JP6140906B2 - 伝送線の装置動作チェックシステム - Google Patents

伝送線の装置動作チェックシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6140906B2
JP6140906B2 JP2016558495A JP2016558495A JP6140906B2 JP 6140906 B2 JP6140906 B2 JP 6140906B2 JP 2016558495 A JP2016558495 A JP 2016558495A JP 2016558495 A JP2016558495 A JP 2016558495A JP 6140906 B2 JP6140906 B2 JP 6140906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
signal
electric lock
output
operation failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016558495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016075778A1 (ja
Inventor
憲治 錦戸
憲治 錦戸
鈴木 康之
康之 鈴木
一夫 井谷
一夫 井谷
光太郎 小川
光太郎 小川
Original Assignee
株式会社 エニイワイヤ
株式会社 エニイワイヤ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 エニイワイヤ, 株式会社 エニイワイヤ filed Critical 株式会社 エニイワイヤ
Application granted granted Critical
Publication of JP6140906B2 publication Critical patent/JP6140906B2/ja
Publication of JPWO2016075778A1 publication Critical patent/JPWO2016075778A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B47/00Operating or controlling locks or other fastening devices by electric or magnetic means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B49/00Electric permutation locks; Circuits therefor ; Mechanical aspects of electronic locks; Mechanical keys therefor

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、複数の装置が接続された伝送線において、接続されている装置の動作をチェックするシステムに関するものである。なお、本発明において、伝送線とは通信線を含む電線をいうものとする。
電気的に動作する装置、例えば、コイルを有する装置(リレー、電気錠、電磁ソレノイドなど)には、動作するための定格電圧があり、また、オン動作するまでの動作電圧と、オフ動作する瞬間の復帰電圧がある。そして、復帰電圧以上であればオン動作している状態を保持できる場合、省エネの観点から、動作電源の出力電圧を、動作電圧と復帰電圧に基づいて2段階に切替える手法が提案されている。
例えば、特開2011−179259号公報には、電子機器を収納するサーバーラックの扉に設けられた電気錠を制御するための、異なる少なくとも2つの電圧を発生させ、一の電圧により電気錠を施錠または開錠し、一の電圧よりも低い他の電圧により電気錠の施錠状態または開錠状態を保持する出入管理システムが開示されている。
特開2011−179259号公報
しかしながら、共通伝送線に複数の装置が接続される場合、これら複数の装置が同時に動作すると、電線の材質や線径によっては、電圧降下が引き起こされることがあった。そのため、伝送線の長さ、線径、線種の変更、或いは、接続される装置の数や種類の変更など、接続条件の変更により電圧降下が引き起こされ、装置が正常に動作しなくなるおそれがあった。
そして、多数の装置の消費電力低減を図り電源電圧を2段階に切替える従来の手法では、電源電圧には着目されているものの、伝送線の電圧降下は考慮されていなかった。そのため、動作すべき装置が電圧降下により動作不良を起こした状態になっていることを見過ごし、作業等に不具合を生じさせるおそれがあった。
そこで、本発明は、多数の装置が接続された伝送線において、伝送線の電圧降下による装置の動作不良の有無をチェックし、電源電圧を2段階に切り替えることができる装置動作チェックシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る装置動作チェックシステムでは、複数の制御対象装置の各々に接続された複数の子局と親局が伝送線で接続される。前記子局は、電圧切替手段と、出力手段と、第一比較手段と、第二比較手段を有する。
前記電圧切替手段は、前記伝送線から得た電源電圧を、前記制御対象装置のオン動作に必要となる第一電圧、または、前記オン動作の保持状態に必要十分な前記第一電圧よりも電力消費が少なく復帰電圧よりも高い第二電圧として出力する。
前記出力手段は、前記制御対象装置を作動させまたは停止させる動作信号を出力し、また、前記電圧切替手段において前記第一電圧から前記第二電圧への切り替えを促す切替タイミング信号を出力する。
前記第一比較手段は、前記制御対象装置の電流または電圧の現在値と、前記オン動作に必要な電流または電圧の値である第一閾値の比較演算処理を行い、前記現在値が前記第一閾値よりも小さい第一動作不良状態の場合に、前記制御対象装置の停止を促す第一動作不良信号を出力する。
前記第二比較手段は、前記現在値と、前記保持状態に必要な電流または電圧の値である第二閾値の比較演算処理を行い、前記現在値が前記第二閾値よりも小さい第二動作不良状態の場合に、前記制御対象装置の停止を促す第二動作不良信号を出力する。
前記動作信号、前記第一動作不良信号、および前記第二動作不良信号が前記伝送線に監視信号として送信されてもよい。そして、前記親局は、前記監視信号を受信し、前記監視信号として前記伝送線に送信された前記動作信号、前記第一動作不良信号、および前記第二動作不良信号に基づいて、正常動作状態と、前記第一動作不良状態と、前記第二動作不良状態を把握するものであってもよい。
前記制御対象装置を同時に動作させる個数が予め設定され、前記親局は、前記個数以下の前記制御対象装置を動作させる前記制御信号を送信するものであってもよい。
前記子局は、前記第一動作不良信号、または、前記第二動作不良信号を受けたタイミングを起点として、予め設定された時間経過後に、リトライ信号を前記出力手段に出力するタイマ手段を備え、前記出力手段は、前記リトライ信号を受け、前記制御対象装置を作動させる動作信号を出力するものであってもよい。
前記第二電圧は、パルス状電圧の実効電圧であってもよい。
本発明に係る装置動作チェックシステムでは、制御対象装置の各々に接続された子局において、制御対象装置の電流または電圧の現在値が、制御対象装置のオン動作に必要な電流または電圧の値である第一閾値よりも小さい第一動作不良状態の有無と、オン動作の保持状態に必要な電流又は電圧の値である第二閾値よりも小さい第二動作不良状態の有無が判定される。従って、これら第一動作不良状態と第二動作不良状態の判定に基づき、伝送線の電圧降下による、制御対象装置の動作不良をチェックすることができる。
更に、子局は、電圧切替手段により、伝送線から得た電源電圧を、制御対象装置のオン動作に必要となる第一電圧、または、オン動作の保持状態に必要十分な第一電圧よりも電力消費が少なく復帰電圧よりも高い第二電圧として出力する。すなわち、電源電圧を2段階に切り替えることができる。
更にまた、第一動作不良状態、または、第二動作不良状態の場合には、制御対象装置が停止されるため、信頼性の低い動作状態にある制御対象装置による電圧降下を防止することができる。
更にまた、親局が、監視信号として伝送線に送信された動作信号、第一動作不良信号、および第二動作不良信号に基づいて、正常動作状態と、第一動作不良状態と、第二動作不良状態を把握するものであれば、親局側で、電圧降下による制御対象装置の動作不良を起こさない制御が可能となる。
更にまた、制御対象装置を同時に動作させる個数が予め設定され、親局が、その個数以下の制御対象装置を動作させるものであれば、動作不良のチェック結果を利用し、制御対象装置をより正確に動作させることができる。
更にまた、子局が、第一動作不良信号、または、第二動作不良信号を受けたタイミングを起点として、予め設定された時間経過後にリトライ信号を出力するタイマ手段を備えるものであれば、電圧降下により動作不良状態となった制御対象装置を、所望の条件下で自局において正常動作させることが可能となり、子局側で、電圧降下による制御対象装置の動作不良を起こさない制御が可能となる。
本発明に係る装置動作チェックシステムの概略構成を示すシステム構成図である。 電気錠コントローラのシステム構成図である。 電気錠子局の機能ブロック図である。 電気錠の電圧vcの経時変化を示すグラフである。 電圧切替手段の機能ブロック図である。 図5に示す電圧切替手段による電源電圧切替前後の電圧変化を示すタイムチャート図である。 電圧切替手段の他の実施形態の機能ブロック図である。 図7に示す電圧切替手段による電源電圧切替前後の電圧変化を示すタイムチャート図である。 伝送信号のタイムチャート図である。
図1〜9を参照しながら、本発明に係る装置動作チェックシステムの実施形態を説明する。
本実施形態に係る装置動作チェックシステムは、サーバー等の機器の収容部10が多数設けられたサーバーラックにおいて、収容部10の扉7に設けられた電子錠5の動作を制御するものである。
この装置動作チェックシステムは、高速通信線CLで接続された複数の電気錠コントローラ1を有する。また、電気錠コントローラ1は、高速通信線CLを介して図示しない中央管理装置に接続されている。
修理等の目的で収容部10の扉7を開ける必要のある利用者は、セキュリティーチェックのために、サーバーラックの管理者から交付されたICカードを、電気錠コントローラ1に付属する図示しないゲート装置に認証させることで、作業目的の機器が収容されている収容部10の扉7を開けることができる。
収容部10の扉7には電気錠5が設けられている。電気錠5には、通常、電流icが流れておらず、扉7を閉めた状態(閉鎖状態)となっており、電気錠5に電流icを流すことにより、扉7を開く状態(開放状態)にすることができる。
電気錠5の各々には電気錠子局4(本発明の子局に相当)が接続され、電気錠コントローラ1が備える親局2から共通データ信号線DP、DNを介して伝送される、開錠を指示する制御信号に基づいて電気錠5の動作が制御される。
しかしながら、複数の電気錠子局4が親局2からの開錠指示を受けた場合、複数の電気錠5の電流icが同時に流れることにより、共通データ信号線DP、DNの電流が増大する。そして、使用している電線の内部抵抗によって発生する電圧降下により、電気錠子局4は十分な電圧を得られなくなる。
そこで、本実施形態の装置動作チェックシステムでは、電気錠子局4が自局の電気錠5の電流icに基づいた電圧vcにより、十分な電圧を得て正常動作しているかどうかを判断し、正常動作しているときは電気錠5を開錠する。一方、正常動作していないとき(動作不良のとき)は電流icを停止して、電気錠5を閉錠することで、電気錠5の確実な開閉制御が可能となる。
また、開錠指令を受けている電気錠子局4は、動作不良の状態では、所望の条件下で正常状態となるまで、自ら開錠動作のリトライを行い、開錠指令を受けている電気錠子局4の全部の開錠を実現する。
このように本実施形態の装置動作チェックシステムでは、共通データ信号線DP、DNの長さ、線径、線種および電気錠5の種類などが変更されても、共通データ信号線DP、DNの電線による電圧降下の影響を受けることなく、電気錠5の確実な開閉制御が可能となる。
以下に、この装置動作チェックシステムの構成について説明する。
電気錠コントローラ1は、中央管理装置から送信された情報と、電気錠子局4から送信された情報に基づき、開閉錠判断のための演算処理を行う管理判断手段11を備える。
管理判断手段11は、入出力ユニット12を介して親局2と接続されている。そして、管理判断手段11から出力される、開閉錠を指示するためのデータは、入出力ユニット12を介して、制御並列データ13として親局2に出力される。また、電気錠子局4から送信される情報に基づき得られた監視並列データ14が、親局2から入出力ユニット12を介して管理判断手段11に入力される。
親局2は、図2に示すように、出力データ部21、タイミング発生部23、親局出力部24、親局入力部25、入力データ部26を備える。そして、共通データ信号線DP、DNに接続され、一連のパルス状信号である制御信号を共通データ信号線DP、DNに送信するとともに、電気錠子局4から送信された監視信号から抽出された監視並列データ14を入力ユニット12へ出力する。
出力データ部21は、電気錠コントローラ1の管理判断手段11からの制御並列データ13を親局出力部24へ引き渡す。
タイミング発生部23は、発振回路(OSC)31とタイミング発生手段32からなり、発振回路(OSC)31を基にタイミング発生手段32が、このシステムのタイミングクロックを生成し親局出力部24、親局入力部25に引き渡す。
親局出力部24は、制御データ発生手段33とラインドライバ34からなる。制御データ発生手段33が、出力データ部21から受けたデータと、タイミング発生部23から受けたタイミングクロックに基づき、ラインドライバ34を介して共通データ信号線DP、DNに伝送信号を送信する。
伝送手順は、伝送信号のスタート信号STと次のスタート信号STの間の、1フレームサイクルであり、制御・監視データが複数連なって構成される。スタート信号STは、伝送信号の1周期の時間幅より長く、伝送信号の閾値Vst(この実施形態では18V)より高い電位レベルとなっている。
伝送信号は、図9に示すように、閾値Vstより高い電位レベルエリア(この実施形態では+24V)と閾値Vstよりも低い電位レベルエリアで構成される。なお、この実施形態では、閾値Vstより高い電位レベルエリアが1周期の後半と、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアが1周期の前半とされているが、その順番に制限はなく、これらの順番を逆にしてもよい。
閾値Vstより低い電位レベルエリアのパルス幅が制御信号のデータを表すものとなっている。この実施形態では、伝送データ信号の1周期をt0とした時、パルス幅(3/4)t0が論理データ“0”を表し、パルス幅(1/4)t0が論理データ“1”を表している。ただし、管理判断手段11から入力される制御データの値に応じたものであれば、その長さに制限はなく適宜に決めればよい。
また、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアに重畳される電流が所定値より大きいか小さいかで監視信号のデータを表すものとなっている。この実施形態では、10mAより小さい電流信号が論理データ“0”を表し、10mA以上の電流信号が論理データ“1”を表している。
なお、伝送信号には、電源電圧が重畳されている。電気錠子局4は、伝送信号から内部回路電源を生成するDC電源54を備えており、電気錠5の動作電力も、電気錠子局4のDC電源54から供給されるものとなっている。
親局入力部25は監視信号検出手段35および監視データ抽出手段36で構成される。監視信号検出手段35は、共通データ信号線DP、DNを経由して電気錠子局4から送信された監視信号を検出する。
監視信号のデータは、既述のように論理データとして低電位レベルエリアに重畳される電流の有無で表されており、スタート信号STが送信された後、複数の電気錠子局4の各々から監視信号を受け取るものとなっている。そして、監視信号検出手段35で検出された監視信号は、監視データ抽出手段36に引き渡される。
監視データ抽出手段36は、タイミング発生手段32からのタイミングに同期して監視データを抽出し、直列の入力データとして入力データ部26に送出する。
入力データ部26は、監視データ抽出手段36から受け取った直列の入力データを並列(パラレル)データに変換し、監視並列データ14として電気錠コントローラ1の入出力ユニット12へ送出する。
電気錠子局4は、図3に示すように、伝送受信手段41、アドレス抽出手段42、アドレス設定手段43、制御データ抽出手段44、出力手段45、第一比較手段46、動作値設定手段47、第二比較手段48、保持値設定手段49、入力手段50、監視データ送信手段51、OFFTM手段(オフディレイタイマ)52およびOMTM手段(オンディレイタイマ)53を有する子局入出力部40を備える。
なお、この実施形態の電気錠子局4は、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局入出力部40として機能するものとなっている。
処理において必要となる演算や記憶は、このMCUの備えるCPU、RAMおよびROMを使用して実行されるが、子局入出力部40を構成する上記各手段のそれぞれの処理におけるCPU、RAMおよびROMとの関係は、説明の便宜上、図示を省略するものとする。
更に、電気錠子局4は、子局入出力部40と別に、DC電源54、子局ラインレシーバ55、子局ラインドライバ56、電圧切替手段57、動作制御回路58、A/D変換手段59、および平滑化手段60を備える。
伝送受信手段41は、共通データ信号線DP、DNに伝送される伝送信号を、子局ラインレシーバ55を介して受け、これをアドレス抽出手段42に引き渡す。
アドレス抽出手段42は、伝送データ信号の始まりを示すスタート信号STを起点としてパルスをカウントする。そして、そのカウント値がアドレス設定手段43で設定された自局アドレスデータと一致するタイミングで、伝送送信信号を制御データ抽出手段44に引き渡す。
制御データ抽出手段44は、アドレス抽出手段42から引き渡された伝送送信信号から、自局アドレス設定手段43に設定された自局アドレスに送信された制御データ値を抽出し、制御データに基づいたデータ信号を出力手段45に出力する。
制御データ抽出手段44で抽出された制御データが、電気錠5の開錠を指示するものである場合、出力手段45は、扉7が締められドアSW6がONになっていることを条件として、動作制御回路58のトランジスタTRをONとするための電気錠信号k(本発明の動作信号に相当)をONとする。そして、電気錠5の電流icが流れた状態とする。
トランジスタTRのエミッタと0Vの間には、電気錠5のコイル内部抵抗rcよりも十分に小さく、電気錠5の動作に影響を及ばさない小抵抗r0が直列的に挿入されている。そして、電気錠5の電流icに基づく信号が小抵抗r0に発生し、平滑化手段60、A/D変換手段59を介し第一比較手段46と第二比較手段48に入力される。
電気錠5を開放状態とするためにトランジスタTRをONとし、電気錠5に電流icが流された後、出力手段45からは、更に、電気錠5の動作時間よりも十分に大きく設定された時間tu(動作電圧確認時間)が経過したタイミングで、tuタイミング信号が出力される。
tuタイミング信号(本発明の切替タイミング信号に相当)を受けた電圧切替手段57は、電気錠5の動作に必要となる電圧(第一電圧)から、電気錠5の開放状態(オン動作)を保持するために必要十分な第一電圧よりも電力消費が少なく復帰電圧よりも高い電圧(第二電圧)に切り替える。
tuタイミング信号を受けた第一比較手段46は、電流icに基づいた電圧vc(本発明の電圧の現在値に相当する)を、規定値である動作電圧vw(本発明の第一閾値に相当)と比較する。そして、電圧vcが動作電圧vwより大きい場合は、出力手段45およびONTM手段53への信号出力は行われない。なお、電圧vcが動作電圧vwより大きい場合は、電気錠5が正常に動作していることになる。
電圧の切り替え後、電気錠5の電源電圧は、第一電圧よりも電力消費の少ない第二電圧に保持される。そのため、省エネを図ることができる。
電圧vcが動作電圧vwより小さい場合、電気錠5の正常な動作が保証されていない状態にある。そこで、第一比較手段46では、tuタイミング信号が出力されたときに、電圧vcが動作電圧vwより小さい場合は、入力手段50、出力手段45、および、ONTM手段53に第一動作不良信号を出力する。
第一動作不良信号を受けた入力手段50は、第一動作不良信号のデータに基づいた監視データを監視データ送信手段51に引き渡す。
第一動作不良信号を受けた出力手段45は、電気錠信号kをOFFとし、トランジスタTRをOFFとし、電気錠5の電流icを流すことを中止する。なお、以下の説明では、トランジスタTRがONとされた後、電圧vcと動作電圧vwの比較を経て、トランジスタTRがOFFとされるまでを、第1ステップとする。
第一動作不良信号を受けたONTM手段53(本発明のタイマ手段に相当)は、第一動作不良信号を受けたタイミング、すなわち、電気錠信号kがOFFとされたタイミングを起点として、予め設定された時間ton経過後に、リトライ信号を出力手段45に出力する。その後、電気錠5が正常に動作するまで、上記第1ステップが繰り返される。
電気錠5が正常に動作し、電気錠5の電源電圧が第二電圧に切り替えられた後において、電気錠5の開放状態を維持するためには、所定値以上の大きさの電流が必要となる。そこで、電気錠5の復帰時間よりも十分に大きく設定された時間td(保持電圧確認時間)が経過したタイミングで、電気錠5の電流icに基づいた電圧vcと、電気錠5の開放状態を維持するために必要な規定値である保持電流ihに基づいた保持電圧vh(本発明の第二閾値に相当)が、第二比較手段48において比較される。
出力手段45から出力されたtdタイミング信号を受けた第二比較手段48は、電圧vcが保持電圧vhより大きい場合は、出力手段45およびONTM手段53への信号出力を行わない。なお、電圧vcが保持電圧vhより大きい場合は、電気錠5の開放状態が正常に保持されていることになる。
電圧vcが保持電圧vhより小さい場合、電気錠5の開放状態の保持が保証されていない状態になる。そこで、第二比較手段48では、tdタイミング信号が出力されたときに、電圧vcが保持電圧vhより小さい場合は、入力手段50、出力手段45および、ONTM手段53に第二動作不良信号を出力する。
第二動作不良信号を受けた入力手段50は、第二動作不良信号のデータに基づいた監視データを監視データ送信手段51に引き渡す。
第二動作不良信号を受けた出力手段45は、電気錠信号kをOFFとし、トランジスタTRをOFFとし、電気錠5の電流icを流すことを中止する。なお、以下の説明では、電気錠5の電源電圧が第二電圧に切り替えられた後、電圧vcと保持電圧vhの比較を経て、トランジスタTRがOFFとされるまでを、第2ステップとする。
第二動作不良信号を受けたONTM手段53は、第二動作不良信号を受けたタイミング、すなわち、電気錠信号kがOFFとされたタイミングを起点として、予め設定された時間ton経過後に、リトライ信号を出力手段45に出力する。そして、上記第1ステップに戻り、電気錠5が正常に動作し、かつ、電気錠5の開放状態が正常に保持されるまで、上記第1ステップおよび第2ステップが繰り返される。
電気錠5が開放され、扉7が開けられると、ドアSW6がOFFとなる。そして、OFFTM手段52で設定された時間toff(数十秒程度)が経過すると、OFFTM手段52から出力手段45に、電気錠OFFの指示が出力される。これを受けた出力手段45は電気錠信号kをOFFとし、トランジスタTRをOFFとし、電気錠5の電流icを流すことを中止する。
電気錠信号kは、また、出力手段45から入力手段50に出力される。電気錠信号kを受けた入力手段は、電気錠信号kのデータ(ON/OFFデータ)に基づいた監視データを監視データ送信手段51に引き渡す。
監視データを受けた監視データ送信手段51は、子局ラインドライバ56を介して共通データ信号線DP、DNに監視信号を送信する。そして、親局2は、その監視信号に基づき、個々の電気錠5の状態、すなわち、正常動作状態、第一動作不良状態、および、第二不良状態を把握し監視する。
電圧切替手段57は、電気錠5の電流icを流す場合に、DC電源54から供給される電源電圧をそのまま出力する。この場合、DC電源54の電源電圧Vccが第一電圧v1となる。
一方、第一電圧v1よりも電力消費の少ない第二電圧v2に切り替える場合には、図6に示すように、パルス発生器を介してパルス状の電圧を出力する。この場合、パルス間隔を調整することにより、実効電圧を所定の第二電圧v2とすることができる。この実施例ではON/OFF比率が1/1であり、第二電圧v2は第一電圧v1の約1/2の実効電圧となる。ただし、パルス間隔は電気錠5の復帰時間よりも十分に短い時間とする。
実効電圧を得るための平滑化手段60が、動作制御回路58とA/D変換手段59の間に設けられている。なお、平滑化手段60は、抵抗とコンデンサで構成される公知の技術であるため、説明は省略する。
電圧切替の手法に制限はなく、その他の手法を採用することができる。例えば、図7に示すように、第二電圧v2に切り替える場合には、DC−DCコンバータにより所定の第二電圧v2に変圧して出力してもよい。この場合、第二電圧v2は、図8に示すように、連続する電位で出力されることになる。また、平滑化手段60は不要となり、動作制御回路58からA/D変換手段59への信号は、図3において想像線で示すように、平滑化手段60を介さず入力される。
共通データ信号線DP、DNの長さ、線径、線種および電気錠5の種類などが、すでに既定の場合は、共通データ信号線DP、DNの電圧降下が予め予測できる。従って、その場合には、親局2の管理下で動作している電気錠5の個数を把握することで、許容できる共通データ信号線DP、DNの電圧降下以内に個数制限制御を行い、電気錠5の確実な開閉制御が可能となる。
具体的には、末端にある電気錠子局4の電気錠5を正常に動作させることが可能な電圧降下と、同時に開けることができる電気錠5の個数を予め把握しておく。そして、親局2側では、同時に開ける電気錠5の個数が予め設定され、その個数の中で、電気錠5の開放指示を行う。
例えば、同時に開ける電気錠5の個数が10に設定された場合、親局2は、まず、10個の電気錠5に対して開錠指定を行う。そして、開錠された10個の電気錠5のうちの1個が閉錠されたとき、すなわち、開錠されている電気錠5の個数が9個になったとき、1個の電気錠5に対し追加の開錠指定を行う。
この場合、電気錠子局4に対する開錠指定は、親局2側で開錠が可能な状態になったと判断されたときに行われるため、電気錠子局4において、開錠のリトライ機能(ONTM手段53)を省略することもできる。
この実施形態では、共通データ信号線DP、DNが電源ラインとしても使用されているが、図3の想像線で示すように、共通電源ラインは共通データ信号線DP、DNと別に設けられても良い。
1 電気錠コントローラ
2 親局
4 電気錠子局
5 電気錠
6 ドアSW
7 扉
10 収容部
11 管理判断手段
12 入出力ユニット
13 制御並列データ
14 監視並列データ
21 出力データ部
23 タイミング発生部
24 親局出力部
25 親局入力部
26 入力データ部
31 OSC(発振回路)
32 タイミング発生手段
33 制御データ発生手段
34 ラインドライバ
35 監視信号検出手段
36 監視データ抽出手段
40 子局入出力部
41 伝送受信手段
42 アドレス抽出手段
43 アドレス設定手段
44 制御データ抽出手段
45 出力手段
46 第一比較手段
47 動作値設定手段
48 第二比較手段
49 保持値設定手段
50 入力手段
51 監視データ送信手段
52 OFFTM手段
53 ONTM手段
54 DC電源
55 子局ラインレシーバ
56 子局ラインドライバ
57 電圧切替手段
58 動作制御回路
59 A/D変換手段
60 平滑化手段

Claims (5)

  1. 複数の制御対象装置の各々に接続された複数の子局と親局が伝送線で接続され、
    前記子局は、電圧切替手段と、出力手段と、第一比較手段と、第二比較手段を有し、
    前記電圧切替手段は、前記伝送線から得た電源電圧を、前記制御対象装置のオン動作に必要となる第一電圧、または、前記オン動作の保持状態に必要十分な前記第一電圧よりも電力消費が少なく復帰電圧よりも高い第二電圧として出力し、
    前記出力手段は、前記制御対象装置を作動させまたは停止させる動作信号を出力し、また、前記電圧切替手段において前記第一電圧から前記第二電圧への切り替えを促す切替タイミング信号を出力し、
    前記第一比較手段は、前記制御対象装置の電流または電圧の現在値と、前記オン動作に必要な電流または電圧の値である第一閾値との比較演算処理を行い、前記現在値が前記第一閾値よりも小さい第一動作不良状態の場合に、前記制御対象装置の停止を促す第一動作不良信号を出力し、
    前記第二比較手段は、前記現在値と、前記保持状態に必要な電流または電圧の値である第二閾値の比較演算処理を行い、前記現在値が前記第二閾値よりも小さい第二動作不良状態の場合に、前記制御対象装置の停止を促す第二動作不良信号を出力することを特徴とする装置動作チェックシステム
  2. 前記動作信号、前記第一動作不良信号、および前記第二動作不良信号が前記伝送線に監視信号として送信され、前記親局は、前記監視信号を受信し、前記監視信号として前記伝送線に送信された前記動作信号、前記第一動作不良信号、および前記第二動作不良信号に基づいて、正常動作状態と、前記第一動作不良状態と、前記第二動作不良状態を把握する請求項1に記載の装置動作チェックシステム。
  3. 前記制御対象装置を同時に動作させる個数が予め設定され、前記親局は、前記個数以下の前記制御対象装置を動作させる前記制御信号を送信する請求項2に記載の装置動作チェックシステム。
  4. 前記子局は、前記第一動作不良信号、または、前記第二動作不良信号を受けたタイミングを起点として、予め設定された時間経過後に、リトライ信号を前記出力手段に出力するタイマ手段を備え、前記出力手段は、前記リトライ信号を受け、前記制御対象装置を作動させる動作信号を出力する請求項1に記載の装置動作チェックシステム。
  5. 前記第二電圧は、パルス状電圧の実効電圧である請求項1、2、3または4に記載の装置動作チェックシステム。
JP2016558495A 2014-11-12 2014-11-12 伝送線の装置動作チェックシステム Active JP6140906B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/079985 WO2016075778A1 (ja) 2014-11-12 2014-11-12 伝送線の装置動作チェックシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6140906B2 true JP6140906B2 (ja) 2017-06-07
JPWO2016075778A1 JPWO2016075778A1 (ja) 2017-06-08

Family

ID=55953891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016558495A Active JP6140906B2 (ja) 2014-11-12 2014-11-12 伝送線の装置動作チェックシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6140906B2 (ja)
WO (1) WO2016075778A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6531532B2 (ja) * 2015-07-16 2019-06-19 富士通株式会社 受信装置及び制御情報監視方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214872A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016075778A1 (ja) 2016-05-19
JPWO2016075778A1 (ja) 2017-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107589825A (zh) 看门狗电路、功率ic和看门狗监视系统
EP3318006B1 (en) Emergency signaling for power over ethernet systems
TWI604119B (zh) 擷取鎖控制器脈衝的電子電路
US8479023B2 (en) Power over Ethernet system and method for detecting disconnection of a device
JP6140906B2 (ja) 伝送線の装置動作チェックシステム
CN102969200A (zh) 高可靠性的单片机控制继电器装置
US6851067B2 (en) Current driven serial bus system having an energy saving mode
JP4445661B2 (ja) 制御・監視信号伝送システム
JP6198974B2 (ja) 共通電源ラインの装置動作チェックシステム
CA2880717A1 (en) Closed-circuit power line communication system for large capacity load
CN104168679B (zh) 电磁炉及其放电方法
US11093021B2 (en) Power management method and device for DC powered device arrangement
KR102053991B1 (ko) 자가 진단이 가능한 워치독 모니터링 시스템
CN104617764B (zh) 加电顺序控制系统
JP2009257008A (ja) 電気錠システム
KR101138885B1 (ko) 세탁기의 도어 록 제어 장치 및 방법
JP5388941B2 (ja) 制御・監視信号伝送システムにおける始動制御方式
JP2009257676A (ja) 給湯機のリモコン制御装置
EP2430501B1 (en) System and method of communication for electronic apparatuses
CN102315822A (zh) 在脉宽调制控制中补偿死区时间的控制方法和系统
JP5177259B2 (ja) 車両用電源供給装置
RU2605947C1 (ru) Устройство коммутации с контролем состояния и способ контроля состояния устройства коммутации
JP5313445B2 (ja) 電気錠コントローラ
US20070165348A1 (en) Circuit protection
KR101402052B1 (ko) 디지털 도어록의 배터리 교환시기 알림 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170307

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170307

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6140906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250