JP6132822B2 - 車載器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された車載器に関する。
従来、運転者に注意喚起や警報を行う際、インストルメントパネルの上面に設置されたスピーカから音声を発したり、インストルメントパネルの前面に嵌めこまれた表示器に警報を表す画像を表示していた。また、車載カメラは、インストルメントパネルの上面に置かれたり、パネルメータ内に組み込まれており、運転者の顔を撮像していた。また、レーダ探知機はインストルメントパネルの上面に設けられ、運転者に、音と光で警告を発していた。
この種の先行技術として、例えば、車室内に設置された表示器にキャラクタを登場させ、キャラクタを通じて運転者に各種の情報を提示する運転支援システムがある(特許文献1参照)。
特開2013−78969号公報
しかしながら、従来では、スピーカ、表示器、車載カメラ、レーダ探知機等の車載器は、インストルメントパネルの表面に露出しており、見栄えが損なわれていた。特に、車載カメラの場合、撮像部を内蔵する筐体が全て露出しており、著しく見栄えを損ねていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は車室内の見栄えを確保することができる車載器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両のインストルメントパネルに設けられ、運転席に向けて所定の動作を行う機能部と、
前記機能部の前面を覆う目隠しパネルと、を備え、
前記目隠しパネルには、厚さ方向に貫通する複数の細孔が形成され
前記細孔の軸線は、前記目隠しパネルの前記厚さ方向に対して運転席側に傾斜しており、前記厚さ方向に対する前記細孔の軸線の傾斜角は、前記目隠しパネル上の前記細孔の位置が前記車両のフロントガラス側から前記運転席側に移動するにつれて小さくなるように設定された、こと。
上記(1)の構成の車載器によれば、インストルメントパネルに車載器を配置する場合、その見栄えを確保することができる。
更に、上記()の構成の車載器によれば、フロントガラスを透過した日光が車載器に照射されるのを防止し、乗員から車載器が見えにくくすることができる。
) 上記(1)構成の車載器であって、前記機能部は、前記インストルメントパネルに形成された凹部に収容され、前記目隠しパネルは、前記凹部の入口を覆う、こと。
上記()の構成の車載器によれば、凹部の内壁部によってフロントガラスに向かう車載器からの反射光は遮られるので、メータフードが無くてもよく、その分、インストルメントパネルのデザインの自由度が増す。
) 上記(1)または(2)の構成の車載器であって、前記機能部の前面に前記目隠しパネルが一体となるように取り付けられたこと。
上記()の構成の車載器によれば、送風機器の前面に目隠しパネルが一体となるように取り付けられるので、車載器をコンパクトに製造することができ、また、コンパクトに製造されても、細孔の傾斜角度によって所定の動作を行う向きが変えられる。
) 上記(1)ないし()いずれか1項に構成の車載器であって、前記機能部は、送風を行う送風機器を有すること。
上記()の構成の車載器によれば、インストルメントパネルに配置される送風機器を隠すことができる。また、目隠しパネルの内側に送風機器が隠れるので、インストルメントパネルの美観を確保できる。また、目隠しパネルに形成された細孔に風の向きを揃えることができる。
) 上記(1)ないし()いずれか1項に構成の車載器であって、前記機能部は、車室内の所定の領域を撮像可能なカメラを有すること。
上記()の構成の車載器によれば、インストルメントパネルに配置されるカメラを隠すことができる。また、目隠しパネルの内側にカメラが隠れるので、インストルメントパネルの美観を確保できる。また、隠れたカメラで撮像することで、乗員に意識させずに撮像できる。さらに、目隠しパネルで隠されたカメラと送風機器とを協調して動作させることもできる。
) 上記()の構成の車載器であって、前記送風機器は、ハンドルと対向する、前記インストルメントパネルの領域に配置され、警報動作時に送風を行うこと。
上記()の構成の車載器によれば、運転者の顔近傍に風を当てることができ、運転者に対し、驚きを与えつつ、確実に警報動作に気付かせることができる。
) 上記()の構成の車載器は、前記機能部は、車室内の所定の領域を撮像可能なカメラをさらに有し、前記送風機器及び前記カメラは、前記警報動作時に協調して動作すること。
上記()の構成の車載器によれば、目隠しパネルで隠された、送風機器とカメラが協調して動作することで、運転者に警報動作を意識させることができる。
本発明によれば、車室内の見栄えを確保することができる車載器を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(A)は第1の実施形態における車両のインストルメントパネル20の外観を示す正面図であり、図1(B)は図1(A)に示す運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20の近傍を示す一部破断断面図である。 図2(A)は車載ユニット45の構成を示す図であり、図2(B)は凹部22の入口22aを覆うようにインストルメントパネル20に取り付けられた目隠しパネル40の形状を示す図である。 図3(A)は細孔41の傾斜角の決め方を説明する図であり、図3(B)は細孔41の近傍を拡大した図である。 図4はインストルメントパネル20に配置された車載ユニット45を制御する制御装置52を中心としたハードウェア構成を示す図である。 図5(A)は送風機器48の一例として軸流ファン48Aを示す図であり、図5(B)は送風機器48の一例として圧縮機48Bを示す図である。 図6は警報動作手順を示すフローチャートである。 図7(A)は運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20Aの近傍を示す図であり、図7(B)は車載ユニット45Aの構造を示す断面図である。 図8(A)は第2の実施形態における運転席側のインストルメントパネル20Aの近傍を示す正面図であり、図8(B)は目隠しパネル40Aによって入口22aが覆われた凹部22に収容された車載カメラ58及び送風機器48の配置を示す図である。 図9は警報動作手順を示すフローチャートである。
以下、本実施形態に係る車載器について図面を用いて説明する。本実施形態の車載器は、インストルメントパネルに設けられた車載ユニットに適用される。車載ユニットは、送風機器や車載カメラ等の機能部を有する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の車載器は、送風機器を有する車載ユニットに適用される。従来、車両に搭載された、デジタルタコグラフやパネルメータ等の車載器は、現在の運転状態について注意喚起等を行う場合、アラーム(音声)や警告灯(光)によって、警報動作を行っていた。
しかし、従来の車載器から報知される警報動作は、運転者の聴覚や視覚に訴えるものの、日常で使われている警報と大差なく、運転者がそのような警報動作に慣れてしまい、警報動作が行われても、運転者が安全運転を励行しなくなり運転状態の改善に繋がらなくなる可能性があった。
第1の実施形態の車載器である車載ユニットは、注意喚起等を行う際、警報動作として、運転者の顔等に送風機器から吐出される風を当てることで、運転者が警報を肌で感じとれるようにした。
図1(A)は第1の実施形態における車両のインストルメントパネル20周辺の外観を示す正面図である。運転席側から見た車室内には、フロントガラス10、フロントミラー13、インストルメントパネル20、各種ディスプレイ群30、ハンドル50等が配置される。
各種ディスプレイ群30は、インストルメントパネル20に設置されており、ハンドル50の内側を通して運転者55(図1(B)参照)から見やすい位置にある。インストルメントパネル20の中央前面には、目隠しパネル40が配置される。目隠しパネル40は、後述するように、車載ユニット45(図2(A)参照)の一部を構成するものである。また、目隠しパネル40の両側には、速度計31A及びエンジン回転数計31B等のメータパネル31が配置される。
また、目隠しパネル40の両側には、一対の液晶ディスプレイ36、38が配置される。液晶ディスプレイ36、38は、バッテリ電圧、走行距離計、エンジン回転数計、燃料計等の情報を表示する。
また、インストルメントパネル20の上面には、ハイマウントディスプレイ34が配置される。ハイマウントディスプレイ34は、例えば方向指示器の画像を表示する。また、フロントガラス10に近接するインストルメントパネル20の上面には、フロントガラス10に向けて投影するヘッドアップディスプレイ35が配置される。
図1(B)は図1(A)に示す運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20の近傍を示す一部破断断面図である。インストルメントパネル20の中央前面には、斜めに傾斜した凹部22が形成されている。凹部22の底面には、送風機器48が収容される。目隠しパネル40は、凹部22の入口(周縁部)22aを覆うように、取り付けられている。
図2(A)は車載ユニット45の構成を示す図である。車載ユニット45は、送風機器48及び目隠しパネル40を有する。インストルメントパネル20の表面から斜めに形成された凹部22の底面には、送風機器48が配置される。尚、図2(A)は、説明を分かり易くするために、模式的に描かれている。送風機器48から送風される風の向きMは、凹部22の傾斜方向に沿うような方向である。
図2(B)は凹部22の入口22aを覆うようにインストルメントパネル20に取り付けられた目隠しパネル40の形状を示す図である。目隠しパネル40には、無数の細孔41が形成されている。細孔41の開口部は円形である。
目隠しパネル40は、凹部22に収容された送風機器48が乗員から見えないようにするものである。本実施形態では、目隠しパネル40は、アルミニウム、ステンレス、合金等の金属材料で成形されるが、アクリルや繊維強化プラスチック等の樹脂材料で成形されてもよい。
目隠しパネル40に形成された細孔41の内壁は、送風機器48から送られる風を運転席に座る運転者の顔に導くために、目隠しパネル40の厚さ方向に対して運転席側に傾斜している。目隠しパネル40の厚さt方向に対する細孔41の傾斜角は、運転席側で小さな値であり、フロントガラス10側で大きな値に設定される。なお、目隠しパネル40の表面のうち運転席を向いている箇所においては、細孔41の傾斜角は0°であってもよい。つまり、傾斜しているとは、0°を含むことを意味する。
また、目隠しパネル40に形成された細孔41は、送風機器48から送り出される風の向きを一方向に導くほか、つぎのような役割を果たす。即ち、フロントガラス10から入射した日光が目隠しパネル40を介して凹部22に入らないよう、庇となる部材としても機能する。これにより、通常の使用状態では、凹部22は目隠しパネル40に覆われており、かつ、フロントガラス10からの日光が凹部22に入らないため、凹部22は車室内よりも暗くなり、結果として、乗員からは、凹部22に収容された送風機器48がより一層見えにくくなる。
細孔41の傾斜角について詳述する。図3(A)は細孔41の傾斜角の決め方を説明する図であり、図3(B)は細孔41の近傍を拡大した図である。フロントガラス10において、日光が車室内に入り込む範囲Fの最上点Faを想定する。通常は、最上点Faはフロントガラス10の最上点に一致する。また、細孔41のフロントガラス側に当たる上端点41aと運転席側に当たる下端点41bを想定する。
細孔41の下端点41bと上端点41aを結ぶ線を線L1とし、この線L1を延長してフロントガラス10と交差する点を点Laとする。交差する点Laが最上点Faより大きい、つまり範囲Fの外側に位置するように、細孔41の傾斜角を設定することが望ましい。仮に、範囲Fの内側に点Laがあった場合、範囲Fを透過した日光が目隠しパネル40を介して送風機器48に照射されてしまうことになる。
また、本実施形態では、凹部22に送風機器48が設置されている場合について説明しているが、凹部22にLED光源などの発光素子を備えた機器が設置された場合、細孔41を上記のように設計することにより、乗員から機器が見えにくいのみならず、発光素子からの光がフロントガラス10に映り込むことも防止できる。
また、細孔41の傾斜角は、フロントガラス10と目隠しパネル40の位置関係および目隠しパネル40の表面の向きによって変化する。例えば、フロントガラス10に近接する側では、細孔41と最上点Faとの間の水平方向における距離が離れるので、傾斜角は大きくなる。つまり、目隠しパネル40に穿設される細孔41は、運転席側で傾斜角が小さく、フロントガラス10側で傾斜角が大きくなるように、形成される。尚、1つ1つの細孔41の傾斜角を変更することは、加工に手間がかかるので、多数の細孔41をあらかじめグループ分けしておき、グループ単位で傾斜角を変更するようにしてもよい。
図4はインストルメントパネル20に配置された車載ユニット45を制御する制御装置52を中心としたハードウェア構成を示す図である。制御装置52は、ECU(Electronic Control Unit)で構成される。制御装置52には、前述した各種ディスプレイ群30が接続される他、送風機器48、速度センサ56、車間距離センサ57、車載カメラ58、スピーカ59、操作スイッチ(SW)53等が接続される。
速度センサ56は、車両の速度を検出する。車間距離センサ57は、赤外線を送受信して対象物との距離を測定し、自車両への接近を検知する。なお、カメラで撮像された画像を解析することで、自車両への接近が検知される構成であってもよい。また、車間距離センサ57は、車両の前方及び後方に限らず、左右方向に対しても自車両への接近を検知可能に複数設けられてもよい。
車載カメラ58は、車室内を撮像するカメラであり、任意の場所に設置される。スピーカ59は、制御装置52から出力される音声データに従って、運転情報、警報、音楽等の音声を発する。操作SW53は、運転者による各種のスイッチ入力に用いられる。
図5は送風機器48の一例を示す図である。送風機器48には、送風機や圧縮機等を用いることができる。また、送風機として、軸流ファンやシロッコファン等が挙げられる。また、圧縮機として、ブロワファンが挙げられる。図5(A)は送風機器48の一例として軸流ファン48Aを示す図である。軸流ファン48Aは、複数枚の羽根を回転させて風を送り出す。軸流ファン48Aの圧力比は比較的小さい。図5(B)は送風機器48の一例として圧縮機48Bを示す図である。圧縮機48Bは、例えば背部の吸い込み口から吸入した空気(導入空気)を圧縮して、前部の吐出口からスポット風(圧縮空気)を吐出する。
送風機器48は、前述したように、インストルメントパネル20の運転席側の中央前面に形成された凹部22に収容されており、運転席側から視て、ハンドル(ステアリング)50越しに配置される。従って、送風機器48からの送風は、ハンドル50の内側の空間を通って、運転者の顔近傍に向かう。
上記構成を有する車載ユニット45の動作を示す。図6は警報動作手順を示すフローチャートである。ECU52は、速度センサ56及び車間距離センサ57等から得られる信号を用いて、車両の運転状態を検出する(S1)。ECU52は、車両の運転状態をもとに、注意喚起等の警報動作を行うか否かを判別する(S2)。警報動作を行う必要の無い運転状態である場合、ECU52は、ステップS1の処理に戻る。ここで、注意喚起等の警報動作を行う運転状態とは、例えば速度センサ56により検出される速度が制限速度を超えている場合等である。
ステップS2で警報動作を行う場合、ECU52は、警報動作として、送風機器48を駆動し、送風機器48から送風を行う。警報動作時における送風機器48からの送風は、前述したように、ハンドル50の内側の空間を通って、運転席に座る運転者の顔近傍に当たる。風が肌に当たることで、運転者は警報動作に気付くことになる。
この後、ECU52は、再び車両の運転状態を検出する(S4)。この検出の結果、警報動作が不要であるか否かを判別する(S5)。運転状態が改善されず、まだ、警報動作が必要である場合、ECU52はステップS3の処理に戻る。
一方、ステップS5で、運転状態が改善され、警報動作が不要であると判断された場合、ECU52は、送風機器48の駆動を中止し、送風機器48からの送風を停止すせる(S6)。この後、ECU52は、本動作を終了する。
この車載ユニット45では、送風機器48は目隠しパネル40に形成された無数の細孔41を通して送風を行う。目隠しパネル40を通して送り出された風は、ハンドル50の内側の空間を通って、運転者の顔に当たる。運転者は、顔等の肌に当たる風を感じることで、その意外性に驚き、警報動作が行われていることを知る。
このように、運転者の顔近傍に風を当てることで、運転者に驚きを与えつつ、確実に警報動作に気付かせることができる。つまり、運転者に警報動作を意識させることができる。また、インストルメントパネルに車載ユニットを配置する場合、その見栄えを確保することができる。即ち、目隠しパネルの内側に送風機器が隠れるので、インストルメントパネルの美観を確保できる。また、注意喚起等の警報が運転者に伝えやすくなり、運転者が安全運転を励行するようになることで、安全運転に貢献できる。
なお、上記実施形態では、ステップS3では、風量は一定であったが、送風を始めてから所定時間が経過した場合、途中で風量を強くして、警報の度合いを高めてもよい。また、送風機器から送出される風は、車室内の温度と同じであったが、エアコンがオンである場合、エアコンから分岐して送られる冷たい風を用いてもよい。また、ヒータ等で加熱した風を送出するようにしてもよい。これにより、運転者は、より一層の驚きを感じるとともに、警報動作を意識するようになる。
(変形例)
図7は変形例における運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20の近傍を示す一部破断断面図である。図7(A)は運転席側の車室内を側方から視た場合のインストルメントパネル20Aの近傍を示す図である。インストルメントパネル20Aの運転席側の前面には、メータフード21が形成されている
また、前記第1の実施形態と異なり、インストルメントパネル20Aの前面には、凹部が形成されていない。車載ユニット45Aは、送風機器48Cの前面に目隠しパネル40Aが取り付けられ、一体化されたものである。目隠しパネル40Aの面に形成された細孔41Aの傾斜角は、前述したように、フロントガラス10からの日光が送風機器48Cに照射されないように設定されるとともに、運転者の顔近傍に風が向かう方向に設定される。
図7(B)は車載ユニット45Aの構造を示す断面図である。車載ユニット45Aは、送風機器48の前面に目隠しパネル40Aが固定された構造を有する。例えば、目隠しパネル40Aの裏側に突設したフック部40zを、送風機器48Cの筐体側面に形成された係止部48zに引っ掛けることで、送風機器48Cの前面に目隠しパネル40Aは固定される。なお、目隠しパネルの裏面に雌ねじを形成しておき、送風機器のフランジ部に形成されたねじ孔を挿通するように、雄ねじで螺合することで、送風機器の前面を目隠しパネルの裏側に固定してもよい。この固定方法は特に限定されない。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の車載器は、送風装置の他、車載カメラを有する車載ユニットに適用される。また、第2の実施形態の車載器は第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図8(A)は第2の実施形態における車両のインストルメントパネル20Aの外観を示す正面図である。運転席側のインストルメントパネル20Aの近傍に配置される部材は、前記第1の実施形態と同様である。図8(B)は目隠しパネル40Aによって入口22aが覆われた凹部22に収容された車載カメラ58及び送風機器48の配置を示す図である。
車載ユニット45Aは、車載カメラ58及び送風機器48を有する。車載カメラ58は、目隠しパネル40を通して、ハンドル越しに運転席に座る運転者の顔近傍を撮像可能である。送風機器48は、前記第1の実施形態と同様の構成を有し、ほぼ同様に配置される。なお、車載カメラ58の撮像範囲は、運転者の顔近傍に限らず、用途に応じて所定の領域が設定される。
第2の実施形態の車載ユニット45Aでは、注意喚起等の警報動作を行う際、車載カメラ58及び送風機器48を用いる。制御装置52を中心としたハードウェア構成は、前記第1の実施形態と同様である。
図9は警報動作手順を示すフローチャートである。前記第1の実施形態の図6と同一のステップ処理については、同一のステップ番号を付すことで、その説明を省略し、ここでは、異なるステップ処理について説明する。
ステップS3で、ECU52は、送風機器48を作動させ、運転者の顔近傍に向けて送風を開始した後、車載カメラ58を用いて、運転者の顔近傍を撮像する(S4A)。ECU52は、撮像した画像から、運転者に変化があったか否かを判別する(S5A)。
一例として、公知の視線検知技術を利用し、運転者の視線が、運転状態を改善するために必要な動きをしているか否かを判断する。例えば速度オーバであるとして警報動作があった場合、ステップS3で送風した後に、運転者の視線が速度計に所定の回数あるいは時間向けられたか否かを調べることで、運転者に変化があったか否かを判断する。
運転者に変化が無かった場合、ECU52はステップS3の処理に戻る。一方、運転者に変化があった場合、ECU52は、送風機器48をオフにし、送風を停止させる(S6)。
この車載ユニット45Aでは、送風機器48は目隠しパネル40Aを通して送風した後、車載カメラ58が目隠しパネル40Aを通して運転者の顔近傍を撮像する。目隠しパネル40A越しに送風される風は、ハンドル50の内側の空間を通って、運転者の顔に当たる。運転者は、顔等の肌に当たる風を感じることで、その意外性に驚き、警報動作が行われていることを知る。
このように、目隠しパネルで隠された、送風機器と車載カメラが協調して動作することで、運転者に警報動作を意識させることができる。また、インストルメントパネルに車載ユニットを配置する場合、その見栄えを確保することができる。即ち、目隠しパネルの内側に送風機器及び車載カメラが隠れるので、インストルメントパネルの美観を確保できる。
なお、警報動作が行われている時の、運転者の顔画像をディスプレイに表示させてもよく、ディスプレイに運転者の顔画像がいきなり表示されることで、運転者に対する警報動作にインパクトを与えてもよい。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
第2の実施形態では、車載ユニットは、送風機器及び車載カメラを備えていたが、車載カメラだけを備えた構成であってもよい。例えば、車載カメラを用いて警報動作を行う場合、前述したように、車載カメラで撮像された、運転者の顔等の画像を特定のディスプレイに表示させることで、警報動作とすることもできる。また、単に、防犯用として撮像してもよい。
また、上記実施形態では、目隠しパネルによって隠される、送風機器及び車載カメラは、ハンドル(ステアリング)と対向する、インストルメントパネルの運転席側の領域に配置されたが、この領域以外に限らず、インストルメントパネルの中央の領域、あるいは助手席側の領域に配置されてもよい。その場合においても、送風機器及び車載カメラは、運転席側に向けて所望の動作を行う。
また、上記実施形態では、送風機器が警報動作に用いられる場合を示したが、これに限定されず、送風機器が車室内の温度を調整するエアコンとして動作してもよい。また、車載ユニットが有する機能部の一例として、アロマ(香り)を吐出させる芳香機器等が設置されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係る車載器の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[8]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両のインストルメントパネル(20,20A)に設けられ、運転席に向けて所定の動作を行う機能部(48,48C,58)と、
前記機能部(48,48C,58)の前面を覆う目隠しパネル(40,40A)と、を備え、
前記目隠しパネル(40,40A)には、厚さ方向に貫通する複数の細孔(41)が形成された、
ことを特徴とする車載器(車載ユニット45,45A)。
[2] 前記細孔(41)は、前記目隠しパネル(40,40A)に対し、運転席側に傾斜している、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載器(車載ユニット45,45A)。
[3] 前記機能部(48,58)は、前記インストルメントパネル(20)に形成された凹部(22)に収容され、
前記目隠しパネル(40)は、前記凹部(22)の入口(22a)を覆う、
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の車載器(車載ユニット45)。
[4] 前記機能部(48C,58)の前面に前記目隠しパネル(40A)が一体となるように取り付けられた、
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の車載器(車載ユニット45A)。
[5] 前記機能部は、送風を行う送風機器(48,48C)を有する、
ことを特徴とする上記[1]ないし[4]のいずれかに記載の車載器(車載ユニット45,45A)。
[6] 前記機能部は、車室内の所定の領域を撮像可能なカメラ(58)を有する、
ことを特徴とする上記[1]ないし[5]のいずれかに記載の車載器(車載ユニット45,45A)。
[7] 前記送風機器(48,48C)は、ハンドルと対向する、前記インストルメントパネル(20,20A)の領域に配置され、警報動作時に送風を行う、
ことを特徴とする上記[5]に記載の車載器(車載ユニット45,45A)。
[8] 前記機能部は、車室内の所定の領域を撮像可能なカメラ(58)をさらに有し、
前記送風機器(48,48C)及び前記カメラ(58)は、前記警報動作時に協調して動作する、
ことを特徴とする上記[7]に記載の車載器(車載ユニット45,45A)。
10 フロントガラス
13 フロントミラー
20、20A インストルメントパネル
21 メータフード
22 凹部
22a 入口(周縁部)
30 各種ディスプレイ群
31A 速度計
31B エンジン回転数計
34 ハイマウントディスプレイ
35 ヘッドアップディスプレイ
36、38 液晶ディスプレイ
40、40A 目隠しパネル
40z フック部
41 細孔
41a 上端点
41b 下端点
45、45A 車載ユニット
48、48C 送風機器
48A 軸流ファン
48B 圧縮機
48z 係止部
50 ハンドル
55 運転者
58 車載カメラ

Claims (7)

  1. 車両のインストルメントパネルに設けられ、運転席に向けて所定の動作を行う機能部と、
    前記機能部の前面を覆う目隠しパネルと、を備え、
    前記目隠しパネルには、厚さ方向に貫通する複数の細孔が形成され
    前記細孔の軸線は、前記目隠しパネルの前記厚さ方向に対して運転席側に傾斜しており、前記厚さ方向に対する前記細孔の軸線の傾斜角は、前記目隠しパネル上の前記細孔の位置が前記車両のフロントガラス側から前記運転席側に移動するにつれて小さくなるように設定された、
    ことを特徴とする車載器。
  2. 前記機能部は、前記インストルメントパネルに形成された凹部に収容され、
    前記目隠しパネルは、前記凹部の入口を覆う、
    ことを特徴とする請求項に記載の車載器。
  3. 前記機能部の前面に前記目隠しパネルが一体となるように取り付けられた、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車載器。
  4. 前記機能部は、送風を行う送風機器を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の車載器。
  5. 前記機能部は、車室内の所定の領域を撮像可能なカメラを有する、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の車載器。
  6. 前記送風機器は、ハンドルと対向する、前記インストルメントパネルの領域に配置され、警報動作時に送風を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の車載器。
  7. 前記機能部は、車室内の所定の領域を撮像可能なカメラをさらに有し、
    前記送風機器及び前記カメラは、前記警報動作時に協調して動作する、
    ことを特徴とする請求項に記載の車載器。
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