JP6148579B2 - スリットノズル - Google Patents
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Description
本実施形態のスリットノズル1は、図1に示すように、一対の縦長の第1中間部材2及び第2中間部材3からなる積層体20を、第1中間部材2側の第1部材4と第2中間部材3側の第2部材5とで挟んで一体化されている。具体的には、スリットノズル1は、積層体20を、第1中間部材2側から第1部材4及び第2中間部材3側から第2部材5で挟んで一体化して形成されている。更に具体的には、スリットノズル1は、4枚の板状体である第1中間部材2、第2中間部材3、第1部材4及び第2部材5を重ねて一体化して形成されている。図中のY方向は、縦長の第1中間部材2及び第2中間部材3の長手方向と同じ方向であり、図中のX方向は、長手方向(Y方向)に直交する短手方向と同じ方向である。また、図中のZ方向は、厚み方向である。
また、具体的に、各第1気体流路13の噴出口13e及び各第2気体流路14の噴出口14eの長手方向(Y方向)の長さは、粗大液滴の発生防止、エアー使用量の抑制の観点から、好ましくは5.6mm以上、更に好ましくは11.2mm以上であり、そして、好ましくは80mm以下、更に好ましくは24.8mm以下であり、より具体的には、好ましくは5.6mm以上80mm以下であり、更に好ましくは11.2mm以上24.8mm以下である。
スリットノズル1により噴霧する液体としては、用途に応じて様々な液体を用いることができる。また、スリットノズル1により液体を噴霧する際に用いる気体としては、該液体に応じて様々な気体を用いることができる。
先ず、スリットノズル1の液体導入口45に液体供給管(不図示)を連結し、気体導入口47及び気体導入口57それぞれに気体供給管(不図示)を連結する。
液体導入口45から供給された液体は、図6に示すように、上流側から下流側(先端部11側)に向かって、液体供給路46、液体供給口26、液体溜室6、そして液体流路12の順に流れ液体流路12の噴出口12eから液体が噴出する。
気体導入口47から供給された気体は、図6に示すように、上流側から下流側(先端部11側)に向かって、第1気体溜部71、気体流路72、第2気体溜部73、そして複数の第1気体流路13の順に流れ第1気体流路13の噴出口13eから気体が噴出する。
また、気体導入口57から供給された気体は、図6に示すように、上流側から下流側(先端部11側)に向かって、第1気体溜部81、気体流路82、第2気体溜部83、そして複数の第2気体流路14の順に流れ第2気体流路14の噴出口14eから気体が噴出する。
一対の縦長の第1中間部材及び第2中間部材からなる積層体を、該第1中間部材側の第1部材と該第2中間部材側の第2部材とで挟んで一体化されたスリットノズルであって、
前記スリットノズルの先端部においては、前記第1中間部材と前記第2中間部材との隙間に液体流路が形成され、前記第1部材と前記第1中間部材との隙間に第1気体流路が形成され、前記第2部材と前記第2中間部材との隙間に第2気体流路が形成されており、
前記スリットノズルの先端部を断面視して、前記液体流路の延出方向に対し前記第1気体流路の延出方向及び前記第2気体流路の延出方向が、それぞれ鋭角に交差しており、
前記スリットノズルの先端部を正面視して、前記液体流路の噴出口は、長方形状であり、長手方向に間隔を開けて複数配されており、各該液体流路の噴出口の第1部材側及び第2部材側の両側に沿って、前記第1気体流路の噴出口及び前記第2気体流路の噴出口が、それぞれ、長手方向に間隔を空けて複数配されており、
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記液体流路の噴出口の長手方向の長さが、各前記第1気体流路の噴出口及び各前記第2気体流路の噴出口の長手方向の長さよりも短く、各該第1気体流路の噴出口の両末端部と各該第2気体流路の噴出口の両末端部が、それぞれ、各該液体流路の噴出口の両末端部よりも長手方向外方に配されているスリットノズル。
前記スリットノズルには、前記第1中間部材の第1深底凹部、第2深底凹部及び第3深底凹部それぞれと、前記第2中間部材の第1深底凹部、第2深底凹部及び第3深底凹部それぞれとが組み合わされてなる液体溜室が形成されている前記<1>に記載のスリットノズル。
<3>
積層体の先端部には、前記第1中間部材における前記第2中間部材に対向する平面と、該第2中間部材の複数個の浅底凹部とが組み合わされてなるスリット状の液体流路が長手方向(Y方向)に間隔を開けて複数個形成されるようになる前記<1>又は<2>に記載のスリットノズル。
<4>
前記第1中間部材の凹部は、前記第1中間部材の液体供給口の位置から先端部に向かって、段階的に底の深さが浅くなるように、第1深底凹部、第2深底凹部、第3深底凹部を連続して有している前記<1>〜<3>の何れかに記載のスリットノズル。
<5>
前記第2中間部材の凹部は、前記第1中間部材の液体供給口に対応する位置から先端部に向かって、段階的に底の深さが浅くなるように、第1深底凹部、第2深底凹部、第3深底凹部を連続して有しており、底の深さが極めて浅い浅底凹部を、該第1中間部材に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に間隔を開けて複数個連続して有している前記<1>〜<4>の何れか1に記載のスリットノズル。
<6>
前記第1中間部材及び前記第2中間部材の第3深底凹部には、その底面から該第2中間部材及び該第1中間部材に向かって、該第2中間部材及び該第1中間部材における凹部を除く領域の高さと一致する高さまで隆起する円柱状の隆起部が形成されている前記<1>〜<5>の何れか1に記載のスリットノズル。
<7>
前記第1部材は、厚み方向(Z方向)に断面視して、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部及び液体供給路を備えており、前記第1部材の凹部は、該液体供給路の出口に対応する位置から該尖鋭部に向かって、凹みの深さが最も深い第1凹部と、凹みの深さが最も浅い第2凹部と、凹みの深さが深い第3凹部を連続して有している前記<1>〜<6>の何れか1に記載のスリットノズル。
<8>
前記第1部材の第2凹部の底面から前記第1中間部材に向かって隆起する円柱状の隆起部が形成されており、該隆起部は、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されており、該各隆起部は、該第2凹部の底面から、第1部材の平面部の高さと一致する高さまで隆起している前記<1>〜<7>の何れか1に記載のスリットノズル。
<9>
前記第2部材は、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部を備えており、前記第2部材の凹部は、該尖鋭部に向かって、凹みの深さが最も深い第1凹部と、凹みの深さが最も浅い第2凹部と、凹みの深さが深い第3凹部を連続して有している前記<1>〜<8>の何れか1に記載のスリットノズル。
<10>
前記第2部材の第2凹部の底面から前記第2中間部材に向かって隆起する円柱状の隆起部が形成されており、該隆起部は、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されており、該各隆起部は、該第2凹部の底面から、第2部材の平面部の高さと一致する高さまで隆起している前記<1>〜<9>の何れか1に記載のスリットノズル。
前記スリットノズルには、前記第1中間部材における前記第1部材に対向する平面と、該第1部材の前記第1凹部、前記第2凹部及び前記第3凹部とがそれぞれ組み合わされて、上流側から先端部に向かって、第1気体溜部、気体流路及び第2気体溜部が形成され、
前記第1気体溜部は前記第1部材の気体導入口に連通して形成されており、前記第2気体溜部は、該第2気体溜部及び該第1気体溜部の間隔よりも狭い前記気体流路を介して該第1気体溜部と連通しており、複数の該第1気体流路は該第2気体溜部に連通して形成されている前記<1>〜<10>の何れか1に記載のスリットノズル。
<12>
前記第1中間部材は、厚み方向(Z方向)に断面視して、先端部を有する台形状に形成されており、該先端部は、前記第1部材に対向する面側から前記第2中間部材に対向する面側に向けて平滑に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と、該第2中間部材に対向する面とのなす角θ1は、15°以上であり、好ましくは20°以上、更に好ましくは22.5°以上であり、そして、75°以下であり、好ましくは60°以下、更に好ましくは45°以下であり、より具体的には、15°以上75°以下であり、好ましくは20°以上60°以下、更に好ましくは22.5°以上45°以下である前記<1>〜<11>の何れか1に記載のスリットノズル。
<13>
前記第2中間部材は、厚み方向(Z方向)に断面視して、先端部を有する台形状に形成されており、該先端部は、前記第2部材に対向する面側から前記第1中間部材に対向する面側に向けて平滑に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と、該第1中間部材に対向する面とのなす角θ2は、15°以上であり、好ましくは20°以上、更に好ましくは22.5°以上であり、そして、75°以下であり、好ましくは60°以下、更に好ましくは45°以下であり、より具体的には、15°以上75°以下であり、好ましくは20°以上60°以下、更に好ましくは22.5°以上45°以下である前記<1>〜<12>の何れか1に記載のスリットノズル。
<14>
前記第1部材は、厚み方向(Z方向)に断面視して、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部を備えており、該尖鋭部は、前記第1中間部材の先端部の傾斜面に対応して均一に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と第1部材の平面部が形成する角度θ3は、105°以上、好ましくは120°以上、更に好ましくは135°以上であり、そして、165°以下、好ましくは160°以下、更に好ましくは157.5°以下であり、より具体的には、105°以上165°以下であり、好ましくは120°以上160°以下、更に好ましくは135°以上157.5°以下である前記<1>〜<13>の何れか1に記載のスリットノズル。
<15>
前記第2部材は、厚み方向(Z方向)に断面視して、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部を備えており、該尖鋭部は、前記第2中間部材の先端部の傾斜面に対応して均一に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と第2部材の平面部が形成する角度θ4(図1参照)は、105°以上、好ましくは120°以上、更に好ましくは135°以上であり、そして、165°以下、好ましくは160°以下、更に好ましくは157.5°以下であり、より具体的には、105°以上165°以下であり、好ましくは120°以上160°以下、更に好ましくは135°以上157.5°以下である前記<1>〜<14>の何れか1に記載のスリットノズル。
<16>
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の長手方向の長さと各前記第2気体流路の噴出口の長手方向の長さとが同じである前記<1>〜<15>の何れか1に記載のスリットノズル。
<17>
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔、及び各前記第2気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔が、それぞれ、各該第1気体流路の噴出口の他末端部と各該液体流路の噴出口の他末端部との間隔、及び各該第2気体流路の噴出口の他末端部と各該液体流路の噴出口の他末端部との間隔と同じである前記<1>〜<16>の何れか1項に記載のスリットノズル。
<18>
前記各液体流路の噴出口の長手方向(Y方向)の長さは、各前記第1気体流路の噴出口又は各前記第2気体流路の噴出口の長手方向(Y方向)の長さの好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上である。そして、好ましくは95%以下、更に好ましくは90%以下である。より具体的には、好ましくは70%以上95%以下であり、更に好ましくは80%以上90%以下である前記<1>〜<17>の何れか1に記載のスリットノズル。
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔、及び各前記第2気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔が、それぞれ、各該液体流路の噴出口の長手方向の長さの6%以上30%以下である前記<1>〜<18>の何れか1に記載のスリットノズル。
<20>
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔、及び各前記第2気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔が、それぞれ、各該液体流路の噴出口の長手方向の長さの好ましくは6%以上、更に好ましくは12%以上である。そして、好ましくは30%以下、更に好ましくは25%以下である。より具体的には、好ましくは6%以上30%以下であり、更に好ましくは12%以上25%以下である前記<1>〜<19>の何れか1に記載のスリットノズル。
<21>
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の長手方向における中心点の位置と、各前記第2気体流路の噴出口の長手方向における中心点の位置と、各前記液体流路の噴出口の長手方向における中心点の位置とが、一致している前記<1>〜<20>の何れか1に記載のスリットノズル。
<22>
各前記液体流路の噴出口の長手方向(Y方向)の長さは、好ましくは5mm以上、更に好ましくは10mm以上であり、そして、好ましくは50mm以下、更に好ましくは20mm以下であり、より具体的には、好ましくは5mm以上50mm以下であり、更に好ましくは10mm以上20mm以下である前記<1>〜<21>の何れか1に記載のスリットノズル。
<23>
各前記第1気体流路の噴出口及び各前記第2気体流路の噴出口の長手方向(Y方向)の長さは、好ましくは5.6mm以上、更に好ましくは11.2mm以上であり、そして、好ましくは80mm以下、更に好ましくは24.8mm以下であり、より具体的には、好ましくは5.6mm以上80mm以下であり、更に好ましくは11.2mm以上20mm以下である前記<1>〜<22>の何れか1に記載のスリットノズル。
<24>
各前記第1気体流路の噴出口の一末端部と各液体流路の噴出口の一末端部との間隔、及び各第2気体流路の噴出口の一末端部と各液体流路の噴出口の一末端部との間隔は、好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.6mm以上であり、そして、好ましくは15mm以下、更に好ましくは2.4mm以下であり、より具体的には、好ましくは0.3mm以上15mm以下であり、更に好ましくは0.6mm以上2.4mm以下である前記<1>〜<23>の何れか1に記載のスリットノズル。
図1〜図8に示す上記実施形態のスリットノズル1と同様の構成を有するスリットノズルを用いた。スリットノズルについて詳述すると、液体流路12の延出方向と第1気体流路13の延出方向との交差角度がθ1となって液体流と気体流とが合流するようになっており、第2中間部材3の先端部31がなす角θ2で形成されているので、液体流路12の延出方向と第2気体流路14の延出方向との交差角度がθ2となって液体流と気体流とが合流するようになっている。第1中間部材2の先端部のなす角θ1は45°であり、第2中間部材3の先端部のなす角θ2も45°であった。また、第1部材4の傾斜面の傾斜角度θ3は135°であり、第2部材5の傾斜面の傾斜角度θ4も135°であった。各液体流路12の噴出口12eは、Y方向の長さが16.7mm、間隔が41.7mmであった。次に、各第1気体流路13の噴出口13e及び第2気体流路14の噴出口14eは、それぞれ、Y方向の長さが20.7mmであった。また、各第1気体流路13の噴出口13eの末端部と各液体流路12の噴出口12eの末端部との間隔W1は2mmであり、各第2気体流路14の噴出口14eの末端部と各液体流路12の噴出口12eの末端部との間隔W2も2mmであった。このように形成された前記間隔W1,W2は、液体流路12の噴出口12eの長さの12%であった。
各第1気体流路13の噴出口13eの末端部と各液体流路12の噴出口12eの末端部との間隔W1が1mmであり、各第2気体流路14の噴出口14eの末端部と各液体流路12の噴出口12eの末端部との間隔W2も1mmである以外は、実施例1と同様の条件のスリットノズルを用いた。尚、このように形成された前記間隔W1,W2は、液体流路12の噴出口12eの長さの6%であった。
図11に示す丸型2流体ノズル100を用いた。丸型2流体ノズル100のノズルの中央部の液体噴射孔101の直径は3mmであり、エアー噴射孔102の間隔は0.5mmであった。
液体流路の噴出口が長手方向に連続し、第1気体流路の噴出口及び第2気体流路の噴出口も長手方向に連続する以外は、実施例1と同様の条件のスリットノズルを用いた。尚、液体流路の噴出口の長手方向の長さは100mmであり、第1気体流路の噴出口及び第2気体流路の噴出口それぞれの長手方向の長さは112mmであった。
各第1気体流路13の噴出口13eの末端部と各液体流路12の噴出口12eの末端部とが一致(間隔W1が0mm)し、各第2気体流路14の噴出口14eの末端部と各液体流路12の噴出口12eの末端部とも一致(間隔W2が0mm)である以外は、実施例1と同様の条件のスリットノズルを用いた。
実施例1〜2、比較例1〜3の噴霧ノズルに関し、下記方法に従って、平均液滴径及び液滴径分布をそれぞれ評価した。使用する液体は水であり、使用する気体は空気であった。平均液滴径の測定結果を図9に示し、液滴径分布の測定結果を図10に示す。また、噴出口端部の液溜りの状態の目視による評価及び噴霧液滴の均一性の評価を下記表1に示す。
レーザー回折式粒度分布測定装置(マルバーンインスツルメンツリミテッド製スプレーテック)に対して、装置から50mm離れた位置から、各ノズルより噴霧を行い、噴霧内の粒子径を測定した。
上記の平均液滴径の評価方法と同様にして、液滴径分布を測定した。
実施例1〜2、比較例3のスリットノズルを、先端部が水平方向となるように設置し、液体流の流量を0.3L/min、第1気体流路の噴出口からの気体流の流量及び第2気体流路の噴出口からの気体流の流量を200NL/minとなるように設定して、液体を噴霧した。その際の噴霧口の状態を以下の基準に基づいて評価した。
A:噴出口の端部に液溜りが発生せず、液体の噴霧が良好。
B:噴出口の端部に液溜りはあるが、液体の噴霧は実用上十分なレベル。
C:噴出口の端部に液溜りが多く、液体の噴霧は実用不可レベル。
11 先端部
12 液体流路
12e 噴出口
13 第1気体流路
13e 噴出口
14 第2気体流路
14e 噴出口
20 積層体
2 第1中間部材
21 先端部
22 傾斜面
23 貫通孔
24 凹部
241 第1深底凹部
241a T字形状の横棒部分、241b T字形状の縦棒部分
242 第2深底凹部
243 第3深底凹部
243a 隆起部
25 ボルト用締め付け孔
26 液体供給口
3 第2中間部材
31 先端部
32 傾斜面
33 貫通孔
34 凹部
341 第1深底凹部
341a T字形状の横棒部分、341b T字形状の縦棒部分
342 第2深底凹部
343 第3深底凹部
343a 隆起部
35 ボルト用締め付け孔
36 浅底凹部
4 第1部材
41 尖鋭部
42 傾斜面
43 貫通孔
44 凹部
441 第1凹部
442 第2凹部
442a 隆起部
443 第3凹部
444 平面部
45 液体導入口
46 液体供給路
47 気体導入口
48 ボルト用貫通孔
49 浅底凹部
5 第2部材
51 尖鋭部
52 傾斜面
53 貫通孔
54 凹部
541 第1凹部
542 第2凹部
542a 隆起部
543 第3凹部
544 平面部
57 気体導入口
58 ボルト用貫通孔
59 浅底凹部
6 液体溜室
71 第1気体溜部、72 気体流路、73 第2気体溜部
81 第1気体溜部、82 気体流路、83 第2気体溜部
91,92 ボルト
Claims (4)
- 一対の縦長の第1中間部材及び第2中間部材からなる積層体を、該第1中間部材側の第1部材と該第2中間部材側の第2部材とで挟んで一体化されたスリットノズルであって、
前記スリットノズルの先端部においては、前記第1中間部材と前記第2中間部材との隙間に液体流路が形成され、前記第1部材と前記第1中間部材との隙間に第1気体流路が形成され、前記第2部材と前記第2中間部材との隙間に第2気体流路が形成されており、
前記スリットノズルの先端部を断面視して、前記液体流路の延出方向に対し前記第1気体流路の延出方向及び前記第2気体流路の延出方向が、それぞれ鋭角に交差しており、
前記スリットノズルの先端部を正面視して、前記液体流路の噴出口は、長方形状であり、長手方向に間隔を開けて複数配されており、各該液体流路の噴出口の第1部材側及び第2部材側の両側に沿って、前記第1気体流路の噴出口及び前記第2気体流路の噴出口が、それぞれ、長手方向に間隔を空けて複数配されており、
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記液体流路の噴出口の長手方向の長さが、各前記第1気体流路の噴出口及び各前記第2気体流路の噴出口の長手方向の長さよりも短く、各該第1気体流路の噴出口の両末端部と各該第2気体流路の噴出口の両末端部が、それぞれ、各該液体流路の噴出口の両末端部よりも長手方向外方に配されており、
前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔、及び各前記第2気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔が、それぞれ、各該液体流路の噴出口の長手方向の長さの6%以上30%以下であるスリットノズル。 - 前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の長手方向の長さと各前記第2気体流路の噴出口の長手方向の長さとが同じである請求項1に記載のスリットノズル。
- 前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔、及び各前記第2気体流路の噴出口の一末端部と各前記液体流路の噴出口の一末端部との間隔が、それぞれ、各該第1気体流路の噴出口の他末端部と各該液体流路の噴出口の他末端部との間隔、及び各該第2気体流路の噴出口の他末端部と各該液体流路の噴出口の他末端部との間隔と同じである請求項1又は2に記載のスリットノズル。
- 前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の長手方向における中心点の位置と、各前記第2気体流路の噴出口の長手方向における中心点の位置と、各前記液体流路の噴出口の長手方向における中心点の位置とが、一致している請求項1〜3の何れか1項に記載のスリットノズル。
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