JP6136558B2 - 情報処理装置、電子データ検索システム - Google Patents

情報処理装置、電子データ検索システム Download PDF

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Description

本発明は、保存されている電子データを検索する情報処理装置等に関する。
個人が扱う電子データ(以下、データという)の数や種類が益々増大している。データは個人が使用するPC(Personal Computer)に保管することもできるが、セキュリティやアクセスのしやすさなどの観点から、ファイルサーバやNAS(Network Attached Storage)に保管することが多くなってきている。
また、複数のユーザーが共同で作業を進めるため、ファイルサーバ等に複数のユーザーがデータを保存・読み出し可能な共有フォルダが設けられる場合がある。共有フォルダに保存したデータを使用するため、各ユーザーは共有フォルダに保存されている複数のファイルから、ユーザーが指定したキーワードでファイル名やファイルの内容を検索することができる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ファイル名及びファイルパスを検索条件式で検索して、さらにキーワードで全文検索を行うファイル検索システムが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたファイル検索システムでは、ファイル名や全文検索結果をクライアントに送信しているだけであり、目的とするデータを効率的に検索できない場合があるという問題があった。例えば、共有フォルダに、同名のファイルや同様の内容が記載されたファイルが多数、保存されている場合に、複数の同名のファイル又は複数の同じ内容が記載されたファイルが検索条件に合致する。このため、ユーザーは、検索条件に合致したファイルでも、自分が保存したファイルがどれか分からなくなってしまう場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、共有フォルダにファイルを保管したユーザが目的のファイルを効率的に検索できる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、ユーザー名をフォルダ名とするフォルダの作成を検出するフォルダ監視手段と、前記フォルダ監視手段がフォルダの作成を検出した場合、前記フォルダのフォルダ名と所有者名が一致する電子データを共有フォルダから検索する検索手段と、前記検索手段が検索した電子データへのアクセス情報を前記フォルダの配下に作成するアクセス情報作成手段と、を有することを特徴とする。
共有フォルダにファイルを保管したユーザが目的のファイルを効率的に検索できる情報処理装置を提供することができる。
本実施形態のネットワークシステムの概略動作を説明する図の一例である。 文書管理装置を有するネットワークシステムの概略構成図の一例である。 文書管理装置のハードウェア構成図の一例である。 文書管理装置の機能ブロック図の一例である。 情報処理装置とアプリケーションの機能ブロック図の一例である。 データベースに登録されるデータを説明する図の一例である。 アプリケーションの動作を説明する図の一例である。 ネットワークシステムの動作手順を示すフローチャート図の一例である。 アプリケーションの動作手順を示すフローチャート図の一例である。 データベースに登録されるデータの別の一例を示す図である。 絞り込み検索について説明する図の一例である。 情報処理装置とアプリケーションの機能ブロック図の一例である。 ネットワークシステムの動作手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の文書管理装置の概略動作を説明する図の一例である。
(1)文書管理装置100にはユーザーAAAが所有するファイル1が登録されている。ファイルは特許請求の範囲の電子データの一例である。
(2)ユーザーAAAは自分が所有者のファイルを検索する場合、自分のユーザーID(AAA)をフォルダ名とするフォルダを作成する。したがって、"AAA"というフォルダ名のフォルダを作成する。なお、OS(Operating System)やそのファイルシステムによってはフォルダをディレクトリと称する場合がある。
(3)文書管理装置は、フォルダ名を所有者とするファイルを検索する。そしてこのファイルのファイルパスを作成し、ユーザが作成したフォルダの配下にショートカットとして登録する。
したがって、ユーザーIDをフォルダ名とするフォルダを作成することで、ユーザーは自分が所有者のファイルだけを検索できる。検索結果はショートカットとして記録されるので、ユーザーは自分のファイルに容易にアクセスすることができる。
〔構成例〕
図2は、文書管理装置100を有するネットワークシステム500の概略構成図の一例である。ネットワーク400を介して文書管理装置100と携帯端末300及び情報処理装置200が接続されている。ネットワーク400は、LANやVLAN、又は、2つ以上のLANがルータやL3スイッチにより接続されたインターネットなどである。文書管理装置100と携帯端末300又は情報処理装置200が1対1に接続されていてもよい。図示するように、無線LANや携帯電話などの通信気事業者が提供する無線通信網などの無線接続を、一部又は全部に含んでいてもよい。
文書管理装置100はネットワーク400を介して情報処理装置200又は携帯端末300からファイルの登録や検索・整理の操作を受け付ける。文書管理装置100は、ファイルサーバやNASであるが、単なるサーバやネットワーク機器など、どのように呼ばれていてもよい。
また、PC(Personal Computer)としてスタンドアロンに存在し、文書管理機能を有することも可能である。すなわち、必ずしもネットワーク400に接続する必要はなく、ユーザーは文書管理装置100を直接、操作することもできる。
携帯端末300は、スマートフォン、タブレット、携帯電話、PDA(Personal digital Digital Assistant)、ノートPC、ラップトップPCなど、可搬型の情報処理装置である。携帯端末300は、少なくとも通信装置のアダプタを装着することで無線通信可能である。どのようなOSを搭載しているかは、メーカによって様々であるが例えば iOS、Android(登録商標)、Windows(登録商標)などがある。
携帯端末300は、無線LAN、WiMAX、LTE(Long Term Evolution)、HSDPA、CDMA、GSM(登録商標)、などの各種の規格に従った無線通信装置により、アクセスポイントや通信事業者の基地局401を介して文書管理装置100と通信する。基地局401に接続した場合、通信事業者のサーバやゲートウェイを経由してネットワーク400に接続される。
情報処理装置200は、例えばデスクトップPCやノートPCである。情報処理装置200のOSとしてはWindows(登録商標)、OS X(登録商標)、Linux(登録商標)、Unix(登録商標)などがある。
携帯端末300又は情報処理装置200のいずれも、文書管理装置100のファイルを検索・整理することができる。以下では、情報処理装置200が文書管理装置100と通信する場合を例に説明する。
図3は、文書管理装置100のハードウェア構成図の一例を示す。文書管理装置100は、コンピュータの一形態である。文書管理装置100は、それぞれバスで相互に接続されているCPU101、RAM102、ROM103、記憶媒体装着部104、ネットワークカード106、入力装置107、及び、HDD108を有する。CPU101は、OSやプログラムをHDD108から読み出して実行することで種々の機能を提供すると共に、文書管理装置100が行う処理を統括的に制御する。
RAM102はCPU101がプログラムを実行する際に必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)になり、ROM103はBIOS(Basic Input Output System)やOSを起動するためのプログラム、設定ファイル等が記憶されている。
記憶媒体装着部104には記憶媒体110が着脱可能であり、記憶媒体110に記録されたプログラムを読み込み、HDD108に記憶させる。また、記憶媒体装着部104は、HDD108に記憶されたデータを記憶媒体110に書き込むこともできる。記憶媒体110は例えば、USBメモリ、SDメモリカード、DVD−ROM、CD−ROM等である。
入力装置107は、キーボードやタッチパッド(マウス)、音声入力装置などであり、文書管理装置100の管理者の様々な操作指示を受け付ける。
HDD108は、SSD等の不揮発メモリでもよく、OS、プログラム、各種のファイルが記憶されている。HDD108にはファイルが記憶されるが、ファイルは文書管理装置100と接続された外部のHDDに記憶されていてもよい。
ネットワークカード106は、ネットワーク400に接続するための通信装置であり、例えば、イーサネット(登録商標)カードである。
なお、プログラムは、記憶媒体110に格納された状態又は不図示のサーバからダウンロードして文書管理装置100等に配布される。プログラムの配布形態は、インストール用に圧縮されていても、実行可能状態でもよい。
情報処理装置200と文書管理装置100が通信するプロトコルは、インフラストラクチャーとして利用可能なプロトコルを使用すればよく、本実施形態ではどのようなプロトコルを使用してもよい。LANでは、イーサネット(登録商標)などのネットワークカードにより、通信相手と物理的な通信レイヤーを構築し、電圧を増幅したり信号波形を成形すること等を行うと共に、通信の調停などを行っている。また、信号波形からデータを取り出しフレームに格納する。フレームはネットワークカードに一意のMACアドレスにて識別される。
また、インターネットではTCP/IPで通信の確立、通信手順の制御、パケットへの分割・再構築、パケットを通信相手に到達させるルーティングなどを行っている。TCP/IP上に、情報処理に適した各種のプロトコルが存在する。このプロトコルとしては、HTTP、FTP、SMB(Server Message Block)、CIFS(Common Internet File System)、WebDAV、などがある。本実施例では、ファイル共有のアプリケーションが動作するが、ファイル共有に適したプロトコルとして、SMBやCIFS、WebDAVといったプロトコルが知られている。
〔機能例〕
図4は、文書管理装置100の機能ブロック図の一例を示す。文書管理装置100は、アプリケーション11、フォルダ13、OS12、及び、データベース14を有している。アプリケーション11は、文書管理装置100のファイル検索の処理を行う。アプリケーション11はHDD108に記憶されたプログラムと同じもの又はその一部である。
なお、フォルダ13及びデータベース14は文書管理装置100の外に存在してもよい。すなわち、文書管理装置100がネットワークを介してアクセス可能な場所にフォルダ13及びデータベース14が存在すればよく、物理的な場所を文書管理装置100に制限するものではない。
データベース14には、後述するようにファイルパス、ファイルの所有者名、ファイル更新日時、ユーザーアカウント情報、及び、ユーザーアカウント作成日時が書き込まれる。データベース14は例えばHDD108に構築される。
フォルダ13には、共有フォルダ36とユーザー名検索用フォルダ37が自動的に作成される。共有フォルダ36にはユーザーがSMB接続でファイルを配置することができる。ユーザー名検索用フォルダ37には、共有フォルダ36内のファイルを検索する目的でユーザーが任意にフォルダを作成することができる。フォルダ13は、例えばHDD108に構築される。
OS12は、例えばWindows(登録商標)サーバ系のOSであり、ファイル共有に適したSMBなどファイル共有に適したプロトコルをサポートしている。
図5は、情報処理装置200とアプリケーション11の機能ブロック図の一例を示す。情報処理装置200はイベント要求部21と検索要求部22を有する。イベント要求部21は、アプリケーション11にファイル登録・編集・削除要求を送信する。ファイルの登録・編集の場合、イベント要求部21はファイルをアプリケーション11に送信する。検索要求部22は、ユーザーIDをフォルダ名とするフォルダをユーザー名検索用フォルダ37に作成することで、ユーザー名検索要求をアプリケーション11に送信する。イベント要求部21と検索要求部22は、情報処理装置200で動作するファイル管理ソフト、ブラウザ又はアプリが主な実体である。
アプリケーション11は、要求受付部31、イベント監視部32、データベース更新部33、検索部34、及び、ショートカット作成部35を有する。要求受付部31は情報処理装置200からのファイル登録・編集・削除要求及びユーザー名検索要求を受け付ける。また、共有フォルダ36に対するファイル登録、編集、削除を行い、ユーザー名検索用フォルダにフォルダを作成する。
イベント監視部32は、共有フォルダ36へのファイルの作成・変更・削除、及び、ユーザー名検索用フォルダ37へのフォルダの作成を監視する。ファイルの作成・変更・削除、又は、フォルダの作成をイベントと称する。
データベース更新部33は、ファイルが作成された場合に、ファイルの所有者名等を取得する。詳しくは後述する。そして、取得した所有者名等をデータベース14に書き込む。また、ファイルが編集された場合、データベース更新部33は、データベース14のファイル更新日時を更新する。また、データベース更新部33は、ファイルが削除された場合はデータベース14の1レコードを削除する。
一方、例えばユーザーが文書管理装置100のサービスから退会した場合、データベース更新部33は、データベース14を更新しない。退会したユーザが、自分が所有者のファイルを削除しなかった場合、共有フォルダ36には退会したユーザのファイルが残っているので、他のユーザは退会したユーザーが所有者のファイルを検索することができる。
検索部34は、データベース14の所有者名を、ユーザー名検索用フォルダ37に作成されたフォルダのフォルダ名で検索する。ショートカット作成部35は、検索に適合したファイルへのショートカットをユーザー名検索用フォルダ37に作成されたフォルダの配下に作成する。ショートカットやファイルパスは、特許請求の範囲のアクセス情報の一例である。
〔データベースのデータ〕
図6(a)は、データベースに登録されるデータを説明する図の一例である。データベースには、「ファイルパス」「所有者名」「作成日時」「ファイル更新日時」を1つのレコードとするファイル情報が登録されている。
「ファイルパス」は共有フォルダ36におけるファイルの保存場所を示す。「所有者名」にはファイルの所有者のユーザーIDが登録される。所有者とは、例えばファイルの作成者又は登録者である。「所有者名」はユーザーが文書管理装置100にログインした際に特定されるか、又は、ファイルと共に送信される。作成日時はファイルの作成日時である。ファイル更新日時は、ファイルの最後の更新日時である。この他、ファイルにはファイルサイズなどのファイルシステムで管理可能な管理情報が含まれるので、これらをデータベースに登録してもよい。
図6(b)は、ユーザー登録情報の一例を示す図である。ユーザー登録情報は、「ユーザーID」「ユーザーアカウント情報」「ユーザーアカウント作成日時」を1つのレコードとする。
「ユーザーアカウント情報」はユーザーIDやパスワードなど、ユーザーを認証するための情報である。特許請求の範囲のアクセス情報の一例である。「ユーザーアカウント作成日時」は文書管理装置100がユーザーアカウント情報を登録した日時である。
ユーザーが、文書管理装置100が提供するサービスから退会し、ユーザーアカウント情報が削除される場合がある。この場合、ユーザー登録情報から1レコードが削除される。しかし、削除されたものと同じユーザーIDが、別のユーザーの入会で再度、登録される場合がある。この場合、ユーザーアカウント情報とユーザーアカウント作成日時は、新しいユーザーのものに更新される。
〔具体的な動作例〕
図7は、アプリケーション11の動作を説明する図の一例である。
文書管理装置100には、システム起動時に共有フォルダ36とユーザー名検索用フォルダ37が自動的に作成される。一度作成された共有フォルダ36とユーザー名検索用フォルダ37は、管理者が削除しなければ保持される。
ユーザーは、情報処理装置200から、共有フォルダ36にファイルを登録したり、編集したり、削除したりする。また、ユーザーは、共有フォルダ36に任意の名称のフォルダを作成することができる。図7では、共有フォルダ36に以下のファイル又はフォルダが登録されている。
・共有フォルダ
所有者名User01:ファイル「Text.txt」
所有者名User02:ファイル「Test2.doc」
フォルダ「議事録」
・フォルダ「議事録」
所有者名User01:ファイル「Test1.doc」
所有者名User03:ファイル「Test3.doc」
イベント監視部32は、共有フォルダ36内のファイルの作成・削除・編集のイベントを監視して、イベントを検知するとデータベース更新部33に通知する。データベース更新部33は、共有フォルダ36に配置されたファイルのファイル情報を取得し、ファイルパス、所有者名、作成日時、及び、ファイル更新日時をデータベース14に格納しておく。
また、ユーザーは、ユーザー名検索用フォルダ37にユーザーIDをフォルダ名とするフォルダを作成することができる。このユーザIDは、文書管理装置にログインしているユーザーIDの場合と、ログインしているユーザーとは別のユーザーのユーザーIDのどちらでもよい。
ユーザー名検索用フォルダ37の配下にフォルダが作成された場合、検索部34は、フォルダ名をユーザーIDに持つユーザーが所有者のファイルをデータベース14から検索する。そして、ショートカット作成部35は、検索に適合したファイルへのショートカットを、作成されたフォルダの配下に作成する。
なお、ショートカットとは、ツリー構造のファイルシステムやネットワーク上のファイルにアクセスするための情報であり、例えばファイルパスやURLである。ファイルの本体は共有フォルダ36に保存されたまま、ショートカットだけがユーザー名検索用フォルダ37に作成される。
図7では「User01」と「Use02」というフォルダがユーザー名検索用フォルダ37の配下に作成されている。したがって、ショートカット作成部35は、「User01」又は「Use02」というユーザーIDのユーザーを所有者とするファイルへのショートカットをフォルダ「User01」と「Use02」の配下に作成する。
「User01」が所有者のファイルは「Text.txt」と「Test1.doc」なので、「User01」フォルダの配下にこれらのファイルへのショートカットが作成される。「User02」が所有者のファイルは「Test2.doc」なので、「User02」フォルダの配下にこのファイルへのショートカットが作成される。
ここで、検索部34は、ログインしているユーザーのユーザーアカウント作成日時とファイル更新日時を比較して、ユーザーアカウント作成日時よりファイル更新日時の方が古いファイルは検索対象としない。これにより、ユーザーが文書管理装置100から退会したなどの理由で、ユーザーアカウント情報が削除された後に、同一ユーザーIDで、ユーザーアカウント情報が作成された場合でも、前の同じユーザーIDのユーザーが保存したファイルを検出しないようにすることができる。
例えば、User01のユーザーアカウント作成日時=2012年1月1日
User01が所有者のファイルのファイル更新日時=2011年1月1日
の場合、ファイル更新日時の方が古い。この場合、User01が所有者のこのファイルは、ユーザーアカウント作成前に更新されるはずがないので、検索部34は、「User01」が所有者でもこのファイルは検索対象としない。
このように、ユーザーがユーザー名検索用フォルダ37に作成するフォルダ名を"ユーザーID"に設定することで、検索部34は、該"ユーザーID"のユーザーが文書管理装置に保存したファイルを抽出することができる。
〔動作手順〕
図8は、ネットワークシステム500の動作手順を示すフローチャート図の一例である。
S1:ユーザーは情報処理装置200を操作して、共有フォルダ36にファイル登録要求を送信する。要求受付部31は共有フォルダ36へのファイル登録要求を受け付け、共有フォルダ36にファイルを保存する。
S1.1:イベント監視部32はファイル登録というイベントを検知する。イベント監視部32はデータベース更新部33に通知する。
S1.1.1:これによりデータベース更新部33は共有フォルダ36のファイルからファイルパス、所有者名、及び、ファイル更新日時を取得する。
S1.1.2:データベース更新部33は、ファイルパス、所有者名、及び、ファイル更新日時をデータベース14に登録する。
S2:次に、ユーザーは情報処理装置200を操作して、文書管理装置(図ではフォルダ)にユーザー名検索要求を送信する。ユーザー名検索要求は、例えばユーザーIDのフォルダの作成要求である。ユーザーIDは、ユーザー名検索要求と共に文書管理装置100に送信される。または、要求受付部31がログイン中のユーザー名をフォルダ名として採用してもよい。要求受付部31はユーザー名検索要求を受け付け、ユーザー名検索用フォルダ37にフォルダを作成する。
S2.1:イベント監視部32はフォルダ作成というイベントを検知する。イベント監視部32はフォルダ名などを検索部34に通知する。
S2.1.2:検索部34は、フォルダ名(ユーザID)をキーにして、データベースからユーザーアカウント作成日時というユーザー情報を取得する。
S2.1.3:検索部34は、フォルダ名が所有者となっているファイルをデータベース14から検索する。この時、ユーザーアカウント作成日時以降に更新されているファイルのみを検索対象とする。
S2.1.4:ショートカット作成部35は、フォルダ名を所有者とするファイルであり、ユーザーアカウント作成日時以降に更新されている全てのファイルへのショートカットを、S2で作成されたフォルダの配下に作成する。これにより、検索結果をショートカットとしてフォルダに作成することができる。
図9は、アプリケーション11の動作手順を示すフローチャート図の一例である。文書管理装置100が起動中、アプリケーション11のイベント監視部32はイベントを監視している(S10)。
ユーザーがファイル作成又はファイル編集を行った場合、データベース更新部33がファイルのファイルパス、所有者名、作成日時、及び、ファイル更新日時を取得する(S20)。
データベース更新部33は、ファイルパス、所有者情報、作成日時、及び、ファイル更新日時をデータベース14のレコードに登録する(S30)。
ユーザーがユーザー名検索用フォルダ37にフォルダを作成した場合、検索部34はフォルダ名とデータベース14に登録されているファイルの所有者名が一致するファイルを検索する(S40)。ユーザーアカウント作成日時より前に更新されているファイルは検索対象外である。
ショートカット作成部35は、検索に適合したファイルのファイルパスをデータベースから取得する(S50)。
ショートカット作成部35は、ユーザー名検索用フォルダ37に作成されたフォルダの配下に、ファイルパスを用いてショートカットを作成する(S60)。
ユーザーがファイルを削除した場合、データベース更新部33はデータベースの1レコードを削除する(S30)。
以上のような処理により、ユーザーは自分が所有者のファイルだけを効率的に検索できる。また、退会したユーザーがファイルを残していれば、他のユーザがそれを検索することができる。一方、新しく入会したユーザーに、退会したユーザーと同じユーザーIDが付与されても検索対象から除外できる。
〔ファイル情報の変形例〕
図10は、データベース14に登録されるファイル情報の別の一例を示す図である。図6(a)と比べると、「全文」というフィールドが追加されている。全文は、ファイルの全文の内容(例えばテキストデータ)である。
文書管理装置100は、共有フォルダ36のファイルであっても、所有者でないユーザーがファイルにアクセスすることを制限するアクセス制限が可能である。しかし、全文が登録されていると、全文検索可能なので、任意のユーザーが共有フォルダ36に保存したファイルを他のユーザーが検索可能になる。
したがって、文書管理装置100のユーザーは、全文に含まれていると予想されるキーワード(例えば、議事録の議題、商品名、日時など)をフォルダ名にして、フォルダを作成することで、他のユーザーのファイルを検索することができる。
〔絞り込み検索〕
ユーザー名でファイルの所有者を検索した検索結果に対し、ユーザーは絞り込み検索することができる。
図11は、絞り込み検索について説明する図の一例である。フォルダ「USER01」の配下にファイル「Test1.doc」と「Text.txt」へのショートカットが作成されている。これらのファイルを絞り込み検索するユーザーは、フォルダ「USER01」に新たにフォルダを作成する。例えば、ユーザーが、2012年1月1日よりも後に更新されたファイルを絞り込む場合、新たに作成するフォルダの名称を「> 2012.01.01」などのように設定する。「>」は「より後」を意味する記号(コマンド)である。
ユーザーが「> 2012.01.01」というフォルダを作成すると、イベント監視部32がイベントを検出して、検索部34は、同じフォルダ「USER01」に存在するファイルのうち、2012年1月1日よりも後に更新されたファイルを絞り込む。そして、絞り込んだファイルへのショートカットを「> 2012.01.01」というフォルダの配下に作成する。ファイル「Test1.doc」と「Text.txt」のうち、2012年1月1日よりも後に更新されたファイルは「Text.txt」なので、このファイルに対するショートカットが作成される。
なお、記号を「<」とすれば2012年1月1日よりも前に更新されたファイルを絞り込むことができ、「=」とすれば2012年1月1日に更新されたファイルを絞り込むことができる。
ファイル更新日時に限られず、データベース14の各フィールドを検索対象とすることができる。また、データベースに全文が登録されている場合、全文を検索対象として絞り込み検索することができる。
以上説明したように、本実施例のネットワークシステム500は、フォルダのイベントを監視し、ファイルの作成・変更時にファイルからファイル情報を取得しておくことで、各ユーザのファイルのファイル情報をデータベースに登録しておくことができる。ユーザーはユーザー名検索用フォルダにユーザーIDをフォルダ名とするフォルダを作成することで、各ユーザが所有者のファイルを効率的に検索することができる。
実施例1では、情報処理装置200がネットワークを介して文書管理装置100に検索要求するクライアント・サーバ型のネットワークシステムについて説明したが、本実施例では、文書管理装置100の機能の一部を情報処理装置200が有するネットワークシステムについて説明する。システム構成図は図2と同様である。
図12は情報処理装置200とアプリケーション11の機能ブロック図の一例を示す。情報処理装置200は、文書管理装置100が有していたユーザー名検索用フォルダ37、及び、ショートカット作成部35を有する。情報処理装置200のイベント要求部21、並びに、文書管理装置100のイベント監視部32及びデータベース更新部33については実施例1と同様である。
ユーザーは情報処理装置200を操作してユーザー名検索用フォルダ37に所有者をフォルダ名とするフォルダを作成する。検索要求部22はフォルダ名を取得してユーザー名検索要求と共にアプリケーション11に送信する。また、ショートカット作成部35は、アプリケーション11から受信したファイルパスに基づき、ユーザー名検索用フォルダ37のユーザーが作成したフォルダにファイルへのショートカットを作成する。
また、アプリケーション11の検索部34は、情報処理装置200から受信したフォルダ名でデータベース14を検索し、フォルダ名を所有者とするファイルのファイルパスを特定する。要求受付部31はこのファイルパスを情報処理装置200に送信する。
本実施例によれば、情報処理装置側でユーザー名検索用フォルダ37を有するので、各ユーザが個別にユーザー名検索用フォルダ37を使用できる。
図13、ネットワークシステム500の動作手順を示すフローチャート図の一例である。ステップS1〜S1.1.2までの処理は実施例1と同様である。
S2:ユーザーは情報処理装置200を操作して、情報処理装置200のユーザー名検索用フォルダ37にユーザー名をフォルダ名とするフォルダを作成する。
S3:検索要求部22は、フォルダ名を取得してユーザー名検索要求と共にアプリケーション11に送信する。
S4:検索部34はデータベース14から、ユーザーのユーザーアカウント作成日時を取得する。
S5:また、検索部34は、フォルダ名が所有者となっているファイルのファイルパスをデータベース14から読み出す。この時、ユーザーアカウント作成日時より後に更新されているファイルのみを検索対象とする。
S6:検索部34はファイルパスを情報処理装置200に送信する。
S7:情報処理装置200のショートカット作成部35は、S2で作成したフォルダの配下に、ファイルパスに基づきショートカットを作成する。このショートカットは文書管理装置100のフォルダを示すので、ショートカットはURL又はIPアドレスに、共有フォルダ36のツリー構造を加えたものとなる。
したがって、本実施例によれば、文書管理装置100の一部の機能を情報処理装置200が有していても同様にフォルダ名でデータベース14を検索することができる。
なお、実施例1,2は本発明の範囲を限定するものではなく、イベント監視部、検索部、ショートカット作成部、データベース更新部の1つ以上が文書管理装置以外の別の装置に配置されていてもよい。また、フォルダ13とデータベース14とが、これら各機能と共に別の装置に配置されていてもよい。また、ネットワークシステム500を構成する文書管理装置は複数台でもよい。
本実施形態で説明する情報処理装置と文書管理装置とが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
11 アプリケーション
12 OS
13 フォルダ
14 データベース
32 イベント監視部
33 データベース更新部
34 検索部
35 ショートカット作成部
100 文書管理装置
特開2011−065546号公報

Claims (6)

  1. ユーザー名をフォルダ名とするフォルダの作成を検出するフォルダ監視手段と、
    前記フォルダ監視手段がフォルダの作成を検出した場合、前記フォルダのフォルダ名と所有者名が一致する電子データを共有フォルダから検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した電子データへのアクセス情報を前記フォルダの配下に作成するアクセス情報作成手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検索手段は、前記ユーザー名のユーザのアカウント作成日時よりも更新日時の方が古い電子データを、前記フォルダのフォルダ名と電子データの所有者名が一致しても検索対象から除外する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記フォルダ監視手段は、前記共有フォルダに対する電子データの作成又は編集を検出し、
    電子データの作成が検出された場合、電子データの所有者名、更新日時、及び、データパスを取得してデータ記憶部に登録し、
    電子データの編集が検出された場合、前記データ記憶部に登録されている更新された電子データの更新日時を更新するファイル情報登録手段を有し、
    前記検索手段は前記データ記憶部から電子データを検索する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記共有フォルダにアクセスするユーザを認証するための認証情報が認証情報記憶部から削除された場合、
    前記フォルダ監視手段は、認証情報が削除されたユーザーの電子データの所有者名、更新日時、及び、データパスを前記データ記憶部から削除せず、
    前記検索手段は、認証情報が削除されたユーザーの電子データを含めて前記データ記憶部から電子データを検索する、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記ファイル情報登録手段は、電子データの作成が検出された場合、電子データの全文を前記データ記憶部に登録し、
    前記検索手段は、全文から前記フォルダのフォルダ名を含む電子データを検索する、
    ことを特徴とする請求項3又は4項記載の情報処理装置。
  6. ファイル記憶装置と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な電子データ検索システムであって、
    ユーザー名をフォルダ名とするフォルダの作成を検出するフォルダ監視手段と、
    前記フォルダ監視手段がフォルダの作成を検出した場合、前記フォルダのフォルダ名と所有者名が一致する電子データを共有フォルダから検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した電子データへのアクセス情報を前記フォルダの配下に作成するアクセス情報作成手段と、
    を有することを特徴とする電子データ検索システム。
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