JP6136439B2 - 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 - Google Patents
掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6136439B2 JP6136439B2 JP2013064851A JP2013064851A JP6136439B2 JP 6136439 B2 JP6136439 B2 JP 6136439B2 JP 2013064851 A JP2013064851 A JP 2013064851A JP 2013064851 A JP2013064851 A JP 2013064851A JP 6136439 B2 JP6136439 B2 JP 6136439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- male screw
- female screw
- excavation
- joint structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 title claims description 75
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 41
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 27
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 7
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 7
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 7
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 39
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
掘削工具のネジ継手構造においては、掘削により、雄ネジ部及び雌ネジ部が摩耗していく。ネジの寿命形態として最も理想的なのは、ネジ山が摩耗し螺合による連結状態が保てなくなった時点で工具を交換する事である。しかしながら、ネジ山の摩耗状態を目視で確認しても使用限界に達したか否かの判断をすることは難しく、熟練を要する。現実的には使用限界を超えた状態で使い続けることもしばしばあり、この場合は一般的にネジ谷底面に亀裂が生じ、亀裂が周方向に伝播してネジが破断する事になる。
すなわち、本発明は、掘削ビットと掘削ロッド、掘削ロッド同士、又は掘削ロッドとカップリングとを接続する、雄ネジ部が形成された雄ネジと雌ネジ部が形成された雌ネジとが螺合されてなる掘削工具のネジ継手構造であって、前記雌ネジは、内周に前記雌ネジ部が形成された周壁部を有し、該周壁部には、第1指標部が設けられ、前記雄ネジには、該雄ネジが前記雌ネジと螺合した状態で、前記第1指標部とは周方向の位置が異なるように配置された第2指標部が設けられ、ネジが摩耗して前記雄ネジと前記雌ネジとが周方向に相対回転したときに、前記第1指標部と前記第2指標部との周方向に沿う位置が重なるように設定され、前記雄ネジは、前記雄ネジ部よりも大径とされた大径部を有するとともに、該大径部に前記第2指標部が設けられ、前記雄ネジと前記雌ネジとが螺合した状態で、前記大径部における前記周壁部側を向く端面と、前記周壁部における前記大径部側を向く端面とが当接し、当該ネジ継手構造の内部には、前記雄ネジの軸方向に沿うように流体流通孔が形成され、該流体流通孔は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通しており、前記第1指標部及び前記第2指標部は、内部に流体を流通可能な溝状、孔状又は切欠き状に形成され、前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか一方は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通され、前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか他方は、当該ネジ継手構造の外部に露出されているとともに、前記一方を通して前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通可能とされていることを特徴とする。
また、本発明の掘削工具は、前述した掘削工具のネジ継手構造を備えたことを特徴としている。
具体的には、ネジが摩耗し、第1、第2指標部同士が周方向に接近移動していき、互いの周方向位置が重なることで、ネジ継手構造が使用限界に達したことを作業者が容易に認識(視認)できる。
図3に示されるように、掘削ロッド2、3は、雄ネジ5の軸(中心軸)Oを共通軸として互いに同軸に配設されている。本明細書においては、軸O方向に沿う雌ネジ側の掘削ロッド3側(図3における左側)を先端側、軸O方向に沿う雄ネジ側の掘削ロッド2側(図1における右側)を基端側という。また、軸Oに直交する方向を径方向といい、軸O回りに周回する方向を周方向という。尚、前記周方向のうち、掘削時に掘削装置によって掘削ロッド2、3が回転させられる方向を工具回転方向という。
図3に示されるように、周壁部23内に雄ネジ5が挿入された状態で、掘削ロッド2の雄ネジ5の先端面12に開口する流体流通孔11と、掘削ロッド3の底面24に開口する流体流通孔11とは、互いに連通している。つまり、これらの流体流通孔11は、本実施形態のネジ継手構造1の内部において、軸O方向に沿って延びるように連設されており、またこれら流体流通孔11は、雄ネジ5の先端面12と雌ネジ21の底面24との間を通して、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通している。
図3のように雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態において、第1指標部31は、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通されている一方、これらのネジ5、21が螺合された初期の段階(掘削に用いられる前の状態など)では大径部9の先端部に遮られて、ネジ継手構造1の外部には連通されていない。
図3のように雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態において、第2指標部32は、当該ネジ継手構造1の外部に露出されている一方、これらのネジ5、21が螺合された初期の段階では周壁部23の基端部に遮られて、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間には連通されていない。
図6に示されるように、本実施形態では、第1指標部31が端面15に開口され、第2指標部32が端面13に開口され、かつ、第1指標部31の径方向外側の端部が、第2指標部32の径方向内側の端部に対して径方向外側に配置されている。これにより、図5(b)のように雄ネジ5と雌ネジ21とが軸O回りに相対回転したときに、第1、第2指標部31、32の周方向位置が重なり合うとともに、これら第1、第2指標部31、32同士が連通可能とされている。
具体的には、ネジが摩耗し、第1、第2指標部31、32同士が周方向に接近移動していき、互いの周方向位置が重なることで、ネジ継手構造1が使用限界に達したことを作業者が容易に認識(視認)できる。
或いは、図4における縦断面視で、ネジ山7、25におけるそれぞれの頂部及び一対の斜面が、全体として波形の曲線状をなして径方向(図4における上下方向)に蛇行しつつ軸O方向(図4における左右方向)に延びる、丸ネジ(いわゆるロープネジ)とされていてもよい。
ここで、図7に示されるものは、前述の実施形態で説明したネジ継手構造1の変形例である。この例では、周壁部23の溝状の第1指標部41が、周壁部23の外周と端面15とに開口されている一方、該周壁部23の内周の非ネジ部16には開口されていない。また、大径部9の溝状の第2指標部42が、端面13に開口されている一方、該大径部9の外周には開口されていない。また、第1指標部41の径方向内側の端部が、第2指標部42の径方向外側の端部に対して径方向内側に配置されている。これにより、ネジが摩耗して雄ネジ5と雌ネジ21とが周方向に相対回転したときに、第1、第2指標部41、42の周方向位置が重なり合うとともに、これら第1、第2指標部41、42同士が連通可能とされている。
この変形例においても、前述した第1、第2指標部31、32を用いたネジ継手構造1、及び掘削工具10と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、雄ネジ5と雌ネジ21が螺合した状態において、第1指標部31、41及び第2指標部32、42のいずれか一方が、雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通され、第1指標部31、41及び第2指標部32、42のいずれか他方が、当該ネジ継手構造1の外部に露出されているとともに、前記一方を通して雄ネジ部6と雌ネジ部22との間に連通可能とされていればよい。
このような第1、第2指標部(31、41)、(32、42)として最も簡易な構成としては、例えば、周壁部23の外周、及び大径部9の外周(周壁部23に覆われていない部分)に、それぞれ目印を設けることが挙げられる。
2 雄ネジ側の掘削ロッド
3 雌ネジ側の掘削ロッド
5 雄ネジ
6 雄ネジ部
9 大径部
10 掘削工具
11 流体流通孔
13 大径部の端面
15 周壁部の端面
21 雌ネジ
22 雌ネジ部
23 周壁部
31、41 第1指標部
32、42 第2指標部
O 軸
Claims (2)
- 掘削ビットと掘削ロッド、掘削ロッド同士、又は掘削ロッドとカップリングとを接続する、雄ネジ部が形成された雄ネジと雌ネジ部が形成された雌ネジとが螺合されてなる掘削工具のネジ継手構造であって、
前記雌ネジは、内周に前記雌ネジ部が形成された周壁部を有し、該周壁部には、第1指標部が設けられ、
前記雄ネジには、該雄ネジが前記雌ネジと螺合した状態で、前記第1指標部とは周方向の位置が異なるように配置された第2指標部が設けられ、
ネジが摩耗して前記雄ネジと前記雌ネジとが周方向に相対回転したときに、前記第1指標部と前記第2指標部との周方向に沿う位置が重なるように設定され、
前記雄ネジは、前記雄ネジ部よりも大径とされた大径部を有するとともに、該大径部に前記第2指標部が設けられ、
前記雄ネジと前記雌ネジとが螺合した状態で、前記大径部における前記周壁部側を向く端面と、前記周壁部における前記大径部側を向く端面とが当接し、
当該ネジ継手構造の内部には、前記雄ネジの軸方向に沿うように流体流通孔が形成され、該流体流通孔は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通しており、
前記第1指標部及び前記第2指標部は、内部に流体を流通可能な溝状、孔状又は切欠き状に形成され、
前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか一方は、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通され、
前記第1指標部及び前記第2指標部のいずれか他方は、当該ネジ継手構造の外部に露出されているとともに、前記一方を通して前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との間に連通可能とされていることを特徴とする掘削工具のネジ継手構造。 - 請求項1に記載の掘削工具のネジ継手構造を備えたことを特徴とする掘削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013064851A JP6136439B2 (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013064851A JP6136439B2 (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014189991A JP2014189991A (ja) | 2014-10-06 |
JP6136439B2 true JP6136439B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=51836541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013064851A Expired - Fee Related JP6136439B2 (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6136439B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE505073C2 (sv) * | 1994-07-19 | 1997-06-23 | Sandvik Ab | Gängförband för slående borrning |
JPH08219337A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-30 | Hitachi Ltd | 係合状態監視可能な局部ねじ |
US6009611A (en) * | 1998-09-24 | 2000-01-04 | Oil & Gas Rental Services, Inc. | Method for detecting wear at connections between pin and box joints |
-
2013
- 2013-03-26 JP JP2013064851A patent/JP6136439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014189991A (ja) | 2014-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10145496B2 (en) | Rotary shouldered connections and thread design | |
US8051927B2 (en) | Percussive drill bit for rock drilling and method for the manufacture of such a drill bit | |
JP2007162220A (ja) | 掘削ロッド、掘削ビット及び掘削工具 | |
US20170234075A1 (en) | Drilling tool | |
US9163671B2 (en) | Connecting device | |
JP4083738B2 (ja) | 衝撃削岩用ドリル・ストリングのねじ継手 | |
TWM491743U (zh) | 木螺絲 | |
JP6136439B2 (ja) | 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 | |
JP6020286B2 (ja) | 掘削工具のネジ継手構造、及び掘削工具 | |
US8572792B2 (en) | Cleaning tool for a pipe | |
TWI683966B (zh) | 螺絲 | |
BR112014011205B1 (pt) | Broca de perfuração para ferramenta de perfuração de rocha e ferramenta de perfuração de rocha | |
JP6302306B2 (ja) | 建設機械用ロッド | |
JP2006241836A (ja) | 継手構造およびこの継手構造を備える衝撃式掘削工具 | |
RU2279524C1 (ru) | Буровой инструмент | |
JP2015194012A (ja) | 掘削工具のネジ継手構造及び掘削工具 | |
TWM458282U (zh) | 起子頭 | |
TWI712746B (zh) | 自攻螺絲 | |
JP2006241837A (ja) | 継手構造およびこの継手構造を備える衝撃式掘削工具 | |
JP2010180551A (ja) | 掘削工具 | |
JP2011038270A (ja) | 掘削工具のネジ継手構造 | |
CN206681690U (zh) | 一种过缩径套铣装置 | |
JP2010095900A (ja) | 掘削工具 | |
JP5402374B2 (ja) | 掘削工具のネジ継手構造 | |
TWI571569B (zh) | Screw |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6136439 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |