JP6132568B2 - 蒸気乾燥器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、湿り蒸気から液滴を分離する蒸気乾燥器に関する。
一般に、加圧水型原子炉(PWR)の蒸気発生器や沸騰水型原子炉(BWR)で発生した蒸気は湿り蒸気であり、蒸気乾燥器で湿り蒸気中に浮遊する液滴を除去された後に、蒸気タービンに供給される。すなわち、蒸気乾燥器は、蒸気タービンにおける翼のエロージョンの原因や、動翼との衝突で生じる制動損失の原因や、蒸気との速度差で生じる摩擦損失等の原因となる液滴を蒸気中から除去する機能を有する。
このような蒸気乾燥器としては、慣性力により蒸気から液滴を分離する原理のものが一般的に使用されている。
図20は、一般的な蒸気乾燥器の構成を示す概略立断面図である。
蒸気乾燥器101は、蒸気乾燥器ユニット103と、入口側多孔パネル104と、出口側多孔パネル105と、ドレン樋106と、ドレンチャンネル108と、フード109と、支持板110と、支持部材113とを具備している。
蒸気乾燥器ユニット103は、慣性力により湿り蒸気から液滴を分離するための複数のベーン102を備えている。ベーン102は波板型であり、蒸気乾燥器ユニット103は、そのベーン102を互いに間隔をあけて複数配置して、入口側から出口側に向かうジグザグ流路と、ベーン102の壁面に開けられたベーンポケットとを形成している。
蒸気乾燥器ユニット103は、湿り蒸気中に含まれる液滴をベーン102の壁面に付着させて液膜としてベーンポケットに流入させ、その液膜を液滴水として重力により流下させる。また、蒸気乾燥器ユニット103は、湿り蒸気から液滴が分離された蒸気をジグザグ流路により水平方向に移送させる。
入口側多孔パネル104は、蒸気乾燥器ユニット103の入口側に配置された板であり、出口側多孔パネル105は、蒸気乾燥器ユニット103の出口側に配置された板である。入口側多孔パネル104および出口側多孔パネル105には、蒸気乾燥器ユニット103内の流速分布が均一となるように、開口率が高さ方向もしくは幅方向で異なる孔が複数設けられている。
入口側多孔パネル104の上端部、出口側多孔パネル105の上端部および蒸気乾燥器ユニット103の上端部は支持部材113により支持され、入口側多孔パネル104の下端部、出口側多孔パネル105の下端部および蒸気乾燥器ユニット103の下端部はドレン樋106の内幅内に設置されている。
支持板110には、湿り蒸気を入口側多孔パネル104に導くための貫通孔である蒸気入口開口部111が設けられ、蒸気入口開口部111、入口側多孔パネル104はフード109により覆われている。
ドレン樋106は、蒸気乾燥器ユニット103から流下した液滴水を捕集する。支持板110には、ドレン樋106内の液滴水をドレンチャンネル108内に導くための貫通孔であるドレン孔107が設けられている。ドレンチャンネル108は、ドレン樋106内の液滴水をドレン孔107から捕集し、その液滴水を支持板110の最外周部に導いて原子炉水面に排水する(特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2011/0216872号明細書
図2は、液滴径(直径)と、一般的な蒸気乾燥器101の入口側における湿り蒸気の液滴径の存在割合(実線)、および、ベーン102での液滴捕獲率(点線)との関係を示す分布図である。
蒸気乾燥器ユニット103において、湿り蒸気中に含まれる液滴のうち、ある液滴径(以降、dLL[μm]として記述する)を超えるものは、慣性力によってベーン102の壁面に付着し、ベーンポケットに捕獲される。
一方で、dLLよりも小さい液滴については100%の捕獲率が得られず、また、液滴径が小さいほど慣性力が小さくなるために捕獲率が低下する。
このような課題を鑑み、本発明の実施形態は、湿り蒸気に存在する液滴の除去性能が向上された蒸気乾燥器の提供を目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態は、供給された蒸気中の液滴を捕集する複数の捕集手段を設けており、少なくとも一部が曲折した蒸気流路を相互間に形成する複数の蒸気流路形成部材を備えた蒸気乾燥器ユニットにより前記蒸気流路を通過する蒸気中の液滴を蒸気から除去する蒸気乾燥器において、前記蒸気乾燥器ユニットの上流側入口面に配置され、湿り蒸気から前記液滴を捕捉して前記液滴の径を増大させる液滴径増大部と、前記液滴径増大部の下流側に設けられて前記液滴径増大部から流入する前記液滴の液滴径をさらに増大させるとともに前記蒸気乾燥器ユニットに流出する際に前記液滴が破砕するのを抑制する液滴破砕抑制部とを有する液滴径分布改善部と、少なくとも前記蒸気乾燥器ユニットの出口側に配置され、前記蒸気乾燥器ユニット内の流速分布が均一となるように孔が複数設けられた多孔パネルと、前記蒸気乾燥器ユニットの下部に配置され、前記蒸気乾燥器ユニットから流下した液滴水を捕集するドレン樋と、前記ドレン樋内の液滴水を排水するドレンチャンネルと、具備し、前記蒸気乾燥器ユニットは、前記湿り蒸気から前記液滴を分離するためのベーンを互いに間隔をあけて複数配置し、前記液滴を液滴水として第1方向に流下させるとともに、前記液滴が分離した蒸気を前記第1方向に直交する第2方向に移送させることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、液滴除去性能を従来よりも向上させることができる。
第1の実施形態に係る蒸気乾燥器の構成を示す概略立断面図である。 液滴径(直径)と、一般的な蒸気乾燥器の入口側における湿り蒸気の液滴径の存在割合(実線)、および、ベーンでの液滴捕獲率(点線)との関係を示す分布図である。 図1のIII−III断面矢視平断面図である。 液滴径(直径)と、第1の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタの入口側における湿り蒸気の液滴径の存在割合(細点線)、その衝突型デミスタの出口側における湿り蒸気の液滴径の存在割合(実線)、および、ベーンでの液滴捕獲率(太点線)との関係を示す分布図である。 図3の衝突型デミスタの液滴径増大部の構造の一例を示す平断面図である。 第2の実施形態に係る衝突型デミスタを含む構成を示す概略立断面図である。 図6のVII−VII断面矢視側断面図である。 第3の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタを含む構成を示す概略立断面図である。 衝突型デミスタの液滴径増大部の構成を示す図8のIX−IX断面矢視一部立断面図である。 衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の構成を示す図8のX−X断面矢視一部立断面図である。 図9のXI−XI断面矢視一部側断面図であり、(a)は液膜が網目において形成された状態、(b)は液滴が網目から離れた状態を示す。 図10のXII−XII断面矢視一部側断面図であり、(a)は液膜が網目において形成された状態、(b)は液滴が網目から離れた状態を示す。 第4の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタを含む構成を示す概略立断面図である。 衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の構成を示す図13のXIV−XIV断面矢視一部立断面図である。 第4の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタの液滴破砕抑制部を示す概略一部斜視図である。 第4の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の変形例を示す概略一部斜視図である。 第4の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の別の変形例を示す一部拡大縦断面図である。 第5の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部を示す概略一部斜視図である。 第5の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の変形例を示す概略一部斜視図である。 一般的な蒸気乾燥器の構成を示す概略立断面図である。
以下、本発明に係る蒸気乾燥器の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る蒸気乾燥器の構成を示す概略立断面図である。図3は、図1のIII−III断面矢視平断面図である。
第1の実施形態に係る蒸気乾燥器1は、蒸気乾燥器ユニット3と、出口側多孔パネル5と、ドレン樋6と、ドレンチャンネル8と、フード9と、支持板10と、支持部材13と、衝突型デミスタ20とを具備している。
蒸気乾燥器ユニット3は、慣性力により湿り蒸気から液滴を分離するための複数のベーン2を備えている。ベーン2は波板型であり、蒸気乾燥器ユニット3は、そのベーン2を互いに間隔をあけて複数配置して、入口側から出口側に向かうジグザグ流路と、ベーン2の壁面に開けられたベーンポケット12とを形成している。
蒸気乾燥器ユニット3は、湿り蒸気中に含まれる液滴をベーン2の壁面に付着させて液膜としてベーンポケット12に流入させ、その液膜を液滴水として重力により下方向(第1方向)に流下させる。また、蒸気乾燥器ユニット3は、蒸気をジグザグ流路により水平方向(第1方向に直交する第2方向)に移送させる。
出口側多孔パネル5は、少なくとも蒸気乾燥器ユニット3の出口側に配置された板である。その出口側多孔パネル5には、蒸気乾燥器ユニット3内の流速分布が均一となるように、開口率が高さ方向もしくは幅方向で異なる孔が複数設けられている。
衝突型デミスタ20は、蒸気乾燥器ユニット3の上流側入口面に配置されている。ここで、蒸気乾燥器ユニット3および衝突型デミスタ20の上端部は支持部材13により支持され、蒸気乾燥器ユニット3および衝突型デミスタ20の下端部はドレン樋6の内幅内に設置されている。
支持板10には、湿り蒸気を衝突型デミスタ20の上流側に導くための貫通孔である蒸気入口開口部11が設けられ、蒸気入口開口部11および衝突型デミスタ20の上流側はフード9により覆われている。
ドレン樋6は、蒸気乾燥器ユニット3から流下した液滴水を捕集する。支持板10には、ドレン樋6内の液滴水をドレンチャンネル8内に導くための貫通孔であるドレン孔7が設けられている。ドレンチャンネル8は、ドレン樋6内の液滴水をドレン孔7から捕集し、その液滴水を支持板10の最外周部に導いて原子炉水面に排水する。ドレンチャンネル8の底面は支持板10の最外周部に向けて勾配をもたせてもよい。
衝突型デミスタ20は、液滴を湿り蒸気から捕捉し、液滴径を増大させる液滴径増大部40を有する。液滴径増大部40は、多孔質体部分を有しており、この多孔質体を実現する部材(以下、細径構成材と称する)23としては、以下のものが例示される。
細径構成材23は、針金を編んで形成された金網を水平方向に積層させた構造(図示しない)、もしくは、複数の針金をよったワイヤを編んで形成された金網を水平方向に積層させた構造(図示しない)である。
また、細径構成材23は、蒸気乾燥器1の入口側と出口側とを連通するように連続的につながった気泡が形成された発泡金属(図示しない)でもよい。
また、細径構成材23は、繊維状の材料(例えばスチールウール)でもよい。図5は、図3の衝突型デミスタの液滴径増大部の構造の一例を示す平断面図である。
この場合、液滴径増大部40は、少なくともその入口側と出口側とに支持構造としてそれぞれ第1金網14および第2金網15が配置され、第1金網14と第2金網15との間に繊維状の材料16が配置され、繊維状の材料16を第1金網14および第2金網15に編みつけて充填させる構造にすることが好ましい。
第1の実施形態に係る蒸気乾燥器1の作用について図2〜図4を用いて説明する。
図4は、液滴径(直径)と、第1の実施形態に係る蒸気乾燥器1の衝突型デミスタ20の入口側における湿り蒸気の液滴径の存在割合(細点線)、その衝突型デミスタ20の出口側における湿り蒸気の液滴径の存在割合(実線)、および、ベーン2での液滴捕獲率(太点線)との関係を示す分布図である。
蒸気入口開口部11から流入した蒸気流30、すなわち、衝突型デミスタ20の上流の蒸気流30には、図2の実線、および図4の細点線で示される液滴径の存在割合により液滴31が含まれている。
液滴31が衝突型デミスタ20に流入することで、液滴31は液滴径増大部40内の細径構成材23の表面に付着する。このとき、液滴径増大部40の上流側に付着している液滴32に対して次々に液滴31が衝突し、液滴32はその体積を増大させながら蒸気流30によって液滴径増大部40の下流側に押され移送され、液滴33として液滴径増大部40の出口側から蒸気乾燥器ユニット3のベーン2の入口側まで移送される。この際、液滴33の液滴径はdLLを十分に上回る大きさへとシフトしている。したがって、液滴31に含まれていたdLLよりも小さい液滴は、液滴径増大部40によって他の液滴と合流することで、dLLよりも大きい液滴の一部となる。
この液滴33は慣性力が大きいために、衝突型デミスタ20の下流側のベーン2の壁に付着して液膜となってベーンポケット12に流入する。ベーンポケット12内に入った液膜は、蒸気流30から隔離されて重力によりドレン樋6まで流れ落ち、ドレン孔7を通してドレンチャンネル8に集められた後、蒸気乾燥器1の最外周部に導かれ、原子炉水面に排水される。
以上、説明したように、第1の実施形態に係る蒸気乾燥器1によれば、蒸気乾燥器ユニット3の入口面に設置された衝突型デミスタ20の液滴径増大部40により、湿り蒸気に含まれる液滴の径を蒸気乾燥器ユニット3に流入する前に増大させる。これにより、蒸気乾燥器ユニット3に流入する湿り蒸気に含まれる液滴のうち、dLL以下の液滴の存在割合が低減されるため、液滴除去性能が向上する。
また、第1の実施形態に係る蒸気乾燥器1によれば、多孔パネルに替えて、衝突型デミスタ20を蒸気乾燥器ユニット3の入口面に設置し、蒸気乾燥器ユニット3への流入速度の均一化の機能を出口側多孔パネル5のみで行う構成とすることにより、蒸気乾燥器ユニット3への蒸気流30の速度を緩和し、ベーン2に液滴33が衝突した際の液滴径の微細化を防止し、蒸気乾燥器ユニット3での液滴捕獲効率の低下を抑制することができる。この場合、衝突型デミスタ20は従来の入口側多孔パネル104よりも開口率が大きいこと、たとえば、開口率40%以上であることが好ましい。
なお、下方向(第1方向)は、図1において鉛直下方向を表しているが、厳密には鉛直下方向でなくてもよい。すなわち、斜め下方向でもよい。
また、本実施形態で示した例においては、図4のようにほぼ100%の液滴を除去できるものとして説明したが、dLLの値、液滴捕獲率、液滴径分布等は原子力プラントの設計や運転状況によって変動するため、必ずしもほぼ100%の液滴を除去できるとは限らない。しかし、何れにせよ衝突型デミスタ20によってdLLを下回る液滴の存在割合が低減される効果は発揮されるため、液滴除去性能は従来よりも向上する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について、第1の実施形態からの変更点を中心に説明する。ここで、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6は、第2の実施形態に係る衝突型デミスタを含む構成を示す概略立断面図である。また、図7は図6のVII−VII断面矢視側断面図である。
第2の実施形態に係る蒸気乾燥器1において、衝突型デミスタ20は、最上段から最下段までのN段(Nは2以上の整数)の衝突型デミスタのセクションに分割されている。たとえばNが3である場合、衝突型デミスタ20は3段の衝突型デミスタセクション20−1〜20−3に分割されている。
3段の衝突型デミスタセクション20−1〜20−3のうちの最上段の衝突型デミスタである上から1段目の衝突型デミスタセクション20−1の上端部は支持部材13により支持されている。3段の衝突型デミスタセクション20−1〜20−3のうちの最下段の衝突型デミスタである上から3段目の衝突型デミスタセクション20−3はドレン樋6の内幅内に設置されている。
第2の実施形態に係る蒸気乾燥器1は、さらに、(N−1)段の衝突型デミスタセクション用樋と、ドレン通水フレーム22とを具備している。Nが3である場合、衝突型デミスタセクション用樋は2個設けられる。以下、2段の衝突型デミスタセクション用樋を衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2と称する。
2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2のうちの上段の衝突型デミスタセクション用樋である上から1段目の衝突型デミスタセクション用樋21−1は、最上段の衝突型デミスタセクション20−1と、3段の衝突型デミスタセクション20−1〜20−3のうちの中段の衝突型デミスタセクションである上から2段目の衝突型デミスタセクション20−2との間に設けられ、最上段の衝突型デミスタセクション20−1から重力によって移送された液滴水を捕集する。2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2のうちの下段の衝突型デミスタ用樋である上から2段目の衝突型デミスタ用樋21−2は、中段の衝突型デミスタセクション20−2と最下段の衝突型デミスタセクション20−3との間に設けられ、中段の衝突型デミスタセクション20−2から重力によって移送された液滴水を捕集する。ドレン樋6は、最下段の衝突型デミスタセクション20−3から重力によって移送された液滴水を捕集する。
ドレン通水フレーム22は、3段の衝突型デミスタセクション20−1〜20−3の両側に対して2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2内の水が流入可能に設けられ、その水を下方向に流下させてドレン樋6に排水する。
2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2の底面はドレン通水フレーム22に向けて勾配をもたせてもよい。また、2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2に集められた水の排水は、両側のドレン通水フレーム22を使って排水してもよいし、片側のみを使って排水する構成としてもよい。
衝突型デミスタ20に付着した液滴は径を増大させながら蒸気乾燥器ユニット3のベーン2側に移送されるが、重力によって下方向にも移送される。このため、衝突型デミスタ20の下部では、付着した液滴に加えて上部から流下してくる液滴が存するため、最終的に蒸気乾燥器ユニット3を流れる湿り蒸気に含まれる液滴についても、上部に比べて下部が多くなってしまう。
そこで、第2の実施形態に係る蒸気乾燥器1では、最上段の衝突型デミスタセクション20−1から重力によって移送された液滴水は上段の衝突型デミスタセクション用樋21−1で捕集され、中段の衝突型デミスタセクション20−2から重力によって移送された液滴水は下段の衝突型デミスタセクション用樋21−2で捕集され、最下段の衝突型デミスタセクション20−3から重力によって移送された液滴水はドレン樋6で捕集されることによって、衝突型デミスタ20の下部に径が大きい液滴が集中し、蒸気乾燥器ユニット3の下部に負荷が偏るのを防ぐことができる。
また、第2の実施形態に係る蒸気乾燥器1では、重力によって移送された液滴水を2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2で捕集することによって、2段の衝突型デミスタセクション用樋21−1、21−2内の水はベーン2側の樋壁によってベーン2側に流れ込むのを防ぐことができる。
以上の構成により、第2の実施形態に係る蒸気乾燥器1によれば、第1の実施形態の効果に加えて、蒸気乾燥器ユニット3の負荷が高さ方向に均一化される。この構成は蒸気乾燥器ユニット3の高さ寸法が大きい場合、もしくは蒸気流速が小さい場合に特に効果的である。
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタを含む構成を示す概略立断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、衝突型デミスタ20は、液滴径増大部40に加えてさらに液滴破砕抑制部50を有する。
液滴破砕抑制部50は、液滴径増大部40の下流側であって蒸気乾燥器ユニット3の上流側に設けられている。
図9は、衝突型デミスタの液滴径増大部の構成を示す図8のIX−IX断面矢視一部立断面図である。
液滴径増大部40は、ワイヤ41で形成された多孔質体を有する。すなわち、液滴径増大部40は、互いに平行に並べられた2つのワイヤ41の組が、互いに直角方向になるように重なったほぼ正方形状の網目41aを形成するメッシュを多孔質体として有する。
このメッシュが、蒸気の流れ方向、すなわち第2方向に積層されている。各網目41aは、流入する液滴32の径の分布を考慮して、小さい径の液滴を捕集できるように面積を制限して設定される。
図10は、衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の構成を示す図8のX−X断面矢視一部立断面図である。液滴破砕抑制部50は、互いに平行に並べられた2つのワイヤ51の組が、互いに直角方向になるように重なったほぼ正方形状の網目51aを形成するメッシュを多孔質体として有する。
液滴破砕抑制部50のワイヤ51による網目51aは、その面積が、液滴径増大部40のワイヤ41による網目41aの面積よりも十分大きくなるように形成されている。すなわち、液滴径増大部40で径が増大して流入してくる液滴が流れるような面積を有している。
このメッシュが、蒸気の流れ方向、すなわち第2方向に積層されて液滴破砕抑制部50を構成している。
液滴破砕抑制部50のワイヤ51等の構成要素には、撥水処理が施されていてもよい。また、さらに液滴径増大部40のワイヤ41等の構成要素についても撥水処理が施されていてもよい。
図11は、図9のXI−XI断面矢視一部側断面図であり、(a)は液膜が網目において形成された状態、(b)は液滴が網目から離れた状態を示す。
液滴32が順次ワイヤ41に接触してワイヤ41に捕捉され捕捉量が増加する。この結果、図11(a)に示すように、ワイヤ41に囲まれた網目41a(図9参照)に液膜36が形成される。
液膜36が形成されると、液滴32は液膜36にも捕捉され液膜36の厚さが増加してくる。蒸気の流れによる液膜36への圧力および液膜36の自重により液膜36をワイヤ41から引き剥がそうとする力が、液膜36の表面張力による網目41a周囲のワイヤ41との接着力を超えたときに液滴36はワイヤ41から離れ、液滴33となって蒸気流に乗って下流側に移動する。
図12は、図10のXII−XII断面矢視一部側断面図であり、(a)は液膜が網目において形成された状態、(b)は液滴が網目から離れた状態を示す。
網目51aの面積は、図9における網目41aの面積よりも大きくなるように形成されているので、網目41aから流出して網目51a(図10参照)に流入する液滴33は、網目51aに邪魔されて破砕することがない。
液滴33が順次ワイヤ51に接触してワイヤ51に捕捉され捕捉量が増加する。この結果、図12(a)に示すように、ワイヤ51に囲まれた網目51a(図10参照)に液膜37が形成される。
液膜37が形成されると、液滴33は液膜37にも捕捉され液膜37の厚さが増加してくる。蒸気の流れによる液膜37への圧力および液膜37の自重により液膜37をワイヤ51から引き剥がそうとする力が、液膜37の表面張力による網目51a周囲のワイヤ51との接着力を超えたときに液滴37はワイヤ51から離れ、液滴34となって蒸気流に乗って下流側に移動する。
ここで、ワイヤ51には撥水処理が施されていることにより、液膜37がワイヤ51から剥がれる際に、周囲のワイヤ51から均等に剥がれ液膜37を分断することなく液滴34を発生させることができる。
以上の構成により、第2の実施形態に係る蒸気乾燥器1によれば、第1の実施形態の効果に加えて、液滴破砕抑制部50を設けることによって、液滴径増大部40からの液滴33を破砕することなく、その径をさらに増大させることができる。この結果、蒸気乾燥器ユニット3の液滴捕獲効率をさらに上昇させることができる。
[第4の実施形態]
図13は、第4の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタを含む構成を示す概略立断面図である。本実施形態は、第3の実施形態の変形である。本実施形態における衝突型デミスタ20も、第3の実施形態と同様に、液滴径増大部40の下流側に液滴破砕抑制部50を有する。
図14は、衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の構成を示す図13のXIV−XIV断面矢視一部立断面図である。また、図15は、第4の実施形態に係る蒸気乾燥器の衝突型デミスタの液滴破砕抑制部を示す概略一部斜視図である。
液滴破砕抑制部50は、水平方向に互いに平行に並べられて鉛直方向に積層され、第2方向すなわち蒸気の流れ方向に延びた筒状の複数のひし形断面流路部材52を有する。
ひし形断面流路部材52は、ひし形の流路断面52aを有し、角部を鉛直方向下側になる様に配されている。流路断面52aの面積は、上流側の液滴径増大部40から流入する液滴33の径に比べて大きく形成されている。また、ひし形断面流路部材52の内壁には撥水加工が施されていてもよい。
なお、図14に示すひし形断面流路部材52の断面形状は、ほぼ正方形で図示しているが、液滴の流況や圧力損失、および配置上の考慮等から、上下と左右の長さの比を設定すればよい。なお、ひし形断面流路部材52は、液滴34の流れを促進するために蒸気乾燥器ユニット3に向けて勾配をもたせてもよい。
本実施形態においては、液滴破砕抑制部50に上流側の液滴径増大部40から流入する液滴33(図11(b)参照)は、流入先のひし形断面流路部材52の面積が液滴33の径に比べて十分に面積が大きいため、大部分はひし形断面流路部材52に衝突して破砕することなく、流路に流入する。
ひし形断面流路部材52内の流路に流入した液滴33は、流路の断面がひし形であるため、重力によってひし形断面の下側部分に集まり易くなり、他の液滴33と合体して粗大化しやすい。
また、ひし形断面流路部材52の内壁、すなわち流路の内壁に撥水加工が施されているため、液滴は内壁から離脱しやすく、蒸気流に押し出されて流れている状態となる。
液滴33の径はこのように増大しながら、ひし形断面流路部材52の流路の底部を流れて、最終的には大径の液滴34となってひし形断面流路部材52から、蒸気乾燥器ユニット3側に流出する。
液滴34がひし形断面流路部材52から流出する際にも、ひし形断面流路部材52の内壁に撥水加工が施されていることにより、ひし形断面流路部材52から液滴34が離脱しやすく、液滴34は破砕することなく流出する。
以上の構成により、第4の実施形態に係る蒸気乾燥器1によれば、第3の実施形態の効果に加えて、液滴破砕抑制部50を設けることによって、液滴破砕抑制部50から流出する液滴34を破砕することなく蒸気乾燥器ユニット3側に流出させることができる。
図16は、第4の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の変形例を示す概略一部斜視図である。液滴破砕抑制部50に筒状の部材を用いる場合、ひし形断面流路部材52のようなひし形の流路断面52aに限定されない。たとえば、図16に示す6角形断面流路部材53のような6角形の流路断面53aでもよい。筒状の部材を積層する点からは、3角形、4角形、6角形などが適している。
図17は、第4の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の別の変形例を示す一部拡大縦断面図である。筒状の部材を用いることに代えて板材を格子状に組み合わせて形成してもよく、たとえば、図17に示すように、波板53bを鉛直方向に積層して波板53b上を液滴が流れる方向に延びる連結板53cで波板53bを相互に連結して形成されるような形状であってもよい。また、これらの形状の組合せでもよい。
[第5の実施形態]
本実施形態は、第4の実施形態の変形である。図18は、第5の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部を示す概略一部斜視図である。
本実施形態においては、液滴破砕抑制部50のそれぞれのひし形断面流路部材52の底部には、蒸気乾燥器ユニット3に突出するように液滴ガイド部54が接続されている。
液滴ガイド部54の第2方向、すなわち蒸気および液滴34の流れ方向に垂直な断面はV字形状である。液滴ガイド部54は、液滴34を蒸気乾燥器ユニット3内にガイドする。また、液滴ガイド部54の上面には撥水処理が施されていてもよい。
このように構成されている本実施形態においては、液滴破砕抑制部50のそれぞれのひし形断面流路部材52の底部に液滴ガイド部54を接続することによって、液滴破砕抑制部50から流出する液滴34をスムーズに蒸気乾燥器ユニット3内に流出させ、破砕することなく液滴34の径を維持することができる。
また、液滴ガイド部54の上面に撥水処理が施されていることにより、さらに液滴34は、液滴破砕抑制部50からり離脱しやすくなり、液滴34の破砕は抑制される。
図19は、第5の実施形態に係る蒸気乾燥器衝突型デミスタの液滴破砕抑制部の変形例を示す概略一部斜視図である。変形例の液滴ガイド部55は、同様に、液滴ガイド部55の第2方向、すなわち蒸気および液滴34の流れ方向に垂直な断面V字形状であるが、先端すなわち蒸気乾燥器ユニット3側に行くほど幅が狭まり平面的には三角形の形状である。
このような形状であることにより、液滴34は、さらに液滴破砕抑制部50からスムーズに離脱し、液滴34は破砕することなく径を維持しながら蒸気乾燥器ユニット3内に流出する。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。たとえば、衝突型デミスタ20は、第3の実施形態ないし第5の実施形態における液滴破砕抑制部50と、第1の実施形態における液滴径増大部40とを組み合わせたものでもよい。
また、第3の実施形態ないし第5の実施形態における衝突型デミスタ20と、第2の実施形態における衝突型デミスタ20のセクションへの分割とを組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…蒸気乾燥器、2…ベーン、3…蒸気乾燥器ユニット、5…出口側多孔パネル、6…ドレン樋、7…ドレン孔、8…ドレンチャンネル、9…フード、10…支持板、11…蒸気入口開口部、12…ベーンポケット、13…支持部材、14…第1金網、15…第2金網、16…繊維状の材料、20…衝突型デミスタ(液滴径分布改善部)、20―1…衝突型デミスタセクション(最上段)(液滴径分布改善部セクション)、20―2…衝突型デミスタセクション(中段)(液滴径分布改善部セクション)、20―3…衝突型デミスタセクション(最下段)(液滴径分布改善部セクション)、21―1…衝突型デミスタセクション用樋(上段)(液滴径分布改善部セクション用樋)、21―2…衝突型デミスタセクション用樋(下段)(液滴径分布改善部セクション用樋)、22…ドレン通水フレーム、23…細径構成材、30…蒸気流、31…液滴、32…液滴、33…液滴、34…液滴、36、37…液膜、40…液滴径増大部、41…ワイヤ、41a…網目、50…液滴破砕抑制部、51…ワイヤ、51a…網目、52…ひし形断面流路部材、52a…流路断面、53…6角形断面流路部材、53a…流路断面、53b…波板、53c…連結板、54、55…液滴ガイド部、101…蒸気乾燥器、102…ベーン、103…蒸気乾燥器ユニット、104…入口側多孔パネル、105…出口側多孔パネル、106…ドレン樋、107…ドレン孔、108…ドレンチャンネル、109…フード、110…支持板、111…蒸気入口開口部、113…支持部材

Claims (11)

  1. 供給された蒸気中の液滴を捕集する複数の捕集手段を設けており、少なくとも一部が曲折した蒸気流路を相互間に形成する複数の蒸気流路形成部材を備えた蒸気乾燥器ユニットにより前記蒸気流路を通過する蒸気中の液滴を蒸気から除去する蒸気乾燥器において、
    前記蒸気乾燥器ユニットの上流側入口面に配置され、湿り蒸気から前記液滴を捕捉して前記液滴の径を増大させる液滴径増大部と、前記液滴径増大部の下流側に設けられて前記液滴径増大部から流入する前記液滴の液滴径をさらに増大させるとともに前記蒸気乾燥器ユニットに流出する際に前記液滴が破砕するのを抑制する液滴破砕抑制部とを有する液滴径分布改善部と、
    少なくとも前記蒸気乾燥器ユニットの出口側に配置され、前記蒸気乾燥器ユニット内の流速分布が均一となるように孔が複数設けられた多孔パネルと、
    前記蒸気乾燥器ユニットの下部に配置され、前記蒸気乾燥器ユニットから流下した液滴水を捕集するドレン樋と、
    前記ドレン樋内の液滴水を排水するドレンチャンネルと、
    を具備し、
    前記蒸気乾燥器ユニットは、前記湿り蒸気から前記液滴を分離するためのベーンを互いに間隔をあけて複数配置し、前記液滴を液滴水として第1方向に流下させるとともに、前記液滴が分離した蒸気を前記第1方向に直交する第2方向に移送させることを特徴とする蒸気乾燥器。
  2. 前記液滴径増大部は、前記第2方向に積層させて針金を編みこんだ金網を有することを特徴とする請求項1に記載の蒸気乾燥器。
  3. 前記液滴径増大部は、連続気泡が形成された発泡金属を有することを特徴とする請求項1に記載の蒸気乾燥器。
  4. 前記液滴径増大部は、少なくともその入口側に支持構造として設けられた第1金網と、出口側に支持構造として設けられた第2金網と、前記第1金網と前記第2金網との間にあって前記第1金網および前記第2金網に編みつけて充填させた繊維状の材料と、を有することを特徴とする請求項1に記載の蒸気乾燥器。
  5. 前記液滴破砕抑制部は、前記第2方向に積層させて前記液滴径増大部において前記液滴が通過する流路よりも広い流路を形成するように前記針金を編みこんだ金網を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の蒸気乾燥器。
  6. 前記液滴破砕抑制部は、前記液滴増大部から前記蒸気乾燥器ユニットへ伸びる多数の流路を備え、前記流路の断面が鉛直方向上側より鉛直方向下側が狭い形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の蒸気乾燥器。
  7. 前記液滴破砕抑制部は、前記多数の流路の出口に設けられて前多数の流路の底部に接続されて前記液滴を前記蒸気乾燥器ユニット内にガイドする液滴ガイド部を有することを特徴とする請求項6に記載の蒸気乾燥器。
  8. 少なくとも前記液滴破砕抑制部は、表面に撥水加工がなされていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の蒸気乾燥器。
  9. 前記液滴径分布改善部を支持する支持部材をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の蒸気乾燥器。
  10. 前記液滴径分布改善部の下端部は、前記蒸気乾燥器ユニットの下端部とともに前記ドレン樋の内幅内に設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の蒸気乾燥器。
  11. 前記液滴径分布改善部は、最上段から最下段までのN段(Nは2以上の整数)の液滴径分布改善部セクションに分割され、
    前記ドレン樋は、前記最下段の液滴径分布改善部セクションである上からN段目の液滴径分布改善部セクションから重力によって移送された液滴水を捕集し、
    前記蒸気乾燥器は、
    前記N段の液滴径分布改善部セクションのうちの上からJ段目(Jは1≦J≦N−1を満たす整数)の液滴径分布改善部セクションと(J+1)段目の液滴径分布改善部セクションとの間に設けられ、前記J段目の液滴径分布改善部セクションから重力によって移送された液滴水を捕集する液滴径分布改善部用樋と、
    前記N段の液滴径分布改善部セクションの少なくとも一方の側部に対して前記液滴径分布改善部セクション用樋内の水が流入可能に設けられ、その水を前記第1方向に流下させて前記ドレン樋に排水するためのドレン通水フレームと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の蒸気乾燥器。
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