JP6136882B2 - イヤーピース及びそれを備えたイヤホン - Google Patents

イヤーピース及びそれを備えたイヤホン Download PDF

Info

Publication number
JP6136882B2
JP6136882B2 JP2013239936A JP2013239936A JP6136882B2 JP 6136882 B2 JP6136882 B2 JP 6136882B2 JP 2013239936 A JP2013239936 A JP 2013239936A JP 2013239936 A JP2013239936 A JP 2013239936A JP 6136882 B2 JP6136882 B2 JP 6136882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earpiece
sound
hole
end side
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013239936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015100071A (ja
Inventor
光 永田
光 永田
貴之 宮澤
貴之 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2013239936A priority Critical patent/JP6136882B2/ja
Publication of JP2015100071A publication Critical patent/JP2015100071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136882B2 publication Critical patent/JP6136882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Description

本発明は、イヤーピース及びそれを備えたイヤホンに係る。
スピーカユニットを収容した本体部,本体部から突出するよう形成された筒状の音筒部,及び音筒部に着脱自在に装着されたイヤーピースを備えたイヤホンが、例えば特許文献1に開示されている。
イヤーピースは、イヤホン本体部の音筒部に外嵌される管状部と、管状部の一端側を起点に他端側に向け海月の傘状に広がる薄肉の傘状部と、を備え、柔軟性を有する材料で形成されている。
この態様のイヤホンは、いわゆるカナル型と称され、イヤーピースを外耳道内に挿入し本体部を耳介の内側に装着して使用する。
外耳道内に挿入されたイヤーピースは、柔軟な傘状部が外耳道の内壁に密着し、外耳道内の密閉性を確保する。
この使用状態で、スピーカユニットの出力音は、音筒部内を通り、次いでイヤーピースの管状部内を通過してその一端部から外耳道内に放出される。
カナル型のイヤホンは、イヤーピースによって確保される外耳道内部の密閉度合いが高い程、すなわち外部空間への音の漏出が少ない程、出力音を良好に聴取できることが知られている。
特開2013−021591号公報
ところで、カナル型イヤホンは、イヤーピースから放出される出力音の高域特性において、ピークや音圧変動による特性の乱れが他の音域よりも生じ易い傾向にあることが経験上把握されている。
この特性の乱れが大きくなると、使用者には出力音の濁りとして聴取されるため、改善が望まれていた。
発明者らは、この改善をすべく、イヤーピースの管状部の形状に着目して鋭意研究した結果、従来よりも出力音の高音域の特性において、特性の乱れを抑制し、聴取される出力音の音質が向上する本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、出力音の音質が向上するイヤーピース及びそれを備えたイヤホンを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) 貫通孔を有する筒状の基部と、
前記基部の一端側に接続され他端側に向け前記基部を覆うよう傘状に延出した傘状部と、
前記貫通孔の他端側に設けられてイヤホンの音筒部と係合する係合部と、
前記貫通孔の内周面において凹状又は凸状として形成され、
前記他端側から進行して到達した音を偏向反射する拡散部と、
備え、
nを3以上の奇数としたときに、前記拡散部は、前記内周面において、前記貫通孔の軸線方向から見たときに周方向にn等分する位置の内の、二つ以上の位置に形成されているイヤーピースである。
2) スピーカユニットと、
前記スピーカユニットを収容する本体部と、
前記本体部から筒状に突出する音筒部と、
前記音筒部に着脱自在に装着されたイヤーピースと、
を備え、
前記イヤーピースは、
貫通孔を有する筒状の基部と、
前記基部の一端側に接続され他端側に向け前記基部を覆うよう傘状に延出した傘状部と、
前記貫通孔の他端側に設けられて前記音筒部に外嵌している係合部と、
前記貫通孔の内周面における前記音筒部よりも前記一端側に凹状又は凸状として形成され、前記スピーカユニットから進行して到達した音を偏向反射する拡散部と、
を有し、
nを3以上の奇数としたときに、前記拡散部は、前記内周面において、前記貫通孔の軸線方向から見たときに周方向にn等分する位置の内の、二つ以上の位置に形成されているイヤホンである。
本発明によれば、出力音の音質が向上する、という効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るイヤーピースを備えたイヤホンの実施例であるイヤホン51を説明するための斜視図である。 イヤホン51の構造を説明するための部分断面図である。 本発明の実施の形態に係るイヤーピース3を説明するための斜視図である。 イヤーピース3に設けられた拡散部KB(凹部5)を説明するための正面図及び断面図である。 凹部5の配置パターンPA1を説明するための模式図である。 従来のイヤーピース33を用いた第1の態様の出力音の進行経路を説明するための模式図である。 イヤーピース33を用いた第2の態様の出力音の進行経路を説明するための模式図である。 凹部5に入射する出力音Mの反射について説明するための斜視図である。 凹部5の変形例を説明するための断面図である。 イヤーピース3を用いた場合とイヤーピース33を用いた場合との出力音の周波数特性を比較するためのグラフである。 変形例1のイヤーピース3Aを説明するための断面図である。 イヤーピース3Aに形成された拡散部KB(凸部5A)を説明するための断面図である。 変形例2のイヤーピース3Bを説明するための断面図である。 変形例3のイヤーピース3Cを説明するための断面図である。 変形例4のイヤーピース3Dを説明するための断面図である。 振動板SP2の直径Ds<貫通孔2aの内径Daなる態様を説明するための模式的部分断面図である。 直径Ds>内径Daなる態様を説明するための模式的部分断面図である。 イヤーピース3の変形例であるイヤーピース13の斜視図である。 イヤーピース13の前面図である。 イヤーピース13の左側面図である。 イヤーピース13の右側面図である。 イヤーピース13の後面図である。 イヤーピース13の縦断面図である。 イヤーピース3Aの変形例であるイヤーピース13Aの斜視図である。 イヤーピース13Aの前面図である。 イヤーピース13Aの右側面図である。 イヤーピース13Aの左側面図である。 イヤーピース13Aの後面図である。 イヤーピース13Aの縦断面図である。 イヤーピース3Bの変形例であるイヤーピース13Bの斜視図である。 イヤーピース13Bの前面図である。 イヤーピース13Bの左側面図である。 イヤーピース13Bの右側面図である。 イヤーピース13Bの後面図である。 イヤーピース13Bの縦断面図である。 イヤーピース3Cの変形例であるイヤーピース13Cの斜視図である。 イヤーピース13Cの前面図である。 イヤーピース13Cの左側面図である。 イヤーピース13Cの右側面図である。 イヤーピース13Cの後面図である。 イヤーピース13Cの縦断面図である。 イヤーピース3Dの斜視図である。 イヤーピース3Dの前面図である。 イヤーピース3Dの左側面図である。 イヤーピース3Dの右側面図である。 イヤーピース3Dの後面図である。 イヤーピース3Dの縦断面図である。
本発明の実施の形態に係るイヤーピース及びそれを備えたイヤホンを、好ましい実施例及び変形例により図1〜図17と外観意匠を説明するための図18〜図47とを参照して説明する。
以下の説明において、前後方向を図2に示される矢印の方向に規定している。この方向は、使用状態の姿勢における方向等とは関係がなく、理解容易のため便宜的に規定したものである。
(実施例)
まず、図1及び図2を参照して、実施例のイヤホン51の構成を説明する。図1は、イヤホン51の外観斜視図であり、図2は図1におけるS1−S1位置での部分断面図である。
イヤホン51は、振動板SP2を有するスピーカユニットSPと、スピーカユニットSPを内部に収容する本体部1と、一端側がスピーカユニットSPに接続され、他端側が本体部1から外部に引き出されたコードCと、を備えている。
本体部1の内部において、スピーカユニットSPの音放出面SP1の前方側には、空隙としてフロントキャビティV1が形成されている。
本体部1には、スピーカユニットSPの音放出面SP1に対して直交方向又は傾斜方向に突出する音筒部2が形成されている。実施例のイヤホン51では、傾斜方向に音筒部2が形成されている。
音筒部2は、例えば円筒状に形成されている。音筒部2の横断面の外形形状は、円形に限定されず、楕円や角形であってもよい。
音筒部2には、フロントキャビティV1と外部空間とを連通する貫通孔2aが形成されている。貫通孔2aの横断面形状は限定されないが、円形であることが望ましい。
音筒部2の先端側には、外方に張り出したフランジ部2cが設けられている。フランジ部2cにおける本体部1側の面は、音筒部2の軸線CL2に直交する段面2c1とされている。
音筒部2の外周面2bには、イヤーピース3が着脱自在に取り付けられる。
このイヤーピース3について、図2〜図10を参照して詳述する。
イヤーピース3は、外観上、軸線CL3を対称軸とした回転対称形状とされている。
イヤーピース3は、軸線CL3を中心軸とする略管状の基部3aと、基部3aの一端部である前端部3a1に連結し、基部3aの他端部である後端部3a2側に向かって基部3aを外方から覆うように海月の傘状に延出した傘状部3bと、を有する。傘状部3bにおける最大径となる位置は、前端部3a1と後端部3a2との間にある。
傘状部3bの肉厚は、基部3aの肉厚よりも薄く形成されている。
すなわち、基部3aよりも傘状部3bの方が、基本的に低剛性とされている。
基部3aは、前後に貫通する貫通孔3a3を有している。
貫通孔3a3は、前端部3a1側が音孔3eの出口として開口している。ここでは、イヤーピース3が音筒部2に外嵌された際に、貫通孔3a3の音筒部2よりも前方側となる部分を音孔3eとして規定する。
イヤーピース3は、柔軟性を有する材料で形成されている。例えば、エラストマやゴムである。ゴムの例はシリコーンゴムである。
基部3aの後端部3a2側には、内側に突出する内フランジ部3fが形成されている。
内フランジ部3fは、音筒部2における段面2c1に係合する係合部である。内フランジ部3fは、径方向内方に張り出して形成された縮径部分である。内フランジ部3fの内径は、音筒部2の外周面2bの外径に対し、同じか僅かに小さく設定されている。
イヤーピース3は、柔軟性を有し、音筒部2への装着時に、内フランジ部3fを音筒部2のフランジ部2cを乗り越えさせることで、基部3aを音筒部2の外側面に嵌め込むことができるようになっている。外す際は、逆の手順で行う。
このように、イヤーピース3は音筒部2に着脱自在に係合する。イヤーピース3が音筒部2に装着された状態で、軸線CL2と軸線CL3とは、通常、一致するように各部位の形状及び寸法が設定される。
イヤーピース3において、音孔3eの内壁部3e1は、図2の例示では、後方側から前方側に向かうに従い内径が拡大するように形成されている。
内壁部3e1は、この内径の拡張形状を有するものに限定されない。例えば、内径が前後方向に同径となるように形成されていてもよい。
イヤーピース3は、内壁部3e1に、窪んだ部位である凹部5が形成されている。
凹部5は、スピーカユニットSPの振動板SP2から発せられた出力音の内、凹部5に到達した出力音Mを拡散的に反射させる部分であり、以下拡散部KBとも称する。拡散部KB(凹部5)による出力音の拡散作用については後述する。
凹部5は、分散して、或いは列をなして断続的に複数設けられていてもよく、図2及び図3などには、複数の凹部5が列状に形成された例が示されている。
図4(a)〜(c)は、一つの凹部5を説明するための図である。詳しくは、図4(a)が軸線CL3から平面的に見た図であり、図4(b)が、図4(a)におけるS2−S2位置での断面図である。
イヤーピース3において、凹部5は、例えば、内壁部3e1における開口形状(縁部形状)が概ね円形を呈し、曲面状(例えば球面の一部)に窪んだ内面5aを有している。
内壁部3e1に凹部5を複数形成する場合には、所定の配置パターンで形成することが望ましい。その所定の配置パターンの一例として、配置パターンPA1を、図2〜図6を参照して説明する。
配置パターンPA1は、図2に示されるように、音孔3eの内壁部3e1を、軸線CL3方向にn(nは正の整数)個の領域で仮想分割して領域AR1〜ARnを設定したときに、各領域AR1〜ARnに、必ず凹部5を有するパターンである。nを領域分割数と称する。
この配置パターンPA1では、各領域AR1〜ARnにおいて、凹部5が、周方向に180°ずれた位置(軸線CL3を挟んだ反対位置)に対向して設けられないように、周方向の角度ピッチPTを設定するのがよい。
この角度ピッチPTについて、n=4として、図5(a)〜(c)を参照して説明する。
図5(a)は、イヤーピース3の音孔3eを軸線CL3方向から見た模式図であり、図5(b)は、内周面3e2における内周半面Aを説明する図、図5(c)は、内周面3e2における内周半面Bを説明する図である。
図5(a)において、内壁部3e1の内周面3e2の、周方向の任意位置である位置P1を角度0°の位置とする。
そして、位置P1から時計回り方向で角度180°の位置P2までの半周面をA面、位置P2から角度360°の位置P3(位置P1と合致)までの半周面(一点鎖線範囲)をB面とする。
このA面及びB面を平面展開した図が、図5(b)及び図5(c)である。
領域AR1において、凹部5は、角度0°の位置P1に形成され、他は周方向に角度ピッチPTを72°にして、72°,144°,216°,288°の各位置に形成されている。この角度ピッチPTは、mを3以上の奇数として、内周面3e2を軸線CL3方向から見たときに周方向にm等分する角度である。
従って、領域AR1において、いずれの凹部5も、軸線CL3を挟んで対向する180°ずれた位置(例えば、0°の凹部5に対する180°の位置P2)には、凹部5は設けられていない。
この場合、対向する180°位置に、凹部5の中心のみならず、その一部がかからないように、凹部5の大きさや形状が設定されている。
拡散部KBである凹部5は、内周面3e2を周方向にm等分する位置の内、一つの位置のみに形成されていてもよく、任意の二つ以上の位置に形成されていてもよい。
領域AR2についても、凹部5は、領域AR1と同様に角度ピッチPTを72°として五箇所に形成されている。
ここで、領域AR1の凹部5と、領域AR2の凹部5とは、周方向の形成位置が、所定の領域間ピッチPTaで周方向に偏倚して(ずれて)形成されている。
領域間ピッチPTaは、角度ピッチPTと領域分割数nとにより、
例えば、PTa<PT/n となるように設定される。
具体的には、図2及び図3に示されたイヤーピース3では、角度ピッチPT=72°,領域分割数n=4とされているので、領域間ピッチPTaは18°より小さい例えば、15°に設定される。
領域間ピッチPTaを設定したことで、領域AR1〜AR4の凹部5は、図5(b)に示されるように、拡散部群KBGとして傾斜配列角度αaで傾斜配列される。
次に、凹部5による出力音の拡散作用について、図6〜図8及び図10を参照して説明する。
図6及び図7は、凹部5が形成されていない従来のイヤーピース33を使用した場合の、出力音の進行経路を説明するための模式図である。
図6は、イヤーピース33の音孔33eの軸線CL33とスピーカユニットSPの軸線CLSとが一致している態様を示し、図7は、図2で例示したイヤホン51ものと同様に、音孔33eの軸線CL33がスピーカユニットSPの軸線CLSに対して傾斜している態様を示している。
図6において、振動板SP2から出力された音声の内、例えば軸線CL33上に放出された出力音は、音筒部2にもイヤーピース33にも当たらずに、直接外部に放出される(矢印M1)(以下、直接放出音M1と称する)。
一方、振動板SP2からCL33に対してある程度傾いた方向に放出された出力音は、音筒部2の貫通孔2aの内面又はイヤーピース33の音孔33eの内周面33e2に当たって反射し、外部に放出される(矢印M2)(以下、反射放出音M2と称する)。振動板SP2からの放出角度によっては、反射回数は複数回に及ぶ。
反射放出音M2は、直接放出音M1よりも進行経路長が長い。また、その進行経路長は、音声の進行経路や反射回数により異なり、一定ではない。
また、反射により周波数特性が変化するが、変化具合は、反射する部位が音筒部2の場合とイヤーピース33の場合とで異なる。その周波数特性の変化具合は、反射回数にも影響を受ける。
また、反射放出音M2の反射は、概ね正反射となり、反射によるエネルギの減衰は少なく、直接放出音M1に匹敵する音圧で、外耳道内に放出され使用者により聴取される。
ユーザが聴取する出力音は、直接放出音M1と反射放出音M2との混合音である。
反射放出音M2は、上述のように、直接放出音M1に対し、様々な遅延時間で遅延し、異なる周波数特性を有し、音圧低下も少ない。
従って、使用者には、出力音は濁って聴取され得る。
この出力音が濁って聴取され得る状況は、図7に示される態様でも同様である。図7に示される態様では、軸線CL33と軸線CL34とが一致していないので、一致している図5の態様と比較して直接放出音M1の音圧が低くなる。従って、図5の態様の場合よりも、使用者において、出力音はより濁って聴取される傾向にある。
これに対し、イヤーピース3は、内壁部3e1に凹部5が形成されている。以下の説明において、凹部5に到達する出力音を、便宜的に出力音Mとする。
図4において破線で示されるように、凹部5に、スピーカユニットSPが配置されている後方側から進入した出力音Mは、凹部5がなければ正反射して外部(前方)に向け進行するところ、凹部5の湾曲形成された内面5aに正反射するので、凹部反射音M3として後方側に戻る経路に偏向反射される。
図8に示されるように、出力音Mの内面5aに当たる入射角度によって、反射した凹部反射音M3の出射方向も変わる。具体的には、前後方向に加え、周方向にも広がる。微視的にみれば内面5aのある一点での正反射であるものの、内壁部3e1として巨視的に見ると、スピーカユニットSP側から出力音Mが種々の入射角度で到達して内面5aに当たるので、内面5aでの反射により実質的に拡散しているものとみることができる。
内面5aで反射した凹部反射音M3は、一回の反射で外部に放出される可能性は極めて低い。すなわち、多数の反射を経て、一部のみが外部に放出される。
この外部に放出した凹部反射音M3は、遅延時間が長く、周波数特性が大きく変化している。
しかしながら、凹部反射音M3は、反射回数が多いために音響エネルギが減衰し、音圧は顕著に低下している。そのため、直接放出音M1に凹部反射音M3が混合していても、使用者には出力音の濁りが認識され難い。
上述の理由により、凹部5は、複数設けられている方が、内壁部3e1で反射する出力音の内の、拡散部KBに到達し、拡散してエネルギが低減する出力音Mの割合が増加するので、好ましい。
凹部5を設けることで、イヤーピース3の基部3aの肉厚が減少し、基部3aの剛性が低下する。基部3aの剛性が低下すると、音筒部2との嵌合が緩くなって抜け易くなる、或いは基部3aが変形し易くなって音筒部2と基部3aとの間に隙間が生じイヤホン51の装着状態で外耳道内の密閉性が低下する、などの不具合が生じる虞がある。
従って、複数の凹部5を設ける場合は、基部3aの剛性をできるだけ低下させないように、配置パターンを考慮するのが望ましい。上述の配置パターンPA1は、この剛性低下を抑制するためのパターンである。
上述の配置パターンPA1では、凹部5が、軸線CL3を挟んだ位置に対向配置されない。
これにより、基部3aの径方向の剛性が確保され、潰れにくくなっている。
また、内壁部3e1を複数の仮想領域AR1〜AR4に分割し、それぞれに凹部5を有するようにして凹部5の分布を軸線CL3方向に分散させている。
これにより、軸線CL3方向における特定の範囲に凹部5が集中しないので、基部3aの曲げ剛性が確保され、曲がり難くなっている。
また、各仮想領域AR1〜AR4における凹部5の配置を、隣接領域毎に所定の領域間ピッチPTaでずらしている。
これにより、内壁部3e1の特定の周位置において軸線CL3方向に凹部5が集中することがなく、基部3aの剛性が周方向で均等になる。
凹部5は、その断面形状において、図9に示されるように、平坦な平底部5bを有するように変形してよい。平底部5bを設けることで、出力音Mを、凹部反射音M3としてスピーカユニットSP側へ戻すものを含めて拡散する効果をある程度得ながら、基部3aの薄肉化を抑制することができる。
図10は、図2及び図3などで説明した配置パターンPA1による複数の凹部5を有するイヤーピース3と、凹部5を全く有していない従来のイヤーピース33と、を、同じ個体の本体部1に装着した場合の、音孔3eから放出される出力音の周波数特性を示すグラフである。
図10において、約9000Hz以下の音域では、両者の差は認められないものの、9000Hzを超える高音域において、イヤーピース3の場合、イヤーピース33の場合に生じていたピークk1が抑制され、11000Hz前後の範囲k2における特性乱れの程度が、減少していることがわかる。
このように、拡散部KBである凹部5を有するイヤーピース3を用いることで、音の濁りが低減し、聴取される出力音の音質が向上することが、周波数特性上からも把握される。
また、図10において、イヤーピース3の特性は、イヤーピース33の特性に対し、ピークk1の周辺の特徴及びピークk2の周辺の特徴がそれぞれ高域側にシフトしていることがわかる。このように、イヤーピース3は、高域再生限界をより高域側へシフトさせて高域再生を有利にするという効果も発揮する。
イヤーピース3において、基部3aの厚さが比較的厚く設定でき、凹部5を設けても基部3aの剛性が実用上十分に確保される場合は、配置パターンPA1に限らず、自由な配置パターンで凹部5を形成してよい。
また、凹部5を特定の配置パターンに則ってではなく、任意に設ける場合も、凹部5の数、配置位置、などを自由に設定することができる。
以上、拡散部KBが窪んだ凹部5の場合を説明したが、拡散部KBは、突出する凸部5Aであってもよい。凸部5Aを有する変形例1のイヤーピースとして、例えば、図11のイヤーピース3Aとしてもよい。
イヤーピース3Aは、基部3Aaの内壁部3Ae1に、内周面3Ae2から突出する球面状の外面を有する凸部5Aを、配置パターンPA1と同様のパターンで複数設けた例である。凸部5Aの形状例は、図12の断面図で示される。
図12に破線で示されるように、凸部5Aに、スピーカユニットSPが配置されている後方側から進入した出力音Mは、凸部5Aがなければ正反射して外部(前方)に向け進行するところ、凸部5Aの湾曲形成された外面5Aaに正反射するので、凸部反射音M4として、入射方向に応じ、少なくとも後方側を含めた広い範囲に偏向反射される。
詳しくは、出力音Mの外面5Aaへの入射方向によって、反射した凸部反射音M4の出射方向も変わる。具体的には、前後方向に加え、周方向にも広がる。微視的にみれば外面5Aaの一点での正反射であるものの、内壁部3e1として巨視的に見ると、スピーカユニットSP側からの出力音Mが種々の入射角度で到達して外面5Aaに当たるので、外面5Aaでの反射により実質的に拡散しているものとみることができる。
拡散部KBは、リブ状に突出する凸部5Bであってもよい。
凸部5Bを有する変形例2のイヤーピースとして、例えば、図13のイヤーピース3Bとしてもよい。
イヤーピース3Bは、基部3Baの内壁部3Be1に、その内周面3Be2から突出し、軸線CL3B方向に延在するリブ状の凸部5Bを、配置パターンPA1の傾斜配列角度αa〔図5(b)参照〕と同様の傾斜角度で複数設けた例である。
拡散部KBを凸状として設けた場合、基部3Baの剛性が低下することはないが、音孔3eの開口面積は減少する。
音孔3eの開口面積は、狭いよりも広い方が、聴取される出力音の音質をより向上させることができる。
そのため、イヤーピース3Bにおいて傾斜配列している凸部5Bを、傾斜させずに前後方向に延在させた変形例3のイヤーピース3C(図14参照)とすることで、軸線CL3方向から見たときの音孔3eの開口面積減少を抑制することができるので好ましい。
図14に示されるように、イヤーピース3Cには、基部3Caの内壁部3Ce1に、その内周面3Ce2から突出し、軸線CL3Cを含む仮想平面に沿って延在するように形成されたリブ状の凸部5Cが、内周面3Ce2の周方向に離隔して複数設けられている。
拡散部KBを凹んだ部位として多数形成しても、イヤーピース3の基部3aの剛性が十分である、或いは、拡散部KBを突出した部位として多数形成しても、音孔3eの開口面積が十分に確保できる、という場合には、拡散部KBは内壁部3e1に自由な形状で設けてよい。
後者の場合、例えば、図15に示される変形例4のイヤーピース3Dとしてもよい。
イヤーピース3Dには、基部3Daの内壁部3De1に、その内周面3De2から軸線CL3D方向に突出し、軸線CL3Dを中心とする螺旋状に形成された凸部5Dが設けられている。凸部5Dは、図15の例示のように連続して一つの突出螺旋条として形成されているものに限定されず、断続的に複数形成されていてもよい。
上述の、イヤーピース3A〜3Dに設けられた拡散部KBである凸部5A〜5Dは、スピーカユニットSP側から出力音Mが入来したときに、巨視的に拡散するように凸部反射音M4として反射させる。
これにより、凸部5A〜5Dで反射した凸部反射音M4は、直接放出音M1に対し、遅延時間が長く、周波数特性が大きく変化しているが、音圧は顕著に低下している。
そのため、直接放出音M1に凸部反射音M4が混合していても、使用者には、凸部反射音M4の影響による音の濁りがほとんど認識されず、高音質の出力音が聴取される。
スピーカユニットSPからの出力音の内、直接外部に放出されずに、音筒部2の貫通孔2aの内壁又は基部3aの音孔3eの内壁部3e1に当たる出力音の比率は、スピーカユニットSPの振動板SP2の直径Dsが音筒部2の貫通孔2aの内径Daより大きい場合に、高くなる。
図16は、Ds<Da の場合の例を模式的に示した断面図であり、図17は、Ds>Da の場合の例を模式的に示した断面図である。
図16では、振動板SP2からの例えば周縁部からの出力音も、そのまま反射せずに音筒部2から音孔3e内に進入できるのに対し、図17では、振動板SP2からの出力音の内、周縁部からの出力音は、本体部1の内面に当たり、直接音筒部2の貫通孔2a内に進入できない。
すなわち、直接放出音M1に対する反射放出音M2の比率(M2/M1)が、図17に示される態様の方が大きく、聴取される出力音の濁りが生じ易い。
従って、図17のように、振動板SP2の外形サイズが、音筒部2の貫通孔2aの内径Daよりも大きい場合に、イヤーピース3,3A〜3Dなどを用いるとより効果的である。
拡散部KBは、凹んだ部位(例えば凹部5)であっても、突出した部位(例えば凸部5A〜5D)であっても、スピーカユニットSP側から出力音Mが到達して反射した凹部反射音M3又は凸部反射音M4の少なくとも一部を、軸線CL3方向において反射した反射点よりもスピーカユニットSP側に戻すよう反射させる反射部GMを有して形成されているとよりよい。反射部GMは、例えば、図4では反射点G1を含む反射部GM1、図12では、反射点G2を含む反射部GM2である。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
拡散部KBの形状、すなわち、凹部5及び凸部5A〜5Dの形状は、上述の例に限定されない。
イヤホン51の構造として、スピーカユニットSPの位置は限定されない。
例えば、スピーカユニットSPが音筒部2内に配置されている、或いは、音筒部2の先端に設けられている場合も適用される。
内壁部3e1の横断面形状は限定されない。楕円形、多角形、など、円形以外の任意の形状であってよい。
凹部5や凸部5Aなる拡散部KBの形状も、限定されない。軸線CL3方向から見た平面視で、円形に限らず、楕円形、多角形、など任意の形状であってよい。
拡散部KBとして、凹んだもの、凸のもの、のいずれかのみで形成されているものに限定されない。例えば凹んだ凹部5と、突出した凸部5A〜5Dとが混在していてもよい。
拡散部KBは、周方向に等間隔で形成されていなくてもよい。異なる間隔で形成されていてもよく、特定の周方向位置のみに形成されていてもよい。
基部3aと傘状部3bとを、異なる材料で形成してもよい(いわゆる二色成形)。この場合、基部3aを剛性の高い材料で形成することができるので、拡散部KBを凹んだ部位として形成するには好適である。
図18〜図47は、実施の形態に係るイヤーピースの外観例を説明するための図である。
図18〜図23は、イヤーピース3の変形であって、領域分割数nを3として領域AR1〜AR3を設定したイヤーピース13の外観を説明する図である。
図18がイヤーピース13の斜視図であり、図19がイヤーピース13の前面図であり、図20がイヤーピース13の左側面図であり、図21がイヤーピース13の右側面図であり、図22がイヤーピース13の後面図であり、図23がイヤーピース13の縦断面図である。左右の側面図は共通である。
イヤーピース13は、基部3a及び傘状部3bに相当する基部13a及び傘状部13bを有し、基部13aの内周面13e2において、凹部5に相当する凹部15が設けられている。
図24〜図29は、イヤーピース3Aの変形であって、角度ピッチPTを60°として凸部15Aを設けたイヤーピース13Aの外観を説明する図である。
図24がイヤーピース13Aの斜視図であり、図25がイヤーピース13Aの前面図であり、図26がイヤーピース13Aの左側面図であり、図27がイヤーピース13Aの右側面図であり、図28がイヤーピース13Aの後面図であり、図29がイヤーピース13Aの縦断面図である。左右の側面図は共通である。
イヤーピース13Aは、基部3Aa及び傘状部3Abに相当する基部13Aa及び傘状部13Abを有し、基部13Aaの内周面13Ae2において、凸部5Aに相当する凸部15Aが設けられている。
図30〜図35は、イヤーピース3Bの変形であって、角度ピッチPTを約51.4°の7等分として凸部5Bを設けたイヤーピース13Bの外観を説明する図である。
図30がイヤーピース13Bの斜視図であり、図31がイヤーピース13Bの前面図であり、図32がイヤーピース13Bの左側面図であり、図33がイヤーピース13Bの右側面図であり、図34がイヤーピース13Bの後面図であり、図35がイヤーピース13Bの縦断面図である。左右の側面図は共通である。
イヤーピース13Bは、基部3Ba及び傘状部3Bbに相当する基部13Ba及び傘状部13Bbを有し、基部13Baの内周面13Be2において、凸部5Bに相当する凸部15Bが設けられている。
図36〜図41は、イヤーピース3Cの変形であって、角度ピッチPTを60°として凸部15Cを設けたイヤーピース13Cの外観を説明する図である。
図36がイヤーピース13Cの斜視図であり、図37がイヤーピース13Cの前面図であり、図38がイヤーピース13Cの左側面図であり、図39がイヤーピース13Cの右側面図であり、図40がイヤーピース13Cの後面図であり、図41がイヤーピース13Cの縦断面図である。左右の側面図は共通である。
イヤーピース13Cは、基部3Ca及び傘状部3Cbに相当する基部13Ca及び傘状部13Cbを有し、基部13Caの内周面13Ce2において、凸部5Cに相当する凸部15Cが設けられている。
図42〜図47は、イヤーピース3Dの外観を説明する図である。
図42がイヤーピース3Dの斜視図であり、図43がイヤーピース3Dの前面図であり、図44がイヤーピース3Dの左側面図であり、図45がイヤーピース3Dの右側面図であり、図46がイヤーピース3Dの後面図であり、図47がイヤーピース3Dの縦断面図である。左右の側面図は共通である。
1 本体部
2 音筒部
2a 貫通孔、 2b 外周面、 2c フランジ部、 2c1 段面
3,3A〜3D,13 イヤーピース
3a,3Aa,3Ba,3Ca,3Da 基部、 3a1 前端部
3a2 後端部、 3a3 貫通孔、 3b 傘状部、 3e 音孔
3e1,3Ae1,3Be1,3Ce1,3De1 内壁部
3e2,3Ae2,3Be2,3Ce2,3De2 内周面
3f 内フランジ部(係合部)
5,15 凹部
5A〜5D 凸部、 5Aa 外面、 5a 内面、 5b 平底部
51 イヤホン
A,B 内周半面
AR1〜AR4 領域
C コード
CL2,CL3,CL3A〜CL3D 軸線
Da 内径、 Ds 直径
KB 拡散部、 KBG 拡散部群
k1 ピーク、 k2 範囲
M (拡散部KBに到達した)出力音、 M1 直接放出音
M2 反射放出音、 M3 凹部反射音、 M4 凸部反射音
n 領域分割数
PA1 配置パターン、 P1〜P3 位置
PT 角度ピッチ、 PTa 領域間ピッチ
SP スピーカユニット、 SP1 音放出面、 SP2 振動板
V1 フロントキャビティ
αa 傾斜配列角度

Claims (6)

  1. 貫通孔を有する筒状の基部と、
    前記基部の一端側に接続され他端側に向け前記基部を覆うよう傘状に延出した傘状部と、
    前記貫通孔の他端側に設けられてイヤホンの音筒部と係合する係合部と、
    前記貫通孔の内周面において凹状又は凸状として形成され、
    前記他端側から進行して到達した音を偏向反射する拡散部と、
    備え、
    nを3以上の奇数としたときに、前記拡散部は、前記内周面において、前記貫通孔の軸線方向から見たときに周方向にn等分する位置の内の、二つ以上の位置に形成されているイヤーピース。
  2. 前記拡散部は、前記到達した音を、前記他端側に戻すように偏向反射することを特徴とする請求項1記載のイヤーピース。
  3. 前記拡散部は、前記貫通孔の軸線方向に断続して複数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイヤーピース。
  4. 前記拡散部は、前記貫通孔の前記他端側から前記一端側に向かうに従って一周方向に偏倚するよう断続して形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイヤーピース。
  5. スピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを収容する本体部と、
    前記本体部から筒状に突出する音筒部と、
    前記音筒部に着脱自在に装着されたイヤーピースと、
    を備え、
    前記イヤーピースは、
    貫通孔を有する筒状の基部と、
    前記基部の一端側に接続され他端側に向け前記基部を覆うよう傘状に延出した傘状部と、
    前記貫通孔の他端側に設けられて前記音筒部に外嵌している係合部と、
    前記貫通孔の内周面における前記音筒部よりも前記一端側に凹状又は凸状として形成され、前記スピーカユニットから進行して到達した音を偏向反射する拡散部と、
    を有し、
    nを3以上の奇数としたときに、前記拡散部は、前記内周面において、前記貫通孔の軸線方向から見たときに周方向にn等分する位置の内の、二つ以上の位置に形成されているイヤホン。
  6. 前記拡散部は、前記到達した音を、前記他端側に戻すように偏向反射することを特徴とする請求項5記載のイヤホン。
JP2013239936A 2013-11-20 2013-11-20 イヤーピース及びそれを備えたイヤホン Active JP6136882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013239936A JP6136882B2 (ja) 2013-11-20 2013-11-20 イヤーピース及びそれを備えたイヤホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013239936A JP6136882B2 (ja) 2013-11-20 2013-11-20 イヤーピース及びそれを備えたイヤホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015100071A JP2015100071A (ja) 2015-05-28
JP6136882B2 true JP6136882B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=53376427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013239936A Active JP6136882B2 (ja) 2013-11-20 2013-11-20 イヤーピース及びそれを備えたイヤホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6136882B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8737664B2 (en) * 2008-06-18 2014-05-27 Apple Inc. In-the-ear porting structures for earbud
JP5258413B2 (ja) * 2008-06-25 2013-08-07 モレックス インコーポレイテド イヤーチップおよび挿入型イヤホン
US8061472B2 (en) * 2009-06-03 2011-11-22 Sperian Hearing Protection, Llc Non-roll foam eartip
JP2013021591A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Jvc Kenwood Corp イヤホン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015100071A (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7487940B2 (ja) イヤピースおよびイヤホン
JP5915572B2 (ja) バスレフポートおよび管体
JP3742330B2 (ja) 挿入型イヤホン
US9516402B2 (en) Earpiece and electro-acoustic transducer with protrusions and/or grooved passages
EP2974360B1 (en) Behind the ear earphone
JP6631090B2 (ja) グリル及び音響機器
US20150281819A1 (en) Earpieces having flexible flaps
TWM508868U (zh) 反向聲波耳機
US20190128278A1 (en) Fan
KR102310442B1 (ko) 이어폰
KR20110026417A (ko) 이어 칩 및 삽입형 이어폰
US11234067B1 (en) Headphone structure
JP6136882B2 (ja) イヤーピース及びそれを備えたイヤホン
JP5550289B2 (ja) カナル型イヤホン
JP2013021591A (ja) イヤホン
JP3213987U (ja) 屈曲状アダプティブイヤーピース及びアダプティブイヤホン
WO2020208342A1 (en) Acoustic devices
CN217643647U (zh) 一种耳塞及耳机
JP6682285B2 (ja) ヘッドホン
WO2023005110A1 (zh) 耳机结构
JP2022522042A (ja) イヤピース
KR101988993B1 (ko) 헤드폰 장치
US1563586A (en) Silencer for telephones and the like
JP5516878B2 (ja) イヤーキャップ及びイヤーキャップを備えたイヤホン
KR20050112325A (ko) 이어폰의 귀삽입구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6136882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150