JP6134912B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、水素を含む燃料ガスと酸化剤ガスとを化学反応させることで発電を行う燃料電池システムに関するものである。
従来、固体高分子膜を電解質に用いた固体高分子型燃料電池(以下、「燃料電池」と呼ぶ)と、その燃料電池の発電時に生じる排熱を回収する蓄熱器とを備えた燃料電池システムが知られている。この燃料電池は、水素ガスを主成分とする燃料ガス中の水素と空気中の酸素との間の発熱反応である電気化学反応により発電を行う。なお、燃料ガスは例えば、都市ガス等の炭化水素ガスを水蒸気改質反応させることで得られる。燃料電池の発電では前述の電気化学反応(発熱反応)が進行するので、燃料電池の発電中の運転温度がその反応に適した温度(例えば、70〜80℃程度)に維持されるよう、燃料電池の内部温度を一定に保つ機構が一般的に採用されている。
また、燃料電池の内部温度を一定に保つ方法としては、燃料電池に配置された冷却水経路を流れる冷却水の流量を制御する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図2は、特許文献1に開示された、燃料電池システムに搭載された排熱回収装置を示したものである。図2において、第2タンク103の冷却水は、循環ポンプ104により、燃料電池スタック102から排熱を回収した後、熱交換器108を通って再び第2タンク103へ循環されている。ここで、熱媒体である排熱回収水は、排熱回収水ポンプ105により熱交換器108へ搬送され、冷却水と熱交換を行なうことによって湯水となって貯湯槽(図示せず)へ回収される。なお、水素製造装置101から出た水素は熱交換器109を通り、燃料電池スタック102のアノード極を通り電気化学反応(発熱反応)後、熱交換器106を通り、機外へ排出される。
特開2005−100873号公報
しかしながら、前記従来の構成では、運転初期に循環ポンプ104により第2タンク103及び燃料電池スタック102の冷却水部へ冷却水を充てんする動作(以下、「初期水張り」と呼ぶ)を行う場合、その冷却経路にエア噛みが生じ、十分な冷却性能を得られない課題があった。すなわち、循環ポンプ104は燃料電池の発電時の運転温度を、その反応に適した温度に維持されるよう冷却水を循環させている。この循環量はきわめて微量に制御する必要があり、そのため循環ポンプ104は高出力のものを使用できないという課題があった。
一方、循環ポンプ104が低出力の場合、第2タンク103及び燃料電池スタック102の冷却水部内への冷却水の充てんが十分に行われず、いわゆるエア噛みが発生すると、十分な循環流量が得られないため、燃料電池スタック102の十分な冷却効果を得ることができないという課題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑み、燃料電池システムに利用される冷却経路内のエア噛みを防止して、冷却経路の冷却性能が優れた燃料電池システムを提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、水素含有ガスと酸化剤ガスとを反応させることで発電を行う燃料電池と、燃料電池の発電において発生する熱を吸収する冷却水を流す循環経路と、循環経路を流れる冷却水を循環させる循環ポンプと、循環経路を流れる冷却水と燃料電池との間での熱交換を行う熱交換器と、循環経路を流れる冷却水を貯蔵する第タンクと、燃料電池から排出された水素含有ガスと酸化剤ガスとのうち少なくとも一方に含まれる水分を凝縮させる第2タンクと、第2タンクから第1タンクへと水を供給する第1経路と、第2タンクの水を第1タンクへと汲み上げる第1ポンプと、循環経路の最下部より分岐され、循環経路を流れる冷却水を第2タンクへと排出する第2経路と、第2経路を開閉する開閉装置と、開閉装置の開閉を制御する制御器とを備えている。
ここで、循環経路は、第1タンクから第2経路までをつなぐ第1循環経路と、循環ポンプが配置され、第タンクから第2経路までをつなぐ第2循環経路に分けることができ、第1循環経路が第タンクにつながる位置は第2循環経路が第タンクにつながる位置よりも高い位置につながり、水頭差が得られるようになっている構成としても、同じ高さにして水頭差が得られない構成としてもよい。
そして、初期水張りを行う場合、開閉装置を閉にして、循環経路に配置された燃料電池と、循環ポンプと、熱交換器に冷却水を水頭差によって充てんし、エアは第1循環経路、もしくは第2循環経路から第1タンクへ抜けていく。次に開閉装置を開にして、循環経路に残ったエアを冷却水の水頭差によって第1循環経路と、第2循環経路から第2経路を通して第2タンクへ抜いていく。
これにより、冷却経路内のエア噛みを防止して、冷却経路の十分な冷却性能を得ることができる。
制御器は、循環ポンプが駆動しているときは開閉装置を開け、循環ポンプが停止しているときは前記開閉装置を閉じるように構成してもよい。制御器は、前記循環ポンプが駆動しているときは前記開閉装置を閉じ、前記循環ポンプが停止しているときは前記開閉装置を開けるように構成してもよい。循環ポンプのエア噛みを検知する第1センサをさらに備え、制御器は、第1センサがエア噛みを検知したとき、開閉装置を開くよう制御するように構成してもよい。
本発明の燃料電池システムは、燃料電池システムに利用される冷却経路内のエア噛みを防止して、冷却経路の冷却性能が優れた燃料電池システムを実現できる。
本発明の実施の形態における燃料電池システムの構成図 従来の燃料電池システムを示す構成図
第1の発明は、水素含有ガスと酸化剤ガスとを反応させることで発電を行う燃料電池と、燃料電池の発電において発生する熱を吸収する冷却水を流す循環経路と、循環経路を流れる冷却水を循環させる循環ポンプと、循環経路を流れる冷却水と燃料電池との間での熱交換を行う熱交換器と、循環経路を流れる冷却水を貯蔵する第タンクと、燃料電池から排出された水素含有ガスと酸化剤ガスとのうち少なくとも一方に含まれる水分を凝縮させる第2タンクと、第2タンクから第1タンクへと水を供給する第1経路と、第2タンクの水を第1タンクへと汲み上げる第1ポンプと、循環経路の最下部より分岐され、循環経路を流れる冷却水を第2タンクへと排出する第2経路と、第2経路を開閉する開閉装置と、開閉装置の開閉を制御する制御器とを備えた燃料電池システムである。
ここで、循環経路は、第1タンクから第2経路までをつなぐ第1循環経路と、循環ポンプが配置され、第タンクから第2経路までをつなぐ第2循環経路に分けることができ、第1循環経路が第タンクにつながる位置は第2循環経路が第タンクにつながる位置よりも高い位置につながり、水頭差が得られるようになっている構成としても、同じ高さにして水頭差が得られない構成としてもよい。
そして、初期水張りを行う場合、開閉装置を閉にして、循環経路に配置された燃料電池と、循環ポンプと、熱交換器に冷却水を水頭差によって充てんし、エアは第1循環経路、もしくは第2循環経路から第1タンクへ抜けていく。次に開閉装置を開にして、循環経路に残ったエアを冷却水の水頭差によって第1循環経路と、第2循環経路から第2経路を通して第2タンクへ抜いていく。これにより、冷却経路内のエア噛みを防止して、冷却経路の十分な冷却性能を得ることができる。
また、第2経路は、循環経路を流れる冷却水第2タンクへと排出するので、燃料電池システム外へ排出していた冷却水の再利用を促すことができる。これにより、冷却水を燃料電池システム外へ排出する方法より、水の排水量を減らすことができる。
の発明は、第の発明の燃料電池システムの制御器、循環ポンプが駆動しているときは開閉装置を開け、循環ポンプが停止しているときは開閉装置を閉じる燃料電池システムである。すなわち、初期水張り時に開閉装置の開閉と循環ポンプの動作を交互に行うことを特徴とし、開閉装置を開とし、循環ポンプを運転することで、第1タンクから第2循環経路と、第2経路と、第2タンクを通る流れを止め、第1タンクから第1循環経路と、第2経路と、第2タンクとを通る流れを促す。また、開閉装置を閉とし、循環ポンプを停止することで、水頭差によって第1タンクから第2循環経路、第1循環経路の流れが生じる。これにより、第1循環経路と、燃料電池と、熱交換器のエアを効率よく抜くことができ、第1循環経路内のエア噛みを防止して、第1循環経路の十分な冷却性能を得ることができる。
の発明は、第の発明の燃料電池システムの制御器、循環ポンプが駆動しているときは開閉装置を閉じ、循環ポンプが停止しているときは開閉装置を開ける燃料電池システムである。すなわち、初期水張り時に開閉装置の開閉と循環ポンプの動作を交互に行うことを特徴とし、開閉装置を閉とし、循環ポンプを運転することで、第1循環経路と、燃料電池と、熱交換器と、第2循環経路と、循環ポンプ等を通る流れによって第1循環経路と、燃料電池と、熱交換器と、第2循環経路と、循環ポンプ等のエア抜きを促す。一方、エアが循環ポンプに溜まる可能性があるため、開閉装置を開とし、循環ポンプを停止することで、水頭差によって第1タンクから第2循環経路、第2経路を通り第2タンクへの流れを促す。これにより、循環経路内のエアを抜きながら、循環ポンプ等のエアも効率よく抜くことができ、第2循環経路内のエア噛みを防止して、循環経路の十分な冷却性能を得ることができる。
の発明は、第1から第3のいずれかの発明の燃料電池システムの循環ポンプにエア噛みを検知する第1センサを備え、第1センサがエア噛みを検知したとき、開閉装置を開閉するよう制御する燃料電池システムである。そして、初期水張り時でなくても、第1センサがエア噛みを検知すれば、例えば、第の発明のように制御器は循環ポンプが駆動しているときは開閉装置を閉じ、循環ポンプが停止しているときは開閉装置を開けるよう動作し、第1循環経路のエア噛みを解消することができる。これにより、循環経路のエア噛みを防止して、安定した十分な冷却性能の維持を実現することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明における燃料電池システムの構成例を示した構成図である。図1に示すように、燃料電池システム100は燃料ガス(水素ガス)を用いて発電および発熱する燃料電池1と燃焼ガス中のメタンと改質反応を起こさせ、水素を発生させる燃料処理機(図示せず)を備える。
燃料電池1では、燃料電池1のアノード極に供給された燃料ガスと、燃料電池1のカソード極に供給された酸化ガス(例えば、空気)とが電気化学的に反応(発熱反応)して、電力および熱が発生する。燃料電池1によって生成された電力は、例えば、様々な電気機器において利用できる。また、燃料電池1によって生成された熱は、様々な用途に利用でき、例えば、家庭の暖房や給湯などに利用できる。なお、燃料電池1の内部構造は公知である。よって、その詳細な説明は省略する。燃料電池1の発電では、上述の電気化学反応(発熱反応)が進行するので、燃料電池1の発電中の運転温度が、その反応に適した温度(例えば、70〜80℃程度)に維持されるよう、燃料電池1の温度を一定に保つ機構が一般的に採用されている。
次に、燃料電池冷却経路について説明する。
燃料電池冷却経路は、図1に示すように、燃料電池1の発電中に燃料電池1を冷却するための冷却水循環経路2と、冷却水循環経路2に設けられた余剰電力ヒーター3を具備し冷却水を貯える第タンク4と、冷却水循環経路2内の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプ11と、冷却水循環経路2の廃熱を吸収して貯湯槽(図示せず)に蓄熱する熱交換器5と、燃料電池1の冷却水出口に設けられた温度検出器7とを備えたものである。図1では、冷却水の流れの方向が実線の矢印によって示されている。冷却水循環経路2は、第タンク4と熱交換器5をつなぐ冷却水循環経路2aと、熱交換器5と燃料電池1をつなぐ冷却水循環経路2bと、燃料電池1と冷却水循環ポンプ11をつなぐ冷却水循環経路2cと、冷却水循環ポンプ11と第タンク4をつなぐ冷却水循環経路2dで構成されている。冷却水循環ポンプ11としては、例えば、遠心ポンプ、ストロークポンプなどが用いられる。
冷却水循環ポンプ11には冷却水循環ポンプ11の水張り状況を監視し、冷却水循環ポンプ11がエア噛みをした際に検知をする第1センサ9を備える。第1センサ9は、例えば、マイク、カメラ、回転数検知器、導電率計などが用いられる。第1センサ9としてマイクを用いた場合は、マイクが冷却水循環ポンプ11の発する異常音を検知すればエア噛み状態を検知できる。第1センサ9としてカメラを用いた場合は、冷却水循環ポンプ11を満たす冷却水の光の透過率低下を検知すればエア噛み状態を検知できる。第1センサ9として回転数検知器を用いた場合は、冷却水循環ポンプ11に遠心ポンプを用いて、インペラの異常回転数を検知すればエア噛み状態を検知できる。第1センサ9として導電率計を用いた場合は、冷却水循環ポンプ11を満たす冷却水の導電率低下を検知すればエア噛み状態を検知できる。
次に、エア・水抜き経路について説明する。
エア・水抜き経路は、冷却水循環経路2内に混入した空気および冷却水を冷却水循環経路2から排出する第2経路12と、第2経路12を開閉することで冷却水循環経路2内に混入した空気および冷却水を任意に排出できる開閉装置13とを備えたものである。冷却水循環経路2の下方となる冷却水循環経路2cから分岐し、開閉装置13につなぐ第2経路12aと、開閉装置13と燃料電池から排出された水素含有ガスと酸化剤ガスとのうち少なくとも一方に含まれる水分を凝縮させる第2タンク16につなぐ第2経路12bで構成されている。開閉装置13としては、例えば、水抜き栓、電磁弁、手回しバルブなどが用いられる。
第1経路は、第2タンク16から第タンク4へ水を汲む第1ポンプ14と、第2タンク16に貯えられた水を純水に還元するイオン交換樹脂18と、第2タンク16から第1ポンプ14をつなぐ第1経路15aと、第1ポンプ14からイオン交換樹脂18をつなぐ第1経路15bと、イオン交換樹脂18から第タンクをつなぐ第1経路15cを備えたものである。
第2タンク16には、カソードガスが燃料電池1のカソード極で電気化学反応したカソード排ガスと、エア・水抜き経路と、燃料電池システム100の循環経路内へ水を充填するための給水口がつながり、カソード排ガスに含有する水分は第2タンク16で凝縮水と排ガスに分離し、排ガスは燃料電池システム外へ排出される。
制御器6は、冷却水循環ポンプ11、開閉装置13、第1センサ9や各種センサ(図示せず)などを含む燃料電池システム100全体の動作を制御する。制御器6は、単独の制御器で集中制御を行うよう構成されてもよく、複数の制御器で分散制御を行うよう構成されてもよい。制御器6は、制御機能を有すればよく、例えば、マイクロコンピュータ、プロセッサ、論理経路等で構成される。制御器6は、燃料電池システム内の各機器と信号線により接続されており、各種機器からの情報に応じて、各機器の制御を実施する。
以上のように構成された燃料電池システム100の動作を説明する。特に、燃料電池システム100の循環経路内へ水を充填するため、初期水張りを行う動作について説明する。
まず、給水口から純水、もしくは水道水を第2タンク16に貯める。第2タンク16の水位が上昇すると、第2タンクレベルスイッチ17が第2タンク16に水があることを検知して、第1ポンプ14を運転することで、第2タンク16の水は、第1経路15a、第1ポンプ14、第1経路15b、イオン交換樹脂18、第1経路15cを通り、冷却水が第タンク4に導かれる。
また、同時に開閉装置13を「開」にして、冷却水循環経路2内の冷却水が水頭差によって第2タンク16へ流れ、冷却水循環経路2内を満たしていたエアは冷却水とともに第2タンク16へ導かれる。このとき利用される経路は、冷却水循環経路2a、熱交換器5、燃料電池1の冷却部、冷却水循環経路2c、第2経路12a、開閉装置13、第2経路12bを通る経路と、冷却水循環経路2d、冷却水循環ポンプ11、冷却水循環経路2c、第2経路12a、開閉装置13、第2経路12bを通る経路である。すなわち、冷却水を冷却水循環経路2、熱交換器5、燃料電池1、冷却水循環ポンプ11に充填できる。なお、第1ポンプ14が汲み上げる水の量は冷却水循環経路2から第2経路を通り第2タンク16へ導かれる冷却水の量に比べて多くなるように構成する。
また、冷却水循環経路2内の冷却水は再び第2タンク16へ排出されるが、再度、第1ポンプ14を運転して、第2タンク16の水を第1経路15a、第1ポンプ14、第1経路15b、イオン交換樹脂18、第1経路15cを通り、第タンク4に導くことができるため、水の再利用を促すことができる。
タンク4内の水位が上昇すると第タンクレベルスイッチ8が満水を検知し、第1ポンプ14を停止して、冷却水循環ポンプ11を運転して、冷却水循環経路2内に混入しているエアを冷却水とともに循環し、冷却水循環経路2内に混入しているエアが第2経路12を通じて、第2タンク16へ排出することを促す。
次に、初期水張りが完了した後に、冷却水循環経路2に混入したエアを取り除く動作に
ついて説明する。なお、冷却水循環ポンプ11内に混入したエアは運転、停止を繰り返した方が冷却水循環ポンプ11内からエアが抜けやすいことが分かっている。これと同時に、冷却水循環ポンプ11が停止した時、開閉装置13を「閉」とし、冷却水循環ポンプ11が運転した時、開閉装置13を「開」とすると第タンク4に貯まった冷却水を、第2経路を通して第2タンク16へ排出する量が減り、第1ポンプ14によって第2タンク16から第タンクへ汲み上げる動作を減らすことができるため、初期水張り時間を短縮することができる。
また、冷却水循環ポンプ11の吸入力が強い場合、冷却水循環ポンプ11が停止した時、開閉装置13を「閉」とし、冷却水循環ポンプ11が運転した時、開閉装置13を「開」とすると、第2経路12からエアが逆流することがある。その際は、冷却水循環ポンプ11が停止した時、開閉装置13を「開」とし、冷却水循環ポンプ11が運転した時、開閉装置13を「閉」とすることで、第2経路12からエアが逆流を防ぎつつ、冷却水循環ポンプ11が停止した時に開閉装置13を「開」とすることで、水頭差によって冷却水循環経路2内に冷却水が充填される。
また、第1センサがエア噛みの無いことを検知したとき、冷却水循環経路、熱交換器、燃料電池に冷却水をエア噛み無く充填できたと判定し、一連の動作をやめることで、エア噛みのない冷却水循環経路を実現する。第1センサ9は初期水張り後も冷却水循環ポンプ11のエア噛み状態を監視し、第1センサ9が冷却水循環ポンプ11のエア噛みを検知すると、一連の動作を行い、エア噛みのない冷却水循環経路を維持する。
以上のように、本発明に係る燃料電池システム100は、冷却水循環経路、熱交換器、燃料電池に冷却水をエア噛み無く充填でき、冷却水循環ポンプ11のエア噛みのない冷却水循環経路を実現できる。これにより初期設定性能を満たす十分な熱交換性能を確保して、安定した発電を長期間、実施することができる燃料電池システム100を提供することができる。
以上のように、本発明に係る燃料電池システムは、冷却水循環経路、熱交換器、燃料電池、冷却水循環ポンプに冷却水をエア噛み無く充填できる。これにより初期設定性能を満たす十分な熱交換性能を確保して、安定した発電を実施することができ、例えば家庭用の燃料電池コージェネレーションシステム等として有用である。
1 燃料電池
2 冷却水循環経路
3 余剰電力ヒーター
4 第タンク
5 熱交換器
6 制御器
7 温度検出器
8 第タンクレベルスイッチ
9 第1センサ
11 冷却水循環ポンプ
12 第2経路
13 開閉装置
14 第1ポンプ
15 第1経路
16 第2タンク
17 第2タンクレベルスイッチ
18 イオン交換樹脂
100 燃料電池システム

Claims (4)

  1. 水素含有ガスと酸化剤ガスとを反応させることで発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池の発電において発生する熱を吸収する冷却水を流す循環経路と、
    前記循環経路を流れる冷却水を循環させる循環ポンプと、
    前記循環経路を流れる冷却水と前記燃料電池との間での熱交換を行う熱交換器と、
    前記循環経路を流れる冷却水を貯蔵する第1タンクと、
    前記燃料電池から排出された水素含有ガスと酸化剤ガスとのうち少なくとも一方に含まれる水分を凝縮させる第2タンクと、
    前記第2タンクから前記第1タンクへと水を供給する第1経路と、
    前記第2タンクの水を前記第1タンクへと汲み上げる第1ポンプと、
    前記循環経路の最下部より分岐され、前記循環経路を流れる冷却水を前記第2タンクへと排出する第2経路と、
    前記第2経路を開閉する開閉装置と、
    前記開閉装置の開閉を制御する制御器とを備えた燃料電池システム。
  2. 前記制御器は、前記循環ポンプが駆動しているときは前記開閉装置を開け、前記循環ポンプが停止しているときは前記開閉装置を閉じる請求項に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御器は、前記循環ポンプが駆動しているときは前記開閉装置を閉じ、前記循環ポンプが停止しているときは前記開閉装置を開ける請求項に記載の燃料電池システム。
  4. 前記循環ポンプのエア噛みを検知する第1センサをさらに備え、
    前記制御器は、前記第1センサがエア噛みを検知したとき、前記開閉装置を開閉するよう制御する請求項1からのいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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