JP6150576B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関する。
従来、撮像装置で撮像された撮像データは、例えば、ITU−R BT709で規定されている特性(CRTのガンマ特性)を考慮したガンマ補償処理が施され、出力されていた。ガンマ補償処理は、例えば、以下の式1に示すような変換特性(光電変換特性)で、撮像データの画素値を画像データ(ガンマ補償処理データ)の画素値に変換する処理である。式1において、Xは撮像データの画素値であり、Yはガンマ補償処理データの画素値である。式1は、Yが8ビットの256階調で表現された値である場合の例である。

Y=255×(X/255)0.45 ・・・(式1)

一方、近年、撮像装置の受光性能の向上に伴い、より広いダイナミックレンジ(輝度ダイナミックレンジ)の画像データを扱うために、Logに近い階調特性を有する画像データを出力する撮像装置も出始めている。例えば、SMPTE ST 2065−1:2012(Academy Color Encoding Specification;ACES)で規定されている画像形式(フォーマット)では、非常に広いダイナミックレンジの画像データを扱うことができる。また、映画製作現場では、ダイナミックレンジが広いフィルムの特性に対応するCineon Logの画像データが使用されている。
このようなダイナミックレンジが広い画像データは、そのままでは表示装置で表示できないため、表示装置に適した画像フォーマットの画像データに変換する必要がある。ACESの画像データを、ITU−R BT.709やDCIに対応した表示装置用の画像データに変換するためには、Reference Rendering Transform(RRT)、Output Device Transform(ODT)といった変換処理を行う必要がある。RRT及びODTは、ルックアップテーブル(LUT)を用いて実現される。
回路規模の制約のため、一般に、画像処理(変換処理)に使用するLUTとして、入力画像データの取り得る画素値の数よりも少ない数の格子点(入力値(変換前の画素値)と出力値(変換後の画素値)の組み合わせ)を有するLUTが用意される。そして、用意された格子点の中に入力画像データの画素値を入力値とする格子点が存在しない場合に、格子点の内挿または外挿により、当該画素値に対応する出力値が算出される。
LUTを用いた変換処理に関する従来技術は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1には、格子点の出力値を書き換え可能とすることにより、LUTを用いた変換処理の変換特性を変更可能とする技術が開示されている。
特許文献2には、人の視覚特性は暗部側の変化に敏感であることを考慮して、変換前の画素値が小さい側(暗部側)に対して、大きい側(明部側)に比べて多くの格子点が割り当てられたLUTを用いる技術が開示されている。
特許文献3には、入力画像データ全体の明るさを適切な明るさに変換するためのLUTを生成する技術が開示されている。具体的には、特許文献3には、入力画像データの取り得る画素値の範囲をハイライト領域、暗部領域、被写体領域に区分し、それらの境界の画素値を入力値とする格子点を有するLUTを生成する技術が開示されている。
上述したRRTやODTのように予め変換特性が定められた変換処理は、高い変換精度
が要求される。しかしながら、特許文献1〜3に開示の技術などの従来技術を用いて、ダイナミックレンジが広い画像データの画素値を高精度に変換することは困難である。即ち、従来技術を用いて、ダイナミックレンジが広い画像データに対するRRTやODTの処理結果として、好ましい処理結果を得ることは困難である。
具体的には、ダイナミックレンジが広い入力画像データは、表現可能な輝度範囲が非常に広い。そして、そのような入力画像データの画素値を高精度に変換するための方法として、非常に広い輝度範囲に対応する膨大な数の格子点を用意する方法が考えられる。しかしながら、回路規模の制約上、格子点の数は制限されるため、上記方法は好ましくない(上記方法では、回路規模やコストが増大してしまう)。
また、非常に広い輝度範囲に対応する複数の格子点として、許容できる数の格子点を用意する方法も考えられる。しかしながら、そのような方法では、格子点の間隔が広くなってしまい、高精度な変換処理を行うことはできない。例えば、特許文献1に開示の技術などにおいて、非常に広い輝度範囲に対応する複数の格子点として、許容できる数の格子点が等間隔に設けられている場合には、輝度範囲の全体に渡って変換誤差が大きくなってしまう。特に、入力値に対する出力値の変化が大きい部分で変換誤差が大きくなってしまう。具体的には、暗部側において入力値に対する出力値の変化が大きい場合には、暗部側の変換誤差が大きくなってしまう。また、特許文献2に開示の技術を用いた場合には、暗部側で明部側より格子点の数が多くなるように、非常に広い輝度範囲に対応する複数の格子点(許容できる数の格子点)が設けられるため、明部側の変換誤差が大きくなってしまう。
なお、特許文献3に開示の技術では、入力画像データに基づいて格子点の入力値が決定されるため、入力画像データ全体の明るさを好ましく制御できる。しかしながら、特許文献3に開示の技術を用いて、ダイナミックレンジが広い画像データの画素値を変換する場合、格子点の間隔(入力値の間隔)が非常に広くなってしまうため、高精度な変換を行うことはできない。
特開2008−301381号公報 特開平8−138030号公報 特開2010−166143号公報
本発明は、ルックアップテーブルの格子点の増大を抑制し、ルックアップテーブルを用いて高精度なフォーマット変換を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、
第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
有し、
前記生成手段は、
前記第1の閾値以下の画素値を入力値とする予め定められた複数の第1の格子点のうちの一部の格子点の入力値を変更することにより、前記代表輝度値に対応する画素値を入力値とする第2の格子点を生成して、前記ルックアップテーブルを生成する
ことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、
第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定手段は、前記入力画像データのヒストグラムに基づいて、前記入力画像データ
に含まれる輝度値毎のオーバーホワイト画素のうち、数が最も多いオーバーホワイト画素の輝度値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定する
ことを特徴としてもよい。
また、本発明の画像処理装置は、
第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定手段は、前記入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
また、本発明の画像処理装置は、
第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定手段は、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値の最大値を前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
また、本発明の画像処理装置は、
第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定手段は、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値に対する前記周辺の画素の輝度値の最大値の割合が第3の閾値以下である画素の前記平均値の最大値を、前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
本発明の画像処理装置の制御方法は、
第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
を有し、
前記生成ステップは、
前記第1の閾値以下の画素値を入力値とする予め定められた複数の第1の格子点のうちの一部の格子点の入力値を変更することにより、前記代表輝度値に対応する画素値を入力値とする第2の格子点を生成して、前記ルックアップテーブルを生成する
ことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定ステップは、前記入力画像データのヒストグラムに基づいて、前記入力画像データに含まれる輝度値毎のオーバーホワイト画素のうち、数が最も多いオーバーホワイト画素の輝度値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定ステップは、前記入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定ステップは、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値の最大値を前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
を有し、
前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
前記決定ステップは、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値に対する前記周辺の画素の輝度値の最大値の割合が第3の閾値以下である画素の前記平均値の最大値を、前記代表輝度値として決定することを特徴としてもよい。
本発明によれば、ルックアップテーブルの格子点の増大を抑制し、ルックアップテーブルを用いて高精度なフォーマット変換を行うことができる。
RRTとODTによる変換の一例を示す図 実施例1〜3に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図 実施例1に係る輝度ヒストグラムの一例を示す図 実施例1〜4に係る基準LUTの一例を示す図 実施例1〜3に係る第2の格子点の入力値の一例を示す図 実施例1〜4に係る内挿処理と外挿処理の一例を示す図 実施例1に係る画像処理装置の処理の流れの一例を示す図 実施例2に係る注目輝度検出部の機能構成の一例を示す図 実施例2,3に係るフィルタ係数の一例を示す図 実施例2に係る注目輝度検出部の処理の一例を示す図 実施例3に係る注目輝度検出部の機能構成の一例を示す図 実施例3に係る注目輝度検出部の処理の一例を示す図 実施例4に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図 実施例4に係る格子点変更処理の一例を示す図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る画像処理装置及びその制御方法について図面を参照して説明する。本実施例に係る画像処理装置は、第1フォーマットの入力画像データを、第2フォーマットの出力画像データに変換する装置である。第1フォーマットの画像データは、例えば、SMPTE ST 2065−1:2012(Academy Color Encoding Specification;ACES)で規定されている画像形式(フォーマット)の画像データのように、ダイナミックレンジが広い画像データである。
第2のフォーマットの画像データは、例えば、ITU−R BT.709やDCIに対応した表示装置用の画像データである。第1フォーマットの入力画像データを、第2フォーマットの出力画像データに変換する処理は、例えば、Reference Rendering Transform(RRT)、Output Device Transform(ODT)であり、ルックアップテーブル(LUT)を用いた変換処理である。
本実施例では、入力画像データとして、撮像装置で撮像されたRGB画像データであって、ACESで規定されている画像形式のRGB画像データが入力される例を説明する。ACESで規定されている画像形式では、輝度に比例する画像値(RGB画像データの場合にはR値、G値、及び、B値)として、−65504〜+65504の非常に広い範囲の画素値を扱うことができる。画像処理装置には、このようにダイナミックレンジが広い入力画像データとして、例えば、12ビットでLog化された画像データや、16ビットの浮動小数点の画像データが入力される。
ここで、入力画像データ(ACESで規定されている画像形式の画像データ)の画素値0.18は、18%グレーカードの明るさに相当し、入力画像データの画素値1は完全拡散反射面の明るさに相当する。そのため、入力画像データは、画素値が1以下の画素を多く含んでおり、画素値が1より大きい画素をあまり含まない。画像の明るさによって画素値の大きさは変化する。例えば、被写体などを含む撮像領域の明るさによって画素値の大きさは変化する。しかし、1より大きい画素値を有する画素の発生頻度は、画素値が大きいほど低い。そのため、入力画像データでは、取り得る画素値の範囲全体が扱われるのではなく、およそ0〜8の画素値の範囲が扱われることが多い。換言すれば、撮像装置では、画像データの画素値として、およそ0〜8の範囲の画素値が保存されることが多い。本実施例では、入力画像データの画素値の範囲が0〜8である場合の例を説明する。
また、本実施例では、入力画像データを出力画像データに変換する処理として、RRTとODTを実現する変換処理が行われる例を説明する。図1は、RRTとODTによる変換の一例を示す図である。図1は、入力画像データの画素値を、取り得る画素値の範囲が0〜255の8ビットの出力画像データに変換する例を示す図である。RRTとODTでは、入力画像データに多く存在する画素の画素値の範囲(0〜1の範囲)はあまり圧縮されず、入力画像データにあまり存在しない画素の画素値の範囲(1より大きい範囲)は大きく圧縮される。即ち、入力画像データの0〜1の画素値の範囲は、出力画像データの広い画素値の範囲に変換され、入力画像データの1より大きい画素値の範囲は、出力画像データの狭い画素値の範囲に変換される。RRTとODTでは高い変換精度が要求される。そのため、RRTとODTを、LUTを用いた変換処理で実現するためには、図1に示す変換特性201をよく表すLUTが必要である。
なお、入力画像データを出力画像データに変換する処理は、RRTとODTを実現する変換処理に限らない。画素値の階調特性を変換する処理であれば、どのような処理であってもよい。また、入力画像データと出力画像データのフォーマット(階調特性)も特に限定されない。
LUTの格子点(第1フォーマットの画像データの画素値である入力値と、第2フォーマットの画像データの画素値である出力値との組み合わせ)の数を増やせば、変換特性201をよく表すLUTを用意することができる。しかし、回路規模の制約上、格子点の数は制限されるため、格子点の数をあまり増やすことはできない。そこで本実施例では、格子点の増大を抑制し、LUTを用いて高精度な変換処理(フォーマット変換)を可能とする技術を説明する。
図2は、本実施例に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図である。
本実施例に係る画像処理装置は、オーバーホワイト検出部101、主要階調変換部102、注目輝度検出部103、入力値決定部104、出力値算出部105、オーバーホワイ
ト変換部106、混合部107、画像表示部108、などを有する。
オーバーホワイト検出部101は、入力画像データの画素のうち、第1の閾値より大きい画素値を有するオーバーホワイト画素を検出する。具体的には、オーバーホワイト検出部101は、画素毎に、画素値が第1の閾値より大きいか否かを判定する。そして、オーバーホワイト検出部101は、画素値が第1の閾値より大きい画素をオーバーホワイト画素として検出する。本実施例では、オーバーホワイト検出部101は、画素毎に、R値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が第1の閾値より大きいか否かを判定する。そして、オーバーホワイト検出部101は、R値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が第1の閾値より大きい画素をオーバーホワイト画素として検出する。
オーバーホワイト検出部101は、入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素の画素値を注目輝度検出部103とオーバーホワイト変換部106に出力し、残りの画素の画素値を主要階調変換部102に出力する。また、オーバーホワイト検出部101は、入力画像データの各画素の検出結果(オーバーホワイト画素か否か)を混合部107に出力する。
本実施例では、第1の閾値を1とする。そして、1以下の画素値(及び輝度値)の範囲を主要階調域と呼び、1より大きい画素値(及び輝度値)の範囲をオーバーホワイト域と呼ぶ。
なお、第1の閾値は1より大きくても小さくてもよい。
注目輝度検出部103は、入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素の輝度値を代表する注目輝度値を取得(決定)する。
具体的には、注目輝度検出部103は、オーバーホワイト検出部101で検出されたオーバーホワイト画素毎に輝度値を算出し、オーバーホワイト検出部101で検出されたオーバーホワイト画素の輝度値のヒストグラム(輝度ヒストグラム)を生成する。オーバーホワイト画素の輝度値Yは、例えば、以下の式1を用いて、オーバーホワイト画素のR値、G値、B値から算出される。

Y=0.299×R値+0.587×G値+0.114×B値 ・・・(式1)

図3(図3の下側)に、注目輝度検出部103で生成される輝度ヒストグラムの一例を示す。図3の上側には、比較のために、入力画像データの全画素の輝度ヒストグラムが示されている。上述したように、入力画像データの画素のほとんどは0〜1の主要階調域の画素値を有しており、1より大きいオーバーホワイト域の画素値を有する画素は少ない。そのため、図3の上側に示すように、入力画像データの全画素の輝度ヒストグラムは、0〜1の主要階調域に度数が集中したヒストグラムとなる。注目輝度検出部103では、図3の下側に示すように、オーバーホワイト画素の輝度ヒストグラムが生成される。
そして、注目輝度検出部103は、生成した輝度ヒストグラムを用いて、注目輝度値を決定する。詳細は後述するが、本実施例では、注目輝度値に基づいてオーバーホワイト画素用の格子点(第2の格子点)の入力値が決定される。LUTを用いた変換処理では、LUTの格子点の中に、入力画像データの画素値を入力値とする格子点が存在しない場合には、当該画素値に対応する出力値が、格子点の内挿または外挿により算出される。そのため、入力画像データの画素値と格子点の入力値との差が大きいほど、変換誤差が大きくなる。入力画像データに多く含まれるオーバーホワイト画素の画素値の変換誤差は目立つため、入力画像データに多く含まれるオーバーホワイト画素の画素値を、第2の格子点の入力値とすることが望ましい。そこで、本実施例では、そのような画素値をよく表す輝度値を注目輝度値として決定する。具体的には、注目輝度検出部103は、入力画像データに含まれる輝度値毎のオーバーホワイト画素の数を低輝度側から順番に累積する。換言すれば、注目輝度検出部103は、生成した輝度ヒストグラムの度数を低輝度側から順番に累
積する。そして、注目輝度検出部103は、入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素の総数に対する累積数の割合が第2の閾値を超えたときの輝度値を、注目輝度値Yowとして決定する。オーバーホワイト画素の総数は少ないため、上記方法により、多くの場合、数が最も多いオーバーホワイト画素の輝度値またはその周辺の輝度値が注目輝度値として決定することができる。本実施例では、第2の閾値を90%とする。図3の下側に示す輝度ヒストグラムの例では、注目輝度値Yowは2.4となる。
なお、第2の閾値は90%より高くても低くてもよい。
なお、注目輝度値は画像処理装置の外部から入力されてもよい。
なお、注目輝度値の決定方法は上記方法に限らない。例えば、生成した輝度ヒストグラムにおいて、度数が最大となる輝度値またはその周辺の輝度値が注目輝度値として決定されてもよい。
なお、上記方法のように各輝度値のオーバーホワイト画素の数を用いて注目輝度値を決定する場合には、オーバーホワイト画素毎の輝度値が算出されればよく、輝度ヒストグラムは生成されなくてもよい。
入力値決定部104と出力値算出部105により、複数の格子点を有するLUTが生成される。
具体的には、第1の閾値以下(1以下)の所定の画素値を入力値とする格子点(オーバーホワイト画素以外の画素用の格子点;第1の格子点)を有するLUT(基準LUT)が予め用意されている。本実施例では、図4に示すような3次元LUTが基準LUTとして用意されているものとする。図4は、17(R方向)×17(G方向)×17(B方向)個の第1の格子点が用意されている場合の例を示す図である。図4のR軸、G軸、B軸は、第1フォーマットの画像データのR値、G値、B値を示し、線の交点は第1の格子点の入力値を示す。なお、図4では、第1の格子点の入力値として、R値=1の面、G値=1の面、B値=1の面における画素値のみが図示されているが、第1の格子点の入力値は、それらの面の裏側にも存在する。
そして、入力値決定部104と出力値算出部105により、基準LUTに対し第2の格子点が生成される。より具体的には、入力値決定部104により、第1の閾値より大きい画素値が決定される。そして、出力値算出部105により、第2フォーマットの画像データの画素値であって、入力値決定部104で決定された画素値に対応する画素値が決定される。それにより、入力値決定部104により決定された画素値を入力値とし、出力値算出部105により決定された画素値を出力値とする第2の格子点が生成される。
なお、第1の格子点の数は、17×17×17個より多くても少なくてもよい。R方向、G方向、及び、B方向のうちのいずれかの方向における第1の格子点の数が、残りの方向における第1の格子点の数と異なっていてもよい。また、第1の格子点の入力値の間隔は等間隔であってもよいし、等間隔でなくてもよい。例えば、暗部側(画素値が低い側)に向かうにつれ間隔が狭くなってもよい。
入力値決定部104は、注目輝度値に基づいて、第1の閾値より大きい画素値を決定する。具体的には、入力値決定部104は、第1フォーマットの画像データのR値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が注目輝度値Yowと一致する画素値を決定する。本実施例では、図5に示すように、以下の7つの画素値が決定される。

R値=Yowであり、G値=B値=0である画素値、
G値=Yowであり、R値=B値=0である画素値、
B値=Yowであり、R値=G値=0である画素値、
R値=G値=Yowであり、B値=0である画素値、
R値=B値=Yowであり、G値=0である画素値、
G値=B値=Yowであり、R値=0である画素値、及び、
R値=G値=B値=Yowである画素値

なお、入力値決定部104で決定される画素値は上記7つの画素値に限らない。例えば、上記7つの画素値の一部が決定されてもよい。また、第1フォーマットの画像データのR値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が注目輝度値Yowに基づく値(注目輝度値Yowに所定の係数を乗算した値など)と一致する画素値が決定されてもよい。
出力値算出部105には、第1フォーマットの画像データの画素値と、第2フォーマットの画像データの画素値との対応関係を表す変換関数(図1の変換特性201を表す関数)が予め記憶されている。そして、出力値算出部105は、入力値決定部104で決定された画素値に対応する画素値(第2フォーマットの画像データの画素値)を、上記変換関数を用いて算出する。本実施例では、上記7つの画素値に対応する7つの画素値が算出される。
なお、入力値決定部104で決定された画素値に対応する画素値の算出方法は上記方法に限らない。例えば、上記変換関数は、予め記憶されているのではなく、上述した基準LUTが有する第1の格子点を用いて導出されてもよい。
なお、本実施例では、基準LUTが予め用意されている、即ち第1の格子点が予め定められているものとしたが、これに限らない。例えば、第1の格子点の格子点の入力値が予め定められており、上記変換関数を用いて第1の格子点の出力値を算出することにより、第1の格子点が生成されてもよい。
なお、ITU−R BT.709に対応した表示装置用の画像データ、DCIに対応した表示装置用の画像データなどのように、第2フォーマットの候補として様々なフォーマットが考えられる。そのため、第2フォーマットの候補である複数のフォーマットのそれぞれについて変換関数(または、基準LUTと変換関数)が用意されていてもよい。そして、入力画像データやユーザ操作などに応じて第2フォーマットや変換関数が選択されてもよい。それにより、入力画像データの画素値を様々なフォーマットの画像データの画素値へ変換することが可能となる。
同様に、第1フォーマットの候補として様々なフォーマットが考えられる。そのため、第1フォーマットの候補と第2フォーマットの候補の組み合わせ毎に変換関数(または、基準LUTと変換関数)が用意されていてもよい。そして、入力画像データ、入力画像データとユーザ操作、などに応じて、第2フォーマットや変換関数が選択されてもよい。それにより、様々なフォーマットの入力画像データの画素値を様々なフォーマットの画像データの画素値へ変換することが可能となる。
なお、変換精度の観点から、上述した変換関数を用いて変換処理を行うことが好ましいが、処理負荷が膨大になってしまう。LUTを用いることにより、処理負荷を低減することができる。
主要階調変換部102とオーバーホワイト変換部106により、上記生成されたLUT(第1の格子点と第2の格子点を有するLUT)を用いて、入力画像データの画素値が出力画像データの画素値に変換される。
主要階調変換部102は、第1の格子点(基準LUT)を用いて、オーバーホワイト画素以外の画素の画素値を出力画像データの画素値に変換する。具体的には、対象画素値(変換対象の画素値;入力画像データの画素値)が第1の格子点の入力値と等しい場合には、対象画素値は当該第1の格子点の出力値と同じ画素値に変換される。対象画素値が第1の格子点の入力値と異なる場合には、対象画素値に対応する出力値(変換後の画素値)は、格子点の内挿により算出される。例えば、RGB空間において対象画素値を含む最小の四面体を形成する8つの格子点の出力値を、格子点の入力値と対象画素値との差が大きい
ほど小さい重みで重み付け加算することにより、対象画素値に対応する出力値が算出される。
なお、重み付け加算の方法は特に限定されない。例えば、3次元的な距離に応じた重みで上記8つの格子点の出力値が重み付け加算されてもよい。また、R値、G値、及び、B値についてそれぞれ個別に重み付け加算を行ってもよい。具体的には、R値の差が大きいほど小さい重みで格子点の出力R値(出力値のR値)を重み付け加算し、G値の差が大きいほど小さい重みで格子点の出力G値を重み付け加算し、B値の差が大きいほど小さい重みで格子点の出力B値を重み付け加算してもよい。図4の例では、上記8つの格子点のうち、4つの格子点の入力R値(入力値のR値)は互いに等しく、残りの4つの格子点の入力R値も互いに等しい。そして、対象画素値のR値(対象R値)が、2つ入力R値に挟まれる。その場合には、2つの入力R値の差に対する、一方の入力R値と対象R値の差の割合を、他方の入力R値に対応する出力R値の重みとすることができる。G値とB値についても同様である。
オーバーホワイト変換部106は、第1の格子点の一部と、第2の格子点とを用いて、オーバーホワイト画素の画素値を出力画像データの画素値に変換する。具体的には、R値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が1である画素値を入力値とする817個の第1の格子点と、入力値決定部104と出力値算出部105で生成された7つの第2の格子点との計824個の格子点が使用される。対象画素値が第2の格子点の入力値と等しい場合には、対象画素値は当該第2の格子点の出力値と同じ画素値に変換される。対象画素値が第2の格子点の入力値と異なる場合には、対象画素値に対応する出力値は、格子点の内挿または外挿により算出される。なお、主要階調変換部102とオーバーホワイト変換部106は上記817個の第1の格子点を共有していてもよいし、そうでなくてもよい。オーバーホワイト変換部106で使用される第1の格子点は、主要階調変換部102で使用される第1の格子点とは別に記憶されていてもよい。
オーバーホワイト変換部106では、まず、対象画素値Pinと原点(0,0,0)を通る直線が算出される。
次に、R値、G値、及び、B値のうちのいずれかが1の面と、上記算出した直線との交点の画素値P1が算出される。具体的には、上記算出した直線上の画素値であって、R値、G値、及び、B値のうちのいずれかの値が1であり、残りの値が1以下である画素値が、画素値P1として算出される。そして、画素値P1を含む最小の領域を形成する4つの第1の格子点の出力値を重み付け加算することにより、画素値P1に対応する出力値Q1が算出される。
同様に、R値、G値、及び、B値のうちのいずれかが注目輝度値Yowの面と、上記算出した直線との交点の画素値Powが算出される。具体的には、上記算出した直線上の画素値であって、R値、G値、及び、B値のうちのいずれかの値がYowであり、残りの値がYow以下である画素値が、画素値Powとして算出される。そして、画素値Powを含む領域を形成する4つの第2の格子点の出力値を重み付け加算することにより、画素値Powに対応する出力値Qowが算出される。
そして、画素値P1に対応する出力値Q1と、画素値Powに対応する出力値Qowとを重み付け加算することにより、対象画素値Pinに対応する出力値Qinが算出される。ここで、対象画素値Pinが画素値P0と画素値Powの間に位置する場合には、内挿処理により対象画素値Pinに対応する出力値Qinが算出される。具体的には、画素値P1と画素値Powの差に対する、画素値Powと対象画素値Pinの差の割合が、画素値P1に対応する出力値Q1の重みとして用いられる。また、画素値P1と画素値Powの差に対する、画素値P1と対象画素値Pinの差の割合が、画素値Powに対応する出力値Qowの重みとして用いられる。そして、対象画素値Pinが画素値Powよりも外側に位置する場合には、外挿処理により対象画素値Pinに対応する出力値Qinが算出される。具体的には、画素値P1と画素値Powの差に対する、画素値Powと対象画素
値Pinの差の割合に−1を乗算した値が、画素値P1に対応する出力値Q1の重みとして用いられる。また、画素値P1と画素値Powの差に対する、画素値P1と対象画素値Pinの差の割合が、画素値Powに対応する出力値Qowの重みとして用いられる。図6は、内挿処理と外挿処理の一例を示す図である。
なお、主要階調変換部102の処理と同様に、オーバーホワイト変換部106における重み付け加算の方法も特に限定されない。例えば、外挿処理を行わずに、入力画像データの取り得る値の最大値に対応する出力値を算出し、算出した出力値を用いた内挿処理を行うことにより、対象画素値Pinに対応する出力値を算出することもできる。上述したように、撮像装置では、画像データの画素値として、およそ0〜8の範囲の画素値が保存されることが多い。そのため、出力画像データの取り得る画素値の範囲が0〜255である場合には、入力画像データの取り得る値の最大値を8とし、当該最大値に対応する出力値を255とすればよい。そして、対象画素値Pinが画素値Powよりも外側に位置する場合には、最大値Pmaxに対応する出力値Qmaxと、画素値Powに対応する出力値Qowとを重み付け加算する内挿処理により、対象画素値Pinに対応する出力値Qinを算出すればよい。このとき、図6に示すように、画素値Powと最大値Pmaxの差に対する、最大値Pmaxと対象画素値Pinの差の割合を、画素値Powに対応する出力値Qowの重みとして用いることができる。また、画素値Powと最大値Pmaxの差に対する、画素値Powと対象画素値Pinの差の割合を、最大値Pmaxに対応する出力値Qmaxの重みとして用いることができる。このような演算を行う構成であっても、入力画像データの取り得る値の最大値と、当該最大値に対応する出力値とは固定であるため、変換処理で使用する格子点の数を増やす必要はない。そのため、回路規模が大きく増大することはない。
混合部107は、画素毎に、その画素がオーバーホワイト画素か否かをオーバーホワイト検出部101の検出結果に基づいて判断する。そして、混合部107は、オーバーホワイト画素でない画素については、主要階調変換部102で得られた画素値(変換後の画素値)を選択して表示用画像データの画素値として出力する。また、混合部107は、オーバーホワイト画素については、オーバーホワイト変換部106で得られた画素値(変換後の画素値)を選択して表示用画像データの画素値として出力する。
画像表示部108は、混合部107から出力された表示用画像データを表示する。なお、画像表示部108は、画像処理装置の一部であってもよいし、画像処理装置とは別体の装置であってもよい。
次に、図7のフローチャートを用いて、本実施例に係る画像処理装置の処理の流れの一例を説明する。
まず、S1において、オーバーホワイト検出部101が、入力画像データからオーバーホワイト画素を検出する。入力画像データの画素のうち、オーバーホワイト画素以外の画素に対してはS2の処理が行われ、オーバーホワイト画素に対してはS3〜S6の処理が行われる。
S2では、主要階調変換部102が、第1の格子点を用いて、オーバーホワイト画素以外の画素の画素値を変換する。
S3では、注目輝度検出部103が、S1で検出されたオーバーホワイト画素の輝度値を代表する注目輝度値を決定する。
S4では、入力値決定部104が、S3で決定された注目輝度値に基づいて第2の格子点の入力値を決定する。
S5では、出力値算出部105が、所定の変換関数を用いて、S4で決定された入力値に対応する出力値を算出する。
S6では、オーバーホワイト変換部106が、一部の第1の格子点と、S4とS5で生成された第2の格子点とを用いて、オーバーホワイト画素の画素値を変換する。
S2及びS6の次に、S7において、混合部107が、S1の検出結果に基づいて、表示用画像データの画素値を出力する。具体的には、混合部107は、オーバーホワイト画素以外の画素については、S2で得られた画素値(変換後の画素値)を選択して、表示用画像データの画素値として出力する。そして、混合部107は、オーバーホワイト画素については、S6で得られた画素値(変換後の画素値)を選択して、表示用画像データの画素値として出力する。
以上述べたように、本実施例によれば、変換誤差が目立つ注目輝度値に基づいてオーバーホワイト域の画素値が決定され、第1の格子点を有する基準LUTに対し、決定した画素値を入力値とする第2の格子点が生成される。そして、第1の格子点と第2の格子点を有するLUTを用いて、入力画像データの画素値が出力画像データの画素値に変換される。それにより、LUTの格子点の増大を抑制し、LUTを用いて高精度なフォーマット変換を行うことができる。具体的には、主要階調域(低・中輝度域)に対して、従来の変換処理(ダイナミックレンジが狭い画像データ間の変換処理)と同様に第1の格子点を設定することができる。その結果、主要階調域については、従来の変換処理の変換精度を維持することができる。また、オーバーホワイト域(高輝度域)に対しては、変換誤差が目立つ画素値付近にのみ第2の格子点が生成される。そのため、オーバーホワイト域については、少ない格子点数で効率良く変換精度を高めることができる。
なお、本実施例では、画像データがRGB画像データである場合の例を説明したが、画像データはRGB画像データでなくてもよい。画像データにおける画素値の表現方法はどのような方法であってもよい。例えば、画像データは、YCbCr画像データなどであってもよい。また、入力画像データと出力画像データとで画素値の表現方法が異なっていてもよい。
なお、本実施例では入力画像データの取り得る画素値の範囲が0〜8であり、出力画像データの取り得る画素値の範囲が0〜255である場合の例を説明したが、画素値の範囲はこれらに限らない。入力画像データの取り得る画素値の範囲は0〜8より狭くても広くてもよいし、出力画像データの取り得る画素値の範囲は0〜255より狭くても広くてもよい。
なお、本実施例では出力画像データが表示用画像データ(画像表示部に入力する画像データ)である場合の例を説明したが、これに限らない。例えば、出力画像データに所定の画像処理(ぼかし処理、エッジ強調処理、フレームレート変換処理、インターレース・プログレッシブ変換処理)などを施すことにより、表示用画像データが生成されてもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2に係る画像処理装置及びその制御方法について図面を参照して説明する。実施例1では、オーバーホワイト画素の輝度ヒストグラムに基づいて注目輝度値を決定する例を説明した。所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素のうち、輝度値が高いオーバーホワイト画素の変換誤差は目立つ。そこで、本実施例では、入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、注目輝度値として決定する例を説明する。
本実施例に係る画像処理装置の機能構成は実施例1(図2)と同様である。但し、本実施例では、注目輝度検出部103の処理が実施例1と異なる。
注目輝度検出部103には、オーバーホワイト検出部101から、入力画像データの全画素値(または、オーバーホワイト画素から所定範囲内に存在する画素の画素値)と、オーバーホワイト検出部101の検出結果とが入力される。注目輝度検出部103は、入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を平均化輝度値として算出し、算
出した平均化輝度値の最大値を注目輝度値として決定する。なお、本実施例では、上記所定範囲を入力画像データの全画素が含まれる範囲とする。即ち、本実施例では、入力画像データの画素毎に平均化輝度値が算出される。オーバーホワイト画素により構成される領域のサイズが大きい場合には、上記平均化輝度値として大きな値が得られる。そして、算出された平均化輝度値の最大値は、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値となる。即ち、上記方法により、入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、注目輝度値として決定することができる。
なお、上記所定範囲は、入力画像データの一部の画素が含まれる範囲であってもよい。所定範囲のサイズは、固定値であってもよいし、ユーザ操作に応じて設定されてもよい。また、所定範囲のサイズは、後述する検出面積と同様に、入力画像データの解像度に応じて設定されてもよい。オーバーホワイト画素から所定範囲内に存在する画素は、オーバーホワイト検出部101の検出結果から判断することができる。
注目輝度検出部103の機能構成の一例を図8に示す。
注目輝度検出部103は、輝度算出部211、フィルタ係数算出部212、平均値フィルタ部213、最大輝度検出部214、などを有する。
輝度算出部211は、入力画像データの画素毎に輝度値を算出する。輝度値Yは、例えば、実施例1の式1を用いて算出される。
フィルタ係数算出部212は、設定された検出面積に基づいて、フィルタ処理で使用されるフィルタの各タップのフィルタ係数を決定する。検出面積は、例えば、フィルタ処理の対象である対象画素と、当該対象画素の周辺の画素とからなる領域に対応するタップの数である。図9は、検出面積(タップ数)S=11の場合の各タップのフィルタ係数の一例を示す。図9は、水平方向に並んだ17個のタップを有するフィルタの例を示す(中心のタップは対象画素に対応する)。フィルタ係数算出部212は、対象画素と、当該対象画素の周辺の画素とからなる領域に対応するタップに対して検出面積(タップ数)の逆数をフィルタ係数として設定し、それ以外のタップに対してフィルタ係数0を設定する。
なお、検出面積は、固定値であってもよいし、ユーザ操作に応じて設定されてもよい。また、検出面積は、入力画像データの解像度に応じて設定されてもよい。例えば、フルハイビジョンの解像度では、検出面積は5〜51程度の値とすることが好ましい。検出面積が固定値である場合には、フィルタ係数が定められたフィルタが予め用意されていてもよい。
なお、図9には、フィルタが水平方向の1次元フィルタである場合の例を示したが、フィルタはこれに限らない。例えば、フィルタは、垂直方向の1次元フィルタや水平及び垂直方向の2次元フィルタであってもよい。また、フィルタは、斜め方向のフィルタであってもよい。
平均値フィルタ部213は、入力画像データの画素毎(オーバーホワイト画素から所定範囲内に存在する画素毎)に、輝度算出部211で算出された輝度値に対する平均値フィルタ処理を行う。平均値フィルタ処理は、フィルタ係数算出部212で設定されたフィルタ係数を有するフィルタを用いて行われる。平均値フィルタ処理では、フィルタのタップ毎に、対応する画素の輝度値に対してフィルタ係数が乗算され、タップ毎の乗算結果(輝度値×フィルタ係数)の総和が算出される。平均値フィルタ処理により、処理対象の画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値が、平均化輝度値として算出される。
最大輝度検出部214は、平均値フィルタ部213で算出された平均化輝度値の最大値
を、注目輝度値として決定(検出)する。
図10に、注目輝度検出部103の処理の一例を示す。図10の左上には入力画像データの画素毎の輝度値が示されており、図10の右上には破線A−A上の輝度値(水平方向に並んだ画素(水平画素)の輝度値)の分布が示されている。なお、図10の左上では、輝度値が低いほど黒に近く、輝度値が高いほど白に近くなるように、画素毎の輝度値が示されている。図10の例では、入力画像データの左側に輝度値が高いがサイズが小さい領域1101が存在し、入力画像データの右側に輝度値が高くサイズも大きい領域1102が存在する。領域1101では、輝度値は高いがサイズが小さいため、変換誤差は目立たない。一方、領域1102では、輝度値が高くサイズも大きいため、変換誤差が目立つ。本実施例の方法によれば、領域1102の輝度値またはその周辺の輝度値を注目輝度値として決定することができるため、領域1102の画素値を高精度に変換することができる。
具体的には、図10の左上に示す輝度値に対して平均値フィルタ処理を施すことにより、平均化輝度値として、図10の左下と右下に示す値が得られる。図10の左下には入力画像データの画素毎の平均化輝度値が示されており、図10の右下には破線B−B(破線A−Aと同じ位置)上の輝度値の分布が示されている。図10の右下に示すように、領域1101のサイズは小さいため、領域1101の平均化輝度値は低い値となる。そして、算出された平均化輝度値の最大値は、領域1102の輝度値に基づく値であり、領域1102の輝度値と同じ値(または近い値)となっている。そのため、領域1102の輝度値またはその周辺の輝度値を注目輝度値として決定することができ、領域1102の画素値を高精度に変換することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値が、注目輝度値として決定される。それにより、輝度値が高くサイズの大きい領域のように、変換誤差が目立つ領域の変換精度を少ない格子点数で効率良く高めることができる。
なお、注目輝度値の決定方法は上記方法に限らない。例えば、連続して並ぶオーバーホワイト画素の数を、オーバーホワイト画素により構成される領域のサイズとして算出してもよい。そして、算出結果から、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素を判断し、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、注目輝度値として決定してもよい。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3に係る画像処理装置及びその制御方法について図面を参照して説明する。実施例2の方法では、サイズが小さい領域(変換誤差は目立たない領域)の輝度値が非常に高い場合に、その領域の平均化輝度値が注目輝度値として決定されてしまう虞があった。本実施例では、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、実施例2よりも高精度に検出することのできる方法について説明する。
本実施例に係る画像処理装置の機能構成は実施例1,2(図2)と同様である。但し、本実施例では、注目輝度検出部103の処理が実施例1,2と異なる。
注目輝度検出部103には、オーバーホワイト検出部101から、入力画像データの全画素値(または、オーバーホワイト画素から所定範囲内に存在する画素の画素値)と、オーバーホワイト検出部101の検出結果とが入力される。注目輝度検出部103は、入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を平均化輝度値として算出する。そして、注目輝度検出部103は、平均化輝度値に対する周辺の画素の輝度値の最大値の
割合が第3の閾値以下である画素の平均化輝度値の最大値を、注目輝度値として決定する。オーバーホワイト画素により構成される領域のサイズが大きい場合には、上記割合として小さな値が得られる。本実施例では、上記割合を考慮することにより、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、高精度に検出することができる。
なお、本実施例では、第3の閾値が2である場合の例を説明するが、第3の閾値は2より大きくても小さくてもよい。
注目輝度検出部103の機能構成の一例を図11に示す。
注目輝度検出部103は、輝度算出部211、フィルタ係数算出部212、平均値フィルタ部213、最大値フィルタ部314、最大輝度検出部315、などを有する。
輝度算出部211、フィルタ係数算出部212、及び、平均値フィルタ部213は、実施例2と同様の機能を有する。
最大値フィルタ部314は、入力画像データの画素毎(オーバーホワイト画素から所定範囲内に存在する画素毎)に、輝度算出部211で算出された輝度値に対する最大値フィルタ処理を行う。最大値フィルタ処理は、フィルタ係数算出部212で設定されたフィルタ係数を有するフィルタを用いて行われる。最大値フィルタ処理では、フィルタ係数が0より大きいタップに対応する画素の輝度値の最大値が算出される。最大値フィルタ処理により、処理対象の画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値とのうちの最大値が、最大化輝度値として算出される。
なお、本実施例では、最大値フィルタ部314で使用されるフィルタが、平均値フィルタ部213で使用されるフィルタと同じである場合の例を説明したが、これに限らない。例えば、最大値フィルタ部314で使用されるフィルタのタップ数やタップの配列方向は、平均値フィルタ部213で使用されるフィルタのそれらと異なっていてもよい。
なお、最大値フィルタ処理を施す画素の範囲(上記所定範囲)は、平均値フィルタ処理を施す画素の範囲と異なっていてもよい。
最大輝度検出部315は、平均値フィルタ部213で算出された平均化輝度値と、最大値フィルタ部で算出された最大化輝度値とを用いて、注目輝度値を決定する。オーバーホワイト画素により構成される領域のサイズが小さい場合には、平均化輝度値に対する最大化輝度値の割合が大きくなる。そこで、最大輝度検出部315では、平均化輝度値に対する最大化輝度値の割合が過剰に大きい画素を、小さい領域を構成するオーバーホワイト画素と判断し、注目輝度値の決定に使用する画素から除外する。換言すれば、平均化輝度値に対する最大化輝度値の割合が小さい画素を、高輝度なオブジェクトの画素であると判断し、注目輝度値の決定に使用する。具体的には、最大輝度検出部315は、最大化輝度値が平均化輝度値の2倍以下である画素を、高輝度なオブジェクトの画素であると判断する。そして、最大輝度検出部315は、高輝度なオブジェクトの画素であると判断された画素の平均化輝度値の最大値を、注目輝度値として決定する。
図12に、注目輝度検出部103の処理の一例を示す。図12の上段には入力画像データの輝度値が示されている。具体的には、左側には画素毎の輝度値が示されており、右側には破線A−A上の輝度値の分布が示されている。図12の例では、入力画像データの左側に輝度値が非常に高いがサイズの小さい領域1301が存在し、入力画像データの右側には輝度値が高くサイズも大きい領域1302が存在する。
図12の上段に示す輝度値に対して平均値フィルタ処理を施すことにより、平均化輝度値として、図12の中断に示す値が得られる。左側には画素毎の平均化輝度値が示されており、右側には破線B−B(破線A−Aと同じ位置)上の平均化輝度値の分布が示されている。領域1301の輝度値は非常に大きいため、平均化輝度値も大きくなる。具体的には、領域1301の平均化輝度値は、領域1302の平均化輝度値よりも大きくなる。そ
のため、実施例2の方法では、領域1301の輝度値に基づく平均化輝度値が注目輝度値として決定されることとなる。しかしながら、領域1302のサイズは領域1301よりも大きく、領域1301の変換誤差は、領域1301よりも目立つ。そのため、領域1302の輝度値に基づく平均化輝度値が注目輝度値として決定されることが望ましい。本実施例では、領域1302の輝度値に基づく平均化輝度値を注目輝度値として決定することができ、領域1302の画素値を高精度に変換することができる。
具体的には、図12の上段に示す輝度値に対して最大値フィルタ処理を施すことにより、最大化輝度値として、図12の下段に示す値が得られる。左側には画素毎の最大化輝度値が示されており、右側には破線C−C(破線A−Aと同じ位置)上の最大化輝度値の分布が示されている。図12の例では、領域1301(及びその周辺)の画素は、最大化輝度値が平均化輝度値の2倍より大きい。本実施例では、そのような画素は、高輝度なオブジェクトの画素ではないと判断され、注目輝度値の決定に使用する画素から除外される。そして、残りの画素(最大化輝度値が平均化輝度値の2倍以下の画素)が高輝度なオブジェクトの画素であると判断され、高輝度なオブジェクトの画素であると判断された画素の平均化輝度値の最大値が注目輝度値として決定される。それにより、領域1301(及びその周辺)の画素を、注目輝度値の決定に使用する画素から除外することができ、領域1302の輝度値に基づく平均化輝度値であって、領域1302の輝度値と同じ値(または近い値)を注目輝度値として決定することができる。その結果、領域1302の画素値を高精度に変換することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、平均化輝度値に対する最大化輝度値の割合を考慮して注目輝度値が決定される。それにより、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、注目輝度値として、高精度に検出することができる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4に係る画像処理装置及びその制御方法について図面を参照して説明する。実施例1〜3では、主要階調域の格子点(第1の格子点)の数は変えずに、オーバーホワイト域の格子点(第2の格子点)を追加する構成について説明した。即ち、実施例1〜3では、第1の格子点の他に第2の格子点を生成する構成について説明した。本実施例では、第1の格子点のうちの一部の格子点の入力値と出力値を変更することにより、第2の格子点を生成する例を説明する。このような構成によれば、LUTの格子点の増大、及び、回路規模の増大をより抑制することができる。
図13は、本実施例に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図である。
本実施例に係る画像処理装置は、オーバーホワイト検出部101、変換部402、注目輝度検出部103、入力値決定部104、出力値算出部105、画像表示部108、などを有する。オーバーホワイト検出部101、注目輝度検出部103、及び、画像表示部108は、実施例1と同様の機能を有する。
本実施例では、一部の第1の格子点の入力値と出力値が、入力値決定部104で決定された入力値、出力値算出部105で算出された出力値に変更される。それにより、一部の第1の格子点が、第2の格子点に変更される。入力値と出力値の変更は、入力値決定部104と出力値算出部105により行われてもよいし、変換部402により行われてもよい。
入力値決定部104は、実施例1と同様の方法で、第2の格子点の入力値(即ち、第1の格子点の変更後の入力値)を決定する。
出力値算出部105は、実施例1と同様の方法で、第2の格子点の出力値(即ち、第1の格子点の変更後の出力値)を算出する。
変換部402は、残りの第1の格子点(入力値と出力値が変更されなかった第1の格子
点)と、生成された第2の格子点とを用いて、入力画像データの画素値を出力画像データの画素値に変換する。
本実施例では、実施例1と同様に、基準LUTとして、17×17×17個の第1の格子点を有するLUTが用意されているものとする。但し、本実施例では、一部の第1の格子点の入力値と出力値を変更することができ、残りの第1の格子点の入力値と出力値は変更することができないものとする(出力値は第2のフォーマットの種類に応じて変更されてもよい)。具体的には、入力値のR値が最も大きい第1の格子点、入力値のG値が最も大きい第1の格子点、及び、入力値のB値が最も大きい第1の格子点の計817個の第1の格子点の入力値と出力値を変更することができるものとする。そして、入力値決定部104で、上記817個の第1の格子点の入力値(変更後の入力値)が決定され、出力値算出部105で、上記817個の第1の格子点の出力値(変更後の出力値)が決定される。そのため、本実施例では、入力値のR値が最も大きい第1の格子点の入力値が、R値を注目輝度値に変更することによって変更される。入力値のG値が最も大きい第1の格子点の入力値が、G値を注目輝度値に変更することによって変更される。入力値のB値が最も大きい第1の格子点の入力値が、B値を注目輝度値に変更することによって変更される。そして、変更後の入力値に対応する格子点が、第2の格子点として生成される。
なお、変更可能な第1の格子点は特に限定されない。例えば、入力値のR値が最も大きい第1の格子点、入力値のG値が最も大きい第1の格子点、及び、入力値のB値が最も大きい第1の格子点のいずれかのみ変更可能であってもよい。また、入力値が最も小さい第1の格子点が変更可能であってもよい。主要階調域に対応する輝度値の範囲の中間値(中間輝度値)に対応する画素値を入力値とする第1の格子点が変更可能であってもよい。
図14に、第1の格子点の入力値と出力値を変更する処理(格子点変更処理)の一例を示す。本実施例では、LUTとして3次元LUTが使用されるが、説明を簡単にするために、図14には、格子点の入力値を1次元的に示している。具体的には、図14には、R/G/Bの軸上の入力値(格子点の入力値)を示している。図14の例では、第1の格子点の入力値の最大値は1である。そして、1を入力値とする第1の格子点が注目輝度値を入力値とする第2の格子点に変更される。その結果、主要階調域(画素値が0〜1の範囲)に16個の第1の格子点が配置され、オーバーホワイト域(画素値が1より大きい範囲)に1つの第2の格子点が配置される。変換部402では、実施例1と同様の方法で、変換後の画素値が算出される。即ち、変換対象の画素値(対象画素値)が格子点の入力値と等しい場合には、対象画素値は当該格子点の出力値と同じ画素値に変換される。対象画素値が格子点の入力値と異なり、第2の格子点の入力値よりも小さい場合には、内挿処理により、対象画素値に対応する出力値(変換後の画素値)が算出される。そして、対象画素値が格子点の入力値と異なり、第2の格子点の入力値よりも大きい場合には、外挿処理により、対象画素値に対応する出力値が算出される。
以上述べたように、本実施例によれば、一部の第1の格子点の入力値と出力値を変更することにより第2の格子点が生成される。それにより、実施例1〜3に比べ格子点の数を少なくすることができる。また、第2の格子点に変更される第1の格子点の数は少なくてよいため、一部の第1の格子点を第2の格子点に変更することにより第1の格子点の数が減ったとしても、主要階調域の変換誤差にはあまり影響しない。そのため、本実施例によれば、LUTの格子点の増大を実施例1〜3よりも抑制することができるとともに、LUTを用いて高精度なフォーマット変換を行うことができる。
102:主要階調変換部 103:注目輝度検出部 104:入力値決定部 105:出力値算出部 106:オーバーホワイト変換部 402:変換部

Claims (15)

  1. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
    を有し、
    前記生成手段は、
    前記第1の閾値以下の画素値を入力値とする予め定められた複数の第1の格子点のうちの一部の格子点の入力値を変更することにより、前記代表輝度値に対応する画素値を入力値とする第2の格子点を生成して、前記ルックアップテーブルを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記入力画像データは、RGB画像データであり、
    前記生成手段は、R値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が前記代表輝度値と一致する画素値を入力値とする格子点を、前記第2の格子点として生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力画像データは、RGB画像データであり、
    前記代表輝度値をYowとした場合に、
    前記生成手段は、
    R値=Yowであり、G値=B値=0である画素値を入力値とする格子点、
    G値=Yowであり、R値=B値=0である画素値を入力値とする格子点、
    B値=Yowであり、R値=G値=0である画素値を入力値とする格子点、
    R値=G値=Yowであり、B値=0である画素値を入力値とする格子点、
    R値=B値=Yowであり、G値=0である画素値を入力値とする格子点、
    G値=B値=Yowであり、R値=0である画素値を入力値とする格子点、及び、
    R値=G値=B値=Yowである画素値を入力値とする格子点、
    の7つの格子点を前記第2の格子点として生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記第1の格子点の中で入力値のR値が最も大きい格子点の入力値を、R値を前記代表輝度値に変更することによって変更し、
    前記第1の格子点の中で入力値のG値が最も大きい格子点の入力値を、G値を前記代表輝度値に変更することによって変更し、
    前記第1の格子点の中で入力値のB値が最も大きい格子点の入力値を、B値を前記代表輝度値に変更することによって変更し、
    変更後の入力値に対応する格子点を、前記第2の格子点として生成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変換手段は、前記ルックアップテーブルの格子点の中に、前記入力画像データの画素値を入力値とする格子点が存在しない場合には、当該画素値に対応する出力値を、格子点の内挿または外挿により算出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定手段は、前記入力画像データのヒストグラムに基づいて、前記入力画像データに含まれる輝度値毎のオーバーホワイト画素のうち、数が最も多いオーバーホワイト画素の輝度値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定手段は、前記入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定手段は、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値の最大値を前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定手段と、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換手段と、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定手段は、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値に対する前記周辺の画素の輝度値の最大値の割合が第3の閾値以下である画素の前記平均値の最大値を、前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記入力画像データは、RGB画像データであり、
    前記オーバーホワイト画素は、R値、G値、及び、B値のうちの少なくともいずれかの値が前記第1の閾値より大きい画素である
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
    を有し、
    前記生成ステップは、
    前記第1の閾値以下の画素値を入力値とする予め定められた複数の第1の格子点のうちの一部の格子点の入力値を変更することにより、前記代表輝度値に対応する画素値を入力値とする第2の格子点を生成して、前記ルックアップテーブルを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  12. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定ステップは、前記入力画像データのヒストグラムに基づいて、前記入力画像データに含まれる輝度値毎のオーバーホワイト画素のうち、数が最も多いオーバーホワイト画素の輝度値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  13. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定ステップは、前記入力画像データに含まれるオーバーホワイト画素のうち、所定サイズ以上の領域を構成するオーバーホワイト画素の輝度値の最大値またはその周辺の輝度値を、前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  14. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定ステップは、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定
    範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値の最大値を前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  15. 第1ビット数の入力画像データを、前記第1ビット数よりも少ない第2ビット数の出力画像データに変換する画像処理装置の制御方法であって、
    前記入力画像データに基づいて、第1の閾値より大きい代表輝度値を決定する決定ステップと、
    前記入力画像データの画素値を入力値とし、前記入力値に対応する前記出力画像データの画素値を出力値とするルックアップテーブルを、前記代表輝度値を用いて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成されたルックアップテーブルを用いて、前記入力画像データの画素値を前記出力画像データの画素値に変換する変換ステップと、
    を有し、
    前記第1の閾値より大きい画素値を有する画素をオーバーホワイト画素とし、
    前記決定ステップは、前記入力画像データの画素のうちオーバーホワイト画素から所定範囲内の画素について、その画素の輝度値と、当該画素の周辺の画素の輝度値との平均値を算出し、前記平均値に対する前記周辺の画素の輝度値の最大値の割合が第3の閾値以下である画素の前記平均値の最大値を、前記代表輝度値として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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