JP6138103B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、駆動モータ等から出力される駆動力によって駆動される電動車両に関する。
近年における自動車の電動化により、回転駆動源としてモータを用いる電動車両(例えば、ハイブリッド車や電気自動車)が増加している。回転駆動源としてモータを用いた場合、モータを構成するロータでノイズが発生し、このノイズがドライブシャフトを介してナックルへ伝達され、さらに、ナックルから外部に放射されてラジオノイズとなるおそれがある。例えば、車載されたラジオのアンテナがノイズを拾ってラジオノイズが発生する。
そこで、特許文献1では、このようなラジオノイズ対策として、車軸と相対的に回転可能に設けられたキャリアとパーキングブレーキワイヤとを電気的に接続してアーシングすることにより、ラジオノイズを車体側に逃がし外部に放射されることを抑制している。
特開2009−29326号公報
ところで、サスペンション機構を構成するアーム部材(アッパアーム、ロアアーム)とナックルとの連結部位、及び、アーム部材(アッパアーム、ロアアーム)と車体との連結部位には、振動を吸収するためにゴムブッシュ等のマウント部材が装着される場合がある。
このマウント部材は、他の車体部品と比較して、電気的に、例えば、数k(Ω)からなる高い抵抗値を有する。このため、ナックルによって回転自在に支持されるドライブシャフトを通じて流れる軸電流は、マウント部材の抵抗値が比較的に高いために車体側に流れにくくなっていると共に、ホイール側に流れ易くなっている。ホイール側に流れた軸電流は、車両の外部に電磁波として放射され、ラジオのアンテナが電磁波を受信してラジオノイズ(放射ノイズ)が発生するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、簡素な構造によってラジオノイズをより一層抑制することが可能な電動車両を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、駆動モータから出力された駆動力がトランスミッションを介してホイールに伝達されて車両を駆動する電動車両において、前記駆動モータの出力軸に配置され、又は、前記トランスミッションの内部に配置される第1軸受と、前記駆動モータの出力軸に連結されるドライブシャフトを回転自在に軸支するナックルと、前記ナックルを支承する第2軸受と、を備え、前記第2軸受のインピーダンスの絶対値は、前記第1軸受のインピーダンスの絶対値よりも小さく設定され、前記ナックルと車体との間を電気的に接続する導体ハーネスが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、駆動モータのモータ軸又はモータ軸に連結されるドライブシャフトに軸電圧が発生した場合、軸電圧に起因する軸電流が、第2軸及び導体ハーネスを介して、ホイール側よりもGND(車体)に流れ易くなる。このため、ホイール側に流れる軸電流を低減させることができ、車両外部へのラジオノイズ(放射ノイズ)の発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、ナックルと車体とを導体ハーネスで接続するという簡素な構造によって、ラジオノイズを抑制することができる。
また、本発明は、前記ナックルと前記車体との間に、マウント部材が配置され、前記導体ハーネスは、等価回路図において、前記マウント部材をバイパスして前記ナックルと前記車体との間を電気的に接続することを特徴とする。
本発明によれば、導体ハーネスが、マウント部材をバイパスしてナックルと車体との間を電気的に接続しているため、軸電流が流れにくいマウント部材を迂回してGND(車体)に軸電流を確実に流すことができる。
本発明では、簡素な構造によってラジオノイズをより一層抑制することが可能な電動車両を得ることができる。
本発明の実施形態に係る電動車両に配置される車輪懸架システムの概略構成断面である。 図1に示す車輪懸架システムの斜視図である。 図2の部分拡大斜視図である。 ナックルの車両後方に向けたアース接続部に対して、アース部材の端子がボルトによって締結される状態を示す分解斜視図である。 トランスミッションを含む車両懸架システムを簡略化した等価回路図である。 ベアリングのボール軌道面に沿ってボールが転動する状態を示す部分拡大断面図である。 ナックルの車両前方に向けたアース接続部に対して、アース部材がボルトによって締結された状態を示す斜視図である。 本実施形態において、ラジオノイズ電界強度とアース用ハーネスの抵抗値との関係を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電動車両に配置される車輪懸架システムの概略構成断面図、図2は、図1に示す車両懸架システムの斜視図、図3は、図2の部分拡大斜視図である。
図1に示されるように、車輪懸架システム10は、図示しない車両のサブフレームに連結されて左後輪(車輪)12を支持するサスペンション機構14と、左後輪12を制動するブレーキ機構16(図2参照)と、トランスミッション(変速機)17を介して、ドライブシャフト18の回転駆動力を左後輪12に伝達するハブ機構19を備えて構成されている。
トランスミッション19内には、シャフトを回転自在に支持するミッションベアリング(第1軸受)21が配置されている。ミッションベアリング21には、潤滑剤(例えば、潤滑油)が充填されている。ミッションベアリング21内に転動自在に配置された複数のボールは、潤滑油によって油潤滑されている。なお、本実施形態では、ミッションベアリング21を第1軸受としているが、例えば、後記するモータMの出力軸を回転自在に支持するモータ軸用ベアリング(図示せず)を第1軸受としてもよい。
左後輪12は、スポーク部12aと、このスポーク部12aの外周に固定された環状のリム部12bと、このリム部12bに取り付けられるタイヤ12cとを有する。この場合、スポーク部及びリム部は、導体としてホイールを構成している。
サスペンション機構14は、モータ(駆動モータ)Mの出力軸に連結されるドライブシャフト18を回転自在に軸支し、導電性材料で形成されるナックル20と、ナックル20を支持すると共に、ナックル20を図示しないサブフレームに懸架する複数のアームとを有する。なお、モータMは、例えば、3相交流電動機によって構成されている。
図4は、ナックルの車両後方に向けたアース接続部に対して、アース部材の端子がボルトによって締結される状態を示す分解斜視図である。
図4に示されるように、ナックル20は、ナックル本体20aと、ナックル本体20aの上部から図示しないサブフレーム側(車体内側)に向かって略水平状に突出する突出部22と、ナックル本体20aの下部側に一体的に設けられ貫通孔24を有する2つのリング部26a、26bとを備える。ナックル本体20aの略中心には、後記するハブベアリングを装着する貫通孔28が形成されている。
突出部22には、略円筒状のゴムブッシュ(マウント部材)29を介してアッパアーム30(図1参照)が連結される連結孔32が形成されている。また、突出部22には、車両後方に向けた略矩形状の平坦面によって形成されたアース接続部34が設けられている。アース接続部34のねじ穴36に対しボルト38を螺入することによって、後記するアース部材40の端子40aが締結される。これにより、アース部材40は、ナックル20と電気的に接続される。
図2に示されるように、複数のアームは、平面視して略A字状で車体外側の一端がナックル20の突出部22(図3参照)に連結され車体内側の他端が図示しないサブフレームに連結されるアッパアーム30と、車体外側の一端がナックル20の2つのリング部26a、26bにそれぞれ連結され車体内側の他端が図示しないサブフレームに連結される第1ロアアーム42a及び第2ロアアーム42bと、ナックル20の中間部に連結されるコントロールアーム43とから構成される。各連結部位には、図1に示されるように、ゴムブッシュが介装されている。
アッパアーム30の一端と他端との間には、一端から分岐した2つのアーム部30a、30bを懸架する懸架部44が設けられ、この懸架部44には、図示しないボルトを介してダンパ46及びコイルスプリング48が連結されている。
ブレーキ機構16は、円板状のブレーキディスク50と、ブレーキキャリパ52とを有する。ブレーキキャリパ52は、ハウジング54を有し、ハウジング54の内部には、図示しないブレーキパッドや、ブレーキパッドをブレーキディスク50側に押圧する図示しない複数のピストンが配設されている。
ブレーキキャリパ52は、車両前後方向でナックル20のアース接続部34に近接し且つ対向して配置されている。換言すると、アース接続部34は、ナックル20とブレーキキャリパ52との間に配置されている。ブレーキディスク50を被覆するディスクカバー56には、左後輪12の回転速度を検出する車輪速度センサ(ABSセンサ)58が付設されている。
図2に示されるように、アース部材40は、アース接続部34に接続される単一のアース用ハーネス64を有する。また、図示しないABS用ハーネス及びEPB用ハーネスを一体的に被覆するチューブ部材66が設けられる。
アース用ハーネス64は、図示しない巻回手段を介してチューブ部材66の外周面に付設され、チューブ部材66に沿って延在すると共に、ナックル20の上方に位置する分岐部68から分岐するように構成されている。アース用ハーネス64は、図示しない端子を介して導電性を有する車体(例えば、図示しないサブフレーム)に接地されている。
図1に戻って、ハブ機構19は、ハブ本体70と、ハブ本体70を回転自在に支持するハブベアリング72(第2軸受)とから構成されている。
ハブ本体70は、ハブベアリング72が外嵌される段付円筒部74と、複数のハブボルト76によって左後輪12が固定される円板部78とを有する。段付円筒部74には、軸方向に沿って貫通する貫通孔からなるスプライン嵌合部80が設けられる。このスプライン嵌合部80は、ドライブシャフト18の先端部に連結されるジョイント(例えば、バーフィールド型等速ジョイント)82の軸部82aに対してスプライン嵌合されることで、ドライブシャフト18、ジョイント82、ハブ本体70、及び、左後輪12が一体的に回転する。
ハブベアリング72は、ナックル20の貫通孔28と段付円筒部74との間に装着され、外径側のアウタリテーナ84と、内径側のインナリテーナ86と、複数のボール88とを有する。複数のボール88は、アウタリテーナ84とインナリテーナ86との間に形成されるボール軌道面に沿って転動可能に設けられる。後記する図6に示されるように、ボール88とボール軌道面との間には、所定の離間間隔dが形成されている。
また、アウタリテーナ84とインナリテーナ86との間には、潤滑剤(例えば、グリス)が充填されている。ボール88は、潤滑剤によってグリス潤滑されている。なお、ハブベアリング72は、ナックル20の貫通孔28に対し所定の締め代を有して取り付けられている。
本実施形態に係る電動車両に配置された車輪懸架システム10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
図5は、トランスミッションを含む車両懸架システムを簡略化した等価回路図、図6は、ベアリングのボール軌道面に沿ってボールが転動する状態を示す部分拡大断面図である。
この等価回路図において、ミッションベアリング21は、第1抵抗R1と第1コンデンサC1とが並列に接続された第1RC並列回路90によって構成され、ハブベアリング72は、第2抵抗R2と第2コンデンサC2とが並列に接続された第2RC並列回路92によって構成されている。
この場合、第2軸受として機能するハブベアリング72のインピーダンスの絶対値(|Z2|)は、第1軸受として機能するミッションベアリング21のインピーダンスの絶対値(|Z1|)よりも小さく設定されている(|Z1|>|Z2|)。
但し、|Z|=√(R+X)である。Rは、インピーダンスの実数部、Xは、インピーダンスの虚数部である。
なお、ミッションベアリング21及びハブベアリング72では、それぞれ、各周波数(ω)が共通しているため、インピーダンスの絶対値の比較が可能である。
また、等価回路図において、抵抗R3は、サスペンション機構のアーム部材(アッパアーム30、第1ロアアーム42a、第2ロアアーム42b、コントロールアーム43等)にそれぞれ接続される複数の並列のゴムブッシュ(マウント部材)29の合成値を示している。この抵抗R3は、ハブベアリング72である第2RC並列回路92の接地側で、第2RC並列回路92と直列に接続されている。
さらに、等価回路図において、抵抗R4は、ナックル20の側面であるアース接続部34に対して接続されるアース部材40を示している。この抵抗R4は、ゴムブッシュ29の抵抗R3をバイパスして、第2RC並列回路92と、GND(車体)との間で直列に接続されている。
さらにまた、導体である左後輪12から外部に向かって放射される電磁波は、車載ラジオのアンテナで受信されるが、電磁波が空気中を伝搬するときに大きな抵抗(みなし抵抗)が存在するとみなされる。なお、ラジオノイズは、等価回路図に模式的に示されるように、正弦波成分と高周波成分とによって構成されている。
ここで、第1RC並列回路90及び第2RC並列回路92を構成するコンデンサC1、C2は、それぞれ以下の式で表わされる。
C=εS/d ・・・(式)
但し、ε;誘電率
S;ボールとボール軌道面との対向面積
d;ボールとボール軌道面との間の離間間隔
また、第1RC並列回路90及び第2RC並列回路92を構成する抵抗R1、R2は、ボール88とボール軌道面との間のクリランスを流通する潤滑剤の抵抗として表わされる。
上記の式中における誘電率εの違いや、ミッションベアリング21と比較してハブベアリング72におけるボール88とボール軌道面との間の離間間隔dが狭く設定されている関係上、ハブベアリング72のコンデンサC2は、ミッションベアリング21のコンデンサC1よりも大きくなる。
これにより、ハブベアリング72の交流インピーダンス(1/jωC2)は、ミッションベアリング21の交流インピーダンス(1/jωC1)よりも小さくなる。
本実施形態では、駆動モータMのモータ軸に連結されるドライブシャフト18に軸電圧Vが発生した場合、軸電圧Vに起因する軸電流iが、ハブベアリング72及びアース用ハーネス64を介して、左後輪側(ホイール側)12よりもGND(車体)側に流れ易くなる。
すなわち、ゴムブッシュ29の抵抗R3は、他の車体部品と比較して、例えば、数k(Ω)からなる高い抵抗値を有するため、本来であれば、ドライブシャフト18を通じて流れる軸電流iは、ゴムブッシュ29の抵抗R3が比較的に高いためにGND(車体)側に流れにくくなっている。
これに対して、本実施形態では、ドライブシャフト18を通じて流れる軸電流Iが、ハブベアリング72の第2RC並列回路92に直列に接続されたアース用ハーネス64を介してGND(車体)側に流れるようになる。このため、左後輪側(ホイール側)12に流れる軸電流iを低減させることができ、車両外部へのラジオノイズ(放射ノイズ)の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、ナックル20とGND(車体)とをアース用ハーネス64で接続するという簡素な構造によって、ラジオノイズを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、アース用ハーネス64が、ゴムブッシュ29の合成値である抵抗R3をバイパスしてナックル20とGND(車体)との間を電気的に接続しているため、軸電流iが流れにくいゴムブッシュ29の抵抗R3を迂回してGND(車体)に軸電流Iを確実に流すことができる。換言すると、アース用ハーネス64の抵抗R4は、ゴムブッシュ29の合成値である抵抗R3と並列に接続されることにより、抵抗R3よりも極力抵抗値が小さいアース用ハーネス64の抵抗R4に沿ってGND(車体)に軸電流Iを流すことができる。
さらにまた、本実施形態では、アース部材40が接続されるアース接続部34が、車両前後方向に沿ったブレーキ機構16のブレーキキャリパ52とナックル20との間に設けられている。これにより、万が一、ナックル20に雪が付着した場合であっても、ナックル20のアース接続部34の近傍に位置するブレーキキャリパ52の発熱作用によって、付着した雪を解かして雪を除去することができる。この結果、本実施形態では、雪の影響によるアース用ハーネス64の失陥を防止することができる。
次に、図4とは反対に、ナックル20の車両前方に向けた側面であるアース接続部34に対してアース部材40を接続した場合について説明する。
図7は、ナックルの車両前方に向けたアース接続部に対して、アース部材がボルトによって締結された状態を示す斜視図である。なお、図4に示す構成要素と同一乃至対応する構成要素には、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、リヤサスペンションを構成するナックル20の車両前方に向けた側面であるアース接続部34に対してアース部材40を接続した場合、ナックル20よりも車両前方に位置するブレーキキャリパ52がナックル20の防護壁として機能する。これにより、アース接続部34(アース接地面)を、例えば、前輪の飛石によるチッピング(chipping)から保護することができる。
なお、本実施形態では、後輪に付設されたナックル20を用いて説明しているが、これに限定されるものではなく、図示しない前輪に付設されたナックル20に対してアース接続部34を設けることができる。この場合、図示しない前輪に付設されるナックル20の車両後方に向けた側面であるアース接続部34、又は、ナックル20の車両前方に向けた側面であるアース接続部34に対してアース部材40が接地される。
次に、アース接続部34に接続されるアース用ハーネス64の抵抗値の設定について検討する。図8は、本実施形態において、ラジオノイズ電界強度とアース用ハーネスの抵抗値との関係を示す説明図である。
図8に示される特性曲線から諒解されるように、ラジオノイズの電界強度は、アース用ハーネス64の抵抗値Rが約10Ωを境界として低下した後、下限で略一定値に保持された領域(網点参照)となる。すなわち、ラジオノイズの電界強度に対応するアース用ハーネス64の抵抗値Rの上限を0Ωより大きく10Ω以下(0<R≦10)とすることで、ラジオノイズを低減することができると共に、アース用ハーネス64として現在市販されている抵抗値が10Ω近傍の安価なハーネスを用いることができる。これにより、車輪懸架システム10を、より一層安価に製造することができる利点がある。
10 車両懸架システム
12 左後輪(ホイール)
17 トランスミッション
18 ドライブシャフト
20 ナックル
21 ミッションベアリング(第1軸受)
29 ゴムブッシュ(マウント部材)
64 アース用ハーネス(導体ハーネス)
72 ハブベアリング(第2軸受)
M モータ(駆動モータ)
i、I 軸電流

Claims (2)

  1. 駆動モータから出力された駆動力がトランスミッションを介してホイールに伝達されて車両を駆動する電動車両において、
    前記駆動モータの出力軸に配置され、又は、前記トランスミッションの内部に配置される第1軸受と、
    前記駆動モータの出力軸に連結されるドライブシャフトを回転自在に軸支するナックルと、
    前記ナックルを支承する第2軸受と、
    を備え、
    前記第2軸受のインピーダンスの絶対値は、前記第1軸受のインピーダンスの絶対値よりも小さく設定され、
    前記ナックルと車体との間を電気的に接続する導体ハーネスが設けられることを特徴とする電動車両。
  2. 請求項1記載の電動車両において、
    前記ナックルと前記車体との間には、マウント部材が配置され、
    前記導体ハーネスは、等価回路図において、前記マウント部材をバイパスして前記ナックルと前記車体との間を電気的に接続することを特徴とする電動車両。
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