JP6127595B2 - 音響トランスデューサ - Google Patents

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Description

本発明は音響トランスデューサに関する。具体的には、検知した音響振動を電気信号に変換するための音響トランスデューサに関する。
音響センサにおいては、ロールオフ周波数を大きくするためにダイアフラムに通孔をあけることがある。図1A及び図1Bに示す音響センサ11では、基板12に上下に貫通したチャンバ13を開口してあり、チャンバ13の上面を覆うようにして基板12の上方にダイアフラム14を設けている。基板12の上面には、ダイアフラム14を覆うようにしてバックプレート15が設けられており、バックプレート15の下面にはダイアフラム14に対向する固定電極板16が設けられている。バックプレート15及び固定電極板16には、固定電極板16とダイアフラム14の間のエアギャップ内に音響振動を導くための複数個のアコースティックホール17が開口している。また、ダイアフラム14の変位の大きな領域、すなわちダイアフラム14のうちチャンバ13の上面開口と対向する領域には、アコースティックホール17よりも開口面積の大きな通孔18が開口されている。このような音響センサとしては、たとえば特許文献1に記載されたものがある。
このような音響センサ11では、アコースティックホール17から固定電極板16とダイアフラム14の間のエアギャップに入った音響振動は、ダイアフラム14の外周部下面と基板12の上面との間の隙間(ベントホール)を通ってチャンバ13へ逃げる。また、ダイアフラム14に通孔18を開口していると、アコースティックホール17から前記エアギャップに入った音響振動は、ダイアフラム14の通孔18を通ってもチャンバ13へ逃げる。そのためダイアフラム14に通孔18を開口していると、音響振動に対する抵抗(音響抵抗)が小さくなり、音響センサ11のロールオフ周波数が大きくなる。
図2は音響センサの感度比を示す図であって、横軸は音響振動の周波数(振動数)を示し、縦軸は感度比を表わす。図2において破線で示す曲線は、ダイアフラム14に通孔18が開口していないときの感度比−周波数特性(以下、周波数特性という。)である。これに対し、ダイアフラム14に通孔18を開口した場合には、図2に実線で示す周波数特性のように音響センサの感度比が低音域(低周波数音域)で低下する。このように低音域での感度比を低下させることを、ロールオフ(効果)という。
図1のようにダイアフラム14の変位の大きな領域に通孔18をあけてロールオフさせた音響センサ11では、風雑音耐性、圧縮空気耐性、気圧変動耐性などの耐環境性を向上させることができる。すなわち、アコースティックホール17やチャンバ13から入った風によってダイアフラム14が揺らぎにくくなるため、風を音として検知しにくくなる(風雑音耐性)。また、たとえば音響センサ11を落下させた場合にはチャンバ13に風圧が加わることがあり(特に、ボトムポート型のマイクロフォンの場合)、風圧によってチャンバ13内の空気が圧縮されて空気圧が高くなる。その場合にも、ダイアフラム14に通孔18があいていると、圧縮空気がダイアフラム14に加わりにくくなり、圧縮空気によってダイアフラム14が破壊されにくくなる(圧縮空気耐性)。また、チャンバ13の下面などが塞がれている場合、エアギャップ側の気圧(大気圧)が一時的に変動しても、通孔18を通って圧力が逃げるので圧力変動を音として検知しにくくなる(気圧変動耐性)。
しかし、従来の音響センサ11では、図3に示すように、ダイアフラム14に開口した通孔18の直径Dは、アコースティックホール17の直径dと等しいかそれ以上となっている。特に、ボトムポート型のマイクロフォンに用いるものでは、ダイアフラム14の通孔18がより大きくなっている。このような音響センサ11では、ダイアフラム14に大きな通孔18を設けているので、ダイアフラム14と固定電極板16の間の犠牲層が成膜時に通孔18に落ち込み、図3に示すように、通孔18の縁に対応する箇所でバックプレート15や固定電極板16に段差δが発生する。その結果、バックプレート15の強度が弱くなったり、固定電極板16に一部導通の不完全な箇所が生じたりするおそれがある。
なお、特許文献2にもダイアフラムに通孔をあけた音響センサが開示されている。しかし、このセンサでは、通孔はダイアフラムの変位の大きな領域ではなく、ダイアフラムの外周部の、基板上面と対向する領域(ベントホール部分)に設けられている。このような通孔では、音響振動が通り抜ける際の抵抗が高いので、圧縮空気耐性や風雑音耐性などの耐環境性はほとんど改善されない。また、ロールオフの効果を高めるためには通孔をかなり数多く設けねばならないが、面積の限られたベントホール部分に多数の通孔を設けると、電極面積が減って感度が落ちたり機械強度が落ちてしまうなどの問題がある。
米国特許出願公開第2012/0033831号明細書(US2012/0033831 A1)、段落[0043] 特開2010−34641号公報
本発明の目的とするところは、振動電極板に通孔をあけることにより耐環境性を向上させた音響トランスデューサにおいて、振動電極板の通孔を音響孔(アコースティックホール)よりも小さくすることにより、音響トランスデューサのさらなる特性向上を図ることにある。
本発明に係る音響トランスデューサは、少なくとも上面で開口した空洞を有する基板と、前記空洞の上面を覆うようにして前記基板の上方に形成された振動電極板と、前記振動電極板を覆うようにして前記基板の上方に形成されたバックプレートと、前記バックプレートに設けた固定電極板とを備え、前記バックプレート及び前記固定電極が、上下に貫通した複数の音響孔を有する音響トランスデューサにおいて、前記振動電極板の変位の大きな領域に、前記音響孔よりも開口面積の小さな複数個の通孔が形成されていることを特徴としている。
本発明の音響トランスデューサにあっては、振動電極板の変位の大きな領域に、音響孔よりも開口面積の小さな複数個の通孔を形成しているので、低音域での感度をロールオフさせることができ、風雑音耐性、圧縮空気耐性、気圧変動耐性などの耐環境性を向上させることができる。また、通孔の開口面積が小さいので、ボトムポート型のマイクロフォンなどに用いたときでも、空洞側から振動電極板と固定電極板の間のエアギャップ内に異物が侵入しにくくなる。なお、ここでいう振動電極板の変位の大きな領域とは、振動電極板の最大変位位置及びその周辺を含む領域である。
通孔の開口面積が小さくなっているので、音響トランスデューサの製造工程において、振動電極板と固定電極板の間にエアギャップを形成するための犠牲層で通孔が埋まり、バックプレートや固定電極板に段差が生じにくくなる。その結果、段差のためにバックプレートや固定電極板の強度が低下しにくく、また固定電極板に導通不良が発生しにくくなる。特に、通孔の幅がエアギャップの2倍よりも小さいと、エアギャップ形成のために成膜される犠牲層で通孔が埋まり、バックプレートや固定電極板に段差が生じにくい。
また、通孔の開口面積が小さいため、必要なロールオフ効果を得るためには通孔の個数を増加させなければならないが、通孔は振動電極板の変位の大きな領域に分散して設けられる。その結果、振動電極板と固定電極板に挟まれたエアギャップ内における熱雑音を効率よく軽減することができ、音響トランスデューサのS/N比を向上させることができる。振動電極板の変位が大きい領域は、熱雑音が発生した際に大きく振動電極板が変位してしまう領域であるため、音響トランスデューサのノイズが大きくなってしまう。よって、振動電極板の変位が大きな領域が熱雑音を最も軽減させたい領域であり、この領域に通孔があることで音響トランスデューサのS/N比を大きく向上させることができる。
複数個の前記通孔を形成する領域としては、特に前記振動電極板の中央部が好ましい。音響トランスデューサにおいて、チャンバを覆うようにして振動電極板を配置すると、振動電極板の固定部は周辺部(基板など)となることが多い。周辺部でダイアフラムを固定すると、振動電極板の変位が中央部で特に大きくなるため、振動電極板の中央部の熱雑音を軽減させるために通孔を設けると、音響トランスデューサのS/N比の向上効果が大きい。特に、振動電極板の中心から縁までの半分以下の領域が振動電極板の変位が大きく、この領域に通孔を設けることが望ましい。
本発明に係る音響トランスデューサのある実施態様における前記振動電極板は、前記基板の上面に垂直な方向から見て、前記音響孔と重なり合わない位置に前記通孔を設けられていることを特徴としている。通孔と音響孔が重なり合うように設けられていると音響抵抗が小さくなり、ロールオフ効果が効きすぎるため、通孔の数が制限される。これに対し、音響孔と重なり合わないように通孔を配置すれば、適度のロールオフ効果を持たせようとする場合でも、通孔の数を増やすことができ、効率よく熱雑音を軽減できる。
また、上記実施態様においては、前記通孔を、前記基板の上面に垂直な方向から見て、隣合った2個の前記音響孔に挟まれた領域、あるいは3個以上の前記音響孔に囲まれた領域に配置することが好ましい。通孔をこのように配置すれば、音響孔から遠い箇所に通孔を設けることができるので、音響センサのロールオフ効果を高めることができ、また熱雑音を低減する効果も高くなる。
本発明に係る音響トランスデューサのさらに別な実施態様における前記通孔は、規則的に配列されていることを特徴としている。音響孔が規則的に配列されている場合には、通孔も規則的に配列させることで、通孔と音響孔が重ならないように配置することが容易になる。また、通孔が規則的に配列されていると、配列された領域で効率的に熱雑音を軽減させることができ、音響トランスデューサのS/N比をより向上させることができる。特に、前記通孔のピッチは、前記音響孔のピッチの整数倍であることが望ましい。前記通孔のピッチが、前記音響孔のピッチの整数倍であることにより、前記通孔と前記音響孔をともに規則的に配列して配置させることができる。
本発明に係る第1のマイクロフォンは、本発明に係る音響トランスデューサをパッケージの内部に実装したマイクロフォンであって、前記基板は、上面から下面に貫通した前記空洞を有し、前記パッケージは、音響振動をパッケージ内に導入するための音導入孔を開口され、前記音導入孔と前記空洞の下面とが連結されていることを特徴としている。かかるマイクロフォンによれば、風雑音耐性、圧縮空気耐性、気圧変動耐性などの耐環境性を向上させることができるとともに、音響トランスデューサの強度を向上させることができる。
本発明に係る第2のマイクロフォンは、本発明に係る音響トランスデューサと、前記音響トランスデューサからの信号を増幅して外部に出力する回路部とを、パッケージに実装したことを特徴としている。かかるマイクロフォンによれば、風雑音耐性、圧縮空気耐性、気圧変動耐性などの耐環境性を向上させることができるとともに、音響トランスデューサの強度を向上させることができる。
なお、本発明における前記課題を解決するための手段は、以上説明した構成要素を適宜組み合せた特徴を有するものであり、本発明はかかる構成要素の組合せによる多くのバリエーションを可能とするものである。
図1Aは、従来の音響センサを示す平面図である。図1Bは、従来の音響センサの断面図である。 図2は、音響センサのロールオフ効果を説明するための図である。 図3は、従来の音響センサの解決課題を説明するための概略断面図である。 図4Aは、本発明の実施形態1に係る音響センサを示す平面図である。図4Bは、実施形態1の音響センサにおけるアコースティックホールと、ダイアフラムの通孔と、ストッパの位置関係を示す図である。 図5は、実施形態1の音響センサの断面図である。 図6は、実施形態1の音響センサに用いられているダイアフラムの平面図である。 図7A及び図7Bは、実施形態1の音響センサの作用効果を説明するための図である。 図8Aは、従来の音響センサにおいてバックプレートに段差が生じる様子を示す概略図である。図8Bは、実施形態1の音響センサにおいてバックプレートに段差が生じない理由を説明する概略図である。 図9は、本発明に係る音響センサを内蔵したマイクロフォンの概略断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々設計変更することができる。
(実施形態1)
以下、図4−6を参照して本発明の実施形態1による音響トランスデューサ、すなわち音響センサ21の構造を説明する。図4Aは、本発明の実施形態1による音響センサ21の平面図である。図4Bは、音響センサ21の一部を拡大して示す平面図であって、アコースティックホール31と、ダイアフラム23の通孔27と、ストッパ32の位置関係を示す。図5は、音響センサ21の断面図である。図6は、ダイアフラム23の平面図である。
この音響センサ21は、MEMS技術を利用して作製された静電容量型素子である。図5に示すように、この音響センサ21は、シリコン基板22(基板)の上面にアンカー26を介してダイアフラム23を設け、ダイアフラム23の上方に微小なエアギャップ30(空隙)を介して天蓋部24を配し、シリコン基板22の上面に固定したものである。
シリコン基板22には、表面から裏面に貫通したチャンバ25(空洞)が開口されている。ダイアフラム23は、チャンバ25の上面開口を覆うようにしてシリコン基板22の上面に配置されている。ダイアフラム23は、導電性を有するポリシリコン薄膜によって略円板状に形成されていてダイアフラム23自体が振動電極板となっている。チャンバ25の周囲において、シリコン基板22の上面には複数個のアンカー26が間隔をあけて配置されている。ダイアフラム23は、シリコン基板22の上面で、外周部下面をアンカー26によって支持されており、チャンバ25の上面開口及びシリコン基板22の上面から浮いている。図6に示すように、ダイアフラム23の変位の大きな領域、すなわちシリコン基板22の上面開口と対向する領域(好ましくは、ダイアフラム23の中央部)には、上下に貫通した複数個の通孔27が一定のピッチで規則的に配列している。また、ダイアフラム23からは引出配線33が引き出されている。
図5に示すように、天蓋部24は、SiNからなるバックプレート28の下面にポリシリコンからなる固定電極板29を設けたものである。天蓋部24は、ドーム状に形成されていてその下に空洞部分を有しており、その空洞部分でダイアフラム23を覆っている。天蓋部24の下面(すなわち、固定電極板29の下面)とダイアフラム23の上面との間には微小なエアギャップ30(空隙)が形成されている。図4Aに示すように、固定電極板29からは引出配線34が引き出されている。
天蓋部24(すなわち、バックプレート28と固定電極板29)には、上面から下面に貫通するようにして、音響振動を通過させるためのアコースティックホール31(音響孔)が多数穿孔されている。図4Aに示すように、アコースティックホール31は、規則的に配列されている。図示例では、アコースティックホール31は、互いに120°の角度を成す3方向に沿って三角形状に配列されているが、矩形状や同心円状などに配置されていてもよい。また、バックプレート28の下面には、適宜間隔でストッパ32が突出している。ストッパ32は固定電極板29を貫通して固定電極板29よりも下方まで突出しており、ダイアフラム23が固定電極板29にスティック(固着)するのを防止している。
また、バックプレート28の上面には、電極パッド35、36が設けられている。ダイアフラム23の引出配線33は電極パッド35に接続されており、固定電極板29の引出配線34は電極パッド36に接続されている。
この音響センサ21にあっては、固定電極板29とダイアフラム23が、エアギャップ30を挟んでコンデンサ構造を構成している。そして、音響振動に感応してダイアフラム23が振動すると、固定電極板29とダイアフラム23の間の静電容量が変化し、音響振動が静電容量の変化を通して電気信号に変換される。
ここで、通孔27の開口面積(あるいは、通孔27が円形の場合には直径)は、アコースティックホール31の開口面積(あるいは、直径)よりも小さくなっている。通孔27は、シリコン基板22の上面に垂直な方向から見て、アコースティックホール31と重なり合わないようにアコースティックホール31と位置をずらせて配置されている。たとえば、隣合った2個のアコースティックホール31間の中央、あるいは3個以上のアコースティックホール31に囲まれた領域の中心に通孔27が配置されている。図4Bでは、ダイアフラム23の各通孔27は、3個のアコースティックホール31に囲まれた領域の中心に位置しており、通孔27の配列ピッチはアコースティックホール31の配列ピッチと等しくなっている。
上記のような音響センサ21では、ダイアフラム23の変位の大きな領域に通孔27を開口しているので、図7Aに示すように音響振動sが通孔27を通ってチャンバ25側からエアギャップ30へ通過し、あるいはエアギャップ30側からチャンバ25へ通過できる。そのため、音響センサ21によれば、従来例と同じように低音域での感度をロールオフさせることができ、風雑音耐性、圧縮空気耐性、気圧変動耐性などの耐環境性を向上させることができる。また、本実施形態の音響センサ21では、通孔27の開口面積がアコースティックホール31よりも小さいので、通孔27が1個あたりでのロールオフ効果は小さいが、通孔27をアコースティックホール31の開口面積よりも小さくしたままで、通孔27の個数を増加させれば従来例と同等又はそれ以上の耐環境性を得ることができる。
また、音響センサ21では、通孔27の開口面積が小さいので、ボトムポート型のマイクロフォンなどに用いたとき、チャンバ25側からエアギャップ30内に塵やほこりなどの異物が侵入しにくくなる。
さらに、本実施形態の音響センサ21では、アコースティックホール31よりも開口面積の小さな複数個の通孔27をダイアフラム23の変位の大きい領域内に分散して設けることができるので、エアギャップ30における熱雑音を軽減させて音響センサ21のS/N比を向上させることができる。エアギャップ30における熱雑音は、図7Bに示すように、ダイアフラム23と固定電極板29に挟まれたエアギャップ30内の空気層において、その空気分子aがブラウン運動してダイアフラム23に衝突することで生じる電気的ノイズである。ここで、ダイアフラム23に小さな通孔27を数多く設けておけば、エアギャップ30内の空気分子aが通孔27を通って逃げることができるようになり、それだけ単位時間あたりにダイアフラム23に衝突する空気分子aの数が減り、熱雑音が軽減される。しかも、ダイアフラム23の変位の大きい領域は、ダイアフラム23の感度が高い領域であるから、この部分に通孔27を設けて熱雑音を軽減させれば、音響センサ21のS/N比を向上させる効果が高くなる。
また、通孔27とアコースティックホール31が重なり合うように設けられていると、音響センサの音響抵抗が小さくなり、ロールオフ効果が効きすぎるため、通孔27の数が制限される。音響センサのS/N比を向上させるために、アコースティックホール31の比率を高めることでアコースティックホール31によるエアギャップ30の熱雑音をより軽減させる手法が多く取られる。特にこのような場合に、通孔27とアコースティックホール31とが重なりやすくなる。これに対し、本実施形態の音響センサ21では、アコースティックホール31と重なり合わないように通孔27を配置しているので、適度のロールオフ効果を持たせようとする場合でも、通孔27の数を増やすことができる。よって、実質的に、熱雑音を軽減して音響センサ21のS/N比を向上させることが可能になる。
通孔27の開口面積が大きい場合には、図8Aに示す従来例のように、通孔18の縁にあたる箇所でバックプレート15や固定電極板16に段差が発生し、バックプレート15や固定電極板16の強度が低下したり、固定電極板16に導通不良が生じたりするおそれがある。これに対し、アコースティックホール31と重なり合わないように通孔27を設ける場合であっても、図8Bのように通孔27の開口面積(直径D)がアコースティックホール31の開口面積(直径d)より小さいと、製造工程において、ダイアフラム23と固定電極板29の間にエアギャップ30を形成するための犠牲層で通孔27が埋まり、バックプレート28の上面などに段差が生じにくくなる。よって、段差のためにバックプレート28の強度が低下しにくく、また固定電極板29に一部導通の不完全な箇所も生じにくくなる。
通孔27がほぼ円形の場合でいえば、通孔27の直径は10μm以下であることが望ましい。より好ましくは、1μm以上5μm以下であればよい。通孔27の直径が10μm以下であれば、バックプレート28などに段差が生じにくくなり、あるいは段差が小さくなるからである。
さらに、ダイアフラム23の、隣合った2個のアコースティックホール31間の中央、あるいは3個以上のアコースティックホール31に囲まれた領域の中心に対向する箇所は、アコースティックホール31から最も遠い箇所である。このため、隣合った2個のアコースティックホール31間の中央、あるいは3個以上のアコースティックホール31に囲まれた領域の中心に対向する位置に通孔27を設ければ、音響センサ21のロールオフ効果を高めることができ、また熱雑音を低減する効果も高くなる。
なお、アコースティックホール31が一定ピッチで規則的に配列されている場合には、通孔27も一定ピッチで規則的に配列させることが望ましい。通孔27がアコースティックホール31と重ならないように配置することが容易になるからである。特に、通孔27のピッチがアコースティックホール31と同じ間隔や、倍数の間隔であると配置しやすい。
(マイクロフォンへの応用)
図9は、実施形態1の音響センサ21を内蔵したボトムポート型のマイクロフォン41の概略断面図である。このマイクロフォン41は、回路基板42とカバー43からなるパッケージ内に音響センサ21と回路部である信号処理回路44(ASIC)とを内蔵したものである。音響センサ21と信号処理回路44は、回路基板42の上面に実装されている。回路基板42には、音響センサ21内に音響振動を導き入れるための音導入孔45が開口されている。音響センサ21は、チャンバ25の下面開口を音導入孔45に合わせ、音導入孔45を覆うようにして回路基板42の上面に実装されている。したがって、音響センサ21のチャンバ25がフロントチャンバとなっており、パッケージ内の空間がバックチャンバとなっている。
音響センサ21の電極パッド35、36と信号処理回路44は、ボンディングワイヤ46によって接続されている。さらに、信号処理回路44は、ボンディングワイヤ47によって回路基板42に接続されている。なお、信号処理回路44は、音響センサ21へ電源を供給する機能や、音響センサ21の容量変化信号を外部へ出力する機能を有する。
回路基板42の上面には、音響センサ21及び信号処理回路44を覆うようにしてカバー43が取り付けられる。パッケージは電磁シールドの機能を有しており、外部からの電気的な外乱や機械的な衝撃から音響センサ21や信号処理回路44を保護している。
こうして、音導入孔45からチャンバ25内に入った音響振動は、音響センサ21によって検出され、信号処理回路44によって増幅及び信号処理された後に出力される。このマイクロフォン41では、パッケージ内の空間をバックチャンバとしているので、バックチャンバの容積を大きくでき、マイクロフォン41を高感度化することができる。
このようなボトムポート型のマイクロフォン41に用いる場合には、耐環境性を高めるためにはダイアフラム23の通孔27の面積を大きくする必要がある。その場合には、通孔27の個々の開口面積を大きくしないで、あるいはアコースティックホール31の個々の開口面積よりも小さいという限度で大きくしたうえで、通孔27の数を増加させることによって対応すればよい。
なお、このマイクロフォン41においては、パッケージ内に音響振動を導き入れるための音導入孔45をカバー43の上面に開口していてもよい。この場合には、音響センサ21のチャンバ25がバックチャンバとなり、パッケージ内の空間がフロントチャンバとなる。
21 音響センサ
22 シリコン基板
23 ダイアフラム(固定電極板)
25 チャンバ(空洞)
26 アンカー
27 通孔
28 バックプレート
29 固定電極板
31 アコースティックホール
41 マイクロフォン
44 信号処理回路(回路部)
45 音導入孔

Claims (8)

  1. 少なくとも上面で開口した空洞を有する基板と、
    前記空洞の上面を覆うようにして前記基板の上方に形成された振動電極板と、
    前記振動電極板を覆うようにして前記基板の上方に形成されたバックプレートと、
    前記バックプレートに設けた固定電極板とを備え、
    前記バックプレート及び前記固定電極板が、上下に貫通した複数の音響孔を有する音響トランスデューサにおいて、
    前記振動電極板の変位の大きな領域に、前記音響孔よりも開口面積の小さな複数個の通孔が形成されていることを特徴とする音響トランスデューサ。
  2. 複数個の前記通孔は、前記振動電極板の中央部に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の音響トランスデューサ。
  3. 前記振動電極板は、前記基板の上面に垂直な方向から見て、前記音響孔と重なり合わない位置に前記通孔を設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の音響トランスデューサ。
  4. 前記通孔は、前記基板の上面に垂直な方向から見て、隣合った2個の前記音響孔に挟まれた領域、あるいは3個以上の前記音響孔に囲まれた領域に配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の音響トランスデューサ。
  5. 前記通孔は、規則的に配列されていることを特徴とする、請求項1に記載の音響トランスデューサ。
  6. 前記通孔のピッチが、前記音響孔のピッチの整数倍であることを特徴とする、請求項5に記載の音響トランスデューサ。
  7. 請求項1に記載の音響トランスデューサをパッケージの内部に実装したマイクロフォンであって、
    前記基板は、上面から下面に貫通した前記空洞を有し、
    前記パッケージは、音響振動をパッケージ内に導入するための音導入孔を開口され、
    前記音導入孔と前記空洞の下面とが連結されていることを特徴とするマイクロフォン。
  8. 請求項1に記載の音響トランスデューサと、前記音響トランスデューサからの信号を増幅して外部に出力する回路部とを、パッケージに実装したことを特徴とするマイクロフォン。
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