JP6149411B2 - 遠赤外線用結像光学系,撮像光学装置及びデジタル機器 - Google Patents

遠赤外線用結像光学系,撮像光学装置及びデジタル機器 Download PDF

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Description

本発明は、遠赤外線用結像光学系,撮像光学装置及びデジタル機器に関するものである。例えば、撮像素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサー,CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型イメージセンサー等の固体撮像素子)の受光面上に被写体の遠赤外線光学像を形成するための小型の結像光学系と、それにより得られた遠赤外線映像を撮像素子で取り込む撮像光学装置と、それを搭載した画像入力機能付きデジタル機器と、に関するものである。
監視カメラや防犯カメラ等の普及に伴い、可視光だけでなく、赤外光を用いる安価で小型な光学系が必要とされている。赤外光用の光学系に用いられるレンズ材料は、一般的な光学ガラスに比べて高価であるため、レンズ枚数は少ない方がコストが抑えられる。そのような観点から、レンズ2枚からなる遠赤外線用結像光学系が特許文献1〜5で提案されている。例えば特許文献1には、レンズ2枚を用いてそのうちの1面を回折光学面とした構成が開示されている。また特許文献2には、2枚のレンズのうち1枚を両面とも回折光学面とした構成が開示されている。さらに、可視光領域及び近赤外領域で使用されるレンズ2枚構成の撮像光学系としては、特許文献6〜9に記載のものが挙げられる。
特開2011−128538号公報 特開2010−113191号公報 特開2011−237669号公報 特開2003−295052号公報 特開平10−339842号公報 特開平6−67089号公報 特開平10−104511号公報 特開平11−295592号公報 特開2002−23052号公報
特許文献1,2に記載の遠赤外線用結像光学系では、2枚目のレンズが絞りに近いため、広角化すると収差補正が適切に行えなくなり、また、それにより周辺光量の確保が難しくなる。特許文献3に記載の遠赤外線用結像光学系では、2枚目のレンズが物体側に凸の正メニスカスレンズであるため、主点位置がレンズより物体側に寄ってしまい、2枚目のレンズ位置が像面に近くなる。その結果、レンズ位置が絞り位置から遠くなるため、広角化した場合にレンズの有効径が大きくなり、レンズの体積を大きくする必要が生じて、硝材費が増大することになる。特許文献4,5に記載の遠赤外線用結像光学系においても、これと同様のレンズ構成を有しているため、同様の問題がある。
特許文献6〜9には、可視光領域又は近赤外領域(波長400〜1000nm程度)で使用されるレンズ系が記載されている。その利用波長範囲が幅数百nmの範囲にあるので、硝材の分散特性による色収差補正は、各レンズの硝材を適切に選択するのみでおおよそ改善することができる。しかし、特許文献6〜9に記載の構成を遠赤外領域に適用すると、遠赤外領域においては波長範囲が数千nmもの広範囲(波長3000〜13000nm程度)に及ぶため、硝材の分散の影響が大きく、また使用できる硝材も限られているために充分な収差補正を図ることが困難である。そのため、広角化に適しながら良好な結像性能を有し、かつ、小型化にも適した低コストの明るい光学系が求められている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、安価に製造できる構成を有し、かつ、広角でありながら良好な結像性能を有する遠赤外線用結像光学系、それを備えた撮像光学装置及びデジタル機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の遠赤外線用結像光学系は、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
前記第1,第2レンズを構成する硝材がカルコゲナイドガラスのみであり、使用波長範囲が3μm以上13μm以下であることを特徴とする。
第2の発明の遠赤外線用結像光学系は、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0<(TL×Fno/f)×(R1A/R2A)<1.5 …(1)
ただし、
TL:全長、
Fno:Fナンバー、
f:全系の焦点距離、
R1A:第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
R2A:第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
である。
第3の発明の遠赤外線用結像光学系は、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
以下の条件式(2)を満足することを特徴とする。
0<Fno×((D1+D2)/f)×(R1A/R2A)<0.6 …(2)
ただし、
Fno:Fナンバー、
D1:第1レンズの中心厚、
D2:第2レンズの中心厚、
f:全系の焦点距離、
R1A:第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
R2A:第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
である。
第4の発明の遠赤外線用結像光学系は、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
前記第1レンズの物体側面に回折構造を有し、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする。
0.001<P<0.035 …(3)
ただし、
P:波長10000nmにおける回折光学面のパワー(mm -1 )、
である。
第5の発明の遠赤外線用結像光学系は、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
前記第2レンズの物体側面に回折構造を有し、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする。
0.001<P<0.035 …(3)
ただし、
P:波長10000nmにおける回折光学面のパワー(mm -1 )、
である。
第6の発明の遠赤外線用結像光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、前記第1レンズの物体側面に回折構造を有することを特徴とする
第7の発明の遠赤外線用結像光学系は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、前記第2レンズの物体側面に回折構造を有することを特徴とする
の発明の撮像光学装置は、上記第1〜第のいずれか1つの発明に係る遠赤外線用結像光学系と、撮像面上に形成された遠赤外線光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備え、前記撮像素子の撮像面上に被写体の遠赤外線光学像が形成されるように前記遠赤外線用結像光学系が設けられていることを特徴とする。
の発明のデジタル機器は、上記第の発明に係る撮像光学装置を備えることにより、被写体の静止画撮影,動画撮影のうちの少なくとも一方の機能が付加されたことを特徴とする。
10の発明のデジタル機器は、上記第の発明において、携帯端末であることを特徴とする。
本発明の構成を採用することにより、安価に製造できる構成を有し、かつ、広角でありながら良好な結像性能を有する遠赤外線用結像光学系と、それを備えた撮像光学装置を実現することができる。そして、本発明に係る撮像光学装置を監視カメラ,防犯カメラ,携帯端末等のデジタル機器に用いることによって、デジタル機器に対し高性能の遠赤外線画像入力機能をコンパクトに付加することが可能となる。
第1の実施の形態(実施例1)の光学構成図。 実施例1の収差図。 第2の実施の形態(実施例2)の光学構成図。 実施例2の収差図。 第3の実施の形態(実施例3)の光学構成図。 実施例3の収差図。 第4の実施の形態(実施例4)の光学構成図。 実施例4の収差図。 第5の実施の形態(実施例5)の光学構成図。 実施例5の収差図。 第6の実施の形態(実施例6)の光学構成図。 実施例6の収差図。 第7の実施の形態(実施例7)の光学構成図。 実施例7の収差図。 第8の実施の形態(実施例8)の光学構成図。 実施例8の収差図。 第9の実施の形態(実施例9)の光学構成図。 実施例9の収差図。 第10の実施の形態(実施例10)の光学構成図。 実施例10の収差図。 第11の実施の形態(実施例11)の光学構成図。 実施例11の収差図。 第12の実施の形態(実施例12)の光学構成図。 実施例12の収差図。 第13の実施の形態(実施例13)の光学構成図。 実施例13の収差図。 第14の実施の形態(実施例14)の光学構成図。 実施例14の収差図。 第15の実施の形態(実施例15)の光学構成図。 実施例15の収差図。 第16の実施の形態(実施例16)の光学構成図。 実施例16の収差図。 遠赤外線用結像光学系を搭載したデジタル機器の概略構成例を示す模式図。
以下、本発明に係る遠赤外線用結像光学系,撮像光学装置,デジタル機器等を説明する。本発明に係る遠赤外線用結像光学系は、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系である(パワー:焦点距離の逆数で定義される量)。前記第1レンズは近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、前記第2レンズは近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズである。また、全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置(例えば、開口絞り位置)を第1レンズと第2レンズとの間に有し、前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有することを特徴としている。
上記光学構成を採用すれば、明るく、比較的広角でありながら、レンズ2枚のみで遠赤外線用結像光学系を構成することができ、また、非球面形状を利用することで十分な結像性能を得ることができる。第1レンズが負パワーを有することにより、広角にした際にも第2レンズに入射する光線角度を抑えることができ、第2レンズの形状に大きな負担をかけずに収差補正を行うことができる。また、第2レンズが近軸で両凸形状を有することによって、同じシェーピングファクターの物体側に凸の正メニスカス形状と比べると、主点位置がレンズ自体に近いところにあるため、同じパワーを有する場合でもレンズを絞り寄りに配置することができる。そのため、画角を大きくとっても、光束が第2レンズを通過する領域は小さく抑えられ、第2レンズの有効径を小さくすることができる。したがって、第2レンズの体積を小さくすることができ、硝材費のコストを低減する効果が得られる。
また、帯域の広い光線を扱うことが多いため、第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有する構成としている。つまり、硝材による分散を補償するために回折構造を用いることで、硝材とは逆の分散を持たせることが可能となり、収差補正(例えば、軸上色収差補正)を良好に行うことができる。
上記特徴的構成によると、安価に製造できる構成を有し、かつ、広角でありながら良好な結像性能を有する遠赤外線用結像光学系及びそれを備えた撮像光学装置を実現することが可能である。そして、その撮像光学装置を監視カメラ,防犯カメラ,携帯端末等のデジタル機器に用いれば、デジタル機器に対し高性能の遠赤外線画像入力機能をコンパクトに付加することが可能となり、そのコンパクト化,高性能化,高機能化等に寄与することができる。こういった効果をバランス良く得るとともに、更に高い光学性能,小型化等を達成するための条件等を以下に説明する。
前記第1レンズの物体側面に回折構造を有することが望ましい。これは、赤外線カメラとして良好な出力画像を得るための好ましい条件である。このように像面から最も離れた位置に回折構造を設けることで、回折構造に起因する散乱光や、高屈折率材料を使用する際に注意すべき全反射光が、予想外の光路で像面に到達する危険性を減らすことができる。
前記第2レンズの物体側面に回折構造を有することが望ましい。これは、良好な出力画像を得るための好ましい条件である。このように構成すれば、いずれの画角においても光束の通過する回折面内の範囲が大きく違わないため、回折構造がより有効に作用し、結果として、適切な収差補正を行うことができる。
前記第1,第2レンズを構成する硝材がカルコゲナイドガラスのみであり、使用波長範囲が3μm以上13μm以下であることが望ましい。これは、第1,第2レンズの作製を容易にするための好ましい条件である。カルコゲナイドガラスは、少なくとも5μm以上10μm以下の波長範囲において、55%以上の透過率を有するものであり、S(硫黄),Se(セレン),Te(テルル)といったカルコゲン元素のいずれかを成分として含むガラスである。カルコゲナイドはモールド成形が可能であるため、切削に比べて硝材を無駄にすることが少ない。したがって、カルコゲナイドを用いることにより低コスト化が可能となる。
前記第1レンズと前記第2レンズとの中間に絞りが位置することが望ましい。これは、結像性能を良好に発揮することができる条件である。絞りを2枚のレンズの中間に配置することにより、子午面内で考えて、それぞれのレンズにより別々のマージナル光線の収差を補正することができる。また、軸上から最周辺の光束が各レンズを通過する領域を小さく抑えることができ、結果として、レンズの体積を比較的小さくすることができる。そのため、硝材費の低減を図ることができる。
以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
0<(TL×Fno/f)×(R1A/R2A)<1.5 …(1)
ただし、
TL:全長、
Fno:Fナンバー、
f:全系の焦点距離、
R1A:第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
R2A:第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(1)は、小型で良好な結像性能を得るうえで好ましい条件を規定している。この条件式(1)の上限を上回ると、全長や有効径を大きくする必要が生じるため、小型には適さなくなる。条件式(1)の下限を下回ると、全系の焦点距離が負となるため、結像光学系としての役割を果たさない。
以下の条件式(1a)を満たすことが更に望ましい。
0<(TL×Fno/f)×(R1A/R2A)<1.3 …(1a)
この条件式(1a)は、前記条件式(1)が規定している条件範囲のなかでも、前記観点等に基づいた更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、好ましくは条件式(1a)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0<Fno×((D1+D2)/f)×(R1A/R2A)<0.6 …(2)
ただし、
Fno:Fナンバー、
D1:第1レンズの中心厚、
D2:第2レンズの中心厚、
f:全系の焦点距離、
R1A:第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
R2A:第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(2)は、結像性能を良好にし、かつ、製造時のコストを低減するうえで好ましい条件を規定している。この条件式(2)の上限を上回ると、レンズの厚みが増し、硝材を使用する体積が増えるため、コストの増大を招く傾向となる。条件式(2)の下限を下回ると、諸収差の劣化により良好な結像性能が得られなくなるおそれがある。
以下の条件式(2a)を満たすことが望ましく、条件式(2b)を満たすことが更に望ましい。
0<Fno×((D1+D2)/f)×(R1A/R2A)<0.4 …(2a)
0<Fno×((D1+D2)/f)×(R1A/R2A)<0.2 …(2b)
これらの条件式(2a),(2b)は、前記条件式(2)が規定している条件範囲のなかでも、前記観点等に基づいた更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、好ましくは条件式(2a)、更に好ましくは条件式(2b)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.001<P<0.035 …(3)
ただし、
P:波長10000nmにおける回折光学面のパワー(mm-1)、
である。
条件式(3)は、良好な結像性能を得るうえで好ましい条件を規定している。この条件式(3)の範囲を外れると、硝材やレンズ形状によって生じる分散に対して逆の分散を適切に与えることができなくなるため、軸上色収差を適切に補正することが困難になる。
以下の条件式(3a)を満たすことが望ましく、条件式(3b)を満たすことが更に望ましい。
0.001<P<0.030 …(3a)
0.002<P<0.025 …(3b)
これらの条件式(3a),(3b)は、前記条件式(3)が規定している条件範囲のなかでも、前記観点等に基づいた更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、好ましくは条件式(3a)、更に好ましくは条件式(3b)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
本発明に係る遠赤外線用結像光学系は、画像入力機能付きデジタル機器(例えば携帯端末)用の撮像光学系としての使用に適しており、これを撮像素子等と組み合わせることにより、被写体の遠赤外線映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する遠赤外線用撮像光学装置を構成することができる。撮像光学装置は、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラの主たる構成要素を成す光学装置であり、例えば、物体(すなわち被写体)側から順に、物体の遠赤外線光学像を形成する結像光学系と、その結像光学系により形成された遠赤外線光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備えることにより構成される。そして、撮像素子の受光面(すなわち撮像面)上に被写体の遠赤外線光学像が形成されるように、前述した特徴的構成を有する遠赤外線用結像光学系が配置されることにより、小型・低コストで高い性能を有する撮像光学装置やそれを備えたデジタル機器を実現することができる。
遠赤外線画像入力機能付きデジタル機器の例としては、赤外線カメラ,監視カメラ,防犯カメラ,車載カメラ,航空機カメラ,デジタルカメラ,ビデオカメラ,テレビ電話用カメラ等のカメラが挙げられ、また、パーソナルコンピュータ,携帯端末(例えば、携帯電話,スマートフォン(高機能携帯電話),モバイルコンピュータ等の小型で携帯可能な情報機器端末),これらの周辺機器(スキャナー,プリンター等),その他のデジタル機器(ドライブレコーダ,防衛機器等)等に内蔵又は外付けされるカメラが挙げられる。これらの例から分かるように、遠赤外線用の撮像光学装置を用いることにより赤外線カメラを構成することができるだけでなく、その撮像光学装置を各種機器に搭載することにより赤外線カメラ機能を付加することが可能である。例えば、赤外線カメラ付きスマートフォン等の遠赤外線画像入力機能を備えたデジタル機器を構成することが可能である。
遠赤外線画像入力機能付きデジタル機器の一例として、図33にデジタル機器DUの概略構成例を模式的断面で示す。図33に示すデジタル機器DUに搭載されている撮像光学装置LUは、物体(すなわち被写体)側から順に、物体の遠赤外線光学像(像面)IMを形成する結像光学系LN(AX:光軸)と、平行平板PT(撮像素子SRのカバーガラス、必要に応じて配置される光学的ローパスフィルタ等の光学フィルタ等に相当する。)と、結像光学系LNにより受光面(撮像面)SS上に形成された光学像IMを電気的な信号に変換する撮像素子SRと、を備えている。この撮像光学装置LUで画像入力機能付きデジタル機器DUを構成する場合、通常そのボディ内部に撮像光学装置LUを配置することになるが、カメラ機能を実現する際には必要に応じた形態を採用することが可能である。例えば、ユニット化した撮像光学装置LUをデジタル機器DUの本体に対して着脱可能又は回動可能に構成することが可能である。
結像光学系LNは、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の単焦点レンズであり、前述したように、撮像素子SRの受光面SS上に遠赤外線からなる光学像IMを形成する構成になっている。撮像素子SRとしては、例えば複数の画素を有するCCD型イメージセンサー,CMOS型イメージセンサー等の固体撮像素子が用いられる。結像光学系LNは、撮像素子SRの光電変換部である受光面SS上に被写体の光学像IMが形成されるように設けられているので、結像光学系LNによって形成された光学像IMは、撮像素子SRによって電気的な信号に変換される。
デジタル機器DUは、撮像光学装置LUの他に、信号処理部1,制御部2,メモリー3,操作部4,表示部5等を備えている。撮像素子SRで生成した信号は、信号処理部1で所定のデジタル画像処理や画像圧縮処理等が必要に応じて施され、デジタル映像信号としてメモリー3(半導体メモリー,光ディスク等)に記録されたり、場合によってはケーブルを介したり赤外線信号等に変換されたりして他の機器に伝送される(例えば携帯電話の通信機能)。制御部2はマイクロコンピュータからなっており、撮影機能(静止画撮影機能,動画撮影機能等),画像再生機能等の機能の制御;フォーカシングのためのレンズ移動機構の制御等を集中的に行う。例えば、被写体の静止画撮影,動画撮影のうちの少なくとも一方を行うように、制御部2により撮像光学装置LUに対する制御が行われる。表示部5は液晶モニター等のディスプレイを含む部分であり、撮像素子SRによって変換された画像信号あるいはメモリー3に記録されている画像情報を用いて画像表示を行う。操作部4は、操作ボタン(例えばレリーズボタン),操作ダイヤル(例えば撮影モードダイヤル)等の操作部材を含む部分であり、操作者が操作入力した情報を制御部2に伝達する。
図1,図3,図5,…,図29,図31に、無限遠合焦状態にある遠赤外線用結像光学系LNの第1〜第16の実施の形態を、光路と共に光学断面でそれぞれ示す。第1〜第16の実施の形態の結像光学系LNは、物体側より順に、負パワーを有する第1レンズL1と、正パワーを有する第2レンズL2と、からなっている。第1レンズL1は近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、第2レンズL2は近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズである。
第1〜第5,第9〜第16の実施の形態では、第1レンズL1の物体側面に回折構造が設けられている。また、第6の実施の形態では第1レンズL1の像側面に回折構造が設けられており、第7の実施の形態では第2レンズL2の物体側面に回折構造が設けられており、第8の実施の形態では第2レンズL2の像側面に回折構造が設けられている。さらに、各実施の形態において第1,第2レンズL1,L2間には開口絞りSTが配置されている。
以下、本発明を実施した遠赤外線用結像光学系の構成等を、実施例のコンストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例1〜16(EX1〜16)は、前述した第1〜第16の実施の形態にそれぞれ対応する数値実施例であり、第1〜第16の実施の形態を表す光学構成図(図1,図3,図5,…,図29,図31)は、対応する実施例1〜16のレンズ構成(レンズ断面形状,レンズ配置等),光路等をそれぞれ示している。
各実施例のコンストラクションデータでは、面データとして、左側の欄から順に、面番号,近軸における曲率半径r(mm),軸上面間隔d(mm),材料名,有効半径(mm)を示す。屈折率データとして、各レンズを構成する光学材料の各波長(8000nm,10000nm,12000nm)に対する屈折率を示す。
面番号に*が付された面は非球面であり、その面形状は面頂点を原点とするローカルな直交座標系(X,Y,Z)を用いた以下の式(AS)で定義される。非球面データとして、非球面係数等を示す。なお、各実施例の非球面データにおいて表記の無い項の係数は0であり、すべてのデータに関してE−n=×10-nである。
Figure 0006149411
…(AS)
ただし、
h:X軸(光軸AX)に対して垂直な方向の高さ(h2=Y2+Z2)、
X:高さhの位置での光軸AX方向のサグ量(面頂点基準)、
R:基準曲率半径(曲率半径rに相当する。)、
K:円錐定数、
Ai:i次の非球面係数、
である。
面番号に#が付された面は回折面であり、その回折構造は以下の式(DS)で定義される。回折面データとして、回折次数,光路差関数φの係数等を示す。なお、各実施例の回折面データにおいて表記の無い項の係数は0であり、すべてのデータに関してE−n=×10-nである。
Figure 0006149411
…(DS)
ただし、
φ:光路差関数、
Ci:光路差関数の係数、
h:光軸AXに対して垂直な方向の高さ、
である。
表1及び表2に、各種データとして、Fナンバー(Fno),半画角(ω,°),全系の焦点距離(f,mm),最大像高(Y’,mm),レンズ全長(TL,mm),第1レンズL1の焦点距離(fL1,mm),第2レンズL2の焦点距離(fL2,mm),第1レンズL1の物体側面の近軸曲率半径(R1A,mm),第2レンズL2の物体側面の近軸曲率半径(R2A,mm),第1レンズL1の中心厚(D1,mm),第2レンズL2の中心厚(D2,mm),回折面位置(S1A:第1レンズL1の物体側面,S1B:第1レンズL1の像側面,S2A:第2レンズL2の物体側面,S2B:第2レンズL2の像側面)を示す。また、表3に各実施例の条件式対応値を示す。
図2,図4,図6,…,図30,図32は、実施例1〜16(EX1〜16)にそれぞれ対応する収差図であり、(A)は球面収差図、(B)は非点収差図、(C)は歪曲収差図である。球面収差図は、実線で示す設計基準波長(評価波長)10000nmにおける球面収差量、一点鎖線で示す波長8000nmにおける球面収差量、破線で示す波長12000nmにおける球面収差量を、それぞれ近軸像面からの光軸AX方向のズレ量(mm)で表しており、縦軸は瞳への入射高さをその最大高さで規格化した値(すなわち相対瞳高さ)を表している。非点収差図において、破線Tは設計基準波長10000nmにおけるタンジェンシャル像面、実線Sは設計基準波長10000nmにおけるサジタル像面を、近軸像面からの光軸AX方向のズレ量(mm)で表しており、縦軸は半画角ω(ANGLE,°)を表している。歪曲収差図において、横軸は設計基準波長10000nmにおける歪曲(%)を表しており、縦軸は半画角ω(ANGLE,°)を表している。なお、半画角ωの最大値は、像面IMにおける最大像高Y’(撮像素子SRの受光面SSの対角長の半分)に相当する。
実施例1(図1)はFナンバーが小さい例であり、実施例2(図3)は条件式(2)の対応値が小さい例であり、実施例3(図5)は条件式(1)の対応値が大きい例であり、実施例5(図9)は心厚が薄い例である。実施例6(図11)は第1レンズL1の像側面が回折面からなっているため、汚れが着きにくく、また、絞りSTに近いので回折の効果を引き出し易い。実施例7(図13)は、第2レンズL2の物体側面が回折面からなっているため汚れが着きにくく、絞りSTに近いのでより回折の効果を引き出し易く、また、凸面なので加工し易い。実施例8(図15)は、第2レンズL2の像側面が回折面からなっているため汚れが着きにくく、また、凸面なので加工し易い。
実施例9(図17)及び実施例10(図19)は、画角・焦点距離が他の実施例とは違っており、実施例11(図21)は第2レンズL2がゲルマニウムからなっており、実施例12(図23)は第1レンズL1がゲルマニウムからなっている。実施例13(図25)は第1レンズL1がZnSからなっており、実施例14(図27)は第2レンズL2がZnSからなっている。実施例15(図29)は硝材がZnSのみであり、実施例16(図31)は硝材がゲルマニウムのみである。
実施例1
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 6.6995 2.0000 カルコゲナイド 4.6173
2* 5.3148 3.5743 4.0228
3(絞り) ∞ 0.3632 3.9424
4* 38.8613 2.0000 カルコゲナイド 4.2884
5* -15.5916 6.4363 4.4858
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 6.699 5.315 38.861 -15.592
K 0 0 0 0
A4 -1.27026E-04 -1.08710E-04 1.02922E-06 -5.76705E-06
A6 -2.04009E-05 4.27555E-05 -2.04255E-05 -1.67279E-05
A8 -4.05522E-07 -1.31376E-05 1.93454E-06 1.53734E-06
A10 -3.51276E-08 3.01432E-07 -6.55132E-08 -4.87788E-08
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.001636049
C2 0.000111895
C3 -2.99E-05
C4 1.50E-06
C5 -2.92E-08
実施例2
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 5.7666 1.5227 カルコゲナイド 3.9424
2* 4.2753 3.1279 3.4004
3(絞り) ∞ 0.3284 3.3627
4* 4282.9631 2.0000 カルコゲナイド 3.5437
5* -11.2416 7.1695 3.8685
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 5.767 4.275 4282.963 -11.242
K 0 0 0 0
A4 1.81729E-03 -3.52515E-04 -2.40579E-04 -1.81745E-04
A6 -3.68153E-04 3.35076E-05 -4.10123E-06 -1.10070E-05
A8 2.01662E-05 -3.17297E-05 7.97414E-07 9.69633E-07
A10 -6.23589E-07 8.67365E-07 -6.59217E-08 -4.77554E-08
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.009901642
C2 0.003686472
C3 -0.000643406
C4 4.46E-05
C5 -1.10E-06
実施例3
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.3150 2.2000 カルコゲナイド 3.4700
2* 6.4488 1.8298 3.4534
3(絞り) ∞ 0.3047 3.2168
4* 12.6417 2.2000 カルコゲナイド 3.4108
5* -109.1683 6.0674 3.4757
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.315 6.449 12.642 -109.168
K 0 0 0 0
A4 1.47249E-04 -2.05603E-03 1.14557E-03 1.79419E-03
A6 -4.34306E-04 -1.67893E-04 -1.45089E-04 -2.20205E-04
A8 5.24528E-05 -1.07507E-05 3.18769E-05 6.45050E-05
A10 -4.40857E-06 1.88178E-06 -4.84459E-06 -9.64347E-06
A12 2.02444E-07 -9.67379E-08 3.13174E-07 5.82980E-07
A14 -4.66040E-09 1.86745E-09 -8.88955E-09 -1.29568E-08
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.0048939
C2 0.001893443
C3 -5.62E-04
C4 7.04E-05
C5 -4.00E-06
C6 8.26E-08
実施例4
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.2117 1.7000 カルコゲナイド 3.5722
2* 6.7310 1.1198 3.7628
3(絞り) ∞ 0.6935 3.5944
4* 144.1385 1.7000 カルコゲナイド 3.7997
5* -12.9903 7.0607 3.7567
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.212 6.731 144.139 -12.990
K 0 0 0 0
A4 -2.06767E-04 -1.55012E-03 1.05267E-03 8.24625E-04
A6 -6.30541E-04 -9.49284E-05 5.54369E-05 7.75671E-05
A8 1.23185E-04 -2.83869E-05 -7.73709E-06 -1.34667E-05
A10 -1.53096E-05 3.32323E-06 9.54656E-07 2.36781E-06
A12 9.35659E-07 -1.56875E-07 -6.82063E-08 -1.65801E-07
A14 -2.34269E-08 2.87448E-09 1.53199E-09 3.83019E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003914673
C2 0.001528717
C3 -8.39E-04
C4 1.85E-04
C5 -2.08E-05
C6 1.17E-06
C7 -2.63E-08
実施例5
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 6.6988 1.3000 カルコゲナイド 3.5615
2* 5.6010 1.2731 3.7699
3(絞り) ∞ 0.9544 3.5846
4* 146.0848 1.3000 カルコゲナイド 3.8663
5* -13.1657 7.1516 3.8591
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 6.699 5.601 146.085 -13.166
K 0 0 0 0
A4 1.09108E-05 -1.31211E-03 1.56438E-03 1.33845E-03
A6 -7.51374E-04 -2.33392E-04 -6.74854E-05 -2.48246E-05
A8 1.36779E-04 -3.23832E-05 1.50791E-05 2.79096E-06
A10 -1.72534E-05 4.57316E-06 -1.09254E-06 1.25964E-06
A12 1.07869E-06 -2.28959E-07 2.95566E-08 -1.32923E-07
A14 -2.76049E-08 4.23766E-09 -6.18635E-10 3.26846E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003964157
C2 0.00159929
C3 -8.82E-04
C4 1.96E-04
C5 -2.20E-05
C6 1.24E-06
C7 -2.82E-08
実施例6
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.2228 2.3000 カルコゲナイド 3.6191
2* 6.4718 1.0962 3.5271
3(絞り) ∞ 0.9564 3.3153
4* 14.0680 2.3000 カルコゲナイド 3.5023
5* -54.5272 6.0995 3.6780
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.223 6.472 14.068 -54.527
K 0 0 0 0
A4 -9.43633E-04 -1.65765E-03 8.92597E-04 1.44490E-03
A6 -8.12975E-05 -1.70523E-04 -6.89582E-05 -1.24766E-04
A8 6.26728E-06 -2.09382E-05 1.46022E-05 3.58488E-05
A10 -1.39870E-06 3.33266E-06 -2.93314E-06 -5.60970E-06
A12 1.11159E-07 -1.80185E-07 2.04985E-07 3.23060E-07
A14 -3.67201E-09 3.67497E-09 -6.54651E-09 -6.55604E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003658294
C2 -0.000676614
C3 1.42E-04
C4 -8.46E-06
C5 2.02E-08
C6 7.98E-09
実施例7
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 7.9586 2.0000 カルコゲナイド 3.5795
2* 6.4816 0.7906 3.5287
3(絞り) ∞ 1.2818 3.4341
4* 25.8535 2.0000 カルコゲナイド 3.6599
5* -23.1788 6.6458 3.8621
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 7.959 6.482 25.854 -23.179
K 0 0 0 0
A4 -8.79113E-04 -1.35037E-03 1.90542E-03 1.60223E-03
A6 -1.03409E-04 -1.95908E-04 -3.92648E-04 -2.22750E-04
A8 6.36285E-06 -1.17680E-05 8.58634E-05 4.92546E-05
A10 -1.44777E-06 2.00925E-06 -1.03588E-05 -5.37805E-06
A12 1.17663E-07 -1.09954E-07 5.82850E-07 2.43636E-07
A14 -3.98753E-09 2.37718E-09 -1.35406E-08 -4.06466E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.006754939
C2 0.000774908
C3 -3.33E-04
C4 8.06E-05
C5 -9.71E-06
C6 5.57E-07
C7 -1.23E-08
実施例8
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.6096 2.5000 カルコゲナイド 3.6143
2* 6.7881 0.7903 3.4156
3(絞り) ∞ 0.8776 3.3165
4* 26.4350 2.5000 カルコゲナイド 3.4736
5* -20.8584 6.4182 3.7193
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.610 6.788 26.435 -20.858
K 0 0 0 0
A4 -5.91792E-04 -9.05807E-04 1.34398E-03 1.05335E-03
A6 -1.26225E-04 -2.38166E-04 -2.35877E-04 -5.80958E-05
A8 1.66401E-05 2.07309E-06 4.90267E-05 7.34799E-06
A10 -2.53477E-06 1.93463E-07 -6.46744E-06 -3.45700E-07
A12 1.74643E-07 -1.07412E-08 3.91039E-07 -3.88079E-08
A14 -5.02489E-09 4.55544E-10 -1.03351E-08 2.12659E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.006378233
C2 0.000405769
C3 -2.46E-04
C4 6.54E-05
C5 -8.33E-06
C6 5.07E-07
C7 -1.18E-08
実施例9
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 9.3239 2.3000 カルコゲナイド 4.0447
2* 7.4189 1.0679 4.1726
3(絞り) ∞ 0.6719 4.0140
4* 158.4359 2.3000 カルコゲナイド 4.1012
5* -14.2788 7.8018 4.0942
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 9.324 7.419 158.436 -14.279
K 0 0 0 0
A4 -2.53255E-04 -7.82602E-04 7.34227E-04 5.85682E-04
A6 -2.35146E-04 -1.42348E-04 3.32986E-06 7.09605E-06
A8 3.28538E-05 -1.06390E-06 -5.57424E-06 -3.81363E-06
A10 -3.19832E-06 4.21642E-07 7.61773E-07 7.23622E-07
A12 1.55253E-07 -1.98551E-08 -4.61333E-08 -4.45733E-08
A14 -3.15735E-09 3.41363E-10 9.53848E-10 9.34045E-10
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003199146
C2 0.000476725
C3 -2.25E-04
C4 3.87E-05
C5 -3.36E-06
C6 1.47E-07
C7 -2.63E-09
実施例10
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 7.6682 2.5000 カルコゲナイド 3.2512
2* 5.7324 0.7417 3.0384
3(絞り) ∞ 0.5880 2.8496
4* 12.3565 2.5000 カルコゲナイド 2.9344
5* -39.3736 5.0239 3.0992
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 7.668 5.732 12.356 -39.374
K 0 0 0 0
A4 6.56706E-04 -2.32321E-03 1.55627E-03 2.63247E-03
A6 -1.06492E-03 -3.24796E-04 -2.96235E-04 -5.41003E-04
A8 2.44243E-04 -3.50976E-05 8.69891E-05 1.96875E-04
A10 -3.32689E-05 6.76536E-06 -1.97380E-05 -3.69452E-05
A12 2.31134E-06 -4.83216E-07 1.85817E-06 2.93317E-06
A14 -6.75464E-08 1.51145E-08 -7.71253E-08 -8.52361E-08
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.004043873
C2 0.002790324
C3 -1.57E-03
C4 3.85E-04
C5 -4.88E-05
C6 3.14E-06
C7 -8.17E-08
実施例11
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 7.4118 1.4765 カルコゲナイド 3.5313
2* 6.0934 1.2681 3.5233
3(絞り) ∞ 1.3004 3.5054
4* 168.4360 1.5000 ゲルマニウム 3.9638
5* -23.0298 7.3507 4.1944
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
ゲルマニウム 4.006 4.003 4.002
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 7.412 6.093 168.436 -23.030
K 0 0 0 0
A4 -2.17170E-04 -1.66979E-03 7.08987E-04 5.73894E-04
A6 -5.90712E-04 -1.06628E-04 2.48244E-05 6.49792E-05
A8 1.16560E-04 -4.44644E-05 -8.88397E-06 -1.71572E-05
A10 -1.48627E-05 6.49868E-06 5.62405E-07 1.74858E-06
A12 9.12201E-07 -3.71626E-07 -8.61084E-09 -8.82824E-08
A14 -2.20193E-08 7.90126E-09 -4.90447E-10 1.59864E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.001235027
C2 0.001492599
C3 -7.76E-04
C4 1.88E-04
C5 -2.23E-05
C6 1.27E-06
C7 -2.81E-08
実施例12
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 38.2991 2.5000 ゲルマニウム 3.6201
2* 28.2990 0.4904 4.5431
3(絞り) ∞ 0.5982 4.2324
4* 51.8450 2.5000 カルコゲナイド 4.3322
5* -15.9070 7.6733 3.8389
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
ゲルマニウム 4.006 4.003 4.002
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 38.299 28.299 51.845 -15.907
K 0 0 0 0
A4 -1.34213E-03 -2.74128E-03 -1.79497E-04 6.21894E-04
A6 -4.60076E-04 -1.25485E-06 9.82375E-05 1.01010E-04
A8 9.20310E-05 -3.35769E-06 -2.49507E-05 -2.19698E-05
A10 -1.05015E-05 4.97899E-07 2.45841E-06 2.81833E-06
A12 5.05568E-07 -2.16691E-08 -9.53963E-08 -1.65859E-07
A14 -8.22226E-09 3.28837E-10 1.35191E-09 4.19895E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.00501887
C2 0.001789616
C3 -1.14E-03
C4 2.74E-04
C5 -3.13E-05
C6 1.71E-06
C7 -3.59E-08
実施例13
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.6827 1.9694 硫化亜鉛 3.5958
2* 6.6151 0.8923 3.7799
3(絞り) ∞ 0.6293 3.6775
4* 91.3489 1.8782 カルコゲナイド 3.8913
5* -13.0372 7.2645 3.8141
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
硫化亜鉛 2.223 2.200 2.170
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.683 6.615 91.349 -13.037
K 0 0 0 0
A4 -4.90131E-04 -1.50840E-03 1.14763E-03 8.05491E-04
A6 -6.39984E-04 -9.72347E-05 5.45927E-05 7.80440E-05
A8 1.23508E-04 -2.86496E-05 -7.94981E-06 -1.33716E-05
A10 -1.53102E-05 3.30848E-06 9.45553E-07 2.37896E-06
A12 9.35340E-07 -1.57181E-07 -6.79255E-08 -1.65321E-07
A14 -2.32118E-08 2.93438E-09 1.61635E-09 3.80089E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003847426
C2 0.00155804
C3 -8.33E-04
C4 1.85E-04
C5 -2.08E-05
C6 1.17E-06
C7 -2.62E-08
実施例14
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.7742 2.5000 カルコゲナイド 3.5298
2* 6.5457 0.6107 3.7660
3(絞り) ∞ 0.1000 3.7478
4* 142.2674 2.4957 硫化亜鉛 3.8233
5* -7.9366 6.7035 3.5057
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
カルコゲナイド 2.746 2.724 2.687
硫化亜鉛 2.223 2.200 2.170
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.774 6.546 142.267 -7.937
K 0 0 0 0
A4 -3.31803E-04 -1.05588E-03 1.11607E-03 5.46288E-04
A6 -5.88156E-04 -4.19039E-04 -9.19345E-05 1.77771E-08
A8 1.17355E-04 2.07000E-05 -9.68810E-06 1.39281E-06
A10 -1.43653E-05 4.76382E-07 4.45249E-06 9.47144E-07
A12 8.70768E-07 -9.66050E-08 -3.39477E-07 -4.68244E-08
A14 -2.23391E-08 2.82396E-09 8.06106E-09 2.64473E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003866372
C2 0.000871466
C3 -6.73E-04
C4 1.59E-04
C5 -1.82E-05
C6 1.02E-06
C7 -2.31E-08
実施例15
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 8.0469 2.4816 硫化亜鉛 3.5606
2* 5.7865 0.5415 3.7155
3(絞り) ∞ 0.1576 3.7151
4* 142.2674 2.5000 硫化亜鉛 3.7751
5* -7.8692 6.8556 3.6268
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
硫化亜鉛 2.223 2.200 2.170
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 8.047 5.787 142.267 -7.869
K 0 0 0 0
A4 -6.20633E-04 -9.13953E-04 8.01211E-04 3.02523E-04
A6 -6.06776E-04 -4.57169E-04 -8.99466E-05 -3.02062E-05
A8 1.22359E-04 2.10803E-05 -1.42193E-05 1.11312E-06
A10 -1.47113E-05 3.64786E-07 4.47091E-06 8.76806E-07
A12 8.56602E-07 -1.03763E-07 -3.27087E-07 -5.01864E-08
A14 -2.09239E-08 3.50268E-09 7.91784E-09 2.01682E-09
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.003994553
C2 0.000653891
C3 -5.94E-04
C4 1.51E-04
C5 -1.80E-05
C6 1.03E-06
C7 -2.31E-08
実施例16
単位:mm
面データ
面番号 r d 材料名 有効半径
物面 ∞ ∞
1*# 17.0887 3.0000 ゲルマニウム 3.5416
2* 13.8736 0.4555 3.9160
3(絞り) ∞ 0.7725 3.8177
4* 50.0000 3.0000 ゲルマニウム 3.9305
5* -32.1934 6.9111 3.5381
像面 ∞ 0.0000
屈折率データ
屈折率 屈折率 屈折率
材料名 波長8000nm 波長10000nm 波長12000nm
ゲルマニウム 4.006 4.003 4.002
非球面データ
第1面 第2面 第4面 第5面
R 17.089 13.874 50.000 -32.193
K 0 0 0 0
A4 -8.22534E-04 -1.19433E-03 1.32785E-03 1.17066E-03
A6 -8.10114E-05 1.86517E-05 2.76017E-05 4.55469E-05
A8 1.44265E-05 -2.24354E-05 -6.63264E-06 5.90151E-07
A10 -2.79102E-06 2.23155E-06 2.72269E-07 -2.79623E-07
A12 2.08400E-07 -9.38102E-08 -3.35531E-09 1.54584E-08
A14 -6.18228E-09 1.51494E-09 -3.87857E-11 -2.85581E-10
回折面データ
回折次数 1
規格化波長[nm] 10000
C1 -0.000954097
C2 0.000103912
C3 -4.55E-06
Figure 0006149411
Figure 0006149411
Figure 0006149411
DU デジタル機器
LU 撮像光学装置
LN 結像光学系
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
SP 光束規制板
ST 開口絞り(絞り)
SR 撮像素子
SS 受光面(撮像面)
IM 像面(光学像)
AX 光軸
1 信号処理部
2 制御部
3 メモリー
4 操作部
5 表示部

Claims (10)

  1. 物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
    前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
    前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
    全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
    前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
    前記第1,第2レンズを構成する硝材がカルコゲナイドガラスのみであり、使用波長範囲が3μm以上13μm以下であることを特徴とする遠赤外線用結像光学系。
  2. 物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
    前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
    前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
    全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
    前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とする遠赤外線用結像光学系;
    0<(TL×Fno/f)×(R1A/R2A)<1.5 …(1)
    ただし、
    TL:全長、
    Fno:Fナンバー、
    f:全系の焦点距離、
    R1A:第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    R2A:第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    である。
  3. 物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
    前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
    前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
    全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
    前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
    以下の条件式(2)を満足することを特徴とする遠赤外線用結像光学系;
    0<Fno×((D1+D2)/f)×(R1A/R2A)<0.6 …(2)
    ただし、
    Fno:Fナンバー、
    D1:第1レンズの中心厚、
    D2:第2レンズの中心厚、
    f:全系の焦点距離、
    R1A:第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    R2A:第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    である。
  4. 物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
    前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
    前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
    全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
    前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
    前記第1レンズの物体側面に回折構造を有し、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする遠赤外線用結像光学系;
    0.001<P<0.035 …(3)
    ただし、
    P:波長10000nmにおける回折光学面のパワー(mm -1 )、
    である。
  5. 物体側より順に、負パワーを有する第1レンズと、正パワーを有する第2レンズと、からなる2枚構成の遠赤外線用結像光学系であって、
    前記第1レンズが、近軸で物体側に凸の負メニスカス形状を有する両面非球面レンズであり、
    前記第2レンズが、近軸で両凸形状を有する両面非球面レンズであり、
    全系の子午面内における様子を光軸が横になるように描いた場合において、軸上光と周辺光との上下位置が入れ替わる位置を第1レンズと第2レンズとの間に有し、
    前記第1,第2レンズが有するレンズ面のうちの少なくとも1面に回折構造を有し、
    前記第2レンズの物体側面に回折構造を有し、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする遠赤外線用結像光学系;
    0.001<P<0.035 …(3)
    ただし、
    P:波長10000nmにおける回折光学面のパワー(mm -1 )、
    である。
  6. 前記第1レンズの物体側面に回折構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠赤外線用結像光学系。
  7. 前記第2レンズの物体側面に回折構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠赤外線用結像光学系。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠赤外線用結像光学系と、撮像面上に形成された遠赤外線光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備え、前記撮像素子の撮像面上に被写体の遠赤外線光学像が形成されるように前記遠赤外線用結像光学系が設けられていることを特徴とする撮像光学装置。
  9. 請求項記載の撮像光学装置を備えることにより、被写体の静止画撮影,動画撮影のうちの少なくとも一方の機能が付加されたことを特徴とするデジタル機器。
  10. 携帯端末であることを特徴とする請求項記載のデジタル機器。
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