JP6135432B2 - 顧客分析プログラム、方法及び装置 - Google Patents

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開示の技術は顧客分析プログラム、顧客分析方法及び顧客分析装置に関する。
時系列データ内で特徴的に変化している時系列部分をイベントとして抽出し、属性情報として少なくとも時系列部分の開始時刻を抽出し、属性情報に基づいてイベント間の発生傾向の相関関係を抽出し、時系列データ間の相関関係を抽出する技術が提案されている。
特開平11−25169号公報
百貨店等の販売店において、顧客を分析し、顧客の分析結果に基づいて、商品施策や売場施策、拡販施策等の経営戦略を決定することが行われている。顧客の分析に際しては、顧客の購買データに基づき、特定の販売店の顧客をクラスタリング(グルーピングともいう)することが行われる。
ところで、顧客の分析において異なる販売店同士の比較を行いたい場合がある。しかしながら、第1の販売店におけるクラスタリングの条件と、第2の販売店におけるクラスタリングの条件とは異なっている。例えば第1の販売店ではA,B,C,Dと表記している商品のブランド名を、第2の販売店では1,2,3,4と表記している等のように、商品のブランド名の表記が第1の販売店と第2の販売店とで相違していることがある。また、第1の販売店と第2の販売店が同一種の販売店であっても、販売している商品自体は一部相違する。これに伴い、第1の販売店と第2の販売店とでクラスタリングの条件が相違することになる。このため、クラスタリングの結果として得られる第1の販売店における顧客の集合と第2の販売店における顧客の集合が合致するとは限らず、異なる販売店の間で顧客を比較することは困難であった。
上記に関連して前述の技術は、時期的なイベントをグルーピングするものであり、顧客をグルーピング(クラスタリング)することは考慮されていない。
開示の技術は、一つの側面として、異なる販売店の間での顧客の比較を可能とすることが目的である。
開示の技術は、コンピュータに、第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出する処理を行わせる。また、コンピュータに、前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出する処理を行わせる。また、コンピュータに、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出する処理を行わせる。また、コンピュータに、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する処理を行わせる。
開示の技術は、一つの側面として、異なる販売店の間での顧客の比較が可能となる、という効果を有する。
顧客分析装置の機能ブロック図である。 コンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 購買ログの一例を示す図表である。 顧客マスタの一例を示す図表である。 顧客分析処理の一例を示すフローチャートである。 解析対象期間のデータ抽出を説明するための概略図である。 クラスタリング用のデータ加工及びN次元空間へのマッピングを説明するための概略図である。 クラスタ毎の指標値の算出を説明するための概略図である。 複数期間での同一クラスタの判定を説明するための概略図である。 指標値の変化傾向比較処理の一例を示すフローチャートである。 類似性判定処理の一例を説明するための概略図である。 類似性判定処理の一例を説明するための概略図である。 類似性判定処理の一例を説明するための概略図である。 類似性判定処理の一例を説明するための概略図である。 具体的な活用シナリオの説明における、蓄積済クラスタ及び解析対象データの一例を示す概略図である。 具体的な活用シナリオの説明における、クラスタリング結果の一例を示す概略図である。 具体的な活用シナリオの説明における、クラスタ毎の指標値を示す概略図である。 具体的な活用シナリオの説明における、複数期間での同一クラスタの判定を説明するための概略図である。 具体的な活用シナリオの説明において、類似無しと判定されたクラスタを示す概略図である。 類似度の比較の他の例を説明するための概略図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る顧客分析装置10が示されている。顧客分析装置10は、顧客の分析を行う装置であり、抽出部12、ユニバーサルクラスタDB14及び出力部16を備えている。
顧客分析装置10には複数の販売店の購買データが入力される。抽出部12は、入力された販売店の或る時点における購買データから第1の抽出条件で第1の顧客群(第1クラスタ)を複数抽出すると共に、入力された販売店の別の時点における購買データから第1の抽出条件で第2の顧客群(第2クラスタ)を複数抽出する。抽出された複数の第1クラスタ及び複数の第2クラスタは、出力部16による分析に用いられた後、ユニバーサルクラスタDB14に情報が蓄積される。
抽出部12によるクラスタの抽出は、販売店の購買データが入力される都度行われ、抽出されたクラスタの情報は出力部16による分析に用いられた後、ユニバーサルクラスタDB14に蓄積される。従って、顧客分析装置10に複数の販売店の購買データが入力されるのに伴って、ユニバーサルクラスタDB14には、複数の販売店の購買情報から各々抽出された複数のクラスタの情報が蓄積される。
出力部16は、抽出部で抽出された或る販売店の第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化傾向と、ユニバーサルクラスタDB14に蓄積された別の販売店の第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する。出力部16によって出力された比較結果は、商品施策や売り場施策、拡販施策等の経営戦略の決定に用いられる。
なお、抽出部12は開示の技術に係る第1抽出部及び第2抽出部の一例であり、出力部16は開示の技術に係る出力部の一例である。
顧客分析装置10は、図2に示すコンピュータ・システム20に含まれる顧客分析サーバ22によって実現することができる。コンピュータ・システム20は、顧客分析サーバ22と、インターネット等のネットワーク24を介して顧客分析サーバ22に接続された複数の販売店コンピュータ26を含んでいる。
販売店コンピュータ26は、個々の販売店に設置され、CPU52、メモリ54、記憶部56、入力部58、表示部60及び通信I/F部62を備えている。CPU52、メモリ54、記憶部56、入力部58、表示部60及び通信I/F部62はバス70を介して互いに接続されている。記憶部56には購買ログ64及び顧客マスタ66が記憶されており、顧客分析装置10(顧客分析サーバ22)から出力された比較結果が結果情報68として記憶される。
図3に示すように、購買ログ64は、"店名"、"部門"、"ブランド名"、"買上日"、"買上時間"、"金額"及び"顧客ID"の各フィールドが設けられており、各レコード毎に対応する情報(購買データ)が設定されている。購買ログ64は対応する販売店で任意の顧客へ商品が販売される都度、1レコード分の購買データが追加され、"店名"には販売店の名称が設定され、"部門"には顧客が商品を購入した部門の名称が設定される。また、"ブランド名"には顧客が購入した商品のブランド名が設定され、"買上日"には顧客が商品を購入した日にちが設定され、"買上時間"には顧客が商品を購入した時刻が設定され、"金額"には顧客が購入した商品の金額が設定される。また"顧客ID"には商品を購入した顧客のIDが設定される。
また図4に示すように、顧客マスタ66は、"顧客ID"、"年齢"、"性別"及び"住所(郵便番号)"の各フィールドが設けられており、各レコード毎に対応する情報(顧客データ)が設定されている。なお、"住所(郵便番号)"のフィールドには郵便番号に代えて住所を表す文字列が設定されていてもよい。顧客マスタ66には、対応する販売店で商品を購入した全ての顧客について、顧客情報が登録されている。
一方、顧客分析サーバ22は、顧客を分析する顧客分析サービスを提供する会社に設置され、CPU28、メモリ30、記憶部32、入力部34、表示部36、媒体読み書き装置(R/W)38及び通信インタフェース(I/F)部40を備えている。CPU28、メモリ30、記憶部32、入力部34、表示部36、媒体読み書き装置38及び通信I/F部40はバス42を介して互いに接続されている。媒体読み書き装置38は記録媒体44に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体44への情報の書き込みを行う。
記憶部32はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶部32には、顧客分析サーバ22を顧客分析装置10として機能させるための顧客分析プログラム46が記憶されている。顧客分析プログラム46は、顧客分析プログラム46が書き込まれた記録媒体44が媒体読み書き装置38にセットされ、媒体読み書き装置38が記録媒体44からの顧客分析プログラム46の読み出しを行うことで、記憶部32へ記憶される。CPU28は、顧客分析プログラム46を記憶部32から読み出してメモリ30に展開し、顧客分析プログラム46が有するプロセスを順次実行する。
顧客分析プログラム46は、抽出プロセス48及び出力プロセス50を有する。CPU28は、抽出プロセス48を実行することで、図1に示す抽出部12として動作する。またCPU28は、出力プロセス50を実行することで、図1に示す出力部16として動作する。これにより、顧客分析プログラム46を実行した顧客分析サーバ22が、顧客分析装置10として機能することになる。なお、顧客分析プログラム46は開示の技術に係る顧客分析プログラムの一例である。
また、記憶部32にはユニバーサルクラスタDB14が記憶されている。なお、コンピュータ・システム20では、顧客分析サーバ22と販売店コンピュータ26との間で、ネットワーク24を介して情報が送受されるが、これに限定されるものではない。例えば、顧客分析サーバ22と販売店コンピュータ26との間をオフラインとし、記録媒体44を介して情報の送受を行うようにしてもよい。
次に本実施形態の作用を説明する。顧客分析サーバ22が設置された会社は、比較対象の他の販売店と比較して顧客を分析する顧客分析サービスを提供している。販売店コンピュータ26が設置された解析対象の販売店が、前記サービスの提供を要求すると、顧客分析サーバ22によって顧客分析プログラム46が実行されることで、比較対象の他の販売店が自動的に選択されて図5に示す顧客分析処理が行われる。なお、比較対象の他の販売店の自動選択には種々の方法が考えられるが、典型例としては、例えば解析対象の販売店の地域を指定すると、解析対象の販売と同一の地域に存在する1つ以上の他の販売店を選択する方法が挙げられる。
顧客分析処理のステップ100において、抽出部12は、解析対象の販売店の販売店コンピュータ26から解析対象の購買データ及び関連する顧客データを取得する。なお、購買データ及び顧客データの取得は、顧客分析サーバ22と販売店コンピュータ26とがネットワーク24を介して接続されている場合、販売店コンピュータ26からネットワーク24を介してデータを受信することによって為される。また、顧客分析サーバ22と販売店コンピュータ26との間がオフラインの場合には、購買データ及び顧客データの取得は、前記データが記録された記録媒体44から媒体読み書き装置38が前記データを読み出すことによって為される。
次のステップ102において、抽出部12は、ステップ100で取得した購買データから複数の解析対象期間のデータを各々抽出する。例えば、解析対象期間が2010年度及び2011年度であれば、図6に示すように、ステップ100で取得した購買データから、2010年度の購買データと2011年度の購買データを各々抽出する。後述するクラスタリングは解析対象期間毎に実施される。なお、解析対象期間は、年度単位とすることに限られるものではなく、例えばシーズンを単位とする等のように、より短い期間を単位としてもよいし、例えば数年を単位とする等のように、より長い期間を単位としてもよい。
ステップ104において、抽出部12は、ステップ102で抽出した解析対象期間の購買データに対してクラスタリング用のデータ加工を行う。すなわち、例として図7の左側に示すように、「解析対象期間内に何のブランドを何回購入したか」を個々の顧客毎に集計する。図7の左側に示す集計結果の一例は、顧客ID=0001の顧客がブランドAを3回、ブランドBを2回購入しており、顧客ID=0002の顧客がブランドBを1回、ブランドCを2回購入したことを表している。また、顧客ID=0003の顧客がブランドAを2回、ブランドBを2回、ブランドCを1回購入しており、顧客ID=0004の顧客がブランドBを2回、ブランドCを3回購入したことを表している。なお、ステップ104のデータ加工(集計)は、複数の解析対象期間の各々を単位として行われる。
ステップ106において、抽出部12は、複数の解析対象期間の各々を単位として、解析対象の販売店の顧客のクラスタリングを行う。クラスタリングは、ブランド数をNとしたときに、個々の顧客を各ブランドの購入回数に応じてN次元空間にマッピングした後に、N次元空間上での距離が近い顧客が同一のクラスタ(グループ)に属するようにグルーピングを行うことによって為される。図7の右側には、N次元空間の一例としてN=3の3次元空間を示し、図7の左側に示す顧客ID=0001〜0004の顧客を3次元空間にマッピングした状態を示している。
なお、クラスタリングのアルゴリズムとしては、既に様々なアルゴリズムが提案されており、クラスタリングのアルゴリズム自体の説明は省略するが、上記のクラスタリングにあたっては公知の様々なアルゴリズムを適用可能である。上記のクラスタリングにより、解析対象の販売店の顧客をクラスタリングした結果として、購入した商品のブランドや商品の購入回数が近い顧客が属しているクラスタ(グループ)が複数生成される。また、複数の解析対象期間を単位としてクラスタリングを行うことにより、図8の上側にA(t1)-1、A(t1)-2と表記して示す第1の期間に対応するクラスタ群と、A(t1)-1、A(t1)-2と表記して示す第2の期間に対応するクラスタ群が各々生成される。
ステップ108において、出力部16は、ステップ106のクラスタリングによって得られた個々のクラスタ毎に指標値を算出する。ステップ108で算出する指標値には、図8に示すように、最も最近購入された日時(からの経過日数)Rの分布、購入頻度Fの分布、購入金額Mの分布が含まれる。上記の各分布は、購買ログ64から"買上日"及び"金額"及び"顧客ID"の各フィールドの情報を取得すると共に、購買ログ64から購入回数を計数して集計することで得ることができる。
また、ステップ108で算出する指標値には、図8に示すように、年齢の分布、性別の比率(男女比)、居住区の比率も含まれる。年齢の分布、性別の比率(男女比)、居住区の比率は、顧客マスタ66から"年齢"、"性別"及び"住所(郵便番号)"の各フィールドの情報を取得して集計することで得ることができる。
次のステップ110において、出力部16は、異なる解析対象期間に対応する複数のクラスタ群の中から同一のクラスタを判定する。同一クラスタの判定には複数の手法がある。第1の手法は、図9に「案1」として示すように、個々のクラスタに含まれている顧客の顧客IDを比較し、同じ顧客が最も多く含まれているクラスタ(グループ)同士を同一のクラスタと判定する手法である。第2の手法は、図9に「案2」として示すように、個々のクラスタに含まれている顧客の購買内容(例えば購入した商品のブランド名)を比較し、購買内容が類似しているクラスタ(グループ)同士を同一のクラスタと判定する手法である。ステップ110では第1の手法と第2の手法の何れを用いてもよいし、両者を組み合わせて同一のクラスタを判定するようにしてもよい。
ステップ112において、抽出部12は、比較対象に指定された販売店のデータをユニバーサルクラスタDB14から抽出する。ユニバーサルクラスタDB14には過去に行われたクラスタリングの結果が蓄積されている。このため、ステップ112では、比較対象に指定された販売店データの顧客について、同一の解析対象期間を単位としてクラスタリングを行うことで得られたクラスタ群が抽出される。
次のステップ114において、出力部16は、解析対象の販売店の顧客のクラスタ群と比較対象の販売店の顧客のクラスタ群について、指標値の変化傾向を比較する処理を行う。以下、この指標値の変化傾向比較処理の詳細について、図10を参照して説明する。
図10のステップ120において、出力部16は、解析対象の販売店の顧客をクラスタリングした結果から未選択のクラスタを1つ選択する。以下、ステップ120で選択したクラスタを第1クラスタ、第1クラスタと解析対象期間が異なり、かつ第1クラスタと同一と判定されたクラスタを第2クラスタと称する。
次のステップ122において、出力部16は、先のステップ114で抽出した比較対象の販売店の顧客のクラスタ群から、第1クラスタと解析対象期間が同一で未選択のクラスタを1つ選択する。以下、ステップ122で選択したクラスタを第3クラスタ、第3クラスタと解析対象期間が異なり(第2クラスタと解析対象期間が同一)、かつ第3クラスタと同一と判定されたクラスタを第4クラスタと称する。
ステップ124において、出力部16は、第1クラスタ及び第2クラスタと第3クラスタ及び第4クラスタの類似性を判定する類似性判定処理を行う。類似性の判定には複数の手法がある。
第1の手法は、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率を求めると共に、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率を求める。次に、図11に示す変化方向定義テーブルに従い、例えば変化率が0%未満であれば変化方向を「減少」、変化率が0%以上であれば変化方向を「増加」と判定する。そして、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化方向が、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化方向と一致しているか否かを判定し、変化方向が一致していれば類似性が高いと判定し、変化方向が不一致であれば類似性が低いと判定する。
一例として、図11に示すクラスタA−1(第1クラスタ及び第2クラスタ)は、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向も「増加」となっている。また、図11に示すクラスタB−1(第3クラスタ及び第4クラスタ)についても、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向も「増加」となっている。従って、クラスタA−1とクラスタB−1は類似性が高いと判定される。一方、図11に示すクラスタC−1(第3クラスタ及び第4クラスタ)については、指標値Xの変化方向が「減少」、指標値Yの変化方向も「減少」となっている。従って、クラスタA−1とクラスタC−1は類似性が低いと判定される。
第1の手法は、個々のクラスタの指標値の変化方向(変化傾向)を「減少」又は「増加」の2種類に分け、変化方向が一致しているか否かに基づいて類似性の高低を判定しているので、簡単な処理で類似性を判定することができる。
第2の手法は、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率を求めると共に、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率を求める。次に、図12に示す変化方向定義テーブルに従い、例えば変化率が−5%未満であれば変化方向が「減少」、変化率が−5%〜+5%の範囲内であれば変化方向が「変化なし」、変化率が+5%以上であれば変化方向が「増加」と判定する。そして、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化方向が、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化方向と一致しているか否かを判定し、変化方向が一致していれば類似性が高いと判定し、変化方向が不一致であれば類似性が低いと判定する。
一例として、図12に示すクラスタA−1(第1クラスタ及び第2クラスタ)は、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向が「変化なし」となっている。また、図12に示すクラスタB−1(第3クラスタ及び第4クラスタ)についても、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向が「変化なし」となっている。従って、クラスタA−1とクラスタB−1は類似性が高いと判定される。一方、図12に示すクラスタC−1(第3クラスタ及び第4クラスタ)については、指標値Xの変化方向が「減少」、指標値Yの変化方向も「減少」となっている。従って、クラスタA−1とクラスタC−1は類似性が低いと判定される。
第2の手法は、個々のクラスタの指標値の変化方向(変化傾向)を「減少」又は「変化なし」又は「増加」の3種類に分け、変化方向が一致しているか否かに基づいて類似性の高低を判定している。これにより、簡単な処理で第1の手法よりも高精度に類似性を判定することができる。なお、第2の手法において、指標値の変化方向を「減少」「変化なし」「増加」と判定する境界は、指標値の変化率で±5%とすることに限られるものではなく、その他の値を適用することも可能である。
第3の手法は、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率を求めると共に、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率を求める。また、第1クラスタと第3クラスタとの間の指標値の差分を求めると共に、第2クラスタと第4クラスタとの間の指標値の差分を求める。次に、図13に示す変化方向定義テーブルに従い、例えば変化率が0%未満であれば変化方向を「減少」、変化率が0%以上であれば変化方向を「増加」と判定する。また、第1クラスタと第3クラスタとの間の指標値の差分の比率と、第2クラスタと第4クラスタとの間の指標値の差分の比率が、図13に示す指標値範囲定義テーブルに設定された指標値の差分の閾値以内か否かを判定する。なお、指標値の差分の閾値は指標値毎に設定されており、図13に示す例では、指標値Xについては差分の比率の閾値が20%、指標値Yについては差分の比率の閾値が5%とされている。
そして、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化方向が、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化方向と一致しているか否かを判定する。また、第1クラスタと第3クラスタとの間の差分の比率及び第2クラスタと第4クラスタとの間の指標値の差分の比率が閾値以内か否かを判定する。指標値の変化方向が一致しており、かつそれぞれの指標値の差分の比率が閾値以内であれば類似性が高いと判定する。一方、指標値の変化方向が不一致であるか、何れかの指標値の差分の比率が閾値以内でなければ類似性が低いと判定する。
一例として、図13に示すクラスタA−1(第1クラスタ及び第2クラスタ)は、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向も「増加」となっている。また、図13に示すクラスタB−1(第3クラスタ及び第4クラスタ)についても、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向が「増加」となっている。また、第1クラスタと第3クラスタとの間の差分の比率は、指標値Xは10%、指標値Yは3%と何れも閾値以内になっている。また、第2クラスタと第4クラスタとの間の差分の比率についても、指標値Xは15%、指標値Yは3%と何れも閾値以内になっている。従って、クラスタA−1とクラスタB−1は類似性が高いと判定される。
第3の手法は、指標値の変化方向に加えて指標値の差分の比率を用いて類似性の高低を判定しているので、処理が若干複雑になるものの、第1の手法及び第2の手法よりも高精度に類似性を判定することができる。なお、第3の手法において、指標値の差分の比率を「範囲内」「範囲外」と判定する境界は、指標値Xについては20%、指標値Yについては5%とすることに限られるものではなく、その他の値を適用することも可能である。
第4の手法は、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率を求めると共に、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率を求める。次に、図14に示す変化方向定義テーブルに従い、例えば変化率が0%未満であれば変化方向を「減少」、変化率が0%以上であれば変化方向を「増加」と判定する。また、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率と、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率と、の差分が、図14に示す指標値範囲定義テーブルに設定された指標値の変化率の差分の閾値以内か否かを判定する。なお、指標値の差分の閾値は指標値毎に設定されており、図14に示す例では、指標値Xについては差分の比率の閾値が20%、指標値Yについては差分の比率の閾値が5%とされている。
そして、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化方向が、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化方向と一致しているか否かを判定する。また、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率と、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率と、の差分が閾値以内か否かを判定する。指標値の変化方向が一致しており、かつそれぞれの指標値の変化率の差分が閾値以内であれば類似性が高いと判定する。一方、指標値の変化方向が不一致であるか、何れかの指標値の変化率の差分が閾値以内でなければ類似性が低いと判定する。
一例として、図14に示すクラスタA−1(第1クラスタ及び第2クラスタ)は、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向も「増加」となっている。また、図13に示すクラスタB−1(第3クラスタ及び第4クラスタ)についても、指標値Xの変化方向が「増加」、指標値Yの変化方向が「増加」となっている。また、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率は、指標値Xが10%増加、指標値Yが10%増加となっており、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率は、指標値Xが20%増加、指標値Yが13%増加となっている。従って、第1クラスタと第2クラスタとの間の指標値の変化率と、第3クラスタと第4クラスタとの間の指標値の変化率と、の差分は、指標値Xは10%、指標値Yは3%と何れも閾値以内になっている。これにより、クラスタA−1とクラスタB−1は類似性が高いと判定される。
第4の手法は、指標値の変化方向に加えて指標値の変化率の差分を用いて類似性の高低を判定しているので、処理が若干複雑になるものの、第1の手法及び第2の手法よりも高精度に類似性を判定することができる。なお、第4の手法において、指標値の差分の比率を「範囲内」「範囲外」と判定する境界は、指標値Xについては20%、指標値Yについては5%とすることに限られるものではなく、その他の値を適用することも可能である。
次のステップ126において、出力部16は、ステップ124の類似性判定処理において、ステップ120で選択したクラスタとステップ122で選択したクラスタの類似性が高いと判定されたか否か判定する。ステップ126の判定が肯定された場合はステップ128へ移行し、ステップ128において、出力部16は、類似性が高いと判定されたクラスタの組み合わせをメモリ30に記録し、ステップ130へ移行する。また、ステップ126の判定が否定された場合はステップ130へ移行する。
なお、上述した第1〜第4の手法の説明では、指標値として指標値Xと指標値Yの2つの指標値を用いる場合を例に挙げたが、単一の指標値を用いてもよいし、3個以上の指標値を用いてもよい。第1クラスタ及び第2クラスタと、第3クラスタ及び第4クラスタと、は販売店が異なるためクラスタリングの条件が異なっているが、上記の第1〜第4の手法を用いることで、異なる販売店の間であっても顧客を比較することができる。
ステップ130において、出力部16は、比較対象の販売店の顧客のクラスタ群の中に未選択のクラスタが有るか否か判定する。ステップ130の判定が肯定された場合はステップ122に戻り、ステップ130の判定が肯定される迄、ステップ122〜ステップ130を繰り返す。また、比較対象の販売店の顧客のクラスタ群を全て選択すると、ステップ130の判定が否定されてステップ132へ移行する。
ステップ132において、出力部16は、解析対象の販売店の顧客のクラスタ群の中に未選択のクラスタが有るか否か判定する。ステップ132の判定が肯定された場合はステップ120に戻り、ステップ132の判定が肯定される迄、ステップ122〜ステップ130を繰り返す。これにより、解析対象の販売店の顧客のクラスタ群の各クラスタと、比較対象の販売店の顧客のクラスタ群の各クラスタについて、総あたりで類似性の高低が判定されることになる。解析対象の販売店の顧客のクラスタ群を全て選択すると、ステップ132の判定が否定されて指標値の変化傾向比較処理を終了し、図5のステップ116へ移行する。
ステップ116において、出力部16は、解析対象の販売店の顧客のクラスタ群と比較対象の販売店の顧客のクラスタ群とを比較した結果を、表示部36に表示させる等によって出力する。次のステップ118において、出力部16は、今回クラスタリングを行った解析対象の販売店のデータをユニバーサルクラスタDB14に蓄積し、顧客分析処理を終了する。
顧客分析サービスを提供している会社は、解析対象の販売店の顧客のクラスタ群と比較対象の販売店の顧客のクラスタ群とを比較した結果に基づいて、解析対象の販売店の顧客を、比較対象の他の販売店と比較して分析する。この分析では、例えば比較対象の販売店の顧客には存在しない顧客層の有無等が判定される。解析対象の販売店の顧客を分析した結果は、顧客分析サーバ22から解析対象の販売店の販売店コンピュータ26へ送信され、販売店コンピュータ26の記憶部56に結果情報68として記憶される。結果情報68は、解析対象の販売店における商品施策や売り場施策、拡販施策等の経営戦略の決定に用いられる。
なお、顧客分析サーバ22と販売店コンピュータ26との間がオフラインの場合、解析対象の販売店の顧客を分析した結果は顧客分析サーバ22で記録媒体44に記録され、当該記録媒体44が販売店コンピュータ26にセットされて読み出される。これにより、顧客分析サーバ22から販売店コンピュータ26へ、解析対象の販売店の顧客を分析した結果が伝達される。
本実施形態に係る顧客分析装置10を用いた顧客分析について、具体的な活用シナリオを例に挙げて更に説明する。以下で説明する例では、解析対象の販売店として百貨店Xが指定され、比較対象の販売店として百貨店A,B,Cが指定され、解析対象期間として2010年度及び2011年度が指定されて顧客の分析が要求されたものとする。
前提条件として、図15の左側に示す百貨店A,B,Cについての2010年度、2011年度のクラスタリング結果は、ユニバーサルクラスタDB14に既に蓄積されているものとする。また、解析対象のデータとして、図15の右側に示す百貨店Xの2010年度、2011年度の2年分の購買データと百貨店Xの顧客マスタが提供された。解析対象の顧客は2010年度、2011年度それぞれ10万人に上った。
まず、X百貨店の購買データを基に、X百貨店単独で顧客のクラスタリングを実施した。その結果、図16に示すように、2010年度、2011年度についてそれぞれ10個のクラスタが生成された。個々のクラスタに含まれる顧客の人数は、それぞれおよそ1万人となった。
次に、X百貨店の顧客の個々のクラスタについて指標値を算出した。ここでは、指標値として、「年間購買金額」「年間来店日数」を用い、平均値をそのクラスタの代表値とした。X百貨店の顧客の個々のクラスタにおける「年間購買金額」「年間来店日数」の代表値を図17に示す。
続いて、X百貨店の2010年度のクラスタ群と、2011年度のクラスタ群のうち同一のクラスタの判定を行った。同一のクラスタの判定方法として、図18に示すように、購買内容が似ているクラスタ同士を同一クラスタと判定した。
次に、ユニバーサルクラスタDB14に既に蓄積されている百貨店A,B,Cのクラスタと類似しているクラスタがX百貨店に存在するか否か判定を行った。類似性判定処理には第4の手法(指標値の変化方向に加えて指標値の変化率の差分を用いて類似性の高低を判定する手法)を適用した。その結果、図19に示すように、百貨店A,B,Cの何れのクラスタとも類似していないX百貨店独自のクラスタ(クラスタX(2010)-1,X(2011)-1)が抽出された。
上記のクラスタの比較結果を分析した。その結果、X百貨店の顧客のクラスタ群のうち、クラスタX(2010)-1,X(2011)-1は、年間購買金額と年間来店日数が大幅向上しているクラスタであり、百貨店A,B,Cの顧客には存在しない、X百貨店独自の強い顧客層が存在していると判断された。X百貨店では、百貨店A,B,Cにはない強みをさらに伸ばすために、クラスタX(2010)-1,X(2011)-1の顧客層に対して訴求するための経営戦略の検討に活用した。
従来の個社分析では他の販売店と顧客層を比較することはできなかったが、本実施形態によれば、上記のように異なる販売店の間での顧客の比較が可能となり、経営戦略の検討に活用することができるようになった。
なお、上記では解析対象の販売店のデータと比較対象の販売店のデータの期間を揃えた場合を説明したが、これに限定されるものではない。図20に示すように、異なる時期に発生した同様のイベントの前後で顧客の比較を行うようにしてもよい。イベントの例としては、外的イベントとして、競合業務施策(改装等)の実施、競合の進出/撤退、景気動向の著しい変化等が挙げられ、内的イベントとして、自社業務施策(販売促進、売場施策、商品施策等)の実施等が挙げられる。このように、解析対象の販売店のデータと比較対象の販売店のデータの期間が相違している場合も開示の技術の権利範囲に含むものである。
また、上記では顧客分析プログラム46が顧客分析サーバ22の記憶部32に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、顧客分析プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出し(図1:12)、
前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出すると共に、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出し(図1:12)、
前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する(図1:16)
ことを含む処理を行わせるための顧客分析プログラム。
(付記2)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しているか否かを出力する付記1記載の顧客分析プログラム(図11,12)。
(付記3)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第3の顧客群の指標値の差分と、前記第2の顧客群と前記第4の顧客群の指標値の差分と、が閾値以内か否かを出力する付記1記載の顧客分析プログラム(図13)。
(付記4)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の前記指標値の変化率と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化率と、の差分が閾値以内か否かを出力する付記1記載の顧客分析プログラム(図14)。
(付記5)
前記指標として、最も最近購入した日時からの経過日数、購入頻度、購入金額、顧客の年齢、性別、住所の少なくとも1つを用いる付記1〜付記4の何れか1項記載の顧客分析プログラム(図8)。
(付記6)
前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、同一の顧客が最も多く含まれている特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける付記1〜付記5の何れか1項記載の顧客分析プログラム(図9左側)。
(付記7)
前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、購買内容が最も類似している特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける付記1〜付記5の何れか1項記載の顧客分析プログラム(図9右側)。
(付記8)
コンピュータに、
第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出し、
前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出すると共に、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出し、
前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する
ことを含む処理を行わせるための顧客分析方法。
(付記9)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しているか否かを出力する付記8記載の顧客分析方法。
(付記10)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第3の顧客群の指標値の差分と、前記第2の顧客群と前記第4の顧客群の指標値の差分と、が閾値以内か否かを出力する付記8記載の顧客分析方法。
(付記11)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の前記指標値の変化率と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化率と、の差分が閾値以内か否かを出力する付記8記載の顧客分析方法。
(付記12)
前記指標として、最も最近購入した日時からの経過日数、購入頻度、購入金額、顧客の年齢、性別、住所の少なくとも1つを用いる付記8〜付記11の何れか1項記載の顧客分析方法。
(付記13)
前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、同一の顧客が最も多く含まれている特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける付記8〜付記12の何れか1項記載の顧客分析方法。
(付記14)
前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、購買内容が最も類似している特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける付記8〜付記12の何れか1項記載の顧客分析方法。
(付記15)
第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出する第1抽出部と、
前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出すると共に、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出する第2抽出部と、
前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する出力部と、
を含む顧客分析装置。
(付記16)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記出力部は、前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しているか否かを出力する付記15記載の顧客分析装置。
(付記17)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記出力部は、前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第3の顧客群の指標値の差分と、前記第2の顧客群と前記第4の顧客群の指標値の差分と、が閾値以内か否かを出力する付記15記載の顧客分析装置。
(付記18)
前記指標として、数値化された指標値を用い、
前記出力部は、前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の前記指標値の変化率と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化率と、の差分が閾値以内か否かを出力する付記15記載の顧客分析装置。
(付記19)
前記出力部は、前記指標として、最も最近購入した日時からの経過日数、購入頻度、購入金額、顧客の年齢、性別、住所の少なくとも1つを用いる付記15〜付記18の何れか1項記載の顧客分析装置。
(付記20)
前記第1抽出部は、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、同一の顧客が最も多く含まれている特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける付記15〜付記19の何れか1項記載の顧客分析装置。
(付記21)
前記第1抽出部は、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、購買内容が最も類似している特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける付記15〜付記19の何れか1項記載の顧客分析装置。
10 顧客分析装置
12 抽出部
14 ユニバーサルクラスタDB
16 出力部
20 コンピュータ・システム
22 顧客分析サーバ
26 販売店コンピュータ
28 CPU
30 メモリ
32 記憶部
46 顧客分析プログラム
64 購買ログ
66 顧客マスタ

Claims (8)

  1. コンピュータに、
    第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出し、
    前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出すると共に、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出し、
    前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する
    ことを含む処理を行わせるための顧客分析プログラム。
  2. 前記指標として、数値化された指標値を用い、
    前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しているか否かを出力する請求項1記載の顧客分析プログラム。
  3. 前記指標として、数値化された指標値を用い、
    前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第3の顧客群の指標値の差分と、前記第2の顧客群と前記第4の顧客群の指標値の差分と、が閾値以内か否かを出力する請求項1記載の顧客分析プログラム。
  4. 前記指標として、数値化された指標値を用い、
    前記比較結果として、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標値の変化方向が、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化方向と一致しており、かつ、前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の前記指標値の変化率と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標値の変化率と、の差分が閾値以内か否かを出力する請求項1記載の顧客分析プログラム。
  5. 前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、同一の顧客が最も多く含まれている特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける請求項1〜請求項4の何れか1項記載の顧客分析プログラム。
  6. 前記第1の抽出条件で抽出した複数の第2の顧客群のうち、前記第1の抽出条件で抽出した複数の第1の顧客群のうちの特定の第1の顧客群に対して、購買内容が最も類似している特定の第2の顧客群を、前記特定の第1の顧客群に対応する特定の第2の顧客群として対応付ける請求項1〜請求項4の何れか1項記載の顧客分析プログラム。
  7. コンピュータに、
    第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出し、
    前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出すると共に、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出し、
    前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する
    ことを含む処理を行わせるための顧客分析方法。
  8. 第1の時点における第1の販売店の購買情報から第1の抽出条件で第1の顧客群を抽出すると共に、第2の時点における前記第1の販売店の購買情報から前記第1の抽出条件で第2の顧客群を抽出する第1抽出部と、
    前記第1の時点に対応する時点における第2の販売店の購買情報から第2の抽出条件で第3の顧客群を抽出すると共に、前記第2の時点に対応する時点における前記第2の販売店の購買情報から前記第2の抽出条件で第4の顧客群を抽出する第2抽出部と、
    前記第1の顧客群と前記第2の顧客群との間の指標の変化傾向と、前記第3の顧客群と前記第4の顧客群との間の前記指標の変化傾向と、を比較し、比較結果を出力する出力部と、
    を含む顧客分析装置。
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