JP2015011691A - 予測プログラム、予測方法及び予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を評価する。【解決手段】予測プログラムは、ウェブページのソースから、当該ページを構成する要素を表示するための属性値を読み出し、読み出した属性値を用いて要素の特徴量を求めるステップと、ウェブページ上に要素が表示された回数を少なくとも用いて要素を評価する指標値を求めるステップと、多変量解析に基づいて、特徴量と指標値との相関を表すモデルを生成するステップと、要素を表示するための属性値を変更する場合、変更後の属性値を用いて求められた特徴量とモデルとを用いて、指標値の予測値を算出するステップとをコンピュータに実行させる。【選択図】図11

Description

本発明は、予測プログラム、予測方法及び予測装置に関する。
ウェブページ等のユーザインタフェイス(「UI(User Interface)」とも呼ぶ)は、デザイナの感覚や、エンジニアの経験に基づいて設計されることが多い。すなわち、属人的な技量に依存しており、UIを客観的に評価することが難しい。また、他者が設計したUIを別のデザイナやエンジニアが引き継いで修正する場合、当初の設計意図が理解できず変更すべき箇所と変更すべきでない箇所の判別が困難になることがある。
また、ウェブページ上の有料配置スペースの使用を最適化するためのシステムは提案されている(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、ウェブページのデザイン変更を評価するような技術は存在していなかった。
特開2005−276206号公報
従来の手法では、ウェブページのデザインの変更が、例えばクリックスルー率(CTR:Click Through Rate)やコンバージョン率(CVR:Conversion Rate)のような重要
業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator)に与える影響を評価することはで
きなかった。
そこで、本発明は、ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を評価することを目的とする。
本発明に係る予測プログラムは、ウェブページのソースから、当該ページを構成する要素を表示するための属性値を読み出し、読み出した属性値を用いて要素の特徴量を求めるステップと、ウェブページ上に要素が表示された回数を少なくとも用いて要素を評価する指標値を求めるステップと、多変量解析に基づいて、特徴量と指標値との相関を表すモデルを生成するステップと、要素を表示するための属性値を変更する場合、変更後の属性値を用いて求められた特徴量とモデルとを用いて、指標値の予測値を算出するステップとをコンピュータに実行させる。
このようにすれば、変更前のウェブページの視覚的特徴と指標値との相関関係に基づいて、変更後の指標値を予測することができる。指標値として、例えばCTRやCVR等のKPIを用いることで、ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を評価することができる。すなわち、ウェブページのUIを変更する際の指針を得ることができる。
また、予測プログラムは、モデルを出力するステップをさらにコンピュータに実行させるようにしてもよい。例えばユーザがモデルを解釈することによって、KPIのような指標値に及ぼす影響の大きい視覚的特徴を特定することができるようになる。
プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。ここ
で、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうち、コンピュータから取り外し可能なものとしては、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、磁気テープ等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)等がある。
また、本発明を実現する方法をコンピュータに実行させてもよいし、本発明を実現する装置を提供するようにしてもよい。
本発明によれば、ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を評価できるようになる。
システム構成の一例を示すブロック図である。 評価装置の一例を示す機能ブロック図である。 WEBサーバの一例を示す機能ブロック図である。 コンピュータの装置構成の一例を示す図である。 モデル生成処理の一例を示す処理フローである。 ウェブページの一例を示す図である。 取得されるデータを説明するための図である。 特徴量の一例を示す図である。 KPI(CTR)の一例を示す図である。 モデルの算出を説明するための図である。 KPI算出処理の一例を示す処理フローである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は以下の構成には限定されない。
<システム構成>
図1は、実施形態に係るWEBデザインの評価を行うシステムを説明するための図である。本システムは、評価装置1と、WEBサーバ2と、ユーザ端末3(図1では3a及び3b)とを含む。また、これらはネットワーク4を介して互いに接続されている。評価装置1は、本実施形態に係るWEBデザイン(すなわち、UI)の評価を行う。WEBサーバ2は、HTML(HyperText Markup Language)文書やXML(Extensible Markup Language)文書、CSS(Cascading Style Sheets)等のような、ウェブページを表示する
ためのソースファイル(単に「ソース」とも呼ぶ)を保持している。また、WEBサーバ2は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)のようなプロトコルに基づき、ネット
ワーク4を介してソースや画像等をユーザ端末3へ送信する。さらに、WEBサーバ2は、ユーザ端末3からのアクセスログを記録する。ユーザ端末3は、ユーザの操作に基づいてWEBサーバ2へアクセスし、ウェブブラウザにウェブページを表示する。なお、ユーザ端末3の数は2には限られない。
また、本実施形態に係るウェブページは、例えば、所定のデザインフォーマットが採用され、表示される内容が変更される。表示される内容は、ニュースやユーザによる投稿、広告等であるが、特に限定されない。
<各装置の機能>
図2は、評価装置1の一例を示す機能ブロック図である。評価装置1は、コンピュータであり、WEBソース取得部11と、属性抽出部12と、特徴ベクトル生成部13と、ログ取得部14と、モデル生成部15と、KPI算出部16と、データ記憶部17とを有する。
WEBソース取得部11は、WEBサーバ2からウェブページのソースを取得したり、図示していないソース修正手段により変更されたソースを、データ記憶部17から読み出したりする。なお、ソースとは、例えばHTML文書、XML文書、CSSのような、ウェブページの内容及び表示態様を定義したファイルをいう。また、WEBサーバ2が保持しているものと同じソースをデータ記憶部17が記憶している場合、WEBソース取得部11はデータ記憶部17からソースを取得してもよい。
属性抽出部12は、読み出されたソースから、HTML要素(単に「要素」とも呼ぶ)を表示するための属性値を抽出する。ここで、要素とは、HTML文書を構成する記述の単位である。要素は、開始タグから終了タグまでで定義される場合もあるし、1つのタグ及びその内容(コンテンツ)で定義される場合もある。また、入れ子状に、ある要素(「子要素」とも呼ぶ)が他の要素(「親要素」とも呼ぶ)に含まれる場合もある。また、抽出対象の要素は、評価装置1のユーザが予め定義してデータ記憶部17に記憶させておく。抽出対象の要素は、例えば、XPath(XML Path)のような構文を用いて定義することができる。また、属性抽出部12は、要素を表示するための属性値を取得し、要素と関連付けてデータ記憶部17に記憶させる。
特徴ベクトル生成部13は、要素を表示するための属性値に基づいて特徴量を求め、特徴量をベクトルの要素とした特徴ベクトルを生成する。特徴量は、要素の位置、要素がファーストビュー(ウェブブラウザをスクロールさせることなく表示される範囲)に含まれるか否か、大きさ(幅及び高さ)、要素が画像であるか否か、要素が箇条書き(リスト)であるか否か、フォントの種類(フォントファミリー)、フォントのサイズ、色相・明度・彩度といった視覚的特徴を数値で表したものである。換言すれば、特徴ベクトル生成部13は、視覚的特徴の各々を点数化して特徴量を求める、図示していない複数の採点部として働く。
ログ取得部14は、ウェブページに関するログを、WEBサーバ2から取得する。例えば、リンクの設定された要素ごとに、当該要素が表示された回数、及びユーザ端末3のユーザがリンク先を表示した回数(すなわち、ユーザが要素をクリックした回数)を取得する。また、ログ取得部14は、KPI(例えば、CTR)を算出する。すなわち、ログ取得部14は、要素が表示された回数に対する、当該要素がクリックされた回数の割合を算出する。なお、ログ取得部14は、KPIとして、CVRを算出するようにしてもよい。この場合、ある要素が表示された回数に対する、ユーザが当該要素の関連付けられた商品の購入やサービスへの申し込みを行った回数の割合を算出する。本実施形態におけるKPIとは、要素を評価する一種の指標値である。また、要素は、リンクが設定されたクリック可能なものに限られず、例えばマウスオーバーにより広告の再生が開始するような要素であってもよい。この場合、例えば、ウェブページの要素上にカーソルが移動することにより広告が再生された回数がログとして取得され、KPI算出に用いられる。
モデル生成部15は、多変量解析に基づいて、KPI(例えば、CTR)と特徴ベクトルとの相関関係を表すモデルを生成する。ここで、モデル生成部15は、変更前のソースから求めた特徴量を用いて処理を行う。例えば、各要素のCTRを成分とする行列と、各要素の特徴ベクトルを成分とする行列との相関を表す係数が、モデルとして生成される。
KPI算出部16は、変更後のソースから生成された特徴量と、モデル生成部15が生成したモデルとを用いて、KPIの予測値を算出する。このようにすれば、ウェブページ(ソース)の変更がKPIに与える影響を予測することができる。
図3は、WEBサーバ2の一例を機能ブロック図である。WEBサーバ2は、制御部21と、WEBソース記憶部22と、ログデータ記憶部23とを含む。制御部21は、ユーザ端末3からの要求を受けて、WEBソース記憶部22に格納されているウェブサイトのソースを送信する。また、制御部21は、ユーザ端末3からのアクセスログをログデータ記憶部23に記録する。なお、制御部21は、CGI(Common Gateway Interface)、PHP(Hypertext Preprocessor)、JavaScript(登録商標)等を利用して、動的にソースを生成するようにしてもよい。
<装置構成>
図4は、コンピュータの装置構成図の一例である。評価装置1、WEBサーバ2及びユーザ端末3は、図4に示すようなコンピュータである。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信IF
(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス1007を備えている。CPU1001は、プログラム(「ソフトウェア」又は「アプリケーション」とも呼ぶ)を実行することにより本実施の形態に係る処理等を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。主記憶装置は、具体的には、RAM(Random
Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いる情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002や補助記憶装置1003は、評価装置1のデータ記憶部17、WEBサーバ2のWEBソース記憶部22、ログデータ記憶部23等として働く。通信IF1004は、他のコンピュータとの間でデータを送受信する。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカード等である。入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、各種センサ又はタッチパネル等である。ドライブ装置1006は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、記憶媒体にデータを書き込んだりする。以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素は複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、ドライブ装置1006)を設けないようにしてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。そして、ドライブ装置1006で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、フラッシュメモリのような可搬性の補助記憶装置1003、通信IF1004などを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001がプログラムを実行することにより、上記のようなコンピュータを、評価装置1、WEBサーバ2又はユーザ端末3として働かせる。
<モデル生成処理>
次に、評価装置1の動作を説明する。図5は、評価装置1が実行するモデル生成処理の一例を示す処理フローである。なお、本実施形態では、ウェブページ(ソース)がWEBサーバ2においてインターネット上に公開され、ユーザ端末3からのアクセスログが記録されているものとする。
まず、評価装置1のWEBソース取得部11は、WEBサーバ2からウェブページのソースを取得する(図5:S(ステップ)1)。ここでは、例えば、評価装置1のユーザが、入力I/Fを介して処理の対象となるウェブページのURI(Uniform Resource Ident
ifier)を入力する。そして、WEBソース取得部11は、入力されたURIに基づいて
WEBサーバ2へアクセスし、ソースを取得する。具体的には、ソースとして、HTML文書や、XML文書、CSS等が取得される。また、本実施形態では、後述するようにアクセスログを取得可能なウェブページが処理の対象となる。本実施形態では、図6に示すようなウェブページを処理対象として説明する。また、図示していない設定データには、図6のウェブページのうち(1)〜(7)で示すテキストの集まり又は画像が要素として定義されているものとする。
次に、評価装置1の属性抽出部12は、ソースを読み出し、要素に対して設定されている属性値を抽出する(S2)。属性抽出部12は、ユーザによって予め設定されている、図示していない設定データを用いて、ソースから要素の属性値を抽出する。
設定データは、例えば、XPathの構文で記述することができる。XPathは既存の技術であるためここで詳しくは述べないが、HTML文書中に入れ子状に含まれる要素を、例えば階層表現で表すことができる。また、XPathによれば、ある親要素に含まれる子要素のうち、同一の要素名(タグ名)すべてを指定したり、同一の要素名のうち所定の順位に出現するものを指定したりすることができる。
このような設定データに基づき、属性抽出部12は、各要素を表示するための属性値を抽出する。ここで、要素を表示するための属性値とは、要素の大きさ(幅(WIDTH)及び
高さ(HEIGHT))、画像を表示するためのタグ(IMG)、内容をリスト表示(箇条書き)
するためのタグ(LI)、フォントの種類(FONT-FAMILY)、フォントのサイズ(SIZE)、
文字の色(COLOR)といった属性名に関連付けて設定されている値である。属性値は、H
TML文書又はXML文書のタグに記述されている場合もあるし、HTML文書やXML文書とは別のCSSに記述されている場合もある。属性抽出部12は、指定された要素自身又は指定された要素の親要素に対して設定されている属性値を抽出する。
本ステップで抽出される属性値の例を、図7に模式的に示す。図7の表は、処理対象のURI、抽出対象の要素を示すXPath、処理日時、抽出された属性名、抽出された属性値の各列を含んでいる。属性抽出部12は、要素ごと且つ属性ごとに属性値を抽出する。
さらに、評価装置1の特徴ベクトル生成部13は、抽出された属性値を用いて特徴ベクトルを生成する(S3)。ここでは、属性値を用いて特徴量を求め、所定の順序で記述した特徴ベクトルが生成される。
例えば、特徴ベクトル生成部13は、要素の幅、高さ、フォントサイズ等、S2において抽出された属性値を特徴量として採用する。また、特徴ベクトル生成部13は、フォントの色をRGBのパラメータで定義する属性値から、色相、彩度、明度を表す各数値を求め、特徴量として用いるようにしてもよい。さらに、属性抽出部12は、ウェブサイトの背景色を抽出し、フォントの色相、彩度及び明度を、背景の色相、彩度及び明度との相対的な数値で表した各コントラスト値を求め、特徴量として用いるようにしてもよい。また、要素がファーストビューに含まれるか否か、要素が画像であるか否か、要素が箇条書きであるか否かといった特徴量については、該当する場合には「1」、該当しない場合には「0」を設定するダミー変数を採用するようにしてもよい。
図6に示したウェブページの要素(1)〜(7)のそれぞれについて、例えば、図8に示すような特徴量が求められる。
また、評価装置1のログデータ取得部14は、処理対象のウェブページに関連するログ
データを、WEBサーバ2から取得し、KPIを算出する(S4)。ここでは、ユーザ端末3にウェブページが表示された回数(すなわち、ウェブページの各要素が表示された回数)、各要素がクリックされた回数(すなわち、各要素に設定されたリンク先が表示された回数)等を含むログデータが取得される。なお、ログデータとして、要素に関連する商品の購入、要素に関連するサービスへの申し込み等がユーザによって行われた回数を取得するようにしてもよい。また、ログデータ取得部14は、取得したログデータを用いて、各要素についてCTRやCVR等のKPIを算出する。
CTR、CVRはそれぞれ下記の式により求められる。
CTR=(リンク先が表示された回数)/(要素が表示された回数)
CVR=(商品の購入、サービスへの申し込み等が行われた回数)/(要素が表示された回数)
本実施形態では、例えば、図6の要素(1)〜(7)のそれぞれについて、図9に示すようなKPI(図9の例では、CTR)が算出されたものとする。
その後、評価装置1のモデル生成部15は、S3で生成した特徴ベクトルとS4で生成したKPIとの相関を示すモデルを求める(S5)。本ステップでは、モデル生成部15は、回帰分析(重回帰分析)、主成分分析、独立成分分析等の多変量解析により、KPIの予測式(関係式)の係数で表されるモデルを算出する。本実施形態では、線形モデルの回帰分析を行う例を示す。
ここで、各要素のCTRを成分とする行列を「Y」、要素ごと且つ属性値ごとの特徴量を成分とする行列を「X」、特徴ベクトルとKPIとの相関を示すモデルを「W」とおくと、次のような式が成り立つ。
Y=XW ・・・(1)
本ステップでは、式(1)の「X」及び「Y」がすでにわかっており、「W」を算出する。図8に示した特徴量(「X」)及び図9に示したKPI(「Y」)を、式(1)に当てはめると図10のようになる。図10の例では、図8に示した特徴値がXに代入され、図9に示したKPIがYに代入されている。モデル生成部15は、モデル「W」(図10の例では、W〜W)を算出すると、データ記憶部17に記憶させ、モデル生成処理を終了する。
なお、S5において、モデル生成部15は、生成されたモデルをディスプレイ等の出力装置に出力するようにしてもよい。評価装置1のユーザは、出力されたモデルを確認することにより、いずれの視覚的特徴がKPIに影響を及ぼしているか解釈することができる。
本実施形態におけるモデル「W」は、属性値がKPIに対して影響を及ぼす程度(重み)を示している。短期的に見ると、CTRは、ウェブページのデザインだけでなく、リンク先の内容(コンテンツ)等に影響されて上下するものともいえる。しかし、同一のデザインのもと、リンク先の内容を様々に変更した結果を示すログデータを用いてCTRを求めることにより、統計的にはリンク先の内容に起因するCTRの偏りを無視できるものと考えられる。そうすると、モデル「W」によって、属性値(すなわち、ウェブページのデザインを示す視覚的な特徴)がKPIに影響を及ぼす程度を表すことができるといえる。
<KPI予測処理>
次に、モデル生成処理において生成されたモデルを用いてKPIを予測するKPI予測処理について説明する。図11は、KPI予測処理の一例を示す処理フローである。KP
I予測処理では、ウェブページのデザイン変更に伴い変動するKPIの予測値を、モデル「W」及び変更後のHTML要素の特徴ベクトルを用いて算出する。ここでは、モデル生成処理において処理の対象としたウェブページのデザインを担当者が変更し、予めデータ記憶部17に変更後のソースが記憶されているものとする。また、担当者がデザインを変更するたびにKPI予測処理を行い、リアルタイムにKPIの予測値の表示を更新するようにしてもよい。
まず、評価装置1のWEBソース取得部11は、変更後のソースを取得する(図11:S11)。本ステップでは、WEBソース取得部11は、変更後のソースを処理対象として、図5のS1と同様の処理を行う。
次に、評価装置1の属性抽出部12は、変更後のソースからHTML要素を抽出する(S12)。本ステップでは、属性抽出部12は、変更後のソースを処理対象として、図5のS2と同様の処理を行う。
また、評価装置1の特徴ベクトル生成部13は、抽出された要素の属性値を用いて特徴ベクトルを生成する(S13)。本ステップでは、特徴ベクトル生成部13は、変更後のソースから抽出された要素の属性値を用いて、図5のS3と同様の処理を行う。
その後、評価装置1のKPI算出部16は、変更後のソースに基づいて生成された特徴ベクトルと、モデル生成処理で生成されたモデル「W」とを用いて、KPIの予測値を算出する(S14)。本ステップでは、上で述べた式(1)を用いて、KPIの予測値を算出する。ここでは、図10に示した「X」のうち、ソースの変更に伴い少なくとも一部の特徴量が変更されており、ソースの変更後のKPI(「Y」)が算出される。
ここで、モデル「W」は、モデル生成処理において処理対象とした変更前のウェブページのデザインに依存する値である。ウェブページ全体における各要素の相対的な視覚的特徴に基づくため、すべて新規に作成したウェブページのデザインを評価できるものとはいえない。本実施形態では、ウェブページの一部を変更するような場合(微小な変化の場合)においては、モデル「W」を適用できると仮定して予測処理を行う。このようにすれば、ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を、客観的に評価することができるようになる。
また、本ステップでは、KPI算出部16は、算出されたKPIの値をディスプレイ等の出力装置に出力し、デザインの変更がKPIに影響する結果を担当者に示すようにしてもよい。さらに、変更前のKPIの実績値を同時に表示させるようにしてもよい。このようにすれば、担当者は、ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を認識し易くなる。
また、モデル生成部15が生成したモデルを、例えばディスプレイ等の出力装置に出力するようにしてもよい。評価装置1のユーザは、出力されたモデルを確認することにより、いずれの視覚的特徴がKPIに影響を及ぼしているか解釈することができる。
以上のように、本発明によれば、ウェブページのデザイン変更がKPIに与える影響を、客観的に評価することができるようになる。UIの視覚的特徴がKPIに及ぼす影響という観点からウェブページを評価するため、KPIの予測値は、UIを改善する際の1つの指針となり得る。
<変形例>
KPI算出部16は、KPIを向上させるために変更すべき視覚的特徴(すなわち、要
素の属性)をさらに特定するようにしてもよい。図10に示した線形モデルの場合は、モデル「W」は1列の行列になる。また、行列の成分はそれぞれ「サイズ」や「画像」等、視覚的特徴に対応する係数になっており、行列の成分の大小関係に基づいて各視覚的特徴がCTRに及ぼす影響の大きさがわかる。
また、本発明で用いることができる多変量解析の手法は、回帰分析には限定されない。具体的には、主成分分析や独立成分分析等の手法を用いることも可能である。主成分分析や独立成分分析を用いる場合も、特徴ベクトル(視覚的特徴の特徴量)とKPIとの相関を表すモデルを生成することができる。
KPIとして用いる値も、CTRやCVRには限られない。例えば、CVRの変形例として、ECサイトで使用できるクーポンの利用率など、様々な統計を用いることができる。また、ウェブサイト以外の評価に応用することも可能である。例えば、チラシやパンフレット、紙面広告などの表示を定義する情報と、チラシやパンフレット、紙面広告などの構成要素に関連付けられたKPIの情報とを用いて、チラシやパンフレット、紙面広告などの表示の変更に基づいて、KPIの変化を予測するようにしてもよい。
なお、図5及び図11は処理フローの一例であって、処理の結果が変わらない限りにおいて、順序を変更したり、並列に実行したりするようにしてもよい。例えば、WEBソースの取得(S1)〜特徴ベクトルの算出(S3)と、ログの取得(S4)とを逆に実行したり、並列に実行したりしてもよい。
1 評価装置
11 WEBソース取得部
12 属性抽出部
13 特徴ベクトル生成部
14 ログ取得部
15 モデル生成部
16 KPI算出部
17 データ記憶部
2 WEBサーバ
21 制御部
22 WEBソース記憶部
23 ログデータ記憶部
3 ユーザ端末
4 ネットワーク

Claims (4)

  1. ウェブページのソースから、当該ページを構成する要素を表示するための属性値を読み出し、読み出した前記属性値を用いて前記要素の特徴量を求めるステップと、
    ウェブページ上に前記要素が表示された回数を少なくとも用いて前記要素を評価する指標値を求めるステップと、
    多変量解析に基づいて、前記特徴量と前記指標値との相関を表すモデルを生成するステップと、
    前記要素を表示するための前記属性値を変更する場合、変更後の属性値を用いて求められた特徴量と前記モデルとを用いて、前記指標値の予測値を算出するステップと、
    をコンピュータに実行させるための予測プログラム。
  2. 前記モデルを出力するステップ
    をさらにコンピュータに実行させる請求項1に記載の予測プログラム。
  3. ウェブページのソースから、当該ページを構成する要素を表示するための属性値を読み出し、読み出した前記属性値を用いて前記要素の特徴量を求めるステップと、
    ウェブページ上に前記要素が表示された回数を少なくとも用いて前記要素を評価する指標値を求めるステップと、
    多変量解析に基づいて、前記特徴量と前記指標値との相関を表すモデルを生成するステップと、
    前記要素を表示するための前記属性値を変更する場合、変更後の属性値を用いて求められた特徴量と前記モデルとを用いて、前記指標値の予測値を算出するステップと、
    をコンピュータが実行する予測方法。
  4. ウェブページのソースから、当該ページを構成する要素を表示するための属性値を読み出し、読み出した前記属性値を用いて前記要素の特徴量を求める特徴抽出部と、
    ウェブページ上に前記要素が表示された回数を少なくとも用いて前記要素を評価する指標値を求める指標値生成部と、
    多変量解析に基づいて、前記特徴量と前記指標値との相関を表すモデルを生成するモデル生成部と、
    前記要素を表示するための前記属性値を変更する場合、変更後の属性値を用いて求められた特徴量と前記モデルとを用いて、指標値の予測値を算出する指標値算出部と、
    を有する予測装置。
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