JP6127524B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルが並設された第1及び第2の電池モジュールを有する電池パックに関する。
例えば、電池パックを搭載した車両においては、電池パックに配置される電池モジュールの最大数は、電池パックの仕様や車両の仕様に応じて予め決められている。また、電池パックに配置する電池モジュールの数は、電池パックの仕様や車両の仕様によって変わってくる。電池モジュールの数を予め決められた最大数から減らすと、電池パックのウェイトバランスが悪くなってしまう。このため、ダミーモジュール等を設置することで、ウェイトバランスが悪くなることを防止している。
例えば、特許文献1においては、電気自動二輪車のバッテリ(電池モジュールに相当)を収納するためのボックス本体には、3つのバッテリ収納スペースが設けられている。そして、車体の左右方向の3つのバッテリ収納スペースのうち左から2つのバッテリ収納スペースにバッテリが収納された場合、使用されていないバッテリ収納スペースにはダミーバッテリ(ダミーモジュールに相当)が収納されている。その結果、バッテリの見掛け上の重心位置が、ダミーバッテリを使用しない場合に比べて車体中心線側に位置するように微調整されるようになっている。
特開2010−83371号公報
ところが、特許文献1において、バッテリは発電又は充電に伴い発熱するが、2つあるバッテリのうち、ダミーバッテリの隣りのバッテリで発生した熱はダミーバッテリに吸収される。しかし、バッテリを挟んでダミーバッテリと反対側のバッテリで発生した熱は、ダミーバッテリには吸収されにくいため、ダミーバッテリに隣り合うバッテリと、そのバッテリを挟んでダミーバッテリから離れたバッテリとでは、発熱時に温度差が生じてしまう。
本発明は、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの温度差を小さくすることができる電池パックを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の電池パックは、複数の電池セルが並設された第1及び第2の電池モジュールと、前記第1及び第2の電池モジュールと同じ重量であり、かつ熱容量を持ち自発熱しないダミーモジュールと、を有する電池パックであって、前記第1及び第2の電池モジュールと前記ダミーモジュールとは、前記電池パックの収容部に収容され、前記ダミーモジュールは、前記第1の電池モジュールと前記第2の電池モジュールの間に配置されることを要旨とする。なお、ダミーモジュールにおいて、「自発熱しない」とは、ダミーモジュール自身が発熱しないことを示す。
これによれば、第1及び第2の電池モジュールは、発電又は充電により発熱する。一方、ダミーモジュールは駆動されることなく発熱もしていない。よって、第1及び第2の電池モジュールで発生した熱は、それぞれダミーモジュールに伝わる。そして、ダミーモジュールは、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの間に配置されている。このため、第1及び第2の電池モジュールで発生した熱をそれぞれ同じようにダミーモジュールに伝えることができる。したがって、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの間で放熱量がほぼ同じになり、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの温度差を小さくすることができる。
また、前記第1及び第2の電池モジュールと前記ダミーモジュールとは、熱伝導部材によって熱的に結合されていてもよい。
これによれば、熱伝導部材によって、第1及び第2の電池モジュールで発生した熱を、ダミーモジュールに効率良く伝えることができる。
また、前記電池パックは、カウンタウェイトを有する産業車両に搭載され、前記第1及び第2の電池モジュールと前記ダミーモジュールは、前記カウンタウェイトに熱的に結合されていてもよい。
これによれば、第1及び第2の電池モジュールで発生した熱を、カウンタウェイトに伝え、第1及び第2の電池モジュールを効率良く冷却することができる。
請求項4に記載の電池パックは、複数の電池セルが並設された第1及び第2の電池モジュールと、熱容量を持ち自発熱しないダミーセルと、を有する電池パックであって、前記第1及び第2の電池モジュールは、前記電池パックの収容部に前記電池セルの並設方向に沿って並設されて収容され、前記ダミーセルは、前記第1の電池モジュールの端部であって、前記第2の電池モジュール側の端部前記第2の電池モジュールの端部であって、前記第1の電池モジュール側の端部に配置されていることを要旨とする。なお、ダミーセルにおいて、「自発熱しない」とは、ダミーセル自身が発熱しないことを示す。
これによれば、第1及び第2の電池モジュールの各電池セルが発電又は充電により発熱する一方で、ダミーセルは駆動されることなく発熱もしていない。そして、ダミーセルは、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの間に配置されている。このため、第1及び第2の電池モジュールで発生した熱は、それぞれダミーセルに伝わる。したがって、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの間での放熱量がほぼ同じなり、第1の電池モジュールと第2の電池モジュールの温度差を小さくすることができる。
また、電池パックは、前記第1の電池モジュールよりも鉛直方向上方に、前記第2の電池モジュールとは別の電池モジュールをさらに有するとともに、熱容量を持ち自発熱しないダミーモジュールを有し、前記ダミーモジュールは、前記第1の電池モジュールと前記別の電池モジュールの間に配置されている
本発明によれば、第1の電池モジュールと第2の電池モジュール間の温度差を小さくすることができる。
実施形態のフォークリフトを示す側面図。 電池パックを示す斜視図。 電池パックを示す正面図。 電池パックを示す側断面図。 電池パックの別例を示す側断面図。 電池パックの別例を示す正面図。
以下、本発明の産業車両をフォークリフトに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、以下の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフトの運転者がフォークリフトの前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、フォークリフト10の車体11の前下部には駆動輪12が設けられているとともに、車体11の後下部には操舵輪13が設けられている。また、車体11の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト14は、車体11の前部に立設されているとともに、当該マスト14にはリフトブラケット15を介して左右一対のフォーク16が設けられている。そして、フォーク16は、マスト14に連結されたリフトシリンダ17の駆動により、リフトブラケット15とともに昇降される。また、フォーク16は、マスト14に連結されたティルトシリンダ18の駆動により、マスト14とともに傾動される。フォーク16には、積荷19が搭載される。車体11には、駆動輪12の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク16の駆動源となる荷役用モータM2が搭載されている。そして、走行用モータM1及び荷役用モータM2は、車体11に搭載された電池パック30からの電力供給により駆動される。
また、車体11の中央には、運転室20が設けられている。運転室20には、作業者(運転者)が着座可能な運転シート21が設けられている。運転シート21の前方にはハンドル22が設けられている。車体11において、運転室20の下部には電池パック30が搭載されている。
次に、電池パック30について説明する。
図2及び図3に示すように、電池パック30は、複数の電池モジュール50と、複数のダミーモジュール60と、収容ケース61と、が収容部Sに収容されて構成されている。
複数の電池モジュール50それぞれは、電池セルとしての複数の角型電池51と、矩形平板状の伝熱プレート52とを交互に並べて構成されている。なお、本実施形態では、角型電池51としてリチウムイオン二次電池が用いられている。また、伝熱プレート52は、厚み方向の全面が、隣り合う角型電池51の厚み方向の側面と接している。また、電池モジュール50において、角型電池51の並設方向両端に位置する角型電池51には、ブラケット53が固定されている。
複数のダミーモジュール60それぞれは、電池モジュール50と同じ形状及び同じ重量の直方体状に形成されており、熱容量を持ち、かつ自発熱しないものである。また、ダミーモジュール60の長手方向の両端面には、上記と同じ構成のブラケット53が固定されている。収容ケース61は、電池モジュール50とほぼ同じ形状及び大きさの直方体状である。収容ケース61には、電池モジュール50の制御を行う制御機器が収容されている。また、収容ケース61の長手方向の両端面には、上記と同じ構成のブラケット53が固定されている。
次に、フォークリフト10が備えるカウンタウェイト32について説明する。
図2及び図3に示すように、カウンタウェイト32は、例えば鉄等の金属材料製であり、細長矩形板状のウェイト部34と、このウェイト部34の短手方向一端縁部からウェイト部34の厚み方向に立設されるとともに、ウェイト部34の長手方向一端から他端に亘って延びる細長矩形板状のウェイト本体33と、を備え、側面視L字状をなす。
ウェイト部34において、その短手方向におけるウェイト本体33と反対側には、逆U字状のフレーム36がウェイト部34から立設されている。フレーム36は、ウェイト部34の上面における短手方向他端縁部の2つの角部から立設された第1の柱部38及び第2の柱部39と、第1の柱部38及び第2の柱部39の上端部(ウェイト部34と接合される端部と反対側の端部)を繋ぐ基部37と、からなる。各柱部38,39の立設方向への長さ(各柱部38,39の長手方向の長さ)は、ウェイト部34の上面から、ウェイト本体33の先端面までの最短の長さと同一となっており、フレーム36の上面とウェイト本体33の上面には天板44が支持されている。この天板44によって、ウェイト本体33と、フレーム36との間の開口部(図示せず)が閉塞されている。
ウェイト部34の長手方向の一端側には、ウェイト本体33と、ウェイト部34と、第1の柱部38と、天板44によって囲まれた一端側開口部30bが形成されている。また、ウェイト部34の長手方向の他端側には、ウェイト本体33と、ウェイト部34と、第2の柱部39と、天板44によって囲まれた他端側開口部30cが形成されている。一端側開口部30bは、一端側蓋部材41によって閉塞され、他端側開口部30cは他端側蓋部材42によって閉塞されている。そして、電池パック30は、カウンタウェイト32と、一端側蓋部材41と、他端側蓋部材42と、蓋部材43と、天板44で囲まれた領域からなる収容部Sを有する。
なお、以下の説明において、ウェイト部34の長手方向を、カウンタウェイト32の長手方向とする。また、ウェイト部34の短手方向(ウェイト部34の長手方向に直交し、かつウェイト部34の厚み方向に直交する方向)をカウンタウェイト32の短手方向とする。また、ウェイト部34からウェイト本体33が延びる方向を、カウンタウェイト32の高さ方向とする。そして、カウンタウェイト32は、長手方向が車体11の左右方向(車幅方向)に延びる状態で車体11に搭載されている。
次に、収容部Sにおける電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61の配置について説明する。
収容部Sには、複数の電池モジュール50、複数のダミーモジュール60、及び収容ケース61が収容されている。ここで、本発明の電池パックに配置される電池モジュールの数は、電池パックの仕様や電池パックが搭載される機器の仕様に合わせて適宜変更される。そして、電池パックに配置される電池モジュールの数が、配置可能な最大数よりも少なくなる場合には、電池モジュールを減らしたことでできるスペースにダミーモジュールを配置する。
本実施形態では、収容部Sには、電池モジュール50及びダミーモジュール60を収容する第1領域S1と、収容ケース61を収容する第2領域S2とが設けられている。詳述すると、ウェイト本体33上に第1領域S1が5箇所設けられるとともに、第2領域S2が1箇所設けられている。つまり、収容部Sには、最大5個の電池モジュール50が収容可能となっている。
次に、収容部Sにおける電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61の位置関係について説明する。電池パック30において、電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61のカウンタウェイト32の高さ方向への並びを「列」とし、カウンタウェイト32の長手方向への並びを「行」とする。本実施の形態において、電池パック30は、列が2つ、行が3つ形成されている。
3つの行のうち、最も低い位置の第1行D1には、電池モジュール50が2つ並設されている。3つの行のうち、真ん中の位置の第2行D2には、ダミーモジュール60が2個並設されている。3つの行のうち、最も高い位置の第3行D3には、電池モジュール50と収容ケース61が並設されている。
カウンタウェイト32の長手方向一端側の第1列R1には、第1行D1側から第3行D3側に向けて(車体11の鉛直方向上方に向かって)順に電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池モジュール50が並設されている。ここで、第1列R1に並設された電池モジュール50のうち、第1行D1に配置された電池モジュール50を第1の電池モジュール501とし、第3行D3に配置された電池モジュール50を第2の電池モジュール502とする。この場合、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間にダミーモジュール60が配置されている。第1の電池モジュール501及び第2の電池モジュール502は、それぞれダミーモジュール60と対向するように配置されている。
カウンタウェイト32の長手方向他端側の第2列R2には、第1行D1側から第3行D3側に向けて(車体11の鉛直方向上方に向かって)順に電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61が並設されている。第2列R2において、電池モジュール50と、ダミーモジュール60と、収容ケース61は、電池モジュール50とダミーモジュール60とが対向するように配置され、収容ケース61とダミーモジュール60とが対向するように配置される。
そして、第1列R1において、第1の電池モジュール501及び第2の電池モジュール502からダミーモジュール60までの距離は同じになっている。すなわち、第1の電池モジュール501とダミーモジュール60の間隔と、第2の電池モジュール502とダミーモジュール60の間隔とが同じである。
図3及び図4に示すように、第1列R1において、第1の電池モジュール501とダミーモジュール60の間、及び第2の電池モジュール502とダミーモジュール60の間それぞれには、第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60の距離と同じ厚みを有する熱伝導部材65が介装されている。熱伝導部材65は矩形状の金属板である。熱伝導部材65における第1及び第2の電池モジュール501,502、又はダミーモジュール60と対向する面は、伝熱面として機能する。熱伝導部材65において、第1及び第2の電池モジュール501,502、又はダミーモジュール60との対向部65aは平坦面状である。
第1列R1において、第1の電池モジュール501とダミーモジュール60との間に介装される熱伝導部材65は、一方の対向部65aが第1の電池モジュール501に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合され、他方の対向部65aがダミーモジュール60に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合されている。また、第2の電池モジュール502とダミーモジュール60との間に介装される熱伝導部材65は、一方の対向部65aがダミーモジュール60に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合され、他方の対向部65aが第2の電池モジュール502に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合されている。
図2及び図3に示すように、第2列R2において、収容ケース61及び電池モジュール50からダミーモジュール60までの距離は同じになっている。すなわち、収容ケース61とダミーモジュール60の間隔と、電池モジュール50とダミーモジュール60の間隔とが同じである。
また、第2列R2において、収容ケース61とダミーモジュール60の間、及びダミーモジュール60と電池モジュール50の間それぞれには、収容ケース61及び電池モジュール50と、ダミーモジュール60の距離と同じ厚みを有する熱伝導部材65が介装されている。熱伝導部材65は矩形状の金属板である。熱伝導部材65における電池モジュール50、ダミーモジュール60、又は収容ケース61と対向する面は伝熱面として機能する。熱伝導部材65において、電池モジュール50、ダミーモジュール60、又は収容ケース61との対向部65aは平坦面状である。
第2列R2において、収容ケース61とダミーモジュール60の間に介装される熱伝導部材65は、一方の対向部65aが収容ケース61に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合され、他方の対向部65aがダミーモジュール60に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合されている。ダミーモジュール60と電池モジュール50の間に介装される熱伝導部材65は、一方の対向部65aが電池モジュール50に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合され、他方の対向部65aがダミーモジュール60に面接触した状態で接合されるとともに熱的に結合されている。
収容部Sに収容された3個の電池モジュール50は、それぞれウェイト本体33におけるウェイト部34側の配置面33a(ウェイト本体33の厚み方向の一面(内面))に設置されている。3個の電池モジュール50は、それぞれ角型電池51の並設方向がカウンタウェイト32の長手方向と一致するように配置面33aに設置されている。また、各電池モジュール50は、ブラケット53に挿通されたボルトBをウェイト本体33に螺入することでウェイト本体33に取り付けられている。
ダミーモジュール60及び収容ケース61は、ブラケット53に挿通されたボルトBをウェイト本体33に螺入することでウェイト本体33に取り付けられている。そして、複数の電池モジュール50、複数のダミーモジュール60、及び収容ケース61は、それぞれウェイト本体33に対し熱的に結合されている。
次に、本実施形態のフォークリフト10の作用について説明する。
さて、収容ケース61の制御機器によって電池モジュール50が制御されて電池モジュール50が発電すると、電池モジュール50及び収容ケース61から熱が発生する。一方、ダミーモジュール60は、制御機器等が駆動されることも、発電することもないため、ダミーモジュール60からは熱が発生しない(自発熱しない)。よって、ダミーモジュール60は電池モジュール50及び収容ケース61より温度が低く、吸熱部材として機能する。
第1列R1において、第1及び第2の電池モジュール501,502から発生した熱は、ウェイト本体33及び2つの熱伝導部材65に伝わる。2つの熱伝導部材65に伝わった熱は、ダミーモジュール60に伝わる。したがって、第1及び第2の電池モジュール501,502で発生した熱は、ダミーモジュール60に吸収され、第1及び第2の電池モジュール501,502が過熱状態になることが防止される。なお、第1及び第2の電池モジュール501,502からダミーモジュール60までの距離は同じになっており、第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60との間には、同じ厚みの熱伝導部材65が介装されるため、第1及び第2の電池モジュール501,502の放熱量がほぼ同じになる。
一方、第2列R2において、収容ケース61及び電池モジュール50から発生した熱は、ウェイト本体33及び2つの熱伝導部材65に伝わる。2つの熱伝導部材65に伝わった熱は、ダミーモジュール60に伝わる。したがって、収容ケース61及び電池モジュール50で発生した熱は、ダミーモジュール60に吸収され、収容ケース61及び電池モジュール50が過熱状態になることが防止される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1列R1において、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間にダミーモジュール60を配置した。このため、第1及び第2の電池モジュール501,502で発生した熱は、ダミーモジュール60に伝わるため、第1及び第2の電池モジュール501,502は冷却される。そして、第1及び第2の電池モジュール501,502に対し、ダミーモジュール60が同じ距離離れた位置に配置されているため、第1及び第2の電池モジュール501,502の放熱量がほぼ同じになる。したがって、電池パック30において、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間での温度差を小さくすることができる。
(2)第2列R2において、収容ケース61と電池モジュール50の間にダミーモジュール60を配置した。このため、収容ケース61及び電池モジュール50で発生した熱は、ダミーモジュール60に伝わる。このため、電池モジュール50及び収容ケース61に熱が篭もることなく電池モジュール50及び収容ケース61を効率良く冷却することができる。
(3)第1列R1において、ダミーモジュール60と第1の電池モジュール501との間、及びダミーモジュール60と第2の電池モジュール502との間には、それぞれ熱伝導部材65が介装されている。このため、第1及び第2の電池モジュール501,502で発生した熱を、熱伝導部材65を介してダミーモジュール60に効率良く伝え、第1及び第2の電池モジュール501,502を効率良く冷却することができる。
(4)第1列R1において、熱伝導部材65の厚みを一定とし、第1及び第2の電池モジュール501,502からダミーモジュール60までの距離を同じにした。このため、熱伝導部材65を介して第1及び第2の電池モジュール501,502からダミーモジュール60に伝わる熱量の差を小さくして、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間での温度差を小さくすることができる。
(5)第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60の間に介在する熱伝導部材65の平面形状(対向部65a)の大きさを同じにした。このため、熱伝導部材65を介して第1及び第2の電池モジュール501,502からダミーモジュール60に伝わる熱量の差を小さくして、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間での温度差を小さくすることができる。
(6)電池モジュール50、及びダミーモジュール60をカウンタウェイト32のウェイト本体33に熱的に結合した。このため、電池モジュール50で発生した熱を、熱伝導部材65に加え、ウェイト本体33に効率良く伝えることができ、電池モジュール50を効率良く冷却することができる。
(7)電池パック30に配置する電池モジュール50の数は、電池パック30の仕様やフォークリフト10の仕様によって変わってくる。電池モジュール50の数を減らすと、電池モジュール50によるカウンタウェイトとしての機能が損なわれてしまうが、ダミーモジュール60を設置することで、ウェイトバランスが悪くなることを防止できる。また、ダミーモジュール60を第1及び第2の電池モジュール501,502の冷却に使用するため、第1及び第2の電池モジュール501,502の冷却効率を向上させるための別部材を設ける必要がない。
(8)熱伝導部材65は矩形板状に形成され、対向部65aは、第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60に対し面接触している。よって、第1及び第2の電池モジュール501,502で発生した熱を熱伝導部材65を介してダミーモジュール60に効率良く伝えることができる。
(9)第1列R1において、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間にダミーモジュール60を配置した。このため、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502の間で直接熱交換されることが防止される。よって、第1及び第2の電池モジュール501,502が互いに温度が高くなることを防止できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5に示すように、第1列R1において、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502、及びダミーモジュール60の端面のうち、配置面33aに配置された端面と反対側の端面50a,60a同士を、熱伝導部材70で熱的に結合してもよい。
○ ダミーモジュール60は、電池モジュール50と同じ形状及び同じ重量の直方体状に形成されているが、これに限らない。つまり、ダミーモジュール60は、第1及び第2の電池モジュール501,502からの熱を吸収できるものであればどのような構成であってもよい。
○ 図6に示すように、第1行D1において、カウンタウェイト32の長手方向に並設された電池モジュール50のうち、長手方向一方の電池モジュール50を第1の電池モジュール501とし、長手方向他方の電池モジュール50を第2の電池モジュール502とする。この場合、第1の電池モジュール501において、最も第2の電池モジュール502側に位置する角型電池51と隣接してダミーセル77が設けられている。また、第2の電池モジュール502において、最も第1の電池モジュール501側に位置する角型電池51と隣接してダミーセル77が設けられている。ダミーセル77は、角型電池51と同じ大きさ及び重量であり、熱容量を持ち自発熱しないものである。
このように構成した場合、第1の電池モジュール501の角型電池51と、第2の電池モジュール502の角型電池51との間で直接熱交換されることが防止される。また、第1及び第2の電池モジュール501,502の角型電池51から発生した熱は、ダミーセル77に伝わる。よって、第1及び第2の電池モジュール501,502の角型電池51から発生した熱は、同じようにダミーセル77に伝わり、第1及び第2の電池モジュール501,502の放熱量がほぼ同じになる。よって、ダミーセル77を挟んだ第1及び第2の電池モジュール501,502の角型電池51間には大きな温度差が生じない。なお、図6では、ダミーセル77は、角型電池51と同じ大きさ及び重量であるが、これに限らない。つまり、ダミーセル77は、第1及び第2の電池モジュール501,502の角型電池51からの熱を吸収できるものであればどのような構成でもよい。
○ 実施形態では、電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61を3行、2列に並設したが、行数及び列数は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、第1列R1において、第1及び第2の電池モジュール501,502からダミーモジュール60までの距離を同じとしたが、第1及び第2の電池モジュール501,502からダミーモジュール60までの距離は異なっていてもよい。
○ 実施形態では、第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60の対向面間の距離を、それらの長手方向全体に亘って同じとしたが、この距離は長手方向に沿って異なっていてもよい。すなわち、ダミーモジュール60に対し、第1及び第2の電池モジュール501,502が傾いた状態に配置されていてもよい。
○ 実施形態では、熱伝導部材65の対向部65aを、電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61に対し、面接触させたが、点接触や線接触でもよく、また、対向部65aは、一部が電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61に面接触していてもよい。すなわち、熱伝導部材65の電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び収容ケース61に対する熱的な結合の仕方は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60を熱伝導部材65を介して熱的に結合させたが、熱伝導部材65は無くてもよく、ウェイト本体33を介して第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60を熱的に結合させてもよい。
○ 実施形態では、第1及び第2の電池モジュール501,502とダミーモジュール60は、カウンタウェイト32上に配置したが、これに限られず、どのような部材上に配置されていてもよい。
○ 実施形態では、第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502との間、及び収容ケース61と電池モジュール50との間にダミーモジュール60を配置したが、すくなくとも第1の電池モジュール501と第2の電池モジュール502との間にダミーモジュール60を配置すればよい。
○ 実施形態では、電池モジュール50、ダミーモジュール60及び収容ケース61は
ウェイト本体33上に配置したが、収容ケース61は、電池モジュール50及びダミーモジュール60が設けられる部材とは異なる部材に設けられていてもよい。
○ 実施形態では、角型電池51としてリチウムイオン二次電池に具体化したが、ニッケル水素二次電池等に変更してもよい。
○ カウンタウェイト32は矩形板状であったが、側面視L字状、側面視T字状であってもよい。
○ 実施形態では、産業車両としてフォークリフト10に具体化したが、その他の産業車両、例えば、パワーショベルなどに具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)電池パック及びカウンタウェイトを有する産業車両であって、前記電池パックは請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電池パックである産業車両。
S…収容部、10…産業車両としてのフォークリフト、30…電池パック、32…カウンタウェイト、50…電池モジュール、51…電池セルとしての角型電池、60…ダミーモジュール、65,70…熱伝導部材、77…ダミーセル、501…第1の電池モジュール、502…第2の電池モジュール。

Claims (5)

  1. 複数の電池セルが並設された第1及び第2の電池モジュールと、
    前記第1及び第2の電池モジュールと同じ重量であり、かつ熱容量を持ち自発熱しないダミーモジュールと、を有する電池パックであって、
    前記第1及び第2の電池モジュールと前記ダミーモジュールとは、前記電池パックの収容部に収容され、
    前記ダミーモジュールは、前記第1の電池モジュールと前記第2の電池モジュールの間に配置されることを特徴とする電池パック。
  2. 前記第1及び第2の電池モジュールと前記ダミーモジュールとは、熱伝導部材によって熱的に結合されている請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記電池パックは、カウンタウェイトを有する産業車両に搭載され、前記第1及び第2の電池モジュールと前記ダミーモジュールは、前記カウンタウェイトに熱的に結合されている請求項1又は請求項2に記載の電池パック。
  4. 複数の電池セルが並設された第1及び第2の電池モジュールと、
    熱容量を持ち自発熱しないダミーセルと、を有する電池パックであって、
    前記第1及び第2の電池モジュールは、前記電池パックの収容部に前記電池セルの並設方向に沿って並設されて収容され、
    前記ダミーセルは、前記第1の電池モジュールの端部であって、前記第2の電池モジュール側の端部と、前記第2の電池モジュールの端部であって、前記第1の電池モジュール側の端部に配置されていることを特徴とする電池パック。
  5. 前記第1の電池モジュールよりも鉛直方向上方に、前記第2の電池モジュールとは別の電池モジュールをさらに有するとともに、熱容量を持ち自発熱しないダミーモジュールを有し、前記ダミーモジュールは、前記第1の電池モジュールと前記別の電池モジュールの間に配置されている請求項4に記載の電池パック
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