JP6124616B2 - 上下2段から成る電線収納体及びこれを用いた電線・ケーブルの布設工法 - Google Patents

上下2段から成る電線収納体及びこれを用いた電線・ケーブルの布設工法 Download PDF

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Description

この発明は、工場や駐車場等の屋内配線において、金属製の樋型本体内にケーブルや電線を入れ、この本体の開口部にカバーを取り付けた電線収納体及び当該電線収納体を用いた電源線及び通信線等の電線・ケーブルの布設工法に関するものである。
図21に示すように、従来、天井下に略水平に配置した直線状の金属線ぴ51をジャンクションボックス52等で接続し、当該ジャックションボックス52において金属線ぴ51内に収納した電線やケーブルの方向転換をしている。これらの部材は、天井に沿って水平に配置された鋼材53から吊り下げられた吊り金具54に支持され、金属線ぴ51の下面等の適所に照明器具55が取り付けられている(特許文献1)。
最近はこの様な駐車場等において、これらの照明などへの電源用の配線(以下電源線という)に加え、警報用、監視用の機器の増加に伴い通信用や制御用の配線(以下弱電線という)が必要になっている。そこで、図22に示すように、照明用の配線のための金属線ぴ51とは別に、火災報知器やスピーカー用の弱電線の配管56を前記吊り金具54を利用して、金属線ぴ51の上方に固定している。
特公平6−18454公報
しかしながら、図22に示すように、複数段に金属線ぴ51や配管56を布設すると、施工が二重になり、費用が掛かると共に、天井に金属線ぴ51や配管56が錯綜し、これらの改修・増設の際も、目的の金属線ぴ51や配管56に近づきにくく、修理等の作業性も悪くなる。また、最近は仕上天井のない、躯体のままの建物が多く出現し、金属線ぴや配管が天井部にむき出しになっているケースが多く見受けられる。このような箇所で前記金属線ぴや配管を後からつぎ足していくと、これらが錯綜し、美観を損なうおそれがある。
この発明は、この従来技術を踏まえて、少ない部材を用いて、組み立てや取り扱いが容易な複数段から成る電線収納体を提供すると共に当該電線収納体を用いた電線・ケーブルの布設工法を提供することを目的としたものである。また、電線収納体を2段構成としたことにより、配線の種類毎に別々に電線収納体や複数の配管を施工する冗長作業を回避し、また、配線の必要時期に応じて、初期収納や改修・増設が容易にできることを目的としたものである。
請求項1の発明は、電線を収納する金属線ぴ及び金属ダクト等の電線収納体であって、断面略コ字型の2個の直線状電線収納体本体を、各開口部が上下に向くように上下に重ね合わせて、断面略H鋼型の直線状の電線収納体本体を形成し、上下に向いた夫々の各開口部をカバーによって夫々塞ぎ、当該上下2段から成る電線収納体相互の長手方向の接続は、隣接する電線収納体の上下段いずれか一方の電線収納体本体の端部内部に、断面コ字型の直線状カップリングを渡して重ね、各隣接する電線収納体に前記カップリングを固定した、上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記電線収納体本体及び上下に向いた夫々の各開口部を塞ぐ各カバーを、略コ字型のカバーバンドを着脱自在に掛け、当該カバーバンドは前記電線収納体本体の長手方向に間隔を空けて複数個設けて電線収納体を一体に固定可能とする、請求項1に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、水平直角方向(L型)への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の一段の電線収納体本体の高さとほぼ同じ高さの略箱型のカップリングの直角方向の各側面に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各一段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一段の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他段の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るL型カバーの両端を被せ、当該各他段の電線収納体本体内は前記各カバーを介してつながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、水平直進及び直角方向(T型)への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の一段の電線収納体本体の高さとほぼ同じ高さの略箱型のカップリングの直進方向及び当該直進方向に対する直角方向の各側面に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各一段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一段の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他段の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るT型カバーの3つの各端部を被せ、当該各他段の電線収納体本体内は前記T型カバーを介してつながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、水平十文字方向(十文字型)への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の一段の電線収納体本体の高さとほぼ同じ高さの略箱型のカップリングの相互に直角な4つの各側面に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各一段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一段の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他段の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成る十文字型カバーの4つの各端部を被せ、当該各他段の電線収納体本体内は前記十文字型カバーを介してつながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向の変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がジャンクションボックスを介してつながる構成であり、水平直角方向(L型)への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の高さを有する略箱型のジャックションボックスの相互に直角方向の各側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各下段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、各上段の電線収納体本体端部の端面に対面する、前記ジャックションボックスの側面を開口し、前記ジャックションボックス内に、前記2段から成る電線収納体の上段の電線収納体本体の位置に合わせて、略水平なセパレータ板を設け、前記上下各段の電線収納体本体内は、各段ごとに前記ジャンクションボックスを介して相互につながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向の変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がジャンクションボックスを介してつながる構成であり、水平直進及び直角方向(T型)への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の高さを有する略箱型のジャックションボックスの直進方向及び当該直進方向に対する直角方向の各側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各下段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、各上段の電線収納体本体端部の端面に対面する、前記ジャックションボックスの側面を開口し、前記ジャックションボックス内に、前記2段から成る電線収納体の上段の電線収納体本体の位置に合わせて、略水平なセパレータ板を設け、前記上下の各段の電線収納体本体内は、各段ごとに前記ジャンクションボックスを介して相互につながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向の変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がジャンクションボックスを介してつながる構成であり、水平十文字方向(十文字型)の方向変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の高さを有する略箱型のジャックションボックスの十文字方向の各側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各下段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、各上段の電線収納体本体端部の端面に対面する、前記ジャックションボックスの側面を開口し、前記ジャックションボックス内に、前記2段から成る電線収納体の上段の電線収納体本体の位置に合わせて、略水平なセパレータ板を設け、前記上下の各段の電線収納体本体内は、各段ごとに前記ジャンクションボックスを介して相互につながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項の発明は、前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向から垂直方向へ立ち下がる方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、略鉤筒型のカップリングの方向の異なる側面の開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各2段から成る電線収納体の各一方の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一方の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他方の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るL型カバーの両端を被せ、当該各他方の電線収納体本体内は前記L型カバーを介してつながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項10の発明は、前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向から垂直方向へ立ち上がる方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、略鉤筒型のカップリングの方向の異なる側面の開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各2段から成る電線収納体の各一方の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一方の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他方の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るL型カバーの両端を被せ、当該各他方の電線収納体本体内は前記L型カバーを介してつながる構成とした、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体とした。
また、請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載された構成の一つないし複数の電線収納体の組み合わせ及び当該電線収納体の組み立てにより電線収納体を作成し、布設する、用途に応じた各種の配線が収納できる上下段2段から成る電線収納体の作成及び布設工法とした。
また、請求項12の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載された構成の一つないし複数の電線収納体の組み合わせ及び当該電線収納体の組み立てにより作成した電線収納体を布設し、用途に応じた各種の配線を当該電線収納体の上下段に分けて収納する、上下2段から成る電線収納体を用いた電線・ケーブルの布設工法とした。
また、請求項13の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載された構成の一つないし複数の電線収納体の組み合わせ及び当該電線収納体の組み立てにより作成した電線収納体を布設し、各種配線の初期収納や改修・増設の必要時期に応じて、上下段夫々異なった時期に、又は同時期に、初期収納や改修・増設工事を行う、上下2段から成る電線収納体を用いた電線・ケーブルの布設工法とした。
請求項1〜2の発明によれば、開口部が上下に向いた断面略H鋼型の電線収納体を用いて、上下2段の電線収納体としているため、各段毎に、弱電用、電源用等の電線やケーブルを種類ごとに分けて収納することができる。従って、設備を設けた後に電線やケーブルを追加する際も、新たに電線収納体を架設することなく、空いている段の電線収納体を用いればよい。
また、後から必要に応じて電線収納体や配管を別々に設ける場合は、複数の電線収納体が天井部分で錯綜する恐れがあるが、この発明の上下2段の電線収納体にしておけば、別途電線収納体や配管を設けることがなく、それぞれ必要となった配線を収納することができ、すっきりしたレイアウトを維持できる。特に、テナント、学校の教室、駐車場等の仕上天井のない構造の建物内での配線には適している。
また、前記断面略H鋼型の電線収納体は、既存の金属線ぴ等の電線収納体を用いて、上下2段の電線収納体を重ね合わせて予め一体にしているため、各電線収納体毎に、弱電用、電源用等の電線やケーブルを種類ごとに分けて収納することができる。しかも、既存の金属線ぴ等の電線収納体を用いて上下2段の電線収納体を一体に設けているため、組立が容易で、かつ、コストを低く抑えることが出来る。
また、請求項3〜5の各発明によれば、上下2段から成る電線収納体の水平方向の方向変換を伴う接続箇所においても、カップリング及びそのカバーと底部部材を用いて、容易に2段それぞれの電線収納体を接続でき、コストがかからず、組立作業の容易な接続構造とすることが出来る。
また、請求項6〜8の各発明によれば、上下2段から成る電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続箇所においても、ジャックションボックス及び底部部材等を用いて、容易に複数段それぞれの電線収納体を接続でき、コストがかからず、組立作業の容易な接続構造とすることが出来る。
また、請求項9及び10の各発明によれば、上下2段から成る電線収納体相互の垂直方向と水平方向の方向変換を伴う接続箇所においても、カップリング及そのカバーの部材を用いて、容易に上下2段それぞれの電線収納体を接続でき、コストがかからず、組立作業の容易な接続構造とすることが出来る。
また、請求項11の発明によれば、請求項1〜10の電線収納体の組み合せ及び当該電線収納体の組立により電線収納体を作成することができるため、建物内の構造や必要とする配線の種類・数量等に応じた、電線収納体を布設することができる。
また、請求項12の発明によれば、請求項1〜10の電線収納体の組み合わせや組み立てにより作成した電線収納体を布設し、用途に応じた各種の配線を、例えば、上段の電線収納体には弱電線を、下段の電線収納体には電源線を収納することができ、電線の種類によって各段の電線収納体に分けて収納ができ、施工作業が容易となる。
また、請求項13の発明によれば、請求項1〜10の電線収納体の組み合わせや組み立てにより作成した電線収納体を布設し、各種配線の初期収納や、改修・増設の必要時期に応じて、上下段夫々異なった時期に、又は同時期に初期収納や改修・増設工事を行うことができる。
(a)図は、この発明の実施の形態例1の直線状の金属線ぴ(カバーバンドを使用)の斜視図であり、(b)図は、直線状の金属線ぴ(カバーバンドを使用しない)の他の態様の斜視図である。 (a)図は、この発明の実施の形態例1の直線状の金属線ぴ(カバーバンドを使用)の正面図であり、(b)図は同直線状の金属線ぴ(カバーバンドを使用しない)の他の態様の正面図である。 この発明の実施の形態例1の2つの直線状の金属線ぴを直線状に接続した正面図である。 この発明の実施の形態例1の2つの直線状の金属線ぴを直線状に接続する直線状カップリングの斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングでL型に接続する分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングでL型に接続し、L型カバーを被せる状態の分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングでL型に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の3本の直線状の金属線ぴをT型カップリングでT型に接続する分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の3本の直線状の金属線ぴをT型カップリングでT型に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴを十文字型カップリングで十文字型に接続する分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴを十文字型カップリングで十文字型に接続した斜視図である この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをジャンクションボックスで水平L型に接続する分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをジャンクションボックスで水平L型に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の3本の直線状の金属線ぴをジャンクションボックスでT型に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の4本の直線状の金属線ぴをジャンクションボックスで水平十文字型に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングで水平方向から立ち下げ方向に接続する分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングで水平方向から立ち下げ方向に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングで水平方向から立ち上げ方向に接続する分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の2本の直線状の金属線ぴをL型カップリングで水平方向から立ち上げ方向に接続した斜視図である。 この発明の実施の形態例1の直線状の金属線ぴ及び各カップリング又はジャンクションボックスで接続した状態を示す斜視図である。 従来の金属線ぴの配置を示す斜視図である。 従来の電線又はケーブルを種類ごとに金属線ぴ又は配管を設けた斜視図である。
以下、この発明の実施の形態例1を図に基づいて説明する。この実施の形態例1では、この発明の直線状の電線収納体の具体例である金属線ぴについて説明する。この金属線ぴAの構成は、図1(a)及び図2(a)に示すように、略断面コ字型の大小の金属線ぴ本体1a及び2aを、各開口が上下に向くように相互に背中合わせに重ねる。そして、夫々の開口部を塞ぐカバー1b及び2bを夫々取り付け、上下二つの金属線ぴ本体1a、2a及び各カバー1b及び2bごと、金属製の略コ字型のカバーバンド3で着脱自在に固定する。
このカバーバンド3は、弾性により、各金属線ぴ本体1a、2a及びカバー1b,2bに圧着される。また、このカバーバンド3は金属線ぴ本体1a及び2aの長手方向に沿って一定間隔で複数取り付ける。この様にして、既存の二個の金属線ぴ1、2が一体に設けられ、これを前記吊り金具(図示省略)で支持するものである。
また、この様に2個の金属線ぴ本体1a及び2aを夫々の開口部が上下に向くように重ね合わせたものに替えて、図1(b)及び図2(b)に示すように、最初から上方、下方に開口部が設けられた断面略H鋼型の金属線ぴAにしても良い。また、金属線ぴ本体1a及び2aの上下の各開口部付近及び各カバー1b及び2bの端縁を相互に嵌合する構造にすると、各カバー1a及び1bは、金属線ぴ本体1a及び2aの開口部に被せるだけで、相互に嵌合し、カバーバンド3を設けなくても、むやみにカバー1b及び2bが開かない一体構造とすることもできる。
また、2つの直線状の金属線ぴAを接続するには、図3に示すように、2つの直線状の金属線ぴAを直線状に並べ、隣接する下部の各金属線ぴ本体1a、1aの端部に断面コ字型の直線状カップリング13(図4参照)を渡して重ね、各金属線ぴ本体1の端部ごとに直線状カップリング13とネジで固定する。
これにより、隣接する上部の各金属線ぴ本体2は直線状カップリング13で接続しなくても、2つの金属線ぴAは連結される。
また、2個の直線状の金属線ぴAを水平直角に折り曲げて接続するL型の分岐カプリングBについて、図5〜図7に示す。
まず、L型の分岐カプリングBは、一段の金属線ぴ本体1a又は2aと略同じ高さの略箱型の分岐カップリング本体4の直角な側面に穿った開口の周囲から断面コ字型のガイド腕4aを突出させた、従来から使用しているものを用いる。また、前記分岐カップリング本体4は底板4bを取り付け、これらを貫通するボルト、ナットで固定する(図示省略)。
そして、前記各ガイド腕4aを、前記2個の直線状の金属線ぴAの各下段の金属線ぴ本体1aの端部内に嵌め入れる。これにより、各下段の金属線ぴ本体1aは分岐カップリング本体4を介してつながっている。そして、図6に示すように、これらの金属線ぴAの上段の金属線ぴ本体2aの端部には一定長カバー2bがない。これらのカバー2bのない2個の金属線ぴ本体2aの上に断面コ字型で中央が直角に折り曲がったL型カバー5を被せる。なお、カバー2bを各金属線ぴ本体2aの端部まで設け、このカバー2bの上からL型カバー5を被せても良い。
この被せたL型カバー5は、2個の金属線ぴ本体2aにその両側が支持され、前記分岐カプリング本体4の上に、空間を設けて被せられるが、当該空間は直角に位置する2個の金属線ぴ本体2a内の空間とつながっている。そして、当該L型カバー5の両側にも前記カバーバンド3を被せ、2段の金属線ぴ1,2と一体に固定される。
次に、3個の直線状の金属線ぴAを水平直線方向及び直角方向に折り曲げて接続するT型の分岐カプリングCについて、図8及び図9に示す。
まず、T型の分岐カプリングCは、略変則6角形の箱型の分岐カップリング本体6の夫々直角を成す側面に開口を設け、当該各開口の周囲から断面コ字型のガイド腕6aを三方に突出させた、従来から使用しているものを用いる。また、前記分岐カップリング本体6は底板6bを取り付け、これらを貫通するボルト、ナットで固定する(図示省略)。
そして、前記各ガイド腕6aを、前記3個の直線状の金属線ぴAの各下段の金属線ぴ本体1aの端部内に嵌め入れる。これにより、各下段の金属線ぴ本体1aは分岐カップリング本体6を介してつながっている。そして、図8に示すように、これらの各金属線ぴAの上段の金属線ぴ本体2aの端部には一定長カバー2bがない。そして、これらのカバー2bのない3個の金属線ぴ本体2aの上に断面コ字型で中央から直角に突出したT型カバー7を被せる。なお、カバー2bを各金属線ぴ本体2aの端部まで設け、このカバー2bの上からT型カバー7を被せても良い。
この被せたT型カバー7は、3個の各金属線ぴ本体2aに3方の各端部を支持され、前記分岐カプリング本体6の上に、空間を設けて被せられるが、当該空間はT型に位置する3個の金属線ぴ本体2a内の空間とつながっている。そして、当該T型カバー7の3方にも前記カバーバンド3を被せ、2段の金属線ぴ1,2と一体に固定される。
次に、4個の直線状の金属線ぴAを水平十字方向に接続する十文字型の分岐カプリングDについて、図10及び図11に示す。
まず、十文字型の分岐カプリングDは、略角形の箱型の分岐カップリング本体14の夫々直角を成す側面に開口を設け、当該各開口の周囲から断面コ字型のガイド腕14aを四方に突出させた、従来から使用しているものを用いる。また、前記分岐カップリング本体14は底板14bを取り付け、これらを貫通するボルト、ナットで固定する(図示省略)。
そして、前記各ガイド腕14aを、前記4個の直線状の金属線ぴAの各下段の金属線ぴ本体1aの端部内に嵌め入れる。これにより、各下段の金属線ぴ本体1aは分岐カップリング本体14を介してつながっている。そして、図10に示すように、これらの各金属線ぴAの上段の金属線ぴ本体2aの端部には一定長カバー2bがない。そして、これらのカバー2bのない個の金属線ぴ本体2aの上に断面コ字型で4方に突出した十文字型カバー15を被せる。なお、カバー2bを各金属線ぴ本体2aの端部まで設け、このカバー2bの上からT型カバー7を被せても良い。
この被せた十文字型カバー15は、個の各金属線ぴ本体2aに4方の各端部を支持され、前記分岐カプリング本体14の上に、空間を設けて被せられるが、当該空間は十文字型に位置する4個の金属線ぴ本体2a内の空間とつながっている。そして、当該十文字型カバー15の4方にも前記カバーバンド3を被せ、2段の金属線ぴ1、2と一体に固定される。
次に、2個の直線状の金属線ぴAを水平直角に折り曲げて接続するL型のジャックションボックスEについて、図12及び図13に示す。
まず、L型のジャンクションボックスEは、底板のないボックス型の本体8の直角を成す側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕8aを突出させたものを用いる。また、この本体8は底板8bを取り付け、これらをボルト、ナットで固定する(図示省略)。さらに、前記ガイド腕8aの天板と略同じ高さで、本体内部の上下を2分するセパレータ板8cを本体8内部に略水平に設けたものである。
そして、2個の各直線状の金属線ぴAの下段の金属線ぴ本体1aの端部内に前記各ガイド腕8aを嵌め入れる。そして、各上下段から成る金属線ぴの各上段の金属線ぴ本体2aの端面に対面する、前記ジャックションボックス本体8の側面を開口して使用する。これにより、直角な2個の金属線ぴAの下段の各金属線ぴ本体1a内はジャンクションボックスEの本体8の下部でつながっており、また、上段の各金属線ぴ本体2a内はジャンクションボックスEの本体8の上部でつながっている。
また、図14は3個の直線状の金属線ぴAを水平直線方向及び直角方向に折り曲げて接続するT型のジャックションボックスFを示す。また、図15は4個の直線状の金属線ぴAを十文字方向に折り曲げて接続する十文字型のジャックションボックスGを示す。
これらのT型のジャンクションボックスF及び十文字型のジャンクションボックスGの場合も、上記L型のジャンクションボックスEの場合と同様に、各側面下部から突出したガイド腕を上下2段の直線状の金属線ぴAの下段の金属線ぴ本体1aの端部に挿入し、各金属線ぴAの上段の金属線ぴ本体2aと対向する側面上部を開口する。
これにより、上下各段の金属線ぴ本体1a及び2aは当該ジャンクションボックスF、Gの上下部分をそれぞれ介して、T型又は十文字型に接続される。
次に、2個の直線状の金属線ぴAを水平から直角に折り曲げて立ち下げ接続するL型の分岐カップリンHについて、図16及び図17に示す。
L型分岐カップリングHの鍵筒型の本体9は、図16に示すように、側面及び底面から断面コ字型のガイド腕9aを夫々突出しており、これらの2個のガイド腕9aの開口部は夫々内側に向いており、これらの各ガイド腕9aの開口部を断面L字型の鍵片カバー9bで被覆自在となっている。
そして2個の直線状の金属線ぴAの各外側の段の金属線ぴ本体1a及び2aのカバー1b及び2bを、金属線ぴ本体1a及び2aの端部から一定長外した状態にし、前記本体9の各ガイド腕9aを夫々直線状の金属線ぴAの各内側の段の金属線ぴ本体1aの端部に嵌め入れる。
その後、前記カバー1bのない内側の段の金属線ぴ本体1a箇所に前記鍵片カバー9bを被せ、また、前記カバー2bのない外側の金属線ぴ本体2a箇所に、断面コ字型で鍵型をなすL型カバー10の両端を被せる。また、図17に示すように、このL型カバー10の両端で各金属線ぴA及び鍵片カバー9bごとカバーバンド3で固定する。なお、カバー1b及び2bを各金属線ぴ本体1a及び2aの端部まで設け、これらのカバー1b及び2bの上から鍵片カバー9b及びL型カバー10を被せても良い。
これにより、L型カバー10の両端は金属線ぴ本体2aの開口部端縁に支持され、角部は本体9の角部から浮き、外側の2個の金属線ぴ本体2a相互はL型カバー10内でつながり、また、内側の2個の金属線ぴ本体1a相互は、本体9内でつながっている。
次に、2個の直線状の金属線ぴAを水平方向から垂直方向に立ち上げて接続するL型の分岐カップリンIについて、図18及び図19に示す。
L型分岐カップリングIの鍵筒型の本体11は、図18に示すように、側面及び上面から断面コ字型のガイド腕11aを夫々突出しており、これらの2個のガイド腕11aの開口部は外側に向いている。
そして、2個の直線状の金属線ぴAの各内側の段の金属線ぴ本体2aのカバー2bを、金属線ぴ本体2aの端部から一定長外した状態にし、前記本体11の各ガイド腕11aを夫々直線状の金属線ぴAの各外側の段の金属線ぴ本体1aの端部に嵌め入れる。
その後、前記カバー2bのない内側の段の金属線ぴ本体2a箇所に断面コ字型で鍵型をなすL型カバー12の両端を被せる。また、このL型カバー12の両端で各金属線ぴAごとカバーバンド3で固定する。なお、カバー2bを各金属線ぴ本体2aの端部まで設け、これらのカバー2bの上からL型カバー12を被せても良い。
これにより、L型カバー12の両端は金属線ぴ本体2aの開口部端縁に支持され、角部は本体11の角部から浮き、内側の2個の金属線ぴ本体2a相互はL型カバー12内でつながり、また、外側の2個の金属線ぴ本体1a相互は、本体11内でつながっている。
上記実施の形態例では、既存の(1段の)直線状金属線ぴ本体を上下に重ね合わせたものを利用しているため、方向変換時に必要な部材も既存のカップリングやジャンクションボックスの流用ができ、作業面、コスト面において一層有利となる。
なお、金属線ぴ本体、分岐カップリングやジャンクションボックスの形状も、上記実施の形態例に限るものではない。
上記の直線状の金属線ぴAを上記分岐カップリングやジャンクションボックスを用いて接続した状態を図20に示す。この様にこの発明の上下2段から成る金属線ぴを用いることにより、電源線と弱電線を上下段に分けて配線することが出来る。そして、当該2段から成る金属線ぴ自体に監視カメラ、スピーカ、スポットライト等を吊り下げることが出来る。
従って、仕上天井のない建物から成る、駐車場、学校の教室、テナントビル等の屋根の吹き抜け部分に、当該2段から成る金属線ぴを縦横に這わせても、美感上も、施工上も極めて有効である。
また、この様にするには、直線状の金属線ぴAを複数個組み立て、それらを天井から水平に吊り下げ、水平L型、水平T型、水平十文字型に曲げる箇所には、各分岐カップリング又はジャンクションボックスを取り付け、また、立ち上げ、立ち下げにはそれぞれのL型カップリングを用いて、これら金属線ぴの組み合わせから成る構造体を布設する。
次に、下段の金属線ぴ本体1aに電源線を収納し、上部の金属線ぴ本体2aには弱電線を挿入し、直線状の金属線ぴ部にはカバー並びにカバーバンド、各カップリング又はジャンクションボックスには、底板並びにカバーを取り付ることにより各電線を被覆する。
金属線ぴ本体1aに電源線を収納し、後日、空きとなっている金属線ぴ本体2aに弱電線を収納する場合は、カップリングやジャンクションボックスの当該カバーを外すだけで簡単に収納できる。この場合、必要に応じて、金属線ぴAのカバー2bも数か所外すことにより収納施工がより容易となる。また、金属線ぴ本体2aに、後日さらに種類の異なる弱電線を収納する場合も、上記と同様に行うことができる。
次に、金属線ぴ本体2aに弱電線を収納し、後日、空きとなっている金属線ぴ本体1aに電源線を収納する場合の施工方法について説明する。
金属線ぴ1を構成する直線状金属線ぴ本体1aやカップリング、ジャンクションボックスにカバーや底板が取り付けられていない場合は、電源線を収納後当該カバーや底板をつけ、また、カバーバンド3で固定するだけで容易に収納施工が行える。
また、金属線ぴ本体1を構成する直線状金属線ぴ本体1aやカップリングにカバーや底板が取り付けられている場合は、収納箇所のカップリングやジャンクションボックスの底板を外すことにより容易に電源線を収納できる。この場合は、直線状金属線ぴ本体1aのカバーも必要箇所だけ選択して外すことにより、作業が一層容易になる。
また、収納されている電源線の一部区間を新たな電源線に置き換える改修工事では、当該区間のジャンクションボックスやカップリングの底板を外し、ジャンクションボックス内で新旧を接続することが容易にできる。
なお、電源線、弱電線の初期収納や改修・増設の布設工法は、上記実施の形態例に限るものではない。
上記では、金属線ぴを実施の形態例としたが、電線収納を目的とした金属ダクトに対しても、本発明は同様に適用できる。
A 直線状の金属線ぴ B L型の分岐カプリング
C T型の分岐カプリング D 十文字型の分岐カップリング
E L型のジャックションボックス
F T型のジャンクションボックス
G 十文字型のジャンクションボックス
H 立ち下げL型の分岐カップリング
I 立ち上げL型の分岐カップリング
1 金属線ぴ 1a 金属線ぴ本体
1b カバー 2 金属線ぴ
2a 金属線ぴ本体 2b カバー
3 カバーバンド 4 分岐カップリング本体
4a ガイド腕 4b 底板
5 L型カバー 6 分岐カップリング本体
6a ガイド腕 6b 底板
7 T型カバー 8 ボックス型の本体
8a ガイド腕 8b 底板
8c セパレータ板 9 鍵筒型の本体
9a ガイド腕 9b 鍵片カバー
10 L型カバー 11 鍵筒型の本体
11a ガイド腕 12 L型カバー
13 直線状カップリング 14 分岐カップリング本体
14a ガイド腕 14b 底板
15 十文字型カバー

Claims (13)

  1. 電線を収納する金属線ぴ及び金属ダクト等の電線収納体であって、断面略コ字型の2個の直線状電線収納体本体を、各開口部が上下に向くように上下に重ね合わせて、断面略H鋼型の直線状の電線収納体本体を形成し、
    上下に向いた夫々の各開口部をカバーによって夫々塞ぎ、
    当該上下2段から成る電線収納体相互の長手方向の接続は、隣接する電線収納体の上下段いずれか一方の電線収納体本体の端部内部に、断面コ字型の直線状カップリングを渡して重ね、各隣接する電線収納体に前記カップリングを固定したことを特徴とする、上下2段から成る電線収納体。
  2. 前記電線収納体本体及び上下に向いた夫々の各開口部を塞ぐ各カバーを、略コ字型のカバーバンドを着脱自在に掛け、当該カバーバンドは前記電線収納体本体の長手方向に間隔を空けて複数個設けて電線収納体を一体に固定可能とすることを特徴とする、請求項1に記載の上下2段から成る電線収納体。
  3. 前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、
    水平直角方向への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の一段の電線収納体本体の高さとほぼ同じ高さの略箱型のカップリングの直角方向の各側面に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各一段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一段の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他段の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るL型カバーの両端を被せ、当該各他段の電線収納体本体内は前記各カバーを介してつながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  4. 前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、
    水平直進及び直角方向への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の一段の電線収納体本体の高さとほぼ同じ高さの略箱型のカップリングの直進方向及び当該直進方向に対する直角方向の各側面に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各一段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一段の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他段の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るT型カバーの3つの各端部を被せ、当該各他段の電線収納体本体内は前記T型カバーを介してつながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  5. 前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向の方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、
    水平十文字方向への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の一段の電線収納体本体の高さとほぼ同じ高さの略箱型のカップリングの相互に直角な4つの各側面に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各一段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一段の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他段の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成る十文字型カバーの4つの各端部を被せ、当該各他段の電線収納体本体内は前記十文字型カバーを介してつながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  6. 前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向の変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がジャンクションボックスを介してつながる構成であり、
    水平直角方向への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の高さを有する略箱型のジャックションボックスの相互に直角方向の各側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各下段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、各上段の電線収納体本体端部の端面に対面する、前記ジャックションボックスの側面を開口し、前記ジャックションボックス内に、前記2段から成る電線収納体の上段の電線収納体本体の位置に合わせて、略水平なセパレータ板を設け、前記上下各段の電線収納体本体内は、各段ごとに前記ジャンクションボックスを介して相互につながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  7. 前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向の変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がジャンクションボックスを介してつながる構成であり、
    水平直進及び直角方向への変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の高さを有する略箱型のジャックションボックスの直進方向及び当該直進方向に対する直角方向の各側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各下段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、各上段の電線収納体本体端部の端面に対面する、前記ジャックションボックスの側面を開口し、前記ジャックションボックス内に、前記2段から成る電線収納体の上段の電線収納体本体の位置に合わせて、略水平なセパレータ板を設け、前記上下の各段の電線収納体本体内は、各段ごとに前記ジャンクションボックスを介して相互につながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  8. 前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向の変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がジャンクションボックスを介してつながる構成であり、
    水平十文字方向の方向変換を伴う接続は、前記上下2段から成る電線収納体の高さを有する略箱型のジャックションボックスの十文字方向の各側面下部に穿った開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各上下2段から成る電線収納体の各下段の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、各上段の電線収納体本体端部の端面に対面する、前記ジャックションボックスの側面を開口し、前記ジャックションボックス内に、前記2段から成る電線収納体の上段の電線収納体本体の位置に合わせて、略水平なセパレータ板を設け、前記上下の各段の電線収納体本体内は、各段ごとに前記ジャンクションボックスを介して相互につながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  9. 前記上下2段から成る直線状の電線収納体相互の水平方向から垂直方向へ立ち下がる方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、
    略鉤筒型のカップリングの方向の異なる側面の開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各2段から成る電線収納体の各一方の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一方の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他方の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るL型カバーの両端を被せ、当該各他方の電線収納体本体内は前記L型カバーを介してつながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  10. 前記上下2段からなる直線状の電線収納体相互の水平方向から垂直方向へ立ち上がる方向変換を伴う接続は、各電線収納体本体端部がカップリングを介してつながる構成であり、
    略鉤筒型のカップリングの方向の異なる側面の開口の周囲から夫々断面コ字型のガイド腕を突出し、当該各ガイド腕を、前記各2段から成る電線収納体の各一方の電線収納体本体端部内に夫々嵌め入れ、当該各一方の電線収納体本体内は前記カップリングを介してつながり、各他方の電線収納体本体端部に、断面コ字型から成るL型カバーの両端を被せ、当該各他方の電線収納体本体内は前記L型カバーを介してつながる構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の上下2段から成る電線収納体。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載された構成の一つないし複数の電線収納体の組み合わせ及び当該電線収納体の組み立てにより電線収納体を作成し、布設することを特徴とする、用途に応じた各種の配線が収納できる上下段2段から成る電線収納体の作成及び布設工法。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載された構成の一つないし複数の電線収納体の組み合わせ及び当該電線収納体の組み立てにより作成した電線収納体を布設し、用途に応じた各種の配線を当該電線収納体の上下段に分けて収納することを特徴とする、上下2段から成る電線収納体を用いた電線・ケーブルの布設工法。
  13. 請求項1〜10のいずれかに記載された構成の一つないし複数の電線収納体の組み合わせ及び当該電線収納体の組み立てにより作成した電線収納体を布設し、各種配線の初期収納や改修・増設の必要時期に応じて、上下段夫々異なった時期に、又は同時期に、初期収納や改修・増設工事を行うことを特徴とする、上下2段から成る電線収納体を用いた電線・ケーブルの布設工法。
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