JP6139853B2 - ポリカーボネートジオール組成物、及びその製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートジオール組成物、及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポリカーボネートジオール組成物、その製造方法、並びにそれを用いた希釈物、水系塗料組成物、水系インキ組成物、及び水系粘接着剤組成物に関する。
ポリカーボネートジオールは、例えば、1,6−ヘキサンジオール等のアルキレンジオール化合物と、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレンカーボネート等のカーボネート化合物とから合成されるものである。ポリカーボネートジオールは、ポリウレタン樹脂の原料の一つであるポリオール等として汎用されている。
ポリウレタン樹脂の原料であるポリオールとしては、従来、ポリエステルポリオールやポリエーテルポリオールが幅広く用いられているが、それらと比較してポリカーボネートジオールは、得られるポリウレタン樹脂の耐加水分解性、耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐磨耗性等に優れるといったことが期待される。
また、例えば、メラミン樹脂、イソシネート化合物、ブロックイソシネート化合物等の水酸基と反応性を有する架橋剤を配合した塗料・コーティング剤等に、ポリカーボネートジオールを更に配合すると、弾性や各種基材に対する密着性の改良、耐擦り傷性や耐チッピング性の改良、及び手触りの良い柔軟な触感(いわゆるソフトフィール性)の付与等が期待される。
特許文献1には、同一分子中にポリカーボネート連鎖とエチレンオキサイド構造単位を有するブロック共重合体ジオールが開示されている。特許文献2には、アルキレンジオールとエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド構造単位を含むポリエーテルジオールとカーボネート化合物との反応により得られるポリエーテルカーボネートジオールが開示されている。特許文献3には、ポリカーボネートポリオールとポリエチレングリコールモノアルキルエーテルとのエステル交換反応により得られる塗料用ポリカーボネートポリオールが開示されている。
特公平01−024916号公報 特開2005−232447号公報 特開2002−179787号公報
上記したポリカーボネートジオールは、水で十分に希釈できないといった点で改良の余地があるが、このような点については十分に検討されていないのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、水希釈性に優れるポリカーボネートジオール組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有するポリカーボネートジオール組成物が優れた物性を発揮することに知見を得て、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕
分子鎖内に、式1で表されるポリオキシエチレン構造を5〜50質量%と、式2で表されるポリカーボネート構造を50〜95質量%とを含有し、
前記ポリオキシエチレン構造の末端構造は、一方の末端がカーボネート基に結合し、もう一方の末端が水酸基に結合している末端構造、及び/又は、両末端がカーボネート基に結合している末端構造であり、
数平均分子量が、300〜10000であり、
両末端が実質的に水酸基である、ポリカーボネートジオール組成物。

−(CH−CH−O)− (式1)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)

−(R−O−CO−O)− (式2)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
〔2〕
式3で表されるポリオキシエチレンジオールと、式4で表されるポリカーボネートジオールとを、エステル交換反応させることにより得られる、〔1〕に記載のポリカーボネートジオール組成物。

HO−(CH−CH−O)−H (式3)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)

HO−(R−O−CO−O)−R−OH (式4)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
〔3〕
式5で表されるポリオキシエチレンジオールと、式6で表されるポリカーボネートジオールとを、エステル交換反応させる工程を有する、ポリカーボネートジオール組成物の製造方法。

HO−(CH−CH−O)−H (式5)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)

HO−(R−O−CO−O)−R−OH (式6)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
〔4〕
〔1〕又は〔2〕に記載のポリカーボネートジオール組成物と、
水と、
を含有する希釈物。
〔5〕
〔1〕又は〔2〕に記載のポリカーボネートジオール組成物を含む水系塗料組成物。
〔6〕
〔1〕又は〔2〕に記載のポリカーボネートジオール組成物を含む水系インキ組成物。
〔7〕
〔1〕又は〔2〕に記載のポリカーボネートジオール組成物を含む水系粘接着剤組成物。
本発明によれば、水希釈性に優れるポリカーボネートジオール組成物を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に、本実施形態という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、分子鎖内に、式1で表されるポリオキシエチレン構造5〜50質量%と、式2で表されるポリカーボネート構造50〜95質量%とを含有し、ポリオキシエチレン構造の末端構造は、一方の末端がカーボネート基に結合し、もう一方の末端が水酸基に結合している末端構造、及び/又は、両末端がカーボネート機に結合している末端構造であり、数平均分子量が、300〜10000であり、両末端が実質的に水酸基である、ポリカーボネートジオール組成物である。

−(CH−CH−O)− (式1)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)

−(R−O−CO−O)− (式2)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、水希釈した際には、溶解ないし分散した状態をとることができる。なお、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、後述する式(4)で表される成分を含有していてもよい。また、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、後述する式(3)で表される成分は実質的に含有しないことが好ましい。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、その両末端が実質的に水酸基である。ポリカーボネートジオール組成物の製造に使用する各種原料中の不純物や、ポリカーボネートジオール組成物の製造時に副生する末端構造等に起因して、あるいはポリカーボネートジオール組成物の使用用途におけるウレタン化反応速度や状態のコントロールのために、末端の水酸基の一部をイソシアネート基と反応しないアルキル基やアリール基等に変換する場合等もある。本実施形態ではこのような場合等も考慮し、ここでいう実質的に水酸基であるとは、厳密に両末端の100モル%が水酸基ではない場合も包含することを意味する。かかる観点から、末端基総量における水酸基の割合は、90モル%以上であることが好ましく、95モル%以上であることがより好ましい。ポリカーボネートジオール組成物の両末端の構造は、例えば、特許第3874664号公報に記載の末端水酸基濃度を測定する方法に準拠して確認することができる。
例えば、従来から知られていたポリカーボネートポリオールとポリエチレングリコールモノアルキルエーテルとのエステル交換反応により得られる組成物では、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルの割合を増やすこと等が試みられていたが、その場合には組成物の分子末端が水酸基でないものの割合が高くなり、それが改良を妨げる原因の1つとなることを本発明者らは見出した。例えば、組成物の分子末端が水酸基でないものの割合が高くなってしまうと、メラミン樹脂、イソシネート化合物、ブロックイソシネート化合物等の水酸基に対する反応性を有する架橋剤を、当該組成物に配合した場合(例えば、塗料、コーティング剤等の用途)、その架橋性が低下し、期待される物性の発現が不十分になる場合があることも見出した。しかし、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物では、その両末端が実質的に水酸基であるため、ポリカーボネートジオール組成物を塗料用組成物やコーティング剤用組成物とし、架橋剤を配合した場合であっても、架橋剤の架橋性が低下することなく、各種塗料やコーティング剤等として優れた物性を発揮することができる。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、分子鎖中に、式1で表されるポリオキシエチレン構造を5〜50質量%含有する。ポリオキシエチレン構造の含有量が5質量%未満であると、ポリカーボネートジオール組成物の水希釈性が十分ではなく、ポリオキシエチレン構造の含有量が50質量%を超えると、用途における耐水性や耐熱性が劣り、十分な汎用性が得られない。ポリオキシエチレン構造の含有量としては、好ましくは5質量%を超えて50質量%以下であり、より好ましくは8〜30質量%であり、更により好ましくは10〜20質量%である。

−(CH−CH−O)− (式1)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)
式中のnは、数であり、9〜50であればよく、好ましくは9〜46であり、より好ましくは13〜35である。このnは、ポリカーボネートジオール組成物をアルカリ分解して原料ジオール成分を取りだし、当該成分について、GC−MS測定、LC−MS測定及びゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定を行うことで求めることができる。
式1で表されるポリオキシエチレン構造の末端構造は、一方の末端がカーボネート基に結合し、もう一方の末端が水酸基に結合している末端構造、及び/又は、両末端がカーボネート基に結合している末端構造である。すなわち、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物においてポリオキシエチレン構造の末端は、上記した末端構造の少なくともいずれかである。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、分子鎖中に、式2で表されるポリカーボネート構造を50〜95質量%含有する。ポリカーボネート構造の含有量が50質量%未満であると、種々の用途における耐水性や耐熱性が劣り、十分な汎用性が得られない。ポリカーボネート構造の含有量が95質量%を超えると、水希釈性が不十分となってしまう。式2で表されるポリカーボネート構造の含有量は、好ましくは70〜92質量%であり、より好ましくは80〜90質量%である。ポリカーボネート構造の含有量が50質量%以上であると、種々の用途における耐水性や耐熱性の低下を抑えることができ、汎用性が一層向上する。ポリカーボネート構造の含有量が95質量%以下であると、水希釈性が一層向上し、種々の用途における他の水系成分との配合性が一層優れたものになる。

−(R−O−CO−O)− (式2)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
Rは、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表す。炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基の炭素数は、好ましくは3〜12であり、より好ましくは3〜9である。
炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基としては、例えば、炭素数2〜15の直鎖状又は分岐状のアルキレン基が挙げられる。炭素数2〜15の直鎖状又は分岐状のアルキレン基の具体例としては、例えば、エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基、tert−ブチレン基、ペンチレン基、イソペンチレン基、ヘキシレン基、イソヘキシレン基、ヘプチレン基、イソヘプチレン基、オクチレン基、イソオクチレン基等が挙げられる。これらの中でも、汎用性の観点から、ブチレン基、ペンチレン基、イソペンチレン基、ヘキシレン基、イソヘキシレン基等が好ましい。
2価の脂環族炭化水素基の炭素数は、好ましくは6〜15であり、より好ましくは6〜8である。2価の脂環族炭化水素基の具体例としては、シクロブチレン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基、シクロヘプチレン基等が挙げられる。これらの中でも、汎用性の観点から、シクロヘキシレン基等が好ましい。
式中のmは、数であり、2〜50であり、好ましくは3〜30であり、より好ましくは4〜20である。mは、ポリカーボネートジオール組成物をアルカリ分解して原料ジオール成分を取りだし、当該成分について、GC−MS測定、LC−MS測定及びゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定を行うことで求めることができる。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の分子鎖中におけるポリオキシエチレン構造の含有量やポリカーボネート構造の含有量は、H−NMR測定により求めることができる。通常、ポリオキシエチレン構造のメチレン基の水素原子のシグナルは、3.5ppm付近に強く発現する。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の数平均分子量は、300〜10000である。数平均分子量が300未満であると、ポリカーボネートジオール組成物に期待される性能の発現が不十分となり、10000を超えると、粘度が高くなって取り扱い性が劣るだけでなく、水希釈性も劣る。本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の数平均分子量は、水希釈性の観点から、好ましくは500〜5000であり、より好ましくは800〜3000である。数平均分子量は、GPC測定によって求めることができる。また、水酸基価としては、好ましくは10〜370mgKOHであり、より好ましくは20〜200mgKOHであり、更に好ましくは40〜140mgKOHである。水酸基価は後述する実施例に記載の方法に準じて求めることができる。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、式3で表されるポリオキシエチレンジオールと、式4で表されるポリカーボネートジオールとを用いてエステル交換反応を行うことで得ることができる。

HO−(CH−CH−O)−H (式3)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)

HO−(R−O−CO−O)−R−OH (式4)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
式3のnは、上記した式1のnと同義である。式4のR及びmは、上記した式2のR及びmと各々同義である。以下、式3で表されるポリオキシエチレンジオール及び式4で表されるポリカーボネートジオールについて説明する。
ポリオキシエチレンジオールは、式3で表される構造を有するものであればよく、特に限定されるものではない。ポリオキシエチレンジオールとしては、各種の分子量の製品が市販されており、このような市販品を用いることもできる。ポリオキシエチレンジオールの市販品としては、例えば、和光純薬工業(株)製の「ポリエチレングリコール」シリーズ等が挙げられる。
ポリオキシエチレンジオールの数平均分子量は、特に限定されないが、好ましくは400〜2000であり、より好ましくは600〜1500である。数平均分子量が400以上のポリオキシエチレングリコールを用いることにより、一層優れた水希釈性が得られる傾向にある。さらに、数平均分子量が400以上であると、原料としてのポリオキシエチレングリコールの使用量を低減することができるため、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の耐水性や耐熱性が一層向上することも期待できる。数平均分子量が2000以下のポリオキシエチレングリコールを用いることにより、一層優れた水希釈性が得られる傾向にある。さらに、数平均分子量が2000以下であると、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物を希釈して水分散体(希釈物等)を得たい場合に、その分散粒子径の増大を抑制でき、分散安定性が一層向上する傾向にある。
ポリカーボネートジオールは、式4で表される構造を有するものであればよく、特に限定されるものではない。このポリカーボネートジオールの製造方法としては、特に限定されず、公知の方法を採用することもできる。例えば、ジオールとアルキレンカーボネートとを重縮合反応させる方法;ジオールと、ジアルキルカーボネートやジアリールカーボネートとを重縮合反応させる方法等によって得ることができる。
ジオールとしては、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール等の側鎖を持たない直鎖ジオール;2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール等の側鎖を持つ分岐ジオール;1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン等の環状ジオール等が挙げられる。
アルキレンカーボネートとしては、特に限定されず、例えば、エチレンカーボネート、トリメチレンカーボネート、1,2−プロピレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、1,3−ブチレンカーボネート、1,2−ペンチレンカーボネート等が挙げられる。ジアルキルカーボネートとしては、特に限定されず、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート等が挙げられる。ジアリールカーボネートとしては、特に限定されず、例えば、ジフェニルカーボネート等が用いられる。
原料であるポリカーボネートジオールの製造に際しては、エステル交換反応触媒を用いることができる。触媒としては、通常のエステル交換反応触媒から選択することができる。エステル交換反応触媒の具体例としては、特に限定されず、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、アルミニウム、チタン、コバルト、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン、ヒ素、セリウム等の金属;これら金属の塩;これら金属のアルコキシド;これら金属の有機物等が挙げられる。これらの中でも、チタンテトラn−ブトキシド、チタンテトラn−プロポキシド、チタンテトライソプロポキシド等のチタン化合物(特に、チタンアルコキシド);テトラフェニル鉛、酢酸鉛、ステアリン酸鉛等の鉛化合物等が好ましい。エステル交換反応触媒の使用量は、特に限定されないが、原料の総量に対して、通常、0.00001〜0.1質量%である。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の製造に際して使用するポリカーボネートジオールについては、その製造時に用いたエステル交換反応触媒を失活させるため、リン酸エステル化合物等の触媒毒を添加したものであってもよい。
また、原料のポリカーボネートジオールは、1種類のジオールから得られる、いわゆるホモ系カーボネートジオールでもよいし、2種類以上のジオールから得られる、いわゆる共重合系ポリカーボネートジオールでもよい。
上記に例示した原料としてのポリカーボネートジオールのいずれもが、ポリオキシエチレンジオールとのエステル交換反応(後述)により、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物を得ることができるが、例えば、市場で広く用いられている1,6−ヘキサンジオールを用いて得られたホモ系ポリカーボネートジオールは、通常、常温で固体であり、ポリオキシエチレンジオールとのエステル交換反応により得られる本実施形態のポリカーボネートジオール組成物も常温で固体である傾向にある。それに対し、例えば、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールの2種類を用いて得られた共重合系ポリカーボネートジオールは常温で液体であり、ポリオキシエチレンジオールとのエステル交換反応により得られる本実施形態のポリカーボネートジオール組成物も常温で液体である傾向にある。よって、取り扱い性の観点からは、原料であるポリカーボネートジオールとしては、常温で液体であるものが好まれる場合が多い。
原料であるポリカーボネートジオールの数平均分子量は、特に限定されないが、好ましくは500〜5000であり、より好ましくは1000〜3000である。数平均分子量が500以上であるポリカーボネートジオールを用いることにより、ポリカーボネートジオールに期待される性能が一層向上する傾向にある。数平均分子量が5000以下であるポリカーボネートジオールを用いることにより、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の高粘度化を抑制でき、取り扱い性が一層向上する傾向にある。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、ジオールとしてポリオキシエチレンジオールを用い、当該ポリオキシエチレンジオールとカーボネート化合物との重縮合反応により製造することもできる。しかし、このようなポリカーボネートジオールの重縮合反応を進行させるためには、通常、高温で長時間加熱する必要がある。そのため、望まない副反応が生じる可能性が高くなったり、製造品種の切り替えにおける作業負荷が増えたりすることがある。かかる観点からも、本実施形態のポリカーボネートジオールの製造方法としては、ポリオキシエチレンジオールを用いた重縮合反応を用いないことが好ましい。このような観点からも、式3で表されるポリオキシエチレンジオールは、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物を製造するためのエステル交換反応にて用いられることが好ましい。
具体的には、両成分を混合し、加熱しながら撹拌することにより、エステル交換反応を実施できる。エステル交換反応の温度は、特に限定されないが、好ましくは120〜200℃であり、より好ましく140〜180℃である。反応温度を120℃以上とすることで、エステル交換反応をより短時間で行うことができ経済性に優れる。反応温度を200℃以下とすることで、得られるポリカーボネートジオール組成物の着色を防止することができる。
エステル交換反応の反応圧力は、特に限定されないが、好ましくは常圧〜1MPaである。反応圧力を上記範囲とすることは、反応を簡便に実施できるという観点から好ましいとともに、副原料を用いる場合、これらの蒸気圧等を考慮して、ある程度加圧することでエステル交換反応をより効率よく促進させることもできる観点からも好ましい。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の好適な製造方法としては、式5で表されるポリオキシエチレンジオールと、式6で表されるポリカーボネートジオールとを、エステル交換反応させる工程を有することが好ましい。この際、エステル交換反応は、上記した温度や圧力の条件で行うことが好ましい。120〜200℃の温度、常圧〜1MPaの圧力下でエステル交換反応を行うことがより好ましい。このような反応温度と反応圧力の条件を組み合わせることにより、より効果的にエステル交換反応を促進させることができる。

HO−(CH−CH−O)−H (式5)
(式中、nは、9〜50の数を表す。)

HO−(R−O−CO−O)−R−OH (式6)
(式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
式5で表されるポリオキシエチレンジオールは、上記した式3で表されるポリオキシエチレンジオールと同様のものを用いることができる。式6で表されるポリカーボネートジオールは、上記した式4で表されるポリカーボネートジオールと同様のものを用いることができる。
原料であるポリカーボネートジオール中に、その製造時に用いられたエステル交換反応触媒の触媒毒等が含まれている場合、通常、本実施形態のエステル交換反応が進み難くなる傾向にあるため、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の製造に際しては、新たに上記したエステル交換反応触媒を必要量添加することができる。原料であるポリカーボネートジオール中に、エステル交換反応触媒の触媒毒が含まれていない場合は、通常、本実施形態のエステル交換反応は進み易い傾向にあるが、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の製造工程における反応温度をより下げたい場合や反応時間をより短くしたい場合等にも、新たにエステル交換反応触媒を必要量添加することができる。
本実施形態のポリカーボネートジオールの製造で用いるエステル交換反応触媒としては、上記した原料であるポリカーボネートジオールの製造において用いるエステル交換反応触媒と同様のものを採用することができる。本実施形態のポリカーボネートジオールの製造で用いるエステル交換反応触媒の好適例としては、チタンテトラn−ブトキシド、チタンテトラn−プロポキシド、チタンテトライソプロポキシド等のチタン化合物(特に、チタンアルコキシド);テトラフェニル鉛、酢酸鉛、ステアリン酸鉛等の鉛化合物等が挙げられる。エステル交換反応触媒の使用量は、特に限定されないが、原料であるポリカーボネートジオールの総量に対して、0.001〜0.1質量%が好ましい。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物の数平均分子量を制御する方法としては、例えば、原料であるポリカーボネートジオールとして分子量が適当なものを選択することや、分子量調節の観点から、上記したアルキレンジオールの1種類又は2種類以上の存在下でエステル交換反応を行うこと等が好ましい。
エステル交換反応の進行と完了は、GPC測定によって確認することができる。エステル交換反応の進行に伴い、原料であるポリオキシエチレンジオールに由来するピークは経時的に小さくなっていき、当該ピークが消失したことにより、原料であるポリカーボネートジオールの末端やポリマー鎖の内部に、ポリオキシエチレンジオールに由来する構造が結合されたことが確認できる。
本実施形態の製造方法では、上記したエステル交換反応の前に、前処理として、使用する原料の脱水処理を行う工程等を行ってよい。本実施形態の製造方法では、上記したエステル交換反応の後に、後処理として、エステル交換反応触媒に対する前述の触媒毒を添加する工程等を行ってもよい。
本実施形態のポリカーボネートジオール組成物は、水系の塗料やコーティング剤への配合に際しては、そのまま直接添加することもできるし、あらかじめ水(或いは水と親水性溶媒の混合溶媒等)に希釈したものを配合することもできる。水(或いは水と親水性溶媒の混合溶媒等)であらかじめ希釈する際には、水を徐々に滴下していく方法(いわゆる転相乳化法)や、水を一括で加えて混合する方法を採用することもできる。このような方法によって、本実施形態のポリカーボネートジオール組成物と、水とを含む希釈物とすることができる。この希釈物は、ポリカーボネートジオール組成物を含む水溶液又は水分散液である。
希釈物は、水だけでなく、他の有機溶媒を更に含有してもよい。すなわち、水と有機溶媒との混合溶媒を用いてもよい。使用可能な有機溶媒としては、水と相分離せずに混合できる、親水性溶媒であることが好ましい。親水性溶媒としては、エタノール、ブチルセルソルブ、メチルエチルケトン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等が挙げられる。
水希釈物におけるポリカーボネートジオール組成物と混合溶媒の混合比率は、特に限定されず、その用途や物性等を考慮して、適宜好適な比率を選択することができる。
上記した希釈物におけるポリカーボネートジオール組成物の含有量は、特に限定されないが、好ましくは20〜70質量%であり、より好ましくは30〜60質量%である。
本実施形態では、上記したポリカーボネートジオール組成物を含む水系塗料組成物とすることができる。このポリカーボネートジオール組成物を含有することで、弾性、耐チッピング性、密着性、耐薬品性、耐磨耗性、耐水性の改良やソフトフィール性等を付与することができる。
本実施形態では、上記したポリカーボネートジオール組成物を含む水系インキ組成物とすることができる。このポリカーボネートジオール組成物を含有することで、耐候性等を改良することができる。
本実施形態では、上記したポリカーボネートジオール組成物を含む水系粘接着剤組成物とすることができる。このポリカーボネートジオール組成物を含有することで、耐加水分解性や耐熱性等を改良することができる。
上記した希釈物、水系塗料組成物、水系インキ組成物、及び水系粘接着剤組成物等においては、必要に応じて、例えば、錫、亜鉛、鉛等のカルボン酸等の有機金属化合物等の硬化促進剤;ヒンダードフェノール等の酸化防止剤;ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン等の紫外線吸収剤;ヒンダードアミン等の光安定剤;酸化チタン、カーボンブラック、インジゴ、キナクリドン、パールマイカ、アルミペースト等の顔料;その他レオロジーコントロール剤、レベリング剤、分散剤、消泡剤等の添加剤を配合することができる。
以下、本発明を実施例と比較例を用いて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、本実施例中、特に断りがない限り、「部」及び「%」は質量基準に基づくものである。
(数平均分子量の測定)
数平均分子量は、GPC測定によるポリスチレン基準の数平均分子量である。
装置:東ソー(株)製、「HLC−8120GPC(商品名)」
カラム:東ソー(株)製、「TSKgelSuperH1000(商品名)」×1本、「TSKgelSuperH2000(商品名)」×1本、「TSKgelSuperH3000(商品名)」×1本
キャリア:テトラヒドロフラン
検出方法:示差屈折計
(水酸基価の測定)
JIS K1557−1:2007に準じて測定した。
(水希釈性の評価)
10mLの透明な樹脂製サンプル瓶に、サンプル約2gと水約3gを計りとり、薬さじで5〜10分間、安定な状態になるまで撹拌し、水溶液を得た。初期状態として、水溶液の外観を目視で評価するとともに、常温にて1週間静置後の状態を観察し、成分の分離や沈降の有無を評価した。
〔塗膜物性の評価〕
(塗膜の破断伸度と破断応力)
ポリプロピレン板(タキロン(株)製、「P310A」、150mm角、2mm厚)上に、乾燥膜厚が50〜70μmになるように、ポリプロピレン板の両端に再剥離性の紙製粘着テープをスペーサーとして必要枚数貼り付けた。調製した塗料を板の上部に滴下し、(ガラス棒、直径8mm)を用いて塗工した。水平台の上で、23℃、50%RHの雰囲気下、1週間乾燥させた。幅10mm、長さ100mmの引張試験用サンプルを切り出した。引張試験機((株)オリエンテック製、「テンシロンRTE−1210」)を用いて、得られた引張試験用サンプルの破断伸度と破断応力を測定した。引張試験の雰囲気温度と湿度は23℃、50%RHであり、チャック間距離は50mm、引っ張り速度は50mm/分とした。
(耐薬品性)
ガラス板(JIS R3202、75mm×150mm角、1mm厚)上に、乾燥膜厚が40〜50μmになるように、調製した塗料を前述の方法で塗工した。水平台の上で、23℃、50%RHの雰囲気下、1週間乾燥させた。キシレンを含浸させた綿棒で塗膜の表面を一定の力加減で擦り、目視にて傷や白化等の異常が生じない往復回数を評価した。
(耐擦り傷性)
ガラス板(JIS R3202、75mm×150mm角、1mm厚)上に、乾燥膜厚が40〜50μmになるように、調製した塗料を前述の方法で塗工した。水平台の上で、23℃、50%RHの雰囲気下、1週間乾燥させた。塗膜の表面を真鍮製のワイヤーブラシを用いて一定の力加減で10往復擦り、擦った後の60度光沢値を、擦る前の60度光沢値、で除した値のパーセント値を評価した。なお、光沢値はJIS Z8741に準拠して測定した。
(耐水性)
ガラス板(JIS R3202、75mm×75mm角、1mm厚)上に、乾燥膜厚が40〜50μmになるように、調製した塗料を前述の方法で塗工した。水平台の上で、23℃、50%RHの雰囲気下、1週間乾燥させた。23℃の水中に24時間浸漬させ、目視にて白化や膨れ等の異常の有無を評価した。
(密着性)
各種基材上に乾燥膜厚が40〜50ミクロンになるように前述の方法で塗工し、水平台の上で、23℃、50%RHの雰囲気下、1週間乾燥させた。JIS K5600−5−6:1999のクロスカット法に準じて、カッターナイフを用いて塗膜に1mm角100マスの切込みを入れ、セロハンテープによる剥離を行い、残ったマスの数を評価した。なお、基材としては、ポリメチルメタクリレート板(PMMA板;三菱レーヨン(株)製、「アクリライト」)、アルミニウム板(Al板;JIS H4000(A5052P))を使用した。
[実施例1]
撹拌機、温度計、還流冷却管、及び窒素吹き込み管を取り付けた4ツ口フラスコ内を、窒素雰囲気下にし、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5652(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約2000の共重合系ポリカーボネートジオール)を90質量部、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール600(商品名)」(数平均分子量が約600のポリオキシエチレンジオール)を10質量部、エステル交換反応触媒としてチタンテトラn−ブトキシドを原料であるポリカーボネートジオールに対して140ppmの割合で仕込んだ。これらを撹拌しながら加熱し、反応器内温度として約150℃で6時間維持した。その後、室温まで冷却し、ポリカーボネートジオール組成物を得た。得られたポリカーボネートジオール組成物の水酸基価、数平均分子量、水希釈性を評価した。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[実施例2]
ポリカーボネートジオールとして、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT6002(商品名)」(ジオールとして、1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約2000のホモ系ポリカーボネートジオール)を用いた以外は、実施例1と同じ操作を行った。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[実施例3]
撹拌機、温度計、還流冷却管、及び窒素吹き込み管を取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気下にし、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5652(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約2000の共重合系ポリカーボネートジオール)を75質量部、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール1000(商品名)」(数平均分子量が約1000のポリオキシエチレンジオール)を25質量部、エステル交換反応触媒としてチタンテトラn−ブトキシドを原料であるポリカーボネートジオールに対して140ppmの割合で仕込んだ。これらを撹拌しながら加熱し、反応器内温度として約150℃で6時間維持した。その後、室温まで冷却し、ポリカーボネートジオール組成物を得た。得られたポリカーボネートジオール組成物の水酸基価、数平均分子量、水希釈性を評価した。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[実施例4]
撹拌機、温度計、還流冷却管、及び窒素吹き込み管を取り付けた4ツ口フラスコ内を、窒素雰囲気下にし、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5652(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約2000の共重合系ポリカーボネートジオール)を85.5質量部、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール600(商品名)」(数平均分子量が約600のポリオキシエチレンジオール)を10質量部、分子量調節剤として1,5−ペンタンジオールを4.5質量部、エステル交換反応触媒としてチタンテトラ−n−ブトキシドを原料であるポリカーボネートジオールに対して140ppmの割合で仕込んだ。これらを撹拌しながら加熱し、反応器内温度として約150℃で6時間維持した。その後、室温まで冷却し、ポリカーボネートジオール組成物を得た。得られたポリカーボネートジオール組成物の水酸基価、数平均分子量、水希釈性を評価した。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[実施例5]
ポリカーボネートジオールとして、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5651(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約1000の共重合系ポリカーボネートジオール)を用いた以外は実施例1と同じ操作を行った。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[実施例6]
撹拌機、温度計、還流冷却管、及び窒素吹き込み管を取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気下にし、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5651(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約1000の共重合系ポリカーボネートジオール)を90質量部、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール600(商品名)」(数平均分子量が約600のポリオキシエチレンジオール)を5質量部、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール1000(商品名)」(数平均分子量が約1000のポリオキシエチレンジオール)を5質量部、エステル交換反応触媒としてチタンテトラn−ブトキシドを原料であるポリカーボネートジオールに対して140ppmの割合で仕込んだ。これらを撹拌しながら加熱し、反応器内温度として約150℃で6時間維持した。その後、室温まで冷却し、ポリカーボネートジオール組成物を得た。得られたポリカーボネートジオール組成物の水酸基価、数平均分子量、水希釈性を評価した。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[実施例7(水希釈性ポリカーボネートジオールの製造)]
エステル交換反応触媒としてのチタンテトラn−ブトキシドを用いず、反応器内温度として170℃で4時間維持した以外は、実施例4と同じ操作を行った。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[比較例1]
旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5651(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約1000の共重合系ポリカーボネートジオール)について、水希釈性を評価した。
[比較例2]
旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5651(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約1000の共重合系ポリカーボネートジオール)90質量部と、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール600(商品名)」(数平均分子量が約600のポリオキシエチレンジオール)10質量部との、常温下で混合することによって得た単なる混合物ついて、水希釈性を評価した。
[比較例3]
撹拌機、温度計、還流冷却管、及び窒素吹き込み管を取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気下にし、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラノールT5652(商品名)」(ジオールとして、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを用いた、数平均分子量が約2000の共重合系ポリカーボネートジオール)を96質量部、和光純薬工業(株)製、「ポリエチレングリコール1000(商品名)」(数平均分子量が約1000のポリオキシエチレンジオール)を4質量部、エステル交換反応触媒としてチタンテトラn−ブトキシドを原料であるポリカーボネートジオールに対して140ppmの割合で仕込んだ。撹拌しながら加熱し、反応器内温度として約150℃で6時間維持した。その後、室温まで冷却し、ポリカーボネートジオール組成物を得た。得られたポリカーボネートジオール組成物の水酸基価、数平均分子量、水希釈性を評価した。なお、エステル交換反応については、反応溶液について経時的にGPC測定を行い、原料に由来するピークの消失及び生成物に由来するピークの出現を経時的に確認することで、その反応の進行等を確認した。そして、最終的に得られたポリカーボネートジオール組成物については、原料の仕込み量に基づいて、ほぼ定量的に反応が進んでおり、それに対応する構造を有していることも、GPCの経時的測定によって確認した。
[比較例4]
NCO/OHのモル比が1.25となるように、旭化成ケミカルズ(株)製、「ポリトロンR−5007(商品名)」(水酸基含有アクリルラテックス;水酸基価60mgKOH/g樹脂、固形分42質量%)を40質量部、イオン交換水を7.9質量部、旭化成ケミカルズ(株)製、「デュラネートWT30−100(商品名)」(水分散型ポリイソシアネート;NCO含有量16.1%)を5.8質量部、それぞれ計り取って混合し、撹拌機を用いて600rpmで10分間撹拌して、混合物を得た。その後、混合物から気泡を除去するため、10分間静置した後、110メッシュのポリアミド系合成繊維製の濾布で濾過して塗料を得た。得られた塗料の塗膜物性を評価した。
[実施例8]
「ポリトロンR−5007(商品名)」と実施例4で製造したポリカーボネートジオール組成物との樹脂成分質量比が9/1(「ポリトロンR−5007(商品名)」の樹脂成分/ポリカーボネートジオール組成物)の質量比率となるように、かつNCO/OHのモル比が1.25の割合となるように、「ポリトロンR−5007(商品名)」を38質量部、イオン交換水を11.1質量部、実施例4で製造したポリカーボネートジオール組成物を1.8質量部、それぞれ計り取って混合し、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌して、不溶解物や凝集物のない混合物を得た。これに「デュラネートWT30−100(商品名)」を6.4質量部加え、600rpmで10分間更に撹拌した。これから気泡を除去するため比較例3と同じ操作を行って塗料を得た。得られた塗料の塗膜物性を評価した。
[実施例9]
「ポリトロンR−5007(商品名)」と実施例4で製造したポリカーボネートジオール組成物との樹脂成分質量比が8/2(「ポリトロンR−5007(商品名)」の樹脂成分/ポリカーボネートジオール組成物)の質量比率となるように、かつNCO/OHのモル比が1.25の割合となるように、「ポリトロンR−5007(商品名)」を35質量部、イオン交換水を14.4質量部、実施例4で製造したポリカーボネートジオール組成物を3.7質量部、それぞれ計り取って混合し、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌して、不溶解物や凝集物のない混合物を得た。これに「デュラネートWT30−100(商品名)」を6.9質量部加え、600rpmで10分間更に撹拌した。これから気泡を除去するため比較例3と同じ操作を行って塗料を得た。得られた塗料の塗膜物性を評価した。
[実施例10]
「ポリトロンR−5007(商品名)」と実施例4で製造したポリカーボネートジオール組成物との樹脂成分質量比が7/3(「ポリトロンR−5007(商品名)」の樹脂成分/ポリカーボネートジオール組成物)の質量比率となるように、かつNCO/OHのモル比が1.25の割合となるように、「ポリトロンR−5007(商品名)」を30質量部、イオン交換水を17.0質量部、実施例4で製造したポリカーボネートジオール組成物を5.4質量部、それぞれ計り取って混合し、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌し、不溶解物や凝集物のない混合物を得た。これに「デュラネートWT30−100(商品名)」を7.0質量部加え、600rpmで10分間更に撹拌した。これから気泡を除去するため比較例3と同じ操作を行って塗料を得た。得られた塗料の塗膜物性を評価した。
以下、各実施例及び各比較例の結果を、表1〜3に示す。
以上より、本実施例のポリカーボネートジオール組成物は、少なくとも水希釈性に優れていることが確認された。
本発明のポリカーボネートジオール組成物は、自動車、バス、鉄道車両、建築機械、農業機械、建築物の床や壁や屋根、金属製品、モルタルやコンクリート製品、木工製品、プラスチック製品、ケイ酸カルシウム板や石膏ボード等の窯業系建材等への水系塗料、水系インキ、水系粘接着剤等といった幅広い分野で好適に利用できる。

Claims (8)

  1. 分子鎖内に、式1で表されるポリオキシエチレン構造を5〜50質量%と、式2で表されるポリカーボネート構造を50〜95質量%とを含有し、
    前記ポリオキシエチレン構造の末端構造は、一方の末端がカーボネート基に結合し、もう一方の末端が水酸基に結合している末端構造、及び/又は、両末端がカーボネート基に結合している末端構造であり、
    数平均分子量が、300〜10000であり、
    両末端が水酸基である、ポリカーボネートジオール組成物。

    −(CH2−CH2−O)n− (式1)
    (式中、nは、9〜50の数を表す。)

    −(R−O−CO−O)m− (式2)
    (式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは2〜50の数を表す。)
  2. 式5で表されるポリオキシエチレンジオールと、式6で表されるポリカーボネートジオールとを、エステル交換反応させる工程を有する、ポリカーボネートジオール組成物の製造方法。

    HO−(CH2−CH2−O)n−H (式5)
    (式中、nは、9〜50の数を表す。)

    HO−(R−O−CO−O)m−R−OH (式6)
    (式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜15の分岐を有していてもよい2価の脂肪族炭化水素基、2価の脂環族炭化水素基、又は2価の芳香族炭化水素基を表し、mは、2〜50の数を表す。)
  3. 前記式6で表されるポリカーボネートジオールは、共重合系カーボネートジオールである、請求項2に記載のポリカーボネートジオール組成物の製造方法。
  4. 前記式6で表されるポリカーボネートジオールは、1,6−ヘキサンジオールと、1,5−ペンタンジオールと、を含むジオールから得られたものである、請求項3に記載のポリカーボネートジオール組成物の製造方法。
  5. 請求項1に記載のポリカーボネートジオール組成物と、
    水と、
    を含有する希釈物。
  6. 請求項1に記載のポリカーボネートジオール組成物を含む水系塗料組成物。
  7. 請求項1に記載のポリカーボネートジオール組成物を含む水系インキ組成物。
  8. 請求項1に記載のポリカーボネートジオール組成物を含む水系粘接着剤組成物。
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