JP6135855B2 - 枚葉紙の員数管理システム - Google Patents

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Description

オフセット枚葉印刷機などシート状の用紙を加工する枚葉加工機において、枚葉加工機に投入した用紙の員数を管理する技術に関する。
オフセット枚葉印刷機,活版枚葉印刷機,スクリーン枚葉印刷機,グラビア枚葉印刷機,枚葉折り機,箔押し枚葉機またはエンボス枚葉機など,シート状の用紙を加工する枚葉加工機で用紙を加工する際,セキュリティの高い品目では,枚葉加工機に投入した用紙の員数管理が要求される。
現状,枚葉加工時の員数管理として,枚葉加工機に投入した用紙の枚数である投入枚数と,枚葉加工機で加工された用紙の枚数である加工枚数と,枚葉加工機で加工されたときに損紙となった用紙の枚数である損紙枚数を計測し,加工枚数と損紙枚数を足した枚数と投入枚数が一致するか確認する作業を行う必要がある。また,枚葉加工後の後工程として,枚葉加工機で加工した用紙の全数検査を実施する場合,枚葉加工後の員数管理として,良品の枚数と不良品の枚数を計測し,良品の枚数と不良品の枚数を足した枚数が加工枚数と一致するか確認する作業を行う必要がある。
このように,枚葉加工機に投入した用紙の員数管理を行うと,多大な労力がかかるため,枚葉加工機に投入した用紙の員数を管理する作業を簡素化できることが望まれる。
枚葉加工機に投入した用紙の員数を管理する作業を簡素化できる発明として,用紙の員数作業の効率化及び正確化を達成できるシステムが特許文献1で開示されている。しかし,セキュリティの高い品目では,枚葉加工後(例えば,印刷後)の用紙の全数管理が必要となるが,特許文献1で開示されている発明は,枚葉加工機で用紙を加工する際の員数を計測できるが,枚葉加工後の用紙の全数管理については考慮していない。
特開2000−215297号公報
そこで,本発明は,枚葉加工機に投入した用紙の員数を管理できるだけでなく,枚葉加工後の用紙を全数管理できる枚葉加工機の員数管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は,枚葉加工機の給紙部に設置するインクジェットプリンタと,枚葉加工機の排紙部に設置する排紙部コードリーダと,枚葉加工機に投入した用紙の員数を管理するために設置する員数管理装置とから少なくとも構成される枚葉加工機の員数管理システムである。
第1の発明に係る前記インクジェットプリンタは,枚葉加工機に投入された前記用紙を識別できるように,印字信号が外部から入力されると,枚葉加工機の給紙部から給紙される前記用紙に,前記員数管理装置が設定した印字条件に従い前記用紙毎に異なる管理番号を印字すると共に,前記用紙に印字した前記管理番号の印字履歴を記憶する。
第1の発明に係る前記排紙部コードリーダは,枚葉加工機で加工された前記用紙を識別できるように,排紙側の読み取り信号が外部から入力されると,枚葉加工機の排紙部から排出された前記用紙に印字されている前記管理番号を読み取り,読み取った前記管理番号を前記員数管理装置へ送信する。
第1の発明に係る前記員数管理装置は,枚葉加工機に投入された前記用紙の員数,枚葉加工機で加工された前記用紙の員数および枚葉加工機で損紙となった前記用紙の員数を管理できるように,枚葉加工機の給紙部から加工部に搬送される前記用紙に印字する前記管理番号の印字内容を前記インクジェットプリンタに設定し,前記インクジェットプリンタから得られた前記管理番号の印字履歴から,枚葉加工機に投入された前記用紙の枚数である投入枚数を求めて出力する投入枚数管理手段と,前記排紙部コードリーダから送信された前記管理番号の履歴を排紙側の読み取り履歴として記憶し,前記排紙側の読み取り履歴から,枚葉加工機で加工された前記用紙の枚数である加工枚数を求めて出力する加工枚数管理手段と,枚葉加工機で加工が終了すると,投入枚数から加工枚数を差し引くことで,損紙となった前記用紙の枚数である損紙枚数を求めて出力する損紙枚数管理手段を備える。
更に,第2の発明は,第1の発明に記載した枚葉加工機の員数管理システムにおいて,枚葉加工機で損紙となった前記用紙を識別できるように,前記員数管理装置の前記損紙枚数管理手段は,損紙がある場合,前記管理番号の印字履歴に含まれるが,前記管理番号の読み取り履歴には含まれない前記管理番号を損紙の前記管理番号として抽出し,損紙枚数と共に,抽出した前記管理番号を出力することを特徴とする。
更に,第3の発明は,第2の発明に記載した枚葉加工機の員数管理システムにおいて,前記管理番号を一度印字してしまった前記用紙が誤って再度給紙されたことがわかるように,前記排紙側の読み取り信号が入力されると,前記排紙側の読み取り信号の入力回数をカウントし,前記排紙側の読み取り信号の入力回数を前記員数管理装置へ送信する排紙カウンタを枚葉加工機の排紙部に設置し,前記員数管理装置の前記加工枚数管理手段は,前記排紙カウンタから送信された前記排紙側の読み取り信号の入力回数から導出される前記管理番号の期待値と前記排紙部コードリーダから送信された前記管理番号を照合し,照合に失敗すると,前記排紙部コードリーダから送信された前記管理番号に前記管理番号の期待値を関連付けた履歴を記憶することを特徴とする。
また,第4の発明は,第2の発明に記載した枚葉加工機の員数管理システムにおいて,前記管理番号を一度印字してしまった前記用紙が誤って再度給紙されたことがわかるように,枚葉加工機の給紙部に設置する前記インクジェットプリンタの上流側に,給紙側の読み取り信号が外部から入力されると,枚葉加工機の給紙部からフィードされた前記用紙に印字されている前記管理番号を読み取り,読み取った前記管理番号を前記員数管理装置へ送信する給紙部コードリーダを設け,前記員数管理装置の前記投入枚数管理手段は,前記給紙部コードリーダが前記管理番号の読み取りに成功すると,枚葉加工機を機械停止させる信号を出力することを特徴とする。
このように,本実施形態の枚葉加工機の員数管理システムによれば,枚葉加工機の給紙部で管理番号を用紙に印字し、枚葉加工機の排紙部で管理番号を読み取ることで、枚葉加工機に投入された用紙の員数等を管理できるばかりでなく,枚葉加工機に投入された用紙それぞれを識別できるため,枚葉加工機で加工された用紙を全数管理できる。
枚葉加工機の員数管理システムを説明する図。 インクジェットプリンタを説明する図。 インクジェットプリンタが用紙に印字する管理番号を説明する図。 排紙部コードリーダを説明する図。 員数管理装置を説明する図。 第2の手法を実現するために必要な排紙カウンタを説明する図。 第1の手法を実現するために必要な給紙部コードリーダを説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態にかかる枚葉加工機の員数管理システム1を説明する図で,本実施形態では,枚葉加工機をオフセット枚葉印刷機2としている。図1に図示したように,本実施形態にかかる枚葉加工機の員数管理システム1は,オフセット枚葉印刷機2に投入された用紙3の員数を管理するために設置された員数管理装置10と,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20に設置されたインクジェットプリンタ11と,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22に設置された排紙部コードリーダ12とから少なくとも構成され,インクジェットプリンタ11と排紙部コードリーダ12はPLC13(Programmable Logic Controller)を介して員数管理装置10と接続している。
図2は,インクジェットプリンタ11を説明する図である。本実施形態のインクジェットプリンタ11は,マーキングに利用するタイプの装置で,コントローラ11aとプリンタヘッド11bから構成される。
図2に図示したように,インクジェットプリンタ11のプリンタヘッド11bは,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20のフィーダボード20aで搬送される用紙3に管理番号を印字できるように,オフセット枚葉印刷機2のフィーダボード20aの上方に配置される。また,本実施形態では,インクジェットプリンタ11のプリンタヘッド11bの上流に,管理番号の印字対象となる用紙3を検知する投受光型の用紙検知センサ11cを設置し,用紙検知センサ11cの信号はコントローラ11aに入力される。
オフセット枚葉印刷機2で印刷が行われる際,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aには,用紙3に印字する管理番号の印字内容と印字条件が員数管理装置10によって設定され,オフセット枚葉印刷機2で印刷が行われている間,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aは,外部から印字信号が入力されると,プリンタヘッド11bを作動させて,員数管理装置10が設定した印字内容と印字条件に基づき,用紙3毎に異なる管理番号を用紙3に所定の印字形態で印字し,用紙3に印字した管理番号の印字履歴を記憶する動作を行う。
員数管理装置10が設定する管理番号の印字条件は,インクジェットプリンタ11の仕様によって異なるが,管理番号の印字条件には,少なくとも,管理番号の印字形態およびサイズが含まれる。用紙3に印字する管理番号の印字内容は,員数管理装置10側で予め生成し,管理番号の印字が終了する毎に,員数管理装置10が,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aに印字する管理番号を指定するように構成することもできるが,管理番号は連番でよいので,連番生成機能を有するコントローラ11aであれば,管理番号の印字内容として管理番号の初期値を設定し,コントローラ11a内で管理番号(連番)を自動生成させるとよい。
インクジェットプリンタ11のコントローラ11aに入力される印刷信号は,管理番号の印字のトリガーとなる信号で,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20から印刷部21へ供給される用紙3毎に生成される信号である。図2に図示したように,本実施形態では,投受光型の用紙検知センサ11cをオフセット枚葉印刷機2の給紙部20に設置し,用紙検知センサ11cが用紙3を検知した信号を印刷信号に用いているが,オフセット枚葉印刷機2から得られる信号(例えば,2枚差しの検査信号)を印字信号として用いることもできる。
外部から印字信号がインクジェットプリンタ11のコントローラ11aに入力される毎に,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aは管理番号を印字する動作を行い,この動作が繰り返し実行されることで,オフセット枚葉印刷機2に投入された用紙3に所定の印字形態の管理番号が印字されることになる。
インクジェットプリンタ11のコントローラ11aが用紙3に印字した管理番号の印字履歴を記憶する内容は,インクジェットプリンタ11の仕様に依存する。印字内容を他の装置へ出力できる仕様であれば,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aは,用紙3に印字した管理番号を員数管理装置10へ送信し,用紙3に印字した管理番号の印字履歴を員数管理装置10へ記憶させる。また,メモリカードに印字内容を記録する仕様であれば,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aは,メモリカードに用紙3に印字した管理番号の印字履歴を記憶する。
図3は,インクジェットプリンタ11が用紙3に印字する管理番号を説明する図である。管理番号は,オフセット枚葉印刷機2に投入する用紙3それぞれを識別するために利用するために印字する情報で,用紙3の余白部に印刷される。図3では,管理番号の印字形態を1次元バーコード30としているが,管理番号の印字形態は2次元バーコードやOCR文字でもよく,用途に応じて管理番号の印字形態を使い分けることができる。なお,用紙3に印字した管理番号の乾燥が遅いと,管理番号が印刷時に擦れるなどして不良が発生するため,管理番号の印字には速乾性の高いインキを用いるとよい。
図4は,排紙部コードリーダ12を説明する図である。排紙部コードリーダ12は,インクジェットプリンタ11が印字した管理番号を読み取る機器で,インクジェットプリンタ11が印字する管理番号の印字形態に対応したリーダになる。例えば,管理番号の印字形態が1次元バーコードならば,排紙部コードリーダ12は1次元バーコードリーダになる。本実施形態では,排紙部コードリーダ12は,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22のデリバリチェーン22cで搬送されて,排紙部22の前当22aに突き当たる用紙3から管理番号を読み取れるように,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22の前当の右上方に設置されている。
オフセット枚葉印刷機2で印刷が行われている間,排紙部コードリーダ12は,読み取り信号が外部から入力されると,用紙3に印字されている管理番号を読み取り,管理番号を読み取れた場合は,読み取った管理番号を員数管理装置10へ送信し,管理番号を読み取れなかった場合は,管理番号の読み取りエラーを員数管理装置10へ送信する動作を行う。
排紙部コードリーダ12に入力される読み取り信号は,管理番号を読み取るトリガーとなる信号で,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22へ排紙される用紙3毎に生成される信号である。例えば,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22にエンコーダを取り付け,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22の爪22bが用紙3を離すタイミングを読み取り信号として用いることができる。
読み取り信号が排紙部コードリーダ12に入力される毎に,排紙部コードリーダ12は用紙から管理番号を読み取る動作を行い,この動作が繰り返し実行されることで,排紙部コードリーダ12が用紙3から読み取った管理番号の履歴である排紙側の読み取り履歴が員数管理装置10に記憶されることになる。
図5は,員数管理装置10を説明する図である。員数管理装置10は,CPUで動作する汎用のコンピュータを用いて実現される装置である。図5に図示したように,員数管理装置10は,コンピュータプログラムによって実現される機能として,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20から印刷部21に搬送される用紙3に印字する管理番号の印字内容をインクジェットプリンタ11に設定し,インクジェットプリンタ11から得られた管理番号の印字履歴から,オフセット枚葉印刷機2に投入された用紙3の枚数である投入枚数を求めて出力する投入枚数管理手段100と,排紙部コードリーダ12から送信された管理番号の履歴を排紙側の読み取り履歴として記憶し,排紙側の読み取り履歴から,オフセット枚葉印刷機2で加工された用紙3の枚数である加工枚数を求めて出力する加工枚数管理手段101と,オフセット枚葉印刷機2で印刷が終了すると,投入枚数から加工枚数を差し引くことで,損紙となった用紙3の枚数である損紙枚数を求めて出力する損紙枚数管理手段102を備える。
員数管理装置10の投入枚数管理手段100がインクジェットプリンタ11に設定する管理番号の印字内容については既に上述している。員数管理装置10の投入枚数管理手段100が,インクジェットプリンタ11から管理番号の印字履歴を取得する手法は,インクジェットプリンタ11の仕様に依存する。インクジェットプリンタ11のコントローラ11aが印字した内容を他の装置へ出力できる仕様であれば,印刷中に,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aから送信された管理番号が員数管理装置10に記憶されることになる。また,インクジェットプリンタ11のコントローラ11aがメモリカードに印字した内容を記録する仕様であれば,印刷が終了した後,メモリカードを介して,管理番号の印字履歴が員数管理装置10に記憶されることになる。そして,員数管理装置10の投入枚数管理手段100は,オフセット枚葉印刷機2で印刷が終了すると,インクジェットプリンタ11から取得した管理番号の履歴に含まれる管理番号の数をカウントすることで,オフセット枚葉印刷機2に投入された用紙3の数である投入枚数を求める。
また,排紙部コードリーダ12は,管理番号を読み取る毎に,用紙3から読み取った管理番号を員数管理装置10へ送信するため,員数管理装置10の加工枚数管理手段101は,排紙部コードリーダ12から管理番号が送信されると,排紙部コードリーダ12から送信された管理番号の履歴を排紙側の読み取り履歴として記憶し,記憶した管理番号の数をインクリメントすることで,オフセット枚葉印刷機2で印刷となった用紙3の数である加工枚数を求めることになる。
本実施形態に係る員数管理装置10の損紙枚数管理手段102は,オフセット枚葉印刷機2による印刷が終了すると,投入枚数管理手段100が求めた投入枚数から,加工枚数管理手段101が求めた加工枚数を差し引くことで,オフセット枚葉印刷機2で損紙となった用紙3の数である損紙枚数を求める。
また,インクジェットプリンタ11の印字不良や,用紙3の汚れなどで,排紙部コードリーダ12が管理番号の読み取りに失敗した場合,この用紙3に係る管理番号は,排紙側の印字履歴含まれないことになるため,本実施形態に係る員数管理装置10の損紙枚数管理手段102は,損紙枚数が0枚であるか確認することで,オフセット枚葉印刷機2で損紙となった用紙3があるか確認し,オフセット枚葉印刷機2で損紙となった用紙3があれば,管理番号の印字履歴に含まれるが,排紙側の読み取り履歴には含まれない管理番号を損紙の管理番号として抽出することで,オフセット枚葉印刷機2で損紙となった用紙3の管理番号を抽出し,損紙枚数と共に,抽出した管理番号を出力する。
このように,本実施形態の枚葉加工機の員数管理システム1によれば,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20で管理番号を用紙3に印字し、オフセット枚葉印刷機2の排紙部22で管理番号を読み取ることで、オフセット枚葉印刷機2に投入された用紙3の員数,オフセット枚葉印刷機2で加工された用紙3の員数およびオフセット枚葉印刷機2で損紙となった用紙3の員数を管理できるばかりでなく,オフセット枚葉印刷機2に投入された用紙3それぞれを識別できるため,オフセット枚葉印刷機2で印刷された用紙3を全数管理できる。
上述した内容でも基本的に問題ないが,機械非常停止などでイレギュラーにオフセット枚葉印刷機2が停止した際、オフセット枚葉印刷機2のオペレータが,管理番号を一度印字してしまった用紙3を誤って再度給紙してしまうと,加工枚数に損紙枚数を加算した枚数が投入枚数と一致しなくなる。
例えば,管理番号「4」を用紙3に印字した直後に機械非常停止が行われ,管理番号「4」を印字した用紙3を給紙部20に戻してしまうと,管理番号「4」の上に管理番号「5」が印字されてしまう。管理番号として「1」から「10」を印字するものとして考えると,インクジェットプリンタ11の印字回数は10回で投入枚数は10枚として求められる。また,インクジェットプリンタ11が印字した管理番号の中から,管理番号「4」,「5」が読み取れないことになるため,排紙側で読み取られた管理番号の数は8個で加工枚数は8枚として求められる。このケースでは,管理番号の読み取りエラーとなった用紙3の枚数は1枚になるため,加工枚数(8枚)に損紙枚数(1枚)を加算した枚数(9枚)は投入枚数(10枚)と一致しない。
このようなことを回避する手法として,インクジェットプリンタ11が管理番号を用紙3を印字する前に,用紙3に管理番号が印字されていないかチェックする第1の手法と,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22に排出された用紙3の枚数をカウントし,排出された用紙3の枚数から導出される管理番号の期待値と排紙部コードリーダ12から送信された管理番号を照合する第2の手法が考えられる。
まず,管理番号の期待値と排紙部コードリーダ12が読み取った管理番号を照合する第2の手法について説明する。図6は,第2の手法を実現するために必要な排紙カウンタ14を説明する図である。
第2の手法を実現するとき,オフセット枚葉印刷機2の排紙部22には,排紙側の読み取り信号が入力されると,排紙側の読み取り信号の入力回数をカウントし,排紙側の読み取り信号の入力回数を員数管理装置10へ送信する排紙カウンタ14が設置され,排紙カウンタ14に入力される排紙側の読み取り信号は,図4と同様に,排紙部コードリーダ12にも入力される。
このように構成することにより,排紙側の読み取り信号が発生すると,員数管理装置10には,排紙カウンタ14から排紙側の読み取り信号の入力回数(ここでは,排出された用紙3の枚数になる)が,そして,排紙部コードリーダ12から管理番号の読み取り結果が送信されることになる。
員数管理装置10の加工枚数管理手段101は,排紙カウンタ14から排紙側の読み取り信号の入力回数が,そして,排紙部コードリーダ12から管理番号の読み取り結果が送信されると,排紙カウンタから送信された排紙側の読み取り信号の入力回数から導出される管理番号の期待値と排紙部コードリーダ12から送信された管理番号を照合し,照合に失敗すると,排紙部コードリーダ12から送信された管理番号に管理番号の期待値を関連付けた履歴を記憶する。
なお,管理番号の期待値は,投入枚数管理手段100がインクジェットプリンタ11に設定した印字内容と,排紙カウンタから送信された排紙側の読み取り信号の入力回数から導出でき,例えば,管理番号が通数連番ならば,管理番号の期待値は,排紙側の読み取り信号の入力回数そのものになる。
管理番号の照合に失敗したとき,排紙部コードリーダ12から送信された管理番号に管理番号の期待値を関連付けた履歴を記憶すれば,この履歴から,オフセット枚葉印刷機2に投入されたが,オフセット枚葉印刷機2から排出されなかった用紙3の枚数を把握することができる。上記の例の場合、管理番号が「5」となるべきところで、排紙部コードリーダ12は管理番号「6」を読み取るため管理番号の照合に失敗し、これ以降,排紙部コードリーダ12から送信された管理番号と管理番号の期待値は一つずつずれることになるため,オフセット枚葉印刷機2に投入されたが,オフセット枚葉印刷機2から排出されなかった用紙3の枚数は1枚と把握することができる。
インクジェットプリンタ11が管理番号を用紙3を印字する前に,用紙3に管理番号が印字されていないかチェックする第1の手法について説明する。図7は,第1の手法を実現するために必要な給紙部コードリーダ11dを説明する図である。
第1の手法を実現するとき,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20には,インクジェットプリンタ11の上流側に,給紙側の読み取り信号が外部から入力されると,オフセット枚葉印刷機2の給紙部20からフィードされた用紙3に印字されている管理番号を読み取り,読み取った管理番号を員数管理装置10へ送信する給紙部コードリーダ11dが設けられる。
図7では,給紙側の読み取り信号に投受光型の用紙検知センサ11cの信号を用い,給紙部コードリーダ11dは,投受光型の用紙検知センサ11cの信号が入力された時に管理番号を読み取る動作を行い,インクジェットプリンタ11の動作は,投受光型の用紙検知センサ11cの信号が入力された時から遅延させる。
員数管理装置10の投入枚数管理手段100は,給紙部コードリーダ11dが管理番号の読み取りに成功すると,すなわち,給紙部コードリーダ11dから管理番号を受信すると,オフセット枚葉印刷機2を機械停止させる信号を出力する。
1 枚葉加工機の員数管理システム
10 員数管理装置
100 投入枚数管理手段
101 加工枚数管理手段
102 損紙枚数管理手段
11 インクジェットプリンタ
11a コントローラ
11b プリンタヘッド
11c 用紙検知センサ
11d 給紙部コードリーダ
12 排紙部コードリーダ
13 PLC
14 排紙カウンタ
2 オフセット枚葉印刷機
20 給紙部
20a フィーダボード
21 印刷部
22 排紙部
22a 前当
22b 爪
22c デリバリチェーン
3 用紙
30 管理番号をエンコードした1次元バーコード

Claims (4)

  1. 枚葉加工機の給紙部に設置するインクジェットプリンタと,枚葉加工機の排紙部に設置する排紙部コードリーダと,枚葉加工機に投入した用紙の員数を管理するために設置する員数管理装置とから少なくとも構成され,
    前記インクジェットプリンタは,印字信号が外部から入力されると,枚葉加工機の給紙部から給紙される前記用紙に,前記員数管理装置が設定した印字条件に従い前記用紙毎に異なる管理番号を印字すると共に,前記用紙に印字した前記管理番号の印字履歴を記憶し,
    前記排紙部コードリーダは,排紙側の読み取り信号が外部から入力されると,枚葉加工機の排紙部から排出された前記用紙に印字されている前記管理番号を読み取り,読み取った前記管理番号を前記員数管理装置へ送信し,
    前記員数管理装置は,枚葉加工機の給紙部から加工部に搬送される前記用紙に印字する前記管理番号の印字内容を前記インクジェットプリンタに設定し,前記インクジェットプリンタから得られた前記管理番号の印字履歴から,枚葉加工機に投入された前記用紙の枚数である投入枚数を求めて出力する投入枚数管理手段と,前記排紙部コードリーダから送信された前記管理番号の履歴を排紙側の読み取り履歴として記憶し,前記排紙側の読み取り履歴から,枚葉加工機で加工された前記用紙の枚数である加工枚数を求めて出力する加工枚数管理手段と,枚葉加工機で加工が終了すると,投入枚数から加工枚数を差し引くことで,損紙となった前記用紙の枚数である損紙枚数を求めて出力する損紙枚数管理手段を備え,
    ことを特徴とする枚葉加工機の員数管理システム。
  2. 前記員数管理装置の前記損紙枚数管理手段は,損紙がある場合,前記管理番号の印字履歴に含まれるが,前記管理番号の読み取り履歴には含まれない前記管理番号を損紙の前記管理番号として抽出し,損紙枚数と共に,抽出した前記管理番号を出力することを特徴とする,請求項1に記載した員数管理システム。
  3. 前記排紙側の読み取り信号が入力されると,前記排紙側の読み取り信号の入力回数をカウントし,前記排紙側の読み取り信号の入力回数を前記員数管理装置へ送信する排紙カウンタを枚葉加工機の排紙部に設置し,前記員数管理装置の前記加工枚数管理手段は,前記排紙カウンタから送信された前記排紙側の読み取り信号の入力回数から導出される前記管理番号の期待値と前記排紙部コードリーダから送信された前記管理番号を照合し,照合に失敗すると,前記排紙部コードリーダから送信された前記管理番号に前記管理番号の期待値を関連付けた履歴を記憶する,請求項2に記載した員数管理システム。
  4. 枚葉加工機の給紙部に設置する前記インクジェットプリンタの上流側に,給紙側の読み取り信号が外部から入力されると,枚葉加工機の給紙部からフィードされた前記用紙に印字されている前記管理番号を読み取り,読み取った前記管理番号を前記員数管理装置へ送信する給紙部コードリーダを設け,前記員数管理装置の前記投入枚数管理手段は,前記給紙部コードリーダが前記管理番号の読み取りに成功すると,枚葉加工機を機械停止させる信号を出力することを特徴とする,請求項2に記載した員数管理システム。
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