JP6147948B1 - 磁気粘性流体 - Google Patents

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Abstract

微粒子混合体と、微粒子混合体を分散させる分散媒とを備え、微粒子混合体は、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子を含み、第1の粒子は、平均粒子径が1μm以上、30μm以下の磁性粒子であり、第2の粒子は、平均粒子径が100nm以上、300nm以下の磁性粒子であり、第3の粒子は、平均粒子径が10nm以上、50nm以下の粒子であり、微粒子混合体は、第1の粒子の割合が60質量%以上、99質量%未満であり、残部が第2の粒子及び第3の粒子である。

Description

本開示は、磁気粘性流体に関する。
磁気粘性(Magneto Rheological:MR)流体は、鉄(Fe)等の磁性粒子をオイル等の分散媒に分散させた流体である。MR流体は、磁場の作用がない場合には分散媒中に磁性粒子がランダムに浮遊している。MR流体に外部から磁場を印加すると、磁界の方向に沿って磁性粒子が多数のクラスタを形成し、降伏応力が増大する。このようにMR流体は電気信号によってレオロジー特性又は力学的な性質を容易に制御できる材料であるため、種々の分野への応用が検討されている。現状では自動車向けショックアブソーバ及び建設機械向けシートダンパ等の直動型デバイスとして主に用いられている。また、クラッチやブレーキといった用途への応用も検討されている。
磁性粒子をオイル等の分散媒に分散させた流体としてはMR流体以外に、磁性流体がある。磁性流体の場合に用いられる磁性粒子の粒子径は数nm〜10nm程度であり、熱エネルギーに起因するブラウン運動により粒子が振動する。このため、磁性流体には磁場を与えてもクラスタを形成せず、降伏応力は増大しないという点でMR流体とは全く異なる。
MR流体において一般的に用いられる磁性粒子は、平均粒子径が数μm〜数十μmである。磁性流体と比べて大きな磁性粒子を用いることにより、磁場を印加した際にクラスタを形成させることができる。MR流体は、大きな磁性粒子を用いるため、放置しておくと磁性粒子の沈降によるケーキングが発生してしまうという問題がある。また、磁場の付与と解除とを繰り返すと、磁性粒子が二次凝集して、安定した分散状態を維持できなくなるという問題がある。MR流体の安定性を向上させるために、粒子径が異なる2種類の磁性粒子を混合したMR流体が検討されている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。
例えば、特許文献1においては、大径のカルボニル鉄粒子と、小径の二酸化クロム粒子とを混合している。二酸化クロム粒子がカルボニル鉄粒子に吸着されることにより、安定したMR流体を実現しようとしている。
特許文献2においては、大径のカルボニル鉄粒子に、小径の鉄粒子を少量混合している。これにより、MR流体を安定化しようとしている。
特表平07−507978号公報 WO2012/120842号パンフレット
しかしながら、2種類の粒子を混合したMR流体においても、濃度分布の均一性が不十分であり、調製した磁気粘性流体を容器内に保管した後、小分けして複数のデバイスを作成すると、各デバイスに供給される粒子の量が不均一となり、デバイス性能に個体差が生じる。デバイスの個体差を解消するために、デバイスに磁気粘性流体を供給する直前に毎回容器内の磁気粘性流体を十分に攪拌するという方法が考えられるが、生産効率の点からは現実的ではない。
本開示の課題は、濃度分布の均一性が高く、デバイスへの供給が容易な磁気粘性流体を実現できるようにすることである。
本開示の磁気粘性流体の一態様は、微粒子混合体と、微粒子混合体を分散させる分散媒とを備え、微粒子混合体は、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子を含み、第1の粒子は、平均粒子径が1μm以上、30μm以下の磁性粒子であり、第2の粒子は、平均粒子径が100nm以上、300nm以下の磁性粒子であり、第3の粒子は、平均粒子径が10nm以上、50nm以下の粒子であり、微粒子混合体は、第1の粒子の割合が60質量%以上、99質量%未満であり、残部が第2の粒子及び第3の粒子である。
第3の粒子の第2の粒子に対する質量比は、0.1質量%以上、10以下である、請求項1に記載の磁気粘性流体。
磁気粘性流体の一態様において、第3の粒子は、マグネタイトとすることができる。
磁気粘性流体の一態様において、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子の少なくとも1つは、表面に設けられた表面改質層を有し、表面改質層の表面は、表面改質層が設けられた粒子本体の表面よりも疎水性とすることができる。
磁気粘性流体の一態様において、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子の少なくとも1つは、表面に設けられた表面改質層を有し、表面改質層の表面は、表面改質層が設けられた粒子本体の表面よりも親水性とすることができる。
本開示のMR流体によれば、濃度分布の均一性が高く、デバイスへの供給を容易に行うことが可能となる。
本実施形態のMR流体を用いたクラッチの一例を示す断面図である。 本実施形態において用いた金属粒子の製造装置を示すブロック図である。 実施例5のMR流体の電子顕微鏡写真である。 比較例1のMR流体の電子顕微鏡写真である。
本実施形態の磁気粘性(MR)流体は、微粒子混合体と、微粒子混合体を分散させる分散媒とを備えている。微粒子混合体は、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子を含んでいる。第1の粒子は、平均粒子径が1μm以上、30μm以下の磁性粒子であり、第2の粒子は、平均粒子径が100nm以上、300nm以下の磁性粒子であり、第3の粒子は、平均粒子径が10nm以上、50nm以下の粒子である。微粒子混合体は、第1の粒子の割合が60質量%以上、99質量%未満であり、残部が前記第2の粒子及び前記第3の粒子である。
第1の粒子としては、一般的なMR流体において用いられる磁性粒子を用いることができる。具体的には、磁気粘性流体として必要とされる種々の特性を満たす観点から、平均粒径が1μm以上、好ましくは5μm以上で、50μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは10μm以下の磁性粒子を用いることができる。
第1の粒子は、適した平均粒子径を有する磁性粒子であればどのようなものであってもよい。例えば、鉄、窒化鉄、炭化鉄、カルボニル鉄、二酸化クロム、低炭素鋼、ニッケル又はコバルト等を用いることができる。また、アルミニウム含有鉄合金、ケイ素含有鉄合金、コバルト含有鉄合金、ニッケル含有鉄合金、バナジウム含有鉄合金、モリブデン含有鉄合金、クロム含有鉄合金、タングステン含有鉄合金、マンガン含有鉄合金又は銅含有鉄合金等の鉄合金を用いることもできる。ガドリニウム、ガドリニウム有機誘導体からなる常磁性、超常磁性又は強磁性化合物粒子及びこれらの混合物からなる粒子等を用いることもできる。中でも、カルボニル鉄は第1の粒子として適した平均粒子径のものが容易に得られるため好ましい。
第2の粒子は第1の粒子よりも平均粒子径が小さい磁性粒子を用いることができる。具体的に、磁場を与えた際のクラスタ形成が良好に生じるようにする観点から、平均粒子径が80nm以上、好ましくは120nm以上で、300nm以下、好ましくは200nm以下の磁性粒子を用いることができる。第2の粒子は、粒子径の分布ができるだけ狭いものが好ましい。
第2の粒子は、適した平均粒子径を有する磁性粒子であればよく、第1の粒子と同様のものを用いることができる。また、アークプラズマ法により形成した鉄粒子は、第2の磁性粒子として適した平均粒径のものが容易に得られるため好ましい。この他、二価の鉄と三価の鉄を含む複合酸化物であるマグネタイトも、第2の磁性粒子として適した平均粒子径のものが容易に得られるため好ましい。
第2の粒子は、磁場を印可した場合には磁性を帯び、磁場を印可していない場合には実質的に磁性を帯びていない状態となる、軟磁性材料からなる粒子が好ましい。具体的には保磁力が300Oe以下の粒子が好ましく、250Oe以下の粒子がより好ましく、200Oe以下の粒子がさらに好ましい。
第3の粒子は、第2の粒子よりも平均粒径が小さい粒子を用いることができる。具体的に、磁気粘性流体の濃度分布の均一性を向上させる観点から、平均粒子径が10nm以上、好ましくは20nm以上で、50nm以下、好ましくは40nm以下の粒子を用いることができる。第3の粒子は、粒子径が小さく、比表面積が大きいものが好ましい。
第3の粒子は、磁性粒子とすることができるが、シリカ又はジルコニア等の非磁性粒子を用いることもできる。第3の粒子を磁性粒子とすることにより、添加による透磁率の変動を小さくすることができる。第3の粒子を磁性粒子とする場合には、アークプラズマ法により形成した鉄粒子及びマグネタイト等が使用できる。これらは第3の磁性粒子として適した平均粒子径のものが容易に得られるため好ましい。
アークプラズマ法により形成した鉄粒子は、一般にその表面に厚さが2nm〜10nm程度の酸化膜を有しており、平均粒径が50nm以下の粒子であっても、大気中において安定して存在できる。また、平均粒径が100nm以上の粒子においても、その表面に厚さが2nm〜10nm程度の酸化膜を有している。
第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子の形状は特に限定されないが、球形状であることが好ましい。なお、球形状とは、真球だけでなく、長軸の短軸に対する比が1.4以下、好ましくは1.2以下程度の回転楕円体、及びその他の略球形を含む。第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子の形状を球形状とすることにより、透磁率の異方性を抑制することができる。
第1の粒子の、微粒子混合体に占める割合は、磁場を与えた際の粘度変化の大きさ等に影響を与える。このため、必要とする磁気粘性流体としての特性を確保する観点から60質量%以上、好ましくは70質量%以上であり、濃度分布の均一性を向上させる観点から99質量%未満、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である。微粒子混合体の残部は第2の粒子及び第3の粒子とすることができる。
微粒子混合体において、第3の粒子の第2の粒子に対する質量比(m3/m2)は、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、さらに好ましくは1以上、さらにより好ましくは2以上であり、好ましくは12以下、より好ましくは10以下、さらに好ましくは9以下である。
第3の粒子は僅かでも含まれていることにより、流体全体に分散して濃度分布の均一性を向上させることができるが、第3粒子の微粒子混合体に占める割合は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは1質量%以上である。第3粒子の微粒子混合体に占める割合の上限は、第1の粒子及び第2の粒子が占める割合によるが、必要とする磁気粘性流体としての特性を確保する観点から好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下である。
微粒子混合体における第1の粒子及び第3の粒子の残部を第2の粒子とすることができる。第2の粒子の微粒子混合体に占める割合は、高速せん断域における粘度変化、沈降特性及び透磁率等に影響を与える。このため、必要とする磁気粘性流体としての特性を確保する観点から好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上である。第3粒子の微粒子混合体に占める割合の上限は、第1の粒子及び第2の粒子が占める割合によるが、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらにより好ましくは10質量%以下である。
第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子の少なくとも1つが表面改質層を有していてもよい。粒子の表面に表面改質層を設けることにより、分散媒に対する親和性を向上させることができる。なお、表面改質層は必要に応じて設ければよく、設けなくてもよい。表面改質層を設ける場合には、それぞれの粒子の表面に均一に設ければよいが、粒子の表面の一部に設けられていてもよい。
分散媒がシリコーンオイル等の疎水性の材料からなる場合には、粒子自体の表面よりも疎水性(親油性)が高くなるような表面改質層を設けることが好ましい。疎水性を高くする場合には、表面改質層として疎水性の化合物を磁性粒子本体の表面に固定すればよい。疎水性の化合物としては、直鎖若しくは分岐を有する炭化水素鎖又はアリル基を有する化合物等とすればよい。化合物の固定には種々の方法を用いることができるが、例えば磁性粒子本体の表面に水酸基を導入し、水酸基と反応する官能基を有する化合物を結合させればよい。また、磁性粒子本体の表面に導入した水酸基と化合物とを2官能性のカップリング剤を介して結合してもよい。
分散媒が水等からなる場合には、粒子自体の表面よりも親水性が高くなるような表面改質層を設けることが好ましい。親水性を高くする場合には、例えば粒子の表面に水酸基を導入すればよい。また、シランカップリング剤等を用いて、親水性の化合物を磁性粒子本体の表面に導入してもよい。
第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子が同種の表面改質層を有していることにより、高せん断速度域におけるトルクを大幅に低減する効果も得られる。これは、各粒子と分散媒との親和性が向上すると共に、各粒子間の親和性も向上することによると考えられる。但し、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子の1つ又は2つが他とは異なる種類の表面改質層を有していてもよい。
分散媒は、微粒子混合体を分散させることができる液体であればどのようなものであってもよい。例えば、シリコーンオイル、フッ素オイル、ポリアルファオレフィン(PAO)、パラフィン、エーテル油、エステル油、鉱物油、植物性油又は動物性油等を用いることができる。また、トルエン、キシレン、ヘキサン、及びエーテル類等の有機溶媒又はエチルメチルイミダゾリウム塩、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム塩及び1−メチルピラゾリウム塩等に代表されるイオン性液体(常温溶融塩)類等を用いることもできる。これは、単独で用いることも2種類以上を組み合わせて用いることもできる。親水性の表面改質層を設ければ水、エステル類又はアルコール類等を分散媒とすることも可能である。
微粒子混合体の分散媒に対する濃度(体積分率)は、MR流体としての機能を発揮させる観点から15vol%以上とすることが好ましい。また、MR流体の基底粘度を抑える観点からは、50vol%以下とすることが好ましく、30vol%以下とすることがより好ましい。
第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子と分散媒とは、最初にへら等を用いて混合した後、自転・公転型の攪拌機等を用いて十分に高せん断混合することが好ましい。但し、いずれか1つ又は2つの粒子を先に分散媒中に分散させた後、残りの粒子を順次又は合わせて分散媒中に分散させてもよい。攪拌機に代えて、ホモジナイザー又は遊星混合機等を用いて磁性粒子の分散を行ってもよい。また、分散剤等を添加して磁性粒子を分散させてもよい。なお、粒子に表面処理層を設け、分散媒との親和性が向上している場合には、高せん断混合しなくてもよい。
濃度分布の均一性が高く、保存容器から小分けして供給したMRの粒子濃度のばらつきを抑える観点から、チクソトロピー性が良好であることが求められる。具体的には、チクソトロピーインディックス(TI)が好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、好ましくは7以下、より好ましくは6以下、さらに好ましくは5以下である。なお、TIは実施例に記載した方法により測定することができる。
また、MR流体を調製した後に生じる密度差は、小さい方が好ましく、例えば好ましくは±20%以下、より好ましくは±15%以下、さらに好ましくは±10%以下である。なお、密度差は実施例に記載した方法により測定することができる。
さらに、沈降率は、高い方が好ましく、例えば好ましくは65%以上、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上である。なお、沈効率は実施例に記載した方法により測定することができる。
MR流体としての基本的な特性を確保する観点から、基底粘度は、低い方が好ましく、例えば好ましくは0.1以下、より好ましくは0.05以下、さらに好ましくは0.01以下である。MR効果は、好ましくは10以上、より好ましくは15以上、さらに好ましくは20以上である。なお、基底粘度及びMR効果は実施例に記載した方法により測定することができる。
本実施形態のMR流体は、濃度分布の均一性が高く、保存容器中のMR流体を複数のデバイスに小分けして供給しても、各デバイスに供給されたMR流体の粒子濃度のばらつきを抑えることができる。このため、デバイス間の特性のばらつきを抑えることができる。
本実施形態のMR流体は、クラッチ、ブレーキ、ショックアブソーバ及び油圧ダンパ等の種々のデバイスに用いることができる。例えば図2に示すようなクラッチに用いることができる。クラッチは、入力軸101と、出力軸102と、これらの周囲を囲むように配置された磁場発生部である電磁石103とを有している。入力軸101の端部には外筒111が固定され、出力軸102の端部にはローター121が固定されている。外筒111はローター121を囲んでおり、外筒111とローター121とは相対回転可能に配置されている。外筒111の内側の空間を密閉するようにオイルシール104が設けられている。外筒111とローター121との間には間隙が設けられており、回転時には遠心力によりこの間隙にはMR流体105が満たされる。電磁石103により磁場を発生させると、MR流体中の磁性粒子が磁束の方向にクラスタを形成し、クラスタを介して外筒111とローター121との間にトルクが伝達される。
以下に、実施例を用いてMR流体の特性についてさらに詳細に説明する。
<第1の粒子>
第1の粒子には、表面に酸化膜を有する市販のカルボニル鉄粉(ニューメタルス エンド ケミカルスコーポレーション製、UN3189:平均粒子径6μm)を用いた。
<第2の粒子>
第2の粒子には、市販のマグネタイト粒子(三井金属鉱業社製、サンプル品)又は以下のようにして形成した鉄ナノ粒子を用いた。BET法により測定したマグネタイト粒子の平均粒子径は150nmであり、鉄ナノ粒子の平均粒子径は120nmであった。
−鉄ナノ粒子の製造方法−
まず、図2に示す装置Aの容器13内に、水素及びアルゴンの混合気体を満たして大気圧とした。水素及びアルゴンの分圧はそれぞれ、0.5atmとした。直流電源14により、タングステンからなるプラズマトーチ11(陰極)と、水冷銅ハース12の上に載置した金属材料21(陽極)との間に40Vで150Aの電流を供給することにより、アークプラズマ18を発生させた。金属材料21として、純鉄(純度99.98%:アルドリッチ社製)を用いた。鉄粒子の生成速度は0.8g/min程度であった。
生成した鉄粒子は、ガス循環ポンプ15によって吸引し、容器13と接続された粒子捕集器16により捕集した。この後、容器13及び粒子捕集器16内をアルゴンを5%含むドライエア(窒素80%、酸素20%)雰囲気として、3時間放置した。これにより、鉄粒子の表面に厚さが2nm〜10nm程度の酸化膜が形成された。なお、酸化膜の形成は透過型電子顕微鏡(TEM)により観察した。放置時間が3時間を超えても酸化膜の膜厚はほとんど変化しなかった。
酸化膜が形成された鉄粒子を、装置Aから取り出し、大気中に常温で1時間放置することにより、鉄粒子の表面に水酸基を導入した。水酸基を導入した鉄粒子と、シランカップリング剤とを圧力容器内に入れ、圧力容器を密閉した。シランカップリング剤には、メチルトリメトキシシラン(信越化学工業株式会社:KBM−13)を用いた。シランカップリング剤はビーカー等の開口容器に入れ、鉄粒子とシランカップリング剤とが直接混合されないようにした。シランカップリング剤は、鉄粒子10gに対し0.38gの比率となるようにした。鉄粒子及びシランカップリング剤を入れた圧力容器を80℃の乾燥炉内に2時間放置し、シランカップリング剤を圧力容器内で気化させた。気化したシランカップリング剤が、鉄粒子表面の水酸基と反応することにより、表面に表面改質層を有する鉄粒子からなる第2の粒子が得られた。
表面改質層を形成した後、第2の磁性粒子をトルエン中に分散させ、ボールミルによる解砕を6時間行った。ボールミルのポッドには容量が1リットルのジルコニアポッドを用い、ボールには直径1mmのジルコニアボールを用いた。
得られた第2の磁性粒子の保磁力は175Oeであった。なお、保磁力の測定には、試料振動型磁力計(Vibrating Sample Magnetometer:VSM)を用いた。
<第3の粒子>
第3の粒子には、市販のマグネタイト粒子(三井金属鉱業社製、サンプル品)を用いた。BET法により測定した平均粒子径は30nmであった。
<MR流体の調製>
第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子を所定の比率で分散媒中に分散させることによりMR流体を得た。分散媒にはシリコーンオイル(信越化学社製:KF−96−50cs)を用いた。所定量の第1の粒子、第2の粒子、第3の粒子及び分散媒を容器中にてへらを用いて手で混合した後、自転・公転型の攪拌機(倉敷紡績社製:マゼルスター)を用いて高せん断混合することにより磁性粒子を分散媒中に分散させた。第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子を混合した微粒子混合体の分散媒に対する濃度は約25vol%とした。
<沈降率の測定>
容器に約20mLのMR流体を入れ、1週間静置した。その後、全体の高さ及び粒子沈降層の高さを測定し、以下の式を用いて沈降率を算出した。
沈降率(%)=(全体の高さ−粒子沈降層の高さ)/全体の高さ×100
沈降率が大きいほど、磁性粒子が沈降しにくく、安定したMR流体であることを示す。
<密度差の測定>
MR流体を調製した後に生じる密度差は、以下の式により求めた。
密度差(%)={初期密度(g/mL)−静置後密度(g/mL)}/初期密度(g/mL)×100
初期密度は、それぞれの粒子密度、溶媒密度より算出した。静置後密度は、試料を1週間静置した後、比重瓶(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製、比重瓶(ピクノメーター)、容量11.5mL)を用いて測定した。
まず、空の比重カップの質量(M1)を測定した。次に、容器に入れたMR流体を10秒間ステンレス薬さじを用いて攪拌した後、比重カップを満たすようにMR流体を容器から比重カップに移した。MR流体を満たした比重カップを試験温度(25℃)にした後、気泡を取り除いた。この後、比重カップに蓋をし、オーバーフローオリフィスからあふれ出したMR流体を取り除いた。続いて、MR流体で満たされた比重カップの質量(M2)を求め、以下の式により密度を求めた。
密度(g/mL)=(M2(g)−M1(g))/比重カップの体積(mL)
<基底粘度の測定>
基底粘度の測定は平行平板型回転粘度計を用いて測定した。平板の間隔は500μmとし、直径20mmのパラレルプレートを用いた。せん断速度を1s−1で30秒間一定とした時のせん断応力を測定した。
<MR効果の測定>
MR効果の測定は磁場を測定部に均一に印加した状態で基底粘度と同じ条件で測定した。
<ダイナミックレンジの測定>
ダイナミックレンジは基底粘度とMR効果の測定値より下記の式にて計算を行い、算出した。
ダイナミックレンジ=MR効果(kPa)/基底粘度(kPa)
<チクソトロピー性の測定>
回転数が3rpmの際の粘度(ηa)と、回転数が30rmpの際の粘度(ηb)とを測定し、以下の式によりチクソトロピックインデックス(TI)を算出した。粘度は、直径20mmのパラレルプレートをセットした平行平板型回転粘度計を用いて測定した。
Ti=ηb/ηa
<総合評価>
密度差及びTI、MR効果が基準値以上であり、基底粘度が比較的良好な値を示す場合には4、すべての項目が基準値以上なら3、密度差及びTIが基準値以上であり、基底粘度及びMR効果が基準値以下の値を示す場合は2、密度差及びTIのいずれかが基準値以下の値を示す場合は1とした。
(実施例1)
第1の粒子を39.56g、第2の粒子を0.4g、第3の粒子を0.04gとした。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、98.9質量%、1.0質量%、及び0.1質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は0.1である。分散媒の質量は14.68gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
実施例1のMR流体の沈降度は、69.9%、密度差は10.4%、基底粘度は0.006kPa、MR効果は23.6kPa、ダイナミックレンジは3930倍、TIは3.4であり、総合評価は2であった。
(実施例2)
第1の粒子を38.8g、第2の粒子を0.4g、第3の粒子を0.8gとした。第2の粒子には平均粒子径120nmのFe粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、97.0質量%、1.0質量%、及び2.0質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は2.0である。分散媒の質量は14.90gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
実施例2のMR流体の沈降度は、76.4%、密度差は13.1%、基底粘度は0.007kPa、MR効果は23.3kPa、ダイナミックレンジは3330倍、TIは3.4であり、総合評価は2であった。
(実施例3)
第1の粒子を38.0g、第2の粒子を0.4g、第3の粒子を1.6gとした。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、95.0質量%、1.0質量%、及び4.0質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は4.0である。分散媒の質量は15.05gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
実施例3のMR流体の沈降度は、80.7%、密度差は9.0%、基底粘度は0.008kPa、MR効果は21.8kPa、ダイナミックレンジは2730倍、TIは3.7であり、総合評価は2であった。
(実施例4)
第1の粒子を37.2g、第2の粒子を0.4g、第3の粒子を2.4gとした。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、93.0質量%、1.0質量%、及び6.0質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は6.0である。分散媒の質量は15.20gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
実施例4のMR流体の沈降度は、79.6%、密度差は5.2%、基底粘度は0.008kPa、MR効果は20.4kPa、ダイナミックレンジは2550倍、TIは3.8であり、総合評価は2であった。
(実施例5)
第1の粒子を36.4g、第2の粒子を0.4g、第3の粒子を3.2gとした。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、91.0質量%、1.0質量%、及び8.0質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は8.0である。分散媒の質量は15.42gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は24.9vol%とした。
実施例5のMR流体の沈降度は、82.7%、密度差は5.0%、基底粘度は0.009kPa、MR効果は20.0kPa、ダイナミックレンジは2220倍、TIは3.9であり、総合評価は4であった。
実施例5のMR流体を走査型電子顕微鏡(日本電子社製:JSM−7000F)により観察した結果を図3に示す。第1の粒子の表面に第2の粒子及び第3の粒子が付着している。このことから、分散媒中においては、第1の粒子の隙間に第2の粒子及び第3の粒子が入り込み、均一に分散していると考えられる。
(実施例6)
第1の粒子を36.0g、第2の粒子を0.4g、第3の粒子を3.6gとした。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、90.0質量%、1.0質量%、及び9.0質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は9.0である。分散媒の質量は15.42gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
実施例6のMR流体の沈降度は、89.1%、密度差は3.6%、基底粘度は0.01kPa、MR効果は20.2kPa、ダイナミックレンジは2020倍、TIは4.0であり、総合評価は4であった。
(実施例7)
第1の粒子を30.4g、第2の粒子を8.0g、第3の粒子を1.6gとした。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、第2の粒子、及び第3の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、76.0質量%、20.0質量%、及び4.0質量%である。第3の粒子の第2の粒子に対する質量比m3/m2は0.2である。分散媒の質量は16.47gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
実施例7のMR流体の沈降度は、97.8%、密度差は0.8%、基底粘度は0.08kPa、MR効果は12.4kPa、ダイナミックレンジは155倍、TIは6.8であり、総合評価は3であった。
(比較例1)
第1の粒子を39.6g、第2の粒子を0.4gとし、第3の粒子を加えなかった。第2の粒子には平均粒子径150nmのマグネタイト粒子を用いた。微粒子混合体のトータル質量は40gであり、第1の粒子、及び第2の粒子の微粒子混合体に占める割合はそれぞれ、99.0質量%、及び1.0質量%である。分散媒の質量は14.75gとし、微粒子混合体のMR流体に占める割合は25.0vol%とした。
比較例1のMR流体の沈降度は、69.8%、密度差は24.8%、基底粘度は0.007kPa、MR効果は7.6kPa、ダイナミックレンジは1090倍、TIは1.65であり、総合評価は1であった。
図4に、比較例1のMR流体の電子顕微鏡写真を示す。第1の粒子の隙間に第2の粒子が侵入しているが、さらに小さい第3の粒子は認められない。
表1に各実施例及び比較例のMR流体の構成及び特性をまとめて示す。
本開示のMR流体は、濃度分布の均一性が高く、デバイスへの供給が容易であり、MR流体として有用である。
11 プラズマトーチ
12 水冷銅ハース
13 容器
14 直流電源
15 ガス循環ポンプ
16 粒子捕集器
18 アークプラズマ
21 金属材料
101 入力軸
102 出力軸
103 電磁石
104 オイルシール
105 MR流体
111 外筒
121 ローター

Claims (5)

  1. 微粒子混合体と、
    前記微粒子混合体を分散させる分散媒とを備え、
    前記微粒子混合体は、第1の粒子、第2の粒子及び第3の粒子を含み、
    前記第1の粒子は、平均粒子径が1μm以上、30μm以下の磁性粒子であり、
    前記第2の粒子は、平均粒子径が100nm以上、300nm以下の磁性粒子であり、
    前記第3の粒子は、平均粒子径が10nm以上、50nm以下の粒子であり、
    前記微粒子混合体は、前記第1の粒子の割合が60質量%以上、99質量%未満であり、残部が前記第2の粒子及び前記第3の粒子である、磁気粘性流体。
  2. 前記第3の粒子の前記第2の粒子に対する質量比は、0.1以上、10以下である、請求項1に記載の磁気粘性流体。
  3. 前記第3の粒子は、マグネタイトである、請求項1又は2に記載の磁気粘性流体。
  4. 前記第1の粒子、前記第2の粒子及び前記第3の粒子の少なくとも1つは、表面に設けられた表面改質層を有し、
    前記表面改質層の表面は、前記表面改質層が設けられた粒子本体の表面よりも疎水性である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気粘性流体。
  5. 前記第1の粒子、前記第2の粒子及び前記第3の粒子の少なくとも1つは、表面に設けられた表面改質層を有し、
    前記表面改質層の表面は、前記表面改質層が設けられた粒子本体の表面よりも親水性である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気粘性流体。
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