JP2003016438A - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JP2003016438A
JP2003016438A JP2001196942A JP2001196942A JP2003016438A JP 2003016438 A JP2003016438 A JP 2003016438A JP 2001196942 A JP2001196942 A JP 2001196942A JP 2001196942 A JP2001196942 A JP 2001196942A JP 2003016438 A JP2003016438 A JP 2003016438A
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Mamoru Kani
守 可児
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像生成装置を有する製品のコスト高を抑え
るとともに、画像形成速度の高速化を図る。 【解決手段】 描画処理手段10からキャッシュシステ
ム20へのキャッシュアクセスが発生すると、画像デー
タ制御部22−1において、キャッシュアレイ21にお
ける所定データのヒット・ミスの判定が行われる。判定
の結果、ミスしたときは、リクエストされたキャッシュ
クラスに関するライトバック管理ビットの値が確認され
る。このライトバック管理ビットの値が“1”のとき
は、フレームバッファ30へのロードリクエストが発行
される。一方、ライトバック管理ビットの値が“0”の
ときは、ライン内部生成部22−2において、キャッシ
ュラインが背景パターンにもとづいて自動生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画処理手段とフ
レームバッファとの間にキャッシュシステムを設けた画
像生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像生成装置は、通常、画素データを生
成する描画処理手段と、その画素データにもとづき画像
を形成するフレームバッファとを有している。また、画
像生成装置には、画像形成の高速化を図るために、キャ
ッシュアレイ(キャッシュメモリ)を備えたものも多
い。
【0003】この画像生成装置において、単純なパター
ン(たとえば、「白」)を有する背景上に画像を生成す
る場合には、フレームバッファを動的に確保する必要が
ある。つまり、フレームバッファ内に記憶されるデータ
は固定されないことから、画像を生成する前には、まず
背景を生成する必要がある。なお、画像の圧縮は、背景
も含めて圧縮されるため、圧縮画像の伸張は、画像生成
に含めないものとする。
【0004】また、キャッシュアレイを有する画像生成
装置においては、描画処理手段からフレームバッファへ
のアクセスが、キャッシュアレイを介して行われる。こ
のため、全フレームバッファ領域の背景が、一度はキャ
ッシュアレイ内部に生成される。
【0005】このキャッシュアレイの有効サイズが、画
像生成領域全体を保持できるほど十分大きければ、描画
処理手段は、以後の画像生成過程において、フレームバ
ッファへのアクセスを行わず、キャッシュアレイのみと
アクセスする。このため、フレームバッファへのアクセ
スに比べて、高速な画像形成が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレー
ムバッファサイズに相当するサイズを有するキャッシュ
アレイは、非常に高価である。このため、画像生成の全
領域を保持できるキャッシュアレイを設けた画像生成装
置は、コスト高となっていた。
【0007】また、このコスト高を抑制するために、フ
レームバッファサイズよりも小さいサイズのキャッシュ
アレイを設けた画像生成装置も存在するが、この場合
は、キャッシュアクセスに対してキャッシュミスが発生
していた。そして、このキャッシュミスが発生したとき
は、キャッシュアクセスに対応する画像データをフレー
ムバッファから取り出し、キャッシュアレイで加工した
後、またフレームバッファへの書き戻し(ライトバッ
ク)をしなければならなかった。
【0008】このため、描画処理手段からのアクセス
が、キャッシュアレイに対してだけでなく、フレームバ
ッファに対しても行う必要が生じていた。したがって、
画像形成速度の高速化を図るためにキャッシュアレイを
搭載しても、低速なフレームバッファへのアクセスが行
われるために、十分に画像形成速度を速めることができ
なかった。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、画像生成装置を有する製品のコストの上
昇を抑えるとともに、フレームバッファへのアクセス頻
度を減少させて画像形成速度の高速化を可能とする画像
生成装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の画像生成装置は、画像情報
を入力して画素データを生成する描画処理手段と、この
描画処理手段からの画素データにもとづき画像を形成し
て記憶するキャッシュアレイと、画像に関する画像デー
タを記憶するフレームバッファと、描画処理手段からキ
ャッシュアレイへのアクセスがキャッシュミスしたとき
に、このキャッシュミスしたアクセスに対応する画像デ
ータをフレームバッファから取り出してキャッシュアレ
イへ送り画像の形成を行わせるキャッシュ制御手段とを
有する画像生成装置であって、キャッシュ制御手段が、
キャッシュミスしたアクセスに対応する画像データがキ
ャッシュアレイで加工されたことがあるか否かを判断す
る画像データ制御部と、この画像データ制御部における
判断の結果、画像データがキャッシュアレイで加工され
たことがないときに、フレームバッファからの画像デー
タの取り出し及びキャッシュアレイにおける画像の形成
に代えて、自ら画像を形成しキャッシュアレイへ送るラ
イン内部生成部とを有した構成としてある。
【0011】画像生成装置をこのような構成とすると、
フレームバッファへのアクセス回数が少なくなるため、
画像形成速度の高速化を図ることができる。したがっ
て、フレームバッファの記憶容量に相当する容量を有す
るキャッシュアレイを設けずとも、画像形成の高速化を
図れるため、画像生成装置のコストの上昇を抑制でき
る。
【0012】また、請求項2記載の画像生成装置は、画
像の背景を生成する背景生成手段を有し、キャッシュ制
御手段のライン内部生成部が、画像を、背景生成手段か
らの背景にもとづいて形成する構成としてある。画像生
成装置をこのような構成とすれば、背景が予測可能な場
合には、背景生成手段により、背景をキャッシュアレイ
と独立して生成することができる。つまり、背景の自動
形成と画像形成処理との並列処理が、最初のライトバッ
ク発生まで可能となるため、確実に処理時間を短縮する
ことができる。
【0013】また、請求項3記載の画像生成装置は、画
像データ制御部が、画像データがキャッシュアレイで加
工されたことがあるか否かの判断を、キャッシュアレイ
のキャッシュライン単位で行い、ライン内部生成部が、
画像の形成を、キャッシュライン単位で行う構成として
ある。
【0014】画像生成装置をこのような構成とすれば、
画像データ制御部は、キャッシュミスがあったときに、
キャッシュラインごとに、画像データがキャッシュアレ
イで加工されたことがあるか否か、すなわち一度でもラ
イトバックされたことがあるか否かを判断できる。
【0015】このため、画像データが一度もライトバッ
クされたことがないと判断されたときは、キャッシュ制
御部は、フレームバッファから画像データを取り出すこ
となく、キャッシュラインを自動生成してキャッシュア
レイへ送ることができる。したがって、フレームバッフ
ァへのアクセス回数が減少するため、画像形成速度の高
速化を図ることができる。
【0016】また、請求項4記載の画像生成装置は、ラ
イン内部生成部が、フレームバッファに記憶された画像
データがライトバックされたことがあるか否かを示すラ
イトバック管理ビットを生成し、画像データ制御部が、
ライン内部生成部からのライトバック管理ビットにもと
づき、キャッシュミスしたアクセスに対応する画像デー
タがキャッシュアレイで加工されたことがあるか否かを
判断する構成としてある。
【0017】画像生成装置をこのような構成とすると、
フレームバッファから取り出された画像データが、キャ
ッシュアレイで加工され、さらに、フレームバッファへ
書き戻されたか否かの判断を、ライン内部生成部に記憶
されたライトバック管理ビットを用いて行うことができ
る。したがって、この判断の結果にもとづき、画像デー
タを自動生成してキャッシュアレイへ送ることで、画像
形成速度の高速化を図ることができる。
【0018】なお、ライトバック管理ビットは、異なる
キャッシュクラスがメモリ上の異なる位置を表す性質を
利用し、同一クラスに属するキャッシュラインが一度で
もフレームバッファへ書き戻されたことがあるか否かを
示す。そして、ライトバック管理ビットは、クラスと同
数だけ設けられる。このため、ライトバック管理ビット
を用いることで、画像データが一度でもライトバックさ
れたことがあるか否かを判断できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明の画像生成
装置の実施形態について、図1を参照して説明する。同
図は、本実施形態の画像生成装置の内部構成を示すブロ
ック図である。なお、図中の「ADR」はアドレスを、
「DATA」はデータを示すものとする。
【0020】同図に示すように、画像生成装置1は、描
画処理手段10と、キャッシュシステム20と、フレー
ムバッファ30とを有している。ここで、描画処理手段
10は、ジオメトリ変換処理されたポリゴンデータ内部
の色データや奥行きデータに代表される画素データを生
成する。また、描画処理手段10は、表示に対応する二
次元平面上でのアドレスを生成する。
【0021】そして、描画処理手段10は、これら画素
データ及びアドレスをキャッシュシステム20のキャッ
シュ制御手段22へ送る。さらに、描画処理手段10
は、背景及び画像の生成を要求するためにキャッシュシ
ステム20へアクセスする(キャッシュアクセス)。
【0022】キャッシュシステム20は、キャッシュア
レイ21と、キャッシュ制御手段22と、背景生成手段
23と、外部インタフェース24とを有している。キャ
ッシュアレイ21は、キャッシュ用高速記憶素子(キャ
ッシュメモリ)を複数搭載した記憶装置である。また、
キャッシュアレイ21は、キャッシュ制御手段22から
の画像データにもとづき画像を形成して記憶する。
【0023】キャッシュ制御手段22は、画像データ制
御部22−1と、ライン内部生成部22−2とを有して
いる。画像データ制御部22−1は、描画処理手段10
から画素データ及びアドレスを受け取り、画素演算処理
を行った後、キャッシュアレイ21あるいはフレームバ
ッファ30上に、背景及び画像を生成する。
【0024】また、画像データ制御部22−1は、描画
処理手段10からのキャッシュアクセスがキャッシュミ
スした場合に、このキャッシュミスしたアクセスに対応
するフレームバッファ30上の画像データが、過去にキ
ャッシュアレイ21内部で加工されたことがあるか否か
を判断する。
【0025】この判断は、ライン内部生成部22−2で
生成されたライトバック管理ビットを用いて行われる。
なお、ライトバック管理ビットについては後述する。そ
して、画像データ制御部22−1は、この判断の結果
を、ライン内部生成部22−2へ送る。
【0026】ライン内部生成部22−2は、ライトバッ
ク管理ビットをキャッシュクラスごとに生成して保存す
る。ライトバック管理ビットは、フレームバッファに記
憶された画像データが、キャッシュアレイで加工され、
さらにフレームバッファへ書き戻されたものであるか否
かを示す。
【0027】すなわち、ライトバック管理ビットは、異
なるキャッシュクラスがメモリ上の異なる位置を表す性
質を利用し、同一クラスに属するキャッシュラインが一
度でもフレームバッファへ書き戻されたことがあるか否
かを示す。このため、ライトバック管理ビットを用いる
ことで、画像データが一度でもライトバックされたこと
があるか否かを判断できる。
【0028】このライトバック管理ビットの示す値は、
次のように決定することができる。キャッシュミスが発
生すると、フレームバッファ30上にある画像データを
キャッシュアレイ21のどの位置に取り込むかを決定す
る必要がある。この取り込み位置を決定するアルゴリズ
ムの一つに、LRU(Least Recently
Used)がある。
【0029】たとえば、LRUによって選択された位置
に既にデータが存在し、かつ、そのデータが更新されて
いる場合には、キャッシュアレイ21内にあるその画像
データがフレームバッファ30へ書き戻される(ライト
バック)。このようなLRUにもとづく判定処理を行う
ために、キャッシュアレイ21の各ラインに対して、そ
の画像データが有効かどうか(Valid)、その画像
データが更新されたものかどうか(Dirty)、そし
て、LRUにもとづく判定処理に関する情報などが存在
している。
【0030】ライトバック管理ビットの値は、これらの
うち、「更新されたかどうか(Dirty)」の情報を
参照してライトバックの発生を確認した上で決定するこ
とができる。なお、ライトバック管理ビットの値は、更
新されている場合を“1”、更新されていない場合を
“0”とすることができる。
【0031】また、ライトバック管理ビットは、キャッ
シュクラスと同数生成される。キャッシュクラスの数
は、たとえば、キャッシュサイズが8KB、ラインサイ
ズが8ワード(1ワードは4バイト)、4Wayのキャ
ッシュアレイ21の場合は、64(ライトバック管理ビ
ットは全部で64ビット)となる。
【0032】また、ライン内部生成部22−2は、フレ
ームバッファ30上の画像データがキャッシュアレイ2
1内で加工されたことがあるか否かの判断の結果を、画
像データ制御部22−1から受け取る。そして、この判
断の結果が、キャッシュアレイ21内で加工されていな
いことを示しているときには、ライン内部生成部22−
2は、画像データの自動形成をキャッシュライン単位で
行う。
【0033】背景生成手段23は、背景のパターン及び
領域の位置及びサイズを設定することで、キャッシュ制
御手段22とは独立して動作し、背景をフレームバッフ
ァ30上に自動形成する。また、背景生成手段23は、
キャッシュミスがあった場合に、予測可能な背景を自動
生成して、ライン内部生成部22−2へ送る。
【0034】予測可能な背景とは、基本的な情報及び追
加情報により生成可能な背景をいう。背景は、フレーム
バッファの幅や高さなどの基本的な情報にもとづいて生
成されるものの、「白」や「黒」の固定背景以外では、
生成する背景のパターンによって、必要となる情報も変
化する。このため、背景の生成においては、必要に応じ
て、基本的な情報に、他の情報が追加される。
【0035】なお、背景生成手段23は、画像形成のた
めにキャッシュアレイ21へフレームバッファ30以外
のデータを取り込む場合には、背景の形成を一旦中止
し、データの取り込み(ロード)リクエストを優先して
処理する。外部インタフェース24は、キャッシュシス
テム20とフレームバッファ30とを接続する。
【0036】フレームバッファ30は、画像を形成する
機能を有しており、DRAM(Dynamic Ran
dom Access Memory)やSDRAM
(Syncronous DRAM)などを用いること
ができる。なお、このフレームバッファ30において
は、行アドレス及び列アドレスによって特定される領域
に対して、データの書き込み及び読み出しが行われる。
【0037】次に、本発明の画像生成装置におけるライ
トバック管理ビットのクリア処理について、図2を参照
して説明する。同図は、キャッシュシステムにおけるラ
イトバック管理ビットのクリア処理の流れを示すフロー
チャートである。まず、すべての領域について画像形成
処理が行われたか否かが判断される(ステップ10)。
【0038】判断の結果、画像形成処理が行われていな
い領域があるときは、この領域に関するライトバック管
理ビットがクリアされる(ステップ11)。ライトバッ
ク管理ビットのクリアは、“0”を与えることにより行
われる。次いで、この領域についての画像形成処理が行
われる(ステップ12)。そして、他のすべての領域に
ついても、順次ライトバック管理ビットのクリア及び画
像形成処理が行われる。
【0039】次に、ライトバック管理ビットの制御方法
について、図3を参照して説明する。同図は、キャッシ
ュシステムにおけるライトバック管理ビットの制御の流
れを示すフローチャートである。まず、描画処理手段1
0からキャッシュシステム20に対してキャッシュアク
セスが発生すると(ステップ20)、キャッシュシステ
ム20のキャッシュ制御手段22のうち、画像データ制
御部22−1において、リクエストされたアクセスに関
するヒット・ミスの判定(所定のデータがキャッシュア
レイ21に存在するか否かの判断)が行われる(ステッ
プ21)。
【0040】ヒット・ミスの判定において、ヒットと
は、キャッシュアレイ21に、目的となるデータが存在
していることをいう。一方、ミスとは、キャッシュアレ
イ21に、目的となるデータが存在していないことをい
う。
【0041】判定の結果、ヒットしたときは、ライトバ
ック管理ビットへの操作は行われない(ステップ2
2)。すなわち、ライトバック管理ビットは、図2のス
テップ11で与えられた“0”を示す。一方、ミスした
ときは、次いで、ライトバックが発生したか否かが判断
される(ステップ23)。
【0042】判断の結果、ライトバックが発生しなかっ
たときは、ライトバック管理ビットへの操作は行わない
(ステップ22)。一方、ライトバックが発生したとき
は、ライトバック管理ビットに“1”がセットされる
(ステップ24)。
【0043】次に、キャッシュアクセス時におけるキャ
ッシュラインの自動生成処理について、図4を参照して
説明する。同図は、キャッシュシステムにおけるキャッ
シュラインの自動生成処理を示すフローチャートであ
る。
【0044】まず、描画処理手段10からキャッシュシ
ステム20へのキャッシュアクセスが発生すると(ステ
ップ30)、キャッシュシステム20の画像データ制御
部22−1において、リクエストされたアクセスに関す
るヒット・ミスの判定(所定のデータがキャッシュアレ
イ21に存在するか否かの判断)が行われる(ステップ
31)。
【0045】判定の結果、ヒットしたときは、該当デー
タの画像形成処理が行われる(ステップ32)。このス
テップ32で行われる画像形成処理は、図2のステップ
12(画像形成処理)で行われる処理のうちの一つであ
る。
【0046】このステップ32で行われる画像形成処理
には、たとえば、画像のフォーマット変換(圧縮・伸張
を含む)以外で、画像を形成する場合に、背景データを
取得(リード)して、そのデータを加工後に書き込み
(ライト)を行う処理がある。つまり、図4のステップ
30がリードの場合は、ステップ32ではリードの処理
が行われ、ステップ30がライトの場合は、ステップ3
2ではライトの処理が行われる。
【0047】ところで、ステップ31における判定の結
果、ミスしたときは、リクエストされたキャッシュクラ
スのライトバック管理ビットの値が“1”か否かが判断
される(ステップ33)。判断の結果、ライトバック管
理ビットの値が“1”のときは、外部メモリ(フレーム
バッファ30)へのロードリクエストが発行される(ス
テップ34)。
【0048】一方、ライトバック管理ビットの値が
“0”のときは、キャッシュラインが、ライン内部生成
部22−2で背景パターンにもとづいて自動生成される
(ステップ35)。自動生成されたキャッシュライン
は、キャッシュアレイ21へ送られる。
【0049】次に、背景形成及び画像形成の処理につい
て、図5を参照して説明する。同図は、キャッシュシス
テムにおける背景形成及び画像形成の流れを示すタイミ
ングチャートである。同図に示すように、描画処理手段
10からキャッシュシステム20へのキャッシュアクセ
スが発生すると、背景形成手段23で背景が形成され、
さらに、キャッシュ制御手段22において、キャッシュ
アレイ21に対して画像が形成される。
【0050】キャッシュ制御手段22において、画像が
形成されている間、図4に示すキャッシュミスの発生の
有無が判定される。キャッシュミスが発生したものと判
定されたときは、続いて、このキャッシュミスが発生し
たキャッシュラインのライトバック管理ビットの値が確
認される。
【0051】確認の結果、ライトバック管理ビットの値
が“0”を示すときは(同図(A))、キャッシュ制御
手段22のライン内部生成部22−2において、キャッ
シュラインの自動生成処理が行われ、キャッシュアレイ
21へ送られる。その後、さらにキャッシュミスが発生
したものと判定されたときは、続いて、このキャッシュ
ミスが発生したキャッシュラインのライトバック管理ビ
ットの値が確認される。
【0052】確認の結果、ライトバック管理ビットの値
が“1”を示すときは((B))、キャッシュ制御手段
22のライン内部生成部22−2において、キャッシュ
ラインの自動生成処理が行われ、キャッシュアレイ21
へ送られる。そして、画像形成が一時停止され、背景形
成が完了するまで中断される((C))。背景形成が完
了した後は、一時停止していた画像形成が再開される
((D))。
【0053】画像生成装置に、画像データの加工に関す
る判断を行う画像データ制御部と、ライトバック管理ビ
ットの生成及びキャッシュラインの自動生成処理を行う
ライン内部生成部と、キャッシュシステム内で予測可能
な背景を生成する背景生成手段とを設けることにより、
背景の自動形成及び画像形成処理が、最初のライトバッ
ク発生まで並列処理されるため、確実に処理時間を短縮
することができる。
【0054】また、キャッシュシステムにおいて、ミス
したキャッシュラインに対して背景やキャッシュライン
を自動形成することで、低速な外部メモリ(フレームバ
ッファ)へのアクセスを低減できる。したがって、画像
形成速度の高速化を図ることができる。
【0055】さらに、画像形成に必要なデータ(背景)
を最大でキャッシュサイズ分、最小でキャッシュサイズ
÷Way数分だけキャッシュシステム内で自動生成する
ことが可能となる。これにより、相当するフレームバッ
ファのアクセスレイテンシを削減されるため、高速に画
像生成できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像生
成装置のキャッシュシステムが、キャッシュミスしたア
クセスに対応するフレームバッファ上の画像データがキ
ャッシュアレイで加工されたことがあるか否かを判断す
る画像データ制御部と、判断の結果、加工されたことが
ない場合にキャッシュラインを自動生成するライン内部
生成部と、予測可能な背景を生成する背景生成手段とを
有するため、最初のライトバックが発生するまでは、キ
ャッシュシステム内でキャッシュラインを自動生成でき
る。
【0057】このため、フレームバッファへのアクセス
頻度を減少できることから、画像形成速度の高速化を図
ることができる。そして、フレームバッファの記憶容量
に相当する容量を有するキャッシュアレイを設けずと
も、画像形成の高速化を図れるため、画像生成装置のコ
スト高を抑制できる。
【0058】また、キャッシュシステム内に背景生成手
段が設けられるため、背景が予測可能な場合には、この
背景生成手段により、背景をキャッシュアレイと独立し
て生成することができる。したがって、背景の自動形成
と画像形成処理との並列処理が、最初のライトバック発
生まで可能となることから、確実に画像形成時間を短縮
できる。
【0059】さらに、画像データ制御部が、キャッシュ
ミスしたアクセスに対応する画像データがキャッシュア
レイで加工されたことがあるか否かの判断を、キャッシ
ュライン単位で行うことで、判断の結果、画像データが
一度もライトバックされたことがないときに、そのキャ
ッシュラインを自動生成してキャッシュアレイへ送るこ
とができる。したがって、フレームバッファへのアクセ
ス回数が減少するため、画像形成速度の高速化を図るこ
とができる。
【0060】また、ライトバックが発生したか否かを示
すライトバック管理ビットを生成・保存することで、画
像データがキャッシュアレイで加工されたか否かの判断
を、そのライトバック管理ビットを用いて行うことがで
きる。したがって、キャッシュミスしたアクセスに対応
する画像データについては、ライトバック管理ビットを
用いた判断の結果にもとづき、キャッシュシステム内で
自動生成されるため、フレームバッファへのアクセスレ
イテンシを削減できることから、画像形成速度の高速化
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像生成装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の画像生成装置におけるライトバック管
理ビットのクリア処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の画像生成装置におけるライトバック管
理ビットの制御方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の画像生成装置におけるキャッシュライ
ンの自動生成処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像生成装置における背景形成及び画
像形成の流れを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 画像生成装置 10 描画処理手段 20 キャッシュシステム 21 キャッシュアレイ(キャッシュメモリ) 22 キャッシュ制御手段 22−1 画像データ制御部 22−2 ライン内部生成部 23 背景生成手段 24 外部インタフェース 30 フレームバッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を入力して画素データを生成す
    る描画処理手段と、 この描画処理手段からの前記画素データにもとづき画像
    を形成して記憶するキャッシュアレイと、 前記画像に関する画像データを記憶するフレームバッフ
    ァと、 前記描画処理手段から前記キャッシュアレイへのアクセ
    スがキャッシュミスしたときに、このキャッシュミスし
    たアクセスに対応する画像データを前記フレームバッフ
    ァから取り出して前記キャッシュアレイへ送り前記画像
    の形成を行わせるキャッシュ制御手段とを有する画像生
    成装置であって、 前記キャッシュ制御手段が、 キャッシュミスした前記アクセスに対応する前記画像デ
    ータが前記キャッシュアレイで加工されたことがあるか
    否かを判断する画像データ制御部と、 この画像データ制御部における前記判断の結果、前記画
    像データが前記キャッシュアレイで加工されたことがな
    いときに、前記フレームバッファからの前記画像データ
    の取り出し及び前記キャッシュアレイにおける前記画像
    の形成に代えて、自ら前記画像を形成し前記キャッシュ
    アレイへ送るライン内部生成部とを有したことを特徴と
    する画像生成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像の背景を生成する背景生成手段
    を有し、 前記キャッシュ制御手段の前記ライン内部生成部が、前
    記画像を、前記背景生成手段からの前記背景にもとづい
    て形成することを特徴とする請求項1記載の画像生成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像データ制御部が、前記画像デー
    タが前記キャッシュアレイで加工されたことがあるか否
    かの判断を、前記キャッシュアレイのキャッシュライン
    単位で行い、 前記ライン内部生成部が、前記画像の形成を、前記キャ
    ッシュライン単位で行うことを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像生成装置。
  4. 【請求項4】 前記ライン内部生成部が、 前記フレームバッファに記憶された前記画像データがラ
    イトバックされたことがあるか否かを示すライトバック
    管理ビットを生成し、 前記画像データ制御部が、 前記ライン内部生成部からのライトバック管理ビットに
    もとづき、キャッシュミスした前記アクセスに対応する
    前記画像データが前記キャッシュアレイで加工されたこ
    とがあるか否かを判断することを特徴とする請求項1,
    2又は3記載の画像生成装置。
JP2001196942A 2001-06-28 2001-06-28 画像生成装置 Pending JP2003016438A (ja)

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