JP6137666B2 - 給湯システム - Google Patents

給湯システム Download PDF

Info

Publication number
JP6137666B2
JP6137666B2 JP2013010310A JP2013010310A JP6137666B2 JP 6137666 B2 JP6137666 B2 JP 6137666B2 JP 2013010310 A JP2013010310 A JP 2013010310A JP 2013010310 A JP2013010310 A JP 2013010310A JP 6137666 B2 JP6137666 B2 JP 6137666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
source
controller
supply source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013010310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014142108A (ja
Inventor
雅司 浦野
雅司 浦野
明久 川野
明久 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013010310A priority Critical patent/JP6137666B2/ja
Publication of JP2014142108A publication Critical patent/JP2014142108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6137666B2 publication Critical patent/JP6137666B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

本発明は、給湯システムに関するものである。
従来、ヒートポンプ式の給湯器で温めた湯を貯湯タンクに貯め、貯湯タンクから給湯負荷に湯を供給する給湯システムがあった(例えば特許文献1参照)。
特開2011−149651号公報
上記特許文献1に開示された給湯システムでは、貯湯タンクから給湯負荷に湯が供給されるのであるが、貯湯タンクの内圧が所定の上限値以下に制限されるため、同時に給湯可能な負荷の数に制約があった。
一般家庭では同時給湯箇所が3箇所程度であるが、より大規模なシステムでは同時給湯箇所を20箇所程度にしたいという要望がある。同時給湯箇所を増やすために、ヒートポンプ式給湯器及び貯湯タンクからなる給湯源を複数並列に接続して給湯負荷に湯を供給することが考えられる。この場合、給湯負荷での湯の使用量が多ければ、複数の給湯源から均等に湯が供給される。一方、給湯負荷での湯の使用量が少ない場合は、給湯負荷までの配管による圧力損失が小さい給湯源から湯が供給されることになり、圧力損失の大小によって給湯源の稼働時間にばらつきが発生していた。
そのため、給湯負荷までの配管による圧力損失が小さい給湯源ほど稼働時間が長くなり、寿命が短くなるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、同時給湯箇所を増やした場合でも、給湯負荷に湯を供給する給湯源が、特定の給湯源に偏らないようにした給湯システムを提供することにある。
本発明の給湯システムは、複数系統の第1給湯源と、ヘッダー管と、圧力センサと、コントローラとを備える。複数系統の第1給湯源の各々は、湯水を貯める貯湯タンク、及び、貯湯タンク内の湯水を温めるヒートポンプを備える。ヘッダー管には複数系統の第1給湯源の各々が並列に接続され、各系統の第1給湯源からの湯を合流させて給湯負荷側に送り出す。圧力センサは、ヘッダー管から給湯負荷側に送られる湯の圧力を測定する。コントローラはヒートポンプの動作を制御する。圧力センサの測定値が所定の第1閾値以下に低下するごとに、コントローラは、動作させる第1給湯源の数を1つずつ増やしており、コントローラは、最初に動作させる第1給湯源を、予め設定した順番に従って、順次交代させる。
この給湯システムにおいて、給水源から全系統の貯湯タンクに供給される水の量を測定する測定手段を備え、測定手段の測定値が所定の第2閾値以下になると、コントローラは、順番に選択した系統のヒートポンプを順次停止させることも好ましい。
この給湯システムにおいて、ヘッダー管に対して複数系統の第1給湯源と並列に燃焼式の第2給湯源が接続され、全ての系統のヒートポンプが動作している状態で、圧力センサの測定値が第1閾値以下になると、コントローラが第2給湯源の動作を開始させることも好ましい。
この給湯システムにおいて、給水源から全系統の貯湯タンクに供給される水の量を測定する測定手段を備え、コントローラが、測定手段の測定値をもとに以下の制御を行うことも好ましい。測定手段の測定値が所定の第3閾値以下になると、コントローラは第2給湯源を停止させ、測定手段の測定値が、第3閾値よりも低い所定の第2閾値以下になると、コントローラは、順番に選択した系統のヒートポンプを順次停止させる。
本発明によれば、複数系統の第1給湯源がヘッダー管に並列に接続されており、複数系統の第1給湯源からヘッダー管を介して必要な圧力(第1閾値以上の所定圧力)で給湯負荷に湯を供給できる。したがって、給湯負荷に供給可能な湯量を増やすことができ、同時給湯箇所が増えるなどして給湯負荷での湯の使用量が増加した場合でも湯切れが起こりにくくなる。また、圧力センサの測定値が第1閾値以下になると、コントローラが、順番に選択した系統のヒートポンプを順次動作させているから、特定の系統の第1給湯源で、他の系統の第1給湯源よりも突出して稼働時間が長くなるのを抑制できる。よって、複数系統あるヒートポンプ式の第1給湯源で稼働時間を平均化することができ、全体として寿命を延ばすことができる。
本実施形態の給湯システムのシステム構成図である。 (a)はヘッダー管内部の圧力の時間変化を示す図、(b)は給水源からの給水量の時間変化を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は給湯システムのシステム構成図である。本実施形態の給湯システムは、ヒートポンプ式の第1給湯源1a,1bと、燃焼式の第2給湯源2と、ヘッダー管3と、制御装置4とを備える。
複数系統ある第1給湯源1a,1bは同一の構成を備えているので、第1給湯源1aを例にして第1給湯源の構成を説明し、第1給湯源1bについては説明を省略する。第1給湯源1aは、湯水を貯める複数台(例えば4台)の貯湯タンク11、及び、貯湯タンク11内の湯水を温める複数台(例えば4台)のヒートポンプ12を備えている。尚、以下の説明において個々の第1給湯源について説明する場合は第1給湯源1a、第1給湯源1bと表記し、第1給湯源1a,1bに共通する説明を行う場合は第1給湯源1と表記する。
貯湯タンク11は密閉型のタンクである。貯湯タンク11の下部には給水源5からの配管L1が接続され、貯湯タンク11の上部にはヘッダー管3への配管L2が接続されている。
配管L2の途中には電動弁13が接続されており、この電動弁13は制御装置4によって開閉される。制御装置4によって電動弁13が開けられると、給水源5からの給水圧力によって、貯湯タンク11から配管L2を介してヘッダー管3に湯水が送られる。また、給水源5から配管L1を介して貯湯タンク11内に水が充填されることによって、貯湯タンク11の内部は湯水で満たされた状態となる。
ヒートポンプ12のコントローラ(図示せず)は、貯湯タンク11からヘッダー管3へと湯が流れるのを流量センサ(図示せず)によって検知すると、貯湯タンク11に貯められた湯を加熱する動作を開始する。尚、ヒートポンプ12については従来周知であるから、その説明は省略する。
上述のように、貯湯タンク11内の湯水はヒートポンプ12によって温められ、貯湯タンク11内に貯められた湯水の温度分布は下側ほど低温で、上側に行くほど高温になる。また、貯湯タンク11から電動弁13までの管路には、湯温を測定するための温度センサ14が設けられている。
尚、本実施形態では2系統ある第1給湯源1a,1bの各々が4台の貯湯タンク11と4台のヒートポンプ12とで構成されているが、同時給湯箇所の数や瞬時給湯量や給湯箇所の高低差などの要求仕様に合わせて適宜変更が可能である。また、本実施形態ではヒートポンプ式の給湯源1a,1bを2系統備えているが、同時給湯箇所の数や瞬時給湯量や給湯箇所の高低差などの要求仕様に合わせて給湯源の系統数は適宜変更が可能である。
第2給湯源2は、燃料の燃焼による燃焼熱で水を温める燃焼式の給湯源である。本実施形態では第2給湯源2がガス給湯器21を備えており、ガス給湯器21には給水源5から配管L3を介して水が供給される。ガス給湯器21で温められた湯は配管L4を介してヘッダー管3に送られる。配管L3の途中には減圧弁23が接続されており、給水源5からの給水圧力を減圧弁23が減圧することによって、第2給湯源2から吐出される湯の圧力と、第1給湯源1a,1bからそれぞれ吐出される湯の圧力を同程度にしている。また配管L4の途中には電動弁22が接続されており、この電動弁22は制御装置4によって開閉される。制御装置4によって電動弁22が開けられると、給水圧力によって給水源5から配管L3→ガス給湯器21→配管L4の経路で水が流れる。ガス給湯器21のコントローラ(図示せず)は、ガス給湯器21を通過する流量をモニタしており、この流量が所定の設定値を越えると、配管L3を介して流入する水を加熱し、配管L4を介してヘッダー管3に湯を供給する。
ヘッダー管3には、複数系統の第1給湯源1a,1bがそれぞれ配管L2(枝管)を介して並列に接続されている。また、ヘッダー管3には、複数系統の第1給湯源1a,1bと並列に第2給湯源2からの配管L4が接続されている。ここにおいて、複数系統の第1給湯源1a,1b及び第2給湯源2からヘッダー管3に対して均等に湯が流れ込むように、ヘッダー管3は、第1給湯源1a,1bからの配管L2、及び、第2給湯源2からの配管L4に比べて、管径が大きめに設定されている。ヘッダー管3には、給湯負荷(図示せず)が接続される配管L5が接続されており、ヘッダー管3で合流された湯は配管L5を介して給湯負荷に送られる。
ここで、給湯負荷としては、厨房、洗面所、浴室などに設置された給水給湯栓や、給水給湯栓に接続された食器洗浄器などがある。ヘッダー管3には、給湯負荷側からの戻り配管L6が接続されている。戻り配管L6の途中には循環ポンプ8と加熱装置9とが接続されており、給湯負荷で消費されなかった湯は循環ポンプ8によって加熱装置9に送られた後、加熱装置9で所定の温度に加熱されてから、ヘッダー管3に戻される。
制御装置4には、ヘッダー管3内部の湯の圧力を測定する圧力センサ6の測定値と、給水源5から供給される水の量(給水量)を測定する量水器7の測定値が入力されている。
制御装置4は、圧力センサ6の測定値及び量水器7の測定値に基づいて、第1給湯源1a,1bがそれぞれ備える電動弁13、及び、第2給湯源2が備える電動弁22の開閉を制御する。尚、圧力センサ6は、ヘッダー管3内部の湯の圧力を測定しているが、ヘッダー管3に接続された配管L5内で湯の圧力を測定するものでもよい。
ここで、制御装置4が電動弁13を開けると、貯湯タンク11からヘッダー管3に湯が流れるので、上述のようにヒートポンプ12のコントローラが、流量センサの検知結果に基づいて沸上動作を開始する。一方、制御装置4が電動弁13を閉じると、貯湯タンク11からヘッダー管3に湯が流れなくなるので、ヒートポンプ12のコントローラが、流量センサの検知結果に基づいて沸上動作を停止する。而して、制御装置4は、貯湯タンク11からヘッダー管3へ湯を送り出す電動弁13の開閉を制御することによって、ヒートポンプ12の動作を制御する。尚、制御装置4は、電動弁13の開閉を制御することによって、ヒートポンプ12の動作を制御しているが、その他の方法でヒートポンプ12の動作を制御しても良い。例えば、制御装置4が、ヒートポンプ12のコントローラに対して制御信号を出力することによって、ヒートポンプ12の動作を直接制御しても良い。
以下に、本システムの動作を図2に基づいて説明する。尚、図2(a)は圧力センサ6によって測定される圧力の時間変化を示す図であり、図2(b)は量水器7によって測定される給水量の時間変化を示す図である。
給湯負荷で湯が使用されていない状態では、ヘッダー管3内部の圧力は、第1給湯源1a,1b及び第2給湯源2からそれぞれ供給される湯の設定圧力と略同じ圧力になる。制御装置4は、上記の設定圧力よりも低い圧力に第1閾値P1を設定しており、圧力センサ6の測定値が第1閾値P1を上回っていれば、電動弁13,22を全て閉じ、第1給湯源1a,1bのヒートポンプ12及びガス給湯器21を全て停止させる。
一方、給湯負荷で湯が使用されると、ヘッダー管3内部の湯の圧力が低下する。制御装置4は、圧力センサ6の測定値が第1閾値P1以下になると(図2の時刻t1)、2系統ある第1給湯源1a,1bのうち、前回最後に停止させた第1給湯源1の電動弁13を開き、前回最後に停止させた第1給湯源1のヒートポンプ12を動作させる。例えば、前回最後に停止させた第1給湯源1が第1給湯源1aであれば、制御装置4は、今回は第1給湯源1aの電動弁13を開いて、第1給湯源1aのヒートポンプ12を最初に動作させる。第1給湯源1aの電動弁13が開けられると、第1給湯源1aの貯湯タンク11から配管L2を介してヘッダー管3に湯が送られ、ヘッダー管3から配管L5を介して給湯負荷に湯が供給される。この時、第1給湯源1aの貯湯タンク11からヘッダー管3に湯が供給されることによって、ヘッダー管3内部の湯の圧力が上昇し、圧力センサ6の測定値は第1閾値P1を上回る。そして、第1給湯源1aの給湯能力が、給湯負荷による湯の使用量を上回っていれば、ヘッダー管3内部の湯の圧力は所定の設定圧に維持される。
その後、同時給湯の給湯箇所が増えるなどして、給湯負荷で使用される湯量が多くなり、1系統の第1給湯源1aだけでは給湯能力が不足すると、ヘッダー管3内部の圧力が低下する。そして、圧力センサ6の測定値が第1閾値P1以下になると(図2の時刻t2)、制御装置4は、停止中の第1給湯源1bの電動弁13を開いて、第1給湯源1bのヒートポンプ12を動作させる。これにより、2系統ある第1給湯源1a,1bの両方から給湯負荷に湯が供給される。この時、第1給湯源1aの貯湯タンク11と第1給湯源1bの貯湯タンク11とからヘッダー管3に湯が供給されることによって、ヘッダー管3内部の湯の圧力が上昇し、圧力センサ6の測定値は第1閾値P1を上回る。そして、第1給湯源1a,1bの給湯能力が、給湯負荷による湯の使用量を上回っていれば、ヘッダー管3内の湯の圧力は所定の設定圧に維持される。
その後、同時給湯の給湯箇所がさらに増えるなどして、給湯負荷で使用される湯量がさらに多くなり、ヒートポンプ式の第1給湯源1a,1bだけでは給湯能力が不足すると、ヘッダー管3内部の圧力が低下する。そして、圧力センサ6の測定値が第1閾値P1以下になると(図2の時刻t3)、制御装置4は、電動弁22を開いて、ガス給湯器21を動作させる。これにより、2系統あるヒートポンプ式の第1給湯源1a,1bと、燃焼式の第2給湯源2とから給湯負荷に湯が供給される。そして、第1給湯源1aの貯湯タンク11と第1給湯源1bの貯湯タンク11とガス給湯器21とからヘッダー管3に湯が供給されることによって、ヘッダー管3内部の圧力が上昇し、圧力センサ6の測定値は第1閾値P1を上回る。ここで、第1給湯源1a,1b及び第2給湯源2の給湯能力の合計が、給湯負荷による湯の使用量を上回っていれば、ヘッダー管3内の湯の圧力は所定の設定圧に維持される。
一方、同時給湯の給湯箇所が減るなどして給湯負荷で使用される湯量が減少した場合、ヘッダー管3内部の湯の圧力には変化が生じないので、圧力センサ6の測定値からは、給湯負荷で使用される湯量が減少したことを検出できない。そこで、制御装置4は、量水器7によって測定される給水量をもとに、給湯負荷で使用される湯量を求めている。そして、制御装置4は、量水器7の測定値をもとに給湯負荷で使用される水量が所定の閾値V1以下になったと判断すると(図2の時刻t4)、先ず電動弁22を閉じて、ガス給湯器21を停止させる。
その後、同時給湯の給湯箇所が減るなどして給湯負荷で使用される湯量がさらに減少すると、給湯負荷で使用される湯量の減少に伴い、量水器7によって測定される給水量の測定値が低下する。そして、量水器7の測定値が所定の第2閾値V2以下になると(図3の時刻t5)、制御装置4は、2系統ある第1給湯源1a、1bのうち、最初に稼働させた第1給湯源1aの電動弁13を閉じて、第1給湯源1aのヒートポンプ12を停止させる。
また、同時給湯の給湯箇所が減るなどして給湯負荷で使用される湯量がさらに減少すると、給湯負荷で使用される湯量の減少に伴い、量水器7の測定結果が低下する。そして、量水器7の測定値が所定の第2閾値V3以下になると(図3の時刻t6)、制御装置4は、動作中の第1給湯源1bの電動弁13を閉じて、第1給湯源1bのヒートポンプ12を停止させる。
尚、制御装置4は、次回、給湯負荷で湯が使用された際に第1給湯源1a,1bを起動させる場合、前回最後に停止させた第1給湯源1bを最初に動作させるので、2系統ある第1給湯源1a,1bのうち、最初に動作させる第1給湯源1a、1bを順次交代させることができる。
以上説明したように、本実施形態の給湯システムは、複数系統の第1給湯源1a,1bと、ヘッダー管3と、圧力センサ6と、制御装置4(コントローラ)とを備える。複数系統ある第1給湯源1a,1bの各々は、湯水を貯める貯湯タンク11、及び、貯湯タンク11内の湯水を温めるヒートポンプ12を備える。ヘッダー管3には、複数系統ある第1給湯源1a,1bの各々が配管L2を介して並列に接続され、各系統の第1給湯源1a,1bからの湯はヘッダー管3に合流されて給湯負荷側へ送り出される。圧力センサ6は、ヘッダー管3から給湯負荷側に送られる湯の圧力を測定する。制御装置4は、各系統の第1給湯源1a,1bが備えるヒートポンプ12の動作を制御する。給湯負荷での湯の使用に応じて、圧力センサ6の測定値が所定の第1閾値V1以下になると、制御装置4は、順番に選択した系統のヒートポンプ12を順次動作させている。
このように、本実施形態の給湯システムでは、複数系統の第1給湯源1a,1bがヘッダー管3に並列に接続されているので、複数系統の第1給湯源1a,1bからヘッダー管3を介して必要な圧力(第1閾値以上の所定圧力)で給湯負荷に湯を供給できる。したがって、給湯負荷に供給可能な湯量を増やすことができ、給湯負荷での湯の使用量が増加した場合でも湯切れが起こりにくくなる。また、複数系統の第1給湯源1a,1bがヘッダー管3に対して並列に接続された場合、第1給湯源1から給湯負荷までの距離(配管長)によって圧力損失が異なるため、圧力損失がより少ない第1給湯源1から湯が供給されやすくなる。そのため、特定の第1給湯源1の稼働時間が長くなって、その寿命が短くなる可能性がある。本実施形態では、給湯負荷での湯の使用に応じて、圧力センサ6の測定値が第1閾値P1以下になると、制御装置4が、順番に選択した系統のヒートポンプ12を順次動作させるから、給湯負荷に湯を供給する給湯源が特定の系統の第1給湯源1に偏りにくくなる。よって、複数系統あるヒートポンプ式の第1給湯源1a,1bで稼働時間を平均化することができ、給湯システム全体として寿命を延ばすことができる。
尚、本実施形態ではヒートポンプ式の第1給湯源1が2系統のみであるが、ヒートポンプ式の第1給湯源1を3系統以上備えていても良い。その場合、コントローラは、複数系統ある第1給湯源1を動作させる順番を予め設定しておき、毎回1つずつ順番をずらして、最初に動作させる第1給湯源1を順次交代させることで、複数系統ある第1給湯源1の稼働時間を平均化することができる。例えばヒートポンプ式の第1給湯源1が4台ある場合(各給湯源を第1給湯源1a、第1給湯源1b、第1給湯源1c、第1給湯源1dと呼ぶ)、前回、第1給湯源1を動作させた順番が、第1給湯源1a→第1給湯源1b→第1給湯源1c→第1給湯源1dであれば、今回は動作させる順番を1つずつずらし、第1給湯源1b→第1給湯源1c→第1給湯源1d→第1給湯源1aの順番で各第1給湯源1を動作させるものとする。ここにおいて、制御装置4(コントローラ)が、複数系統ある第1給湯源1を順次動作させる順番は、予め設定された固定的な順番に限らず、例えば乱数を発生させて出た数字をもとに、次に動作させる第1給湯源1の系統或いは機番を決定してもよい。
また、制御装置4(コントローラ)は、複数系統ある第1給湯源1を停止させる順番を、複数系統ある第1給湯源1を動作させる順番と同じにしてある。これにより、複数系統ある第1給湯源1を停止させる順番を毎回1つずつずらすことで、複数系統ある第1給湯源1の稼働時間を平均化することができる。
また、本実施形態の給湯システムは、全ての系統の第1給湯源1が備える貯湯タンク11に給水源5から供給される水の量を測定する量水器7(測定手段)を備えている。そして、量水器7の測定値が所定の第2閾値(上記の閾値V2、閾値V3)以下になると、制御装置4(コントローラ)は、順番に選択した系統のヒートポンプ12を順次停止させている。
これにより、給湯負荷での湯の使用量が減少すると、第1給湯源1a,1bのヒートポンプ12が順次停止されるから、各々の第1給湯源1が備えるヒートポンプ12を休ませることで、第1給湯源1の寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態の給湯システムでは、ヘッダー管3に対して複数系統の第1給湯源1a,1bと並列に接続された燃焼式の第2給湯源2を備えている。そして、全ての系統のヒートポンプ12が動作している状態で、圧力センサ6の測定値が第1閾値P1以下になると、制御装置4(コントローラ)は第2給湯源2の動作を開始させている。
これにより、ヒートポンプ式の第1給湯源1a,1bでは給湯量が不足する場合には燃焼式の第2給湯源2で給湯量をバックアップすることができ、湯切れが発生しにくくなる。また、ヒートポンプ式の第1給湯源1a,1bでは給湯量が不足するまで、第2給湯源2の動作を開始させないので、ヒートポンプ式の第1給湯源1に比べて運転コストの高い第2給湯源2をできるだけ動かさないようにすることで、ランニングコストを低減できる。
また本実施形態では、量水器7(測定手段)の測定値が所定の第3閾値(上記の閾値V1)以下になると、制御装置4(コントローラ)は第2給湯源を停止させ、量水器7の測定値が、第3閾値よりも低い所定の第2閾値(上記の閾値V2,V3)以下になると、制御装置4は、順番に選択した系統のヒートポンプ12を順次停止させている。
このように、給湯負荷で湯の使用量が減少すると、先ず最初に第2給湯源を停止させているので、第1給湯源よりも運転コストの高い第2給湯源の運転時間をできるだけ短くでき、給湯システムのランニングコストを低減できる。
尚、本実施形態では第2給湯源2としてガス給湯器21を例示しているが、ガス以外の燃料(例えば油)を燃焼したときの熱で水を加熱する燃焼式の給湯源でもよいことは言うまでもない。
1a,1b 第1給湯源
2 第2給湯源
3 ヘッダー管
4 制御装置(コントローラ)
6 圧力センサ
11 貯湯タンク
12 ヒートポンプ
L2 配管
V1 第1閾値

Claims (4)

  1. 湯水を貯める貯湯タンク及び前記貯湯タンク内の湯水を温めるヒートポンプをそれぞれが備える複数系統の第1給湯源と、
    複数系統の前記第1給湯源の各々が並列に接続され、各系統の前記第1給湯源からの湯を合流させて給湯負荷側に送り出すヘッダー管と、
    前記ヘッダー管から前記給湯負荷側に送られる湯の圧力を測定する圧力センサと、
    前記ヒートポンプの動作を制御するコントローラとを備え、
    記圧力センサの測定値が所定の第1閾値以下に低下するごとに、前記コントローラは、動作させる前記第1給湯源の数を1つずつ増やしており、前記コントローラは、最初に動作させる前記第1給湯源を、予め設定した順番に従って、順次交代させることを特徴とする給湯システム。
  2. 給水源から全系統の前記貯湯タンクに供給される水の量を測定する測定手段を備え、
    前記測定手段の測定値が所定の第2閾値以下になると、前記コントローラは、順番に選択した系統の前記ヒートポンプを順次停止させることを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  3. 前記ヘッダー管に対して複数系統の前記第1給湯源と並列に接続された燃焼式の第2給湯源を備え、
    全ての系統の前記ヒートポンプが動作している状態で、前記圧力センサの測定値が前記第1閾値以下になると、前記コントローラは前記第2給湯源の動作を開始させることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の給湯システム。
  4. 給水源から全系統の前記貯湯タンクに供給される水の量を測定する測定手段を備え、
    前記測定手段の測定値が所定の第3閾値以下になると、前記コントローラは前記第2給湯源を停止させ、
    前記測定手段の測定値が、前記第3閾値よりも低い所定の第2閾値以下になると、前記コントローラは、順番に選択した系統の前記ヒートポンプを順次停止させることを特徴とする請求項3記載の給湯システム。
JP2013010310A 2013-01-23 2013-01-23 給湯システム Active JP6137666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010310A JP6137666B2 (ja) 2013-01-23 2013-01-23 給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010310A JP6137666B2 (ja) 2013-01-23 2013-01-23 給湯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014142108A JP2014142108A (ja) 2014-08-07
JP6137666B2 true JP6137666B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=51423543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013010310A Active JP6137666B2 (ja) 2013-01-23 2013-01-23 給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6137666B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2671246B2 (ja) * 1992-04-07 1997-10-29 株式会社サムソン 貫流ボイラの台数制御方法
JP4205113B2 (ja) * 2005-03-31 2009-01-07 株式会社西原衛生工業所 循環式給湯システム
JP5482519B2 (ja) * 2010-05-14 2014-05-07 三浦工業株式会社 蒸気システム
JP5450280B2 (ja) * 2010-06-18 2014-03-26 日立アプライアンス株式会社 給液装置
JP2012057932A (ja) * 2010-08-09 2012-03-22 Osaka Gas Co Ltd 熱媒供給装置
JP2012127626A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Panasonic Corp ヒートポンプ式給湯機
JP5789748B2 (ja) * 2010-12-17 2015-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯システム
JP2012132572A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Panasonic Corp 給湯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014142108A (ja) 2014-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204202200U (zh) 一种燃气热水器多机并联直流系统
JP4986911B2 (ja) 貯湯式給湯器
JP4872572B2 (ja) 貯湯式給湯機
TWI526658B (zh) 可瞬熱供水之貯熱型電熱水器及其控制方法
JP5494059B2 (ja) 貯湯式給湯機システム
JP6137666B2 (ja) 給湯システム
JP5542617B2 (ja) 暖房システム
JP5387434B2 (ja) 風呂自動機能付き給湯機
JP5442569B2 (ja) 風呂給湯装置
JP6362469B2 (ja) 貯湯システム
JP6119499B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5361981B2 (ja) 貯湯式給湯器
JP6286312B2 (ja) 貯湯システム
KR20110051737A (ko) 병렬 보일러의 온수운전 제어장치 및 그 방법
JP6305148B2 (ja) 給湯システム
EP2921789B1 (en) Hot-water supply system and method of controlling the same
KR20100099956A (ko) 온수 가열시스템
JP2010133582A (ja) 湯張り機能付き給湯機
JP5178115B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5721562B2 (ja) 給湯装置およびその制御方法
KR20130116281A (ko) 급액 장치
JP4424157B2 (ja) 自動湯張り機能付給湯機の制御装置
JP2011169557A (ja) 貯湯式給湯機
JP5007353B2 (ja) 給湯装置
JP2019124439A (ja) 熱媒漏れ誤検知の防止方法、その防止方法を実行する熱源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6137666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250