JP6155826B2 - 評価プログラムおよび評価装置 - Google Patents

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本発明は、評価プログラムおよび評価装置に関する。
パーソナルコンピュータや携帯端末の普及に伴って、表示装置を用いて文書を閲覧することが一般化している。また、文書の提供者の中には、提供した文書の内容に関する評価情報をユーザから取得して、その評価の内容を基に文書の内容を改善しようとする者も多い。このような提供者は、例えば、ユーザにアンケート用紙を送付してもらうことで、あるいは、Webサイトや電子メールを通じて、ユーザから評価情報を取得している。
また、表示装置を用いた情報の閲覧に関する技術として、複数のウィンドウにコンテンツを表示するウィンドウシステムを有するユーザ端末において、コンテンツが閲覧された閲覧時間を算出するものがある。
また、コンピュータを用いた作業を支援するための技術として、アクティブとなったウィンドウおよび非アクティブになったウィンドウにそれぞれ表示されているデータに関する情報を用いて、ユーザが次に必要とするファイルの予測精度を向上させるものがある。
特開2007−328423号公報 特開2008−046824号公報
上記のように、文書内容に関する評価情報をユーザから取得するには、アンケート用紙の送付やWebサイトへのアクセスといった作業をユーザに依頼する必要がある。このような作業はユーザにとって手間がかかるため、多くの評価情報を得ることが難しいという問題があった。特に、文書の中のどの箇所に問題があるのかといった詳細な評価結果を得ることは困難であった。
1つの側面では、本発明は、文書内容についての詳細な評価結果を得ることが可能な評価プログラムおよび評価装置を提供することを目的とする。
1つの案では、コンピュータに次のような処理を実行させる評価プログラムが提供される。コンピュータは、複数の部分領域を有する文書が表示される第1のウィンドウと、他の情報が表示される第2のウィンドウとが表示画面上に開かれている状態において、第1のウィンドウと第2のウィンドウとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数を、切り替え時に第1のウィンドウに表示されていた部分領域ごとに判定する。そして、判定された部分領域ごとの切り替え回数に基づいて、部分領域ごとの評価結果を出力する。
また、1つの案では、上記のコンピュータと同様の処理を実行する評価装置が提供される。
1態様によれば、文書内容についての詳細な評価結果を得ることができる。
第1の実施の形態に係る評価装置の構成例および動作例を示す図である。 第2の実施の形態に係る情報閲覧システムの構成例を示す図である。 配信サーバのハードウェア構成例を示す図である。 表示端末における画面表示例(1)を示す図である。 表示端末における画面表示例(2)を示す図である。 表示端末および配信サーバの処理機能の例を示すブロック図である。 手順書ページ閲覧情報に登録される情報の例を示す図である。 手順書ページ閲覧情報の収集処理例を示すフローチャートである。 ウィンドウ間閲覧情報に登録される情報の例を示す図である。 ウィンドウ間閲覧情報の収集処理例を示すフローチャートである。 ページごとのポイント算出処理例を示すフローチャートである。 ポイント算出結果テーブルに登録される情報の例を示す図である。 課題を有するページの提示処理例を示すフローチャートである。 規約対応テーブルに登録される情報の例を示す図である。 課題を有する規約の提示処理例を示すフローチャートである。 ポイント算出用テーブルに登録される情報の例を示す図である。 課題を有する規約の提示処理の変形例を示すフローチャートである。 頻繁に切り替えられたページの組み合わせを特定する処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る評価装置の構成例および動作例を示す図である。図1に示す評価装置1は、判定部2および評価部3を有する。判定部2および評価部3の処理は、例えば、評価装置1が備えるプロセッサが所定のプログラムを実行することによって実現される。
判定部2は、第1のウィンドウ4aおよび第2のウィンドウ4bがともに表示画面5上に開かれている状態において、第1のウィンドウ4aと第2のウィンドウ4bとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数を取得する。ここで、第1のウィンドウ4aには、複数の部分領域を有する文書6が表示される。部分領域は、例えば、ページ、段落、章などである。一方、第2のウィンドウ4bには、文書6とは別の情報が表示される。
判定部2は、取得した回数に基づき、第1のウィンドウ4aと第2のウィンドウ4bとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数を、切り替え時に第1のウィンドウ4aに表示されていた部分領域ごとに判定する。
評価部3は、判定部2によって判定された、部分領域ごとの切り替え回数に基づいて、部分領域ごとの評価結果を出力する。
評価結果は、例えば「評価値」という数値として出力される。図1の表7では、部分領域#1,#2,#3のそれぞれについて、評価値“90”,“70”,“20”が出力された例を示している。
ここで、第1のウィンドウ4aと第2のウィンドウ4bとがともに開かれ、これらの間でアクティブなウィンドウが複数回切り替えられている状況とは、ユーザが第1のウィンドウ4aの文書と第2のウィンドウ4bの情報とを交互に閲覧している状況と言える。例えば、第1のウィンドウ4aの文書の内容が、第2のウィンドウ4bに表示された情報の内容と関連している場合が考えられる。
そして、第1のウィンドウ4aにあるページが表示された状態で、第1のウィンドウ4aと第2のウィンドウ4bとの間でアクティブなウィンドウが頻繁に切り替えられた場合、第1のウィンドウ4aに表示されたページの内容をユーザが何度も確認したものと推定される。例えば、第1のウィンドウ4aに表示されたページの内容が、ユーザにとって理解しにくかったなど、そのページの内容に何らかの問題があった可能性が考えられる。
このため、第1のウィンドウ4aにあるページが表示された状態において、第1のウィンドウ4aと第2のウィンドウ4bとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数は、そのページの内容を評価するための指標になり得る。例えば、切り替え回数が多いほど、そのページの内容に何らかの問題がある可能性が高いと推定される。
従って、上記の評価装置1によれば、部分領域ごとの切り替え回数に基づいて部分領域ごとの評価結果が出力されることで、文書6の内容に関する評価結果を部分領域ごとに得ることができる。また、部分領域単位という詳細な評価結果を、文書6を閲覧したユーザに何の作業をさせることなく、容易に得ることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、上記の評価装置1を、作業手順書のデータを配信する配信サーバに適用した例について説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る情報閲覧システムの構成例を示す図である。情報閲覧システムは、配信サーバ100と、複数の表示端末200とを含む。配信サーバ100と各表示端末200とは、ネットワーク300を介して接続されている。
配信サーバ100は、表示端末200に対して作業手順書のデータを配信する。作業手順書は、表示端末200を用いてユーザが行う設計作業の手順を説明するための文章や図などが記載された文書である。また、作業手順書は、複数のページを有する。なお、作業手順書の配信の方法が特に限定されないが、配信サーバ100は例えば、Webサーバとして機能して、作業手順書を配信する。
また、配信サーバ100は、表示端末200に配信されて閲覧された作業手順書の閲覧状況を示す情報を、配信先の表示端末200のそれぞれから受信する。配信サーバ100は、受信した情報を集計して、作業手順書のページの中から、説明がわかりにくいといった課題を有するページを判別する。
表示端末200は、配信サーバ100から配信されたデータに基づいて、作業手順書を表示画面に表示させる。表示画面には、作業手順書のウィンドウが表示されて、このウィンドウの中に作業手順書が表示される。
また、表示端末200は、ユーザが設計作業を行うためにも使用される。設計の対象は特に限定されないが、例えば、部品、電気回路、コンピュータシステム、通信システムなどの設計が行われる。表示端末200では、設計作業のための作業ツールのプログラムが実行される。表示画面には、作業ツールのウィンドウが表示され、ユーザは、作業ツールのウィンドウ内の表示情報を閲覧し、このウィンドウ内の入力領域への入力操作を行うことで、設計作業を行う。
表示端末200のユーザは、例えば、作業手順書を閲覧しながら設計作業を行う。この場合、表示画面には、作業手順書のウィンドウと作業ツールのウィンドウの両方が表示される。ユーザは、例えば、作業手順書のウィンドウと作業ツールのウィンドウとの間でアクティブにするウィンドウを切り替えながら、設計作業を行う。あるいは、ユーザは、作業手順書のウィンドウと作業ツールのウィンドウとが画面上で重ならないように少なくとも一方を調整し、両方のウィンドウを同時に閲覧しながら設計作業を行う場合もあり得る。
表示端末200は、さらに、作業手順書のウィンドウと、作業ツールのウィンドウなどの他のウィンドウとの間の切り替え状況や、ウィンドウサイズなどの、閲覧状況を示す情報を収集して、配信サーバ100に送信する機能を備える。配信サーバ100は、受信した情報を基に、作業手順書のページの中から課題を有するページを判別する。
図3は、配信サーバのハードウェア構成例を示す図である。配信サーバ100は、例えば、図3のようなコンピュータとして実現される。
配信サーバ100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
プロセッサ101には、バス108を介して、RAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、配信サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。
バス108に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、読み取り装置106および通信インタフェース107がある。
HDD103は、配信サーバ100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の不揮発性記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、表示装置104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令に従って、画像を表示装置104aの画面に表示させる。表示装置としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、入力装置105aが接続されている。入力インタフェース105は、入力装置105aから出力される信号をプロセッサ101に送信する。入力装置105aとしては、キーボードやポインティングデバイスなどがある。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
読み取り装置106には、可搬型記録媒体106aが脱着される。読み取り装置106は、可搬型記録媒体106aに記録されたデータを読み取ってプロセッサ101に送信する。可搬型記録媒体106aとしては、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどがある。
通信インタフェース107は、ネットワーク300を介して、表示端末200などの他の装置との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、配信サーバ100の処理機能を実現することができる。なお、図2に示した各表示端末200も、図3に示したハードウェアを有するコンピュータとして実現することができる。
次に、図4および図5の画面表示例を用いて、表示端末200および配信サーバ100を用いて行われる、課題を有するページの判別処理の概要について説明する。
図4は、表示端末における画面表示例(1)を示す図である。
まず、図4を用いて、作業手順書のウィンドウについて説明する。図4に示す手順書ウィンドウ410は、作業手順書の文書の内容が表示されるウィンドウである。本実施の形態において、作業手順書は、1つの手順書ウィンドウ410に表示される。ユーザは、例えば、手順書ウィンドウ410内の表示をスクロールするための操作を行う、あるいは、ページ切り替え用ボタンへの操作を行うことで、手順書ウィンドウ410に表示させる作業手順書のページを切り替えることができる。
なお、手順書ウィンドウ410は、例えば、Webページのブラウザプログラムの実行によって表示される。この場合、作業手順書のデータは、例えば、PDF(Portable Document Format)データあるいはHTML(HyperText Markup Language)データとして配信される。PDFデータで配信される場合、作業手順書のデータは、例えば、全ページ分が1つのファイルとして一括して配信サーバ100から送信される。HTMLデータで配信される場合、例えば、作業手順書のページの切り替え操作が行われるたびに、次のページに対応するデータが配信サーバ100から送信されてもよい。なお、作業手順書のデータは、例えば、光ディスクなどの可搬型記録媒体から表示端末200に読み込まれてもよい。
また、表示端末200は、閲覧状況を示す情報をページごとに収集するために、作業手順書のページのうち、現在どのページが表示されているかを判別する必要がある。例えば、手順書ウィンドウ410において、作業手順書がページ単位で切り替えられて表示される場合には、表示中のページは容易に判別される。一方、手順書ウィンドウ410において、スクロール操作により作業手順書の各ページが連続的に移動される場合には、例えば、手順書ウィンドウ410において占有する割合が最も大きいページが、現在表示されているページと判別されればよい。この場合、手順書ウィンドウ410において占有する割合が最大であるページが変更になったとき、ページが切り替えられたと判断される。
次に、作業ツールのウィンドウについて説明する。図4に示す作業ツールウィンドウ420は、作業ツールのプログラムが実行されることで表示されるウィンドウである。ユーザは、作業ツールウィンドウ420内の表示情報を閲覧し、作業ツールウィンドウ420内の入力領域への入力操作を行うことで、設計作業を行う。
作業ツールのプログラムの実行中において、作業ツールウィンドウ420は複数表示されてもよい。例えば、ユーザがある作業ツールウィンドウ420への入力操作を終了して、入力情報を確定させると、新たな作業ツールウィンドウ420が表示される。また、例えば、作業ツールウィンドウ420として、作業ツールのプログラムのメイン画面を示すウィンドウと、メイン画面内の各入力項目へ情報を入力するための複数のウィンドウとが表示されるようにしてもよい。この場合、例えば、メイン画面のウィンドウが表示された状態から、メイン画面内の入力項目が選択されると、選択された入力項目に対応する情報入力用のウィンドウがポップアップ表示される。
次に、図4を用いて、課題を有するページの判別方法の一例について説明する。
作業手順書は、作業ツールを用いた設計作業の手順を説明するための文書である。このため、作業ツールを用いて設計作業を行うユーザは、表示端末200の画面上に作業ツールウィンドウ420を開いた状態で、手順書ウィンドウ410も開いておくことが多い。
ここで、表示端末200は、手順書ウィンドウ410と、作業ツールウィンドウ420などの手順書ウィンドウ410以外のウィンドウとの間の切り替え状況や、手順書ウィンドウ410のウィンドウサイズなどの、ウィンドウの閲覧状況を示す情報を収集する。そして、配信サーバ100は、表示端末200で収集された情報に基づいて、作業手順書から課題を有するページを判別する。
図4の例では、手順書ウィンドウ410の一部が作業ツールウィンドウ420の一部と重なっている。このような場合、ユーザは、手順書ウィンドウ410をアクティブにして作業手順書の内容を確認し、その後、作業ツールウィンドウ420をアクティブにして入力操作などの設計作業を行う、という手順を繰り返すと考えられる。
なお、「ウィンドウをアクティブにする」とは、ウィンドウを最前面に表示させ、入力操作の対象にすることを言う。図4の上側では、手順書ウィンドウ410がアクティブ状態となっており、図4の下側では、作業ツールウィンドウ420がアクティブ状態となっている。
作業手順書のあるページの内容をユーザが容易に理解できた場合、そのページが表示された手順書ウィンドウ410と、作業ツールウィンドウ420との間では、アクティブ/非アクティブの切り替え回数は少ないと考えられる。しかし、ある1つの作業ツールウィンドウ420と、作業手順書の1つのページが表示された手順書ウィンドウ410との間で、アクティブなウィンドウが頻繁に切り替えられた場合、作業手順書のそのページの内容に問題があり、ユーザがよく理解できない状態である可能性がある。
そこで、配信サーバ100は、手順書ウィンドウ410以外の他のウィンドウと、作業手順書の1つのページが表示された手順書ウィンドウ410との間で、アクティブなウィンドウが切り替えられた回数を合計する。この合計値が高い場合、作業手順書のページと、切り替え回数が多い他のウィンドウとの関連性が高く、他のウィンドウを用いたユーザの作業に作業手順書のページが深く関わっており、なおかつ、作業手順書のページの内容をユーザが何度も見直していると考えられる。従って、配信サーバ100は、この合計値が高い作業手順書のページを、課題を有するページと判別する。
さらに、配信サーバ100は、切り替え回数を計数する際に、次のように、手順書ウィンドウ410以外の他のウィンドウがアクティブ状態になっている時間も考慮する。
手順書ウィンドウ410が開かれた状態において一定時間以上アクティブな状態であった他のウィンドウは、手順書ウィンドウ410に関連する情報が表示されたウィンドウ、すなわち作業ツールウィンドウ420であると推定することができる。逆に、手順書ウィンドウ410が開かれた状態において、アクティブな状態が一定時間未満であったウィンドウは、ユーザによって作業手順書と見比べながら閲覧された可能性は低い。例えば、このようなウィンドウは、間違ってアクティブ化された可能性がある。
そこで、配信サーバ100は、手順書ウィンドウ410が開かれた状態において、手順書ウィンドウ410以外の他のウィンドウのうち、一定時間以上アクティブな状態であったウィンドウについての切り替え回数のみを、切り替え回数の合計値に含める。これにより、手順書ウィンドウ410とともに開かれている他のウィンドウのうち、そのウィンドウが作業ツールウィンドウ420かを推定することができる。そして、推定されたウィンドウと手順書ウィンドウ410との間での切り替え回数のみをカウントして、その結果から課題を有するページを判別できるようになり、判別精度が向上する。さらに、手順書ウィンドウ410以外の他のウィンドウのすべてについての切り替え回数のカウント値を合計する場合と比較して、計算負荷を低減することもできる。
なお、以下の説明では、手順書ウィンドウ410以外の他のウィンドウのうち、一定時間以上アクティブな状態であったウィンドウを、「長時間操作ウィンドウ」と呼ぶ。
図5は、表示端末における画面表示例(2)を示す図である。この図5を用いて、上述したアクティブなウィンドウの切り替え回数とは別の、課題を有するページの判断基準について説明する。
図5の例では、手順書ウィンドウ410および作業ツールウィンドウ420のそれぞれが重ならないように各ウィンドウの大きさが調整された場合を示している。このように各ウィンドウが重なっていない場合、ユーザは、アクティブなウィンドウの切り替えを行わなくても、作業手順書を閲覧することができる。
さらに、図4の例のように手順書ウィンドウ410の一部が作業ツールウィンドウ420と重なっていたとしても、手順書ウィンドウ410が非アクティブ状態のとき、手順書ウィンドウ410の領域のうち他のウィンドウと重なっていない領域が大きい場合には、ユーザは、手順書ウィンドウ410をアクティブにするための切り替え操作を行わなくても、作業手順書を閲覧することができる。
このように、手順書ウィンドウ410と、手順書ウィンドウ410以外のウィンドウとの間で、アクティブなウィンドウの切り替えが発生しなくても、ユーザが作業手順書の内容に理解に時間がかかるという場合が考えられる。そこで、配信サーバ100は、手順書ウィンドウ410のサイズに基づいて、課題を有するページを判別する。
一例として、表示端末200は、手順書ウィンドウ410が非アクティブ状態であるとき、手順書ウィンドウ410の領域のうち他のウィンドウと重なっていない領域(以下、「非重複領域」と呼ぶ。)の、表示画面全体に対する大きさの割合を検出する。配信サーバ100は、作業手順書の1つのページが表示された手順書ウィンドウ410が非アクティブ状態である期間の長さと、この期間における非重複領域の割合とに基づいて、課題を有するページを判別する。非重複領域の割合が大きいほど、非アクティブ状態である手順書ウィンドウ410がユーザに閲覧されている可能性が高いため、そのとき表示されているページが課題を有する可能性が高いと判断される。
以下、表示端末200および配信サーバ100の処理の詳細について説明する。
図6は、表示端末および配信サーバの処理機能の例を示すブロック図である。
表示端末200は、手順書表示部211、作業ツール処理部212、ウィンドウ管理部213および情報収集部214,215を有する。
手順書表示部211は、配信サーバ100から配信された作業手順書のデータに基づいて、作業手順書を画面上の手順書ウィンドウに表示させる。なお、手順書表示部211の処理は、例えば、作業手順書を画面に表示するためのアプリケーションプログラムを、表示端末200のプロセッサが実行することによって実現される。例えば、手順書表示部211の処理は、表示端末200のプロセッサがWebページのブラウザプログラムを実行することによって実現される。
作業ツール処理部212は、設計作業のための入力画面などの作業ツールの各画面を、作業ツールウィンドウに表示させる。また、作業ツール処理部212は、入力画面に入力された情報に基づいて、設計に関する処理を実行する。なお、作業ツール処理部212の処理は、例えば、表示端末200のプロセッサが作業ツールのアプリケーションプログラムを実行することによって実現される。
ウィンドウ管理部213は、手順書ウィンドウや作業ツールウィンドウを含むウィンドウの表示制御を行う。なお、ウィンドウ管理部213の処理は、例えば、表示端末200のプロセッサがOSプログラムを実行することによって実現される。
情報収集部214は、ウィンドウ管理部213に対する問い合わせを行うことで、手順書ページ閲覧情報220を収集する。手順書ページ閲覧情報220には、作業手順書のページごとに、そのページの表示ウィンドウについてのアクティブ、非アクティブの切り替え状況や、そのウィンドウのサイズに関する情報が格納される。
情報収集部215は、ウィンドウ管理部213に対する問い合わせを行うことで、ウィンドウ間閲覧情報230を収集する。ウィンドウ間閲覧情報230には、手順書ウィンドウと、手順書ウィンドウ以外の他のウィンドウとの間での、アクティブなウィンドウの切り替えに関する情報が格納される。また、情報収集部215は、収集された手順書ページ閲覧情報220およびウィンドウ間閲覧情報230を、配信サーバ100に送信する。
なお、情報収集部214,215の処理は、例えば、表示端末200のプロセッサが所定のプログラムを実行することによって実現される。例えば、情報収集部214,215の処理は、表示端末200のプロセッサが所定のアプリケーションプログラムを実行することによって実現される。この場合、アプリケーションプログラムは、例えば、配信サーバ100などの他のサーバ装置から、あるいは光ディスクなどの可搬型記憶媒体から読み込まれて、表示端末200にインストールされる。また、アプリケーションプログラムは、配信サーバ100から、操作手順書のデータ配信時に受信されてもよい。
また、他の例として、情報収集部214,215の処理の少なくとも一部は、操作手順書のデータ配信時に配信サーバ100から送信されたjava(登録商標)アプレットを、表示端末200のプロセッサが実行することによって実現されてもよい。
一方、配信サーバ100は、手順書配信部111、ポイント算出部112および集計処理部113を有する。これらの各部の処理は、例えば、配信サーバ100のプロセッサ101が所定のアプリケーションプログラムを実行することで実現される。
また、配信サーバ100の記憶領域には、受信情報121、ポイント算出結果テーブル122、演算式情報123、規約対応テーブル124およびポイント算出用テーブル125が記憶される。これらのうち、演算式情報123、規約対応テーブル124およびポイント算出用テーブル125は、配信サーバ100の不揮発性記憶装置(例えばHDD103)にあらかじめ用意される。また、受信情報121およびポイント算出結果テーブル122は、配信サーバ100の受信結果や処理結果が格納される情報であり、少なくとも配信サーバ100の揮発性記憶装置(例えばRAM102)に記憶される。
手順書配信部111は、操作手順書の文書データを表示端末200に配信する。この配信の際、手順書配信部111は、操作手順書の文書データとともに、表示端末200での情報収集機能の少なくとも一部を実現するための所定のプログラムを送信してもよい。このプログラムの例としては、前述したjavaアプレットがある。また、手順書配信部111は、操作手順書の文書データの送信とは別のタイミングにて、表示端末200での情報収集機能の少なくとも一部を実現するためのプログラムを送信してもよい。
ポイント算出部112は、表示端末200にて収集された、ウィンドウの閲覧状況を示す情報を受信して、受信情報121に格納する。また、ポイント算出部112は、受信情報121に基づき、演算式情報123に定義された演算式に従って、課題を有するかの度合いを示すポイントを作業手順書のページごとに計算する。ポイント算出部112は、算出されたページごとのポイントを、ポイント算出結果テーブル122に格納する。さらに、ポイント算出部112は、配信サーバ100の管理者の入力操作に応じて、演算式情報123に定義された演算式を更新する機能も備える。
集計処理部113は、算出されたポイントに基づく各種の集計処理を行う。集計処理部113は、例えば、ポイント算出結果テーブル122に基づいて、ポイントが所定のしきい値以上であるページを、課題を有するページとして出力する。
また、集計処理部113は、設計作業の規約ごとにポイントを集計する機能も備える。「規約」とは、例えば、設計対象の部品や設計の作業手順ごとにあらかじめ決められたルールを示す。作業手順書は、規約に基づいて記述されており、規約対応テーブル124には、作業手順書のページがどの規約に関連しているかを示す対応関係が記憶されている。
集計処理部113は、規約対応テーブル124を参照して、受信情報121およびポイント算出結果テーブル122に格納された情報を規約ごとに集計することで、規約ごとのポイントを算出する。集計処理部113は、算出されたポイントが所定のしきい値以上である規約を、課題を有する規約として出力する。
また、ポイント算出用テーブル125には、作業手順書の名称およびバージョン番号と、規約対応テーブル124の識別情報との組み合わせごとに、ポイント算出の際の重み係数が対応付けられている。集計処理部113は、規約ごとのポイントの算出の際、ポイント算出用テーブル125を参照することで重み付けを行うこともできる。
次に、表示端末200における情報収集処理について説明する。
まず、情報収集部214による手順書ページ閲覧情報220の収集処理について説明する。図7は、手順書ページ閲覧情報に登録される情報の例を示す図である。
手順書ページ閲覧情報220には、表示端末200において作業手順書が開かれてから閉じられるまでに収集された情報が登録される。手順書ページ閲覧情報220には、作業手順書の1つのページに対応するレコードが、1つ以上含まれる。1つのレコードには、手順書ウィンドウにおいて1つのページの表示が開始されてから、そのページの表示が他のページの表示に切り替えられるまでに収集された情報が登録される。
なお、手順書ページ閲覧情報220には、同じページに対応するレコードが複数含まれる場合もあり得る。例えば、あるページ(ページ「1」とする)の表示が開始されてから、他のページ(ページ「2」とする)に表示が切り替えられるまでに、ページ「1」に対応するレコードが1つ登録される。その後、ページ「2」からページ「1」に表示が切り替えられると、ページ「1」に対応する新たなレコードが生成される。
手順書ページ閲覧情報220のレコードは、初期情報221および終端情報222を含む。
初期情報221は、ページの表示が開始されたときに登録され、「手順書ページ番号」、「開始時刻」および「ウィンドウ割合」の各項目を含む。「手順書ページ番号」の項目には、表示が開始されたページの識別番号が登録される。「開始時刻」の項目には、ページの表示が開始された時刻が登録される。「ウィンドウ割合」の項目には、ページの表示が開始された時点における、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合が登録される。
終端情報222は、「終了時刻」の項目を含む。「終了時刻」の項目には、他のページに表示が切り替わった時刻、あるいは手順書ウィンドウ自体が閉じられて作業手順書の閲覧が終了した時刻が登録される。
手順書ページ閲覧情報220には、さらに、アクティブ時情報223,224および非アクティブ時情報225,226の少なくとも1つが登録される。また、これらの情報のそれぞれは、手順書ページ閲覧情報220に複数登録される場合もある。
アクティブ時情報223には、手順書ウィンドウがアクティブ状態に切り替わったときに収集された情報が登録される。アクティブ時情報223は、「状態切り替え時刻」および「ウィンドウ割合」の各項目を含む。「状態切り替え時刻」の項目には、手順書ウィンドウがアクティブ状態に切り替わった時刻が登録される。「ウィンドウ割合」の項目には、アクティブ状態に切り替わった時点における、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合が登録される。
アクティブ時情報224には、アクティブ状態の手順書ウィンドウのサイズが変更されたときに収集された情報が登録される。アクティブ時情報224は、「サイズ切り替え時刻」および「ウィンドウ割合」の各項目を含む。「サイズ切り替え時刻」の項目には、手順書ウィンドウのサイズが変更された時刻が登録される。「ウィンドウ割合」の項目には、切り替え後における、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合が登録される。
非アクティブ時情報225には、手順書ウィンドウが非アクティブ状態に切り替わったときに収集された情報が登録される。非アクティブ時情報225は、「状態切り替え時刻」および「可視ウィンドウ割合」の各項目を含む。「状態切り替え時刻」は、手順書ウィンドウが非アクティブ状態に切り替わった時刻が登録される。「可視ウィンドウ割合」の項目には、手順書ウィンドウが非アクティブ状態に切り替わった時点における、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウの非重複領域のサイズの割合が登録される。
非アクティブ時情報226には、手順書ウィンドウが非アクティブである状態において、手順書ウィンドウにおける他のウィンドウと重複していない領域、すなわち非重複領域のサイズが変更されたときに収集された情報が登録される。非アクティブ時情報226は、「サイズ切り替え時刻」および「可視ウィンドウ割合」の各項目を含む。「サイズ切り替え時刻」の項目には、非重複領域のサイズが変更された時刻が登録される。「可視ウィンドウ割合」の項目には、サイズ変更後における、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウの非重複領域のサイズの割合が登録される。
以上の手順書ページ閲覧情報220においては、初期情報221が登録された後、その他の情報は、情報の登録の契機が生じるたびに末尾に追加される。従って、手順書ページ閲覧情報220に登録される時刻情報は、先頭から昇順に並ぶことになる。
図8は、手順書ページ閲覧情報の収集処理例を示すフローチャートである。図8の処理は、表示端末200において作業手順書が開かれたことを契機として実行される。
[ステップS11]情報収集部214は、手順書ページ閲覧情報220にレコードを1つ生成し、生成したレコードに初期情報221を登録する。情報収集部214は、開かれたページのページ名、および、ページが開かれた時刻を、初期情報221の「手順書ページ番号」および「開始時刻」の項目にそれぞれ登録する。また、情報収集部214は、ウィンドウ管理部213から手順書ウィンドウのサイズを取得して、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合を計算し、計算結果を初期情報221の「ウィンドウ割合」の項目に登録する。
[ステップS12]ステップS12から、ステップS19のループ端までの処理が、手順書ウィンドウにおいて同一のページが開かれている間、一定周期で繰り返し実行される。
[ステップS13]情報収集部214は、ウィンドウ管理部213からの通知に基づき、手順書ウィンドウについて、アクティブ状態から非アクティブ状態へ、または非アクティブ状態からアクティブ状態への切り替えを検知したかを判定する。非アクティブ状態からアクティブ状態への切り替えが検知された場合、ステップS16の処理が実行される。アクティブ状態から非アクティブ状態への切り替えが検知された場合、ステップS18の処理が実行される。状態の切り替えが検知されなかった場合、ステップS14の処理が実行される。
[ステップS14]情報収集部214は、手順書ウィンドウがアクティブ状態かを判定する。手順書ウィンドウがアクティブ状態である場合、ステップS15の処理が実行され、手順書ウィンドウが非アクティブ状態である場合、ステップS17の処理が実行される。
[ステップS15]情報収集部214は、ウィンドウ管理部213からの通知に基づき、手順書ウィンドウのサイズの変更を検知したかを判定する。サイズ変更が検知された場合、ステップS16の処理が実行される。サイズ変更が検知されなかった場合、ステップS19のループ端に進む。
[ステップS16]情報収集部214は、ステップS11で生成したレコードに、アクティブ時情報223,224のいずれかを登録する。
ステップS13の次にステップS16が実行される場合、アクティブ時情報223が登録される。この場合、情報収集部214は、手順書ウィンドウがアクティブ状態に切り替わった時刻を、アクティブ時情報223の「状態切り替え時刻」の項目に登録する。また、情報収集部214は、ウィンドウ管理部213から手順書ウィンドウのサイズを取得して、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合を計算し、計算結果をアクティブ時情報223の「ウィンドウ割合」の項目に登録する。
一方、ステップS15の次にステップS16が実行される場合、アクティブ時情報224が登録される。この場合、情報収集部214は、手順書ウィンドウのサイズが変更された時刻を、アクティブ時情報224の「サイズ切り替え時刻」の項目に登録する。また、情報収集部214は、ウィンドウ管理部213から手順書ウィンドウのサイズを取得して、表示画面全体のサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合を計算し、計算結果をアクティブ時情報224の「ウィンドウ割合」の項目に登録する。
[ステップS17]情報収集部214は、ウィンドウ管理部213からの通知に基づき、手順書ウィンドウにおける非重複領域のサイズの変更を検知したかを判定する。サイズ変更が検知された場合、ステップS18の処理が実行される。サイズ変更が検知されなかった場合、ステップS19のループ端に進む。
[ステップS18]情報収集部214は、ステップS11で生成したレコードに、非アクティブ時情報225,226のいずれかを登録する。
ステップS13の次にステップS18が実行される場合、非アクティブ時情報225が登録される。この場合、情報収集部214は、手順書ウィンドウが非アクティブ状態に切り替わった時刻を、非アクティブ情報225の「状態切り替え時刻」の項目に登録する。また、情報収集部214は、ウィンドウ管理部213から、現在デスクトップ上に開かれているすべてのウィンドウの領域を示す座標情報と、各ウィンドウの表示の前後関係を示す情報とを取得する。情報収集部214は、取得した情報を基に手順書ウィンドウにおける非重複領域のサイズを計算し、計算結果を非アクティブ時情報225の「可視ウィンドウ割合」の項目に登録する。
一方、ステップS17の次にステップS18が実行される場合、非アクティブ時情報226が登録される。この場合、情報収集部214は、手順書ウィンドウにおける非重複領域のサイズが変更された時刻を、非アクティブ情報226の「サイズ切り替え時刻」の項目に登録する。また、情報収集部214は、ステップS13の次にステップS18が実行される場合と同様の手順で、ウィンドウ管理部213から取得した情報を基に手順書ウィンドウにおける非重複領域のサイズを計算する。そして、情報収集部214は、計算結果を非アクティブ時情報226の「可視ウィンドウ割合」の項目に登録する。
[ステップS19]情報収集部214は、ページの切り替え、または手順書ウィンドウが閉じられたことを検知すると、ステップS20の処理を実行する。
[ステップS20]情報収集部214は、ステップS11で生成したレコードに終端情報222を登録する。情報収集部214は、現在の時刻を、終端情報222の「終了時刻」の項目に登録する。
[ステップS21]ステップS19において、手順書ウィンドウが開かれた状態のまま、作業手順書のページが切り替えられた場合には、切り替え後のページについてステップS11からの処理が実行される。一方、ステップS19において手順書ウィンドウが閉じられ、作業手順書の閲覧が終了された場合には、処理が終了される。
次に、情報収集部215によるウィンドウ間閲覧情報230の収集処理について説明する。図9は、ウィンドウ間閲覧情報に登録される情報の例を示す図である。
ウィンドウ間閲覧情報230には、表示端末200において作業手順書が開かれてから閉じられるまでの期間において、手順書ウィンドウと、手順書ウィンドウ以外の他のウィンドウとの間での、アクティブなウィンドウの切り替えに関して収集された情報が登録される。ウィンドウ間閲覧情報230は、初期情報231および終端情報232を含む。
初期情報231は、手順書ウィンドウが開かれて、作業手順書の閲覧が開始されたときに登録され、「手順書ページ番号」および「開始時刻」の各項目を含む。「手順書ページ番号」の項目には、手順書ウィンドウが開かれたときに最初に表示されたページの識別番号が登録される。「開始時刻」の項目には、手順書ウィンドウが開かれた時刻が登録される。
終端情報232は、「終了時刻」の項目を含む。「終了時刻」の項目には、手順書ウィンドウが閉じられて作業手順書の閲覧が終了した時刻が登録される。
ウィンドウ間閲覧情報230には、さらに、手順書ウィンドウ情報233および他のウィンドウ情報234の少なくとも1つが登録される。また、これらの情報のそれぞれは、ウィンドウ間閲覧情報230に複数登録される場合もある。
手順書ウィンドウ情報233には、手順書ウィンドウがアクティブ状態に切り替わったときに収集された情報が登録される。手順書ウィンドウ情報233は、「ページ番号」および「切り替え時刻」の各項目を含む。「ページ番号」の項目には、アクティブ状態に切り替わったときに手順書ウィンドウに表示されていたページの識別番号が登録される。「切り替え時刻」の項目には、手順書ウィンドウがアクティブ状態に切り替わった時刻が登録される。
他のウィンドウ情報234には、手順書ウィンドウが非アクティブ状態に切り替わったとき、すなわち、手順書ウィンドウ以外の他のいずれかのウィンドウがアクティブ状態に切り替わったときに収集された情報が登録される。他のウィンドウ情報234は、「ウィンドウ名」および「切り替え時刻」の各項目を含む。「ウィンドウ名」の項目には、アクティブ状態に切り替わった他のウィンドウの識別情報が登録される。この「ウィンドウ名」の項目には、作業ツールウィンドウの識別情報が登録される場合がある。「切り替え時刻」の項目には、他のウィンドウがアクティブ状態に切り替わった時刻が登録される。
以上のウィンドウ間閲覧情報230においては、初期情報231が登録された後、その他の情報は、情報の登録の契機が生じるたびに末尾に追加される。従って、ウィンドウ間閲覧情報230に登録される時刻情報は、先頭から昇順に並ぶことになる。
図10は、ウィンドウ間閲覧情報の収集処理例を示すフローチャートである。図10の処理は、表示端末200において作業手順書が開かれたことを契機として実行される。
[ステップS31]情報収集部215は、ウィンドウ間閲覧情報230に初期情報231を登録する。情報収集部215は、開かれた手順書ウィンドウに表示されたページのページ名、および手順書ウィンドウが開かれた時刻を、初期情報231の「手順書ページ番号」および「開始時刻」の項目にそれぞれ登録する。
[ステップS32]ステップS32から、ステップS37のループ端までの処理が、手順書ウィンドウが閉じられるまでの間、一定周期で繰り返し実行される。
[ステップS33]情報収集部215は、アクティブなウィンドウの切り替え、または、手順書ウィンドウにおけるページの切り替えを検知したかを判定する。なお、アクティブなウィンドウの切り替えは、ウィンドウ管理部213からの通知に基づいて判定される。アクティブなウィンドウの切り替え、またはページの切り替えが検知された場合、ステップS34の処理が実行される。一方、アクティブなウィンドウの切り替え、およびページの切り替えのいずれも検知されなかった場合、ステップS37のループ端に進む。
[ステップS34]情報収集部215は、非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替わったウィンドウが手順書ウィンドウかを判定する。アクティブ状態に切り替わったウィンドウが手順書ウィンドウである場合、ステップS35の処理が実行される。一方、アクティブ状態に切り替わったウィンドウが手順書ウィンドウ以外の他のウィンドウである場合、ステップS36の処理が実行される。
[ステップS35]情報収集部215は、ウィンドウ間閲覧情報230に手順書ウィンドウ情報233を登録する。情報収集部215は、アクティブ状態になった手順書ウィンドウに表示されているページのページ名、およびアクティブ状態に変更された時刻を、手順書ウィンドウ情報233の「ページ番号」および「切り替え時刻」の項目にそれぞれ登録する。
[ステップS36]情報収集部215は、ウィンドウ間閲覧情報230に他のウィンドウ情報234を登録する。情報収集部215は、アクティブ状態になった他のウィンドウの識別情報、およびアクティブ状態に変更された時刻を、他のウィンドウ情報234の「ウィンドウ名」および「切り替え時刻」の項目にそれぞれ登録する。
[ステップS37]情報収集部215は、手順書ウィンドウが閉じられて、作業手順書の閲覧が終了されると、ステップS38の処理を実行する。
[ステップS38]情報収集部215は、ウィンドウ間閲覧情報230に終端情報232を登録する。情報収集部215は、現在の時刻を、終端情報232の「終了時刻」の項目に登録する。
[ステップS39]情報収集部215は、収集された手順書ページ閲覧情報220およびウィンドウ間閲覧情報230を、配信サーバ100へ送信する。なお、ここでは例として、手順書ウィンドウが閉じられたタイミングで収集された情報が送信されるものとしたが、収集された情報が送信されるタイミングは、このタイミングに限らない。
また、収集された情報を送信する処理の別の例として、手順書ページ閲覧情報220やウィンドウ間閲覧情報230内の個々の情報が収集されるたびに、それらの情報が配信サーバ100に送信されてもよい。この場合、配信サーバ100は、例えば、受信した情報に基づいて手順書ページ閲覧情報220やウィンドウ間閲覧情報230を生成し、受信情報121に格納する。
次に、配信サーバ100によるポイント算出および集計処理について説明する。
配信サーバ100のポイント算出部112は、各表示端末200において収集され、各表示端末200から送信された手順書ページ閲覧情報220およびウィンドウ間閲覧情報230を、受信情報121に格納する。ポイント算出部112は、例えば、手順書ページ閲覧情報220およびウィンドウ間閲覧情報230を1つの表示端末200から受信するたびに、受信した情報に受信時刻を付加して受信情報121に格納する。
なお、配信サーバ100は、複数種類の作業手順書を配信することができる。例えば、配信サーバ100は、それぞれ異なる作業ツールについての作業手順書を配信する。また、同じ作業ツールについての作業手順書として、版数の異なる作業手順書が配信されてもよい。
ポイント算出部112は、受信した手順書ページ閲覧情報220およびウィンドウ間閲覧情報230を、作業手順書の識別番号ごとに区分して受信情報121に格納する。以下で説明するポイント算出処理では、1つの識別番号によって識別される作業手順書ごとに、各ページについてのポイントが算出される。
ポイント算出部112は、演算式情報123に定義された演算式に従って、作業手順書のページごとにポイントを算出する。演算式は、次の式(1)のように定義される。
α*Xq+β*Σ(Ti*Si)+γ*Σ(Tj’*Sj’) ・・・(1)
式(1)の第1項において、Xqは、アクティブなウィンドウが、長時間操作ウィンドウから該当ページが表示された手順書ウィンドウへ遷移した回数の合計値を示す。図4において説明したように、この合計値が大きいほど、ユーザが該当ページの内容を何度も見直したと推定され、そのページが課題を有する可能性が高くなる。αは、任意に設定される重み係数である。
なお、Xqは、アクティブなウィンドウが、該当ページが表示された手順書ウィンドウから長時間操作ウィンドウへ遷移した回数の合計値であってもよい。
式(1)の第2項において、Tiは、該当ページが表示された手順書ウィンドウがアクティブであり、かつ、その手順書ウィンドウのサイズが変更されなかった期間ごとの時間を示す。Siは、それぞれの期間における、ディスプレイサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合を示す。添え字iは、そのような期間の出現回数を示し、(Ti*Si)の値は期間の出現回数i分だけ加算される。βは、任意に設定される重み係数である。
手順書ウィンドウがアクティブであれば、ユーザはその手順書ウィンドウ内のページを注視していると推定できる。そして、手順書ウィンドウがアクティブ状態である時間が長いほど、ユーザが該当ページを理解するのに長い時間を要したと推定される。従って、式(1)の第2項によれば、Tiが大きいほどポイントが高くなり、そのページが課題を有する可能性が高いと評価されるようになる。
ただし、手順書ウィンドウがアクティブであっても、手順書ウィンドウの大きさが小さい場合には、ユーザが手順書ウィンドウ以外の他のウィンドウを注視している可能性もある。そこで、式(1)の第2項によれば、Siが小さいほどポイントが低くなるようにされる。
式(1)の第3項において、Tj’は、該当ページが表示された手順書ウィンドウが非アクティブであり、かつ、その手順書ウィンドウの非重複領域のサイズが変更されなかった期間ごとの時間を示す。Sj’は、それぞれの期間における、ディスプレイサイズに対する手順書ウィンドウの非重複領域のサイズの割合を示す。添え字jは、そのような期間の出現回数を示し、(Tj’*Sj’)は期間の出現回数j分だけ加算される。γは、任意に設定される重み係数である。
図5において説明したように、手順書ウィンドウが非アクティブであっても、ユーザは手順書ウィンドウの非重複領域を通じて作業手順書を閲覧している可能性がある。また、手順書ウィンドウが非アクティブであってもユーザが作業手順書を閲覧可能になるためには、手順書ウィンドウの非重複領域が比較的大きくなるようにウィンドウの大きさが調整されると考えられる。
式(1)の第3項によれば、手順書ウィンドウが非アクティブである期間において、手順書ウィンドウの非重複領域が大きいほど、該当ページをユーザが閲覧している可能性が高いと推定されて、第3項の算出値が大きくなる。そして、そのような期間が長いほど、ユーザが該当ページを理解するのに長い時間を要したと推定されて、第3項の算出値が大きくなる。
なお、式(1)の重み係数α,β,γは、配信サーバ100の管理者によってそれぞれ任意に設定可能である。管理者は、重み係数α,β,γを変更することで、式(1)の各項の影響度合いを変更することができる。また、重み係数を「0」とすることで、対応する項がポイント算出に影響を与えないようにすることもできる。
次に、上記の式(1)を用いたポイント算出処理について、フローチャートを用いて説明する。図11は、ページごとのポイント算出処理例を示すフローチャートである。
まず、ステップS51,S52では、手順書ウィンドウとともにデスクトップ上に開かれた他のウィンドウの中から、一定時間以上アクティブな状態であった「長時間操作ウィンドウ」が特定される。
[ステップS51]ポイント算出部112は、受信情報121に格納されたウィンドウ間閲覧情報230に基づいて、手順書ウィンドウ以外の他のウィンドウごとに、アクティブであった時間の総和を計算する。
具体的には、ポイント算出部112は、まず、ウィンドウ間閲覧情報230に登録された他のウィンドウ情報234のそれぞれについて、次のような処理を行う。ポイント算出部112は、他のウィンドウ情報234に登録された切り替え時刻と、ウィンドウ間閲覧情報230においてその次に登録された情報(手順書ウィンドウ情報233、他のウィンドウ情報234、終端情報232のいずれか)に登録された時刻情報(切り替え時刻または終了時刻)との差分を計算する。算出された差分値は、他のウィンドウ情報234のそれぞれに対応するアクティブな期間の長さを示す。
次に、ポイント算出部112は、ウィンドウ間閲覧情報230に登録された他のウィンドウ情報234を、同じウィンドウ名が登録されたもの同士に分類する。ポイント算出部112は、分類された他のウィンドウ情報234のそれぞれについて算出された、アクティブな期間の長さを加算する。これにより、他のウィンドウのウィンドウ名ごとに、アクティブであった時間の総和が算出される。
[ステップS52]ポイント算出部112は、算出された時間の総和が所定のしきい値以上であるウィンドウ名を特定する。特定されたウィンドウ名が示す他のウィンドウが、長時間操作ウィンドウとなる。
[ステップS53]ポイント算出部112は、作業手順書のページごとに式(1)のXqを計算する。
具体的には、ポイント算出部112は、まず、ウィンドウ間閲覧情報230から、長時間操作ウィンドウのウィンドウ名が登録された他のウィンドウ情報234を抽出する。ポイント算出部112は、さらに、抽出された他のウィンドウ情報234の中から、ウィンドウ間閲覧情報230においてその次に手順書ウィンドウ情報233が登録されている他のウィンドウ情報234を選別する。これにより、手順書ウィンドウがアクティブ状態に切り替わる直前にアクティブになっていた他のウィンドウに対応する他のウィンドウ情報234が選別される。
次に、ポイント算出部112は、ウィンドウ間閲覧情報230において、選別された他のウィンドウ情報234の次に登録されている手順書ウィンドウ情報233から、ページ番号を抽出する。ポイント算出部112は、ページ番号ごとに、抽出された数をカウントする。これにより、ページごとのXqが算出される。
[ステップS54]ポイント算出部112は、作業手順書のページごとに、式(1)のΣ(Ti*Si)を計算する。
具体的には、ポイント算出部112は、手順書ページ閲覧情報220からレコードを1つ選択し、選択したレコードに登録されたアクティブ時情報223,224のそれぞれについて、次のような処理を行う。なお、以下の説明では、アクティブ時情報223,224を区別しない場合には、単に「アクティブ時情報」と呼ぶ。
ポイント算出部112は、アクティブ時情報に登録された時刻情報(状態切り替え時刻またはサイズ切り替え時刻)と、選択したレコードにおいてアクティブ時情報の次に登録された情報(アクティブ時情報223,224、非アクティブ時情報225,226、終端情報222のいずれか)に登録された時刻情報(状態切り替え時刻、サイズ切り替え時刻、終了時刻のいずれか)との差分を計算する。計算された差分値は、該当ページが表示された手順書ウィンドウがアクティブであり、かつ、その手順書ウィンドウのサイズが変更されなかった一期間の長さ、すなわちTiを示す。
また、アクティブ時情報に登録されたウィンドウ割合は、上記期間におけるディスプレイサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合、すなわちSiを示す。ポイント算出部112は、アクティブ時情報ごとに(Ti*Si)を計算する。これにより、選択した1つのレコードに登録されたアクティブ時情報の数だけ、(Ti*Si)が算出される。
ポイント算出部112は、初期情報221に同じ手順書ページ番号が登録されたすべてのレコードを選択して、(Ti*Si)を計算し、算出された値をすべて加算する。これにより、1つのページに対応するΣ(Ti*Si)が算出される。
ポイント算出部112は、初期情報221に同じ手順書ページ番号が登録されたレコードごとに上記の処理を行うことで、ページごとのΣ(Ti*Si)を算出する。
[ステップS55]ポイント算出部112は、作業手順書のページごとに、式(1)のΣ(Tj’*Sj’)を計算する。
具体的には、ポイント算出部112は、手順書ページ閲覧情報220からレコードを1つ選択し、選択したレコードに登録された非アクティブ時情報225,226のそれぞれについて、次のような処理を行う。なお、以下の説明では、非アクティブ時情報225,226を区別しない場合には、単に「非アクティブ時情報」と呼ぶ。
ポイント算出部112は、非アクティブ時情報に登録された時刻情報(状態切り替え時刻またはサイズ切り替え時刻)と、選択したレコードにおいて非アクティブ時情報の次に登録された情報(アクティブ時情報223,224、非アクティブ時情報225,226、終端情報222のいずれか)に登録された時刻情報(状態切り替え時刻、サイズ切り替え時刻、終了時刻のいずれか)との差分を計算する。計算された差分値は、該当ページが表示された手順書ウィンドウが非アクティブであり、かつ、その手順書ウィンドウの非重複領域のサイズが変更されなかった一期間の長さ、すなわちTj’を示す。
また、非アクティブ時情報に登録された可視ウィンドウ割合は、上記期間における、ディスプレイサイズに対する手順書ウィンドウの非重複領域のサイズの割合、すなわちSj’を示す。ポイント算出部112は、非アクティブ時情報ごとに(Tj’*Sj’)を計算する。これにより、選択した1つのレコードに登録された非アクティブ時情報の数だけ、(Tj’*Sj’)が算出される。
ポイント算出部112は、初期情報221に同じ手順書ページ番号が登録されたすべてのレコードを選択して、(Tj’*Sj’)を計算し、算出された値をすべて加算する。これにより、1つのページに対応するΣ(Tj’*Sj’)が算出される。
ポイント算出部112は、初期情報221に同じ手順書ページ番号が登録されたレコードごとに上記の処理を行うことで、ページごとのΣ(Tj’*Sj’)を算出する。
[ステップS56]ポイント算出部112は、演算式情報123から式(1)を読み出し、ステップS53〜S55での算出結果をページごとに式(1)に代入する。これにより、作業手順書のページごとにポイントが算出される。ポイント算出部112は、算出結果をポイント算出結果テーブル122に格納する。
[ステップS57]集計処理部113は、ポイント算出結果テーブル122に基づき、作業手順書のページごとに算出されたポイントを表示した一覧表示画面を生成し、表示装置に表示させる。配信サーバ100の管理者は、表示された一覧表示画面を閲覧して、ポイントの値が高いページを、課題を有するページとして認識することができる。
なお、ステップS57の処理タイミングは任意であり、例えば、配信サーバ100の管理者からの要求に応じて実行される。
図12は、ポイント算出結果テーブルに登録される情報の例を示す図である。ポイント算出結果テーブル122は、作業手順書ごとのレコードが登録される。
各レコードは、作業手順書の識別番号が登録される「作業手順書名」の項目を含む。また、各レコードには、該当する作業手順書のページごとに、算出されたポイントが対応付けられたポイント情報が登録される。ポイント情報は、作業手順書のページの識別番号が登録される「手順書ページ名」と、算出されたポイントが登録される「ポイント」の各項目を含む。
以上説明したポイント算出処理によれば、作業手順書の各ページが課題を有するかを示す評価の度合いを、ポイントによって高精度に示すことが可能となる。
例えば、あるページが表示された手順書ウィンドウと、手順書ウィンドウ以外の他のウィンドウとの間におけるアクティブなウィンドウの切り替え回数に基づいて、そのページについてのポイントが算出される。これにより、ユーザが何度も見直したと推定されるページを抽出することができる。
また、あるページが表示された手順書ウィンドウがアクティブであり、かつ、その手順書ウィンドウのサイズが変更されなかった期間の合計時間と、各期間におけるディスプレイサイズに対する手順書ウィンドウのサイズの割合とに基づいて、ポイントが算出される。これにより、ユーザが内容を理解するのに長い時間を要したと推定されるページを抽出することができる。
さらに、あるページが表示された手順書ウィンドウが非アクティブであり、かつ、その手順書ウィンドウの非重複領域のサイズが変更されなかった期間の合計時間と、各期間におけるディスプレイサイズに対する手順書ウィンドウの非重複領域のサイズの割合とに基づいて、ポイントが算出される。これにより、手順書ウィンドウを非アクティブにした状態で長時間閲覧されたページを抽出することができる。
次に、集計処理部113による各種の集計処理について説明する。
集計処理部113は、図11のステップS57のような一覧表示の他、次の図13に示すように、課題を有するページを配信サーバ100の管理者に提示することも可能である。
図13は、課題を有するページの提示処理例を示すフローチャートである。この図13の処理は、ポイント算出結果テーブル122に登録された、1つの作業手順書に対応するレコードに基づいて実行される。
[ステップS71]集計処理部113は、ポイント算出結果テーブル122のレコードから、ポイントがしきい値以上であるページを特定する。
[ステップS72]集計処理部113は、特定されたページの番号を一覧表示した画面を生成し、表示装置に表示させる。配信サーバ100の管理者は、表示された一覧表示画面を閲覧して、課題を有するページを容易に認識することができる。
次に、集計処理の例として、課題を有する規約を提示するための処理について説明する。前述のように、規約とは、例えば、設計対象の部品や設計の作業手順ごとにあらかじめ決められたルールを示す。作業手順書は、規約に基づいて記述されており、規約対応テーブル124には、作業手順書のページがどの規約に関連しているかを示す対応関係が記憶されている。
図14は、規約対応テーブルに登録される情報の例を示す図である。規約対応テーブル124は、作業手順書ごとのレコードを含む。
各レコードには、作業手順書のページごとに、規約書における規約の項番の有無を示すフラグが対応付けられている。フラグが「1」の場合、該当ページの記載は、対応する項番の規約に関連していることを示す。フラグが「0」の場合、該当ページの記載は、対応する項番の規約に関連していないことを示す。
上記のポイント算出により、作業手順書のページから課題を有するページが特定される。あるページが課題を有すると特定された場合、その原因は、そのページにおける文章などの記述の仕方だけでなく、記述の元になった規約の内容自体にあることも考えられる。そこで、集計処理部113は、次の図15に示す手順により、ページごとに算出されたポイントを規約の項番ごとに集計し、集計されたポイントを基に課題を有する規約を提示する。
図15は、課題を有する規約の提示処理例を示すフローチャートである。
[ステップS81]集計処理部113は、ステップS85のループ端までの処理を、すべての作業手順書について繰り返し実行する。すなわち、ステップS82〜S84の処理は、作業手順書ごとに実行される。
[ステップS82]集計処理部113は、規約対応テーブル124のレコードのうち、処理対象の作業手順書についてのレコードを参照する。集計処理部113は、ステップS84のループ端までの処理を、参照先のレコードに登録されたすべての規約の項番について、繰り返し実行する。すなわち、ステップS83の処理は、規約の項番ごとに実行される。
[ステップS83]集計処理部113は、規約対応テーブル124の参照先レコードから、処理対象の項番に対応付けられたフラグを順次読み出す。集計処理部113は、フラグが「1」であるページに対応するポイントをポイント算出結果テーブル122から読み出し、読み出したポイントを合計する。これにより、1つの作業手順書に基づく、1つの項番についてのポイントが算出される。
[ステップS84]集計処理部113は、規約対応テーブル124の参照先レコードに登録されたすべての規約の項番について、処理が終了すると、ステップS82〜S84のループ処理を終了する。
[ステップS85]集計処理部113は、すべての作業手順書について処理が終了すると、ステップS81〜S85のループ処理を終了する。
[ステップS86]集計処理部113は、規約の項番ごとに合計されたポイントを、規約の項番と対応付けて一覧表示した画面を生成し、表示装置に表示させる。配信サーバ100の管理者は、一覧表示画面に表示されたポイントから、課題を有する規約の項番を容易に判別することができる。
また、ステップS86では、例えば、ポイントが所定のしきい値以上である規約の項番が一覧表示されてもよい。これにより、配信サーバ100の管理者は、課題を有する規約の項番を容易に認識することができる。
ここで、課題を有する規約の提示処理の変形例について説明する。
例えば、規約の内容にほとんど変更がない場合、作業手順書の版数が新しくなるほど、作業手順書から間違いの箇所やわかりにくい箇所が減っていき、課題を有すると判定されるページも減っていくと考えられる。このため、版数が新しい作業手順書から課題を有すると判定されたページでは、ページにおける記述内容よりも、その記述の元になった規約の内容に課題の原因がある可能性が高くなる。
そこで、集計処理部113は、規約ごとにポイントを集計する際に、版数が新しい作業手順書から算出されたポイントに対して、より大きな重み係数を与える。これにより、課題を有すると思われる規約に対して、高いポイントが算出されるようにする。
図16は、ポイント算出用テーブルに登録される情報の例を示す図である。ポイント算出用テーブル125は、作業手順書ごとのレコードを含む。
各レコードには、作業手順書を識別するための作業手順書名と、ポイント倍率とが対応付けられている。作業手順書名については、例えば、同じ作業ツールに対応する作業手順書でも、版数が異なる場合には異なる識別情報が登録される。ポイント倍率は、ポイント算出の際の重み係数を示す。
上記のように、基本的には、作業手順書の版数が新しいほど、高いポイント倍率が登録される。ただし、例えば、作業手順書の記述の元になった規約について、大幅な変更があった場合には、対応する版数の作業手順書についても記述が大幅に変更される可能性が高いため、ポイント倍率も低くされてもよい。
なお、ポイント算出用テーブル125の内容は、例えば、配信サーバ100の管理者の操作によって適宜更新されてもよい。
図17は、課題を有する規約の提示処理の変形例を示すフローチャートである。図17の処理は、図15の処理に対して、ステップS81a,S83aが追加されたものである。このため、追加された処理ステップについてのみ説明する。
[ステップS81a]集計処理部113は、ポイント算出用テーブル125から、処理対象の作業手順書に対応するレコードを選択し、選択したレコードに登録されたポイント倍率を読み取る。
[ステップS83a]集計処理部113は、ステップS83で算出されたポイントの合計値に、ステップS81aで読み取られたポイント倍率を乗算する。これにより、1つの作業手順書に基づく、1つの項番についてのポイントが算出される。
以上の図17の処理により、課題を有する可能性の高い規約ほど、高いポイントが算出されるようになる。従って、規約ごとのポイントの精度が高くなり、配信サーバ100の管理者は、算出されたポイントに基づいて課題を有する規約を正確に判断できるようになる。
次に、同一作業手順書のページから、互いに頻繁に切り替えられて閲覧されたページの組み合わせを特定する処理について説明する。このような組み合わせが特定されることで、次のようなメリットが生まれる。
例えば、ユーザは、作業手順書のあるページを閲覧した後、それより前の特定のページを閲覧することがある。作業手順書においては、後のページに記述された作業内容が、それより前のページに記述された作業を行った上で成り立っている。このため、ユーザは、あるページより前の特定のページに切り替えてその内容を閲覧することで、切り替え前のページの記述内容を深く理解できるようになる場合がある。
頻繁に切り替えられたページの組み合わせが特定されることで、例えば、その組み合わせにおける後出のページに、前出のページへのリンクを埋め込むといった措置を施すことが可能になる。これにより、ユーザの操作性を向上させるとともに、ユーザの内容理解を支援することができる。
また、頻繁に切り替えられて閲覧された各ページの内容は、両方のページの内容を参照する必要性が高いと考えられる。このため、頻繁に切り替えられたページの組み合わせが特定されることで、例えば、各ページの記述内容を1ページにまとめることを提案することが可能になる。
図18は、頻繁に切り替えられたページの組み合わせを特定する処理例を示すフローチャートである。
まず、ステップS101〜S108において、ウィンドウ間閲覧情報230から、ページの切り替え前および切り替え後にそれぞれ対応する手順書ウィンドウ情報233の組み合わせが抽出される。以下、組み合わせにおける前側の手順書ウィンドウ情報233を「切り替え前情報」と呼び、後側の手順書ウィンドウ情報233を「切り替え後情報」と呼ぶ。
[ステップS101]集計処理部113は、ウィンドウ間閲覧情報230の先頭から順に、手順書ウィンドウ情報233を選択する。選択された手順書ウィンドウ情報233を、組み合わせにおける切り替え前情報とする。
[ステップS102]集計処理部113は、ウィンドウ間閲覧情報230において次に登録された情報を選択する。
[ステップS103]集計処理部113は、ステップS102で選択した情報が手順書ウィンドウ情報233かを判定する。選択した情報が手順書ウィンドウ情報233である場合、ステップS105の処理が実行され、選択した情報が他のウィンドウ情報234である場合、ステップS104の処理が実行される。
[ステップS104]集計処理部113は、ウィンドウ間閲覧情報230において、ステップS102で選択した情報の後のどこかに、手順書ウィンドウ情報233があるかを判定する。手順書ウィンドウ情報233がある場合、ステップS101に戻って、切り替え前情報が新たに選択される。一方、手順書ウィンドウ情報233がない場合、ステップS109の処理が実行される。
[ステップS105]集計処理部113は、ステップS102で選択した手順書ウィンドウ情報に対応するページが、所定のしきい値以上の時間開かれていたかを判定する。
具体的には、集計処理部113は、ステップS102で選択した手順書ウィンドウ情報に登録されていた切り替え時刻と、ウィンドウ間閲覧情報230におけるその次の情報(手順書ウィンドウ情報233、他のウィンドウ情報234、終端情報232のいずれか)に登録されていた時刻情報(切り替え時刻または終了時刻)との差分を算出する。この差分値は、選択した手順書ウィンドウ情報に登録されたページ番号が示すページが開かれていた時間を示す。集計処理部113は、算出された差分値を所定のしきい値と比較する。
算出された差分値がしきい値以上である場合、ステップS107の処理が実行され、差分値がしきい値未満である場合、ステップS106の処理が実行される。
[ステップS106]集計処理部113は、ウィンドウ間閲覧情報230において、ステップS102で選択した手順書ウィンドウ情報233の次に、手順書ウィンドウ情報233または他のウィンドウ情報234が登録されているかを判定する。登録されている場合、ステップS102の処理が実行され、登録されていない場合、ステップS109の処理が実行される。
[ステップS107]集計処理部113は、ステップS101または後述するステップS108で選択された手順書ウィンドウ情報233と、ステップS102で選択された手順書ウィンドウ情報233との組み合わせを記憶装置に記録する。前者が切り替え前情報となり、後者が切り替え後情報となる。
[ステップS108]集計処理部113は、ステップS107で切り替え後情報とされた手順書ウィンドウ情報233を、新たな切り替え前情報として選択する。
ここで、ステップS102で選択された情報が手順書ウィンドウ情報233であった場合でも、この手順書ウィンドウ情報233に対応する切り替え後のページが開かれていた時間が、一定時間未満である場合には、この手順書ウィンドウ情報233は切り替え後情報として記録されない。その理由は、開かれていた時間が一定時間未満であるページは、ユーザが切り替えようとするページとページとの間に存在していて、ページ遷移の途中で一時的に表示されたものと考えられるからである。
例えば、ページ“1”,“2”,“3”という順に切り替えられたとすると、ページ“2”が一定時間以上開かれていた場合には、ステップS107ではページ“1”,“2”の組み合わせが記録される。一方、ページ“2”が開かれていた時間が一定時間未満であり、ページ“3”が一定時間以上開かれていた場合には、ステップS107ではページ“1”,“3”の組み合わせが記録される。すなわち、ページ“1”の後にページ“3”に切り替えられたと判定される。
[ステップS109]集計処理部113は、ステップS107で記録された組み合わせから、登録されたページ番号の組み合わせが同じであるものを特定する。この特定処理では、一方のページ番号が切り替え前情報と切り替え後情報のどちらに登録されているかは考慮されない。例えば、切り替え前情報、切り替え後情報のそれぞれに、ページ“1”,“2”が登録されている組み合わせと、ページ“2”,“1”が登録されている組み合わせとが、「組み合わせが同じである」と判定される。
[ステップS110]集計処理部113は、ステップS109で特定されたページ番号の組み合わせごとに、相互の遷移回数をカウントする。具体的には、集計処理部113は、単に、ステップS109で特定された、同じページ番号の組み合わせの数をカウントする。このカウント値が、同じページ番号の組み合わせにおける相互の遷移回数を示す。
[ステップS111]集計処理部113は、同じページ番号の組み合わせの中から、遷移回数が所定のしきい値以上である組み合わせを抽出する。集計処理部113は、抽出されたページ番号の組み合わせを、表示装置に表示する。
これにより、配信サーバ100の管理者は、頻繁に切り替えられたページの組み合わせを容易に判別することができる。管理者は、例えば、組み合わせにおける後出のページに、前出のページへのリンクを埋め込む、あるいは、頻繁に切り替えられた各ページの記述内容を1ページにまとめる、といった作業手順書の改善作業を行うことができる。
なお、以上の第2の実施の形態については、次のように変形することができる。
例えば、配信サーバ100の処理の一部が表示端末200で実行されてもよい。一例としては、ポイント算出部112の計算処理の一部を、表示端末200に実行させることができる。その計算処理としては、作業手順書の1回の閲覧時、または表示端末200での一定時間における作業手順書の閲覧時において収集された値に基づく、式(1)のXq、Σ(Ti*Si)、Σ(Tj’*Sj’)の計算処理などが考えられる。
また、例えば、配信サーバ100のポイント算出部112および集計処理部113の全処理が、表示端末200で実行されてもよい。この場合、表示端末200単位でポイント算出やポイントに基づく集計処理が実行される。
また、第2の実施の形態では、作業手順書は1つのウィンドウ内に表示され、そのウィンドウにおいてページが切り替えられて表示されるものとした。しかしながら、他の例として、作業手順書の1つのページが1つのウィンドウに表示されるようにしてもよい。
この場合、手順書ページ閲覧情報220の各レコードは、該当ページを表示する手順書ウィンドウが開かれたときに生成され、その手順書ウィンドウが閉じられたときに、対応するレコードへの情報登録が終了される。その他の処理については、特に変更の必要はない。従って、作業手順書の1つのページが1つのウィンドウに表示されるようにした場合でも、第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、上記の各実施の形態に示した装置(評価装置1、配信サーバ100および表示端末200)の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供され、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
1 評価装置
2 判定部
3 評価部
4a 第1のウィンドウ
4b 第2のウィンドウ
5 表示画面
6 文書
7 表

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    複数の部分領域を有する文書が表示される第1のウィンドウと、他の情報が表示される第2のウィンドウとが表示画面上に開かれている状態において、前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数を、切り替え時に前記第1のウィンドウに表示されていた部分領域ごとに判定し、
    判定された部分領域ごとの切り替え回数に基づいて、部分領域ごとの評価結果を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする評価プログラム。
  2. 前記切り替え回数の判定では、前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウとが前記表示画面上に開かれた状態において、前記第2のウィンドウがアクティブ状態である時間の合計が所定時間以上である場合に、前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数を部分領域ごとに判定することを特徴とする請求項1記載の評価プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記第1のウィンドウがアクティブでない状態における、前記第1のウィンドウの領域のうち前記第2のウィンドウと重なっていない非重複領域の大きさを、前記第1のウィンドウに表示されていた部分領域ごとに判定する、
    処理をさらに実行させ、
    前記評価結果の出力では、判定された部分領域ごとの前記切り替え回数と、判定された部分領域ごとの前記非重複領域の大きさとに基づいて、部分領域ごとの前記評価結果を出力する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の評価プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記第1のウィンドウがアクティブであるアクティブ期間の長さと、前記アクティブ期間における前記第1のウィンドウの大きさとを、前記第1のウィンドウに表示されていた部分領域ごとに判定する、
    処理をさらに実行させ、
    前記評価結果の出力では、判定された部分領域ごとの前記切り替え回数と、判定された部分領域ごとの前記アクティブ期間の長さおよび前記第1のウィンドウの大きさとに基づいて、部分領域ごとの前記評価結果を出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記文書に関連する他の文書における複数の記載箇所のそれぞれが、前記文書に含まれるどの部分領域の内容に関連するかを示す対応情報に基づいて、前記記載箇所ごとに、対応する部分領域それぞれについて出力された前記評価結果を示す数値であって、値が大きいほど該記載箇所が有する問題の度合いが大きいことを示す数値を加算して出力する、
    処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  6. 前記コンピュータに、
    部分領域ごとの前記切り替え回数の判定処理と部分領域ごとの前記評価結果の出力処理とを、それぞれ複数の部分領域を有する複数の文書それぞれについて実行し、
    前記複数の文書に関連する他の文書における複数の記載箇所のそれぞれが、前記複数の文書のそれぞれに含まれるどの部分領域の内容に関連するかを示す対応情報に基づいて、前記記載箇所ごとに、対応する部分領域それぞれについて出力された前記評価結果を示す数値であって、値が大きいほど該記載箇所が有する問題の度合いが大きいことを示す数値を加算して出力する、
    処理をさらに実行させ、
    前記評価結果を示す数値の加算処理では、前記複数の文書のそれぞれについて出力された前記評価結果を示す数値に対し、対応する文書にあらかじめ対応付けられた重み係数を用いて重み付けする、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  7. 前記重み係数は、作成された日時が新しい文書ほど大きな値とされることを特徴とする請求項6記載の評価プログラム。
  8. 前記コンピュータに、
    前記文書の前記複数の部分領域のうち、表示する部分領域の切り替えが行われたときの切り替え前と切り替え後の部分領域の組み合わせごとに、切り替えが発生した回数を計数する、
    処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  9. 複数の部分領域を有する文書が表示される第1のウィンドウと、他の情報が表示される第2のウィンドウとが表示画面上に開かれている状態において、前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウとの間でアクティブなウィンドウが切り替えられた回数を、切り替え時に前記第1のウィンドウに表示されていた部分領域ごとに判定する判定部と、
    判定された部分領域ごとの切り替え回数に基づいて、部分領域ごとの評価結果を出力する評価部と、
    を有することを特徴とする評価装置。
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