更するために必要な絞りの駆動量を表す情報を送信する。ここでの現在の絞り値とは、通信方式を静止画撮影時に適した通信方式に切替える前にLV動作時に適した通信方式を用いてレンズシステム制御部350に送信された絞り制御情報が表す絞り値である。
静止画撮影時の絞り値となるように絞り312を駆動させた後、システム制御部50は、静止画撮影動作を開始させる。
その後、ステップS809にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW2・64がON状態か否かを判断し、ON状態であればステップS808へ移行し再度静止画撮影動作を開始させる。シャッタスイッチSW2・64がON状態でなければ、ステップS810にてシステム制御部50は、シャッタスイッチSW1・62がON状態か否かを判断する。シャッタスイッチSW1・62がON状態であればステップS807へ移行し、シャッタスイッチSW1・62がON状態でなければステップS811へ移行し、動画撮影を再開させる準備を開始させる。
まず、ステップS811にてシステム制御部50は、図6(a)に示したようにして、静止画撮影時に適した通信方式から動画撮影時に適した通信方式への切替え制御を行う。
次に、ステップS812にてシステム制御部50は、レンズシステム制御部350と通信を行い絞り312が駆動中か否かを判断する。システム制御部50は、絞り駆動中でなければそのままステップS813へ移行し、絞り駆動中であれば待機して絞り駆動が終了してからステップS813へ移行する。なお、ステップS812における絞り312が駆動中か否かの判断には、動画撮影時に適した通信方式を用いており、判断方法は図7のステップS704と同様であるため詳細な説明は省略する。
続くステップ813にてシステム制御部50は、動画ボタンの状態を確認し、動画ボタンがON状態であればステップS803へ移行し、動画ボタンがON状態でなければ、動画撮影を終了する。
以上のように、撮像装置100とレンズユニット300との間の通信方式を切替える際には、絞り312が駆動中か否かを判断し、絞り312の駆動が終了するまでは切替え後の通信方式で絞り制御情報を送信しないようにしている。すなわち、2つの通信方式のいずれか一方で送信された制御情報に基づいて開始された制御が終了するまでは、他方の通信方式で制御情報を送信しないように通信制御を行っている。そうすることで、正確に絞りの駆動量を演算することができる状態になってから通信方式の切替え後の制御情報を送信し、意図する露出制御を行うことができる。
なお、上記の実施形態では、動画撮影中に静止画撮影を行う場合の通信方式の切替え制御について説明したが、LV動作中に静止画撮影を行う場合であっても同様に通信方式の切替え制御を行えばよい。
また、上記の2つの実施形態では、撮像装置が絞り駆動中か否かに応じて通信方式の切替え制御や制御情報の送信制御などを行っているが、レンズユニットが制御情報の受信制御を行うようにしても構わない。例えば、レンズユニット300が、絞り駆動中に通信方式の切替えが行われた場合に、絞り駆動が終了するまでは切替え後の通信方式で受信した制御情報に基づいて絞りを駆動させないように絞り制御を行うようにしてもよい。
また、上記の2つの実施形態では、レンズユニットの絞り制御に関して適用した場合を説明したが、上述した絞り制御と同様に通信方式を切替えて制御を行うものであれば、撮影レンズのフォーカス制御などにも適用できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
14 撮像素子
20 画像処理部
29 画像表示部
50 システム制御部
70 操作部
100 撮像装置
122 コネクタ
300 レンズユニット
310 撮影レンズ
312 絞り
322 コネクタ
340 絞り制御部
342 レンズ制御部
350 レンズシステム制御部

Claims (8)

  1. 絞りを備えたレンズユニットが着脱可能であって、前記レンズユニットへ第1の絞り制御情報と、前記第1の絞り制御情報とは種類が異なる第2の絞り制御情報とを送信可能な撮像装置であって、
    前記撮像装置に装着された前記レンズユニットとの通信を制御する制御手段を有し、前記第1の絞り制御情報及び前記第2の絞り制御情報は、前記絞りの開口径を変更するのに用いる情報であって、
    前記制御手段は、前記レンズユニットへ前記第1の絞り制御情報を送信する第1の通信方式と、前記レンズユニットへ前記第2の絞り制御情報を送信する第2の通信方式とを切り換え可能であって、
    前記制御手段は、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第2の絞り制御情報を送信させず、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第2の絞り制御情報を送信させるように制御し、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第1の絞り制御情報を送信させず、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第1の絞り制御情報を送信させるように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の絞り制御情報に基づいて開始された前記絞りの開口径の変化が終了するまでは、前記第2の絞り制御情報を送信させず、前記第2の絞り制御情報に基づいて開始された前記絞りの開口径の変化が終了するまでは、前記第1の絞り制御情報を送信させないように制御することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第2の絞り制御情報を送信させず、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第2の絞り制御情報を送信させるように制御し、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第1の絞り制御情報を送信させず、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第1の絞り制御情報を送信させように制御することを特徴とする請求項またはに記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の絞り制御情報及び前記第2の絞り制御情報のうちのいずれか一方の情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記通信方式の切替えを行わないように制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記撮像装置と前記レンズユニットとの通信方式を、静止画撮影時には前記第1の通信方式となり、動画撮影時およびライブビュー動作中は前記第2の通信方式となるように制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の通信方式は、Busy期間を伴った1バイト単位の通信を制御命令毎に予め定めた必要な回数繰り返して行う通信方式であって、
    前記第2の通信方式は、垂直同期信号に同期して前記レンズユニットと通信を行う通信方式であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の絞り制御情報は、前記絞りの駆動量を表す情報であって、
    前記第2の絞り制御情報は、前記絞りの目標絞り値を表す情報であることを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 絞りを備えたレンズユニットと、当該レンズユニットが装着され、前記レンズユニットへ第1の絞り制御情報と、前記第1の絞り制御情報とは種類が異なる第2の絞り制御情報とを送信可能な撮像装置との通信制御方法であって、
    前記撮像装置と前記レンズユニットとの通信を制御する制御工程を有し、
    前記第1の絞り制御情報及び前記第2の絞り制御情報は、前記絞りの開口径を変更するのに用いる情報であって、
    前記制御工程では、前記レンズユニットへ前記第1の絞り制御情報を送信する第1の通信方式と、前記レンズユニットへ前記第2の絞り制御情報を送信する第2の通信方式とを切り換え可能であって、
    前記制御工程では、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第2の絞り制御情報を送信せず、前記第1の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第2の絞り制御情報を送信するように制御し、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化している間は、前記第1の絞り制御情報を送信せず、前記第2の絞り制御情報に基づいて前記絞りの開口径が変化していない間に前記第1の絞り制御情報を送信するように制御することを特徴とする通信制御方法。
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