JP6130477B2 - 空間ベクトルパルス変調に基づくモータ駆動装置 - Google Patents

空間ベクトルパルス変調に基づくモータ駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、空間ベクトルパルス変調に基づくモータ駆動装置に関する。
超音波モータ(USM)は、モータの圧電素子において超音波振動を引き起こし、よって、モータ構成要素の運動を誘導する、あるタイプの電気モータである。他のタイプのモータと比較して、USMは、振動がより小さい。したがって、USMは、カメラ用モータ等の低振動アプリケーションにおけるアクチュエータとして使用され得る。
USMは、交流電流(「AC」)信号によって駆動され得る。理想的には、効率のために、USMに印加される駆動信号は、USMの動作特性に合致するように周波数、位相、および/または振幅が調整される。駆動信号を生成する駆動回路は、一般的に、USMの基準特性、例えば、USM製造業者のデータシートにおいて該USM製造業者によって識別される特性に合致するように設計される。しかしながら、実際には、製造されるUSMの特性は、常に該USMの基準特性に合致するというわけではない。USMの特性は、製造上のばらつきのため、異なる製造ロットにわたって基準特性によって異なり得る。単一のUSMの特性も、USMが古くなるにつれて経時的に変動し得る。従来の駆動回路は、しばしば、これらのばらつきを補償するために、該駆動回路の駆動信号を調節することができない。
したがって、超音波モータの動作状態の変化に動的に応答するモータ駆動制御システムに対する必要性が残ったままである。
本願の実施形態において、空間ベクトルパルス変調に基づくモータ駆動装置が提供される。
図1は、本発明の実施形態によるモータ駆動装置を例示する図である。 図2は、本発明の別の実施形態によるモータ駆動装置を例示する図である。 図3は、本発明のさらなる一実施形態によるモータ駆動装置を例示する図である。 図4Aは、本発明の実施形態に従って正弦波信号を生成するための例示的なスキームに関する理想的な正弦波信号を例示する図である。 図4Bは、本発明の実施形態に従って正弦波信号を生成するための例示的なスキームに関するベクトル空間を例示する図である。 図4Cは、本発明の実施形態に従って正弦波信号を生成するための例示的なスキームに関する例示的なタイミング図である。 図4Dは、本発明の実施形態に従って正弦波信号を生成するための例示的なスキームに関する例示的なタイミング図である。 図5は、本発明の実施形態による例示的な変調波形の例示的な信号タイミング図である。 図6は、本発明の実施形態による例示的な方法を例示する図である。
本発明の実施形態は、その関連するモータの状態の変化に動的に応答する、モータ駆動装置制御システムを提供する。システムは、コントローラと、空間ベクトル変調器と、コンバータと、検出器とを含み得る。空間ベクトル変調器は、空間ベクトルパルス幅変調(「SVPWM」)スキームに従って、コントローラの制御下で、駆動信号を生成し得る。コンバータは、空間ベクトル変調器から受信した駆動信号からAC信号を取り出し得、また、AC信号をUSMモータに出力し得る。検出器は、USMモータに印加された電流および電圧を表すフィードバック信号を生成し得る。コントローラは、空間ベクトル変調器を制御して、複数のAC信号の周波数、振幅、または位相角を調節するために、検出器からの測定値に基づいて、空間ベクトルの推定値を修正し得る。
図1は、本発明の実施形態によるモータ駆動装置100を例示する。モータ駆動装置100は、コントローラ110と、PWM増幅器120と、コンバータ130と、検出器140とを含み得る。PWM増幅器120は、SVPWMスキームに従って、コントローラ110の制御下で、駆動信号を生成し得る。コンバータ130は、PWM増幅器120から受信した駆動信号からAC信号を導出し得、そして、AC信号をUSMモータ190に出力し得る。検出器140は、USMモータ190に印加された電流および電圧を表すフィードバック信号を生成し得る。コントローラ110は、PWM増幅器120を制御して、複数のAC信号の周波数、振幅、または位相角を調節するために、検出器140からの測定値に基づいて、空間ベクトルの推定値を修正し得る。
実際の実現形態において、モータ駆動装置100の構成要素は、1つ以上の集積回路として製造され得る。使用するプロセス技術に応じて、コントローラ110およびPWM増幅器120は、共通の集積回路の中に製造され得、コンバータ130は、インダクタおよびコンデンサ等の個別のオンボードデバイスによって実現され得る。例えば、単一の集積回路の半導体構成要素が、コンバータ130によって出力されるAC信号を扱えると判断されるならば、これらの構成要素は、単一の集積回路の中に製造することができる。あるいは、コントローラ110が第1の集積回路上に製造され得、PWM増幅器120およびコンバータ130が第2の集積回路上に製造され得るが、そのような実施形態は、コントローラ110のプロセス技術が、USM190に印加される駆動電圧を扱えると判断されない場合に適切である。いずれの場合も、モータ駆動装置100は、USMモータ190とは別体であるが、そこに接続され得る。
コントローラ110は、SVPWMスキームに従って動作し得る。SVPWMは、AC波形を生成するためのパルス幅変調(「PWM」)信号のタイミングシーケンスを算出するために、AC信号の空間ベクトル表現を使用する、あるタイプのPWMスキームである。コントローラ110は、SVPWM技法に従って導出される制御信号のパターンによって、PWM増幅器120を駆動し得る。
SVPWM制御信号は、モータ駆動装置100が使用されているモータ190に合わせて調整され得る。コントローラ110は、モータ190を制御するための1組のモータ設定値を識別するデータを記憶し得る。モータ設定値は、ファームウェアまたはROMに事前に記憶され得るか、調節可能なメモリ(RAM、EEPROM、またはフラッシュメモリ等)に記憶され得るか、または外部ソースを介して(例えば、別の回路、ユーザ入力を介して、またはモータ190自体によって提供される識別情報から)コントローラ110に提供され得る。これらのソースは、図1のモータ設定値112として識別される。モータ設定値データは、数ある中でも、モータの駆動周波数、動作電圧範囲、および位相オフセット等の情報を含み得る。
コントローラ110はまた、検出器140からの測定信号(電流または電圧の波形等)とモータ設定値とを比較してSVPWMの制御信号の調節を行うために、分析器114も含み得る。分析器は、(例えば、AC信号の電圧範囲(最小電圧〜最大電圧)またはAC信号間の位相オフセット等を決定するために)コンバータ130からの電圧および電流波形の測定信号を分析し得、次いで、分析した情報とモータ設定値とを比較し得る。分析器114はさらに、測定信号および/または対応する分析の履歴を記憶して、分析をさらに支援するために、メモリを含み得る。分析器114は、モータ駆動装置が最適な電力効率(すなわち、最も低い平均V*I)でモータを駆動しているかどうかを履歴から決定し得、そして、(例えば、どれが最良の電力効率を達成したのかを確認するために、複数の範囲の調節を試みることによって)調節を行い得る。分析器114はまた、SVPWM発生器116について、高レベルの設定値を112から低レベルの構成にも変換し得る。分析器114は、調節した設定値をSVPWM発生器116に送信して、パルス変調のための複数のスイッチを制御するための制御信号を生成し得る。
SVPWM発生器116は、それぞれが複数のAC信号の複数の変調周期のうちの1つに対応する、空間ベクトルを生成し得る。SVPWM発生器116は、SVPWMに従って生成される制御出力信号(P1、P2、P3、およびP4)によって、PWM増幅器120を制御し得る。SVPWM発生器の出力信号180は、モータ駆動信号が導出されるPWM波形を表し得る。
図1は、コントローラ110の機能ブロック図を例示する。集積回路の中に製造されるときに、コントローラ110は、例示される機能を実現する回路システム(図示せず)を含み得る。例えば、コントローラ110には、コントローラ110についてパルス数、周波数、および/または位相の算出を行うようにプログラムされる、プロセッサが提供され得る。プロセッサは、コードで記憶されるPWM算出係数を有し得、または代替的に、該係数を記憶するためにルックアップテーブル(「LUT」)を有し得る。プロセッサのプログラムコードは、添付のメモリに記憶され得る。コントローラ110はさらに、他の構成要素およびデバイスとインターフェースするために、アドバンストペリフェラルバス(「APB」)または他のもの等の入力/出力インターフェースを含み得る。
PWM増幅器120は、駆動信号をコンバータ130に提供し得る。PWM増幅器120は、それぞれ1対の駆動信号P1、P2を生成するために、1対のブリッジ回路を含み得る。スイッチは、トランジスタ(例えば、MOSFETトランジスタ)として提供され得る。一実施形態において、トランジスタは、電圧源(VDD、接地)とアレイ出力P1、P2、P3、およびP4との間の直接接続を提供し得る。別の実施形態において、PWM増幅器120は、供給電圧をコンバータ130に送達する前に供給電圧を調整するために、フィルタまたは他の回路を含み得る。増幅器の出力P1−P1信号180は、コントローラ100からであるが、モータ190を駆動するのに適切である電圧および/または電流レベルでのPWM出力を表し得る。
コンバータ130は、PWM増幅器120によって供給されるパルス信号からAC信号を生成するために、発振器を含み得る。コンバータ130は、デジタル形態で変調パルス信号を受信し得、そして、正弦波状のAC信号に近似する出力信号を生成し得る。一実施形態において、コンバータ130は、インダクタ−コンデンサ(「LC」)に基づく発振器を含み得る。コンバータ130はまた、モータ190とモータ駆動装置100との間のガルバニック絶縁を維持するために、絶縁デバイスを含み得る。さらに、コンバータ130は、モータ190に送達するためのAC信号をさらに調整するために、フィルタを含み得る。一実施形態において、低域通過フィルタは、コンバータ130の入力でのデジタルパルス信号に対する変調の周波数を変動させることによってAC信号の振幅を調節するために、周波数依存の可変利得特性を有し得る。
USMモータは、一般に、3つの入力ノード(Va、Vb、Vcommon)を含む。そのような実施形態において、コンバータ130は、モータ190に接続され得、よって、Vcommonに対して定義される入力電圧Vaは、第1のAC信号(M1)を受信し得る。同様に、Vcommonに対して定義されるVbの入力電圧は、第2のAC信号(M2)を受信し得る。AC信号M1およびM2は、正弦波形に近似し得る。AC信号M1およびM2は、互いに対して約90度の位相オフセットを有し得るが、位相オフセットは、モータ設定値112で識別されているように、または検出器140からのフィードバック情報に応じて導出されるように、モータ190の性能に従って合わせられ得る。
検出器140は、モータ190の動作を測定し得る。例えば、検出器140は、モータ190によって消費されている実際の電圧および電流を決定するために、コンバータ130の(信号M1、M2のための)出力端子での電圧および/または電流を測定し得る。検出器140は、好都合であり得るように、コンバータ130の(信号M1、M2のための)出力端子に、またはコンバータ130内の内部ノードに接続され得る。別の実施形態において、検出器140は、モータ190の中の内蔵型電流または電圧センサに直接接続され得る。
一実施形態において、検出器140は、コンバータ130の電圧および電流の双方を測定し得る。この様式では、コンバータ130とモータ190との間に、および検出器140とモータ190との間に別々の接続を必要とすることなく、モータ駆動装置100の全体がデバイスに集積され得る。しかしながら、他の実施形態は、より多くの直接測定値を取るために、検出器140をモータ190に接続することを可能にする。
モータ駆動装置100が動作中であると考える。始動時には、モータ駆動装置100が関与し得、また、適切であるように診断、自己検査を行い得る。始動の一部として、コントローラ110は、そのモータ190と関連する設定値112を読み出し得る。SVPWM発生器116は、コンバータ130を誘起して、設定値112において識別されるパラメータに従って、モータ190に適切であるAC信号を生成するために、PWM増幅器120に適用されるSVPWM駆動パターンを導出し得る。コントローラ110は、SVPWM駆動パターンに従ってスイッチ制御ライン180上の制御信号を生成し得、コンバータ130は、PWM増幅器120によって提供されるパルスに応じて、AC信号を生成し得る。
検出器140は、モータ190および/またはコントローラ130から返される信号を監視し得る。検出器140は、動作中のモータ190のパラメータを表す、コントローラ110へのフィードバック信号を生成し得、該フィードバック信号は、モータ設定値112を生成するために使用した予想パラメータから逸脱し得る。分析器114はまた、SVPWM発生器116について、高レベルの設定値を112から低レベルの構成にも変換し得る。分析器114は、フィードバック信号と予想パラメータを表す値とを比較し、2つの差を表すデータを生成し得る。SVPWM発生器116は、分析器114によって提供される差分データに応じて、そのSVPWM駆動パターンを修正し得る。
図2は、本発明の別の実施形態による例示的なモータ駆動装置200を例示する。モータ駆動装置200は、図1で例示されるモータ駆動装置100と同じようなアプリケーションであることが分かり得る。ここでも、モータ駆動装置200は、コントローラ210と、PWM増幅器220と、コンバータ230と、検出器240とを含み得る。この実施形態において、コンバータ230は、2対のまたはパルス信号、P1およびP2、ならびにP3およびP4によって個別に駆動され得る。
コントローラ210は、SVPWM駆動パターンに従って、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)を生成するようにPWM増幅器220を制御し得る。コンバータ230は、モータ290を駆動するために、複数の信号を複数のAC信号(M1およびM2)に変換し得る。コントローラ210は、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)および/または複数のAC信号(M1およびM2)におけるSVPWMの位相、振幅、および/または周波数を調節するために、検出器240を介して、モータ駆動装置200の電流または電圧を監視し得る。
一実施形態によれば、PWM増幅器220は、対応するスイッチ制御信号
Figure 0006130477
によってそれぞれが制御される、複数のスイッチ(221a、221b、222a、222b、223a、223b、224a、224b)を含み得る。第1組のスイッチ221a、222a、223a、224aは、それらのそれぞれの出力端子を第1の電圧源(VDD)に接続し得る。第2組のスイッチ221b、222b、223b、224bは、それらのそれぞれの出力端子を第2の電圧源(接地)に接続し得る。スイッチは、Hブリッジ構成で提供され得る。スイッチ221a、221b、222a、および222bは、個別に駆動され得、よって、あるスイッチが出力P1を第1の供給電圧まで駆動(例えば、スイッチ221aがP1をVDDまで駆動)したときに、対応するスイッチは、別の出力P2を対応する供給電圧まで駆動(例えば、スイッチ222bがP2を接地まで駆動)する。同様に、スイッチ223a、223b、224a、および224bは、個別に駆動され得、よって、あるスイッチが出力P3を第1の供給電圧まで駆動(例えば、スイッチ223aがP3をVDDまで駆動)したときに、対応するスイッチは、別の出力P4を対応する供給電圧まで駆動(例えば、スイッチ224bがP4を接地まで駆動)する。スイッチ221a、221b、222a、222b、223a、223b、224a、224bは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)であり得る。
随意に、PWM増幅器220は、供給VDDとGNDの間に接続されるコンデンサ228および229を含み得、該コンデンサは、それぞれのスイッチ222a、222b、224a、および224bによって増幅器の出力に連結される。
信号S1.1は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にまたは反転され得、よって、信号S1.1がスイッチ221aをオンにしたときに、信号
Figure 0006130477
は、スイッチ221bをオフにし、信号S1.1がスイッチ221aをオフにしたときに、信号
Figure 0006130477
は、スイッチ221bをオンにする。信号S1.2は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にされ得る。信号S2.1は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にされ得る。信号S2.2は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にされ得る。加えて、各対応する制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)のデジタル状態に対応するように、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)が生成され得る。上記のように、スイッチ221a、221b、222a、222b、223a、223b、224a、224bは、個別に駆動されて、出力信号P1およびP2を互いとは異なる電圧レベルまで(P2が接地まで駆動されたときにP1をVDDまで、また、逆の場合も同様に)駆動し得、さらに、出力信号P3およびP3を互いとは異なる電圧レベルまで(P3が接地まで駆動されたときにP4をVDDまで、また、逆の場合も同様に)駆動し得る。この構成によって、制御信号
Figure 0006130477
は、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)の変調を制御し得る。
コントローラ210は、スイッチ制御信号
Figure 0006130477
を生成し得、またはスイッチ制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)を生成し得、反転スイッチ制御信号
Figure 0006130477
は、インバータを使用して、スイッチ制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)から生成され得る。
コンバータ230は、この実施形態において、LC発振器として示される。コンバータ230は、複数のインダクタ(232a、232b、232c、232d)と、複数のコンデンサ(234a、234b、234c、234d)と、複数のアイソレータ(236aおよび236b)とを含み得る。図2で例示される実施形態において、アイソレータ236a、236bは、変圧器に基づくアイソレータとして例示されているが、本発明の原理は、他のタイプのアイソレータ、例えばコンデンサに基づくアイソレータに適用する。
インダクタ232a、232b、232c、232d、およびコンデンサ234a、234b、234c、234dは、それぞれのフィルタを形成するために、2つ1組で配設され得る。示されるように、インダクタ232aおよびコンデンサ234aは、信号P1のフィルタを形成し得、インダクタ232bおよびコンデンサ234bは、信号P2のフィルタを形成し得、インダクタ232cおよびコンデンサ234cは、信号P3のフィルタを形成し得、ならびにインダクタ232dおよびコンデンサ234dは、信号P4のフィルタを形成し得る。コンバータ230のフィルタは、アイソレータ(236aおよび236b)の1次側(入力側)のフィルタとみなされ得る。したがって、フィルタからの出力は、それぞれのアイソレータ236a、236bの端子間に印加され得る。
図2の実施形態において、フィルタは、低域通過フィルタであり得る。この構成によって、各信号(P1、P2、P3、P4)がフィルタリングされて、信号(P1、P2、P3、P4)のデジタルパルスにおける変調高調波からのノイズを平滑化および/または除去し得る。信号(P1、P2、P3、P4)からのフィルタリングした複数対の信号は、変圧器236aおよび236bに接続され得る。例えば、P1およびP2からのフィルタリングした複数対の信号は、変圧器236aの入力に接続され得、P2およびP3からのフィルタリングした複数対の信号は、変圧器236bの入力に接続され得る。この構成によって、変圧器の出力は、信号の各対からの平滑化したアナログ信号間の差(P1およびP2からの平滑化した複数対の信号の差、ならびにP3およびP4からの平滑化した複数対の信号の差)に基づいて生成され得る。
変圧器236aの2つの出力ノードは、入力ノードVaおよびモータ290のVcommonに接続され得る。変圧器236bの2つの出力ノードは、入力ノードVbおよびモータ290のVcommonに接続され得る。
図2の実施形態において、フィルタとしては、数ある中でも、帯域通過フィルタ、デジタルフィルタが挙げられ得る。
図3は、本発明のさらなる一実施形態による例示的なモータ駆動装置300を例示する。モータ駆動装置300は、図1のモータ駆動装置100の実現形態であり得る。ここでも、モータ駆動装置300は、コントローラ310と、PWM増幅器320と、コンバータ330と、検出器340とを含み得る。この実施形態において、コンバータ330は、2対のまたはパルス信号P1およびP2、ならびにP3およびP4によって個別に駆動され得る。
コントローラ310は、SVPWMに従って、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)を生成するために、複数のPWM増幅器320を制御し得る。コンバータ330は、モータ390を駆動するために、複数の信号を複数のAC信号(M1およびM2)に変換し得る。コントローラ310は、検出器340を介して、モータ駆動装置300の電流または電圧を監視し得る。
一実施形態によれば、PWM増幅器320は、対応するスイッチ制御信号
Figure 0006130477
によってそれぞれが制御される、複数のスイッチ(321a、321b、322a、322b、323a、323b、324a、324b)を含み得る。加えて、エネルギーを貯蔵するために、1つ以上のコンデンサ(328および329)が、供給VDDとGNDとの間に接続され得る。
複数のスイッチ複数のスイッチ(321a、321b、322a、322b、323a、323b、324a、324b)は、複数のHブリッジの金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を含み得る。複数のスイッチ(321a、321b、322a、322b、323a、323b、324a、324b)は、複数の分岐を形成し得る。例えば、スイッチ321aおよび321bは、VDDとGNDとの間で直列に接続され、1つの分岐を形成して、スイッチ321aと321bとの間で信号P1を生成し得る。スイッチ322aおよび322bは、1つの分岐を形成して、信号P2を生成し得る。スイッチ323aおよび323bは、1つの分岐を形成して、信号P3を生成し得る。スイッチ324aおよび324bは、1つの分岐を形成して、信号P4を生成し得る。
信号S1.1は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にまたは反転され得、よって、信号S1.1がスイッチ321aをオンにしたときに、信号
Figure 0006130477
は、スイッチ321bをオフにし、信号S1.1がスイッチ321aをオフにしたときに、信号
Figure 0006130477
は、スイッチ321bをオンにする。信号S1.2は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にされ得る。信号S2.1は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にされ得る。信号S2.2は、
Figure 0006130477
としてデジタル状態で逆にされ得る。この構成によって、複数のスイッチ(321a、321b、322a、322b、323a、323b、324a、324b)は、VDDとGNDとの間でショートを引き起こし得ない。加えて、各対応する制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)のデジタル状態に対応するように、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)が生成され得る。この構成によって、制御信号
Figure 0006130477
は、複数の信号(P1、P2、P3、およびP4)の変調を制御し得る。
コントローラ310は、スイッチ制御信号
Figure 0006130477
を生成し得、またはスイッチ制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)を生成し得、反転スイッチ制御信号
Figure 0006130477
は、インバータを使用して、スイッチ制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)から生成され得る。
コンバータ330は、複数のインダクタ(332a、332b)と、複数のアイソレータ(336aおよび336b)とを含み得る。この実施形態において、アイソレータ336a、336bは、PWM増幅器320の出力に直接接続され得る。インダクタ332a、332bは、アイソレータ336a、336bの2次側のフィルタリング回路として提供され得、PWM増幅器320の電圧領域ではなく、モータ190の電圧領域のフィルタリングを提供し得る。
複数対の信号(P1、P2、P3、P4)が変圧器336aおよび336bに接続され得る。例えば、P1およびP2は、アイソレータ336aの入力に接続され得、P2およびP3は、アイソレータ336bの入力に接続され得る。この構成によって、アイソレータ(336a、336b)の出力は、各1対の信号間の差(P1とP2との差、P3とP4との差)に基づいて生成され得る。
複数のインダクタ(332a、332b)のそれぞれは、フィルタを形成し得、対応する変圧器(336a、336b)の出力ノードの1つと直列に接続される。コンバータ330のフィルタは、変圧器(336aおよび336b)の2次側(出力側)のフィルタとして提供され得る。コンバータ330のフィルタは、モータ390のノード間に寄生容量を有するインダクタ(332a、332b)によって形成される低域通過フィルタとして提供され得る。しかしながら、コンバータ330には、他のフィルタ構成が可能であり得る。この構成によって、信号(P1、P2、P3、P4)のそれぞれが最初に変圧され、次いで、変圧器(336a、336b)の出力がフィルタリングされて、変圧器(336a、336b)の出力における変調高調波からのノイズを平滑化および/または除去し得る。
変圧器336aのフィルタリングした出力信号M1は、モータ390の入力ノードVaおよびVcommonに接続され得る。変圧器336bのフィルタリングした出力信号M2は、モータ390の入力ノードVbおよびVcommonに接続され得る。
図2および図3で例示される設計はそれぞれ、それら自体の利点を有する。各事例において、変圧器236a、236b(図2)および336a、336b(図3)は、1:20以上等の、所定の昇圧比を有し得る。故に、各事例において、1次側電流は、2次側電流よりも大きくなり得る。図2の設計において、インダクタ232a〜232dは、関連する変圧器236a、236bの1次側に連結され得、また、図3のインダクタ332a、332bよりも大きい電流を搬送し得る。この事例において、インダクタ232a〜232dは、比較的大きい電流を搬送するために、より大きいデバイスであり得、また、比較的小さいインダクタンス(一般的に、μHの範囲)を有し得る。図3の設計において、インダクタ332a、332bは、関連する変圧器336a、336bの2次側に提供され得る。インダクタ332a、332bは、対応する図2のデバイスよりも比較的小さい電流を搬送する、より小さいデバイスであり得、また、比較的大きいインダクタンス(一般的に、mHの範囲)を有し得る。図2の設計はまた、比較的多いデバイス総数も有し、製造コストおよび複雑さに影響を及ぼし得る。したがって、図2の設計は、インダクタが変圧器の1次側にあるので、図3の設計よりも高い製造コストを有し得るが、より高い効率を有し得る。回路設計者は、おそらくは、個々のアプリケーションニーズを満たすように本発明の原理を調整しながら、これらの性能および複雑さといった考慮事項のバランスを取ることになるであろう。
図4A〜4Dは、本発明の実施形態による、SVPWM技法に従って正弦波信号を生成するための概念モデルを例示する。図4Aは、コンバータ130の変調電圧AC信号M1またはM2のうちの1つとして生成される理想的な正弦波信号の一部分を例示する。正弦波信号は、周期Tを有し、また、それぞれが持続時間Tsを有する複数のスイッチング周期411〜420に分割して示される。本実施例において、周期Tは、10個のスイッチング周期411〜420に分割されるように示され、5つのスイッチング周期411〜415が正弦波の正の部分に対応し、5つのスイッチング周期416〜420が正弦波の負の部分に対応する。したがって、図4Aの実施例は、「5パルス」変調スキームを例示する。
本発明の原理は、任意の次数のパルス変調スキームに適用され得る。例えば、本発明の原理は、下で論じられるように、1パルス変調スキーム、3パルス変調スキーム、およびより高い次数のパルス変調スキーム(例えば、15パルススキーム)に適用する。したがって、スイッチング周期の数N、およびスイッチング周期411〜420の持続時間Ts
Figure 0006130477
は、Nによって変動し得、Nは、パルス変調スキームの次数を表す。
周期Tpは、最初に、モータ設定値112から決定され得る(図1)が、必要に応じて、コントローラ110の動作によって修正され得る。
図4Bは、SVPWM駆動パターンのモデルが導出され得るベクトル空間を例示する。正弦波の周期Tpは、7つのベクトルV0〜V6によってポピュレートされる、360°のベクトル空間によって表される。ベクトルV1〜V6は、空間を6つのセクターS0〜S5に分割する。動作中に、命令ベクトルVは、ベクトル空間内を回転し得、各スイッチング間隔411〜420中に別々の場所の間を移行する。コマンドベクトルVは、所定の角度θinitから始まり、各スイッチング周期について、θnew=θcurrent+Δθによって与えられる新しい角度まで回転し得、式中、
Figure 0006130477
である。コマンドベクトルVの2つの例は、図4B(V およびV )で例示され、それらは、2つの異なる時間でのコマンドベクトルVの場所に対応する。
図4Bの実施例は、5パルスの変調スキームに適切である。この図は、セクターS0に位置するときの、コマンドベクトルVの事例V 、V の双方を例示する。本実施例において、コマンドベクトルVは、各スイッチング周期411〜420において、約36度
Figure 0006130477
回転する。異なる次数のパルス変調を有する異なる実現形態において、コマンドベクトルVは、異なる増分のΔθで回転する。
各スイッチング周期について、コマンドベクトルVのセクター数sector_numは、次式によって算出され得る。
Figure 0006130477
式中、θは、ベクトルVに対して反時計回りのベクトルVの角度を表し、int(x)は、次に最も低い整数まで数xを切り捨てるための関数である。
図4Cおよび4Dで例示されるように、各スイッチング周期411−420は、それぞれのスイッチング周期において生成されるPWM信号を管理する、複数の変調周期(T、T、T)に分割され得る。異なるスイッチング周期411〜420は、共通の持続時間Tsを有するが、変調周期T、T、Tの持続時間は、各スイッチング周期411〜420について、コマンドベクトルの位置に基づいて変動し得る。
例えば、Vがセクター0(隣接するベクトルVとVとの間)、またはセクター2、またはセクター4にある場合、変調周期T、T、およびTの持続時間は、以下のように算出され得る。
=T×f×sin(θ)
=T×f×sin(60°−θ)、および
=T−T−T
式中、θは、ベクトルVの角度を表し、fは、変調率を表し、コマンドベクトルVと、コマンドベクトルVが回転するベクトル空間を画定するベクトルV1〜V6との比率によって決定される。例えば、変調率は、
Figure 0006130477
によって与えられ得、式中
Figure 0006130477
、は、ベクトルV1〜V6の大きさを表す。
例えば、Vがセクター1(隣接するベクトルVとVとの間)、またはセクター3、またはセクター5にある場合、変調周期T、T、およびTの持続時間は、以下のように算出され得る。
=T×f×sin(θ)、
=T×f×sin(60°−θ)、および
=T−T−T
式中、ここでも、θは、ベクトルVの角度を表し、fは、変調率を表し、コマンドベクトルVと、コマンドベクトルVが回転するベクトル空間を画定するベクトルV1〜V6との比率によって決定される。
図4Cは、コマンドベクトルVが図4Bで示される位置V を有するときに使用され得る、変調周期T、T、およびTを例示する。図4Dは、コマンドベクトルVが図4Bで示される位置V を有するときに使用され得る、変調周期T、T、およびTを例示する。ここでも、変調周期T、T、およびTの持続時間は、セクター内のコマンドベクタの位置に基づいて変動し得、該位置は、正弦波を生成するために使用されるパルス次数に基づいて変動する。
スイッチ制御信号は、各スイッチング周期411〜420における所望の正弦波のセグメントに対応するPWM信号を生成するために、変調周期T、T、およびTから導出され得る。例示的なPWM信号PWM1およびPWM2は、図の中で例示される変調周期について図4Cおよび4Dで示される。これらのPWM信号は、上述の実施形態のコンバータ130、230、330の入力に適用され得る。SVPWM発生器116、216、316は、コンバータ130、230、330を通じて入力においてこれらのPWM信号を生成するために、スイッチ制御信号(例えば、信号S1.1およびS1.2、または信号S2.1およびS2.2のいずれか)を生成し得る。
図5は、本発明の実施形態による例示的な変調波形の信号タイミング図500を例示する。
図5で例示されるように、スイッチ制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)は、複数の異なるスイッチング周期スキーム、1パルス〜15パルススキームについて、上で示されるSVMの算出値に従って変調される。すなわち、AC信号M1およびM2の1/2周期について、スイッチ制御信号(S1.1、S1.2、S2.1、S2.2)は、それぞれが1つのスイッチング/変調のパルス/周期、または複数のパルス/周期(等しいまたは異なる周期の持続時間を有する)を有し得る。図5における本明細書の1〜15パルススキームは、単にいくつかの可能なSVM変調スキームを例示しているだけであるが、モータ駆動装置の構成は、1〜15パルススキームに限定され得ない。偶数のパルススキーム等の、他のスキームが可能である。
しかしながら、モータ駆動装置のハードウェアについて、パスルの数が多くなるにつれて、より高いスイッチング/変調周波数を有し得るので、AC信号M1およびM2について十分な正弦波形を生成する可能な限り少ない数のパルスを有することがより効率的で、コスト効率的であり得る。例えば、モータ駆動装置における変調周波数を大幅に増加させることを必要とせずに、AC信号M1およびM2について低ノイズ正弦波形を生成するために、SVM変調には、5パルススキームで十分であり得る。
加えて、モータ駆動装置は、複数の異なるパルスモードを有するように実現され得、および/または必要に応じて、異なるパルスモードから切り替える(例えば、5パルスモードから7パルスモードに変更する)ことが可能であり得る。これは、例えば、モータ駆動装置が、モータ駆動装置における振幅乗算の変化を補償することを必要とするときに行われ得る。
モータおよび回路が古くなるにつれて、回路の共振周波数が変化し得、それは、(コンバータ130の入力から出力への)電圧の振幅乗算を変化させ得る。加えて、異なるモータは、異なる入力電圧要件を有し得る。スイッチング/変調周波数が高くなるにつれて、電圧振幅乗算が増加し得、スイッチング/変調周波数が低くなるにつれて、電圧振幅乗算が減少し得る。したがって、モータ駆動装置は、必要に応じて異なるパルスモードに変更することによって、電圧振幅乗算の超過時間を調節し、補償し得る。
この構成によって、モータ駆動装置は、電圧振幅乗算における変化を補償するために、さらなる複雑なハードウェアを必要とし得ず、さらに、異なるモータ入力電圧レベル要件にも適応し得る。
モータ駆動装置は、上で例示されるように、非常に良好な電力効率を有し得、また、複数のパルス数のモード(2〜30)、広範囲で正確な出力周波数範囲(10Hzの解像度で20〜100kHz)、広範囲で正確な出力位相範囲(1度の解像度で−127〜127)、および高電圧振幅正弦波出力をサポートし得る。高出力周波数(50KHz超)および高パルス数(10を超えるパルス/サイクル)をサポートするために、PWM増幅器120には、(最高で3MHzのスイッチング周波数をサポートする)高速SVPWM発生器116、および高効率(90%超)の(最高で3MHzのスイッチング周波数の)高速スイッチングデバイスが提供され得る。SVPWM発生器116は、予め計算した係数を記憶するためにLUTを使用すること等によって、その動作率を高めるために最適化され得る。
加えて、モータ駆動装置は、例えばコンバータ(130)および/またはモータ(190)において電圧と電流との位相を測定して、検出器(140)を使用してモータの力率の変化を検出することによって、USMモータの共振周波数の変化を測定する能力を有し得る。
モータ駆動装置(100)の1つ以上の構成要素は、1つ以上の半導体チップまたはダイに集積され得る。
図2および図3のコントローラは、上述の原理に従って動作し得る。
図6は、本発明の実施形態による例示的な方法600を例示する。ブロック610で、コントローラは、複数のAC信号(M1およびM2)のそれぞれに1つずつ、複数のベクトルを生成し得る。ブロック620で、コントローラは、スイッチでの信号(P1、P2、P3、P4)を生じさせるために、算出したベクトルに従って、スイッチ制御信号
Figure 0006130477
を変調し得る。ブロック630で、コンバータは、変調信号(P1、P2、P3、P4)をAC信号(M1およびM2)に変換し得る。ブロック640で、検出器は、コンバータまたはモータの電力測定値を測定し得る。次いで、測定値は、コントローラにフィードバックされ、ベクトルの生成およびスイッチ制御信号の変調を調節し得る。ブロック650で、コントローラは、ブロック620における変調について、調節に基づいて、複数のAC信号(M1およびM2)のそれぞれに1つずつ、複数のベクトルを修正し得る。
本開示は、複数の例示的な実施形態を参照して説明されているが、使用されている単語は、限定の単語ではなく、説明および例示の単語であることを理解されたい。その態様における本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく、現在提示される通りに、および訂正される通りに、添付の特許請求の範囲に記載の範囲内で変更が行われ得る。本開示は、特定の手段、材料、および実施形態を参照して説明されているが、本開示は、開示される詳細に限定されることを意図せず、むしろ、本開示は、添付の特許請求の範囲に記載の範囲内にあるような、全ての機能的に等価な構造、方法、および使用にまで拡張する。
本明細書は、特定の基準およびプロトコルを参照して、特定の実施形態において実現され得る構成要素および機能を開示しているが、本開示は、そのような基準およびプロトコルに限定されない。そのような基準は、本質的に同じ機能を有するより高速なまたはより効率的な等価物によって定期的に取り替えられる。故に、同じまたは類似する機能を有する代替の基準およびプロトコルは、その等価物とみなされる。
本明細書で説明される実施形態の実例は、種々の実施形態の全般的な理解を提供することを意図する。実例は、本明細書で説明される構造または方法を利用する装置およびシステムの要素および特徴の全ての完全な説明としての役割を果たすことを意図しない。本開示を検討すれば、当業者には多くの他の実施形態が明らかになり得る。他の実施形態が利用可能であり、また、本開示から導出され得、よって、構造的および論理的な置換および変更が、本開示の範囲から逸脱することなく行われ得る。加えて、実例は、単に表現的なものであり、一定の縮尺で描画されない場合がある。実例内の特定の部分が誇張され得、一方で、他の部分が最小化され得る。故に、本開示および図面は、限定的なものではなく、例示的なものであるとみなされるべきである。
本開示の1つ以上の実施形態は、単に便宜のために、および本出願の範囲をいかなる特定の開示にも、または本発明の概念にも自発的に限定することを意図することなく、「開示」という用語によって個々におよび/または集合的に参照され得る。さらに、本明細書では具体的な実施形態が例示され、説明されているが、同じまたは類似する目的を達成するように設計された任意の以降の配設が、示される具体的な実施形態と置き換えられることを認識するべきである。この開示は、種々の実施形態の任意および全ての以降の改作または変形を対象とすることが意図される。上記の実施形態、および本明細書に具体的に説明されない他の実施形態の組み合わせが、説明を検討することによって、当業者には明らかであろう。
加えて、前述の発明を実施するための形態において、種々の特徴は、本開示を合理化するという目的で単一の実施形態にグループ化され得るか、または単一の実施形態で説明され得る。本開示は、特許請求される実施形態が各請求項で明確に列挙されるものよりも多い特徴を必要とする意図を反映するものとして解釈されるべきでない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明の主題は、開示される実施形態のいずれかの全ての特徴よりも少ないものを対象とし得る。したがって、以下の特許請求の範囲は、発明を実施するための形態に組み込まれ、各請求項は、特許請求される主題を個別に定義するものとしてそれ自体が自立している。
上で開示される主題は、実例となるものであり、制限的なものではないとみなすべきであり、添付の特許請求の範囲は、本開示の真の趣旨および範囲の範囲内に含まれる、全ての当該の修正、改良、および他の実施形態を包含することが意図される。したがって、本開示の範囲は、法律によって許容される最大の範囲まで、以下の特許請求の範囲およびそれらの等価物の最も広義の許容される解釈によって決定されるべきであり、前述の詳細な説明によって制限または限定されないものとする。
100 モータ駆動装置
110 コントローラ
112 モータ設定値
114 分析器
116 高速SVPWM発生器
116 SVPWM発生器
120 PWM増幅器
130 コンバータ
140 検出器
180 SVPWM発生器の出力信号
190 USMモータ
200 モータ駆動装置
210 コントローラ
216 SVPWM発生器
220 PWM増幅器
221 スイッチ
222 スイッチ
223 スイッチ
228 コンデンサ
230 コンバータ
232 インダクタ
236 変圧器
240 検出器
290 モータ
300 モータ駆動装置
310 コントローラ
316 SVPWM発生器
320 PWM増幅器
321 スイッチ
322 スイッチ
323 スイッチ
324 スイッチ
330 コンバータ
332 インダクタ
336 変圧器
340 検出器
390 モータ
411−420 スイッチング周期

Claims (20)

  1. モータのためのモータ駆動装置であって、
    空間ベクトルパルス幅変調技法に従って2組の駆動信号を生成するための空間ベクトル変調器と、
    前記空間ベクトル変調器に対する制御信号を生成するためのコントローラと、
    前記駆動信号から複数のAC信号を生成するためのコンバータと、
    前記コンバータまたはモータの電流または電圧を測定するための検出器と、を備え、
    前記コントローラは、前記コンバータによって生成される前記AC信号の特性を調節するために、基準モータ設定値と前記検出器からの測定値との比較に基づいて、前記空間ベクトル変調器に対する前記制御信号を変化させる、
    モータ駆動装置。
  2. 前記特性は、前記AC信号の周波数、振幅、または位相角のうちの1つである、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記空間ベクトル変調器は、Hブリッジ構成で複数のトランジスタスイッチを備える、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記空間ベクトル変調器は、Hブリッジ構成で複数のMOSFETを備える、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記コントローラは、それぞれが前記複数のAC信号の複数の変調周期のうちの1つに対応する空間ベクトルを生成する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記コンバータは、それぞれが1対の駆動信号によって駆動される1対の発振器を備える、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記コンバータは、アイソレータを備える、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  8. 前記コンバータはさらに、前記アイソレータの1次側に提供される低域通過フィルタを備える、請求項7に記載のモータ駆動装置。
  9. 前記コンバータはさらに、前記アイソレータの2次側に提供される低域通過フィルタを備える、請求項7に記載のモータ駆動装置。
  10. 前記コンバータは、フィルタを備える、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  11. 前記コントローラは、調節を行うために、前記検出器からの測定電圧と、所定の設定値とを比較する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  12. モータのためのモータ駆動装置を制御する方法であって、
    空間ベクトルパルス幅変調技法に従って、複数の駆動信号を生成することであって、前記駆動信号は、最初に、モータの初期設定値に従って生成される、生成することと、
    前記駆動信号を第1のAC信号に変換することであって、前記第1のAC信号は、前記モータに印加される、変換することと、
    前記モータによる前記第1のAC信号の消費を測定することと、
    前記モータによる前記第1のAC信号の前記測定した消費の分析に従って前記モータの前記初期設定値を修正することと、
    前記モータの前記修正した設定値を使用して、空間ベクトルパルス幅変調技法に従って新しい1組の駆動信号を生成することと、
    前記新しい1組の駆動信号を第2のAC信号に変換することであって、前記第2のAC信号は、前記モータに印加される、変換することと、
    を含む、方法。
  13. 前記駆動信号は、1対のHブリッジ回路によって生成される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記変換することは、1対の駆動信号によって1対の発振器を駆動すること含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記変換することは、アイソレータを介する前記AC信号を生成することを含む、請求項12に記載の方法。
  16. 前記変換することは、前記アイソレータの1次側に提供される低域通過フィルタによってフィルタリングすることを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記変換することは、前記アイソレータの2次側に提供される低域通過フィルタによってフィルタリングすることを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記変換することは、フィルタリングすることを含む、請求項12に記載の方法。
  19. 前記修正することは、調節を行うために、測定した消費と、所定の設定値とを比較することを含む、請求項12に記載の方法。
  20. コンピュータ可読記録媒体であって、
    空間ベクトルパルス幅変調技法に従って、複数の駆動信号を生成することであって、前記駆動信号は、最初にモータの初期設定値に従って生成される、生成することと、
    前記駆動信号を第1のAC信号に変換することであって、前記第1のAC信号は、前記モータに印加される、変換することと、
    前記モータによる前記第1のAC信号の消費を測定することと、
    前記モータによる前記第1のAC信号の前記測定した消費の分析に従って前記モータの前記初期設定値を修正することと、
    前記モータの前記修正した設定値を使用して、空間ベクトルパルス幅変調技法に従って新しい1組の駆動信号を生成することと、
    前記新しい1組の駆動信号を第2のAC信号に変換することであって、前記第2のAC信号は、前記モータに印加される、変換することと、
    を行う、モータのためのモータ駆動装置を制御するためにプロセッサによって実行可能なコンピュータ命令を記憶する、コンピュータ可読記録媒体
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