JP6138753B2 - 制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6138753B2
JP6138753B2 JP2014257494A JP2014257494A JP6138753B2 JP 6138753 B2 JP6138753 B2 JP 6138753B2 JP 2014257494 A JP2014257494 A JP 2014257494A JP 2014257494 A JP2014257494 A JP 2014257494A JP 6138753 B2 JP6138753 B2 JP 6138753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
train
route
information
zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014257494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016119549A (ja
Inventor
佳弘 杉本
佳弘 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2014257494A priority Critical patent/JP6138753B2/ja
Publication of JP2016119549A publication Critical patent/JP2016119549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6138753B2 publication Critical patent/JP6138753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラムに関し、特に、列車に搭載された移動局と、無線通信を行う基地局との通信を制御するための制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラムに関する。
列車無線システムは、線路上を走行する列車に搭載された車上局と、車上局を管理する中央制御装置とが路線の沿線に複数設置された無線基地局のいずれかを介して通信を確立することで、列車の乗務員と中央の管理者との通話を実現するものである。そして、列車が走行することにより、車上局が現在通信中の無線基地局の通信可能なエリア(ゾーン)の末端に到達した場合には、通話を継続するために、その列車の進行方向の先にある他の無線基地局と車上局との通信を確立することが必要となる。
尚、特許文献1には、列車に搭載された移動局から送信される当該移動局の進行方向情報を、通信中の基地局が検出し、検出した進行方向情報に基づいて移動局の進行方向にある隣接する基地局に、列車の接近情報を伝送する技術が開示されている。
特開平10−032536号公報
ここで、列車無線システムでは、複数の無線基地局をグループ化したゾーンとして定義する場合がある。その場合、車上局が在圏しているゾーンの末端に到達すると、中央制御装置が隣接するゾーンの基地局を現在通信中のゾーンに追加する(ゾーンを拡大する)ことで、通話を継続させる技術がある。以下にゾーン拡大の技術とその課題について説明する。
図15は、関連技術におけるゾーン拡大の例を説明するための図である。図15では、ゾーンz91及びz92が定義されている。ゾーンz91には基地局91及び92が属し、ゾーンz92には基地局93及び94が属するものとする。そして、現在、車上局95は、ゾーンz91内に在圏し、特に基地局91と通信中であるものとする。また、車上局95を搭載した列車は、ゾーンz92に向けて走行中であるものとする。そして、基地局91〜94は、中央制御装置(不図示)と接続されているものとする。
まず、当初は基地局91のみが車上局95からの送信波(音声信号+情報)を受信可能であるが、列車がある程度進むと、基地局91に隣接する基地局92も車上局95からの送信波を受信可能となる。そして、ゾーンz91の末端である基地局92が同期確立する事を契機として、中央制御装置は、受信電界値によりゾーンを拡大するか否かを判定し、列車を特定する情報により拡大対象のゾーン(基地局)を特定する。つまり、基地局の受信電界値と列車を特定する情報(列車番号の数値等)とがゾーン拡大を決定する要素となる。
具体的には、基地局91及び92のそれぞれは、車上局95からの送信波(音声信号+情報)を受信した際に、受信電界値を測定する。そして、中央制御装置(不図示)は、基地局91から受信電界値E1を取得し、基地局92から受信電界値E2を取得する。その後、当該中央制御装置は、受信電界値E2が受信電界値E1より大きく、その差が所定値以上であることが所定時間以上継続している場合に、ゾーンを拡大すべきと判定する。
そして、中央制御装置は、基地局91又は92が車上局95から受信した送信波に含まれる「列車を特定する情報」に基づいて、列車の進行方向が上りか下りか(または、図15の右方向又は左方向等)を判定する。ここでは、車上局95を搭載した列車の進行方向がゾーンz92の方向であると判定される。そのため、中央制御装置は、車上局95が現在在圏するゾーンz91に隣接するゾーンz92(基地局93及び94)を拡大対象のゾーンとして特定する。
ここで、図15の例では、ゾーンz91には1つの路線しかなく、ゾーンz91に隣接するゾーンはゾーンz92のみである。そのため、列車の進行方向が特定できれば、必然的に拡大対象のゾーンも一意に特定できる。しかしながら、実際の路線とゾーンの関係は複雑である。例えば、あるゾーンにおいては複数の路線が属し、その先で各路線の行き先が大きく分かれて、各路線が異なるゾーンに属するような場合も多い。そのため、拡大対象のゾーンの候補が複数存在し得ることになる。その場合、複数のゾーン候補から本来拡大対象とすべきゾーンを絞り込むことが困難となり、複数のゾーン候補の全てについてゾーン拡大を行うことにもなり得る。よって、車上局が実際に走行しない路線の基地局、つまり、通信を行う可能性のない基地局までも含めて、過剰にゾーンを拡大してしまうという問題点があった。
尚、上述した特許文献1にかかる技術も列車に進行方向に複数の基地局が一列に並んだものであるため、やはり進行方向が特定されれば隣接する基地局も一意に定まるものである。そのため、特許文献1にかかる技術では、上述した複雑な路線における問題点を解決することができない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、複数の路線が分岐する前に、次に接続対象となる基地局を適切に特定するための制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる制御装置は、
移動局を搭載した列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、前記路線ごとに、沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した路線定義情報と、を記憶する記憶部と、
前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局を経由して、当該移動局から前記列車情報を取得する取得部と、
前記接続基地局から取得した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する特定部と、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する接続部と、
を備える。
本発明の第2の態様にかかる列車無線システムは、
列車に搭載された移動局と、
複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局と、
前記移動局及び前記複数の基地局との接続を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、
前記路線ごとに、沿線に設置された各基地局の並び順を定義した路線定義情報と、
を記憶する記憶部を備え、
前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局は、当該移動局から受信した前記列車情報を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置は、
前記接続基地局から受信した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、
前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定し、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する。
本発明の第3の態様にかかる制御方法は、
列車に搭載された移動局と、
複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局と、
前記移動局及び前記複数の基地局との接続を制御する制御装置と、
を備える列車無線システムの制御方法であって、
前記制御装置は、
前記列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、
前記路線ごとに、沿線に設置された各基地局の並び順を定義した路線定義情報と、
を記憶する記憶部を備え、
前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局が、当該移動局から受信した前記列車情報を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置が、
前記接続基地局から受信した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、
前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定し、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する。
本発明の第4の態様にかかるプログラムは、
複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局のうち、列車に搭載された移動局と接続中の接続基地局を経由して、当該移動局から当該列車の識別情報を含む列車情報を取得する処理と、
前記接続基地局から取得した前記列車情報及び当該列車情報と当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定する処理と、
前記路線ごとに沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する処理と、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する処理と、
をコンピュータに実行させる。
本発明により、複数の路線が分岐する前に、次に接続対象となる基地局を適切に特定するための制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる列車無線システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムにおいて列車が複数の路線に共通する沿線を走行する場合の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるパラメータテーブル(列車関連情報)の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるパラメータテーブル(路線定義情報)の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるパラメータテーブル(ゾーン定義情報)の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(1)の流れを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(2)の流れを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(3)の流れを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムにおいてゾーンが拡大された場合の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(4)の流れを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態3にかかる列車無線システムにおいてGPS衛星を利用する場合の例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる列車無線システムにおいてGPS衛星を利用してゾーンが拡大された場合の例を示す図である。 関連技術におけるゾーン拡大の例を説明するための図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる列車無線システム100の全体構成を示すブロック図である。列車無線システム100は、指令卓1と、制御装置2と、基地局3、4、5・・・と、移動局6、7・・・とを備える。
指令卓1は、制御装置2と接続され、指令員が列車の乗務員と通話を行うための装置である。移動局6等は、特定の路線を走行する列車(不図示)に搭載され、無線通信の送受信機を含む通信装置である。そのため、移動局6等は、基地局3等の少なくとも一つと無線回線120を介した無線通信が可能である。基地局3等は、無線回線120を介して移動局6等と無線通信が可能であり、有線回線110を介して制御装置2と接続されている。基地局3等は、無線機と回線制御装置を有する。また、本実施の形態にかかる基地局3等は、複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置されたものである。
ここで、路線とは、線路自体ではなく列車の走行に使用する経路、例えば、鉄道会社におけるXX線といったものに相当する。そのため、路線には少なくとも2方向(例えば、上り及び下り)の進行方向が存在する。また、沿線とは、路線における線路の周辺地域を指すものとする。
制御装置2は、指令卓1と基地局3等との間を有線回線110により接続し、指令卓1から基地局3等への地上回線と、基地局3等と移動局6等との間の無線回線との接続を制御する。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる制御装置2の構成を示すブロック図である。制御装置2は、記憶部21と、取得部22と、特定部23と、接続部24とを備える。記憶部21は、列車関連情報211と、路線定義情報212とを記憶する記憶装置である。列車関連情報211は、少なくとも移動局を搭載した列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた情報である。路線定義情報212は、路線ごとに、沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した情報である。尚、列車情報は、「列車を特定する情報」であってもよい。
取得部22は、接続基地局を経由して、接続基地局が接続中の移動局から列車情報を取得する。ここで、接続基地局とは、複数の基地局のうち移動局と接続中の基地局をさすものとする。つまり、接続基地局は、接続中の移動局から受信した列車情報を制御装置2へ送信する。
特定部23は、接続基地局から取得した列車情報及び列車関連情報に基づき、当該列車における進行方向及び路線を特定する。そして、特定部23は、路線定義情報に基づき、特定した路線の沿線の特定された進行方向において接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する。尚、接続対象基地局は、この時点で、当該移動局とは未接続であるものとする。
接続部24は、接続対象基地局に対して移動局との接続を継続する。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる制御処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、基地局3と接続中の移動局6を搭載した列車が路線を走行して、基地局4又は5のいずれか特定する場合を例として説明する。また、前提として、基地局3は、2以上の路線に共通する沿線に設置されており、一方の路線の先の沿線には基地局4が、他方の路線の先の沿線には基地局5が設置されており、それぞれ路線定義情報に定義されているものとする。つまり、接続基地局は記路線定義情報内の2以上の路線に重複して定義されているものとする。
まず、基地局3は、接続中の移動局6から移動局6を搭載した列車の識別情報を含む列車情報を受信し、制御装置2へ送信する。そのため、取得部22は、基地局3を経由して移動局6から列車情報を取得する(S11)。
次に、特定部23は、記憶部21を参照し、取得した列車情報及び列車関連情報に基づき、列車における進行方向及び路線を特定する(S12)。尚、列車の進行方向は、予め列車関連情報に列車の識別情報と関連付けて定義されていて、列車関連情報から特定されてもよい。または、列車情報に含まれる情報(例えば、GPS情報)から特定されてもよい。
そして、特定部23は、記憶部21を参照し、路線定義情報に基づき、ステップS12で特定した路線の沿線の、ステップS12で特定された進行方向において、基地局3に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する(S13)。ここでは、例えば、基地局5が接続対象基地局として特定されたものとする。
続いて、接続部24は、接続対象基地局である基地局5に対して移動局6との接続を継続する(S14)。例えば、基地局3と移動局6との間で確立していた通信を引き継ぐ。
このように、本実施の形態1により、路線及び進行方向から適切な接続先の基地局を特定できる。そのため、特定の移動局との通信のために過剰にリソースが確保されることを防ぎ、他の移動局の通話が制限されることも防ぐことができる。
特に、複数の路線が分岐する前に、次に接続対象となる基地局を適切に特定することができる。そして、この効果は次の場合に、より顕著となる。すなわち、複数の基地局は、複数の路線に共通する沿線に設置された第1の基地局と、記複数の路線のうちいずれかの沿線に設置された複数の第2の基地局と、を含む場合である。この場合、前記接続基地局は第1の基地局であり、前記特定部は、前記路線定義情報に基づき、前記複数の第2の基地局の中から前記接続対象基地局を特定する。
<発明の実施の形態2>
本発明の実施の形態2は、上述した実施の形態1の具体的な実施例である。本実施の形態2では、ゾーン内に複数の路線が属する場合であっても、拡大先のゾーンを適切に特定することができる。
本実施の形態2は、少なくとも次の構成を含む。すなわち、前記記憶部は、前記複数の基地局が設置された地域ごとに分類された複数のゾーンについて、各ゾーン内の各基地局の並び順を定義したゾーン定義情報をさらに記憶する。そして、前記接続部は、前記ゾーン定義情報に基づき、前記接続基地局が前記進行方向において前記ゾーン内の末端であると判定した場合に、前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する。これにより、拡大先のゾーンを効率的かつ確実に特定できる。
さらに、前記接続部は、前記末端の基地局が同期確立した契機で、前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を開始することが望ましい。これにより、接続対象基地局との接続の開始タイミングが効率的になり、安定的に移動局との接続を継続できる。
さらに、前記特定部は、前記ゾーン定義情報に基づき、前記接続対象基地局が分類されたゾーンを特定し、前記接続部は、前記特定されたゾーンを、前記接続基地局が分類されたゾーンに追加することにより、前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続することが望ましい。このように、ゾーンを拡大することにより、接続を継続できる。
また、前記取得部は、前記接続基地局を経由して、前記移動局からの音声信号に前記列車情報を含めた伝送データを取得し、前記特定部は、前記接続基地局から取得した前記伝送データから前記列車情報を抽出し、当該抽出した列車情報を用いて前記進行方向及び前記路線を特定するとよい。これにより、音声通話中に効率的に特定できる。
さらに、前記列車関連情報は、前記列車情報に前記進行方向をさらに関連づけており、前記特定部は、前記列車関連情報に基づき、前記接続基地局から取得した前記列車情報に関連付けられた前記進行方向及び前記路線を特定するとよい。列車情報として列車の識別番号のみで進行方向及び路線を特定することができるため、通信負荷を軽減できる。
図4は、本発明の実施の形態2にかかる列車無線システム200において列車が複数の路線に共通する沿線を走行する場合の例を示す図である。列車無線システム200は、指令卓1と、中央制御装置8と、基地局10〜15と、車上局9とを備える。尚、車上局9は、上述した移動局6等と同等の機能を有する。但し、車上局9は、音声信号と共に自己に設定された列車番号(後述)を付加した伝送データを基地局に対して送信する。また、列車無線システム200は、路線LA及びLBを対象とするがこれに限定されない。尚、以下では、実施形態1と同等の部分については説明を省略する。
基地局10〜15は、上述した基地局3等と同等の機能を有する。基地局10、11、12及び13は、路線LAの沿線に設置されている。また、基地局10、11、14及び15は、路線LBの沿線に設置されている。つまり、基地局10及び11は、路線LA及びLBの共通の沿線に設置されている。
また、ゾーン16には、基地局10及び11が属する。ゾーン17には、基地局12が属する。ゾーン18には、基地局13が属する。ゾーン19には、基地局14が属する。ゾーン20には、基地局15が属する。
中央制御装置8は、上述した制御装置2の一例である。中央制御装置8は、列車関連情報211、路線定義情報212及び上述したゾーン定義情報をパラメータテーブルとして記憶部21に記憶している。
図5は、本発明の実施の形態2にかかるパラメータテーブル(列車関連情報)の例を示す図である。ここで、登録された列車番号a〜cは、列車情報の一例であり、列車の識別情報である。列車関連情報のパラメータテーブルには、車上局から取得された列車番号から対象車上局の運行に必要な情報(進行方向、列車の走行に使用する(路線)経路、路線名など)をより詳細に把握するための情報が定義されている。尚、列車関連情報のパラメータテーブルの例はこれに限定されない。
図6は、本発明の実施の形態2にかかるパラメータテーブル(路線定義情報)の例を示す図である。パラメータテーブル(路線定義情報)は、路線の沿線に設置された基地局の集合について、その並び順(設置された場所の整列順)を定義した情報である。特に、図6では、基地局番号列の並び順が、実際の基地局の並び順に対応している。例えば、路線LAにおいて進行方向が図4の左から右である場合、基地局11に隣接するのは、基地局12であることを示す。また、路線LBにおいて進行方向が図4の左から右である場合、基地局11に隣接するのは、基地局14であることを示す。尚、路線定義情報のパラメータテーブルの例はこれに限定されない。
図7は、本発明の実施の形態2にかかるパラメータテーブル(ゾーン定義情報)の例を示す図である。パラメータテーブル(ゾーン定義情報)は、各ゾーンに属する基地局の集合が定義されている。また、図7では、ゾーン列の並び順が、実際のゾーンの並び順に対応している。同様に、図7では、基地局番号列の並び順が、実際の基地局の並び順に対応している。そのため、進行方向が図4の左から右である場合、ゾーン16の末端の基地局は、基地局11であることを示す。尚、ゾーン定義情報のパラメータテーブルの例はこれに限定されない。
図4に戻り、説明を続ける。前提として図4では、車上局9が路線LA上を走行しているものとする。指令卓1は、指令員の操作により通話対象の車上局9が指定された制御信号を中央制御装置8に対して送信する。
中央制御装置8は、指令卓1からの制御信号を受け付け、無線回線の通信チャネルの空き状況を確認し、制御信号により指定された車上局9が在線するゾーンを特定し、当該ゾーンに設置されている基地局10に対して接続要求を送信する。基地局10は、中央制御装置8からの接続要求に応じて車上局9に対して無線データを送信する。その後、基地局10は、指令卓1と車上局9との双方向の音声通話を中継する。
その後、車上局9が路線LA上を走行し、中央制御装置8は、通話継続を目的として、車上局9の進行方向の先に設置されている基地局11に対して、回線制御(接続の継続)を行う。
中央制御装置8は、パラメータテーブル(ゾーン定義情報)を参照して、基地局11はゾーン16の末端であることを特定できる。また、中央制御装置8は、基地局10及び11から受信した(伝送データの)送信波から測定した受信電界値に基づいて、ゾーン拡大の要否を判定する。ゾーン拡大が必要と判定した場合、中央制御装置8は、パラメータテーブル(列車関連情報)を参照し、基地局10又は11からの伝送データに含まれる列車番号を用いて、当該列車番号に関連付けられた進行方向、路線経路、路線名等を特定する。例えば、車上局9から取得した伝送データに列車番号aが含まれていた場合、進行方向は上り(図4の左から右)、路線LA、XX線であることが特定される。
そして、中央制御装置8は、パラメータテーブル(路線定義情報)を参照し、特定された路線に定義された基地局のうち、進行方向で見た時にゾーン16の末端である基地局11に隣接する基地局12を特定する。そして、中央制御装置8は、基地局12に対して基地局10及び11と同一周波数を用いて無線データを無線送信することで、ゾーンの拡大を行う。
図8は、本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(1)の流れを説明するためのシーケンス図である。まず、中央制御装置8は、指令卓1からの制御信号に応じて、車上局9と通話するために、基地局10を介してページングを送信する(S201、S202)。そして、車上局9は、ページングに対して基地局10を介してページング応答を送信する(S203、S204)。
このページングの後、中央制御装置8は、基地局10を介して音声信号及び情報を車上局9へ送信し(S205、S206)、車上局9は、基地局10を介して音声信号及び情報を中央制御装置8へ送信する(S207、S208)。これにより、図4のゾーン16において、指令卓1と車上局9の間での双方向の音声通話を実現する。
図9は、本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(2)の流れを説明するためのシーケンス図である。ここで、図8の後に車上局9がゾーン16の末端の基地局11まで移動した(S210)。つまり、車上局9は、指令卓1との音声通話中に、基地局11と音声信号が送受信できる位置まで進行したものとする。
この場合、まず、中央制御装置8は、基地局10を介して音声信号及び情報を車上局9へ送信し(S211、S212)、車上局9は、基地局10を介して音声信号及び情報を中央制御装置8へ送信する(S213、S214)。そして、基地局11は、車上局9からの音声信号及び情報を受信する(S215)。そして、基地局11は、受信した音声信号及び情報を中央制御装置8へ送信する(S216)。これにより、車上局9は、基地局10から基地局11に接続先を切り替えた上で、指令卓1との通話を継続する。
尚、車上局9は、ステップS203、S207、S213又はS215において、自己の列車番号を情報に含めて応答する。そのため、中央制御装置8は、ステップS204、S208、S214又はS216に応じて車上局9の列車番号を取得し、パラメータテーブル(列車関連情報)を参照して車上局9を搭載した列車の進行方向が上り、路線LA、路線名がXX線であることを特定する。
その後、基地局11は、同期確立を検出し(S217)、中央制御装置8へ同期確立通知を送信する(S218)。
尚、中央制御装置8は、ステップS216又はS218により基地局11から信号を受信した際に、パラメータテーブル(ゾーン定義情報)を参照し、基地局番号から基地局11がゾーン16の末端の基地局であると判定する。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(3)の流れを説明するためのシーケンス図である。中央制御装置8は、ステップS218により、ゾーン16の末端である基地局11から同期確立通知を受け付けた後、特定された路線LAとパラメータテーブル(路線定義情報)とを照合し(S220)、進行方向が上りにおける路線LAにおいて基地局11に隣接するのは基地局12であることを特定する。
尚、中央制御装置8は、ステップS216の応答として、基地局11を介して音声信号及び情報を車上局9へ送信する(S221、S222)。
そして、中央制御装置8は、パラメータテーブル(ゾーン定義情報)を参照して、基地局12が属するゾーン17が、進行方向においてゾーン16に隣接するゾーンであることを特定する。そして、中央制御装置8は、進行先であるゾーン17に接続中のゾーン16と同一チャネルが空いているか確認し、当該ゾーン17を通信対象のゾーンとする。つまり、拡大対象のゾーンがゾーン17であることが特定される。そして、中央制御装置8は、特定された基地局12に対して、基地局11と同一チャネルにより音声信号及び情報を送信する(S223)。そして、基地局12は、受信した音声信号及び情報を車上局9へ送信する(S224)。このようにして、基地局12(ゾーン17)をゾーン16に追加することで、ゾーン16を拡大する。
以後、車上局9は、基地局11と通信が可能な間は、基地局11を介して音声信号及び情報を中央制御装置8へ送信する(S225、S226)と共に、基地局12を介して音声信号及び情報を中央制御装置8へ送信する(S227、S228)。
図11は、本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムにおいてゾーンが拡大された場合の例を示す図である。ここでは、当初のゾーン16にゾーン17の基地局12が追加されてゾーン16aとして拡大されたことを示す。
図12は、本発明の実施の形態2にかかる列車無線システムの処理(4)の流れを説明するためのシーケンス図である。車上局9が進行方向へ走行し、基地局11の圏外に移動する(S230)と、車上局9と基地局11との通信はなくなる。一方、このとき、車上局9は基地局12の圏内であるため、車上局9と基地局12との音声通話が継続される(S231、S232、S233、S234)。
このように、本実施の形態2により、不必要なゾーン拡大を防ぐ事が可能になるため周波数の有効活用ができる。そして、通信チャネルに空きが出来るため別の通話がそのゾーンで有効活用が出来る。さらに、消費電力が削減できる。
<発明の実施の形態3>
本発明の実施の形態3は、上述した実施の形態2の改良例である。本実施の形態3では、列車の進行方向を特定するための判定要素に、GPS(Global Positioning System)衛星からの受信信号により求まる列車(車上局)の位置情報を用いるものである。すなわち、前記列車情報は、前記列車の現在位置情報をさらに含む。そして、前記取得部は、前記接続基地局を経由して、前記列車の走行中に前記移動局から複数回、前記列車情報を取得し、前記特定部は、前記接続基地局から取得したそれぞれの前記列車情報に含まれる前記現在位置情報を比較することにより、前記進行方向を特定し、前記列車関連情報に基づき、前記接続基地局から取得した前記列車情報に関連付けられた前記路線を特定する。これにより、取得時刻の異なる複数の現在位置情報を比較することで、移動局の進行方向を特定することができる。また、ゾーン内の移動局の現在位置についてもより正確に把握することができる。
図13は、本発明の実施の形態3にかかる列車無線システム300においてGPS衛星を利用する場合の例を示す図である。列車無線システム300は、列車無線システム200と比べて、GPS衛星30が追加され、中央制御装置8及び車上局9が中央制御装置8a及び車上局9aに置き換わったものである。
車上局9aは、GPS衛星30からの信号を受信し、自身の現在位置情報を算出する。そして、車上局9aは、基地局へ送信する伝送データに、列車番号と共に現在位置情報を含める。
中央制御装置8aの記憶部21が記憶するパラメータテーブル(列車関連情報)は、必ずしも進行方向列を必要としない。代わりに、中央制御装置8aの特定部23は、走行中の車上局9aから少なくとも2度のタイミングで現在位置情報を取得する。そして、特定部23は、直近の現在位置情報と直前に取得した現在位置情報との差分から、車上局9aの進行方向を特定する。これにより、特定部23は、特定した進行方向と路線を用いて、接続対象基地局や拡大対象のゾーンを特定できる。
図14は、本発明の実施の形態3にかかる列車無線システム300においてGPS衛星を利用してゾーンが拡大された場合の例を示す図である。このように、列車無線システム300においても図11と同様にゾーン16からゾーン16aに拡大することができる。
<その他の発明の実施の形態>
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
移動局を搭載した列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、前記路線ごとに、沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した路線定義情報と、を記憶する記憶部と、
前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局を経由して、当該移動局から前記列車情報を取得する取得部と、
前記接続基地局から取得した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する特定部と、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する接続部と、
を備える制御装置。
(付記A2)
前記複数の基地局は、
前記複数の路線に共通する沿線に設置された第1の基地局と、
前記複数の路線のうちいずれかの沿線に設置された複数の第2の基地局と、
を含み、
前記接続基地局は、前記第1の基地局であり、
前記特定部は、
前記路線定義情報に基づき、前記複数の第2の基地局の中から前記接続対象基地局を特定する、
付記A1に記載の制御装置。
(付記A3)
前記記憶部は、
前記複数の基地局が設置された地域ごとに分類された複数のゾーンについて、各ゾーン内の各基地局の並び順を定義したゾーン定義情報をさらに記憶し、
前記接続部は、
前記ゾーン定義情報に基づき、前記接続基地局が前記進行方向において前記ゾーン内の末端であると判定した場合に、前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する
付記A1又はA2に記載の制御装置。
(付記A4)
前記接続部は、
前記末端の基地局が同期確立した契機で、前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を開始する
付記A3に記載の制御装置。
(付記A5)
前記特定部は、
前記ゾーン定義情報に基づき、前記接続対象基地局が分類されたゾーンを特定し、
前記接続部は、
前記特定されたゾーンを、前記接続基地局が分類されたゾーンに追加することにより、前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する
付記A3又はA4に記載の制御装置。
(付記A6)
前記取得部は、
前記接続基地局を経由して、前記移動局からの音声信号に前記列車情報を含めた伝送データを取得し、
前記特定部は、
前記接続基地局から取得した前記伝送データから前記列車情報を抽出し、当該抽出した列車情報を用いて前記進行方向及び前記路線を特定する
付記A1乃至A5のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記A7)
前記列車関連情報は、前記列車情報に前記進行方向をさらに関連づけており、
前記特定部は、
前記列車関連情報に基づき、前記接続基地局から取得した前記列車情報に関連付けられた前記進行方向及び前記路線を特定する
付記A1乃至A6のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記A8)
前記列車情報は、前記列車の現在位置情報をさらに含み、
前記取得部は、前記接続基地局を経由して、前記列車の走行中に前記移動局から複数回、前記列車情報を取得し、
前記特定部は、前記接続基地局から取得したそれぞれの前記列車情報に含まれる前記現在位置情報を比較することにより、前記進行方向を特定し、前記列車関連情報に基づき、前記接続基地局から取得した前記列車情報に関連付けられた前記路線を特定する
付記A1乃至A6のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記B1)
列車に搭載された移動局と、
複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局と、
前記移動局及び前記複数の基地局との接続を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、
前記路線ごとに、沿線に設置された各基地局の並び順を定義した路線定義情報と、
を記憶する記憶部を備え、
前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局は、当該移動局から受信した前記列車情報を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置は、
前記接続基地局から受信した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、
前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定し、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する
列車無線システム。
(付記C1)
列車に搭載された移動局と、
複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局と、
前記移動局及び前記複数の基地局との接続を制御する制御装置と、
を備える列車無線システムの制御方法であって、
前記制御装置は、
前記列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、
前記路線ごとに、沿線に設置された各基地局の並び順を定義した路線定義情報と、
を記憶する記憶部を備え、
前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局が、当該移動局から受信した前記列車情報を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置が、
前記接続基地局から受信した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、
前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定し、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する
制御方法。
(付記D1)
複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局のうち、列車に搭載された移動局と接続中の接続基地局を経由して、当該移動局から当該列車の識別情報を含む列車情報を取得する処理と、
前記接続基地局から取得した前記列車情報及び当該列車情報と当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定する処理と、
前記路線ごとに沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する処理と、
前記接続対象基地局に対して前記移動局との接続を継続する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
100 列車無線システム
110 有線回線
120 無線回線
1 指令卓
2 制御装置
21 記憶部
211 列車関連情報
212 路線定義情報
22 取得部
23 特定部
24 接続部
3 基地局
4 基地局
5 基地局
6 移動局
7 移動局
200 列車無線システム
8 中央制御装置
8a 中央制御装置
9 車上局
9a 車上局
10 基地局
11 基地局
12 基地局
13 基地局
14 基地局
15 基地局
16 ゾーン
16a ゾーン
17 ゾーン
18 ゾーン
19 ゾーン
20 ゾーン
LA 路線
LB 路線
300 列車無線システム
30 GPS衛星
91 基地局
92 基地局
93 基地局
94 基地局
95 車上局
z91 ゾーン
z92 ゾーン

Claims (5)

  1. 移動局を搭載した列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、前記路線ごとに、沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した路線定義情報と、前記複数の基地局が設置された地域ごとに分類された複数のゾーンについて、各ゾーン内の各基地局の並び順を定義したゾーン定義情報と、を記憶する記憶部と、
    前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局を経由して、当該移動局から前記列車情報を取得する取得部と、
    前記接続基地局から取得した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、前記ゾーン定義情報に基づき前記接続基地局が前記進行方向において前記ゾーン内の末端であると判定した場合に前記末端の基地局が同期確立した契機で、前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する特定部と、
    前記接続対象基地局に対して前記接続基地局と同一チャネルにより情報を送信する接続部と、
    を備え
    前記複数の基地局は、
    前記複数の路線に共通する沿線に設置された第1の基地局と、
    前記複数の路線のうちいずれかの沿線に設置された複数の第2の基地局と、
    を含み、
    前記接続基地局は、前記第1の基地局であり、
    前記特定部は、
    前記路線定義情報に基づき、前記複数の第2の基地局の中から前記接続対象基地局を特定する制御装置。
  2. 前記取得部は、
    前記接続基地局を経由して、前記移動局からの音声信号に前記列車情報を含めた伝送データを取得し、
    前記特定部は、
    前記接続基地局から取得した前記伝送データから前記列車情報を抽出し、当該抽出した列車情報を用いて前記進行方向及び前記路線を特定する
    請求項に記載の制御装置。
  3. 列車に搭載された移動局と、
    複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局と、
    前記移動局及び前記複数の基地局との接続を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、
    前記路線ごとに、沿線に設置された各基地局の並び順を定義した路線定義情報と、
    前記複数の基地局が設置された地域ごとに分類された複数のゾーンについて、各ゾーン内の各基地局の並び順を定義したゾーン定義情報と、
    を記憶する記憶部を備え、
    前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局は、当該移動局から受信した前記列車情報を前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置は、
    前記接続基地局から受信した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、
    前記ゾーン定義情報に基づき前記接続基地局が前記進行方向において前記ゾーン内の末端であると判定した場合に前記末端の基地局が同期確立した契機で、前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定し、
    前記接続対象基地局に対して前記接続基地局と同一チャネルにより情報を送信し、
    前記複数の基地局は、
    前記複数の路線に共通する沿線に設置された第1の基地局と、
    前記複数の路線のうちいずれかの沿線に設置された複数の第2の基地局と、
    を含み、
    前記接続基地局は、前記第1の基地局であり、
    前記制御装置は、
    前記路線定義情報に基づき、前記複数の第2の基地局の中から前記接続対象基地局を特定する
    列車無線システム。
  4. 列車に搭載された移動局と、
    複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局と、
    前記移動局及び前記複数の基地局との接続を制御する制御装置と、
    を備える列車無線システムの制御方法であって、
    前記制御装置は、
    前記列車の識別情報を含む列車情報と、当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報と、
    前記路線ごとに、沿線に設置された各基地局の並び順を定義した路線定義情報と、
    前記複数の基地局が設置された地域ごとに分類された複数のゾーンについて、各ゾーン内の各基地局の並び順を定義したゾーン定義情報と、
    を記憶する記憶部を備え、
    前記複数の基地局のうち前記移動局と接続中の接続基地局が、当該移動局から受信した前記列車情報を前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置が、
    前記接続基地局から受信した前記列車情報及び前記列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定し、
    前記ゾーン定義情報に基づき前記接続基地局が前記進行方向において前記ゾーン内の末端であると判定した場合に前記末端の基地局が同期確立した契機で、前記路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定し、
    前記接続対象基地局に対して前記接続基地局と同一チャネルにより情報を送信し、
    前記複数の基地局は、
    前記複数の路線に共通する沿線に設置された第1の基地局と、
    前記複数の路線のうちいずれかの沿線に設置された複数の第2の基地局と、
    を含み、
    前記接続基地局は、前記第1の基地局であり、
    前記制御装置が、
    前記路線定義情報に基づき、前記複数の第2の基地局の中から前記接続対象基地局を特定する
    制御方法。
  5. 複数の路線の少なくともいずれかの沿線に設置された複数の基地局のうち、列車に搭載された移動局と接続中の接続基地局を経由して、当該移動局から当該列車の識別情報を含む列車情報を取得する処理と、
    前記接続基地局から取得した前記列車情報及び当該列車情報と当該列車が走行する路線とを関連付けた列車関連情報に基づき、前記列車における進行方向及び前記路線を特定する処理と、
    前記複数の基地局が設置された地域ごとに分類された複数のゾーンについて、各ゾーン内の各基地局の並び順を定義したゾーン定義情報に基づき、前記接続基地局が前記進行方向において前記ゾーン内の末端であると判定した場合に前記末端の基地局が同期確立した契機で、前記路線ごとに沿線に設置された複数の基地局の並び順を定義した路線定義情報に基づき、前記特定した路線の沿線の前記特定された進行方向において前記接続基地局に隣接する基地局を接続対象基地局として特定する処理と、
    前記接続対象基地局に対して前記接続基地局と同一チャネルにより情報を送信する処理と、
    をコンピュータに実行させ
    前記複数の基地局は、
    前記複数の路線に共通する沿線に設置された第1の基地局と、
    前記複数の路線のうちいずれかの沿線に設置された複数の第2の基地局と、
    を含み、
    前記接続基地局は、前記第1の基地局であり、
    前記路線定義情報に基づき、前記複数の第2の基地局の中から前記接続対象基地局を特定する処理をさらに前記コンピュータに実行させるプログラム。
JP2014257494A 2014-12-19 2014-12-19 制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム Active JP6138753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014257494A JP6138753B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014257494A JP6138753B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016119549A JP2016119549A (ja) 2016-06-30
JP6138753B2 true JP6138753B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=56243174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014257494A Active JP6138753B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6138753B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7437877B2 (ja) 2019-03-29 2024-02-26 日本信号株式会社 移動体位置検知装置
WO2021117151A1 (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 三菱電機株式会社 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP7385497B2 (ja) 2020-02-27 2023-11-22 株式会社日立国際電気 無線通信システム及び通信制御装置
CN113830138B (zh) * 2020-06-23 2023-08-15 北京新岸线移动通信技术有限公司 轨道交通中列车行进方向判别方法及装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4745772B2 (ja) * 2005-09-16 2011-08-10 株式会社日立国際電気 無線通信システム
JP5267281B2 (ja) * 2009-03-31 2013-08-21 富士通株式会社 基地局装置、チャネル割り当て装置、移動局装置、通信システム及び無線通信方法
JP5411205B2 (ja) * 2011-06-01 2014-02-12 株式会社日立製作所 移動体通信システム及び移動体通信方法
JP5847451B2 (ja) * 2011-06-21 2016-01-20 株式会社東芝 列車制御システムにおける地上制御装置、地上制御方法及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016119549A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6138753B2 (ja) 制御装置、列車無線システム、制御方法及びプログラム
US20170367088A1 (en) Channel Management Method and Device for Wireless Local Area Network in Rail Transport, and Wireless Local Area Network System in Rail Transport
US9936433B2 (en) Methods and apparatuses for managing radio access node cluster
US20040058678A1 (en) Method and apparatus for facilitating handovers for a group of mobile radios
JP2020122788A (ja) システム、車両、ネットワークコンポーネント、装置、方法ならびに車両およびネットワークコンポーネントのためのコンピュータプログラム
US10736013B2 (en) Wireless local area network channel management method in rail transport and related device
US20140031044A1 (en) Handover manager component
US20150215742A1 (en) Mobile communication system, movement prediction device and paging area determination method
KR20210030870A (ko) 플래툰에 대한 최소 차량간 거리를 결정하기 위한 방법, 컴퓨터 프로그램 및 장치, 차량, 트래픽 제어 엔티티
JP6500415B2 (ja) 無線通信システム、チャネル選択装置、基地局及びチャネル選択方法
US10178590B2 (en) Communications with a mobile virtual base station
EP3138334B1 (en) Location based connections
CN102630096B (zh) 高速列车通信管理方法、装置和系统
KR102430690B1 (ko) 차량의 환경 모델을 업데이트하기 위한 방법, 컴퓨터 프로그램, 장치, 차량 및 교통 엔티티
US9301236B2 (en) Network access management method of common terminal and railway dedicated terminal
CN113163445A (zh) 用于用户设备间通信的方法和装置
WO2016023513A1 (zh) 轨道交通中的无线局域网切换方法及装置
JP2020178164A (ja) システム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP6210889B2 (ja) 列車無線システム
JP2014057161A (ja) 無線通信装置及び通信制御方法
JP2015139205A (ja) 列車無線システム
WO2013178440A1 (en) Information transmission system and method installed on a train
JP2021136564A (ja) 無線通信システム及び通信制御装置
KR101356130B1 (ko) 지하철 자동 안내방송 시스템 및 그 방법
WO2017113802A1 (zh) 一种载波管理方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6138753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350