JP6152310B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、解像度の異なる印字ヘッドが搭載された印刷装置に対する印刷画像を形成する画像形成装置に関する。
高画質の印刷画像を得るために印字部の高解像度化が進んでいるが、印刷装置に搭載される印字部としては、全色を高解像度印字部にするのではなく、特定の色のみが高解像度印字部にされ、他の色は通常解像度印字部で構成される場合もある。装置コストや印刷スピードの関係で、特定の色のみ高解像度にする方が適切な場合があるからである。
解像度の異なる印字部が搭載された印刷装置に関するものとして、例えば、印字部から解像度情報を読取り、読取った解像度に対応した印刷処理を行う印刷装置が提案されている(特許文献1)。
特開2008−149640号公報
しかし、解像度の異なる印字部を搭載した印刷装置で印刷を行った場合に、解像度の異なる印字部に対応する色の境界部分で、印刷されない部分が発生することがある。図15は、印刷されない部分の発生例を模式的に示す図である。ここで、印刷画像200を、画像全体の背景ともなる下地側202と、文字“R”による上書き側204より構成される画像とする。下地側202が通常解像度印字部の色で通常解像度印字部で印刷され、上書き側204が高解像度印字部の色で通常解像度印字部で印刷されたものとする。このような場合に、境界部分に印刷されない部分(白抜け)206が発生することがある。
本願発明は、上記課題に鑑み、解像度の異なる印字部が搭載された印刷装置に、解像度の異なる境界で印刷されない部分が発生しないような印刷画像を出力する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、色ごとに印字部が設けられ該印字部として相対的に解像度の低い低解像度印字部と相対的に解像度の高い高解像度印字部が少なくとも搭載される印刷装置に対する印刷画像データを形成する画像形成装置において、原画像の色を前記印刷装置用の色データに変換する色変換処理部と、前記原画像から前記印刷部の解像度に対応した形状に係るデータを生成するラスタライズ部と、前記色変換処理部による色データと前記ラスタライズ部による形状に係るデータを合成して上書き側オブジェクトに係る上書き画像データを作成し、下地画像データに前記上書き画像データを上書きする上書き処理を実行することで前記印刷画像データを作成する調整処理部と、を備え、前記調整処理部は、前記上書き画像データにおいて、前記低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと前記高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて、低解像度成分のデータのエリアが高解像度成分のデータのエリアよりも広い部分を有し、かつ前記境界部分の前記広い部分に色ヌキ指示が付されている場合には、前記境界部分の前記広い部分に対応する前記低解像度成分のデータを削除してから前記上書き処理を実行する。
また、第2の発明は、色ごとに印字部が設けられ該印字部として相対的に解像度の低い低解像度印字部と相対的に解像度の高い高解像度印字部が少なくとも搭載される印刷装置に対する印刷画像データを形成する画像形成装置において、原画像の色を前記印刷装置用の色データに変換する色変換処理部と、前記原画像から前記印刷部の解像度に対応した形状に係るデータを生成するラスタライズ部と、前記色変換処理部による色データと前記ラスタライズ部による形状に係るデータを合成して上書き側オブジェクトに係る上書き画像データを作成し、下地画像データに前記上書き画像データを上書きする上書き処理を実行することで前記印刷画像データを作成する調整処理部と、を備え、前記調整処理部は、前記上書き画像データにおいて、前記低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと前記高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて、高解像度成分のデータのエリアが低解像度成分のデータのエリアよりも広い部分を有し、かつ前記境界部分の広い部分に色ヌキ指示が付されている場合には、前記境界部分の前記広い部分よりも前記低解像度成分のデータを広くしてから前記上書き処理を実行する。
以上、第1及び第2の発明による画像形成装置によれば、上書き側オブジェクトのデータを調整するという簡単な処理で、境界での白抜けを無くすことができる。
本発明によれば、解像度の異なる印字部が搭載された印刷装置に、解像度の異なる境界で印刷されない部分が発生しないような印刷画像を出力する画像形成装置を提供することができる。
本実施形態の画像形成装置が適用されるPC1と、接続されるプリンタ10を示す図である。 画像形成処理を説明するための機能ブロック図である。 プリントされる画像の一例を示す図である。 第1の組み合わせで境界が一致する場合の、上書き側オブジェクトデータを示す図である。 第1の組み合わせで境界が一致する場合の、下地側オブジェクトデータである。 第1の組み合わせで境界が一致する場合の、合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。 第1の組み合わせで境界が一致しない場合(第1の例)での、合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。 第1の組み合わせで調整処理を行わない場合の合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。 第1の組み合わせで調整処理を行って合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。 第3の組み合わせで境界が一致する場合の合成オブジェクトデータの形成過程を示す図である。 第3の組み合わせで境界が一致しない場合(第1の例)の合成オブジェクトデータの形成過程を示す図である。 第3の組み合わせで境界が一致しない場合(第2の例)の合成オブジェクトデータの形成過程を示す図である。 第1−第4の各組み合わせにおける調整処理の手順を説明するフローチャート1である。 第1−第4の各組み合わせにおける調整処理の手順を説明するフローチャート2である。 印刷されない部分の発生例を模式的に示す図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置が適用されるPC1(パーソナルコンピュータ)と、PC1に接続されカラー画像を印刷するプリンタ10を示す図である。PC1は、原稿や撮影画像あるいはグラッフィク画像等(まとめて原画像とも称す)から、接続されるプリンタ10用の印刷画像データを形成して出力する。プリンタ10は、PC1より出力される印刷画像データに基づき、用紙を搬送し内部の印字ヘッド等を駆動して印刷を実行する。
PC1は、CPU2、メモリ4、入出力IF6を有する。CPU2は、プログラムを読込み、読み込んだプログラムに従って各処理を実行する。また、本実施形態においては、CPU2は、原稿や画像から印刷画像を形成する画像形成処理を実行して、印刷画像データを作成する。メモリ4は、各種プログラムやデータを不揮発的に記憶するメモリ(例えばハードディスク)と、ワーキングエリアとなる一時記憶部(例えばDRAM)とからなる。
入出力IF6は、PC1とPC1に接続される外部機器間でのデータ通信を制御するインターフェースである。例えば、USBやLANである。
図2は、CPU2による画像形成処理を説明するための機能ブロック図である。CPU2がメモリ4からプログラムを読込んで、読込んだ所定のプログラムに従って画像形成処理を実行するが、CPU2によって実行される画像形成処理を、以下で画像形成部20により行われる処理と説明する。
画像形成部20は、PC1で作成されたあるいはPC1に入力されたグラフィックデータから、接続されるプリンタ10に応じたプリントデータを形成するものである。画像形成部20は、色変換部22、ラスタライズ処理部24、調整処理部26を有する。画像形成部20は画像形成装置とも称し、調整処理部26は調整処理装置とも称す。
色変換部22は、原画像の色データをデバイス色成分(プリンタ10が使用する複数の印字部に対応する色)の階調データに色変換する処理を行う。例えば、一般的な画像データであるRGBデータを構成する各画素の階調データを変換対象として順次対象画素を移動させながら、LUT(色変換テーブル)を参照してRGBからなる画像データをCMYKインクに対応した各256階調(0〜255の整数値)の画像データに色変換する。
ラスタライズ処理部24は、原画像のデータから形状を示す図形データを取り込みラスタデータを描画する。
調整処理部26は、色変換部22により色変換された画像データと、ラスタライズ処理部24で描画されたラスタデータとを合成して、プリントデータを形成して、出力する。
調整処理部26はさらに、解像度が異なる印字部が搭載されたプリンタ10用のプリントデータを形成する場合に、解像度が異なる色の境界部分で印刷されない部分(白抜け)が発生しないように、プリンタ10における各色に対応する印字部の解像度のデータに基づき、描画されたプリントデータの境界部分を調整する。以下に、調整処理部26により行われる調整処理について、詳細に説明する。
図3は、プリントされる画像の一例を示す図である。図3で示すように、グラッフィクデータの原画像50として、背景である下地画像70に主体である上書き画像60として“R”の文字が重なった画像を例とする。上書き画像(上書き側オブジェクト)60と下地画像(下地側オブジェクト)70の境界の一部であるg部について、調整処理を説明する。
プリンタ10は、CMYKの4色の印字部(以下では、印字ヘッドと称す)を有するインクジェット形式のプリンタとする。上書き画像60と下地画像70は異なる色になるとし、1例として、黒色(K)とシアン(C)の組み合わせとする。そして、黒色(K)とシアン(C)の印字ヘッドで、解像度が異なるものとし、一方が低解像度で、他方が高解像度とする。これによって第1から第4までの4つの組み合わせができる。各組合せにおいて行われる調整処理部26による調整処理を、順番に説明する。なお、以下では、低解像度として300DPI、高解像度として600DPIを例にする。
<第1の組み合わせ>
図4−図9は、第1の組み合わせの場合に、白抜けを防止する調整処理を説明する図である。第1の組み合わせは、上書き画像60が高解像度(600DPI)で、黒色(K)の場合である。つまり、下地画像70が低解像度(300DPI)でシアン(C)になる。
図4は、第1の組み合わせで境界が一致する場合の、上書き側オブジェクトのドットデータ(ビットマップデータとも呼ばれる)を示す図である。境界が一致する場合とは、上書き画像60と下地画像70の境界hが、高解像度と低解像度の両方のドットの境界と一致する場合である。
図4(A)は、グラフィックデータ拡大図で、原画像50のg部を拡大した図である。原画像50のドットデータをマップ化した図である。グラフィックデータは、低解像度(300DPI)単位のドットデータ(低解像度成分のデータ)と高解像度(600DPI)の単位のドットデータ(高解像度成分のデータ)に分けて、色変換部22とラスタライズ処理部24で処理される。
細線による最少の枠が高解像度成分の1ドットである。細線枠4つからなる太線の枠が低解像度成分の1ドットである。低解像度成分の各ドットを、S、T、Uで示し、低解像度成分のドットに属する高解像度の1ドットを、その位置に応じて1、2、3、4の数字で示す。例えば、低解像度ドットTに属する高解像度ドットを、図示のように、T1、T2、T3、T4と名付ける。
図4(A)の右側でクロス斜線の示されるエリア(ドットTとドットU)が、黒色(K)による上書き画像60のエリアである。図の左側で細かい点で示されるエリア(ドットS)が、シアン(C)による下地画像70のエリアである。以降、黒色(K)エリアをクロス斜線で示し、シアン(C)エリアを細かい点で示す。画像の境界hは、ドットSとドットTとの境界(区切り)に一致している。
図4(B)は、上書き側オブジェクトデータを示す図である。以下で、上書き側オブジェクトのドットデータを上書き側オブジェクトデータと称し、下地側オブジェクトのドットデータを下地側オブジェクトデータと称す。
図4(A)のグラッフィクデータに基づいて、上書き側オブジェクトデータが作成される。上書き側オブジェクトデータとして、600DPI成分(以下600DPIとも略す)と300DPI成分(以下300DPIとも略す)のそれぞれについてのオブジェクトデータが作成される。
図4(B−1)は、600DPIの上書き側オブジェクトデータである。ドットT1とドットT2から右側が600DPIのオブジェクトデータとして作成される。図4(B−2)は、300DPIの上書き側オブジェクトデータである。ドットTから右側が300DPIのオブジェクトデータとして作成される。図4(B−1)と図4(B−2)は、ラスタライズ処理部24で作成され、グラフィックデータの形状のデータのみで、色についての情報は含まれていない。
図4(B−3)は、形状に関する600DPIと300DPIの上書き側オブジェクトデータのデータに、色変換部22による色情報が設定された上書き側オブジェクトデータである。色情報は、上書き側では黒色(K)のみでシアン(C)は無い。
黒色(K)に対応する600DPIのドットT1−T4、ドットU1−U4等については、“黒色(K)有”というデータが設定される。また、シアン(C)に対応する300DPIのドットT及びドットUについては、“シアン(C)無”というデータが設定される。これらを重ねて、色情報が設定された上書き側オブジェクトデータ(600+300)が生成される。
色情報が設定された上書き側オブジェクトデータ(600+300)として、図4(B−3)のようなデータが作成される。なお、“黒色(K)有”は、ドットT1−T4等の600DPIの各ドットに対して設定され、“シアン(C)無”のデータは、300DPIの各ドットに対して設定される。
図5は、第1の組み合わせで境界が一致する場合の、下地側オブジェクトデータである。下地側オブジェクトデータは、600DPI及び300DPIの下地側オブジェクトデータの形状に関するデータに、色変換部22による色情報が設定されたものである。図5(A)のグラッフィクデータは、図4(A)と同じである。
図5(A)のグラッフィクデータに基づいて、下地側オブジェクトデータが作成される。下地画像70は、グラフィック画像全体とし、つまりドットS,T,Uの全てが含まれる。図5(B−1)は、作成された600DPIの下地側オブジェクトデータで、ドットS1−S4等全てのドットが含まれる。図5(B−2)は、作成された300DPIの下地側オブジェクトデータで、同様にドットS、T等全てのドットが含まれる。
図5(B−3)は、600DPIと300DPIの下地側オブジェクトデータの形状に関するデータに、色変換部22による色情報が設定された下地側オブジェクトデータである。色情報は、下地側はシアン(C)のみで黒色(K)は無いので、シアン(C)に対応する300DPIの各ドットについて、“シアン(C)有”の情報が設定される。また、黒色(K)に対応する600DPIの各ドットについては、“黒色(K)無”の情報が設定される。
図6は、第1の組み合わせで境界が一致する場合の、合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。合成オブジェクトデータは、上書き側オブジェクトデータに下地側オブジェクトデータを合成したものである。図6(A)は、上書き側オブジェクトデータで、図4(B−3)と同じである。図6(B)は、下地側オブジェクトデータで、図5(B−3)と同じである。
図6(C)は、合成オブジェクトデータを示す図である。合成オブジェクトデータは、上書き側と下地側で重複するエリアでは、上書き側のデータを優先するように作成される。従って、上書き側と下地側で重複するドットTやドットUでは、上書きデータが優先される。
例えば、ドットT1−T4及びドットU1−U4(600DPI)では、上書き側で“黒色(K)有”、下地側で“黒色(K)無”であるが、上書き側が優先されるので、“黒色(K)有”が設定される。また、ドットT及びドットU(300DPI)では、上書き側で“シアン(C)無”、下地側で“シアン(C)有”であるが、上書き側が優先されるので、“シアン(C)無”が設定される。ドットSでは、上書き側データがないので、下地側データがそのまま適用される。
このようにして、合成オブジェクトデータが形成される。形成された合成オブジェクトデータは、プリントデータとして、プリンタ10に出力される。図6(C)に示すように、第1の組み合わせにおいて境界が一致する場合には、境界付近で色の存在しないドットはないので、白抜けのない正常な画像が印刷される。
図7は、第1の組み合わせで境界が一致しない場合(第1の例)での、合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。グラフィックデータの境界hが、ドットの境界(区切り)に一致するとは限らないからである。
図7(A)は、グラフィックデータ拡大図で、原画像50のg部を拡大した図である。ここでは、境界が一致しない場合の第1の例として、300DPIの1ドットをピッチpとして、画像(オブジェクト)の境界hが、ドットの境界に対して0.4p分ずれた場合を例にする。ドットの中間に画像の境界が存在する場合の処理として、ドットエリアの50%以上を占めている方の画像を、そのドットの画像とする。従って、0.25p以下や、0.75p以上の場合には、図6で説明したような“境界が一致する場合”と同じになる。
図7(B)は、上書き側オブジェクトデータの作成を説明する図である。図7(B−1)は,600DPIの上書き側オブジェクトデータを示す図である。
本例では、境界hのずれが0.4pなので、600DPIのドットT3とT4では、80%が上書きのエリアに含まれることになる。従って、ドットT3とT4は上書きオブジェトに含まれることになる。これにより、図7(B−1)に示すように、ドットT3とT4から右側のエリアが600DPIの上書き側オブジェトデータとして作成される。
300DPIのドットTでは、0.4pで上書きのエリアが50%以下であるので、ドットTは、上書き側オブジェクトデータには含まれないことになる。従って、図7(B−2)に示すように、ドットUから右側のエリアが300DPIの上書き側オブジェトデータとして作成される。
図7(B−3)は、色情報が設定された上書き側オブジェクトデータである。600DPIと300DPIの上書き側オブジェクトデータの形状に関するデータに、色変換部22による色情報が設定された上書き側オブジェクトデータである。ドットT3とT4は、600DPIのみの情報であるから、色情報は、“黒色(K)有”のみで、シアン(C)のデータはない。
図7(C)は、色情報が設定された下地側オブジェクトデータである。下地側オブジェクトデータは境界hの位置の影響を受けないので、図6(B)と同じである。
図7(D)は、合成オブジェクトデータである。前述のように、合成オブジェクトデータは、上書き側と下地側で重複するエリアでは、上書き側のデータを優先して作成される。従って、作成された合成オブジェクトデータでは、作成されたドットT3、T4から右側のエリアが600DPIの“黒色(K)有”になる。
また、上書き側オブジェクトデータでの300DPIのシアン(C)に関しては、“シアン(C)無”がドットUから右側であって、ドットTではシアン(C)に関する色情報はない。つまり、上書き側オブジェクトデータのドットTにはシアン(C)に関する情報はないので、ドットTについては、下地側オブジェクトデータの“シアン(C)有”が、設定されることになる。つまり、ドットT3,T4では、シアン(C)と黒色(K)が重複するデータが作成される。これにより、第1の組み合わせにおいて境界が一致しない第1の例の場合でも、境界で白抜けのない画像が印刷される。
図8、図9は、第1の組み合わせにおいて境界が一致しない場合(第2の例)での、合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。第2の例は、色の境界hが0.7p分ずれた場合である。まず図8は、調整処理を行わない場合の合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。
図8(A)は、グラフィックデータ拡大図で、原画像50のg部を拡大した図である。図示するように、画像(オブジェクト)の境界hがドットの境界から0.7p分ずれている。
図8(B)は、上書き側オブジェクトデータの作成を説明する図である。図8(B−1)は,600DPIの上書き側オブジェクトデータを示す図である。
本例では、境界hが0.7pの位置なので、600DPIのドットT1とT2では、それぞれ40%しか上書きのエリアに含まれないことになる。従って、ドットT1とT2は上書きオブジェトに含まれないことになる。これにより、図8(B−1)に示すように、ドットT3とT4から右側のエリアが600DPIの上書きオブジェトデータとして作成される。
これに対して、300DPIのドットTは、上書きのエリアが70%であるので、上書き側オブジェクトデータに含まれることになる。従って、図(B−2)に示すように、ドットTから右側のエリアが300DPIの上書きオブジェトデータとして作成される。
図8(B−3)は、色情報が設定された上書き側オブジェクトデータである。そして、300DPIのドットTには、“シアン(C)無”という色情報が設定される。“シアン(C)無”のような境界部分での色の無い情報を、“色ヌキ指示”とも称す。
図8(C)は、色情報が設定された下地側オブジェクトデータである。下地側オブジェクトデータは境界hの位置の影響を受けないので、図7(C)と同じである。
図8(D)は、合成オブジェクトデータである。合成オブジェクトデータは、上書き側のデータを優先して作成される。ドットTは上書き側オブジェクトデータの“シアン(C)無”が優先されるので、合成オブジェクトデータのドットTでは、シアン(C)無の情報が設定されてしまう。つまり、ドットTの左半分(ドットT1,T2)が“黒色(K)無、シアン(C)無”の情報が設定され、ドットT1,T2は色なしドット80になってしまう。ドットTの右半分(ドットT3、4)には“黒色(K)有、シアン(C)無”が設定される。そして、この合成オブジェクトデータによりプリントがされると、境界部分で縦に0.5pの幅で白抜けが発生してしまう。
図9は、調整処理を行って合成オブジェクトデータが形成される過程を示す図である。図8で示したような白抜けが発生しないように、調整処理部26により境界部分で色情報を補う調整処理が行われる。
図9(A)は、図8(B−3)で示した上書き側オブジェクトデータである。図8の例では、上書き側オブジェクトデータの300DPIのドットTに設定された“シアン(C)無”の情報(色ヌキ指示)によって、下地側オブジェクトデータのドットTの“シアン(C)有”が打ち消されてしまった。そこで、上書き側オブジェクトデータから、ドットTに設定された“シアン(C)無”の情報を、削除する調整処理を行う。
図9(B)は、調整処理により、ドットTから“シアン(C)無”の情報を削除した、上書き側オブジェクトデータを示す図である。図9(C)は、図8(C)で示した下地側オブジェクトデータである。図9(D)は、調整処理された上書き側オブジェクトデータによる合成オブジェクトデータを示す図である。境界で白抜けのない画像が印刷される。結果として、図7(D)と同じ合成オブジェクトデータが形成される。
以上によれば、上書き側オブジェクトデータを調整するという簡単な処理で、上書き側オブジェクトのサイズをほとんど変化させることなく、白抜けを無くすことができる。また、白抜けを防止するための低解像度データの削除量は、1ドット以上であっても良い。
なお、換言すると、この調整処理は、“下地側オブジェクトの色が低解像度印字部の色で、上書き側オブジェクトの色が高解像度印字部の色である場合であって、かつ上書き画像データにおいて、低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて低解像度成分のデータが広い部分を有する場合には、境界部分の前記広い部分に対応する前記低解像度成分のデータを削除してから前記上書き処理を実行する”というものである。
また、この調整処理は、別な表現をすれば、“上書き画像データにおいて、低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて低解像度成分のデータが広い部分を有し、かつ境界部分の前記広い部分に色ヌキ指示が付されている場合には、境界部分の前記広い部分に対応する前記低解像度成分のデータを削除してから上書き処理を実行する”というものである。
<第2の組み合わせ>
第2の組み合わせは、上書き画像60が高解像度(600DPI)のシアン(C)で、下地画像70が低解像度(300DPI)の黒色(K)の場合である。第2の組み合わせは、第1の組み合わせでの色を交換した(K⇔C)もので、白抜け防止のために行われる調整処理は、上述した第1の組み合わせの場合と同じになるので、説明は省略する。
<第3の組み合わせ>
図10−図12は、第3の組み合わせの場合に、白抜けを防止する調整処理を説明する図である。第3の組み合わせは、下地画像70が高解像度(600DPI)の黒色(K)で、上書き画像60が低解像度(300DPI)のシアン(C)の場合である。
図10は、第3の組み合わせで境界が一致する場合の合成オブジェクトデータの形成過程を示す図である。前述した第1の組み合わせでの説明(図4−図6)と同様であるので、簡単に説明する。図10(A)は、プリントされる画像の一例で、グラッフィクデータの原画像50として、下地画像70(黒色)に主体である上書き画像60(シアン)として“R”の文字が重なった画像である。
図10(B)は、グラフィックデータ拡大図で、原画像50のg部を拡大した図である。図10(C)は、上書き側オブジェクトデータを示す図である。図10(D)は、下地側オブジェクトデータを示す図である。図10(E)は、上書き側オブジェクトデータと下地側オブジェクトデータによる合成オブジェクトデータを示す図である。第1、第2の組み合わせと同様に、境界が一致する場合には、白抜けは発生しない。
図11は、第3の組み合わせで境界が一致しない場合(第1の例)の合成オブジェクトデータの形成過程を示す図である。図11(A)のグラッフィクデータの拡大図に示すように、画像の境界hがドットの境界から0.4p分ずれている場合である。
図11(B)は、上書き側オブジェクトデータを示す図である。上書き側オブジェクトの600DPIのエリアとして、ドットT3,T4から右側のエリアは“黒色(K)無“(色ヌキ指示)に設定される。また、上書き側オブジェクトの300DPIのエリアとして、ドットUから右側のエリアが“シアン(C)有”に設定される。
図11(C)は、下地側オブジェクトデータを示す図である。下地側オブジェクトデータは、これまでと同じであるので説明を省略する。
図11(D)は、合成オブジェクトデータを示す図である。ドットTの右半分(ドットT3,T4)が色情報が全くない色なしドット80になる。上書き側オブジェクトデータのドットT3,T4の “黒色(K)無“が優先されるので、この部分で、白抜けが発生してしまう。
そこで、上書き側オブジェクトデータで、300DPIのドットTを“シアン(C)有”に設定する調整処理を行う。図11(E)は、調整処理された上書き側オブジェクトデータを示す図である。図11(F)は、調整された上書き側オブジェクトデータによる合成オブジェクトデータを示す図である。ドットTまでシアン(C)のエリアを左に伸ばしたことで、ドットT3,T4での白抜け発生を防止することができる。また、白抜けを防止するための低解像度データを左に伸ばす量(増加量)は、1ドット以上であっても良い。
この調整処理は、換言すると、“下地側オブジェクトの色が高解像度印字部の色で、上書き側オブジェクトの色が低解像度印字部の色である場合であって、かつ上書き画像データにおいて、低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて高解像度成分のデータが広い部分を有する場合には、境界部分の広い部分よりも低解像度成分のデータを広くしてから上書き処理を実行する“というものである。
また、この調整処理は、別な表現をすれば、“上書き画像データにおいて、低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて高解像度成分のデータが広い部分を有し、かつ境界部分の広い部分に色ヌキ指示が付されている場合には、境界部分の広い部分よりも低解像度成分のデータを広くしてから上書き処理を実行する“というものである。
図12は、第3の組み合わせで境界が一致しない場合(第2の例)の合成オブジェクトデータの形成過程を示す図である。図12(A)のグラッフィクデータの拡大図に示すように、画像の境界hがドットの境界から0.7p分ずれている。
図12(B)は、上書き側オブジェクトデータを示す図である。上書き側オブジェクトデータの600DPIのエリアとして、ドットT3,T4から右側のエリアは“黒色(K)無“に設定される。また、上書き側オブジェクトの300DPIのエリアとして、ドットTから右側のエリアが“シアン(C)有”に設定される。
図12(C)は、下地側オブジェクトデータを示す図である。下地側オブジェクトデータは、これまでと同じである。図12(D)は、合成オブジェクトデータを示す図である。第2の例では、白抜けは発生しない。
<第4の組み合わせ>
第4の組み合わせは、下地画像70が高解像度(600DPI)のシアン(C)で、上書き画像60が低解像度(300DPI)の黒色(K)の場合である。第4の組み合わせは、第3の組み合わせでの色を交換した(K⇔C)もので、白抜け防止のために行われる調整処理は、上述した第3の組み合わせの場合と同じであるので、説明は省略する。
<処理フロー>
図13は、第1−第4の各組み合わせにおける調整処理の手順を説明するフローチャート1である。画像形成部20の調整処理部26によって主に行われる処理である。
上書き側の色が高解像度ヘッドの色に対応するかを判断する(ステップS10)。上書き側オブジェクトの色が高解像度ヘッドの色に対応するのは、前述した第1と第2の組み合わせの場合である。第1や第2の組み合わせの場合には、上書き側の色が高解像度であると判断し(ステップS10Yes)、次に境界が同じであるかを判断する(ステップS12)。
画像(オブジェクト)の境界がドットの境界(区切り)に一致しているかどうかである。境界が同じであると判断すると(ステップS12Yes)、境界での調整処理を行わずに、処理を終了する。図4,5,6で説明したように、境界が同じ場合には、白抜け部の発生はなく、境界での調整処理は不要だからである。
境界が同じでないと判断すると(ステップS12No)、上書き側オブジェクトで低解像度成分のデータが広く描画されているかを判断する(ステップS14)。低解像度オブジェクトが広く描画されているとは、境界部分で、低解像度成分の方が高解像度成分を越して描画されていることを意味する。具体的には、図8(B−3)で示したような場合で、ドットT1、T2で低解像度成分のシアン(C)が高解像度成分の黒色(K)より広い状態になっている。
一方、図7(B)の場合には、上書き側オブジェクトで低解像度成分のデータが広く描画されていないと判断し(ステップS14No)、境界での調整処理を行わずに、処理を終了する。図7で説明したように、この場合には白抜け部が発生することはなく、境界での調整処理は不要だからである。
図8(B−3)の場合には、上書き側オブジェクトで低解像度成分のデータが広く描画されていると判断し(ステップS14Yes)、上書き側オブジェクトの低解像度成分データを1ドット少なく調整する(ステップS16)。図9で説明したような調整処理で、これにより、白抜け発生を防止することができる。調整処理後、終了する。なお、低解像度成分データは、1ドット以上少なくするように調整しても良い。
また、第3や第4の組み合わせの場合には、上書き側の色が高解像度でないと判断し(ステップS10No)、次に境界が同じであるかを判断する(ステップS20)。境界が同じであると判断すると(ステップS20Yes)、境界での調整処理を行わずに、処理を終了する。図10で説明したように、境界が同じ場合には、白抜け部の発生はなく、境界での調整処理は不要だからである。
境界が同じでないと判断すると(ステップS20No)、上書き側オブジェクトで低解像度成分のデータが狭く描画されているかを判断する(ステップS22)。低解像度オブジェクトが狭く描画されているとは、境界部分で、高解像度成分の方が低解像度成分を越して描画されていることを意味する。具体的には、図11(B)で示すような場合で、ドットT3、T4で高解像度成分の黒色(K)が低解像度成分のシアン(C)より広い状態をいう。
図12(B)の場合には、上書き側オブジェクトで低解像度成分のデータが狭く描画されていないと判断し(ステップS22No)、境界での調整処理を行わずに、処理を終了する。図12で説明したように、白抜け部の発生はなく、境界での調整処理は不要だからである。
図11(B)の場合には、上書き側オブジェクトで低解像度成分のデータが狭く描画されている(高解像度成分のデータが広い)と判断し(ステップS22Yes)、上書き側オブジェクトの低解像度成分データを1ドット多く調整する(ステップS24)。図11(E)で説明したような調整処理で、これにより、白抜け発生を防止することができる。調整処理後、終了する。なお、低解像度成分データの調整量は、1ドットより多くしても良い。
図14は、第1−第4の各組み合わせにおける調整処理の手順を説明するフローチャート2である。フローチャート1と判断の表現を変えたもので、実行される処理としては同じである。フローチャート1と同様に、画像形成部20の調整処理部26によって主に行われる処理である。
上書き側オブジェクトの低解像度データ成分と高解像度データ成分の境界が一致しているかを判断する(ステップS30)。上書き側オブジェクトの低解像度データ成分と高解像度データ成分の境界が一致していると判断すると(ステップS30Yes)、データ調整不要として(ステップS34)、終了する。前述のように、境界が一致している場合には、白ぬけは発生しないからである。
境界が一致していないと判断すると(ステップS30No)、境界の広い部分が色ヌキ指示されているかを判断する(ステップS32)。広い部分が色ヌキ指示されていないと判断すると(ステップS32No)、データ調整不要として(ステップS34)、終了する。第1の組み合わせの図7や第3の組み合わせの図12に示す場合である。
広い部分が色ヌキ指示されていると判断すると(ステップS32Yes)、広い部分を有するのは高解像度成分データかを判断する(ステップS36)。広い部分を有するのは高解像度成分データと判断すると(ステップS36Yes)、低解像度成分データを1ドット追加調整する(ステップS38)。第3の組み合わせの図11に示す場合である。広い部分を有するのは高解像度成分データではないと判断すると(ステップS36No)、低解像度成分データを1ドット削除調整する(ステップS40)。第1の組み合わせの図9に示す場合である。以上で、フローチャート2の説明を終わる。
なお、上記実施形態では、印字ヘッドとして、黒色(K)とシアン(C)の組み合わせを説明したが、これは1例であって、他の色(イエローやマゼンタ)であっても当然によい。また、プリンタの印字方式としてインクジェット式を代表にしたが、静電式あるいはサーマル方式であってもよい。また、解像度を“300DPIと600DPI”を例にしたが、他の組み合わせであってもよい。
また、調整処理部26をPC1のアプリケーションの1つとして説明したが、調整処理部26は、プリンタ10に内蔵しても良いし、あるいはPC1に格納されるプリンタドライバの機能の1つとしてもよい。さらに、調整処理部26をCPU2によって実現されるソフトウェアとして説明したが、一部あるいは全部をハードウェアで構成するようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。
1 PC
2 CPU
4 メモリ
6 入出力IF
10 プリンタ
20 画像形成部
22 色変換部
24 ラスタライズ処理部
26 調整処理部
50 原画像
60 上書き画像
70 下地画像
80 白抜け部

Claims (2)

  1. 色ごとに印字部が設けられ該印字部として相対的に解像度の低い低解像度印字部と相対
    的に解像度の高い高解像度印字部が少なくとも搭載される印刷装置に対する印刷画像デー
    タを形成する画像形成装置において、
    原画像の色を前記印刷装置用の色データに変換する色変換処理部と、
    前記原画像から前記印刷部の解像度に対応した形状に係るデータを生成するラスタライ
    ズ部と、
    前記色変換処理部による色データと前記ラスタライズ部による形状に係るデータを合成
    して上書き側オブジェクトに係る上書き画像データを作成し、下地画像データに前記上書
    き画像データを上書きする上書き処理を実行することで前記印刷画像データを作成する調
    整処理部と、を備え、
    前記調整処理部は、前記上書き画像データにおいて、前記低解像度印字部に対応する低
    解像度成分のデータと前記高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの
    境界部分にて、低解像度成分のデータのエリアが高解像度成分のデータのエリアよりも広い部分を有し、かつ前記境界部分の前記広い部分に色ヌキ指示が付されている場合には、
    前記境界部分の前記広い部分に対応する前記低解像度成分のデータを削除してから前記
    上書き処理を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 色ごとに印字部が設けられ該印字部として相対的に解像度の低い低解像度印字部と相対
    的に解像度の高い高解像度印字部が少なくとも搭載される印刷装置に対する印刷画像データを形成する画像形成装置において、
    原画像の色を前記印刷装置用の色データに変換する色変換処理部と、
    前記原画像から前記印刷部の解像度に対応した形状に係るデータを生成するラスタライズ部と、
    前記色変換処理部による色データと前記ラスタライズ部による形状に係るデータを合成して上書き側オブジェクトに係る上書き画像データを作成し、下地画像データに前記上書き画像データを上書きする上書き処理を実行することで前記印刷画像データを作成する調整処理部と、を備え、
    前記調整処理部は、前記上書き画像データにおいて、前記低解像度印字部に対応する低解像度成分のデータと前記高解像度印字部に対応する高解像度成分のデータとがそれらの境界部分にて、高解像度成分のデータのエリアが低解像度成分のデータのエリアよりも広い部分を有し、かつ前記境界部分の広い部分に色ヌキ指示が付されている場合には、
    前記境界部分の前記広い部分よりも前記低解像度成分のデータを広くしてから前記上書き処理を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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