JP6145394B2 - 柱固定構造および柱固定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、木造住宅において、土台に柱を固定する際の柱固定構造および柱固定方法に関するものである。
従来、木造住宅において土台と柱とを固定する方法として、固定金具とドリフトピンを土台および柱に挿入して固定する方法が知られている。(図5)
固定金具は土台から一部突出した状態で立設する。そして、土台から突出する部分を柱に挿入する。
固定金具には挿通孔を設ける。そして、柱には、固定金具の挿通孔に対応する位置にドリフトピン挿通孔を設ける。そして、ドリフトピン挿通孔にドリフトピンを挿通し、固定金具と柱とを固定する。
柱に挿通するドリフトピンは平面視して直交するように、高低差をつけて上下に2本設ける。
これにより、柱に引き抜き方向の力が作用したときに、上下のドリフトピンそれぞれが柱に荷重を分散する。
上記した従来の土台と柱との固定方法には、以下のような問題がある。
(1)柱固定時に、2本のドリフトピンを柱の異なる面にそれぞれ打ち込む必要があり、施工に手間がかかる。
(2)直交するドリフトピンそれぞれに荷重がかかるため、ドリフトピンの高低差が小さいと柱への負担が大きくなる。柱への負担を小さくするためには上下のドリフトピンの高低差は大きくする必要があるが、そのためには固定金具や挿通孔を長くする必要があり、柱の欠損が大きくなってしまう。
本発明は、強度が高く、容易に施工することができる、柱固定構造および柱固定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本願の第1発明は、木造住宅において、土台に柱を固定する柱固定構造であって、前記土台に立設して上部を前記柱に挿入する接合金物と、前記柱に挿通するとともに前記接合金物と嵌合する上部ドリフトピンと、前記上部ドリフトピンの下部に外接し、前記柱のみに挿通する2本の下部ドリフトピンと、を有し、前記上部ドリフトピンと前記下部ドリフトピンは平面視直交し、前記2本の下部ドリフトピンは、前記接合金物を挟んで対称であることを特徴とする、柱固定構造を提供する。
本願の第2発明は、木造住宅において、土台に柱を固定する柱固定方法であって、前記土台に接合金物を立設し、予め前記接合金物の挿通孔を設けるとともに前記挿通孔を挟んで対称に2本の下部ドリフトピンを挿通した柱を前記接合金物を挿通しながら立設し、前記下部ドリフトピンと平面視直交する上部ドリフトピンを前記柱内部の前記接合金物に嵌合するように前記柱の、前記下部ドリフトピンの上側に挿通することを特徴とする、柱固定方法を提供する。
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
(1)柱に作用する引き抜き力が、土台に固定された接合金物と接合金物に嵌合した上部ドリフトピンにより、2本の下部ドリフトピンに同時に作用する。2本の下部ドリフトピンに同時に作用するため、柱への負担が分散される。
(2)柱への負担が分散されるため、柱の欠損を少なくすることができる。
(3)施工時には上部ドリフトピン1本を打ち込むだけでよいため、施工が容易である。
柱固定構造の説明図 接合金物の説明図 柱固定構造の断面図 柱固定方法の説明図 従来の柱固定構造の説明図
以下、図に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
[1]柱固定構造
(1)構造
本発明の柱固定構造は、木造住宅において、土台1と柱2とを固定する構造である。
本発明の柱固定構造は、土台1と柱2の内部に位置する接合金物3、柱2に挿通する上部ドリフトピン41および下部ドリフトピン42と、を有する。(図1)
(2)接合金物
接合金物3は円柱状の部材である。(図2)
接合金物3は軸と直交する方向にドリフトピン貫通孔31を設ける。
接合金物3に設けるドリフトピン貫通孔31は、柱2側には一カ所設ける。
接合金物3は、一方の端部は土台1に挿入して固定する。本実施例においては、ドリフトピンを用いて固定しているが、固定方法はこれに限定されない。
接合金物3の他方の端部は柱2に挿通する。そして、柱2と接合金物3のドリフトピン挿通孔31に挿通する上部ドリフトピン41により柱2に固定する。
また、柱2には、上部ドリフトピン41下部に外接する下部ドリフトピン42を2本挿通する。
(3)ドリフトピン
上部ドリフトピン41および下部ドリフトピン42は、柱2の幅とほぼ同じ長さである。
2本の下部ドリフトピン42はいずれも上部ドリフトピン41と平面視直交する。
下部ドリフトピン42は接合金物3を挟んで対称に位置する。(図3)
(4)柱への力の作用
柱2に引き抜き方向の力がかかると、柱2にのみ挿通している下部ドリフトピン42には引き抜き方向の力がかかる。(図3)
そして、土台1に固定された接合金物3と接合金物3に嵌合した上部ドリフトピン41が下部ドリフトピン42に接しているため、引き抜き方向の力が作用した下部ドリフトピン42に、逆方向に力が作用する。
下部ドリフトピン42は2本あるため、作用する力が2本のピンに伝わることで、柱2への支圧負担を分散することができる。
上部ドリフトピン41と下部ドリフトピン42とが接した状態で柱2へ力を分散するため、接合金物3の長さを短くすることができる。これにより、柱2の欠損が少なくなり、強固な接合構造とすることができる。
[2]柱固定方法
(1)接合金物の立設
まず土台1に接合金物3を立設して固定する。(図4a)
土台1に設けた挿入孔に接合金物3を挿入して立設する。固定にドリフトピンを用いる場合には接合金物3と土台1にピン挿入孔を設けておき、接合金物3を挿入した後、ピン挿入孔にドリフトピンを挿入して固定する。
(2)柱の加工
柱2には予め接合金物3および上部ドリフトピン用41の孔21を開けておくとともに、2本の下部ドリフトピン42を打設しておく。(図4b)
(3)柱の立設、固定
柱2の接合金物3用の孔21に、土台1に立設した接合金物3を挿入しながら、柱2を土台1上に立設する。
そして、上部ドリフトピン41用の孔21に上部ドリフトピン41を打ち込むことで、土台1上に柱2を固定する。(図4c)
柱2を立設する際に打ち込むドリフトピンは上部ドリフトピン41の一本のみであり、容易に施工することができる。
1 土台
2 柱
21 孔(上部ドリフトピン用)
3 接合金物
4 ドリフトピン
41 上部ドリフトピン
42 下部ドリフトピン

Claims (2)

  1. 木造住宅において土台に柱を固定する柱固定構造であって、
    前記土台に立設して上部を前記柱に挿入する接合金物と、
    前記柱に挿通するとともに前記接合金物と嵌合する上部ドリフトピンと、
    前記上部ドリフトピンの下部に外接し、前記柱のみに挿通する2本の下部ドリフトピンと、を有し、
    前記上部ドリフトピンと前記下部ドリフトピンは平面視直交し、
    前記2本の下部ドリフトピンは、前記接合金物を挟んで対称であることを特徴とする、
    柱固定構造。
  2. 木造住宅において土台に柱を固定する柱固定方法であって、
    前記土台に接合金物を立設し、
    予め前記接合金物の挿通孔を設けるとともに前記挿通孔を挟んで対称に2本の下部ドリフトピンを挿通した柱を、前記接合金物を挿通しながら立設し、
    前記下部ドリフトピンと平面視直交する上部ドリフトピンを前記柱内部の前記接合金物に嵌合するように、前記柱の、前記下部ドリフトピンの上側に挿通することを特徴とする、
    柱固定方法。
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