JP6155174B2 - 植物および昆虫に由来する着色剤を含む相変化インク - Google Patents

植物および昆虫に由来する着色剤を含む相変化インク Download PDF

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Description

ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物を本明細書に開示する。
概して、相変化インク(固体インクまたは「ホットメルトインク」と称することもある)は、周囲温度で固相であるが、インクジェット印刷装置の高い動作温度では液相で存在する。噴射動作温度において、液体インクの液滴が印刷装置から射出され、直接的に、または中間加熱転写ベルトもしくはドラムを介してのいずれかでインク液滴が記録基板の表面に接触すると、迅速に固化して、所定のパターンの固化インク滴を形成する。相変化インクは、グラビア印刷などの他の印刷技術にも使用されてきた。
カラー印刷の相変化インクは、典型的には、相変化インク相溶性着色剤と混合された相変化インク担体組成物を含む。特定の実施形態において、インク担体組成物と、相溶性のある減法第一着色剤とを混合することによって一連の着色相変化インクを形成することができる。減法第一着色相変化インクは、4つの成分染料、すなわちシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックを含むことができるが、インクは、これらの4つの色に限定されない。単一染料または染料の混合物を使用することによって、これらの減法第一着色インクを形成することができる。例えば、溶剤赤色染料の混合物を使用することによってマゼンタを得ることができ、またはいくつかの染料を混合することによって複合ブラックを得ることができる。その各々の開示内容が参照により全面的に本明細書に組み込まれている米国特許第4,889,560号明細書、米国特許第4,889,761号明細書および米国特許第5,372,852号明細書には、採用された減法第一着色剤が、色指数(C.I.)溶剤染料、分散染料、変性酸および直接染料ならびに塩基性染料の種類の染料を含むことができることが教示されている。
着色剤は、例えば、その開示内容が参照により全面的に本明細書に組み込まれている米国特許第5,221,335号明細書に開示されている顔料を含むこともできる。
相変化インクは、出荷および長期間貯蔵時等に室温で固相を維持するため、インクジェットプリンタに望ましい。加えて、液体インクジェットインクでのインクの蒸発によるノズルの詰まりに伴う問題が概ね解消されることによって、インクジェット印刷の信頼性が向上する。さらに、インク液滴が最終記録媒体(例えば、紙および透明材料等)に直接塗布される相変化インクジェットプリンタでは、液滴が基板に接触すると直ちに固化するため、印刷媒体に沿うインクの移動が防止され、ドット品質が向上する。
相変化インク担体組成物としての使用に好適な組成物が知られている。当該材料を開示している参考文献のいくつかの代表的な例としては、その各々の開示内容が参照により全面的に本明細書に組み込まれている米国特許第3,653,932号明細書、米国特許第4,390,369号明細書、米国特許第4,484,948号明細書、米国特許第4,684,956号明細書、米国特許第4,851,045号明細書、米国特許第4,889,560号明細書、米国特許第5,006,170号明細書、米国特許第5,151,120号明細書、米国特許第5,372,852号明細書、米国特許第5,496,879号明細書、欧州特許公開第0187352号、欧州特許公開第0206286号、独国特許公開DE4205636AL、独国特許公開DE4205713ALおよびPCT特許出願WO94/04619号が挙げられる。好適な担体材料としては、パラフィン、微結晶ワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、脂肪酸および他のワックス材料、脂肪アミド含有材料、スルホンアミド材料、異なる天然源から作製された樹脂材料(例えばタル油ロジンおよびロジンエステル)、ならびに多くの合成樹脂、オリゴマー、ポリマーおよびコポリマーを挙げることができる。
インク噴射装置は、当該技術分野で知られているため、本明細書においては当該装置の詳しい説明は必要ない。その全体が参照により本明細書に組み込まれている米国特許第6,547,380号明細書に記載されているように、インクジェット印刷システムには、一般に、連続流れ型とドロップ・オン・デマンド型の2種類がある。連続流れ型インクジェットシステムでは、インクが、少なくとも1つのオリフィスまたはノズルを通じて圧力下にて連続的な流れで射出される。その流れが撹乱されて、オリフィスから一定の距離のところで液滴に分解する。分解点において、液滴は、デジタルデータ信号に従って帯電され、各液滴を再循環用の溝、または記録媒体上の特定の位置に誘導するためにその軌道を調整する静電場を通る。ドロップ・オン・デマンド型システムでは、液滴が、デジタルデータ信号に従って、オリフィスから記録媒体上のある位置に直接に排出される。液滴は、記録媒体上に配置されないのであれば、形成または排出されない。
少なくとも3種類のドロップ・オン・デマンド型インクジェットシステムがある。1つの種類のドロップ・オン・デマンド型システムは、その主要構成要素として、一端にノズルを有し、他端付近に圧力パルスを生成するための圧電変換器を有するインク充填流路または通路を有する圧電変換装置である。別のドロップ・オン・デマンド型システムは、音響インク印刷として知られる。知られているように、音響ビームは、それが衝突する物体に対して放射圧力を加える。したがって、音響ビームが下から液溜まりの自由表面(すなわち液体/空気界面)に衝突すると、それが液溜まりの表面に対して加える放射圧力が十分なレベルに達して、表面張力の拘束力にもかかわらず、個々の液滴を液溜まりから放出させることができる。ビームを液溜まりの表面またはその付近に集中させると、それが所定量の入力電力に対応して加える放射圧力が強くなる。さらに別の種類のドロップ・オン・デマンド型システムは、熱インクジェットまたはバブルジェット(登録商標)として知られ、高速度の液滴を生成する。この種類のドロップ・オン・デマンド型システムの主要構成要素は、一端にノズルを有し、ノズルの付近に発熱抵抗器を有するインク充填流路である。デジタル情報を表す印刷信号は、オリフィスまたはノズル付近の各インク通路内の抵抗層において電流パルスを発して、直近のインク媒体(通常は水)をほぼ瞬時に蒸発させ、泡を生成させる。オリフィスにおけるインクは、泡が広がるに従って、推進された液滴として追い出される。
相変化インクを利用して基板上に直接、または中間転写部材上に印刷する圧電インク噴射装置の典型的な設計、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれている米国特許第5,372,852号明細書に記載されているものでは、インク噴射ヘッドに対して基板(受像部材または中間転写部材)を4から18回転(漸進的移動)させている間に適宜に着色されたインクを噴射することによって画像が添付される。すなわち、各回転の間で基板に対する印刷ヘッドの小さな移行が生じる。この手法により印刷ヘッドの設計が簡素化され、小さな移動により良好な液滴の位置合わせが確保される。噴射動作温度において、液体インクの液滴が印刷装置から射出され、直接的に、または中間加熱転写ベルトもしくはドラムを介してのいずれかでインク液滴が記録基板の表面に接触すると、迅速に固化して、所定のパターンの固化インク滴を形成する。
熱インクジェット法は周知であり、例えば、その各々の開示内容が本明細書に組み込まれている米国特許第4,601,777号明細書、同第4,251,824号明細書、同第4,410,899号明細書、同第4,412,224号明細書および同第4,532,530号明細書に記載されている。
記載したように、インクジェット印刷法では、室温で固体であり、高温で液体であるインクを採用してもよい。例えば、参照により本明細書に組み込まれている米国特許第4,490,731号明細書には、紙などの基板上に印刷するために固体インクを分散させる装置が開示されている。ホットメルトインクを採用する熱インクジェット印刷法では、固体インクが、印刷装置内のヒータによって溶融され、従来の熱インクジェット印刷と同様に液体として利用(すなわち噴射)される。溶融インクは、印刷基板と接触すると、急速に固化して、着色剤が毛管作用により基板(例えば紙)中に浸透する代わりに基板の表面上に実質的に残留することを可能にすることによって、液体インクで一般に得られるより高い印刷密度を実現する。したがって、インクジェット印刷における相変化インクの利点は、取り扱い時のインクの潜在的な流出をなくすこと、印刷密度および品質が広範囲であること、紙の皺および歪みが最小限に抑えられること、ならびにノズル詰まりの危険性がなく、さらにはノズルに栓をすることなく、印刷しない期間を無制限にできることである。
本明細書における相変化インクの例は、約23℃から約27℃の温度、例えば室温で固体のインク媒体を含むインクであり、特には、約60℃未満の温度で固体である。しかし、インクは、加熱すると相を変化させ、噴射温度では溶融状態になる。したがって、インクは、インクジェット印刷に好適な高温、例えば約60℃から約150℃の温度における粘度が約1から約20センチポアズ(cp)、例えば約5から約15cpまたは約8から約12cpである。
この点において、本明細書におけるインクは、低エネルギーインクであっても高エネルギーインクであってもよい。低エネルギーインクは、約40℃未満の温度で固体であり、約60℃から約100℃、例えば約80℃から約100℃、例えば約90℃から約100℃の噴射温度における粘度が約1から約20センチポアズ、例えば約5から約15センチポアズ、例えば約8から約12cpである。高エネルギーインクは、40℃未満の温度で固体であり、約100℃から約180℃、例えば約120℃から約160℃または約125℃から約150℃の噴射温度における粘度が約5から約15センチポアズである。
相変化インクでの使用に好適な特定の着色剤が知られているが、相変化インクでの使用に好適な着色剤の範囲を増大させることが望ましい。
その全体が参照により本明細書に組み込まれている「相変化インク組成物およびそれに使用される着色剤(Phase Change Ink Compositions And Colorants For Use In The Same)」という名称のMaria Birauらの、2011年1月18日に出願された米国特許出願番号第13/008,783号明細書には、その要約書に、流涎によって引き起こされるインクジェットプリンタの印刷ヘッドおよびノズル汚染、ならびに面板汚染を防止および/または低減するための新規の着色剤ワックスを含む相変化インク組成物が記載されている。特に、相変化インク組成物に使用され、相変化インク成分と相溶性がある、酸基を含む新規の着色剤が提供される。
さらに多くの量の天然物系材料および/または生分解性の材料を含む材料への国際的趨勢および顧客要望が大きくなりつつある。生物系着色剤は、一般に、インクまたは蝋燭などの蝋質媒体に分散させるのが困難である。無極性固体インクなどの非水性インクに使用できる天然物系着色剤が必要とされている。
既知の組成物および方法は、それらの意図する目的に適するが、改善された着色剤、より具体的には相変化インクでの使用に好適な改善された着色剤に対する必要性が依然として存在する。また、天然であるか、または天然源に由来するため環境に優しい、相変化インクでの使用に好適な改善された着色剤に対する必要性が依然として存在する。天然系材料および/または生分解性の材料を含有する好適な複合材料を含む相変化インク組成物に対する必要性がさらに存在する。
前述の米国特許および特許公開の各々の適宜の成分および方法の態様を、本開示に対してその実施形態において選択してもよい。さらに、本出願全体を通じて、様々な文献、特許および公開特許出願が、識別引用文献により参照される。本出願において参照される文献、特許および公開特許出願の開示内容は、本発明が係わる技術の現状をより十分に説明するために、参照により本開示に組み込まれている。
ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物を記載する。
また、相変化インク組成物を調製するための方法であって、相変化インク組成物を製造するための、ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを混合することを含む方法を記載する。
また、相変化インク組成物を製造するための、ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物をインクジェット印刷装置に導入すること、インク組成物を溶融させること、および溶融インクの液滴を画像様パターンで基板上に射出させることを含む方法を記載する。
また、ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物を含むインクジェットプリンタスティックまたはペレットを記載する。
図1は、耐光性試験前後の印刷密度を示す図である。
昆虫および植物などの天然源に由来し、化学的変性が生じていない着色剤を含む高比率の環境に優しい成分を含む顔料相変化インク組成物。顔料分散を向上させ、固体インク中で安定している顔料分散液を与えるための顔料相乗剤として、スルホン化着色剤が成功裏に使用されてきた。異なる分散剤を用いて分散させると1つの顔料から異なる色が得られた。すなわち、本明細書における相変化インクの色を操作するように分散剤を選択することができる。
ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物。
本明細書における天然由来着色剤は、植物または昆虫に由来するが、本来の植物または昆虫材料が有さない官能基を付加するために処理または官能化されている着色剤、あるいは天然の植物または昆虫の構造を有する合成的に調製された化合物の着色剤である。本明細書における植物または昆虫に由来するいくつかの天然由来着色剤は、熱安定性および良好な耐光性を与える。
(染料および顔料からなる)天然着色剤を、植物、動物、および様々な材料の着色剤を抽出する細菌などの微生物を含む世界中の天然源から誘導することができる。たいていの天然着色剤としては、テトラピロール、テトラテルペノイド、キニン、O−複素環式化合物、N−複素環式化合物および金属タンパク質を含む6つの一般的な種類に分類される。テトラピロールの例としては、ポルフィリンおよびポルフィリン誘導体、より具体的には、クロロフィル、ヘム顔料およびビリンが挙げられる。テトラテルペノイドまたはカルテノイドの例としては、カロテンおよびキサントフィルが挙げられる。キニンの例としては、ベンゾキノン、アントラキノンおよびナフトキノンが挙げられる。フラボノイドなどのO−複素環式化合物の例としては、アントシアニンおよびフラボノールが挙げられる。N−複素環式化合物の例としては、ベタラインおよびユーメラニンなどのインジゴイドおよびインドール誘導体、ならびにプテリンおよびプリンなどの置換ピリミジンが挙げられる。オリゴマータンパク質などの金属タンパク質の例としては、酸素化状態で色を示すヘムエリスリンおよびミオヘムエリスリンなどの鉄系タンパク質が挙げられる。天然着色剤の他の例としては、リポフスチンおよび菌類顔料が挙げられる。
天然着色剤は、多種多様な色を有するか、あるいはマグネシウムおよび鉄などの金属錯化剤を用いて、もしくは用いずに、かつ/またはミョウバン、錫、塩化第一錫および硫酸銅等の媒染剤を用いて、もしくは用いずに多種多様な色を有するように作製され得る。いくつかの天然着色剤は、酸化されて、それが酸化される前とは異なる色を有する天然着色剤になりやすい。相変化インクに配合されると、白色紙上の印刷物などの印刷物上に灰色または金属様外観を付与する変性天然由来顔料と分散剤との混合物の例を本明細書に記載する。
天然源からの赤色染料の例としては、ベニバナ(カルタムス・ティンクトリウス(Carthamus tinctorius))、ジャケツイバラ(カエサルピニア・サッパン(Caesalpina sappan))、アカネ(ルビア・ティンクトルム(Rubia tinctorum))、ケルメス(ケルメス・ベルミリオ(Kermes vermilio))、リュウケツジュ(ドラカエナ・ドラコ(Dracaena draco))、キリンケツヤシ(ダエモノロプス・ドラコ(Daemonorops draco))、コチニール(ダクチロピウスコッカス・コッカス(Dactylopiuscoccus coccus))およびラック(コッカス・ラッカ(Coccus lacca))からのものが挙げられる。天然源からの黄色染料の例としては、ブーゲンビリア(ブーゲンビリア・グラブラ(Bougainvillea glabra))、アキノキリンソウ(ソリダゴ・グランジス(Solidago grandis))、チーク(テクトナ・グランジス(Tectona grandis))、マリーゴールド(タゲテス属(Tagetes species))、モクセイソウ(レセダ・ルテオラ(Reseda luteola))、サフラン(クロカス・サチウス(Crocus sativus))およびパリジャット(ニクタンテス・アルボルトゥリスチス(Nyctanthes arbor tristis))からのものが挙げられる。天然源からの青色または(紫色などの)青色様染料の例としては、インジゴ(インジゴフェラ・ティンクトリア(Indigofera tinctoria))、タイセイ(イサティス・ティンクトリア(Isatis tinctoria))、サントベリー(アカシア・ニロティカ(Acacia nilotica))、プリベット(リグストルム・ブルガレ(Ligustrum vulgare))、ボリヌス・ブランダリス(Bolinus brandaris)、ヘキサプレクス・トルンクルス(Hexaplex trunculus)およびストラモニタ・ヘマストマ(Stramonita haemastoma)などの軟体類、ムラサキ(リトスペルマム・エリトロールヒゾン(Lithospermum erythrorhizon))およびスイレン(ニムファエアアルバ(Nymphaea alba))からのものが挙げられる。天然源からの緑色染料の例としては、トゥルシー(オシマム・サンクトゥム(Ocimum sanctum)、ブーゲンビリア(ブーゲンビリア・グラブラ(Bougainvillea glabra))、カンナ、スズラン(コンバラリア・マジャリス(Convallaria majalis))およびイラクサ(ウルチカ・ジオイカ(Urtica dioica))からのものが挙げられる。天然源からの橙色または橙色様染料の例としては、ブーゲンビリア(ブーゲンビリア・グラブラ(Bougainvillea glabra))、バルサム(インパチェンス・バルサミナ(Impatiens balsamina))、ダリア(ダリア属(Dahlia species))およびアナットー(ビキサ・オレラナ(Bixa orellana))からのものが挙げられる。天然源からの褐色染料の例としては、ジャケツイバラ(カエサルピニア・サッパン(Caesalpina sappan))、ブーゲンビリア(ブーゲンビリア・グラブラ(Bougainvillea glabra))、バルサム(インパチェンス・バルサミナ(Impatiens balsamina))、マリーゴールド(タゲテス属(Tagetes species))およびブラックベリー(ルブス・フルティコスス(Rubus fruticosus))からのものが挙げられる。天然源からの黒色染料の例としては、ラック(コッカス・ラッカ(Coccus lacca))、ハンノキ(アルナス・グルチノサ(Alnus glutinosa))、ロフブラマラ(ロランタス・ペンタペンタルス(Loranthus pentapetalus))、牛心梨(アノナ・レティクラタ(Anona reticulata))およびテルミナリア・ケブラ((Terminalia chebula)、黄色ミロバランまたはチェブリック・ミロバラン)からのものが挙げられる。
所望の色または効果を達成するために、2つ以上の天然着色剤を任意の割合で混ぜ合わせて、当該所望の色または効果を達成することができる。所定の天然着色剤化合物中に2つ以上の天然着色剤が存在してもよい。
C.I.ピグメントブルー66、C.I.バットブルー1およびC.I.還元バットブルー1(いずれもC.I.73000として列挙されている)と参酌されるインジゴおよびその変種、C.I.モルダントレッド11(C.I.58000として列挙されている)と参酌されるアリザリンおよびそれらの変種などの天然着色剤は、それぞれ「エンシャントブルー」および「エンシャントレッド」として知られており、いくつかの古代文明に対して着色剤として重要な役割を果たした。
天然由来着色剤は、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである。
ある実施形態において、天然由来着色剤は、アカネに由来する着色剤、タイセイに由来する着色剤、ラックに由来する着色剤、コチニールに由来する着色剤、ウコンに由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである。
変性天然由来着色剤を、式
のインジルビン(インジゴレッド(CAS No.75790))としても知られる)から誘導することができる。
変性天然由来着色剤を、式
のものを含むインジゴイドおよびインジルビノイドから誘導することができる。
変性天然由来着色剤を、式
のアリザリンプルプリン(C.I.ナチュラルレッド8およびC.I.ナチュラルレッド16として参酌され、C.I.75410として列挙され、インジゴレッドとしても知られる)から誘導することができる。
変性天然由来着色剤を、式
(式中、Rから Rは表1に示されるように選択される)に関連する、表1に示されているものなどの天然のアントラキノイドから誘導することができる。
表1における符号(a)、(b)および(c)は、以下の式
を指す。
本明細書における天然由来着色剤は、「エンシャントブルー」(タイセイ−インジゴ)および「アントラキノンレッド」(アカネ−アリザリン、コチニールおよびラック)を含む。アントラキノンおよびその誘導体を含有する着色剤を寄生昆虫、例えば、(コチニールに対する)ダクチロピウス・コッカス(Dactylopius coccus)および(ラックに対する)ケリア・ラッカ(Kerria lacca)から得ることができる。アカネ(アリザリン)をアカネ属植物の乾燥根から抽出することができ、インジゴをイサティス・ティンクトリア(Isatis tinctoria)(タイセイ)またはインジゴフェラ・ティンクトリア(Indigofera tinctoria)から抽出することができる。アカネ(アリザリン)は、式
を有する。
タイセイ(インジゴ)は、式
を有する。
ラックは、式
を有する。
コチニールは、式
を有する。
天然由来着色剤、例えばコチニールおよびラックは、分散剤が顔料に結合する結合点として作用することができる多種多様な官能基を提供する。特定の天然由来着色剤、例えばアリザリンおよびタイセイ(インジゴ)は、たいてい官能基がなく、固体インクに分散させるのが極めて困難である。ある実施形態において、分散剤の顔料への結合および固体インクにおける安定化を可能にするために相乗剤が採用される。
ウコン(クルクマ)を本明細書における黄色天然由来着色剤として選択することができる。クルクマからの着色剤抽出物で得られる顔料は、集合的に、式
のクルクミノイドとして知られ、主成分は、RがOCHであり、RがOCHであるクルクミンであり、
他は、少量のデメトキシクルクミンおよびビス−デメトキシクルクミンであり、デメトキシクルクミンでは、RがOCHであり、Rが水素であり、
ビスデメトキシクルクミンでは、RおよびRがともに水素である。
相変化インク組成物は、式
(式中、RおよびR’は同一であるか、または異なっており、RおよびR’は、独立に、37個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基および47個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基から選択され、mは、1から30の整数である)の化合物、またはそれらの混合物である、米国特許第7,973,186号明細書に記載されている分散剤などの分散剤を場合により含有することができる。分散剤は、場合により、Solsperseという名称で市販されているものなどのポリマー分散剤であり得る。
複数のアミン基を含む極性先端基、および長鎖の無極性末尾基を含む両親媒性分散剤を選択することができる。相乗剤の遊離酸基と結合することができる末端または第二級アミンを有するポリエチレンイミン系分散剤。分散剤は、米国特許第7,973,186号明細書の実施例1に記載されているポリエチレンイミン分散剤であり得る。
ある実施形態において、分散剤は、Solsperse(登録商標)13240などのポリエチレンアミン系分散剤であり得る。
ある実施形態において、相変化インクの色を操作するように分散剤を選択することができる。
本明細書における相変化インク組成物は、分散される着色剤、ある実施形態においては顔料に対する分散剤の結合を促進する官能基を含む相乗剤をさらに含むことができる。相乗剤は、分散される顔料と同様または同一の構造を有する別の着色剤、ある実施形態においては別の顔料を含むことができる。現行では、天然顔料に対する既知の利用可能な相乗剤が存在しない。
ある実施形態において、式
のインジゴカルミン、およびその全体が参照により本明細書に組み込まれている米国特許出願第13/690,857号明細書に記載されている式
の変性インジゴカルミンを本明細書における相変化インク組成物の相乗剤として選択することができる。インジゴカルミン、変性インジゴカルミン、またはそれらの混合物もしくは組合せを相乗剤として使用して、本相変化インク組成物にタイセイを分散させることができる。
ある実施形態において、相乗剤は、式
の化合物である。
ある実施形態において、相乗剤はインジゴカルミンであり、分散剤は、米国特許第7,973,186号明細書の実施例1に記載されている化合物である。
銅フタロシアニン誘導体を本明細書における相変化インクに対する相乗剤として採用することができる。
相変化インク組成物における顔料の全重量に対して全相乗剤が1から300パーセントなどの任意の量で、相乗剤を相変化インク組成物に供給することができる。
相変化インク組成物は、パラフィン、微結晶質ワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、アミド、脂肪酸および他の蝋様材料、脂肪アミド含有材料、スルホンアミド材料、異なる天然源から作製された樹脂様材料、ならびに多くの合成樹脂、オリゴマー、ポリマーおよびコポリマーなどの任意の好適なインク媒体を含むことができる。
ある実施形態において、本明細書における相変化インク組成物は、ポリアルキレンワックス、ポリメチレンワックス、ポリエチレンワックス、またはそれらの混合物もしくは組合せを含む。
ある実施形態において、本明細書における相変化インク組成物は、生分解性ワックス、生分解性ポリエチレンワックス、Accumelt(登録商標)78という名称で市販されている生分解性ポリエチレンワックスを含む。
相変化インク組成物は、低融点ワックス、低融点ポリアルキレンワックス、機能性ワックス、またはそれらの組合せを含むことができる。「機能性ワックス」は、当業者に知られており、本明細書において、例えば、アルコール、アミド、エステル、ウレタンなど、極性基を有するワックスを含む任意の好適な機能性ワックスを意味し得る。「低融点ワックス」は、融点が120℃未満のワックスを含む任意の好適な低融点ワックスを含む。
好適なアミドの例としては、例えば、ジアミド、トリアミド、テトラアミドおよび環式アミド等が挙げられる。
ワックスは、染料系相変化インク組成物の全重量に対して25重量パーセントから65重量パーセントの量で存在し得る。ある実施形態において、ワックスは、インク担体の全重量に対して25重量%から65重量%の量で相変化インク組成物中に存在する低融点ワックスである。
相変化インク組成物は、本天然由来着色剤に加えて、従来の染料、顔料、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群から選択されるさらなる着色剤を場合により含むことができる。
相変化インク組成物を調製するための方法は、相変化インク組成物を製造するための、ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを混合することを含む。例えば、インク成分を混ぜ合わせた後、100℃から140℃以下に昇温し、均一なインク組成物が得られるまで撹拌した後、インクを周囲温度まで冷却することができる。その形成過程を通じて、溶融状態のインクを型に注ぎ、次いで冷却し、固化させてインクスティックを形成することができる。
ワックスと、任意の分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物のインクジェットプリンタスティックまたはペレットを提供する。
米国特許第7,973,186号明細書の実施例1に記載されているように調製された分散化合物は、以下のようにして調製される。加熱マントルと、機械式撹拌機と、ディーン−スタークトラップと、還流コンデンサと、温度センサとが装着された1リットル樹脂ケトルに192.78グラム(g)のUnicid(登録商標)700(Baker Petrolite社から入手可能な平均炭素鎖長が48の長鎖直鎖状カルボン酸)および60.3gのE−100(Huntsman社から入手可能な、テトラエチレンペンタミン(TEPA)と、ペンタエチレンヘキサミン(PEHA)と、ヘキサエチレンヘプタミン(HEHA)と、1モル当たりの数平均分子量が250から300グラムのより高分子量の材料との混合物)を導入した。アルゴン流の下で、ケトル内の温度を100℃まで昇温させ、樹脂を溶融させた。樹脂が完全に溶融すると、撹拌しながら180℃まで徐々に昇温させ、反応を3時間進行させた。3.6ミリリットルの水をディーン−スタークトラップ内に集めた。反応を停止し、反応物を140℃まで冷却し、アルミニウムトレイに排出して、ベージュ色の固体として249gのアミドを得た。
米国特許第7,973,186号明細書の実施例2に記載されているように調製された分散化合物は、以下のようにして調製される。加熱マントルと、機械式撹拌機と、ディーン−スタークトラップと、還流コンデンサと、温度センサとが装着された1リットル樹脂ケトルに337.0gのUnicid(登録商標)700および103.3gのE−100を導入した。アルゴン流の下で、ケトル内の温度を100℃まで昇温させ、樹脂を溶融させた。樹脂が完全に溶融すると、撹拌しながら180℃まで徐々に昇温させ、反応を3時間進行させた。6ミリリットルの水をディーン−スタークトラップ内に集めた。反応を停止し、反応物を140℃まで冷却し、アルミニウムトレイに排出して、ベージュ色の固体として378gのアミドを得た。
米国特許第6,860,930号明細書の実施例2に記載されているように調製されたトリアミドワックスは、以下のようにして調製される。Trubore撹拌機と、N導入口と、コンデンサおよびN排出口を有するディーン−スタークトラップと、熱電対温度コントローラとが装着された1000ミリリットル四口丸底フラスコに、350.62グラム(0.3675モル)のUNICID(登録商標)550(Baker−Petrolite社(オハイオ州Cincinnati)から入手した式 CH(CHCOOH(nは、平均値が37であり、34から40の範囲であると考えられる)の一酸)および0.79グラムのNAUGARD(登録商標)524(Chemtura社(コネチカット州Middlebury)から入手した酸化防止剤)を加えた。混合物を115℃に加熱して溶融させ、N下にて周囲圧力で撹拌した。次いで、51.33グラム(0.1167モル)のJEFFAMINE(登録商標)T−403(Huntsman社(テキサス州Houston)から入手した式
(式中、x、yおよびzは、それぞれ、繰返しプロピレンオキシ単位の数を表す整数であり、x、yおよびzは、それぞれ0であってもよく、x+y+zの合計は5から6である)のトリアミドの混合物)を反応混合物に添加し、反応温度を0.5時間かけて200℃まで徐々に上昇させ、その温度でさらに3時間保持した。混合物の温度が180℃に達すると、Nをゆっくりと吹き込むことによっていくらかの水を取り入れ、トラップ内に凝縮させた。次いで、トラップおよびコンデンサを除去し、0.5時間にわたって真空(25mmHg)にし、次いで解除した。液体生成物を150℃まで冷却し、アルミニウム上に注いで固化させた。得られた生成物は、式
(式中、n、x、yおよびzは、本実施例において以上に定義されている通りである)を有すると考えられた。
米国特許第6,309,453号明細書の実施例4に記載されているように調製されたウレタン化合物は、以下のようにして調製される。80.0グラム(0.052モル)のARCOL LHT112(ARCO Chemical社から入手可能なグリセロールプロポキシレート)および46.6グラム(0.156モル)オクタデシルイソシアネート(Bayer社から入手可能なMondur O−オクタデシルイソシアネート)を、磁石を備えた200ミリリットルビーカーに仕込み、シリコーン油浴で115℃に加熱した。触媒5滴を(Fascat(登録商標)4202、Elf Atochem North American社から入手可能なジブチル錫ジラウレート)を添加し、混合物を115℃で2時間反応させた。反応生成物のFT−IRは、約2285cm−1(NCO)のピークがなく(消えており)、ウレタン周波数に対応する約1740〜1680cm−1および約1540〜1530cm−1のピークが認められる(絶対値が上昇している)ことを示していた。次いで、最終的なウレタン生成物を試料瓶に注ぎ、冷却および硬化させた。この最終生成物は、室温において、フェランチ−シャーリーコーン−プレート粘度計により135℃で測定された粘度が15.8cPsであり、DuPont2100熱量計を用いて示差走査熱分析により20℃/分の走査速度で測定された融点が23.8℃であることによって特徴づけられる固体であった。
インジゴカルミン、アリザリンレッドS、コチニール、臭化N,N−ジメチルジオクタデシルをAldrich社から購入した。Arquad(登録商標)316は、Alzo Nobel社から入手した。アリザリンレッドSを、Arquad(登録商標)316を使用して変性した。変性化合物についての収率は、49重量%から89重量%であった。天然着色剤(タイセイ、ラック)を「Earthues」-A Natural color company社から購入した。分散剤は、The Lubrizol社から購入したSolsperse(登録商標)17000であり、米国特許第7,973,186号明細書の実施例1および2に記載されているものであった。インジゴカルミンを、臭化N,N−ジメチルジオクタデシルアンモニウムを使用して変性し、変性化合物についての収率は、90重量%であった。
実施例1a
アカネ、アリザリンレッドSおよびSolsperse(登録商標)17000を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が続く混合工程で添加される顔料、相乗剤および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.36グラム(49.6%)のワックスA、20.32グラム(12.7%)のトリアミドワックス、23.2グラム(14.5%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.5グラム(14.5%)のKE−100樹脂、0.64グラム(4%)のウレタン樹脂、0.32グラム(0.2%)のNAUGARD(登録商標)445および3.2グラム(2%)のSolsperse(登録商標)17000。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、Hoover Precision Products社から入手可能な1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、顔料としての3.2グラム(2%)のアカネおよび相乗剤としての0.8グラム(0.5%)のアリザリンレッドSを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、Advantec MFS社から商業的に入手可能なKST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例1b
アカネ、アリザリンレッドSおよびSolsperse(登録商標)17000を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が続く混合工程で添加される顔料、相乗剤および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.36グラム(49.6%)のワックスB、20.32グラム(12.7%)のトリアミドワックス、23.2グラム(14.5%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.5グラム(14.5%)のKE−100樹脂、0.64グラム(4%)のウレタン樹脂、0.32グラム(0.2%)のNAUGARD(登録商標)445および3.2グラム(2%)のSolsperse(登録商標)17000。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、Hoover Precision Products社から入手可能な1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、顔料としての3.2グラム(2%)のアカネおよび相乗剤としての0.8グラム(0.5%)のアリザリンレッドSを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、Advantec MFS社から商業的に入手可能なKST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例2
ラック抽出物およびSolsperse(登録商標)17000を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。80.36グラム(50.15%)のワックスA、23.1グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、21.3グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)のSolsperse(登録商標)17000。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、2.88グラム(1.8%)のラック抽出物を添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例3a
ラック抽出物および分散剤1を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。80.12グラム(50%)のワックスA、23.1グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、21.3グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)の分散剤1。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、2.88グラム(1.8%)のラック抽出物を添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例3b
ラック抽出物および分散剤1を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。80.12グラム(50%)のワックスB、23.1グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、21.3グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)の分散剤1。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、2.88グラム(1.8%)のラック抽出物を添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例4a
タイセイ抽出物、インジゴカルミンおよび分散剤1を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.52グラム(49.7%)のポリエチレンワックスA、23.04グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.04グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)の分散剤1。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、顔料としての2.88グラム(1.8%)のタイセイ抽出物および相乗剤としての0.72グラム(0.45%)のインジゴカルミンを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例4b
タイセイ抽出物、インジゴカルミンおよび分散剤1を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.52グラム(49.7%)のワックスB、23.04グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.04グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)の分散剤1。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、顔料としての2.88グラム(1.8%)のタイセイ抽出物および相乗剤としての0.72グラム(0.45%)のインジゴカルミンを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例5a
タイセイ抽出物、インジゴカルミンおよびSolsperse(登録商標)17000を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.52グラム(49.7%)のワックスA、23.04グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.04グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)のSolsperse(登録商標)17000。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、顔料としての2.88グラム(1.8%)のタイセイ抽出物および相乗剤としての0.72グラム(0.45%)のインジゴカルミンを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例5b
タイセイ抽出物、インジゴカルミンおよびSolsperse(登録商標)17000を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.52グラム(49.7%)のワックスB、23.04グラム(14.4%)のトリアミドワックス、24グラム(15%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.04グラム(14.4%)のKE−100樹脂、4グラム(2.5%)のウレタン樹脂、0.496グラム(0.31%)のNaugard(登録商標)445および2.304グラム(1.44%)のSolsperse(登録商標)17000。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、顔料としての2.88グラム(1.8%)のタイセイ抽出物および相乗剤としての0.72グラム(0.45%)のインジゴカルミンを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例6a
カルミンおよび分散剤2を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が続く混合工程で添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。80.14グラム(50.09%)のワックスA、20.32グラム(12.7%)のトリアミドワックス、23.2グラム(14.5%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、23.5グラム(14.4%)のKE−100樹脂、0.64グラム(4%)のウレタン樹脂、0.32グラム(0.31%)のNAUGARD(登録商標)445および3.2グラム(2%)の分散剤2。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、3.2グラム(2%)のカルミンを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例6b
カルミンおよび分散剤2を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が続く混合工程で添加される顔料および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。80.14グラム(50.09%)のワックスB、20.32グラム(12.7%)のトリアミドワックス、23.2グラム(14.5%)のステアリルステアラミドワックス(Crompton社から入手可能なKEMAMIDE(登録商標)S180)、23.5グラム(14.4%)のKE−100樹脂、0.64グラム(4%)のウレタン樹脂、0.32グラム(0.31%)のNAUGARD(登録商標)445および3.2グラム(2%)の分散剤2。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いで120℃に加熱されたSzegvari01アトライタ(Union Process)に移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。この撹拌溶液に、3.2グラム(2%)のカルミンを添加した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例7
ウコンおよび分散剤1を含む顔料固体インク。得られる重量百分率が、後の混合工程において添加される顔料、相乗剤および分散剤をも含むように、以下の材料を600ミリリットルのビーカーに秤り取った。79.49グラム(49.68%)のワックスA、21.04グラム(13.17%)のトリアミドワックス、22.56グラム(14.1%)のKEMAMIDE(登録商標)S180、21.02グラム(13.17%)のKE−100樹脂、2.68グラム(1.68%)のウレタン樹脂、0.4グラム(0.25%)のNaugard(登録商標)445および4.77グラム(2.98%)の分散剤1。材料を120℃のオーブンで溶融させ、十分に混合し、次いでこの撹拌溶液に7.95グラム(4.97%)のウコンを添加した。インクを1時間程度撹拌させ、次いで38ミクロンの針金フィルタで濾過し、根および木材を除去した。濾過した混合物を120℃に加熱されたUnion Process社から入手可能なSzegvari01アトライタに移し、1800グラムの440C型の直径1/8インチのステンレス鋼球を充填した。加熱したインペラをその集成体に取りつけ、容器の上部のステンレス鋼球が互いに静かにぶつかり合うようにインペラ速度を調整した。顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、Advantec社から商業的に入手可能なKST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
実施例8
顔料インクをアトライタに入れる前に、それに色安定剤としての0.5%の桂皮酸を添加したこと以外は実施例7のようにインクを調製した。
実施例9
顔料インクをアトライタに入れる前に、それに光安定剤としての0.5%のチヌビン622を添加したこと以外は実施例7のようにインクを調製した。
顔料インクを300RPMで20時間にわたって摩耗させ、最終摩耗混合物をステンレス鋼球から単離し、KST−47濾過装置を使用して、5ミクロンステンレス鋼メッシュで濾過した。
RFS−III流動計上の50mmのコーン・プレート構造を使用して、剪断粘度プロファイルを110℃で測定した。1から約251.2s−1までの範囲の剪断率掃引から1および100s−1における剪断粘度を測定した。インクの適宜の目標粘度範囲は、約8から約13センチポアズであり、これらの比較剪断率、例えば1および100s−1の各々における粘度の差を最小限、例えば1センチポアズ未満、例えば0.5センチポアズ未満または0にした場合により良好なニュートン挙動が実現される。流動性調査により、本開示の新規のインクは、ニュートン挙動を示したため、相変化インクジェットインクとしての使用に非常に好適であることが示されている。流動性の結果は、本開示のインクが、表3に見られるようなニュートン挙動を示したことを示している。
Xerox(登録商標)Phaser(登録商標)プリンタで様々なインクを印刷した。
サンテストXLS+を用いて、印刷物を耐光性について試験した。比較的低線量の1時間露光および50℃のブラック標準温度(BST)、ならびに全露光エネルギーが2520KJ/mになる380から720ナノメートルの透過率を用いて、印刷物の相対的耐退色性を定性的に評価した。
図1は、耐光性試験前の実施例2a、3a、4a、5a、6aおよび7のインクの印刷物のそれぞれ左側および右側の200%および100%密度、ならびに耐光性試験後の実施例2a、3a、4a、5a、6aおよび7のインクの印刷物のそれぞれ左側および右側の200%および100%密度を示す。
図1に示されるように、ラック抽出物、タイセイ抽出物およびコチニールを含む本インクを用いて調製された印刷物については良好な耐光性が示された。
相変化インクは、ニュートン流動性挙動を示す。一部の実施形態において、固体インクにタイセイを分散させるための相乗剤としてインジゴカルミンが提供される。ある実施形態において、分散剤を含む相変化インクが提供され、分散剤は、相変化インクの色に影響を与えるように選択される。ある実施形態において、タイセイ抽出物およびインジゴカルミンを相乗剤として含む相変化インクが提供され、これらの相変化インクは、分散剤1が分散剤として選択された場合は青色であり、Solsperse(登録商標)17000が分散剤として使用されたときは紫色である。本明細書における相変化インクの環境に優しい成分の含有率は、従来利用可能なインクと比較して増大している。ある実施形態において、本明細書における相変化インクの環境に優しい成分の含有率は、相変化インク組成物の全重量に対して相変化インク組成物の75から80重量パーセントを占め得る生分解性ワックスと併用した場合に、従来利用可能なインクと比較して増大している。昆虫および植物により調製された天然由来着色剤は、本相変化インク組成物において土様およびバット様の色を与える。

Claims (18)

  1. ワックスと、
    散剤と、
    任意の相乗剤と、
    植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤と
    を含み、
    前記分散剤は、式

    (式中、RおよびR’は同一であるか、または異なっており、RおよびR’は、独立に、37個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基および47個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基から選択され、mは、1から30の整数である)の化合物、またはそれらの混合物である、相変化インク組成物。
  2. 前記天然由来着色剤は、ベニバナ、ジャケツイバラ、アカネ、ケルメス、リュウケツジュ、キリンケツヤシ、コチニール、ラック、ブーゲンビリア、アキノキリンソウ、チーク、マリーゴールド、モクセイソウ、サフラン、パリジャタ、インジゴ、タイセイ、サントベリー、プリベット、軟体類、ムラサキ、スイレン、トゥルシー、カンナ、スズラン、イラクサ、バルサム、ダリア、アナットー、ブラックベリー、ハンノキ、ロフブラマラ(Rofblamala)、牛心梨、テルミナリア・ケブラ、ウコン、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  3. 前記天然由来着色剤は、テトラピロール、テトラテルペノイド、キニン、O−複素環式化合物、N−複素環式化合物、金属タンパク質、またはそれらの混合物もしくは組合せからなる群の一員から誘導される、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  4. 前記天然由来着色剤は、ポルフィリン、ポルフィリン誘導体、クロロフィル、ヘム顔料、ビリン、カロテン、キサントフィル、ベンゾキノン、アントラキノン、ナフトキノン、アントシアニン、フラボノール、インジゴイド、インドール誘導体、ベタライン、ユーメラニン、置換ピリミジン、プテリン、プリン、オリゴマータンパク質、鉄系タンパク質、ヘムエリスリン、ミオヘムエリスリン、リポフスチン、菌類顔料、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  5. 前記ワックスは、ポリアルキレンワックスである、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  6. 前記ワックスは、ポリメチレンワックス、ポリエチレンワックス、またはそれらの混合物もしくは組合せである、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  7. 前記ワックスは、生分解性ワックスである、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  8. 前記相乗剤は、式


    の化合物である、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  9. 相変化インク組成物を調製するための方法であって、
    相変化インク組成物を製造するための、ワックスと、分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを混合することを含み、
    前記分散剤は、式

    (式中、RおよびR’は同一であるか、または異なっており、RおよびR’は、独立に、37個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基および47個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基から選択され、mは、1から30の整数である)の化合物、またはそれらの混合物である、方法。
  10. 前記天然由来着色剤は、ベニバナ、ジャケツイバラ、アカネ、ケルメス、リュウケツジュ、キリンケツヤシ、コチニール、ラック、ブーゲンビリア、アキノキリンソウ、チーク、マリーゴールド、モクセイソウ、サフラン、パリジャタ、インジゴ、タイセイ、サントベリー、プリベット、軟体類、ムラサキ、スイレン、トゥルシー、カンナ、スズラン、イラクサ、バルサム、ダリア、アナットー、ブラックベリー、ハンノキ、ロフブラマラ(Rofblamala)、牛心梨、テルミナリア・ケブラ、ウコン、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項に記載の方法。
  11. 前記天然由来着色剤は、テトラピロール、テトラテルペノイド、キニン、O−複素環式化合物、N−複素環式化合物、金属タンパク質、またはそれらの混合物もしくは組合せからなる群の一員から誘導される、請求項に記載の方法。
  12. 前記天然由来着色剤は、ポルフィリン、ポルフィリン誘導体、クロロフィル、ヘム顔料、ビリン、カロテン、キサントフィル、ベンゾキノン、アントラキノン、ナフトキノン、アントシアニン、フラボノール、インジゴイド、インドール誘導体、ベタライン、ユーメラニン、置換ピリミジン、プテリン、プリン、オリゴマータンパク質、鉄系タンパク質、ヘムエリスリン、ミオヘムエリスリン、リポフスチン、菌類顔料、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項に記載の方法。
  13. ワックスと、
    散剤と、
    任意の相乗剤と、
    植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤と
    を含み、
    前記分散剤は、式

    (式中、RおよびR’は同一であるか、または異なっており、RおよびR’は、独立に、37個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基および47個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基から選択され、mは、1から30の整数である)の化合物、またはそれらの混合物である、相変化インク組成物を含むインクジェットプリンタスティックまたはペレット。
  14. 前記天然由来着色剤は、ベニバナ、ジャケツイバラ、アカネ、ケルメス、リュウケツジュ、キリンケツヤシ、コチニール、ラック、ブーゲンビリア、アキノキリンソウ、チーク、マリーゴールド、モクセイソウ、サフラン、パリジャタ、インジゴ、タイセイ、サントベリー、プリベット、軟体類、ムラサキ、スイレン、トゥルシー、カンナ、スズラン、イラクサ、バルサム、ダリア、アナットー、ブラックベリー、ハンノキ、ロフブラマラ(Rofblamala)、牛心梨、テルミナリア・ケブラ、ウコン、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項13に記載のインクジェットプリンタスティックまたはペレット。
  15. 前記天然由来着色剤は、テトラピロール、テトラテルペノイド、キニン、O−複素環式化合物、N−複素環式化合物、金属タンパク質、またはそれらの混合物もしくは組合せからなる群の一員から誘導される、請求項13に記載のインクジェットプリンタスティックまたはペレット。
  16. 前記天然由来着色剤は、ポルフィリン、ポルフィリン誘導体、クロロフィル、ヘム顔料、ビリン、カロテン、キサントフィル、ベンゾキノン、アントラキノン、ナフトキノン、アントシアニン、フラボノール、インジゴイド、インドール誘導体、ベタライン、ユーメラニン、置換ピリミジン、プテリン、プリン、オリゴマータンパク質、鉄系タンパク質、ヘムエリスリン、ミオヘムエリスリン、リポフスチン、菌類顔料、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項13に記載のインクジェットプリンタスティックまたはペレット。
  17. 相変化インク組成物を製造するための、ワックスと、分散剤と、任意の相乗剤と、植物に由来する着色剤、昆虫に由来する着色剤、またはそれらの混合物もしくは組合せである天然由来着色剤とを含む相変化インク組成物をインクジェット印刷装置に導入すること、
    前記インク組成物を溶融させること、および
    前記溶融したインクの液滴を画像様パターンで基板上に射出させること、
    を含み、
    前記分散剤は、式

    (式中、RおよびR’は同一であるか、または異なっており、RおよびR’は、独立に、37個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基および47個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基から選択され、mは、1から30の整数である)の化合物、またはそれらの混合物である、方法。
  18. 前記天然由来着色剤は、ベニバナ、ジャケツイバラ、アカネ、ケルメス、リュウケツジュ、キリンケツヤシ、コチニール、ラック、ブーゲンビリア、アキノキリンソウ、チーク、マリーゴールド、モクセイソウ、サフラン、パリジャタ、インジゴ、タイセイ、サントベリー、プリベット、軟体類、ムラサキ、スイレン、トゥルシー、カンナ、スズラン、イラクサ、バルサム、ダリア、アナットー、ブラックベリー、ハンノキ、ロフブラマラ(Rofblamala)、牛心梨、テルミナリア・ケブラ、ウコン、ならびにそれらの混合物および組合せからなる群の一員から誘導される、請求項17に記載の方法。
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