JP6139841B2 - タンク型真空遮断器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、真空バルブの外部絶縁を補強したタンク型真空遮断器に関する。
従来、タンク型真空遮断器には、SF6ガスのような絶縁ガスを所定圧力で封入し、真
空バルブの外部絶縁の補強が行われている。しかしながら、環境上、絶縁ガスを厳重に管
理しなくてはならず、保守点検を困難としていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、真空バルブの高電圧化に伴い、真空バルブをエポキシ樹脂でモールドし、エポキ
シ樹脂の優れた絶縁特性を利用して外部絶縁を補強したものが知られている(例えば、特
許文献1参照)。
これらのことから、真空バルブをエポキシ樹脂でモールドして外部絶縁を補強し、これ
をタンク内に用いれば、絶縁ガスを不要とすることが期待できる。しかしながら、シリカ
などを充填したエポキシ樹脂は比重が大きく、比較的絶縁厚さを確保しなければならない
ため、真空バルブが重量化する。重量化すると、これを支持固定するために機械的な補強
部材を用いなくてはならず、益々、重量化するとともに、構造が複雑となる。このため、
外部絶縁を補強する部材を軽量化できるものが望まれていた。
特開平5−20983号公報 特開2000−188046号公報
本発明が解決しようとする課題は、真空バルブの外部絶縁を補強する部材の軽量化を図
り、簡素な構造とすることのできるタンク型真空遮断器を提供することにある。
上記課題を解決するために、実施形態のタンク型真空遮断器は、タンクと、前記タンク内に収納された一対の接点を有する真空バルブと、前記真空バルブの固定側に固定された固定側電極と、前記固定側電極を前記タンク側に固定するエポキシ樹脂で注型された支持がいしと、前記真空バルブの可動側に固定された可動側電極と、前記可動側電極を前記タンク側に固定するエポキシ樹脂で注型された対地間絶縁体と、前記固定側電極と前記可動側電極間の前記真空バルブの外周に設けられた極間絶縁体とを備え、前記極間絶縁体をエポキシ樹脂よりも比重の小さい絶縁材料で構成し、前記固定側電極および前記可動側電極の端部を前記極間絶縁体で覆ったことを特徴とする。
本発明の実施例1に係るタンク型真空遮断器の構成を示す断面図。 本発明の実施例2に係るタンク型真空遮断器の構成を示す要部断面図。 本発明の実施例3に係るタンク型真空遮断器の構成を示す要部断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係るタンク型真空遮断器を図1を参照して説明する。図1は
、本発明の実施例1に係るタンク型真空遮断器の構成を示す断面図である。
図1に示すように、筒状のタンク1内の軸方向には、接離自在の一対の接点を有する真
空バルブ2が設けられている。真空バルブ2の固定側には、断面コ字状の固定側電極3が
設けられている。固定側電極3が真空バルブ2側と対向する軸方向の面には、エポキシ樹
脂で注型された支持がいし4が設けられ、タンク1の一方開口部に固定されたフランジ5
に固定されている。
真空バルブ2の可動側には、移動自在の可動軸6を介して絶縁操作ロッド7が連結され
ている。可動軸6の外周には、接触子8を介して断面H字状の可動側電極9が設けられて
いる。可動側電極9の軸方向の一方側には真空バルブ2が固定され、他方側にはエポキシ
樹脂で注型された筒状の対地間絶縁体10が設けられている。対地間絶縁体10は、タン
ク1の他方開口部に固定されたフランジ11に固定され、中空部を絶縁操作ロッド7が貫
通している。フランジ11には、絶縁操作ロッド7に連結された操作機構12が固定され
、開閉操作が行われる。
固定側電極3と可動側電極9間の真空バルブ2外周には、シリコンゴム、EPゴムなど
のようなエポキシ樹脂よりも比重の小さい絶縁材料からなる極間絶縁体13が設けられて
いる。極間絶縁体13は、固定側電極3端部と可動側電極9端部を覆うように設けられて
いる。
固定側電極3の図示上部には、一方の主回路導体14が接続され、一方のがい管15に
収納されている。可動側電極9の図示上部にも、他方の主回路導体16が接続され、他方
のがい管17に収納されている。
タンク1は、接地電位の密閉容器であり、乾燥空気、窒素ガス、二酸化炭素ガスのよう
な環境に適する環境適合ガス18が略大気圧で封入されている。対地間絶縁体10の中空
部にも、同様の環境適合ガス19が封入されている。環境適合ガス19は、操作機構12
と流通してもよい。
支持がいし4、対地間絶縁体10では、シリカなどの充填剤を充填したビスフェノール
型エポキシ樹脂を用いており、比重が約2であるが、極間絶縁体13では、比重が1.2
〜1.5の絶縁材料を用いている。絶縁特性は、エポキシ樹脂と同様に良好であり、モー
ルドし易く、絶縁厚さを薄くすることもできる。このため、極間絶縁体13を軽量化する
ことができ、真空バルブ2を支持固定する支持がいし4や対地間絶縁体10などを細径で
簡素な構成とすることができる。
ここで、このような絶縁材料をエポキシ樹脂よりも軽量の絶縁材料と定義する。
なお、真空バルブ2の両端封着金具の周りに導電性塗料を塗布し、極間絶縁体13をモ
ールドすれば、電界集中を抑制でき、極間方向の絶縁耐力を向上させることができる。ま
た、封着金具に電界緩和リングを設けてもよい。
上記実施例1のタンク型真空遮断器によれば、極間絶縁体13にエポキシ樹脂よりも軽
量の絶縁材料を用いているので、真空バルブ2の支持固定が容易となり、全体形状が簡素
な構造となり軽量化を図ることができる。
次に、本発明の実施例2に係るタンク型真空遮断器を図2を参照して説明する。図2は
、本発明の実施例2に係るタンク型真空遮断器の構成を示す要部断面図である。なお、こ
の実施例2が実施例1と異なる点は、極間絶縁体の絶縁材料である。図2において、実施
例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、極間絶縁体20には、例えば発泡率50%で発泡させたシリコンゴ
ム発泡体を用いている。これは、真空バルブ2を注型金型にセットし、シリコンゴムを発
泡させ形成する。なお、従来のエポキシ樹脂でもよく、発泡させることにより軽量化を図
ることができる。
上記実施例2のタンク型真空遮断器によれば、更に軽量化を図ることができる。
次に、本発明の実施例3に係るタンク型真空遮断器を図3を参照して説明する。図3は
、本発明の実施例3に係るタンク型真空遮断器の構成を示す要部断面図である。なお、こ
の実施例3が実施例2と異なる点は、極間絶縁体の絶縁構造である。図3において、実施
例2と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、極間絶縁体21には、内周側に実施例2と同様の発泡体21a、外
周側にFRP21bを用いている。
上記実施例3のタンク型真空遮断器によれば、実施例2による効果のほかに、注型金型
を用いることなく、FRP21b内でシリコンゴムを発泡させることができ、作業性を向
上させることができる。
以上述べたような実施形態によれば、真空バルブの外部絶縁の補強をエポキシ樹脂より
も軽量の絶縁材料で形成するようにしているので、真空バルブの支持固定が容易となり、
簡素な構造で軽量化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
1 タンク
2 真空バルブ
3 固定側電極
4 支持がいし
5、11 フランジ
6 可動軸
7 絶縁操作ロッド
8 接触子
9 可動側電極
10 対地間絶縁体
12 操作機構
13、20、21 極間絶縁体
14、16 主回路導体
15、17 がい管
18、19 環境適合ガス
21a 発泡体
21b FRP

Claims (5)

  1. タンクと、
    前記タンク内に収納された一対の接点を有する真空バルブと、
    前記真空バルブの固定側に固定された固定側電極と、
    前記固定側電極を前記タンク側に固定するエポキシ樹脂で注型された支持がいしと、
    前記真空バルブの可動側に固定された可動側電極と、
    前記可動側電極を前記タンク側に固定するエポキシ樹脂で注型された対地間絶縁体と、
    前記固定側電極と前記可動側電極間の前記真空バルブの外周に設けられた極間絶縁体とを備え、
    前記極間絶縁体をエポキシ樹脂よりも比重の小さい絶縁材料で構成し、前記固定側電極および前記可動側電極の端部を前記極間絶縁体で覆ったことを特徴とするタンク型真空遮断器。
  2. 前記絶縁材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする請求項1に記載のタンク型真空遮断器。
  3. 前記極間絶縁体を発泡材で構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタンク型真空遮断器。
  4. 前記極間絶縁体を内周側の発泡体と外周側のFRPとで構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタンク型真空遮断器。
  5. 前記真空バルブの両端封着金具の周りに導電性塗料を塗布したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器。
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