JP6139857B2 - データ処理装置、入力制御装置、及び制御方法 - Google Patents

データ処理装置、入力制御装置、及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、リング状のバスへのデータの入力制御を行うデータ処理装置、入力制御装置、及び制御方法に関する。
従来、複数のモジュールが通信可能に接続され、並列処理をするデータパス制御システムにおいて、効率的なパケットの転送を行う方法として、優先度に応じてパケットの転送を行う方法が提案されている。
特許文献1には、リングバスで各モジュールを接続し、各モジュールで処理したデータパケットを次段のモジュールに転送して一連の処理を実行させる方法が記載されている。特許文献1の構成では、あるモジュールにおいて処理が終了した後、そのモジュールを識別する識別子を含めた信号をリングバス上に送出する。次の処理を行うモジュールは、直前の処理を実行するモジュールの識別子を予め記憶しておき、信号にその識別子が含まれている場合に処理を実行する。また、特許文献1では、モジュールが処理を保留した場合に、当該モジュールは処理を保留した旨を示す情報を信号に含めて転送する。モジュールは、自らが送信した信号で、後段のモジュールが処理を保留した旨の情報が含まれる信号を受信した場合、その直後の処理を実行するモジュールにこれ以上の情報を送信しても処理できないと判定し、情報送信を一時停止する。これにより、分散制御において、少ない記憶容量で効率的なパケットの転送を実現している。
特開2010−217959号公報
リングバスの出力においてデータ出力を保留した場合、リングバスへの入力を抑制又は停止する必要がある。しかしながら、特許文献1の方法では、あるモジュールは、自らの処理の直後に処理を実行するモジュールにおいて保留が発生したか否かを検出するのみである。このため、リングバスからのデータ出力を保留すると、各モジュールで自らが出力したデータが保留されたことを検出して出力を停止するのにリングバス1周分の時間が必要となり、入力の停止までの間に長い時間が必要となるという課題があった。このため、入力の停止までデータが入力され続け、この結果、保留パケットが増大して転送効率が著しく低下し、デッドロックが発生するおそれがあるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、リングバスにおいて保留され滞留するパケットの増大を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による入出力制御装置は、複数の通信手段と処理手段とを含み、前記複数の通信手段がリング状にバス接続され、前記処理手段で処理されたデータの受け渡しを行うデータ処理システムにおいて、前記データ処理システムの外部からのデータ入力を受け付けてそのデータを前記バスへ入力し、前記データ処理システムによる処理が完了したデータを前記バスから前記外部へ出力する入出力制御装置であって、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを受信する受信手段と、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを前記外部に出力できるかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを出力できないと判定された場合、前記外部への出力を保留された前記データを前記バスに送信する送信手段と、前記バスから前記外部に出力されるべき状態にあるデータであって、当該入出力制御装置自身における前記送信手段により前記外部への出力を保留されて前記バスに残ったデータの数を記憶する記憶手段と、当該データの数に基づいて、前記外部からバスへのデータの入力を制御する制御手段と、を有する。

本発明によれば、リングバスにおいて保留され滞留するパケットの増大を抑制する技術を提供することができる。
データ処理システムの構成例を示す図。 パケットのデータ構造の例を示す図。 入出力部の構成例を示すブロック図。 受信部の構成例を示すブロック図。 送信部の構成例を示すブロック図。 送信間隔制御部の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態における送信間隔制御部の構成例を示すブロック図。 情報処理装置の概略構成を示すブロック図。 画像処理部830とシステム制御部810との間のデータ転送に係る構成の概略図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<<実施形態1>>
まず、図8を用いて本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の概略構成について説明する。
画像読取部820は、CCDセンサ824、アナログ信号処理部826等を有する。そして、CCDセンサ824は、レンズ822を介してCCDセンサ824に結像された原稿800の画像を、R(Red)、G(Green)、B(Blue)のアナログ信号に変換する。変換された画像情報は、アナログ信号処理部826に入力され、R、G、Bの色毎に補正等が行われた後にアナログ・デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化されたフルカラー信号(以下、多値デジタル画像信号という)は、画像処理部830に入力される。画像処理部830はデジタル画像信号に対し、入力補正処理、空間フィルタ処理、色空間変換、濃度補正処理、中間調処理を施し、画像出力部840へ処理後のデジタル画像信号を出力する。画像出力部840は、たとえば、インクジェットヘッドやサーマルヘッド等を使用した印刷出力部(図示せず)を有し、入力されたデジタル画像信号により紙上に画像を記録する。
また、システム制御部810は、演算制御用のCPU812、固定データやプログラムを格納するROM814、データの一時保存やプログラムのロードに使用されるRAM816等を有する。そして、システム制御部810は、画像読取部820、画像処理部830、画像出力部840等を制御し、本装置のシーケンスを統括的に制御する。記憶装置818は、本装置が使用するパラメータやプログラムを記憶する媒体(フラッシュメモリ、着脱可能な記憶媒体)であり、RAM816はデータやプログラム等を、ROM814や記憶装置818からロードできる構成となっている。
なお、システム制御部810と画像処理部830との間のデータ転送は、例えばDMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)で行う(不図示)。
図9は画像処理部830とシステム制御部810との間のデータ転送に関わる構成の概略構成を示す。
ダイレクトメモリアクセスコントローラであるDMAC903は、システム制御部810のRAM816に保持されているデータを、入出力部101の端子354(詳細は後述する)から保留信号がアサートされていない場合に、ダイレクトメモリアクセスで画像処理実行部901へ転送する。一方、保留信号がアサートされている場合は、DMAC903はデータを保持する。
また、画像処理実行部901で処理を終えたデータは、入出力部101の端子353(詳細は後述する)から保留信号がアサートされていない場合に、DMAC904へ出力される。保留信号がアサートされている場合は、入出力部101はデータ出力を保留し、リングバス104(詳細は後述する)に保留パケットとしてデータを流す。そして、データは、DMAC904によってダイレクトメモリアクセスで、データシステム制御部810のRAM816や外部記憶装置818、画像出力部840などに転送される。
(データ処理システム)
図1は、図8の画像処理部830を詳細にしたものである。図1は、各処理モジュール間をリング状のバスでバス接続してデータの受け渡しを行い、データを順次処理するデータ処理システム(図9の画像処理実行部901に相当する)の概略的な構成例を示すブロック図である。このデータ処理システムは、データ入出力用の入出力部101、データを互いに受け渡すための複数の通信部102−1〜102−n、及び通信部102−1〜102−nにそれぞれ対応し、データを処理する複数の処理部103−1〜103−nを備える。
本実施形態では、複数の通信部102−1〜102−nは、それぞれ、データをリングバス104から受け取る機能とリングバス104へ送出する第1の通信部として機能する。入出力部101は、リングバス104からデータを受け取り、リングバス104上を周回するデータについて、そのデータに対する処理が保留されたか否かを示す保留情報を監視し、データの入出力を管理する第2の通信部として機能する。なお、入出力部101(第2の通信部)は、全ての処理が完了したデータを外部へ出力する。そして、本実施形態では、複数の通信部102−1〜102−n(第1の通信部)は、対応する処理部103−1〜103−nが処理対象のデータを受け付けられない状態にある場合、上述の保留情報をそのデータに付加し、リングバス104に出力する。そして、入出力部101(第2の通信部)は、リングバス104を周回している保留情報が付加されているデータに基づいて、例えば、保留状態にあるデータでリングバス104が埋め尽くされないように、リングバスへのデータの入力を抑制する。
入出力部101は、例えば、本データ処理システムの外部との間でデータの入出力制御を行う。なお、以下の説明では「データ処理システムの外部」とは、本データ処理システムを含む装置における他の機能部を示し、図8でいうシステム制御部810、画像読取部820、画像出力部840であるとする。ただし、本データ処理システムを含む装置と別個に存在する外部装置であっても、本発明を適用できる。また、入出力部101には入力105、出力106のそれぞれにDMACを配置することが好ましい。その場合、DMACによって、RAM816に保持している画像データやパラメータをパケット化して画像処理部830に入力し、画像処理部830から出力されるパケットをデパケット化してRAM816やCPU812に転送する。
通信部102−1〜102−nは、各々隣接する通信部102と接続され、リングバス104の一部として特定の方向(第1の方向)から受信するデータを他方(第2の方向)へ送信する。なお、通信部102−1と通信部102−nは、隣接する通信部102に接続されると共に、入出力部101にも接続される。そして、通信部102−1〜102−nは、それぞれ処理部103−1〜103−nに接続されている。つまり、通信部102−1〜102−nは、入出力部101と共にリングバス104を構成して、隣接する通信部102や入出力部101とデータの送受信を行うと共に、処理部103との間でもデータの送受信を行う。
入力端子105より入力されたデータは入出力部101を介して通信部102−1に入力される。なお、データはパケット化されてリングバス104上(リング上)を一方向に流れる。通信部102は、リングバス104からパケットを取り込み、予め設定された情報に応じてパケットを選別して必要なデータを抽出する。そして、通信部102は、通信部102に直接接続される処理部103(以下、「対応処理部」と呼ぶ)において抽出したデータを処理可能な場合、その対応処理部103へデータを出力する。
処理部103では、入力されたデータに、所定のデータ処理(例えば色空間変換や解像度変換等)を行い、処理後のデータを対応する通信部102へ出力する。通信部102は、リングバス104へのデータ出力が可能かを判定し、出力可能な場合に、対応処理部103から入力されたデータをパケット化してリングバス104へ送出する。送出されたパケットに含まれるデータに次の処理を施す処理部103に対応する通信部102は、そのパケットを選別してデータを取り出して、上述のように対応処理部103で処理を実行させる。データを処理する処理部103の順番を予め定めておくことにより、データが処理部103−1〜103−nにおいて次々に処理される。そして、設定されたデータ処理が終了すると、処理後のデータは、入出力部101を介して、出力端子106より出力される。
(データ構造)
図2は、リングバス104を流れるパケットのデータ構造の例を示す図である。パケットはvalidフラグ201、stallフラグ202、カウント値203、ノードID204、及びデータ205を含む。validフラグ201は、パケットが有効であるか否かを示す値を格納するデータ領域である。stallフラグ202は、パケットに含まれるデータについて処理が保留されたことを示す保留情報を格納するデータ領域である。カウント値203はデータの送信順を示す値を、そして、ノードID204はデータの論理的な接続を識別するためのIDを示す値を格納するデータ領域である。データ205は通信部に入力または出力されるデータを格納するデータ領域である。
以下の説明では、パケットのvalidフラグ201が「無効」である場合のパケットを「空パケット」と呼ぶ。通信部102は、リングバス上の空パケットを有効なパケットに置き換えることができる。「有効」なstallフラグ202は、ある処理部103がデータを処理できない状態であったため、対応する通信部102が処理されないままのデータを含むパケットをリングバス上へ流したことを意味する。なお、以下の説明では、stallフラグ202が有効であるパケットを「保留パケット」と呼ぶ。
カウント値203は、例えば、入力された順序で処理が実行されるべき場合に用いられ、通信部102は内部で管理する値とカウント値203が一致した場合に、パケットからデータを抽出して処理部103へ出力することができる。また、ノードID204は、そのパケットに含まれるデータを処理すべき処理部103、又はそれに対応する通信部102のIDを含む。通信部102は、ノードID204が自らのID又は対応処理部103のIDと一致する場合に、そのパケットに含まれるデータが対応処理部103で処理すべきものであることを判定することができる。
通信部102は、リングバス104からパケットを取り込むと、その内容を解析して、その内容によってその後の処理を決定する。具体的には、パケットからvalidフラグ201、カウント値203、及びノードID204を抽出し、その内容によりパケットをどのように取り扱うかを決定する。
例えば通信部102は、パケットのvalidフラグ201が有効で、カウント値203とノードID204とが通信部102の内部で管理する値と一致し、対応処理部103がデータ処理可能な場合、パケットに含まれるデータを対応処理部103へ出力する。この場合、通信部102は、上述の処理と同時に、受信したパケットのvalidフラグ201とstallフラグ202とを無効にして空パケットをリングバス104上へ出力する。
一方、通信部102は、validフラグ201が有効で、カウント値203とノードID204とが通信部102の内部で管理する値と一致し、対応処理部103でデータ処理が不可能な状態である場合は、保留パケットをリングバス104上へ出力する。すなわち、リングバス104から取り込んだパケットについて、stallフラグ202を有効として、リングバス104上へ送出する。さらに、validフラグ201が有効で、ノードID204が通信部102の内部で管理する値と一致するが、カウント値203が通信部102の内部で管理する値と一致しない場合も、パケットを保留パケットとしてリングバス104上へ送出する。
また、通信部102は、validフラグ201が有効で、ノードID204が通信部102の内部で管理する値と一致しない場合は、取り込んだパケットについて、内容を変更しないでそのままリングバス104へ送出する。
同様に入出力部101においても、リングバス104から取り込まれたパケットに対して通信部102と同様の解析を行い、出力端子106からデータ出力可能な場合、データを出力する。入出力部101と通信部102とが以上のように動作することにより、所望の順序でのデータの受け渡し及び処理を実現することができる。
(入出力部の構成)
図3は、入出力部101の概略的な構成例を示すブロック図である。図に示すように、入出力部101は受信部301、バッファ302、セレクタ303、送信部304を有する。入出力部101の出力端子359は、隣の通信部102−1(データ転送方向下流・第2の方向側)へ接続され、入力端子357はもう一方の隣の通信部102−n(データ転送方向上流)へ接続される。
出力端子351、出力端子352及び入力端子353は図1に示す出力端子106をより詳細に示したものである。出力端子351は、出力される信号が有効であるか否かを示すvalid信号を出力する端子である。出力端子352は、データの出力が可能な場合にそのデータを出力する端子である。入力端子353は、データの出力が可能であるかを示すstall信号を入力する端子である。stall信号が有効(保留)である場合には、受信部301は、出力端子352からデータを出力することができない。
出力端子354、入力端子355及び入力端子356は図1に示す入力端子105をより詳細に示したものである。出力端子354は、送信部304からの出力データを、セレクタ303を介して出力できるか否かを示すstall信号を出力する端子である。stall信号が有効(保留)である場合、送信部304へのデータの入力が停止する。入力端子355は、外部からのデータを入力する端子である。そして、入力端子356は、外部から入力されたデータが有効であるか否かを示すvalid信号である。
入力端子357を介して隣の通信部102−n(データ転送方向上流)から入力されるパケットは、受信部301において監視される。また同時に、そのパケットはバッファ302に入力され、バッファにおいて一旦保持されて、次のクロックサイクルでセレクタ303へ出力される。
受信部301は、validフラグ201が有効で、カウント値203とノードID204とが受信部301の保持する値とそれぞれ一致するかを判定する。さらに、受信部301は、データ出力可能である場合(入力端子353から入力されたstall信号が保留状態でない場合)、受信部301は上記の条件を満たすパケットを取り込む。そして、受信部301は出力端子351のvalid信号を有効にして、出力端子352を介してデータを外部へ出力する。また、パケットのデータを取り込んだ後、受信部301において管理されている、データに付随のカウント値がインクリメントされる。また、受信部301は、上記の動作と同時に、信号線360を介して、バッファ302に格納されたパケットのvalidフラグ201のクリア(無効化)の制御をおこなう。また、受信部301は、信号線361を介して、バッファ302に格納されたパケットのstallフラグ202の値をクリアする。さらに、受信部301は信号線365を介して、後述するstallカウンタ405の値を送信部304へ出力する。
送信部304は、バッファ302の出力パケット(信号線358)のvalidフラグ201を、信号線363を介して監視する。そして、そのパケットのvalidフラグ201が有効のときは、セレクタ303にバッファ302の出力パケットを優先して出力端子359へ出力させるようにする。この場合は、送信部304は、入力端子355からの入力データを含むパケットを出力できないこととなる。このため、送信部304は、データ入力を保留するため、出力端子354から出力されるstall信号を有効(保留)とする。なお、バッファ302の出力パケットのvalidフラグ201が無効の場合は、出力端子354から出力されるstall信号は、後述する信号線365からのstallカウンタ値と、入力端子353からのstall信号とによって制御される。
外部入力データが有効な場合(入力端子356から入力されたvalid信号が有効の場合)で、後述する送信部304内のタイマ601が「0」の時、送信部304は、入力データを含みvalidフラグ201が有効なパケットを生成する。また、送信部304は、送信部304内で管理しているカウント値とレジスタに設定されているノードIDとをそのパケットに付加し、信号線362を介してセレクタ303に出力する。セレクタ303は送信部304からのパケットのvalidフラグ201が有効で、バッファ302からのパケットのvalidフラグ201が無効な場合、出力端子359を介して、送信部304から出力されたパケットをリングバス104へ送出する。なお、パケットを生成すると表現しているが、概念的にはリングバスを流れる空パケットにデータを格納していることになる。パケット出力後、送信部304内で管理しているカウント値はインクリメントされる。
(受信部の構成と動作)
図4を用いて、受信部301について詳細に説明する。図4は、受信部301の概略的な構成例を示すブロック図である。図に示すように、受信部301は、レジスタ401(記憶部)、カウンタ402、比較部403、判定部404、stallカウンタ405を有する。
受信部301において、比較部403は入力端子357より入力されるリングバス上のパケットのvalidフラグ201、カウント値203、ノードID204を監視し、解析する。比較部403は、まず、入力されたパケットのvalidフラグ201が有効であるかを判定する。入力されたパケットのvalidフラグ201が無効である場合は、出力するデータがないため、以下で説明する処理は行わない。一方、validフラグ201が有効である場合、そのパケットのノードID204とレジスタ401に格納されている入力ノードIDとを比較し、値が一致するかどうかを判定する。同時に、比較部403は、そのパケットのカウント値203とカウンタ402の値とを比較し、値が一致するかどうかを判定する。比較部403は、比較によりノードIDが一致した場合には入力ノードID一致信号を、カウント値がカウンタ402の値と一致した場合にはカウント値一致信号を、それぞれ「有効」を示す値に設定して判定部404へ出力する。なお、ノードID又はカウント値が不一致だった場合は、それぞれ、入力ノードID一致信号又はカウント値一致信号を「無効」を示す値に設定して判定部404へ出力する。
そして、判定部404は、その判定の結果を用いて(1)外部にデータ出力可能な場合のデータ205を外部に送信する受信動作、及び(2)データ出力不可能な場合のバッファ302に保留パケットを出力する保留動作、のいずれかを実行する。以下、これらの動作について、詳細に説明する。
(1)受信動作(出力端子352にデータを出力する動作)
判定部404は、入力ノードID一致信号とカウント値一致信号が「有効」であって、入力端子353を介して受信したstall信号が「無効」を示す場合、出力端子352からデータの出力が可能であると判定する。この場合、判定部404は出力端子351を介して有効を示すvalid信号を出力し、出力端子352を介してパケットのデータ205を出力する。
判定部404は、このとき、信号線360を介してパケットのvalidフラグ201をクリアする制御信号をバッファ302へ送信し、バッファ302はその制御信号に従って一時保持しているパケットのvalidフラグ201を無効化(クリア)する。同時に、判定部404は、信号線361を介してstallフラグ202をクリアする制御信号をバッファ302へ送信し、バッファ302はその制御信号に従って一時保持しているパケットのstallフラグ202を無効化する。また、判定部404は、次のデータを取得するためにカウンタ402に「有効」を示すカウント有効信号を出力し、次のクロックサイクルでカウンタ402にカウント値をインクリメント(+1)させる。また、stallカウンタ405の値が「0」より大きい場合、stallカウンタ405の値をデクリメント(−1)する。
(2)保留動作(出力端子352にデータを出力しない動作)
判定部404は、入力ノードID一致信号とカウント値一致信号が有効な場合に、入力端子353を介して有効(保留)を示すstall信号を受信すると、出力すべきデータがあるにも関わらず、出力端子352にデータを出力することができないと判定する。この場合、判定部404は、信号線361を介してパケットのstallフラグ202を有効とすべき制御信号をバッファ302へ送信し、バッファ302は一時保持しているパケットのstallフラグ202を有効(保留)とする。また、判定部404は、データ出力を保留する旨を示す制御信号をstallカウンタ405へ送信し、stallカウンタ405の値をインクリメント(+1)させる。また、入力ノードID一致信号が有効で、カウント値一致信号が無効の場合も、信号線361を介してバッファ302に一時保持されているパケットのstallフラグ202を有効にしてstallカウンタ405をカウントアップする。すなわち、stallカウンタ405は、外部へ出力されるべき状態にあるパケットで、出力が保留されてリングバス104に残っているパケットの数をカウントする。
なお、保留動作においては、stallフラグ202を有効にする以外は、バッファ302に一時的に保持されるパケットの内容は変更されない。
(送信部の構成と動作)
図5を用いて、送信部304について詳細に説明する。図5は、送信部304の概略的な構成例を示すブロック図である。図に示すように送信部304は、レジスタ501(記憶部)、カウンタ502、パケット生成部503、送信間隔制御部504を有する。
バッファ302の出力パケットのvalidフラグ201が、信号線363を介してパケット生成部503と送信間隔制御部504に入力される。また、入力端子355と356とを介して、それぞれ、データ及びデータ有効信号がパケット生成部503に入力される。パケット生成部503は、信号線362を介して生成したパケットをセレクタ303へ出力する。送信間隔制御部504は、受信部301のstallカウンタの値とデータ出力の可否を示すstall信号をそれぞれ信号線365と入力端子353から取得する。そして、送信間隔制御部504は、出力端子354からstall信号を出力することにより外部からのデータの入力を制御し、リングバス104へのパケットの出力間隔を制御する。
パケット生成部503は、入力端子356を介して伝達されるvalid信号を参照し、valid信号が有効の場合、入力端子355を介した外部からのデータ入力が可能であると判定する。ここで、外部からのデータは、出力端子354を介して出力されるstall信号が無効の場合、すなわち入力保留状態でない場合に、パケット生成部503へ入力される。パケット生成部503は、データが入力されると、そのデータをデータ205として含み、カウンタ502のカウント値とレジスタ501に設定されている出力ノードIDとを、カウント値203とノードID204に設定してパケットを生成する。ここで、パケット生成部503は、生成するパケットのvalidフラグを有効に、stallフラグを無効に設定する。そして、パケット生成部503はセレクタ303にパケットを出力する。そして、パケット生成部503は、次のクロックサイクルでカウンタ502がカウント値をインクリメント(+1)するように、制御信号をカウンタ502へ送信する。
次に図6を用いて、送信間隔制御部504の構成例を説明する。送信間隔制御部504は、タイマ601、比較部602、送信間隔信号生成部603、第1レジスタ604、タイマ用レジスタ605を備える。
タイマ601は送信間隔を制御する機能部であり、例えば、ロードされた値から0に向けてカウントダウンするロード機能付きのダウンカウンタで構成される。パケット生成部503が生成したパケットがセレクタ303からリングバスに出力されると、次のサイクルでタイマ用レジスタ605に格納されている送信間隔をロードする。タイマ用レジスタ605はタイマ601に送信間隔を設定するためのレジスタである。ここで設定する送信間隔は、入出力部101が外部からのデータをリングバス上にパケットにして送信する間隔である。本機能は、通信部102−1〜nも有してもよく、例えば、n=12の場合で、送信間隔を4に設定し、自身が出力し、処理を保留されたパケットに基づいて、出力抑制制御を適用することにより、リングバス上の自身が出力したパケット数を3つに抑制できる。
なお、パケット生成部503が生成したパケットがセレクタ303からリングバスに出力されたという情報は、例えば図に示すように、カウンタ502へ送信される制御信号により取得されてもよいし、他の機構を用いてタイマ601へ通知されてもよい。また、タイマ601は「0」までダウンカウントしたら、次に値がロードされるまで「0」の値を保持する。
比較部602は信号線365を介して取得したstallカウンタ値と第1レジスタ604に格納されている所定値(閾値)とを比較し、stallカウンタ値が所定値以上の場合「1」を出力する。それ以外の場合、比較部602は「0」を出力する。第1レジスタ604はstallカウンタ405の値を評価するための所定値を格納するレジスタである。ここで、所定値は、リングバス一周分に格納できるパケットの数未満であるのが望ましい。なぜなら、stallカウンタ405の値がリングバス一周分以上の値になるのはデッドロックの状態であり、その値に第1レジスタの値を設定すると、デッドロックを回避できなくなるからである。
送信間隔信号生成部603は、出力端子354に出力される、データ入力が可能かを示すstall信号を生成する。stall信号は、上述の説明から明らかなように、有効(保留)の場合は外部からのデータ入力は不能な状態であることを示し、無効の場合は外部からのデータ入力が可能な状態であることを示す。
以下、図6の送信間隔制御部504の動作を説明する。まず初期設定として、不図示のCPU等から、第1レジスタ604とタイマ用レジスタ605の値が設定される。その後、比較部602において、信号線365から取得したstallカウント値と第1レジスタ604に設定された値とが比較される。同時にタイマ601の値が「0」でない場合は、タイマ601がダウンカウントされる。そして、送信間隔信号生成部603は、信号線363を介して入力されたvalidフラグ201と比較部602の出力の値とによって、以下の異なる3つの動作を行う。
(1)信号線363から入力されたvalidフラグ201が有効の場合
パケット生成部503からパケットが出力できないため、出力端子354を介して有効を示すstall信号を出力し、外部からのデータ入力を保留する。validフラグ201が有効でない場合は、以下の(2)又は(3)の動作を行う。
(2)比較部602の出力が「0」の場合
stallカウンタ405の値が第1レジスタ604の所定値より小さいため、タイマ601の値に基づいてstall信号を有効又は無効に設定し、出力端子354を介して出力する。すなわち、タイマ601の値が「0」の時、stall信号を無効として、外部からのデータ入力を受け付け、それ以外の場合はstall信号を有効として外部からの入力を保留する。
(3)比較部602の出力が「1」の場合
stallカウンタ405の値が第1レジスタ604の所定値以上である場合であり、これは、入出力部101の受信部301において出力を保留したパケットの発生頻度が高い場合であることを意味する。この時、入力端子353を介したstall信号が有効の場合、出力端子352から外部へデータ出力できないことが分かる。このため、これ以上保留パケットを増やさないため、送信間隔信号生成部603は、出力端子354を介して有効を示すstall信号を出力して外部からのデータ入力を保留する。一方、入力端子353を介して受信したstall信号が無効を示す場合、出力端子352を介した外部へデータの出力が可能であることが分かるため、出力端子354から出力するstall信号の制御を(1)と同様にタイマ601の値により行う。
このように、本実施形態では、出力端子354から出力するstall信号を制御することによって、送信部304からリングバス104へのパケットの出力間隔の制御、すなわち、外部からのデータのリングバス104への入力制御を実行する。なお、上述の説明では、送信間隔制御部504は、入力端子353からのstall信号に基づいて、出力端子354から出力するstall信号の有効と無効とを制御するとしたが、これをstallカウンタ405の値のみに基づいて制御してもよい。すなわち、出力を保留されたパケットが一定以上になったことのみを以って、入力を保留としてもよい。これにより、より簡素に出力端子354から出力するstall信号の制御を行うことができる。
なお、上述の説明では、入力と出力とを1つの入出力部101が行う場合について説明したが、これに限られない。入力部と出力部とをそれぞれ別個に用意し、入力部がデータのリングバス104上への入力制御を、そして、出力部がリングバス104からのデータの出力制御を、それぞれ行うようにしてもよい。そして、この場合、出力部は、stallカウンタ405の値や入力端子353からのstall信号を、別途用意した情報通知機構などを用いて入力部に通知する。そして、入力部はその通知されて取得した情報に基づいて入力制御を行ってもよい。また、そのような情報をパケットに含めて通知してもよい。ただし、パケットにそのような情報を含める場合は、例えば、リングバス104上で、出力部の下流に隣接して入力部を配置するのが望ましい。逆に入力部の下流に隣接して出力部を配置すると、出力部からの情報が入力部に届くのがリングバスを1周した後になってしまい、データ入力を適時的に保留するように入力制御を行うことが困難となるからである。
上述のように、入出力部101において、stallカウンタ405の値と入力端子353からのstall信号とを送信部304が取得することで、データ処理システムの入力側において、出力側でデータ出力が滞っている状態を把握することが可能となる。これにより、データ出力が滞り、出力されない有効なパケットがリングバス上に多数存在する場合には、リングバスに入力されるデータ量を絞ることで、デッドロックを効果的に回避することが可能となる。すなわち、リングバス104が保留パケットで埋め尽くされる前に早めに入力側からのデータ入力を停止することが可能となる。また、リングバス104上に多数の保留パケットが存在する状態が解消されたら、すぐにデータ入力の停止を解除することが可能となり、リングバスの混み具合に応じた最適なデータ入力が可能となる。また、リングバス上のパケットの混み具合も考慮することで、データ入力の頻度を極端に落とさずに適正に保つことも可能となる。
<<第2の実施形態>>
続いて、図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る送信間隔制御部504について説明する。なお、パケットのデータ構造や、データ処理システム、入出力部101、通信部102や、入出力部101内部の受信部301と送信部304の構成及び動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
また、図7の図中、第1の実施形態の図6と同じ機能を有する機能部については同一の記号を付して説明を省略する。第1の実施形態と異なる点は、比較部602が比較部701に置き換わり、第2レジスタ702が追加されている点である。また、送信間隔信号生成部603が送信間隔信号生成部703に置き換わり、入力端子353は本実施形態では使われないため省略している。
比較部701は信号線365からのstallカウンタ値と、第1レジスタ604に格納されている第1の所定値及び第2レジスタ702に格納されている第2の所定値とを比較する。具体的には、stallカウンタ値が増加して第1レジスタ604の第1の所定値以上となった後、stallカウンタ値が減少して第2レジスタ702の第2の所定値以下の値となるまで、比較部701は値「1」を出力する。
なお、この場合、第2の所定値が第1の所定値より大きい場合は、第1の所定値を超えた後に、第2の所定値を超えずにstallカウンタ値が減少を開始する場合もある。この場合は、第2の所定値によらず、stallカウンタ値が第1の所定値より小さくなった場合に、比較部701が「0」を出力するようにしてもよい。このようにすることにより、リングバス104上の保留パケットの増加によりstallカウンタ値が大きく増加した場合でも、データの外部への出力によりその保留パケットが減少する傾向となったときにすぐにデータの入力を再開することができる。また、第1の所定値をある程度小さく設定することにより、保留パケットが増加する兆しがある場合にすぐ外部からのデータ入力の受け付けを保留することで、リングバス104上でデッドロックが生じる可能性を著しく低減することができる。
また、第1レジスタ604の第1の所定値は、第2レジスタ702の第2の所定値より大きくてもよい。この場合は、stallカウンタ値が第1の所定値以上となったときから、第2の所定値以下となるまでの間は、比較部701は「1」を出力する。この場合は、stallカウンタ405の値が第1レジスタの値を超えて入力保留となった後、保留パケットの出力により第1レジスタの値を下回るとすぐにデータの入力を再開しないこととなる。そして、一定以上の保留パケットが出力されて、stallカウンタ405の値が第2レジスタの値を下回ってから、入力を開始するようにする。
いずれの場合にしても、第1レジスタ604は、比較部701の比較結果「1」となる開始点を決めるための第1の所定値を格納するレジスタである。そして、第2レジスタ702は、比較部701の比較結果「0」となる開始点を決めるための第2の所定値を格納するレジスタである。ただし、第1の所定値が第2の所定値より小さい場合は、第1の実施形態と同様に、第1の所定値は比較部701の比較結果「0」となる開始点を決めるための閾値にもなる。ここで、第1レジスタ604と第2レジスタ702の所定値は、共に、リングバス一周分に格納できるパケットの数未満でなければならない。なぜなら、stallカウンタ405の値がリングバス一周分以上の値になるのはデッドロックの状態であるからであり、そのような値にすると、デッドロックを防ぐことができないからである。
なお、送信間隔信号生成部703は、比較部701からの出力、タイマ601からの出力、及び信号線363からの出力に基づいて、出力端子354に出力されるstall信号を生成する。
以下、図7の送信間隔制御部504の動作を説明する。まず初期設定として、不図示のCPU等から、第1レジスタ604、タイマ用レジスタ605、第2レジスタ702の値が設定される。その後、比較部701において、信号線365からのstallカウント値と、第1の所定値及び第2の所定値とが比較される。同時にタイマ601の値が「0」でない場合は、タイマ601がダウンカウントされる。そして、送信間隔信号生成部703は、信号線363のvalidフラグと比較部701の出力の値により、以下の異なる3つの動作のいずれかを行う。
(1)信号線363のvalidフラグが有効の場合
この場合は、パケット生成部503で生成したパケットが出力できない。このため、送信間隔信号生成部703は、出力端子354からのstall信号を有効にして外部からのデータ入力を保留する。それ以外の場合は以下の(2)又は(3)の動作を行う。
(2)比較部701の出力が「0」の場合
第1の所定値と第2の所定値とのいずれか小さい方よりも、stallカウンタ405の値が小さい場合と、stallカウンタ405の値が第1の所定値と第2の所定値の大きい方以上となった後に減少して第2の所定値以下となった場合である。また、第1の所定値が第2の所定値より小さい場合、stallカウンタ405の値が第1の所定値以上となった後に第2の所定値以上とはならずに減少して第1の所定値より小さくなった場合も該当する。
この場合、送信間隔信号生成部703は、タイマ601の値に応じて出力端子354からのstall信号を制御する。具体的には、送信間隔信号生成部703は、タイマ601の値が0の時には無効を示すstall信号を、それ以外の場合は有効を示すstall信号を、それぞれ出力端子354から出力する。
(3)比較部701の出力が「1」の場合
stallカウンタ405の値が第1レジスタの値以上となった後であって、stallカウンタ405の値が増加しているか減少しても未だに第2レジスタ702の値以下とはなっていない場合である。また、第1の所定値が第2の所定値より小さい場合に、stallカウンタ405の値が第1の所定値以上となった後に第2の所定値以上とはなっていない場合であって、第1の所定値より小さくなっていない場合も該当する。この場合は入出力部101における保留パケットの発生頻度が高い場合である。この場合、送信間隔信号生成部703は、有効を示すstall信号を出力端子354から出力して、外部からのデータ入力を保留する。
本実施形態では、上述のように、2つの所定値に基づく比較部701の出力結果を用いて、出力端子354からのstall信号を制御する。例えば、第1の所定値を第2の所定値より小さくすると、リングバス104上の保留パケットが大きく増加した場合でも、データの外部への出力によりその保留パケットが減少する傾向となったときにすぐにデータの入力を再開することができる。さらに、第1の所定値をある程度小さく設定することにより、保留パケットが増加する兆しがある場合にすぐ外部からのデータ入力の受け付けを保留することで、リングバス104上でデッドロックが生じる可能性を著しく低減することができる。また、第1の所定値を第2の所定値より大きくすることにより、入力の保留とその解消とが頻繁に切り替えられることを防ぐことができる。
なお、上述の説明ではシングルデータパスについて説明しているが、本発明はマルチデータパスについても適用できる。マルチデータパスに適用する場合にはパケットのフォーマットに、どちらのデータパスで処理するパケットであるのかを識別するためのデータパスIDを設けることが好ましい。また、マルチデータパスを扱う場合には、データパス毎にstallカウンタのしきい値を設けるように構成してもよい。例えば、優先的に処理をさせるデータパスについては入力停止のトリガとなるカウンタ値を、その他のデータパスの入力停止のトリガとなるカウンタ値よりも大きく設定してもよい。
また、上述の説明ではDMACによりパケット・デパケットする構成について説明したが、DRAMにCPUがデータパケットとコマンドパケットを用意し、そのまま入力するようにしてもよい。
上述の実施形態の説明で用いたデータ処理装置の各部の概略構成図は、回路や機能手段の接続関係を説明するためのものであって、各構成の位置関係や個数を制限するものではない。例えば、本発明を実施するためには通信部は3個以上(入出力含める)有ればよい。また、処理部も2個以上有ればよい。
<<その他の実施形態>>
なお、上述の実施形態では、説明の簡便のため、画像データを処理の対象として説明したが、本発明は画像以外のデータ、動画データや音声データ、数値データなどを処理する処理装置にも適用できる。また、入出力部101は、DMAC903、DMAC904のダイレクトメモリアクセスによってDRAMなどにデータを転送しているが、DMACがない構成であっても本発明を適用することで同様の効果を得ることができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 複数の通信手段と処理手段とを含み、前記複数の通信手段がリング状にバス接続され、前記処理手段で処理されたデータの受け渡しを行うデータ処理システムにおいて、前記データ処理システムの外部からのデータ入力を受け付けてそのデータを前記バスへ入力し、前記データ処理システムによる処理が完了したデータを前記バスから前記外部へ出力する入出力制御装置であって、
    前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを受信する受信手段と、
    前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを前記外部に出力できるかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを出力できないと判定された場合、前記外部への出力を保留された前記データを前記バスに送信する送信手段と、
    前記バスから前記外部に出力されるべき状態にあるデータであって、当該入出力制御装置自身における前記送信手段により前記外部への出力を保留されて前記バスに残ったデータの数を記憶する記憶手段と、
    当該データの数に基づいて、前記外部からバスへのデータの入力を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする入出力制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記データの数が第1の所定値以上である場合に、前記外部からのデータの入力を保留する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入出力制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記データの数が、第1の所定値以上となったときから、前記第1の所定値より大きい第2の所定値を超えた後に減少して当該第2の所定値以下となるまで、前記外部からのデータの入力を保留する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入出力制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記データの数が、第1の所定値以上となったときから、前記第1の所定値より小さい第2の所定値以下となるまで、前記外部からのデータの入力を保留する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入出力制御装置。
  5. 前記制御手段は、さらに、前記外部へのデータの出力が保留されている状態であるかを示す情報に基づいて、前記外部からのデータの入力を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の入出力制御装置。
  6. 前記受信手段は、前記外部に出力するべき状態にあるデータを受信し、前記判定手段により前記外部に出力するべき状態にあるデータを出力できると判定された場合、前記外部に出力するべき状態にあるデータを外部に出力する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の入出力制御装置。
  7. 前記記憶手段は、前記送信手段が、前記外部に出力すべき状態にあるデータの出力を保留にすると、カウント値をインクリメントし、前記カウント値が1以上かつ前記受信手段が前記外部に出力すべき状態にあるデータを出力すると、前記カウント値をデクリメントする、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の入出力制御装置。
  8. 前記受信手段は、前記バスから前記外部にデータを出力できるかどうかを示す信号に基づいて、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを前記外部へ出力し、
    前記送信手段は、前記外部から前記バスへのデータ前記バスに送信する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の入出力制御装置。
  9. 前記判定手段は、前記バスから前記外部にデータを出力できるかどうかを示す信号に基づいて、前記判定を実行する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の入出力制御装置。
  10. 前記受信手段は、前記データ処理システムにおいて、前記複数の処理手段の少なくとも2つ以上の処理手段により、所定の順に実行される一連の処理が完了したデータを、前記バスから前記外部に出力すべき状態にあるデータとして、前記バスから前記外部に送信する、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の入出力制御装置。
  11. 前記送信手段は、前記データ処理システムにおいて前記一連の処理が完了したデータを出力できないと判定された場合、前記一連の処理が完了したデータを前記データ処理システムにおける前記バスを再度周回させる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の入出力制御装置。
  12. 複数の通信手段と処理手段とを含み、前記複数の通信手段がリング状にバス接続され、前記処理手段で処理されたデータの受け渡しを行うデータ処理システムにおいて、前記データ処理システムの外部からのデータ入力を受け付けてそのデータを前記バスへ入力し、前記データ処理システムによる処理が完了したデータを前記バスから前記外部へ出力する入出力制御装置における制御方法であって、
    受信手段が、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを受信する受信工程と、
    判定手段が、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを前記外部に出力できるかどうかを判定する判定工程と、
    送信手段が、前記判定工程において、前記バスから前記外部に出力するべき状態にあるデータを出力できないと判定された場合、前記外部への出力を保留された前記データを前記バスに送信する送信工程と、
    記憶手段が、前記バスから前記外部に出力されるべき状態にあるデータであって、当該入出力制御装置自身における前記送信工程において前記外部への出力を保留されて前記バスに残ったデータの数を記憶する記憶工程と、
    制御手段が、当該データの数に基づいて、前記外部からバスへのデータの入力を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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