JP6132597B2 - マイクロチップ用遠心力印加装置 - Google Patents
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Description
[1] 回転駆動装置と、
前記回転駆動装置の回転により回転可能な第1主軸と、
前記第1主軸に固定され、前記第1主軸を中心に回転自在な第1回転体と、
前記第1回転体上に配置され、マイクロチップを載置するための載置部を有する回転体であって、前記第1回転体に固定された第2主軸を中心に回転自在な第2回転体を2以上と、
可動式重りを含み、前記可動式重りの位置調整により、前記第1回転体の回転時における前記第1回転体の重心が前記第1主軸上に位置するように調整するためのバランス調整部と、
を含む遠心力印加装置。
前記可動式重りの位置移動は、前記第1回転体の回転により前記可動式重りに印加される遠心力によってなされる[1]〜[6]のいずれかに記載の遠心力印加装置。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る遠心力印加装置を示す概略上面図である。図1に示される遠心力印加装置1は、マイクロチップに印加される遠心力の方向を自動で切り替えることができるよう、第1回転体10の中央部に遠心力方向切替部40(図2参照)を備えた遠心力印加装置であり、その基本構成は上記特許文献2における図11及び図12に記載の構成と同様であるが、第1回転体10の回転時(マイクロチップへの遠心力印加時)における偏心を防止するために、第1回転体10の重心を適切な位置に調整するためのバランス調整部30を備えていることを1つの特徴としている。
図2は、遠心力方向切替部の構造及びその動作を説明するための概略断面図である。本実施形態の遠心力印加装置1においては、遠心力方向切替部40を具備することにより、第2回転体20a及び/又は20bの載置部に載置されたマイクロチップに印加される遠心力の方向を切り替えることができる。
バランス調整部30は、可動式重り31と、可動式重り31を支持する支持体32と、支持体32をスライドさせるためのレール33とからなる。バランス調整部30の可動式重り31の位置調整によって、第1回転体10の回転時(遠心力印加モード)における第1回転体10の重心が第1主軸44上に位置するように調整することにより偏心を防止することができる。
本実施形態の遠心力印加装置1(後述する他の実施形態についても同様)は、第2回転体20a及び20bの載置部のそれぞれにマイクロチップが載置されているか否かを検知するための検知部をさらに備えることができ、好ましくは、バランス調整部30による可動式重り31の位置調整は、検知部の検知結果に応じて、遠心力印加装置1の制御部(上述した回転駆動装置及び方向切替モータ等を制御する制御部)によって制御される。これにより、どの載置部にマイクロチップが載置されているかに応じた可動式重り31の位置調整を自動で行うことが可能になり、測定者は必要なマイクロチップを置くだけでよい。
図4は、本実施形態に係る遠心力印加装置を示す概略上面図である。図4に示される遠心力印加装置2は、バランス調整部90が可動式重り91(例えば金属製)と、その一端が第1回転体10に固定されたバネである、可動式重り91を支持する支持体92と、可動式重り91の位置移動を制限するストッパー93と、可動式重り91の移動方向を規制するガイド94とから構成されること以外は上記第1の実施形態と同様である。図4に示される状態において可動式重り91は、ストッパー93により、第1回転体10上の中央部で固定されている。可動式重り91は、U字状のガイド94内を、ガイド94に沿って移動可能である。
図5は、本実施形態に係る遠心力印加装置を示す概略上面図である。図5に示される遠心力印加装置3は、バランス調整部100が4つの固定ピン103と、これらの固定ピン103に巻き掛けられたベルト102(例えばゴムベルトや樹脂製キャタピラー)と、ベルト102の一部を構成する可動式重り101(例えば金属製)からなること以外は上記第1の実施形態と同様である。
図7は、本実施形態に係る遠心力印加装置を模式的に示す上面図であり、バランス調整部の他の一例を示した図である。図7に示されるバランス調整部は、支持体201の端部に固定された可動式重り200(例えば金属製)と、その一端が支持体201に固定されたバネ202と、可動式重り200の位置移動を制限するストッパー203とから構成される。支持体201における可動式重り200を有する側とは反対側の端部は、2つの第2回転体の一方の載置部IIの近傍において第1回転体10に回転可能に固定されている。バネ202の他端も第1回転体10に固定されている。ストッパー203は、例えば上下に移動可能なピンである。
図8は、本実施形態に係る遠心力印加装置を模式的に示す上面図である。上記の実施形態では、遠心力印加装置が2つの第2回転体を有し、従って2つの載置部を有する例を説明したが、本発明はこれに限定されず、本実施形態のように4つの載置部を有していてもよい。この場合、4つの載置部は図示されるように対称に配置される。
図9は、本実施形態に係る遠心力印加装置を示す概略上面図である。図9に示される遠心力印加装置4は、2つのバランス調整部30の代わりに2つのバランス調整部150を備えること、及び、第2回転体20a及び20b上にあるマイクロチップを載置するための載置部(図示せず)にそれぞれ異なるタイプ、従って異なる重量のマイクロチップを載置できること以外は上記第1の実施形態と同様である。バランス調整部150は、第2第1回転体10に固定された第3主軸に例えばネジ止めにより固定された回転体であって、第3主軸を中心に回転可能な第3回転体151;及び、第3回転体151上であってその外周部に配置される可動式重り152からなる。2つのバランス調整部150は、第1主軸44との距離が同じである。第3回転体151は、その周縁にギア部を有しており、いくつかのギアを介して主軸ギア45に係合している。
載置部に載置されるマイクロチップは従来公知のマイクロチップであることができ、例えば、各種化学合成、検査又は分析等を、それが内部に有する流体回路(内部に形成された空間)を用いて行うマイクロチップであることができる。かかるマイクロチップにおいては、流体回路内の液体(検体、検体中の特定成分、液体試薬等の試薬、及び、これらのうちの2種以上の混合物など)を所定方向の遠心力の印加により流体回路内の所定の位置(部位)に移動させることにより、該液体に対して適切な流体処理を行う。このために流体回路は、適切な位置に配置された種々の部位(室)を備えており、これらの部位は微細な流路を介して適切に接続されている。
Claims (3)
- 回転駆動装置と、
前記回転駆動装置の回転により回転可能な第1主軸と、
前記第1主軸に固定され、前記第1主軸を中心に回転自在な第1回転体と、
前記第1回転体上に配置され、マイクロチップを載置するための載置部を有する回転体であって、前記第1回転体に固定された第2主軸を中心に回転自在な第2回転体を2以上と、
可動式重りを含み、前記可動式重りの位置調整により、前記第1回転体の回転時における前記第1回転体の重心が前記第1主軸上に位置するように調整するためのバランス調整部と、
を含み、
前記バランス調整部は、前記第2回転体の載置部のうち、いずれの1又は2以上の載置部にマイクロチップが載置されるかに応じて、前記可動式重りの位置調整を行い、
前記第2回転体の載置部のそれぞれについて、マイクロチップが載置されているか否かを検知するための検知部と、
前記検知部の検知結果に応じて、前記バランス調整部による前記可動式重りの位置調整を制御するための制御部と、
をさらに含む遠心力印加装置。 - 回転駆動装置と、
前記回転駆動装置の回転により回転可能な第1主軸と、
前記第1主軸に固定され、前記第1主軸を中心に回転自在な第1回転体と、
前記第1回転体上に配置され、マイクロチップを載置するための載置部を有する回転体であって、前記第1回転体に固定された第2主軸を中心に回転自在な第2回転体を2以上と、
可動式重りを含み、前記可動式重りの位置調整により、前記第1回転体の回転時における前記第1回転体の重心が前記第1主軸上に位置するように調整するためのバランス調整部と、
を含み、
前記バランス調整部は、前記第2回転体の載置部に載置されるマイクロチップの重量に応じて、前記可動式重りの位置調整を行い、
前記第2回転体の載置部のそれぞれについて、マイクロチップが載置されているか否かを検知するための検知部と、
前記検知部の検知結果に応じて、前記バランス調整部による前記可動式重りの位置調整を制御するための制御部と、
をさらに含む遠心力印加装置。 - 前記可動式重りの位置調整が前記可動式重りの位置移動を伴う場合において、
前記可動式重りの位置移動は、前記第1回転体の回転により前記可動式重りに印加される遠心力によってなされる請求項1または2に記載の遠心力印加装置。
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