JP6150330B2 - 共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置 - Google Patents

共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6150330B2
JP6150330B2 JP2013060185A JP2013060185A JP6150330B2 JP 6150330 B2 JP6150330 B2 JP 6150330B2 JP 2013060185 A JP2013060185 A JP 2013060185A JP 2013060185 A JP2013060185 A JP 2013060185A JP 6150330 B2 JP6150330 B2 JP 6150330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
antenna
ports
electromagnetic wave
electrical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013060185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014187494A (ja
Inventor
理宏 花澤
理宏 花澤
鴨田 浩和
浩和 鴨田
北沢 祥一
祥一 北沢
伴 弘司
弘司 伴
小林 聖
聖 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATR Advanced Telecommunications Research Institute International
Original Assignee
ATR Advanced Telecommunications Research Institute International
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATR Advanced Telecommunications Research Institute International filed Critical ATR Advanced Telecommunications Research Institute International
Priority to JP2013060185A priority Critical patent/JP6150330B2/ja
Publication of JP2014187494A publication Critical patent/JP2014187494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6150330B2 publication Critical patent/JP6150330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、電磁波エネルギーの回収技術に関し、特に、設置場所の電波環境等に応じて回収対象とする電磁波周波数を容易に変更することができる共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置に関する。
アンテナの共振周波数を調整するための種々の方法が知られている。例えば、下記特許文献1は、同調周波数等のアンテナ特性のバラツキを小さくする周波補正回路付き同調形アンテナモジュールを開示している。このアンテナモジュールは、受波素子(アンテナ素子)の一端に可変容量手段(可変容量ダイオードVCD)が接続されて構成される。可変容量手段に印加する電圧を調整して可変容量手段の容量値を変化させることにより、アンテナモジュールのアンテナ特性のバラツキが小さくなるように調整することができる。
また、下記特許文献2は、指向性制御又は周波数制御が容易な、移動体通信等に用いられる略平面構造のアンテナ装置を開示している。このアンテナ装置は、ループ状の給電素子とループ状の2つの無給電素子とから構成され、給電素子及び無給電素子のそれぞれには、可変リアクタンス素子(バリキャップダイオード、チップコンデンサ、チップインダクタ、チップ抵抗等)が接続されている。可変リアクタンス素子に印加する電圧を変化させてリアクタンス値を調整することにより、各ループの実効波長を変更して指向性制御又は周波数制御することができる。
また、下記特許文献3は、アンテナ共振周波数を可変とすることにより広帯域で使用することができるアンテナ装置を開示している。このアンテナ装置は、アンテナ放射素子の裏面に、印加される電圧により比誘電率が変化する誘電体(例えば、比誘電率の電界依存特性を有するチタン酸バリウム等の強誘電体)を備えている。印加する電圧を変化させて誘電体の比誘電率を変化させることにより、アンテナ装置の共振周波数を変化させることができる。
また、下記特許文献4は、広帯域に適用可能な、単一の小型の平面アンテナを開示している。この平面アンテナは誘電体基板を含む。誘電体基板の両面には、それぞれ放射導体及び接地導体が配置され、平板の放射導体の周縁部にはスリット状の複数の切れ込みが形成され、各切れ込みを跨いでスイッチ素子(例えばFET)が設けられる。制御回路からの出力信号により、各スイッチ素子の導通状態(オープン又はショート)を変化させて、アンテナの共振周波数を変化させることができる。
また、下記特許文献5は、放射素子を備えた誘電体板と、接地導体を備えた誘電体板との間の距離を変化させるための調整手段を有するアンテナを開示している。両誘電体板間の距離を変化させると、放射素子と接地導体との間の容量が変化するので、アンテナの共振周波数を調整することができる。
このような共振周波数の調整が必要な分野として、広い周波数帯域で実施されている地上デジタル放送の電波を受信するための携帯端末(携帯電話又はスマートフォン等)用の受信アンテナが挙げられる。地上デジタル放送の搬送波周波数は日本の地域によって異なるので、携帯端末が使用される場所で、アンテナの共振周波数を調整することにより、その地域の放送を携帯端末で視聴することが可能になる。
近年、環境中に存在する放送又は通信の電波を電力として回収するための研究がなされている。このような電磁波エネルギー回収用のアンテナに関しても、効率的に電波を受信するためには、回収を実施する地域の電波環境に応じて、アンテナの共振周波数を調整することが必要になる。
特開2009−49868号公報 特開2006−339769号公報 特開平11−154821号公報 特開平8−242118号公報 特開平9−162632号公報
共振周波数の調整方法のうち、特許文献1〜4に開示されているような電気的な調整方法では、調整のための電力が必要である。電磁波エネルギーの回収により得られる電力は微弱であることから、回収した電力を調整に使用することはできず、別途電源装置等を設けることが必要になる問題がある。
複数のアンテナをアレイ状に配列して、各アンテナ(コイル)によって回収される微小電力を合成することにより、回収される電力が大きくなれば、回収された電力の一部を調整のために使用可能になる。しかし、目的とする電気回路(以下、単に回路という)への供給量が少なくなる問題があり、電磁波エネルギー回収の趣旨に反することになる。
一方、アンテナに接続する素子を取替える方法、又は特許文献5に開示されている方法等の機械的な調整方法であれば、調整時に電力を消費することがなく、回収した電力の全てを目的の回路へ供給することができる。しかし、調整に時間及び手間がかかる問題がある。特に、複数のアンテナをアレイ状に配列した場合、各アンテナについて、手動で共振周波数を調整する必要があるので、アンテナの数が多いと、調整に時間及び手間がかかりコスト高となる。
したがって、本発明は、電磁波エネルギーの回収に使用されるアンテナの共振周波数を、電力を消費することなく容易に調整することができる共振周波数可変アンテナ、及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に係る共振周波数可変アンテナは、電磁波エネルギーの回収に使用される共振周波数可変アンテナである。この共振周波数可変アンテナは、誘電部材で形成された基板と、基板の両面のうちの一方の面に形成された導電性部材と、導電性部材に配置された複数のポートとを備え、複数のポートの各々は、外部の電磁波により導電性部材に発生する交流の電気信号を回収するための受電ポートとして機能するように設定され得る。
受電ポートとして使用され得る複数のポートを備えることにより、どのポートを受電ポートとして使用するかに応じて、アンテナの共振周波数を変更することができる。したがって、このアンテナを使用すれば、電磁波エネルギーを効率的又は選択的に回収することが可能になる。
好ましくは、複数のポートのうちの1つのポートのみが、受電ポートとして機能するように設定される。
これにより、電磁波エネルギーを選択的に回収することが容易になる。
より好ましくは、導電性部材の全体形状は、所定の軸を対称軸とする線対称な環状であり、複数のポートは、対称軸の一方の側に配置されている。
これにより、アンテナ設計時の導電性部材におけるポートの位置の決定が容易になる。
さらに好ましくは、複数のポートの各々は、導電性部材を電気的に2つの部分に分離する機能、及び、分離された2つの部分を電気的に接続する機能を有する第1の切換部と、電気信号を出力するための2つの出力部をそれぞれ、分離された2つの部分に電気的に接続する機能、及び、電気的に接続されている出力部と導電性部材の部分とを、電気的に分離する機能を有する第2の切換部とを備える。
これにより、アンテナの共振周波数をより広い範囲で変更することができ、設置場所でのアンテナの調整能力をより向上することができる。
本発明の第2の局面に係る電磁波エネルギー回収装置は、上記の共振周波数可変アンテナと、ポートから出力される交流の電気信号を整流して出力する整流部とを備える。
これにより、電磁波エネルギーを効率的又は選択的に回収することが可能になる。
好ましくは、電磁波エネルギー回収装置は、ポートと整流部との間に、不平衡な電気信号を伝送する伝送部と、導電性部材に発生する平衡な電気信号を不平衡な電気信号に変換する変換部とを備え、変換部の一端は、ポートに接続され、変換部の他端は、伝送部の一端に接続され、伝送部の変換部に接続されない他端は、整流部に接続される。
これにより、整流部の位置をアンテナから離して配置することができ、配線が容易になり、設置時の自由度が高くなる。
本発明の第3の局面に係る共振周波数可変アンテナは、電磁波エネルギーの回収に使用される共振周波数可変アンテナである。この共振周波数可変アンテナは、誘電部材で形成された基板と、基板の両面のうち一方の面に形成された複数の同じ形状の導電性部材とを備える。複数の導電性部材の各々には複数のポートが備えられ、複数のポートの各々は、外部の電磁波により導電性部材に発生する交流の電気信号を回収するための受電ポートとして機能するように設定され得る。
このように、複数の導電性部材を配列してアレイアンテナを構成することにより、電磁波エネルギーの回収に使用された場合、より大きい電磁波エネルギーを回収することができる。
本発明の第4の局面に係る電磁波エネルギー回収装置は、上記のアレイアンテナを用いた共振周波数可変アンテナと、複数の導電性部材の各々に1対1に接続され、交流の電気信号を整流して出力する整流部と、複数の整流部の出力信号を合成して出力する合成部とを備える。
これにより、より大きい電磁波エネルギーを回収することができる。
好ましくは、電磁波エネルギー回収装置は、ポートと整流部との間に、不平衡な電気信号を伝送する伝送部と、導電性部材に発生する平衡な電気信号を不平衡な電気信号に変換する変換部とを備え、変換部の一端は、ポートに接続され、変換部の他端は、伝送部の一端に接続され、伝送部の変換部に接続されない他端は、整流部に接続される。
これにより、整流部の位置をアンテナから離して配置することができ、配線が容易になり、設置時の自由度が高くなる。
本発明によれば、アンテナの共振周波数を、電力を消費することなく、容易に調整可能な共振周波数可変アンテナを実現することができる。
この共振周波数可変アンテナを使用すれば、設置場所の電波環境に応じて電磁波エネルギーを効率的又は選択的に回収することが可能な、電磁波エネルギー回収装置を実現することができる。この電磁波エネルギー回収装置は、設置場所での共振周波数の調整に時間及び手間がかからず、コストを低減することができる。
また、電磁波エネルギーの回収により得られる電力は微弱であることから、できるだけ広い帯域で電磁波エネルギーを回収できることが好ましい。その一方で、特定の周波数の電磁波エネルギーについては回収しないことが要望されることがある。例えば、放送の周波数帯域の電磁波エネルギーは回収してもよいが、携帯電話は使用可能な状態を維持することが要望される場合、即ち、携帯電話の周波数帯域の電磁波エネルギーを回収しないことが要望される場合がある。本願発明は、そのような要望に容易に対応することができる。
本発明の実施の形態に係る電磁波エネルギー回収装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る共振周波数可変アンテナを示す正面図である。 図2に示した共振周波数可変アンテナのポートの構成の一例を示す斜視図である。 ポートを構成する可動部の裏面を示す平面図である。 図3に示したポートが受電ポートとして使用されない状態を示す正面図である。 図4に示したポートを受電ポートとするための切換途中の状態を示す正面図である。 図3に示したポートが受電ポートとして使用される状態を示す正面図である。 ポートに必要な機能を示す回路図である。 図2に示した共振周波数可変アンテナを用いて構成されたアレイアンテナを示す正面図である。 アレイアンテナを使用する場合の電磁波エネルギー回収装置の概略構成を示すブロック図である。 円形のループアンテナを使用した共振周波数可変アンテナを示す正面図である。 シミュレーションを行なった共振周波数可変アンテナを示す平面図である。 シミュレーション結果を示すグラフである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る電磁波エネルギー回収装置100は、アンテナ102、変換部104、整流部106、及び出力部108を備えている。変換部104は、アンテナ102の受電ポートに接続され、平衡回路であるアンテナ102により発生した平衡な電気信号を、不平衡な電気信号に変換する。変換部104と整流部106とは、不平衡回路である導電線(図示せず)により接続されている。不平衡な導電線は、例えば、所定の特性インピーダンスを有する同軸ケーブルであり、変換部104は、例えば公知のバランである。
整流部106は、不平衡な導電線に接続され、電磁波との相互作用によってアンテナ102に発生し、変換部104及び導電線を介して伝達される交流信号を直流信号に変換(整流)する。同軸ケーブル等の不平衡線によって信号が伝送されるので、整流部106をアンテナ102から離して任意の位置に配置することができる。整流には公知技術を使用すればよく、整流部は公知回路により実現することができる。
出力部108は、整流部106の出力電力を、目的の負荷110に応じた電圧又は電流に変換して負荷110に供給する。出力部108は、目的の負荷110に応じた電圧及び電流を供給するための回路であればよく、公知の電圧変換回路及び電流変換回路によって構成すればよい。出力部108は、コンデンサ又は2次電池等の蓄電装置を備えてもよい。
電磁波エネルギー回収装置100は、上記のように構成されることにより、アンテナ102の周囲の電磁波によって、アンテナ102に発生した電力を回収して出力部108から、負荷110に供給することができる。電磁波エネルギー回収装置100により効率的に電磁波エネルギーを回収するためには、設置場所の電波環境に応じて、アンテナ102の共振周波数を適宜変更することが好ましい。
図2にアンテナ102の一例を示す。アンテナ102は、平板状の基板120と、基板120の一方の面に配置された帯状の導電性部材(以下、導電性パターンという)122と、導電性パターン122の途中に配置されたポート部200とを備える。ポート部200は、複数のポートで構成される。図2には、3つのポート、即ち第1ポート202、第2ポート204、及び第3ポート206を示しているが、これに限定されず、2つ、又は4つ以上のポートを備えていてもよい。
基板120は、材質が一様な樹脂(即ち、誘電率が空間的に一様)等の誘電体である。導電性パターン122は、例えば導電性の高い銅等の金属を用いて、平面形状が全体として、線対称な矩形の環状に形成されている。導電性パターン122は、ポート部200に対向する位置にギャップ130を備えている。基板120には、例えば公知のプリント配線基板用の板(ガラスエポキシ板、ガラスコンポジット板、紙エポキシ板、又は紙フェノール板等)を使用することができる。その場合、導電性パターン122は、エッチング等により、銅等の金属箔として基板120上に形成することができる。
第1〜第3ポート202〜206は、アンテナの受電ポートとして機能することができる。第1〜第3ポート202〜206は、導電性パターン122の線対称軸の一方の側(線対称軸上を含む。図2では右側)に配置されている。
図3〜図7に第1ポート202の一例を示す。第2ポート204及び第3ポート206も同様に構成されている。
第1ポート202は、導電性のリード140及び142、可動部150、ガイド160及び162、並びに、導電性パターン122の一部を含んで構成されている。第1ポート202において、導電性パターン122は、2つの部分(以下、パターン片という)124及び126に分割され、所定の間隔をあけて配置されている。リード140及び142と可動部150とは、基板120の、導電性パターン122が形成された面に配置されている。
2つのリード140及び142は、相互に離隔して配置され、電気的に直接接続されていない。リード140及び142の一端はそれぞれ、パターン片124及び126に近接して配置され、リード140及び142の他端は変換部104に接続される。図3において、パターン片124及び126、並びに、リード140及び142の端部を破線で示している。
図4を参照して、可動部150は、絶縁性の基部158と、導電性の接続片152、154、及び156とから構成されている。接続片152、154、及び156は、基部158の、基板120側の面に配置されている。ガイド160及び162は、基板120に固定され、可動部150がスライド移動可能なように、可動部150の両側を保持する。
図5は、可動部150が、その可動範囲の一端、即ち、ガイド160及び162の一方の端部に位置する状態を示す。この状態では、接続片152はパターン片124及び126に当接し(当接部分を斜線で示す)、接続片154はリード140のみに当接し、接続片156はリード142のみに当接している。即ち、パターン片124及び126が電気的に接続され、リード140及び142は、パターン片124及び126から電気的に分離された状態である。したがって、第1ポート202が、図5に示した状態であれば、外部の電磁波によって導電性パターン122に交流電流が発生しても、交流電流は、リード140及び142を介して変換部104に伝送されることはない。即ち、第1ポート202は、受信ポートとして機能しない。この状態のポートをOFF状態という。
可動部150を、図5の状態から矢印の方向に移動させると、図6に示す状態を経由して、図7の状態になる。図6においては、接続片152は、パターン片124及び126から離れ、接続片154及び156はそれぞれ、リード140及び142との当接を維持しているが、パターン片124及び126に当接するには至っていない。
図7は、可動部150が、その可動範囲の他端、即ち、ガイド160及び162の他方の端部に位置する状態を示す。この状態では、接続片152はパターン片124及び126から離れ、接続片154はパターン片124及びリード140に当接し、接続片156はパターン片126及びリード142に当接している(当接部分を斜線で示す)。即ち、パターン片124及び126は電気的に分離され、リード140はパターン片124に電気的に接続され、リード142はリード142に電気的に接続された状態である。したがって、第1ポート202が、図7に示した状態であれば、外部の電磁波によって導電性パターン122に発生した交流電流は、リード140及び142を介して変換部104に伝送される。即ち、第1ポート202は、受信ポートとして機能する。この状態のポートをON状態という。
このように、第1ポート202は、可動部150を、図5及び図6に示した矢印方向に変位させることにより、ON状態又はOFF状態に設定される。第2ポート204及び第3ポート206も第1ポート202と同様に構成されており、アンテナ102によって電磁波エネルギーが回収されるときには、第1〜第3ポート202〜206の何れか1つがON状態に設定され、残りはOFF状態に設定される。
図2に示したアンテナ102の共振周波数は、主に基板120の誘電率及び厚さと、導電性パターン122の形状及び寸法とによって決まる。導電性パターン122の形状及び寸法は、第1〜第3ポート202〜206の位置及びそのON/OFF状態によって影響を受ける。したがって、第1〜第3ポート202〜206の位置は固定であるが、第1〜第3ポート202〜206の何れがON状態(その他のポートはOFF状態)に設定されるかにより、アンテナ102の共振周波数を変更することができる。後述するように、アンテナ102を構成する各部の条件が決まれば、数値計算によるシミュレーション又は実験により、共振周波数を予め求めることができる。したがって、アンテナ102が設置される、電波環境に応じて適切なポートを受電ポートとして決定することができ、電磁波エネルギーを効率的に回収することができる。また、回収する電磁波の周波数に関する要望に応じて、適切なポートを受電ポートとして決定することもできる。例えば、所定の周波数帯域の電磁波エネルギーを回収の対象から除外し、即ち所定の周波数帯域の電磁波には影響を与えずに、それ以外の周波数の電磁波エネルギーを回収することも可能になる。
なお、第1〜第3ポート202〜206と変換部104との接続に関して、第1〜第3ポート202〜206のそれぞれに対して変換部104を備えていれば、即ち3つの変換部を備える場合には、第1〜第3ポート202〜206の各リードを、対応する変換部に直接接続すればよい。例えば、第1ポート202に関しては、リード140及び142を、対応する変換部に直接接続すればよい。一方、1つの変換部104を使用する場合には、第1〜第3ポート202〜206のうち受電ポートになるポートのリードのみを変換部104に接続し、その他のポートのリードを変換部104に接続しない回路を備えていればよい。そのような回路は、導電線とスイッチとにより適宜設計され得る。
上記では、図4に示したように、接続片154及び156を接続片152の下方に配置して、可動部150を上下方向にスライドさせる場合を説明したが、これに限定されない。例えば、接続片154及び156の間隔を図4と同じ間隔に維持して、接続片154及び156を、接続片152の右側又は左側に配置してもよい。このとき、接続片152の上端と、接続片154及び156の上端とを、上下方向に関してほぼ同じ位置になるように配置すれば、可動部150を左右にスライドさせることによって、上記と同様に、ポートをON状態又はOFF状態に設定することができる。
上記では、可動部150の位置を変位させる機構としてガイド160及び162を使用する場合を説明したが、これに限定されない。種々の機構が可能である。例えば、図3〜図7において、ガイド160及び162の代りに、基部158の中央に、可動方向に平行に長穴を設け、長穴を通した複数のボルト等により、基部158を基板120に、可動可能に固定する機構であってもよい。
上記では、基板120の導電性パターン122が配置される面(便宜上、表面という)に、可動部及びリードを備えたポートが配置される場合を説明したが、これに限定されない。ポートを、基板120の表面ではなく、裏面に配置してもよい。その場合、例えば、基板120の、導電性パターン122のパターン片124及び126の端部が位置する部分に、表面と裏面とを接続する導電性のビア(via)を形成し、裏面に接続端子を配置し、パターン片124及び126の端部と接続端子とをビアで接続すればよい。
上記では、第1ポート202を受電ポートとして使用しない場合、パターン片124及び126を接続する場合を説明したが、接続しなくてもよい。パターン片124及び126を、リード140及び142に接続されずに、相互に分離された状態にするには、例えば、可動部150を、図6に示した状態にすればよい。パターン片124及び126を分離することによって、アンテナ102の共振周波数が変化するが、その場合に関しても予めシミュレーション又は実験よって共振周波数特性を取得しておけば、それを用いて、設置環境又は要望に応じて適切なポートを受電ポートに決定することができる。
即ち、ポートの機能は、機械的スイッチを用いて、図8のように示すことができる。機械的スイッチには、ジャンパピン等による着脱機構も含まれる。図5の状態(第1ポート202がOFF状態)は、スイッチ340がON、スイッチ342及び344がOFFである状態に対応する。図7の状態(第1ポート202がON状態)は、スイッチ340がOFF、スイッチ342及び344がONである状態に対応する。図6の状態(第1ポート202がOFF状態)は、スイッチ340、342及び344が全てOFFである状態に対応する。
各ポートが図8のような構成であれば、スイッチ342及び344によってポートをON状態又はOFF状態に設定することとは独立に、スイッチ340によって、ポートにおける導電性パターン122の接続状態をオープン又はショートにすることができる。例えば、3つのポートを使用する場合、第1ポートをON状態に設定するときには、第2及び第3ポートをOFF状態に設定するので、導電性パターンの第2及び第3ポートでの接続状態(ショート又はオープン)は、表1に示したように4種類の組合せが可能である。表1において、パターンとは導電性パターンを意味する。第2又は第3ポートをON状態にする場合にも同様である。したがって、3つのポートの何れかを受電ポートとして使用する場合、アンテナの共振周波数パターン(後述する反射率の周波数特性)を合計12種類の中から選択することができ、電磁波エネルギーの回収対象とする周波数又は回収対象から除外する周波数の選択肢が広くなる。
Figure 0006150330
上記では、1つのアンテナ102を使用して電磁波エネルギーを回収する場合を説明したが、これに限定されない。図2に示したアンテナ102を複数平面上に配置してもよい。また、図9に示すように複数の導電性パターンを、1枚の基板上にアレイ状に配列したもの(以下、アレイアンテナという)を使用してもよい。アレイアンテナ160は、材質が一様な樹脂(即ち、誘電率が空間的に一様)により形成された基板162と、基板162の一方の表面に配列された、同じ形状の複数の導電性パターン122とを備えている。各導電性パターン122には、ポート部200が配置されている。各導電性パターン122、ポート部200、及びそれらの背面部分の基板162は、図2のアンテナ102に対応し、図2〜図7を参照して上記したように構成されているので、説明を繰返さない。便宜上、ここでは、導電性パターン122、ポート部200、及びそれらの背面部分の基板162を、まとめてアンテナ102と表記する。
図9のアレイアンテナ160を使用して電磁波を回収する場合、電磁波エネルギー回収装置300は、図10に示すように構成される。即ち、電磁波エネルギー回収装置300は、アレイアンテナ160を構成する複数のアンテナ102、複数の変換部104、複数の整流部106、合成部302、及び出力部108を備えている。対応するアンテナ102、変換部104、及び整流部106の接続は、図1と同様である。
合成部302は、複数の整流部106から出力される直流信号(直流電圧又は直流電流)を合成する。複数の整流部106の相互接続は、直列接続であっても、並列接続であっても、さらには、直列接続と並列接続とを混在させた接続であってもよい。交流の場合(特に高周波である場合)には、配線パターンによる影響を受けるが、整流部106の出力は直流であるので、配線パターンの影響をほとんど受けず、任意の配線が可能である。
出力部108は、合成部302の出力電力を、目的の負荷110に応じた電圧又は電流に変換して負荷110に供給する。電磁波エネルギー回収装置300は、アレイアンテナ160を用いていることにより、図1の電磁波エネルギー回収装置100よりも大きい電力を出力することができる。
基板162へのアンテナ102の配置は、図9に示したような格子状の配置に限定されず、任意である。即ち、図9では、複数のアンテナ102が、同じ方向を向くように格子状に配置されているが、このような配置に限定されない。アンテナの向き及びアンテナ相互の配置は、各アンテナの共振周波数が影響を受けず、受電ポートに変換部104を接続することができる配置であればよい。例えば、図9において、偶数番目の列のアンテナの位置を、奇数番目の列のアンテナに対して、列方向に隣接するアンテナの間隔の1/2だけずらして配列してもよい。また、図9において、偶数番目の行のアンテナの位置を、奇数番目の行のアンテナに対して、行方向に隣接するアンテナの間隔の1/2だけずらして配列してもよい。また、図9において、一部のアンテナを、列方向に反転させて配置してもよい。また、図9において、一部のアンテナを、行方向に反転させて配置してもよい。
上記では、アンテナ102が、矩形のループアンテナである場合を説明したが、これに限定されない。例えば、図11に示すような円形のループアンテナであってもよい。ループアンテナの導電性パターン320の途中に、受電ポートとして使用され得る複数のポートが配置されている。図11では、図2と同様に3つのポート322、324及び326が配置されている。ポート322、324及び326は、例えば、図3〜図7を参照して上記したように構成される。
上記のように、アンテナの導電性パターンが線対称な形状であれば、複数のポートを対象軸の一方の側に配置させることにより、所定の共振周波数を有するように、又は所定の共振周波数を有さないように、各ポートの位置を決定することが比較的容易である。しかし、アンテナ102は、複数のポートを有していればよく、導電性パターンは線対称でなくてもよく、何ら対称性を有しない形状であってもよい。複数のポートを有していれば、電磁波との相互作用によって発生する交流信号を取出すポートを変更することにより、アンテナの共振周波数を変更することができるので、回収する電磁波エネルギーの周波数を選択することができる。
上記では、アンテナ(導電性パターン)102に生じた平衡な信号を、不平衡な導電線(例えば同軸ケーブル)を介して整流部106に伝送するために、変換部104を備える場合を説明したが、変換部104はなくてもよい。変換部104を用いない場合、不平衡な導電線を介さずに、アンテナ(導電性パターン)102の受電ポート(リード)を直接整流部106の入力に接続すればよい。このとき、整流部106は受信ポートの近傍に配置することが好ましい。
上記では、複数のポートのうちの1つのポートのみを受信ポートとして使用する場合を説明したが、同時に複数のポートを受信ポートとして使用してもよい。その場合にも、予めシミュレーション又は実験によって共振周波数の情報を予め取得しておけば、電波環境又は要望に応じて、どのポートを受電ポートとして使用するかを、容易に決定することができる。
上記の共振周波数可変アンテナを備えた電磁波エネルギー回収装置は、複数のポートのそれぞれを受電ポートとする場合の共振周波数の情報と共に提供されることが好ましい。電磁波エネルギー回収装置の設置場所では、電波環境及び回収する周波数に関する要求を考慮して、提供された情報に基づき、受電ポートとして使用するポートを決定する。
複数のポートのそれぞれを受電ポートとする場合の共振周波数の情報とは、各ポートのON/OFF状態の情報(例えば、フラグのセット)と、ON状態のポートでの反射特性のグラフ(後述の図11参照)で構成される。したがって、特定の周波数帯域の電磁波を回収したくない場合には、その帯域での反射値が大きいグラフを選択すれば、そのグラフに対応するフラグのセットから、各ポートのON/OFF状態が決まる。なお、電磁波エネルギー回収装置の出荷時の各ポートのON/OFF状態が容易に分かるようにしておくことが好ましい。
以下に、シミュレーション結果を示し、本発明の有効性を示す。
矩形アンテナの共振周波数に関して、数値計算によるシミュレーションを行なった。図12に示すように、基板400の表面に、導電性パターン402、及び受電ポートとして第1〜第3ポート410〜414が配置されていると仮定して、給電部(受電ポート)への入力信号の周波数を所定範囲で変化させて、給電部における反射率(dB)を計算した。反射率|S11|は、入射信号強度で反射信号強度を除して得られる値である。|S11|が小さいほど、給電部に入射した信号が反射されずに通過することになる。これは、アンテナを受信に使用する場合も同じである。
導電性パターン402の寸法条件に関しては、縦の長さaが80mm、横の長さbが180mm、ギャップ間隔gが20mm、幅wが5mmであるとした。基板400は、比誘電率が3.5、縦の長さが100mm、横の長さが200mm、厚さが1.5mmの平板であり、導電性パターン402は基板400の中央に配置されているとした。導電性パターン402の中心線(対称軸)から第1〜第3ポート410〜414までの距離d1〜d3はそれぞれ、d1=10mm、d2=45mm、d3=60mmとした。
第1〜第3ポート410〜414のうち何れか1つが、給電部として機能し、その部分で導電性パターン402がオープンになっており、その他のポートの部分の導電性パターン402はショートしているとした。
第1及び第2ポートのそれぞれを給電部として、シミュレーションした結果を図13に示す。アンテナが共振して、反射率|S11|の値が−10dB以下となる周波数範囲を、濃く塗りつぶして示している。
図13から、第1又は第2ポートを受電ポートとした場合、それぞれ異なる周波数帯域で、反射率|S11|の値が−10dB以下になっていることが分かる。したがって、特定の周波数帯域の電磁波エネルギーを回収しないようにするためには、その周波数帯域において反射率|S11|の値が比較的大きいポートを使用すればよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100、300 電磁波エネルギー回収装置
102 アンテナ
104 変換部
106 整流部
108 出力部
110 負荷
120 基板
122、320 導電性パターン
124、126 パターン片
130 ギャップ
140、142 リード
150 可動部
152、154、156 接続片
158 基部
160、162 ガイド
200 ポート部
202 第1ポート
204 第2ポート
206 第3ポート
302 合成部
340、342、344 スイッチ

Claims (8)

  1. 電磁波エネルギーの回収に使用される共振周波数可変アンテナであって、
    誘電部材で形成された基板と、
    前記基板の両面のうち一方の面に形成された導電性部材と、
    前記導電性部材に配置された複数のポートとを備え、
    複数の前記ポートの各々は、外部の電磁波により前記導電性部材に発生する交流の電気信号を回収するための受電ポートとして機能するように設定され得
    複数の前記ポートの各々は、さらに、
    前記導電性部材を電気的に2つの部分に分離する機能、及び、分離された2つの前記部分を電気的に接続する機能を有する第1の切換手段と、
    前記電気信号を出力するための2つの出力手段をそれぞれ、分離された2つの前記部分に電気的に接続する機能、及び、電気的に接続されている前記出力手段と前記部分とを、電気的に分離する機能を有する第2の切換手段とを備える、共振周波数可変アンテナ。
  2. 複数の前記ポートのうちの1つのポートのみが、前記受電ポートとして機能するように設定される、請求項1に記載の共振周波数可変アンテナ。
  3. 前記導電性部材の全体形状は、所定の軸を対称軸とする線対称な環状であり、
    複数の前記ポートは、前記対称軸の一方の側に配置されている、請求項1又は2に記載の共振周波数可変アンテナ。
  4. 請求項1からの何れかに記載された共振周波数可変アンテナと、
    前記ポートから出力される交流の前記電気信号を整流して出力する整流手段とを備える、電磁波エネルギー回収装置。
  5. 前記ポートと前記整流手段との間に、不平衡な電気信号を伝送する伝送手段と、前記導電性部材に発生する平衡な電気信号を不平衡な電気信号に変換する変換手段とをさらに備え、
    前記変換手段の一端は、前記ポートに接続され、
    前記変換手段の他端は、前記伝送手段の一端に接続され、
    前記伝送手段の前記変換手段に接続されない他端は、前記整流手段に接続される、請求項に記載の電磁波エネルギー回収装置。
  6. 電磁波エネルギーの回収に使用される共振周波数可変アンテナであって、
    誘電部材で形成された基板と、
    前記基板の両面のうち一方の面に形成された複数の同じ形状の導電性部材とを備え、
    複数の前記導電性部材の各々は、複数のポートを備え、
    複数の前記ポートの各々は、外部の電磁波により前記導電性部材に発生する交流の電気信号を回収するための受電ポートとして機能するように設定され得
    複数の前記ポートの各々は、さらに、
    前記導電性部材を電気的に2つの部分に分離する機能、及び、分離された2つの前記部分を電気的に接続する機能を有する第1の切換手段と、
    前記電気信号を出力するための2つの出力手段をそれぞれ、分離された2つの前記部分に電気的に接続する機能、及び、電気的に接続されている前記出力手段と前記部分とを、電気的に分離する機能を有する第2の切換手段とを備える、共振周波数可変アンテナ。
  7. 請求項に記載された共振周波数可変アンテナと、
    複数の前記導電性部材の各々に1対1に接続され、交流の前記電気信号を整流して出力する整流手段と、
    複数の前記整流手段の出力信号を合成して出力する合成手段とを備える、電磁波エネルギー回収装置。
  8. 前記ポートと前記整流手段との間に、不平衡な電気信号を伝送する伝送手段と、前記導電性部材に発生する平衡な電気信号を不平衡な電気信号に変換する変換手段とを備え、
    前記変換手段の一端は、前記ポートに接続され、
    前記変換手段の他端は、前記伝送手段の一端に接続され、
    前記伝送手段の前記変換手段に接続されない他端は、前記整流手段に接続される、請求項に記載の電磁波エネルギー回収装置。
JP2013060185A 2013-03-22 2013-03-22 共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置 Active JP6150330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060185A JP6150330B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060185A JP6150330B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014187494A JP2014187494A (ja) 2014-10-02
JP6150330B2 true JP6150330B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=51834628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060185A Active JP6150330B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6150330B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6691394B2 (ja) * 2016-02-29 2020-04-28 日本電信電話株式会社 レクテナアレー

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11163620A (ja) * 1997-11-27 1999-06-18 Sharp Corp 周波数切替式アンテナ
JP2006014104A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd リングアンテナ
JP4370296B2 (ja) * 2005-10-21 2009-11-25 三菱電機株式会社 平衡二線線路式レクテナおよびそれを使用したレクテナ装置
US7869783B2 (en) * 2006-02-24 2011-01-11 Sky Cross, Inc. Extended smart antenna system
WO2009089146A1 (en) * 2008-01-04 2009-07-16 Powercast Corporation Power transmission by electric field
AU2012306994B2 (en) * 2011-09-07 2016-09-15 Solace Power Inc. Wireless electric field power transmission system and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014187494A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107210541B (zh) 移动基站天线
JP5162012B1 (ja) アンテナ装置とこのアンテナ装置を備えた電子機器
CN104854758B (zh) 双极化偶极天线
JP5983769B2 (ja) マルチバンド用アンテナ
JP3903991B2 (ja) アンテナ装置
KR101905507B1 (ko) 안테나 장치 및 그를 구비하는 전자 기기
KR102138841B1 (ko) 안테나 장치
WO2012102576A2 (en) Broad-band dual polarization dipole antenna and antenna array
JP2007068189A (ja) 太陽エネルギを電気エネルギに変換すると共に高周波電磁波を放射および/または受信する装置
US10790596B2 (en) Smart antenna assembly
JP6552791B2 (ja) アンテナ装置
EP3813192A1 (en) Ultra broad band dual polarized radiating element for a base station antenna
CN104396086A (zh) 一种天线及移动终端
CN105556745A (zh) 通过可变阻抗部件的弱耦合进行天线调谐的技术
US10651557B2 (en) C-fed antenna formed on multi-layer printed circuit board edge
JP2015043526A (ja) アンテナ装置および電磁波エネルギー回収装置
WO2017064947A1 (ja) アンテナ装置
US20100207835A1 (en) Slot antenna
CN107534221B (zh) 漏波天线
JP2012049864A (ja) 無指向性アンテナ
KR20110040393A (ko) 비아홀 구조의 피씨비 안테나
JP6150330B2 (ja) 共振周波数可変アンテナ及びそれを備えた電磁波エネルギー回収装置
JP3966855B2 (ja) 多周波共用アンテナ
US20110156959A1 (en) Flexible Printed Antenna
JP6150329B2 (ja) 共振周波数可変アンテナ、それを備えた電磁波エネルギー回収装置、及び共振周波数可変アンテナの調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6150330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250