JP6142175B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、演出動作を行なう可動役物を備えた遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機では、発射した遊技球が始動口に入球することで乱数値を抽出し、該抽出した乱数値により当たりかハズレを決定し、その抽選結果を特別図柄の確定表示によって報知している。なお、現在のパチンコ遊技機では、特別図柄を遊技領域の端に小さく表示し、特別図柄の疑似演出(疑似図柄)を遊技領域の中央に設けられた演出図柄表示装置にて大きく表示し、遊技者には、疑似演出(疑似図柄)によって抽選結果を把握させる構成が主流となっている。
なお、遊技者に抽選結果の期待感を与えるための演出手段としては、演出図柄表示装置による表示演出だけでなく、液晶周りを主として遊技機に設けられた複数の可動役物をモータ等の駆動源を利用して可動させ、演出表示と連動して動かすことで抽選結果に対する期待感を与え、演出の幅を広げている<特許文献1>。
特開2013−000484号公報
主制御基板から受信した信号に応じて演出器機を制御するサブ制御基板は、コストを抑えることを目的として複数の機種で共用することが多いが、その共用のサブ制御基板の設計時に設定された出力系統数により、制御可能なモータの個数やランプ・LED等の個数が決まってくる。発光部材となるランプ・LED等においては、どの機種でも大量の使用が想定されるため、もともと複数の系統が設定されており、実際の機種で使用する系統数が基板設計時の系統数を超えていても、又は多少少ないものであったとしても、演出制御実施時の見栄えに影響は生じにくい。
しかしながら、共用のサブ制御基板の使用を前提に開発を進める機種において、複数の可動役物を備える仕様を目指す場合、モータの出力系統が足りないことから可動役物を減らしてしまうのは見栄えに大きな影響を与え、趣向性を減少させてしまう。
特に、複数のモータを駆動源として使用しなければ滑らかな動きが可能とならない大型の可動役物を動かす場合、通常のモータよりもトルクの大きいモータを単体で使用することで出力系統を節約することが考えられるが、トルクが大きいモータはそのサイズも通常のモータよりも大きく、限られたスペースに大きいモータを配置するスペースを確保するのは困難である。また、特定の機種のために特別な部品(この場合は、他の機種では使用する予定のないトルクの大きなモータ)を遊技機の量産を見越して手配することは、特別な部品を在庫として残してしまう虞があり、損害を被る可能性もある。
本発明は、上記した問題に鑑み、複数の機種で共用することを前提としたサブ制御基板を使用する場合において、単一の出力系統のみを使用しながらも通常よりも大きなトルクのモータを使用することなく大型の可動役物を駆動させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
請求項1記載の弾球遊技機は、
遊技の進行を制御する主制御装置と、
CPUを搭載し前記主制御装置から受信する信号に基づいて複数の演出器機を制御するサブ制御装置と、
該サブ制御装置に接続される中継基盤と、
該中継基盤に接続され演出用可動役物を可動させる複数のステッピングモータと、
を備えた遊技機において、
前記CPUが前記ステッピングモータを駆動させるモータ駆動信号を出力すると、トランジスタを備えた第1モータ駆動回路を介して前記サブ制御装置から前記モータ駆動信号を出力する構成であり、
前記中継基盤は、
入力された前記モータ駆動信号を反転させる信号反転手段と、
該信号反転手段によって信号レベルが反転した前記モータ駆動信号を複数の系統に分配する信号分配手段と、
該分配された系統ごとに接続されたトランジスタを備えた複数の第2モータ駆動回路と、を備え、
各々の前記第2モータ駆動回路から出力される前記モータ駆動信号を前記中継基盤に接続した前記ステッピングモータに出力する
ことを特徴とする遊技機である。
サブ制御装置は第1モータ駆動回路(モータドライバとしてもよい)を備える構成となり、CPUが出力したモータ駆動信号は、トランジスタを備えた第1モータ駆動回路を介することによって信号の論理が反転するため、中継基盤が受信するモータ駆動信号は、サブ制御装置が備えるCPUが出力したモータ駆動信号の論理が反転した内容となる。
中継基盤が備える信号反転手段は、受信したモータ駆動信号の論理を反転させる装置であればよく、逆変換回路、逆変換装置又はインバータとしてもよい。これにより信号反転手段を介したモータ駆動信号は、この時点で、サブ制御装置が備えるCPUが出力したモータ駆動信号と同一の論理に戻る構成となる。
中継基盤に複数備えられた第2モータ駆動回路は、サブ制御装置が備える第1モータ駆動回路と同じく受信したモータ駆動信号の論理を逆転する回路構成となる。また、分岐したモータ駆動信号のそれぞれが再度第2モータ駆動回路を介するため、中継基盤から出力される何れのモータ駆動信号もそれぞれに接続されたステッピングモータを安定して駆動させることが可能な信号に補整される構成となっている。なお、中継基盤に接続された複数のステッピングモータは、何れもユニポーラタイプが好適である。
請求項2記載の弾球遊技機は、
複数の前記ステッピングモータを用いて一つの前記演出用可動役物を可動させる
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機である。
請求項3記載の弾球遊技機は、
前記中継基盤には、前記ステッピングモータに加え、演出用の発光部材、または/及びステッピングモータの回転位置を検出する位置検出スイッチが接続される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機である。
請求項1に記載の遊技機によれば、中継基盤に複数備えられた第2モータ駆動回路は、サブ制御装置が備える第1モータ駆動回路と同じく受信したモータ駆動信号の論理を逆転する回路構成となり、信号反転手段によって論理が再度逆転した後に分岐したモータ駆動信号のそれぞれが再度第2モータ駆動回路を介するため、中継基盤から出力される何れのモータ駆動信号も、サブ制御装置から出力したモータ駆動信号と同一の論理に戻りながら複数のステッピングモータを安定して駆動させることを可能としている。
これにより、サブ制御装置の出力系統に余裕がない場合でも、一つの系統から出力された信号で複数のモータを安定的に駆動させることが可能となり、演出用可動役物の構成が異なる機種ごとに新たなサブ制御装置を設計する必要がなくなり、演出用可動役物の構成に合わせて中継基盤を新たに作成するだけでよいため、サブ制御装置を共通としてコストを抑えることができる。また、余った系統を有効に使用することができる。
請求項2に記載の遊技機によれば、請求項1と同様の効果を奏しながら、可動させるために大きな力が必要となる演出用可動役物を可動させる場合において、トルクを補うために複数のモータ出力系統を使う必要がなくなり、一つのモータ出力系統で制御される複数のステッピングモータのトルクを用いることにより滑らかに可動させることが可能となる。
請求項3に記載の遊技機によれば、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏しながら、煩雑になりがちな配線処理がまとまり遊技機作成時の作業性を向上させることができる。
パチンコ機50の正面図。 遊技盤1の正面図。 パチンコ機50の背面図。 パチンコ機50の電気ブロック図。 剣役物41(大型可動役物)の可動状態を示す図。 剣役物41(大型可動役物)の駆動機構を示す図。 タイトル役物100と盾役物101の可動状態を示す図。 タイトル役物100の駆動機構を示す図。 盾役物101の駆動機構を示す図。 剣役物41の可動に係る電気ブロック図。 剣役物41の可動に係るモータ並列駆動回路を示す図。 演出中継基板110の部品配置図。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が稼働して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
上皿55の上部ほぼ中央には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられている。また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。なお、本機は機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
図2は、本実施例のパチンコ機の遊技盤1の正面図である。図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(演出図柄を表示する演出図柄表示装置)の画面を臨ませる窓等を備えている。また、画面を臨ませる窓周りには、その上部手前にタイトル役物100を、右部裏に大型可動役物となる剣役物41(本発明の演出可動役物に相当)を、左部裏に盾役物101を配置し、演出図柄表示装置6に表示される演出内容に応じて各々の可動役物が動き、遊技者の期待感を煽る演出を行う。センターケース5の下には、第1始動口11と第2始動口12とが配置され、センターケース5の左方には、ゲート17が配置されている。第2始動口12は開閉可能な翼片を供えた普通電動役物を備えており、この翼片が開放しないと遊技球は第2始動口12に入球できない構成となっている。
遊技領域3の右下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10とが配置されている。この位置(遊技領域3の右下部)の各表示装置の表示内容を遊技者が確実に認識することは困難となり、遊技者は、演出図柄表示装置6の表示内容に注目して遊技を行うことになる。
第2始動口12の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置されている。また、第1始動口11の左方には、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33及び第4左入賞口34が設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、第4左入賞口34は、常時入球率が変化しない普通入賞口となる。
パチンコ機50の裏面は図3に示すとおり、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80(本発明の主制御装置に相当)、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83(本発明のサブ制御装置に相当)、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83がサブ制御装置に相当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータ87に送られる。なお、従来はホールコンピュータ87へ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機50の電気的構成は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83(本発明のサブ制御装置に相当)のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄を作動させるゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、第4左入賞口34に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a等の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド(図4では普電役物ソレノイドと表記)12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と双方向通信が可能な払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドルからの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。 回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルを触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。また、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用、ランプ制御用及びモータ制御用のデータに振り分け、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用、ランプ制御用及びモータ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置、ランプ制御装置及びモータ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
また、サブ統合制御装置83が備えるモータ制御装置の機能部は、モータ制御用のデータに基づいてモータドライバ(本発明の第1モータ駆動回路に相当)を作動させて後述する複数のモータ(本実施例ではユニポーラタイプのステッピングモータを使用)の駆動を制御する。これら複数のモータと、該複数のモータの回転位置を検出するセンサ(本発明の位置検出スイッチに相当)は、電気回路を備えた演出中継基板110(本発明の中継基板に相当)を介してサブ統合制御装置83に接続される。なお、演出中継基板110には、各種LED,ランプ26bとなる発光部材の一部も接続される。
演出中継基板110に接続されるモータと位置検出センサの詳細は、第1剣役物モータ41a、第2剣役物モータ41b、盾役物モータ101a、タイトル役物モータ100aの4個のステッピングモータと、剣役物センサ41c、盾役物センサ101b、タイトル役物センサ100bの3個の位置検出センサとなる。
各演出可動役物の駆動機構については図を用いて後述するが、第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとの二つのステッピングモータを合わせたトルクで、大型可動役物となる剣役物41を可動させ、盾役物モータ101aで盾役物101を可動させ、タイトル役物モータ100aでタイトル役物100を可動させる構成となっている。
上記した各モータをサブ統合制御装置83が制御する場合、制御しなければならないモータの数が4個となるため、本来ならサブ統合制御装置83はモータの出力系統を4系統備える必要があるが、本実施例においては、中継基板110に、後述する電気回路を備えることによって、サブ統合制御装置83におけるモータの出力系統を3系統としながらも各々のモータ制御を可能としている。
次に、図5から図9を用いて各可動役物の可動状態と駆動機構について説明する。図5は、大型可動役物である剣役物41が通常の収納状態(図2)から最も大きく可動した状態を示している。剣役物41は樹脂で成形され塗色された成形部品となるが、その大きさゆえ、可動基点Aを軸とした回転運動に必要なトルクは汎用性の高いステッピングモータ1個では十分ではなく、本実施例においては汎用性の高いステッピングモータを2個(ユニポーラタイプ)用いることによって安定した滑らかな動きを実現している。
図6は、剣役物41を図2の状態と図5の状態とに可動させる駆動機構を示す図となる。大型の可動役物である剣役物41は、単体のステッピングモータ(部材として容易に入手可能で汎用性の高いステッピングモータ)のトルクだけでは滑らかな動きを安定して実施するのが困難であり、本実施例では汎用性の高いユニポーラタイプのステッピングモータを2個用いて大型可動役物の剣役物41を可動させる構成となっている。
剣役物41は第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとの2個のステッピングモータを動力源として歯車41cと歯車41dとが回転駆動することにより、可動基点Aを軸として剣役物41が揺動される。
この場合、第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとは同一のタイミングでの駆動することが必要となり、本実施例では、サブ統合制御装置83から出力される1系統のモータ駆動信号(本実施例のモータ駆動信号に相当)で、第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとの駆動を制御する構成となっている。
この構成とする場合、サブ統合制御装置83の1系統から出力するモータ駆動信号の電流のみでは、2個のステッピングモータを安定して駆動させるにはトルクが不十分となるが、後述する演出中継基板110の回路構成(各ステッピングモータに対して1対1でモータドライバを設ける構成)とすることで、十分なトルクを得ることが可能な構成となっている。なお、剣役物センサ41cは、剣役物41が初期位置(図2のように収納された状態)にあることを検出する。
図7は、タイトル役物100と盾役物101とが、通常の収納状態(図2)から最も大きく可動した状態を示している。タイトル役物100は、通常の初期位置から下方向にスライド移動し初期位置に戻る動作を行い、盾役物101は、図2の定位置(窓の左裏に隠れた位置)から出現して図7の状態まで移動し定位置に戻る動作を行う。
図8は、タイトル役物100の駆動機構を示す図となる。タイトル役物100はタイトル役物モータ100aを動力源としてピニオン100cが回転駆動されることにより、ラック100dが平行移動してタイトル役物100を上下に移動させる。なお、タイトル役物センサ100bは、ラック100dが初期位置(タイトル役物100が図2のように収納された状態)にあることを検出する。
図9は、盾役物101の駆動機構を示す図となる。盾役物101は盾役物モータ101aを動力源として歯車101cが回転駆動されることにより、アーム101d、101eにて構成されたリンク機構により位置101fを軸として揺動される。なお、盾役物センサ101bは、アーム101dが初期位置(盾役物101が図2のように収納された状態)にあることを検出する。
図10は、大型可動役物である剣役物41の動力源である第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとに係る電気ブロック図であり、この図と図11の回路図を用いて本実施例のモータ並列駆動回路の構成を説明する。サブ統合制御装置83が備えるCPUが、主制御装置80から受信した信号に基づいて剣役物41の動力源となる第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとを制御するモータ駆動信号を出力すると、サブ統合制御装置83が備える第1モータドライバ(本発明の第1モータ駆動回路に相当)を介してサブ統合制御装置83からモータ駆動信号が出力される(1)。第1モータドライバはトランジスタを用いた一般的な回路であり、サブ統合制御装置83から出力されるモータ駆動信号はトランジスタによりCPUが出力したモータ駆動信号の論理が反転したものになる。
演出中継基盤110がモータ駆動信号を受信するとインバータ(本発明の信号反転手段に相当)を介することによって受信したモータ駆動信号の論理を再度反転させる(2)。その後、D部のパターンによりモータ駆動信号を2本に分岐させ(本発明の信号分配手段に相当)、分岐させたモータ駆動信号のそれぞれを第2モータドライバAと第2モータドライバBに入力させる(第2モータドライバA,Bは、何れも本発明の第2モータ駆動回路に相当)。
インバータによって論理が反転したモータ駆動信号は、この時点(インバータから出力した時点)でサブ統合制御装置83のCPUが出力したモータ駆動信号と同位相に戻っている。D部で分岐した後のそれぞれのモータ駆動信号は、そのままでは、たとえ汎用性の高いモータであっても安定したトルクで駆動可能な電流量ではないため、分岐させたそれぞれのモータ駆動信号を再度第2モータドライバA,Bに入力して安定してモータを駆動させることが可能な電流量に補正し、第2モータドライバAから第1剣役物モータ41aに、第2モータドライバBから第2剣役物モータ41bに出力する(3)。
これにより、サブ統合制御装置83の一つの系統から出力されたモータ駆動信号によって、第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとの二つのモータをトルクを不足させることなく好適に制御し、汎用性の高い1個のモータではトルクが不足してしまうような大型の可動役物を安定して滑らかに可動させることを可能としている。
但し、複数のモータを駆動源として大型の可動役物に一つの動作を行わせる場合、複数のモータは同一の制御(駆動の開始と停止のタイミングが同じ)を行うことが条件となる。本発明では、一つの出力系統からの信号を分配して複数のモータを駆動させるため、複数のモータは同期して作動する。
次に、図11を用いて、サブ統合制御装置83と演出中継基板110とから構成される、第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとを駆動させるためのモータ並列駆動回路の内容について説明する。サブ統合制御装置83のCPUからモータ駆動信号が出力されると、該モータ駆動信号はサブ統合制御装置83が備えるモータドライバ(IC1)(本発明の第1モータ駆動回路に相当)に入力される。CPUから出力されたモータ駆動信号は微弱な電流であるが故、モータドライバに入力されることによってステッピングモータを安定して駆動可能な電流量に補正してサブ統合制御装置83から出力される。
サブ統合制御装置83から出力されたモータ駆動信号は、演出中継基板110に設けられたインバータ(IC4)に入力され、入力レベルを反転して出力された後、D部のパターンにより2系統に分岐される。分岐されたモータ駆動信号のそれぞれは、IC2(本発明の第2モータ駆動回路に相当)とIC3(本発明の第2モータ駆動回路に相当)とに入力され、分岐によって減少した電流を補正するとともに、入力レベルを反転して第1剣役物モータ41aと第2剣役物モータ41bとに出力される。
次に、図12を用いて、演出中継基板110(本発明の中継基板に相当)に配置された部品を説明する。(1)は、コネクタ実装面(コネクタ配置面)の図となり、(2)は、複数のIC(モータ駆動回路、信号反転手段)、ダイオード、抵抗、コネクタの実装面(電子部品配置面)となる。
(1)のコネクタ実装面には、コネクタ1からコネクタ8までの8個のコネクタが搭載されている。コネクタ1(26P)には、サブ統合制御装置83からの配線が接続され、コネクタ2(6P)には、第1剣役物モータ41aが接続され、コネクタ3(6P)には、第2剣役物モータ41bが接続され、コネクタ4(6P)には、盾役物モータ101aが接続され、コネクタ5(6P)には、タイトル役物モータ100aが接続される。コネクタ6(3P)には、剣役物センサ41cが接続され、コネクタ7(3P)には、盾センサ101bが接続され、コネクタ8(3P)には、タイトル役物センサ100bが接続される。
従って、コネクタ2に接続された第1剣役物モータ41aと、コネクタ3に接続された第2剣役物モータ41bとによって、大型役物となる剣役物41を可動させることになる。
(2)に実装されたコネクタ9(16P)には、複数のLEDが接続されるLEDドライバを実装した電飾基板に接続される。上記した構成は、本発明の「中継基板には、前記ステッピングモータに加え、演出用の発光部材、または/及びステッピングモータの回転位置を検出する位置検出スイッチが接続される」の構成に相当する。
また、(2)の電子部品実装面には、図11に示したIC2,3(本発明の第2モータ駆動回路に相当)、インバータとなるIC4(本発明の信号反転手段に相当)、抵抗1から6、ダイオード1,2が実装されている。
このように本実施例における演出中継基板110は、表裏の両面に電子部品を搭載することによりそのサイズを極力小さくし、限られたスペースに効率よく設置することが可能となっている。
以上が実施例の説明となる。本実施例では、サブ統合制御装置83は他の機種との共用を前提としているため、演出中継基板110に電気部品を搭載することで、サブ統合制御装置83の1系統からのモータ駆動信号の出力に対して複数(2個)のステッピングモータの安定的な駆動を可能としたが、サブ統合制御装置83に搭載するモータドライバのみを変更することが可能であった場合は、複数のモータが安定して制御可能な電流を出力するタイプのモータドライバに変更することも考えられる。この構成の場合、演出中継基板には複数のモータドライバもインバータも搭載する必要がなくなるため、どちらがコストを抑えるのに有利かを判断してから仕様を決定することができる。
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、演出器機を制御するサブ制御装置において、複数の同一制御を行うモータを1系統の出力で制御し各モータを安定して駆動させることが可能となる。従って、複数の可動役物を備えた遊技機に適用することができる。
1 遊技盤
6 演出図柄表示装置
11 第1始動口
11a 第1始動口スイッチ
12 第2始動口
12a 第2始動口スイッチ
67 演出ボタン
67a 演出ボタンスイッチ
80 主制御装置
82 演出図柄制御装置
83 サブ統合制御装置

Claims (3)

  1. 遊技の進行を制御する主制御装置と、
    CPUを搭載し前記主制御装置から受信する信号に基づいて複数の演出器機を制御するサブ制御装置と、
    該サブ制御装置に接続される中継基板と、
    該中継基板に接続され演出用可動役物を可動させる複数のステッピングモータと、を備えた遊技機において、
    前記CPUが前記ステッピングモータを駆動させるモータ駆動信号を出力すると、トランジスタを備えた第1モータ駆動回路を介して前記サブ制御装置から前記モータ駆動信号を出力する構成であり、
    前記中継基板は、
    入力された前記モータ駆動信号を反転させる信号反転手段と、
    該信号反転手段によって信号レベルが反転した前記モータ駆動信号を複数の系統に分配する信号分配手段と、
    該分配された系統ごとに接続されたトランジスタを備えた複数の第2モータ駆動回路と、を備え、
    各々の前記第2モータ駆動回路から出力される前記モータ駆動信号を前記中継基板に接続した前記ステッピングモータに出力する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 複数の前記ステッピングモータを用いて一つの前記演出用可動役物を可動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記中継基板には、前記ステッピングモータに加え、演出用の発光部材、または/及びステッピングモータの回転位置を検出する位置検出スイッチが接続される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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