JP6136439B2 - 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 - Google Patents

掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 Download PDF

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Description

本発明は、地盤を掘削する掘削ビットとこの掘削ビットに掘削装置からの推力、打撃力及び回転力を伝える掘削ロッド、又はこの掘削ロッド同士、又は掘削ロッドと掘削ロッド同士を連結するカップリングとを接続するための、雄ネジ部が形成された雄ネジと雌ネジ部が形成された雌ネジとが螺合されてなる掘削工具のネジ継手構造、及びこれを用いた掘削工具に関するものである。
地盤を掘削する掘削工具として、超硬合金等の硬質材料からなるボタンチップが先端に複数配設された掘削ビットと、該掘削ビットの基端側に連結される掘削ロッドと、を備えたものが知られている。そして、複数の掘削ロッドを介して、掘削装置からの推力、打撃力及び回転力が先端の掘削ビットに伝達されることで、掘削工具は地盤を掘り進んでいく(例えば下記特許文献1を参照)。
このような掘削工具は、掘削ビットと掘削ロッド、掘削ロッド同士、又は掘削ロッドとカップリングとを接続する、雄ネジ部が形成された雄ネジ(雄ネジ軸)と雌ネジ部が形成された雌ネジ(雌ネジ穴)とが螺合されてなるネジ継手構造を有している。また、雌ネジは、内周に雌ネジ部が形成された筒状の周壁部(スカート部)を有しており、該周壁部は、掘削ビット、雌ネジ部を有する(雌ネジ側の)掘削ロッド、又はカップリングに形成されている。
特開2007−162220号公報
しかしながら、従来の掘削工具においては、下記の課題を有していた。
掘削工具のネジ継手構造においては、掘削により、雄ネジ部及び雌ネジ部が摩耗していく。ネジの寿命形態として最も理想的なのは、ネジ山が摩耗し螺合による連結状態が保てなくなった時点で工具を交換する事である。しかしながら、ネジ山の摩耗状態を目視で確認しても使用限界に達したか否かの判断をすることは難しく、熟練を要する。現実的には使用限界を超えた状態で使い続けることもしばしばあり、この場合は一般的にネジ谷底面に亀裂が生じ、亀裂が周方向に伝播してネジが破断する事になる。
このようにネジが破断した場合、破断によって生じる急激な負荷が工具にかかり、掘削工具を傷めるだけでなく、掘削装置本体にも同様に負荷をかけてしまうことになる。また、削孔中に破断した場合には、破断した部分から先の工具を掘削孔内に残してしまい、該破断部分の回収を要したり、削孔した掘削孔自体が無駄になってしまったりすることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ネジ継手構造におけるネジの使用限界を、作業者に熟練を要することなく容易に認識可能とし、工具の破損を確実に防止することができる掘削工具のネジ継手構造、及びこれを用いた掘削工具を提供することを目的としている。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明は、掘削ビットと掘削ロッド、掘削ロッド同士、又は掘削ロッドとカップリングとを接続する、雄ネジ部が形成された雄ネジと雌ネジ部が形成された雌ネジとが螺合されてなる掘削工具のネジ継手構造であって、前記雌ネジは、内周に前記雌ネジ部が形成された周壁部を有し、該周壁部には、第1指標部が設けられ、前記雄ネジには、該雄ネジが前記雌ネジと螺合した状態で、前記第1指標部とは周方向の位置が異なるように配置された第2指標部が設けられ、ネジが摩耗して前記雄ネジと前記雌ネジとが周方向に相対回転したときに、前記第1指標部と前記第2指標部との周方向に沿う位置が重なるように設定され、前記雄ネジは、前記雄ネジ部よりも大径とされた大径部を有するとともに、該大径部に前記第2指標部が設けられ、前記雄ネジと前記雌ネジとが螺合した状態で、前記大径部における前記周壁部側を向く端面と、前記周壁部における前記大径部側を向く端面とが当接し、当該ネジ継手構造の内部には、前記雄ネジの軸方向に沿うように流体流通孔が形成され、該流体流通孔は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通しており、前記第1指標部及び前記第2指標部は、内部に流体を流通可能な溝状、孔状又は切欠き状に形成され、前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか一方は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通され、前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか他方は、当該ネジ継手構造の外部に露出されているとともに、前記一方を通して前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通可能とされていることを特徴とする。
また、本発明の掘削工具は、前述した掘削工具のネジ継手構造を備えたことを特徴としている。
本発明に係る掘削工具のネジ継手構造、及びこれを備えた掘削工具によれば、雌ネジ(雌ネジ穴)の周壁をなす筒状の周壁部に第1指標部が設けられ、該雌ネジに螺合する雄ネジ(雄ネジ軸)には、これらの雌ネジと雄ネジとが螺合した状態で、第1指標部とは周方向の位置が異なるように第2指標部が設けられており、掘削(削孔)によりネジが摩耗して雄ネジと雌ネジが周方向に相対回転したとき(摩耗分だけねじ込まれたとき)に、第1、第2指標部同士の周方向位置が重なる(少なくとも一部が一致する)ように設定されているので、下記の効果が得られる。
すなわち、掘削によって雄ネジ部及び雌ネジ部が摩耗し、ネジが使用限界に達したときに、第1、第2指標部同士の周方向の位置が重なるように設定できる。
具体的には、ネジが摩耗し、第1、第2指標部同士が周方向に接近移動していき、互いの周方向位置が重なることで、ネジ継手構造が使用限界に達したことを作業者が容易に認識(視認)できる
そして、使用限界に達したネジ継手構造を、別の新しいネジ継手構造に交換することで、ネジが破断するような事態を回避でき、これにより、削孔した掘削孔内から破断した工具部分を回収する作業を行ったり、掘削孔自体が無駄になってしまったりすることを防止できる。また、ネジが破断した場合に掘削工具にかかる多大な負荷や、掘削装置本体にかかる負荷も防止することができるので、掘削工具や掘削装置の寿命を延長する効果が期待できる。
以上より本発明によれば、ネジ継手構造におけるネジの使用限界を、作業者に熟練を要することなく容易に認識可能とし、工具の破損を確実に防止することができるのである。
また、雌ネジの周壁部と雄ネジの大径部とが当接する、いわゆるショルダードライブ(肩当たり)で連結されたネジ継手構造とされることから、当該ネジ継手構造の剛性を確保しやすくなり、特に雄ネジの折損を効果的に防止できる。
また、ネジが使用限界に達したときに、第1、第2指標部同士の周方向の位置が重なり合いこれらが互いに連通して、流体流通孔内を流れる流体が、雄ネジ部と雌ネジ部との間から第1、第2指標部の内部を通ってネジ継手構造の外部に流出する。これにより、作業者は、ネジ継手構造がネジの使用限界に達したことを、該ネジ継手構造を分解することなく外部から認識可能である。またこの構成によれば、作業者は、ネジが摩耗限界に達したことを掘削孔に近づくことなく視認できるので、安全性が確保される。
本発明の掘削工具のネジ継手構造及び掘削工具によれば、ネジ継手構造におけるネジの使用限界を、作業者に熟練を要することなく容易に認識可能とし、工具の破損を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る掘削工具のネジ継手構造により連結される、雄ネジ側の掘削ロッドの(a)正面図、(b)側断面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削工具のネジ継手構造により連結される、雌ネジ側の掘削ロッドの(a)側断面図、(b)正面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削工具のネジ継手構造を示す側断面図である。 図3のB部を拡大して示す側断面図であり、ネジの摩耗状態を説明する図である。 掘削工具のネジ継手構造の(a)使用初期における第1、第2指標部の周方向に沿う相対位置を説明する図、(b)ネジが摩耗して使用限界に達したときの第1、第2指標部の周方向に沿う相対位置を説明する図である。 図3のC部を拡大して示す図である。 図6の変形例を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係る掘削工具のネジ継手構造1及びこれを用いた掘削工具10について、図面を参照して説明する。本発明は、掘削ビットと掘削ロッド、掘削ロッド同士、又は掘削ロッドとカップリングとを接続する、雄ネジ部が形成された雄ネジ(雄ネジ軸)と雌ネジ部が形成された雌ネジ(雌ネジ穴)とが螺合されてなる掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具であり、本実施形態においては、雄ネジ5を有する(雄ネジ側の)掘削ロッド2と、雌ネジ21を有する(雌ネジ側の)掘削ロッド3とを螺合してなるネジ継手構造1及び掘削工具10について説明する。
本実施形態の掘削工具10は、掘削装置に装着されて地盤に掘削孔を削孔するものであり、掘削工具10の先端部に配設されて地盤を掘り進む掘削ビット(不図示)と、この掘削ビットの基端側(掘削装置側)に連結され、掘削装置からの推力、打撃力及び回転力を該掘削ビットに伝達する複数の掘削ロッド2、3と、を備えている。尚、図1〜3においては、雄ネジ側の掘削ロッド2と、雌ネジ側の掘削ロッド3とが別々に記載されているが、これらの掘削ロッド2、3は互いに同一部材とされていてもよい(つまり両端部に雄ネジ5と雌ネジ21を有する同一の掘削ロッドであってもよい)。また図示の例では、掘削ロッド2、3が各一本のみ記載されているが、これら掘削ロッド2、3は、削孔する掘削孔の深さに応じて順次継ぎ足されて複数連設されるようになっている。
図3に示されるように、掘削ロッド2、3は、雄ネジ5の軸(中心軸)Oを共通軸として互いに同軸に配設されている。本明細書においては、軸O方向に沿う雌ネジ側の掘削ロッド3側(図3における左側)を先端側、軸O方向に沿う雄ネジ側の掘削ロッド2側(図1における右側)を基端側という。また、軸Oに直交する方向を径方向といい、軸O回りに周回する方向を周方向という。尚、前記周方向のうち、掘削時に掘削装置によって掘削ロッド2、3が回転させられる方向を工具回転方向という。
図1(a)(b)に示されるように、掘削ロッド2は、軸O方向に沿って延びるとともに、軸Oに直交する断面が例えば円形状又は多角形状をなすロッド本体4と、このロッド本体4の先端部(図1(b)における左側)に配置されるとともに、軸Oを中心軸として延びる雄ネジ5と、を有している。
雄ネジ5は、外周に雄ネジ加工が施された雄ネジ部6と、この雄ネジ部6の基端側に位置して該雄ネジ部6よりも大径とされた大径部9と、を有している。図示の例では、雄ネジ部6はロッド本体4の外径よりも小径とされ、大径部9はロッド本体4の外径と同一とされている。また、大径部9において先端側を向く環状の端面13は、本実施形態では軸Oに垂直な平面状に形成されている。また、雄ネジ5の外周における端面13と雄ネジ部6との間には、雄ネジ部6より若干小径とされた非ネジ部14が形成されている。
掘削ロッド2の内部には、軸O方向に沿うように流体流通孔11が形成されている。流体流通孔11は、掘削ロッド2を軸O方向に貫通しており、ロッド本体4及びその雄ネジ5に亘って延びている。流体流通孔11の先端は、雄ネジ5において軸O方向を向く先端面12に開口している。この流体流通孔11内には、基端側から先端側へ向けて水(削孔水)等の流体が流通されるようになっている。また図示の例では、雄ネジ5の先端部は、先端面12に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。
図4に示される雄ネジ5の縦断面視で、雄ネジ部6のネジ山7は、径方向の外側(図4における下側)に向けて突出する頂部7aと、該頂部7aの軸O方向に沿う両端に連なり、該頂部7aから軸O方向(図4における左右方向)に離間するに従い漸次径方向の内側(図4における上側)へ向けて延びる一対の斜面7b、7cと、を有している。図示の例では、一対の斜面7b、7cのうち、軸O方向の基端側(図4における右側)を向く面が斜面7bとされ、軸O方向の先端側(図4における左側)を向く面が斜面7cとされている。本実施形態では、図4に示される縦断面視において、頂部7aは軸O方向に平行な平坦面を有しており、一対の斜面7b、7cはそれぞれ直線状をなしている。またこの縦断面視で、ネジ山7における頂部7aと一対の斜面7b、7cとの連結部分は、それぞれ凸曲線状に形成されている。
また、雄ネジ部6において軸O方向に隣り合うネジ山7同士の間には、ネジ谷底面8が形成されている。図4に示される縦断面視で、ネジ谷底面8は、軸O方向に平行な平坦面となっており、軸O方向に隣り合うネジ山7同士のうち、基端側に位置する一方のネジ山7の斜面7cと、先端側に位置する他方のネジ山7の斜面7bとを繋いでいる。この縦断面視で、ネジ谷底面8と、該ネジ谷底面8を軸O方向から挟む一対の斜面7b、7cとの連結部分は、それぞれ凹曲線状に形成されている。
図2(a)(b)に示されるように、掘削ロッド3は、軸O方向に沿って延びるとともに、軸Oに直交する断面が例えば円形状又は多角形状をなすロッド本体4と、このロッド本体4の基端部(図2(a)における右側)に配置され基端側に向けて開口するとともに、軸O方向に沿って延びる雌ネジ21と、を有している。
雌ネジ21は、筒状の周壁部23を有しており、該周壁部23の内周には雌ネジ加工が施されて、雌ネジ部22が形成されている。図3に示されるように、周壁部23内に雄ネジ5が挿入され、雌ネジ部22と雄ネジ部6とが螺合することで、掘削ロッド2、3同士が軸O方向に連結されるようになっている。
図2(a)に示される例では、周壁部23の外径はロッド本体4の外径と同一とされている。また、周壁部23において基端側を向く環状の端面15は、雄ネジ5の端面13の形状に対応して、軸Oに垂直な平面状に形成されている。また、雌ネジ21の内周における端面15と雌ネジ部22との間には、雌ネジ部22より若干大径とされた非ネジ部16が形成されている。
周壁部23は、有底筒状をなしており、該周壁部23における先端部に位置して基端側を向く底面24と、雌ネジ部22との間には、図2(a)に示される縦断面視で凹曲線状をなすぬすみ部17が形成されている。
図3に示されるように、本実施形態では、雌ネジ21における軸O方向に沿う端面15から底面24までの距離が、雄ネジ5における軸O方向に沿う端面13から先端面12までの距離よりも大きくされている。従って、雄ネジ5と雌ネジ21とが螺合した状態で、大径部9における周壁部23側を向く端面13と、周壁部23における大径部9側を向く端面15とは、互いに密着するように当接する。
図2(a)(b)において、掘削ロッド3の内部には、軸O方向に沿うように流体流通孔11が形成されている。流体流通孔11は、掘削ロッド3を軸O方向に貫通しており、該流体流通孔11の基端は、底面24に開口して雌ネジ21内に連通している。
図3に示されるように、周壁部23内に雄ネジ5が挿入された状態で、掘削ロッド2の雄ネジ5の先端面12に開口する流体流通孔11と、掘削ロッド3の底面24に開口する流体流通孔11とは、互いに連通している。つまり、これらの流体流通孔11は、本実施形態のネジ継手構造1の内部において、軸O方向に沿って延びるように連設されており、またこれら流体流通孔11は、雄ネジ5の先端面12と雌ネジ21の底面24との間を通して、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通している。
図4に示される周壁部23の縦断面視で、雌ネジ部22のネジ山25は、径方向の内側(図4における上側)に向けて突出する頂部25aと、該頂部25aの軸O方向に沿う両端に連なり、該頂部25aから軸O方向(図4における左右方向)に離間するに従い漸次径方向の外側(図4における下側)へ向けて延びる一対の斜面25b、25cと、を有している。図示の例では、一対の斜面25b、25cのうち、軸O方向の基端側(図4における右側)を向く面が斜面25bとされ、軸O方向の先端側(図4における左側)を向く面が斜面25cとされている。本実施形態では、図4に示される縦断面視において、頂部25aは軸O方向に平行な平坦面を有しており、一対の斜面25b、25cはそれぞれ直線状をなしている。またこの縦断面視で、ネジ山25における頂部25aと一対の斜面25b、25cとの連結部分は、それぞれ凸曲線状に形成されている。
また、雌ネジ部22において軸O方向に隣り合うネジ山25同士の間には、ネジ谷底面26が形成されている。図4に示される縦断面視で、ネジ谷底面26は、軸O方向に平行な平坦面となっており、軸O方向に隣り合うネジ山25同士のうち、基端側に位置する一方のネジ山25の斜面25cと、先端側に位置する他方のネジ山25の斜面25bとを繋いでいる。この縦断面視で、ネジ谷底面26と、該ネジ谷底面26を軸O方向から挟む一対の斜面25b、25cとの連結部分は、それぞれ凹曲線状に形成されている。
本実施形態の雄ネジ部6及び雌ネジ部22は、それぞれが平坦面からなる頂部7a、25a及び一対の斜面(7b、7c)、(25b、25c)を有して断面等脚台形状に形成された、台形ネジ(いわゆるTネジ)となっている。
そして、図2(a)(b)に示されるように、雌ネジ21の周壁部23には、第1指標部31が設けられている。本実施形態において、第1指標部31は、内部に流体を流通可能な溝状に形成されており、周壁部23の内周の非ネジ部16と端面15とに開口されている一方、該周壁部23の外周には開口されていない。具体的に、この第1指標部31は、断面矩形の角溝形状とされており、該第1指標部31の溝深さ(軸O方向に沿う長さ)は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次小さくされている。
図3のように雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態において、第1指標部31は、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通されている一方、これらのネジ5、21が螺合された初期の段階(掘削に用いられる前の状態など)では大径部9の先端部に遮られて、ネジ継手構造1の外部には連通されていない。
また、図5(a)に示されるように、雄ネジ5には、該雄ネジ5が雌ネジ21と螺合した状態で、第1指標部31とは周方向の位置が異なるように配置された第2指標部32が設けられている。図1(a)(b)に示されるように、本実施形態において、第2指標部32は、雄ネジ5の大径部9に設けられているとともに、内部に流体を流通可能な溝状に形成されており、該大径部9の外周と端面13とに開口されている。具体的に、この第2指標部32は、断面矩形の角溝形状とされており、該第2指標部32の溝深さ(軸O方向に沿う長さ)は、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次小さくされている。
図3のように雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態において、第2指標部32は、当該ネジ継手構造1の外部に露出されている一方、これらのネジ5、21が螺合された初期の段階では周壁部23の基端部に遮られて、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間には連通されていない。
そして、図5(b)に示されるように、本実施形態のネジ継手構造1では、掘削によりネジが摩耗して雄ネジ5と雌ネジ21とが周方向に相対回転したときに、第1指標部31と第2指標部32との周方向に沿う位置が重なるように設定されている。
図6に示されるように、本実施形態では、第1指標部31が端面15に開口され、第2指標部32が端面13に開口され、かつ、第1指標部31の径方向外側の端部が、第2指標部32の径方向内側の端部に対して径方向外側に配置されている。これにより、図5(b)のように雄ネジ5と雌ネジ21とが軸O回りに相対回転したときに、第1、第2指標部31、32の周方向位置が重なり合うとともに、これら第1、第2指標部31、32同士が連通可能とされている。
具体的には、ネジが摩耗した分に応じて、掘削装置により工具回転方向に回転させられつつ雄ネジ5と雌ネジ21とがねじ込まれ(締め込まれ)ていき、ネジが使用限界に達したときに、これらの第1、第2指標部31、32同士が連通するように設定されている。つまり第2指標部32は、ネジが使用限界に達したときに、第1指標部31を通して雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通可能とされている。
ここで、図5(b)に符号θで示される角度(中心角)は、第1指標部31と第2指標部32とが軸O回りに相対回転して、互いに連通させられるまでの回転角を表している。このような角度θは、図4に示されるネジの摩耗量(ネジが使用限界となる摩耗量)A、ネジのピッチP、ネジのリードL(図4に示される例は二条ネジの場合)に基づいて、例えば、式:(360×A)/PorLにより大まかに計算することが可能である。
尚、図4においては、雄ネジ部6及び雌ネジ部22のうち、雌ネジ部22のみが軸O方向に摩耗量Aだけ摩耗したときに、工具の回転力によって該雌ネジ部22に対して雄ネジ部6が締め込まれ軸O方向に移動した状態を2点鎖線で表しているが、ネジの摩耗の仕方は図示の例に限定されない。つまり図4に示されるネジの摩耗状態は、摩耗の進行を説明するために簡略化して示されたものであり、実際には雄ネジ部6及び雌ネジ部22の摩耗は、これらネジ部6、22の両方で進行することとなる。
以上説明した本実施形態の掘削工具のネジ継手構造1、及びこれを備えた掘削工具10によれば、雌ネジ21の周壁をなす筒状の周壁部23に第1指標部31が設けられ、該雌ネジ21に螺合する雄ネジ5には、これらの雌ネジ21と雄ネジ5とが螺合した状態で、第1指標部31とは周方向の位置が異なるように第2指標部32が設けられており、掘削(削孔)によりネジが摩耗して雄ネジ5と雌ネジ21が周方向に相対回転したとき(摩耗分だけねじ込まれたとき)に、第1、第2指標部31、32同士の周方向位置が重なる(少なくとも一部が一致する)ように設定されているので、下記の効果が得られる。
すなわち、この構成を用いることにより本実施形態で説明したように、掘削によって雄ネジ部6及び雌ネジ部22が摩耗し、ネジが使用限界に達したときに、第1、第2指標部31、32同士の周方向の位置が重なるように設定できる。
具体的には、ネジが摩耗し、第1、第2指標部31、32同士が周方向に接近移動していき、互いの周方向位置が重なることで、ネジ継手構造1が使用限界に達したことを作業者が容易に認識(視認)できる。
本実施形態においては、ネジが使用限界に達したときに、第1、第2指標部31、32同士の周方向の位置が重なり合いこれらが互いに連通して、流体流通孔11内を流れる流体が、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間から、図6に矢印で示すように第1、第2指標部31、32の内部を通ってネジ継手構造1の外部に流出する。これにより、作業者は、ネジ継手構造1がネジの使用限界に達したことを、該ネジ継手構造1を分解することなく外部から認識可能である。またこの構成によれば、作業者は、ネジが摩耗限界に達したことを掘削孔に近づくことなく視認できるので、安全性が確保される。
そして、使用限界に達したネジ継手構造1を、別の新しいネジ継手構造1に交換することで、ネジが破断するような事態を回避でき、これにより、削孔した掘削孔内から破断した工具部分を回収する作業を行ったり、掘削孔自体が無駄になってしまったりすることを防止できる。また、ネジが破断した場合に掘削工具10にかかる多大な負荷や、掘削装置本体にかかる負荷も防止することができるので、掘削工具10や掘削装置の寿命を延長する効果が期待できる。
以上より本実施形態によれば、ネジ継手構造1におけるネジの使用限界を、作業者に熟練を要することなく容易に認識可能とし、工具の破損を確実に防止することができるのである。
また、本実施形態は、雌ネジ21の周壁部23と雄ネジ5の大径部9とが当接する、いわゆるショルダードライブ(肩当たり)で連結されたネジ継手構造1であることから、当該ネジ継手構造1の剛性を確保しやすくなり、特に雄ネジ5の折損を効果的に防止できる。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、掘削工具のネジ継手構造1として、掘削工具10において軸O方向に連設される、雄ネジ側の掘削ロッド2と雌ネジ側の掘削ロッド3とを用いて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、掘削工具10の先端部に配設されて地盤を掘削する掘削ビットと、該掘削ビットの周壁部(スカート部)23に連結される掘削ロッド2とを螺合してなるネジ継手構造にも採用でき、或いは、雄ネジ5を備える掘削ロッド2と、内周に雌ネジ部22が形成された筒状の周壁部23を備えたカップリングとを螺合してなるネジ継手構造に採用してもよい。
また、前述の実施形態では、雄ネジ部6及び雌ネジ部22が、平坦面からなる頂部7a、25a及び断面直線状をなす一対の斜面(7b、7c)、(25b、25c)を有して断面等脚台形状に形成された、台形ネジ(いわゆるTネジ)となっていると説明したが、これに限定されるものではなく、頂部7a、25aに平坦面を備えない通常のネジであっても構わない。
或いは、図4における縦断面視で、ネジ山7、25におけるそれぞれの頂部及び一対の斜面が、全体として波形の曲線状をなして径方向(図4における上下方向)に蛇行しつつ軸O方向(図4における左右方向)に延びる、丸ネジ(いわゆるロープネジ)とされていてもよい。
また、前述の実施形態においては、雄ネジ5の大径部9の端面13と、雌ネジ21の周壁部23の端面15とが、ともに軸Oに垂直な円環状の平面とされているが、これに限定されるものではない。すなわち、これらの端面13、15は、雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態で互いに当接されていればよいことから、例えば、軸Oに対して互いに反対向きとなるように傾斜して当接可能とされた傾斜面であってもよい。
また、雄ネジ5の非ネジ部14及び雌ネジ21の非ネジ部16は、設けられていなくてもよい。
また、前述の実施形態では、第1指標部31及び第2指標部32が、それぞれ溝状に形成されているとしたが、これら第1、第2指標部31、32の形状は、これに限定されるものではない。具体的に、例えばこれら第1、第2指標部31、32は、内部に流体を流通可能な孔状又は切欠き状に形成されていてもよい。また、第1指標部31の形状と、第2指標部32の形状とは、互いに異なっていてもよい。
また、前述の実施形態では、図3に示されるように雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態、かつ、これらのネジ5、21が螺合された初期の段階では、第1指標部31は、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通されている一方、ネジ継手構造1の外部には非連通とされ、第2指標部32は、当該ネジ継手構造1の外部に露出されている一方、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間には非連通とされているとしたが、これに限定されるものではない。
ここで、図7に示されるものは、前述の実施形態で説明したネジ継手構造1の変形例である。この例では、周壁部23の溝状の第1指標部41が、周壁部23の外周と端面15とに開口されている一方、該周壁部23の内周の非ネジ部16には開口されていない。また、大径部9の溝状の第2指標部42が、端面13に開口されている一方、該大径部9の外周には開口されていない。また、第1指標部41の径方向内側の端部が、第2指標部42の径方向外側の端部に対して径方向内側に配置されている。これにより、ネジが摩耗して雄ネジ5と雌ネジ21とが周方向に相対回転したときに、第1、第2指標部41、42の周方向位置が重なり合うとともに、これら第1、第2指標部41、42同士が連通可能とされている。
この変形例においても、前述した第1、第2指標部31、32を用いたネジ継手構造1、及び掘削工具10と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態において、第1指標部31、41及び第2指標部32、42のいずれか一方が、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通され、第1指標部31、41及び第2指標部32、42のいずれか他方が、当該ネジ継手構造1の外部に露出されているとともに、前記一方を通して雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通可能とされていればよい。
また、第1指標部31、41及び第2指標部32、42の内部に、流体が流通可能であるとしたが、本発明の参考例ではこれに限定されるものではない。具体的には、ネジが摩耗し、第1指標部31、41と第2指標部32、42とが周方向に接近移動していき、互いの周方向位置が重なる(一致する)ことで、ネジ継手構造1が使用限界に達したことを作業者が認識できればよい。
このような第1、第2指標部(31、41)、(32、42)として最も簡易な構成としては、例えば、周壁部23の外周、及び大径部9の外周(周壁部23に覆われていない部分)に、それぞれ目印を設けることが挙げられる。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例及び尚書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1 掘削工具のネジ継手構造
2 雄ネジ側の掘削ロッド
3 雌ネジ側の掘削ロッド
5 雄ネジ
6 雄ネジ部
9 大径部
10 掘削工具
11 流体流通孔
13 大径部の端面
15 周壁部の端面
21 雌ネジ
22 雌ネジ部
23 周壁部
31、41 第1指標部
32、42 第2指標部
O 軸

Claims (2)

  1. 掘削ビットと掘削ロッド、掘削ロッド同士、又は掘削ロッドとカップリングとを接続する、雄ネジ部が形成された雄ネジと雌ネジ部が形成された雌ネジとが螺合されてなる掘削工具のネジ継手構造であって、
    前記雌ネジは、内周に前記雌ネジ部が形成された周壁部を有し、該周壁部には、第1指標部が設けられ、
    前記雄ネジには、該雄ネジが前記雌ネジと螺合した状態で、前記第1指標部とは周方向の位置が異なるように配置された第2指標部が設けられ、
    ネジが摩耗して前記雄ネジと前記雌ネジとが周方向に相対回転したときに、前記第1指標部と前記第2指標部との周方向に沿う位置が重なるように設定され
    前記雄ネジは、前記雄ネジ部よりも大径とされた大径部を有するとともに、該大径部に前記第2指標部が設けられ、
    前記雄ネジと前記雌ネジとが螺合した状態で、前記大径部における前記周壁部側を向く端面と、前記周壁部における前記大径部側を向く端面とが当接し、
    当該ネジ継手構造の内部には、前記雄ネジの軸方向に沿うように流体流通孔が形成され、該流体流通孔は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通しており、
    前記第1指標部及び前記第2指標部は、内部に流体を流通可能な溝状、孔状又は切欠き状に形成され、
    前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか一方は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通され、
    前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか他方は、当該ネジ継手構造の外部に露出されているとともに、前記一方を通して前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通可能とされていることを特徴とする掘削工具のネジ継手構造。
  2. 請求項に記載の掘削工具のネジ継手構造を備えたことを特徴とする掘削工具。
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