JP6132118B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6132118B2
JP6132118B2 JP2015562684A JP2015562684A JP6132118B2 JP 6132118 B2 JP6132118 B2 JP 6132118B2 JP 2015562684 A JP2015562684 A JP 2015562684A JP 2015562684 A JP2015562684 A JP 2015562684A JP 6132118 B2 JP6132118 B2 JP 6132118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile device
interference
radio technology
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015562684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016516334A (ja
Inventor
シャーマ,ヴィヴェック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JP2016516334A publication Critical patent/JP2016516334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6132118B2 publication Critical patent/JP6132118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/541Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using the level of interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明はセルラ又はワイヤレス通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークに関し、詳細には、限定はしないが、3GPP標準規格、又はそれと同等の標準規格若しくはそこから派生した標準規格に従って動作するネットワークに関する。本発明は、限定はしないが、特にUTRANのロングタームエボリューション(LTE)(発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と呼ばれる)に関連し、そのようなネットワークと通信している移動デバイスに対する干渉:特にLTE無線技術に加えて、デバイスによって使用される非LTE無線技術によって引き起こされるか、又は非LTE無線技術に対して引き起こされる干渉を、回避するか、又は低減することに関する。
セルラ通信ネットワークにおいて、移動デバイス(移動電話のような、ユーザ機器(UE)又は移動端末としても知られている)が、基地局を介して、リモートサーバと、又は他の移動デバイスと通信する。LTE基地局は「進化ノードB」(eNB)としても知られている。移動デバイスが基地局を介してLTEネットワークにアタッチするとき、モビリティ管理エンティティ(MME)と呼ばれるコアネットワークエンティティが、移動デバイスと、コアネットワーク内のゲートウェイとの間にデフォルトの発展型パケットシステム(EPS)ベアラを設定する。EPSベアラは、ネットワーク内の送信経路を規定し、リモートサーバ又は他の移動デバイスと通信するために移動デバイスによって使用されることになるIPアドレスを移動デバイスに割り当てる。また、EPSベアラは、移動デバイスに関連付けられる加入によって規定され、移動デバイスのネットワークにおける登録時にMMEによって確立される、サービス品質、データレート及びフロー制御パラメータのような1組のデータ送信特性も有する。
したがって、EPSベアラはMMEによって管理され、MMEは、特定のEPSベアラを起動するか、変更するか、又は停止する必要があるときに、移動デバイスにシグナリングする。したがって、移動デバイスと通信ネットワークとの間には2つの接続が存在する。1つは、確立されたEPSベアラを用いて送信されるユーザデータのための接続(ユーザプレーン又はU−プレーンとしても知られている)であり、もう1つは、EPSベアラ自体を管理するための接続(制御プレーン又はC−プレーンとしても知られている)である。
移動デバイスと基地局間の通信において、移動デバイス及び基地局は、通常は周波数帯域及び/又は時間ブロックに分割されている認可された無線周波数を用いる。様々な判定基準(送信されるデータの量、移動デバイスによってサポートされる無線技術、予想されるサービスの品質レベル、加入設定等)に応じて、各基地局は、その基地局にアタッチされた移動デバイスによって用いられる、送信タイミング、周波数、送信電力、変調等の制御を担当する。サービスに対する混乱を最小にするとともに利用可能な帯域幅の利用を最大にするために、基地局は、自身の送信電力を絶えず調整し、移動デバイスの送信電力も絶えず調整する。基地局は、周波数帯域及び/又はタイムスロットの移動デバイスへの割り当ても行い、基地局とアタッチされた移動デバイスとの間で用いられる適切な伝送技術の選択及び実施も行う。そうすることによって、基地局は、移動デバイスによって引き起こされる、互いに対する又は基地局に対するあらゆる有害な干渉の低減又は除去も行う。
帯域幅の利用を最適化するために、LTE基地局はサービングされる各移動デバイスから定期的な信号測定報告を受信し、その報告は、その移動デバイスによって用いられる所与の周波数帯域(又は候補周波数帯域)において感知された信号品質についての情報を含む。これらの信号測定報告は、その後、サービングされる移動デバイスに帯域幅の或る特定の部分を割り当てるための判断において、更には、信号品質が確立された判定基準を満たさないときに、移動デバイスを他の基地局(又は他の周波数帯域/他の無線アクセス技術(RAT))にハンドオーバするための判断において、基地局によって用いられる。例えば、移動デバイスが移動して所与の基地局から離れたときに、また、干渉問題が生じたときに、移動デバイスのハンドオーバが必要な場合がある。
現在の移動デバイスは通常、LTEだけでなく、複数の無線技術をサポートする。移動デバイスは、例えば、ブルートゥース(登録商標)又はWi−Fiトランシーバのような産業科学医療(ISM)無線帯域において動作するトランシーバ及び/又は受信機を含んでよい。さらに、移動デバイスは、ポジショニング機能及び関連する回路、例えば、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)トランシーバ及び/又は受信機も含んでよい。ISM及びGNSS(これ以降、一般に非LTEと呼ばれる)のいずれの無線技術も、LTE周波数帯域に近いか、又は部分的に重なり合う周波数帯域を用いる。これらの非LTE周波数帯域のうちの幾つかの帯域は、特定の用途のために免許を与えられるか(例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)帯域)、又は無免許の帯域とすることができ、幾つかの無線技術(ISM周波数帯域の同じ範囲を用いるブルートゥース標準規格及びWi−Fi標準規格など)によって使用され得る。それゆえ、これらの非LTE周波数帯域がどのように使用されるかは、LTE標準規格によって取り扱われず、LTE基地局によって制御されない。しかしながら、非LTE周波数帯域における送信は、それにもかかわらず、特に周波数帯域が重なり合うか、又は隣接する場合に、LTE帯域における送信に対して望ましくない干渉を依然として引き起こす(又はLTE帯域における送信から生じる望ましくない干渉を被る)場合がある。
そのような非LTE無線技術は、その移動デバイス自体によって、又はその付近にある他の移動デバイスによって用いられる場合があり、これらの無線技術は関連する標準規格(すなわち、LTE以外)に準拠するが、これらの移動デバイスのLTE送信に対して依然として望ましくない干渉を引き起こす(又はこれらの移動デバイスのLTE送信から干渉を被る)おそれがある。これは、エンドユーザがLTEトランシーバと同時にISMトランシーバを運用しているとき、例えば、ユーザがブルートゥースヘッドセットを用いてボイスオーバIP(VoIP)通話をしているときに特に当てはまる。基地局から受信されたLTE音声データが、同じ移動デバイス内に実装されるISMトランシーバを用いてヘッドセットに中継されるので、この場合、LTE送信及びISM送信が互いに干渉することは理解されよう。したがって、VoIP通話前にこの移動デバイスによって実行される任意の信号品質測定は、通話中に感知される実際の信号品質には対応しない。さらに、LTE基地局は移動デバイスの(そして自らの)LTE送信のみを制御することしかできないので、基地局によって行われるいかなる是正措置も、必然的に、ISMトランシーバが同時に運用されるために、移動デバイスによって感知される干渉を改善することはできない。
別の通常のシナリオでは、移動デバイスのLTEトランシーバがGNSS受信機(例えば、GPS受信機)に対して干渉を引き起こし、それにより、移動デバイスの現在位置を取得するのを難しくする可能性がある。この場合、LTE信号の明らかな途絶はない(移動デバイスによる信号品質測定は、許容可能な信号状態を指示することになる)が、LTEトランシーバが移動デバイスのGNSS受信機への干渉を引き起こすため、移動デバイスによるLTE送信がGNSS機能を使用できなくする可能性がある。
同じ移動デバイスにおいて通信が同時に生じる(例えば、LTE無線技術及び非LTE無線技術の同時使用の)結果として、このような干渉が生じるとき、その干渉は「デバイス内共存(IDC)干渉」と呼ばれる場合があり、それは「デバイス内共存(IDC)状況」を引き起こす。
LTE及びISM/GNSSの無線通信のために標準的な周波数帯域を同時に使用する移動デバイスの場合、通常のデバイス内共存シナリオは以下のものを含む。
・LTEバンド40無線送信機がISM無線受信機への干渉を引き起こす。
・ISM無線送信機がLTEバンド40無線受信機への干渉を引き起こす。
・LTEバンド7無線送信機がISM無線受信機への干渉を引き起こす。
・LTEバンド7/13/14無線送信機がGNSS無線受信機への干渉を引き起こす。
しかしながら、他の帯域及び/又は他の無線技術もLTE/ISM/GNSS送信に起因して干渉を受ける場合がある。
IDC干渉に起因する問題を軽減できるようにするために、移動デバイスは、サービング基地局に対して自らのIDC能力を指示する。受信された移動デバイスのIDC能力が、移動デバイスがIDCに対処できることを指示する場合には、サービング基地局は、IDC干渉に自律的に対処するように移動デバイスを構成する(いわゆる、「idc−config」設定を与えることによる)。それゆえ、移動デバイスがIDC状況に起因して干渉を受けるとき、その移動デバイスは、「idc−config」設定に従ってLTE送信及び/又は非LTE送信を調整することができ、それにより、受けている干渉を低減又は解消することができる。詳細には、移動デバイスは、「idc−config」パラメータにおいて指定される限度/レートまで、自らの(既に予定されており、それゆえ、予想される)LTE送信を「拒否する」(すなわち、一時中断するか、又は遅延させる)ことをネットワークによって許される。基本的には、これにより、移動電話はネットワークによって行われるLTEスケジューリング判断を一時的に無効にし、LTE送信が「自律的に」一時中断されている間に、ISMシグナリングを実行できるようになる。
しかしながら、IDC干渉状況の中には、基地局によって「idc−config」が与えられる場合であっても、移動デバイス単独では解決できないものもある。この場合、移動デバイスは、IDC状況についてネットワークに通知するために、IDC指示をネットワークに(例えば、アップリンクRRCメッセージにおいて)送信することが必要な場合がある。そのような状況に対処するために、3GPP標準規格は、移動デバイスがその問題を単独で解決できないとき、ネットワーク(すなわち、LTE基地局)が解決策を提供することができる3つの技法を提供する。3つの技法は、TDM(時分割多重化)による解決策、FDM(周波数分割多重化)による解決策、及び電力制御による解決策から成る。本明細書において用いられるときに、「解決策」は、検出された干渉の影響を解消するか、又は少なくとも軽減するために、移動デバイスによって用いられる場合がある制御及び/又は構成データを指すことは理解されよう。
TDMによる解決策は、無線信号の送信が別の無線信号の受信と同時に生じないことを確実にする。FDMによる解決策は、その移動デバイスのために、干渉を被る周波数とは別のサービング周波数を選択することからなる。電力制御による解決策は、干渉の影響を軽減するために無線送信電力を低減することを目指す。
これらの技法からの利益を享受するために、移動デバイスが、IDC状況が干渉を引き起こしていることを検出する場合には、移動デバイスは基地局に、IDC状況が生じたことを通知し(例えば、無線リソース制御(RRC)層シグナリングを用いる)、基地局が、IDC状況によって引き起こされる干渉に対処するのに最も適した技法を選択することができる支援情報(「IDC支援指示」と呼ばれる場合がある)を与える。例えば、基地局は、IDC状況を指示する移動デバイスに対して異なる周波数を選択してよい(FDMによる解決策)。代替的には、基地局は、その移動デバイスに対する送信を再構成してよい(例えば、不連続受信(DRX)を適用する、及び/又はそのサブフレームパターンを変更する)(TDMによる解決策)。基地局は自らの送信電力を調整し(又は移動デバイスの送信電力の調整を開始し)てもよい(電力制御による解決策)。
これらの技法の更なる詳細は、3GPP TS36.300標準規格書(v.11.5.0)のセクション23.4において確認され得る。「idc−config」設定の詳細は、3GPP TS36.331標準規格書(v.11.3.0)において確認され得る。いずれの標準規格書の内容も引用することにより本明細書の一部をなすものとする。
しかしながら、上記の解決策は、3GPP TR36.932(v.12.1.0)において規定される、いわゆる、小型セル高度化のシナリオに対して必ずしも適用可能であるとは限らない。本文脈における「小型セル」は、移動トラフィックの急増をサポートするために、特に屋内及び屋外のホットスポット展開に関して、LTEの場合に検討されている低電力ノード(例えば、ピコeNB又はフェムトeNB)のカバレッジエリアを指している。低電力ノードは一般的に、マクロノード及び基地局のセル(「マクロセル」)において用いられる通常の送信電力未満の通常の送信電力でセル(「小型セル」)を運用しているノードを指している。
詳細には、小型セル高度化シナリオのうちの幾つかは、分割された制御プレーン/ユーザプレーンアーキテクチャ(「C/U分割」と呼ばれる)に基づいており、このアーキテクチャでは、移動デバイスは、マクロセル(プライマリセル又は「Pセル」として動作する)を介して通信ネットワークとの制御プレーン接続を保持し、同時に、1つ又は複数の「小型セル」(セカンダリセル又は「Sセル」として動作する)を介してユーザプレーン接続を保持するように構成され、それにより、マクロセル内の負荷を低減する。実際には、この場合、移動デバイスは2つの別々のノード(すなわち、マクロ基地局及び低電力ノード)を介して、2つの別々の無線接続を使用しており、1つはユーザデータを送信/受信するための接続であり、もう1つはモビリティ管理、セキュリティ管理、認証、通信ベアラの設定などの移動デバイスの動作を制御するための接続である。
そのような状況において、いずれかの無線接続において干渉が生じるかもしれない。しかしながら、移動デバイスは、マクロ基地局から自らの「idc−config」設定(もしあるなら)を受信するように構成され、その設定は、マクロセル(C/Uプレーン分割の場合には、制御プレーンのみを搬送する)において生じるIDC状況を取り扱うように構成され、それゆえ、小型セル内で経験されたユーザプレーン干渉に取り組むために用いることはできない。「idc−config」が小型セル(又はマクロセル及び小型セルの両方)に適合するか、又は適用される場合であっても、相対的に多くの数の小型セルがあること、及び動作特性がおそらく異なること(マクロセルに比べて、更には他の小型セルに比べて)に起因して、そのような「idc−config」は、起こり得る全ての異なるIDC状況に対処することはできない。
さらに、移動デバイスは、IDC支援指示をマクロ基地局(そこを介して制御プレーン接続を有する)にしか送信することができず、ユーザプレーン接続を取り扱う低電力ノードに送信することはできない。しかしながら、低電力ノードによって用いられる相対的に低い送信電力レベルを考えると、小型セルを介してのユーザプレーン送信は、マクロセルを介しての制御プレーン送信より干渉の影響を受けやすい可能性がある。
移動デバイスが制御プレーンにおいて干渉を受け、これをマクロ基地局に通知する場合であっても、マクロ基地局の動作に何らかの変化があると、小型セルを介してのユーザプレーン接続に対して予想されない干渉を引き起こすおそれがある。
それゆえ、上記の問題を克服するか、少なくとも軽減するために、移動デバイス、基地局及び低電力ノードの動作を改善することが必要とされている。
本発明の実施形態は、通信ネットワーク内の干渉を低減するための改善された技法を提供することを目的とし、より詳細には、移動(セルラ)通信の移動通信デバイスとノードとの間の送信に対して引き起こされるか、又はその送信によって引き起こされる、無線干渉を軽減するための改善された技法を提供することを目的とする。
1つの態様では、本発明は、移動デバイスであって、第1の無線技術を用いて第1の基地局及び第2の基地局と通信するための第1の通信手段と、第2の無線技術を用いてワイヤレス通信デバイスと通信するための第2の通信手段と、該移動デバイス内の前記第1の無線技術及び前記第2の無線技術の共存の結果として生じる干渉を検出するための手段と、前記共存の結果として生じる前記干渉を検出するのに応答して、前記第1の基地局に、前記第2の基地局と通信することに関連付けられる少なくとも1つのパラメータを識別する共存情報を提供するための提供手段と、前記共存情報を提供するのに応答して、前記第1の基地局及び前記第2の基地局の少なくとも1つから、前記干渉を軽減するための制御情報を受信するための受信手段と、を備え、前記第1の通信手段は、前記制御情報に基づいて、前記第1の基地局及び/又は前記第2の基地局との通信を制御し、それにより、前記検出された干渉を軽減するように動作可能である、移動デバイスを提供する。
前記第1の通信手段は、前記第1の基地局を介して制御データを通信し、前記第2の基地局を介してユーザデータを通信するように動作可能であってよい。この場合、前記第1の通信手段は、前記第1の基地局を介してユーザデータを通信するように更に動作可能であってよい。
前記第1の通信手段は、前記第1の基地局を介して、制御データ及びユーザデータを通信し、ユーザデータを通信するための候補として前記第2の基地局を選択するように動作可能であってよい。この場合、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記第1の通信手段に、前記第1の基地局を介して制御データ及びユーザデータの通信を継続させる制御データから成ってよい。代替的に、前記第1の通信手段は、ユーザデータを通信するための候補として前記第2の基地局とは異なる基地局を選択するように動作可能であってよい。
前記制御データは、前記第1の通信手段に、周波数分割多重(FDM)による解決策を適用することによって前記検出された干渉を軽減させてよい。この場合、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記第1の通信手段に、前記第2の基地局とは異なる基地局を介してユーザデータを通信させる制御データから成ってよい。例えば、前記異なる基地局は前記第1の基地局であってよい。
前記制御データは、前記第1の通信手段に、時分割多重(TDM)による解決策を適用することによって前記検出された干渉を軽減させてよい。この場合、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記第2の通信手段が前記第2の無線技術を用いて前記ワイヤレス通信デバイスと通信している間に、前記第1の通信手段に、ユーザデータ及び/又は制御データの通信を回避させる制御データから成ってよい。
前記提供手段は、前記共存情報を前記第1の基地局に提供するように動作可能であってよく、前記受信手段は、前記第2の基地局を介して前記制御情報を受信するように動作可能あってよい。
前記移動デバイスは、デバイス内共存干渉に対処する前記移動デバイスの能力に関連する情報を与えるための手段を更に備えてよく、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記移動デバイスの前記能力に依存してよい。
共存情報を与えるための前記提供手段及び制御情報を受信するための前記受信手段は、前記基地局と無線リソース制御(RRC)メッセージを交換するように動作可能であってよい。
前記第1の無線技術は、長期発展型(LTE)標準規格による無線技術であってよい。前記第2の無線技術は、ブルートゥース、Wi−Fi及びGPS標準規格のいずれか1つによる無線技術であってよい。
別の態様では、本発明は、トランシーバ及びプロセッサを備える移動デバイスであって、前記トランシーバは、第1の無線技術を用いて第1の基地局及び第2の基地局と通信し、第2の無線技術を用いてワイヤレス通信デバイスと通信するように構成される。前記プロセッサは該移動デバイス内に前記第1の無線技術及び前記第2の無線技術が共存する結果として生じる干渉を検出するように構成される。前記トランシーバは、前記共存の結果として生じる前記干渉を検出するのに応答して、前記第1の基地局に、前記第2の基地局と通信することに関連付けられる少なくとも1つのパラメータを識別する共存情報を提供し、前記共存情報を提供するのに応答して、前記第1の基地局及び前記第2の基地局の少なくとも1つから前記干渉を軽減するための制御情報を受信するように構成される。前記第1の無線技術を用いて通信する前記トランシーバは、前記制御情報に基づいて、前記第1の基地局及び/又は前記第2の基地局との通信を制御し、それにより、前記検出された干渉を軽減するように動作可能である。
また別の態様では、本発明は、基地局であって、第1の無線技術を用いて移動デバイスと通信するための通信手段と、別の基地局と前記移動デバイスに関する制御データを交換するための手段と、前記移動デバイスから、該移動デバイス内に前記第1の無線技術及び第2の無線技術が共存する結果として干渉が生じたという指示であって、前記別の基地局と通信することに関連付けられる少なくとも1つのパラメータを識別する共存情報から成る、前記指示を受信するための受信手段と、前記共存情報に基づいて前記第1の無線技術と前記第2の無線技術との間の前記干渉を軽減する制御情報を生成するための手段と、前記干渉を軽減するために、前記生成された制御情報を前記移動デバイスに送信するための送信手段と、を備える、基地局を提供する。
前記制御情報は構成データから成ってよい。例えば、前記構成データはデバイス内共存構成データ(例えば、「idc−config」データ)から成ってよい。前記制御情報は、前記第1の無線技術及び/又は前記第2の無線技術の動作パラメータを変更する命令も含んでよい。
前記通信手段は、前記第1の基地局を介して前記移動デバイスのための制御データを通信し、前記第2の基地局を介して前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するように動作可能であってよい。この場合、前記通信手段は、前記第1の基地局を介して前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するように更に動作可能であってよい。
前記通信手段は、前記第1の基地局を介して前記移動デバイスのための制御データ及びユーザデータを通信し、前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するための候補として前記第2の基地局を選択するように動作可能であってよい。この場合、前記通信手段は、前記第1の基地局を介して前記移動デバイスのための制御データ及びユーザデータの通信を継続するように動作可能であってよい。代替的に、前記通信手段は、前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するための候補として前記第2の基地局とは異なる基地局を選択するように動作可能であってよい。
前記制御データは、前記移動デバイスに、周波数分割多重(FDM)による解決策を適用することによって前記検出された干渉を軽減させてよい。この場合、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記通信手段に、前記第2の基地局とは異なる基地局を介してユーザデータを通信させる制御データから成ってよい。例えば、前記異なる基地局は前記第1の基地局であってよい。
前記制御データは、前記移動デバイスに、時分割多重(TDM)による解決策を適用することによって前記検出された干渉を軽減させてよい。この場合、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記移動デバイスが前記第2の無線技術を用いて前記ワイヤレス通信デバイスと通信している間に、前記移動デバイスに、ユーザデータ及び/又は制御データの通信を回避させる制御データから成ってよい。
前記制御情報は、自律的拒否レート(ADR)構成から成ってよい。この場合、前記ADR構成は、前記第2の基地局を介した通信のための構成であってよい。
前記制御情報は、不連続受信(DRX)構成から成ってよい。この場合、前記DRX構成は、前記第2の基地局を介した通信のための構成であってよい。
前記制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)構成から成ってよい。この場合、前記HARQ構成は、前記第2の基地局を介した通信のための構成であってよい。
前記受信手段は、前記移動デバイスから前記共存情報を直接受信するように動作可能であってよく、前記送信手段は、前記第2の基地局を介して前記移動デバイスに前記制御情報を送信するように動作可能であってよい。
前記基地局は、デバイス内共存干渉に対処する前記移動デバイスの能力に関連する情報を入手するための入手手段を更に備えてよく、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記移動デバイスの前記能力に依存してよい。
前記入手手段は、前記第2の基地局から前記能力情報を入手するように動作可能であってよい。前記入手手段は、前記移動デバイスから前記能力情報を入手するようにも動作可能であってよい。この場合、前記入手手段は、前記移動デバイスから前記第2の基地局を介して前記能力情報を入手するように動作可能であってよい。
前記入手手段は、少なくとも1つのメッセージにおいて前記能力情報を受信するように動作可能であってよい。前記少なくとも1つのメッセージは、以下の情報要素、すなわち、前記第2の基地局の能力の指示を含む情報要素(例えば、「ピコIDC能力」IE)、自律拒否機能のためのパラメータを含む情報要素(例えば、「自律拒否パラメータ」IE)、前記移動デバイスのための支援情報を含む情報要素(例えば、「UE支援情報」IE)、前記第1の基地局のセルのために適用されることになる前記移動デバイスのためのDRX構成を含む情報要素(例えば、「drx−config_Pセル」IE)、前記第2の基地局のセルのために適用されることになる前記移動デバイスのためのDRX構成を含む情報要素(例えば、「drx−config_Sセル」IE)、前記移動デバイスのためのサブフレームパターンを含む情報要素(例えば、「サブフレームパターン」IE)、及び前記第2の基地局のセルのために適用されることになる前記移動デバイスのためのTDM支援情報を含む情報要素(例えば、「Tdm−支援情報Sセル」IE)から選択された、少なくとも1つの情報要素(IE)を含む。
前記共存情報を受信するための前記受信手段及び前記制御情報を送信するための前記送信手段は、前記移動デバイスと無線リソース制御(RRC)メッセージを交換するように動作可能であってよい。
更なる様態では、本発明は、トランシーバ及びプロセッサを備える基地局であって、前記トランシーバは、第1の無線技術を用いて移動デバイスと通信し、別の基地局と前記移動デバイスに関する制御データを交換し、前記移動デバイスから、該移動デバイス内に前記第1の無線技術と第2の無線技術とが共存する結果として干渉が生じたという指示を受信するように構成され、該指示は、前記別の基地局と通信することに関連付けられる少なくとも1つのパラメータを識別する共存情報から成る。前記プロセッサは、前記共存情報に基づいて前記第1の無線技術と前記第2の無線技術との間の前記干渉を軽減する制御情報を生成するように構成され、前記トランシーバは、前記干渉を軽減するために、前記生成された制御情報を前記移動デバイスに送信するように構成される。
本発明は、また、上記の移動デバイスと、前記第1の基地局及び前記別の基地局とを備える、システムを提供する。
更なる様態では、本発明は、第1の無線技術を用いて第1の基地局及び第2の基地局と通信し、第2の無線技術を用いてワイヤレス通信デバイスと通信するように構成される移動デバイスによって実行される方法であって、該方法は、前記移動デバイス内に前記第1の無線技術及び前記第2の無線技術が共存する結果として生じる干渉を検出することと、前記共存する結果として生じる前記干渉を検出するのに応答して、前記第1の基地局に、前記第2の基地局と通信することに関連付けられる少なくとも1つのパラメータを識別する共存情報を提供することと、前記共存情報を提供するのに応答して、前記第1の基地局及び前記第2の基地局の少なくとも1つから、前記干渉を軽減するための制御情報を受信することと、を含み、前記第1の無線技術を用いて前記通信することは、前記制御情報に基づいて、前記第1の基地局及び/又は前記第2の基地局との通信を制御し、それにより、前記検出された干渉を軽減するように構成される、方法を提供する。
本発明は、また、第1の無線技術を用いて移動デバイスと通信するように構成される基地局によって実行される方法であって、該方法は、別の基地局と前記移動デバイスに関する制御データを交換することと、前記移動デバイスから、前記移動デバイス内に前記第1の無線技術及び第2の無線技術が共存する結果として干渉が生じたという指示であって、前記別の基地局と通信することに関連付けられる少なくとも1つのパラメータを識別する共存情報から成る、前記指示を受信することと、前記共存情報に基づいて前記第1の無線技術と前記第2の無線技術との間の前記干渉を軽減するための制御情報を生成することと、前記干渉を軽減するために、前記生成された制御情報を前記移動デバイスに送信することと、を含む、方法を提供する。
本発明の態様は、上記で示した、又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記述されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピュータをプログラムするように動作可能である、その上に記憶された命令を有するコンピュータ可読記憶媒体のようなコンピュータプログラム製品にまで及ぶ。
次に、本発明の実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明が適用可能であるタイプの移動通信システムを示す概略図である。 図1の移動通信システムの例示的な展開シナリオを示す概略図である。 図1に示される移動通信システムの移動デバイス上で実現される種々の無線トランシーバ回路を示す概略図である。 図1に示される移動通信システムの一部を形成する移動デバイスのブロック図である。 図1に示される移動通信システムの一部を形成するマクロ基地局のブロック図である。 図1に示される移動通信システムの一部を形成する低電力ノードのブロック図である。 図1に示される移動通信システムの要素によって分割制御プレーン/ユーザプレーン機能を実現するためのプロトコルスタックの概略図である。 図1に示される移動通信システムの一部を形成する基地局によって実行される方法を示す例示的な流れ図である。
概説
図1は移動(セルラ)通信システム1を概略的に示しており、移動デバイス3(例えば、移動電話)のユーザが複数の基地局5−1、5−2のそれぞれと、コアネットワーク7とを介して他のユーザと通信することができる。図1に示されるシステムでは、基地局5−1はマクロ基地局であり、基地局5−2はピコ基地局(又は他の低電力ノード)である。更なる基地局(図示せず)が、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)又はGSM(登録商標)(グローバル移動通信システム)EDGE(GSM進化型高速データレート)無線アクセスネットワーク(GERAN)標準規格などの異なる標準規格に従って動作してよい。
コアネットワーク7は、モビリティ管理エンティティ(MME)12と、サービングゲートウェイ(SGW)14と、PDNゲートウェイ(PGW)16とを備える。
各基地局5は少なくとも1つの基地局セルを運用し、各セルは、移動デバイス3と対応する基地局5との間のワイヤレス通信のために利用可能である、多数のアップリンク及びダウンリンク通信リソース(チャネル、サブキャリア、タイムスロットなど)を有する。この例示的な実施形態では、説明を簡単にするために、移動デバイス3は、2つの個々の基地局5との1つのユーザプレーン接続及び1つの制御プレーン接続を有すると仮定されるが、展開されたシステムでは、移動デバイス3は、複数の基地局との複数のユーザプレーン接続及び複数の制御プレーン接続を同時に有してもよい。この例では、基地局5によって利用される無線アクセス技術(RAT)は、周波数分割多重(FDD)又は時分割多重(TDD)のいずれかに従って動作する。
TDDでは、(基地局5の)通信チャネルの時間領域が固定長の幾つかの周期的なタイムスロットに分割され、それらのタイムスロットにおいて、基地局との間の通信をスケジューリングすることができる。TDDにおいて動作中に、各データストリームをそのチャネルの異なるタイムスロットにスケジューリングする(実際には、「代わる代わる使用する」)ことによって、1つの通信チャネルのサブチャネルにおいて、基地局5と移動デバイス3との間の2つ以上のデータストリームを見掛け上同時に転送することができる。FDDでは、基地局5が利用可能な帯域幅は、重なり合わない一連の周波数サブ帯域に分割され、各サブ帯域は基地局5を介して通信するために移動デバイス3に割り当てられてよい周波数リソースから成る。
サービング基地局5は、デバイスに送信されることになるデータ量に依存して、移動デバイス3にダウンリンクリソースを割り当てる。同様に、基地局5は、移動デバイス3が基地局5に送信しなければならないデータ量及びデータタイプに依存して、移動デバイス3にアップリンクリソースを割り当てる。アップリンクリソース及びダウンリンクリソースは通常、特定の基地局5によって用いられる周波数範囲内の周波数リソースのブロックである、物理リソースブロック(PRB)から成る。
アップリンクリソース及びダウンリンクリソースの割当て中に、基地局5は、移動デバイス3によって用いられる(移動デバイス3に割り当てられる)所与の周波数上で利用可能な信号品質も考慮に入れる。サービング基地局5は、現在の送信需要及び信号状態(移動デバイス3によって報告される)も考慮に入れて、移動デバイス3にPRBを動的に割り当てる。基地局5は一般的に、自らがサービングしている各移動デバイス3が十分な送信機会を有し、最適な送信電力で通信し、他の移動デバイス3との干渉又は基地局5との干渉を引き起こされないように、利用可能な帯域幅を最大限に使用することを目指す。
この例示的な実施形態では、最初に、移動デバイス3はマクロ基地局5−1のみに接続され、制御プレーン接続のみを有するか(例えば、通信ネットワークへのアタッチメントの初期段階)、又はマクロ基地局5−1を介して設定された制御プレーン接続及びユーザプレーン接続の両方を有する。しかしながら、移動デバイス3は、マクロ基地局5−1及びピコ基地局5−2それぞれと別々の制御プレーン接続及びユーザプレーン接続(C/U分割)を用いることができる。C/U分割機能は、例えば、現在のネットワーク負荷、移動デバイス3によって報告された信号状態などに起因して、マクロ基地局5−1によってトリガされてよい。それゆえ、マクロ基地局5−1が、C/U分割機能が好都合である(かつ、C/U分割機能が移動デバイス3によってサポートされる)と判断する場合には、マクロ基地局5−1は、適切な低電力ノード(ピコ基地局5−2など)を選択し、その移動デバイス3のための新たなユーザプレーン接続を、選択されたノード5−2に設定する(又は既存のユーザプレーン接続を移動させる)(ただし、この移動デバイス3ための制御プレーン接続は依然として自らを介してルーティングする)。複数の低電力ノードを有する移動通信システムの例示的な展開シナリオが図2に示される。この例示的なシナリオでは、マクロ基地局5−1が、このピコ基地局5−2のセルが移動デバイス3にアクセス可能である(すなわち、移動デバイス3がその範囲内にあり、互換性がある技術を使用し、使用を許可されたなど)と判断する場合には、マクロ基地局5−1は、図示されるように、ピコ基地局5−2を選択してよい。
再び図1を参照すると、移動デバイス3は、産業科学医療(ISM)周波数帯域のリソースを使用する無線技術のような非LTE無線技術を用いて通信することもできる。例えば、移動デバイス3は、電気電子技術者協会(IEEE)によって規定される標準規格の802.11ファミリのうちの1つに従って動作するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)(図示せず)のWi−Fiアクセスポイント8と通信することができる。移動デバイス3は、例えば、ブルートゥーススペシャルインタレストグループ(SIG)によって規定されるブルートゥース標準規格に従って動作するワイヤレスヘッドセット9と通信することもできる。さらに、移動デバイス3は、ポジショニング技術もサポートし、したがって、例えば、GPS信号を用いて測位衛星10と通信する。
移動デバイス3とアクセスポイント8、ワイヤレスヘッドセット9及び/又は測位衛星10との間の通信は、移動デバイス3と基地局5との間の通信と実質的に同時に生じる場合があり、この同時通信が望ましくない干渉(すなわち、IDC干渉)を引き起こす可能性がある。
IDC干渉の問題が図3において更に示されており、図3は、例示にすぎないが、図1に示される移動デバイス3において実現される種々の無線トランシーバ回路を概略的に示す。
図3に示されるように、移動デバイス3は、LTEベースバンド回路300aと、GNSSベースバンド回路300bと、ISMベースバンド回路300cとを備える。各ベースバンド回路300a〜300cは無線周波数(RF)トランシーバ(又は受信機)、すなわち、LTEトランシーバ301a、GNSSトランシーバ301b及びISMトランシーバ301cにそれぞれ結合される。LTE帯域内の通信はLTEアンテナ303aを用いて実行される。同様に、非LTE帯域内の通信は、それぞれのGNSSアンテナ303b及び/又はISMアンテナ303cを用いて実行される。
図3において破線矢印によって示されるように、トランシーバ301a〜301cのいずれかが、同じ移動デバイス3内で動作している他のトランシーバのうちのいずれか1つからの干渉を被る場合がある。
有利なことに、移動デバイス3及び基地局5は、任意のそのようなデバイス内共存(IDC)干渉を協調して軽減するように構成される。
移動デバイス3はIDC干渉を検出し、干渉の性質についての情報を確立した後に、移動デバイス3は最初に、例えば、時間に基づく解決策(利用可能な場合には、「idc−config」設定において規定される)においてLTE無線通信及び/又は非LTE無線通信のタイミングを変更することによって、干渉自体を取り扱うことを試みる。しかしながら、これが十分に成功しない場合には、移動デバイス3はIDC支援情報を生成し、生成された支援情報をマクロ基地局5−1に通信し、干渉を低減するか、又は解消するのに適した是正措置を講じるように基地局5を支援する。有利なことに、移動デバイス3は、IDC支援情報に、その干渉が制御プレーン及び/又はユーザプレーンに関連するか否か、どのセル及びどの周波数(又は周波数帯域)が干渉を受けているか、移動デバイス3によって自律的な是正措置が適用されたか否かなどの指示を含む。マクロ基地局5−1及びピコ基地局5−2の両方のセルにおいて干渉の軽減に成功するために、この情報は、必要な範囲まで、それらの基地局間で共有される。この情報に加えて、マクロ基地局5−1及びピコ基地局5−2は、互いに、その能力、優先事項、動作パラメータなどに関する情報も共有する。有益なことに、この例では、そのような基地局特有情報は、特定の移動デバイス3のためのC/U分割機能が呼び出される前に、例えば、基地局5間の定期的な接続設定/保守手順の一部として共有される。
それゆえ、このシステムでは、マクロ基地局5−1は、移動デバイス3によって与えられる任意のIDC指示を考慮に入れることができ、そのデバイスのためのC/U分割機能を管理する(例えば、設定する、終端する、再構成する)ときに、ピコ基地局5−2によって与えられる任意の情報も考慮に入れることができる。マクロ基地局5−1は、移動デバイス3のためのユーザプレーンシグナリングを搬送するために現在の(又は候補)低電力ノードとして動作するピコ基地局5−2と情報を交換する。マクロ基地局5−1とピコ基地局5−2との間で交換される情報は、例えば、移動デバイス3の能力についての情報、ピコ基地局5−2の能力についての情報、ピコ基地局5−2の構成についての情報(現在の/好ましい/最適な構成など)、移動デバイス3のための「idc−config」設定、移動デバイス3から受信されたIDC指示(又はその一部)、ピコ基地局5−2及び/又は移動デバイス3を制御するための制御データなどを含んでよい。
情報(移動デバイス3から受信されたIDC指示以外)は、基地局5間に設けられるX2インターフェースを用いて基地局5間で交換されるので、エアインターフェースリソースの利用を最適化することができる。しかしながら、マクロ基地局5−1は、任意の既存のIDC状況を認識しており、移動デバイス3及びピコ基地局5−2の両方の能力及び設定も認識しているので、移動デバイス3を更に複雑にすることなく、適時に、適切な動作方針を判断し、任意のIDC干渉に(その干渉がマクロセルに対して検出されるか、小型セルに対して検出されるかに関係なく)対処することができる。
上記の手法を用いて、制御プレーンが異なるセル(マクロセル)を介してルーティングされる場合であっても、小型セル内の干渉を回避することができる。小型セル内でユーザデバイスに対する干渉を完全には回避できない稀な場合であっても、その小型セルを運用するピコ基地局(低電力ノード)5−2は、生じている任意のIDC干渉について知ることができ、それゆえ、移動デバイス(ユーザデバイス)3のためのユーザプレーン接続への外乱を最小限に抑えながら、その干渉の影響を軽減することができる。
移動デバイス
図4は、図1に示される移動通信システム1の一部を形成する移動デバイス3のブロック図である。図示されるように、移動デバイス3は、1つ又は複数のアンテナ303a〜303cを介して、基地局5に信号を送信し、基地局5から信号を受信するように動作可能である複数のトランシーバ回路301a〜301cを含む。また、移動デバイス3は、コントローラ307によって制御され、ユーザが移動デバイス3とやりとりできるようにするユーザインターフェース305も含む。
コントローラ307は、メモリ309に記憶されるソフトウエア及びデータに従って複数のトランシーバ回路301a〜301cの動作を制御する。ソフトウエアは、数ある中でも、オペレーティングシステム311と、LTEモジュール313と、ISMモジュール315と、GNSSモジュール317と、干渉検出モジュール319と、報告モジュール321とを含む。
LTEモジュール313は、LTE無線技術を用いて、移動デバイス3の通信を制御するように動作可能である。LTEモジュール313は、基地局5から(LTEトランシーバ回路301a及びLTEアンテナ303aを介して)命令を受信し、それらの命令をメモリ309に記憶する。受信された命令に基づいて、LTEモジュール313は、LTE通信において用いられる、適切な周波数帯域、送信電力、変調モードなどを選択するように動作可能である。また、LTEモジュール313は、基地局5がサービングしている移動デバイスの間でリソースを割り当てる際に基地局5を支援するために、送信のためにスケジューリングされたアップリンクデータ及び/又はダウンリンクデータの量及びタイプについて基地局5を更新するようにも動作可能である。
ISMモジュール315は、移動デバイス3のISM通信を制御するように動作可能である。その際、ISMモジュール315は、例えば、アクセスポイント8から受信されたデータを使用することができ、及び/又はワイヤレスヘッドセット9と通信することができる。
GNSSモジュール317は、移動デバイス3の現在の地理的位置を取得し、移動デバイス3のGNSS通信を制御するように動作可能である。その際に、GNSSモジュール317は、例えば、測位衛星10から受信されたデータを使用することができる。
受信された制御データとは別に、デフォルト制御パラメータがメモリ309に記憶され、移動デバイス3の通信を必要に応じて制御するために、LTE/ISM/GNSSモジュール313〜317のいずれかによって使用され得る。
干渉検出モジュール319は、LTEモジュール313、ISMモジュール315及びGNSSモジュール317による通信に対して引き起こされる干渉を検出するように動作可能である。詳細には、干渉検出モジュール319は、LTEモジュール313、ISMモジュール315及びGNSSモジュール317のいずれかによる通信の共存に起因して生じた干渉を検出するように動作可能である。干渉検出モジュール319は、例えば、基準信号受信電力(RSRP)、受信電力受信品質(RSRQ)測定などの信号測定を実行することによって、干渉を検出することができる。また、干渉検出モジュール319は、複数のトランシーバ回路301a〜301cの動作を監視し、例えば、複数のトランシーバ回路301a〜301cを用いた通信のためのビットレート(又は誤り率、誤り数)の指標を確立することによって、干渉を検出することもできる。測定されたビットレートは、アップリンク及びダウンリンクのために別々に確立され得る。
報告モジュール321は、IDC支援情報を生成し、その情報を基地局5に送信するように動作可能である。その際に、報告モジュール321は、LTEモジュール313、ISMモジュール315、GNSSモジュール317及び/又は干渉検出モジュール319から必要に応じてデータを入手するように動作可能である。報告モジュール321は、LTEトランシーバ回路301aを介して基地局5に関連するメッセージを送信することによって、デバイス内干渉の発生を指示する。この例示的な実施形態では、そのメッセージは、専用無線リソース制御(RRC)メッセージ(例えば、RRCデバイス内共存指示メッセージなど)から成るが、任意の適切なシグナリングを用いることができる。
マクロ基地局
図5は、図1に示される移動通信システム1の一部を形成するマクロ基地局5−1のブロック図である。図示されるように、マクロ基地局5−1は、1つ又は複数のアンテナ503を介して移動デバイス3に信号を送信し、移動デバイス3から信号を受信するように動作可能であり、ネットワークインターフェース505(銅又は光ファイバインターフェースとすることができる)を介してコアネットワーク7及び他の基地局5(ピコ基地局5−2など)に信号を送信し、コアネットワーク7及び他の基地局5(ピコ基地局5−2など)から信号を受信するように動作可能であるトランシーバ回路501を含む。コントローラ507は、メモリ509に記憶されたソフトウエア及びデータに従って、トランシーバ回路501の動作を制御する。ソフトウエアは、数ある中でも、オペレーティングシステム511、通信制御モジュール513、干渉管理モジュール515及びスケジューラモジュール517を含む。
通信制御モジュール513は、トランシーバ回路501及び1つ又は複数のアンテナ503を介して、マクロ基地局5−1と外部デバイスとの間の通信を制御する。
干渉管理モジュール515は、移動デバイス3から支援情報を受信し、処理する。また、干渉管理モジュール515は、隣接する基地局5(ピコ基地局5−2など)の能力、優先事項、動作パラメータに関連する情報も入手し、その情報は、その後、メモリ509に記憶される。また、干渉管理モジュール515は、得られた支援情報と、隣接する基地局5から得られた情報とに基づいて、例えば、このマクロ基地局5−1によって、及び/又はピコ基地局5−2によって(C/U分割が実施されている場合)サービングされる移動デバイス3への時間及び周波数リソースの割当てを管理することによって、移動デバイス3においてIDC干渉を低減するために講じられるべき適切な措置を判断するように動作可能である。
スケジューラモジュール517は、アップリンクリソース及びダウンリンクリソースの割当てのために移動デバイス3からの要求を受信し、処理するように動作可能である。また、スケジューラモジュール517は、干渉管理モジュール515から、任意の干渉低減措置を特定する情報を入手するように動作可能であり、影響を受けた移動デバイス3にリソースを割り当てるときに、これらの情報を考慮に入れる。
ピコ基地局
図6は、図1に示される移動通信システム1の一部を形成するピコ基地局5−2のブロック図である。図示されるように、ピコ基地局5−2は、1つ又は複数のアンテナ603を介して移動デバイス3に信号を送信し、移動デバイス3から信号を受信するように動作可能であり、ネットワークインターフェース605(銅又は光ファイバインターフェースとすることができる)を介してコアネットワーク7及び他の基地局5(マクロ基地局5−1など)に信号を送信し、コアネットワーク7及び他の基地局5(マクロ基地局5−1など)から信号を受信するように動作可能であるトランシーバ回路601を含む。コントローラ607は、メモリ609に記憶されるソフトウエア及びデータに従って、トランシーバ回路601の動作を制御する。ソフトウエアは、数ある中でも、オペレーティングシステム611、通信制御モジュール613、干渉管理モジュール615及びスケジューラモジュール617を含む。
通信制御モジュール613は、トランシーバ回路601及び1つ又は複数のアンテナ603を介して、マクロ基地局5−1と外部デバイスとの間の通信を制御する。
干渉管理モジュール615は、移動デバイス3から支援情報を受信し、処理する(直接的に、又はマクロ基地局5−1を介して)。また、干渉管理モジュール615は、隣接する基地局5(マクロ基地局5−1など)の能力、優先事項、動作パラメータに関連する情報も入手し、その情報は、その後、メモリ609に記憶される。また、干渉管理モジュール615は、得られた支援情報と、隣接する基地局5から得られた情報とに基づいて、例えば、このピコ基地局5−2によってサービングされる移動デバイス3への時間及び周波数リソースの割当てを管理することによって、移動デバイス3においてIDC干渉を低減するために講じられるべき適切な措置を判断するように動作可能である。
スケジューラモジュール617は、アップリンクリソース及びダウンリンクリソースの割当てのために移動デバイス3からの要求を受信し、処理するように動作可能である。また、スケジューラモジュール617は、干渉管理モジュール615から、任意の干渉低減措置を特定する情報を入手するように動作可能であり、影響を受けた移動デバイス3にリソースを割り当てるときに、これらの情報を考慮に入れる。
上記説明において、移動デバイス3及び基地局5は、理解を容易にするために、複数の離散的なモジュール(通信制御モジュール及びLTE/ISM/GNSSモジュール等)を有するように説明されている。これらのモジュールは、例えば、既存のシステムが本発明を実施するように変更された或る特定の用途については、このように提供することができるが、他の用途、例えば、最初から本発明の特徴を考慮して設計されたシステムでは、これらのモジュールは、総合的なオペレーティングシステム又はコード内に組み込まれる場合があり、そのため、これらのモジュールは、離散的なエンティティとして認識できない場合がある。
動作
図7は、分割制御プレーン/ユーザプレーン機能を実施するための、図1に示される通信システムの要素の概説である。また、図7はこれらのネットワーク要素のそれぞれのプロトコルスタックも示す。
この図において見ることができるように、S1−MMEシグナリング(S1インターフェースを経由する)を用いてMME12とマクロ基地局5−1との間に、かつRRCシグナリング(エアインターフェースを経由する)を用いてマクロ基地局5−1と移動デバイス3との間に、制御プレーン接続が設けられる。
一方、コアネットワーク7とピコ基地局5−2との間に(S1インターフェースを経由する)、かつエアインターフェース(制御プレーンのために使用されるエアインターフェースとは異なる)を介してピコ基地局5−2と移動デバイス3との間に、ユーザプレーン接続が設けられる。代替的には、ピコ基地局5−2がコアネットワーク7に直接接続されない場合には、例えば、非3GPPネットワークを介して、PGW16(図1)とピコ基地局5−2との間でインターネットプロトコル(IP)トンネリングを用いることができる。
マクロ基地局5−1及びピコ基地局5−2は、例えば、基地局特有の構成及び/又は制御データを交換するために、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
コアネットワーク7を通してのユーザプレーンデータのルーティングを管理するために、MME12とSGW14との間にS5/S8インターフェースが設けられる。
この種のアーキテクチャでは、少なくとも以下のシナリオの結果として、IDC干渉問題が生じるおそれがある。
・シナリオ0:ピコ基地局5−2を介してC/U分割がまだ構成されていない。しかしながら、ピコ基地局5−2によって用いられる周波数は、ISM周波数付近にあり、移動デバイス3は、その周波数に関連する干渉問題を既に指示している。
・シナリオ1:マクロ基地局5−1はC−プレーン機能を提供し、ピコ基地局は移動デバイス3のためのU−プレーントラフィックを処理する(すなわち、マクロセルを介してのユーザベアラは存在しない)。ピコ基地局5−2によって用いられる周波数はISM周波数付近にある。
・シナリオ2:マクロ基地局5−1はC−プレーン機能を提供し、少なくとも1つのユーザプレーンベアラ、例えば、ボイスオーバIP(VoIP)又は他の高サービス品質(QoS)ベアラを処理する。ピコ基地局は移動デバイス3のための他のU−プレーントラフィックを処理する。ピコ基地局5−2によって用いられる周波数はISM周波数付近にある。
・シナリオ3:マクロ基地局5−1はC−プレーン機能を提供し、ピコ基地局は移動デバイス3のためのU−プレーントラフィックを処理する。マクロ基地局5−1によって用いられる周波数はISM周波数付近にある。
・シナリオ3a:マクロ基地局5−1は移動デバイス3のためのC−プレーン及びU−プレーンの両方の機能を提供する(C/U分割は最初に構成されていない)。マクロ基地局5−1によって用いられる周波数はISM周波数付近にある。
・シナリオ4:マクロ基地局5−1はC−プレーン機能を提供し、少なくとも1つのユーザプレーンベアラ、例えば、VoIP又は他の高QoSベアラを処理する。ピコ基地局5−2は移動デバイス3のための他のU−プレーントラフィックを処理する。マクロ基地局5−1によって用いられる周波数はISM周波数付近にある。
・シナリオ5:マクロ基地局5−1によって用いられる周波数及びピコ基地局5−2によって用いられる周波数の両方が1つ又は複数のISM周波数(例えば、バンド7及び/又はバンド40)付近にある。
以下では、図8を参照しながら、上記のリストにおいて挙げられる干渉シナリオごとに取り得る解決策を説明する。
シナリオ0
特定の移動デバイス3のためにC/U分割がまだ構成されていない場合に、基地局5及び移動デバイス3は、以下のように、干渉を有利に低減することができる。
1)移動デバイス3は自らのIDC能力を(例えば、そのマクロ基地局5−1での登録中に)マクロ基地局5−1に通知する(ステップS800)。図8には示されないが、マクロ基地局5−1は、ピコ基地局5−2を含む、その隣接する基地局の動作に関連する情報も(例えば、基地局間のX2設定手順中に)入手している。
2)マクロ基地局5−1は、移動デバイス3のための「idc−config」設定を構成する(ステップS801)。マクロ基地局5−1は、任意の以前に受信されたIDC指示と、ピコ基地局5−2の動作周波数に関連する(すなわち、ISMバンド付近の周波数(バンド7及びバンド40)に関する)任意の情報とを考慮に入れる。基地局5間のX2インターフェースの初期設定中に、それぞれのE−UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN)が既に交換されているので、IDC問題が存在するか否かを判断するために、基地局5間で新たな情報を交換する必要はない。
この移動デバイス3のためのC/U分割はまだ構成されていないため、このシナリオにおいてステップS802はまだ実行されていない。
3)マクロ基地局5−1は、移動デバイス3から、ピコ基地局5−2によって使用される周波数が干渉を受けていることを指示するIDC指示を(例えば、「RRC:IDC指示」メッセージにおいて)受信する(ステップS803)。移動デバイス3は、例えば、マクロ基地局5−1によって与えられる「idc−config」設定が、受けているIDC干渉(例えば、実際にはまだ指示されていない干渉から生じる)を十分に軽減しなかったときに、そのような指示を生成し、送信することができる。
4)入手可能な情報を用いて、マクロ基地局5−1は、例えば、以下のような最良の動作方針を決定する。
・この移動デバイス3のためのC/U分割の構成を回避する(FDMによる解決策が用いられることになる場合)。
・この移動デバイス3のためのC/U分割を構成するために異なる周波数において動作する別のセルを選択する(異なるFDMによる解決策が用いられることになるとき)。
・TDMによる解決策を適用する(シナリオ1の場合に後に更に詳細に論じられる)。
マクロ基地局5−1が既に、この移動デバイス3のためのC/U分割を構成する過程にある場合には(例えば、ステップS802及びS803が実質的に同時に実行される場合には)、基地局5はC/U分割手順を終了し、上記のオプションとは異なる方策を選択することに決めることができる。
5)マクロ基地局5−1(場合によっては、移動デバイス3及び/又はピコ基地局5−2も関与する)は、ステップS804において選択された動作方針に従って指示された干渉を処理する(ステップS805)。さらに、マクロ基地局5−1が、そうすることが有益である(又は可能である)と判断する場合には、入手可能な任意の情報も考慮に入れて、適切なときに、移動デバイス3のためのC/U分割を構成する(ステップS806)。
シナリオ1及び2
この場合、C/U分割が実施されており、マクロ基地局5−1が移動デバイス3のためのユーザプレーン接続も提供しているか否かに関係なく、ピコ基地局5−2によって使用される周波数上で干渉が生じている。この場合、以下の手法を用いることができる。
ステップ1)及び2)(すなわち、図8のステップS800及びS801)は上記のシナリオ0に場合に説明されたのと同じである。
3)マクロ基地局5−1は、選択されたピコ基地局5−2のバンドに関する潜在的な干渉を意識することなく、移動デバイス3のためのC/U分割を構成する(ステップS802)。
4)移動デバイス3によって、移動デバイス3が単独で解決することができないIDC干渉が検出されたとき、移動デバイス3は、IDC指示(例えば、「RRC:IDC指示」メッセージ)を生成し、マクロ基地局5−1に送信する(ステップS803)。
5)マクロ基地局5−1は適切なIDC解決策を選択する(ステップS804):
・FDMによる解決策−マクロ基地局5−1は、現在使用されている小型セルに対するIDC指示の受信時に別の小型セルを選択する:
°現在のピコ基地局5−2から、現在のピコ基地局5−2によって使用される周波数とは異なる周波数において動作する異なるピコ基地局(例えば、X2設定中に得られた関連するEARFCNに基づく)にユーザプレーン接続をハンドオーバする。
°ユーザプレーン接続をハンドオーバする代わりに、マクロ基地局5−1は、現在のピコ基地局5−2におけるユーザプレーンベアラを単に解放し、異なるピコ基地局(例えば、EARFCNなど用いて選択される場合がある)を介してユーザプレーンベアラを(再)確立することができる。
°ユーザプレーン接続をマクロ基地局5−1のセルにハンドオーバする(すなわち、ユーザプレーントラフィックのためのサービス連続性も確保しながら、ユーザプレーンベアラ及び制御プレーンベアラを統合する)。
°ピコ基地局5−2においてユーザプレーンベアラを解放し、ユーザプレーンベアラをマクロ基地局5−1のセルを介して(再)確立する(すなわち、ユーザプレーントラフィックのためのサービス連続性を確保することなく、ユーザプレーンベアラ及び制御プレーンベアラを統合する)。
・TDMによる解決策−マクロ基地局5−1は、IDC指示の受信時に、現在の小型セルを介してのユーザプレーン接続を保持するが、以下の可能性に従って、そのセルにおけるユーザプレーン送信のタイミングを変更する。
°マクロ基地局5−1は、ピコ基地局5−2を介して通信するために適用されることになる移動デバイス3のための「自律拒否レート」を構成することができる。一般的に、自律拒否レート(3GPP TS36.331において規定される)は、特定の移動デバイス3による送信のためにリソースがスケジューリングされた場合であっても、移動デバイス3がスキップすることを許される、サブフレームの数「y」当たりのサブフレームの数「x」を定義する。「x」の値は集合{2、5、10、15、20、30}から選択される場合があり、「y」の値は集合{200、500、1000、2000}から選択される場合がある。スケジューリングされた(それゆえ、予想された)LTE送信をスキップすることによって、移動デバイス3は、(LTE通信及び非LTE通信は同時に生じないので)干渉を生じることなく、非LTE送信を実行することができる。したがって、自律拒否は、IDC干渉の影響を軽減することができるが、最大でも、移動デバイス3のために構成される自律拒否レートによって規定される「限界」までに限られる。さらに、自律拒否レートは通常、移動デバイス3による全ての通信に対して適用される。しかしながら、この場合、マクロ基地局5−1は、有利なことに、ピコ基地局5−2のセルを介しての送信に特有の自律拒否レートによって移動デバイスを構成する。この手法は、自らの既存の自律拒否レート構成(ピコ基地局5−2以外の基地局を介しての通信に依然として当てはまる)に違反することなく、移動デバイス3がピコ基地局5−2セルにおいて用いられる(問題のある)周波数を介して通信できるようにする。
°マクロ基地局5−1は、移動デバイス3によって与えられるTDM支援情報を使用することができる。DRX構成(すなわち、通常はエネルギーを節約するためであるが、この場合には、干渉の影響を低減するために、移動デバイス3のトランシーバ回路301を定期的にオフに切り替えるための設定)及び/又はハイブリッド自動再送要求(HARQ)構成(すなわち、チャネル品質に応じて、誤り訂正を動的に適応させることができるようにする設定)がピコ基地局5−2の制御下にあるので、移動デバイス3は、マクロ基地局5−1にそのような情報を提供するように構成されない。しかしながら、この場合、マクロ基地局5−1は、有利なことに、ピコ基地局5−2からTDM支援情報を入手することができ、その情報を、特定の移動デバイス3を構成するときに考慮に入れることができる。これにより、移動デバイス3とマクロ基地局5−1との間でTDM支援情報の直接通信を必要とすることなく、干渉問題を解決できるようになる(このタイプの情報は通常、その情報が当てはまるベアラ、すなわち、この場合には、移動デバイス3とピコ基地局5−2との間のベアラを用いて交換されるので、いずれにしても直接通信は実現可能でない場合がある)。マクロ基地局5−1は、移動デバイス3によって(すなわち、IDC支援情報において)報告される周波数を、このシナリオにおいてIDC支援が関連するピコ基地局5−2を含む、隣接局によって用いられる周波数と比較することによって、(マクロ基地局5−1が入手可能な全てのTDM支援情報から)使用されることになる適切なTDM支援情報を識別することができる。
このシナリオでは、マクロ基地局5−1において用いられる周波数に関して干渉問題は存在せず、それゆえ、マクロ基地局5−1と移動デバイス3との間でIDC関連構成及び/又は報告は実行されない(すなわち、ステップS803が、ピコ基地局5−2を介して間接的に受信される)が、マクロ基地局5−1は依然として、適切な動作方針を決定し(ステップS840)、その移動デバイス3のためのユーザプレーン通信を搬送するピコ基地局5−2のベアラのためのIDCパラメータの構成を実行することができる(ステップ805)。マクロ基地局5−1がそうすることが有益であると判断する場合には、マクロ基地局5−1は、上記の情報のいずれかの情報も考慮に入れて、移動デバイス3のためのC/U分割を再構成することができる(ステップS806)。
シナリオ3
この場合、マクロ基地局5−1によって用いられる周波数において干渉が生じている。この場合、以下の手法を用いることができる。
最初の2つのステップ(すなわち、図8のステップS800及びS801)は、上記のシナリオ0の場合に説明されたのと同じである。その後、マクロ基地局5−1は、移動デバイス3のためのC/U分割を構成する(ステップS802)。
結果として、マクロ基地局5−1によって使用される周波数において移動デバイス3によって干渉が検出された時点で、マクロ基地局5−1は制御プレーンを提供し、ピコ基地局5−2は移動デバイス3のためのユーザプレーンを提供する。
この場合、移動デバイス3がIDC指示を与えるときのように、移動デバイス3がRRCシグナリングを送信する必要があるときにはいつでも、移動デバイス3は、有利なことに、ISM送信を拒否することができる。それゆえ、この送信のために用いられる周波数に関して干渉が検出される場合であっても、移動デバイス3は、マクロ基地局5−1に必要なIDC指示を送信することができる(ステップS803)。さらに、移動デバイス3がユーザプレーンを介して通信している場合であっても、この場合には、移動デバイス3のユーザプレーン接続を提供するピコ基地局5−2に(直接)IDC指示を与える必要はない。それゆえ、ユーザプレーン通信の無用な途絶を回避することができる。
マクロ基地局5−1は、受信されたIDC指示に基づいて、指示された干渉を回避するのに適した動作方針を決定することができ(ステップS804)、例えば、TDMによる解決策をマクロセルにのみ適用することによって、移動デバイス3を適切に構成することができる(ステップS805)。
シナリオ3a
この場合、マクロ基地局5−1が、構成された全ての通信ベアラ(制御プレーン及びユーザプレーンの両方)を提供する。この場合、IDC指示は、移動デバイス3のためのC/U分割が構成される前に(すなわち、ステップS802が実行される前に)(ステップS803において)受信される。
このシナリオでは、マクロ基地局5−1は、受信されたIDC指示(そして、その隣接局と共有される情報)から、選択されたピコ基地局5−2が指示されたIDC状況によって影響を及ぼされないと(ステップS804において)判断することができる。それゆえ、マクロ基地局5−1は、移動デバイスのためのC/U分割を構成する(ステップS805及びS806)。これは、有利なことに、移動デバイス3が、干渉を受けているキャリア(マクロセル)を介してRRCシグナリング(相対的に少ない量のデータ)のみを送信する必要があり、ピコ基地局5−2のキャリア(干渉を被ることを指示されていない)を介してユーザプレーンデータを送信する必要があることを確実にする。
マクロ基地局5−1のセルの場合、シナリオ3の場合に提示された解決策も当てはまる。
シナリオ4
この場合、移動デバイス3のための制御プレーン通信と、ユーザプレーン通信の少なくとも一部との両方を提供するマクロ基地局5−1によって用いられる周波数に関して干渉が生じている。
この場合、マクロセルを介してのトラフィックはシナリオ3の場合より高い場合がある。しかしながら、移動デバイス3は、音声パケット及び/又はRRCシグナリングを送信(又は受信)している間、ISM送信を依然として拒否することができる。それゆえ、シナリオ3及び3aのために説明された解決策は、シナリオ4の場合にも当てはまる。
シナリオ5
この場合、マクロ基地局5−1及びピコ基地局5−2の両方によって用いられる周波数が干渉を被っている。これは、例えば、基地局5がISM周波数帯域付近の周波数帯域(例えば、LTEバンド7及び/又はLTEバンド40)を使用するときに起こる場合がある。
このシナリオでは、移動デバイス3のための制御プレーン通信及びユーザプレーン通信はいずれも、C/U分割が構成されたか否かに関係なく、干渉によって外乱を受けることになる。
この例示的な実施形態では、移動デバイス3は、PセルのためのTDM支援情報を報告することに加えて、Sセルのためのそのような情報も報告するように構成される。これを果たすために、移動デバイス3が、必要に応じてマクロセル及び小型セルに対して異なる構成を使用できるように、2組の不連続受信構成(「drx−config」)パラメータ(例えば、「drx−config−r11_Pセル」及び「drx−config−r11_Sセル」)が(例えば、指示されたIDC状況に応じて)移動デバイス3に与えられる。Pセル及びSセルに関連付けられる個々の専用TDM構成を有することによって、有利なことに、移動デバイス3はIDC干渉の影響を軽減できるようになる。
したがって、これが比較的珍しいシナリオであるにもかかわらず、これは、移動デバイスがマクロセルに関するTDM支援情報のみを報告するシステムより優れた著しい利点を提供する(このシナリオでは、マクロセル及び小型セルが同じキャリア上、又は隣接するキャリア上に存在する場合であっても、小型セルに対して適用することはできない)。
マクロ基地局5−1及びピコ基地局5−2は、(例えば、その間のX2通信手順の一部として)互いの間の上記のパラメータの同期を保持する。
変更形態及び代替形態
詳細な例示的な実施形態を上記で説明してきた。当業者には理解されるように、該実施形態において具現される本発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対する多数の変更形態及び代替形態を実施できる。
上記の例示的な実施形態において、移動電話を基にする通信システムを説明した。当業者には理解されるように、本出願において説明される報告及び干渉回避技法は他の通信システムにおいて利用できる。他の通信ノード又はデバイス(移動しているものであっても、静止しているものであっても)は、たとえば、携帯情報端末、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ウエブブラウザ等のようなユーザデバイスを備えてよい。
上記の例示的な実施形態では、複数のソフトウエアモジュールを説明した。当業者には理解されるように、それらのソフトウエアモジュールはコンパイルされた形で又はコンパイルされない形で与えられる場合があり、コンピュータネットワーク上の信号として又は記録媒体において、基地局に又は移動デバイスに供給される場合がある。さらに、このソフトウエアの一部又は全てによって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウエア回路を用いて実行されてもよい。しかしながら、それらの機能を更新するために、基地局5及び移動デバイス3を更新することを容易にするので、ソフトウエアモジュールを用いることが好ましい。
上記の例では、基地局5によって利用される無線アクセス技術は、周波数分割多重(FDD)モード又は時分割多重(TDD)モードのいずれかに従って動作する。しかしながら、基地局5は任意の他の適切な技法に従って動作することもできることは理解されよう。
上記の例示的な実施形態では、同じ移動デバイス3によって同時にLTE通信及び非LTE通信が実行される。しかしながら、上記の例示的な実施形態はデバイス内共存干渉問題を軽減するのに特に利点を有するが、本発明の幾つかの態様は、1つの移動デバイスがLTE RATを用いて通信するが、その付近の別の異なるデバイスが非LTE無線技術を用いて通信する状況における干渉を軽減するために利用できることは理解されよう。
上記の例示的な実施形態では、移動デバイス3は別々のLTE、GNSS及びISMベースバンド回路300a〜300cを備える。各ベースバンド回路300a〜300cは、自らの無線周波数トランシーバ回路301a〜301cに結合され、専用のアンテナ303a〜303cを用いる。ベースバンド回路300a〜300cのうちの幾つか又は全て、トランシーバ回路301a〜301cのうちの幾つか又は全て、そしてアンテナ303a〜303cのうちの幾つか又は全てを1つの構成要素に組み合わせることができることは理解されよう。代替的には、移動デバイス3は、自らがサポートするRATのタイプごとに別々の回路及び/又は別々のトランシーバ及び/又は別々のアンテナを利用することができる。例えば、ブルートゥース及びWi−FiはいずれもISM無線アクセス技術であるが、幾つかの移動デバイスは、別々の回路及び/又は別々のトランシーバ及び/又は別々のアンテナを用いて、これらの標準規格を実施する。また、所与のRATが2つ以上のアンテナを必要とするか、又は別々の送信機部分及び/又は受信機部分を使用することも可能である。また、LTE機能に加えて、幾つかの移動デバイスはGNSS機能のみを実施し、一方、他の移動デバイスはISM機能のみを実施する場合があることも可能である。
例示的な実施形態を、非LTE無線技術の一例としてISMトランシーバを用いて説明してきた。しかしながら、本明細書において説明される機構は、他の非LTE無線技術(例えば、GNSS)に適用され得る。
ISM技術のリスト:
・ブルートゥースデバイス
・コードレス電話
・近接場通信(NFC)デバイス
・HIPERLAN、Wi−Fi(IEEE802.11)のようなワイヤレスコンピュータネットワーク
・ZigBee、ISA100.11a、ワイヤレスHART及びMiWiのような、IEEE802.15.4に基づくワイヤレス技術
GNSS技術のリスト:
・GPS、GLONASS、Galileo、Compass、Beidou、DORIS、IRNSS及びQZSSのような、広域的又は地域的衛星ナビゲーションシステム
・Omnistar、StarFire、WAAS、EGNOS、MSAS及びGAGANのような広域的又は地域的静止衛星型補強システム
・GRAS、DGPS、CORS、及びリアルタイムキネマティック(RTK)補正を運用するGPS基準局のような地上型補強システム。
上記の例示的な実施形態では、IDC支援情報は、制御プレーンに関連する干渉、ユーザプレーンに関連する干渉、干渉を受けているセル、干渉を受けている周波数帯域、任意の自律的是正措置が移動デバイスによって適用されたか否かのうちのいずれか1つを指示するものとして説明してきた。支援情報は、以下の情報タイプのいずれか、又はこれらの任意の組み合わせを含む場合があるか、又は以下の情報タイプのいずれか、又はこれらの任意の組み合わせから得られる場合があることは理解されよう。
・現在の干渉レベル
・最大許容干渉レベル
・平均干渉レベル
・使用されている非LTE RATのタイプの指示
・干渉を被っている非LTE RATのタイプの指示
・好ましくないRATモードの指示
・好ましいRATモードの指示
・ISMデューティサイクル
・使用されているISMチャネル
・干渉を被っているLTEキャリア周波数帯域及び/又はサブキャリア
・干渉を被っていないLTEキャリア周波数帯域及び/又はサブキャリア
・幾つかのLTEキャリア周波数帯域及び/又はサブキャリアにわたる干渉レベル
上記の例示的な実施形態では、干渉問題を、LTEトランシーバ及びISM/GNSSトランシーバの両方を運用する1つのデバイスに関して説明してきた。しかしながら、例示的な実施形態は、複数のデバイスが関与する干渉問題、例えば、1つのデバイスがLTEトランシーバを運用し、別のデバイスがISMトランシーバ又はGNSSトランシーバを運用する干渉問題にも適用可能であることは理解されよう。また、例示的な実施形態は、いかなる継続中のLTE送信も有せず(ただし、例えば、ISM送信又はGNSS送信が干渉を被る)、かつ干渉を管理することができるサービング基地局に支援情報を送信する持続時間にわたってのみLTEシグナリングを利用する移動デバイスにも適用可能である。
ステップS803の検討において、IDC指示は、「デバイス内共存」RRCシグナリングメッセージに埋め込まれた。代替的には、IDC指示は、異なるシグナリングメッセージを用いて送信されてもよい。
シナリオ5の上記の説明では、マクロセル及び小型セルに対して、それぞれ「drx−config−r11_Pセル」及び「drx−config−r11_Sセル」情報要素が用いられる。しかしながら、異なる情報要素、例えば、「drx−config−r12_Pセル」及び「drx−config−r12_Sセル」がそれぞれ用いられる場合があることは理解されよう。代替的には、「drx−config−r8_Pセル」及び「drx−config−r11_Sセル」が用いられる場合があり、それにより、旧来のユーザ機器に対するマクロセル内の互換性を維持することができる。
図7には示されないが、場合によっては、ユーザプレーン接続は、マクロ基地局5−1を介してピコ基地局5−2とコアネットワーク7(例えば、SGW12)との間で、すなわち、その間に設けられるX2インターフェースを用いてルーティングすることができる。しかしながら、この場合、円滑な動作(すなわち、非常に高いスループット及び非常に短い待ち時間)を確保するために、マクロ基地局5−1とピコ基地局5−2との間で、いわゆる「理想的なバックホール」接続が必要とされる場合がある。「理想的なバックホール」の仕様は3GPP TS36.932(v.12.1.0)のセクション6.1.3において確認され得、その内容は引用することにより本明細書の一部をなすものとする。
それゆえ、上記によれば、マクロ基地局は、例えば、ピコ周波数がISMを受けており、ピコ基地局がTDMによる解決策をサポートしない場合に、自らの制御下で、既に分割されているユーザプレーン(ベアラ)の統合をトリガすることができる。マクロ基地局及びピコ基地局は、自律拒否及びTDM構成について両立するパラメータをUEに与えることができ、UEは、その際、ベアラごとにこれらの構成に準拠することができる。UEは、マクロセルベアラ及びピコセルベアラの両方のための支援情報を与えることができる。マクロ基地局は、ピコ基地局がTDMによる解決策、自律拒否などをサポートするか否かをマクロ基地局が判断できるようにする情報を与えられる場合がある。
TDMによる解決策、自律拒否などをサポートする能力のような、ピコ基地局関連パラメータは、UEによってマクロ基地局に与えられる場合があるか、又はMMEによってマクロ基地局に与えられる場合があることは理解されよう。この情報はユーザプレーンを介して送信されてよい。
マクロ基地局及びピコ基地局は、IDC問題に関してTDMによる解決策をサポートするピコセルの能力を、直接交換できてもよい。例えば、マクロ基地局及びピコ基地局は以下のものを交換してもよい。
−例えば、ピコ基地局からマクロ基地局に送信されることになる自律拒否レート、およびピコ基地局(ピコeNB)に通知されるようにマクロ基地局からUEに送信されるidc−configを含む、idc−config(方向:ピコ基地局からマクロ基地局及びマクロ基地局からピコ基地局)
−UE IDC指示及びtdm−支援情報(方向:マクロ基地局からピコ基地局)
−UE DRXconfig及びサブフレームconfig(方向:マクロ基地局からピコ基地局及びピコ基地局からマクロ基地局)
マクロ基地局5−1とピコ基地局5−2との間で交換される場合がある情報に関する更なる詳細が以下の表1において更に詳細に示されており、一方、ネットワークエンティティと移動デバイス3との間で交換される場合がある情報の詳細が以下の表2において更に詳細に示される。
Figure 0006132118
Figure 0006132118
3GPP術語辞典
BT ブルートゥース
DRX 不連続受信
eNB 進化ノードB−基地局
E−UTRA 発展型ユニバーサル地上無線アクセス
E−UTRAN 発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
FDM 周波数分割多重化
GNSS グローバルナビゲーション衛星システム
GPS グローバルポジショニングシステム
IDC デバイス内共存干渉回避
ISM 産業科学医療(無線帯域)
LTE ロングタームエボリューション(UTRANの)
RAT 無線アクセス技術
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
Rx 受信機
SIR 信号対干渉比
TDM 時分割多重化
Tx 送信機
UE ユーザ機器
DL ダウンリンク−基地局から移動デバイスへのリンク
UL アップリンク−移動デバイスから基地局へのリンク
この出願は、2013年4月9日に出願された英国特許出願第1306438.1号を基礎とする優先権の利益を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (56)

  1. 移動デバイスであって、
    発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)無線技術を用いて第1の基地局及び第2の基地局と通信するための第1の通信手段と、
    少なくとも1つの他の無線技術を用いて通信するための第2の通信手段と、
    該移動デバイス内の前記E−UTRA無線技術及び前記少なくとも1つの他の無線技術の共存の結果として生じる干渉を検出するための手段と、
    前記共存の結果として生じる前記干渉を検出するのに応答して、前記第1の基地局に、IDC干渉が前記E−UTRA無線技術から引き起こされる前記少なくとも1つの前記他の無線技術の指示を含むデバイス内共存(IDC)情報を提供するための提供手段と、
    前記IDC情報を提供するのに応答して、前記第1の基地局から、前記干渉を軽減するための制御情報を受信するための受信手段と、
    を備え、
    前記第1の通信手段は、前記制御情報に基づいて、前記第1の基地局及び/又は前記第2の基地局との通信を制御し、それにより、前記検出された干渉を軽減するように動作可能であり、
    前記少なくとも1つの前記他の無線技術は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、およびブルートゥース無線技術の少なくとも1つである、移動デバイス。
  2. 前記制御情報は構成データから成る、請求項1に記載の移動デバイス。
  3. 前記構成データはデバイス内共存構成データから成る、請求項2に記載の移動デバイス。
  4. 前記制御情報は、前記E−UTRA無線技術及び/又は前記少なくとも1つの他の無線技術の動作パラメータを変更する命令から成る、請求項1〜3のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  5. 前記第1の通信手段は、前記第1の基地局を介して制御データを通信し、前記第2の基地局を介してユーザデータを通信するように動作可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  6. 前記第1の通信手段は、前記第1の基地局を介してユーザデータを通信するように更に動作可能である、請求項5に記載の移動デバイス。
  7. 前記第1の通信手段は、前記第1の基地局を介して、制御データ及びユーザデータを通信し、ユーザデータを通信するための候補として前記第2の基地局を選択するように動作可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  8. 前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記第1の通信手段に、前記第1の基地局を介して制御データ及びユーザデータの通信を継続させる制御データから成る、請求項7に記載の移動デバイス。
  9. 前記第1の通信手段は、ユーザデータを通信するための候補として前記第2の基地局とは異なる基地局を選択するように動作可能である、請求項7に記載の移動デバイス。
  10. 前記制御データは、前記第1の通信手段に、周波数分割多重(FDM)による解決策を適用することによって前記検出された干渉を軽減させる、請求項5〜7のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  11. 前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記第1の通信手段に、前記第2の基地局とは異なる基地局を介してユーザデータを通信させる制御データから成る、請求項10に記載の移動デバイス。
  12. 前記異なる基地局は前記第1の基地局である、請求項11に記載の移動デバイス。
  13. 前記制御データは、前記第1の通信手段に、時分割多重(TDM)による解決策を適用することによって前記検出された干渉を軽減させる、請求項5〜7のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  14. 前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記第2の通信手段が前記少なくとも1つの前記他の無線技術を用いて通信している間に、前記第1の通信手段に、ユーザデータ及び/又は制御データの通信を回避させる制御データから成る、請求項13に記載の移動デバイス。
  15. 前記制御情報は、自律的拒否レート(ADR)構成から成る、請求項14に記載の移動デバイス。
  16. 前記ADR構成は、前記第2の基地局を介した通信のための構成である、請求項15に記載の移動デバイス。
  17. 前記制御情報は、不連続受信(DRX)構成から成る、請求項14に記載の移動デバイス。
  18. 前記DRX構成は、前記第2の基地局を介した通信のための構成である、請求項17に記載の移動デバイス。
  19. 前記制御情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)構成から成る、請求項14に記載の移動デバイス。
  20. 前記HARQ構成は、前記第2の基地局を介した通信のための構成である、請求項19に記載の移動デバイス。
  21. 前記提供手段は、前記IDC情報を前記第1の基地局に提供するように動作可能であり、前記受信手段は、前記第2の基地局を介して前記制御情報を受信するように動作可能である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  22. デバイス内共存干渉に対処する該移動デバイスの能力に関連する情報を与えるための手段を更に備え、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、該移動デバイスの前記能力に依存する、請求項1〜21のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  23. IDC情報を与えるための前記提供手段及び制御情報を受信するための前記受信手段は、前記第1の基地局と無線リソース制御(RRC)メッセージを交換するように動作可能である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の移動デバイス。
  24. 少なくとも1つのトランシーバ及びプロセッサを備える移動デバイスであって、
    前記少なくとも1つのトランシーバは、
    発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)無線技術を用いて第1の基地局及び第2の基地局と通信し、
    少なくとも1つの他の無線技術を用いて通信するように構成され、
    前記プロセッサは該移動デバイス内に前記E−UTRA無線技術及び前記少なくとも1つの他の無線技術が共存する結果として生じる干渉を検出するように構成され、
    前記少なくとも1つのトランシーバは、
    前記共存の結果として生じる前記干渉を検出するのに応答して、前記第1の基地局に、IDC干渉が前記E−UTRA無線技術から引き起こされる前記少なくとも1つの前記他の無線技術の指示を含むデバイス内共存(IDC)情報を提供し、
    前記IDC情報を提供するのに応答して、前記第1の基地局から前記干渉を軽減するための制御情報を受信するように構成され、
    前記E−UTRA無線技術を用いて通信する前記少なくとも1つのトランシーバは、前記制御情報に基づいて、前記第1の基地局及び/又は前記第2の基地局との通信を制御し、それにより、前記検出された干渉を軽減するように動作可能であり、
    前記少なくとも1つの前記他の無線技術は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、およびブルートゥース無線技術の少なくとも1つである、移動デバイス。
  25. 基地局であって、
    発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)無線技術を用いて移動デバイスと通信するための通信手段と、
    前記E−UTRA無線技術を用いて前記移動デバイスと通信する別の基地局と前記移動デバイスに関する制御データを交換するための手段と、
    前記移動デバイスから、該移動デバイス内に前記E−UTRA無線技術及び少なくとも1つの他の無線技術が共存する結果として干渉が生じたという指示であって、IDC干渉が前記E−UTRA無線技術から引き起こされる前記少なくとも1つの前記他の無線技術の指示を含むデバイス内共存(IDC)情報から成る、前記指示を受信するための受信手段と、
    前記IDC情報に基づいて前記E−UTRA無線技術と前記少なくとも1つの他の無線技術との間の前記干渉を軽減する制御情報を生成するための手段と、
    前記干渉を軽減するために、前記生成された制御情報を前記移動デバイスに送信するための送信手段と、
    を備え
    前記少なくとも1つの前記他の無線技術は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、およびブルートゥース無線技術の少なくとも1つである、基地局。
  26. 前記制御情報は構成データから成る、請求項25に記載の基地局。
  27. 前記構成データはデバイス内共存構成データから成る、請求項26に記載の基地局。
  28. 前記制御情報は、前記E−UTRA無線技術及び/又は前記少なくとも1つの他の無線技術の動作パラメータを変更する命令から成る、請求項25〜27のいずれか一項に記載の基地局。
  29. 前記通信手段は、前記基地局を介して前記移動デバイスのための制御データを通信し、
    前記別の基地局を介して前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するように動作可能である、請求項25〜28のいずれか一項に記載の基地局。
  30. 前記通信手段は、前記基地局を介して前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するように更に動作可能である、請求項29に記載の基地局。
  31. 前記通信手段は、前記基地局を介して前記移動デバイスのための制御データ及びユーザデータを通信し、前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するための候補として前記別の基地局を選択するように動作可能である、請求項25〜28のいずれか一項に記載の基地局。
  32. 前記通信手段は、前記基地局を介して前記移動デバイスのための制御データ及びユーザデータの通信を継続するように動作可能である、請求項31に記載の基地局。
  33. 前記通信手段は、前記移動デバイスのためのユーザデータを通信するための候補として前記別の基地局とは異なる基地局を選択するように動作可能である、請求項31に記載の基地局。
  34. 前記制御データは、前記移動デバイスに、周波数分割多重(FDM)による解決策を適用することによって前記移動デバイスにより検出された干渉を軽減させる、請求項29〜31のいずれか一項に記載の基地局。
  35. 前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記通信手段に、前記別の基地局とは異なる基地局を介してユーザデータを通信させる制御データから成る、請求項34に記載の基地局。
  36. 前記異なる基地局は前記基地局である、請求項35に記載の基地局。
  37. 前記制御データは、前記移動デバイスに、時分割多重(TDM)による解決策を適用することによって前記移動デバイスにより検出された干渉を軽減させる、請求項29〜31のいずれか一項に記載の基地局。
  38. 前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記移動デバイスが前記少なくとも1つの他の無線技術を用いて通信している間に、前記移動デバイスに、ユーザデータ及び/又は制御データの通信を回避させる制御データから成る、請求項37に記載の基地局。
  39. 前記制御情報は、前記移動デバイスに対する自律的拒否レート(ADR)構成から成る、請求項38に記載の基地局。
  40. 前記ADR構成は、前記別の基地局を介した通信のための構成である、請求項39に記載の基地局。
  41. 前記制御情報は、前記移動デバイスに対する不連続受信(DRX)構成から成る、請求項38に記載の基地局。
  42. 前記DRX構成は、前記別の基地局を介した通信のための構成である、請求項41に記載の基地局。
  43. 前記制御情報は、前記移動デバイスに対するハイブリッド自動再送要求(HARQ)構成から成る、請求項39に記載の基地局。
  44. 前記HARQ構成は、前記別の基地局を介した通信のための構成である、請求項43に記載の基地局。
  45. デバイス内共存干渉に対処する前記移動デバイスの能力に関連する能力情報を入手するための入手手段を更に備え、前記干渉を軽減するための前記制御情報は、前記移動デバイスの前記能力に依存する、請求項25〜44のいずれか一項に記載の基地局。
  46. 前記入手手段は、前記別の基地局から前記能力情報を入手するように動作可能である、請求項45に記載の基地局。
  47. 前記入手手段は、前記移動デバイスから前記能力情報を入手するように動作可能である、請求項45に記載の基地局。
  48. 前記入手手段は、前記移動デバイスから前記別の基地局を介して前記能力情報を入手するように動作可能である、請求項47に記載の基地局。
  49. 前記入手手段は、少なくとも1つのメッセージにおいて前記能力情報を受信するように動作可能である、請求項4548のいずれか一項に記載の基地局。
  50. 前記少なくとも1つのメッセージは、以下の情報要素、すなわち、前記別の基地局の能力の指示から成る情報要素、自律的拒否機能のためのパラメータから成る情報要素、前記基地局のセルのために適用されることになる前記移動デバイスのためのDRX構成から成る情報要素、前記別の基地局のセルのために適用されることになる前記移動デバイスのためのDRX構成から成る情報要素、前記移動デバイスのためのサブフレームパターンから成る情報要素、及び前記別の基地局のセルのために適用されることになる前記移動デバイスのためのTDM支援情報から成る情報要素から選択された、少なくとも1つの情報要素(IE)を含む、請求項49に記載の基地局。
  51. 前記受信手段及び前記送信手段は、前記移動デバイスと無線リソース制御(RRC)メッセージを交換するように動作可能である、請求項25〜50のいずれか一項に記載の基地局。
  52. トランシーバ及びプロセッサを備える基地局であって、
    前記トランシーバは、
    発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)無線技術を用いて移動デバイスと通信し、
    前記E−UTRA無線技術を用いて前記移動デバイスと通信する別の基地局と前記移動デバイスに関する制御データを交換し、
    前記移動デバイスから、前記移動デバイス内に前記E−UTRA無線技術と少なくとも1つの他の無線技術とが共存する結果として干渉が生じたという指示であって、IDC干渉が前記E−UTRA無線技術から引き起こされる前記少なくとも1つの前記他の無線技術の指示を含むデバイス内共存(IDC)情報から成る、前記指示を受信するように構成され、
    前記プロセッサは、前記IDC情報に基づいて前記E−UTRA無線技術と前記少なくとも1つの他の無線技術との間の前記干渉を軽減する制御情報を生成するように構成され、
    前記トランシーバは、前記干渉を軽減するために、前記生成された制御情報を前記移動デバイスに送信するように構成され
    前記少なくとも1つの前記他の無線技術は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、およびブルートゥース無線技術の少なくとも1つである、基地局。
  53. 請求項1〜24のいずれか一項に記載の移動デバイスと、請求項25〜52のいずれか一項に記載の基地局及び別の基地局と、を備える、システム。
  54. 発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)無線技術を用いて第1の基地局及び第2の基地局と通信し、少なくとも1つの他の無線技術を用いて通信するように構成される移動デバイスによって実行される方法であって、該方法は、
    前記移動デバイス内に前記E−UTRA無線技術及び前記少なくとも1つの他の無線技術が共存する結果として生じる干渉を検出することと、
    前記共存する結果として生じる前記干渉を検出するのに応答して、前記第1の基地局に、IDC干渉が前記E−UTRA無線技術から引き起こされる前記少なくとも1つの前記他の無線技術の指示を含むデバイス内共存(IDC)情報を提供することと、
    前記IDC情報を提供するのに応答して、前記第1の基地局から、前記干渉を軽減するための制御情報を受信することと、
    を含み、
    前記E−UTRA無線技術を用いて前記通信することは、前記制御情報に基づいて、前記第1の基地局及び/又は前記第2の基地局との通信を制御し、それにより、前記検出された干渉を軽減するように構成され
    前記少なくとも1つの前記他の無線技術は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、およびブルートゥース無線技術の少なくとも1つである、方法。
  55. 発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)無線技術を用いて移動デバイスと通信するように構成される基地局によって実行される方法であって、該方法は、
    前記E−UTRA無線技術を用いて前記移動デバイスと通信する別の基地局と前記移動デバイスに関する制御データを交換することと、
    前記移動デバイスから、前記移動デバイス内に前記E−UTRA無線技術及び少なくとも1つの他の無線技術が共存する結果として干渉が生じたという指示であって、IDC干渉が前記E−UTRA無線技術から引き起こされる前記少なくとも1つの前記他の無線技術の指示を含むデバイス内共存(IDC)情報から成る、前記指示を受信することと、
    前記IDC情報に基づいて前記E−UTRA無線技術と前記少なくとも1つの他の無線技術との間の前記干渉を軽減するための制御情報を生成することと、
    前記干渉を軽減するために、前記生成された制御情報を前記移動デバイスに送信することと、
    を含
    前記少なくとも1つの前記他の無線技術は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、およびブルートゥース無線技術の少なくとも1つである、方法。
  56. プログラマブル通信デバイスに請求項54又は55の方法を実行させるためのコンピュータ実施可能命令を含む、コンピュータプログラム。
JP2015562684A 2013-04-09 2014-04-04 通信システム Active JP6132118B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1306438.1 2013-04-09
GB1306438.1A GB2512877A (en) 2013-04-09 2013-04-09 Communication system
PCT/JP2014/060447 WO2014168226A1 (en) 2013-04-09 2014-04-04 Communications system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016516334A JP2016516334A (ja) 2016-06-02
JP6132118B2 true JP6132118B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=48483628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015562684A Active JP6132118B2 (ja) 2013-04-09 2014-04-04 通信システム

Country Status (7)

Country Link
US (2) US10728902B2 (ja)
EP (2) EP3742854B1 (ja)
JP (1) JP6132118B2 (ja)
KR (2) KR101930195B1 (ja)
CN (1) CN105122918B (ja)
GB (1) GB2512877A (ja)
WO (1) WO2014168226A1 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112012006784B4 (de) * 2012-08-06 2019-05-09 Avago Technologies International Sales Pte. Ltd. Vorrichtungen, Verfahren und Computerprogrammprodukte bezüglich Verbesserungen in Mechanismen zur Verhinderung einer autonomen Ablehnung
EP2999263A4 (en) * 2013-05-13 2016-06-01 Alcatel Lucent METHOD FOR DETERMINING THE MOBILITY OF A USER DEVICE WITH TWO CONNECTIONS IN A COMMUNICATION SYSTEM
GB2522673B (en) * 2014-01-31 2016-08-03 Samsung Electronics Co Ltd Method and apparatus for implementing dual connectivity
US9509485B2 (en) * 2014-05-08 2016-11-29 Intel Corporation Systems and methods for in-device co-existence interference avoidance for dual connectivity
WO2016082113A1 (zh) * 2014-11-26 2016-06-02 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 数据传输方法、传输系统、控制方法、控制系统和设备
US10039148B2 (en) * 2014-12-12 2018-07-31 Apple Inc. Application-aware multiple wireless radio-access technology coexistence solution and time sharing between multiple radio-access technologies for in-device coexistence
US10091793B2 (en) * 2015-02-06 2018-10-02 Mediatek Inc. Prioritized generation of IDC indication message to mitigate IDC impact on UE performance
WO2016165127A1 (en) 2015-04-17 2016-10-20 Mediatek Singapore Pte. Ltd. Multiple conectivity in millimeter wave system
WO2017034189A1 (ko) * 2015-08-24 2017-03-02 엘지전자 주식회사 이동 위성 서비스 대역으로부터 인접 대역을 보호할 수 있는 상향링크 신호 전송 방법 및 사용자 장치
DE102015122543B4 (de) * 2015-12-22 2023-11-30 Apple Inc. Kommunikationsendgerät und verfahren zum auswählen einer kommunikationsantenne
CN105978580B (zh) * 2016-05-04 2018-12-07 惠州Tcl移动通信有限公司 一种移动终端及其通讯方法和通讯系统
US20180014274A1 (en) * 2016-07-06 2018-01-11 Mediatek Inc. Paging Context Handling For Multi-Carrier Load Distribution In Mobile Communications
CN108632895B (zh) * 2017-03-17 2023-01-31 中兴通讯股份有限公司 一种降低多无线技术共存干扰的方法、装置和设备
JP6915414B2 (ja) * 2017-07-05 2021-08-04 ブラザー工業株式会社 通信装置
EP3648524B1 (en) 2017-10-13 2021-12-15 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Interference processing methods, terminal device, network device, and computer storage medium
CN114884642A (zh) 2017-11-17 2022-08-09 苹果公司 对无线通信设备能力的临时处理
US10651928B2 (en) * 2017-12-20 2020-05-12 Hughes Network Systems, Llc System and method of adaptive interference avoidance in multi-beam satellite communications network
US11191085B2 (en) 2018-02-11 2021-11-30 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Method and apparatus for coordinating in-device coexistence interference, user equipment and communication device
US11910422B2 (en) 2018-10-30 2024-02-20 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Methods and apparatuses for self-interference processing
WO2020252664A1 (zh) * 2019-06-18 2020-12-24 北京小米移动软件有限公司 设备内共存干扰指示方法和装置
CN111163421B (zh) * 2020-03-05 2021-01-12 京信通信系统(中国)有限公司 小基站覆盖系统
CN112367701B (zh) * 2020-10-22 2022-11-04 Tcl通讯(宁波)有限公司 移动终端控制方法、装置、存储介质及移动终端
CN115088369A (zh) * 2021-01-14 2022-09-20 苹果公司 用于高频率下多PxSCH信令的系统和方法
US11374614B1 (en) * 2021-02-12 2022-06-28 Charter Communications Operating, Llc In-device coexistence for new radio
US20240031009A1 (en) * 2021-08-30 2024-01-25 Apple Inc. Uplink transmission in a non-terrestrial wireless network (ntn)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9246603B2 (en) 2010-08-12 2016-01-26 Mediatek Inc. Method of in-device interference mitigation for cellular, bluetooth, WiFi, and satellite systems coexistence
CN102595465B (zh) * 2011-01-10 2018-07-17 中兴通讯股份有限公司 一种实现干扰信息上报的方法、系统及ue
KR20120092475A (ko) * 2011-02-11 2012-08-21 주식회사 팬택 기기내 공존 간섭에 관한 제어정보의 전송장치 및 방법
US8805303B2 (en) * 2011-02-18 2014-08-12 Blackberry Limited Method and apparatus for avoiding in-device coexistence interference with preferred frequency notification
WO2013025026A2 (en) * 2011-08-12 2013-02-21 Pantech Co., Ltd. Apparatus and method for controlling in-deivce coexistence inteference in wireless communication system
GB201208323D0 (en) * 2012-01-26 2012-06-27 Samsung Electronics Co Ltd Processing state information
WO2014069838A1 (en) * 2012-10-31 2014-05-08 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for applying autonomous denial in wireless communicatinon system

Also Published As

Publication number Publication date
GB2512877A (en) 2014-10-15
WO2014168226A1 (en) 2014-10-16
CN105122918A (zh) 2015-12-02
KR101930195B1 (ko) 2018-12-17
US11457454B2 (en) 2022-09-27
EP2984891B1 (en) 2020-08-26
EP3742854A1 (en) 2020-11-25
US20200344765A1 (en) 2020-10-29
JP2016516334A (ja) 2016-06-02
KR20170118977A (ko) 2017-10-25
US10728902B2 (en) 2020-07-28
KR20150140767A (ko) 2015-12-16
CN105122918B (zh) 2019-04-19
EP3742854B1 (en) 2023-08-16
US20150382364A1 (en) 2015-12-31
EP2984891A1 (en) 2016-02-17
GB201306438D0 (en) 2013-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11457454B2 (en) Communications system for addressing interferences in the communication network
US11012471B2 (en) Communication method and system for MBMS interest indication communication
US11785623B2 (en) Communication system for alleviating interference arising due to coexistence
US9247468B2 (en) Method and apparatus at the physical and link layer for mobile communications
JP2017099019A (ja) ネットワークデバイス、ユーザ装置及び基地局
JP2022514288A (ja) アンライセンススペクトルで動作する方法およびデバイス
WO2012123616A1 (en) Configuring cellular connectivity
EP3207758B1 (en) Selecting the qci of a connection of an aggregator device
KR20120092475A (ko) 기기내 공존 간섭에 관한 제어정보의 전송장치 및 방법
WO2013168361A1 (en) Communications system

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6132118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150