JP6156250B2 - 回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機 - Google Patents

回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載されて電動機や発電機として用いられる回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機に関する。
従来、回転電機の固定子として、周方向に配列された複数のスロットを有する固定子コアと、固定子コアのスロットに巻装された複数の導体線からなる固定子巻線と、を備えたものが知られている。この固定子においては、防振対策として、例えばワニス等の樹脂接着剤を、固定子巻線の導体線が収容されたスロット内に充填したり、固定子巻線のコイルエンド部に塗布したりして、固定子巻線を固定するようにしている。
そして、特許文献1には、固定子コアの各スロット内に収容された外周にエナメル層(絶縁皮膜)を有する複数の導体線の周囲に、ワニス等の樹脂接着剤を充填してスロット内の導体線を固定することが開示されている。なお、導体線の外周面に被覆される絶縁皮膜は、例えばアミドイミド(AI)やポリイミド(PI)等のエナメル皮膜により形成される。
また、特許文献2には、例えばワニス等の樹脂接着剤を、固定子コアの軸方向両端面からスロットの外部にそれぞれ突出する固定子巻線のコイルエンド部に塗布して、固定子巻線を固定することが開示されている。
特開2007−336725号公報 特開2009−95167号公報
ところで、回転電機の作動時には、固定子巻線に電流が流れるため、固定子巻線を構成する導体線は、その電気抵抗に基づいて発熱し温度が上昇する。特に、多くの回転電機を搭載する車両などにおいては、環境温度と負荷状況が厳しく高温になり易い。そのため、導体素線の外周面を被覆するAIやPI等のエナメル皮膜からなる絶縁皮膜は、ワニスとの密着強度が大きいことから、ワニスが受ける衝撃や熱応力によってワニスが割れたときに絶縁皮膜も共割れするという事象が起きてしまい、絶縁破壊に至る恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、固定子巻線に塗布された樹脂接着剤に割れが発生した場合でも、固定子巻線を形成する導体線の表面に設けられた絶縁被膜の共割れを防止して、絶縁破壊の発生を防止し得るようにした回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた第一の発明は、
周方向に配列された複数のスロット(31,131)を有する固定子コア(30)と、前記固定子コアの前記スロットに巻装された複数の導体線(50,150)からなる固定子巻線(40,140)と、前記スロットに充填されて前記スロット内に収容された前記導体線を固定する樹脂接着剤(45)と、を備えた固定子において、
前記導体線は、導体素線(58)と、前記導体素線の外周を被覆する絶縁皮膜(59)と、を有し、
前記絶縁皮膜は、前記導体素線の外周を被覆する内層皮膜(59a)と、前記内層皮膜と前記樹脂接着剤との間に配設され、前記内層皮膜に比べて前記樹脂接着剤に対する密着強度が小さい外層皮膜(59b)と、よりなることを特徴とする。
本発明において、外層皮膜と樹脂接着剤の密着強度とは、外層皮膜と樹脂接着剤を密着させた時の引張強度のことをいう。また、内層皮膜と樹脂接着剤の密着強度とは、内層皮膜と樹脂接着剤を密着させた時の引張強度のことをいう。
この構成によれば、固定子巻線を構成する導体線は、導体素線と、内層皮膜及び外層皮膜よりなる絶縁皮膜とを有し、外層皮膜と樹脂接着剤の密着強度が、内層皮膜と樹脂接着剤の密着強度よりも小さくされている。そのため、回転電機の運転に伴う衝撃や環境温度の変化によって、スロットに充填された樹脂接着剤に割れが発生した場合でも、その割れの応力は、樹脂接着剤と外層皮膜の密着部を剥離するように作用し、樹脂接着剤から外層皮膜に割れが進行しない。これにより、樹脂接着剤と外層皮膜の共割れを防止して、割れが導体素線に到達しないようにすることができるので、絶縁破壊の発生をより確実に防止することができる。
また、上記課題を解決するためになされた第二の発明は、
周方向に配列された複数のスロット(31,131)を有する固定子コア(30)と、前記固定子コアの前記スロットに巻装された複数の導体線(50,150)からなる固定子巻線(40,140)と、前記固定子コアの軸方向両端面(30a,130a)からそれぞれ前記スロットの外部に突出する前記固定子巻線のコイルエンド部(41,42,141,142)に塗布されて前記コイルエンド部の前記導体線を固定する樹脂接着剤(45)と、を備えた固定子において、
前記導体線は、導体素線(58)と、前記導体素線の外周を被覆する絶縁皮膜(59)と、を有し、
前記絶縁皮膜は、前記導体素線の外周を被覆する内層皮膜(59a)と、前記内層皮膜と前記樹脂接着剤との間に配設され、前記内層皮膜に比べて前記樹脂接着剤に対する密着強度が小さい外層皮膜(59b)と、よりなることを特徴とする。
本発明においても、第一の発明と同様に、外層皮膜と樹脂接着剤の密着強度とは、外層皮膜と樹脂接着剤を密着させた時の引張強度のことをいう。また、内層皮膜と樹脂接着剤の密着強度とは、内層皮膜と樹脂接着剤を密着させた時の引張強度のことをいう。
この構成によれば、導体線は、導体素線と、内層皮膜及び外層皮膜よりなり導体素線の外周を被覆する絶縁皮膜と、を有し、外層皮膜と樹脂接着剤の密着強度が、内層皮膜と樹脂接着剤の密着強度よりも小さくされている。そのため、回転電機の運転に伴う衝撃や環境温度の変化によって、固定子巻線のコイルエンド部に塗布された樹脂接着剤に割れが発生した場合でも、その割れの応力は、樹脂接着剤と外層皮膜の密着部を剥離するように作用し、樹脂接着剤から外層皮膜に割れが進行しない。これにより、樹脂接着剤と外層皮膜の共割れを防止して、割れが導体素線に到達しないようにすることができるので、絶縁破壊の発生をより確実に防止することができる。
なお、回転電機の固定子においては、固定子コアのスロット内部に比べてスロット外部の方がより多くの外乱要素があることから、環境温度変化の影響を受け易い。そのため、本発明によれば、第一の発明に比べ、樹脂接着剤と外層皮膜の共割れの防止をより効果的に実現することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的な部材や部位との対応関係を示すものであり、特許請求の範囲に記載された各請求項の構成に何ら影響を及ぼすものではない。
実施形態1に係る回転電機を模式的に示す軸方向断面図である。 実施形態1に係る固定子コア及び回転子の平面図である。 実施形態1に係る固定子の斜視図である。 実施形態1に係る固定子巻線を構成する導体セグメントの斜視図である。 実施形態1に係る固定子巻線を構成する導体セグメントの断面図であって図4のV−V線矢視断面図である。 実施形態1に係る固定子の一部を断面で示す部分平面図である。 実施形態1に係る固定子巻線の第1コイルエンド部の一部を示す部分斜視図である。 実施形態1に係る固定子の第1コイルエンド部側の一部を示す部分平面図である。 実施形態1に係る固定子においてワニスに割れが発生した場合の割れ進行状況を示す説明図である。 比較例1に係る固定子においてワニスに割れが発生した場合の割れ進行状況を示す説明図である。 実施形態2に係る固定子の斜視図である。 実施形態2に係る固定子コアの平面図である。 実施形態2に係る分割コアの平面図である。 実施形態2に係る連続導体線の全体形状を示す正面図である。 実施形態2に係る連続導体線のターン部の形状を示す斜視図である。 実施形態2に係る固定子の一部を断面で示す部分平面図である。
以下、本発明に係る回転電機の固定子の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
〔実施形態1〕
図1に示す回転電機1は、車両用のインナロータ型電動発電機であって、ハウジング10、回転軸13、回転子14、固定子コア30及び固定子巻線40を有する固定子20、電力変換装置60、冷媒供給手段70などを備えている。回転電機1と電力変換装置60は、入出力線17等で接続されている。回転電機1のハウジング10と電力変換装置60のケース部材(図示せず)とは、個別に形成されて固定手段で固定されるか、一体に形成される。前者の固定手段は、例えばボルト・ナット、雄ねじ・雌ねじ、貫通穴・割ピン、溶接などの接合、端片のかしめなどが該当する。これらのうちで二以上の手段を適宜に選択して組み合わせて固定してもよい。なお、入出力線17は、後述する固定子巻線40を構成する導体セグメント50を延伸させたものであってもよい。
回転軸13は、軸受け11(ベアリングなど)を介してハウジング10に回転可能に支持されている。回転軸13は、回転子14の中心部に上記固定手段によって固定されるか、あるいは一体に形成される。いずれの構成にせよ、回転軸13と回転子14は、協働して回転する。図2に示すように、回転子14の外周面の磁極位置には、周方向に沿って極性が交互となるように永久磁石15が埋設されている。本実施形態では、磁極数が8極(N極:4、S極:4)の回転子14が採用されている。
固定子20は、図3に示すように、回転子14の外周側に径方向に対向して配置された円環状の固定子コア30と、固定子コア30に巻装された三相(U相、V相、W相)の固定子巻線40とを備えている。この固定子20は、固定子コア30の内周面が回転子14の外周面と所定のエアギャップを介して対面するようにして、上記固定手段によってハウジング10に固定されている。
固定子コア30は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層して円環状に形成されている。この固定子コア30は、外周側に位置する円環状のバックコア部32と、バックコア部32から径方向内方へ突出し周方向に所定距離を隔てて配列された複数のティース33とからなる。隣り合うティース33の周方向に対向する側面同士の間には、固定子コア30の内周面に開口し径方向に延びるスロット31が形成されている。
スロット31の数(スロット数Sn)は、スロット倍数S(Sは正の整数)を2とし、回転子14の磁極数Mn(Mnは正の整数)を8極とし、相数p(pは正の整数)を3相とすると、本実施形態の場合には、Sn=S×Mn×p=2×8×3=48になる。
固定子コア30に巻装された固定子巻線40は、導体線として用いられるU字形状に形成された複数の導体セグメント50を所定のパターンで接続することにより形成されている。U字形状の導体セグメント50は、図4に示すように、互いに平行な一対の直状部51と、両直状部51の一端同士を接続するターン部52とを有する。なお、一部の導体セグメント50の先端部51cには、図4の二点鎖線で示すようなターミナルTが備えられる。
ターン部52は、固定子コア30の軸方向端面30aに平行な段部53,56を固定子コア30の軸方向に複数有する階段形状に形成されている。階段状部位の1段の高さHは、任意に設定してよい。当該高さHは、導体セグメント50の厚みThと概ね等しくすると、径方向にターン部52同士を積み重ね易くなる。階段状部位の段数は任意に設定してよく、例えば一対の直状部51相互間の幅に応じて段数を設定してよい。また、段部53,56は、導体線同士の接触を避けるために全体または一部を5度〜15度程度、浅く曲げてもよい。
ターン部52の中央部であって、固定子コア30の軸方向端面30aからの突出高さが最も高くなる部位には、頭頂段部53が形成されている。この頭頂段部53には、ターン部52の両端を互いに径方向反対側へずらすためにクランク状に曲げられたクランク部54が形成されている。クランク部54の径方向にずらす量は任意に設定してよい。クランク部54の径方向にずらす量を導体セグメント50の幅Wdと概ね等しくすると、径方向に複数の導体セグメント50をずらし易くなる。なお、導体セグメント50は、階段状の形状を有さず、クランク状に曲げられたクランク部54だけを持つものであってもよい。
U字形状の導体セグメント50は、一対の直状部51が固定子コア30の所定の1磁極ピッチ離れた2個のスロット31内に軸方向一端側から挿入される。このようにして、全スロット31に対して所定数の導体セグメント50の直状部51が、予め定められた配置順序に従って順次挿入配置され、U相、V相及びW相毎に積層される。本実施形態の場合、図6に示すように、各スロット31内において合計10本の直状部51(図4におけるスロット収容部51a)が径方向1列に積層配置される。
その後、スロット31から軸方向他端側へ延出した各直状部51の開放端部が、互いに周方向反対側へ所定の角度をもって斜めに斜行するように捻られて、概ね半磁極ピッチ分の長さの斜行部51b(図4参照)が形成される。そして、固定子コア30の軸方向他端側において、導体セグメント50の所定の斜行部51bの先端部51c同士や、先端部51cとターミナルTとが溶接等により接合されて所定のパターンで電気的に接続される。即ち、Y(スター)結線、Δ(デルタ)結線、Y−Δ混成結線の何れかが形成されるように、所定の導体セグメント50同士が接続されることにより、固定子コア30のスロット31に巻装された3本の相巻線(U相、V相、W相)を有する固定子巻線40が形成される。
なお、先端部51cの相互間や、先端部51cとターミナルTの間における接続は、例えばハンダ付けや溶接等による接合が好ましい。溶接には、融接(例えばガス溶接,アーク溶接,エレクトロスラグ溶接,電子ビーム溶接,レーザービーム溶接等)、圧接(抵抗溶接や鍛接等)を含む。
このようにして固定子コア30に巻装された固定子巻線40の軸方向一端側には、固定子コア30の軸方向一端側の端面30aからスロット31の外部に突出した複数のターン部52により全体としてリング状の第1コイルエンド部41が形成されている。また、固定子巻線40の軸方向他端側には、固定子コア30の軸方向他端側の端面30aからスロット31の外部に突出した複数の斜行部51b及び先端部51cにより全体としてリング状の第2コイルエンド部42が形成されている。
固定子コア30に巻装された固定子巻線40は、図6に示すように、スロット31内に充填されて固化したワニス(樹脂接着剤)45によって、各スロット31内に径方向1列に収容された10層のスロット収容部51aが固定子コア30に固定される。また、本実施形態では、固定子巻線40の第1及び第2コイルエンド部41,42にも、防振のために上記と同じワニス45が塗布されている。
即ち、図7及び図8には、第1コイルエンド部41の一部が示されており、この場合には、径方向に隣接するターン部52の間に形成された隙間に入り込んで固化したワニス45によって、第1コイルエンド部41の強度が高められている。なお、図示はしないが、第2コイルエンド部42の斜行部51b及び先端部51cもワニス45で同様に強度が高められている。ワニス45としては、例えば不飽和ポリエステル、アルキド、エポキシ等のうちから選択した樹脂を採用することができる。
固定子巻線40を構成する導体セグメント50は、図5に示すように、矩形断面の銅製の導体素線58と、導体素線58の外周を被覆する内層皮膜59a及び内層皮膜59aの外周を被覆する外層皮膜59bよりなる絶縁皮膜59と、を有する平角線で形成されている。内層皮膜59aは、例えば、ポリイミド(PI)やポリアミドイミド(PAI)等の樹脂で形成されている。また、外層皮膜59bは、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂で形成されている。
本実施形態の場合には、外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも小さくなるように設定されている。即ち、本実施形態の絶縁皮膜59は、内層皮膜59aとワニス45の間に、ワニス45に対する密着強度が内層皮膜59aに比べて小さい外層皮膜59bが配設されている。これにより、回転電機1の運転に伴う衝撃や環境温度の変化によって、スロット31に充填されたワニス45や第1及び第2コイルエンド部41,42に塗布されたワニス45に割れ(亀裂)が発生した場合でも、その割れがワニス45から外層皮膜59bに進行しないようにされている。
なお、外層皮膜59bとワニス45の密着強度を考慮した場合、PPSよりもPEEKの方が小さく、内層皮膜59aとワニス45の密着強度に対してより確実に差を出すことができるので、外層皮膜59bとしてPEEKを採用するのが好ましい。
また、内層皮膜59aと外層皮膜59bとを合わせた絶縁皮膜59の厚みは、100μm〜200μmの範囲に設定されている。このように、内層皮膜59a及び外層皮膜59bよりなる絶縁皮膜59全体の厚みが厚いので、隣接する導体セグメント(導体線)50同士を絶縁するために導体セグメント50同士の間に絶縁紙等を挟み込んで絶縁する必要がない。
次に、固定子20に液体冷媒を供給する冷媒供給手段70について説明する。本実施形態の冷媒供給手段70は、図1に示すように、固定子巻線40の第1及び第2コイルエンド部41,42に例えばATF(冷却油)などの液体冷媒(図示せず)を滴下するノズル71と、各ノズル71に液体冷媒を搬送するポンプ72と、回収された液体冷媒の熱を放出させる放熱器73と、を備えている。これらノズル71、ポンプ72及び放熱器73は、液体冷媒搬送用の配管で接続されて、液体冷媒の循環回路上に設置されている。
本実施形態では、ポンプ72から吐出された液体冷媒が、放熱器73を経由して各ノズル71に搬送され、各ノズル71から固定子巻線40の第1及び第2コイルエンド部41,42に滴下される。滴下された液体冷媒は、固定子巻線40を伝って固定子20を冷却しつつ落下し、ハウジング10の底部に設けられた導出口74からポンプ72に戻された後、再びポンプ72から吐出されて循環回路を循環するようにされている。
以上のように構成された本実施形態の回転電機1は次のように作動する。図1において、電力変換装置60から供給される電力変換された駆動電流に基づいて固定子20を励磁させると、その励磁作用によって回転トルク(動力となる場合を含む)が発生して回転子14が回転する。この場合、回転電機1は電動機として作動する。発生した回転トルクは、回転子14と回転軸13を介して回転体(例えば車輪やプロペラ等)に出力される。回転軸13と回転体の間に動力伝達機構を介在させてもよい。当該動力伝達機構には、例えばシャフト、カム、ラック&ピニオン、歯車(ギア)などのうちで一以上を含む。
また、電力変換装置60が電力変換信号を出力せず、かつ、回転体が回転力(動力を含む)を発生する場合には、回転体の回転力を受けて回転子14も回転するので、固定子20の導体セグメント(導体線)50に逆起電力が発生する。発生した逆起電力(回生電力)は、電力変換装置60を介してバッテリに充電することができる。この場合、回転電機1は発電機として作動する。
このように回転電機1が、電動機又は発電機のいずれの場合であっても、固定子20の固定子巻線40が通電されることによって発熱する。本実施形態の回転電機1は、電動機又は発電機としての作動を開始すると同時に、冷媒供給手段70も作動を開始する。これにより、ポンプ72から吐出された液体冷媒が、各ノズル71から固定子巻線40の第1及び第2コイルエンド部41,42に滴下され、固定子巻線40及び固定子コア30の表面を流通することによって、固定子巻線40及び固定子コア30を効率良く冷却する。
このとき、回転電機1の運転に伴う衝撃や環境温度の変化によって、スロット31に充填されたワニス45や第1及び第2コイルエンド部41,42に塗布されたワニス45に割れが発生する場合がある。しかし、本実施形態では、導体セグメント50表面の絶縁皮膜59を構成する外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも小さくされている。これにより、図9に示すように、ワニス45に割れ(亀裂)Cが発生した場合でも、ワニス45と外層皮膜59bの密着面に激しい応力変化が起き難くなるため、その割れCの応力は、ワニス45と外層皮膜59bの密着部を剥離するように作用し、ワニス45の割れCが外層皮膜59bに進行しない。これにより、ワニス45と外層皮膜59bの共割れを防止して、割れCが導体素線58に到達しないようにすることができるので、絶縁破壊の発生がより確実に防止される。
なお、図10には、比較例1として、絶縁皮膜59の外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも大きい場合が示されている。比較例1の場合には、ワニス45と外層皮膜59bの密着面に激しい応力変化が起き易いため、ワニス45の割れCが外層皮膜59b及び内層皮膜59aに進行して導体素線58に到達し、絶縁破壊が発生することとなる。
以上のように、本実施形態の回転電機1の固定子20によれば、導体セグメント50の外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも小さくなるように設定されている。そのため、回転電機1の運転に伴う衝撃や環境温度の変化によって、スロット31に充填されたワニス45に割れCが発生した場合でも、ワニス45と外層皮膜59bの共割れを防止することができる。これにより、割れCが導体素線58に到達しないようにすることができるので、絶縁破壊の発生をより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、固定子巻線40の第1及び第2コイルエンド部41,42も塗布されたワニス45で固定されているので、第1及び第2コイルエンド部41,42に塗布されたワニス45に割れCが発生した場合でも、ワニス45と外層皮膜59bの共割れを防止することができる。これにより、割れCが導体素線58に到達しないようにすることができるので、絶縁破壊の発生をより確実に防止することができる。
また、本実施形態の回転電機1は、冷媒供給手段70により、第1及び第2コイルエンド部41,42に冷却油を直接滴下して固定子巻線40を冷却する油冷システムを搭載している。このような油冷システムにおいては、回転電機1の動作中の環境温度が一般的なレベルでも180℃程度になり、固定子巻線40に対して100℃程度の冷却油が滴下されることが多々ある。そのため、このような環境温度の変化が大きい急冷条件下では、外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも小さくされている構成に基づく上記の効果を優位に発揮させることができる。
また、本実施形態の固定子巻線40は、複数の導体セグメント50を所定の状態に接続して形成されたセグメント型のものであるため、第2コイルエンド部42を構成する導体セグメント50の斜行部51bは、周方向に捻られる際に3次元的な力が掛かる。そのため、3次元的な力を受けた特定部位により多くの力が集中して掛かり、熱応力による応力集中によって絶縁破壊が発生する虞がある。しかし、本実施形態の場合には、その熱応力の影響を緩和するように構成されているので、セグメント型の固定子巻線40において上記の作用及び効果を優位に発揮させることができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る回転電機1の固定子120について図11〜図16を参照して説明する。実施形態2の固定子120は、実施形態1と同様にインナロータ型電動発電機として用いられる回転電機1(図1参照)に搭載されるものである。この固定子120は、図11に示すように、周方向に分割された複数の分割コア132を円環状に組み付けてなる固定子コア130と、固定子コア130に巻装された複数の連続導体線150よりなる固定子巻線140と、を備えている。
固定子コア130は、図12に示すように、所定数(実施形態2では24個)の分割コア132を周方向に連結して円環状に形成されており、その外周に焼きばめによって嵌合された外筒137(図11参照)により円環状に固定(保形)されている。固定子コア130の内周側には、周方向に配列された複数のスロット131が形成されている。複数のスロット131は、その深さ方向が径方向と一致するように形成されている。スロット131の数(スロット数Sn)は、実施形態1と同様に、Sn=S×Mn×p=2×8×3=48である。
分割コア132は、一つのスロット131を区画するとともに、周方向で隣接する分割コア132との間で一つのスロット131を区画する形状を呈している。具体的には、分割コア132は、図13に示すように、径方向内方に延びる一対のティース134と、ティース134を径方向外方で連結するバックコア部133とを有している。この分割コア132は、複数の電磁鋼板を固定子コア130の軸方向に積層して形成されている。
固定子巻線140は、所定の波形形状に成形した所定数(実施形態2では12本)の連続導体線150を所定の状態に積み重ねて帯状の導線集積体を形成し、その導線集積体を渦巻き状に巻き付けることにより円筒状に形成されている。
固定子巻線140を構成する連続導体線150は、図14に示すように、互いに平行に直状に延び長手方向に並列した複数のスロット収容部151と、隣り合うスロット収容部151同士をスロット収容部151の一端側と他端側とで交互に接続する複数のターン部152とを有し、1本の長さは約3mである。
連続導体線150のターン部152は、図15に示すように、実施形態1のターン部52と同様に、固定子コア130の軸方向端面130aに平行な段部153,156を固定子コア130の軸方向に複数有する階段形状に形成されている。ターン部152の中央部に位置する頭頂段部153には、ターン部152の両端を互いに径方向反対側へずらすためにクランク状に曲げられたクランク部154が形成されている。クランク部154は、固定子コア130の軸方向端面130aからの突出高さが最も高くなる頭頂段部153に形成されている。なお、連続導体線150のターン部152の形成方法は、実施形態1の導体セグメント50のターン部52の形成方法に準じる。
この連続導体線150は、実施形態1の導体セグメント50と同じ平角線で形成されている。即ち、連続導体線150は、図5に示すように、矩形断面の銅製の導体素線58と、内層皮膜59a及び外層皮膜59bよりなり導体素線58の外周を被覆する絶縁皮膜59とを有する。
固定子巻線140と固定子コア130の組み付けは、円筒状に成形された固定子巻線140の外周側から各分割コア132のティース134を挿入して、全ての分割コア132を固定子巻線140に沿って円環状に配置した後、分割コア132の外周に円筒状の外筒137を嵌合することにより行われる。これにより、固定子巻線140は、各連続導体線150の所定のスロット収容部151が固定子コア130の所定のスロット131内に収容された状態に組み付けられる。
この場合、各連続導体線150のスロット収容部151は、所定のスロット数(実施形態2では3相×2個(倍スロット)=6個)ごとのスロット131に収容されている。また、連続導体線150のターン部152は、固定子コア130の軸方向両端面130aからそれぞれ突出し、その突出している多数のターン部152により、固定子巻線140の軸方向両端部に第1及び第2コイルエンド部141,142が形成されている(図11参照)。
また、実施形態2の場合には、図16に示すように、各スロット131内において合計12本のスロット収容部151が径方向1列に積層配置されている。そして、固定子コア130に巻装された固定子巻線140は、スロット131内に充填されて固化したワニス(樹脂接着剤)45によって、各スロット131内に径方向1列に収容された10本のスロット収容部151が固定子コア130に固定されている。また、固定子巻線140の第1及び第2コイルエンド部141,142も、実施形態1の場合と同様に、防振のために上記と同じワニス45で固定されている。
なお、実施形態2の場合にも、連続導体線150の外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも小さくなるように設定されていることは、実施形態1の場合と同様である。
以上のように構成された実施形態2の回転電機1固定子120によれば、連続導体線150の外層皮膜59bとワニス45の密着強度が、内層皮膜59aとワニス45の密着強度よりも小さくなるように設定されている。そのため、実施形態1と同様に、回転電機1の運転に伴う衝撃や環境温度の変化によって、スロット131に充填されたワニス45や第1及び第2コイルエンド部141,142に塗布されたワニス45に割れCが発生した場合でも、ワニス45と外層皮膜59bの共割れを防止して、絶縁破壊の発生をより確実に防止することができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記の実施形態1では、ワニス45による固定子巻線40の固定を、各スロット31に収容されたスロット収容部51aと第1及び第2コイルエンド部41,42の両方で行うようにしているが、どちらか一方のみで行うようにしてもよい。実施形態2の場合も同様である。
また、上記の実施形態1,2では、回転子14が固定子20,120の内側に配置されるインナロータタイプの回転電機の例を説明したが、回転子14が固定子20,120の外側に配置されるアウタロータタイプの回転電機にも、本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態1,2では、本発明に係る回転電機の固定子20,120を、電動機と発電機を選択的に使用し得る回転電機に適用した例を説明したが、電動機や発電機として単独に機能する回転電機にも、本発明を適用することができる。
1…回転電機、 14…回転子、 20,120…固定子、 30,130…固定子コア、 30a,130a…固定子コアの軸方向端面、 31,131…スロット、 40,140…固定子巻線、 41,141…第1コイルエンド部、 42,142…第2コイルエンド部、 45…ワニス(樹脂接着剤)、 50…導体セグメント(導体線)、 150…連続導体線、 58…導体素線、 59…絶縁皮膜、 59a…内層皮膜、 59b…外層皮膜、 70…冷媒供給手段。

Claims (7)

  1. 周方向に配列された複数のスロット(31,131)を有する固定子コア(30)と、前記固定子コアの前記スロットに巻装された複数の導体線(50,150)からなる固定子巻線(40,140)と、前記スロットに充填されて前記スロット内に収容された前記導体線を固定する樹脂接着剤(45)と、を備えた固定子において、
    前記導体線は、導体素線(58)と、前記導体素線の外周を被覆する絶縁皮膜(59)と、を有し、
    前記絶縁皮膜は、前記導体素線の外周を被覆する内層皮膜(59a)と、前記内層皮膜と前記樹脂接着剤との間に配設され、前記内層皮膜に比べて前記樹脂接着剤に対する密着強度が小さい外層皮膜(59b)と、よりなることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 周方向に配列された複数のスロット(31,131)を有する固定子コア(30)と、前記固定子コアの前記スロットに巻装された複数の導体線(50,150)からなる固定子巻線(40,140)と、前記固定子コアの軸方向両端面(30a,130a)からそれぞれ前記スロットの外部に突出する前記固定子巻線のコイルエンド部(41,42,141,142)に塗布されて前記コイルエンド部の前記導体線を固定する樹脂接着剤(45)と、を備えた固定子において、
    前記導体線は、導体素線(58)と、前記導体素線の外周を被覆する絶縁皮膜(59)と、を有し、
    前記絶縁皮膜は、前記導体素線の外周を被覆する内層皮膜(59a)と、前記内層皮膜と前記樹脂接着剤との間に配設され、前記内層皮膜に比べて前記樹脂接着剤に対する密着強度が小さい外層皮膜(59b)と、よりなることを特徴とする回転電機の固定子。
  3. 前記固定子巻線(40)は、一対の直状部(51)と両前記直状部の一端同士を接続するターン部(52)とを有するU字形状の複数の導体セグメント(50)の一対の前記直状部を前記固定子コアの軸方向一端側から異なる前記スロットに挿入し、軸方向他端側に延出した各前記直状部の他端をそれぞれ周方向に捻らせて斜行部(51b)を形成し、前記導体セグメントの所定の前記斜行部の先端部同士を接続することにより前記固定子コアに巻装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記固定子巻線(140)は、互いに平行に直状に延び長手方向に並列した複数のスロット収容部(151)と、隣り合う前記スロット収容部同士を前記スロット収容部の一端側と他端側とで交互に接続する複数のターン部(152)とを有する連続導体線(150)により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記ターン部は、前記固定子コアの軸方向端面に平行な段部(53,56)を前記固定子コアの軸方向に複数有する階段形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の回転電機の固定子。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の固定子(20)と、前記固定子と径方向に対向して回転可能に配置された回転子(14)と、前記固定子に液体冷媒を供給する冷媒供給手段(70)と、を備えていることを特徴とする回転電機。
  7. 前記冷媒供給手段は、前記固定子コアの軸方向両端面から前記スロットの外部にそれぞれ突出する前記固定子巻線のコイルエンド部(41,42,141,142)に冷却油を供給して前記固定子を冷却することを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
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