JP6154788B2 - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、適応デジタル信号処理を用いた伝送装置及び伝送方法に関する。
クラウドサービス、高速モバイルアクセスやスマートフォン端末の普及が進み、通信トラヒックの増大が続いている。増大が進むトラヒックを効率的に転送するために、100G伝送装置の開発が行われている。100G伝送装置では、送信側の装置に入力した100GEクライアント信号を、OTU4(Optical-channel Transport Unit 4;例えば、非特許文献1参照)に収容し、その後、信号等化処理等を行うデジタル信号処理を行う。デジタル信号処理の後に、電気/光変換を行い、伝送路を経由して、受信側の装置に送信する。
受信側の装置では、伝送路で歪みを受けた信号の補償等をデジタル信号処理で行い、OTU4信号を復元する。その後、OTU4信号からクライアント信号を復元し、伝送装置から出力する。受信側のデジタル信号処理では、送信側で転送する信号に付加されたトレーニング信号を元に、伝送路の累積分散値等を補償する。累積分散値を補償する機能ブロックは、最大の累積分散を補償するための機能ブロックを具備している。
また、経路切替や温度変化等による伝送路状態の変化に対し、信号劣化補償のために使用する機能ブロックの設定は、オペレータが手動操作によって行っている。
ここで、従来技術による100G伝送装置の構成を説明する。図21は、従来技術による100G伝送装置の構成を示すブロック図である。図21において、送信装置1は、クライアント信号を符号化して伝送路3を介して、受信装置2へ送信する。受信装置2は、伝送路3を介して符号化されたクライアント信号を受信し、復号してクライアント信号を復元して出力する。
信号受信部101は、クライアント信号を受信する。マッピング部102は、クライアント信号をフレームに収容する。FEC(Forward Error Correction)エンコード部103は、前方誤り訂正符号化を行う。トレーニング信号付加部104は、符号化された信号に既知の信号を付加する。ライン信号送信部105は、信号を伝送路3に送信する。
ライン信号受信部201は、伝送路3からの信号を受信する。波長分散補償部202は、波長分散を補償する。PMD(偏波モード分散)補償部203は、偏波モード分散を補償する。FECデコード部204は、符号化された信号を復号する。デマッピング部205は、フレームの信号からクライアント信号を復元する。信号送信部206は、復元したクライアント信号を送信する。波長分散補償部202、PMD補償部203、FECデコード部204は使用ブロック群Bを構成しており、この使用ブロック群Bが実際に使用されて信号処理が行われる。
ITU-T Recommendation G.709/Y.1331,"Interfaces for the Optical Transport Network (OTN)"
前述したように、従来技術による伝送装置にあっては、最大の累積波長分散値や偏波モード分散(PMD)による信号劣化や、または伝送による信号誤りを補償するために波長分散補償部202、PMD補償部203、FECデコード部204を備えていた。
しかしながら、実際の伝送路3では、累積波長分散値や偏波モード分散値による劣化、または信号誤りは、常に最大値とはなっておらず、従来の伝送装置では過剰な補償を行っていた。このため、伝送装置に供給する電力は、最大の信号劣化を補償する分だけ必要になるという問題がある。また、信号劣化補償について、使用ブロック群Bをオペレータが手動操作によって設定する場合であっても、過剰な補償を行ってしまうという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、適切な信号劣化の補償を行うことができるようになるとともに、省電力化を図ることができる伝送装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
本発明は、伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置であって、前記送信装置は、クライアント信号を受信する信号受信手段と、前記クライアント信号をフレームに収容するマッピング手段と、前記フレームに誤り訂正符号を付加する訂正用情報付加手段と、前記誤り訂正符号が付加されたフレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加手段と、前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信手段とを備え、前記受信装置は、前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信手段と、受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知する信号モニタ手段と、前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピング手段と、復元した前記クライアント信号を出力する信号送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置であって、前記送信装置は、クライアント信号を受信する信号受信手段と、前記クライアント信号をフレームに収容するマッピング手段と、前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加手段と、前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信手段とを備え、前記受信装置は、前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信手段と、受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタ手段と、受信した信号に対して信号訂正を行う誤り訂正手段と、前記信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピング手段と、復元した前記クライアント信号を出力する信号送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置であって、前記送信装置は、クライアント信号を受信する信号受信手段と、前記クライアント信号をフレームに収容するマッピング手段と、前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加手段と、前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信手段とを備え、前記受信装置は、前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信手段と、受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタ手段と、前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピング手段と、復元した前記クライアント信号を出力する信号送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記モニタ用信号付加手段は、前記伝送路の状態を示す情報を含める際に、前記フレーム外に付加することを特徴とする。
本発明は、前記機能ブロックとして、信号劣化補償を行う信号劣化補償手段のみ、または信号訂正を行う信号訂正手段のみ備えたことを特徴とする。
本発明は、伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置が行う伝送方法であって、クライアント信号を受信する信号受信ステップと、前記クライアント信号をフレームに収容するマッピングステップと、前記フレームに誤り訂正符号を付加する訂正用情報付加ステップと、前記誤り訂正符号が付加されたフレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加ステップと、前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信ステップと、前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信ステップと、受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知する信号モニタステップと、前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピングステップと、復元した前記クライアント信号を出力する信号送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置が行う伝送方法であって、クライアント信号を受信する信号受信ステップと、前記クライアント信号をフレームに収容するマッピングステップと、前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加ステップと、前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信ステップと、前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信ステップと、受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタステップと、受信した信号に対して信号訂正を行う誤り訂正ステップと、前記信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピングステップと、復元した前記クライアント信号を出力する信号送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置が行う伝送方法であって、クライアント信号を受信する信号受信ステップと、前記クライアント信号をフレームに収容するマッピングステップと、前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加ステップと、前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信ステップと、前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信ステップと、受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタステップと、前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピングステップと、復元した前記クライアント信号を出力する信号送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、伝送路の状態に応じて適切な補償を行うことができるようになるとともに、使用しない機能ブロックに対する電源供給を制御するようにしたため、省電力化を図ることができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態による伝送装置の基本構成を示すブロック図である。 図1に示す送信装置1の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す受信装置2の詳細な構成を示すブロック図である。 第2実施形態による伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第2実施形態による伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 図4、5に示す伝送装置の動作を示す図である。 図4、5に示す伝送装置の動作を示す図である。 第3実施形態による伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第3実施形態による伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 閾値を用いた判定処理の動作を示す図である。 第4実施形態による伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第4実施形態による伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 第5実施形態による伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第5実施形態による伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 第5実施形態の変形例の伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第5実施形態の変形例の伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 第6実施形態による伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第6実施形態による伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 第6実施形態の変形例の伝送装置(送信装置1)の構成を示すブロック図である。 第6実施形態の変形例の伝送装置(受信装置2)の構成を示すブロック図である。 従来技術による100G伝送装置の構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による伝送装置を説明する。図1は本発明の第1実施形態による伝送装置の基本構成を示すブロック図である。伝送装置は、送信装置1と受信装置2とから構成する。送信装置1は、クライアント信号を符号化して伝送路3を介して、受信装置2へ送信する。受信装置2は、伝送路3を介して符号化されたクライアント信号を受信し、復号してクライアント信号を復元して出力する。
図2は、図1に示す送信装置1の詳細な構成を示すブロック図である。送信装置1は、信号受信部101、マッピング部102、訂正用情報付加部106、モニタ用信号付加部107、ライン信号送信部105を備える。図3は、図1に示す受信装置2の詳細な構成を示すブロック図である。受信装置2は、ライン信号受信部201、デマッピング部205、信号送信部206、複数の信号劣化補償部207、複数の信号訂正部208、電源制御部209、信号モニタ部210、使用ブロック切替部211、信号品質設定部212を備える。
送信装置1は、入力されたクライアント信号を転送する際、モニタ用信号付加部107で伝送路3をモニタするための伝送路状態に関する情報を含めて、受信装置2に対して送信する。伝送路状態に関する情報を含める方法としては、トランスポートフレーム中に含めてもよいし、パイロットトーンやパイロットシンボルのようにトランスポートフレームの外に伝送路推定用の信号を付加し、受信側で推定するといった方法にしてもよい。
送信装置1からの信号を受け取った受信装置2は、送信装置1で付加された伝送路状態に関する情報を検知し、使用ブロック切替部211で、伝送路状態に応じて信号劣化補償部207による信号劣化補償と、信号訂正部208による信号訂正を行う使用ブロック群を選定し、自動に切替することで伝送路状態に応じた機能ブロックを使用ブロック群として使用する。本実施形態の特徴として、受信装置2、または送信装置1、または受信装置2と送信装置1の両方に、劣化補償や誤り訂正のレンジといった性能が異なる機能ブロックを持つものとする。
過剰な補償や訂正を行わず、伝送路3に応じた適応的な信号補償、訂正のための機能ブロックを選択することにより、適応的なデジタル信号処理を行い、使用していない機能ブロックへの電力供給を調整することで、低消費電力を実現する。
なお、送信装置1で付加したモニタ用信号を、信号モニタ部210へ送るタイミングは、ライン信号受信部201と信号劣化補償部207の間に代えて、信号劣化補償部207と信号訂正部208との間や、信号訂正部208とデマッピング部205の間であってもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態による伝送装置を説明する。図4、5は、第2実施形態による伝送装置(送信装置1(図4)と受信装置2(図5))の構成を示すブロック図である。第2実施形態は、受信装置2に使用ブロック群Bを備えており、受信装置2において信号劣化補償と誤り訂正を行う場合に適している。
送信装置1は、信号受信部101、マッピング部102、FECエンコード部103、トレーニング信号付加部104、ライン信号送信部105を備える。信号受信部101は、複数のクライアント信号を受信する。マッピング部102は、クライアント信号をトランスポート用のフレームにマッピングする。FECエンコード部103は、マッピング部102から出力されたフレームに誤り訂正符号を付加する。トレーニング信号付加部104は、FECエンコード部103から出力された信号に伝送路状態を測定するための信号を付加する。ライン信号送信部105は、信号を電気/光変換し、伝送路3へ出力する。
受信装置2は、ライン信号受信部201、デマッピング部205、信号送信部206、電源制御部209、信号モニタ部210、使用ブロック切替部211、信号品質設定部212、複数の波長分散補償部213、複数のPMD補償部214、複数のFECデコード部215を備える。ライン信号受信部201は、伝送路3からの信号を受信する。信号モニタ部210は、受信した信号のトレーニング信号等を監視することで伝送路状態を検知する。使用ブロック切替部211は、信号モニタ部210から出力された伝送路状態を表す信号を受信し、信号劣化補償や信号訂正を行う機能ブロックを選択し、使用ブロック群Bを自動的に切り替える。
電源制御部209は、使用ブロック群Bを構成する複数の機能ブロック(信号劣化補償部、信号訂正部)に対する電力供給を制御しており、使用する機能ブロックに電力を供給し、使用しない機能ブロックには電力供給を停止する。信号劣化を補償するものとして、切替可能な複数の波長分散補償部213と、複数のPMD補償部214を備える。信号訂正を行うものとして、複数のFECデコード部215を備える。使用ブロック群Bは、電源制御部209、波長分散補償部213、PMD補償部214、FECデコード部215からなる。デマッピング部205は、処理された信号からトランスポート用のフレームを復元し、トランスポート用のフレームからクライアント信号を復元する。信号送信部206は、復元したクライアント信号を出力する。
第2実施形態の送信装置1では、図2に示すモニタ用信号付加部107として、トレーニング信号付加部104を、また、図2に示す訂正用情報付加部106として、FECエンコード部103を備える。受信装置2では、信号劣化補償部の機能ブロックとして、4つの波長分散補償部213−1〜4と3つのPMD補償部214−1〜3を、信号訂正部として3つのFECデコード部215−1〜3を備える。
波長分散補償部213−1は、±5000ps/nm、波長分散補償部213−2は、±10000ps/nm、波長分散補償部2131−3は、±20000ps/nm、波長分散補償部213−4は、±50000ps/nmの分散補償が可能な機能ブロックとする。PMD補償部214−1は、DGD(Differential Group Delay) 10ps、PMD補償部214−2は、DGD 20ps、PMD補償部214−3は、DGD 40psの分散補償が可能な機能ブロックとする。また、例えば、信号劣化補償部の機能ブロック内にあるデジタルフィルタのタップ数を基準として、性能が異なる機能ブロックとしてもよい。
FECデコード部215−1〜3は、繰り返し(イタレーション)回数によりブロックが分かれており、FECデコード部2151−1は、繰り返し回数2回、FECデコード部215−2は繰り返し回数4回、FECデコード部215−3は繰り返し回数8回の復号を行うことを特徴とする信号の誤り訂正が可能な機能ブロックとする。信号訂正部の機能ブロックは、例えば、イタレーション回数、NCG(Net Coding Gain)や、BCH符号やRS符号といった符号等を基準として、性能が異なる機能ブロックとしてもよい。
図4、5を参照して、第2実施形態による伝送装置の動作を説明する。送信装置1の信号受信部101は、クライアント信号(100GE)を受信し、このクライアント信号をマッピング部102へ送る。マッピング部102では、クライアント信号を、ペイロード領域にマッピングし、さらに転送用のオーバーヘッドと誤り訂正符号を付加して、OTU4の信号にした後に、FECエンコード部103に送る。
FECエンコード部103は、OTU4に伝送路用の誤り訂正符号を付加し、トレーニング信号付加部104に送る。トレーニング信号付加部104は、OTU4信号に対して、伝送路3の状態を推定するためのパイロットトーンやパイロットシンボル等のトレーニング信号を付加し、ライン信号送信部105へ送る。ライン信号送信部105は、受信した信号を電気/光変換し、伝送路3を介して、受信装置2へ信号を送る。
受信装置2のライン信号受信部201は、送信装置1からの信号を受信し、トレーニング信号は信号モニタ部210に送られ、トレーニング信号以外の信号は、使用ブロック群Bへ送られる。ここで、トレーニング信号を信号モニタ部210に送るタイミングは、任意のタイミングで行えばよく、例えば、波長分散補償部213とPMD補償部214における信号処理が終わった後、つまり信号劣化補償部と信号訂正部との間(PMD補償部214とFECデコード部215との間)でもよい。信号モニタ部210は、トレーニング信号から伝送路3の状態を検知し、その結果となる情報を使用ブロック切替部211に送る。
図6、7は、図4、5に示す伝送装置の動作を示す図である。図6、7において、図4、5に示す伝送装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図6、7において、動作を説明するための構成のみが図示されており、図4、5に示す構成が一部省略されている。信号モニタ部210は、トレーニング信号から伝送路3の状態を検知し、その検知結果を使用ブロック切替部211へ送り、使用ブロック切替部211は、検知結果に基づいて、波長分散補償部213−1、PMD補償部214−2、FECデコード部215−3を選択して自動切替する。図7に示すように、ここでは波長分散補償部213−1、PMD補償部214−2、FECデコード部215−3が選択され(斜線部分)、自動切替されたものとする。このとき、使用ブロック群B内の選択されなかった機能ブロック(斜線以外の部分)には電源が供給されないため、消費電力を低く抑えることができる。
波長分散補償部213−1では、ライン信号受信部201から出力したトレーニング信号以外の信号に対し、伝送路3で累積した波長分散による信号の歪みを補償し、PMD補償部214−2に送る。PMD補償部214−2では、信号に対し、伝送路3で累積した偏波モード分散による信号の歪みを補償し、FECデコード部215−3へ送る。FECデコード部215−3では、繰り返し回数8回の復号を行う誤り訂正を用いて信号を訂正し、デマッピング部205へ送る。デマッピング部205では、OTU4のペイロード領域からクライアント信号を復元し、信号送信部206へ送る。信号送信部206は、復元したクライアント信号を出力する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態による伝送装置を説明する。図8、9は、第3実施形態による伝送装置(送信装置1(図8)と受信装置2(図9))の構成を示すブロック図である。図8、9において、図4、5に示す伝送装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図8、9に示す伝送装置が図4、5に示す伝送装置と異なる点は、送信装置1において、トレーニング信号付加部104が省略されている点と、受信装置2において、波長分散補償部213とPMD補償部214が省略されている点である。また、第3実施形態の伝送装置では、伝送路3の状態を検知する方法が異なる。
第3実施形態の方法では、フレーム内のオーバーヘッド、ペイロード、もしくは誤り訂正領域から伝送路3の状態を示す情報を取得する。伝送路3の状態を示す情報をデマッピング部205で取得し、信号モニタ部210への入力とする。伝送路3の状態を検知する方法は、上記のようにトレーニング信号を用いてもよいし、デマッピング部205からの情報を用いてもよいし、トレーニング信号とデマッピングからの情報の両方を用いてもよい。使用ブロック切替部211は、信号モニタ部210から受信した情報をもとに、使用ブロック群Bに含まれる波長分散補償部、PMD補償部、FECデコード部のブロックから使用ブロックを選択し、自動切替する。このとき、伝送路3の状態(例えば、信号誤り率)を検知し、この結果に基づき、FECデコード部215−2(斜線部分)に自動切替する。
どの機能ブロックを選択するかは、一つ以上の閾値を用いた判定により選択する。図10は、閾値を用いた判定処理の動作を示す図である。判定を行うとき、信号品質設定部212から送られてくるサービス毎の要求を考慮してもよい。サービス毎の要求を考慮すると、例えば、要求が、ビット誤りを完全に訂正できなくてもよいので、レイテンシを向上したいというものであれば、閾値判定により判定された機能ブロックより1段階訂正能力の低い機能ブロックを選択し、レイテンシを少なくする機能ブロックを選択してもよい。また、要求が、ビット誤りを許さないというものであれば、信号劣化補償時に、閾値判定により判定された機能ブロックより1段階補償能力が高い機能ブロックを選択し、マージンを大きくとれる機能ブロックを選択してもよい。
また、図10に示すように、DGDの値が、閾値を短時間で何度も跨ぐ場合、機能ブロックを頻繁に切り替えしないために、保護時間を設けてもよい。上記により、自動的に伝送路3の状況を検知し、機能ブロック(例えば、PMD補償部214−1〜3)を自動切替することが可能となる。使用ブロック切替部211は、機能ブロックの切替情報を電源制御部209に送る。電源制御部209は、機能ブロックに電源を供給する。更に、未使用ブロックについては、電源供給を停止し、パワーオフすることにより、低消費電力にする。また、未使用ブロックに対して、電源供給を完全に停止すると、ブロック中のメモリ内にある設定データが失われてしまうため、設定データを保持できるレベルの電力を供給してもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態による伝送装置を説明する。図11、12は、第4実施形態による伝送装置(送信装置1(図11)と受信装置2(図12))の構成を示すブロック図である。図11、12において、図8、9に示す伝送装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略または簡単に行う。第4実施形態は、使用ブロック群が信号劣化補償部だけでよい場合に適する。例えば、近距離の通信で信号の誤りが少なく、レイテンシを向上させるために、信号訂正部をバイパスする、もしくは使用ブロック群Bに信号訂正部を具備しない場合となる。なお、使用ブロック群Bとして、信号訂正部のみを具備してもよい。
送信装置1は、複数のクライアント信号を受信する信号受信部101、クライアント信号をトランスポート用のフレームにマッピングするマッピング部102、マッピング部102から出力された信号に伝送路状態を測定するためのトレーニング信号を付加するトレーニング信号付加部104、信号を電気/光変換し、伝送路へ出力するライン信号送信部105を備える。
受信装置2は、伝送路3からの信号を受信するライン信号受信部201、受信した信号のトレーニング信号等を監視することで伝送路状態を検知する信号モニタ部210、信号モニタ部210から出力された伝送路状態を表す信号を受信し、信号劣化補償を行う機能ブロックを選択し、自動的に切り替える使用ブロック切替部211を備える。また、受信装置2は、信号劣化補償部として、切替可能な複数の波長分散補償部のみを具備する使用ブロック群B、使用ブロック群Bで処理された信号からトランスポート用のフレームを復元し、トランスポート用のフレームからクライアント信号を復元するデマッピング部205、復元したクライアント信号を出力する信号送信部206を備える。
第4実施形態では、送信装置1からの信号を受信し、信号モニタ部210で伝送路3の状態を検知し、使用ブロック切替部211で使用するブロックを選択し、自動的に切り替える機能までは第2実施形態と同様となる。ただし、使用ブロック群B内に備える機能ブロックが、第2実施形態では、信号劣化補償部と信号訂正部の両方であったのに対し、第4実施形態では、信号劣化補償部(波長分散補償部213−1〜4)のみとなる部分が異なる。また、使用ブロック群Bに備える機能ブロックは、信号訂正部のみとしてもよい。使用ブロック群Bで処理された信号は、第2実施形態と同様に処理され、受信装置2から出力する。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態による伝送装置を説明する。図13、14は、第5実施形態による伝送装置(送信装置1(図13)と受信装置2(図14))の構成を示すブロック図である。第5実施形態では、送信装置1側に、使用ブロック群Bを備えており、伝送前に信号劣化補償を行うことで、受信装置2側の処理負荷を軽くしたい場合に適する。
送信装置1は、信号受信部101、マッピング102、複数の信号符号化部110、複数の信号劣化補償部111、モニタ用信号付加部107、ライン信号送信部105、使用ブロック切替部112を備える。複数の信号符号化部110と複数の信号劣化補償部111は、使用ブロック群Bを構成し、使用ブロック切替部112によって機能ブロックの切り替えが行われる。モニタ用信号付加部107を挿入する位置は、マッピング部102と信号符号化部110との間、信号符号化部110と信号劣化補償部111との間、信号劣化補償部111とライン信号送信部105との間のいずれでもよい。
受信装置2は、ライン信号受信部201、訂正用情報復号部216、デマッピング部205、信号送信部206、信号モニタ部210を備える。信号モニタ部210は、ライン信号受信部201の出力信号から伝送路3の状態を示す情報を検出し、この検出結果を送信装置1へ送信する。
次に、本発明の第5実施形態の変形例を説明する。図15、図16は、第5実施形態の変形例の伝送装置(送信装置1(図15)、受信装置2(図16))の構成を示すブロック図である。図15に示す送信装置1側に、使用ブロック群Bを備えており、伝送前に信号劣化補償を行うことで、受信装置2側の処理負荷を軽くしたい場合に適する。
送信装置1は、複数のクライアント信号を受信する信号受信部101、クライアント信号をトランスポート用のフレームにマッピングするマッピング部102、マッピング部102から出力されたフレームに誤り訂正符号を付加するFECエンコード部103を備える。また、受信装置2側から送られてきた伝送路状態に関する情報から使用ブロック群Bの機能ブロックを選択し、自動切替する使用ブロック切替部112、FECエンコード部103から出力した信号に対し、伝送路3の波長分散による歪みを補償する機能を持った複数の波長分散補償部113−1〜4を備える使用ブロック群B、伝送路状態を測定するための信号を付加するトレーニング信号付加部104、信号を伝送路3へ出力するライン信号送信部105を備える。
受信装置2は、伝送路3からの信号を受信するライン信号受信部201、受信した信号のトレーニング信号等を監視することで伝送路状態を検知する信号モニタ部210、受信した信号に対し誤り訂正を行うFECデコード部215を備える。また、FECデコード部215から出力した信号からトランスポート用のフレームを復元し、トランスポート用のフレームからクライアント信号を復元するデマッピング部205、復元したクライアント信号を出力する信号送信部206を備える。
図15に示すように、送信装置1の使用ブロック群Bには、波長分散補償部113−1〜4を備える。この波長分散補償部113−1〜4では、信号を伝送路3へ出力する前に、伝送路3の状態に応じて、波長分散による歪みを補償するように、例えば、予めプリディストーションを行う。例えば、波長分散補償部113−1は、±5000ps/nm、波長分散補償部113−2は、±10000ps/nm、波長分散補償部113−3は、±20000ps/nm、波長分散補償部113−4は、±50000ps/nmのプリディストーションが可能な機能ブロックである。
次に、図15、16を参照して動作を説明する。送信装置1の信号受信部101は、クライアント信号(100GE)を受信し、クライアント信号をマッピング部102へ送る。マッピング部102は、クライアント信号を、ペイロード領域にマッピングし、さらに転送用のオーバーヘッドと誤り訂正符号を付加して、OTU4の信号にした後に、FECエンコード部103に送る。FECエンコード部103は、OTU4に伝送路用の誤り訂正符号を付加し、トレーニング信号付加部104へ送る。トレーニング信号付加部104がトレーニング信号を付加するタイミングは、任意のタイミングでよい。
トレーニング信号付加部104で伝送路3の状態を測定するための信号を付加した信号を、使用ブロック群Bに送る。受信装置2から転送した伝送路3の状態を示す信号を受信した使用ブロック切替部112は、信号劣化や信号の誤りを補償するために使用する機能ブロックを使用ブロック群Bの中から選択し、自動切替する。
そして、未使用ブロックはパワーオフすることで低消費電力にする。使用ブロック群Bでは、選択した波長分散補償部113−2で信号を処理し、プリディストーションした信号をライン信号送信部105へ送る。ライン信号送信部105は、受信した信号を電気/光変換し、伝送路3を通して、受信装置2へ信号を送る。
受信装置2のライン信号受信部201で、送信装置1側からの信号を受信し、トレーニング信号は信号モニタ部210に送られ、トレーニング信号以外の信号は、FECデコード部204へ送られる。信号モニタ部210では、トレーニング信号から伝送路3の状態を検知し、その結果となる情報を送信装置1の使用ブロック切替部112へ送る。
受信装置2側から送信装置1側へ情報を送る方法としては、具体的には、受信側から送信側へ転送するOTU4のオーバーヘッド領域やペイロード領域に含めてもよいし、アウトバンド(例えば、OSC: Optical Supervisory Channel)を用いて転送してもよい。FECデコード部204では、信号の誤りを訂正し、デマッピング部205へ信号を出力する。デマッピング部205では、OTU4のペイロード領域からクライアント信号を復元し、信号送信部206へ送る。信号送信部206は、復元したクライアント信号を出力する。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態による伝送装置を説明する。図17、18は、第6実施形態による伝送装置(送信装置1(図17)と受信装置2(図18))の構成を示すブロック図である。第6実施形態では、送信装置1側、受信装置2側の両方に使用ブロック群B、Cを備えており、伝送の前後に信号処理を行うことで、より適応的に信号劣化補償や誤り訂正を行うことができるものである。
図17に示す送信装置1は、図13に示す送信装置1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、図18に示す受信装置2は、図3に示す受信装置2と同様の構成であるため、ここでは、詳細な説明を省略する。ただし、信号モニタ部210が、信号の検知結果を送信装置1にも送信する点が異なる。
次に、本発明の第6実施形態の変形例を説明する。図19、図20は、第6実施形態の変形例の伝送装置(送信装置1(図19)、受信装置2(図20))の構成を示すブロック図である。この変形例においても送信装置1側、受信装置2側の両方に使用ブロック群を備えており、伝送の前後に信号処理を行うことで、より適応的に信号劣化補償や誤り訂正を行うことができるものである。
図19に示す送信装置1は、図15に示す送信装置1と同様あるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、図20に示す受信装置2は、図7示す受信装置2と同様の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。ただし、図20に示す受信装置2は、信号モニタ部210が、信号の検知結果を送信装置1にも送信する点が異なる。また、使用ブロック群B内にPMD補償部214を備えていない。
<第7実施形態>
第7実施形態は、トランスポートフレームを前提としない場合の伝送装置であり、トランスポートフレームを必要としない近距離の転送に適する。例えば、図4、5に示す第2実施形態の送信装置1において、信号受信部101でクライアント信号を受信した後、トレーニング信号付加部104に送る。トレーニング信号は、例えば、一定間隔でクライアント信号に付加する。トレーニング信号を付加した信号をライン信号送信部105から伝送路3へ出力する。
受信装置2のライン信号受信部201では、伝送路3からライン信号を受信する。受信したライン信号において、トレーニング信号は信号モニタ部210へ送り、それ以外のデータは、使用ブロック群Bに送る。ここで、トレーニング信号を検出するために、例えば、ライン信号と受信装置2が持つトレーニング信号の既知固定パターンを比較する。第2実施形態と同様に、信号モニタ部210ではトレーニング信号から伝送路状態を検知し、検知した情報を使用ブロック切替部211に送る。使用ブロック切替部211では、信号劣化補償に使用する機能ブロックを判定し、選択する。
未使用の機能ブロックはパワーオフする。使用ブロック群Bに送られたデータは、波長分散補償部213−1〜4、PMD補償部214−1〜3で信号劣化補償された後に、信号送信部206へ送られる。信号送信部206はクライアント信号を出力する。
<第8実施形態>
第8実施形態は、使用ブロック群において、誤り検出はするが、誤り訂正はしない伝送装置であり、例えば、データの欠落が許容できる通信や、再送要求を出すことができる通信に適している。
第8実施形態は、図9に示す受信装置2の構成において、使用ブロック群中のFECデコード部215−1〜3の処理は行わずに、バイパスし、デマッピング部205において、例えばOTUオーバーヘッドのBIP−8の値から誤りを検出する。受信装置2のライン信号受信部201から出力された信号は、デマッピング部205に送る。デマッピング部205でクライアント信号を復元し、信号送信部206へ送る。信号送信部206はクライアント信号を出力する。
以上説明したように、従来、使用ブロックの設定は、オペレータが伝送路状態を示す情報を受け、マニュアルで行っていたため、過剰な補償を行ってしまう場合があった。本実施形態では、自動で伝送路の状態に応じた補償処理を行うことにより、マニュアル設定なしで、伝送路状態に応じた必要十分な補償量、訂正能力を持つ機能ブロックを使用できるようになる。また、使用しない機能ブロックに対して電源供給を制御するようにしたため、消費電力を削減することができる。特に、従来は伝送路状態を推定するために使われていたトレーニング信号から得られる情報を、使用する機能ブロックを切り替える情報とすることで、波長分散補償や偏波モード分散補償を行う機能ブロックに対して、低消費電力化することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
伝送路の状態に応じて適切な補償を行うことができるようになるとともに、使用しない機能ブロックに対する電源供給を制御するようにしたため、省電力化を図ることが不可欠な用途に適用できる。
1・・・送信装置、2・・・受信装置、3・・・伝送路、101・・・信号受信部、102・・・マッピング部、103・・・FECエンコード部、104・・・トレーニング信号付加部、105・・・ライン信号送信部、107・・・モニタ用信号付加部、110・・・信号符号化部、111・・・信号劣化補償部、112・・・使用ブロック切替部、113−1〜4・・・波長分散補償部、201・・・ライン信号受信部、202・・・波長分散補償部、203・・・PMD補償部、204・・・FECデコード部、205・・・デマッピング部、206・・・信号送信部、207・・・信号劣化補償部、208・・・信号訂正部、209・・・電源制御部、210・・・信号モニタ部、211・・・使用ブロック切替部、212・・・信号品質設定部、213−1〜4・・・波長分散補償部、214−1〜3・・・PMD補償部、215−1〜3・・・FECデコード部

Claims (8)

  1. 伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置であって、
    前記送信装置は、
    クライアント信号を受信する信号受信手段と、
    前記クライアント信号をフレームに収容するマッピング手段と、
    前記フレームに誤り訂正符号を付加する訂正用情報付加手段と、
    前記誤り訂正符号が付加されたフレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加手段と、
    前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信手段とを備え、
    前記受信装置は、
    前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信手段と、
    受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知する信号モニタ手段と、
    前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、
    信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピング手段と、
    復元した前記クライアント信号を出力する信号送信手段とを備える
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. 伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置であって、
    前記送信装置は、
    クライアント信号を受信する信号受信手段と、
    前記クライアント信号をフレームに収容するマッピング手段と、
    前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、
    前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加手段と、
    前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信手段とを備え、
    前記受信装置は、
    前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信手段と、
    受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタ手段と、
    受信した信号に対して信号訂正を行う誤り訂正手段と、
    前記信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピング手段と、
    復元した前記クライアント信号を出力する信号送信手段とを備える
    ことを特徴とする伝送装置。
  3. 伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置であって、
    前記送信装置は、
    クライアント信号を受信する信号受信手段と、
    前記クライアント信号をフレームに収容するマッピング手段と、
    前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、
    前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加手段と、
    前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信手段とを備え、
    前記受信装置は、
    前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信手段と、
    受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタ手段と、
    前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替手段と、
    信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピング手段と、
    復元した前記クライアント信号を出力する信号送信手段とを備える
    ことを特徴とする伝送装置。
  4. 前記モニタ用信号付加手段は、前記伝送路の状態を示す情報を含める際に、前記フレーム外に付加することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の伝送装置。
  5. 前記機能ブロックとして、信号劣化補償を行う信号劣化補償手段のみ、または信号訂正を行う信号訂正手段のみ備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の伝送装置。
  6. 伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置が行う伝送方法であって、
    クライアント信号を受信する信号受信ステップと、
    前記クライアント信号をフレームに収容するマッピングステップと、
    前記フレームに誤り訂正符号を付加する訂正用情報付加ステップと、
    前記誤り訂正符号が付加されたフレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加ステップと、
    前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信ステップと、
    前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信ステップと、
    受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知する信号モニタステップと、
    前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、
    信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピングステップと、
    復元した前記クライアント信号を出力する信号送信ステップと
    を有することを特徴とする伝送方法。
  7. 伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置が行う伝送方法であって、
    クライアント信号を受信する信号受信ステップと、
    前記クライアント信号をフレームに収容するマッピングステップと、
    前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、
    前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加ステップと、
    前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信ステップと、
    前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信ステップと、
    受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタステップと、
    受信した信号に対して信号訂正を行う誤り訂正ステップと、
    前記信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピングステップと、
    復元した前記クライアント信号を出力する信号送信ステップと
    を有することを特徴とする伝送方法。
  8. 伝送路を介して信号を送信する送信装置と、前記伝送路を介して前記信号を受信して出力する受信装置とを備える伝送装置が行う伝送方法であって、
    クライアント信号を受信する信号受信ステップと、
    前記クライアント信号をフレームに収容するマッピングステップと、
    前記受信装置から前記伝送路の状態を検知した結果の情報を受信し、前記伝送路の状態を検知した結果の情報に基づき、前記フレームに対して、誤り訂正符号を付加するまたは信号劣化補償を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、
    前記フレームに対して前記伝送路の状態を示す情報を含めた送信すべき信号を出力するモニタ用信号付加ステップと、
    前記送信すべき信号を前記伝送路に送信するライン信号送信ステップと、
    前記伝送路からの信号を受信するライン信号受信ステップと、
    受信した信号から前記伝送路の状態を示す情報を抽出することにより前記伝送路の状態を検知して、前記伝送路の状態を検知した結果の情報を送信する信号モニタステップと、
    前記伝送路の状態を検知した結果に基づき、前記伝送路の状態を示す情報を除いた信号に対して、信号劣化補償または信号訂正を行う機能ブロックを選択して動作させるとともに、未使用の前記機能ブロックに対する電源供給を制御する使用ブロック切替ステップと、
    信号劣化補償及び信号訂正を行った後の信号から前記クライアント信号を復元するデマッピングステップと、
    復元した前記クライアント信号を出力する信号送信ステップと
    を有することを特徴とする伝送方法。
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