JP6155859B2 - 画像キャッシュメモリ装置および半導体集積回路 - Google Patents

画像キャッシュメモリ装置および半導体集積回路 Download PDF

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Description

本明細書で言及する実施例は、画像キャッシュメモリ装置および半導体集積回路に関する。
近年、例えば、CPUや動画像符号化装置等の処理装置と、外部メモリとの間に画像キャッシュメモリ装置を配置して、画像処理を高速化することが行われている。
このような画像キャッシュメモリ装置は、例えば、1つの画像(ピクチャ,フレーム)を複数の矩形ブロックに分割し、その矩形ブロック単位でデータの入出力、並びに、内蔵されたキャッシュバッファに対するデータの格納や管理を行っている。
すなわち、キャッシュバッファに対するデータの格納や管理は、矩形ブロック単位で行われており、それは、各矩形ブロックに対応したタグを格納するキャッシュタグ部、および、そのキャッシュタグ部のタグを比較する比較部により制御されている。
ところで、従来、処理装置と外部メモリとの間に画像キャッシュメモリ装置を配置し、1つの画像を複数の矩形ブロックに分割してキャッシュ処理を制御する様々な提案がなされている。
特開平10−261076号公報 特開平06−059975号公報
上述した画像キャッシュメモリ装置において、例えば、キャッシュタグ部に格納されるタグの個数は、キャッシュバッファの容量が大きくなるに従って増加する。
このように、タグの個数が増加すると、比較部による比較処理に要する時間や比較部自体のハード構成の増大を招く。すなわち、タグの個数が増加すると、キャッシュ処理に要する時間やハードウェアコストの増大を招くことになる。
一実施形態によれば、画像データのキャッシュ処理を行う画像キャッシュメモリ装置であって、キャッシュバッファと、キャッシュタグ部と、比較部と、制御部と、を有する、画像キャッシュメモリ装置が提供される。
前記キャッシュバッファは、矩形に配列された複数のピクセルを含む矩形ブロックを単位とするキャッシュデータを格納し、前記キャッシュタグ部は、前記矩形ブロックを複数含む矩形ブロック集合に対応するタグを格納する。
前記比較部は、前記キャッシュタグ部に格納された前記タグを比較し、前記制御部は、前記キャッシュバッファ,前記キャッシュタグ部および前記比較部を制御して前記キャッシュ処理を行う。前記矩形ブロック集合は、KおよびLを正の整数で、少なくとも一方を2以上として、前記矩形ブロックが水平方向にK個配列され、前記矩形ブロックが垂直方向にL個配列される。前記タグは、前記矩形ブロック集合に含まれる、前記矩形ブロックの水平方向の数である水平ブロック数Kと、前記矩形ブロック集合に含まれる、前記矩形ブロックの垂直方向の数である垂直ブロック数Lと、対応する矩形ブロックが1つのピクチャ内のどの位置にあるかを示すピクチャアドレスと、前記タグの有効/無効を示す第1フラグと、前記キャッシュバッファ内のデータが変更されたか否かを示す第2フラグと、を含む。
開示の画像キャッシュメモリ装置および半導体集積回路は、タグの個数を減らしてキャッシュ処理に要する時間やハードウェアコストを低減することができるという効果を奏する。
図1は、半導体集積回路の全体構成を示すブロック図である。 図2は、ピクチャと矩形ブロックの関係を説明するための図である。 図3は、画像キャッシュメモリ装置の一例におけるキャッシュタグ部および比較部を説明するための図である。 図4は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置における矩形ブロック集合を説明するための図である。 図5は、図4に示す矩形ブロック集合のタグにおけるキャッシュバッファ内アドレスを説明するための図である。 図6は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるキャッシュタグ部および比較部の一例を説明するための図である。 図7は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置において、キャッシュミスヒット時のアクセスを説明するための図である。 図8は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるタグの併合処理の一例を説明するための図(その1)である。 図9は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるタグの併合処理の一例を説明するための図(その2)である。 図10は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるタグの併合処理の変形例を説明するための図(その1)である。 図11は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるタグの併合処理の変形例を説明するための図(その2)である。 図12は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるキャッシュタグ部および比較部の他の例を説明するための図である。
まず、画像キャッシュメモリ装置および半導体集積回路の実施例を詳述する前に、図1〜図3を参照して、画像キャッシュメモリ装置を含む半導体集積回路の一例および画像キャッシュメモリ装置における問題点を説明する。
図1は、半導体集積回路の全体構成を示すブロック図である。図1に示されるように、半導体集積回路100は、画像キャッシュメモリ装置1、および、CPUや動画像符号化装置等の処理装置(画像処理装置)2を含む。ここで、画像キャッシュメモリ装置1は、処理装置2と外部メモリ3との間に配置される。なお、外部メモリ3は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を適用することができる。
画像キャッシュメモリ装置1は、全体を制御する制御部11,キャッシュデータを格納するキャッシュバッファ12,および,キャッシュバッファ12内のデータ(画像データ)を管理するキャッシュタグ部13を含む。
さらに、画像キャッシュメモリ装置1は、キャッシュバッファ12内に所定のデータがあるかどうかを、キャッシュタグ部13にあるタグから判定する比較部14,内部バスIF(InterFace:インターフェース)15,および,外部バスIF16を含む。
ここで、内部バスIF15は、内部バスIBを介して処理装置2に接続され、処理装置2とキャッシュバッファ12との間でデータの遣り取りを行うために使用される。また、外部バスIF16は、外部バスEBを介して外部メモリ3に接続され、外部メモリ3とキャッシュバッファ12との間でデータの遣り取りを行うために使用される。
制御部11は、例えば、処理装置2からの指示に従って、キャッシュバッファ12,キャッシュタグ部13,比較部14,内部バスIF15および外部バスIF16を制御して画像キャッシュメモリ装置1におけるキャッシュ処理を制御する。
図2は、ピクチャと矩形ブロックの関係を説明するための図である。図2に示されるように、入出力を行うデータが画像のとき、通常、1つのピクチャ(画像,フレーム)PICを、複数の矩形ブロックRBに分割する。
図2は、1つのピクチャPICが、縦方向に18分割されると共に、横方向に16分割され、18×16=288個の矩形ブロックRBに分割された場合を示している。なお、それぞれの矩形ブロックRBは、横方向がmピクセルで縦方向がnピクセルになっている。
このように、1つのピクチャPICは、m×nピクセルの矩形ブロックRBにより管理され、この矩形ブロックRBを単位として、データの入出力、並びに、キャッシュバッファ12に対するデータの格納や管理を行うようになっている。
図3は、画像キャッシュメモリ装置の一例におけるキャッシュタグ部および比較部を説明するための図である。図3に示されるように、キャッシュタグ部13には、複数のタグTGrbが格納されている。
ここで、キャッシュタグ部13に格納されたタグTGrbは、それぞれキャッシュバッファ12内に存在する1つの矩形ブロックRBに対応している。従って、キャッシュタグ部13のタグTGrbの個数は、キャッシュバッファ12内に格納された矩形ブロックRBの最大個数になる。
タグTGrbは、対応する矩形ブロックRBがピクチャPIC内のどの位置にあるかを示すピクチャアドレス(x,y)、タグの有効/無効を示すVフラグ、および、キャッシュバッファ12内のデータが処理装置2により変更されたか否かを示すMフラグを含む。
ここで、例えば、任意のタグTGrbに対応する矩形ブロックRBがキャッシュバッファ12内に存在する場合、そのタグのVフラグは『1』(有効)になり、逆に、存在しない場合、Vフラグは『0』(無効)になる。
また、例えば、処理装置2により、任意のタグTGrbに対応する矩形ブロックRBのデータが書き換えられたとき、すなわち、キャッシュバッファ12に格納された矩形ブロックRBのデータが外部メモリ3のデータと異なる場合、Mフラグは『1』になる。
一方、任意のタグTGrbに対応する矩形ブロックRBのデータが書き換えられずにそのままキャッシュバッファ12に保持され、外部メモリ3のデータと一致している場合、Mフラグは『0』になる。
図1〜図3を参照して、画像キャッシュメモリ装置の一例の動作を説明する。まず、処理装置2から画像キャッシュメモリ装置1に対してリード(読み出し)アクセスがあった場合、制御部11は、リードアクセスに対応するピクチャアドレス(x,y)の矩形ブロックRBがキャッシュバッファ12内に存在するかどうかの確認を行う。
すなわち、制御部11は、キャッシュタグ部13にある複数のタグTGrbを、比較部14を通して走査し、Vフラグが有効(『1』)でピクチャアドレスが一致するタグがある場合は、キャッシュヒットと判定する。そして、キャッシュバッファ12から、キャッシュヒットと判定したタグに対応する矩形ブロックRBのデータを処理装置2に転送する。
一方、Vフラグが有効でピクチャアドレスが一致するタグが存在しない場合は、キャッシュミスヒットと判定し、キャッシュミスヒットと判定したタグに対応する矩形ブロックのデータを、外部メモリ3からキャッシュバッファ12内に読み込む。そして、読み込んだ矩形ブロックに対応するタグのピクチャアドレス(x,y)を更新し、Vフラグを有効(『1』)とし、Mフラグを無効(『0』)とする。
次に、処理装置2から画像キャッシュメモリ装置1に対してライト(書き込み)アクセスがあった場合、制御部11は、ライトアクセスに対応するピクチャアドレス(x,y)の矩形ブロックRBがキャッシュバッファ12内に存在するかどうかの確認を行う。すなわち、制御部11は、キャッシュタグ部13にある複数のタグTGrbを、比較部14を通して走査する。
ここで、Vフラグが有効でピクチャアドレスが一致するタグがある場合は、キャッシュバッファ12内の対応する矩形ブロックのデータを処理装置2からのデータに書き換える。さらに、そのデータを書き換えた矩形ブロックのタグのMフラグを有効(『1』)とする。
一方、Vフラグが有効でピクチャアドレスが一致するタグが存在しない場合は、キャッシュバッファ12の新たな領域に処理装置2からのデータを格納する。そして、対応する新たなタグに対してピクチャアドレス(x,y)を更新し、Vフラグを有効(『1』)、Mフラグを有効(『1』)とする。
以上において、リードアクセスしてミスヒットしたとき、並びに、ライトアクセスのとき、キャッシュバッファ12に十分な空き容量が無い場合には、キャッシュバッファ12内のデータを解放して空き容量を確保する。
すなわち、制御部11は、キャッシュタグ部13にあるタグを、比較部14を通して走査し、Vフラグが有効になっているタグ、および、対応するキャッシュバッファ12内の矩形ブロック(データ領域)を解放する。
なお、キャッシュバッファ12内のデータを解放する順序については、例えば、LRU(Least Recently Used)による最もアクセス時期が古いものから優先して行う方法を適用することができる。或いは、例えば、画像処理装置で利用されている他のキャッシュアルゴリズムを適用することもできるのはいうまでもない。
また、解放するタグのMフラグが有効(『1』)になっている場合は、処理装置2によりデータの内容が書き換わっているため、そのタグに対応するキャッシュバッファ12内の矩形ブロックRBのデータを外部メモリ3に書き出す(書き戻す)ことになる。
上述した画像キャッシュメモリ装置において、例えば、キャッシュタグ部13に格納されるタグの個数は、キャッシュバッファ12の容量に従って増加する。そして、タグの個数が増加すると、比較部14による比較処理に要する時間や比較部14自体のハードウェアコストが増大することになる。
ところで、矩形ブロックRBの大きさは、外部メモリ3をアクセスする最小粒度や外部バス幅を考慮したサイズに従って決めるのが一般的である。具体的に、例えば、矩形ブロックRBの大きさとして256ビットを想定した場合、1画素を8ビットとすると、矩形ブロックRBは、横8画素×縦4画素、或いは、横16画素×縦2画素といった大きさになる。
これに対して、画像キャッシュメモリ装置1にアクセスする処理装置2は、ある一連の処理単位で見たとき、矩形ブロックRBよりも大きな矩形形状によりメモリアクセスを行う場合が多い。
例えば、動画像符号化処理装置等においては、16画素×16画素〜64画素×64画素を1つの処理単位とするのが一般的であり、処理装置2によるアクセスサイズは、それらに近い大きさになり、矩形ブロックRBのサイズよりも大きくなる。
このような場合、画像キャッシュメモリ装置1においては、矩形ブロックRBのそれぞれに対してタグTGrbを用いて管理するよりも、より大きな矩形形状を1つの管理単位とした方がタグの個数が少なくて済むと考えられる。
以下、本実施例の画像キャッシュメモリ装置を、添付図面を参照して詳述する。図4は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置における矩形ブロック集合を説明するための図である。
また、図5は、図4に示す矩形ブロック集合のタグにおけるキャッシュバッファ内アドレスを説明するための図であり、図6は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるキャッシュタグ部および比較部の一例を説明するための図である。
なお、本実施例の画像キャッシュメモリ装置1および半導体集積回路の全体構成は、例えば、図1を参照して説明したのと同様のものになるが、図6を参照して詳述するように、キャッシュタグ部13および比較部14は、前述した図3のものとは異なっている。
[タグの構成]
図4および図6に示されるように、本実施例の画像キャッシュメモリ装置1において、1つのタグTGbgは、複数の矩形ブロックRB((A)〜(F))を含む矩形ブロック集合BGと対応付けられている。
ここで、図4に示されるように、矩形ブロック集合BGは、例えば、横方向がK個で、縦方向がL個の矩形ブロックを含む。すなわち、1つの矩形ブロック集合BGは、K×L個の矩形ブロックRBを含む。具体的に、図4に示す例では、K=3,L=2になっており、1つの矩形ブロック集合BGは、6個の矩形ブロックRB((A)〜(F))を含むことになる。
図6に示されるように、タグTGbgは、ピクチャアドレス,水平ブロック数(K),垂直ブロック数(L),キャッシュバッファ内アドレス(CBA),VフラグおよびMフラグを含む。ピクチャアドレスは、タグに対応する矩形ブロック集合の内、例えば、最も左上に位置する矩形ブロック(A)を原点(0,0)として表す。
図5に示されるように、図4に示す矩形ブロック集合BG内に位置する6個の矩形ブロック(A)〜(F)は、キャッシュバッファ12内のあるアドレスから連続して配置され、タグTGbgのキャッシュバッファ内アドレスCBAにより開始位置が示される。
ここで、矩形ブロック集合BG内の各矩形ブロックRB((A)〜(F))の位置(キャッシュバッファアドレス)Adrは、次のようにして求めることができる。
例えば、矩形ブロック(E)は、矩形ブロック(A)を原点(0,0)として、水平方向(右方向)に『1』、垂直方向(下方向)に『1』だけ離れているので、矩形ブロック集合BG内の相対ブロック座標で、(Bx,By)=(1,1)になる。
また、例えば、矩形ブロック(F)は、原点(0,0)の矩形ブロック(A)から水平方向(右方向)に『2』で垂直方向(下方向)に『1』だけ離れているので、矩形ブロック集合BG内の相対ブロック座標で、(Bx,By)=(2,1)になる。
矩形ブロック(E)に対応するキャッシュバッファアドレスAdr(E)、および、矩形ブロック(F)に対応するキャッシュバッファアドレスAdr(F)は、次のようになる。
Adr(E)=CBA+K×By+Bx
=CBA+K×1+1
Adr(F)=CBA+K×1+2
[比較部動作]
次に、比較部14の動作を説明する。キャッシュバッファ12内に所望の矩形ブロックRBが存在するかどうかを確認する際、キャッシュタグ部13に格納されたタグを走査する。
すなわち、キャッシュバッファ12内に所望の矩形ブロックが存在するかどうかを確認する際、比較部14により、キャッシュタグ部13のそれぞれのタグTGbgが示すピクチャアドレスの範囲と、所望の矩形ブロックのピクチャアドレス(Sx,Sy)を比較する。すなわち、図6に示す比較部14によって、キャッシュタグ部13のそれぞれのタグTGbgに対して、以下の処理を行う。
タグのVフラグが有効、かつ、
ピクチャアドレス(x)≦Sx≦ピクチャアドレス(x)+(K−1)、かつ、
ピクチャアドレス(y)≦Sy≦ピクチャアドレス(y)+(L−1)が成立する場合、ヒットとし、
成立しない場合、ミスヒットとする。
キャッシュヒット時における対象ブロックをQとし、タグをHとすると、対象ブロックQのキャッシュバッファアドレスAdr(Q)は、以下のようにして算出される。
Bx=Qピクチャアドレス(x)−Hピクチャアドレス(x)
By=Qピクチャアドレス(y)−Hピクチャアドレス(y)
Adr(Q)=Hキャッシュバッファ内アドレス+K×By+Bx
図7は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置において、キャッシュミスヒット時のアクセスを説明するための図である。なお、図7において、参照符号RTは、処理装置2からアクセスリクエストがあったブロック(データ領域)を示し、MBは、キャッシュミスヒットしたブロックを示す。
次に、リードアクセスおよびライトアクセス時の動作を説明する。処理装置2から画像キャッシュメモリ装置1に対するリードアクセスおよびライトアクセスは、複数の矩形ブロックの集合(矩形ブロック集合BG)であり、矩形形状とする。
[リード(読み出し)アクセス動作]
処理装置2から画像キャッシュメモリ装置1に対してリードアクセスがあった場合、制御部11は、リードアクセスに対応する複数の矩形ブロックRBのそれぞれに対してキャッシュバッファ12内に存在するかどうかの確認を行う。
すなわち、制御部11は、キャッシュタグ部13にあるタグTGbgを、比較部14を通して走査し、前述した比較動作を行って、キャッシュヒットしたブロック(例えば、図7の矩形ブロック(E),(F))をキャッシュバッファ12から処理装置2に転送する。
キャッシュミスヒットしたブロックMB(図7におけるハッチング部分)は、右側に抜き出して示されるように、矩形形状に分割し、外部メモリ3からそれぞれの矩形形状を矩形ブロック集合BG1,BG2としてキャッシュバッファ12内に読み込む。
すなわち、キャッシュミスヒットしたブロックMBは、1つの矩形ブロックRBを有する矩形ブロック集合BG1と、6つの矩形ブロックRBを有する矩形ブロック集合BG2とに分割される。
なお、例えば、矩形ブロック集合BG1は、外部メモリ3に対する1回目のアクセスでキャッシュバッファ12内に読み込まれ、また、矩形ブロック集合BG2は、外部メモリ3に対する2回目のアクセスでキャッシュバッファ12内に読み込まれる。
読み込んだ矩形ブロック集合BG1およびBG2に対しては、それぞれ新たなタグを用意し、ピクチャアドレス,水平ブロック数(K),垂直ブロック数(L),キャッシュバッファ内アドレス(CBA)を更新する。さらに、矩形ブロック集合BG1およびBG2のそれぞれのタグにおけるVフラグを有効(『1』)とし、Mフラグを無効(『0』)とする。
[ライト(書き込み)アクセス動作]
次に、処理装置2から画像キャッシュメモリ装置1に対してライトアクセスがあった場合、制御部11は、ライトアクセスに対応する複数の矩形ブロックRBのそれぞれに対してキャッシュバッファ12内に存在するかどうかの確認を行う。
すなわち、制御部11は、キャッシュタグ部13にあるタグTGbgを、比較部14を通して走査し、前述した比較動作を行って、キャッシュヒットしたブロック(例えば、図7の矩形ブロック(E),(F))を処理装置2からのデータ(画像データ)に書き換える。そして、キャッシュヒットしたブロック(E),(F)に対応するタグのMフラグを有効(『1』)とする。
キャッシュミスヒットしたブロックMBは、図7の右側に抜き出して示されるように、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合BG1,BG2としてキャッシュバッファ12内に格納する。
すなわち、キャッシュミスヒットしたブロックMBは、1つの矩形ブロックRBを有する矩形ブロック集合BG1と、6つの矩形ブロックRBを有する矩形ブロック集合BG2とに分割される。
なお、例えば、矩形ブロック集合BG1は、1回目のアクセスでキャッシュバッファ12内に書き込まれ、また、矩形ブロック集合BG2は、2回目のアクセスでキャッシュバッファ12内に書き込まれる。
キャッシュバッファ12に格納した矩形ブロック集合BG1およびBG2に対しては、それぞれ新たなタグを用意し、ピクチャアドレス,水平ブロック数(K),垂直ブロック数(L),キャッシュバッファ内アドレス(CBA)を更新する。さらに、矩形ブロック集合BG1およびBG2それぞれのVフラグを有効(『1』)とし、Mフラグを有効(『1』)とする。
[キャッシュの追い出し動作]
以上において、リードアクセスしてミスヒットしたとき、並びに、ライトアクセスのとき、キャッシュバッファ12に十分な空き容量が無い場合には、キャッシュバッファ12内のデータを解放して空き容量を確保する。
すなわち、制御部11は、キャッシュタグ部13にあるタグを、比較部14を通して走査し、Vフラグが有効になっているタグ、および、対応するキャッシュバッファ12内の矩形ブロック(データ領域)を解放する。
なお、キャッシュバッファ12内のデータを解放する順序については、例えば、前述したように、LRUによる最もアクセス時期が古いものから優先して行う方法を適用することができる。或いは、例えば、画像処理装置で利用されている他のキャッシュアルゴリズムを適用してもよい。
ここで、解放するタグのMフラグが有効(『1』)になっている場合は、処理装置2によりデータの内容が書き換わっているため、そのタグに対応するキャッシュバッファ12内の矩形ブロックRBのデータを外部メモリ3に書き出す(書き戻す)ことになる。
このように、本実施例の画像キャッシュメモリ装置は、例えば、図1〜図3を参照して説明したものと比較して、キャッシュタグ部13に格納されるタグの個数を削減することが可能になる。これにより、例えば、比較部14による比較処理に要する時間や比較部14自体のハードウェアコストを低減することができる。
図8および図9は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるタグの併合処理の一例を説明するための図である。
[タグの併合処理]
処理装置2からのアクセスのサイズが一定であり、前回のアクセスから隣接した領域のアクセスを繰り返すような場合、それら複数のアクセス領域は1つの矩形形状とすることができる。
図8に示されるように、例えば、1回目のアクセスが水平方向に3ブロックで垂直方向に2ブロック連続する領域(A)(B)(C),(D)(E)(F)で、2回目のアクセスが水平方向に3ブロック連続する領域(G)(H)(I)の場合、まとめると1つの矩形形状になる。
すなわち、1回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG1'((A)(B)(C),(D)(E)(F))、および、2回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG2'((G)(H)(I))は、1つの矩形ブロック集合BGNにまとめられる。
そして、水平方向に3ブロックで垂直方向に3ブロック連続する領域(A)(B)(C),(D)(E)(F),(G)(H)(I)を1つの新たな矩形ブロック集合BGNとし、その新たな矩形ブロック集合BGNに対して1つのタグを対応させる。
図9に示されるように、新たな矩形ブロック集合BGNに対して2つのタグTGbg1,TGbg2ではなく、1つのタグTGbg1だけを対応させることにより、タグの個数をさらに削減することが可能になる。
すなわち、制御部11は、以下の<処理1>および<処理2>を行うことにより、新たなタグの使用を抑制することが可能になる。
<処理1>
キャッシュミスヒット時において、キャッシュバッファ12に対して新たな矩形ブロック集合BGN(BG1',BG2')を格納する際、以下のタグを検索する。
Vフラグが有効(『1』)、かつ、
水平ブロック数(K)が新たな矩形ブロック集合BGNの水平ブロック数と等しい(すなわち、1回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG1'と2回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG2'の水平ブロック数が等しい)、かつ、
リードアクセスでMフラグが無効(『0』),または,ライトアクセスでMフラグが有効(『1』)、かつ、
矩形ブロック集合BGNに対して垂直方向の上側または下側に領域が隣接(すなわち、1回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG1'と2回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG2'が垂直方向の上側または下側に領域が隣接)している。
<処理2>
上記<処理1>において、該当するタグが見つからない場合は、新たなタグの使用を抑制することが困難なので、矩形ブロック集合BGNに対して新たにタグを割り当てる。
一方、該当するタグ(TGbg1)が見つかった場合、矩形ブロック集合BGN(BG1'およびBG2')に対する新たなタグは割り当てずに、そのタグTGbg1の内容を以下のように書き換える。
タグTGbg1の垂直ブロック数(L)を、新たな矩形ブロック集合BGNの垂直ブロック数とし、かつ、
タグTGbg1が矩形ブロック集合BGNの下側に位置する場合、タグTGbg1のピクチャアドレスを矩形ブロック集合BGNのピクチャアドレスに書き換える。これにより、新たなタグの使用を抑制することが可能になる。
ここで、例えば、リード領域とライト領域のタグを併合すると、Mフラグが有効になるタグ1個で管理されるため、キャッシュ追い出し時にリード領域も合わせて外部メモリ3に書き出すことになる。
従って、外部メモリ3に対するアクセスデータ量およびアクセス時間の増大を考慮すると、タグの併合は、リード領域(Mフラグが無効)のタグ間、或いは、ライト領域(Mフラグが有効)のタグ間で独立して行うのが好ましい。
ところで、図8および図9を参照して説明したように、矩形ブロック集合内の各矩形ブロックのキャッシュバッファ12内におけるアドレススキャンは、水平方向のスキャン順になっている。
そのため、上述したタグの併合処理は、キャッシュバッファ12内のブロックアドレスを連続させるために、垂直方向に隣接している矩形ブロック集合BG同士のみで行うことが困難になる。
画像キャッシュメモリ装置1にアクセスする処理装置2の特性によっては、垂直方向に連続する領域にアクセスを行うのではなく、水平方向に連続した領域にアクセスを行うものがある。
この場合、矩形ブロック集合内の各矩形ブロックのキャッシュバッファ12内におけるアドレススキャンは、垂直方向のスキャン順になっている方が好ましい。
図10および図11は、本実施例の画像キャッシュメモリ装置におけるタグの併合処理の変形例を説明するための図であり、図12は、図10に示す矩形ブロック集合のタグの一例を説明するための図である。
図12と前述した図6との比較から明らかなように、タグの併合処理の変形例における矩形ブロック集合BGN0のタグは、前述した矩形ブロック集合BGNのタグに対して、アドレススキャンが水平方向順か垂直方向順かを示すSフラグが追加されている。
ここで、例えば、矩形ブロック集合内の各矩形ブロックのキャッシュバッファ12内におけるアドレススキャンが、水平方向のスキャン順の場合にはSフラグを『0』とし、垂直方向のスキャン順の場合にはSフラグを『1』とする。
すなわち、S=0のときは、該当するブロックのキャッシュバッファ12内におけるアドレススキャンが水平方向のスキャン順であることを示し、S=1のときは、垂直方向のスキャン順であることを示す。
画像キャッシュメモリ装置1は、例えば、外部からの設定や処理装置2からの識別信号に従って、水平スキャン(アドレススキャンが水平方向のスキャン順)、または、垂直スキャン(アドレススキャンが垂直方向のスキャン順)を切り替える。
ここで、タグの併合処理に関して、S=0になっているタグ間においては、垂直方向に隣接している場合に併合可能であり、S=1になっているタグ間においては、水平方向に隣接している場合に併合可能である。
すなわち、S=0の場合、タグの併合処理は、例えば、図8および図9を参照して説明したのと同様なので、その説明は省略する。そこで、S=1の場合、すなわち、垂直スキャンの場合を図10および図11を参照して説明する。
図10は、S=1のとき、1回目のアクセスが垂直方向に2ブロックで水平方向に3ブロック連続する領域(A)(B),(C)(D),(E)(F)で、2回目のアクセスが垂直方向に2ブロックで水平方向に2ブロック連続する領域(G)(H),(I)(J)の場合を示す。
すなわち、1回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG1"((A)(B),(C)(D),(E)(F))、および、2回目のアクセスによる矩形ブロック集合BG2"((G)(H),(I)(J))は、1つの矩形ブロック集合BGN0にまとめられる。
そして、1回目のアクセスおよび2回目のアクセスをまとめた1つの新たな矩形ブロック集合BGN0は、垂直方向に2ブロックで水平方向に5ブロック連続する領域(A)(B),(C)(D),(E)(F),(G)(H),(I)(J)になり、これに1つのタグを対応させる。
図11に示されるように、新たな矩形ブロック集合BGN0に対して2つのタグTGbg10,TGbg20ではなく、1つのタグTGbg10だけを対応させることにより、タグの併合を行ってタグの個数を削減することができる。
なお、S=1になっているタグにおいて、タグ内ブロックのキャッシュバッファ内アドレス(CBA)の計算がS=0の場合と異なる。すなわち、対象ブロックをQ、タグをRとすると、対象ブロックQのキャッシュバッファアドレスAdr(Q)は、以下のようにして算出される。
Bx=Qピクチャアドレスx−Rピクチャアドレスx
By=Qピクチャアドレスy−Rピクチャアドレスy
Adr(Q)=Rキャッシュバッファ内アドレス+L×Bx+By
このように、図10〜図12を参照して説明した変形例は、水平スキャンおよび垂直スキャンの両方に対してタグの併合を行うことができる。
上述したように、本実施例の画像キャッシュメモリ装置によれば、キャッシュバッファに格納されたデータに対応したタグの個数を削減することができる。さらに、タグの併合処理により、より一層少ないタグの個数で大きな容量のキャッシュバッファを扱うことが可能になる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
画像データのキャッシュ処理を行う画像キャッシュメモリ装置であって、
矩形に配列された複数のピクセルを含む矩形ブロックを単位とするキャッシュデータを格納するキャッシュバッファと、
前記矩形ブロックを複数含む矩形ブロック集合に対応するタグを格納するキャッシュタグ部と、
前記キャッシュタグ部に格納された前記タグを比較する比較部と、
前記キャッシュバッファ,前記キャッシュタグ部および前記比較部を制御して前記キャッシュ処理を行う制御部と、を有する、
ことを特徴とする画像キャッシュメモリ装置。
(付記2)
前記矩形ブロック集合は、KおよびLを正の整数で、少なくとも一方を2以上として、
前記矩形ブロックが水平方向にK個配列され、
前記矩形ブロックが垂直方向にL個配列されている、
ことを特徴とする付記1に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記3)
前記タグは、
前記矩形ブロック集合に含まれる、前記矩形ブロックの水平方向の数である水平ブロック数Kと、
前記矩形ブロック集合に含まれる、前記矩形ブロックの垂直方向の数である垂直ブロック数Lと、
対応する矩形ブロックが1つのピクチャ内のどの位置にあるかを示すピクチャアドレスと、
前記タグの有効/無効を示す第1フラグと、
前記キャッシュバッファ内のデータが変更されたか否かを示す第2フラグと、を含む、
ことを特徴とする付記2に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記4)
前記制御部は、
リードアクセスのとき、前記キャッシュタグ部にあるタグを、前記比較部を通して走査し、
前記リードアクセスのデータがキャッシュヒットしたブロックを、前記キャッシュバッファから読み出し、
前記リードアクセスのデータがキャッシュミスヒットしたブロックを、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合として前記キャッシュバッファ内に読み込み、
前記キャッシュバッファ内に読み込んだ前記矩形ブロック集合に対して新たなタグを用意し、その新たなタグの第1フラグを有効とすると共に第2フラグを無効とする、
ことを特徴とする付記3に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記5)
前記制御部は、
ライトアクセスのとき、前記キャッシュタグ部にあるタグを、前記比較部を通して走査し、
前記ライトアクセスのデータがキャッシュヒットしたブロックを、前記ライトアクセスのデータに書き換えると共に、そのキャッシュヒットしたブロックに対応するタグの第2フラグを有効とし、
前記ライトアクセスのデータがキャッシュミスヒットしたブロックを、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合として前記キャッシュバッファ内に格納し、
前記キャッシュバッファ内に格納した前記矩形ブロック集合に対して新たなタグを用意し、その新たなタグの第1フラグを有効とすると共に第2フラグを有効とする、
ことを特徴とする付記3に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記6)
前記制御部は、
アクセスサイズが一定であり、直前の第1アクセスから次の第2アクセスが、隣接した領域のアクセスのとき、前記第1アクセスのタグと前記第2アクセスのタグを併合する、
ことを特徴とする付記3乃至付記5のいずれか1項に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記7)
前記タグは、さらに、
アドレススキャンが、第1方向および該第1方向と交差する第2方向のいずれの方向のスキャン順かを示す第3フラグを含む、
ことを特徴とする付記3乃至付記5のいずれか1項に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記8)
前記制御部は、
アクセスサイズが一定であり、直前の第1アクセスおよび次の第2アクセスのアドレススキャンが前記第3フラグにより規定された第1方向のスキャン順であり、前記第2方向に隣接した領域のアクセスのとき、前記第1アクセスのタグと前記第2アクセスのタグを併合する、
ことを特徴とする付記7に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記9)
前記第1アクセスによる第1矩形ブロック集合は、前記矩形ブロックが前記第1方向にK個配列され、
前記第2アクセスによる第2矩形ブロック集合は、前記矩形ブロックが前記第1方向にK個配列され、前記第1矩形ブロック集合と前記第2方向で領域が隣接しているとき、
前記制御部は、
前記第1矩形ブロック集合および前記第2矩形ブロック集合を、新たな第3矩形ブロック集合として、該第3矩形ブロック集合に対応する新たなタグにより管理する、
ことを特徴とする付記8に記載の画像キャッシュメモリ装置。
(付記10)
付記1乃至付記9のいずれか1項に記載の画像キャッシュメモリ装置と、
前記画像キャッシュメモリ装置における前記制御部を介して、外部メモリに格納された画像データのキャッシュ処理を行わせる処理装置と、を有する、
ことを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
前記制御部は、
前記処理装置からリードアクセスがあった場合、前記キャッシュタグ部にあるタグを、前記比較部を通して走査し、
前記リードアクセスのデータがキャッシュヒットしたブロックを、前記キャッシュバッファから前記処理装置に転送し、
前記リードアクセスのデータがキャッシュミスヒットしたブロックを、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合として前記外部メモリから前記キャッシュバッファ内に読み込み、
前記キャッシュバッファ内に読み込んだ前記矩形ブロック集合に対して新たなタグを用意し、その新たなタグの第1フラグを有効とすると共に第2フラグを無効とする、
ことを特徴とする付記10に記載の半導体集積回路。
(付記12)
前記制御部は、
前記処理装置からライトアクセスがあった場合、前記キャッシュタグ部にあるタグを、前記比較部を通して走査し、
前記ライトアクセスのデータがキャッシュヒットしたブロックを、前記処理装置からのデータに書き換えると共に、そのキャッシュヒットしたブロックに対応するタグの第2フラグを有効とし、
前記ライトアクセスのデータがキャッシュミスヒットしたブロックを、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合として前記キャッシュバッファ内に格納し、
前記キャッシュバッファ内に格納した前記矩形ブロック集合に対して新たなタグを用意し、その新たなタグの第1フラグを有効とすると共に第2フラグを有効とする、
ことを特徴とする付記10に記載の半導体集積回路。
1 画像キャッシュメモリ装置
2 処理装置
3 外部メモリ
11 制御部
12 キャッシュバッファ
13 キャッシュタグ部
14 比較部
15 内部バスIF
16 外部バスIF

Claims (6)

  1. 画像データのキャッシュ処理を行う画像キャッシュメモリ装置であって、
    矩形に配列された複数のピクセルを含む矩形ブロックを単位とするキャッシュデータを格納するキャッシュバッファと、
    前記矩形ブロックを複数含む矩形ブロック集合に対応するタグを格納するキャッシュタグ部と、
    前記キャッシュタグ部に格納された前記タグを比較する比較部と、
    前記キャッシュバッファ,前記キャッシュタグ部および前記比較部を制御して前記キャッシュ処理を行う制御部と、を有し、
    前記矩形ブロック集合は、KおよびLを正の整数で、少なくとも一方を2以上として、
    前記矩形ブロックが水平方向にK個配列され、
    前記矩形ブロックが垂直方向にL個配列され
    前記タグは、
    前記矩形ブロック集合に含まれる、前記矩形ブロックの水平方向の数である水平ブロック数Kと、
    前記矩形ブロック集合に含まれる、前記矩形ブロックの垂直方向の数である垂直ブロック数Lと、
    対応する矩形ブロックが1つのピクチャ内のどの位置にあるかを示すピクチャアドレスと、
    前記タグの有効/無効を示す第1フラグと、
    前記キャッシュバッファ内のデータが変更されたか否かを示す第2フラグと、を含む、
    ことを特徴とする画像キャッシュメモリ装置。
  2. 前記制御部は、
    リードアクセスのとき、前記キャッシュタグ部にあるタグを、前記比較部を通して走査し、
    前記リードアクセスのデータがキャッシュヒットしたブロックを、前記キャッシュバッファから読み出し、
    前記リードアクセスのデータがキャッシュミスヒットしたブロックを、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合として前記キャッシュバッファ内に読み込み、
    前記キャッシュバッファ内に読み込んだ前記矩形ブロック集合に対して新たなタグを用意し、その新たなタグの第1フラグを有効とすると共に第2フラグを無効とする、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像キャッシュメモリ装置。
  3. 前記制御部は、
    ライトアクセスのとき、前記キャッシュタグ部にあるタグを、前記比較部を通して走査し、
    前記ライトアクセスのデータがキャッシュヒットしたブロックを、前記ライトアクセスのデータに書き換えると共に、そのキャッシュヒットしたブロックに対応するタグの第2フラグを有効とし、
    前記ライトアクセスのデータがキャッシュミスヒットしたブロックを、矩形形状に分割し、それぞれの矩形形状を矩形ブロック集合として前記キャッシュバッファ内に格納し、
    前記キャッシュバッファ内に格納した前記矩形ブロック集合に対して新たなタグを用意し、その新たなタグの第1フラグを有効とすると共に第2フラグを有効とする、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像キャッシュメモリ装置。
  4. 前記制御部は、
    アクセスサイズが一定であり、直前の第1アクセスから次の第2アクセスが、隣接した領域のアクセスのとき、前記第1アクセスのタグと前記第2アクセスのタグを併合する、
    ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像キャッシュメモリ装置。
  5. 前記タグは、さらに、
    アドレススキャンが、第1方向および該第1方向と交差する第2方向のいずれの方向のスキャン順かを示す第3フラグを含む、
    ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像キャッシュメモリ装置。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像キャッシュメモリ装置と、
    前記画像キャッシュメモリ装置における前記制御部を介して、外部メモリに格納された画像データのキャッシュ処理を行わせる処理装置と、を有する、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
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