JP6131043B2 - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入射放射線分布を画像化する放射線撮像装置およびそれを用いた核医学診断装置に関する。
放射線計測装置を核医学分野に応用した装置として、ガンマカメラを用いた単一光子放射型コンピュータ断層撮影装置(以下、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置と称する。)がある。このSPECT装置は、放射性同位体を含む化合物の分布を測定し、断層面のイメージを提供するものである。
これまでのSPECT装置に使用されている放射線検出器は、一枚の結晶からなるシンチレータと複数の光電子増倍管とを組み合わせたものが主流である。また、このSPECT装置は、放射線の位置決定を複数の光電子増倍管の出力信号から重心演算により行う。しかしながら、この方法では分解能10mm程度が限界であり、臨床現場で用いるには不十分であるため、より高い分解能を持つSPECT装置が求められている。
近年、より高い分解能をもつものとして、ピクセル型の放射線検出器(以下、検出器と称する)が開発されてきている。ピクセル型の検出器には、シンチレータとフォトダイオードで構成されたものや、放射線を電気信号に変換する半導体で構成されたもの等がある。いずれも、小さな検出器単位、すなわちピクセル単位で位置信号を取得する。したがって、検出器の固有分解能は、ピクセルサイズで決定され、空間的に離散した計測を行う。また、ピクセルサイズが1,2mm程度のピクセル型検出器も開発され、分解能は10mm以下を達成し、大幅に改善されてきた。
一方、断層面の再構成方法も開発・改良され、分解能向上に大きく貢献している。これまでは、フィルタ補正逆投影法(FBP法:filtered back-projection法)、分解能補正なしの逐次近似法(最尤推定期待値最大化法(MLEM法:Maximum Likelihood Expectation Maximization法)、サブセット化による期待値最大化法(OSEM法:Ordered Subset Expectation Maximization法))等が用いられていた。近年、分解能補正ありの逐次近似法が開発されている。この方法により、コリメータや検出器の幾何学的形状、散乱線等の物理的要因を考慮して画像を再構成することができ、より正確な画像を提供することができる。
SPECT撮像では、検出するガンマ線の入射方向を制限するために、検出器の前面にコリメータを装着する。また、ガンマ線の発生位置がコリメータの表面から遠ざかるほど、測定された放射能濃度分布の解像度は劣化する。そのため、SPECT撮像では、被検者と検出器との距離をできるかぎり近づけて撮像することが望ましい。
非特許文献1では、頭部のSPECT撮像において、検出器を斜めに配置することで近接撮像を行っている。このとき、通常のパラレルホールコリメータではなく、スラントホールコリメータで収集することで断層像を再構成するのに必要なデータを揃えることができるようになっている。
また、特許文献1では、胸部のSPECT撮像において、検出器を斜めに配置して撮像を行っている。このとき、斜め配置の検出器は、パラレルホールコリメータを装着しており、撮像対象である胸部の周囲を移動しながらガンマ線を検出するようになっている。
米国特許第6,696,686号明細書
しかしながら、非特許文献1のように、スラントホールコリメータでは、図10に示すように、スラントホールコリメータ26Cによりガンマ線19が検出器21の検出器表面に対して斜めに入射するため、ガンマ線19の検出位置が広がり、結果として空間分解能の劣化が生じる。
また、特許文献1では、関心領域である胸部の外に存在する放射性薬剤から発生するガンマ線を、検出器が移動する軌道上のある位置では検出し、別の位置では検出しない場合が生じると、トランケーションエラーとなり画質が劣化してしまう。
そこで、本発明は、トランケーションエラーの発生による画質の劣化を防止するとともに、再構成により得られる断層像の解像度を向上させることができる放射線撮像装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、回転軸を軌道の中心軸として回転し、放射線の入射方向を制限するコリメータが装着されている第1検出器と、前記第1検出器の前記回転軸と一致する回転軸を軌道の中心軸として回転し、前記第1検出器の有効視野の領域および前記第1検出器の有効視野外の領域を撮像範囲に含む第2検出器と、前記第1検出器および前記第2検出器が前記回転軸を中心に回転しながら検出した放射線に基づいて、放射線の発生位置および濃度を画像化する画像生成手段と、を備え、前記第1検出器は、前記第1検出器の検出器表面が、前記第1検出器の前記回転軸に対して斜めに配置されていることを特徴とする放射線撮像装置である。
本発明によれば、トランケーションエラーの発生による画質の劣化を防止するとともに、再構成により得られる断層像の解像度を向上させることができる放射線撮像装置を提供することができる。
第1実施形態に係るSPECT装置の構成図である。 第1実施形態に係るSPECT装置における検出器の配置を示した模式図である。 従来のSPECT装置におけるトランケーションエラーが発生する場合の放射性薬剤の分布と検出器の撮像範囲を示した模式図である。 第1実施形態に係るSPECT装置における放射性薬剤の分布と検出器の撮像範囲を示した模式図である。 第1実施形態に係るSPECT装置の変形例における検出器の配置を示した模式図である。 投影・逆投影の演算における座標変換を示した図である。 第2実施形態に係るSPECT装置における放射性薬剤の分布と検出器の撮像範囲を示した模式図である。 第3実施形態に係るSPECT装置における放射性薬剤の分布と検出器の撮像範囲を示した模式図である。 第4実施形態に係るSPECT装置における放射性薬剤の分布と検出器の撮像範囲を示した模式図である。 スラントホールコリメータを装着した検出器に入射するガンマ線を説明する模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪第1実施形態≫
第1実施形態に係るSPECT装置(核医学診断装置)1の全体の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係るSPECT装置1の構成図である。
SPECT装置1は、ガントリ10、カメラ(放射線撮像装置)11A,11B、データ処理装置12、表示装置13、ベッド14を含んで構成されている。被検者15は、放射性薬剤、例えば、半減期が6時間の99mTcを含んだ薬剤を投与される。ベッド14に載せられた被検者15の体内の99mTcから放出される単光子のガンマ線(放射線)をガントリ10に支持されたカメラ11(11A,11B)で検出して断層画像を撮像するようになっている。
カメラ11は、コリメータ26と多数の検出器21を内蔵している。コリメータ26は、貫通穴27と貫通穴27を仕切るセプタ28とを有し、被検者15の体内の99mTcから放出されるガンマ線を選別(入射角を規制)し、一定方向のガンマ線のみを通過させる役割を有している。コリメータ26(貫通穴27)を通過したガンマ線を検出器21で検出する。カメラ11は、ガンマ線の検出信号を計測するための特定用途向け集積回路(以下、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)と称する)(放射線計測回路)25を備える。ガンマ線の検出信号は、検出器基板23、ASIC基板24を介して、ASIC25にガンマ線を検出した検出器21のID、検出したガンマ線の波高値や検出時刻が入力される。これらはカメラ11を構成する鉄、鉛等でできた遮光・ガンマ線・電磁シールド29によって囲まれており、光、ガンマ線、電磁波を遮断している。
カメラ11はガントリ10の半径方向及び周方向に可動する。断層像撮像時には、カメラ11はガントリ取り付け部を軸として回転し、被検者15の体内の腫瘍等に集積した放射性薬剤から発生するガンマ線を検出して腫瘍の位置を同定する。
データ処理装置12は、記憶装置(図示せず)及び断層像情報作成装置(図示せず)を有する。データ処理装置12は、検出したガンマ線の波高値、検出時刻のデータ及び検出器(チャンネル)IDを含むパケットデータをASIC25から取り込み、平面像を生成もしくはサイノグラムデータに変換して断層像情報を生成し、表示装置13に表示する。
データ処理装置12において画像再構成をする際、検出器21の点応答関数を用いる。点応答関数とは、ある微少領域から発したガンマ線に対して、ある検出器21がそのガンマ線を検出する確率である。一般に、点応答関数は、幾何学的形状だけでなく、散乱、吸収等の性能等の物理的要因も考慮する。この点応答関数を用いることで、逐次近似法(MLEM法、OSEM法)等からより正確な画像を再構成することができる。
一般に、断層撮影を行うとき、被写体との角度を変えながら、プラナーイメージを複数取得する。検出器21が測定対象に対してある角度をなしているとき、検出器iのカウント数yi は、検出再構成画素jのカウント数をλj として、
i =ΣCij λj ・・・(1)
となる。ここで、Cijは、検出器iに検出される確率を表し、幾何的に決定される定数である。上式から、逐次近似法等(MLEM法、OSEM法、MAP法等)を用いて画像を再構成する。検出器21の点応答関数を逐次近似画像再構成に組み込むことにより、空間分解能を補正することが可能である。点応答関数とは、点線源から発生した放射線を検出器21が検出する確率であり、式(1)の検出確率Cijに等しい。この点応答関数を用いることで、MLEM法、OSEM法等の逐次近似再構成法からより正確な画像を再構成することができる。
このようにして、SPECT装置1は被検者15の体内の腫瘍等に集積した放射性の薬剤を撮像し、腫瘍の位置を同定することができる。
次に、回転軸16に対して、斜めに配置した検出器21Aと、平行に配置した検出器21Bとを用いてSPECT撮像する方法について、図2を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係るSPECT装置1における検出器21A,21Bの配置を示した模式図である。なお、以下の説明において、被検者15の頭部をSPECT撮像した場合を例に説明するが、第1実施形態に係るSPECT装置1を用いたSPECT撮像は、頭部撮像に限定するものではなく、他の撮像対象についても適用可能である。
図2に示すように、検出器21Aは回転軸16に対して検出器表面が斜めに配置されており、検出器21Bは回転軸16に対して検出器表面が平行に配置されている。検出器21Aと検出器21Bには、パラレルホールコリメータ26が装着されている。また、被検者15の頭部が、回転する検出器21A,21B(特に、頭部に近接する検出器21A)に衝突しないように保護材17が設けられている。
斜め配置の検出器21Aと平行配置の検出器21Bは、回転軸16の周りを回転しながら、被検者15の頭部の放射性薬剤18から発生するガンマ線19を検出する。測定した投影データから、画像再構成法により断層像が得られる。
このように、第1実施形態に係るSPECT装置1では、検出器21Aを回転軸16に対して斜めに配置することにより、検出器21Aを撮像対象である頭部へ近接させることができる。また、パラレルホールコリメータ26を用いることで斜め配置の検出器21Aに入射するガンマ線19を検出器21Aの検出器表面に対して垂直に入射させることができる。これにより、スラントホールコリメータ(非特許文献1参照)を用いた場合に発生するガンマ線の斜め入射による分解能の劣化を防止することができ、検出器21Aで測定した投影データの解像度が向上し、再構成により得られる断層像の解像度を向上させることができる。
また、回転軸16に対して平行に配置した検出器21Bのみを有する従来のSPECT装置では、平行配置の検出器21Bの回転半径を可能な限り短くすることで近接撮像するようになっているが、被検者15の頭部を挿入するガントリ10の開口部が非常に狭くなり、被検者15の位置合わせが容易ではない。これに対し、第1実施形態に係るSPECT装置1では、被検者15の頭部を挿入する入口側を従来のSPECT装置よりも広くすることができるとともに、被検者15の頭部を挿入する方向である回転軸16の軸方向(図2の左右方向)に移動させることにより近接撮像が可能となり、被検者15の位置合わせが容易である。
また、第1実施形態に係るSPECT装置1では、斜め配置の検出器21Aに加えて、平行配置の検出器21Bを併用して撮像することにより、トランケーションエラーを回避することができる。トランケーションエラーの回避について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、従来のSPECT装置におけるトランケーションエラーが発生する場合の放射性薬剤18A,18Bの分布と検出器21Aの撮像範囲22Aを示した模式図である。
図3に示すように、パラレルホールコリメータ26(図2参照)が装着された斜め配置の検出器21Aのみを有する従来のSPECT装置(例えば、特許文献1参照)では、検出器21Aがある撮像位置(この位置の検出器21Aを「検出器21A0 」と称する。)にいる場合、検出器21A0 の撮像範囲22A0 内には放射性薬剤18Aが存在しているため、検出器21A0 は放射性薬剤18Aからのガンマ線19(図2参照)を検出することができる。一方、検出器21Aが回転軸16の周りを回転して他の撮像位置(図3では、180°回転した位置とし、この位置の検出器21Aを「検出器21A180 」と称する。)にいる場合、検出器21A180 の撮像範囲22A180 内には放射性薬剤18Aおよび放射性薬剤18Bが存在しているため、検出器21A180 は放射性薬剤18Aおよび放射性薬剤18Bからのガンマ線19(図2参照)を検出することができる。
即ち、放射性薬剤18Aは、検出器21Aの有効視野内(撮像範囲22A0 と撮像範囲22A180 が重なる範囲)に入っているが、放射性薬剤18Bは検出器21Aの有効視野外(撮像範囲22A0 と撮像範囲22A180 のいずれか一方の範囲)に存在している。この放射性薬剤18Bのように、ある撮像位置における検出器21A0 では撮像されず、他の撮像位置における検出器21A180 では撮像される位置に放射性薬剤がある場合、斜め配置の検出器21Aで測定した投影データのみで画像再構成を行うと、トランケーションエラーが発生し、画質の劣化が生じる。
図4は、第1実施形態に係るSPECT装置1における放射性薬剤18A,18Bの分布と検出器21A,21Bの撮像範囲22A,22Bを示した模式図である。
第1実施形態に係るSPECT装置1では、斜め配置の検出器21Aに加えて、平行配置の検出器21Bを併用して撮像する。パラレルホールコリメータ26(図2参照)が装着された平行配置の検出器21B(撮像範囲22B)は、検出器21Bが回転軸16の周りを回転して他の撮像位置に移動しても、放射性薬剤18A,18Bからのガンマ線19(図2参照)を検出することができる。即ち、平行配置の検出器21Bで測定した投影データのみで画像再構成を行っても、トランケーションエラーが発生しない。
また、平行配置の検出器21Bの撮像範囲22Bは、斜め配置の検出器21Aの有効視野と有効視野外の両方の領域を含んでいる。
このように、第1実施形態に係るSPECT装置1は、斜め配置の検出器21Aで測定された解像度の高い投影データと平行配置の検出器21Bで測定されたトランケーションエラーのない投影データとを組み合せて画像再構成を行うことにより、トランケーションエラーの発生による画質の劣化を防止して、再構成により得られる断層像の解像度を向上させることができる。
以上、第1実施形態に係るSPECT装置1は、図2および図4に示すように、1つの斜め配置の検出器21Aと、1つの平行配置の検出器21Bとを備えるものとして説明したが、これに限られるものではない。図5は、第1実施形態に係るSPECT装置1の変形例における検出器21A,21Bの配置を示した模式図である。なお、図5は、回転軸16の方向(被検者15の頭頂部側)に見た図である。図5に示すように、2つの斜め配置の検出器21Aと、2つの平行配置の検出器21Bとを組み合せて、4つの検出器を用いてもよい。なお、この場合、検出器21A,21Bには、小型化が容易な半導体検出器を用いることにより、検出器間の干渉を防ぐことができる。また、斜め配置の検出器21Aおよび平行配置の検出器21Bの数は、2以上であってもよい。
また、斜め配置の検出器21Aを2つ以上有する場合、それぞれの検出器表面の回転軸16に対する角度は同一であってもよく、異なっていてもよい。検出器表面の回転軸16に対する角度が異なっている場合、それぞれの斜め配置の検出器21Aの近接している領域が異なるため、複数の領域における解像度を向上させることができる。また、斜め配置の検出器21Aの検出器表面の回転軸16に対する角度を変更する角度変更手段(図示せず)を備え、検出器21Aの検出器表面の回転軸16に対する角度を変化させながらデータの収集することにより、複数の領域における解像度を向上させることができるようになっていてもよい。
第1実施形態に係るSPECT装置1は、画像再構成法として例えばOSEMのような逐次近似再構成法を用いることが可能であり、画像の投影と逆投影を繰り返しながら画像を収束させていく。このとき、平行配置および斜め配置の検出器21の投影方向に対して、画像における座標を変換することで、点応答関数、被写体によるガンマ線の減弱や散乱等の物理モデルを組み込んだ投影・逆投影処理を容易に実行することが可能である。図6は、投影・逆投影の演算における座標変換を示した図である。例えば図6に示すように、画像の元の座標31(x、y、z)を斜め配置の検出器21Aに対して座標変換し、変換後の座標32(x1 、y1、z1)を用いることで投影・逆投影の演算処理が容易に実行できる。
なお、回転軸16に対して平行に配置した検出器21Bは、回転軸16と検出器21Bの法線とが直交することが望ましい。このようにすることにより、トランケーションエラーを好適に防止することができる。
≪第2実施形態≫
次に第2実施形態に係るSPECT装置1について、図7を用いて説明する。図7は、第2実施形態に係るSPECT装置1における放射性薬剤18A,18Bの分布と検出器21C,21Dの撮像範囲22Ca,22Cb,22Cc,22Dを示した模式図である。
図7に示すように、第2実施形態に係るSPECT装置1は、第1実施形態に係るSPECT装置1(図4参照)と比較して、斜め配置の検出器21C(3分割されている)と、平行配置の検出器21Dが異なっている。その他の点は同様であり、説明を省略する。
第1実施形態に係るSPECT装置1の斜め配置の検出器21A(図4参照)は、平面状の検出器であるのに対し、第2実施形態に係るSPECT装置1の斜め配置の検出器21Cは、図7に示すように、回転軸16の仰角方向に複数に分割されていてもよい。図7には、検出器21Ca,21Cb,21Ccの3つに分割されている例を示す。このように構成することにより、撮像対象(被検者15)に検出器21Cをより近接させることができるので、良好な分解能を確保することができる。
なお、仰角が小さいほど有効視野外も大きくなるため、平行配置の検出器21Dは、第1実施形態に係るSPECT装置1の平行配置の検出器21B(図4参照)と比較して、図7の左方向に長くなっている。
≪第3実施形態≫
次に第3実施形態に係るSPECT装置1について、図8を用いて説明する。図8は、第3実施形態に係るSPECT装置1における放射性薬剤18A,18Bの分布と検出器21A,21Eの撮像範囲22A,22Eを示した模式図である。
図8に示すように、第3実施形態に係るSPECT装置1は、第1実施形態に係るSPECT装置1(図4参照)と比較して、平行配置の検出器21Eが異なっている。その他の点は同様であり、説明を省略する。
第1実施形態に係るSPECT装置1の平行配置の検出器21Bの撮像範囲22B(図4参照)は、斜め配置の検出器21Aの有効視野と有効視野外の両方の領域を含んでいるのに対し、第3実施形態に係るSPECT装置1の平行配置の検出器21Eの撮像範囲22Eは、図8に示すように、少なくとも斜め配置の検出器21Aの有効視野外の領域を含んでいる。このように構成することにより、トランケーションエラーを好適に防止するとともに、平行配置の検出器21Eの面積を小さくし、コストを低減することができる。
≪第4実施形態≫
次に第4実施形態に係るSPECT装置1について、図9を用いて説明する。図9は、第4実施形態に係るSPECT装置1における放射性薬剤18A,18Bの分布と検出器21C,21Fの撮像範囲22Ca,22Cb,22Cc,22Fを示した模式図である。
図9に示すように、第4実施形態に係るSPECT装置1は、第1実施形態のに係るSPECT装置1(図4参照)と比較して、斜め配置の検出器21C(3分割されている)と、平行配置の検出器21Fが異なっている。なお、斜め配置の検出器21Cは、第2実施形態の斜め配置の検出器21Cと同様である。その他の点は同様であり、説明を省略する。
第4実施形態に係るSPECT装置1の平行配置の検出器21Fの撮像範囲22Fは、図9に示すように、少なくとも斜め配置の検出器21Cの有効視野外の領域を含んでいる。なお、仰角が小さいほど有効視野外も大きくなるため、平行配置の検出器21Fは、第3実施形態に係る平行配置の検出器21E(図8参照)と比較して、図9の左方向に長くなっている。このように構成することにより、トランケーションエラーを好適に防止するとともに、平行配置の検出器21Eの面積を小さくし、コストを低減することができる。
<変形例>
なお、本実施形態に係るSPECT装置は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態に係るSPECT装置1のコリメータ26は、パラレルホールコリメータであるものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、ファンビームコリメータ、コーンビームコリメータ等のコンバージングコリメータを用いることで感度向上を図ることも可能である。また、ダイバージングコリメータにより検出器の面積を小さくし、コスト低減を図ることも可能である。さらには、パラレルホールコリメータとコンバージングコリメータを組み合わせた構成でもよい。例えば、斜め配置の検出器21Aにパラレルホールコリメータ、平行配置の検出器21Bにファンビームコリメータを用いてもよい。あるいは逆に、斜め配置の検出器21Aにファンビームコリメータ、平行配置の検出器21Bにパラレルホールコリメータを用いてもよい。
1 SPECT装置
10 ガントリ
11A,11B カメラ(撮像装置)
12 データ処理装置(画像生成手段)
15 被検者
16 回転軸
17 保護材
18,18A,18B 放射性薬剤
19 ガンマ線(放射線)
21A,21C, 検出器(第1検出器)
21B,21D,21E,21F 検出器(第2検出器)
26 パラレルホールコリメータ

Claims (10)

  1. 回転軸を軌道の中心軸として回転し、放射線の入射方向を制限するコリメータが装着されている第1検出器と、
    前記第1検出器の前記回転軸と一致する回転軸を軌道の中心軸として回転し、前記第1検出器の有効視野の領域および前記第1検出器の有効視野外の領域を撮像範囲に含む第2検出器と、
    前記第1検出器および前記第2検出器が前記回転軸を中心に回転しながら検出した放射線に基づいて、放射線の発生位置および濃度を画像化する画像生成手段と、を備え、
    前記第1検出器は、
    前記第1検出器の検出器表面が、前記第1検出器の前記回転軸に対して斜めに配置されている
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記第2検出器は、
    検出器表面が前記回転軸に対して平行に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記第1検出器の有効視野外の領域は、
    前記第1検出器の第1撮像位置では前記第1検出器の撮像範囲に含まれるが、前記第1検出器が前記回転軸を中心に回転した他の撮像位置である第2撮像位置では前記第1検出器の撮像範囲に含まれない領域であり、
    前記第1検出器の有効視野の領域は、
    前記第1撮像位置では前記第1検出器の撮像範囲に含まれ、前記第2撮像位置でも前記第1検出器の撮像範囲に含まれる領域であり、
    前記回転軸方向における前記第1検出器が配置される範囲と前記第2検出器が配置される範囲とが重複する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記第1検出器は、
    前記回転軸の仰角方向に複数に分割されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記第1検出器を複数備え、
    前記回転軸に対する前記第1検出器の検出器表面の角度が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記回転軸に対する前記第1検出器の検出器表面の角度を変更する角度変更手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記コリメータは、パラレルホールコリメータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記第1検出器および前記第2検出器は、半導体検出器を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記画像生成手段は、逐次近似再構成法により放射線の発生位置および濃度を画像化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記画像生成手段は、前記逐次近似再構成法において、
    前記第1検出器および前記第2検出器の投影・逆投影方向に対して画像の座標を変換することで投影・逆投影処理を実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
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