JP6153915B2 - 標準貫入試験装置用ガイドロッド - Google Patents
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Description
この試験を実施する装置は、掘削したボーリング孔を利用したものであり、そこにボーリングロッドの下端部を降ろして立設させ、そのボーリングロッドの上部にノッキングヘッドとガイドロッドを取り付ける。そして、孔が設けられたドライブハンマーをそのガイドロッドに挿通させ、所定の標準落下高さから落下させてノッキングヘッドに衝突させることで、上記した目的を達成するようになっている。
この装置では、ボーリングロッドの上部に取り付けたガイドロッド側にはリリース手段として凸部が設けられ、ドライブハンマー側はフックと、そのフックで吊下げ支持させたドライブハンマーとで成っている。フックを手動または自動で引き上げていくと、リリース手段を通過するときに、フックが回動することで、ドライブハンマーがフックから外れて落下するようになっており、リリース手段の位置が標準落下高さに合わせて調整されている。
而して、試験を実施すると、実施毎に衝撃を軸方向に受けるので、ガイドロッドとカップリングとの間では緩みが生じ易い。この緩みは、最初は僅かであっても試験精度は下がるし、さらに進行すればガイドロッドが折れる等の弊害が出て試験が実施できなくなる。
この試験装置1は、半自動落下式のものである。
図1に示すように、掘削して試験孔を作るボーリングマシン3が備えられており、ボーリングロッド5を試験孔に立設させる。このボーリングロッド5に打撃を加えるものが、ドライブハンマー7になっている。
ボーリングロッド5の軸方向上端部にはノッキングブロック9とガイドロッド11が取付けられており、ガイドロッド11は鉛直方向に同軸状に延びている。
ドライブハンマー7には孔が設けられ、この孔がガイドロッド11に挿通されている。従って、ドライブハンマー7はガイドロッド11にガイドされて鉛直方向に昇降自在となっている。
このタイプでは、コーンプーリー21を手動で回すと、ロープ15を介してキャッチャー13が引き上げられ、キャッチャー13に備えられたフック(図示省略)がガイドロッド11側のリリース手段を通過したときにフックが開いてドライブハンマー7が外れて、ドライブハンマー7が落下し、ノッキングブロック9に打撃を与えるようになっている。
ノッキングカップリング29の軸方向一端側に雄テーパネジ部33が形成されている。この雄テーパネジ部33は、ネジ先端部分の外径より、中間側のネジ終了部分の外径が大きくなっている。
ノッキングカップリング29側の雄テーパネジ部33は、ロッド本体23側の雌テーパネジ部25との螺合用になっている。従って、ノッキングカップリング29側の雄テーパネジ部33のテーパ基準面33(S)が、ロッド本体23側の雌テーパネジ部25のテーパ基準面25(S)に相対するようにテーパ角度が調整されている。
ノッキングカップリング29の雄テーパネジ部33とロッド本体23側の雌テーパネジ部25のネジの外径と谷径が調整されているので、初期締結時には、ノッキングカップリング29の雌テーパネジ部25のネジ終了部分がネジ螺合せずに露出して、ノッキングカップリング29の非ネジ部との境界の段差面39とロッド本体23との間に溝状の隙間41が生まれている。
リリースカップリング43の雄テーパネジ部49は、この雌テーパネジ部53と螺合するようになっており、これも、雄テーパネジ部47とロッド本体23の雌テーパネジ部27との螺合と同様に調整されている。
図5は、図4と同様に、ノッキングカップリング29側の雄テーパネジ部33が、ロッド本体23側の雌テーパネジ部25に螺合した状態を示す断面図である。テーパネジ構造になっているので、ノッキングカップリング29とロッド本体23を十分な締結強度で締結しつつ、検知手段としての隙間41を作り出せている。
ノッキングカップリング29側の雄テーパネジ部33が衝撃を受けると、圧縮衝撃となってそのフランク面33(F)がロッド本体23側の雄テーパネジ部25のフランク面25(F)と離れてジャンピングしようとするが、テーパネジの場合にはネジのフランク面だけでなく、テーパを為す基準面も当たって当接して、矢印に示すように、大きな接触面積を介して圧力が掛かり合うので、平行ネジの場合よりも安定した締結が実現され、緩み難くなっている。
図6に示すように、摩耗が進行すると、矢印に示すように隙間41が消失していくので、それを視認することで、ロッド本体23の交換時期を見定めることができる。
また、いずれのネジ部もテーパネジを利用しているので、手で簡単に締められる。締付けが若干不十分であっても、ガイドロッド11は鉛直方向に立たせて使用することが前提となっているので、締付け方向に常に自重が掛かることから、締付けに神経質になる必要がない。従って、現場での組立作業も容易となっている。
3…ボーリングマシン 5…ボーリングロッド
7…ドライブハンマー 9…ノッキングブロック
11…ガイドロッド 13…キャッチャー
15…ロープ 17…ヤグラ
19…スナッチグロック 21…コーンプーリー
23…ロッド本体 25、27…雌テーパネジ部
29…ノッキングカップリング 31…同径外面
33…雄テーパネジ部 35…折れ防止軸
37…雄平行ネジ部 39…段差面
41…隙間 43…リリースカップリング
44…凸部 45…凹部
47、49…雄テーパネジ部 51…アッパガイド
Claims (4)
- ロッド本体と、前記ロッド本体の軸方向一端側に差し込まれネジ螺合されたリリースカップリングと、前記ロッド本体の軸方向他端側に差し込まれネジ螺合されたノッキングカップリングを備えた、標準貫入試験装置用ガイドロッドにおいて、
ネジ螺合部はテーパネジにより構成され、且つ
前記ノッキングカップリングの雄ネジ部の先方には折れ防止軸が連設されて軸方向に延長されていることを特徴とするガイドロッド。 - 請求項1に記載した標準貫入試験装置用ガイドロッドにおいて、
テーパネジは、雄雌共にテーパネジ部により構成されていることを特徴とするガイドロッド。 - 請求項1または2に記載した標準貫入試験装置用ガイドロッドにおいて、
ネジ部と非ネジ部との間に段差面を有しており、
少なくともいずれかのカップリングのネジ部が露出して、その露出長さ分だけ、前記段差面とロッド本体との間に隙間ができていることを特徴とするガイドロッド。 - 請求項3に記載した標準貫入試験装置用ガイドロッドにおいて、
全てのカップリングの段差面とロッド本体との間に隙間が設けられていることを特徴とするガイドロッド。
Priority Applications (1)
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JP2014207144A JP6153915B2 (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | 標準貫入試験装置用ガイドロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014207144A JP6153915B2 (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | 標準貫入試験装置用ガイドロッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016075621A JP2016075621A (ja) | 2016-05-12 |
JP6153915B2 true JP6153915B2 (ja) | 2017-06-28 |
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Family Applications (1)
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