JP6126420B2 - レーザマーキング方法、及びレーザマーキングされた樹脂組成物 - Google Patents

レーザマーキング方法、及びレーザマーキングされた樹脂組成物 Download PDF

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Description

本発明は、レーザマーキング方法、及びレーザマーキングされた樹脂組成物に関するものである。更に詳しくは、特別な発色剤、顕著剤を用いないインキにより印刷されたフィルムによる包装体、或いは特殊な発色剤を用いない樹脂製のキャップにレーザ照射によるレーザマーキングの技術に関する。
一般に、食品等を包装するフィルムには、製造年月日、賞味期限、品質管理番号、ロット番号、有効期限等の管理情報が表示されている。さらに外側の包装フィルムを取り去った使用中にでも賞味期限、品質管理番号、ロット番号などが分かるように表示された商品があり、冷蔵庫で放置された場合には重宝している。そこで、これら従来の表示は日付をはじめとする製造者記号などを印字する場合にはジェットプリンタで表面に印字されているものがある。また、包装フィルムには情報の改ざんを防ぐために、特殊なインキを用いた記録部を包装材料の内部に設置し、レーザ光を包装材料の最外層側から照射して記録部に熱印加することによって包装材料の内部に管理情報を印字することが可能となっている。これらのレーザ光照射による印字方法及び印字装置が特許文献1で提案されている。また、樹脂への印字方法が特許文献2で提案されている。
特開2011−25931号公報 特開平7−290827号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のレーザマーキングでは、ロイコ染料等を発色材とした特殊なインキを介在させて、顕著剤と化学的に作用をさせてレーザ光が当たった照射部分は特殊塗装が熱発色をさせている。
そのため、特殊なインキの使用に際しては熱発色であるが故にフィルムの基材に予定外の熱量が作用してピンホールなどの問題を生じる危険があり、さらに保護層を設置するなどそれらの使用に際して制約事項が多々あると同時にそれらに要するコストが問題であった。
そこで、商品の外側の包装や、ボトルの包装などに用いられるフィルムは積層フィルムにする必要はなく、その裏面に印刷を行なえば外観は積層フィルムと同等であり、コストを低減させることができる。さらに、商品の包装フィルムを取り去った後の容器への日付はその使いやすさからキャップの天面に賞味期限やロットの印字がジェットプリンタでの印字が行なわれているが、製造上の管理をはじめとして表示方法はレーザマーキングが求められている。さらに特殊インキを介在させた場合、レーザ照射の軌跡のみが発色して線が描かれる為、描かれる線の太さは細く、見易さの改良が必要であった。
これらはコストを抑えてレーザマーキングで太い線での表示を実現するものである。すなわち、特殊なインキを積層フィルムで挟持することなく、製品の外表面の外観は積層フィルムと同等であり、また、商品の包装フィルムを取り去った後の容器への日付は、キャップの天面に賞味期限やロットの印字レーザ表示をおこなうための特殊な原料を用いることなしに、包装フィルムや樹脂キャップに太い線でレーザマーキングを行なう技術を提供することである。
本発明のレーザマーキング方法は、顔料を含有する層に、レーザマーキングする方法において、前記顔料を含有する層の表面を覆う表面層と前記顔料を含有する層に裏面で接する層とで挟持された状態にある前記顔料を含有する層に、若しくは、表面を覆う表面層を有する前記顔料を含有する層に、前記表面層側からレーザ照射を行い、前記表面層を通過した前記レーザが、前記顔料を含有する層を発熱させて前記顔料を含有する層の構成物を変色させてマーキングすることを特徴とする。
さらに顔料を規定すると、本願発明のレーザマーキング方法は、酸化チタンを顔料として含有する層に、レーザマーキングする方法において、前記酸化チタンを顔料として含有する層の表面を覆う表面層と前記酸化チタンを顔料として含有する層に裏面で接する層とで挟持された状態にある前記酸化チタンを顔料として含有する層に、若しくは、表面を覆う表面層を有する前記酸化チタンを顔料として含有する層に、前記表面層側からレーザ照射を行い、前記表面層を通過した前記レーザが、密閉された層内の前記酸化チタンを発熱させて前記酸化チタンを顔料として含有する層内の前記酸化チタンの周囲の構成物質を炭化させ、前記表面層と前記酸化チタンを顔料として含有する層との間にこの炭化物質を封止させることにより、レーザ照射の軌跡を変色させてマーキングすることを特徴とすることができる。酸化チタンは一般に用いられている顔料であり、その応用範囲は広い。
レーザマーキングする方法を用いたレーザマーキングされた樹脂組成物としては、顔料を含有する層が、レーザマーキングされている樹脂組成物において、前記顔料を含有する層の表面を覆う表面層と前記顔料を含有する層に裏面で接する層とで挟持された状態にある前記顔料を含有する層に、若しくは、表面を覆う表面層を有する前記顔料を含有する層に、前記表面層側からレーザ照射を行い、前記表面層を通過した前記レーザによって前記顔料を含有する層が発熱することにより、前記顔料を含有する層の構成物を変色させて、情報表示がなされていることを特徴とすることができる。
これらのレーザマーキングされた樹脂組成物の代表として印刷がなされた包装用フィルムにレーザマーキングを施す場合に用いられる。
さらに、レーザマーキングする方法を用いたレーザマーキングされた樹脂組成物としては、酸化チタンを顔料として含有する層が、レーザマーキングされている樹脂組成物において、前記酸化チタンを顔料として含有する層の表面を覆う表面層と前記酸化チタンを顔料として含有する層に裏面で接する層とで挟持された状態にある前記酸化チタンを顔料として含有する層に、若しくは、表面を覆う表面層を有する前記酸化チタンを顔料として含有する層に、前記表面層側からレーザ照射を行い、前記表面層を通過した前記レーザによって密閉された層内の前記酸化チタンが発熱することにより、前記酸化チタンを顔料として含有する層内の前記酸化チタンの周囲の構成物質を炭化し、前記表面層と前記酸化チタンを顔料として含有するとの間にこの炭化物質を封止することにより、レーザ照射の軌跡が変色して情報表示がなされていることを特徴とすることができる。
これらのレーザマーキングされた樹脂組成物の代表として樹脂製のキャップなどの樹脂成型品にレーザマーキングを施す場合に用いられる。
これらのレーザマーキング方法では、グラビア印刷で特殊なインキを用いることなく、製造者記号、製造年月日等の情報印字が、外部摩擦によって消失することがない。また、通常では発色せずに表面の粗にしかならないレーザマーキングが本発明により、食品の情報が分かりやすい表示を提供できるものである。
本発明によるレーザマーキング方法によれば、従来の積層フィルムの発色層を設けなくとも表面層の裏面に設けられた顔料を含有する印刷層を自身のフィルムで挟持させるなどの工夫を行なうだけでレーザ光が表面層を透過して、顔料を有する層の成分を黒色変化させることで黒色のマーキングが可能となるので、表面越しに、商品名、日付、製造者記号などのマーキングを黒文字として判読ができる。さらに太い線で表示ができるのでより見やすい表示ができる。キャップなど樹脂の成型品は樹脂の表面を覆うだけで成型品は従来品をそのまま流用することができるのでコストを極力抑え安価に多方面に使用することができる。
本発明に係る一実施例のフィルムの代表的な構成を示す説明図である。 本発明に係る一実施例のキャップの代表的な構成を示す説明図である。 本発明のフィルムの一実施例を説明する説明図である。
本発明を以下、図面をもとに説明する。
図1にフィルムの代表的な構成を表した。すなわち、本発明に係る一実施例のフィルムの代表的な構成は少なくとも表面層、印刷層から構成され、印刷層は表面層の内側に印刷されているフィルム(イ)で本発明を説明する。(ロ)は印刷層の表示を目立たせる目的で行なうベタ印刷層を設けることができる。(ハ)は(イ)のフィルムにシーラント層を設けた一般の3層フィルムを示している。
表面層は、非晶質無延伸PET(APET)、延伸PET(OPET)、結晶性PET(CPET)、延伸PP(OPP)、無延伸PP(CPP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、延伸Ny(ONy)、無延伸Ny(CNy)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、延伸PS(OPS)などが挙げられるものであれば特に限定されない。
シーラント層は、熱溶融接着可能なポリオレフィンフィルム等が採用され、特に限定はされない。
印刷層は、例えば図1の断面図に示すように、透明延伸ポリプロピレンフィルムの内面に、グラビア印刷などによる印刷層が形成されている。より詳しくは、透明な延伸ポリプロピレンなどのフィルムの内面に、グラビア印刷などによる絵柄、文字情報の印刷層が形成され、さらにその上に白インキによる白色インキ層が形成されて見栄えを良くしている(ロ)参照。この白色インキ層の一部に本発明のレーザマーキング方法による印字を行なうことができる。当然、レーザマーキング用に白色インキ層を設けることもできる。
また、白色の印刷層としては、個別情報の印刷が読みやすくする為に設けるもので、酸化チタンを含有するグラビア用白インキあるいはフレキソ用白インキを主に用いるが、完全な白色でなくともよく、チタン白等白色顔料を含む淡色のインキでもよく、それぞれグラビア印刷法あるいはアニロックスロールを介してインキを転移するフレキソ印刷法で部分印刷される。
また、絵柄、文字印刷層としては、グラビア用あるいはフレキソ用プロセスインキを用い、それぞれグラビア印刷法あるいはアニロックスロールを介してインキを転移するフレキソ印刷法で印刷される。
さらにまた、絵柄、文字印刷層の下地として設けられる白色インキ層としては、酸化チタンを含有するグラビア用白インキあるいはフレキソ用白インキを用い、それぞれグラビア印刷法あるいはアニロックスロールを介してインキを転移するフレキソ印刷法で全面に印刷されて得られるインキ層の一部を使用することもできる。
特に包装用フィルムに印刷を行なう製版にはレーザーストリームと電子彫刻製版があるが、レーザーストリーム製版方法を使用し、100本以上の線数の版を使用することにより本発明のレーザマーキング方法を実施する際して高速印字が対応できるものです。
本発明のレーザマーキング方法(炭化によるレーザ印字)で発色性を上げる(より読みやすさを追求する)ためには、「インクの種類」と「白インクが均一かつ平滑に塗布されていること」の影響が大きいことが挙げられます。
一般的に、白べた印刷は、電子彫刻製版方法を使用しており、版における線数は60から70本であるが、版の線数を倍とする事で、塗布後のインク状態は、インクの凸凹がなく均一としている。故に版における線数は100本以上が好ましく、一般的な線数の2倍から3倍の線数がより好ましい。
白色の印刷層の塗工量は0.1g/m〜5g/m、好ましくは1.0g/m〜2.0g/mである。0.1g/m未満では効果を発揮することができない場合があるし、5g/mを超えて塗工しても、塗工量の増加に見合う効果は得られない。
一般に、レーザマーキングに用いられるレーザは、発振波長によって2つに大別される。その1は、発振波長が1064nmの近辺にあるものであり、光を増幅させる媒質・方式等の違いによって印字等の可能な対象物が異なっている。この発振波長1064nmのレーザは、樹脂及び金属の加工は良好であるが、透明な物体の加工を行うことはできない。この種のレーザの代表的なものとしては、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザ、YVO4レーザ、FAYbレーザをあげることができる。YAGレーザは、金属の彫刻が可能であり、波長の低いものも提供されている。YVO4レーザは、金属の印字が可能であり、微細なマーキングに向いている。また、FAYbレーザでは、機種によりパルス幅を短くして、熱影響が少なく、印字に有利な方式という特徴を有している。
その2は、発振波長が10600nmの近辺にあるものであり、この発振波長10600nmのレーザは、紙や透明な物体への印字が可能である。この種のレーザの代表的なものとしては、COレーザをあげることができる。COレーザは、樹脂及び透明な物体の加工は可能であるが、金属を加工することはできないという特徴を有している。
また、レーザ印字には、弱いパワーで数回に分けて重ね印字をすることでより鮮明な印字の仕上がりを行なう方法を行なう場合もある。しかし、包装用フィルムは印字されるフィルムのラインスピードが速く、弱いパワーで回数を分けて重ねて印字する時間が取れない。さらに、印字の対象が樹脂やガラスなどのブロックに比較するとその厚みが薄く、レーザ光により、印刷層の黒変箇所に再度レーザ光を照射すると、黒変箇所はレーザ光の影響を強く受けてしまうため、レーザ光が当たった照射部分は焼け焦げてフィルムに孔があいてしまう問題となる。
白色インキ層を設けた包装用フィルムには、近赤外線領域の波長が1064nmのYVOレーザ光線を照射することが好ましい。このYVOレーザ光は、小さい文字や加工などの精細マーキングが可能で、高速印字性に優れる。特に、シングルモードビームは、ビーム光が真円で均一かつ、パーティクルレスの印字が可能であると共に、レーザーパワーの安定度に優れ、ムラのない印字が可能であるので、レーザーパワー、スキャンスピード、印字パルス周期を調整することにより、樹脂の発色具合も調整が可能である。
この点、YVOレーザは、微妙なパワー調整ができるため、略透明な表層を透過して、二酸化チタンを顔料として添加しているインキ層に黒色の発色を起こして文字等の印字ができるという特徴がある。また、黒変によるマーキングは、下地の白とのコントラストが大きく、判読可能に表示させることができるものである。しかし、一度黒変させた箇所に再度レーザ光を照射すると黒変が一気に加速され、ガスが発生して表層とシール層の断面中に空洞が発生してしまうため、鮮明な印字は出力の調整に相まって、レーザ光が同じ場所に照射しない工夫が必要となる。
レーザの制御は、照射することにより発熱させ、炭化乃至変色をさせることから、照射状態を均一にすることが、鮮明に且つ読みやすくするに当たり重要である。即ち、炭化を均一にするには、同じ熱量が発生し続けることが重要であることから、レーザ側の設定も、カーブと直線部の熱量を一定にするよう、例えば、R部は遅く書くよう設定するなどコントロールすることが重要。
前述したように版の線数を大きくして塗布量を均一にすることと合間って、従来はスキャンを遅くする設定(3000mm/sec以下)でないと、良好に発色出来なかったが、本発明により、レーザ側の最高速12000mm/secでも良好に発色されることができるので、高速のラッパーに用いる日付の印字も行なうことができきるものである。
図2はキャップに代表される樹脂の成型物にレーザ光の照射を行なって文字を作成することを説明する説明図である。
レーザマーキングでは樹脂の表面にレーザ光を照射してワーク表面の塗装や印刷を剥離させて基材色とのコントラストを出す方式、他にワークの表面層を削り、彫り込む方式、さらにワークそのものが発色し、コントラストを出す方式がある。ワークとなる樹脂の表面層がレーザ光を照射すると樹脂の表面を昇華させて削り彫り込むことが一般的になされている。
しかし、レーザ照射により、樹脂が変色する間もなく、昇華して表面を削り取りることになる。しかし、変色していないので見た目に、照射跡は確認しづらいものである。そこで、図2の一部拡大断面で示すように樹脂の上に表面層を設けることにより、照射されて昇華する樹脂片がレーザの照射による熱変化で変色乃至黒変した物が内部に閉じ込められるので、表面層を通してレーザ光軌跡として認識できるものである。
樹脂の表面に設ける表面層を設ける一例は
OPニス といられる印刷物の表面に光沢をつけるために印刷するオーバープリントワニス、さらに、基材に対するコーティング剤またはラミネート材の接着性を良くするために行なう下塗りとして用いられるアンカーコートや、印刷物の表面に光沢、耐摩擦性等を付与するために透明樹脂類を塗工するオーバーコーティング、表面保護、光沢付与、変色防止、耐水性向上等のため、基材の表面に薄いプラスチックフィルムを貼り付けるオーバーラミネーションなどの印刷技法並びに、樹脂層を設ける、接着剤で表面を保護する技法を用いることができる。
さらに、図3は、図1で示したフィルムの一実施例を示すものである。
即ち、図1のフィルムを接着剤を用いて重ねて貼りあわせて筒状にしたものである。
これらはシーラント層を持たないシュリンクフィルムなどに用いられる方法である。
フィルムの表面からインキ層にレーザ照射するとインキ層が加熱変色する際に裏面方向に昇華して削除されていたインキ層の物が接着部の接着層で捕らえられてレーザ光軌跡として識別できるものである。
実施例に使用した包装用フィルム1の構成は表面層はOPPであった。
印刷層は表面層の内面に酸化チタンを着色剤として含有した白インキにより印刷されたフィルムを使用した。
接着層に用いる接着剤を列記すると、
アクリル樹脂系接着剤(Acrylic resin adhesives)は、アクリル酸および誘導体を主成分とする接着剤の総称。
アクリル樹脂エマルジョン(Acrylic emulsion adhesives)は、アクリル樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤。
α-オレフィン系接着剤(α-Olefin resin adhesives、α-オレフィン無水マレイン酸接着剤。
ウレタン樹脂系接着剤(Polyurethane resin adhesives)は、ウレタン基
-NHCOO-を持つ接着剤の総称。広義にはイソシアネート基(NCO基)やヒドロキシ基(OH基)から誘導され化合する接着剤を含む。二液型、一液型がある。
ウレタン樹脂溶剤系接着剤(Polyurethane solvent type adhesives)は、ポリウレタン樹脂またはウレタンプレポリマーを溶剤に溶融させた接着剤。
ウレタン樹脂エマルジョン接着剤(Urethane emulsion adhesives)は、ウレタン樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤。
エーテル系セルロース(Ether cellulose)は、エーテル系誘導体セルロースを主成分とする接着剤。
エチレン-酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤(Ethylene-Vinylacetate
copolymer emulsion adhesives、EVA樹脂エマルション接着剤)は、エチレンビニルアルコール(EVA) と酢酸ビニルを共重合させた樹脂のエマルジョンを主成分とする接着剤。
エチレン-酢酸ビニル樹脂ホットメルト接着剤(Ethylene-Vinylacetate
copolymer Hot melt adhesives、EVA樹脂ホットメルト接着剤)は、エチレンビニルアルコール(EVA) と酢酸ビニルを共重合させた樹脂を主成分とする接着剤。
エポキシ樹脂系接着剤(Epoxy resin adhesives)は、エポキシ樹脂を主成分とする接着剤。
エポキシ樹脂エマルジョン接着剤(Epoxy emulsion adhesives)は、エポキシ樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤。
塩化ビニル樹脂溶剤系接着剤(Polyvinyl Chloride solvent type adhesives、PVC樹脂接着剤、PVCドープセメント)は、ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とする接着剤。
クロロプレンゴム系接着剤(Polychloroprene rubber adhesives、CR系接着剤、コンタクト型接着剤)は、クロロプレンゴム[(-CH2-CCI=CH-CH2-)n]とフェノール樹脂を主成分とする接着剤。
酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤
酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤(Polyvinyl acetate emulsion adhesives、酢ビエマルジョン接着剤)は、酢酸ビニル樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤。
シアノアクリレート系接着剤(α-Cyanoacrylate adhesives)は、2-シアノアクリル酸エステルモノマーを主成分とする接着剤。
シリコーン系接着剤(Silicone adhesives)は、オルガノポリシロキサンを主成分とする接着剤。縮合硬化型と付加硬化型がある。
水性高分子-イソシアネート系接着剤(Water based polymer-Isocyanate
adhesive、Emulsion Polymer-Isocyanate adhesives、水性ビニルウレタン系木材接着剤(Aqueous Vinylpolymer Solution-Isocyanate adhesives for Wood, API)、水性ビニルウレタン)は、各種親水性高分子の水溶液またはエマルション溶液と、架橋剤としてのイソシアネート化合物を主成分とする接着剤。
スチレン-ブタジエンゴム溶液系接着剤(Styrene-butadiene rubber
adhesives、SBR系・SBS系またはSIS系接着剤)は、スチレンとブタジエンとの共重合体を主成分とする接着剤。
スチレン-ブタジエンゴム系ラテックス接着剤(Styrene-butadiene rubber
latex adhesives、SBRラテックスまたはSBラテックス)は、ラテックス状のスチレンとブタジエンとの共重合体を主成分とする接着剤。
ニトリルゴム系接着剤(Nitrile rubber adhesives、NBR系接着剤)は、ニトリルゴムを主成分とする接着剤。
ニトロセルロース接着剤(Nitrocellulose adhesives)は、セルロースのエステル系誘導体のひとつであるニトロセルロース(硝化綿)を主成分とする接着剤。
反応性ホットメルト接着剤(R-HM接着剤、ジェットウエルド)は、ウレタン樹脂を主成分とし、ホットメルトに反応系の特性を付与した接着剤。
フェノール樹脂系接着剤(Phenolic resin adhesives)は、レゾール形フェノール樹脂を主成分とする接着剤。
変成シリコーン系接着剤(Modified Silicone adhesives)は、メチルジメトキシシリル基を末端に持つポリプロピレンオキシド(変成シリコーン)を主成分とする接着剤。
ポリアミド樹脂ホットメルト接着剤(Polyamide Hot melt adhesives、PAホットメルト、ナイロンホットメルト)は、ポリアミド(ナイロン)樹脂を主成分とする接着剤。
ポリイミド系接着剤(Polyimide adhesives、PI系接着剤)は、芳香族複素環ポリマーに属するポリイミド(PI)類の低分子ポリマーを主成分とする接着剤。
ポリウレタン樹脂ホットメルト接着剤(Polyurethane Hot melt adhesives、TPUホットメルト、ウレタンホットメルト)は、熱可塑性ポリウレタン樹脂を主成分とする接着剤。
ポリ酢酸ビニル樹脂溶液系接着剤(Polyvinyl acetate solvent type adhesives、PVAc系接着剤、酢ビペースト)は、酢酸ビニル樹脂を主成分とする接着剤。溶液系。
ポリスチレン樹脂溶剤系接着剤(Polystyrene solvent type adhesives、PS樹脂接着剤、PSドープセメント)は、ポリスチレン樹脂を主成分とする接着剤。
ポリビニルアルコール系接着剤(Polyvinylalcohol adhesives、PVAL、PVA系接着剤、ポバール)は、ポリビニルアルコールを主成分とする接着剤。
ポリビニルピロリドン樹脂系接着剤(Polyvinylpyrrolidone adhesives、PVP接着剤、スティック糊)は、ポリビニルピロリドン(PVP)樹脂を主成分とする接着剤。
ポリビニルブチラール樹脂系接着剤(Polyvinyilbutyral adhesives、PVB接着剤)は、ポリビニルアルコールの一種であるポリビニルブチラール樹脂を主成分とする接着剤。
ポリベンズイミダソール接着剤(Polybenzimidazole adhesives、PBI系接着剤)は、芳香族複素環ポリマーに属するポリベンズイミダソール(PBI)を主成分とする接着剤。
ポリメタクリレート樹脂溶液系接着剤(Polymethylmethacrylate solvent type adhesives、PMMA樹脂接着剤、PMMAドープセメント)は、ポリメタクリレート樹脂を主成分とする接着剤。
メラミン樹脂系接着剤(Melamine resin adhesives)は、メラミン(シアヌリル酸アミド)を主成分とする接着剤。
ユリア樹脂系接着剤(Urea resin adhesives、尿素樹脂接着剤、UF接着剤)は、尿素を主成分とする接着剤。
レゾルシノール系接着剤(Resorcinol resin adhesives、レゾルシン系接着剤)は、レゾルシノール樹脂またはフェノール・レゾルシノール樹脂を主成分とする接着剤。
などの合成接着剤から任意に選択することができる。
1 フィルム
2 キャップ
10 表面層
11 顔料を含有する層
12 印刷層
13 樹脂
14 シーラント層
15 接着部
16 接着層
20 レーザマーカー
21 レーザ光軌跡


Claims (2)

  1. 少なくとも表面層、印刷層、シーラント層から構成されるフィルムに、レーザマーキングする方法において、
    前記表面層は、非晶質無延伸PET(APET)、延伸PET(OPET)、結晶性PET(CPET)、延伸PP(OPP)、無延伸PP(CPP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、延伸Ny(ONy)、無延伸Ny(CNy)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、延伸PS(OPS)のうちのいずれかからなり、
    前記印刷層は、白色で、酸化チタンを含有するグラビア用白インキあるいはフレキソ用白インキが100本以上の線数の版を使用してグラビア印刷法あるいはフレキソ印刷法で印刷されてなり、
    前記シーラント層は、熱溶融接着可能なポリオレフィンフィルムからなり、
    前記印刷層の表面を覆う表面層と前記印刷層に裏面で接するシーラント層とで挟持された状態にある前記印刷層に
    記表面層側からレーザ照射を行い、
    前記表面層を通過した前記レーザが、前記印刷層を発熱させて前記印刷層の構成物を変色させてマーキングすることを特徴とするレーザマーキング方法。
  2. 少なくとも表面層、印刷層、シーラント層から構成されるフィルムにおいて、
    前記表面層は、非晶質無延伸PET(APET)、延伸PET(OPET)、結晶性PET(CPET)、延伸PP(OPP)、無延伸PP(CPP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、延伸Ny(ONy)、無延伸Ny(CNy)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、延伸PS(OPS)のうちのいずれかからなり、
    前記印刷層は、白色で、酸化チタンを含有するグラビア用白インキあるいはフレキソ用白インキによる100本以上の線数の凹凸からなり、
    前記シーラント層は、熱溶融接着可能なポリオレフィンフィルムからなり、
    前記印刷層と前記表面層との間にレーザ照射炭化物質からなる情報表示を有することを特徴とするフィルム

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