JP5878445B2 - スリットノズル - Google Patents

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Description

本発明は、流体を噴霧するスリットノズルに関する。
従来より、製品に対して洗剤や薬液等を均一に噴霧するために、種々のスリットノズルが提案されている。例えば、特許文献1には、ノズル本体に切目状に長い空気噴口と液体噴口とを形成し、液体噴口を形成する板の先端に欠除部を設けたスリットノズルが記載されている。また、特許文献2には、3枚の板状体の積層体に、気体の噴出口と液体の噴出口とを形成し、中央部の板状体の先端部を噴出口よりも前方に延ばし、先端を傾斜させたスリットノズルが記載されている。
しかし、特許文献1に記載のスリットノズルも特許文献2に記載のスリットノズルも、1つの空気噴出口と1つの液体噴出口しか有していないので、液体噴出口から噴出される液体に空気噴出口から噴出される空気を衝突させて広範囲に対し均一に噴霧するには限界があった。
例えば、特許文献3には、2つの気体を噴出する空隙の間に1つの液体を噴出する噴射口を設けた噴霧システムが記載されている。このように、液体を噴出する噴射口が、気体を噴出する2つの空隙で挟まれ、液体を噴出する噴射口の延びる方向に対して、気体を噴出する2つの空隙の延びる方向が鋭角に交差しているので、特許文献1及び2に記載のスリットノズルに比べると、液体を均一に噴霧することができる。
特開昭48−29009号公報 特開2003−1151号公報 特表2009−517214号公報
しかし、特許文献3には、液体を噴出する噴射口に対して気体を噴出する2つの空隙を如何に配置するかについて記載されておらず、液体を広範囲に均一に噴霧させることについて記載されていない。
したがって、本発明は、液体を広範囲に均一に噴霧可能なスリットノズルに関する。
本発明は、一対の縦長の第1中間部材及び第2中間部材からなる積層体を、該第1中間部材側の第1部材と該第2中間部材側の第2部材とで挟んで一体化されたスリットノズルであって、前記スリットノズルの先端部においては、該第1中間部材と該第2中間部材との隙間に液体流路が形成され、該第1部材と該第1中間部材との隙間に第1気体流路が形成され、該第2部材と該第2中間部材との隙間に第2気体流路が形成されており、前記スリットノズルの先端部を断面視して、前記液体流路の延出方向に対し前記第1気体流路の延出方向及び前記第2気体流路の延出方向が、それぞれ鋭角に交差しており、前記スリットノズルの先端部を正面視して、前記液体流路の噴出口は、長手方向に延びており、該液体流路の噴出口の両側に沿って、前記第1気体流路の噴出口及び前記第2気体流路の噴出口が、それぞれ、長手方向に間隔を空けて複数配され、該第1気体流路の噴出口と該第2気体流路の噴出口とが交互に配されているスリットノズルを提供するものである。
本発明のスリットノズルによれば、液体を広範囲に、均一に噴霧することができる。
図1は、本発明の一実施形態のスリットノズルの組み立て方を模式的に示す図である。 図2は、図1に示すスリットノズルの有する第1中間部材の内面の平面図である。 図3は、図1に示すスリットノズルの有する第2中間部材の内面の平面図である。 図4は、図1に示すスリットノズルの有する第1部材の内面の平面図である。 図5は、図1に示すスリットノズルの有する第2部材の内面の平面図である。 図6は、本発明の一実施形態スリットノズルの断面図である。 図7は、図6に示すスリットノズルの先端部の断面図である。 図8は、図6に示すスリットノズルの先端部を正面視した際の平面図である。 図9は、図6に示すスリットノズルの備える位置調整手段の説明図である。 図10は、位置調整手段により位置を変更した後にスリットノズルの先端部を正面視した際の平面図である。 図11は、噴霧された液体の均一性の評価方法を説明する図である。 図12は、図11に示す測定具の備えるマス目プレートを説明する図である。 図13は、実施例1のスリットノズルによる液体噴霧量の分布を示す等高線マップである。 図14は、比較例1のスリットノズルによる液体噴霧量の分布を示す等高線マップである。 図15(a)は図13に示すA−A’線断面及び図14に示すA−A’線断面における升の位置と液体収集量との関係を示す折れ線グラフであり、図15(b)は図13に示すB−B’線断面及び図14に示すB−B’線断面における升の位置と液体収集量との関係を示す折れ線グラフである。
以下、本発明のスリットノズルをその好ましい実施態様に基づき、図1〜図10を参照しながら説明する。
本実施形態のスリットノズル1は、図1に示すように、一対の縦長の第1中間部材2及び第2中間部材3からなる積層体20を、第1中間部材2側の第1部材4と第2中間部材3側の第2部材5とで挟んで一体化されている。具体的には、スリットノズル1は、積層体20を、第1中間部材2側から第1部材4及び第2中間部材3側から第2部材5で挟んで一体化して形成されている。更に具体的には、スリットノズル1は、4枚の板状体である第1中間部材2、第2中間部材3、第1部材4及び第2部材5を重ねて一体化して形成されている。図中のY方向は、縦長の第1中間部材2及び第2中間部材3の長手方向と同じ方向であり、図中のX方向は、長手方向(Y方向)に直交する短手方向と同じ方向である。また、図中のZ方向は、厚み方向である。
第1中間部材2は、図2に示すように、第2中間部材3に対向する面側から平面視して、Y方向に長い矩形状であり、Z方向に断面視して、先端部21を有する台形状に形成されている。先端部21は、第1部材4に対向する面側から第2中間部材3に対向する面側に向けて平滑に傾斜する傾斜面22を有している。傾斜面22と、第2中間部材3に対向する面とのなす角θ1(図1参照)は、広範囲への均一噴霧とノズル先端部の強度、ノズルへの噴霧液付着の観点から、15°以上であり、好ましくは20°以上、更に好ましくは22.5°以上である。そして、75°以下であり、好ましくは60°以下、更に好ましくは45°以下である。より具体的には、15°以上75°以下であり、好ましくは20°以上60°以下、更に好ましくは22.5°以上45°以下である。
第1中間部材2は、スリットノズル1においては、第2中間部材3に対向する面、及び第1部材4に対向する面それぞれが平面に形成されており、図1,図2に示すように、先端部21を除く外周に沿って、厚み方向(Z方向)に貫通する貫通孔23が複数形成されている。貫通孔23は、長手方向(Y方向)に沿う非先端部側の辺に沿って、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されており、長手方向(Y方向)の両端部それぞれに、X方向に間隔を空けて複数形成されている。各貫通孔23は、スリットノズル1においては、Y方向に長い円形扁平型形状に形成されている。また、後述する第2中間部材3の各隆起部342aと略一致する位置の裏側(第2中間部材3に対向する面の裏側)には貫通しないボルト用締め付け穴25が形成されており、その内面には螺旋状にネジ切りされている。また、第1中間部材2は、図1,図2に示すように、長手方向(Y方向)に沿う非先端部側の端部の中央に位置する部分に、厚み方向(Z方向)に貫通する液体を供給する円形状の液体供給口24が形成されている。
第2中間部材3は、図3に示すように、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、Y方向に長い矩形状であり、Z方向に断面視して、先端部31を有する台形状に形成されている。スリットノズル1においては、第2中間部材3の第1中間部材2に対向する面側から平面視した外形の輪郭と、第1中間部材2の第2中間部材3に対向する面側から平面視した外形の輪郭とが一致している。先端部31は、第2部材5に対向する面側から第1中間部材2に対向する面側に向けて平滑に傾斜する傾斜面32を有している。傾斜面32と、第1中間部材2に対向する面とのなす角θ2(図1参照)は、広範囲への均一噴霧とノズル先端部の強度、ノズルへの噴霧液付着の観点から、15°以上であり、好ましくは20°以上、更に好ましくは22.5°以上である。そして、75°以下であり、好ましくは60°以下、更に好ましくは45°以下である。より具体的には、15°以上75°以下であり、好ましくは20°以上60°以下、更に好ましくは22.5°以上45°以下である。スリットノズル1においては、なす角θ2はなす角θ1と同じに形成されている。
第2中間部材3は、スリットノズル1においては、第2部材5に対向する面が平面に形成されており、第1中間部材2に対向する面の中央領域から先端部31に亘って第2部材5側に凹んだ凹部34が形成されている。このように、第1中間部材2に対向する面は、凹部34を有し、凹部34を除く領域が平面に形成されている。第2中間部材3は、第1中間部材2と同様に、図1,図3に示すように、先端部31を除く外周に沿って、厚み方向(Z方向)に貫通するボルト締め用の貫通孔33が複数形成されている。貫通孔33は第1中間部材2の貫通孔23と略一致する位置に、複数形成されている。各貫通孔33の形状は、スリットノズル1においては、貫通孔23の形状とは異なり、真円形状に形成されている。
第2中間部材3の凹部34は、図1,図3に示すように、第1中間部材2の液体供給口24に対応する位置から先端部31に向かって、段階的に底の深さが浅くなるように、第1深底凹部341、第2深底凹部342、第3深底凹部343を連続して有しており、そして底の深さが極めて浅い浅底凹部344を連続して有している。第1深底凹部341は、凹部34の中で最も深く、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、T字形状に形成されている。T字形状の横棒部分341aは、長手方向(Y方向)に平行に延在しており、T字形状の縦棒部分341bは、第1中間部材2の液体供給口24に対応する位置に形成されている。第2深底凹部342は、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在している。第1深底凹部341は、その底面が平滑に形成されている。また、スリットノズル1においては、第2深底凹部342には、その底面から第1中間部材2に向かって隆起する円柱状の隆起部342aが形成されている。隆起部342aは、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されている。各隆起部342aは、第2深底凹部342の底面から、第2中間部材3における凹部34を除く領域の高さと一致する高さまで隆起している。各隆起部342aの内部には裏側(第2部材5に対向する面側)から窪んだ貫通しないボルト用締め付け孔35が形成されており、その内面には螺旋状にネジ切りされている。第3深底凹部343は、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在しており、第1深底凹部341及び第2深底凹部342の深さに比べて、浅く形成されている。第3深底凹部343は、その底面が平滑に形成されている。
第2中間部材3の浅底凹部344は、図1,図3に示すように、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在しており、凹部34の中で最も浅く形成されている。浅底凹部344は、図1,図6に示すように、先端部31の一部に形成されている。浅底凹部344は、その底面が平滑に形成されている。
スリットノズル1は、図6に示すように、その先端部11においては、第1中間部材2と第2中間部材3との隙間に液体流路12が形成されている。具体的に説明すると、第1中間部材2と第2中間部材3とを重ね合わせた積層体20には、第1中間部材2における第2中間部材3に対向する平面と、第2中間部材3の第1深底凹部341、第2深底凹部342及び第3深底凹部343とが組み合わされてなる液体溜室6が形成されるようになる。そして、積層体20の先端部には、第1中間部材2における第2中間部材3に対向する平面と、第2中間部材3の浅底凹部344とが組み合わされてなるスリット状の液体流路12が形成されるようになる。図6に示すように、液体溜室6は第1中間部材2の液体供給口24に連通して形成されており、液体流路12は液体溜室6に連通して形成されている。尚、第1中間部材2の液体供給口24は、図6に示すように、後述する第1部材4の液体導入口45に液体供給路46を介して連通するようになる。
第1部材4は、図4に示すように、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、Y方向に長い矩形状であり、Z方向に断面視して、積層体20の先端部(第1中間部材2の先端部21)を覆い、液体流路12に向かって尖鋭な尖鋭部41を備えている。尖鋭部41は、第1中間部材2の先端部21の傾斜面22に対応して均一に傾斜する傾斜面42を有している。傾斜面42と平面部444が形成する角度θ3(図1参照)は、広範囲への均一噴霧とノズル先端部の強度、ノズルへの噴霧液付着の観点から、105°以上、好ましくは120°以上、更に好ましくは135°以上である。そして、165°以下、好ましくは160°以下、更に好ましくは157.5°以下である。より具体的には、105°以上165°以下であり、好ましくは120°以上160°以下、更に好ましくは135°以上157.5°以下であることが好ましい。スリットノズル1においては、傾斜角度θ3(図1参照)は、180°から第1中間部材2のなす角θ1(図1参照)を減算した角度と同じに形成されている。
第1部材4は、スリットノズル1においては、外面(第1中間部材2に非対向な面)が平面に形成されており、第1中間部材2に対向する面の中央領域に、外面側に凹んだ凹部44が形成されている。即ち、第1中間部材2に対向する面は、凹部44を有し、凹部44を除く領域が平面に形成されている。第1部材4は、第1中間部材2と同様に、図1,図4に示すように、尖鋭部41を除く外周に沿って、厚み方向(Z方向)に貫通するボルト締め用の貫通孔43が複数形成されている。貫通孔43は第1中間部材2の貫通孔23と一致する位置に、複数形成されている。各貫通孔43の形状は、スリットノズル1においては、貫通孔23の形状と同じく、Y方向に長い円形扁平型形状に形成されている。
第1部材4は、図1に示すように、背面(尖鋭部41側と反対側の面)に、円形状の液体導入口45が形成されており、液体導入口45に連通する液体供給路46が、図6に示すように、逆L字状に屈曲して、図4に示すように、第1中間部材2に対向する面に貫通して形成されている。この液体供給路46は、第1中間部材2の液体供給口24と連通するようになる。第1中間部材2に対向する面に形成される液体供給路46の出口は、図4に示すように、長手方向(Y方向)に沿う非尖鋭部側の側部の中央に位置する部分に形成されている。
第1部材4の凹部44は、図1,図4に示すように、液体供給路46の出口に対応する位置から尖鋭部41に向かって、凹みの深さが最も深い第1凹部441と、凹みの深さが最も浅い第2凹部442と、凹みの深さが深い第3凹部443を連続して有している。第1凹部441は、その底面が平滑に形成されており、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在している。第1凹部441の底面には、図4に示すように、長手方向(Y方向)の中央に位置する部分に、外面(第1中間部材2に非対向な面)に貫通する円形状の気体導入口47が形成されている。また、第2凹部442は、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在している。第2凹部442の底面から第1中間部材2に向かって隆起する円柱状の隆起部442aが形成されている。隆起部442aは、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されている。各隆起部442aは、第2凹部442の底面から、平面部444の高さと一致する高さまで隆起している。スリットノズル1においては、各隆起部442aには、外面(第1中間部材2に非対向な面)に貫通するボルト用貫通孔48が複数形成されている。ボルト用貫通孔48は、第1中間部材2のボルト用締め付け孔25と略一致する位置に形成されている。第3凹部443は、第1中間部材2に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在しており、第1凹部441の深さに比べて、浅く形成されている。第3凹部443は、その底面が平滑に形成されている。
第1部材4の尖鋭部41の傾斜面42には、図4に示すように、凹部44から尖鋭部41の先端に亘ってX方向に平行な溝部421が形成されている。溝部421は、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されている。
第2部材5は、図5に示すように、第2中間部材3に対向する面側から平面視して、Y方向に長い矩形状であり、Z方向に断面視して、積層体20の先端部(第2中間部材3の先端部31)を覆い、液体流路12に向かって尖鋭な尖鋭部51を備えている。スリットノズル1においては、第2部材5の第2中間部材3に対向する面側から平面視した外形の輪郭と、第1部材4の第1中間部材2に対向する面側から平面視した外形の輪郭とが一致している。尖鋭部51は、第2中間部材3の先端部31の傾斜面32に対応して均一に傾斜する傾斜面52を有している。傾斜面52と平面部544が形成する角度θ4(図1参照)は、広範囲への均一噴霧とノズル先端部の強度、ノズルへの噴霧液付着の観点から、105°以上、好ましくは120°以上、更に好ましくは135°以上である。そして、165°以下、好ましくは160°以下、更に好ましくは157.5°以下である。より具体的には、105°以上165°以下であり、好ましくは120°以上160°以下、更に好ましくは135°以上157.5°以下であることが好ましい。スリットノズル1においては、傾斜角度θ4(図1参照)は、180°から第2中間部材3のなす角θ2(図1参照)を減算した角度と同じに形成されている。
第2部材5は、スリットノズル1においては、外面(第2中間部材3に非対向な面)が平面に形成されており、第2中間部材3に対向する面の中央領域に、外面側に凹んだ凹部54が形成されている。即ち、第2中間部材3に対向する面は、凹部54を有し、凹部54を除く領域が平面に形成されている。第2部材5は、第2中間部材3と同様に、図1,図5に示すように、尖鋭部51を除く外周に沿って、厚み方向(Z方向)に貫通するボルト締め用の貫通孔53が複数形成されている。貫通孔53は第2中間部材3の貫通孔33と一致する位置に、複数形成されている。各貫通孔53の形状は、スリットノズル1においては、貫通孔33の形状と同じく、真円形状に形成されている。
第2部材5の凹部54は、図1,図5に示すように、尖鋭部51に向かって、凹みの深さが最も深い第1凹部541と、凹みの深さが最も浅い第2凹部542と、凹みの深さが深い第3凹部543を連続して有している。第2部材5の第1凹部541、第2凹部542及び第3凹部543は、それぞれ、図6に示すように、第1部材4の第1凹部441、第2凹部442及び第3凹部443それぞれの形成位置に対応して設けられている。第1凹部541は、その底面が平滑に形成されており、第2中間部材3に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在している。第1凹部541の底面には、図5に示すように、長手方向(Y方向)の中央に位置する部分に、外面(第2中間部材3に非対向な面)に貫通する円形状の気体導入口57が形成されている。また、第2凹部542は、その底面が平滑に形成されており、第2中間部材3に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在している。その底面から第2中間部材3に向かって隆起する円柱状の隆起部542aが形成されている。隆起部542aは、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されている。各隆起部542aは、第2凹部542の底面から、平面部544の高さと一致する高さまで隆起している。スリットノズル1においては、各隆起部542aには、その底面に外面(第2中間部材3に非対向な面)に貫通するボルト用貫通孔58が複数形成されている。ボルト用貫通孔58は、第2中間部材3のボルト用締め付け孔35と略一致する位置に形成されている。第3凹部543は、第2中間部材3に対向する面側から平面視して、長手方向(Y方向)に平行に延在しており、第1凹部541の深さに比べて、浅く形成されている。第3凹部543は、その底面が平滑に形成されている。
第2部材5の尖鋭部51の傾斜面52には、図5に示すように、凹部54から尖鋭部51の先端に亘ってX方向に平行な溝部521が形成されている。溝部521は、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されている。
スリットノズル1は、上述したように、その先端部11においては、第1中間部材2と第2中間部材3との隙間に液体流路12が形成されており、また、図6に示すように、第1部材4と第1中間部材2との隙間に第1気体流路13が形成され、第2部材5と第2中間部材3との隙間に第2気体流路14が形成されている。具体的に説明すると、スリットノズル1は、図1に示すように、第1部材4と第1中間部材2とを重ね合わせ、それを、第2部材5と第2中間部材3とを重ね合わせたものに重ね合わせ、複数の貫通口43,23,33,53にボルト(不図示)を通して、該ボルト(不図示)とナット(不図示)によりボルト締めすることにより一体化して形成される。スリットノズル1には、第1中間部材2における第1部材4に対向する平面と、第1部材4の第1凹部441、第2凹部442及び第3凹部443とがそれぞれ組み合わされて、上流側から先端部に向かって、第1気体溜部71、気体流路72及び第2気体溜部73が形成されるようになる。そして、スリットノズル1の先端部には、第1中間部材2における先端部21の傾斜面22と、第1部材4の尖鋭部41における傾斜面42の複数の溝部421とが組み合わされてスリット状の複数の第1気体流路13が形成されるようになる。図6に示すように、第1気体溜部71は第1部材4の気体導入口47に連通して形成されており、第2気体溜部73は、第2気体溜部73及び第1気体溜部71の間隔よりも狭い気体流路72を介して第1気体溜部71と連通しており、複数の第1気体流路13は第2気体溜部73に連通して形成されている。
また、図1に示すように、ボルト(不図示)とナット(不図示)によりボルト締めすることにより一体化して形成されるスリットノズル1には、第2中間部材3における第2部材5に対向する平面と、第2部材5の第1凹部541、第2凹部542及び第3凹部543とがそれぞれ組み合わされて、上流側から先端部に向かって、第1気体溜部81、気体流路82及び第2気体溜部83が形成されるようになる。そして、スリットノズル1の先端部には、第2中間部材3における先端部31の傾斜面32と、第2部材5の尖鋭部51における傾斜面52の複数の溝部521とが組み合わされてスリット状の複数の第2気体流路14が形成されるようになる。図6に示すように、第1気体溜部81は第2部材5の気体導入口57に連通して形成されており、第2気体溜部83は、第2気体溜部83及び第1気体溜部81の間隔よりも狭い気体流路82を介して第1気体溜部81と連通しており、複数の第2気体流路14は第2気体溜部83に連通して形成されている。第2部材5側に形成される第1気体溜部81、気体流路82及び第2気体溜部83と、第1部材4側に形成される第1気体溜部71、気体流路72及び第2気体溜部73とは、それぞれ、図6に示すように、スリットノズル1の先端部の液体流路12の延出方向に延びる仮想線ILに対して対称に形成されている。
以上のように構成されたスリットノズル1について、詳述すると、図7に示すように、スリットノズル1の先端部11を断面視して、液体流路12の延出方向に対し第1気体流路13の延出方向及び第2気体流路14の延出方向が、それぞれ鋭角に交差している。具体的には、第1中間部材2の先端部21がなす角θ1で形成されているので、図7に示すように、液体流路12の延出方向と第1気体流路13の延出方向との交差角度がθ1となって液体流と気体流とが合流するようになっており、第2中間部材3の先端部31がなす角θ2で形成されているので、液体流路12の延出方向と第2気体流路14の延出方向との交差角度がθ2となって液体流と気体流とが合流するようになっている。
また、図8に示すように、スリットノズル1の先端部11を正面視して、液体流路12の噴出口12eは、長手方向(Y方向)に延びており、液体流路12の噴出口12eの両側に沿って、第1気体流路13の噴出口13e及び第2気体流路14の噴出口14eが、それぞれ、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数配され、第1気体流路13の噴出口13eと第2気体流路14の噴出口14eとが交互に配されている。
スリットノズル1においては、各第1気体流路13の噴出口13eは、長手方向(Y方向)に長い矩形状に形成されており、各第2気体流路14の噴出口14eも同じく、長手方向(Y方向)に長い矩形状に形成されている。そして、各第1気体流路13の噴出口13eの長手方向(Y方向)の長さと各第2気体流路14の噴出口14eの長手方向(Y方向)の長さとが同じである。各第1気体流路13の噴出口13e(各第2気体流路14の噴出口14e)のY方向の長さは、0.1mm以上、好ましくは0.5mm以上更に好ましくは0.8mm以上である。そして、2mm以下、好ましくは1.5mm以下、更に好ましくは1.2mm以下である。より具体的には、0.1mm以上2mm以下であり、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下、更に好ましくは0.8mm以上1.2mm以下であることが好ましい。また、各第1気体流路13の噴出口13e(各第2気体流路14の噴出口14e)の間隔は、0.01mm以上、好ましくは0.03mm以上、そして、1mm以下、好ましくは0.5mm以下、より具体的には、0.01mm以上1mm以下であることが好ましく、0.03mm以上0.5mm以下であることが更に好ましい。
スリットノズル1においては、長手方向(Y方向)に隣り合う第1気体流路13の噴出口13eの間隔と、各第2気体流路14の噴出口14eの長さが一致している。言い換えれば、長手方向(Y方向)に隣り合う第2気体流路14の噴出口14eの間隔と、各第1気体流路13の噴出口13eの長さが一致している。
スリットノズル1は、第1部材4と第1中間部材2との隙間に形成された複数の第1気体流路13の噴出口13eの位置と、第2部材5と第2中間部材3との隙間に形成された複数の第2気体流路14の噴出口14eの位置とを、長手方向(Y方向)に調整可能な手段を有している。具体的には、上述したように、第2部材5は真円形状の複数の貫通孔53を有し、第2中間部材3は真円形状の複数の貫通孔33を有しており、各貫通孔53と各貫通孔33とは形成位置と形状が一致している。それに対し、第1部材4はY方向に長い円形扁平型形状の複数の貫通孔43を有し、第1中間部材2はY方向に長い円形扁平型形状の複数の貫通孔23を有しており、各貫通孔43と各貫通孔23とは形成位置と形状が一致している。このように、各貫通孔43と各貫通孔23とは、挿入されたボルト(不図示)がY方向に移動可能となっている。従って、第1部材4と第1中間部材2とを重ね合わせ、それを、第2部材5と第2中間部材3とを重ね合わせたものに重ね合わせ、複数の貫通口43,23,33,53にボルト(不図示)を通して、該ボルト(不図示)とナット(不図示)によりボルト締めすることにより一体化してスリットノズル1を形成する際に、図9に示すように、ボルト(不図示)とナット(不図示)によりボルト締めする位置を調整して、第2部材5と第2中間部材3とを重ね合わせたものに対して、第1部材4と第1中間部材2とを重ね合わせたものをY方向に進退動可能となっている。
スリットノズル1は、上述したように、第1気体流路13の噴出口13eの位置と第2気体流路14の噴出口14eの位置とを長手方向(Y方向)に調整可能な手段を有しているので、図8に示すように、長手方向(Y方向)に隣り合う第1気体流路13の噴出口13eの間の位置に各第2気体流路14の噴出口14eが配され、長手方向(Y方向)に隣り合う第2気体流路14の噴出口14eの間の位置に各第1気体流路13の噴出口13eが配されるように調整できる。このように複数の第1気体流路13の噴出口13eと複数の第2気体流路14の噴出口14eとを配することにより、スリットノズル1の先端部11を図8に示すように正面視して、複数の第1気体流路13の噴出口13eと複数の第2気体流路14の噴出口14eとの間に隙間が生じず、一直線状に配することができる。
また、上述したように、第1気体流路13の噴出口13eの位置と第2気体流路14の噴出口14eの位置とを長手方向(Y方向)に調整可能な手段を有しているので、図10に示すように、スリットノズル1の先端部11を正面視して、各第1気体流路13の噴出口13eの一方の末端部13e1と各第2気体流路14の噴出口14eの一方の末端部14e1とが重なるように調整できる。このように重なるように調整した場合、スリットノズル1においては、スリットノズル1の先端部11を図9に示すように正面視して、複数の第1気体流路13の噴出口13eの他方の末端部と複数の第2気体流路14の噴出口14eの他方の末端部との間には、隙間が生じるようになる。末端部13e1と末端部14e1との重なり幅Wは、噴霧液滴径の微粒化、広範囲均一噴霧への効果の観点から、気体噴出口(第1気体流路13の噴出口13e又は第2気体流路14の噴出口14e)の長手方向(Y方向)の0%以上、50%以下の長さであることが好ましい。
スリットノズル1を構成する第1中間部材2、第2中間部材3、第1部材4及び第2部材5それぞれの材質としては、アルミニウム合金、ステンレス綱、鉄鋼、チタン等の金属のほか、セラミック、耐熱性樹脂等が挙げられ、用途に応じて適宜選択して用いることができる。
スリットノズル1により噴霧する液体としては、用途に応じて様々な液体を用いることができる。スリットノズル1により液体を噴霧する際に用いる気体としては、該液体に応じて様々な気体を用いることができる。
次に、スリットノズル1の作用を、図6〜図10を参照しながら説明する。
先ず、スリットノズル1の液体導入口45に液体供給管(不図示)を連結し、気体導入口47及び気体導入口57それぞれに気体供給管(不図示)を連結する。
液体導入口45から供給された液体は、図6に示すように、上流側から下流側(先端部11側)に向かって、液体供給路46、液体供給口24、液体溜室6、そして液体流路12の順に流れ液体流路12の噴出口12eから液体が噴出する。
気体導入口47から供給された気体は、図6に示すように、上流側から下流側(先端部11側)に向かって、第1気体溜部71、気体流路72、第2気体溜部73、そして複数の第1気体流路13の順に流れ第1気体流路13の噴出口13eから気体が噴出する。
また、気体導入口57から供給された気体は、図6に示すように、上流側から下流側(先端部11側)に向かって、第1気体溜部81、気体流路82、第2気体溜部83、そして複数の第2気体流路14の順に流れ第2気体流路14の噴出口14eから気体が噴出する。
スリットノズル1においては、図7に示すように、先端部11を断面視して、液体流路12の延出方向に対し第1気体流路13の延出方向が鋭角(交差角度θ1)に交差しており、さらに、液体流路12の延出方向に対し第2気体流路14の延出方向が鋭角(交差角度θ2)に交差している。また、図8,図10に示すように、先端部11を正面視して、液体流路12の噴出口12eは、長手方向(Y方向)に延びており、噴出口12eの両側に沿って、第1気体流路13の噴出口13e及び第2気体流路14の噴出口14eが、それぞれ、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数配されている。従って、液体流路12の噴出口12eから噴出する液体に対して、その両側部から、第1気体流路13の噴出口13eから噴出する気体及び第2気体流路14の噴出口14eから噴出する気体が衝突するようになっている。また、図8,図10に示すように、先端部11を正面視して、第1気体流路13の噴出口13eと第2気体流路14の噴出口14eとが交互に配されているので、噴出口12eから噴出する液体が噴出口13eから噴出する気体と衝突して液体流路12の延出方向と交差する方向に液体が噴霧されると共に、噴出口12eから噴出する液体が噴出口14eから噴出する気体と衝突して液体流路12の延出方向と交差する方向に液体が噴霧され、広い範囲に均一に液体が噴霧されるようになる。
特に、スリットノズル1においては、図8,図10に示すように、第1気体流路13の噴出口13eの個数と第2気体流路14の噴出口14eの個数とが一致しており、各第1気体流路13の噴出口13e及び各第2気体流路14の噴出口14eは、その形状が同じであり、大きさも同じに形成されている。従って、各噴出口13eから噴出する気体の流速と各噴出口14eから噴出する気体の流速が略同じであり、噴出口12eから噴出する液体に対して、その両側部から、略同じ力で、噴出口13eから噴出する気体及び噴出口14eから噴出する気体がそれぞれ衝突するようになる。よって、液体流路12の延出方向に対して略均等な範囲に液体が広がって均一に噴霧されるようになる。
また、スリットノズル1は、図9に示すように、複数の第1気体流路13の噴出口13eの位置と複数の第2気体流路14の噴出口14eの位置とを、図8,図10に示すように、長手方向(Y方向)に調整可能な手段を有している。このように、末端部13e1と末端部14e1との重なり幅Wを調整できるので、液体を挟み込んで衝突する気体の流量を調整することが可能であり、噴霧条件の変更によって噴霧が2方向に分離した場合にでも均一に液体が噴霧される範囲を調整することができる。
本発明のスリットノズルは、上述の実施形態のスリットノズル1に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述の実施形態のスリットノズル1においては、図7に示すように、液体流路12の延出方向と第1気体流路13の延出方向との交差角度θ1が、液体流路12の延出方向と第2気体流路14の延出方向との交差角度θ2と一致しているが、一致していなくてもよい。
また、上述の実施形態のスリットノズル1においては、図8,図10に示すように、第1気体流路13の噴出口13eの個数と第2気体流路14の噴出口14eの個数とが一致しているが、一致していなくてもよい。また、各第1気体流路13の噴出口13e及び各第2気体流路14の噴出口14eは、その形状が同じであり、大きさも同じに形成されているが、同じでなくてもよい。
また、上述の実施形態のスリットノズル1においては、図6に示すように、液体導入口45が第1部材4は背面(尖鋭部41側と反対側の面)に形成されているが、スリットノズル1の大きさに応じて別の場所に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態のスリットノズル1においては、図6に示すように、液体溜室6が、第1中間部材2における第2中間部材3に対向する平面と、第2中間部材3の第1深底凹部341、第2深底凹部342及び第3深底凹部343とが組み合わされて形成されているが、第1中間部材2における第2中間部材3に対向する面に凹部を設け、第2中間部材3の第1中間部材2に対向する面を平面として形成してもよく、互いに対向する面それぞれに凹部を設けて形成していてもよい。また、液体溜室6が無くてもよい。
また、上述の実施形態のスリットノズル1においては、図6に示すように、第1気体溜部71、気体流路72及び第2気体溜部73が、第1中間部材2における第1部材4に対向する平面と、第1部材4の第1凹部441、第2凹部442及び第3凹部443とがそれぞれ組み合わされて形成されているが、第1中間部材2における第1部材4に対向する面に3つの凹部を設け、第1部材4の第1中間部材2に対向する面を平面として形成してもよく、互いに対向する面それぞれに凹部を設けて形成していてもよい。また、第1気体溜部71、気体流路72及び第2気体溜部73が無くてもよい。第1気体溜部81、気体流路82及び第2気体溜部83についても、第1気体溜部71、気体流路72及び第2気体溜部73と同様である。
本発明のスリットノズルは、例えば、水や薬品,塗料等の散布に用いることができる。
上述した実施形態に関し、さらに以下のスリットノズルを開示する。
<1>一対の縦長の第1中間部材及び第2中間部材からなる積層体を、該第1中間部材側の第1部材と該第2中間部材側の第2部材とで挟んで一体化されたスリットノズルであって、
前記スリットノズルの先端部においては、該第1中間部材と該第2中間部材との隙間に液体流路が形成され、該第1部材と該第1中間部材との隙間に第1気体流路が形成され、該第2部材と該第2中間部材との隙間に第2気体流路が形成されており、
前記スリットノズルの先端部を断面視して、前記液体流路の延出方向に対し前記第1気体流路の延出方向及び前記第2気体流路の延出方向が、それぞれ鋭角に交差しており、
前記スリットノズルの先端部を正面視して、前記液体流路の噴出口は、長手方向に延びており、該液体流路の噴出口の両側に沿って、前記第1気体流路の噴出口及び前記第2気体流路の噴出口が、それぞれ、長手方向に間隔を空けて複数配され、該第1気体流路の噴出口と該第2気体流路の噴出口とが交互に配されているスリットノズル。
<2>前記スリットノズルには、前記第1中間部材における前記第2中間部材に対向する平面と、前記第2中間部材の第1深底凹部、第2深底凹部及び第3深底凹部とが組み合わされてなる液体溜室が形成されている前記<1>記載のスリットノズル。
<3>前記第2中間部材の凹部は、前記第1中間部材の液体供給口に対応する位置から先端部に向かって、段階的に底の深さが浅くなるように、第1深底凹部、第2深底凹部、第3深底凹部を連続して有しており、底の深さが極めて浅い浅底凹部を連続して有している前記<1>又は<2>記載のスリットノズル。
<4>前記第2深底凹部には、その底面から前記第1中間部材に向かって隆起する円柱状の隆起部が形成されている前記<3>記載のスリットノズル。
<5>前記第1部材は、Z方向に断面視して、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部及び液体供給路を備えており、前記第1部材の凹部は、該液体供給路の出口に対応する位置から該尖鋭部に向かって、凹みの深さが最も深い第1凹部と、凹みの深さが最も浅い第2凹部と、凹みの深さが深い第3凹部を連続して有している前記<1>〜<4>のいずれか1に記載のスリットノズル。
<6>前記第1部材の第2凹部の底面から前記第1中間部材に向かって隆起する円柱状の隆起部が形成されており、前記隆起部は、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されており、前記各隆起部は、前記第2凹部の底面から、平面部の高さと一致する高さまで隆起している前記<5>記載のスリットノズル。
<7>前記第2部材は、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部を備えており、前記第2部材の凹部は、該尖鋭部に向かって、凹みの深さが最も深い第1凹部と、凹みの深さが最も浅い第2凹部と、凹みの深さが深い第3凹部を連続して有している前記<1>〜<6>のいずれか1に記載のスリットノズル。
<8>前記第2部材の第2凹部の底面から前記第2中間部材に向かって隆起する円柱状の隆起部が形成されており、前記隆起部は、長手方向(Y方向)に間隔を空けて複数形成されており、前記各隆起部は、前記第2凹部の底面から、平面部の高さと一致する高さまで隆起している前記<7>記載のスリットノズル。
<9>前記スリットノズルには、前記第1中間部材における前記第1部材に対向する平面と、該第1部材の前記第1凹部、前記第2凹部及び前記第3凹部とがそれぞれ組み合わされて、上流側から先端部に向かって、第1気体溜部、気体流路及び第2気体溜部が形成され、
前記第1気体溜部は前記第1部材の気体導入口に連通して形成されており、前記第2気体溜部は、前記第2気体溜部及び前記第1気体溜部の間隔よりも狭い前記気体流路を介して前記第1気体溜部と連通しており、前記第1気体流路は前記第2気体溜部に連通して形成されている前記<5>〜<8>のいずれか1に記載のスリットノズル。
<10>前記第1中間部材は、Z方向に断面視して、先端部を有する台形状に形成されており、該先端部は、前記第1部材に対向する面側から前記第2中間部材に対向する面側に向けて平滑に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面22と、前記第2中間部材に対向する面とのなす角θ1は、15°以上であり、好ましくは20°以上、更に好ましくは22.5°以上であり、そして、75°以下であり、好ましくは60°以下、更に好ましくは45°以下であり、より具体的には、15°以上75°以下であり、好ましくは20°以上60°以下、更に好ましくは22.5°以上45°以下である前記<1>〜<9>のいずれか1に記載のスリットノズル。
<11>前記第2中間部材は、Z方向に断面視して、先端部を有する台形状に形成されており、該先端部は、前記第2部材に対向する面側から前記第1中間部材に対向する面側に向けて平滑に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と、前記第1中間部材に対向する面とのなす角θ2は、15°以上であり、好ましくは20°以上、更に好ましくは22.5°以上であり、そして、75°以下であり、好ましくは60°以下、更に好ましくは45°以下であり、より具体的には、15°以上75°以下であり、好ましくは20°以上60°以下、更に好ましくは22.5°以上45°以下である前記<1>〜<10>の何れか1に記載のスリットノズル。
<12>前記第1部材は、Z方向に断面視して、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部を備えており、該尖鋭部は、前記第1中間部材の先端部の傾斜面に対応して均一に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と平面部が形成する角度θ3は、105°以上、好ましくは120°以上、更に好ましくは135°以上であり、そして、165°以下、好ましくは160°以下、更に好ましくは157.5°以下であり、より具体的には、105°以上165°以下であり、好ましくは120°以上160°以下、更に好ましくは135°以上157.5°以下である前記<10>又は<11>に記載のスリットノズル。
<13>前記第2部材は、Z方向に断面視して、前記液体流路に向かって尖鋭な尖鋭部を備えており、該尖鋭部は、前記第2中間部材の先端部の傾斜面に対応して均一に傾斜する傾斜面を有しており、該傾斜面と平面部が形成する角度θ4(図1参照)は、105°以上、好ましくは120°以上、更に好ましくは135°以上であり、そして、165°以下、好ましくは160°以下、更に好ましくは157.5°以下であり、より具体的には、105°以上165°以下であり、好ましくは120°以上160°以下、更に好ましくは135°以上157.5°以下である前記<11>又は<12>に記載のスリットノズル。
<14>前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の長手方向の長さと各前記第2気体流路の噴出口の長手方向の長さとが同じである前記<1>〜<13>の何れか1に記載のスリットノズル。
<15>各前記第1気体流路の噴出口又は各前記第2気体流路の噴出口のY方向の長さは、0.1mm以上、好ましくは0.5mm以上更に好ましくは0.8mm以上、そして、2mm以下、好ましくは1.5mm以下、更に好ましくは1.2mm以下、より具体的には、0.1mm以上2mm以下であり、好ましくは0.5mm以上1.5mm以下、更に好ましくは0.8mm以上1.2mm以下であることが好ましい前記<1>〜<14>の何れか1に記載のスリットノズル。
<16>各前記第1気体流路の噴出口又は各前記第2気体流路の噴出口の間隔は、0.01mm以上、好ましくは0.03mm以上、そして、1mm以下、好ましくは0.5mm以下、より具体的には、0.01mm以上1mm以下であることが好ましく、0.03mm以上0.5mm以下であることが更に好ましい前記<1>〜<15>の何れか1に記載のスリットノズル。
<17>前記スリットノズルの先端部を正面視して、長手方向に隣り合う前記第1気体流路の噴出口の間隔と、各前記第2気体流路の噴出口の長さが一致している前記<1>〜<16>の何れか1に記載のスリットノズル。
<18>前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一方の末端部と各前記第2気体流路の噴出口の一方の末端部とが重なっている前記<1>〜<17>の何れか1に記載のスリットノズル。
<19>重なるように調整した場合、前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の他方の末端部と各前記第2気体流路の噴出口の他方の末端部との間には、隙間が生じるようになり、各前記第1気体流路の該末端部と各前記第2気体流路の末端部との重なり幅Wは、気体噴出口の長手方向の0%以上、50%以下の長さである前記<18>に記載のスリットノズル。
<20>前記第1部材と前記第1中間部材との隙間に形成された複数の前記第1気体流路の噴出口の位置と、前記第2部材と前記第2中間部材との隙間に形成された複数の前記第2気体流路の噴出口の位置とを、長手方向に調整可能な手段を有する前記<1>〜<19>の何れか1に記載のスリットノズル。
<21>前記第1部材は長手方向(Y方向)に長い円形扁平型形状の複数の貫通孔を有し、前記第1中間部材は長手方向(Y方向)に長い円形扁平型形状の複数の貫通孔を有しており、前記第1部材の各貫通孔と前記第1中間部材の各貫通孔とは形成位置と形状が一致している前記<1>〜<10>の何れか1に記載のスリットノズル。
<22>長手方向(Y方向)に調整可能な前記手段は、前記第2部材と前記第2中間部材とを重ね合わせたものに対して、前記第1部材と前記第1中間部材とを重ね合わせたものを長手方向(Y方向)に進退動可能となっている前記<20>記載のスリットノズル。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例によって何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
図1〜図10に示す上記実施形態のスリットノズル1と同様の構成を有するスリットノズルを用いた。スリットノズルについて詳述すると、第1中間部材2の先端部のなす角θ1は45°であり、第2中間部材3の先端部のなす角θ2も45°であった。また、第1部材4の傾斜面の傾斜角度θ3は135°であり、第2部材5の傾斜面の傾斜角度θ4も135°であった。液体流路12の噴出口12eは、Y方向の長さが100mm、間隔が0.1mmであった。次に、第1気体流路13の噴出口13e及び第2気体流路14の噴出口14eは、それぞれ、50個であり、長手方向(Y方向)に長い矩形状であった。各第1気体流路13の噴出口13e(各第2気体流路14の噴出口14e)は、Y方向の長さが1mm、間隔が0.1mmであった。長手方向(Y方向)に隣り合う第1気体流路13の噴出口13eの間隔、及び長手方向(Y方向)に隣り合う第2気体流路14の噴出口14eの間隔も1mmであった。そして、末端部13e1と末端部14e1との重なり幅Wは0.3mmであった。
〔比較例1〕
第1気体流路の噴出口及び第2気体流路の噴出口が、液体流路の噴出口と同様に、長手方向(Y方向)に連続して延びている以外は、実施例1のスリットノズルと同様の条件にしたスリットノズルを用いた。比較例1のスリットノズルは、上述した特許文献3に記載のスリットノズルと同様に、2本の気体を噴出する噴出口の間に1本の液体を噴出する噴射口を設けたスリットノズルである。比較例1のスリットノズルについて詳述すると、液体流路の噴出口、第1気体流路の噴出口及び第2気体流路の噴出口それぞれは、Y方向の長さが100mm、間隔が0.1mmであった。
〔性能評価〕
実施例1、比較例1のスリットノズルに関し、下記方法に従って、噴霧範囲、及び噴霧された液体の均一性をそれぞれ評価した。使用する液体は水であり、使用する気体は空気であった。噴霧範囲の結果を下記表1に示し、噴霧された液体の均一性の結果を下記表1及び図13〜図15に示す。
〔噴霧範囲〕
実施例1、比較例1のスリットノズルを、先端部が水平方向となるように設置し、液体流の流量を457mL/min、第1気体流路の噴出口からの気体流の流量及び第2気体流路の噴出口からの気体流の流量を250NL/minとなるように設定して、液体を噴霧した。尚、実施例1のスリットノズルにおいては、各第1気体流路13の噴出口13eからの流量及び各第2気体流路14の噴出口14eからの流量を上記値になるように設定した。そして、実施例1、比較例1のスリットノズルから液体が噴霧されている状態を、デジタルカメラを用いて、側面から写真撮影し、その画像又は印刷した写真に対して、目視にて最大噴霧角度を測定した。実施例1、比較例1のスリットノズルにつき、3回測定を行い、平均値を各スリットノズルの噴霧範囲とした。
〔均一性〕
噴霧された液体の均一性を評価するために、図11に示す測定具100を作製した。測定具100は、縦方向(Y方向と同方向)に360mm、横方向(X方向と同方向)に230mmそして高さ方向に325mmの直方体状のものである。測定具100は、図11に示すように、天面にマス目プレート110が配され、マス目プレート110の下方にプレート120が配され、プレート120の下方に、天面に向かって開口した試験管130が複数本配されて形成されている。マス目プレート110には、図11,図12に示すように、Y方向に20mmX方向に20mmに開口した升111が、Y方向に15個並んだ群がX方向に10列隙間無く配されている。各升111の底には、図12に示すように、円形状の直径16mmの開孔112が形成されている。プレート120には、図11に示すように、マス目プレート110の各升111の開孔112に対応する位置に貫通口121が形成されている。そして、複数の試験管130が、マス目プレート110の各升111の開孔112に対応する位置で且つプレート120の貫通口121に対応する位置に配されている。
次に、実施例1、比較例1のスリットノズルを、図11に示すように、その先端部が測定具100のY方向に延びる二等分線上(図11に示す左から5列目のY方向に延びる升111の群上)に位置するように、測定具100に向けて設置した。スリットノズルの先端部と測定具までの距離は155mmである。そして、液体流の流量を457mL/min、第1気体流路の噴出口からの気体流の流量及び第2気体流路の噴出口からの気体流の流量を250NL/minとなるように設定して、液体を1分間噴霧した。そして各スリットノズルによって1分間液体を噴霧した後の各試験管130に溜まった液体の収集量を測定し、液体噴霧量の分布を示す等高線マップを作成した。尚、各試験管130には、Y方向の番号及びX方向の番号が付されている。例えば図11に示す試験管130aはY方向の位置が15番でX方向の位置が1番の試験管であり、試験管130bはY方向の位置が1番でX方向の位置が1番の試験管であり、試験管130cはY方向の位置が15番でX方向の位置が10番の試験管である。
図13は、実施例1のスリットノズルによる液体噴霧量の分布を示す等高線マップであり、図14は、比較例1のスリットノズルによる液体噴霧量の分布を示す等高線マップである。図15(a)は図13に示すA−A’線断面及び図14に示すA−A’線断面での折れ線グラフであり、図15(b)は図13に示すB−B’線断面及び図14に示すB−B’線断面での折れ線グラフである。
表1に示す結果から明らかなように、実施例1のスリットノズルは、比較例1のスリットノズルに比べ、噴霧範囲が広いことが分かった。
また、表1に示す結果、図13〜図15に示す結果から明らかなように、実施例1のスリットノズルは、比較例1のスリットノズルに比べ、噴霧面積が広く、更に噴霧された液体の均一性が高いことが分かった。
1 スリットノズル
11 先端部
12 液体流路
12e 噴出口
13 第1気体流路
13e 噴出口
14 第2気体流路
14e 噴出口
20 積層体
2 第1中間部材
21 先端部
22 傾斜面
23 貫通孔
24 液体供給口
25 ボルト用締め付け孔
3 第2中間部材
31 先端部
32 傾斜面
33 貫通孔
34 凹部
341 第1深底凹部
341a T字形状の横棒部分、341b T字形状の縦棒部分
342 第2深底凹部
342a 隆起部
343 第3深底凹部
344 浅底凹部
35 ボルト用締め付け孔
4 第1部材
41 尖鋭部
42 傾斜面
421 溝部
43 貫通孔
44 凹部
441 第1凹部
442 第2凹部
442a 隆起部
443 第3凹部
444 平面部
45 液体導入口
46 液体供給路
47 気体導入口
48 ボルト用貫通孔
5 第2部材
51 尖鋭部
52 傾斜面
521 溝部
53 貫通孔
54 凹部
541 第1凹部
542 第2凹部
542a 隆起部
543 第3凹部
544 平面部
57 気体導入口
58 ボルト用貫通孔
6 液体溜室
71 第1気体溜部、72 気体流路、73 第2気体溜部
81 第1気体溜部、82 気体流路、83 第2気体溜部
91,92 ボルト

Claims (5)

  1. 一対の縦長の第1中間部材及び第2中間部材からなる積層体を、該第1中間部材側の第1部材と該第2中間部材側の第2部材とで挟んで一体化されたスリットノズルであって、
    前記スリットノズルの先端部においては、該第1中間部材と該第2中間部材との隙間に液体流路が形成され、該第1部材と該第1中間部材との隙間に第1気体流路が形成され、該第2部材と該第2中間部材との隙間に第2気体流路が形成されており、
    前記スリットノズルの先端部を断面視して、前記液体流路の延出方向に対し前記第1気体流路の延出方向及び前記第2気体流路の延出方向が、それぞれ鋭角に交差しており、
    前記スリットノズルの先端部を正面視して、前記液体流路の噴出口は、長手方向に延びており、該液体流路の噴出口の両側に沿って、前記第1気体流路の噴出口及び前記第2気体流路の噴出口が、それぞれ、長手方向に間隔を空けて複数配され、該第1気体流路の噴出口と該第2気体流路の噴出口とが交互に配されているスリットノズル。
  2. 前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の長手方向の長さと各前記第2気体流路の噴出口の長手方向の長さとが同じである請求項1に記載のスリットノズル。
  3. 前記スリットノズルの先端部を正面視して、長手方向に隣り合う前記第1気体流路の噴出口の間隔と、各前記第2気体流路の噴出口の長さが一致している請求項1又は2に記載のスリットノズル。
  4. 前記スリットノズルの先端部を正面視して、各前記第1気体流路の噴出口の一方の末端部と各前記第2気体流路の噴出口の一方の末端部とが重なっている請求項1又は2に記載のスリットノズル。
  5. 前記第1部材と前記第1中間部材との隙間に形成された複数の前記第1気体流路の噴出口の位置と、前記第2部材と前記第2中間部材との隙間に形成された複数の前記第2気体流路の噴出口の位置とを、長手方向に調整可能な手段を有する請求項1〜4の何れか1項に記載のスリットノズル。
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