JP6154400B2 - メカトロニクス回路遮断装置および関連トリガリング方法並びに高直流を遮断する際のその使用方法 - Google Patents

メカトロニクス回路遮断装置および関連トリガリング方法並びに高直流を遮断する際のその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6154400B2
JP6154400B2 JP2014548018A JP2014548018A JP6154400B2 JP 6154400 B2 JP6154400 B2 JP 6154400B2 JP 2014548018 A JP2014548018 A JP 2014548018A JP 2014548018 A JP2014548018 A JP 2014548018A JP 6154400 B2 JP6154400 B2 JP 6154400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
circuit breaker
sub
main
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014548018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015507325A (ja
Inventor
デュプラ,ジャン−ピエール
グリーシャベール,ヴォルフガング
コレット,ミシェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Technology GmbH
Original Assignee
General Electric Technology GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Technology GmbH filed Critical General Electric Technology GmbH
Publication of JP2015507325A publication Critical patent/JP2015507325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6154400B2 publication Critical patent/JP6154400B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/541Contacts shunted by semiconductor devices
    • H01H9/542Contacts shunted by static switch means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/548Electromechanical and static switch connected in series
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/005Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection avoiding undesired transient conditions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/541Contacts shunted by semiconductor devices
    • H01H9/542Contacts shunted by static switch means
    • H01H2009/543Contacts shunted by static switch means third parallel branch comprising an energy absorber, e.g. MOV, PTC, Zener
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/541Contacts shunted by semiconductor devices
    • H01H9/542Contacts shunted by static switch means
    • H01H2009/544Contacts shunted by static switch means the static switching means being an insulated gate bipolar transistor, e.g. IGBT, Darlington configuration of FET and bipolar transistor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/59Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switch and not otherwise provided for, e.g. for ensuring operation of the switch at a predetermined point in the ac cycle
    • H01H33/596Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switch and not otherwise provided for, e.g. for ensuring operation of the switch at a predetermined point in the ac cycle for interrupting dc

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、新しいメカトロニクス回路遮断装置およびその関連トリガリング方法に関する。
本発明の主対象用途は、典型的には50キロボルト(kV)(DC)を超えるピークトゥピーク電圧レベル(最大800kV(DC)およびそれを超える電圧)の送電および/または配電線における高直流を遮断することである。高電圧直流(HVDC)という表現は、一般に、この応用分野に使用される。
本発明は、より低いピークトゥピーク電圧(典型的には1kV〜50kV)の直流の遮断または交流の遮断にも適用されうる。
高電圧直流(HVDC)送電および/または配電網における電流の遮断は、その制御が前記送/配電網の拡張を直接条件付けるので、きわめて重要なものになっている。
現在、全ての送/配電網関係者の間で、そのような遮断を達成するために採用される手法に関して合意が生じつつあり、電流を数ミリ秒未満の時間で遮断するために、メカトロニクス回路遮断器を構成する装置の作成を必要としている。この装置は、少なくとも1つの半導体部品遮断器セルを、エネルギー吸収器、および少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器と電気的に並列に組み合わせることによって作成される。メカニカルスイッチ断路器は、最初にその閉位置で最小挿入損で安定電流を通し、これにより半導体遮断器部品内の高損失を回避し、次にその開位置で装置の端子での回復電圧に耐えることができるものである。
ここで、メカトロニクス回路遮断器の原理を記載した特許文献1について述べる。遮断器半導体部品としてIGCTサイリスタで高直流を遮断するのが理想的であるが、図5Aに示されたトムソン型メカニカルスイッチは、実際には使用できなかったようである。さらに、特許文献1を参照しても、典型的には50kVを超えるきわめて高いピークトゥピーク電圧レベルで直流を遮断できるのか、またそれがどのように行われるのかについては実際に明らかでない。さらに、補助分岐内のサイリスタの自動ターンオフの態様は、メカニカルスイッチが完全に開いている時間が、主分岐から補助分岐への切り換えに使用される発振回路の固有半周期より短いことを想定している。この依存関係は、この振動性回路の固有周波数を選択する基準では、メカニカルスイッチの生産に使用できる技術にとって固有周波数が高過ぎることにつながりうるので有害である。さらに、特許文献1は、電流がゼロと交差するように一次電流自体の振動を生成できることを想定しており、このことは、IGCTサイリスタがIGCTサイリスタ自体をターンオフできる必要条件である。実際には、故障が生じたときに回路網L内にある電磁エネルギーは、振動性回路の挿入が一次電流に著しい影響を及ぼさないようなものである。換言すると、この原理は、公称一次側振幅がそれぞれ1キロアンペア(kA)の電流と100kVの電圧を超えると、直流エネルギー伝達用途に適用できない。
最近になって、この種のメカトロニクス回路遮断装置の作成が、特許文献2において提案された。このメカトロニクス回路遮断装置は、IGBTトランジスタ、逆並列ダイオード、シャントバリスタおよび単一補助分岐から構成された遮断器セルと電気的に直列のメカニカルスイッチ断路器を有する主分岐(すなわち、公称条件下で安定電流を伝える)を含み、補助分岐は、IGBTトランジスタと逆並列ダイオードからそれぞれ構成された複数の遮断器セルを含み、補助分岐の固有抵抗は、主分岐の固有抵抗よりかなり低い。そのようなメカトロニクス回路遮断器は、安定条件下で、IGBTトランジスタがオン状態であり、メカニカルスイッチ断路器が閉じられ、補助分岐の遮断器セルの全てのIGBTトランジスタがオフ状態になるように機能すると仮定される。したがって、安定条件下で、安定電流が主分岐に流れる。HDVC送電線路に故障が生じた場合、その故障は、少なくとも電流サージで反映され、補助分岐の遮断器セルの全てのIGBTトランジスタが、オン状態に切り換わり、主分岐スイッチの遮断器セルのIGBTトランジスタが、オフ状態に切り換わる。電流は全て、補助分岐に切り換えられ、次に、メカニカルスイッチ断路器が開かれる。補助分岐の遮断器セルの全てのIGBTトランジスタが、非導通状態に切り換わり、電流が、バリスタに切り換えられる。そして電流が断たれ、電圧サージが制限される。
上記種類のメカトロニクス回路遮断器には、多くの欠点がある。第1に、将来の開発研究の結果として、現代の半導体(IGBTトランジスタ)回路遮断器と同じ機能を達成でき、典型的には2kAの電流を1ミリ秒(ms)未満で遮断でき、かつ2kVの電圧に耐えることができる電気機械回路遮断器が作成された場合、そのタイプの回路遮断器は、IGBTトランジスタと直列接続メカニカルスイッチ断路器の代わりに、主分岐内に自然に含まれることがある(19ページの7〜18行を参照)。次に、そのような電気機械回路遮断器を作成するには、第1に、きわめて高コストの開発研究と、第2に、アークの生成およびそれと関連した磨耗による高度な保守を必要とする。さらに、特許文献2で提案された全ての実施形態では、第1に、主分岐内に提供されたIGBTトランジスタの保護を可能にし(すなわち、公称領域で安定電流を伝える)、次にオン状態からオフ状態に切り換える際に電流を補助分岐に切り換えることを容易にするための装置が提供されない。最後に、提案されたメカトロニクス回路遮断器の主な欠点は、その動作が、主分岐の全てのIGBTトランジスタを瞬時に切り換えるために、きわめて高い駆動力を想定していることである。特許文献2に記載されたメカトロニクス回路遮断器は、分岐内の電流を確立する時間が無視されているので、動作しない。その時間は、規定された用途で例えば100kVを超える電圧に必要な寸法が大きい場合には、きわめて長くなることがある。さらに、IGBTトランジスタをこのように制御することは、実際には手間がかかる。
欧州特許出願1538645 国際特許出願2011/057675
したがって、本発明の目的は、前述した従来技術、特に、特許文献1および特許文献2の従来技術の一部分または全ての欠点を改善する新しいメカトロニクス回路遮断装置を提案することである。
特に、きわめて広範囲、典型的には15kV〜145kVの範囲の電圧の交流を遮断し、かつ40kV(DC)〜600kV(DC)の範囲のピークトゥピーク電圧で、広範囲の電流、典型的には1.5kA〜4.5kAの直流を遮断するのに適したメカトロニクス回路遮断装置を提案することを目的とする。
この目的のため、本発明は、電力伝達手段に流れる電流を遮断するように適応されたメカトロニクス回路遮断装置を提供し、前記メカトロニクス回路遮断装置は、
・少なくとも1つの副分岐を有する少なくとも1つの主モジュールを含む主分岐であって、前記少なくとも1つの副分岐が、制御されたデューティレシオを有する少なくとも1つの電力半導体素子から構成された少なくとも1つの遮断器セルと直列に接続された少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器を含む、主分岐と、
・前記主分岐と電気的に並列の補助分岐であって、
・タイミング副分岐と呼ばれる少なくとも1つの第1の副分岐であって、前記第1の副分岐が、前記主分岐に対する前記タイミング副分岐の漏れインダクタンスと、前記タイミング副分岐の全ての部品の分布抵抗とを規定し、カスケードの複数の電力サイリスタから構成された少なくとも1つの第1の遮断器セルを含み、前記タイミング副分岐の少なくとも1つが、さらに、放電抵抗器と電気的に並列の少なくとも1つの第1のキャパシタと電圧サージリミッタとを有する少なくとも1つの第1の切換支援モジュールを含む、第1の副分岐と、
・アーミング副分岐と呼ばれ、前記タイミング副分岐と電気的に並列の第2の副分岐であって、前記第2の副分岐が、前記タイミング副分岐に対する前記アーミング副分岐の漏れインダクタンスと、前記アーミング副分岐の全ての部品の分布抵抗とを規定し、カスケードの複数の電力サイリスタから構成された少なくとも1つの第2の遮断器セルと、放電抵抗器と電気的に並列の少なくとも1つの第2のキャパシタと電圧サージリミッタとを含む少なくとも1つの第2の切換支援モジュールとを含む、第2の副分岐と、
を含む補助分岐と、
・前記主分岐と電気的に並列の少なくとも1つの主電圧サージリミッタと、を含む。
「電力サイリスタ」は、一般的な意味でサイリスタ、すなわち、トリガによってターンオンされるが、ターンオフされず、ターンオフは、入力がゼロとクロスしたときの電流によってトリガされる半導体電子スイッチを意味することに注意されたい。したがって、電力サイリスタは、また、シリコン、炭化ケイ素または窒化ガリウム型の半導体上に作成されるか、高電圧電力切換用途に適した他の半導体素子上に作成されるかによって、パルス電力サイリスタ(PPT)またはゲート・ターンオフ(GTO)サイリスタとして知られる変形例を指す。
したがって、このように定義された各漏れインダクタンスは、主分岐または他の副分岐と関連付けられたときに、少なくとも当該の副分岐の自己インダクタンスを有する。この自己インダクタンスと関連して、追加の直列インダクタンスがあってもよく、その役割は、隣りの副分岐の電流が確立されたときに時間に対する電流のドリフト(di/dtで示される)を制限することである。さらに、各副分岐の電力サイリスタは、その複数の使用によって寸法が大きくなり、漏れインダクタンスの値に影響を及ぼす。
同様に、各分布抵抗は、少なくとも、当該の副分岐を構成する部品と導体の抵抗を含み、その抵抗値は、高周波の観点、すなわち、表皮効果を考慮して検討される。抵抗値は、周波数と共に増加する。この固有抵抗に対して、複数の部品内に分布しうる抵抗が加わり、この抵抗の役割は、インダクタンスと関連して、高速スイッチングに必要な条件を採り入れながら電流のdi/dt値を、クリティカルな減衰領域となるものより低い値に制御することである。
変形例として、各切換支援モジュールは、接続される複数のサイリスタと直列のインダクタと抵抗器を含みうる。
したがって、本発明の基本概念は、第1に安定条件下できわめて低損失で安定電流を通すことを可能にする主分岐と、開位置で装置の端子の回復電圧に耐えることができる少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器とを有する複数分岐メカトロニクス回路遮断器アーキテクチャを提案することである。主電圧サージリミッタは、主分岐で電流サージが生じた場合に、同時に、
・電流を全消滅させ、
・主分岐を開く瞬間に送電線路内にある電磁エネルギーを一時的に蓄積し、
・保守介入の場合にそのエネルギーを排出して人の安全性を保証し、必要に応じて迅速な作業サイクルを十分に迅速に可能にする。
電圧サージリミッタの定格は、当然ながら、メカトロニクス回路遮断器が挿入される電気エネルギー伝達手段の電圧と、蓄積され次に放散されるエネルギーに適応される。これにより、装置の端子における過渡回復電圧の最大値が決まる。また、故障の決定的な除去速度が決定され、この速度は、リミッタのしきい電圧が高くなるほど増大する。
本発明は、主分岐内の電流サージの出現または特定の命令の受け取りに基づいて、
・主分岐から主電圧サージリミッタに電流を送り、
・遮断段階で、装置の端子の電圧を全ての部品の絶縁耐力定格より低くなるように制御し、
・過渡回復電圧の漸進的進化(特に、その上昇率)を制御することを同時に可能にする補助分岐を提供する。
有利な実施形態では、主モジュールの各副分岐は、エネルギー伝達手段によってある方向または逆方向に到達しうる電流を遮断するために、電力半導体を使用して2つの遮断器セル間に直列に接続され互いに逆並列に接続された少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器を含む。
本発明のメカトロニクス回路遮断装置の好都合な変形例は、さらに、主モジュールの各遮断器セルと電気的に並列の電圧上昇率リミッタを含む。この上昇率リミッタは、キャパシタと電気的に直列で放電抵抗器と電気的に並列のダイオードから構成される。主モジュールの各遮断器セルと電気的に並列の電圧サージリミッタが提供されることが有利である。
好ましい変形例として、主モジュールの副分岐の遮断器セルはそれぞれ、制御された導通率を有する少なくとも1つの電力半導体素子から構成され、主モジュールの副分岐はそれぞれ、遮断器セルと逆並列に接続されたダイオードを含む。
変形例では、主モジュールの遮断器セルの制御デューティレシオを有する電力半導体部品は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)である。
好ましい変形例では、主モジュールの副分岐の遮断器セルのデューティレシオ制御式電力半導体素子は、少なくとも1つの電界効果トランジスタと、電界効果トランジスタのドレインをIGBTトランジスタのエミッタに接続することによって電界効果トランジスタと電気的に直列に接続された絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)とから構成され、そのゲートGは、カスコード回路タイプのスイッチング挙動を保証する制御回路に接続される。伝えられる安定電流の値の関数として、主分岐は、互いに電気的に並列な複数の主モジュールを含み、各主モジュールは、互いに電気的に並列の複数の副分岐を含むと好都合である。好ましい実施形態では、補助分岐は、互いに電気的に並列の少なくとも2つのタイミング副分岐を含む。第2のタイミング副分岐は、カスケードの複数の電力サイリスタから構成された少なくとも1つの第3の遮断器セルと、少なくとも1つの第3のキャパシタ、少なくとも1つの第3のインダクタ、および第3のキャパシタと電気的に直列の少なくとも1つの第3の抵抗器を有する少なくとも1つの第3の切換支援モジュールとを含み、第3のキャパシタ自体が、放電抵抗器と電気的に並列であり、電圧サージリミッタ自体が抵抗器と直列である。
好ましい変形例では、各主モジュールの各副分岐のメカニカルスイッチ断路器はそれぞれ、電気的に直列の2つの真空遮断器から構成される。
本発明は、また、高電圧交流または直流電気エネルギー伝達手段に取り付けられるように設計された1組の電気スイッチギヤを提供する。電気スイッチギヤは、前述のようなメカトロニクス回路遮断器と、メカトロニクス回路遮断器の2つの端子のそれぞれと直列に接続された少なくとも1つの電気的な接地スイッチとを含む。
この組のスイッチギヤは、有利には、メカトロニクス回路遮断器の端子と電気的に並列に接続され、命令で、特定の期間、メカトロニクス回路遮断器の遮断容量より大きい過渡電流を、回路遮断器の一方の端子から他方の端子に、回路遮断器を通すことなく、流すように適応されたブリッジスイッチを含む。
好ましくは、さらに、複合回路遮断器の端子の一方の側に、メカトロニクス回路遮断器と電気的に直列で、接地スイッチの電気接続端子の外部に断路器を含む。1組のスイッチギヤは、さらに、接地スイッチの電気接続端子と断路器との間に、電気抵抗器を最後の1つと電気的に直列に挿入するためのスイッチまたは装置を含むと好都合である。挿入される抵抗器の値は、本発明のメカトロニクス回路遮断器が電気的に直列に接続された線路またはケーブルの特性インピーダンスと等しいことが好ましい。したがって、電気抵抗器は、100オーム(Ω)〜1000Ωの範囲の抵抗値を有することが好ましい。
好ましい変形例では、1組のスイッチギヤは、メカトロニクス回路遮断装置と電気的に直列な追加の回路遮断器を含み、追加の回路遮断器は、低電流を遮断するように適応される。遮断される低電流は、典型的には、100アンペア(A)未満である。そのような追加の回路遮断器は、帰線用直流遮断器(MRTB)であってもよい。また、これは、機械的アーク消滅型回路遮断器であってもよい。
スイッチギヤおよび追加の回路遮断器は、個別または組み合わせのモジューラ設計のものであると有利である。
本発明は、さらに、前述のようなメカトロニクス回路遮断装置をトリガする方法を提供し、主分岐に安定電流が存在し、かつ特定の命令が存在しない状態でのみ、各スイッチ断路器が閉位置に維持され、組のデューティレシオ制御式電力半導体がオン状態に維持され、補助分岐の1組の電力サイリスタがオフ状態に維持され、装置の主分岐内に電流サージが生じた場合、または特定の命令を受け取った際に、その方法は、
a)各スイッチ断路器を閉じたまま、デューティレシオ制御式電力半導体素子をオン状態からオフ状態に切り換えて、全電流を、各メカニカルスイッチ断路器が開くのに必要な期間、少なくとも1つのタイミング副分岐に分流する段階と、
b)段階a)と同期して、少なくとも1つのタイミング副分岐の電力サイリスタをオフ状態からオン状態に切り換えて、主分岐と補助分岐の端子に、主分岐にもアーミング分岐にも電圧サージリミッタにも電流が流れないようにする電圧レベルを達成して、次に、各メカニカルスイッチ断路器の開位置で、アーミング分岐の電力サイリスタのオフ状態からオン状態への切り換えを可能にし、次に、各メカニカルスイッチ断路器の開位置で、少なくとも1つのタイミング副分岐の電力サイリスタをオン状態からオフ状態に切り換える段階と、
c)段階b)が完了したとき、各メカニカルスイッチ断路器を開く段階と、
d)段階c)が完了し、各メカニカルスイッチ断路器がその開位置に達したときに、アーミング副分岐の電力サイリスタをオフ状態からオン状態に切り換えてその端子に、電圧サージリミッタに全電流を分流することを可能にする電圧レベルを達成する段階と、
e)主電圧サージリミッタによって電流を消滅させる段階と、を含む。
有利な変形例として、さらに、本発明のメカトロニクス回路遮断器と直列の少なくとも1つの断路器を開くことによって残留リーク電流をなくす段階f)が達成される。
本発明は、最終的には、前述の方法を使用する監視制御システムに関する。
本発明の他の利点および特徴は、以下の図面を参照して示した詳細な説明を読むことで明らかになる。
本発明のメカトロニクス回路遮断装置の全体的な電気アーキテクチャの図である。 本発明の複合回路遮断装置の第1の実施形態の電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 故障電流の発生に応じて、様々なトリガリング段階の関数として図2のメカトロニクス回路遮断器の等価な電気回路図である。 本発明の複合回路遮断装置の第1の実施形態の電気回路図である。 図2A〜図2Hの様々な段階と関連した時間関数として、図2のメカトロニクス回路遮断器の様々な分岐における電流の曲線を示すグラフである。 本発明のメカトロニクス回路遮断装置を含む、1組の電気スイッチギヤの全体的なアーキテクチャのブロック図である。 本発明のメカトロニクス回路遮断装置の主分岐の主モジュールの一実施形態の電気回路図である。 モジュールがモジューラ構造である図5に示された主モジュールの変形例の電気回路図である。 やはりモジューラ構造の図5から主モジュールの一実施形態の電気回路図である。 図6に示された主モジュールの変形例の電気回路図である。 本発明の遮断器セルの変形例の電気回路図である。
特に配電および/または送電線路において高直流を遮断する応用例に関して述べるが、本発明の他の応用例が意図されうる。
詳細には、本発明のメカトロニクス回路遮断器は、交流を遮断するために使用されうる。
本発明のメカトロニクス回路遮断器は、ガス絶縁線路(GIL)内でも使用されうる。
図1は、直流320kV以下のピークトゥピーク電圧範囲内の送電網(L)における高直流を遮断するように設計された、本発明のメカトロニクス回路遮断装置1の全体の電気構成を示す。さらに、発明者は、この種のメカトロニクス回路遮断器が、将来、500kV以下またはそれを超えるピークトゥピーク電圧範囲内の直流を遮断できるようになると考える。
そのような装置1は、まず、安定条件下で一次電流が流れる主分岐10を含む。装置1は、互いに電気的に並列な複数の同一主モジュール10.1,10.2,10.nを含む。主モジュール10.1,10.2,10.nはそれぞれ、互いに電気的に並列な複数の機能的に同一の副分岐から構成される。各分岐と副分岐およびその関連した電子部品の機能は、電流遮断動作、すなわち、本発明の複合回路遮断器が組み込まれた回路網Lに、少なくとも電流サージで反映される故障がおきたときに関して述べる。
各主モジュールは、2つの電子切換支援サブモジュールと電気的に直列の少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器100を含む。本発明のメカトロニクス回路遮断器が組み込まれた送電網の電圧が高いほど、必然的に、直列に接続されたメカニカルスイッチ断路器の数が増える。メカニカルスイッチ断路器は、典型的には数kAの交流に達することがある遮断容量を有する直列の2つの真空遮断器から構成されることが好ましい。特に本発明のメカニカルスイッチ断路器を動作させるために開発された電磁式アクチュエータは、本特許出願と同日に出願され「Actionneur a aimants permanents et interrupteur mecanique actionne par un tel actionneur" ["Permanent magnet actuator and mechanical switch actuated by such an actuator(永久磁石アクチュエータおよび当該アクチュエータにより作動されるメカニカルスイッチ)"]と題する特許出願に記載され請求されている。
メカニカル断続器断路器の一方の側にある各電子切換支援サブモジュールは、1つまたは複数のデューティレシオ制御式電力半導体部品を含む。これらの部品は、シリコン絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)であることが好ましい。これらの部品は、同様に、JFET/BJT複合トランジスタ、さらにはGTOサイリスタなど、現在開発段階のシリコンカーバイドを主成分とする部品であってもよい。各サブモジュールは、以下の機能を提供する。
・複数のメカニカルスイッチ断路器の複数の副分岐を並列に接続する機能。
・それらの副分岐のそれぞれに流れる電流を測定する機能。
・これらの各副分岐内の電流を動的に平衡させて、副分岐の様々な部品の加熱を制御する機能。
デューティレシオ制御式電力半導体部品は、以下の機能を提供する。
・導通状態で、導電率または、オン時間とオフ時間の合計に対するオン時間の比率として定義されたデューティレシオを制御することによって、同じ主モジュール10.1,10.2,…,10.nの各副分岐内の電流を調整してそのモジュールの副分岐の部品の熱平衡を保証し、主モジュール10.1,10.2,…10.nのそれぞれにおける電流を調整してその熱平衡を保証する機能。
・後述するように、主分岐10から補助分岐11への電流の高速切換を可能にする機能。
・主分岐が導通状態に戻ることを可能にする機能。
・副分岐における電流が、他の副分岐内の電流の平均と異常に違う場合は、同じ主モジュール10.1,10.2,…,10.nの1つまたは複数の副分岐を非活動化し、この非活動化により、故障のリモート信号が生じ、故障の影響を受けた部品が安全状態になることができる機能。
オン状態で、比較的高電流が部品に流れ、その端子で電圧降下がある場合、電子切換支援サブモジュールの電子部品はそれぞれ大量の熱を放散する。したがって、これらの部品の取り付けは、この熱の適正な放散を保証する。
この放散は、好ましくは、電子切換支援サブモジュールの周囲の空気またはガスの自然対流と、そのような対流を最適化する前記サブモジュールの幾何学的な向きとによって達成される。
好ましい実施形態では、IGBTトランジスタは、逆並列に接続されたダイオードを備える。
主分岐10と並列に、3つのタイミング副分岐11.1,11.2,11.3と1つのアーミング副分岐11.4を含む補助分岐11が提供される。
副分岐11.1,11.2,11.3,11.4はそれぞれ、カスケードの複数の電力サイリスタを含む。幾つかの用途では、一次電流の方向が反転されうる。これは、交流電流の場合に起こるが、電力の流れる方向が逆にされうるような回路遮断器1の位置の場合は直流でも起こることは明らかである。これは、典型的には、相互接続された高直流(HDVC)回路網内で起こる。この状況で、複数の電力サイリスタが、各副分岐内で二重にされており、それにより、複数の電力サイリスタがそれぞれ、1つの電流方向に専用にされ、したがって、複数のサイリスタが、逆並列に相互接続される。
複数グループの直列接続によって構成された複数の電力サイリスタが想定されてもよく、グループの数は、本発明のメカトロニクス回路遮断器が受ける動作電圧に依存する。これは、操作される物体の制限重量や、各複数のサイリスタの適正な圧縮を保証できない妥当な最大高さなど、工業的都合のために行われうる。グループは、10個の同一電力サイリスタからカスケードで構成されることが好ましい。
各高電圧電力サイリスタは、その制御、監視および安全対策に寄与することが想定されたゲート制御モジュール、移動キャパシタ、および複数の他の部品と関連付けられて、カスケードの複数のサイリスタを構成する。
ゲート制御モジュールは、関連付けられた電力サイリスタを制御する。したがって、ゲート制御モジュールは、以下の機能を提供する。
・当該の副分岐内の位置により、別の先行するゲート制御モジュールまたは監視制御システムによって送られた状況報告リクエストを受け取る機能。
・当該の分岐内の位置に応じて、この信号を複製し次のゲート制御モジュールまたは監視制御システムに転送する機能。この複製を監視制御システムが受け取るときは、含まれる全てのゲート制御モジュールが適正な動作状態になり、受け取らないときは、含まれる制御モジュールの少なくとも幾つかが適正な動作状態ではないことを意味する。この情報によって、監視制御システムは、必要に応じてリモート故障信号を送信し、メカトロニクス回路遮断器の安全対策を適用でき、例えば、完了しそうもない動作を阻止する。
・当該の副分岐内の位置に応じて、別の先行するゲート制御モジュールまたは監視制御システムによって送られたときに実行する命令を受け取る機能。
・当該の分岐内の位置に応じて、その命令を複製して、次のゲート制御モジュールまたは監視制御システムに転送する機能。
・この命令を実行し、非導通(オフ)状態から導通(オン)状態に移行することを必要としている電力サイリスタに制御パルスを送る機能。
・サイリスタが導通し始めるのに必要なエネルギーを蓄積する機能。
・Transilダイオードとして知られるZnOまたは電力ツェナーダイオードタイプの1つまたは複数の電圧サージリミッタによって、電圧サージと関連付けられた電力サイリスタを保護する機能。
所定の電力サイリスタの各ゲート制御モジュールは、そのエネルギーを、関連付けられた移送キャパシタの端子に電圧が現れるときに流れる電流から得る。したがって、これらのキャパシタの機能は、エネルギーをゲート制御モジュールに移動することである。これらの移送キャパシタはチェーンを構成し、チェーンの各リンクは、移送キャパシタとゲート制御モジュールによって構成され、また必要に応じて制動抵抗器などの他の部品によって構成される。制御モジュールおよび移送キャパシタの組み合わせは、複数の電力サイリスタと電気的に並列である。
第1のタイミング副分岐11.1の機能は、特にその端子に回復電圧が現れたとき、タイミング分岐の絶縁耐力の大部分を提供することである。
第2のタイミング副分岐11.2は、以下の機能を提供する。
・各メカニカルスイッチ断路器が開き始め、第1の電圧レベルに耐えるのに十分な時間の電流を分流する機能。
・主分岐10の電力半導体部品と並列に接続された電圧サージリミッタを導通させないほど小さい電圧降下を保証する機能。
・適切な時間に電流を第3のタイミング副分岐11.3に切り換えるのに十分に高い電圧降下を保証する機能。
・第3のタイミング副分岐11.3が導通し始めるときに、それ自体の電力サイリスタをオフにするのに十分な電圧を蓄積する機能。
2つのタイミング副分岐11.2,11.3の使用は、主に、電力サイリスタのdi/dtおよびdu/dt制限によって必要になるが、デューティレシオ制御式電力半導体部品(IGBT)、電圧サージリミッタの耐電圧、および回路網の電圧と電圧サージ値よっても必要になることに注意されたい。アーミング副分岐11.4の導通開始時に、第3のタイミング副分岐11.3は、メカトロニクス回路遮断器1の端子に回復電圧の約10%〜20%の電圧を生成して、ある分岐から次の分岐に切り換えるのに必要な電圧レベルを高める直列インダクタを挿入することによって電力サイリスタのdi/dtストレスを制限する。
第3のタイミング副分岐11.3は、以下の機能を提供しなければならない。
・メカニカルスイッチ断路器が第1の開路レベル達した後、各メカニカルスイッチ断路器が端子の回復電圧に耐えるのに必要な絶縁耐力を得るのに必要な時間で第2のタイミング副分岐11.2からそれ自体に電流を分流する機能。
・各メカニカルスイッチ断路器を絶縁破壊しない十分に低い電圧降下を保証する機能。
・適切な時間に前記副分岐11.3内の電流をアーミング副分岐11.4に切り換えるのに十分に高い電圧降下を保証する機能。
・アーミング副分岐11.4の導通開始時に、それ自体の電力サイリスタをターンオフするのに十分な電圧とエネルギーを蓄積する機能。
アーミング副分岐11.4の本質的な機能は、可変瞬間インピーダンスを回路に挿入することである。瞬間インピーダンスは、流れる瞬間電流に対する端子における瞬間電圧の比率として定義されうる。換言すると、アーミング副分岐11.4は、したがって、
・導通開始時に、一次電流の全体がアーミング副分岐11.4に分流されるようにきわめて低い瞬間インピーダンスを有し、
・導通している間、端子の電圧が主電圧サージリミッタ12内で導通を開始させるように増大する瞬間インピーダンスを有し、
・導通期間後に、残留漏れ電流が流れてもごく僅かになるように、きわめて高いインピーダンスを有しなければならない。
第2と第3のタイミング副分岐11.2および11.3、並びにアーミング副分岐11.4のそれぞれに、少なくとも1つの電子切換支援モジュールが提供され、少なくとも1つの電子切換支援モジュールは、それ自体の副分岐に、
・di/dtと示された時間に対する電流のドリフトを制限する機能、
・第2のタイミング副分岐11.2のモジュール用にメカトロニクス回路遮断器の端子に定電圧を維持する機能、
・第3のタイミング副分岐11.3のモジュール用のアーミング副分岐11.4への切り換えを可能にする高い電圧を生成する機能、および、
・アーミング副分岐11.4のモジュール用の主電圧サージリミッタ12への切り換えを可能にする十分に高い電圧を生成する機能を提供する。
電子切換支援モジュールは、少なくとも1つのキャパシタ、そのキャパシタを放電するための抵抗器、および2つのタイミング副分岐11.2,11.3用の補助電圧サージリミッタ(サージ・アレスタ)の並列接続によって構成される。電子切換支援モジュールは、直列の1つまたは複数の抵抗器、および直列の1つまたは複数のインダクタと関連付けられてもよい。
本発明のメカトロニクス回路遮断器は、最後に、以下の機能を提供する主分岐10と電気的に並列な主電圧サージリミッタ12を含む。
・電流の全消失を保証する機能。
・主分岐10を開く瞬間に線路内にある電磁エネルギーを一時的に蓄積する機能。
・必要に応じて、高速作業サイクルを等しく可能にするのに十分に素早くエネルギーを排出する機能。
好ましい実施形態では、電圧サージリミッタ12は、1組のZnO型サージアレスタから構成される。
本発明の一実施形態のメカトロニクス回路遮断器1は、図2〜図2Hを参照して後述される。
なお、指数lは、本発明のメカトロニクス回路遮断器が挿入される電気送電線路Lに関し、したがって、Ul、Rl、Llはそれぞれ、線路Lの高電圧レベル、抵抗、インダクタンスを示す。
なお、指数は、電流の一方向(関係図の右から左)に専用化されたメカトロニクス回路遮断器の電子部品に関する。指数は、方向と反対方向の電流に専用化された電子部品に関する。分かりやすくするために、当該の部品は、逆方向の電流に専用化された部品と同一でかつ逆並列に電気的に接続されているので、部品だけについて説明される。明らかに、この構成は、IGBTトランジスタのフリーホイールダイオードを除き対称的であり、1011aで示されたダイオードは、逆並列でないIGBTトランジスタ1010aと共に動作し、1011bで示された他のダイオードは、やはり逆並列でないトランジスタ1010bと共に動作する。さらに、図2iで、ダイオード1011aおよび1011bが、それぞれの遮断器セル101b,101aと逆並列に示されているが、図3のように、それぞれのデューティレシオ制御式電力半導体1010b,1010aと逆並列ではないことに注意されたい。ダイオード1011aおよび1011bは、遮断器セル101b,101aと全く別の部品であることが好ましい。
また、図2〜図2Iは、主分岐10内の1つの主モジュールの1つの副分岐のみを示し、本明細書ではこれについてのみ述べる。
また、図2〜図2Iは、単一のメカニカルスイッチ断路器100のみを示すが、実際には、直列に接続された複数のメカニカルスイッチ断路器があってもよい。また、副分岐のそれぞれの機械的スイッチアイソレータの端子に対する絶縁と電圧の分布を調整するために意図された線形および非線形部品はどちらも示されていないことに注意されたい。以下に、図5〜図6Cを参照して、直列のスイッチ断路器および関連した線形および非線形部品の複数の副分岐を有する主モジュール10.1について説明する。
また、図2〜図2Iは、当該の各位置における単一の電力サイリスタのみを示すが、実際には、カスケードの複数のサイリスタがあることに注意されたい。したがって、前記サイリスタのうち1つについてのみ述べる。
最終的には、そのようなパワー・トランジスタは、図2〜図2Hでは、象徴的にのみ表わされ、その関連した移送キャパシタおよびゲート制御素子を示していないことに注意されたい。図2Iは、各電力サイリスタ111a,111b;112a,112b;113a,113b;114a,114bの端子と並列に、それぞれの電圧サージリミッタ(サージアレスタ)1116a,1116b;1126a,1126b;1136a,1136b;1146a,1146bを示す。カスケードの複数の電力サイリスタにより、互いに電気的に直列の複数の電圧サージリミッタが提供され、前記複数の電圧サージリミッタは、当該の複数の電力サイリスタと電気的に並列である。したがって、各電圧サージリミッタ(サージアレスタ)1116a,1116b;1126a,1126b;1136a,1136b;1146a,1146bは、各電力サイリスタに回復電圧を分配する機能を有する。
主分岐10は、遮断器セル101aと電気的に直列のメカニカルスイッチ断路器100を含む。この遮断器セル101aは、ダイオード1011bと逆並列の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)1010aから構成される。遮断器セル101a,101bは、メカニカルスイッチ断路器100の両側の主分岐10の端に取り付けられることが好ましい。
電圧上昇率に関して、リミッタ102aは、遮断器セル101aと電気的に並列である。上昇率リミッタは、キャパシタ1021aと電気的に直列のダイオード1020aから構成され、キャパシタ1021a自体は、放電抵抗器1022aと電気的に並列である。キャパシタ1021aは、IGBTトランジスタ1010aがオフ状態に切り換えられたときのその端子での電圧の上昇率を制御する。ダイオード1020aは、IGBTトランジスタ1010aが導通し始めるときのキャパシタ1021aの激しい放電を防ぐ。最終的に、抵抗器1022aは、キャパシタ1021aの遅い放電を可能にする。換言すると、IGBTトランジスタ1010aと関連したこの電圧リミッタ102aは、導通(オン)状態から非導通(オフ)状態に切り換わるときにその端子間の電圧の上昇率を制御することによってIGBTを保護する。また、この電圧上昇率の制限は、前記分岐内の電流のdi/dtの制御に寄与するという点で、電流を主分岐から補助分岐に切り換えるのに有益な効果を有する。
また、電圧サージリミッタ103aは、遮断器セル101aと電気的に並列である。電圧サージリミッタ103aは、電圧をIGBTトランジスタ1010aの耐電圧より低い値に制限するように設計されている。3300Vの耐電圧を有するIGBTトランジスタ1010aの場合、典型的には、リミッタ103aによって制限された2800Vと等しい最大電圧値が設定される。
補助分岐11は、カスケードの複数の電力サイリスタ111aを含む第1のタイミング副分岐11.1を含む。
第2のタイミング副分岐11.2は、第1のタイミング副分岐11.1に続き、第1のキャパシタ1120、第1のインダクタ1121、および第1のキャパシタと電気的に直列の第1の抵抗器1122を有する第1の切換支援モジュールM1を含み、第1のキャパシタ1120自体は、放電抵抗器1125と電気的に並列である。補助電圧サージリミッタ1124は、キャパシタ1120と電気的に並列であり、キャパシタ1120およびその放電抵抗器1125を同時に保護し、また一次電流が第2のタイミング副分岐11.2を流れるとき、補助分岐の端子に現われる電圧を規定し制限する。
インダクタ1121と抵抗器1122は不可欠ではなく、したがって、それらの値が、少なくとも固有抵抗と漏れインダクタンスによって定義される第1のタイミング副分岐11.1とタイミング副分岐11.2の分布定数の総合的な値に依存することに注意されたい。
第2のタイミング副分岐11.2と電気的に並列の第3のタイミング副分岐11.3は、第2のタイミング副分岐と同じように、第2のキャパシタ1130、第2のインダクタ1131、および第2のキャパシタと電気的に直列の第2の抵抗器1132を有する第2の切換支援モジュールM2を含み、第2のキャパシタ1130自体は、その放電抵抗器1135と電気的に並列である。補助電圧サージリミッタ1134は、キャパシタ1130と電気的に並列であり、同時にキャパシタ1130とその放電抵抗器1135を保護し、また、一次電流が第3のタイミング副分岐11.3に流れるときに補助分岐の端子に現われる電圧を規定し制限する。さらに、追加の抵抗器1136は、第2の補助電圧サージリミッタ1134と電気的に直列に提供される。この抵抗器は、補助電圧サージリミッタ1134の特性の関数として、一次電流が第3のタイミング副分岐11.3に流れるときの補助分岐の端子に現われる電圧の漸進的変化の調整を可能にする。
なお、抵抗器1136は、補助電圧サージリミッタ1134の特性が、必要とされる特性に本質的に適している場合は、省略されてもよい。
また、インダクタ1131と抵抗器1132が、必須ではなく、したがって、それらの値が、少なくとも固有抵抗と漏れインダクタンスによって定義される第1のタイミング副分岐11.1とタイミング副分岐11.3の分布定数の総合的な値を依存することに注意されたい。
最後に、補助分岐11は、カスケードの複数の電力サイリスタ114aも含むアーミング副分岐11.4と、2つの第1の切換支援モジュールM1およびM2と類似した第3の切換支援モジュールM3とを含む。より正確に言えば、この第3の切換支援モジュールM3は、第3のキャパシタ1140、第3のインダクタ1141、および第3のキャパシタと電気的に直列の第3の抵抗器1142を含み、キャパシタ1140自体は、その放電抵抗器1145と電気的に並列である。補助電圧サージリミッタ1144は、キャパシタ1140と電気的に並列であり、一次電流が主電圧サージリミッタ12に流れるときに、キャパシタ1140とその放電抵抗器1145を同時に保護する。
この補助電圧サージリミッタ1144が、メカトロニクス回路遮断器の動作に必須でなく、そのストライキング電圧(点弧電圧)が、主電圧サージリミッタ12の電圧より大きくなるように選択されることに注意されたい。しかしながら、大型の高電圧電気スイッチギヤでは、主電圧サージリミッタ12の場合と同じように、システムの端子での電圧が他の手段によって限定される場合でも高周波で局所的電圧サージが生じることがあるので、補助電圧サージリミッタ1144を有することが好ましい。
なお、抵抗器1142とインダクタ1141が必須ではなく、したがって、それらの値が、少なくとも固有抵抗と漏れインダクタンスによって定義されるアーミング副分岐11.4の分布定数の総合的な値に依存する。
最後に、主電圧サージリミッタ12は、主および補助分岐10および11と電気的に並列に接続される。この電圧サージリミッタは、後で説明するように、メカトロニクス回路遮断器1が挿入される回路網Lの電圧と、故障した場合に電流の消衰を吸収し放散するのに必要なエネルギーとに関して評価される。当然ながら、分離協調が考慮される。
したがって、メカトロニクス回路遮断装置1の動作は、故障の発生の特定の状況で結果として生じる等価な電気回路図を有する様々な順序を示す図2A〜図2Hを参照して述べられ、特定の命令によって開いたときに同じシーケンスが連続して続くことに注意されたい。図3は、時間の関数として様々な副分岐の電流値の代表的な曲線を示す。
安定条件下、すなわち、回路網Lの通常動作において、図3の時間t1の前に、主分岐の全てのIGBTトランジスタ1010aがオン状態(導通)であり、全電流が通る(図2Aの電流i10)。
図3の時間t1で回路網Lに故障が生じ、その故障が電流サージ(図2の右から左)によって反映された場合、監視制御システムは、IGBTトランジスタ1010aをオン状態からオフ状態に切り換える。次に、電流は、IGBTトランジスタ1010aから電圧サージリミッタ103aに切り換えられる。この切り換えは、電圧の上昇率を制限するリミッタ102aがあるために徐々に達成される。次に、主分岐10と補助分岐11の端子で電圧の急上昇が起こる。これと同期して、駆動エネルギーが、電力サイリスタ111a,112aおよび113aのゲート制御モジュールに自動的に供給される。このエネルギーは、回路網Lから得られ、時間が来ると電力サイリスタ111a,112aを導通させ始める。さらに同時に、図3のt2より僅かに遅い時間に、監視制御システムは、状況報告リクエストを、好ましくは光ファイバを介して、電力サイリスタ111a,112aおよび113aの全てのゲート制御モジュールに送る。
監視制御システムが、この反応として、やはり好ましくは光ファイバを介して、電力サイリスタ111a、112aおよび113aの全てのゲート制御モジュールが十分なレベルのエネルギーを受け取り、それらの機能を実行できる適切な位置にあるという確認を受け取った場合は、やはり好ましくは光ファイバを介して、電力サイリスタ111a,112a内の導通を開始する命令を送り、同時にメカニカルスイッチ断路器100に、やはり好ましくは光ファイバを介して、開路する命令を送る。開路は、図3の時間差t2−t1よりもかなり遅延した後でようやく始まり、メカニカルスイッチ断路器100の機械的慣性を示す。この理由により、開路する命令は、監視制御システムによってあらかじめ提供され、メカトロニクス回路遮断器の全体的な動作時間が短縮される。
指定された待ち持間を過ぎても、監視制御システムが、電力サイリスタ111a、112aおよび113aの全てのゲート制御モジュールが十分なエネルギーレベルを既に受け取り、またその機能を実行するのに適した位置にあるという確認を受け取らない場合は、リモートフォルト信号を送り、電力サイリスタにもメカニカルスイッチ断路器100にも導通命令を送らず、メカトロニクス回路遮断器1を安全にする対策を実行する。
したがって、この時間t1後に、電流が、主分岐10から分流され、タイミング副分岐11.1および11.2に入る(図2B)。過渡期間中、すなわち図3の時間t2まで、電流は、ゼロ値から回路網L内の電流の値まで増える。インダクタ1121、抵抗器1122および1125、並びにキャパシタ1120によって構成されたRLCシステムの値が、当該の主分岐10とタイミング副分岐11.1および11.2との間に振動過渡領域を有するように決定されることによって、完全な分流が保証される。この振動過渡領域は、第1に、電流を主分岐10からタイミング副分岐11.1および11.2に高速スイッチングし、第2に、電流のdi/dtを、電力サイリスタ111aおよび112aが受け入れることができるレベルより低いレベルに制限する条件である。
したがって、図3の時間t2で、全ての電流が、副分岐11.1および11.2に分流される(図2C)。タイミング副分岐11.1,11.2の電子部品の定格により、このトポロジーは、メカニカルスイッチ断路器100を開路し、メカニカルスイッチ断路器100が端子の第1の電圧レベルに耐えることができるのに必要な特定の期間tdを継続する。発明者は、アクチュエータが、電気的に直列の2つの真空遮断器で構成されたメカニカルスイッチ断路器100を十分に開路するのに十分な200μs〜2000μsの範囲のきわめて短い期間tdを設定することを好んでいる。このアクチュエータは、本出願人の名前で本日出願され、「Actionneur a aimants permanents et interrupteur mecanique actionne par un tel actionneur" ["Permanent magnet actuator and mechanical switch actuated by such an actuator(永久磁石アクチュエータおよび当該アクチュエータにより作動されるメカニカルスイッチ)"]」と題する特許出願に記載され請求されたものである。
電圧サージリミッタ103aと補助電圧サージリミッタ1124はそれぞれ、一次電流がタイミング副分岐11.1および11.2内で適切に確立される時、すなわち、図3でt2の少し後でかつt3のかなり前の時間の終わりに、主分岐10内の残留電流の振幅が実質的にゼロになる(典型的には、1A未満)ように設定される。そのため、電気アークの発生が事実上ないので、メカニカルスイッチ断路器100の真空遮断器が、著しい電食なしに開路することができる。
図3で、第3のタイミング副分岐11.3の電力サイリスタ113aは、t2に期間tdを加えた時間t3で、監視制御システムによってそのオフ状態からそのオン状態に切り換えられる。次に、電流は、この副分岐で分流される(図2D)。次に、この副分岐11.3の電流i2は、0値から、図3の時間t4で、この副分岐(図2E)内の線Lの電流の値まで増える。インダクタ1131、抵抗器1132および1135、並びにキャパシタ1130によって構成されたRLCシステムの値を、当該のタイミング副分岐11.2とタイミング副分岐11.3との間に振動領域が生じるように決定することによって、電流の完全な分流が保証される。この振動遷移領域は、まず、電流をタイミング副分岐11.2からタイミング副分岐11.3に高速スイッチングし、次に、電流のdi/dtを、電力サイリスタ113aが受け入れることができるレベルより低いレベルに制限するのに必要な条件である。この時間t4で、キャパシタ1120によって遷移逆方向バイアスが印加されるので、電力サイリスタ112aは、ターンオフし(オフ状態に切り換わる)、副分岐11.2に電流がなくなる。
この逆方向バイアスは、短期間であり、電力サイリスタ112aは、きわめて短いターンオフ時間を有し、かつ数マイクロ秒から数十マイクロ秒の範囲の時間十分なフォワード回復電圧に耐えられるように適応される。これと同じことは、同じ理由から、電力サイリスタ111aおよび113aにも適用される。
図3の時間t4からt5までのこの期間に、補助分岐11の端子の電圧は、補助電圧サージリミッタ1124によって規定される初期値から、補助電圧サージリミッタ1134と抵抗器1136とによって実質的に規定される値まで上昇する。
本発明のメカトロニクス回路遮断器1が実装された回路網Lの電圧レベルに応じて、これらの最終電圧と初期電圧との比率は、典型的に、5〜20の範囲で変化することがある。
補助分岐11の端子のそのような電圧上昇が可能な場合、図5の時間t3は、メカニカルスイッチ断路器100の開路がその電圧に十分に耐えられるように決定される。
補助分岐11の端子のこの電圧上昇は、最初に、電流をアーミング分岐11.4に将来切り換えることを容易にする。一次故障電流が達しうる値が高い場合、典型的には上昇率が10A/μsに達するかまたはそれを超えたときに、この大きなサイズによって、きわめて高電圧で漏れインダクタンスが大きくなり、したがって、高いスイッチング電圧が必要になる。
また、これにより、アーミング分岐11.4の電力サイリスタ114aのゲート制御モジュールに十分なエネルギーが自動的に提供されうる。回路網Lから得られるこのエネルギーは、電力サイリスタ114aを適切な時間に導通させ始めることを可能にする。
図3のt5の少し前の時間に、監視制御システムは、好ましくは光ファイバを介して、電力サイリスタ114aの全てのゲート制御モジュールに状況報告リクエストを送る。
監視制御システムが、応答として、やはり好ましくは光ファイバを介して、電力サイリスタ114aの全てのゲート制御モジュールが十分なレベルのエネルギーを既に受け取り、その機能を実行するのに適切な位置にあるという確認を受け取った場合は、図3の時間t5で、やはり好ましくは光ファイバを介して、電力サイリスタ114aに導通を開始する命令を送信する。
指定された待ち持間が過ぎても、監視制御システムが、応答として、電力サイリスタ114aの全てのゲート制御モジュールが十分なレベルのエネルギーを既に受け取り、それらの機能を実行するのに適切な位置にあるという確認を受け取らない場合は、故障レポートを送信し、電力サイリスタ114aに導通命令を送らず、メカトロニクス回路遮断器を安全にする対策を実行する。
時間t4の後、すなわち、図3の時間t5で、監視制御システムは、アーミング副分岐11.4の電力サイリスタ114aをオフ状態からオン状態に切り換え、その結果キャパシタ1140が迅速に充電される。次に、電流が、この副分岐11.4に分流される(図2F)。次に、この副分岐11.4の電流i3は、ゼロの値から、図3の時間t6におけるこの副分岐(図2G)の線Lの電流の値まで増大する。電流の完全な分流は、インダクタ1141、抵抗器1142および1145並びにキャパシタ1140によって構成されたRLCシステムの値と、タイミング副分岐11.1,11.3のRLCシステムとの値が、当該の前記副分岐11.1,11.3およびアーミング副分岐11.4との間の振動遷移領域を作成するように決定されることにより保証される。この振動遷移領域は、第1に電流をタイミング副分岐11.1,11.3からアーミング副分岐11.4に高速切り換えし、第2に電流のdi/dtを電力サイリスタ114aが受け入れることができるレベルより低いレベルに制限するための条件である。この時間t6で、キャパシタ1130によって遷移逆方向バイアスが印加されるので、電力サイリスタ111aおよび113aはオフになり(オフ状態に切り換わる)、それぞれの副分岐11.1および11.3に電流がなくなる。
この逆方向バイアスが短時間なので、電力サイリスタ111aおよび113aは、きわめて短いターンオフ時間を有し、数マイクロ秒〜数十マイクロ秒の範囲の時間、その十分なフォワード回復電圧に耐えられるように適応される。
この時間t6から、アーミング副分岐11.4のキャパシタ1140は、主電圧サージリミッタ12のトリガ電圧に達するまで充電し続ける。回路網Lの無効エネルギーの作用のため、この電圧は、主電圧サージリミッタ12の特性によって決定される法則にしたがって僅かに上昇し続ける。同時に、一次電流は、アーミング副分岐11.4から主電圧サージリミッタ12に送られ、主電圧サージリミッタ12は、回路網Lの無効エネルギーを吸収する。
このように高電圧エネルギー吸収素子12の回路網Lに直列挿入することによって、一次電流が、主電圧サージリミッタ12のストライキング電圧が回路網Lの公称電圧より高くなる割合で減少する。主電圧サージリミッタ12のストライキング電圧と回路網Lの公称電圧の比率は、典型的には、回路網Lの公称電圧に応じて、1〜4の範囲(例えば、2)で選択されてもよい。
図3の時間t6で、回路網Lの無効エネルギーが、主電圧サージリミッタ12によって課される高電圧サージレベルを維持するのに十分でなくなり、その端子の電圧が急速に低下する。これと同時に、キャパシタ1140の端子の電圧は、主電圧サージリミッタ12の電圧に近い最大値に達し、放電抵抗器1145によって課される割合でゆっくり低下する。その割合は、明らかに異なるこれらの2つの低下率に関して明確に評価される。この結果、所定の時間に、キャパシタ1140の端子の電圧が、主電圧サージリミッタ12の端子の電圧より高くなる。したがって、キャパシタ1140は、サイリスタ114aに遷移逆方向バイアスを印加する。
なお、補助電圧サージリミッタ1144は、主電圧サージリミッタ12より高いストライキング電圧を有し、前述したシーケンスで動作しない。
図3の時間t7で、キャパシタ1140に遷移逆方向バイアスが印加されるので、電力サイリスタ114aはターンオフし(オフ状態に切り換わる)、アーミング副分岐11.4に電流がなくなる。
図3のこの時間t7を過ぎると、高電圧回路網に直列に挿入された全てのスイッチギヤ内にある部品の欠陥により生じる残留電流リークとは別として、主分岐10にも補助分岐11にも電流が流れなくなる。これらの電流は、図4に関して後で述べるように、メカトロニクス回路遮断器と電気的に直列の従来の分離手段によって必要に応じて除去される。次に、一次電流は、主電圧サージリミッタ12に完全に分流され、システムの等価回路図は、図2Hに示されたものである。主リミッタ12のストライキング電圧と回路網の公称電圧との比率として減少する期間の終わりに、一次電流は、メカトロニクス回路遮断器の電流リークまで減少し、遮断が達成される(図2H)。
一方、最初に高電圧レベルまで充電されたキャパシタ1140は、放電抵抗器1145に放電される。
図4は、高電力高直流送電網に一体化され、前述のようにメカトロニクス回路遮断器1を含む1組の電気スイッチギヤを示す。
追加の電気スイッチギヤ2、3、4、5は、
・回路遮断器の保守の総合的安全性を可能にし、
・電流を遮断したときに電気応力を受けないようにすることによって動作の信頼性を高め、
・スイッチング電流を制限し、
・低電流の遮断を可能にし、
・命令で、その遮断容量より大きい電流の通過を許可するように適応された補助的機能によって回路遮断器1の性能を補完する。
したがって、最初に、回路遮断器の端子の両側に、保守作業のために、閉位置で主分岐10と補助分岐11の接続端子を接地する接地スイッチ2が提供される。通常動作では、接地スイッチ2は、明らかに開いており、端子と接地の間の分離を提供しなければならない。
また、メカトロニクス回路遮断器の端子と電気的に並列にブリッジスイッチ3が提供される。ブリッジスイッチ3は、命令で、特定の期間に、メカトロニクス回路遮断器1の遮断容量より多い過渡電流を、メカトロニクス回路遮断器1の一方の端子から他方の端子に通し、メカトロニクス回路遮断器1を通さないように適応される。
断路器4は、接地スイッチ2の電気接続端子の外部で、メカトロニクス回路遮断器1と電気的に直列である。断路器4はその開位置で、端子間と端子とグランドとの間の絶縁耐力を提供する働きをする。閉位置では、断路器4は、主分岐10の電気的導通を提供する。断路器4は、接地スイッチ2と関連付けられ、したがって、メカトロニクス回路遮断器1の保守操作を安全にすることができる。したがって、複合回路遮断器1に人間が介在するには、断路器4の開路と接地が必要である。
抵抗器挿入スイッチ5は、各断路器4とメカトロニクス回路遮断器1との間で電気的に直列であり、このスイッチ5は、閉じる瞬間に端子に電位差がある場合に閉路のスイッチング電流を制限するように適応される。
最後に、追加の回路遮断器6は、低電流を遮断するために本発明のメカトロニクス回路遮断器1と電気的に直列に提供される。交流用途か直流用途かにより、追加の回路遮断器を作成するために異なる技術が使用される。直流用途では、回路遮断器6は、帰線用直流遮断器(MRTB:metal return transfer breaker)と同等の技術を使用して作成されてもよい。そのような回路遮断器は、現在、きわめて高電圧で動作する交流直流および直流交流変換器施設で使用されている。交流用途では、回路遮断器6は、超高電圧変電所で使用される交流回路遮断器のものと同等の技術を使用して作成されてもよい。したがって、回路遮断器6は、SFなどの絶縁ガスによるアーク消衰を使用する回路遮断器でよい。
図5は、本発明のメカトロニクス回路遮断器の主分岐10の一実施形態を示す。分岐10は、互いに電気的に並列の複数の同一の副分岐10.11,10.12…,10.1nから構成された単一の主モジュール10.1を含む。主モジュールの数は、回路網L内を通過中の一次電流の関数である。発明者は、典型的には、1500Aの安定電流を提供または送信するために並列の12個の副分岐10.11,10.12…,10.1nを含む並列モジュール10.1を有するメカトロニクス回路遮断装置1を使用する。2つまたは3つのそのような主モジュール10.1の並列接続はそれぞれ、3000Aまたは4500Aの安定電流を可能にする。
各副分岐は、互いに電気的に直列の複数のメカニカルスイッチ断路器100と、やはりスイッチ100と電気的に直列であるが逆並列に接続された2つの同一の遮断器セル101a,101bとを含む。これにより、遮断器セル101a,101bはそれぞれ電流の1つの方向に専用化される。複数の副分岐10.11,10.12…,10.1nの間のこの種の並列接続は、複数の大きい利点を有する。
副分岐10.11,10.12の同じ側に配置された遮断器セル101a,101bは、図5Aに点線で示されたように、電子切換支援サブモジュールM4.1,M4.2を構成する単一の物理エンティティにグループ化されうる。
2つの電子切換支援サブモジュールM4.1,M4.2はそれぞれ、単一導体上で、様々な並列副分岐の電流を結合する。
2つの電子切換支援サブモジュールM4.1,M4.2はそれぞれ、前述の方法によって各並列副分岐の電流を平衡させることができ、単一エンティティ内で組み合わされたときの遮断器セルの接近は、そのような電流の遠隔測定と比較を容易にする。
電子切換支援サブモジュールM4.1,M4.2はそれぞれ、きわめて限られた方式でのみ動作することになりやすいので、遮断器セルの迅速な活動化または非活動化に必要なエネルギーを蓄積する手段が提供されてもよい。さらに、電子切換支援サブモジュールM4.1,M4.2内の機器は、低消費電力電子部品を基準に設計されており、したがって、負荷がない状態で動作するのに必要な電力が最小になる。これにより、地面上に配置されたユニットから電磁波形の伝送によって電力をモジュールに供給することができるが、高電圧には晒されず、この接続は、導波路またはビームによって達成され有利である。そのような電磁波は、マイクロ波スペクトルのいわゆるミリメートル波でもよく、波長ウィンドウ750nm〜1600nmの赤外スペクトルの光波でもよい。これらの波は、絶縁シースを有するドープトシリカ光ファイバによって導かれることが好ましい。
同じように、様々な副分岐のメカニカルスイッチ断路器100は、図5A、図6および図6Aに点線で抽象的に示されたように、モジュールM5.1,M5.2,M5.3,M5.4,M5.5にグループ化されうる。このことは、本発明のメカトロニクス回路遮断器上にモジューラ構造を与えることができるという利点を有する。本発明の電磁式アクチュエータモジュールはそれぞれ、本出願と同一日に出願され、「Actionneur a aimants permanents et interrupteur mecanique actionne par un tel actionneur" ["Permanent magnet actuator and mechanical switch actuated by such an actuator(永久磁石アクチュエータおよび当該アクチュエータにより作動されるメカニカルスイッチ)"]」と題する特許出願に記載され請求されている。したがって、メカトロニクス回路遮断器は、電気的に直列のモジュールの数により、より高電圧レベルでも低電圧レベルでも使用されうる。
図6は、真空遮断器(図示せず)によって構成されたメカニカルスイッチ断路器100の好ましい実施形態を示す。各真空遮断器は、開位置にあるときに同じ副分岐内の直列に接続された全ての遮断器間で電圧を十分に均一に分割し、および/または遮断器がそれぞれ受ける最大電圧を制限するように適応された分流器電圧サージリミッタ1000を備える。同一副分岐内の直列の遮断器の総数は、厳密に必要な数より多いことが好ましく、したがって、1つまたは2つの遮断器の故障、すなわち、開位置で電圧に耐えることができないことは、本発明のメカトロニクス回路遮断器の機能の結果ではない。換言すると、これは、電圧に耐えることができない1つまたは複数の真空遮断器のリスクも考慮するための調整機能の問題である。電圧サージリミッタ1000が構成する非線形システムは、例えば、数mAほどのごくわずかな残留電流だけを通すそれぞれの高値抵抗器と個々に置き換えられてもよい。また、非線形システムは、キャパシタでもよく、電圧サージリミッタ1000、高値抵抗器、および適切な場合にはキャパシタの組み合わせでよい。
図6Aは、前述の好ましい実施形態の有利な変形例を示す。この変形例では、同一メカニカルスイッチ断路器モジュールM5.1,M5.2,M5.3,M5.4,M5.5の各副分岐の2つの遮断器100の中間点は、モジュールの共通点に、同一メカニカルスイッチ断路器モジュールのこれらの中間点間の電位差を制限するように適応された線形または非線形抵抗器1001を介して接続される。
図7は、遮断器セル101a,101bに有利な変形例と、本発明の主分岐10の副分岐10.11へのその一体化を示す。この変形例では、遮断器セル101a,101bのデューティレシオ制御式電力半導体素子は、少なくとも1つの電界効果トランジスタ1012a,1012bと、電界効果トランジスタと電気的に直列の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)1010a,1010bとによって構成される。したがって、電界効果トランジスタ1012a,1012bのドレインDは、IGBTトランジスタ1010a,1010bのエミッタEに接続され、ゲートGは、カスコード回路として通常知られる回路と似た全体のスイッチング挙動を保証する制御回路に接続される。さらに、そのようなカスコード回路内のIGBTの漂遊コレクタゲート容量によって生じるミラー効果を中和する利点は、本発明の文脈では、主回路網によって主分岐に注入されることがある高周波干渉の影響を受けないことによって制御回路の信頼性が高まるという利点を有する。
本発明の範囲から逸脱せずに多くの改良を行い得うる。
したがって、既に前述したように、図2に示された本発明のアーキテクチャは、高電圧線Lを介して一方向または逆方向に到達しうる電流を遮断するように設計される。遮断される電流が常に同一方向に流れる用途では、アーキテクチャは、図2で二重化された全ての電子部品(すなわち、それらの電子部品は全て同じ指数またはで示された)をなくすことによって単純化されてもよい。
1 メカトロニクス回路遮断装置
10 主分岐
10.1,10.2,10.n 主モジュール
10.11,10.12,10.1n,11.1,11.2,11.3,11.4 副分岐
100 メカニカルスイッチ断路器
101a;101b 遮断器セル
1010a;1010b 電力半導体素子
11 補助分岐
111a,112a,113a,111b,112b,113b 電力サイリスタ
1120,1140 キャパシタ
1121 インダクタ
1122 抵抗器
1124,1144 電圧サージリミッタ
1125 放電抵抗器
1141 インダクタ
1142 抵抗器
1145 放電抵抗器
114a;114b 電力サイリスタ
12 主電圧サージリミッタ
L 電力伝達手段
M1,M3 切換支援モジュール

Claims (22)

  1. 電力伝達手段(L)に流れる電流を遮断するように適応されたメカトロニクス回路遮断装置(1)であって、
    少なくとも1つの副分岐(10.11,10.12,10.1n)を有する少なくとも1つの主モジュール(10.1,10.2,10.n)を含む主分岐(10)であって、前記少なくとも1つの副分岐(10.11,10.12,10.1n)が、制御されたデューティレシオを有する少なくとも1つの電力半導体素子(1010a;1010b)から構成された少なくとも1つの遮断器セル(101a;101b)と直列に接続された少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器(100)を含む、主分岐(10)と、
    前記主分岐と電気的に並列の補助分岐(11)であって、
    タイミング副分岐と呼ばれ、カスケードの複数の電力サイリスタ(111a,112a,113a;111b,112b,113b)を有する少なくとも1つの第1の遮断器セルを含む少なくとも1つの第1の副分岐(11.1,11.2,11.3)であって、前記タイミング副分岐の少なくとも1つが、さらに、放電抵抗器(1125)および電圧サージリミッタ(1124)と電気的に並列である少なくとも1つの第1のキャパシタ(1120)を有する少なくとも1つの第1の切換支援モジュール(M1)を含む、第1の副分岐(11.1,11.2,11.3)と、
    アーミング副分岐と呼ばれ、前記タイミング副分岐と電気的に並列で、カスケードの複数の電力サイリスタ(114a;114b)から構成された少なくとも1つの第2の遮断器セルと、放電抵抗器(1145)と電気的に並列である少なくとも1つの第2のキャパシタ(1140)を有する第2の切換支援モジュール(M3)を含む、第2の副分岐(11.4)と、
    を含む補助分岐(11)と、
    前記主分岐と電気的に並列の少なくとも1つの主電圧サージリミッタ(12)とを含む、メカトロニクス回路遮断装置(1)。
  2. 主モジュールの各副分岐が、互いに逆並列に電力半導体を使用して接続された2つの遮断器セル(101a,101b)の間に直列に接続された少なくとも1つのメカニカルスイッチ断路器(100)を含む、請求項1に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  3. 主モジュールの各遮断器セルと電気的に並列の電圧上昇率リミッタ(102a,102b)をさらに含み、前記電圧上昇率リミッタが、キャパシタ(1021a,1021b)と電気的に直列のダイオード(1020a,1020b)を含み、前記キャパシタ(1021a,1021b)自体が、放電抵抗器(1022a,1022b)と電気的に並列である、請求項1または請求項2に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  4. 主モジュールの各遮断器セルと電気的に並列の電圧サージリミッタ(103a)をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  5. 主モジュールの副分岐の各遮断器セルが、制御された導電率を有する少なくとも1つの電力半導体素子(1010a,1010b)を含み、前記主モジュールの各副分岐が、遮断器セルと逆並列に接続されたダイオード(1011b,1011a)を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  6. 主モジュールの遮断器セルの制御デューティレシオを有する前記電力半導体部品が、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)(1010a,1010b)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  7. 主モジュール(10.1,10.2,10.n)の副分岐(10.11,10.12,10.1n)の遮断器セル(101a,101b)の前記デューティレシオ制御式電力半導体素子が、少なくとも1つの電界効果トランジスタ(1012a,1012b)と、前記電界効果トランジスタのドレインを絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のエミッタに接続することによって前記電界効果トランジスタと電気的に直列に接続されたIGBTトランジスタ(1010a,1010b)とを含み、前記電界効果トランジスタのゲートGが、前記カスコード回路型のスイッチング挙動を保証する制御回路に接続されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  8. 前記主分岐が、互いに電気的に並列の複数の主モジュール(10.1,10.2,…,10.n)を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  9. 各主モジュール(10.1,10.2,…10.n)が、互いに電気的に並列の複数の副分岐(10.11,10.12,…,10.1n)を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  10. 前記補助分岐(11)が、互いに電気的に並列の少なくとも2つのタイミング副分岐(11.2,11.3)を含み、少なくとも1つの第3の遮断器セルを含む前記第2のタイミング副分岐が、カスケードの複数の電力サイリスタ(111a,113a;111b,113b)と、少なくとも1つの第3の切換支援モジュール(M2)とを含み、前記第3の切換支援モジュール(M2)が、少なくとも1つの第3のキャパシタ(1130)と、少なくとも1つの第3のインダクタ(1131)と、前記第3のキャパシタと電気的に直列の少なくとも1つの第3の抵抗器(1132,1136)とを有し、前記第3のキャパシタ(1130)自体が、放電抵抗器(1135)および電圧サージリミッタ(1134)と電気的に並列であり、前記電圧サージリミッタ(1134)自体が抵抗器(1136)と直列である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  11. 各主モジュール(10.1,10.2,…,10.n)の各副分岐(10.11,10.12,…,10.1n)の各メカニカルスイッチ断路器(100)が、電気的に直列の2つの真空遮断器を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器。
  12. 高電圧交流または直流電気エネルギー伝達手段に取り付けられるように設計された1組の電気スイッチギヤであって、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断器と、前記メカトロニクス回路遮断器の前記2つの端子のそれぞれと直列に接続された少なくとも1つの電気的接地スイッチ(2)とを含む、1組の電気スイッチギヤ。
  13. 前記メカトロニクス回路遮断器の前記端子と電気的に並列に接続され、命令で、特定の期間に、前記メカトロニクス回路遮断器の遮断容量より大きい過渡電流を、前記回路遮断器の一方の端子から他方の端子に、前記回路遮断器を通さずに流すように適応されたブリッジスイッチ(3)を含む、請求項12に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  14. 前記複合回路遮断器の端子の両側で、前記メカトロニクス回路遮断器と電気的に直列で前記接地スイッチの前記電気接続端子の外側に配置された断路器(4)を含む、請求項12または請求項13に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  15. 接地スイッチの電気接続端子と断路器との間に、前記断路器と電気的な直列の電気抵抗器(5)を挿入するためのスイッチを含む、請求項14に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  16. 前記メカトロニクス回路遮断装置と電気的に直列の追加の回路遮断器を含み、前記追加の回路遮断器が、低電流を遮断するように適応された、請求項12〜15のいずれか一項に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  17. 前記追加の回路遮断器が、帰線用直流遮断器(MRTB)である、請求項16に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  18. 前記追加の回路遮断器が、メカニカルアーク消滅型である、請求項16に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  19. 前記スイッチギヤおよび追加の回路遮断器が、個別または組み合わせのモジューラ設計のものである、請求項12〜18のいずれか一項に記載の1組の電気スイッチギヤ。
  20. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のメカトロニクス回路遮断装置をトリガする方法であって、
    前記主分岐に安定電流が存在し、特定の命令が存在しない状態でのみ、各スイッチ断路器が、閉位置に維持され、前記1組または複数組のデューティレシオ制御式電力半導体がオン状態に維持され、前記補助分岐の前記1組の電力サイリスタがオフ状態に維持され、前記装置の主分岐に電流サージが生じた場合または特定の命令を受け取ったときに、
    a)各スイッチ断路器を閉じた状態に維持したまま前記デューティレシオ制御式電力半導体素子をオン状態からオフ状態に切り換えて、全ての電流を少なくとも1つのタイミング副分岐に、各メカニカルスイッチ断路器が開くのに必要な期間、分流する段階と、
    b)段階a)と同期して、少なくとも1つのタイミング副分岐の電力サイリスタをオフ状態からオン状態に切り換えて、前記主分岐と前記補助分岐の前記端子に、前記主分岐にも前記アーミング分岐にも前記電圧サージリミッタにも電流が流れないようにする電圧レベルを達成し、次に各メカニカルスイッチ断路器の開位置で前記アーミング分岐の前記電力サイリスタを前記オフ状態からオン状態に切り換え、次に各メカニカルスイッチ断路器の前記開位置で前記少なくとも1つのタイミング副分岐の前記電力サイリスタを前記オン状態から前記オフ状態に切り換える段階と、
    c)段階b)が完了したとき、各メカニカルスイッチ断路器を開く段階と、
    d)段階c)が完了したとき、またメカニカルスイッチ断路器がその開位置に達したときに、前記アーミング副分岐の前記電力サイリスタを前記オフ状態から前記オン状態に切り換えて、前記電力サイリスタの端子で、前記電圧サージリミッタへの全電流の分流を可能にする電圧レベルを達成する段階と、
    e)前記主電圧サージリミッタによって電流を消失させる段階と、を含む、方法。
  21. 少なくとも1つの断路器(4)を開くことによって残留漏れ電流をなくす段階f)をさらに実行する、請求項20に記載のトリガリング方法。
  22. 請求項20または請求項21に記載の方法を使用した監視制御システム。
JP2014548018A 2011-12-23 2012-12-20 メカトロニクス回路遮断装置および関連トリガリング方法並びに高直流を遮断する際のその使用方法 Active JP6154400B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1162413 2011-12-23
FR1162413A FR2985082B1 (fr) 2011-12-23 2011-12-23 Dispositif disjoncteur mecatronique et procede de declenchement associe et application a la coupure de courant continu eleve
PCT/EP2012/076399 WO2013092873A1 (fr) 2011-12-23 2012-12-20 Dispositif disjoncteur mecatronique et procede de declenchement associe et application a la coupure de courant continu eleve

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015507325A JP2015507325A (ja) 2015-03-05
JP6154400B2 true JP6154400B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=47504973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014548018A Active JP6154400B2 (ja) 2011-12-23 2012-12-20 メカトロニクス回路遮断装置および関連トリガリング方法並びに高直流を遮断する際のその使用方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9373473B2 (ja)
EP (1) EP2795645B1 (ja)
JP (1) JP6154400B2 (ja)
KR (1) KR101948824B1 (ja)
CN (1) CN104126210B (ja)
CA (1) CA2860841C (ja)
FR (1) FR2985082B1 (ja)
WO (1) WO2013092873A1 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2985085B1 (fr) 2011-12-23 2014-02-21 Alstom Technology Ltd Actionneur electromagnetique a aimants permanents et interrupteur-sectionneur mecanique actionne par un tel actionneur
GB201209110D0 (en) 2012-05-24 2012-07-04 Alstom Technology Ltd Method of fault clearance
EP2701255B1 (en) 2012-08-23 2016-05-04 General Electric Technology GmbH Circuit interruption device
EP2701254B1 (en) 2012-08-23 2020-04-08 General Electric Technology GmbH Circuit interruption device
CN103280763B (zh) * 2013-02-27 2016-12-28 国网智能电网研究院 一种直流断路器及其实现方法
EP2790285B1 (en) 2013-04-12 2020-07-08 General Electric Technology GmbH Current limiter
CN103337829B (zh) * 2013-07-04 2016-08-10 国家电网公司 一种半控型无源注入电流式高压直流断路器及其实现方法
FR3009757B1 (fr) 2013-08-13 2015-09-04 Alstom Technology Ltd Procede et dispositif pour la regulation de l'alimentation d'un convertisseur photovoltaique
CN105745730B (zh) * 2013-11-29 2018-11-02 西门子公司 用于切换直流电的装置和方法
JP5962639B2 (ja) * 2013-12-04 2016-08-03 株式会社デンソー 交流電源切替装置
US9659721B1 (en) 2014-05-06 2017-05-23 Google Inc. Circuit breakers with integrated safety, control, monitoring, and protection features
JP6749319B2 (ja) * 2014-06-30 2020-09-02 サイブレーク アーベーScibreak Ab 電流を遮断する装置、システム及び方法
EP2978005B1 (fr) 2014-07-25 2017-05-17 General Electric Technology GmbH Dispositif de coupure de courant sur une ligne de transmission
KR101658539B1 (ko) * 2014-10-10 2016-09-22 엘에스산전 주식회사 직류 차단기 및 이를 이용하는 방법
FR3030105B1 (fr) * 2014-12-11 2017-05-26 Inst Supergrid Dispositif de coupure de courant continu haute tension
KR101630093B1 (ko) * 2014-12-29 2016-06-13 주식회사 효성 고전압 dc 차단기
EP3051643B1 (en) 2015-01-30 2017-09-06 General Electric Technology GmbH Dc circuit breaker with counter current generation
KR101766229B1 (ko) * 2015-04-13 2017-08-09 한국전기연구원 갭 스위치를 이용한 고압 직류 차단 장치 및 방법
US9966206B1 (en) * 2015-05-06 2018-05-08 Google Llc Circuit breakers with integrated safety, control, monitoring, and protection features
GB2540813A (en) * 2015-07-30 2017-02-01 General Electric Technology Gmbh Electrical assembly
GB2542789A (en) * 2015-09-29 2017-04-05 Alstom Technology Ltd Fault protection for voltage source converters
EP3157034B1 (en) * 2015-10-13 2018-03-21 General Electric Technology GmbH Mechatronic circuit-breaker device
DE102016120149A1 (de) * 2015-10-22 2017-04-27 Ayman S. Abdel-Khalik Verfahren zum Konvertieren von Hochspannungs-Wechselstrom-Leitungen zu bipolaren Hochspannungs-Gleichstrom-Systemen
CN105305371B (zh) * 2015-11-14 2018-05-25 华中科技大学 一种带耦合电抗器的高压直流断路器
FR3043833B1 (fr) * 2015-11-17 2017-12-22 Inst Supergrid Disjoncteur pour un reseau a courant continu haute tension, avec oscillation forcee de courant
SE539392C2 (en) * 2015-12-28 2017-09-12 Scibreak Ab Arrangement, system, and method of interrupting current
US10978865B2 (en) * 2016-01-19 2021-04-13 Blixt Tech Ab Circuit for breaking alternating current
KR102558677B1 (ko) 2016-04-04 2023-07-21 엘에스일렉트릭(주) 전류 차단기
CN105790236B (zh) * 2016-04-19 2018-03-13 南京南瑞继保电气有限公司 一种直流电流关断装置及其控制方法
CN106026044B (zh) * 2016-06-28 2019-01-01 华北电力大学(保定) 一种电压源型换流站的保护系统、保护控制系统和保护方法
CN107645154B (zh) * 2016-07-20 2020-03-06 全球能源互联网研究院有限公司 一种新型组合式直流断路器及其应用方法
DE102016114740B3 (de) * 2016-08-09 2017-11-23 Lisa Dräxlmaier GmbH Elektronische Sicherung für eine elektrische Last in einem Bordnetz eines Kraftfahrzeugs
CN106209039A (zh) * 2016-08-18 2016-12-07 平高集团有限公司 一种新型混合型直流断路器及功率单元
DE102016216331B3 (de) * 2016-08-30 2018-01-18 Ellenberger & Poensgen Gmbh Trennvorrichtung zur Stromunterbrechung, Schutzschalter mit einem Sensor und einer Trennvorrichtung sowie Verfahren zum Betrieb einer Trennvorrichtung
DE102016117006A1 (de) * 2016-09-09 2018-03-15 Eaton Industries (Austria) Gmbh Schutzschaltgerät
GB2553588B (en) * 2016-09-13 2020-06-24 Ge Aviat Systems Ltd Multi-semiconductor solid state power controllers and method for managing inductive switching transients thereof
CN106558866B (zh) * 2016-11-11 2019-08-13 西安交通大学 一种无弧直流断路器及其使用方法
CN106786347B (zh) * 2016-11-11 2019-05-24 西安交通大学 一种具有桥式感应转移结构的混合式断路器及其使用方法
DE102016121835A1 (de) * 2016-11-15 2018-05-17 Eaton Industries (Austria) Gmbh Niederspannungs-Schutzschaltgerät
FR3062512B1 (fr) 2017-01-31 2019-04-05 Supergrid Institute Dispositif de coupure de courant continu haute tension
EP3373317A1 (en) 2017-03-06 2018-09-12 General Electric Technology GmbH Method for closing a mechatronic circuit breaker
DE102017204695A1 (de) 2017-03-21 2018-09-27 Ellenberger & Poensgen Gmbh Überspannungsschutz
GB2560887A (en) * 2017-03-21 2018-10-03 Gridon Ltd AC switching arrangement
EP3410601A1 (en) * 2017-06-02 2018-12-05 General Electric Technology GmbH Switching apparatus
DE102017122220A1 (de) * 2017-09-26 2019-03-28 Eaton Industries (Austria) Gmbh Schutzschalter und Verfahren zum Betreiben eines Schutzschalters
WO2019092834A1 (ja) * 2017-11-09 2019-05-16 三菱電機株式会社 直流遮断装置
CN111971866B (zh) * 2018-03-22 2023-07-21 日立能源瑞士股份公司 电路装置、电压源转换器站及高压直流输电系统
GB201809140D0 (en) 2018-06-04 2018-07-18 Univ Court Of The Univ Of Aberdeen Apparatus suitable for interrupting a direct current
KR20200011186A (ko) * 2018-07-24 2020-02-03 한국전기연구원 전류 제한 장치 및 이를 포함하는 직류 차단 시스템
US11776784B2 (en) 2018-09-21 2023-10-03 North Carolina State University Control of direct current circuit breakers with series semiconductor switches
EP3654477A1 (de) * 2018-11-15 2020-05-20 Siemens Aktiengesellschaft Elektronischer schalter mit überspannungsschutz
WO2020106964A1 (en) * 2018-11-21 2020-05-28 Abb Schweiz Ag Voltage clamping circuit for solid state circuit breaker
FR3091408B1 (fr) * 2018-12-27 2021-01-15 Inst Supergrid Dispositif de coupure de courant pour courant continu haute tension avec circuit d’oscillation adaptatif et procédé de pilotage
FR3091407B1 (fr) 2018-12-27 2021-10-29 Inst Supergrid Dispositif de coupure de courant pour courant continu haute tension avec circuit capacitif tampon et procédé de pilotage
EP3694105A1 (de) * 2019-02-05 2020-08-12 Siemens Aktiengesellschaft Schaltvorrichtung zum auftrennen eines strompfads
GB2581992A (en) 2019-03-06 2020-09-09 Eaton Intelligent Power Ltd Circuit breaker
FR3094136B1 (fr) * 2019-03-22 2021-04-02 Inst Supergrid Dispositif de coupure de courant pour courant continu haute tension avec résonateur et commutation
US20220166205A1 (en) * 2019-03-29 2022-05-26 Siemens Aktiengesellschaft Hybrid circuit breaker, hybrid circuit breaking system, and circuit breaking method
JPWO2020217292A1 (ja) * 2019-04-23 2021-05-06 三菱電機株式会社 スイッチギヤ及びスイッチギヤ群
JP7054601B2 (ja) * 2019-04-23 2022-04-14 東芝三菱電機産業システム株式会社 直流遮断装置
CN112311215B (zh) * 2019-08-02 2021-10-15 台达电子企业管理(上海)有限公司 钳位电路和功率模块
CN111509682B (zh) * 2020-05-18 2022-05-27 广东电网有限责任公司东莞供电局 共用主通流支路与保护装置的混合型直流断路器及其方法
US11394199B2 (en) * 2020-09-11 2022-07-19 Abb Schweiz Ag Intelligent current limiting for solid-state switching
US11509128B2 (en) * 2020-09-14 2022-11-22 Abb Schweiz Ag Multi-port solid-state circuit breaker apparatuses, systems, and methods
CN112271693B (zh) * 2020-09-18 2022-12-02 国网宁夏电力有限公司电力科学研究院 工频首半波故障电流产生方法及暂态动稳定性检测方法
CN114583666B (zh) * 2020-12-01 2023-07-18 清华大学 一种真空机械开关与气体机械开关电压分配方法
US11381079B1 (en) 2021-01-27 2022-07-05 Leach International Corporation System for protecting electromechanical switchgears and protection circuits in high-voltage applications
US20230170901A1 (en) * 2021-11-23 2023-06-01 Drexel University Fault current bypass based solid state circuit breakers and active clamping snubbers for dc circuit breakers
FR3142600A1 (fr) * 2022-11-24 2024-05-31 Schneider Electric Industries Sas Dispositif de coupure de circuit électrique à protection en surtension et procédé de coupure associé
KR20240093137A (ko) 2022-12-15 2024-06-24 코웨이 주식회사 미생물 유입방지 정수 보관 시스템
CN116488112B (zh) * 2023-06-19 2023-09-01 北京燕能电气技术有限公司 一种10千伏架空线电容取电高压保护电路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE436530B (sv) * 1983-05-10 1984-12-17 Asea Ab Lindningskopplare
JP2003317582A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Mitsubishi Electric Corp 開閉装置
ES2259409T3 (es) * 2003-12-05 2006-10-01 Societe Technique Pour L'energie Atomique Technicatome Dispositivo disyuntor hibrido.
CN101536131B (zh) * 2006-08-21 2013-03-27 阿科林有限公司 快速作用开关机构及包括其的电路断路器
JP4913761B2 (ja) * 2007-02-07 2012-04-11 株式会社ワイ・ワイ・エル 限流遮断器
EP2502248B1 (en) * 2009-11-16 2017-01-25 ABB Schweiz AG Device and method to break the current of a power transmission or distribution line and current limiting arrangement
FR2985085B1 (fr) 2011-12-23 2014-02-21 Alstom Technology Ltd Actionneur electromagnetique a aimants permanents et interrupteur-sectionneur mecanique actionne par un tel actionneur

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015507325A (ja) 2015-03-05
WO2013092873A1 (fr) 2013-06-27
US20150002977A1 (en) 2015-01-01
CN104126210A (zh) 2014-10-29
CA2860841C (en) 2020-06-02
CN104126210B (zh) 2017-05-03
US9373473B2 (en) 2016-06-21
KR101948824B1 (ko) 2019-02-15
KR20140110969A (ko) 2014-09-17
EP2795645B1 (fr) 2017-02-15
FR2985082A1 (fr) 2013-06-28
CA2860841A1 (en) 2013-06-27
FR2985082B1 (fr) 2014-02-21
EP2795645A1 (fr) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6154400B2 (ja) メカトロニクス回路遮断装置および関連トリガリング方法並びに高直流を遮断する際のその使用方法
CN102696087B (zh) 混合式断路器
Shukla et al. A survey on hybrid circuit-breaker topologies
CA2974472C (en) Dc circuit breaker with counter current generation
Callavik et al. The hybrid HVDC breaker
US6075684A (en) Method and arrangement for direct current circuit interruption
US9478974B2 (en) DC voltage circuit breaker
EP2777059B1 (en) Hybrid dc circuit breaking device
US20200106258A1 (en) Dc circuit breaker with an alternating commutating circuit
US20150116881A1 (en) High voltage dc circuit breaker apparatus
US20150131189A1 (en) Composite high voltage dc circuit breaker
KR101996514B1 (ko) Dc 그리드용 고장 전류 제한기 및 그 제어방법
Peng et al. Current commutation in a medium voltage hybrid DC circuit breaker using 15 kV vacuum switch and SiC devices
KR20150078491A (ko) 고전압 dc 차단기
CN110739167A (zh) 一种直流开关设备
Sen et al. Improving low-voltage DC circuit breaker performance through an alternate commutating circuit
Ajmal et al. A modified hybrid DC circuit breaker with reduced arc for low voltage DC grids
KR20210105983A (ko) 적응 발진 회로를 구비한 고 전압 직류용 전류 차단기 디바이스 및 제어 방법
EP3803929A1 (en) High voltage direct current (hvdc) circuit breaker
KR20210104885A (ko) 용량성 버퍼 회로를 구비한 고 전압 직류용 전류 차단기 디바이스 및 제어 방법
US7245031B2 (en) Generator with integrated powerswitch
KR101802509B1 (ko) 캐스케이드 하프 브리지 sscb
Thakur HVDC circuit breaker: A review on challenges and innovations
CN115104230A (zh) 电路中断装置
KR20230161454A (ko) 플라즈마 튜브를 이용한 고 dc 전압 전류 차단 디바이스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6154400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250