JP6146266B2 - 電力供給機構及びラック型装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電力供給機構及びラック型装置に関する。
従来から、信号伝送用導体に対して集電ローラを介して制御信号の授受を行う移動電気機器を備える信号伝送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平1−77292号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、集電ローラと信号伝送用導体との接触は線接触である。従って、かかる構成を電力供給機構に適用した場合、接触面積が小さいことから接触抵抗が高くなり、大きな電流を流すことが難しくなり、電力を安定的且つ効率的に供給することが困難である。
そこで、開示の技術は、電力を安定的且つ効率的に供給することが可能な電力供給機構及びラック型装置の提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
前記第1部材に対して前記所定方向に相対的に移動可能な第2部材に設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含み、
前記第1バスバー、前記第2バスバー、前記2つのローラ、及び前記ベルトは、各組が軸方向で異なる位置に設けられる態様で、2組以上で設けられ、第1組に係る前記2つのローラの各軸部と、第2組に係る前記2つのローラの各軸部とは、共通である、電力供給機構が提供される。
本開示の技術によれば、電力を安定的且つ効率的に供給することが可能な電力供給機構及びラック型装置が得られる。
一実施例(実施例1)による装置1を示す斜視図である。 図1に示す装置1においてトレイ200が引き出された状態を示す斜視図である。 ラックに装置が搭載される一例を示す斜視図である。 一実施例による電力供給機構300を示す分解斜視図である。 組み付け状態の電力供給機構300を示す斜視図である。 中継機構330の3面図である。 中継機構330の構成要素を取り出した斜視図である。 筐体部100における第1バスバー310の搭載状態の一例を示す図である。 筐体部100における中継機構330の搭載状態の一例を示す図である。 図9のP部の拡大図である。 トレイ200における第2バスバー320の搭載状態の一例を前面側から見た斜視図である。 トレイ200における第2バスバー320の搭載状態の一例を背面側から見た斜視図である。 中継機構330と第1バスバー310及び第2バスバー320との接続態様を示す図である。 トレイ200の移動に伴う中継機構330の移動態様を示す上面図である。 他の一実施例(実施例2)による装置2を示す斜視図である。 図15に示す装置2においてトレイ200が引き出された状態を示す斜視図である。 本実施例2に係る電力供給機構400を示す分解斜視図である。 筐体部100における第1バスバー410の搭載状態の一例を示す図である。 トレイ200における第2バスバー420の搭載状態の一例を前面側から見た斜視図である。 トレイ200における第2バスバー420の搭載状態の一例を背面側から見た斜視図である。 中継機構430の3面図である。 中継機構430の構成要素を取り出した斜視図である。 中継機構430と第1バスバー410及び第2バスバー420との接続部分を示す図である。 トレイ200の移動に伴う中継機構430の移動態様を示す上面図である。 保護カバー500及びトレイ200の保護フランジ204の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例(実施例1)による装置1を示す斜視図である。図2は、図1に示す装置1においてトレイ200が引き出された状態を示す斜視図である。図3は、ラックに装置が搭載される一例を示す斜視図である。
図1及び図2においては、装置1の内部の一部を点線により透視図で示している。尚、以下の説明において、説明の便宜上、図1のY方向におけるY1側を装置1の前面側とし、Y2側を背面側とする。また、図1のZ方向におけるZ1側を装置1の上側とし、Z2側を下側とする。
装置1は、ラック70に複数個搭載される(図3)。
装置1は、図1及び図2に示すように、筐体部100(第1部材の一例)と、トレイ200(第2部材の一例)とを含む。トレイ200は、筐体部100に対してY方向の並進移動により引き出し及び押し入れ可能である。図1には、筐体部100内にトレイ200が収納された状態(押し入れられた状態)が示され、図2には、筐体部100内からトレイ200が引き出された状態が示されている。
筐体部100は、ケースの形態であり、トレイ200(及びトレイ200に搭載される電子部品)を内部に収容する。筐体部100は、ラック70に固定される。従って、筐体部100は、ラック70の一要素である。1つの筐体部100は、図1及び図2に示すように、1つのトレイ200を収容してもよいし、或いは、複数のトレイ200を収容してもよい。筐体部100は、前面が開口する。トレイ200は、前面側から筐体部100に対してY方向の並進移動により引き出し及び押し入れ可能である。尚、筐体部100の側面は、閉塞されてよく、背面は開口又は閉塞されてよい。
筐体部100には、図1及び図2にて点線で模式的に示すように、電源20が搭載されてよい。図1及び図2に示す例では、電源20は、PSU(Power Supply Unit)の形態である。電源20は、筐体部100内の任意の箇所に搭載されてよく、図1及び図2に示すように、筐体部100内の背面側の側方に搭載されてもよい。尚、電源20は、ラック70内における筐体部100外に搭載されてもよいし、ラック70外に搭載されてもよい。
トレイ200には、装置1の機能に応じた各種電子部品が搭載される。各種電子部品は、典型的には、活性交換部品を含む。活性交換部品とは、例えば、交換(活性交換)のための取り外し時点まで活性状態(作動状態)にある部品や電子機器である。活性交換部品は、ハードディスクドライブ、ファン、PCI(Peripheral Component Interconnect)カセット、メモリ等を含んでよい。また、トレイ200は、全体が活性交換部品としてブレードサーバーの形態であってもよい。図1及び図2に示す例では、トレイ200には、活性交換部品の一例として、複数のハードディスクドライブ10と、複数のファン12とが搭載されている。
尚、トレイ200は、上述の如く、筐体部100に対して引き出し可能である。この引き出された状態では、トレイ200上に前面側の活性交換部品(例えばハードディスクドライブ10)のみならず、背面側の活性交換部品(例えばファン12)にも作業者によるアクセスが可能である。従って、例えば保守作業時には、作業者は、トレイ200を引き出して任意の活性交換部品にアクセスすることが可能となる。筐体部100前面のスペースだけでは、搭載出来る活性交換部品の台数が限られるが、引き出し式のトレイ200を設ける場合には、より多くの活性交換部品を筐体部100内に搭載することができる。
次に、装置1における電力供給機構の例について説明する。
図4は、一実施例による電力供給機構300を示す分解斜視図である。図5は、組み付け状態の電力供給機構300を示す斜視図である。尚、図4及び図5では、見易さのための便宜上、第1バスバー310及び第2バスバー320の一部(上側の第1バスバー311及び第2バスバー321)の図示が省略されている。
電力供給機構300は、図4及び図5に示すように、第1バスバー310と、第2バスバー320と、中継機構330とを含む。
本実施例では、第1バスバー310は、上側の第1バスバー311と、下側の第1バスバー312とを含み(図1参照)、第2バスバー320は、上側の第2バスバー321と、下側の第2バスバー322とを含む(図2参照)。これに対応して、中継機構330は、上側の中継機構330Aと、下側の中継機構330Bとを一体的に含む。上側の第1バスバー311、上側の第2バスバー321及び上側の中継機構330Aは、例えば、グランド電圧用に設けられる。下側の第1バスバー312、下側の第2バスバー322及び下側の中継機構330Bは、例えば、電源電圧用に設けられる。即ち、電力供給機構300は、電源20からトレイ200上の活性交換部品への電力供給に関して、グランド電圧と電源電圧を別々に供給する機構を一体的に備える。但し、電力供給機構300は、グランド電圧の供給用の機構と、電源電圧の供給用の機構とを別々に備えてもよい。また、電力供給機構300は、電源電圧の供給用の機構のみを備え、グランド電圧の供給用の機構については、他の構成が採用されてもよい。
第1バスバー310は、導体金属のような導電性のある材料(例えば銅)から形成される。第1バスバー310は、ケーブルとは異なり、典型的には、平面状の接触面(後述のベルト336と接触する面)を有する。第1バスバー310は、トレイ200の引き出し方向に対応してY方向に延在する。第1バスバー310の接触面は、X方向を法線とし、X1側に形成される。尚、上述の如く、第1バスバー310は、図1及び図2に示すように、上側の第1バスバー311と、下側の第1バスバー312とを含んでよい。この場合、上側の第1バスバー311と、下側の第1バスバー312とは、電気的に絶縁される。
第2バスバー320は、導体金属のような導電性のある材料(例えば銅)から形成される。第2バスバー320は、ケーブルとは異なり、典型的には、平面状の接触面(後述のベルト336と接触する面)を有する。第2バスバー320は、トレイ200の引き出し方向に対応してY方向に延在する。第2バスバー320の接触面は、X方向を法線とし、X2側に形成される。第2バスバー320の接触面は、第1バスバー310の接触面に対してX方向で離間しつつX方向で対向する。第2バスバー320の接触面の幅(Z方向の長さ)は、第1バスバー310の接触面の幅と同一であってよい。尚、第2バスバー320は、好ましくは、Z方向で第1バスバー310と同一の位置に設けられる。尚、上述の如く、第2バスバー320は、図2に示すように、上側の第2バスバー321と、下側の第2バスバー322とを含んでよい。この場合、上側の第2バスバー321と、下側の第2バスバー322とは、電気的に絶縁される。
中継機構330は、X方向で第1バスバー310と第2バスバー320との間に設けられ、第1バスバー310と第2バスバー320との間の電気的な接続を中継する。即ち、中継機構330は、第1バスバー310と第2バスバー320との間を電気的に接続する。尚、上述の如く、中継機構330は、図4及び図5に示すように、上側の中継機構330Aと、下側の中継機構330Bとを含んでよい。この場合、上側の中継機構330Aと、下側の中継機構330Bとは、電気的に絶縁される。
図6は、中継機構330の3面図である。図7は、中継機構330の構成要素を取り出した斜視図である。尚、図7においては、代表として、第1ローラ332及び第2ローラ334のうちの、第1ローラ332のみが示されている。尚、本実施例では、上述の如く、中継機構330は、上側の中継機構330Aと、下側の中継機構330Bとを含むが、中継機構330A及び中継機構330Bの各構成要素については、基本的に同じであり、同一の参照符合を付す。
中継機構330Aは、第1ローラ332と、第2ローラ334と、ベルト336とを含む。また、中継機構330Aは、好ましくは、図6に示すように、弾性部材338を含む。
同様に、中継機構330Bは、第1ローラ332と、第2ローラ334と、ベルト336とを含む。また、中継機構330Bは、好ましくは、図6に示すように、弾性部材338を含む。
第1ローラ332は、軸部332aまわりに回転可能である。第1ローラ332は、所定高さの円筒形状である。所定高さは、好ましくは、ベルト336の幅(Z方向の長さ)よりも若干長い。第1ローラ332は、任意の材料から形成されてよく、例えば樹脂や金属で形成されてもよい。軸部332aは、例えば樹脂等で形成されてよい。軸部332aは、図6及び図7に示すように、上下の第1ローラ332に対して共通に1つだけ設けられてよい。軸部332aは、図6及び図7に示すように、上下端に拡径部を有してよい。尚、軸部332aまわりには、ベアリング333が設けられてよい。尚、第1ローラ332が金属で形成される場合は、ベアリング333は、絶縁材料で形成されてよい。ベアリング333は、軸部332aと同様、上下の第1ローラ332に対して共通に1つだけ設けられてよい。また、第1ローラ332が樹脂等の非導電材料で形成される場合又は第1ローラ332とベルト336との間に電気的な絶縁が確保される場合は、第1ローラ332は、上下の中継機構330A及び330Bに対して共通に1つだけ設けられてもよい。
同様に、第2ローラ334は、軸部334aまわりに回転可能である。第2ローラ334は、所定高さ(Z方向の長さ)の円筒形状である。所定高さは、好ましくは、ベルト336の幅(Z方向の長さ)よりも若干長い。第2ローラ334の外径は、第1ローラ332の外径と同じであってよい。第2ローラ334は、任意の材料から形成されてよく、例えば樹脂や金属で形成されてもよい。軸部334aは、例えば樹脂等で形成されてよい。軸部334aは、図6及び図7に示すように、上下の第2ローラ334に対して共通に1つだけ設けられてよい。軸部334aは、図6及び図7に示すように、上下端に拡径部を有してよい。尚、軸部334aまわりには、ベアリング335が設けられてもよい。尚、第2ローラ334が金属で形成される場合は、ベアリング355は、絶縁材料で形成されてよい。ベアリング335は、軸部334aと同様、上下の第2ローラ334に対して共通に1つだけ設けられてよい。また、第2ローラ334が樹脂等の非導電材料で形成される場合又は第2ローラ334とベルト336との間に電気的な絶縁が確保される場合は、第2ローラ334は、上下の中継機構330A及び330Bに対して共通に1つだけ設けられてもよい。
第1ローラ332及び第2ローラ334は、好ましくは、ベルト336の直線部(接触面)がY方向に延在するように、Y方向に並んで配置される。即ち、第1ローラ332の回転中心と第2ローラ334の回転中心を結ぶ線は、Y方向に平行である。
ベルト336は、導電性のある材料(例えば銅や導電性ゴム)から形成される。ベルト336は、図6に示すように、第1ローラ332及び第2ローラ334まわりに設けられる。ベルト336は、第1ローラ332及び第2ローラ334に巻き掛け(平行掛け)される無限ベルトである。ベルト336は、第1ローラ332及び第2ローラ334を回転させながら、第1ローラ332及び第2ローラ334まわりを回転することができる。ベルト336の幅(Z方向の長さ)は、第1バスバー310と第2バスバー320の幅(Z方向の長さ)に略対応する。ベルト336の幅は、第1バスバー310と第2バスバー320の幅よりも僅かに小さくてもよい。
弾性部材338は、ゴムや軟質樹脂(例えばナイロン弾性樹脂)のような弾性材料から形成される。弾性部材338は、Y方向で第1ローラ332及び第2ローラ334間に設けられる。弾性部材338は、ベルト336の内周面側に形成される空間内に設けられる。弾性部材338は、ベルト336を第1バスバー310及び第2バスバー320に向けて押す。即ち、弾性部材338は、ベルト336の内周面側に弾性変形した状態で配置され、ベルト336をX方向(図6参照)の外側(X1方向及びX2方向)に向けて押す。X方向の外側は、後述の如く、ベルト336と第1バスバー310及び第2バスバー320との間の接触力を高める方向に対応する。弾性部材338は、同様の弾性機能を果たすガスケットやクッション材の形態であってもよい。尚、図6及び図7に示す例では、弾性部材338は、上下の中継機構330A及び330Bに対して別々に設けられているが、軸部332a及び334aと同様、上下の中継機構330A及び330Bに対して共通に1つだけ設けられてもよい。
図8は、筐体部100における第1バスバー310の搭載状態の一例を示す図である。尚、図8においては、内部を見やすくする都合上、筐体部100の上面部材の図示は省略されている。
第1バスバー310は、Y方向に延在する態様で、筐体部100に設けられる。第1バスバー310の固定・支持方法は任意である。例えば、第1バスバー310は、図8に示すように、基板30と壁部材102にネジ等により固定されてもよい。この場合、第1バスバー310は、電源20に基板30上の回路を介して電気的に接続されてよい。尚、第1バスバー310は、電源20に直接接続されてもよいし、ケーブル等の他の手段を介して接続されてもよい。
図9は、筐体部100における中継機構330の搭載状態の一例を示す図である。図10は、図9のP部の拡大図である。
中継機構330は、図9に示すように、ガイドレール120を介して筐体部100に搭載されてよい。図9及び図10に示す例では、ガイドレール120は、中継機構330に対して上下にそれぞれ設けられる。ガイドレール120は、中継機構330のY方向の移動範囲(図14参照)に対応して、Y方向に延在する。ガイドレール120は、トレイ200のY方向の移動に伴う中継機構330のY方向の移動(後述)を任意の態様でガイドしてよい。図9及び図10に示す例では、ガイドレール120は、Y方向に延在するガイド溝122を有する。ガイド溝122には、中継機構330の軸部332a及び334aが通される。この際、ガイド溝122の幅(X方向の長さ)よりも大きい軸部332a及び334aの端部(拡径部)は、ガイドレール120に対する中継機構330の上下方向の位置決め機能を果たしてよい。中継機構330は、軸部332a及び334aがガイド溝122に沿ってY方向に移動することで、Y方向に移動(並進移動)することができる。
尚、ガイドレール120は、任意の態様で筐体部100に固定されてもよい。例えば、ガイドレール120は、嵌め込みやネジ止め等により筐体部100に固定されてもよい。また、ガイドレール120は、第1バスバー310を介して筐体部100に固定されてもよい。例えば、上下のガイドレール120は、それぞれ、上下の第1バスバー311及び312と一体に形成されてもよい。但し、この場合、上下の第1バスバー311及び312が電気的に短絡しないように、軸部332a及び334aは、上下の中継機構330A及び中継機構330Bに対して別々に設けられる。
図11及び図12は、トレイ200における第2バスバー320の搭載状態の一例を示す斜視図である。図11は、前面側から見た斜視図であり、図12は、背面側から見た斜視図である。
第2バスバー320は、第1バスバー310に対応してトレイ200の引き出し方向(Y方向)に延在する態様で、トレイ200に設けられる。第2バスバー320は、第1バスバー310に対してX方向(図1及び図2参照)で対向する位置に設けられる。第2バスバー320の固定・支持方法は任意である。例えば、第2バスバー320は、図11及び図12に示すように、基板32と壁部材202にネジ等により固定されてもよい。この場合、第2バスバー320は、トレイ200上の活性交換部品(例えばハードディスクドライブ10、ファン12)に基板32上の回路を介して電気的に接続されてよい。尚、第2バスバー320は、トレイ200上の活性交換部品に直接接続されてもよいし、ケーブル等の他の手段を介して接続されてもよい。
図13は、中継機構330と第1バスバー310及び第2バスバー320との接続部分を示す図であり、(A)は、上面図であり、(B)は、前面図である。
中継機構330は、図13(B)に示すように、ベルト336が第1バスバー310と第2バスバー320の双方にX方向で接触する態様で設けられる。このとき、ベルト336は、図13(A)に示すように、第1バスバー310と第2バスバー320の双方に面接触する。即ち、ベルト336は、Y方向で第1ローラ332の中心及び第2ローラ334の中心間の区間で第1バスバー310と第2バスバー320の双方に面接触する。これにより、中継機構330と第1バスバー310及び第2バスバー320との間の接触面積を効率的に増加させることができ、中継機構330は、電源20からの電力を安定的且つ効率的にトレイ200側に中継することができる。尚、弾性部材338は、好ましくは、中継機構330と第1バスバー310及び第2バスバー320との間の面接触が確実に実現されるような弾性力を発生する。
図14は、トレイ200の移動に伴う中継機構330の移動態様を示す上面図であり、(A)は、トレイ200が収納された状態を示し、(B)は、トレイ200が引き出された状態を示す。尚、図13においては、内部を見やすくする都合上、筐体部100の上面部材の図示は省略されている。
中継機構330は、図14に示すように、トレイ200が収納状態から引き出されるとき、トレイ200に対してはY2方向に移動し、筐体部100に対してはY1方向に移動する。この移動の間、中継機構330は、第1バスバー310及び第2バスバー320との間の面接触状態を維持する。即ち、中継機構330は、トレイ200が完全に格納された状態からトレイ200が完全に引き出される状態までの区間中(即ち全ストロークに亘って)、第1バスバー310及び第2バスバー320との間の面接触状態を維持する。従って、トレイ200上の活性交換部品に対する電源20からの電力供給状態は、トレイ200の引き出し操作中(中継機構330の移動中)も維持される。尚、格納操作中も引き出し操作中と同様、中継機構330は、第1バスバー310及び第2バスバー320との間の面接触状態を維持しながら移動する。
この中継機構330の移動中、中継機構330のベルト336は、第1バスバー310及び第2バスバー320との間の摩擦によって、第1ローラ332及び第2ローラ334まわりを回転する。この際、ベルト336は、第1ローラ332及び第2ローラ334との間の摩擦によって第1ローラ332及び第2ローラ334(図6等参照)を回転させながら、第1ローラ332及び第2ローラ334まわりを回転する。即ち、ベルト336は、第1バスバー310及び第2バスバー320に対する摺動を伴わずに、第1ローラ332及び第2ローラ334まわりを回転しつつ、第1バスバー310及び第2バスバー320に対して相対移動する。これにより、トレイ200の引き出し及び格納操作に伴うベルト336、第1バスバー310及び第2バスバー320の磨耗を低減することができる。尚、"摺動を伴わず"とは、ガタ(クリアランス)や公差等に起因した僅かな摺動をも許容しないことを意味しない。即ち、"摺動を伴わず"とは、ベルト336や第1バスバー310及び第2バスバー320の実質的な磨耗を発生させるような摺動が生じないことを意味する。
このようにして本実施例によれば、トレイ200の引き出し及び格納操作中、中継機構330のベルト336と第1バスバー310及び第2バスバー320との間の面接触状態が維持される。これにより、トレイ200の引き出し及び格納操作中においても、活性交換部品に電源20からの電力を安定的且つ効率的に供給することが可能となる。具体的には、ベルト336と第1バスバー310及び第2バスバー320との間は面接触するので、線接触の場合に比べて、振動等の外乱に起因したベルト336と第1バスバー310及び第2バスバー320との間の離反の可能性が低減される。これにより、電力の安定的な供給が可能となる。また、ベルト336と第1バスバー310及び第2バスバー320との間は面接触するので、線接触の場合に比べて、接触面積が大きくなり(それ故に接触抵抗が低くなり)、電力の効率的な供給が可能となる。
また、本実施例によれば、トレイ200の引き出し及び格納操作中、ベルト336は、第1バスバー310及び第2バスバー320に対する摺動を伴わずに、第1ローラ332及び第2ローラ334まわりを回転する。これにより、トレイ200の引き出し及び格納操作に伴うベルト336、第1バスバー310及び第2バスバー320の磨耗を低減することができる。
図15は、他の一実施例(実施例2)による装置2を示す斜視図である。図16は、図15に示す装置2においてトレイ200が引き出された状態を示す斜視図である。
本実施例の装置2は、上述した実施例1による装置1における電力供給機構300が、電力供給機構400に置換された点が主に異なる。即ち、本実施例の装置2は、上述した実施例1による装置1における第1バスバー310及び第2バスバー320並びに中継機構330が、第1バスバー410及び第2バスバー420並びに中継機構430に置換された点が主に異なる。以下では、主に第1バスバー410及び第2バスバー420並びに中継機構430の構成について説明する。上述した実施例1と同様であってよい他の構成要素については、同一の参照符合を付して説明を省略する。
図17は、本実施例2に係る電力供給機構400を示す分解斜視図である。図18は、筐体部100における第1バスバー410の搭載状態の一例を示す図であり、(A)は、全体図であり、(B)は、P1部の拡大図である。図19及び図20は、トレイ200における第2バスバー420の搭載状態の一例を示す斜視図である。図19は、前面側から見た斜視図であり、図20は、背面側から見た斜視図である。図19において、(A)は、全体図であり、(B)は、P2部の拡大図である。尚、図17では、見易さのための便宜上、第1バスバー410及び第2バスバー420の一部(上側の第1バスバー411及び第2バスバー421)の図示が省略されている。また、尚、図18においては、内部を見やすくする都合上、筐体部100の上面部材の図示は省略されている。
電力供給機構400は、図17に示すように、第1バスバー410と、第2バスバー420と、中継機構430とを含む。
本実施例2においても、上述した実施例1と同様、第1バスバー410は、上側の第1バスバー411と、下側の第1バスバー412とを含み、第2バスバー420は、上側の第2バスバー421と、下側の第2バスバー422とを含む。これに対応して、中継機構430は、上側の中継機構430Aと、下側の中継機構430Bとを一体的に含む。但し、上述した実施例1と同様、電力供給機構400は、グランド電圧の供給用の機構と、電源電圧の供給用の機構とを別々に備えてもよい。また、電力供給機構400は、電源電圧の供給用の機構のみを備え、グランド電圧の供給用の機構については、他の構成が採用されてもよい。
第1バスバー410は、Y方向に並んだ複数の嵌入穴411a,412aを備える点が、上述した実施例1における第1バスバー310と異なり、他の構成は上述した実施例1における第1バスバー310と同様であってよい。図18に示すように、複数の嵌入穴411aは、上側の第1バスバー411に形成され、複数の嵌入穴412aは、下側の第1バスバー412に形成される。複数の嵌入穴411a間の間隔は、後述の中継機構430の複数の突起432b(図21参照)間の間隔(及び複数の突起434b間の間隔)に対応する。複数の嵌入穴412a間の間隔は、後述の中継機構430の複数の突起432b間の間隔(及び複数の突起434b間の間隔)に対応する。また、嵌入穴411a及び412aは、Z方向で突起432b及び434bに対応した位置に形成される。
第2バスバー420は、Y方向に並んだ複数の嵌入穴421a,422aを備える点が、上述した実施例1における第2バスバー320と異なり、他の構成は上述した実施例1における第2バスバー320と同様であってよい。図19に示すように、複数の嵌入穴421aは、上側の第2バスバー421に形成され、複数の嵌入穴422aは、下側の第2バスバー422に形成される。複数の嵌入穴421a間の間隔は、後述の中継機構430の複数の突起432b(図21参照)間の間隔(及び複数の突起434b間の間隔)に対応する。複数の嵌入穴422a間の間隔は、後述の中継機構430の複数の突起432b間の間隔(及び複数の突起434b間の間隔)に対応する。また、嵌入穴421a及び422aは、Z方向で突起432b及び434bに対応した位置に形成される。
中継機構430は、第1バスバー410と第2バスバー420との間に設けられ、第1バスバー410と第2バスバー420との間の電気的な接続を中継する。尚、中継機構430は、上述した実施例1における中継機構330と同様、図17に示すように、上側の中継機構430Aと、下側の中継機構430Bとを含んでよい。中継機構430は、上述した実施例1における中継機構330と同様の態様で、ガイドレール120を介して筐体部100に搭載されてよい。
図21は、中継機構430の3面図である。図22は、中継機構430の構成要素を取り出した斜視図である。尚、図22においては、代表として、第1ローラ432及び第2ローラ434のうちの、第1ローラ432のみが示されている。尚、本実施例では、上述の如く、中継機構430は、上側の中継機構430Aと、下側の中継機構430Bとを含むが、中継機構430A及び中継機構430Bの各構成要素については、基本的に同じであり、同一の参照符合を付す。
中継機構430Aは、第1ローラ432と、第2ローラ434と、ベルト436とを含む。また、中継機構430Aは、好ましくは、図21に示すように、弾性部材438を含む。中継機構430Bも同様であってよい。
第1ローラ432は、図22に示すように、外周面に周方向に沿って複数の突起432bを備える点が、上述した実施例1における第1ローラ332と異なり、他の構成は上述した実施例1における第1ローラ332と同様であってよい。複数の突起432bは、第1ローラ432の全周に亘って形成され、周方向に沿って等間隔に形成されてよい。複数の突起432bは、後述の如く第1バスバー410の嵌入穴411a及び412a、及び、第2バスバー420の嵌入穴421a及び422a内に嵌入することができる高さで形成される。複数の突起432bは、軸方向(Z方向)で第1ローラ432の中央に形成されてよい。尚、第1ローラ432を回転可能に支持する軸部432a及びベアリング433については、上述した実施例1における軸部332a及びベアリング333と同様であってよい。
第2ローラ434は、図21に示すように、外周面に周方向に沿って複数の突起434bを備える点が、上述した実施例1における第2ローラ334と異なり、他の構成は上述した実施例1における第2ローラ334と同様であってよい。複数の突起434bは、第2ローラ434の全周に亘って形成され、周方向に沿って等間隔に形成されてよい。複数の突起434bは、後述の如く第1バスバー410の嵌入穴411a及び412a、及び、第2バスバー420の嵌入穴421a及び422a内に嵌入することができる高さで形成される。複数の突起434bは、軸方向(Z方向)で第2ローラ434の中央に形成されてよい。尚、第2ローラ434を回転可能に支持する軸部434a及びベアリング435については、上述した実施例1における軸部334a及びベアリング335と同様であってよい。
ベルト436は、図22に示すように、周方向に沿って複数の貫通穴436cを備える点が、上述した実施例1におけるベルト336と異なり、他の構成は上述した実施例1におけるベルト336と同様であってよい。複数の貫通穴436cは、ベルト436の全周に亘って形成され、周方向に沿って等間隔に形成されてよい。複数の貫通穴436c間の間隔は、複数の突起432b間の間隔(周方向の間隔)、及び、複数の突起434b間の間隔(周方向の間隔)に対応する。貫通穴436cは、Z方向で第1ローラ432の突起432b及び第2ローラ434の突起434bに対応した位置に形成される。貫通穴436cは、第1ローラ432の突起432b及び第2ローラ434の突起434bに対応した開口を有する。即ち、貫通穴436cは、第1ローラ432の突起432b及び第2ローラ434の突起434bが挿通(通過)することができるように形成される。尚、本実施例2では、ベルト436は、内径側の第1ベルト436aと、外径側の第2ベルト436bとを含む2層構造(2重構造)を有するが、上述した実施例1におけるベルト336と同様の1層構造であってもよい。また、逆に、上述した実施例1におけるベルト336は、ベルト436と同様の2層構造であってもよい。第1ベルト436aは、例えば導電性のある材料(例えば銅や導電性ゴム)から形成されてよく、第2ベルト436bは、例えば銅薄板により形成されてよい。
尚、本実施例2によるベルト436は、後述の如く、第1ローラ432及び第2ローラ434の回転によって回転されて、第1ローラ432及び第2ローラ434まわりを回転することができる。
弾性部材438は、好ましい実施例において設けられる任意的な構成要素であり、上述した実施例1における弾性部材338と同様であってよい。尚、本実施例2では、弾性部材438は、ベルト436の上面に支持される被支持部438aを有するが、上述した実施例1における弾性部材338と同様の構造であってもよい。また、逆に、上述した実施例1における弾性部材338は、弾性部材438と同様の被支持部を有してもよい。
図23は、中継機構430と第1バスバー410及び第2バスバー420との接続部分を示す図であり、(A)は、上面図であり、(B)は、前面図である。尚、図23においては、内部を見やすくする都合上、後述の保護カバー500及びトレイ200の保護フランジ204の図示は省略されている。
中継機構430は、図23(B)に示すように、ベルト436が第1バスバー410と第2バスバー420の双方にX方向で接触する態様で設けられる。このとき、ベルト436は、図23(A)に示すように、第1バスバー410と第2バスバー420の双方に面接触する。即ち、ベルト436は、Y方向で第1ローラ432の中心及び第2ローラ434の中心間の区間で第1バスバー410と第2バスバー420の双方に面接触する。これにより、中継機構430と第1バスバー410及び第2バスバー420との間の接触面積を効率的に増加させることができ、中継機構430は、電源20からの電力を安定的且つ効率的にトレイ200側に中継することができる。尚、弾性部材438は、好ましくは、中継機構430と第1バスバー410及び第2バスバー420との間の面接触が確実に実現されるような弾性力を発生する。
図24は、トレイ200の移動に伴う中継機構430の移動態様を示す上面図であり、(A)は、トレイ200が収納された状態を示し、(B)は、トレイ200が引き出された状態を示す。尚、図23においては、内部を見やすくする都合上、筐体部100の上面部材の図示は省略されている。
中継機構430は、図24に示すように、トレイ200が収納状態から引き出されるとき、トレイ200に対してはY2方向に移動し、筐体部100に対してはY1方向に移動する。この移動の間、中継機構430は、第1バスバー410及び第2バスバー420との間の面接触状態を維持する。尚、格納操作中も引き出し操作中と同様、中継機構430は、第1バスバー410及び第2バスバー420との間の面接触状態を維持しながら移動する。この中継機構430の移動中、中継機構430のベルト436は、第1ローラ432及び第2ローラ434(図21等参照)の回転によって、第1ローラ432及び第2ローラ434まわりを回転する。即ち、ベルト436は、第1バスバー410及び第2バスバー420上をY方向に摺動するのではなく、第1ローラ432及び第2ローラ434まわりを回転しつつ、第1バスバー410及び第2バスバー420に対して相対移動する。このようにして、本実施例2によっても、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
特に、本実施例2では、第1ローラ432及び第2ローラ434は、突起432b及び突起434bが第1バスバー410の嵌入穴411a及び412a、及び、第2バスバー420の嵌入穴421a及び422a内に嵌入しながら、回転する。換言すると、トレイ200がY1方向に移動すると、第2バスバー420が嵌入穴411a及び412aに嵌る突起432b及び突起434bをY1方向(接線方向)に押す。また、第1バスバー410は、嵌入穴411a及び412aに嵌る突起432b及び突起434bをY2方向(接線方向)に押す。これにより、第1ローラ432及び第2ローラ434は、上面視で反時計回りに回転される。この結果、ベルト436は、貫通穴436cを貫通する突起432b及び突起434bによって上面視で反時計回りに回転される。同様に、トレイ200がY2方向に移動すると、第2バスバー420は、嵌入穴411a及び412aに嵌る突起432b及び突起434bをY2方向(接線方向)に押す。また、第1バスバー410は、嵌入穴411a及び412aに嵌る突起432b及び突起434bをY1方向(接線方向)に押す。これにより、第1ローラ432及び第2ローラ434は、上面視で時計回りに回転される。この結果、ベルト436は、貫通穴436cを貫通する突起432b及び突起434bによって上面視で時計回りに回転される。このように、本実施例2によれば、突起432b及び突起434b、貫通穴436c、嵌入穴411a及び412a、及び、嵌入穴421a及び422aを上述の態様で設けることにより、ベルト436等の磨耗をより確実に低減することができる。即ち、ベルト436の第1バスバー410及び第2バスバー420に対する摺動の可能性が低減され、トレイ200の引き出し及び格納操作に伴うベルト436、第1バスバー410及び第2バスバー420の磨耗をより確実に低減することができる。
尚、本実施例2では、第1バスバー410の嵌入穴411a及び412a、及び、第2バスバー420の嵌入穴421a及び422aに嵌る突起432b及び突起434bは、第1ローラ432及び第2ローラ434にそれぞれ形成されている。しかしながら、逆であってもよい。即ち、第1ローラ432の外周面及び第2ローラ434の外周面のそれぞれに嵌入穴を形成し、第1バスバー410及び第2バスバー420に突起を形成してもよい。この場合、第1バスバー410及び第2バスバー420の各突起は、ベルト436の貫通穴436cを介して第1ローラ432及び第2ローラ434の嵌入穴に嵌入してよい。
図25は、保護カバー500及びトレイ200の保護フランジ204等の説明図であり、図16の一部を切り出した拡大図である。
装置2は、好ましくは、図16及び図25に示すように、保護カバー500を備える。保護カバー500は、第2バスバー420を覆うようにトレイ200に設けられる。図25に示す例では、保護カバー500は、第2バスバー420をX方向のX2側から覆う。これにより、トレイ200が筐体部100から引き出された際に、トレイ200と共に引き出される第2バスバー420が外部に露出するのを抑制することができる。
尚、保護カバー500は、図25に示すように、トレイ200が完全に引き出された状態で第2バスバー420の露出部分の全体を覆う(隠す)態様でY方向に延在する。保護カバー500は、上述した中継機構430の機能の妨げにならないように、第1バスバー410に対してX2側に設けられてよい。保護カバー500は、トレイ200にネジ等の任意の方法で固定されてよい。尚、図25に示す例では、第2バスバー420の上方側(Z1側)は、トレイ200の上側の保護フランジ206により保護されている(覆われている)。同様に、第2バスバー420の下方側(Z2側)は、トレイ200の下側の保護フランジ(図示せず)により保護されてもよい。また、図25に示す例では、第2バスバー420の前方側(Y1側)は、トレイ200の前側の保護フランジ204により保護されている(覆われている)。但し、保護カバー500は、これらの保護フランジ204及び206の機能の一部又は全部を果たすように形成されてもよい。
尚、保護カバー500は、上述した実施例1による装置1に対して同様に設けられてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例2では、第1バスバー410の嵌入穴411a及び412a、及び、第2バスバー420の嵌入穴421a及び422aに嵌る突起432b及び突起434bは、第1ローラ432及び第2ローラ434にそれぞれ形成されている。しかしながら、嵌入穴411a及び412a、及び、嵌入穴421a及び422aに嵌る同様の突起は、ベルト436の外周面に形成されてもよい。或いは、ベルト436の外周面に嵌入穴を形成し、第1バスバー410及び第2バスバー420に突起を形成してもよい。いずれの場合も、第1ローラ432及び第2ローラ434は、上述した実施例1による第1ローラ332及び第2ローラ334と同様の構成であってよい。この場合、ベルト436は、上述した実施例1と同様に、第1ローラ432及び第2ローラ434との間の摩擦力を利用して第1ローラ432及び第2ローラ434を回転させながら、第1ローラ432及び第2ローラ434まわりを回転することになる。このようなベルト436と第1ローラ432及び第2ローラ434との間の摩擦は、ベルト436の内周面側に形成される突起又は嵌入穴と、第1ローラ432及び第2ローラ434の外周面に形成される嵌入穴又は突起の係合により実現されてもよい。
また、上述した実施例2では、第1バスバー410の嵌入穴411a及び412a、及び、第2バスバー420の嵌入穴421a及び422aは、第1バスバー410及び第2バスバー420のそれぞれを貫通する穴である。しかしながら、嵌入穴411a及び412a、及び、嵌入穴421a及び422aは、有底の穴(凹部)であってもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
前記第1部材に対して前記所定方向に相対的に移動可能な第2部材に設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含む、電力供給機構。
(付記2)
前記第1部材又は前記第2部材に設けられ、前記2つのローラの軸部を移動可能に支持するガイドレールを含み、
前記2つのローラの軸部は、前記第1部材に対して前記第2部材が相対的に移動する際に、前記ガイドレールに沿って移動する、付記1に記載の電力供給機構。
(付記3)
前記2つのローラの間に設けられ、前記ベルトを前記第1バスバー及び前記第2バスバーに向けて押す部材を含む、付記1〜3のうちのいずれか1項に記載の電力供給機構。
(付記4)
前記押す部材は、弾性部材である、付記1〜3のうちのいずれか1項に記載の電力供給機構。
(付記5)
前記ベルトは、前記第1部材に対して前記第2部材が相対的に移動する際に、前記第1バスバー及び前記第2バスバーに対する摺動を伴わずに、前記2つのローラまわりを回転する、付記1〜4のうちのいずれか1項に記載の電力供給機構。
(付記6)
前記2つのローラのそれぞれは、外周面に周方向に沿って複数の突起を有し、
前記ベルトは、前記複数の突起が貫通する複数の貫通穴を有し、
前記第1バスバー及び前記第2バスバーのそれぞれは、前記複数の突起が嵌る複数の嵌入穴を有する、付記1〜5のうちのいずれか1項に記載の電力供給機構。
(付記7)
前記複数の突起は、前記2つのローラのそれぞれにおいて、周方向で所定の間隔で設けられ、
前記ベルトにおける前記複数の貫通穴は、前記所定の間隔に対応した間隔で設けられ、
前記複数の嵌入穴は、前記第1バスバー及び前記第2バスバーのそれぞれにおいて、前記所定の間隔に対応した間隔で設けられる、付記6に記載の電力供給機構。
(付記8)
前記第2部材は、前記第1部材に対して並進移動により引き出し及び押し入れ可能なトレイであり、
前記第2バスバーは、前記トレイ上に設けられる活性交換部品に電気的に接続される、付記1〜7のうちのいずれか1項に記載の電力供給機構。
(付記9)
前記ベルトは、導電性ゴムにより形成される、付記1〜8のうちのいずれか1項に記載の電力供給機構。
(付記10)
ラックと、
前記ラックに設けられた第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
前記第1部材に対する前記所定方向の並進移動により引き出し及び押し入れ可能なトレイと、
前記トレイに設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
前記トレイに設けられ、前記第2バスバーに電気的に接続される活性交換部品と、
対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含み、
前記トレイには、交換可能な部品又は電子機器を搭載する、ラック型装置。
(付記11)
前記トレイに設けられ、前記第2バスバーを覆う保護カバーを更に含む、付記10に記載のラック型装置。
1,2 装置
10 ハードディスクドライブ
12 ファン
20 電源
30,32 基板
70 ラック
90 ラック型装置
100 筐体部
120 ガイドレール
200 トレイ
300,400 電力供給機構
310(311,312) 第1バスバー
320(321,322) 第2バスバー
330(330A,330B) 中継機構
332 第1ローラ
334 第2ローラ
336 ベルト
338,438 弾性部材
410(411,412) 第1バスバー
411a,412a 嵌入穴
420(421,422) 第2バスバー
421a,422a 嵌入穴
430(430A,430B) 中継機構
432 第1ローラ
432b 突起
434 第2ローラ
434b 突起
436 ベルト
436c 貫通穴
500 保護カバー

Claims (6)

  1. 第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
    前記第1部材に対して前記所定方向に相対的に移動可能な第2部材に設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
    対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含み、
    前記第1バスバー、前記第2バスバー、前記2つのローラ、及び前記ベルトは、各組が軸方向で異なる位置に設けられる態様で、2組以上で設けられ、第1組に係る前記2つのローラの各軸部と、第2組に係る前記2つのローラの各軸部とは、共通である、電力供給機構。
  2. 第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
    前記第1部材に対して前記所定方向に相対的に移動可能な第2部材に設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
    対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含み、
    前記2つのローラの間に設けられ、前記ベルトを前記第1バスバー及び前記第2バスバーに向けて押す部材を含む、電力供給機構。
  3. 前記押す部材は、弾性部材である、請求項に記載の電力供給機構。
  4. 第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
    前記第1部材に対して前記所定方向に相対的に移動可能な第2部材に設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
    対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含み、
    前記2つのローラのそれぞれは、外周面に周方向に沿って複数の突起を有し、
    前記ベルトは、前記複数の突起が貫通する複数の貫通穴を有し、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーのそれぞれは、前記複数の突起が嵌る複数の嵌入穴を有する、電力供給機構。
  5. 前記複数の突起は、前記2つのローラのそれぞれにおいて、周方向で所定の間隔で設けられ、
    前記ベルトにおける前記複数の貫通穴は、前記所定の間隔に対応した間隔で設けられ、
    前記複数の嵌入穴は、前記第1バスバー及び前記第2バスバーのそれぞれにおいて、前記所定の間隔に対応した間隔で設けられる、請求項に記載の電力供給機構。
  6. ラックと、
    前記ラックに設けられた第1部材に設けられ、電気が供給され、所定方向に延在する第1バスバーと、
    前記第1部材に対する前記所定方向の並進移動により引き出し及び押し入れ可能なトレイと、
    前記トレイに設けられ、前記第1バスバーに対して離間しつつ対向し、前記所定方向に延在する第2バスバーと、
    前記トレイに設けられ、前記第2バスバーに電気的に接続される活性交換部品と、
    対向する前記第1バスバー及び前記第2バスバーの間に設けられ、前記所定方向に並ぶ2つのローラと、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーに面接触する態様で前記2つのローラに巻きつき回転する導電性のあるベルトとを含み、
    前記第1バスバー、前記第2バスバー、前記2つのローラ、及び前記ベルトは、各組が軸方向で異なる位置に設けられる態様で、2組以上で設けられ、第1組に係る前記2つのローラの各軸部と、第2組に係る前記2つのローラの各軸部とは、共通であり、
    前記トレイには、交換可能な部品又は電子機器を搭載する、ラック型装置。
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