JP6149799B2 - ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法 - Google Patents

ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6149799B2
JP6149799B2 JP2014101145A JP2014101145A JP6149799B2 JP 6149799 B2 JP6149799 B2 JP 6149799B2 JP 2014101145 A JP2014101145 A JP 2014101145A JP 2014101145 A JP2014101145 A JP 2014101145A JP 6149799 B2 JP6149799 B2 JP 6149799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaching
nickel
sulfide
nickel sulfide
chlorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014101145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015218346A (ja
Inventor
西川 勲
勲 西川
高石 和幸
和幸 高石
小林 宙
宙 小林
正寛 新宮
正寛 新宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2014101145A priority Critical patent/JP6149799B2/ja
Publication of JP2015218346A publication Critical patent/JP2015218346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6149799B2 publication Critical patent/JP6149799B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

本発明は、ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法に関する。さらに詳しくは、ニッケル硫化物を原料とした湿式製錬プロセスにおいて、銅濃度が低く、浸出反応効率が低いニッケル硫化物を塩素浸出する設備および方法に関する。
図5に基づき、ニッケル硫化物を原料とした湿式製錬プロセスの一例を説明する。
本湿式製錬プロセスでは、原料のニッケル硫化物として、ニッケルマットとニッケル・コバルト混合硫化物(MS:ミックスサルファイド)の2種類が用いられる。ニッケルマットは、硫鉄ニッケル鉱を熔錬することで得られる。また、ニッケル・コバルト混合硫化物は、低品位ラテライト鉱を硫酸浸出し、浸出液中のニッケルとコバルトを硫化物として回収することで得られる。
まず、ニッケルマットを粉砕工程において粉砕した後、後述の電解廃液と混合してマットスラリーとし、セメンテーション工程に供給する。セメンテーション工程には塩素浸出工程で得られた浸出液が供給されており、この浸出液(銅濃度30〜60g/L)中に含まれる銅イオンがニッケルマット中のニッケルメタルと置換反応を起こして、硫化銅として析出する。そして、析出した硫化銅をその他の残分とともにセメンテーション残渣として分離し、塩素浸出工程に供給する。
セメンテーション工程の終液中にはコバルトや鉄などが含まれているため、浄液工程で塩素ガスを吹き込んで酸化しつつ、同時に炭酸ニッケルを添加して中和する、いわゆる酸化中和法により、これらの元素および銅、鉛、ヒ素などの微量不純物を水酸化物として除去する。不純物を除去した液は純粋な塩化ニッケル溶液であり、電解給液として電解工程に送る。電解工程においては、電解採取により、電解液に含まれるニッケルを電気ニッケルとして回収する。電解工程で発生した塩素ガスは塩素浸出工程および浄液工程に繰り返して再利用する。電解工程から排出された電解廃液は粉砕工程および浄液工程に送られる。
塩素浸出工程にはセメンテーション残渣およびニッケル・コバルト混合硫化物からなるスラリーが供給される。塩素浸出工程では、浸出槽に吹き込まれる塩素ガスの酸化力によって、スラリー中の固形物に含まれる金属が実質的に全て液中に浸出される。塩素浸出工程から排出されたスラリーは浸出液と浸出残渣とに固液分離される。金属が浸出された浸出液は、セメンテーション工程に繰り返して供給される。一方、マットに含まれていた硫黄はほとんど浸出されず、その大部分が浸出残渣として分離される。
ところで、ニッケル・コバルト混合硫化物は、銅含有量が微量であり、かつ、ニッケルメタルが含まれていないため、還元力に乏しいという性質を有する。そのため、ニッケル・コバルト混合硫化物は、セメンテーション工程に供給しても銅イオンとニッケルメタルとの置換反応が進行しないため、塩素浸出工程に直接供給される。しかしながら、ニッケル・コバルト混合硫化物は、ニッケルマットやセメンテーション残渣に比べて硫化物としての安定性が高いことから、浸出反応効率が低いという問題がある。
塩素浸出工程において、原料中の金属の浸出は、銅イオンを媒体とした塩素ガスの液相への吸収反応(銅の塩化物錯イオンの酸化反応)(化1)と、吸収された塩素(酸化された銅の塩化物錯イオン)による硫化物の酸化反応(化2、化3)の二段階で進行する。
(化1)
3Cl2 + 6CuCl3 2- → 6CuCl+ + 18Cl-
(化2)
6CuCl+ + Ni3S2 + 18Cl- → 3NiCl2 + 6CuCl3 2- + 2S
(化3)
2CuCl+ + MS + 6Cl- → MCl2 + 2CuCl3 2- + S (M = Ni、Co、Fe、Cu)
セメンテーション残渣等の銅を含有する原料を用いた場合、上記化3の反応により浸出されたCuCl2が塩化物錯体を生成し、上記化1の塩素吸収剤として作用するため、浸出反応の進行に伴って塩素ガスの吸収量が増加する。しかし、ニッケル・コバルト混合硫化物は、銅をほとんど含有していないため、反応開始時に反応液に含まれている銅イオンの量が塩素ガスの吸収量を決定することとなる。そのため、塩素ガスの供給量を増加しても液相に吸収されずに浸出反応に寄与しないという問題がある。
ニッケル・コバルト混合硫化物とともに、銅を含むマットスラリーやセメンテーション残渣を反応槽に供給することで、上記の問題を解消することができる(特許文献1参照)。しかし、マットスラリーやセメンテーション残渣は、ニッケル・コバルト混合硫化物に比べて浸出反応効率が高いため優先的に塩素ガスを消費してしまい、塩素ガスがニッケル・コバルト混合硫化物の浸出反応に有効に寄与しないという問題がある。
特開2008−240009号公報
本発明は上記事情に鑑み、銅濃度が低く、浸出反応効率が低いニッケル硫化物を効率よく塩素浸出するニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法を提供することを目的とする。
第1発明のニッケル硫化物の塩素浸出設備は、第1ニッケル硫化物と、該第1ニッケル硫化物に比べて銅濃度が低く、かつ、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物とを塩素浸出する設備であって、前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とが供給され、その混合液を塩素浸出する前段浸出槽と、前記前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とが供給され、その混合液を塩素浸出する後段浸出槽と、を備え、前記前段浸出槽において、前記第1ニッケル硫化物と前記第2ニッケル硫化物の混合割合が、混合液の銅濃度が30g/L以上となる割合であることを特徴とする。
第2発明のニッケル硫化物の塩素浸出設備は、第1発明において、複数の前記前段浸出槽を備え、前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とが、それぞれ前記複数の前段浸出槽に分けて供給され、前記複数の前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とが、前記後段浸出槽に供給されることを特徴とする。
第3発明のニッケル硫化物の塩素浸出設備は、第1または第2発明において、前記第1ニッケル硫化物は、ニッケルマット中のニッケルメタルを銅イオンと置換させるセメンテーション工程から得られたセメンテーション残渣であり、前記第2ニッケル硫化物は、低品位ラテライト鉱を硫酸浸出し、浸出液中のニッケルとコバルトを硫化物として回収して得られたニッケル・コバルト混合硫化物であることを特徴とする。
第4発明のニッケル硫化物の塩素浸出方法は、第1ニッケル硫化物と、該第1ニッケル硫化物に比べて銅濃度が低く、かつ、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物とを塩素浸出する方法であって、前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とを前段浸出槽に供給して、その混合液を塩素浸出し、前記前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とを後段浸出槽に供給して、その混合液を塩素浸出し、前記前段浸出槽において、混合液の銅イオン濃度が30g/L以上となるように、前記第1ニッケル硫化物と前記第2ニッケル硫化物の混合割合を調整することを特徴とする。
第5発明のニッケル硫化物の塩素浸出方法は、第4発明において、前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とを、それぞれ複数の前段浸出槽に分けて供給して、その混合液を塩素浸出し、前記複数の前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とを後段浸出槽に供給して、その混合液を塩素浸出することを特徴とする。
第6発明のニッケル硫化物の塩素浸出方法は、第4または第5発明において、前記第1ニッケル硫化物は、ニッケルマット中のニッケルメタルを銅イオンと置換させるセメンテーション工程から得られたセメンテーション残渣であり、前記第2ニッケル硫化物は、低品位ラテライト鉱を硫酸浸出し、浸出液中のニッケルとコバルトを硫化物として回収して得られたニッケル・コバルト混合硫化物であることを特徴とする。
第1発明によれば、前段浸出槽において、銅濃度が低い第2ニッケル硫化物に銅濃度が高い第1ニッケル硫化物を混合して塩素浸出するので、混合液の銅濃度が高くなり、塩素浸出反応を促進できる。混合液の銅濃度が30g/L以上であるので、塩素浸出反応を促進でき、浸出反応効率を高くできる。また、前段浸出槽には、浸出反応効率が高い第1ニッケル硫化物の一部のみが供給されるので、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物の塩素浸出反応に塩素を寄与させることができる。しかも、前段浸出槽への供給量を低減できるので、前段浸出槽での滞留時間が長くなり、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物の浸出時間を長くすることができる。その結果、銅濃度が低く、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物を効率よく塩素浸出できる。
第2発明によれば、複数の前段浸出槽を備えるので、各前段浸出槽への供給量を低減でき、前段浸出槽での滞留時間が長くなり、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物の浸出時間をより長くすることができる。
第3発明によれば、銅濃度が低く、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物を効率よく塩素浸出できる。
第4発明によれば、前段浸出槽において、銅濃度が低い第2ニッケル硫化物に銅濃度が高い第1ニッケル硫化物を混合して塩素浸出するので、混合液の銅濃度が高くなり、塩素浸出反応を促進できる。混合液の銅濃度が30g/L以上であるので、塩素浸出反応を促進でき、浸出反応効率を高くできる。また、前段浸出槽には、浸出反応効率が高い第1ニッケル硫化物の一部のみが供給されるので、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物の塩素浸出反応に塩素を寄与させることができる。しかも、前段浸出槽への供給量を低減できるので、前段浸出槽での滞留時間が長くなり、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物の浸出時間を長くすることができる。その結果、銅濃度が低く、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物を効率よく塩素浸出できる。
第5発明によれば、複数の前段浸出槽を備えるので、各前段浸出槽への供給量を低減でき、前段浸出槽での滞留時間が長くなり、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物の浸出時間をより長くすることができる。
第6発明によれば、銅濃度が低く、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物を効率よく塩素浸出できる。
本発明の第1実施形態に係る塩素浸出設備の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る塩素浸出設備の説明図である。 浸出液の銅濃度に対する浸出残渣中のニッケル残分を示すグラフである。 滞留時間に対する浸出残渣中のニッケル残分を示すグラフである。 湿式製錬プロセスの全体工程図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明に係るニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法は、ニッケル硫化物を塩素浸出する工程であれば、いかなる工程にも適用できる。
また、原料としては、性質の異なる少なくとも2種類のニッケル硫化物が用いられる。説明の便宜のため、一方のニッケル硫化物を第1ニッケル硫化物、他方のニッケル硫化物を第2ニッケル硫化物と称する。第2ニッケル硫化物は、第1ニッケル硫化物に比べて銅濃度が低く、かつ、浸出反応効率が低いという性質を有する。
以下では、ニッケル硫化物を原料とした湿式製錬プロセスの塩素浸出工程に本発明を適用した場合を例に説明する。湿式製錬プロセスの全体工程は従来と同様であるので説明を省略する(図5参照)。また、第1ニッケル硫化物がセメンテーション残渣であり、第2ニッケル硫化物がニッケル・コバルト混合硫化物であるとして説明する。
ここで、セメンテーション残渣は、ニッケルマット中のニッケルメタルを銅イオンと置換させるセメンテーション工程から得られる。セメンテーション残渣には、Ni3S2、NiS、Cu2S等の形態でニッケルおよび銅が含有されている。セメンテーション残渣の代表的な組成は、ニッケル品位が25〜35質量%、銅品位が22〜28質量%。硫黄品位が30〜36質量%である。
ニッケル・コバルト混合硫化物は、低品位ラテライト鉱を硫酸浸出し、浸出液中のニッケルとコバルトを硫化物として回収して得られる。ニッケル・コバルト混合硫化物には、NiS、Ni3S4等の形態でニッケルが含有されている。なお、主成分がNiSであり、一部がNi3S4である。ニッケル・コバルト混合硫化物の代表的な組成は、ニッケル品位が50〜60質量%、コバルト品位が4.2〜4.8質量%、銅品位が0.1質量%以下、硫黄品位が30〜36質量%である。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る塩素浸出設備Aは、直列に接続された4つの浸出槽1、2、3、4を備えている。説明の便宜のため、先頭段を第1浸出槽1、第2段を第2浸出槽2、第3段を第3浸出槽3、最終段を第4浸出槽4と称する。第1浸出槽1からの排出液は第2浸出槽2に供給され、第2浸出槽2からの排出液は第3浸出槽3に供給され、第3浸出槽3からの排出液は第4浸出槽4に供給され、第4浸出槽4からは塩素浸出反応後の終液が排出される。なお、第1浸出槽1および第2浸出槽2が、それぞれ特許請求の範囲に記載の「前段浸出槽」および「後段浸出槽」に相当する。
各浸出槽1、2、3、4には、塩素浸反応に必要な設備が備えられている。例えば、反応液を撹拌するための撹拌機と、反応液に塩素ガスを吹き込むための塩素ガス吹込管等が備えられている。
各浸出槽1、2、3、4の容積は特に限定されないが、本実施形態ではいずれも60m3であるとして説明する。また、セメンテーション残渣(CMR)およびニッケル・コバルト混合硫化物(MS)の塩素浸出工程への全供給量は特に限定されないが、本実施形態ではいずれも200L/分であるとして説明する。なお、セメンテーション残渣およびニッケル・コバルト混合硫化物は、それぞれスラリー状に調整された上で、塩素浸出工程に供給される。
先頭段の第1浸出槽1には、セメンテーション残渣(CMR)の全供給量の一部(50L/分)と、ニッケル・コバルト混合硫化物(MS)の全量(200L/分)とが供給されている。第1浸出槽1内では、これらの混合液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことで塩素浸出が行われる。第1浸出槽1の容積が60m3であり、合計供給量が250L/分であることから、第1浸出槽1における滞留時間は4.0時間となる。
ここで、第1浸出槽1に供給されるセメンテーション残渣とニッケル・コバルト混合硫化物の混合割合は、上記のように1:4に限定されない。セメンテーション残渣により、前記化1〜3に示す塩素浸出反応において、塩素ガスの吸収に必要な最低限の銅量を供給できればよい。具体的には、セメンテーション残渣とニッケル・コバルト混合硫化物の混合割合は、混合液の銅濃度が30g/L以上となるように調整することが好ましい。混合液の銅濃度を30g/L以上とすることで、塩素浸出反応を促進でき、浸出反応効率を高くできるからである。
次段の第2浸出槽2には、第1浸出槽1から排出された排出液(250L/分)と、セメンテーション残渣(CMR)の全供給量の残部(150L/分)とが供給されている。第2浸出槽2内では、これらの混合液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことで塩素浸出が行われる。第2浸出槽2の容積が60m3であり、合計供給量が400L/分であることから、第2浸出槽2における滞留時間は2.5時間となる。
次段の第3浸出槽3には、第2浸出槽2から排出された排出液(400L/分)が供給されている。第3浸出槽3内では、反応液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことで塩素浸出が行われる。第3浸出槽3の容積が60m3であり、供給量が400L/分であることから、第3浸出槽3における滞留時間は2.5時間となる。
最終段の第4浸出槽4には、第3浸出槽3から排出された排出液(400L/分)が供給されている。第4浸出槽4内では、反応液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことでさらに塩素浸出が行われる。第4浸出槽4の容積が60m3であり、供給量が400L/分であることから、第4浸出槽4における滞留時間は2.5時間となる。
以上のように、先頭段の第1浸出槽1において、銅濃度が低いニッケル・コバルト混合硫化物に銅濃度が高いセメンテーション残渣を混合して塩素浸出するので、混合液の銅濃度が高くなり、塩素ガスの液相への吸収量が増加することから、塩素浸出反応を促進できる。
また、先頭段の第1浸出槽1には、浸出反応効率が高いセメンテーション残渣の一部のみが供給されるので、セメンテーション残渣が優先的に塩素ガスを消費する効果を抑制でき、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物の塩素浸出反応に塩素を寄与させることができる。
さらに、セメンテーション残渣の一部のみを第1浸出槽1に供給することにより、第1浸出槽1への供給量を低減できることから、第1浸出槽1における滞留時間を長くできる。そのため、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物が先頭段の第1浸出槽1から最終段の第4浸出槽4まで通過するのに要する時間が11.5時間となり、浸出時間を長くすることができる。
上記の(1)銅濃度の上昇、(2)塩素の寄与、(3)浸出時間の長時間化により、銅濃度が低く、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物を効率よく塩素浸出できる。
なお、本実施形態において、第1浸出槽1と第2浸出槽2との間に他の浸出槽が設けられてもよい。特許請求の範囲に記載の「前記前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とが供給され、その混合液を塩素浸出する後段浸出槽」および「前記前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とを後段浸出槽に供給して」とは、前段浸出槽(第1浸出槽1)からの排出液が後段浸出槽(第2浸出槽2)に直接供給される場合の他、前段浸出槽(第1浸出槽1)からの排出液が他の浸出槽を介して後段浸出槽(第2浸出槽2)に間接的に供給される場合も含まれる概念である。
また、本実施形態では、浸出槽の数が4槽であるが、前段浸出槽と後段浸出槽を含む2槽以上であればよく、浸出槽の数は特に限定されない。
(第2実施形態)
図2に示すように、本発明の第2実施形態に係る塩素浸出設備Bは、第1実施形態の塩素浸出設備Aにおいて、第1浸出槽1および第2浸出槽2を並列に設けて、先頭段の浸出槽を2槽とした形態である。第1浸出槽1および第2浸出槽2からの排出液はともに第3浸出槽3に供給され、第3浸出槽3からの排出液は第4浸出槽4に供給され、第4浸出槽4からは塩素浸出反応後の終液が排出される。なお、第1浸出槽1および第2浸出槽2が特許請求の範囲に記載の「前段浸出槽」に相当し、第3浸出槽3が特許請求の範囲に記載の「後段浸出槽」に相当する。
本実施形態においても、各浸出槽1、2、3、4の容積はいずれも60m3であるとして説明する。また、セメンテーション残渣(CMR)およびニッケル・コバルト混合硫化物(MS)の塩素浸出工程への全供給量はいずれも200L/分であるとして説明する。
第2実施形態では、第1実施形態の塩素浸出設備Aにおいて、先頭段の第1浸出槽1に供給していたセメンテーション残渣の一部とニッケル・コバルト混合硫化物とを、それぞれ二分して、2槽の前段浸出槽(第1浸出槽1および第2浸出槽2)に供給する。
一方の先頭段の第1浸出槽1には、セメンテーション残渣(CMR)の全供給量の一部(25L/分)と、ニッケル・コバルト混合硫化物(MS)の全供給量の一部(100L/分)とが供給されている。第1浸出槽1内では、これらの混合液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことで塩素浸出が行われる。第1浸出槽1の容積が60m3であり、合計供給量が125L/分であることから、第1浸出槽1における滞留時間は8.0時間となる。
また、他方の先頭段である第2浸出槽2には、セメンテーション残渣(CMR)の全供給量の他の一部(25L/分)と、ニッケル・コバルト混合硫化物(MS)の全供給量の残部(100L/分)とが供給されている。第2浸出槽2内では、これらの混合液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことで塩素浸出が行われる。第2浸出槽2の容積が60m3であり、合計供給量が125L/分であることから、第2浸出槽2における滞留時間は8.0時間となる。
ここで、第1浸出槽1および第2浸出槽2に供給されるセメンテーション残渣とニッケル・コバルト混合硫化物の混合割合は、上記のように1:4に限定されない。セメンテーション残渣により、前記化1〜3に示す塩素浸出反応において、塩素ガスの吸収に必要な最低限の銅量を供給できればよい。具体的には、セメンテーション残渣とニッケル・コバルト混合硫化物の混合割合は、混合液の銅濃度が30g/L以上となるように調整することが好ましい。混合液の銅濃度を30g/L以上とすることで、塩素浸出反応を促進でき、浸出反応効率を高くできるからである。
次段の第3浸出槽3には、第1浸出槽1から排出された排出液(125L/分)と、第2浸出槽2から排出された排出液(125L/分)と、セメンテーション残渣(CMR)の全供給量の残部(150L/分)とが供給されている。第3浸出槽3内では、これらの混合液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことで塩素浸出が行われる。第3浸出槽3の容積が60m3であり、合計供給量が400L/分であることから、第3浸出槽3における滞留時間は2.5時間となる。
最終段の第4浸出槽4には、第3浸出槽3から排出された排出液(400L/分)が供給されている。第4浸出槽4内では、この反応液を撹拌しつつ塩素ガスを吹き込むことでさらに塩素浸出が行われる。第4浸出槽4の容積が60m3であり、供給量が400L/分であることから、第4浸出槽4における滞留時間は2.5時間となる。
以上のように、先頭段の第1浸出槽1および第2浸出槽2において、銅濃度が低いニッケル・コバルト混合硫化物に銅濃度が高いセメンテーション残渣を混合して塩素浸出するので、混合液の銅濃度が高くなり、塩素ガスの液相への吸収量が増加することから、塩素浸出反応を促進できる。
また、先頭段の第1浸出槽1および第2浸出槽2には、浸出反応効率が高いセメンテーション残渣の一部のみが供給されるので、セメンテーション残渣が優先的に塩素ガスを消費する効果を抑制でき、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物の塩素浸出反応に塩素を寄与させることができる。
さらに、先頭段の浸出槽として2つの浸出槽(第1浸出槽1および第2浸出槽2)が設けられるので、第1浸出槽および第2浸出槽への供給量を低減でき、第1浸出槽および第2浸出槽における滞留時間を長くできる。第1実施形態の場合と合計処理量は同じであっても、先頭段の滞留時間は8.0時間と2倍にすることができる。そして、ニッケル・コバルト混合硫化物が先頭段の第1浸出槽1または第2浸出槽2から最終段の第4浸出槽4まで通過するのに要する時間が13時間となり、浸出時間を長くすることができる。そのため、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物の浸出時間をより長くすることができる。
塩素浸出反応は液温が100℃以上になることに加え、塩酸強酸性の腐食雰囲気であるため、浸出槽には耐熱耐蝕レンガやチタン材を用いる必要があり、設備コストが高い。本実施形態の方法であれば、浸出槽の数の増やすことなく、浸出時間を長くすることができるため、追加の設備投資を行う必要がない。
上記の(1)銅濃度の上昇、(2)塩素の寄与、(3)浸出時間の長時間化により、銅濃度が低く、浸出反応効率が低いニッケル・コバルト混合硫化物を効率よく塩素浸出できる。
なお、先頭段の浸出槽を複数設ければよく、2槽に限られず、3槽以上でもよい。先頭段の浸出槽の数を多くするほど、先頭段における浸出時間を長時間にすることができる。
また、第1浸出槽1または第2浸出槽2と第3浸出槽3との間に他の浸出槽が設けられてもよい。特許請求の範囲に記載の「前記複数の前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とが、前記後段浸出槽に供給される」および「前記複数の前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とを後段浸出槽に供給して」とは、複数の前段浸出槽(第1浸出槽1および第2浸出槽2)からの排出液が後段浸出槽(第3浸出槽3)に直接供給される場合の他、複数の前段浸出槽(第1浸出槽1および第2浸出槽2)からの排出液が他の浸出槽を介して後段浸出槽(第3浸出槽3)に間接的に供給される場合も含まれる概念である。
また、本実施形態では、浸出槽の数が4槽であるが、2槽以上の前段浸出槽と後段浸出槽とを含む3槽以上であればよく、浸出槽の数は特に限定されない。
<銅濃度>
ニッケル硫化物を原料とした湿式製錬プロセスの塩素浸出工程において、得られた浸出液の銅濃度と、浸出残渣中のニッケル残分とを測定した。その結果を図3に示す。図3より、銅濃度が30g/L未満となるとニッケル残分が急激に上昇することが分かる。これより、塩素浸出工程の反応液の銅濃度を30g/L以上に調整することで、浸出反応効率を高くできることが確認された。
<滞留時間>
(実施例1)
第1実施形態と同様に、4槽の浸出槽を直列に接続した塩素浸出設備を用いて操業を行った。なお、各浸出槽の容積、ならびにセメンテーション残渣およびニッケル・コバルト混合硫化物の供給量は第1実施形態と異なる。
図4に、各浸出槽における滞留時間(先頭段からの積算時間)と各浸出槽から排出された排出液の浸出残渣中のニッケル残分との関係を示す。先頭段から最終段までの滞留時間は約7時間であり、得られた浸出残渣中のニッケル残分は約10%と低い値であることが確認された。
(実施例2)
第2実施形態と同様に、先頭段の浸出槽を2槽とした塩素浸出設備を用いて操業を行った。なお、各浸出槽の容積、ならびにセメンテーション残渣およびニッケル・コバルト混合硫化物の供給量は第2実施形態と異なる。
図4に、各浸出槽における滞留時間(先頭段からの積算時間)と各浸出槽から排出されたスラリーの浸出残渣中のニッケル残分との関係を示す。先頭段から最終段までの滞留時間は約8時間であり、得られた浸出残渣中のニッケル残分は約5%と低い値であることが確認された。
4槽全てを直列に接続した実施例1に比べて、先頭段を並列にした実施例2の方が、先頭段の浸出槽の滞留時間が長くなり、全体の浸出時間も長くなる。その結果、浸出残渣中のニッケル残分が少なくなり、効率よく塩素浸出できることが確認された。
A、B 塩素浸出設備
1 第1浸出槽
2 第2浸出槽
3 第3浸出槽
4 第4浸出槽

Claims (6)

  1. 第1ニッケル硫化物と、該第1ニッケル硫化物に比べて銅濃度が低く、かつ、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物とを塩素浸出する設備であって、
    前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とが供給され、その混合液を塩素浸出する前段浸出槽と、
    前記前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とが供給され、その混合液を塩素浸出する後段浸出槽と、を備え
    前記前段浸出槽において、前記第1ニッケル硫化物と前記第2ニッケル硫化物の混合割合が、混合液の銅濃度が30g/L以上となる割合である
    ことを特徴とするニッケル硫化物の塩素浸出設備。
  2. 複数の前記前段浸出槽を備え、
    前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とが、それぞれ前記複数の前段浸出槽に分けて供給され、
    前記複数の前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とが、前記後段浸出槽に供給される
    ことを特徴とする請求項1記載のニッケル硫化物の塩素浸出設備。
  3. 前記第1ニッケル硫化物は、ニッケルマット中のニッケルメタルを銅イオンと置換させるセメンテーション工程から得られたセメンテーション残渣であり、
    前記第2ニッケル硫化物は、低品位ラテライト鉱を硫酸浸出し、浸出液中のニッケルとコバルトを硫化物として回収して得られたニッケル・コバルト混合硫化物である
    ことを特徴とする請求項1または2記載のニッケル硫化物の塩素浸出設備。
  4. 第1ニッケル硫化物と、該第1ニッケル硫化物に比べて銅濃度が低く、かつ、浸出反応効率が低い第2ニッケル硫化物とを塩素浸出する方法であって、
    前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とを前段浸出槽に供給して、その混合液を塩素浸出し、
    前記前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とを後段浸出槽に供給して、その混合液を塩素浸出し、
    前記前段浸出槽において、混合液の銅イオン濃度が30g/L以上となるように、前記第1ニッケル硫化物と前記第2ニッケル硫化物の混合割合を調整する
    ことを特徴とするニッケル硫化物の塩素浸出方法。
  5. 前記第1ニッケル硫化物の一部と前記第2ニッケル硫化物とを、それぞれ複数の前段浸出槽に分けて供給して、その混合液を塩素浸出し、
    前記複数の前段浸出槽から排出された排出液と前記第1ニッケル硫化物の残部とを後段浸出槽に供給して、その混合液を塩素浸出する
    ことを特徴とする請求項記載のニッケル硫化物の塩素浸出方法。
  6. 前記第1ニッケル硫化物は、ニッケルマット中のニッケルメタルを銅イオンと置換させるセメンテーション工程から得られたセメンテーション残渣であり、
    前記第2ニッケル硫化物は、低品位ラテライト鉱を硫酸浸出し、浸出液中のニッケルとコバルトを硫化物として回収して得られたニッケル・コバルト混合硫化物である
    ことを特徴とする請求項4または5記載のニッケル硫化物の塩素浸出方法。
JP2014101145A 2014-05-15 2014-05-15 ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法 Active JP6149799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101145A JP6149799B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101145A JP6149799B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015218346A JP2015218346A (ja) 2015-12-07
JP6149799B2 true JP6149799B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=54777988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014101145A Active JP6149799B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6149799B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6864989B2 (ja) * 2016-03-01 2021-04-28 住友金属鉱山株式会社 融解槽
CN109762986A (zh) * 2019-03-20 2019-05-17 金川集团股份有限公司 一种从镍电解铜渣中提取镍的装置及其方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4962078B2 (ja) * 2007-03-26 2012-06-27 住友金属鉱山株式会社 ニッケル硫化物の塩素浸出方法
JP4924754B2 (ja) * 2010-06-21 2012-04-25 住友金属鉱山株式会社 含銅塩化ニッケル溶液の銅イオン除去方法並びに電気ニッケルの製造方法
JP5803491B2 (ja) * 2011-09-22 2015-11-04 住友金属鉱山株式会社 金属硫化物の塩素浸出方法、並びに金属の湿式製錬方法
JP5842684B2 (ja) * 2012-03-13 2016-01-13 住友金属鉱山株式会社 湿式製錬方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015218346A (ja) 2015-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4924754B2 (ja) 含銅塩化ニッケル溶液の銅イオン除去方法並びに電気ニッケルの製造方法
KR101919266B1 (ko) 리튬 이온 전지 스크랩의 침출 방법 및 리튬 이온 전지 스크랩으로부터의 금속의 회수 방법
JP5069173B2 (ja) 鉱物からの銅の回収方法
CN103370428B (zh) 从含镍原材料富集回收镍铁的方法,从富集镍铁回收镍的方法,以及对由其生产的含铁溶液进行再利用的方法
JP2009235519A (ja) 鉱物からの金属の回収方法
JP6176491B2 (ja) 塩化ニッケル水溶液の脱銅方法
Gu et al. Arsenic and antimony extraction from high arsenic smelter ash with alkaline pressure oxidative leaching followed by Na2S leaching
Binnemans et al. The twelve principles of circular hydrometallurgy
CN104232924A (zh) 一种铜矿石酸浸出液的提铜除铁方法
JP2011021219A (ja) 含銅鉄物からの銅回収方法
JP4980399B2 (ja) 銅転炉ダストの処理方法
JP6149799B2 (ja) ニッケル硫化物の塩素浸出設備および塩素浸出方法
JP4962078B2 (ja) ニッケル硫化物の塩素浸出方法
Kumar et al. Recovery of cadmium from hydrometallurgical zinc smelter by selective leaching
JP6898586B2 (ja) 硫化物の浸出方法
JP6172526B2 (ja) ニッケル塩素浸出工程における塩素浸出液の銅濃度の調整方法
JP6953765B2 (ja) 粗硫酸ニッケル溶液の脱鉄方法
JP5803491B2 (ja) 金属硫化物の塩素浸出方法、並びに金属の湿式製錬方法
Swartz et al. Processing considerations for cobalt recovery from Congolese copperbelt ores
AU2014360655A1 (en) Process for producing refined nickel and other products from a mixed hydroxide intermediate
JP6683910B2 (ja) 塩化ニッケル水溶液の精製方法
CN102206760A (zh) 一种湿法炼锌的方法
JP6418140B2 (ja) ニッケルの製錬方法、塩素浸出方法
JP6429990B2 (ja) モリブデンの分離方法及び、含銅モリブデン鉱の処理方法
JP2020029589A (ja) ニッケル酸化鉱石の湿式製錬法における臭気低減方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6149799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150