JP6125937B2 - 額帯灯型無影灯 - Google Patents

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Description

この発明は術野に光を照射する額帯灯型無影灯に関し、特に従来の無影灯や補助灯を用いずに手術を可能とした額帯灯型無影灯に関する。
従来、発光部と、発光部を術者の頭部に固定するための固定部とからなる照明装置が知られている(下記特許文献1参照)。
発光部は、複数の白色発光ダイオードと、複数の白色発光ダイオードが実装される複数の白色発光ダイオード実装基板と、複数の赤色発光ダイオードと、複数の赤色発光ダイオードが実装される複数の赤色発光ダイオード実装基板と、これらの実装基板が着脱自在に取り付けられる取付基板と、取付基板が固定される基板固定板と、基板固定板の裏側に配置される冷却ファンと、前述の実装基板と取付基板と基板固定板と冷却ファンとを収容するケースとを備えている。
固定部は、頭の周囲を囲むヘッドバンドと、ヘッドバンドの一方の側部から頭頂部を経由してヘッドバンドの他方の側部に達するサポートバンドとを備えている。
WO2010/007785号公報(段落0043〜段落0047、段落0067、段落0068、図1、図2、図3等参照)
上述の照明装置では、冷却ファンの働きにより、発光ダイオード等に空気が送られ、暖かくなった空気はケースの排気孔から排出される。
また、基板固定板に発光ダイオードを冷却するための冷却用の通風孔が形成されているので、冷却ファンから冷却用の空気が通風孔を介して発光ダイオードに送られる。
更に、ケースの材料としてアルミニュウム合金を採用したことが、ケース内の温度上昇の抑制に寄与する。
しかし、上述の照明装置で採用した冷却構造では、発光ダイオードが実装された実装基板の温度上昇を十分抑制できなかったために、発光ダイオードの光強度が低下するおそれがあった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は発光部の温度上昇を抑制することできる額帯灯型無影灯を提供することである。
上述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、発光部と、この発光部を人の頭部に装着するための装着部とを備える額帯灯型無影灯において、前記発光部は、複数の発光素子と、前記発光素子が実装される回路基板と、前記回路基板の前記発光素子が実装される面と反対の面に固定されるヒートシンクと、前記ヒートシンクの後方に配置される放熱用のファンと、前記発光素子の前方に配置されるレンズと、前記発光素子、前記回路基板、前記ヒートシンク、前記ファン及び前記レンズを収容するケースとを備え、前記ケース外の空気を前記ケース内に吸入する吸気孔が前記ケースに形成され、前記吸気孔から吸入された空気を通すための通気孔が、前記ヒートシンク及び前記回路基板に形成され、前記ケース内の空気を前記ケース外へ排出する排気孔が前記ケースに形成され、前記レンズの前面が、前記ケースの前面部に形成された窓を通じて前記ケース外へ露出していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の額帯灯型無影灯において、前記レンズは、前記発光素子に相対するように配置されるレンズ部と、レンズ部同士を結合するトレイ状のレンズ部結合部とで構成され、前記レンズは、前記回路基板の右側部分と左側部分とにそれぞれ相対するように配置され、前記トレイ状のレンズ部結合部の外周部からそのレンズ部結合部の外へ空気を逃がすための切欠きが、前記レンズ部結合部に形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の額帯灯型無影灯において、前記排気孔から排出された空気を所定方向へガイドするガイド部が、前記ケースに設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の額帯灯型無影灯において、前記回路基板の左右方向の中央部が後方へ突き出すように前記回路基板が2つに折れ曲がり、前記回路基板の右半分と左半分とのなす角度が約170度であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の額帯灯型無影灯において、前記ファンが、前記回路基板の右側部分と左側部分とにそれぞれ相対するように配置され、前記複数の発光素子の半分が前記回路基板の右側部分に配置され、前記複数の発光素子の残りの半分が前記回路基板の左側部分に配置され、前記吸気孔が前記ケースの背面部に配置され、前記排気孔が前記ケースの側部から前記背面部にかけて配置され、前記回路基板の左右方向の中央部分に前記通気孔が多く配置されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の額帯灯型無影灯において、互いに隣接する2つの前記ファンは、それぞれ羽根とこの羽根を収容するケースとを有し、2つの前記ファンのうちの一方のファンのケースの外周面の一部と、2つの前記ファンのうちの他方のファンのケースの外周面の一部とが、隙間を介して隣接配置され、前記一方のファンのケースの外周面の一部と前記ファンのケースの外周面の一部とに、前記吸気孔から吸入した空気を前記回路基板の中央部に集中的に供給する切欠きが形成されている
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の額帯灯型無影灯において、前記装着部は、前記頭部の周囲を囲むヘッドバンドと、前記ヘッドバンドの一方の側部から前記頭部の頂部を経由して前記ヘッドバンドの他方の側部に達するサポートバンドと、前記サポートバンドの中間部に装着され、前記発光部とこの発光部から離して配置された電源部とを電気的に接続する電源コードを保持する第1のコード保持部材と、前記ヘッドバンドの後部に装着され、前記電源コードを保持する第2のコード保持部材とを有することを特徴とする。
この発明によれば、発光部の温度上昇を抑制することができる。
図1はこの発明の一実施形態に係る発明の額帯灯型無影灯の斜視図である。 図2は図1に示す額帯灯型無影灯の分解斜視図である。 図3は図1に示す額帯灯型無影灯の発光ダイオードが実装された回路基板の正面図である。 図4は図3に示す発光ダイオードが実装された回路基板の平面図である。 図5は図1に示す額帯灯型無影灯の回路基板の正面図である。 図6は図1に示す額帯灯型無影灯のレンズの正面図である。 図7は図6に示すレンズの左側面図である。 図8は図6に示すレンズの背面図である。 図9は図1に示す額帯灯型無影灯のケースのケース本体の正面図である。 図10は図9に示すケース本体の背面図である。 図11は図9に示すケース本体の左側面図である。 図12は図9に示すケース本体の右側面図である。 図13は図9のXIII-XIII線に沿う断面図である。 図14は図1に示す額帯灯型無影灯のケースのカバーの正面図である。 図15は図14に示すカバーの背面図である。 図16は図14に示すカバーの底面図である。 図17は図1に示す額帯灯型無影灯のシール部材の正面図である。 図18は図17に示すシール部材の側面図である。 図19は図1に示す額帯灯型無影灯のコード保持部材の正面図である。 図20は図19に示すコード保持部材の側面図である。 図21は図20に示すXXI-XXI線に沿う断面図である。 図22は図1に示す額帯灯型無影灯の連結部材の斜視図である。 図23は図22に示す連結部材を装着部に固定する前の状態を示す斜視図である。 図24は図1に示す額帯灯型無影灯の連結補強部材の斜視図である。 図25はケース本体と連結部材とをボルト、ナット及び連結補強部材で連結する前の状態の断面図である。 図26は発光部の光の照射範囲及び明るさを説明する図である。 図27は図1に示す額帯灯型無影灯の使用状態を説明する概念図である。 図28は図1に示す額帯灯型無影灯を使用して手術が行われる患者の概念図である。 図29は図1に示す額帯灯型無影灯の電源部の斜視図である。 図30は図1に示す額帯灯型無影灯の電源部の他の例の斜視図である。 図31は図30に示す電源部の電池ケースの拡大図である。 図32は患者の腹腔部の断面図である。 図33は図1に示す額帯灯型無影灯の第1変形例の斜視図である。 図34は図33に示す額帯灯型無影灯の背面図である。 図35は図1に示す額帯灯型無影灯の第2変形例の斜視図である。 図36は図35に示す額帯灯型無影灯を後方から見たときの斜視図である。 図37は図1に示す額帯灯型無影灯の第3変形例の斜視図である。 図38は図37に示す額帯灯型無影灯を後方から見たときの斜視図である。 図39は図1に示す額帯灯型無影灯の第4変形例の斜視図である。 図40は図39に示す額帯灯型無影灯を後方から見たときの斜視図である。 図41は電源部として図30に示す電源部を用いた図1に示すヘッドマウント型照明装置の使用状態を説明する概念図である。 図42は図1に示す額帯灯型無影灯の第5変形例のケース本体の正面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態の額帯灯型無影灯1は、従来の無影灯や従来の額帯灯を用いずに医師Aが手術をすることができる照明装置である。額帯灯型無影灯1は、発光部3と、発光部3を医師Aの頭部に装着するための装着部5と、発光部3に電力を供給する電源部107とを備えている。
図2に示すように、発光部3は、複数の発光ダイオード(発光素子)31(図3参照)と、発光ダイオード31が実装される回路基板32と、回路基板32の発光ダイオード31が実装される面と反対の面に固定されるヒートシンク33と、ヒートシンク33の後方に配置される放熱用の電動ファン(ファン)34と、発光ダイオード31の前方に配置されるレンズ35と、発光ダイオード31、回路基板32、ヒートシンク33、電動ファン34及びレンズ35を収容するケース36(図1参照)とを備えている。この実施形態では、1つの回路基板32と、2つのヒートシンク33と、2つの電動ファン34、2つのレンズ35とが用いられている。変形例として、電動ファン34を2つ用いず、1つだけ用いるようにしてもよい。
図3〜図5に示すように、複数の発光ダイオード31の半分が回路基板32の右側部分に配置され、複数の発光ダイオード31の残りの半分が回路基板32の左側部分に配置されている。発光ダイオード31としては例えば32個の白色発光ダイオードが使用される。なお、発光素子として、発光ダイオードの代わりに有機EL(Electoro
Luminecence)を使用してもよい。
回路基板32の左右方向LRの中央部が後方へ突き出すように回路基板32は2つに折れ曲がるように設計されている。回路基板32の右半分と左半分とのなす角度θは約170度である(図4参照)。
図5に示すように、回路基板32は導体パターン32aを有する。導体パターン32aのパッド32bを除いて、導体パターン32aは白色の絶縁膜32cによって覆われている。回路基板32には複数の通し孔32dが形成されている。通し孔32dはヒートシンク33を回路基板32に固定するためのネジ(図示せず)を通すための孔である。また、回路基板32には複数の通し孔32eが形成されている。通し孔32eはレンズ35を回路基板32の前面に固定するためのボルト(図示せず)を通すための孔である。更に、回路基板32には複数の通気孔32fが形成されている。通気孔32fは後述するケース36の吸気孔361aから吸入された空気を通すための孔である。通気孔32fは回路基板32の左右方向LRの中央部分に多く配置されている。回路基板32の左右方向LR両端には取付片32gが形成されている。取付片32gは通し孔32hを有する。通気孔32fは図5に示す丸孔でもよいし、例えば図示しない長孔でもよい。長孔にすれば通路面積が広くなるので、通気孔32fの数を減らすこともできる。
図2に示すように、ヒートシンク33は回路基板32の後面の右側部分と左側部分とにそれぞれ相対するように配置されている。ヒートシンク33には雌ねじ33aと通気孔33fとが形成されている。雌ねじ33aには回路基板32の通し孔32dに通されたネジがねじ込まれる。これにより、ヒートシンク33は回路基板32に固定される。通気孔33fはケース36の吸気孔361aから吸入された空気を通すための孔である。ヒートシンク33はアルミニュウム製であるが、熱伝導率のよい炭素複合材製のヒートシンク(例えば、阿波製紙株式会社製の放熱フィン)を用いるようにしてもよい。炭素複合材製のヒートシンクを用いれば、額帯灯型無影灯をより軽量化することができる。
電動ファン34は2つのヒートシンク33の後方にそれぞれ配置されている。互いに隣接する2つの電動ファン34は羽根とこの羽根を収容するケースとを有する。2つの電動ファン34のうちの一方の電動ファン34ファンのケースの外周面の一部と、他方の電動ファン34のケースの外周面の一部とが、隙間を介して隣接配置されている。隣接配置されていた両方の電動ファン34のケースの外周面の一部にはそれぞれ、吸気孔361aから吸入した空気を回路基板32中央部に集中的に供給する切欠き34cが形成されている(図1参照)。但し、図1には一方の切欠き34cだけが見えている。
図6〜図8に示すように、レンズ35は、回路基板32の前面の右側部分と左側部分とにそれぞれ相対するように配置されている。レンズ35は、発光ダイオード31に相対するようにマトリックス状に配置される複数のほぼ半球状のレンズ部35aと、レンズ部35a同士を結合する矩形のトレイ状のレンズ部結合部35bとで構成されている。トレイ状のレンズ部結合部35bの外周部からそのレンズ部結合部35bの外へ空気を逃がすための切欠き35cが、レンズ部結合部35bに形成されている。レンズ部結合部35bの角部には通し孔35dが形成されている。レンズ35の前方から通し孔35dにボルト(図示せず)が通され、通し孔35dに通されたボルトは更に回路基板32の通し孔32eに通され、通し孔32e(図1参照)に通されたボルトの先端にはナット(図示せず)が装着される。これにより、各レンズ35は回路基板32の前面に固定される。レンズ35の材料としては、無色透明な耐薬剤性のプラスチック(例えばポリカーボネート、PXT(登録商標))が望ましい。また、レンズ35の材料としてガラスを用いてもよい。
図1に示すように、ケース36はケース本体361とカバー362とで構成されている。
図9〜図13に示すように、ケース本体361の背面には吸気孔361aが形成されている。吸気孔361aはケース36外の空気をケース36内に吸入するための孔である。また、ケース本体361の側面から背面に掛けて複数の排気孔361bが形成されている。排気孔361bはケース36内の空気をケース36外へ排出するための孔である。なお、排気孔361bの代わりに、後方へ(顔面へ)熱風が排出されない形状の排気孔3361b(図42参照)を採用してもよい。
ケース本体361の内壁面には複数の位置決め片361cが形成されている。位置決め片361cは電動ファン34のフレーム部34aに接触し、ケース36の左右方向LR及び上下方向UDにおける電動ファン34の位置決め及び固定をする。
ケース本体361の左右方向LRの両端部の内壁面には支柱361dが形成されている。支柱361dは雌ネジ361eを有する。雌ネジ361eには、回路基板32の取付片32gの通し孔32hに通されたネジ(図示せず)がねじ込まれる。これにより、回路基板32はケース本体361に固定される。ケース本体361の左右方向LRの中央部の内壁面には、凹部361fが形成されている。凹部361fには孔361gが形成されている。凹部361fにはコネクタ(図示せず)が収容される。このコネクタの一部は孔361gを通じてケース36外に突出する。このコネクタには回路基板32に半田付された電線32iや電動ファン34から延びた電線34b(図2参照)が接続されている。このコネクタには、相手側コネクタ120が接続される。相手側コネクタ120には後述する電源部107に接続された電源コード121が接続されている(図29参照)。
図13、図25に示すように、ケース本体361の背面部の外壁面にはケース36の後方に向かって突出した一対の連結片361jが形成されている。一対の連結片361jの外側面にはそれぞれ凹部361kが形成されている。また、連結片361jの先端部には孔361mが形成されている。更に、ケース本体361の背面部には一対の通し孔361nが形成されている。通し孔361nは凹部361kに通じている。また、ケース本体361の内壁面には8つの凹部361pが設けられている。
ケース本体361の内周面には断熱用の塗料(図示せず)が塗布されている。これにより、発光ダイオード31の熱がケース36に伝達されにくくなり、医師Aの使用感が向上する。
この実施形態では、放熱性を有する熱可塑性エラストマでケース本体361やカバー362を形成するが、熱伝導性の高い、軽量の金属のアルミニウムの板材を絞り加工することによってケース本体361やカバー362を形成するようにしてもよい。絞り加工によって形成されたケース36は軽量であり、放熱性に優れている。ケース36の材料としては、アルミニウムに限定されるものではなく、熱伝導性の高い軽量の金属であればよい。
カバー362は眼鏡のような形状であり、ケース本体361の前面を覆う。カバー362の前面部には2つの窓362aが形成されている。窓362aを通じてレンズ35の前面がケース36外へ露出する。カバー362の背面部には矩形の環状溝362bが形成されている。環状溝362bには図17、図18に示すシール部材37が配置される。カバー362の背面部とカバー362の後端部の周縁部には8つのロック片362cが形成されている。ロック片362cはその厚さ方向へ弾性変形可能である。各ロック片362cの先端部には爪362d(図16参照)が形成されている。各爪362dはケース本体361の凹部361p(図13参照)に引っ掛かる。カバー362をケース本体361の前面に装着すると、カバー362のロック片362cがケース本体361の凹部361pに挿入され、ロック片362cの爪362dがケース本体361の凹部361pに引っ掛かり、これにより、カバー362はケース本体361に固定される。
図1に示すように、装着部5はほぼ環状のヘッドバンド51と円弧状のサポートバンド52とで構成されている。ヘッドバンド51の前部は使用者Aの額の辺りに配置される。ヘッドバンド51の前部及び後部には使用者の装着感を良くするために皮製のクッション材53が巻き付けられている。クッション材53は断熱機能をも有する。ヘッドバンド51には、ヘッドバンド51の頭部の周方向の長さを調整する、のこぎり状又はラック状の長さ調節機構が設けられているが、その大部分はクッション材53によって覆われ、長さ調節機構の調節つまみ511aだけが見えている。調節つまみ511aにはコード保持部材(第1のコード保持部材)54が回転可能に取り付けられている。
サポートバンド52はヘッドバンド51に一体に形成されている。サポートバンド52はヘッドバンド51の一方の側部から延び、使用者Aの頭部の頂部を通り、ヘッドバンド51の他方の側部に達する。サポートバンド52の中間部には皮製のクッション材53が巻き付けられている。サポートバンド52には、サポートバンド52の中央部からヘッドバンド51の中心位置までの長さ(装着部5の深さ)を調整するための長さ調節機構が設けられているが、その大部分はサポートバンド52上のクッション材53によって覆われ、長さ調節機構の調節つまみ511aだけが見えている。調節つまみ521aにはコード保持部材(第2のコード保持部材)54が回転可能に取り付けられている。
図19〜図21に示すように、コード保持部材54はキャップ状本体54aと一対の保持アーム54bとを有する。コード保持部材54はテフロン(登録商標)樹脂製である。キャップ状本体54aはほぼキャップ状である。キャップ状本体54aの中央部には筒状部54cが形成されている。筒状部54cにはネジ(図示せず)が挿入される。このネジによってコード保持部材54は調節つまみ511a及び調節つまみ521aにそれぞれ固定される。一対の保持アーム54bはキャップ状本体54aの上面に形成されている。一対の保持アーム54bの先端間の間隔は電源コード121の直径よりも小さい。一方の保持アーム54bには雌ネジ54dが形成されている。図21に示すように、雌ネジ54dにネジ55を捩じ込み、ネジ55で電源コード121をコード保持部材54に固定することができる。これにより、発光部3の上下方向UDの回転を阻止する、発光部3を所望の傾斜角度に保持できる。その結果、術者である医師は手術に専念できる。
ことができる。
図22、図23に示すように、連結部材6は固定部61と軸受部62と有する。固定部61はほぼ板状である。軸受部62は固定部61の一面に結合されている。軸受部62は孔62aを有する。連結部材6は固定部61を装着部5のヘッドバンド51の前部に接着することにより装着部5に固定されている。
図24に示すように、連結補強部材9は一対の突出片91と結合片92と有する。各突出片91の先端部には孔91aが形成されている。結合片92は一対の突出片91を結合する。連結補強部材9の材料としてはステンレス等の金属が望ましい。
次に、発光部3の組立作業について説明する。
まず、回路基板32の前方から通し孔32dにネジ(図示せず)を通し、通し孔32dから突出したネジの先端部をヒートシンク33の雌ねじ33aにねじ込み、ヒートシンク33を回路基板32に固定する(図2、図3参照)。
次に、レンズ35の前方からボルト(図示せず)をレンズ35の通し孔35dと回路基板32の通し孔32eとに通し、通し孔32eから突出したボルトの先端部にナット(図示せず)を装着する。これにより、レンズ35が回路基板32に固定される(図2、図3、図6参照)。
その後、複数の位置決め片361cで囲まれた所定位置に2つの電動ファン34をそれぞれ配置する。これにより、電動ファン34のフレーム部34aが位置決め片361cに接触し、ケース36に対して電動ファン34が位置決め(上下方向UD及び左右方向LRの位置決め)される。
次に、回路基板32の前方から通し孔32hにネジ(図示せず)を通し、通し孔32hから突出したネジをケース本体361の支柱361dの雌ネジ361eにねじ込む。これにより、回路基板32がケース本体361に固定されるとともに、電動ファン34がケース本体361とヒートシンク33とで挟まれ、固定される(図2、図9参照)。
最後に、カバー362の環状溝362bにシール部材37を配置し、カバー362をケース本体361に装着する。このとき、カバー362のロック片362cをケース本体361の凹部361pに挿入する。その結果、ロック片362cの爪362dが凹部361pに引っ掛かり、カバー362がケース本体361に固定される。以上の作業により、発光部3の組立が完了する。
次に、発光部3の装着部5への連結作業について説明する。
図25に示すように、予めケース本体361の前方から連結補強部材9の突出片91をケース本体361の通し孔361nに通し、突出片91を連結片361jの凹部361kに配置しておく。
まず、連結部材6の軸受部62を一対の連結片361jの間に挿入する。
次に、ケース本体361の左側からボルト7を、一方の突出片91の孔91a、一方の連結片361jの孔361m、連結部材6の孔62a、他方の連結片361jの孔361m、及び他方の突出片91の孔91aに挿入する。
最後に、突出片91の孔91aから突出したボルト7の先端部にナット8を装着する。以上の作業により、発光部3が装着部5に連結される。
発光部3から発する光の強さは、発光ダイオード31の数、発光ダイオード31の種類、供給電圧等によって変更することが可能である。また、光の照射範囲はレンズ35の設計及び発光ダイオード31の配置により任意に設定することが可能である。この実施形態では、図26に示すように、発光部3の前面から前方へ600mm離れたところで、長径250mm、短径200mmの略楕円内の照度が30000〜60000ルクス(lux)となるように設定されている。具体的には、同図に示すように、上記楕円の中央部に位置する破線で囲まれた領域の照度が60000ルクスである。破線で囲まれた領域は、長径約150mm、短径約100mmの略楕円形である。破線で囲まれた領域以外の領域の照度は、最低で30000ルクスである。なお、破線で囲まれた領域の照度は40000ルクス以上が好ましい。
長径250mm、短径200mmの略楕円形というのは、図27及び図28に示す患者Cの胸部や腹部を手術する際に形成される切開部Tの形状及び範囲に対応する。よって、上記略楕円形の領域の照度を30000〜60000ルクスとすることで、胸部及び腹部の手術の大部分に対応できる。
また、照度を上記のように設定することで、手術時に無影灯が無くとも、術野(手術野)の範囲を十分な明るさで照らすことが可能となり、手術に支障をきたすことはない。
図29に示すように、電源部107は、充電式の図示しない電池(例えば、リチウム電池、リチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリ)を収容する電池ケース140を備えている。電池ケース140には、発光部3を点灯させるためのスイッチ141が設けられている。また、電池ケース140には、電気残量を表示する表示部143も設けられているとともに、明るさ調整スイッチ144も設けられている。明るさ調整スイッチ144を操作することにより、発光ダイオード31から発する光の強さを調整することができる。
電源部107には予備電池108が接続され、電源部107の電池が消耗した場合、予備電池108から電力が供給される。
次に、額帯灯型無影灯1の使用について説明する。
まず、ヘッドバンド51の径及びサポートバンド52の長さを医療従事者である医師Aの頭に合うように調節し、装着部5を医師Aの頭部に装着する。このとき、発光部3を医師Aの額に配置し、発光部3の角度を調整する。また、電源部107及び予備電池108をベルト1100を用いて医師Aの腰に装着する。スイッチ141を操作して発光部3の発光ダイオード31を点灯させ、医師Aが術野の方に顔を向けると、発光部3からの光が術野に照射される。このとき、発光部3の前面から600mm離れていても、照射部位の照度が3000〜60000ルクスになるので、従来の無影灯を用いずに手術を行うことができる。また、医師Aが自分の見たい方向へ首をひねったり、顔を近づけたりすることにより微調整が可能となる。更に上述のように広い範囲が明るく照らされるので、例えば、手技を行っている部分以外のところから急な出血が起こった場合でも、医師Aはその出血に即座に対応できる。
また、患者Cの体格によっては、皮下脂肪層や筋肉層が厚く、胸腔や腹腔が深くなる(深さが200mm〜500mm程度)ことがあるが、発光部3から600mm離れたところの照度を60000ルクスにできるので、胸腔や腹腔Sの深い部位の照度を30000ルクス以上にでき、手技に支障をきたすことはない。
更に、患者Cが例えば肥満体型であり、胸腔や腹腔Sが深い場合、明るさ調整スイッチ144を操作して発光ダイオード31から発する光の強さを強くし、胸腔や腹腔Sの奥側における照度を40000ルクス〜60000ルクスにしてもよい。
次に、図30、図31、図41に額帯灯型無影灯1の電源部の他の例を示す。図30、図31、図41に示す電源部2107は充電式の大容量リチウム電池(図示せず)を収容する電池ケース2140を有する。
充電器内蔵の電池ケース2140は充電スイッチ2140aとライトスイッチ2140bと調光スイッチ2140cと傾斜スイッチ2140dと表示パネル2140eとを有する。充電スイッチ2140aはリチウム電池を充電するときに操作される。リチウム電池の充電中、発光部3に電力を供給しないように設定されている。ライトスイッチ2140bは発光部3を点灯、消灯するときに操作される。調光スイッチ2140cは後述する調光を必要とするときに操作される。傾斜スイッチ2140dは発光部3に設けられた傾斜センサ(図示せず)を作動・停止するときに操作される。傾斜スイッチが作動しているとき、医師Aが下を向くと発光部3が点灯し、医師Aが顔を上げると発光部3が消灯する。これにより、メスをとる医師Aの前方に立っている医師Bの目に発光部3の光が直接入射するのを防ぐことができる。表示パネル2140eは各スイッチ2140a〜2140dの操作状態を表示する。
調光スイッチ2140cを操作して発光部3の調光を3段階に調整することができる。調光とは、図26に示すように、発光部3から一平面に照射された光の明るさを中心部とその周辺とで異なるようにするために、特定の発光ダイオード31(発光部3の中心部に位置する8個の発光ダイオード31)の明るさとその周辺の発光ダイオード31の明るさとを調整することである。
例えば、図32に示すように、発光部3から患者Cの体表面Caまでの距離が450mmで患部(手術箇所)Cbが更に150mm先にあるとする。この場合、調光機能がなく患部Cbを30000ルクスで照らした場合、体表面Caの明るさは約60000ルクスになり、医師Aは体表面Ca上のものや体表面Caよりも手前にあるものを明るすぎて見ることができない。そこで、調光して、光の中心部とそのまわりの部分とで明るさを違えることによって、患部Cbを30000ルクスで照らし、体表面上も約30000ルクスで照らすことができる。体表面Caから患部Cbまでの距離はまちまちであるので、この実施形態では、体表面Caから患部Cbまでの距離に応じて3段階に調光スイッチ2140cによって調光できるようにした。なお、発光部3(厳密に言うと発光部3ではなく医師Aの目)から患部Cbまでの距離を600mmとするのは、その距離が医師Aが最も作業をしやすいと一般的に感じる距離であるためである。この距離を保つために手術台Bの患者Cを載せる寝台部分を上下方向UDへ移動させることができる。なお、医師Aの顔が患者Cに近づきすぎると手術しずらくなるが、上記調光機能はこの不便さを解消することができる。
電源部2107はポータブルであるが、図27に示す電源部107のように医師Aの腰に装着するのではなく、手術台Bの近傍の床等に置いて使用される。そのため、電池ケース2140内に大型の電池と充電器を収容できる。電源部2107のリチウム電池の電圧は12Vであり、リチウム電池の充電時間は約10時間である。1回の充電で約7時間使用できる。
この実施形態によれば、回路基板32及びヒートシンク33にそれぞれ通気孔32f,33fを形成することによって電動ファン34からの空気が、回路基板32及びヒートシンク33を通過するので、回路基板32及び発光ダイオード31を効率よく冷却することができる。
その結果、通気孔32f,33fが無いものに比べ(通気孔32f,33fがない点を除き、他の部分はこの実施形態と同じで、電源部の電圧値、電流値も同じにしたもの)、発光ダイオード31の600mm離れたところの照度が約10〜20パーセント高くなった。
この照度の幅は通気孔32f,33fの数や開口面積の違いによって生じる。
また、この実施形態では、レンズ35のレンズ部結合部35bの外周部に切欠き35cが形成されているので、レンズ35に到達した電動ファン34からの空気をレンズ部結合部35b外へ逃がすことができ、レンズ35の曇りを抑止することができる。
更に、レンズ35がレンズ部35aとトレイ状のレンズ部結合部35bとで構成されているので、例えば、レンズ35に血液が付着したとしても、その血液を簡単に拭き取ることができる。
更に、回路基板32の左右方向LRの中央部が後方へ突き出すように回路基板32が2つに折れ曲がり、回路基板32の右半分と左半分とがなす角度θが約170度であるので、発光ダイオード31から照射された光が約600mm離れたところに適度な範囲で集中し、その部分を明るく照らすことができる。
このように、回路基板32の左右方向LRの中央部が後方へ突き出すように回路基板32が2つに折れ曲がっていると、回路基板32の左右方向LRの中央部が他の部分より熱くなるが、回路基板32の左右方向LRの中央部に通気孔32fが多く配置されているので、回路基板32の左右方向LRの中央部を効率よく、冷却することができる。
また、電動ファン34のフレーム部34aをケース本体361の位置決め片361cで電動ファン34の上下左右方向の位置決めをし、そして、ケース本体361とヒートシンク33とで電動ファン34を挟むことによって電動ファン34を固定するようにしたので、電動ファン34をボルト、ナット(図示せず)でケース36に固定する必要が無く、生理食塩水による洗浄によってボルト、ナットが腐食することも無くなり、また、ボルト、ナットを不要にして発光部3の軽量化、組立の簡素化を実現することができる。また、ボルト、ナットが外れて術野に落下するおそれもなくなる。
更に、この実施形態の額帯灯型無影灯1は連結補強部材9(図24参照)を備えているので、発光部3と連結部材6との連結部分の強度が高く、発光部3に外力が加わっても、発光部3と連結部材6との連結部分が破断しにくい。
また、この実施形態では、1枚の回路基板32を用いているので、複数の回路基板を用いる従来例と比べ、ハーネスの数が少なくなり、発光部3を軽量化することができるし、費用も削減できる。なお、この額帯灯型無影灯1はポータブルでありながらも手術に必要な明かりを長時間確保できるので、停電や災害により無影灯や補助灯が使えない状況下において、手術や処置を可能にした。
次に、この発明の図1に示す実施形態の第1変形例を図33、図34に基づいて説明する。
図1に示す実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、図1に示す実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図33、図34に示すように、この変形例の額帯灯型無影灯1では、ケース本体361の両側部にフード(ガイド部)11が設けられている。フード11は排気孔361bから排出される空気をケース36の前方へガイドするので、医師Aの顔側に熱風が吹き付けないようにすることができる。フード11はケース本体361の背面から側面までの部分を覆っている。
この第1変形例では、排気孔361bから排出された空気をフード11によって前方にガイドするので、排気孔361bから排出された空気が医師Aの頭部に直接当たらないようにすることができるとともに、医師Aの脇に立っているスタッフに排気孔361bから排出された空気が直接当たらないようにすることができる。
次に、この発明の図1に示す実施形態の第2変形例を図35、図36に基づいて説明する。
図1に示す実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、図1に示す実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図35、図36に示すように、この変形例の額帯灯型無影灯1では、ケース本体361の両側部にフード(ガイド部)12が設けられている。フード12は排気孔361bから排出される空気をケース36の後方へガイドする。フード12は湾曲した板状であり、ケース本体361の側面を覆っている。
この第2変形例では、排気孔361bから排出された空気をフード12によって後方にガイドするので、医師Aの脇に立っているスタッフに排気孔361bから排出された空気が直接当たらないようにすることができる。
次に、この発明の図1に示す実施形態の第3変形例を図37、図38に基づいて説明する。
図1に示す実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、図1に示す実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図37、図38に示すように、この変形例の額帯灯型無影灯1では、ケース本体361の両側部にフード(ガイド部)13が設けられている。フード13は、湾曲した板状のフード本体131と、フード本体131の下端に結合された遮蔽板132とを有する。フード本体131は湾曲した板状であり、ケース本体361の側面を覆っている。遮蔽板132はフード本体131の下端に結合され、排気孔361bから排出された空気が下方(医師Aの顔の方)に行かないように排気孔361bから排出されて下方へ向かう空気を遮る。
この第3変形例では、排気孔361bから排出された空気をフード12によって後方へガイドするので、医師Aの脇に立っているスタッフに排気孔361bから排出された空気が直接当たらないようにすることができるとともに、排気孔361bから排出された空気が顔の方へ行かないようにすることができる。
次に、この発明の図1に示す実施形態の第4変形例を図39、図40に基づいて説明する。
図1に示す実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、図1に示す実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図39、図40に示すように、この変形例の額帯灯型無影灯401では、ケース本体4361の上面に排気孔361qが形成され、ケース本体4361の上面に2つのフード(ガイド部)14が設けられている。フード14はほぼ塵取状であり、排気孔361qから排出された空気をケース436の前方へガイドする。
この第4変形例では、ケース436から排出された空気の一部をフード14によって前方へガイドするので、ケース436から排出されて医師Aの頭部に直接当たる空気の量を減らすことができる。
1:額帯灯型無影灯、3:発光部、31:発光ダイオード(発光素子)、32:回路基板、32a:導体パターン、32b:パッド、32c:絶縁膜、32d:通し孔、32e:通し孔、32f:通気孔、32g:取付片、32h:通し孔、32i:電線,33:ヒートシンク、33a:雌ねじ、33f:通気孔、34:電動ファン(ファン)、34a:フレーム部、34b:電線、35:レンズ、35a:レンズ部、35b:レンズ部結合部、35c:切欠き、35d:通し孔、36:ケース、361:ケース本体、361a:吸気孔、361b:排気孔、361c:位置決め片、361d:支柱、361e:雌ネジ、361f:凹部、361g:孔、361j:連結片、361k:凹部、361m:孔、361n:通し孔、361p:凹部、361q:排気孔、362:カバー、362a:窓、362b:環状溝、362c:ロック片、362d:爪、37:シール部材、5:装着部、51:ヘッドバンド、511a:調節つまみ、52:サポートバンド、521a:調節つまみ、53:クッション材、54:コード保持部材、54a:キャップ状本体、54b:保持アーム、54c:筒状部、54d:雌ネジ、6:連結部材、61:固定部、62:軸受部、62a:孔、7:ボルト、8:ナット、9:連結補強部材、91:突出片、91a:孔、92:結合片、11,12,13,14:フード(ガイド部)、107:電源部、2107:電源部、108:予備電池、121:電源コード、140:電池ケース、2140:電池ケース、2140a:電源スイッチ、2140b:ライトスイッチ、2140c:調光スイッチ、2140d:傾斜スイッチ、2140e:表示パネル、141:スイッチ、1100:ベルト、A:医師、B:手術台、C:患者、Ca:体表面、Cb:患部、S:腹腔、LR:左右方向、UD:上下方向。

Claims (7)

  1. 発光部と、この発光部を人の頭部に装着するための装着部とを備える額帯灯型無影灯において、
    前記発光部は、
    複数の発光素子と、
    前記発光素子が実装される回路基板と、
    前記回路基板の前記発光素子が実装される面と反対の面に固定されるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの後方に配置される放熱用のファンと、
    前記発光素子の前方に配置されるレンズと、
    前記発光素子、前記回路基板、前記ヒートシンク、前記ファン及び前記レンズを収容するケースとを備え、
    前記ケース外の空気を前記ケース内に吸入する吸気孔が前記ケースに形成され、
    前記吸気孔から吸入された空気を通すための通気孔が、前記ヒートシンク及び前記回路基板に形成され、
    前記ケース内の空気を前記ケース外へ排出する排気孔が前記ケースに形成され、
    前記レンズの前面が、前記ケースの前面部に形成された窓を通じて前記ケース外へ露出している
    ことを特徴とする額帯灯型無影灯。
  2. 前記レンズは、前記発光素子に相対するように配置されるレンズ部と、レンズ部同士を結合するトレイ状のレンズ部結合部とで構成され、
    前記レンズは、前記回路基板の右側部分と左側部分とにそれぞれ相対するように配置され、
    前記トレイ状のレンズ部結合部の外周部からそのレンズ部結合部の外へ空気を逃がすための切欠きが、前記レンズ部結合部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の額帯灯型無影灯。
  3. 前記排気孔から排出された空気を所定方向へガイドするガイド部が、前記ケースに設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の額帯灯型無影灯。
  4. 前記回路基板の左右方向の中央部が後方へ突き出すように前記回路基板が2つに折れ曲がり、前記回路基板の右半分と左半分とのなす角度が約170度である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の額帯灯型無影灯。
  5. 前記ファンが、前記回路基板の右側部分と左側部分とにそれぞれ相対するように配置され、
    前記複数の発光素子の半分が前記回路基板の右側部分に配置され、前記複数の発光素子の残りの半分が前記回路基板の左側部分に配置され、
    前記吸気孔が前記ケースの背面部に配置され、
    前記排気孔が前記ケースの側部から前記背面部にかけて配置され、
    前記回路基板の左右方向の中央部分に前記通気孔が多く配置されている
    ことを特徴とする請求項4記載の額帯灯型無影灯。
  6. 互いに隣接する2つの前記ファンは、それぞれ羽根とこの羽根を収容するケースとを有し、
    2つの前記ファンのうちの一方のファンのケースの外周面の一部と、2つの前記ファンのうちの他方のファンのケースの外周面の一部とが、隙間を介して隣接配置され、
    前記一方のファンのケースの外周面の一部と前記ファンのケースの外周面の一部とに、
    前記吸気孔から吸入した空気を前記回路基板の中央部に集中的に供給する切欠きが形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の額帯灯型無影灯。
  7. 前記装着部は、
    前記頭部の周囲を囲むヘッドバンドと、
    前記ヘッドバンドの一方の側部から前記頭部の頂部を経由して前記ヘッドバンドの他方の側部に達するサポートバンドと、
    前記サポートバンドの中間部に装着され、前記発光部とこの発光部から離して配置された電源部とを電気的に接続する電源コードを保持する第1のコード保持部材と、
    前記ヘッドバンドの後部に装着され、前記電源コードを保持する第2のコード保持部材とを有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の額帯灯型無影灯。
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