JP6147705B2 - 靴用ハンガー - Google Patents
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Description
しかし、この靴干し具は、靴または長靴を一足ずつしか干すことができないか、あるいは同文献の第5図に示すように、靴および長靴を片側ずつしか干すことができない。すなわち、この靴干し具は、靴と長靴とを同時に一足ずつ(計2足)干すことはできない。
上部に、被掛け体に対する掛け部を有するセンターフレームと、
このセンターフレームの底部左右から一体的に、それぞれセンターフレームと間隔を隔てて上方へ延び、靴先端に向けて靴内に挿入されることで靴を支持する左右一対の靴掛け部と、
前記センターフレームの底部左右から一体的に、前記左右の靴掛け部の下方において、下向き開口のC字形に延び、そのC字形内のスペースに、天地を逆にした靴の底部を保持する左右一対の靴底ホルダー部と、
を備え、
前記靴掛け部の上部は、ユーザによって該上部とセンターフレームとの間隔が弾性変形により狭まるように掴まれる把持部を構成し、把持された際の靴掛け部の弾性変形に伴い、前記靴底ホルダー部の開口も弾性変形によって広がることを特徴とする。
この靴用ハンガーによれば、左右一対の靴掛け部をそれぞれ靴内に挿入するようにして一足の靴を掛け、左右一対の靴底ホルダー部で天地を逆にした一足の靴また長靴の靴底を保持して靴または長靴を吊し、その状態で、センターフレームの掛け部を物干し竿等の被掛け体に掛けて吊すことができる。
したがって、靴と長靴とを同時に一足ずつ(計2足)干すことができる。
また、左右の靴掛け部はセンターフレームの左右に設けられ、左右一対の靴底ホルダー部は左右の靴掛け部の下方に設けられているので、靴と長靴とを同時に一足ずつコンパクトな状態で吊すことができる。
しかも、左右一対の靴底ホルダー部は長靴を天地を逆にした状態で吊すことができるので、かなり長い長靴でも、また、ウエーダーも吊すことができる。
また、この靴用ハンガーは、
前記靴掛け部の上部は、ユーザによって該上部とセンターフレームとの間隔が弾性変形により狭まるように掴まれる把持部を構成し、把持された際の靴掛け部の弾性変形に伴い、前記靴底ホルダー部の開口も弾性変形によって広がる構成となっているので、ユーザーは上記把持部を掴んで靴底ホルダー部の開口を広げることができる。したがって、靴底ホルダー部への靴底のセット作業が容易になる。
なお、靴掛け部には、靴の他サンダル、スリッパ等も掛けることができる。
したがって、本願において、靴にはサンダル、スリッパ等も含まれるものとし、長靴にはウエーダーも含まれる。
前記靴掛け部は、上方へ行くほどセンターフレームとの間隔が狭まるように構成することができる。
このように構成すると、靴を傾斜させて干すことにより踵部の水切り性をよくすることができると同時に、更なるコンパクト化も図ることができる。
前記靴掛け部は靴先端部に挿入される上部における左右方向の幅が幅狭に形成され、当該上部の下方に位置する下部における左右方向の幅が、上部よりも外方に膨出する幅広に形成されている構成とすることができる。
このように構成すると、靴掛け部上部の幅狭部を利用して幼児用等の小さな靴を干すことができる。また、大人用の大きな靴を干す場合には、下部において外方に膨出する幅広部によって靴の傾斜角度を適切にして水切れ性を良好にすることができる。
前記C字形の靴底ホルダー部の下端には、下方に向かって広がるガイド部が設けられている構成とすることができる。
このように構成すると、ガイド部に沿わせて靴底ホルダー部への靴底を容易にセットすることができるようになる。
上部に、被掛け体2に対する掛け部11を有するセンターフレーム10と、
このセンターフレーム10の底部12の左右から一体的に、それぞれセンターフレーム10と間隔を隔てて上方へ延び、靴3の先端3cに向けて靴3内に挿入されることで靴3を支持する左右一対の靴掛け部20,20と、
センターフレーム10の底部12の左右から一体的に、左右の靴掛け部20の下方において、下向き開口のC字形に延び、そのC字形内のスペースC1に、天地を逆にした靴(図示のものは長靴4。以下同じ)の底部4bを保持する左右一対の靴底ホルダー部30,30とを備えている。
したがって、図2(c)に示すように、靴3と長靴4とを同時に一足ずつ(計2足)干すことができる。
しかも、左右一対の靴底ホルダー部30は長靴4を天地を逆にした状態で吊すことができるので、かなり長い長靴でも、また、ウエーダー(図示せず)も吊すことができる。
したがって、本願において、靴にはサンダル、スリッパ等も含まれるものとし、長靴4にはウエーダーも含まれる。
このように構成すると、例えば図2(a)に示すように靴3を傾斜させて干すことにより踵部3dの水切り性をよくすることができると同時に、靴3がハの字状に掛けられることで、靴掛け部20の下方において、靴底ホルダー部30による長靴4等の保持スペースを確保でき、結果として、全体的に、更なるコンパクト化も図ることができる。
このように構成すると、靴掛け部20の上部21の幅狭部(21)を利用して幼児用等の小さな靴(図示せず)を干すことができる。また、例えば図2(a)に示すように、大人用の大きな靴3を干す場合には、下部22において外方に膨出する幅広部(22)によって靴3の傾斜角度を適切にして水切れ性を良好にすることができる。
このように構成すると、例えば図3(a)に示すように、ユーザーはセンターフレーム10と把持部(21)とを掴んで靴底ホルダー部30の開口31を広げることができるので、靴底ホルダー部30への靴底4bのセット作業が容易になる。
この靴用ハンガー1は、適宜の公知の材料で構成でき、少なくとも、靴掛け部20および靴底ホルダー部30は上記のような弾性変形可能な材料(合成樹脂またはステンレス等の金属)で構成される。
このように構成すると、ガイド部32に沿わせて靴底ホルダー部30への靴底4bを容易にセットすることができるようになる。
その状態で、矢印bで示すように、一方のガイド部32(図示の場合、外側のガイド部32)に沿わせるようにして靴底4bの一側4b1を開口31内に入れ、次いで、矢印cで示すように靴底4bを回動させるようにして他側4b2も開口31内に入れ、図3(b)で示すように、靴底ホルダー部30で靴底4bを保持して長靴4を吊す。
なお、靴底ホルダー部30は、バスケットシューズ等のハイネックシューズを吊すのにも適している。
靴底ホルダー部30の下端とガイド部32との間には、ガイド部32の回動範囲を規定するストッパs1、s2を設ける。
ストッパs2は、靴底ホルダー部30からの靴の抜けを防止するように、一対のガイド部32をハの字形に保持するようにガイド部32の回動範囲を規定する。
この実施の形態では、図1(g)(h)(i)に示すように、センターフレーム10、靴掛け部20、および靴底ホルダー部30は、いずれも合成樹脂で断面平板状に形成されており、適所がリブrで補強されている。
これによって、上述した弾性を得るとともに、適度な強度確保および軽量化を図っている。
例えば、図5に示すように、C字形の靴底ホルダー部30の下端は幅広として、その対向部同士に滑り止め35を設けてもよい。
2: 被掛け体
3: 靴
3c: 靴先端
4: 長靴
4b: 底部
10: センターフレーム
11: 掛け部
12: 底部
20: 靴掛け部
21: 上部
22: 下部
30: 靴底ホルダー部
31: 開口
32: ガイド部
Claims (4)
- 上部に、被掛け体に対する掛け部を有するセンターフレームと、
このセンターフレームの底部左右から一体的に、それぞれセンターフレームと間隔を隔てて上方へ延び、靴先端に向けて靴内に挿入されることで靴を支持する左右一対の靴掛け部と、
前記センターフレームの底部左右から一体的に、前記左右の靴掛け部の下方において、下向き開口のC字形に延び、そのC字形内のスペースに、天地を逆にした靴の底部を保持する左右一対の靴底ホルダー部と、
を備え、
前記靴掛け部の上部は、ユーザによって該上部とセンターフレームとの間隔が弾性変形により狭まるように掴まれる把持部を構成し、把持された際の靴掛け部の弾性変形に伴い、前記靴底ホルダー部の開口も弾性変形によって広がることを特徴とする靴用ハンガー。 - 請求項1において、
前記靴掛け部は、上方へ行くほどセンターフレームとの間隔が狭まるように構成されていることを特徴とする靴用ハンガー。 - 請求項1または2において、
前記靴掛け部は靴先端部に挿入される上部における左右方向の幅が幅狭に形成され、当該上部の下方に位置する下部における左右方向の幅が、上部よりも外方に膨出する幅広に形成されていることを特徴とする靴用ハンガー。 - 請求項1〜3のうちいずれか一項において、
前記C字形の靴底ホルダー部の下端には、下方に向かって広がるガイド部が設けられていることを特徴とする靴用ハンガー。
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