JP6150093B1 - 歯科技工用角度調整ステージ装置 - Google Patents
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Abstract
基台(1)上の支柱(4)に対し、第1の回転部材(5)が水平軸のまわりに所望の角度回転した位置に固定され得る。第2の回転部材が、第1の回転部材内において、垂直な軸のまわりに所望の角度回転した位置に固定され得る。支持ロッド(16)の下端がユニバーサルジョイント機構を介して第2の回転部材に連結され、支持ロッドの上端にステージ(2)が固定される。ユニバーサルジョイント機構の回転中心は垂直な軸上に位置する。支持ロッドを所望の傾斜位置に固定する手段(17)、(21)と、支持ロッドを傾斜位置から水平軸または水平軸に平行な軸のうちのユニバーサルジョイント機構の回転中心を通る軸まわりに所望の角度回転した位置に固定する手段(19)、(22)が備えられる。
Description
本発明は、歯科技工用の角度調整ステージ装置、特に、欠損歯に代用される部分床義歯の義歯床の設計、および部分床義歯に隣接する鉤歯に係合して義歯床を鉤歯に支持、固定する鉤の設計、および部分床義歯の製作を支援する角度調整ステージ装置に関するものである。
図9は、部分床義歯を石膏模型に装着した状態を例示した斜視図である。
図9に示すように、部分床義歯30は、人工歯31と、当該部分床義歯30に隣接する鉤歯34に着脱自在に嵌合する鉤33を備えている。
図9に示すように、部分床義歯30は、人工歯31と、当該部分床義歯30に隣接する鉤歯34に着脱自在に嵌合する鉤33を備えている。
部分床義歯30の製作工程では、まず、患者の口腔内から対象とされる歯牙と粘膜が型どりされて石膏模型38が製作され、次いで、石膏模型38中の残存歯牙の中から部分床義歯30に対する鉤歯34が選択され、そして、鉤歯34の曲面形状に適合するように鉤33が設計、製作される。
鉤には、金属線材料を曲げて製作する線鉤と、合金を鋳造して製作する鋳造鉤がある。
図9(B)に示すように、鉤33は、部分床義歯30に埋め込まれてこれと一体化される鉤脚部35と、鉤脚部35に接続し、鉤歯34の隣接面に接する鉤体部36と、鉤体部36に接続し、鉤歯34のアンダーカットの領域(歯牙の最大豊隆線(サベイヤーライン)の下側の領域)で鉤歯35を取り巻く鉤腕部37とからなっている。また、鉤腕部37は、鉤体部36から近い順に、上腕部37aと、中央の中腕部37bと、先端の鉤尖部37cとから構成されている。
図9(B)に示すように、鉤33は、部分床義歯30に埋め込まれてこれと一体化される鉤脚部35と、鉤脚部35に接続し、鉤歯34の隣接面に接する鉤体部36と、鉤体部36に接続し、鉤歯34のアンダーカットの領域(歯牙の最大豊隆線(サベイヤーライン)の下側の領域)で鉤歯35を取り巻く鉤腕部37とからなっている。また、鉤腕部37は、鉤体部36から近い順に、上腕部37aと、中央の中腕部37bと、先端の鉤尖部37cとから構成されている。
そして、部分床義歯30が歯の欠損部に装着されたとき、部分床義歯30から鉤歯34を取り巻いてのびる鉤腕部37が鉤歯34のアンダーカット領域に係合し、それによって部分床義歯30の離脱やぐらつきが防止される。
この場合、鉤腕部37のアンダーカット領域への曲がり進入量は、部分床義歯30の装着感や、審美性、装着時の鉤歯に及ぼされる負荷に大きく影響するので、鉤腕部37の曲がり具合の設定は、鉤33の設計、製作上、非常に重要であり、部分床義歯30に関する最も重要な設計事項の1つである。
従来技術においては、線鉤の設計法として、次の2つの方法が提案されている。
第1の設計法は、歯科大学や歯科技工士学校で教えられている、いわゆる一般的設計法であり、この方法によれば、サベイヤー装置(以下、「角度調整ステージ装置」と呼ぶ。)のステージ上に固定した後、ステージ(石膏模型)を初期設定位置(設計に適した方向に傾斜させた位置)に固定する。その後、石膏模型に最大豊隆線を印記し、さらに、鉤尖部のアンダーカットをアンダーカットゲージによって設定し、鉤尖部のみが鉤歯のアンダーカット領域に位置するようにし、中腕部および上腕部は任意に設定する。
この方法では、鉤腕長の2/3(鉤尖部および中腕部)がアンダーカット領域に位置し、残りの1/3(上腕部)がアンダーカット領域の上に位置するように設計がなされる。
第1の設計法は、歯科大学や歯科技工士学校で教えられている、いわゆる一般的設計法であり、この方法によれば、サベイヤー装置(以下、「角度調整ステージ装置」と呼ぶ。)のステージ上に固定した後、ステージ(石膏模型)を初期設定位置(設計に適した方向に傾斜させた位置)に固定する。その後、石膏模型に最大豊隆線を印記し、さらに、鉤尖部のアンダーカットをアンダーカットゲージによって設定し、鉤尖部のみが鉤歯のアンダーカット領域に位置するようにし、中腕部および上腕部は任意に設定する。
この方法では、鉤腕長の2/3(鉤尖部および中腕部)がアンダーカット領域に位置し、残りの1/3(上腕部)がアンダーカット領域の上に位置するように設計がなされる。
第2の設計法は、本願の発明者が提案したIBA義歯設計法であり、図10(A)および(B)に示すように、この方法によれば、石膏模型Mを初期設定位置に設定し(図10(A)参照。垂直方向を直線D1で示した。)、石膏模型Mに対しベースライン(最大豊隆線)L1を描いた後、石膏模型Mを頬側側および舌側側にそれぞれ所定の角度(通常は15°)回転させて(図10(B)参照。垂直方向を直線D2で示した。)、その都度、鉤歯側面に傾斜線(鉤外形線)L2を描く。そして、ベースラインと鉤外形線を対照しつつ、これらのラインの舌側側と頬側側におけるバランスを見て、バランスが悪い場合には、石膏模型Mの初期設定位置を微調整し、改めて鉤外形線を描く。そして、この設計法では、鉤腕部の全腕(鉤尖部、中腕部および上腕部)がアンダーカット領域に位置するように設計がなされる。
こうして、IBA義歯設計法においては、石膏模型を初期設定位置から傾斜させて鉤腕部のラインを描く必要があり、そのため、この方法による鉤設計を支援する角度調整ステージ装置が従来技術においていくつか提案されている。
例えば、特許文献1に記載された角度調整ステージ装置は、基台テーブルと、基台テーブル上面に対し垂直軸まわりに回転可能に取り付けられた、断面がL字状の基礎アーム部材と、基礎アーム部材に対し水平軸まわりに回転可能に取り付けられた、断面がL字状の回動アーム部材とを備えている。
回動アーム部材の水平方向にのびる片部分には、ユニバーサルジョイント機構を介して連結軸の下端が取り付けられ、連結軸の上端には石膏模型が固定されるステージが取り付けられている。そして、ユニバーサルジョイント機構の球体が、基礎アーム部材に設けられた各一対の組立体間に挟持されている。各一対の組立体は、水平面内に位置する球体の互いに直交する直径方向(X−Y軸方向)に配置されている。
組立体の対は、ベアリング部材を備えた固定部と、弾性付勢された押軸部材を備えた可動部とから構成され、ベアリング部材および押軸部材間に球体が挟持されている。
そして、X軸方向の組立体の対を緩める一方、Y軸方向の組立体の対を球体に締め付け固定することで、連結軸をY軸のまわりに回転させ、また、X軸方向の組立体の対を球体に締め付け固定する一方、Y軸方向の組立体の対を緩めることで、連結軸をX軸のまわりに回転させるようになっている。
そして、X軸方向の組立体の対を緩める一方、Y軸方向の組立体の対を球体に締め付け固定することで、連結軸をY軸のまわりに回転させ、また、X軸方向の組立体の対を球体に締め付け固定する一方、Y軸方向の組立体の対を緩めることで、連結軸をX軸のまわりに回転させるようになっている。
しかしながら、この角度調整ステージ装置では、ステージを初期設定位置に設定した後、X軸またはY軸のまわりに回転させようとしても、回転軸がぶれてしまい、初期設定位置からの回転が正確に行えないという問題があった。
また、特許文献2に記載された角度調整ステージ装置は、基台テーブルと、その上に石膏模型が固定されるステージ(模型受台)と、基台テーブルに設けられ、ステージを、傾斜角度を調整可能に支持するステージ支持手段と、ステージに固定された石膏模型に対しサベイヤーラインを印記するための印記手段とを備えている。
そして、ステージ支持手段は、基台テーブルの上面に対し垂直軸(「第1の回転軸」と呼ばれる。)のまわりに回転可能に取り付けられた断面がU字状のV軸回転テーブルと、U字状の断面を有し、V軸回転テーブルの垂直壁間に水平軸(「V軸」と呼ばれる。)のまわりに回転可能に支持されたX−Y軸ベーステーブルを備えている。
V軸回転テーブルは、第1の固定手段によって、基台テーブルに対し所望の回転位置に固定され得る。また、X−Y軸ベーステーブルのV軸回転テーブルに対する回転位置が第1の角度設定調節機構によって設定され得る。
V軸回転テーブルは、第1の固定手段によって、基台テーブルに対し所望の回転位置に固定され得る。また、X−Y軸ベーステーブルのV軸回転テーブルに対する回転位置が第1の角度設定調節機構によって設定され得る。
ステージ支持手段は、また、U字状の断面を有し、X−Y軸ベーステーブルの底壁に対し、垂直軸(「第2の回転軸」と呼ばれる。)のまわりに回転可能に取り付けられた、第2の回転軸に直交するX軸を備えたX−Y軸回転テーブルを備えている。X−Y軸回転テーブルは、第2の固定手段によって、X−Y軸ベーステーブルに対し所望の回転位置に固定され得る。
ステージ支持手段は、さらに、X−Y軸回転テーブルの垂直壁間にX軸のまわりに回転可能に支持され、X軸に直交する軸体(Y軸)を備えたY軸ベーステーブルと、軸体から径方向にのび、先端にステージ支持プレートが連結されたユニバーサルジョイント部と、ステージ支持プレートおよびステージ間に配置された平面変位継手手段とを備えている。
Y軸ベーステーブルのX−Y軸回転テーブルに対する回転位置が第2の角度調節機構によって設定され得る。また、軸体(Y軸)のY軸ベーステーブルに対する回転位置が第3の角度設定調節機構によって設定され得る。
Y軸ベーステーブルのX−Y軸回転テーブルに対する回転位置が第2の角度調節機構によって設定され得る。また、軸体(Y軸)のY軸ベーステーブルに対する回転位置が第3の角度設定調節機構によって設定され得る。
そして、石膏模型がステージにセットされた後、ステージ(石膏模型)が初期設定位置に固定される。この位置において、石膏模型に対しベースライン(最大豊隆線)が描かれる。
次に、X軸に関して、ステージ(石膏模型)が頬側側に所定の角度(通常15°)回転せしめられた後、固定され、鉤歯の頬側面に傾斜線(鉤外形線)が描かれ、次いで、舌側側にも同じ角度回転せしめられた後、固定され、鉤歯の舌側面に傾斜線(鉤外形線)が描かれる。
そして、ベースラインと鉤外形線が対照されつつ、これらのラインの歯の舌側側と頬側側におけるバランスが検討され、バランスが良い場合には、鉤外形線の印記作業は完了となるが、バランスが悪い場合は、ステージの初期設定位置の微調整がなされる。微調整が完了した後、改めて鉤外形線を描くことで、理想的な鉤外形線が得られる。
Y軸に関しても、X軸の場合と同様の操作がなされる。
Y軸に関しても、X軸の場合と同様の操作がなされる。
しかしながら、この角度調整ステージ装置は、多数の回転部分(V軸回転テーブル、X−Y軸ベーステーブル、X−Y軸回転テーブル、Y軸ベーステーブルおよび軸体)を備え、構造が複雑であり、製造コストが高くつくという欠点を有していた。また、この構成によれば、使用者が操作すべき部分が多く、取扱いに熟練を要するという問題があった。
さらには、この角度調整ステージ装置では、ステージの初期設定位置の微調整がX軸およびY軸のまわりにしかできず(図10(C)参照)、微調整可能な範囲が制限されるという問題があった。
さらには、この角度調整ステージ装置では、ステージの初期設定位置の微調整がX軸およびY軸のまわりにしかできず(図10(C)参照)、微調整可能な範囲が制限されるという問題があった。
したがって、本発明の課題は、より簡単な構造を有し、操作性に優れた角度調整ステージ装置を提供することにある。
また、本発明の課題は、石膏模型の傾斜角度を、水平面内における互いに直交するX軸およびY軸のまわりだけでなく、それ以外の任意の軸のまわりにも微調整できるようにすることにある。
また、本発明の課題は、石膏模型の傾斜角度を、水平面内における互いに直交するX軸およびY軸のまわりだけでなく、それ以外の任意の軸のまわりにも微調整できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、基台と、前記基台の上方に配置され、その上に歯科技工用ワークが固定されるステージと、前記基台に設けられ、前記ステージを、傾斜角度を調整可能に支持するステージ支持機構と、を備え、前記ステージ支持機構は、前記基台に突設された支柱と、前記支柱に対して水平軸のまわりに回転可能に取り付けられた第1の回転部材と、前記支柱および前記第1の回転部材間に設けられた、前記第1の回転部材を前記支柱に対し所望の回転位置に固定するための第1の固定手段と、を備え、前記第1の回転部材は前記第1の回転部材の上面に開口する内部空間を有し、前記ステージ支持機構は、さらに、前記第1の回転部材の前記内部空間に収容されて、前記第1の回転部材に対し前記水平軸に垂直な軸のまわりに回転可能に取り付けられた第2の回転部材と、前記第1および第2の回転部材間に設けられた、前記第2の回転部材を前記第1の回転部材に対し所望の回転位置に固定するための第2の固定手段と、前記第2の回転部材に設けられ、その回転中心が前記垂直な軸上に位置するユニバーサルジョイント機構と、一端が前記ユニバーサルジョイント機構を介して前記第2の回転部材に対して連結されて、前記第2の回転部材から前記第1の回転部材の前記内部空間の開口を通って上方にのび、他端が前記ステージの下面に連結された支持ロッドと、前記第2の回転部材および前記支持ロッド間、または前記ユニバーサルジョイント機構に設けられた、支持ロッドを所望の傾斜位置に固定するための第3の固定手段と、前記第1の回転部材および前記支持ロッド間、または前記支柱および前記支持ロッド間に設けられた、前記支持ロッドを前記所望の傾斜位置から前記水平軸および前記水平軸に平行な軸のうちの前記ユニバーサルジョイント機構の前記回転中心を通る軸のまわりに所望の角度回転させて固定するための第4の固定手段と、を備えたものであることを特徴とする歯科技工用角度調整ステージ装置が提供される。
本発明の好ましい実施例によれば、前記第2の回転部材の内部にはボール収容空間が形成され、前記ボール収容空間は前記第2の回転部材の上面に開口し、前記ユニバーサルジョイント機構は、前記ボール収容空間内に配置され、かつ前記支持ロッドの下端と結合されたボールと、前記ボール収容空間の内壁面に取り付けられ、前記ボールを、前記ボールの中心が前記垂直な軸上に位置した状態で当該中心のまわりに回転可能に保持する複数のボール保持部材と、を有し、前記ボール保持部材は前記ボール収容空間の前記内壁面から前記垂直な軸の半径方向に前記ボールの中心に向けて突出し、前記ボール保持部材の先端面が凹状の部分球面を形成するとともに前記ボールの表面に接触し、前記支持ロッドは前記ボールから前記ボール収容空間の開口を通って上方にのびている。
この場合、好ましくは、前記第3の固定手段は、アーチ形状をなし、その両端間に前記第2の回転部材を挟んだ状態で当該両端が前記第2の回転部材に取り付けられて前記垂直な軸に直交しかつ前記ボールの中心を通る軸のまわりに旋回可能とされた第1の支持部材を有し、前記第4の固定手段は、アーチ形状をなし、その両端間に前記第1の回転部材を挟んだ状態で当該両端が前記第1の回転部材に取り付けられて前記水平軸および前記水平軸に平行な軸のうちの前記ボールの中心を通る軸のまわりに旋回可能とされた第2の支持部材を有し、前記第1および第2の支持部材はそれぞれ長手方向にのびるスリットを有し、前記支持ロッドが前記第1の支持部材のスリットおよび前記第2の支持部材のスリットを貫通してのび、前記支持ロッドにはネジ山が形成され、前記第3の固定手段は、さらに、前記支持ロッドにおける前記第1および第2の支持部材間にのびる部分に螺合した、前記第1の支持部材に係合し得る第1のナットを有し、前記第4の固定手段は、さらに、前記支持ロッドにおける前記第2の支持部材から上方にのびる部分に螺合した、前記第2の支持部材に係合し得る第2のナットを有している。
本発明の別の好ましい実施例によれば、前記ユニバーサルジョイント機構は、前記第2の回転部材に取り付けられたボールホルダーと、前記ボールホルダーに回転可能に保持されたボールと、からなり、前記ボールは、前記ボールの中心が前記垂直な軸上に位置した状態で当該中心のまわりに回転自在とされ、前記支持ロッドの下端が前記ボールに結合されて、前記支持ロッドは前記ボールホルダーから上方にのび、前記第3の固定手段は、前記ボールホルダーに設けられて、前記ボールを前記ボールホルダーに対し所望の回転位置に固定し得るボール固定手段からなっている。
この場合、好ましくは、前記第4の固定手段は、前記第1の回転部材および前記支持ロッドの間に設けられて、前記支持ロッドを前記水平軸または前記水平軸に平行な軸のうちの前記ボールの中心を通る軸のまわり、および前記ボールの中心を通る軸に直交する軸のまわりにそれぞれ独立に傾斜可能に支持する支持部材と、前記支持部材および前記支持ロッド間に設けられ、前記支持ロッドを前記支持部材に固定し得る固定部材と、を有している。前記支持部材は、アーチ形状をなし、その両端間に前記第1の回転部材を挟んだ状態で当該両端が前記ボールの中心を通る軸のまわりに旋回可能とされるとともに、長手方向にのびるスリットを有し、前記支持ロッドが前記支持部材の前記スリットを貫通してのび、前記支持ロッドにはネジ山が形成され、前記固定部材は、前記支持ロッドにおける前記支持部材から上方にのびる部分に螺合した、前記支持部材に係合し得るナットからなっていてもよい。
あるいは、前記第4の固定手段は、一端が前記第1の回転部材または前記支柱に取り付けられ、他端が前記支持ロッドに取り付けられたフレキシブルアームからなっており、好ましくは、前記フレキシブルアームは、一端が球継手を介して前記第1の回転部材または前記支柱に接続された旋回アーム部分と、一端が前記支持ロッドに固定されたリンク部分と、前記旋回アーム部分の他端および前記リンク部分の他端を旋回可能に連結するとともに、当該連結部および前記球継手および前記リンク部分の節を所望の角度位置に同時に固定し得る角度調整部と、を有している。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記装置は、前記基台に設けられた、前記ステージ上に固定された前記歯科技工用ワークに対して設計用の印記を行うための印記手段をさらに備え、前記印記手段は、前記基台に突設されて前記ステージ支持機構の前記水平軸に対し垂直にのびるポールと、前記ポールに取り付けられて、前記ポールの径方向にのびるとともに、前記ポールに直交する面上においてポールの軸のまわりに旋回可能なアームと、前記アームの先端に設けられたペンホルダーと、前記ペンホルダーに保持され、前記ペンホルダーから下向きに前記ポールに平行にのびるペンと、を有している。
本発明によれば、基台に設けた支柱に対し、第1の回転部材を水平軸のまわりに回転可能に取り付け、第1の回転部材の内部空間には、第2の回転部材を収容して、水平軸に対し垂直な軸のまわりに回転可能に取り付け、第1の回転部材は支柱に対し所望の回転位置に固定可能とし、第2の回転部材は第1の回転部材に対し所望の回転位置に固定可能とし、さらに、第2の回転部材にユニバーサルジョイント機構を設けて、ユニバーサルジョイント機構の回転中心を垂直な軸上に位置させ、支持ロッドの下端をユニバーサルジョイント機構を介して第2の回転部材に連結し、支持ロッドの上端にステージを固定し、支持ロッドを所望の傾斜位置に固定するための手段(第3の固定手段)と、支持ロッドをこの所望の傾斜位置から水平軸または水平軸に平行な軸のうちのユニバーサルジョイント機構の回転中心を通る軸のまわりに所望の角度回転させて固定するための手段(第4の固定手段)を備えた。
そして、例えば、部分床義歯の線鉤の設計を行う場合には、石膏模型を歯科技工用ワークとしてステージに固定した後、第1および第2の回転部材を予め定めた基準位置(0度)に設定、固定し、第3および第4の固定手段による固定を解除し、ステージ(歯科技工用ワーク)を初期設定位置まで旋回および傾斜せしめ、その位置で支持ロッドを第3の固定手段によって固定する。この位置において、石膏模型に対しベースライン(最大豊隆線)を描く。
次いで、第1の回転部材の固定を解除して第1の回転部材を頬側側に所定の角度(線鉤設計の場合、通常15°)回転させた後、固定し、鉤歯の頬側面に傾斜線(鉤外形線)を描く。同様にして、第1の回転部材を舌側側にも同じ角度回転させた後、固定し、鉤歯の舌側面に傾斜線(鉤外形線)を描く。
そして、ベースラインと鉤外形線を対照しつつ、これらのラインの歯の舌側側と頬側側におけるバランスを見る。
バランスが良い場合には、鉤外形線の印記作業は完了となるが、バランスが悪い場合は、ステージ(支持ロッド)の初期設定位置を微調整する必要がある。
この微調整は、第3の固定手段および第4の固定手段を用いて、ステージ(支持ロッド)を初期設定位置から水平軸または水平軸に平行な軸のうちのユニバーサルジョイント機構の回転中心を通る軸のまわりに所望の角度だけ回転させた後、固定することによって行う。そして、ステージ(支持ロッド)の初期設定位置の微調整が完了した後、改めて鉤外形線を描くことで、理想的な鉤外形線が得られる。
バランスが良い場合には、鉤外形線の印記作業は完了となるが、バランスが悪い場合は、ステージ(支持ロッド)の初期設定位置を微調整する必要がある。
この微調整は、第3の固定手段および第4の固定手段を用いて、ステージ(支持ロッド)を初期設定位置から水平軸または水平軸に平行な軸のうちのユニバーサルジョイント機構の回転中心を通る軸のまわりに所望の角度だけ回転させた後、固定することによって行う。そして、ステージ(支持ロッド)の初期設定位置の微調整が完了した後、改めて鉤外形線を描くことで、理想的な鉤外形線が得られる。
こうして、本発明によれば、少数の回転部分および回転位置固定部分(第1および第2の回転部材、第1および第2の固定手段、ユニバーサルジョイント機構、第3の固定手段、第4の固定手段から角度調整ステージ装置を構成することができ、装置の構成が単純化され、装置の製造コストが大幅に低減され、装置の操作性が格段によくなる。
加えて、本発明によれば、ステージ(支持ロッド)の初期設定位置の微調整に当たり、第2の回転部材を垂直な軸のまわりに回転させることで、ステージ(支持ロッド)の回転軸を任意に選択することができる(選択した回転軸を水平軸または水平軸に平行な軸のうちのユニバーサルジョイント機構の回転中心を通る軸に一致させればよい)ので、ステージ(支持ロッド)の初期設定位置の微調整を、水平面内における互いに直交する2軸に関してだけでなく、それ以外の任意の軸に関しても行うことができる。
以下、本発明の構成を、添付図面を参照しつつ、好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の好ましい実施例による歯科技工用角度調整ステージ装置の側面図であり、図2は、図1の歯科技工用角度調整ステージ装置の要部の斜視図である。また、図3は、図2のX−X線に沿った側断面図であり、図中、第2の回転部材の上面開口を閉じる蓋は外されている。
図1〜図3を参照して、本発明によれば、基台1と、基台1の上方に配置され、その上に歯科技工用ワークが固定されるステージ2と、基台1に設けられ、ステージ2をその傾斜角度を調整可能に支持するステージ支持機構3が備えられる。
図1は、本発明の好ましい実施例による歯科技工用角度調整ステージ装置の側面図であり、図2は、図1の歯科技工用角度調整ステージ装置の要部の斜視図である。また、図3は、図2のX−X線に沿った側断面図であり、図中、第2の回転部材の上面開口を閉じる蓋は外されている。
図1〜図3を参照して、本発明によれば、基台1と、基台1の上方に配置され、その上に歯科技工用ワークが固定されるステージ2と、基台1に設けられ、ステージ2をその傾斜角度を調整可能に支持するステージ支持機構3が備えられる。
基台1は、この実施例では、矩形平板状に形成され、基台1の下面の四隅には、ゴム脚1aが取り付けられている。
ステージ支持機構3は、基台1に突設された支柱4を有している。
ステージ支持機構3は、基台1に突設された支柱4を有している。
支柱4は、この実施例では、基台1の上面に、当該上面に対して垂直な軸のまわりに回転可能に取り付けられた水平な矩形板状の基部4aと、基部4aの一側に接続し、基部4aに対し垂直にのびる矩形板状の支柱部4bとからなり、断面がL字状をなしている。
なお、支柱4の形状は、この実施例に限定されず、支柱4は任意の形状であってよい。また、支柱4は基台1の上面に固定されていてもよいし、基台1の上面に対し当該面上において移動可能に取り付けられていてもよい。
なお、支柱4の形状は、この実施例に限定されず、支柱4は任意の形状であってよい。また、支柱4は基台1の上面に固定されていてもよいし、基台1の上面に対し当該面上において移動可能に取り付けられていてもよい。
支柱部4bには、水平方向(水平軸h方向)にのびる貫通孔4cが形成されている。支柱部4bの上端面は一定の曲率半径で湾曲している。
ステージ支持機構3は、また、支柱4の支柱部4bの内側面に、水平軸hのまわりに回転可能に取り付けられた第1の回転部材5を有している。
第1の回転部材5は、この実施例では、中心に回転軸6aが突設された円板状の取付部6を有している。回転軸6aは貫通孔4cに対応する径を有し、回転軸6aの先端部の外周にはネジ山が形成されている。また、取付部6は支柱部4bの上端面と同一の曲率半径を有している。
第1の回転部材5は、この実施例では、中心に回転軸6aが突設された円板状の取付部6を有している。回転軸6aは貫通孔4cに対応する径を有し、回転軸6aの先端部の外周にはネジ山が形成されている。また、取付部6は支柱部4bの上端面と同一の曲率半径を有している。
第1の回転部材5は、また、連結部7を間に挟んで、取付部6に対し連結部材8によって結合された本体10を有している。
本体10は、この実施例では、直方体状をなし、その上面に開口(開口10b)した内部空間10aを有している。内部空間10aは、横断面が円形をなし、回転軸6aの中心軸によって貫通されている。
そして、取付部6が支柱部4bの内側面に対向して配置されるとともに、回転軸6aが貫通孔4cに挿通され、回転軸6aの支柱部4bから突出する部分(先端部)に締め付けネジ9が螺合している。
こうして、締め付けネジ9が緩められた状態で、第1の回転部材5は水平軸h(回転軸6aの軸心)のまわりに回転可能とされ、また、締め付けネジ9が締め付けられることによって、第1の回転部材5は所望の回転位置に固定され得る。
回転軸6aに螺合する締め付けネジ9から、本発明の第1の固定手段が構成される。
こうして、締め付けネジ9が緩められた状態で、第1の回転部材5は水平軸h(回転軸6aの軸心)のまわりに回転可能とされ、また、締め付けネジ9が締め付けられることによって、第1の回転部材5は所望の回転位置に固定され得る。
回転軸6aに螺合する締め付けネジ9から、本発明の第1の固定手段が構成される。
支柱部4bの上端面には回転角度目盛S1が設けられ、取付部6の外周面にはゼロ点目盛S2が設けられている。そして、ゼロ点目盛S2と回転角度目盛S1との対照によって、第1の回転部材5の基準となる位置からの回転角度が測定され得る。
この実施例では、第1の回転部材5の本体10が水平になって、垂直な軸vが基台1の上面に対し垂直にのびる位置が、第1の回転部材5の基準位置として設定され、この基準位置において、ゼロ点目盛S2が回転角度目盛S1の0目盛に一致せしめられる。
この実施例では、第1の回転部材5の本体10が水平になって、垂直な軸vが基台1の上面に対し垂直にのびる位置が、第1の回転部材5の基準位置として設定され、この基準位置において、ゼロ点目盛S2が回転角度目盛S1の0目盛に一致せしめられる。
連結部7は、中心に回転軸7bを備えた円形の回転板7aを有している。回転板7aの回転軸7bは、取付部6の中心に形成された円形凹部6bに嵌め込まれ、回転板7aは、水平軸hのまわりに回転可能になっている。
連結部7は、また、回転板7aの外側に、回転板7aに対して回転可能に嵌め込まれたリング状部材7cを有している。リング状部材7cの外周面には微調整用回転角度目盛S 3と、ネジ穴(図示はしない)が設けられている。リング状部材7cのネジ穴には締め付けネジ7dが備えられ、締め付けネジ7dによって、リング状部材7cが回転板7aに対する所望の回転位置に固定され得る。
連結部7は、また、回転板7aの外側に、回転板7aに対して回転可能に嵌め込まれたリング状部材7cを有している。リング状部材7cの外周面には微調整用回転角度目盛S 3と、ネジ穴(図示はしない)が設けられている。リング状部材7cのネジ穴には締め付けネジ7dが備えられ、締め付けネジ7dによって、リング状部材7cが回転板7aに対する所望の回転位置に固定され得る。
本体10は連結部材8によって取付部6に結合され、本体10および取付部6は水平軸hのまわりに一体的に回転し得る。
ステージ支持機構3は、また、第1の回転部材5の本体10の内部空間10aに収容されて、第1の回転部材5に対し水平軸hに垂直な軸vのまわりに回転可能に取り付けられた第2の回転部材11を有している。
第2の回転部材11は、この実施例では、中空円柱状をなし、第2の回転部材11の底壁外面には回転軸11cが突設されて、第2の回転部材11の軸方向にのびている。
第2の回転部材11は、この実施例では、中空円柱状をなし、第2の回転部材11の底壁外面には回転軸11cが突設されて、第2の回転部材11の軸方向にのびている。
一方、第1の回転部材5の本体10の底壁には垂直な軸vと同軸に軸受12が備えられている。そして、第2の回転部材11の回転軸11cが軸受12を介して本体10に取り付けられ、第2の回転部材11は第1の回転部材5によって垂直な軸vのまわりに回転可能に支持されている。
第2の回転部材11は、また、フランジ部11dを有している。フランジ部11dの外周面には、4つの凹部(図示はしない)が等角距離をおいて(第2の回転部材11の軸まわりに90°毎に)設けられている。
一方、第1の回転部材5の本体10の側壁におけるフランジ部11dに対向する位置に、径方向にのびる貫通穴が形成され、この貫通穴には、インデックスプランジャ11eが取り付けられている。インデックスプランジャ11eの先端は、バネ付勢されて常時フランジ部11dの外周面に押し付けられている。
インデックスプランジャ11eから、本発明の第2の固定手段が構成される。
一方、第1の回転部材5の本体10の側壁におけるフランジ部11dに対向する位置に、径方向にのびる貫通穴が形成され、この貫通穴には、インデックスプランジャ11eが取り付けられている。インデックスプランジャ11eの先端は、バネ付勢されて常時フランジ部11dの外周面に押し付けられている。
インデックスプランジャ11eから、本発明の第2の固定手段が構成される。
また、回転軸11cの軸受12から突出する部分には、操作円板13が同軸に固定されている。操作円板13は、周面に径方向にのびるネジ穴(図示はしない)を有し、このネジ穴には操作レバー14がねじ込み固定されている。
こうして、操作レバー14によって、第2の回転部材11を垂直な軸vのまわりに回転させて所望の回転位置に固定することができる。
この実施例では、インデックスプランジャ11eの先端がフランジ部11dの外周面の1つの凹部に嵌合したときに、操作レバー14が水平軸hに平行にのびるようになっており、そして、この位置が第2の回転部材11の基準位置に設定される。そして、基準位置からの操作レバー14の旋回角度に基づいて第2の回転部材11の回転角度が認識され得る。この場合、操作レバー14を基準位置から時計回りまたは反時計回りに90°回転させると、インデックスプランジャ11eの先端がフランジ部11dの次の凹部に嵌合し、第2の回転部材11は基準位置から時計回りまたは反時計回りに90°回転せしめられたことになる。
この実施例では、インデックスプランジャ11eの先端がフランジ部11dの外周面の1つの凹部に嵌合したときに、操作レバー14が水平軸hに平行にのびるようになっており、そして、この位置が第2の回転部材11の基準位置に設定される。そして、基準位置からの操作レバー14の旋回角度に基づいて第2の回転部材11の回転角度が認識され得る。この場合、操作レバー14を基準位置から時計回りまたは反時計回りに90°回転させると、インデックスプランジャ11eの先端がフランジ部11dの次の凹部に嵌合し、第2の回転部材11は基準位置から時計回りまたは反時計回りに90°回転せしめられたことになる。
第2の回転部材11の内部空間は、ボール収容空間11aをなし、第2の回転部材11の上面に開口している。ボール収容空間11aの開口11bは、その中心が垂直な軸vに一致する円形状をなしている。
ボール収容空間11a内には、ボール15が配置されている。
また、ボール収容空間11aの内壁には、ボール15を、ボール15の中心が水平軸hと垂直な軸vとの交点に位置した状態で当該中心のまわりに回転可能に保持する複数(この実施例では、4つ)のボール保持部材11fが取り付けられている。
また、ボール収容空間11aの内壁には、ボール15を、ボール15の中心が水平軸hと垂直な軸vとの交点に位置した状態で当該中心のまわりに回転可能に保持する複数(この実施例では、4つ)のボール保持部材11fが取り付けられている。
ボール保持部材11fは、ボール収容空間11aの内壁面から垂直な軸vの半径方向にボール15の中心に向けて突出している。ボール保持部材11fの先端面は、凹状の部分球面を形成するとともに、ボール15の表面に接触している。
ボール15には支持ロッド16の下端が結合され、支持ロッド16はボール収容空間11aの開口11bを通って上方にのび、支持ロッドの上端には、ステージ2が固定されている。支持ロッド16はネジ山を有している。
こうして、ボール収容空間11a内に配置されたボール15と、ボール収容空間11aの内壁面に取り付けられたボール保持部材11fとから、ユニバーサルジョイント機構が構成され、ボール15の中心が常時、水平軸hと垂直な軸vの交点に一致した状態で、支持ロッド16がボール15の中心のまわりに旋回、傾斜可能とされる。
第2の回転部材11の上部には、アーチ形状の第1の支持部材17が取り付けられて、垂直な軸vに直交しかつボール15の中心を通る軸のまわりに旋回可能になっている。この場合、第2の回転部材11の上部側壁の径方向に対向する位置に各1つの穴が形成される一方、第1の支持部材17の両端に対応する穴が形成される。そして、第1の支持部材17の両端間に第2の回転部材11が挟まれ、かつ第1の支持部材17と第2の回転部材11の穴同士が整合した状態で、これらの穴に軸ピン18aが差し込まれ、さらに、軸ピン18aが固定ピン18bによって第2の回転部材11に固定される。
第1の回転部材5の本体10の上部には、アーチ形状の第2の支持部材19が水平軸hのまわりに旋回可能に取り付けられている。この場合、本体10の上部側壁の水平軸h方向に対向する位置に各1つの穴が形成される一方、第2の支持部材19の両端に対応する穴が形成される。そして、第2の支持部材19の両端間に本体10の上部が挟まれ、かつ第2の支持部材19と本体10の穴同士が整合した状態で、これらの穴に軸ピン20aが差し込まれ、さらに、軸ピン20aが固定ピン20bによって本体10に固定される。
第1および第2の支持部材17、19はそれぞれ長手方向にのびるスリット17a、19aを有し、支持ロッドが第1の支持部材17のスリット17aおよび第2の支持部材19のスリット19aを貫通してのびている。
支持ロッド16における第1および第2の支持部材17、19間にのびる部分には、第1の支持部材17に係合し得る第1のナット21が螺合し、支持ロッド16における第2の支持部材19から上方にのびる部分には、第2の支持部材19に係合し得る第2のナット22が螺合している。
第1の支持部材17と、支持ロッド16に螺合する第1のナット21とから、本発明の第3の固定手段が構成され、第2の支持部材19と、支持ロッド16に螺合する第2のナット22とから、本発明の第4の固定手段が構成される。
こうして、第2のナット22を第2の支持部材19から離間させた状態で、第1のナット21を第1の支持部材17に締め付け固定することで、ユニバーサルジョイント機構の回転位置、すなわち支持ロッド16の傾斜位置を固定することができ、また、支持ロッド16を所望の傾斜位置に固定した状態で、第2のナット22を締めて第2の支持部材19に固定した後、第1のナット21を第1の支持部材17から離間させることで、支持ロッド16を、第2の支持部材19と一体的に当該傾斜位置から水平軸hのまわりに回転させることができる。
なお、図1および図2中、番号28は、第2の回転部材11のボール収容空間11aの開口11bを閉じる蓋を示す。蓋28の上端開口には、支持ロッド16が遊びを伴って挿通されている。
ユニバーサルジョイント機構の構成は、この実施例に限定されず、その回転中心が水平軸hと垂直な軸vとの交点上に位置した状態で、支持ロッド16の下端を第2の回転部材11に連結し得るものであれば、どのような構成であってもよい。
ユニバーサルジョイント機構の構成は、この実施例に限定されず、その回転中心が水平軸hと垂直な軸vとの交点上に位置した状態で、支持ロッド16の下端を第2の回転部材11に連結し得るものであれば、どのような構成であってもよい。
図5(A)は、ステージ2に歯科技工用ワークを固定した状態を示す斜視図である。
図5(A)に示すように、ステージ2は、平板状をなし、その長手方向および幅方向にそれぞれ等間隔に配置された穴2aを備え、一対の受けピン2b、2bと、締め付けネジ2dを備えた締め付け用ピン2cが、これらの穴2aのいずれかに選択的に嵌め込まれるようになっている。
そして、歯科技工用ワークWは、一対の受けピン2b、2bおよび締め付けネジ2d間に締め付け固定されることによってステージ2上にセットされる。
図5(A)に示すように、ステージ2は、平板状をなし、その長手方向および幅方向にそれぞれ等間隔に配置された穴2aを備え、一対の受けピン2b、2bと、締め付けネジ2dを備えた締め付け用ピン2cが、これらの穴2aのいずれかに選択的に嵌め込まれるようになっている。
そして、歯科技工用ワークWは、一対の受けピン2b、2bおよび締め付けネジ2d間に締め付け固定されることによってステージ2上にセットされる。
この実施例では、また、ステージ2上に固定された歯科技工用ワークWに対して設計用の印記を行うための印記手段23がさらに備えられる。
印記手段23は、基台1に突設されてステージ支持機構3の水平軸hに対し垂直にのびるポール24と、ポール24に取り付けられて、ポール24の径方向にのびるとともに、ポール24に直交する面上においてポール24の軸のまわりに旋回可能なアーム25と、アーム25の先端に設けられたペンホルダー26と、ペンホルダー26に保持され、ペンホルダー26から下向きにポール24に平行にのびるペン27とを有している。
印記手段23は、基台1に突設されてステージ支持機構3の水平軸hに対し垂直にのびるポール24と、ポール24に取り付けられて、ポール24の径方向にのびるとともに、ポール24に直交する面上においてポール24の軸のまわりに旋回可能なアーム25と、アーム25の先端に設けられたペンホルダー26と、ペンホルダー26に保持され、ペンホルダー26から下向きにポール24に平行にのびるペン27とを有している。
なお、この実施例では、装置を鉤および義歯床の設計に使用することを目的とし、歯科技工用ワークWとして石膏模型を想定し、石膏模型にサベイヤーラインを印記するための印記手段23を設けているが、歯科技工用ワークWは石膏模型に限定されない。そして、歯科技工用ワークWを切削や研磨すべき場合には、印記手段23の代わりに適当な切削手段または研磨手段が備えられる。
本発明の装置は、アタッチメントの設置や、インプラントのステントの製作等にも使用され得る。
本発明の装置は、アタッチメントの設置や、インプラントのステントの製作等にも使用され得る。
次に、本発明による歯科技工用角度調整ステージ装置の使用方法を説明する。
例えば、部分床義歯製作用の石膏模型にサベイヤーラインを印記する場合には、歯科技工用ワークWとして石膏模型をステージ2に固定した後、第1および第2の回転部材5、11を基準位置にセットする。
例えば、部分床義歯製作用の石膏模型にサベイヤーラインを印記する場合には、歯科技工用ワークWとして石膏模型をステージ2に固定した後、第1および第2の回転部材5、11を基準位置にセットする。
そして、第1および第2のナット21、22をそれぞれ第1および第2の支持部材17、19から離間させた状態で、石膏模型の左右の歯のバランスを見ながら、ステージ2(石膏模型W)を初期設定位置まで旋回、傾斜させた後、第1のナット21を締めて第1の支持部材17に固定して、ユニバーサルジョイント機構の回転位置、すなわち支持ロッド16の傾斜位置を固定する。この初期設定位置で、ペン27によって石膏模型Wにベースライン(最大豊隆線)を描く(図10(A)のL1)。
次いで、締め付けネジ9を緩めて第1の回転部材5を時計回りおよび反時計回り(すなわち、石膏模型Wの左右)にそれぞれ15°回転させた後、締め付けネジ9を締め付け固定し、その都度、ペン27によって石膏模型Wに対し傾斜線(鉤外形線)を描く(図10(A)のL2)。
そして、ベースラインと鉤外形線とを対照しつつ、それらのラインの歯の舌側側と頬側側におけるバランスを見る。バランスが良好なときは、それで作業は完了するが、バランスが悪いときは、ステージ2の初期設定位置の微調整が必要となる。
そして、ベースラインと鉤外形線とを対照しつつ、それらのラインの歯の舌側側と頬側側におけるバランスを見る。バランスが良好なときは、それで作業は完了するが、バランスが悪いときは、ステージ2の初期設定位置の微調整が必要となる。
この微調整を水平軸hまわり(例えば、図10(C)のX軸まわり)に行う場合には、リング状部材7cの締め付けネジ7dを緩め、微調整用回転角度目盛S3の0目盛を第1の回転部材5の本体10のゼロ点目盛S2に一致させた後、締め付けネジ7dを締めてリング状部材7cを回転板7aに固定する。
そして、第1のナット21を締め付けたままで、さらに、第2のナット22を締めて第2の支持部材19に固定し、次いで、第1のナット21を緩めて第1の支持部材17から離間させる。その後、リング状部材7cの微調整用回転角度目盛S3を見ながら、支持ロッド16を第2の支持部材19と一体的に水平軸hのまわりに所望の角度回転させ、第1のナット21を締めて第1の支持部材17に固定し、第2のナット22を緩めて第2の支持部材19から離間させ、それによって、支持ロッド16の傾斜位置を固定する。
そして、第1のナット21を締め付けたままで、さらに、第2のナット22を締めて第2の支持部材19に固定し、次いで、第1のナット21を緩めて第1の支持部材17から離間させる。その後、リング状部材7cの微調整用回転角度目盛S3を見ながら、支持ロッド16を第2の支持部材19と一体的に水平軸hのまわりに所望の角度回転させ、第1のナット21を締めて第1の支持部材17に固定し、第2のナット22を緩めて第2の支持部材19から離間させ、それによって、支持ロッド16の傾斜位置を固定する。
この微調整を、水平面内の水平軸hと直交する軸、あるいは当該直交する軸と水平軸hの間の所望の軸のまわり(例えば、図10(C)のY軸まわりまたはα軸まわり)に行う場合には、操作レバー14によって第2の回転部材11を垂直な軸vのまわりに所望の角度回転させ、リング状部材7cの締め付けネジ7dを緩め、リング状部材7cの微調整用回転角度目盛S3の0目盛を第1の回転部材5の本体10のゼロ点目盛S2に一致させた後、締め付けネジ7dを締めてリング状部材7cを回転板7aに固定する。
そして、第1のナット21を締め付けたままで、さらに第2のナット22を締めて第2の支持部材19に固定し、次いで、第1のナット21を緩めて第1の支持部材17から離間させる。その後、リング状部材7cの微調整用回転角度目盛S3を見ながら、支持ロッド16を第2の支持部材19と一体的に水平軸hのまわりに所望の角度回転させ、第1のナット21を締めて第1の支持部材17に固定した後、第2のナット22を緩めて第2の支持部材19から離間させ、それによって、支持ロッド16の傾斜位置を固定する。
そして、第1のナット21を締め付けたままで、さらに第2のナット22を締めて第2の支持部材19に固定し、次いで、第1のナット21を緩めて第1の支持部材17から離間させる。その後、リング状部材7cの微調整用回転角度目盛S3を見ながら、支持ロッド16を第2の支持部材19と一体的に水平軸hのまわりに所望の角度回転させ、第1のナット21を締めて第1の支持部材17に固定した後、第2のナット22を緩めて第2の支持部材19から離間させ、それによって、支持ロッド16の傾斜位置を固定する。
ステージ2の初期設定位置の微調整が完了した後、改めて石膏模型Wに対し所定の角度を設定して傾斜線(鉤外形線)を描くことで、理想的な線鉤の鉤外形線が得られる。
こうして、本発明によれば、角度調整ステージ装置を少数の回転部分および回転位置固定部分(第1および第2の回転部材5、11、第1および第2の固定手段9、11e、ユニバーサルジョイント機構11f、15、第3の固定手段17、21、第4の固定手段19、22)から構成することができ、装置構成が簡単になり、装置の製造コストが大幅に低減され、装置の操作性が格段によくなる。
加えて、本発明によれば、ステージ2(支持ロッド16)の初期設定位置の微調整に当たり、第2の回転部材11を垂直な軸vのまわりに回転させることで、ステージ2(支持ロッド16)の回転軸を任意に選択することができる(選択した回転軸を水平軸hに一致させればよい)ので、ステージ2(歯科技工用ワークW)の初期設定位置を、水平面内における互いに直交する2軸のまわりだけでなく、それ以外の任意の軸のまわりにも微調整することができる。
以上、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明したが、本発明の構成は上記の実施例に限定されるものではない。
例えば、上記の実施例では、支持ロッド16の先端にステージ2の下面に直接固定しているが、図5(B)に示すように、支持ロッド16の先端とステージ2の下面を、公知のユニバーサルジョイント29(例えば市販のカメラ三脚の雲台等に使用される)を介して連結することもできる。この場合には、ステージ(歯科技工用ワーク)がより広範囲に旋回、傾斜し得るようになり、それによって初期設定位置の選択範囲が広がる。
例えば、上記の実施例では、支持ロッド16の先端にステージ2の下面に直接固定しているが、図5(B)に示すように、支持ロッド16の先端とステージ2の下面を、公知のユニバーサルジョイント29(例えば市販のカメラ三脚の雲台等に使用される)を介して連結することもできる。この場合には、ステージ(歯科技工用ワーク)がより広範囲に旋回、傾斜し得るようになり、それによって初期設定位置の選択範囲が広がる。
また、上記実施例では、ユニバーサルジョイント機構の回転中心(ボール15の中心)が、水平軸hと垂直な軸vの交点に位置しているが、ユニバーサルジョイント機構の回転中心(ボール15の中心)は、垂直な軸v上の任意の位置にあればよい。
図6(A)には、図1〜図5に示した実施例において、ユニバーサルジョイント機構の回転中心(ボール1の中心)を、垂直な軸v上における水平軸hとの交点よりも下方に位置させた変形例を示した。
図6(A)を参照して、この実施例では、第1の回転部材10は、図1〜図5の実施例と同様、支柱4に対し水平軸hのまわりに回転可能に取り付けられるが、第4の固定手段を構成する第2の支持部材19は、第1の回転部材10に対して、水平軸hに平行でかつボール15の中心を通る軸h’のまわりに旋回可能に取り付けられている。
図6(A)を参照して、この実施例では、第1の回転部材10は、図1〜図5の実施例と同様、支柱4に対し水平軸hのまわりに回転可能に取り付けられるが、第4の固定手段を構成する第2の支持部材19は、第1の回転部材10に対して、水平軸hに平行でかつボール15の中心を通る軸h’のまわりに旋回可能に取り付けられている。
また、連結部7の回転板7aから回転軸7bが取り除かれるとともに、回転板7aの中心に貫通穴が設けられ、軸ピン18aがこの貫通穴に挿通される。そして、軸ピン18aの回転板7aから突出する部分に、補助円板6’が螺合している。補助円板6’の外周面には、取付部6のゼロ点目盛S2に対応するゼロ点目盛が設けられている。
また、図1〜図5に示した実施例では、第3および第4の固定手段において別々のナット(第1および第2のナット21、22)を使用したが、第1および第2のナット21、22を共通化することもできる。
そのような実施例を図6(B)に示した。
そのような実施例を図6(B)に示した。
図6(B)を参照して、この実施例では、支持ロッド16における第1および第2の支持部材17、19間にのびる部分に共通ナット39が螺合している。そして、支持ロッド16における共通ナット39および第1の支持部材17間に、第1の座金40が挿通されて、共通ナット39および第1の支持部材17に常時接触し、また、支持ロッドにおける共通ナット39および第2の支持部材19間に、第2の座金41が挿通されて、共通ナット39および第2の支持部材19に常時接触している。
この場合、共通ナット39と第1の座金40から第3の固定手段が構成され、共通ナット39と第2の座金41から第4の固定手段が構成される。
そして、共通のナット39を第1の座金40側に締め付けて第1の支持部材17に固定することによって、ユニバーサルジョイント機構の回転位置(支持ロッド16の傾斜位置)を固定することができ、また、共通ナット39を第2の座金41側に締め付けて第2の支持部材19に固定することによって、支持ロッド16を第2の支持部材19と一体的に水平軸hのまわりに回転させることができる。
そして、共通のナット39を第1の座金40側に締め付けて第1の支持部材17に固定することによって、ユニバーサルジョイント機構の回転位置(支持ロッド16の傾斜位置)を固定することができ、また、共通ナット39を第2の座金41側に締め付けて第2の支持部材19に固定することによって、支持ロッド16を第2の支持部材19と一体的に水平軸hのまわりに回転させることができる。
また、例えば、第2の回転部材、ユニバーサルジョイント機構および第3の固定手段の構成も上記の実施例に限定されない。
図7には、図6(A)の実施例において、第2の回転部材、ユニバーサルジョイント機構および第3の固定手段の構成を変更した変形例を示した。図7(A)は、図6(A)に類似の側断面図であり、図7(B)は、図7(A)のユニバーサルジョイント機構の斜視図である。
なお、図7中、図6(A)に示したものと同じ構成要素には同一番号を付し、以下ではそれらの詳細な説明は省略する。
図7には、図6(A)の実施例において、第2の回転部材、ユニバーサルジョイント機構および第3の固定手段の構成を変更した変形例を示した。図7(A)は、図6(A)に類似の側断面図であり、図7(B)は、図7(A)のユニバーサルジョイント機構の斜視図である。
なお、図7中、図6(A)に示したものと同じ構成要素には同一番号を付し、以下ではそれらの詳細な説明は省略する。
図7(A)を参照して、この実施例では、第2の回転部材42が下面の中心に回転軸42aを備えた円盤状をなし、第2の回転部材42の外周面には4つの凹部(図示はしない)が等角距離をおいて(第2の回転部材11の軸まわりに90°毎に)設けられている。
また、第1の回転部材5の本体10の側壁における第2の回転部材42の外周面に対向する位置に、第2の固定手段としてのインデックスプランジャ43が備えられている。インデックスプランジャ43の先端は、バネ付勢されて常時第2の回転部材42の外周面に押し付けられている。
また、第1の回転部材5の本体10の側壁における第2の回転部材42の外周面に対向する位置に、第2の固定手段としてのインデックスプランジャ43が備えられている。インデックスプランジャ43の先端は、バネ付勢されて常時第2の回転部材42の外周面に押し付けられている。
回転軸42aの軸受12から突出する部分には、操作円板13が同軸に固定されている。操作円板13は、周面に径方向にのびるネジ穴(図示はしない)を有し、このネジ穴には操作レバー14がねじ込み固定されている。
ユニバーサルジョイント機構は、第2の回転部材42の上面の中央に取付けられたボールホルダー44と、ボールホルダー44に回転可能に保持されたボール45とから構成されている。
図7(B)に示すように、ボールホルダー44は、ボール45を収容するための凹部44aを備えたブロック状をなしている。凹部44aは、ボールホルダー44の上面に開口していて、収容されたボール45を遊びが生じないように回転させ得る内面形状を有している。
図7(B)に示すように、ボールホルダー44は、ボール45を収容するための凹部44aを備えたブロック状をなしている。凹部44aは、ボールホルダー44の上面に開口していて、収容されたボール45を遊びが生じないように回転させ得る内面形状を有している。
ボールホルダー44は、ボール45の中心が垂直な軸v上に位置する配置で、第2の回転部材42にネジ止めされている。
ボール45には支持ロッド16の下端が結合され、支持ロッド16はボールホルダー44から上方にのびている。
ボール45には支持ロッド16の下端が結合され、支持ロッド16はボールホルダー44から上方にのびている。
また、ボールホルダー44にはその一側面から凹部44aに達する垂直な溝44bと水平な溝44cが形成され、これらの溝44b、44cによって、第1ブロック部分44dと第2ブロック部分44eが画成されている。
さらに、ボールホルダー44には、垂直な溝44bに直交し、かつ第1および第2ブロック部分44d、44eを貫通してのびるネジ取付穴が形成され、このネジ取付穴の第2ブロック部分44e内にのびる領域にはネジ溝(図示はされない)が設けられている。
そして、ネジ取付穴には、締め付けネジ46が取り付けられている。
締め付けネジ46は、直線状の本体46aと、本体46aの一端から本体46aに対し直角にのびる操作レバー46bとからなるL字状をなし、本体46aの他端が第1ブロック部分44dに対して軸まわりに回転可能に取り付けられる一方、操作レバー46bが第2ブロック部分44eの外側に位置している。
締め付けネジ46の本体46aは、第2ブロック部分44eのネジ溝に係合するネジ山46cを備えている。
締め付けネジ46は、直線状の本体46aと、本体46aの一端から本体46aに対し直角にのびる操作レバー46bとからなるL字状をなし、本体46aの他端が第1ブロック部分44dに対して軸まわりに回転可能に取り付けられる一方、操作レバー46bが第2ブロック部分44eの外側に位置している。
締め付けネジ46の本体46aは、第2ブロック部分44eのネジ溝に係合するネジ山46cを備えている。
この実施例では、第3の固定手段は、ボールホルダー44に取り付けられた締め付けネジ46から構成される。
そして、締め付けネジ46の本体46aが、操作レバー46bを介して、垂直な溝44bの幅(第1および第2ブロック部分44d、44e間の間隙)が狭まる向きに回転せしめられることによって、ボール45がボールホルダー44に対して固定される一方、締め付けネジ46の本体46aが、操作レバー46bを介して前と逆向きに回転せしめられ、垂直な溝44bの幅が元に戻されることによって、ボール45がボールホルダー44内において回転可能とされる。
そして、締め付けネジ46の本体46aが、操作レバー46bを介して、垂直な溝44bの幅(第1および第2ブロック部分44d、44e間の間隙)が狭まる向きに回転せしめられることによって、ボール45がボールホルダー44に対して固定される一方、締め付けネジ46の本体46aが、操作レバー46bを介して前と逆向きに回転せしめられ、垂直な溝44bの幅が元に戻されることによって、ボール45がボールホルダー44内において回転可能とされる。
上述の実施例のいずれにおいても、第4の固定手段が、アーチ状の支持部材(第2の支持部材19)と、支持ロッド16に螺合するナット(第2のナット22)とから構成されるが、第4の固定手段は、第1の回転部材5および支持ロッド16の間に設けられて、支持ロッド16を水平軸hまたはh水平軸に平行な軸h’のうちのボール15、45の中心を通る軸のまわり、およびボール15、45の中心を通る軸に直交する軸のまわりにそれぞれ独立に傾斜可能に支持する支持部材と、当該支持部材および支持ロッド16間に設けられ、支持ロッド16を当該支持部材に固定し得る固定部材と、を有していさえすれば、どのような構成を有していてもよい。
図8には、本発明のさらに別の実施例による歯科技工用角度調整ステージ装置の要部を示した。図8の実施例は、図1〜図5に示した実施例において、第2の回転部材と、ユニバーサルジョイント機構と、第3の固定手段を図7の実施例のものに変更し、さらに、第4の固定手段を変更したものである。
よって、図8中、図1〜図5および図7に示したものに対応する構成要素には同一番号を付して、以下ではそれらの詳細な説明を省略する。
よって、図8中、図1〜図5および図7に示したものに対応する構成要素には同一番号を付して、以下ではそれらの詳細な説明を省略する。
図8を参照して、この実施例では、第4の固定手段は、一端が第1の回転部材5に取り付けられ、他端が支持ロッド16に取り付けられたフレキシブルアーム47からなっている。
フレキシブルアーム47は、一端48aが球継手を介して第1の回転部材5に接続された旋回アーム部分48と、一端49aが支持ロッド16に固定されたリンク部分49と、旋回アーム部分48の他端48bおよびリンク部分49の他端49bを旋回可能に連結するとともに、当該連結部および球継手およびリンク部分49の節49cを所望の角度位置に同時に固定し得る角度調整部50(図面では、角度調整部50の固定ネジのみを代表的に示す)と、を有している。
フレキシブルアーム47は、一端48aが球継手を介して第1の回転部材5に接続された旋回アーム部分48と、一端49aが支持ロッド16に固定されたリンク部分49と、旋回アーム部分48の他端48bおよびリンク部分49の他端49bを旋回可能に連結するとともに、当該連結部および球継手およびリンク部分49の節49cを所望の角度位置に同時に固定し得る角度調整部50(図面では、角度調整部50の固定ネジのみを代表的に示す)と、を有している。
こうして、ユニバーサルジョイント機構のボール45が回転可能とされた状態で、角度調整部50の固定ネジが緩められることによって、支持ロッド16が、水平軸のまわりに傾斜可能となる一方、角度調整部50の固定ネジが締め付けられることによって、支持ロッド16が所望の傾斜位置に固定され得る。
なお、この実施例では、フレキシブルアーム47の一端(旋回アーム部分48の一端48a)が球継手を介して第1の回転部材5に取り付けられているが、フレキシブルアーム47の一端(旋回アーム部分48の一端48a)は球継手を介して支柱4(支柱部4b)に取り付けられていてもよい。
1 基台
1a ゴム脚
2 ステージ
2a 穴
2b 受けピン
2c 締め付け用ピン
2d 締め付けネジ
3 ステージ支持機構
4 支柱
4a 基部
4b 支柱部
4c 貫通孔
5 第1の回転部材
6 取付部
6a 回転軸
6b 凹部
6’ 補助円板
7 連結部
7a 回転板
7b 回転軸
7c リング状部材
7d 締め付けネジ
7e ネジ
8 連結部材
9 締め付けネジ
10 本体
10a 内部空間
10b 開口
11 第2の回転部材
11a ボール収容空間
11b 開口
11c 回転軸
11d フランジ部
11e インデックスプランジャ
11f ボール保持部材
12 軸受
13 操作円板
14 操作レバー
15 ボール
16 支持ロッド
17 第1の支持部材
17a スリット
18a 軸ピン
18b 固定ピン
19 第2の支持部材
19a スリット
20a 軸ピン
20b 固定ピン
21 第1のナット
22 第2のナット
23 印記手段
24 ポール
25 アーム
26 ペンホルダー
27 ペン
28 蓋
29 ユニバーサルジョイント
30 部分床義歯
31 人工歯
33 鉤
34 鉤歯
35 鉤脚部
36 鉤体部
37 鉤腕部
37a 上腕部
37b 中腕部
37c 鉤尖部
38 石膏模型
39 共通ナット
40 第1の座金
41 第2の座金
42 第2の回転部材
42a 回転軸
43 インデックスプランジャ
44 ボールホルダー
44a 凹部
44b 垂直な溝
44c 水平な溝
44d 第1ブロック部分
44e 第2ブロック部分
45 ボール
46 締め付けネジ
46a 本体
46b 操作レバー
46c ネジ山
47 フレキシブルアーム
48 旋回アーム部分
48a 一端
48b 他端
49 リンク部分
49a 一端
49b 他端
49c 節
50 角度調整部
D1 初期設定方向
D2 傾斜方向
h 水平軸
h’ 水平軸hに平行な軸
L1 ベースライン(最大豊隆線)
L2 傾斜線
M 石膏模型
S1 回転角度目盛
S2 ゼロ点目盛
S3 微調整用回転角度目盛
v 垂直な軸
W 歯科技工用ワーク
1a ゴム脚
2 ステージ
2a 穴
2b 受けピン
2c 締め付け用ピン
2d 締め付けネジ
3 ステージ支持機構
4 支柱
4a 基部
4b 支柱部
4c 貫通孔
5 第1の回転部材
6 取付部
6a 回転軸
6b 凹部
6’ 補助円板
7 連結部
7a 回転板
7b 回転軸
7c リング状部材
7d 締め付けネジ
7e ネジ
8 連結部材
9 締め付けネジ
10 本体
10a 内部空間
10b 開口
11 第2の回転部材
11a ボール収容空間
11b 開口
11c 回転軸
11d フランジ部
11e インデックスプランジャ
11f ボール保持部材
12 軸受
13 操作円板
14 操作レバー
15 ボール
16 支持ロッド
17 第1の支持部材
17a スリット
18a 軸ピン
18b 固定ピン
19 第2の支持部材
19a スリット
20a 軸ピン
20b 固定ピン
21 第1のナット
22 第2のナット
23 印記手段
24 ポール
25 アーム
26 ペンホルダー
27 ペン
28 蓋
29 ユニバーサルジョイント
30 部分床義歯
31 人工歯
33 鉤
34 鉤歯
35 鉤脚部
36 鉤体部
37 鉤腕部
37a 上腕部
37b 中腕部
37c 鉤尖部
38 石膏模型
39 共通ナット
40 第1の座金
41 第2の座金
42 第2の回転部材
42a 回転軸
43 インデックスプランジャ
44 ボールホルダー
44a 凹部
44b 垂直な溝
44c 水平な溝
44d 第1ブロック部分
44e 第2ブロック部分
45 ボール
46 締め付けネジ
46a 本体
46b 操作レバー
46c ネジ山
47 フレキシブルアーム
48 旋回アーム部分
48a 一端
48b 他端
49 リンク部分
49a 一端
49b 他端
49c 節
50 角度調整部
D1 初期設定方向
D2 傾斜方向
h 水平軸
h’ 水平軸hに平行な軸
L1 ベースライン(最大豊隆線)
L2 傾斜線
M 石膏模型
S1 回転角度目盛
S2 ゼロ点目盛
S3 微調整用回転角度目盛
v 垂直な軸
W 歯科技工用ワーク
Claims (9)
- 基台と、
前記基台の上方に配置され、その上に歯科技工用ワークが固定されるステージと、
前記基台に設けられ、前記ステージを、傾斜角度を調整可能に支持するステージ支持機構と、を備え、
前記ステージ支持機構は、
前記基台に突設された支柱と、
前記支柱に対して水平軸のまわりに回転可能に取り付けられた第1の回転部材と、
前記支柱および前記第1の回転部材間に設けられた、前記第1の回転部材を前記支柱に対し所望の回転位置に固定するための第1の固定手段と、を備え、
前記第1の回転部材は前記第1の回転部材の上面に開口する内部空間を有し、
前記ステージ支持機構は、さらに、
前記第1の回転部材の前記内部空間に収容されて、前記第1の回転部材に対し前記水平軸に垂直な軸のまわりに回転可能に取り付けられた第2の回転部材と、
前記第1および第2の回転部材間に設けられた、前記第2の回転部材を前記第1の回転部材に対し所望の回転位置に固定するための第2の固定手段と、
前記第2の回転部材に設けられ、その回転中心が前記垂直な軸上に位置するユニバーサルジョイント機構と、
一端が前記ユニバーサルジョイント機構を介して前記第2の回転部材に対して連結されて、前記第2の回転部材から前記第1の回転部材の前記内部空間の開口を通って上方にのび、他端が前記ステージの下面に連結された支持ロッドと、
前記第2の回転部材および前記支持ロッド間、または前記ユニバーサルジョイント機構に設けられた、支持ロッドを所望の傾斜位置に固定するための第3の固定手段と、
前記第1の回転部材および前記支持ロッド間、または前記支柱および前記支持ロッド間に設けられた、前記支持ロッドを前記所望の傾斜位置から前記水平軸および前記水平軸に平行な軸のうちの前記ユニバーサルジョイント機構の前記回転中心を通る軸のまわりに所望の角度回転させて固定するための第4の固定手段と、を備えたものであることを特徴とする歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記第2の回転部材の内部にはボール収容空間が形成され、前記ボール収容空間は前記第2の回転部材の上面に開口し、
前記ユニバーサルジョイント機構は、
前記ボール収容空間内に配置され、かつ前記支持ロッドの下端と結合されたボールと、
前記ボール収容空間の内壁面に取り付けられ、前記ボールを、前記ボールの中心が前記垂直な軸上に位置した状態で当該中心のまわりに回転可能に保持する複数のボール保持部材と、を有し、
前記ボール保持部材は前記ボール収容空間の前記内壁面から前記垂直な軸の半径方向に前記ボールの中心に向けて突出し、前記ボール保持部材の先端面が凹状の部分球面を形成するとともに前記ボールの表面に接触し、前記支持ロッドは前記ボールから前記ボール収容空間の開口を通って上方にのびていることを特徴とする請求項1に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記第3の固定手段は、アーチ形状をなし、その両端間に前記第2の回転部材を挟んだ状態で当該両端が前記第2の回転部材に取り付けられて前記垂直な軸に直交しかつ前記ボールの中心を通る軸のまわりに旋回可能とされた第1の支持部材を有し、
前記第4の固定手段は、アーチ形状をなし、その両端間に前記第1の回転部材を挟んだ状態で当該両端が前記第1の回転部材に取り付けられて前記水平軸および前記水平軸に平行な軸のうちの前記ボールの中心を通る軸のまわりに旋回可能とされた第2の支持部材を有し、
前記第1および第2の支持部材はそれぞれ長手方向にのびるスリットを有し、前記支持ロッドが前記第1の支持部材のスリットおよび前記第2の支持部材のスリットを貫通してのび、前記支持ロッドにはネジ山が形成され、
前記第3の固定手段は、さらに、前記支持ロッドにおける前記第1および第2の支持部材間にのびる部分に螺合した、前記第1の支持部材に係合し得る第1のナットを有し、
前記第4の固定手段は、さらに、前記支持ロッドにおける前記第2の支持部材から上方にのびる部分に螺合した、前記第2の支持部材に係合し得る第2のナットを有していることを特徴とする請求項2に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記ユニバーサルジョイント機構は、
前記第2の回転部材に取り付けられたボールホルダーと、
前記ボールホルダーに回転可能に保持されたボールと、からなり、
前記ボールは、前記ボールの中心が前記垂直な軸上に位置した状態で当該中心のまわりに回転自在とされ、前記支持ロッドの下端が前記ボールに結合されて、前記支持ロッドは前記ボールホルダーから上方にのび、
前記第3の固定手段は、前記ボールホルダーに設けられて、前記ボールを前記ボールホルダーに対し所望の回転位置に固定し得るボール固定手段からなっていることを特徴とする請求項1に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記第4の固定手段は、
前記第1の回転部材および前記支持ロッドの間に設けられて、前記支持ロッドを前記水平軸または前記水平軸に平行な軸のうちの前記ボールの中心を通る軸のまわり、および前記ボールの中心を通る軸に直交する軸のまわりにそれぞれ独立に傾斜可能に支持する支持部材と、
前記支持部材および前記支持ロッド間に設けられ、前記支持ロッドを前記支持部材に固定し得る固定部材と、を有していることを特徴とする請求項4に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記支持部材は、アーチ形状をなし、その両端間に前記第1の回転部材を挟んだ状態で当該両端が前記ボールの中心を通る軸のまわりに旋回可能とされるとともに、長手方向にのびるスリットを有しており、
前記支持ロッドが前記支持部材の前記スリットを貫通してのび、前記支持ロッドにはネジ山が形成され、
前記固定部材は、前記支持ロッドにおける前記支持部材から上方にのびる部分に螺合した、前記支持部材に係合し得るナットからなっていることを特徴とする請求項5に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記第4の固定手段は、一端が前記第1の回転部材または前記支柱に取り付けられ、他端が前記支持ロッドに取り付けられたフレキシブルアームからなっていることを特徴とする請求項4に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。
- 前記フレキシブルアームは、
一端が球継手を介して前記第1の回転部材または前記支柱に接続された旋回アーム部分と、
一端が前記支持ロッドに固定されたリンク部分と、
前記旋回アーム部分の他端および前記リンク部分の他端を旋回可能に連結するとともに、当該連結部および前記球継手および前記リンク部分の節を所望の角度位置に同時に固定し得る角度調整部と、を有していることを特徴とする請求項7に記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。 - 前記基台に設けられた、前記ステージ上に固定された前記歯科技工用ワークに対して設計用の印記を行うための印記手段をさらに備え、
前記印記手段は、
前記基台に突設されて前記ステージ支持機構の前記水平軸に対し垂直にのびるポールと、
前記ポールに取り付けられて、前記ポールの径方向にのびるとともに、前記ポールに直交する面上においてポールの軸のまわりに旋回可能なアームと、
前記アームの先端に設けられたペンホルダーと、
前記ペンホルダーに保持され、前記ペンホルダーから下向きに前記ポールに平行にのびるペンと、を有していることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の歯科技工用角度調整ステージ装置。
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JP (1) | JP6150093B1 (ja) |
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2016
- 2016-10-14 WO PCT/JP2016/080545 patent/WO2017065278A1/ja active Application Filing
- 2016-10-14 JP JP2017509787A patent/JP6150093B1/ja active Active
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