JP6149937B2 - パルス位置変調方式インパルス無線送信機および無線通信システム - Google Patents

パルス位置変調方式インパルス無線送信機および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、パルス位置変調方式インパルス無線送信機および無線通信システムに関する。
インターネット利用者の爆発的増大と高精細画像などコンテンツの大容量化・多様化にともない、無線通信においても伝送容量の増大が望まれている。大容量無線通信方式としては、商用無線局が少なく、広い周波数帯域を確保しやすいミリ波帯の利用が適している。インパルス方式による無線通信送は、RFパルスを伝送媒体とする無線伝送であり、広帯域無線通信システムへの適用が期待されている。
インパルス方式による無線送信機は、低周波パルス信号から逓倍により高周波パルス信号を得るため、バンドパスフィルタの比帯域が従来方式と比較して大きくなる上、局部発振器やミキサが不要で、低周波バンドパスフィルタを使用できる。そのため、搬送波方式による狭帯域送信機と比較して、無線部の構成が簡素・低コストとなるため、毎秒10ギガビット(10Gbps)を超える大容量無線通信の実現手段として期待されている。
インパルス方式による無線通信では、データの1、0に対応してミリ波パルスを送信するON/OFF変調、包絡線検波を行なう。毎秒伝送可能なデータ量(伝送速度)は、バンドパスフィルタの通過周波数帯域幅で決まる。法令により無線通信用途として数〜数十ギガヘルツ(GHz)と広い周波数帯域幅がいくつか割り当てられているミリ波帯(30GHz〜300GHz)を用いて、毎秒数十ギガビット(Gbps)の大容量通信を簡易なシステムで実現するのに適している。
近年のインパルス方式による無線送信機の送信部では、輝線スペクトルによる伝送電力の制限を解消するため、直前の“1”の極性とは反対の極性をもつパルスを生成する、いわゆるバイポーラRZ(リターンゼロ)式短パルス発生器を用いるものが出現している。
バイポーラRZ式を含め、従来のインパルス方式による無線通信システムの課題としては、使用する周波数帯域幅あたりの伝送ビット数が小さい、つまり周波数利用効率が低いことが挙げられる。ON/OFF変調を行うため、10GHzの周波数帯域幅を使用する場合、せいぜい10Gbpsのデータ伝送しか行えない。無線通信システムが近接し相互の干渉が問題になる場合や、同じ周波数帯を利用して伝送速度を上げる要求が出た場合に、周波数利用効率の高い通信システムが求められる。
特開2002−271428号公報 特表平10−508725号公報 特開2013−34075号公報 特表2007−518301号公報 特開2013−157660号公報
実施形態によれば、送信機の構成が簡単で、周波数利用効率の高い通信システムが実現される。
第1の態様のパルス位置変調方式インパルス無線送信機は、バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器と、バンドパスフィルタと、送信増幅器と、送信アンテナと、を有する。バンドパスフィルタは、所定の通過周波数帯域を有し、バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器の出力を通過させる。送信増幅器は、バンドパスフィルタの出力を増幅する。バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器は、位置変調機能付きトリガーフリップフロップと、パルス発生フィルタと、を有する。位置変調機能付きトリガーフリップフロップは、クロック信号の1周期ごとに反転し、送信データに応じてパルス幅が異なるパルス幅可変パルスを、クロック信号の1周期ごとに出力する。パルス発生フィルタは、パルス幅可変パルスの変化エッジの変化方向に応じて正極パルスまたは負極パルスを発生する。
第1の態様によれば、周波数利用効率が向上するパルス位置変調方式のインパルス無線送信機が、簡単な構成の位置変調機能付きトリガーフリップフロップを使用して実現される。
図1は、インパルス無線伝送システムの構成例およびそこで使用するバンドパスフィルタの通過周波数帯域を示す図であり、(A)が構成例を、(B)が周波数帯域を示す。 図2は、特許文献5に記載されたバイポーラRZ型インパルス無線送信機(以下、B−RZ送信機と称する)で使用する短パルス発生部の構成例を示す図である。 図3は、図2の短パルス発生部の動作例を説明するためのタイミングチャートである。 図4は、実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線送信機の短パルス発生部の構成を示す図であり、(A)が短パルス発生部の構成を、(B)が位置変調機能付きトリガフリップフロップ(T−FF)の構成を示す。 図5は、図4の短パルス発生部の動作例を説明するためのタイミングチャートである。 図6は、同期確認処理を行うパルス位置変調方式インパルス無線通信システムの受信アルゴリズムを説明するフローチャートであり、(A)が通信開始時の処理を、(B)が通信時の処理を示す。 図7は、図6に示した受信アルゴリズムを実行するパルス位置変調方式インパルス無線受信機の構成を示す図である。 図8は、遅延線路で実現した可変遅延部を示す図である。 図9は、負荷容量を切り換えることにより実現した可変遅延部を示す図である。 図10は、可変容量により実現した可変遅延部を示す図である。 図11は、送信データ(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)をD/A変換器に供給した場合の可変容量の容量値の変化例を示す図である。
実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線送信機および無線伝送システムを説明する前に、インパルス無線伝送システムについて説明する。
図1は、インパルス無線伝送システムの構成例およびそこで使用するバンドパスフィルタの通過周波数帯域を示す図であり、(A)が構成例を、(B)が周波数帯域を示す。
インパルス無線伝送システムは、送信機と、受信機と、を有する。送信機は、ベースバンド信号生成器101と、短パルス発生部102と、バンドパスフィルタ103と、送信増幅器104と、送信アンテナ105と、を有する。受信機は、受信アンテナ121と、受信増幅器122と、検波器123と、リミットアンプ124と、ベースバンド信号再生器125と、を有する。
まず、送信機について説明する。ベースバンド信号生成器101は、タイムスロット単位のデータ信号を生成し、短パルス発生部102に出力する。後述するように、データ信号は、「1」の値ではハイレベルになり、「0」の値ではローレベルになる。データ信号の通信速度は例えば10ギガビット/秒(Gbps)である。短パルス発生器部102は、データ信号がタイムスロットでハイレベルになると、短パルスを生成する。バンドパスフィルタ103は、短パルスに対して所定の通過周波数帯域のみを通過させるためのフィルタリングを行い、ミリ波パルスA7を出力する。
図1(B)は、バンドパスフィルタ103の通過周波数帯域132を示す。短パルス特性131は、短パルスの周波数特性を示す。バンドパスフィルタ103の出力するミリ波パルスは、短パルス特性131のうちの通過周波数帯域132の部分のみの周波数成分を有する。UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)等では、使用可能な周波数帯域が制限されている。その周波数帯域の制限を満たすようにするために、バンドパスフィルタ103を用いる。通過周波数帯域132は、例えば、通過下限周波数f1が80GHz、通過上限周波数f2が90GHzであり、通過周波数帯域幅がf2−f1=90−80=10GHzである。
送信増幅器104は、ミリ波パルスを増幅し、送信アンテナ105を介して、送信信号を無線送信する。送信信号は、ミリ波パルスの有無により、「1」又は「0」のデータを表す。
次に、受信機について説明する。受信増幅器122は、受信アンテナ121を介して無線受信した受信信号を増幅する。検波器123は、受信増幅器122により増幅された受信信号(ミリ波パルス)の包絡線を検波して出力する。リミットアンプ124は、検波器123により検波された信号を増幅する。ベースバンド信号再生器125は、リミットアンプ124により増幅された信号を入力し、例えば10Gbpsの受信データの再生を行う。
インパルス方式の無線伝送システムは、マイクロ波帯、準ミリ波帯、UWBをはじめとする超広帯域無線通信に利用可能である。インパルス方式は、狭帯域通信方式と比較して、発振器やミキサが不要でRF部の構成が簡素・低コストとなる特徴を有し、広帯域を利用できるミリ波帯においては10Gbpsを超える広帯域無線通信の実現が期待される。
インパルス無線伝送システムに割り当てられた周波数帯域幅をBmaxとすれば、バンドパスフィルタ103の通過周波数帯域幅BbpfがBmaxと等しいとき、最大通信速度Bmaxを得る。例えば、周波数帯域幅Bmaxが10GHzの場合、図1(B)に示すように、バンドパスフィルタ103の通過周波数帯域幅Bbpfはf2−f1=90−80=10GHzであり、データ信号の通信速度は10Gbpsである。
ところで、多くの無線伝送システムは、例えば周波数1MHz当たりの信号強度0dBm(=1mW/MHz)というように、法令や規格などで、単位周波数当りの信号強度(電力スペクトル密度)が規定される。送信信号に輝線スペクトルが含まれると、輝線スペクトルの信号強度が上記の電力スペクトル密度の制限にかかって、全周波数帯域での平均電力を上げられないという事態が生じる。具体的には、割り当てられた周波数帯域Bmaxが10GHz(=10000MHz)のとき、送信スペクトル強度が周波数帯域内で一定であれば、1(mW/MHz)×10000(MHz)=10Wの出力が可能となる。しかし、送信信号に1mW/MHzの輝線スペクトルが含まれる場合、小さな電力しか出せない。信号を誤りなく長距離送信するためには、全周波数帯域のスペクトル電力を最大限大きくして、雑音等に対する信号強度マージン(SN比)を確保する必要がある。送信電力が輝線スペクトルで制限されると、SN比を十分確保できない。このように、輝線スペクトルにより送信電力が制限され、長距離・高品質通信が不利となるため、輝線スペクトルの生じないインパルス無線伝送システムの実現が課題である。そこで、送信信号に輝線スペクトルを含まず、長距離・高品質通信に適したバイポーラリターンゼロ(RZ)型インパルス無線伝送システムが提案されている。
図2は、特許文献5に記載されたバイポーラRZ型インパルス無線送信機(以下、B−RZ送信機と称する)で使用する短パルス発生部102の構成例を示す図である。図2の(A)は短パルス発生部102の構成を、図2の(B)はトリガフリップフロップ(T−FF)の構成を示す。
図3は、図2の短パルス発生部102の動作例を説明するためのタイミングチャートである。
短パルス発生部102は、入力バッファ501および502と、NRZ−RZ変換部503と、トリガフリップフロップ(T−FF)504と、エッジ整形(シェーピング)回路505と、パルス発生フィルタ506と、パルス(広帯域)増幅器507と、を有する。
データ信号Aは、ノンリターンゼロ信号である。入力バッファ501はノンリターンゼロ信号Aをバッファリングし、入力バッファ502はクロック信号Clockをバッファリングする。NRZ−RZ(ノンリターンゼロ(Non Return to Zero:NRZ)−リターンゼロ(Return to Zero:RZ))変換部503は、ノンリターンゼロ信号Aをリターンゼロ信号Bに変換する。具体的には、NRZ−RZ変換部503は、論理積(AND)回路であり、ノンリターンゼロ信号A及びクロック信号CLKの論理積をとり、その論理積信号をリターンゼロ信号Bとして出力する。
T−FF504は、例えば、図2の(B)に示すような、リターンゼロ信号Bをトランスファーゲート信号とするマスタースレーブ型のフリップフロップ回路で実現される。T−FF504は、インバータ602と603を入力と出力を相互に接続したマスターラッチと、インバータ605と606を含むスレーブラッチと、スレーブラッチの出力のフィードバック経路に設けられたインバータ607と、を有する。T−FF504は、さらにトランスファーゲート601および604と、を有する。トランスファーゲート601および604は、例えばトランジスタで形成される。これは、以下に説明するゲートについても同様である。トランスファーゲート601はスレーブラッチの出力をインバータ607を介してマスターラッチにフィードバックする経路に、ゲート604はマスターラッチの出力とスレーブラッチの入力の間に、それぞれ設けられる。トランスファーゲート601はリターンゼロ信号Bにより、トランスファーゲート604はリターンゼロ信号Bの反転信号により、それぞれ導通状態が制御される。これにより、T−FF504は、リターンゼロ信号Bが1周期変化する毎に出力信号Cを反転させる、リターンゼロ信号Bの分周回路として動作する。例えば、リターンゼロ信号Bがハイレベル→ローレベル→ハイレベルのように1周期変化する毎に、出力信号Cは論理レベルが反転する。このように、出力信号Cは、リターンゼロ信号Bの立ち上がりエッジに同期して論理反転する。
エッジシェーピング回路505は、T−FF504の出力信号Cの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを急峻にした信号をパルス発生フィルタ506に出力する。出力信号Cを急峻にした信号は、立ち上がり時間及び立ち下がり時間の短い信号になり、より高い周波数までスペクトルを有する信号となる。
エッジシェーピング回路505は、例えば、直列に接続した偶数個のインバータにより実現される。エッジシェーピング回路505は、ピーキングを与えるインダクタを設けて、より急峻なエッジが得られるようにしてもよい。
インバータは、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタを電源間に直列に接続し、2個のトランジスタのゲートに入力信号を印加し、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタの接続ノードから反転信号を得ることで実現される。他の部分で使用するインバータも同様に実現される。
パルス発生フィルタ506は、ハイパスフィルタ又はバンドパスフィルタである。パルス発生フィルタ506は、エッジシェーピング回路505の出力信号の低周波数成分を除去することにより、データ信号Aの値(1の値)に応じたパルスの有無であって正極パルス及び負極パルスを交互に生成した信号Dを出力する。パルス発生フィルタ506としては、例えば、直列接続されたキャパシタ素子を使用できる。広帯域増幅器507は、広帯域増幅器又は分布型増幅器であり、パルス発生フィルタ506の出力信号Dを増幅し、その増幅した信号を図1(A)のバンドパスフィルタ103に出力する。
なお、信号Cのエッジが十分に急峻である場合には、エッジシェーピング回路505を削除してもよい。また、信号Dの大きさが十分であれば、広帯域増幅器507を削除してもよい。
短パルス発生部102からバンドパスフィルタ103に出力されるバイポーラ短パルスは、データ信号の値に応じたパルスの有無であって正極パルス及び負極パルスを交互に生成されるパルスである。例えば、バイポーラ短パルスは、データ信号の値が「1」のときに正極パルス又は負極パルスが発生し、データ信号の値が「0」のときに基準電圧となる。正極パルスは基準電圧に対して正電圧のパルスであり、負極パルスは基準電圧に対して負電圧のパルスである。すなわち、バイポーラ短パルスは、直前のパルスに対して逆極性のパルスになる。
バイポーラ短パルスは、ユニポーラ短パルスに対して、高周波成分の位相が反転するだけであり、信号の包絡線が同じになる。図1の(A)の検波器123は、受信信号の包絡線を検波する。したがって、図1の(A)のインパルス無線通信装置の受信部は、ユニポーラ短パルスを受信する場合でも、バイポーラ短パルスを受信する場合でも同じ構成でよい。
バイポーラ短パルスを利用すると、通信速度(10Gbps)の整数倍に等しい周波数でノッチ(凹部)が生じ、電力スペクトル密度が小さくなる。そのため、ユニポーラ短パルスを利用する場合に比べて、単位周波数当たりの信号強度の最大値を小さくでき、送信電力の確保が容易となり、長距離・高品質通信を行うのに有利となる。
ユニポーラRZ方式およびバイポーラRZ式を含め、インパルス無線通信システムは、使用する周波数帯域幅あたりの伝送ビット数が小さい、つまり周波数利用効率が低いという問題がある。インパルス無線通信では、ON/OFF変調を行うため、10GHzの周波数帯域幅を使用する場合、せいぜい10Gbpsのデータ伝送しか行えない。無線通信システムが近接し相互の干渉が問題になったり、同じ周波数帯を利用して伝送速度を上げる要求が出た場合に、周波数利用効率の高い通信システムが求められる。
無線伝送装置の周波数利用効率を向上するためには、1シンボルに対し複数ビットの情報をのせる方法、いわゆる多値化が有効である。パルス伝送の場合は、パルスの出現位置を変えることにより情報を伝送するパルス位置変調(PPM)が知られている。
インパルス無線通信システムで、パルス位置変調を行う場合、1周期内に1個のパルスを配置し、送信データに応じてパルスを配置する位置(位相)を変える。パルス位置変調を行うインパルス無線通信システムは、これまであまり知られておらず、特許文献4には、パルス位置変調を行うインパルス無線通信システムにおける受信機が開示されているが、特に送信機については知られていない。
以下に説明する実施形態では、簡単な構成でパルス位置変調方式インパルス無線送信機が開示される。
実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線通信システムは、図1の(A)に示した通信システムと同様の構成を有し、送信機の短パルス発生部102の構成が、これまで説明したものとは異なる。
図4は、実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線送信機の短パルス発生部102の構成を示す図であり、(A)が短パルス発生部102の構成を、(B)が位置変調機能付きトリガフリップフロップ(T−FF)の構成を示す。
図5は、図4の短パルス発生部102の動作例を説明するためのタイミングチャートである。
実施形態の短パルス発生部102は、シリアル−パラレル(S−P)変換部701と、セレクタ702と、クロックバッファ703と、位置変調機能付きT−FF704と、エッジ整形回路505と、パルス発生フィルタ506と、パルス増幅器507と、を有する。
シリアル−パラレル(S−P)変換部701は、シリアルデータの送信データを2ビットのデータにシリアル−パラレル変換する。なお、送信データが2ビットのパラレルデータの場合には、S−P変換部701は設ける必要がない。また、送信データが2×Nビットのパラレルデータの場合には、S−P変換部701の代わりに、パラレルデータから2ビットずつ順に選択するセレクタを設ければよい。
セレクタ702は、2ビットの送信データの(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)に応じて、4本のセレクタ出力のうち1本を高レベル(High)に、残りを低レベル(Low)に設定する。言い換えれば、セレクタ702は、デコーダとして機能する。なお、4本のセレクタ出力に対応する信号が入力される場合には、セレクタ702を削除することが可能である。
クロックバッファ703は、クロック信号Clockをバッファリングする。
位置変調機能付きT−FF704については後述する。
エッジ整形(シェーピング)回路505、パルス発生フィルタ506およびパルス増幅器507は、図2で説明したものと同じであり、説明は省略する。
位置変調機能付きT−FF704は、図4の(B)に示すような構成を有する。T−FF704は、インバータ802と803を入力と出力を相互に接続したマスターラッチと、インバータ805と806を含むスレーブラッチと、スレーブラッチの出力のフィードバック経路に設けられたインバータ807と、を有する。T−FF704は、さらにトランスファーゲート801および804と、を有する。トランスファーゲート801はスレーブラッチの出力をインバータ807を介してマスターラッチにフィードバックする経路に、トランスファーゲート804はマスターラッチの出力とスレーブラッチの入力の間に、それぞれ設けられる。トランスファーゲート801はクロック信号Clockにより、トランスファーゲート804はクロック信号Clockの反転信号により、それぞれ導通状態が制御される。
T−FF704は、さらに、スレーブラッチにおいて、インバータ805の出力とインバータ806の入力(位置変調機能付きT−FF704の出力ノード)との間に接続された可変遅延部810を有する。可変遅延部810は、インバータ805の出力とインバータ806の入力間に並列に接続された4つの信号経路を有する。第1信号経路は、トランスファーゲート811のみを有する。第2信号経路は、直列に接続したトランスファーゲート812、バッファ813およびトランスファーゲート814を有する。第3信号経路は、直列に接続したトランスファーゲート815、バッファ816、817およびトランスファーゲート818を有する。第4信号経路は、直列に接続したトランスファーゲート819、バッファ820、821、822およびトランスファーゲート823を有する。トランスファーゲート811のゲートには、セレクタ702の送信データ(0,0)に対応してHighとなる信号が印加される。トランスファーゲート812および814のゲートには、セレクタ702の送信データ(0,1)に対応してHighとなる信号が印加される。トランスファーゲート815および818のゲートには、セレクタ702の送信データ(1,1)に対応してHighとなる信号が印加される。トランスファーゲート819および823のゲートには、セレクタ702の送信データ(1,0)に対応してHighとなる信号が印加される。したがって、セレクタ702の送信データ(0,0)に対応して第1信号経路が選択され、(0,1)に対応して第2信号経路が選択され、(1,1)に対応して第3信号経路が選択され、(1,0)に対応して第4信号経路が選択される。第1から第4信号経路は、バッファの個数が0から3個であり、バッファの個数に応じてインバータ805の出力変化が、インバータ806の入力(出力ノードC)に現れるまでの時間に差を生じる。
図4の(B)に示すT−FF704では、クロック信号Clockの1周期ごとに、出力信号CがHighとLowに交互に変化する。さらに、T−FF704では、クロック信号Clockが立ち下ると、インバータ805の入力が変化し、出力信号Cが変化する。したがって、4つの信号経路のいずれかを選択するかにより、クロック信号Clockの立ち下りエッジから出力信号Cが変化するまでの時間が異なる。
図5に示すように、T−FF704の出力信号Cは、クロック信号Clockの1周期ごとに変化し、出力信号Cの変化エッジのクロック信号Clockの立ち下りエッジからの時間が、送信データDataの値に応じて異なる。前述のように、パルス発生フィルタ506は、信号Cの高周波成分をバンドパスフィルタ機能により抽出し、出力信号Cの立ち上りエッジおよび立ち下りエッジに応じて正極パルスおよび負極パルスとなる信号Dを出力する。したがって、出力データDataに応じて異なる位置に正極パルスまたは負極パルスとなる信号Dを出力する。なお、図において、破線は、送信データDataが(0,0)に固定の場合の、T−FF704の出力信号Cおよびパルス発生フィルタ506の出力信号Dを示す。信号Dは、パルス増幅器507で増幅した後、バンドパスフィルタ103に出力される。
以上説明したように、実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線送信機は、1周期に1個のパルスを、4値(2ビット)の送信データに応じて1周期内での位置を変えて出力する。図5に示すように、信号Dの正極パルスおよび負極パルスは、送信データの値に応じた位置に出現する。
上記のように、信号Dの正極パルスおよび負極パルスは、送信データに応じて、クロック信号Clockの立ち下りエッジから次の立ち上りエッジの間の異なる位置(位相)に配置される。信号Dの正極パルスおよび負極パルスの位置の差は、受信機側での識別を容易にする上で、できるだけ広いことが望ましい。そのため、クロック信号Clockは、Highの期間が短く、Lowの期間が長い、言い換えればデューティが小さいことが望ましい。これにより、位置変調を行うに必要な時間が広がって、近接する状態間のマージンがとれると共に更なる多値化が可能になる。
なお、以上の説明では、T−FF704の出力信号Cは、クロック信号Clockの立ち下りエッジに対応して変化する例を示した。しかし、トランスファーゲート801および804のゲートに入力するクロック信号Clockを反転すれば、T−FF704の出力信号Cは、クロック信号Clockの立ち上りエッジに対応して変化する。この場合、クロック信号Clockは、Highの期間が長く短く、Lowの期間が短い長い、言い換えればデューティが大きいことが望ましい。
以上、実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線通信システムの送信機について説明した。受信機は、例えば、パルス位置を検出する機能を有する特許文献1または4に記載されたインパルス無線受信機で実現される。
また、実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線通信システムでは、通信開始時および一定時間ごとに、送信側と受信側で同期確認処理を行う。以下、同期確認処理を行うパルス位置変調方式インパルス無線受信機について説明する。
図6は、同期確認処理を行うパルス位置変調方式インパルス無線通信システムの受信アルゴリズムを説明するフローチャートであり、(A)が通信開始時の処理を、(B)が通信時の処理を示す。
図6の(A)に示すように、通信開始時には、ステップS101で、送信側の無線局Aから受信側の無線局Bに、パイロット信号を送信する。
ステップS201で、受信側の無線局Bが、受信信号を検知し、クロック信号を抽出する。
ステップS202で、受信側の無線局Bが、抽出したクロック信号に受信クロックを同期させるクロック同期処理を行う。
ステップS203で、受信側の無線局Bが、クロック同期処理終了後、さらに受信側での通信を行うために必要な処理を行い、通信の準備を完了させる(Rx Ready)。
ステップS204で、受信側の無線局Bが、送信側の無線局Aにパイロット信号を送信する。
ステップS102で、送信側の無線局Aが、受信信号を検知し、通信を行うために必要な処理を行い、通信の準備を完了させる(Tx Ready)。これにより同期確認処理が終了する。
ステップS103で、送信側の無線局Aが、データを送信する。
ステップS205で、受信側の無線局Bが、送信されたデータを受信する。
図6の(B)に示すように、通信時には、ステップS301で、送信側の無線局Aが、データを送信する。
ステップS401で、受信側の無線局Bが、送信されたデータを受信する。
以下、一定時間が経過するまでデータ送受信動作を繰り返す。
送信側の無線局Aは、時間を計時しており、ステップS302で、一定時間T1が経過したことを検知すると、ステップS303に進む。
ステップS303では、ステップS101と同様に、送信側の無線局Aから受信側の無線局Bに、パイロット信号を送信する。
ステップS402では、受信側の無線局Bは、ステップS201およびS202のクロック同期処理を行い、クロック同期の更新を行う。
その後、送信側の無線局AはステップS301に戻り、受信側の無線局BはステップS401に戻り、データ送受信動作を繰り返す。
図7は、図6に示した受信アルゴリズムを実行するパルス位置変調方式インパルス無線受信機の構成を示す図である。
図7の受信機は、同期確認処理を行う部分に加えて、図1に示した受信機と同様に、受信アンテナ121と、受信増幅器122と、検波器123と、リミットアンプ124と、を有する。図7の受信機は、ベースバンド信号再生器125も有するが、図7では図示していない。受信アンテナ121、受信増幅器122、検波器123、リミットアンプ124および図示していないベースバンド信号再生器125は、一般的な受信機のものと同じである。同期確認処理を行う部分は、ベースバンド信号再生器125内に形成され、スイッチ(SW)201、クロック再生回路202、スイッチ(SW)制御回路203、位相比較回路204およびAD変換機205を有する。位相比較回路204およびAD変換機205は、通常のデータ信号再生に係る部分であり、位相比較回路204は、クロック再生回路202からの受信クロック信号CLKを受けてパルスの位相(位置)を検出する。
通信開始時には、SW制御回路203が、リミットアンプ124の出力がクロック再生回路202に入力するように、スイッチ201をONする。この状態で、パイロット信号を利用してクロック再生し、クロック同期が達成されると、クロック再生回路202はSync信号をHighとする。この状態で、復調データの中でパイロット信号のendを検出すると、SW制御回路203は、スイッチ201をOFFし、この後、クロック再生回路202は自走する。位相比較回路204は、クロック再生回路202からの受信クロック信号CLKとパルスの位相差を検出し、A/D変換器205がデータを復調する。
SW制御回路203は、A/D変換器205から供給される復調データの中でパイロット信号のstartを検出した場合、復調データをdisableとする信号を出力し、再度同期動作を行う。
以上、実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線通信システムについて説明したが、各種の変形例があり得るのは言うまでもない。以下、パルス位置変調方式インパルス無線受信機のT−FF704の変形例について説明する。
図8は、遅延線路で実現した可変遅延部830を示す図である。
図8の可変遅延部830は、図4に示した可変遅延部810のバッファ813、816および817、および820から822を、遅延線路833、836および839で置き換えた構成を有する。遅延線路833、836および839は、信号の遅延量が異なる。遅延線路833、836および839は、抵抗、コイル(インダクタ)、容量、トランジスタなどを組み合わせた公知の遅延線路(ディレイライン)で実現される。
図9は、負荷容量を切り換えることにより実現した可変遅延部900を示す図である。
図9の可変遅延部900は、スレーブラッチのインバータ805の出力(信号Cの出力ノード)と基準電源(GND)との間に接続され、接続するか否かが選択可能な複数の負荷容量を有する。複数の負荷容量は、複数のゲート901−904と複数の異なる容量値の容量CL0−CL3とをそれぞれ直列に接続することにより実現される。ゲート901−904を形成するトランジスタのゲートは、送信データ(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)により導通が制御される。小さな容量値の容量が接続されるゲートを導通した場合には遅延量は小さいが、大きな容量値の容量が接続されるゲートを導通した場合には遅延量は大きくなる。
図10は、可変容量により実現した可変遅延部910を示す図である。
図10の可変遅延部910は、スレーブラッチのインバータ805の出力とGNDとの間に接続された可変容量CLと、送信データから可変容量CLの容量値を設定するアナログ信号を発生するD/A変換器911と、を有する。
図11は、送信データ(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)をD/A変換器911に供給した場合の可変容量CLの容量値の変化例を示す図である。
可変容量CLの容量値を小さな値に設定した場合には遅延量は小さいが、大きな容量値に設定した場合には遅延量は大きくなる。
以上説明した実施形態のパルス位置変調方式インパルス無線通信システムによれば、周波数利用効率を高めることができる。また、パルス出現時間がランダムに変動するため、線スペクトルの抑圧にも効果がある。以上説明した無線通信システムおよび送信機の構成は、70GHz以上の超高周波数帯を使用して、10Gbps程度の大容量を伝送する通信装置に好適である。10Gbps程度の伝送速度の場合、4値PPMの遅延量は10ps程度のオーダとなり、バッファまたはインバータの遅延時間と同程度となる。これにより、送信機自体のサイズ、消費電力ともに最適なものとなる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に、記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
101 ベースバンド信号生成部
102 短パルス発生部
103 バンドパスフィルタ
104 送信増幅器
105 送信アンテナ
121 受信アンテナ
122 受信増幅器
123 検波器
124 リミットアンプ
125 ベースバンド信号再生器
505 エッジ整形(シェイピング)回路
506 パルス発生フィルタ
507 パルス増幅器
701 シリアル−パラレル(S−P)変換部
702 セレクタ
703 クロックバッファ
704 位置変調機能付きトリガーフリップフロップ(T−FF)
810 可変遅延部

Claims (8)

  1. バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器と、
    所定の通過周波数帯域を有し、前記バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器の出力を通過させるバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタの出力を増幅する送信増幅器と、
    送信アンテナと、を備え、
    前記バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器は、
    クロック信号の1周期ごとに反転し、送信データに応じてパルス幅が異なるパルス幅可変パルスを、前記クロック信号の1周期ごとに出力する位置変調機能付きトリガーフリップフロップと、
    前記パルス幅可変パルスの変化エッジの変化方向に応じて正極パルスまたは負極パルスを発生するパルス発生フィルタと、を備えることを特徴とするパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  2. 前記バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器は、
    前記位置変調機能付きトリガーフリップフロップの出力信号の変化エッジを急峻にするエッジ整形回路と、
    前記エッジ整形回路の出力を増幅するパルス増幅器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  3. 前記バイポーラ・リターンゼロ型短パルス発生器は、
    シリアルデータをパラレルデータに変換する直並列変換回路と、
    前記パラレルデータから、データパターンにより定められた送信データを選択するセレクタと、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  4. 前記位置変調機能付きトリガーフリップフロップは、データ伝送速度と同一の周波数を有する前記クロック信号を受け、
    前記位置変調機能付きトリガーフリップフロップが前記クロック信号の立ち上がりエッジに対応して出力を変化させる場合には、前記クロック信号の低レベルの期間が短く、前記位置変調機能付きトリガーフリップフロップが前記クロック信号の立ち下がりエッジに対応して出力を変化させる場合には、前記クロック信号の高レベルの期間が短い、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  5. 前記位置変調機能付きトリガーフリップフロップは、マスタースレーブ回路を有し、
    前記マスタースレーブ回路のスレーブ部が、セレクタ部からの信号により遅延量が選択される可変遅延回路を含む、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  6. 前記可変遅延回路は、直列に接続された異なる個数のインバータまたはバッファの複数の列を含み、前記送信データに応じていずれかの列を選択することを特徴とする請求項5に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  7. 前記可変遅延回路は、前記スレーブ部の出力に接続された可変負荷容量を含み、前記送信データに応じていずれかの列を選択することを特徴とする請求項5に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載のパルス位置変調方式インパルス無線送信機と、
    受信アンテナ、前記受信アンテナの受信した信号を増幅する受信増幅器、および前記受信増幅器の出力信号を検波して受信データを取り出す検波器を含む受信機と、を備えることを特徴とするパルス位置変調方式インパルス無線通信システム。
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